JP6706795B2 - 照明システム及び移動体 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、食事灯及び読書灯等を備えた照明システム及びそれを用いる移動体に関する。
航空機(移動体の一例)に設けた主シート(座席の一例)と、読書ライト(第1光源又は第2光源の一例)とを備える座席ユニット(照明システムの一例)が知られている(例えば特許文献1参照)。
この座席ユニットでは、読書ライトを点灯させて読書をすることができる。
特表2002−527288号公報
従来の照明システムでは、移動体内において、読書灯を点灯させて読書をすることができるが、読書灯を点灯させて食事をしたりすることもできる。しかし、従来の読書灯では、読書用途には適しても、食事用途には適さないため、移動体内における快適さや心地よさを提供することができない。一方で、近年では、移動体内において、搭乗者が読書や食事をするために、より快適な光環境を搭乗者に提供することが望まれている。
そこで本発明は、搭乗者が読書や食事をする際に、最適な光環境を提供することができる照明システム及び移動体を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る照明システムは、移動体に設置された座席と、前記座席の周囲に配置された壁部と、搭乗者が前記座席に座った姿勢において、搭乗者の正面に配置される机部と、前記机部を照らす第1光源と、前記机部よりも搭乗者側を照らす第2光源とを備え、前記第1光源から前記机部までの距離が、前記第2光源から仮想照射面までの距離と等しい場合において、前記第1光源から照射される前記机部での照度は、前記第2光源から照射される前記仮想照射面の照度よりも低い。
また、本発明の一態様に係る移動体は、照明システムを備える航空機である。
本発明は、搭乗者が読書や食事をする際に、最適な光環境を提供することができる照明システム及び移動体を提供する。
図1は、実施の形態1に係る照明システムの使用例を示す模式図である。 図2の(A)は、実施の形態1に係る照明システムを示す上面図である。図2の(B)は、実施の形態1に係る照明システムにおける搭乗者の座姿勢の様子を示すイメージ図である。 図3の(A)は、実施の形態1に係る照明システムにおける搭乗者の食事の様子を示すイメージ図である。図3の(B)は、実施の形態1に係る照明システムにおける搭乗者の読書の様子を示すイメージ図である。 図4は、実施の形態1に係る照明システムを示すブロック図である。 図5は、実施の形態1に係る照明システムを備えた航空機の外観図である。 図6は、実施の形態1に係る照明システムにおける色温度と読みやすさ感の評価値とを示す図である。 図7は、実施の形態1に係る照明システムにおける美味しそうに見える得点とFCIとを示す図である。 図8は、実施の形態1に係る照明システムにおける食事灯及び読書灯の照度分布及び照度勾配を示すイメージ図である。 図9は、実施の形態2に係る照明システムを示すブロック図である。 図10は、実施の形態2に係る照明システムにおける動作を示すフローチャートである。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、「略**」との記載は、「略同一」を例に挙げて説明すると、全く同一はもとより、実質的に同一と認められるものを含む意図である。また、「**近傍」との記載においても同様である。
なお、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略または簡略化される場合がある。
(実施の形態1)
[構成]
まず、本実施の形態に係る照明システム1の構成について図1〜図5を用いて説明する。
図1は、本実施の形態に係る照明システム1の使用例を示す模式図である。図2の(A)は、本実施の形態に係る照明システム1を示す上面図である。図2の(B)は、本実施の形態に係る照明システム1における搭乗者の座姿勢の様子を示すイメージ図である。図3の(A)は、本実施の形態に係る照明システム1における搭乗者の食事の様子を示すイメージ図である。図3の(B)は、本実施の形態に係る照明システム1における搭乗者の読書の様子を示すイメージ図である。図4は、本実施の形態に係る照明システム1を示すブロック図である。図5は、本実施の形態に係る照明システム1を備えた航空機の外観図である。
図2では、照明システム1において、照明システム1における搭乗者の正面側を前方向、その反対側を後方向と規定し、照明システム1における搭乗者の頭上側を上方向、その反対側を下方向と規定し、照明システム1における搭乗者の左側を左方向、その反対側を右方向と規定し、前後、左右及び上下の各方向を表示する。そして、図3に示す各方向は、全て図2に示す各方向に対応させて表示する。なお、図2では、上下方向、左右方向及び前後方向は、使用態様によって変化するため、これには限定されない。以降の図においても、同様である。
本実施の形態に係る照明システム1は、図5に示すように、移動体100に用いられる照明システム1であり、例えば、航空機のシートで用いられる。なお、本実施の形態に係る照明システム1は、航空機以外の移動体100のシートで用いられてもよく、移動体100以外の場所で用いられてもよい。移動体100は、例えば、列車等の車両であってもよく、船舶であってもよい。
図1、図2の(A)、図2の(B)及び図4に示すように、照明システム1は、座席2と、壁部3と、テーブル4(机部の一例)と、食事灯5(第1光源の一例)と、読書灯6(第2光源の一例)と、モニタ7と、制御部8と、入力部9とを有する。
座席2は、搭乗者が座るシートであり、背もたれ部21と、座部22とを有する。
背もたれ部21は、座部22に対して略垂直であり、搭乗者が座姿勢において、主に、搭乗者の背中をささえる。座部22は、座姿勢において、主に搭乗者の臀部と接し、座姿勢をサポートし、略水平な状態に設けられている。背もたれ部21及び座部22は、搭乗者が寝姿勢になれるように、スライドすることにより、背もたれ部21が座部22側の端部を軸に回動可能である。搭乗者が寝姿勢になる場合は、背もたれ部21が座部22に対して回動し、背もたれ部21及び座部22が略水平となる。
壁部3は、パーティションであり、座席2の少なくとも一部を囲うように、座席2の周囲に配置されている。また、壁部3は、背もたれ部21及び座部22をスライド可能な状態で支持していてもよい。なお、背もたれ部21及び座部22は、壁部3により支持されることが必須の要件ではなく、例えば、専用の支持部材等により背もたれ部21及び座部22の少なくとも一つが支持されていてもよい。
本実施の形態において、壁部3は、前側壁部31と、後側壁部32と、左側壁部33(側壁の一例)と、前方右側壁部34と、後方右側壁部35とを有し、前方右側壁部34と後方右側壁部35との間に形成される出入り口を除き、座席2の周囲を囲んでいる。前側壁部31は、座席2よりも前側に位置する壁であり、搭乗者が座席2に座った際に、搭乗者と向かい合う。後側壁部32は、座席2よりも後側に位置する壁であり、搭乗者が座席2に座った際に、搭乗者の背面側に位置する。左側壁部33は、搭乗者が座席2に座った際に、搭乗者の左側に位置する壁であり、前側壁部31から後側壁部32まで配置されている。前方右側壁部34は、後方右側壁部35との間に出入り口を形成するように、前側壁部31から後側壁部32に向かうように配置されている。後方右側壁部35は、後側壁部32から前側壁部31に向かうように配置されている。なお、前方右側壁部34又は後方右側壁部35が側壁の一例であってもよい。
テーブル4は、搭乗者が食事や読書などを行う際に用いられ、本実施の形態では、搭乗者が座席2に座った姿勢において、座席2の前方(正面の一例)に配置される。テーブル4は、例えば、搭乗者が座席2に着座した際に、搭乗者の前方に移動できるような、可動式であってもよく、壁部3等に固定されていてもよく、その構成は特に限定されない。
図3の(B)に示すように、読書灯6は、発光することによりテーブル4よりも搭乗者側を照らし、具体的には、搭乗者が読書を行う際に使用する照明である。つまり、搭乗者が読書をする際に、搭乗者の手元付近に光を照射する照明である。読書灯6の配置位置は、搭乗者が座姿勢の際に、搭乗者に対して左側に設けられていることが好ましい。本実施の形態では、読書灯6は、左側壁部33に設けられ、食事灯5と背もたれ部21との間に設けられている。読書灯6は、搭乗者が座姿勢において、読書灯6の光軸が座部22と交差し、搭乗者が寝姿勢において、背もたれ部21又は座部22と交差するよう設けられている。なお、読書灯6は、読書灯6の光軸がテーブル4の上面に交差するように設けられていてもよい。また、読書灯6が配置される場所は、壁部3に限定されず、例えば、座席2に設けられていてもよく、専用の支持部材等に設けられていてもよく、移動体100内の天井に設けられていてもよい。また、読書灯6に用いられる光源の種別は特には限定されないが、例えば、LED、蛍光灯、レーザー照明、又は有機EL等である。
読書灯6が発する光の色温度は、搭乗者が読書を行う際に、本や新聞等の文字を読みやすくする、絵を見やすくしたりするような演出を行う(良好な視環境を提供する)ために、5000K以上7200K以下としている。つまり、読書灯6は、食事灯5が発する色温度の光と異なる色温度の光を発する。
図6は、本実施の形態に係る照明システム1における色温度と読みやすさ感の評価値とを示す図であり、基準光源下の文字とテスト光下の文字とを比較するマグニチュード推定法(相対評価法)による主観評価により行った結果である。マグニチュード推定法では、基準光下での読み易さを100とし、テスト光下での文字等が基準光下よりも見やすければ100より大きい数字で評価し、テスト光下での文字等が基準光下よりも見難ければ100より小さい数字で評価する。つまり、読みやすさ感の評価値は、文字の読みやすさ、絵の見やすさ等を示す指標であり、読みやすさ感の評価値が100より大きい光源では、文字や絵等がより鮮明に見えるため、見やすく感じる。
この主観評価は、7つの段階(かなり読みやすい、読みやすい、やや読みやすい、普通、やや読みにくい、読みにくい、かなり読みにくい)に分けて、読みやすさ感の評価値を算出している。やや読みやすいと感じた評価の出現率が50%以上となる場合に、このマグニチュード推定法では、読みやすさ感の評価値が110となった。また、かなり読みやすいと感じた評価の出現率が50%以上となる場合に、このマグニチュード推定法では、読みやすさ感の評価値が120となった。この結果から、光の色温度の上昇ととともに、読みやすさ感の評価値が上昇していることが判る。
図3の(B)に示すように、読書灯6は、搭乗者が読書を行う際に点灯してもよい。具体的には、搭乗者が任意のタイミングで入力部を介して読書灯6を点灯させてもよい。
図3の(A)に示すように、食事灯5は、発光することによりテーブル4を照らし、具体的には、テーブル4上面に光を照射する照明であり、特に、搭乗者が食事を行う際に使用する照明である。食事灯5の配置位置は、搭乗者が座席2に座った姿勢において、搭乗者に対して左側に設けられていることが好ましい。食事灯5は、食事灯5の光軸がテーブル4の上面と交差するように設けられている。本実施の形態では、食事灯5が左側壁部33に設けられ、テーブル4の上方に設けられている。また、食事灯5が配置される場所は、壁部3に限定されず、例えば、座席2に設けられていてもよく、専用の支持部材等に設けられていてもよく、移動体100内の天井に設けられていてもよい。また、食事灯5に用いられる光源の種別は特には限定されないが、例えば、LED、蛍光灯、レーザー照明、又は有機EL等である。食事灯5及び読書灯6にLEDを用いる例としては、異なる2色以上の光色を有するLEDチップによって実現することができ、RGBそれぞれのLEDチップの混色、又はさらに白色を加えたRGBWhiteによっても実現することができる。
図7は、本実施の形態に係る照明システム1における美味しそうに見える得点とFCIとを示す図である。
図7では、○の記号では相関色温度を3000Kとし、+の記号では相関色温度を4000Kとした、FCIが増加するにつれて美味しそうに見える得点(好ましさ)と、食事灯5のFCIとの関係を示す。食事灯5が発する光の色温度は、搭乗者が食事を行う際に、2700K以上5000K未満としている。これは、FCI(Feeling of Contrast Index)と呼ばれる、光源の色再現の目立ち及び鮮やかさの程度を表す指標に基づいている。
FCIは基準光源D65で100を基準とし、FCIが100より大きい光源は、基準光源D65よりも色を鮮やかに演色し、照明する空間を明るく感じさせる(新編色彩科学ハンドブック[第3版]日本色彩学会編参照)。具体的には、下記の式1により定められる。
LAB(T)は、テスト光下での赤・青・緑・黄の4色配色サンプルのLAB表色系における色域面積である。GLAB(D65):基準光源D65下での同4色配色サンプルのLAB表色系における色域面積である。
図7より、いずれの相関色温度においても、FCIが増加するにつれて美味しそうに見える得点が増加していくことが判る。つまり、FCIを高くすれば、料理がおいしく見えるような演出(照明)ができる(良好な視環境を提供できる)。美味しそうに見える得点は、マグニチュード推定法(相対評価法)による主観評価により行った結果である。マグニチュード推定法では、基準光下での美味しく見え易さを100(基準値)とし、テスト光下での料理等が基準光下よりも美味しく見えれば100より大きい数字で評価し、テスト光下での料理等が基準光下よりも美味しく見えなければ100より小さい数字で評価する。3000K、及び4000Kのいずれの色温度でも、FCIが約120で、美味しそうに見えるという結果を得た。これらの結果から、光源の色再現の目立ち及び鮮やかさを出すために、食事灯5のFCIは、読書灯6のFCIよりも高く設定している。
食事灯5は、搭乗者が食事を行う際に点灯してもよい。具体的には、搭乗者が任意のタイミングで入力部を介して食事灯5を点灯させてもよく、移動体100内に搭乗している客室乗務員が適切なタイミングで入力部を介して食事灯5を点灯させてもよい。また、照明システム1に備えられている検知部がテーブル4に載置された料理を認識して食事灯5を点灯させてもよく、本実施の形態においては、これらの手段に限定されず、公知の手段を用いて食事灯5を点灯させてもよい。
テーブル4における、食事灯5の照度と読書灯6の照度との関係を説明する。
食事灯5の照度は、例えば、食事灯5から距離約300mm〜約1200mm離れたテーブル4で、天面サイズが略A3の照射面に対して、一般的には平均100〜800lxが推奨されている。一方、読書灯6の照度は、食事灯5と同じ距離とした場合には、平均150〜1000lxが推奨されている(JIS Z9110 照明基準総則参照)。食事灯5の光の照射強度を読書灯6の光の照射強度より低くすることで、食事時には食べ物がおいしそうに見える演出を行い、読書時には読みやすい演出を行う。
食事灯5及び読書灯6において、食事灯5からテーブル4までの距離が、読書灯6から仮想照射面Vまでの距離と等しい場合において食事灯5から照射されるテーブル4での照度は、読書灯6から照射される仮想照射面Vの照度よりも低い。本実施の形態では、読書灯6は、搭乗者の手元近傍を照らすように設けられている。仮想照射面Vは、読書灯6から照射された光が照射される面であり、水平な面を想定している。仮想照射面Vは、本、新聞、スマートフォン等の対象物であってもよい。
食事灯5及び読書灯6における照度の均斉度について説明する。
均斉度とは、照射面における平均照度に対する最小照度の比率であり、明るさの変動(均一性)を示す指標である。なお、均斉度では、照射面の中心(照射面と光軸とが交差する点)から、ある一定の距離間における照度勾配で示すこともできる。
図8は、本実施の形態に係る照明システム1における食事灯5及び読書灯6の照度分布及び照度勾配を示すイメージ図である。図8では、食事灯5がテーブル4に光を照射した場合の照度分布と、読書灯6が仮想照射面Vに光を照射した場合の照度分布とを示している。この照度分布は、食事灯5において、食事灯5の光軸を中心とした中央照射領域P1と、中央照射領域P1の周囲で、中央照射領域P1よりも照度が低い外周照射領域P2とを有する。食事灯5では、中央照射領域P1及び外周照射領域P2において、光軸から遠ざかるにしたがって次第に照度が低下している。
食事灯5において、中央照射領域P1内では、照射面の中心(最大照度)から中央照射領域P1の最外面(最小照度)までの照度勾配が、食事灯5における外周照射領域P2内における、外周照射領域P2の内周付近(最大照度)から外周照射領域P2の最外面(最小照度)までの照度勾配よりも大きい(単位距離当たりの明暗が激しい)。つまり、中央照射領域P1において、食事灯5の光軸から遠ざかるに従って照度が低下する度合は、外周照射領域P2において、食事灯5の光軸から遠ざかるに従って照度が低下する度合よりも大きい。また、外周照射領域P2の内周付近とは、外周照射領域P2における、中央照射領域P1と外周照射領域P2との境界近傍の領域である。
中央照射領域P1では、照射面の中心と、照射面の最外面との照度差が大きい(照度勾配が大きい)ため、均斉度が低い。また、外周照射領域P2では、照射面の中心と照射面の最外面との照度差が中央照射領域P1よりも小さい(照度勾配が小さい)ため、中央照射領域P1よりも均斉度が高い。なお、読書灯6における照射面(中央照射領域P1及び外周照射領域P2)の照度の均斉度は、後述する食事灯5の照度の均斉度よりも高い。均斉度が低ければ、照射面の中心と外周照射領域P2の最外面との輝度差が大きくなり、読書灯6を用いて料理に光を照射するよりも、料理などが鮮やかに見え易い。
食事灯5において、中央照射領域P1の光の色温度は、外周照射領域P2の光の色温度よりも高い。例えば、中央照射領域P1における平均の色温度は、外周照射領域P2における平均の色温度よりも150K以上高くてもよい。
一方、読書灯6では、照射面の中心(最大照度)から照射面の最外面(最小照度)までの照度勾配が、食事灯5の照度勾配に比べて小さい。つまり、読書灯6では、照射面の中心と、照射面の最外面との照度差が小さく(照度勾配が小さく)、均斉度が高い。均斉度が高ければ、照射面の中心と照射面の最外面との輝度差が小さくなり、文字などが見え易い。例えば、本に照射した場合における、読書灯6の均斉度は、約0.7以上が望ましい(JIS Z9110 照明基準総則参照)。均斉度が約約0.7以上で保たれている領域は、照射面の中心から約250mm〜約450mmまであることが好ましい。
図4に示すように、制御部8は、食事灯5、読書灯6、入力部9等と電気的に接続され、これらを制御することができる。制御部8は、入力部9を介し、食事灯5及び読書灯6を照明制御する。制御部8は、食事灯5において、テーブル4に載置される料理に対応した色温度の光を出射させるように制御する。
入力部9は、食事灯5、読書灯6及びモニタ7等を操作する操作端末である。入力部9には、例えば、日本料理の点灯モード、中華料理の点灯モード、朝食の点灯モード、夕食の点灯モード等、料理(食事メニュー)やシーンに適した複数の選択項目(点灯モード)が設けられている。
搭乗者が料理に応じた照明制御を行う場合は、該当する料理に適した照明を行うように、例えば、入力部9から日本料理の点灯モードを選択する。すると、制御部8が日本料理の点灯モードとなり、搭乗者の食事灯5から日本料理に適した、4000K以上5000K未満の色温度の光を照射する。例えば、日本料理では、器の色と料理の色とのコントラストが鮮明に見えるように、高い色温度の光を出射するように制御する。また、例えば、イタリア料理などの洋食や中華料理といった、肉料理、パン、赤ワイン等では、食事灯5が2700K以上4000K未満の色温度の光を照射させる。このように、料理に適した色温度の光を出射する。なお、入力部9は、移動体100内における客室乗務員が操作できるように、照明システム1の外部に設けられていてもよい。
モニタ7は、映像を表示する装置であり、本実施の形態では、前側壁部31に設置されている。なお、モニタ7は、専用の支持部材に設置されていてもよい。
以上のように、本実施の形態に係る照明システム1では、搭乗者が食事を行う際には、食事灯5がテーブル4に載置されている料理に光を照射する。また、搭乗者が読書を行う際には、読書灯6が本等に光を照射する。これにより、照明システム1では、食事や読書などの用途に合わせた、光環境を提供する。
[作用効果]
次に、本実施の形態における照明システム1の作用効果について説明する。
上述したように、本実施の形態に係る照明システム1は、移動体100に設置された座席2と、座席2の周囲に配置された壁部と、搭乗者が座席2に座った姿勢において、搭乗者の前方に配置されるテーブル4と、テーブル4を照らす食事灯5と、食事灯5が照らすテーブル4よりも搭乗者側を照らす読書灯6とを備える。そして、食事灯5からテーブル4までの距離が、読書灯6から仮想照射面Vまでの距離と等しい場合において、食事灯5から照射されるテーブル4での照度は、読書灯6から照射される仮想照射面Vの照度よりも低い。
この構成によれば、食事灯5と読書灯6とがそれぞれ異なる場所を照射する。搭乗者が食事を行う際には、食事灯5がテーブル4に載置されている料理に光が照射されることで、料理が美味しそうに見える。また、搭乗者が読書を行う際には、読書灯6が本等に光が照射されることで、文字等が均一な明るさで見えるため、読みやすい。このため、食事や読書といった用途に合わせた、良好な視環境を提供することができ、心地良さを実現することができる。
したがって、この照明システム1では、搭乗者が読書や食事をする際に、最適な光環境を提供することができる。
また、本実施の形態に係る移動体100は、照明システム1を備える航空機である。
この構成においても、本実施の形態に係る照明システム1と同様の作用効果を奏する。
また、本実施の形態に係る照明システム1において、食事灯5は、搭乗者が食事を行う際に点灯する。そして、読書灯6は、搭乗者が読書を行う際に点灯する。
この構成においても、食事や読書といった用途に合わせた、良好な視環境を提供することができ、心地良さを実現することができる。
また、本実施の形態に係る照明システム1において、読書灯6は、食事灯5よりも座席2側に設けられている。
この構成によれば、搭乗者が読書を行う際と、食事を行う際との、光を照射する位置関係が考慮される。食事灯5を読書灯6として使用すると、その設置位置は搭乗者の顔から遠い位置にあり、照射距離が遠く効率的であるとはいえない。一方で、本実施の形態では、読書灯6が、本等の読み物に近づく構成となっているため、搭乗者の頭上近辺から光を照射することで、読書を行う際に効率的な支援ができる。このため、読書灯6から過度な光を照射する必要がなく、読書のために必要最低限の光量を照射すればよく、省電力化を実現することができる。
また、本実施の形態に係る照明システム1において、読書灯6の照度の均斉度は、食事灯5の照度の均斉度よりも高い。
この構成によれば、読書灯6の方が食事灯5よりも輝度差が小さいため、全体が略均一に明るく、文字等が見え易い。このため、読書灯6は、食事灯5よりも読書を行う際にはより好適である。
また、本実施の形態に係る照明システム1において、食事灯5から照射された光におけるテーブル4での照度分布は、食事灯5の光軸を中心とした中央照射領域P1と、中央照射領域P1の周囲で、中央照射領域P1よりも照度が低い外周照射領域P2とを有する。中央照射領域P1において、光軸から遠ざかるに従って照度が低下する度合は、外周照射領域P2において、光軸から遠ざかるに従って照度が低下する度合よりも大きい。
この構成によれば、食事灯5では、読書灯6よりも照度勾配が大きいため、料理に立体感(鮮やかさ)を演出することができる。このため、料理の美味しさをより引き出す演出を行うことができる。
また、本実施の形態に係る照明システム1において、中央照射領域P1の光の色温度は、外周照射領域P2の光の色温度よりも高い。
この構成によれば、食事灯5では、料理がより明るく強調されたように見える。このため、料理の美味しさをより引き出す演出を行うことができる。
また、本実施の形態に係る照明システム1において、食事灯5における、色再現の目立ち及び鮮やかさの程度を表すFCI(Feeling of Contrast Index)は、読書灯6のFCIよりも高い。
この構成によれば、料理における色合いがより鮮やかに見えるため、料理がより美味しく見える。
また、本実施の形態に係る照明システム1において、食事灯5が発する光の色温度は、2700K以上5000K未満である。そして、読書灯6が発する光の色温度は、5000K以上7200K以下である。
この構成によれば、食事灯5は、読書灯6よりも低い色温度にすることで、料理における色合いの鮮やかさを鮮明にすることで、料理をより美味しく見せることができる。このため、搭乗者は、食欲がそそられる。また、読書灯6は、食事灯5に比べて高い色温度にすることで、読書における紙の白さを際立たせることができる(コントラスト感を高めることができる)。このため、読書を行う際には、文字や絵などを見やすい。
また、本実施の形態に係る照明システム1において、壁部は、座席2の側方に設けられた左側壁部33を有する。そして、食事灯5は、食事灯5の光軸がテーブル4と交差するように、左側壁部33に設けられている。
この構成によれば、食事灯5の光軸がテーブル4と交差するように、テーブル4に光を照射するため、テーブル4に載置された料理に影ができ難くなる。このため、搭乗者に違和感を与え難い。
また、本実施の形態に係る照明システム1において、左側壁部33は、搭乗者が座席2に座った姿勢において、搭乗者の左側に設けられる。そして、食事灯5は、左側壁部33に設けられている。
この構成によれば、右利きの人は世界中の約9割を占めるため、右利きの人が食事をする際に、腕等による影が生じ難い。このため、搭乗者に違和感を与え難い。
また、本実施の形態に係る照明システム1は、さらに、料理に対応した色温度の光を出射させるように食事灯5を制御する制御部8を備える。
この構成によれば、食事メニューとして、例えば、日本料理では白色が冴える高色温度の照明が好適である。このため、料理に合わせた色温度にすることで、器の色と料理の色とのコントラストが鮮明に見え、高級感や清涼感を演出することができる。その結果、料理をより美味しく見せることができる。
(実施の形態2)
以下、本実施の形態に係る照明システム200について、図9及び図10を用いて説明する。
図9は、本実施の形態に係る照明システム200を示すブロック図である。図10は、本実施の形態に係る照明システム200における動作を示すフローチャートである。
本実施の形態では、検知部201が設けられている点で実施の形態1と相違している。
本実施の形態における他の構成は、実施の形態1と同様であり、同一の構成については同一の符号を付して構成に関する詳細な説明を省略する。
食事灯5は、料理に応じた色温度の光を、テーブル4に載置された料理に照射することができる。料理に応じた色温度の光は、日本料理、中華料理、イタリア料理等、複数の料理に応じた点灯モードでの光である。なお、料理に応じた色温度の光は、これらに限定されず、朝食、昼食、夕食等のシーンに応じた光であってもよい。
検知部201は、テーブル4に載置された器と、器の色や形等を認識することが可能なセンサであり、例えば、カメラなどを用いてもよい。検知部201は、検知した情報(器の情報)を制御部8に送信する。検知部201は、テーブル4に載置された器を認識することができれば如何様に設けられていてもよい。なお、他に、料理を認識することができる方法であれば、公知の技術を用いてもよい。
制御部8は、検知部201が検知した情報を受信し、検知部201が検知した器の情報に基づいて料理を認識する。具体的には、検知した情報が、例えば、黒色の器であるなら日本料理、赤色の器であるなら中華料理、黄色の器であるならイタリア料理等、器の色と料理との対応付けが予めなされている。このような対応付けされている情報は、記憶部に格納されていてもよい。
制御部8は、受信した情報から、料理に対応した点灯モードを選択し、料理に適した光を出力するように食事灯5を制御する。制御部8は、例えば、日本料理の点灯モードでは、器の色と料理の色とのコントラストが鮮明に見えるように、高い色温度の光を出射するように制御する。
[動作]
以下、上記照明システム200を用いた料理を認識する動作について説明する。
まず、照明システム200は、搭乗者の操作により起動する。検知部201は、器の色や形等を検知するため、テーブル4に器が載置されているか否かを検知する(ステップS1)。テーブル4に器が載置されていない場合(ステップS1ではNO)は、ステップS1に戻る。一方、テーブル4に器が載置されている場合(ステップS1ではYES)、検知部201は、料理が盛られる器の色や形等を検知し、検知した情報を制御部8に送信する(ステップS2)。
次に、制御部8は、検知部201から受信した情報に基づいて、料理に対応した点灯モードを選択する(ステップS3)。
次に、制御部8は、日本料理、中華料理、イタリア料理等に適した光を出力するように食事灯5を制御する(ステップS4)。こうして、このフローは終了し、スタートに戻る。
[作用効果]
次に、本実施の形態における照明システム200の作用効果について説明する。
上述したように、本実施の形態に係る照明システム200は、さらに、テーブル4に載置される料理に用いる器を検知し、検知した情報を制御部8に送信する検知部201を備える。そして、制御部8は、検知部201から受信した料理に用いる器の情報に基づいて食事灯5を制御する。
この構成によれば、搭乗者が食事灯5の点灯を行う動作を行うことなく、料理に対応した点灯が自動的にされるため、搭乗者の操作負担を軽減することができる。
また、本実施の形態における照明システム200の作用効果についても、実施の形態1の照明システム1と同様の作用効果を奏する。
(その他変形例等)
以上、本発明に係る照明システムについて、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態において、座席は、足置き部を有していてもよい。背もたれ部の上端部が、座席後方の壁部に沿って上下にスライドしてもよい。上端部が下方向にスライドするのに連動して下端部が前方にスライドしてもよい。また、当該下端部のスライドに伴い、座部及び足置き部も前方にスライドしてもよい。また、足置き部は、座部側の端部を軸に回動可能であり、座姿勢においては略垂直となり、寝姿勢においては略水平となってもよい。この場合、搭乗者が寝姿勢になる場合では、背もたれ部、座部及び足置き部が略水平に一列となるため、搭乗者は寝姿勢になりやすい。
また、上記実施の形態において、搭乗者がテーブル上でパソコンを操作している場合などで、料理が運ばれてきた際には、自動的に食事灯が点灯しないように、入力部を介して操作することができてもよい。
例えば、上記各実施の形態において、各構成要素は、専用のハードウェアで構成されるか、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPUまたはプロセッサなどのプログラム実行部が、ハードディスクまたは半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
以上、本発明の一つまたは複数の態様について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本発明の一つまたは複数の態様の範囲内に含まれてもよい。
1、200 照明システム
2 座席
3 壁部
4 テーブル(机部)
5 食事灯(第1光源)
6 読書灯(第2光源)
8 制御部
33 左側壁部(側壁)
100 移動体
201 検知部

Claims (13)

  1. 移動体に設置された座席と、
    前記座席の周囲に配置された壁部と、
    搭乗者が前記座席に座った姿勢において、搭乗者の正面に配置される机部と、
    前記机部を照らす第1光源と、
    前記第1光源が照らす前記机部よりも搭乗者側を照らす第2光源とを備え、
    前記第1光源から前記机部までの距離が、前記第2光源から仮想照射面までの距離と等しい場合において、前記第1光源から照射される前記机部での照度は、前記第2光源から照射される前記仮想照射面の照度よりも低い
    照明システム。
  2. 前記第2光源の照度の均斉度は、前記第1光源の照度の均斉度よりも高い
    請求項1記載の照明システム。
  3. 前記第1光源から照射された光における前記机部での照度分布は、前記第1光源の光軸を中心とした中央照射領域と、前記中央照射領域の周囲で、前記中央照射領域よりも照度が低い外周照射領域とを有し、
    前記中央照射領域において、前記光軸から遠ざかるに従って照度が低下する度合は、前記外周照射領域において、前記光軸から遠ざかるに従って照度が低下する度合よりも大きい
    請求項1又は2記載の照明システム。
  4. 前記中央照射領域の光の色温度は、前記外周照射領域の光の色温度よりも高い
    請求項3記載の照明システム。
  5. 前記第1光源における、色再現の目立ち及び鮮やかさの程度を表すFCI(Feeling of Contrast Index)は、前記第2光源のFCIよりも高い
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の照明システム。
  6. 前記第1光源が発する光の色温度は、2700K以上5000K未満であり、
    前記第2光源が発する光の色温度は、5000K以上7200K以下である
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の照明システム。
  7. 前記壁部は、前記座席の側方に設けられた側壁を有し、
    前記第1光源は、前記第1光源の光軸が前記机部と交差するように、前記側壁に設けられている
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の照明システム。
  8. 前記側壁は、搭乗者が前記座席に座った姿勢において、搭乗者の左側に設けられ、
    前記第1光源は、前記側壁に設けられている
    請求項7記載の照明システム。
  9. 前記第1光源は、搭乗者が食事を行う際に点灯する食事灯であり、
    前記第2光源は、搭乗者が読書を行う際に点灯する読書灯である
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の照明システム。
  10. 前記読書灯は、前記食事灯よりも前記座席側に設けられている
    請求項9記載の照明システム。
  11. さらに、前記机部に載置される料理に対応した色温度の光を出射させるように前記第1光源を制御する制御部を備える
    請求項1〜10のいずれか1項に記載の照明システム。
  12. さらに、前記机部に載置される料理に用いる器を検知し、検知した情報を前記制御部に送信する検知部を備え、
    前記制御部は、前記検知部から受信した前記料理に用いる器の情報に基づいて前記第1光源を制御する
    請求項11記載の照明システム。
  13. 請求項1〜12のいずれか1項に記載の照明システムを備える航空機である
    移動体。
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