JP6708449B2 - 直線変位測定装置のスケール保持構造 - Google Patents

直線変位測定装置のスケール保持構造 Download PDF

Info

Publication number
JP6708449B2
JP6708449B2 JP2016057663A JP2016057663A JP6708449B2 JP 6708449 B2 JP6708449 B2 JP 6708449B2 JP 2016057663 A JP2016057663 A JP 2016057663A JP 2016057663 A JP2016057663 A JP 2016057663A JP 6708449 B2 JP6708449 B2 JP 6708449B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scale
rubber
adhesive
holder
displacement measuring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016057663A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017173058A (ja
Inventor
一志 菊池
一志 菊池
将 荻原
将 荻原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitutoyo Corp
Original Assignee
Mitutoyo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitutoyo Corp filed Critical Mitutoyo Corp
Priority to JP2016057663A priority Critical patent/JP6708449B2/ja
Publication of JP2017173058A publication Critical patent/JP2017173058A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6708449B2 publication Critical patent/JP6708449B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Description

本発明は直線変位測定装置に関し、具体的には、スケールをスケールホルダに保持するためのスケール保持構造に関する。
各種産業機械において精密な位置制御を行うため、変位測定装置、いわゆるエンコーダが利用される。直線変位測定装置100を図1に示す。直線変位測定装置100は、長手状のスケール部200と、スケール部200に対して相対的にスライド移動可能に設けられたスライダ300と、を有する。
直線変位測定装置100は、例えば、移動ステージ90に取り付けられる。移動ステージ90が、基台91と、基台91に対してスライド移動可能なステージ92と、で構成されているとする。このとき、スケール部200がステージ92の側端面にネジ止めされ、スライダ300が基台91にネジ止めされる。
この構成により、基台91に対するステージ92の相対変位が精密に測定される。
図2は、図1中のII−II線断面図である。
スケール部200は、長手状のスケール210(図2参照)と、スケール210を収容するスケールホルダ220と、を備える。スケール210は、主としてガラス基板で構成されており、測長軸方向に目盛りが形成されている。光電式の例でいうと目盛りは回折格子である。
スケールホルダ220は中空かつ長尺状であり、例えばアルミニウム等の(軽量の)金属製であることが多い。スケールホルダ220は、その側面に軸方向に沿ったスリット222を有し、このスリット222を介して内側と外側とが繋がっている。スケールホルダ220には、取り付け固定用の孔13が複数穿設されており、この孔13によりスケールホルダ220はステージ92にネジ止めされる。
スケール210は、スケールホルダ220の内部において、スケールホルダ220に形成されたスケール保持用の溝240(以後、スケール保持溝と称する)に嵌め込まれた状態で保持されている。
スライダ300は、スケールホルダ220の長手方向に相対移動可能に設けられており、スケール210に対する相対変位量あるいは相対位置を検出する。
スライダ300は、スケール210上をスケール210に沿って走行する走行体400と、スケールホルダ220の外部にあってスケール部200に沿ってスライド移動するキャリッジ部310と、走行体400とキャリッジ部310とを連結する連結手段500と、を備える。
この構成において、ステージ92がスライド移動すると、これに伴ってスケール部200とキャリッジ部310とが相対変位する。連結手段500によってキャリッジ部310と走行体400とが連結されているので、キャリッジ部310とともに走行体400がスケール210に対して相対移動する。このとき、検出部がスケール210に対する相対変位量を検出し、外部に出力する。
ところで、スケールホルダ220は中空かつ長尺状であり、例えばアルミニウム等の(軽量の)金属製であることが多い。
一方、スケール210は主としてガラス基板で構成されている。
スケール210とスケールホルダ220とでは材質が異なるわけであるから熱膨張係数が異なる。例えば、長尺のスケール210を考えると、保障温度内でも両者にはミリメートル単位の伸縮差が生じる。
近年ではスケール210が3mを超えるような長尺化の傾向にある。直線変位測定装置100の保管保障温度は−20℃から70℃の範囲であるが、この場合、保障温度内でも両者には両端で1.5mm程度の伸縮差が生じる。
したがって、スケール210をスケールホルダ220に取り付けるにあたっては、完全に固定しまうのではなく、ある程度伸縮差を許容できるようにしておく必要がある。
図2からスケール210とスケールホルダ220とを抜き出して図3に示す。
また、図3のIV−IV線断面図を図4に示した。
前述の通り、スケール210は、スケールホルダ220に形成されたスケール保持溝240に嵌め込まれた状態で保持されている。このとき、細い円柱状の丸ゴム250がスケールホルダ220とスケール210との間に押し込まれる。
図4に示されるように、丸ゴム250は測長方向に所定のピッチPで配設される。
ゴム250の弾性によって、スケール210がスケールホルダ220に押し付けられ(付勢され)、スケール210がスケールホルダ220にしっかりと保持される。このとき、ゴム250は弾性変形できるので、スケールホルダ220とスケール210との間の伸縮差が許容される。
なお、伸縮の基点となる固定点を決めるため、スケールホルダ220とスケール210とは一箇所だけ接着剤260で固着されている(図4参照)。この接着剤260は、伸縮したりせず、スケールホルダ220とスケール210とを堅固に固着するものなので固定点接着剤260と称することにする。
特開2004−301541号公報
前述のように近年スケールが長尺化している。例えば、3m程度の長尺のスケール210が求められることがある。この長尺のスケール210をスケールホルダ220に保持し、例えば35G程度の耐衝撃性を確保したいとすると、必要になる丸ゴム250の数は計算で求まる。
ここで、計算通りに丸ゴム250を配置すれば耐衝撃性を確保できるのであるが、別の問題が発生することが分かった。
3mの長尺スケールを押さえるとなると、丸ゴム250の数がかなりの数になる。スケール210に対してスケールホルダ220が相対的に伸長(あるいは縮小)するとき、もちろん、丸ゴム250は変形する。その後、スケールホルダ220が縮小(あるいは伸長)するとき、丸ゴム250が完全に元に復元すればよいが、丸ゴム250に歪みが残ることがある。
これは、おそらく、スケール210とスケールホルダ220とが伸縮するとき、スケール210とゴム250との間、あるいは、スケールホルダ220とゴム250との間にわずかな滑りが発生し、これが歪みとして残るためと考えられる。特に、スケール210とスケールホルダ220との伸縮差が大きいと、この滑りが発生しやすくなると考えられる。
ゴム250に歪みが残ると、スケール210の軸方向に力が掛かる。ゴム250の数が少なければ問題にならないかもしれないが、ゴム250の数が増えてくるとスケール210を歪ませる要因になる。
スケール210の歪みは測定誤差の要因となり、看過することはできない。しかし、単純にゴム250の数を減らすことはできない。
ゴム250の数を減らしてしまうと耐衝撃性が不十分となり、スケール210がスケールホルダ220から浮き上がったりすると、やはり測定誤差の原因になる。
本発明の目的は、スケールの保持構造において、ゴムの残留歪みでスケールが歪まないようにしながらも十分な耐衝撃性を維持できるスケール保持構造を提供することにある。
本発明の直線変位測定装置は、
長手状のスケール部と、前記スケール部に対して相対的にスライド移動可能に設けられたスライダと、を備え、前記スケール部に対する前記スライダの相対変位量あるいは相対位置を検出する直線変位測定装置であって、
前記スケール部は、長手状のスケールと、前記スケールを収容するスケールホルダと、を備え、前記スケールは、前記スケールホルダの内部において、前記スケールホルダに形成されたスケール保持用の溝に嵌め込まれた状態で保持されており、
前記スケール保持用の溝内において、前記スケールホルダと前記スケールとの間には、ゴムと接着剤とが配置され、
前記接着剤は前記ゴムと前記ゴムとの間にあって、前記ゴムと前記接着剤とはそれぞれ所定のピッチで配置されている
ことを特徴とする。
本発明では、
前記ゴムと前記接着剤とは交互に配置されている
ことが好ましい。
本発明では、
前記ゴムは、所定長さの細長い丸ゴムであり、
1つの前記接着剤の長さは、前記ゴムの配置ピッチの二分の一以下であり、
前記接着剤は前記ゴムと干渉しない
ことが好ましい。
本発明では、
前記ゴムの弾性定数は、5〜10[N/mm]であり、
前記接着剤の弾性定数は15〜20[N/mm]である
ことが好ましい。
例えば、ゴムの弾性定数を7〜9[N/mm]、より具体的には8.4[N/mm]としてもよい。
また、例えば、接着剤の弾性定数を16〜18[N/mm]、より具体的には17.2[N/mm]にしてもよい。
本発明では、
前記接着剤の伸び率は、180〜220[%]である
ことが好ましい。
本発明では、
前記スケールホルダは、アルミニウムあるいはアルミニウムを主成分とする合金で形成され、
前記スケールはガラスで構成されている
ことが好ましい。
本発明のスケール保持構造は、
直線変位測定装置のスケール部において、スケールホルダの内部にスケールを保持するスケール保持構造であって、
前記スケールは、前記スケールホルダの内部において、前記スケールホルダに形成されたスケール保持用の溝に嵌め込まれた状態で保持されており、
前記スケール保持用の溝内において、前記スケールホルダと前記スケールとの間には、ゴムと接着剤とが配置され、
前記接着剤は前記ゴムと前記ゴムとの間にあって、前記ゴムと前記接着剤とはそれぞれ所定のピッチで配置されている
ことを特徴とする。
直線変位測定装置を本実施形態の取付け具で移動ステージに取り付けた状態を示す図である。 図1中のII−II線における断面図である。 図2からスケールとスケールホルダとを抜き出した詳細図である。 図3のIV−IV線断面図を示す図である。 第1実施形態を説明するための図である。 ゴムと補強接着剤の配置の変形例を示す図である。
本発明の実施形態を図示するとともに図中の各要素に付した符号を参照して説明する。
(第1実施形態)
図5は、スケール保持構造を示す図である。
図5は、図4に対応する図であり、スケール210はスケールホルダ220のスケール保持溝240に嵌っている。
ただし、丸ゴム250だけでスケール210を保持するのではなく、接着剤270を併用している点に特徴がある。すなわち、スケール210をスケールホルダ220に押し付けて保持するのにはゴム250の弾性が必要であるから必要な個数のゴム250も使い、併せて、弾性が小さい接着剤270をスケール保持溝240に配置してスケール210とスケールホルダ220との間を接着することとする。
これにより、要求される耐衝撃性に対し、すべてをゴム250の押し付け力(付勢力)でカバーするのではなく、耐衝撃性の一部はゴム250でカバーしつつも、残りを接着剤270で持たせるようにする。この接着剤270はスケール保持を補強する役目をもつことから、この接着剤270を補強接着剤270と称することにする。
補強接着剤270としては、例えば、シリコーン系接着剤を利用でき、例えば、信越化学工業株式会社のシリコーン系接着剤であるKE−4897(製品番号)が好適である。シリコーン系接着剤には、常温硬化型と加熱硬化型があるが、加熱によるスケールの伸びを考慮して、常温硬化型が望ましい。
参考としてKE−4897の特性を表に示す。
補強接着剤270を選択する際のポイントの一点目は、硬化したときでもスケール210とスケールホルダ220との伸縮差を許容できるように変形可能な材質のものである。
硬化したときの伸び率が180〜220[%]程度あることが好ましい。
補強接着剤270を選択する際のポイントの二点目は、硬化したときに弾性が弱いことである。
スケール210とスケールホルダ220とに伸縮差が発生した場合でもスケール210に軸方向の過剰な力が掛からないようにするためである。
弾性定数が15〜20[N/mm]であることが好ましい。
補強接着剤270を選択する際のポイントの三点目は、硬化前の液状の段階で粘性が高いことである。
補強接着剤270とゴム250とによってスケール210とスケールホルダ220とを保持する必要があるが、単に堅固に保持すればよいわけではなく、両者の伸縮差を許容する必要がある。
例えば、スケール210とスケールホルダ220との間が全面的に補強接着剤270で接着されてはいけない。これでは両者の伸縮差が許容されず、スケールホルダ220の伸縮に伴ってスケール210に軸方向に過剰な力が掛かってしまう。
前述のように、長尺のスケール210にあっては末端で1.5mmの伸縮差が生じることがあるが、全面的に接着剤が付着してしまってはこれだけの伸縮差を許容することはできない。
そのため、力学的な計算に基づき、ゴム250および補強接着剤270の配置はある程度決まってくる。
ここで、表2にスケール210の長さに応じて好適なゴム250および補強接着剤270の配置の例を示す。
表2中のゴム250のピッチPG、補強接着剤270のピッチPA、補強接着剤270の長さLAは、図5中の符号に対応している。
なお、ゴム250の硬度を50°、スケール210はガラス基板で幅が4.8mmのものとした。
このように、ゴム250と補強接着剤270とは交互にそれぞれ所定のピッチで配置され、1つの補強接着剤270の長さもある程度決まってくる。したがって、補強接着剤270はある程度の粘性を有し、設計通りの位置に留まる必要がある。
逆に、粘性が低すぎて流れてしまうようではいけない。
ここで、もっとも単純に考えると、スケール保持溝240の底に全体的に接着剤を流し込み、それからスケール保持溝240にスケール210やゴム250を押し込む構造を採用しそうなものである。しかし、まず第1に、これでは前述したように、スケール210とスケールホルダ220との伸縮差を許容することができなくなる。
スケール210の長さが一義的に決まっていれば、好適な特性の接着剤を選んでくることも可能かもしれないが、長尺のスケール210としては、1mから3m、さらにはそれ以上の長さがあるのであり、スケール210の長さごとに接着剤の種類を変えるというのは融通が利かない。それよりは、本実施形態のように、ゴム250と接着剤270とを併用し、それぞれのピッチや接着剤長さを変化させることで対応した方が製造工程を考える上で実際的である。
第2に、スケール保持溝240の底に全面的に接着剤を流しこむと、これを硬化させることが極めて難しくなる。
したがって、本実施形態においても、スケール210の前面とスケール保持溝240の側面との間に補強接着剤270を配置しているのである。
なお、表2中で、ゴム250がカバーする耐衝撃性と補強接着剤270がカバーする耐衝撃性とを足すと要求値を若干超えるようにしてあるのは、性能に余裕を持たせるためである。
最後に、補強接着剤270を選択する際のポイントとしては、速乾性を有することが好ましい。
補強接着剤270はスケール保持溝240に配設されるのであるので、空気に触れにくく乾燥しにくい。場合によっては、熱硬化性や光(紫外線)硬化性があってもよいし、嫌気性接着剤でもよい。
このように本実施形態では、スケール保持構造を構成にするにあたってゴム250だけでなく補強接着剤270も併用するようにした。
ゴム250の数が少なくなるので、仮にゴム250に残留歪みが残ったとしても、ゴム250の残留歪みに起因してスケール210の軸方向に過剰な力が掛かることはない。
したがって、長尺の直線変位測定装置100でありながらも、温度保障範囲が広く、かつ、高い精度保障もできる直線変位測定装置100とできる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
ゴム250の位置をある程度固定しておくため、ゴム250に接着剤を付けてもよい。すなわち、ゴム250とスケール210との間、あるいは、ゴム250とスケールホルダ220との間を接着剤でとめるようにしてもよい。
この接着剤は、ゴム250が動かないようにすればよいのであるから特段に材質は限定されないが、例えば、信越化学工業株式会社のシリコーン系接着剤であるKE−4897(製品番号)を使用してもよい。
上記実施形態(図5)ではゴム250とゴム250との間に必ず補強接着剤270を配置する例を示したが、ゴム250とゴム250との間に必ず補強接着剤270を配置するのではなく、1つ飛ばしで補強接着剤270を配置するようにしてもよい。
1つ飛ばしや2つ飛ばしで補強接着剤270を配置すれば補強接着剤270を付ける場所が少なくなるのであるから、その分補強接着剤270を付ける作業工程が少なくなるというメリットがある。
図6に例示したようにゴム250とゴム250との間に1つ飛ばしで補強接着剤270を配置すれば、図5(第1実施形態)の場合に比べて補強接着剤270を付ける作業は略半分になると期待できる。
一方、補強接着剤270の配置箇所が少なくなると、その分、1つ1つの補強接着剤270が担うべき耐衝撃性が増える。すると、1つ1つの補強接着剤270の量を増やさないといけないことになる。補強接着剤270で受けるべき耐衝撃性(例えば13G)を満たすには補強接着剤270の合計量がある程度決まってくるが、これを少ない箇所で分配しようとすると1つ1つの補強接着剤270の量が増えるわけである。すると、補強接着剤270を付ける過程でゴム250と補強接着剤270とが干渉するリスクが高まるというデメリットに繋がる。
メリットとデメリットとの兼ね合いになるが、ゴム250と補強接着剤270との干渉を回避すべく、できるかぎり補強接着剤270の配置を分散させることが好ましい。
また、長尺スケール210に掛かる衝撃をバランスよく吸収する効果をできる限り高めるようにするには、力学的バランスの観点においてもできる限りゴム250および補強接着剤270の配置を分散させることが好ましいといえる。
したがって、ゴム250と補強接着剤270とを交互に配し、ゴム250とゴム250との間に少しずつ補強接着剤270があるようにすることが好ましい。
100…直線変位測定装置、
200…スケール部、210…スケール、
220…スケールホルダ、222…スリット、
240…スケール保持溝、250…ゴム、260…固定点接着剤、270…補強接着剤、
300…スライダ、310…キャリッジ部、
400…走行体、
500…連結手段。

Claims (5)

  1. 長手状のスケール部と、前記スケール部に対して相対的にスライド移動可能に設けられたスライダと、を備え、前記スケール部に対する前記スライダの相対変位量あるいは相対位置を検出する直線変位測定装置であって、
    前記スケール部は、長手状のスケールと、前記スケールを収容するスケールホルダと、を備え、前記スケールは、前記スケールホルダの内部において、前記スケールホルダに形成されたスケール保持用の溝に嵌め込まれた状態で保持されており、
    前記スケール保持用の溝内において、前記スケールホルダと前記スケールとの間には、ゴムと接着剤とが配置され、
    前記ゴムは、所定長さの細長い丸ゴムであり、
    前記接着剤は前記ゴムと前記ゴムとの間にあって、前記ゴムと前記接着剤とはそれぞれ所定のピッチで配置され
    前記ゴムと前記接着剤とは交互に配置されていて、
    1つの前記接着剤の長さは、前記ゴムの配置ピッチの二分の一以下であり、前記接着剤は前記ゴムと干渉しない
    ことを特徴とする直線変位測定装置。
  2. 請求項1に記載の直線変位測定装置において、
    前記ゴムの弾性定数は、5〜10[N/mm]であり、
    前記接着剤の弾性定数は、15〜20[N/mm]である
    ことを特徴とする直線変位測定装置。
  3. 請求項1または請項2に記載の直線変位測定装置において、
    前記接着剤の伸び率は、180〜220[%]である
    ことを特徴とする直線変位測定装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の直線変位測定装置において、
    前記スケールホルダは、アルミニウムあるいはアルミニウムを主成分とする合金で形成され、
    前記スケールはガラスで構成されている
    ことを特徴とする直線変位測定装置。
  5. 直線変位測定装置のスケール部において、スケールホルダの内部にスケールを保持するスケール保持構造であって、
    前記スケールは、前記スケールホルダの内部において、前記スケールホルダに形成されたスケール保持用の溝に嵌め込まれた状態で保持されており、
    前記スケール保持用の溝内において、前記スケールホルダと前記スケールとの間には、ゴムと接着剤とが配置され
    前記ゴムは、所定長さの細長い丸ゴムであり、
    前記接着剤は前記ゴムと前記ゴムとの間にあって、前記ゴムと前記接着剤とはそれぞれ所定のピッチで配置され、
    前記ゴムと前記接着剤とは交互に配置されていて、
    1つの前記接着剤の長さは、前記ゴムの配置ピッチの二分の一以下であり、前記接着剤は前記ゴムと干渉しない
    ことを特徴とするスケール保持構造。
JP2016057663A 2016-03-22 2016-03-22 直線変位測定装置のスケール保持構造 Active JP6708449B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016057663A JP6708449B2 (ja) 2016-03-22 2016-03-22 直線変位測定装置のスケール保持構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016057663A JP6708449B2 (ja) 2016-03-22 2016-03-22 直線変位測定装置のスケール保持構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017173058A JP2017173058A (ja) 2017-09-28
JP6708449B2 true JP6708449B2 (ja) 2020-06-10

Family

ID=59970853

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016057663A Active JP6708449B2 (ja) 2016-03-22 2016-03-22 直線変位測定装置のスケール保持構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6708449B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017173058A (ja) 2017-09-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6650725B2 (ja) 測長装置
JP6388990B2 (ja) 湾曲した表面のためのfbg延びセンサ
JP7356459B2 (ja) 改良型ステレオリソグラフィ技術および関連するシステムと方法
US10209048B2 (en) Double ball-bar measuring system and errors compensation method thereof
TWI736774B (zh) 彎曲極限薄膜
KR102219789B1 (ko) 보상형 기계적 테스트 시스템
JP4931916B2 (ja) スケール用の保持具
CN105480933A (zh) 温度敏感部件的热稳定化
JP6708449B2 (ja) 直線変位測定装置のスケール保持構造
JP2005537511A5 (ja)
JP6735136B2 (ja) 直線変位測定装置のスケール保持構造
JP2006208264A (ja) 光ファイバセンサ
Alejandre et al. Thermal non-linear behaviour in optical linear encoders
US20210190606A1 (en) Strain gages and methods for manufacturing thereof
JP4803798B2 (ja) リニアエンコーダ
JP4477440B2 (ja) スケール弾性保持方法及び位置測定装置
JP2021063844A (ja) トルクセンサ
US20170138800A1 (en) Temperature sensor
JP6951183B2 (ja) 測定器
KR20210063809A (ko) 상온 및 온간 판재 압축시험 장치
JP4401847B2 (ja) 変位測定装置
JP2014006414A (ja) レンズの保持装置、撮像装置
JPH05269650A (ja) 位置検出器
JP6012413B2 (ja) 接触式温度計
JP5646357B2 (ja) 基準尺

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160413

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190208

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191227

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200501

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200521

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6708449

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250