JP6706392B2 - 斜面上におけるロボットの直線走行の判定方法及び制御方法 - Google Patents

斜面上におけるロボットの直線走行の判定方法及び制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6706392B2
JP6706392B2 JP2019515992A JP2019515992A JP6706392B2 JP 6706392 B2 JP6706392 B2 JP 6706392B2 JP 2019515992 A JP2019515992 A JP 2019515992A JP 2019515992 A JP2019515992 A JP 2019515992A JP 6706392 B2 JP6706392 B2 JP 6706392B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
robot
traveling
slope
route
standard
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019515992A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019530094A (ja
Inventor
芳 彭
芳 彭
艶栄 周
艶栄 周
建栄 徐
建栄 徐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzhou Radiant Photovoltaic Technology Co Ltd
Original Assignee
Suzhou Radiant Photovoltaic Technology Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzhou Radiant Photovoltaic Technology Co Ltd filed Critical Suzhou Radiant Photovoltaic Technology Co Ltd
Publication of JP2019530094A publication Critical patent/JP2019530094A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6706392B2 publication Critical patent/JP6706392B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D1/00Control of position, course, altitude or attitude of land, water, air or space vehicles, e.g. using automatic pilots
    • G05D1/02Control of position or course in two dimensions
    • G05D1/021Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles
    • G05D1/0268Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles using internal positioning means
    • G05D1/027Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles using internal positioning means comprising intertial navigation means, e.g. azimuth detector
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D1/00Control of position, course, altitude or attitude of land, water, air or space vehicles, e.g. using automatic pilots
    • G05D1/02Control of position or course in two dimensions
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J11/00Manipulators not otherwise provided for
    • B25J11/008Manipulators for service tasks
    • B25J11/0085Cleaning
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J9/00Programme-controlled manipulators
    • B25J9/16Programme controls
    • B25J9/1656Programme controls characterised by programming, planning systems for manipulators
    • B25J9/1664Programme controls characterised by programming, planning systems for manipulators characterised by motion, path, trajectory planning
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02SGENERATION OF ELECTRIC POWER BY CONVERSION OF INFRARED RADIATION, VISIBLE LIGHT OR ULTRAVIOLET LIGHT, e.g. USING PHOTOVOLTAIC [PV] MODULES
    • H02S40/00Components or accessories in combination with PV modules, not provided for in groups H02S10/00 - H02S30/00
    • H02S40/10Cleaning arrangements
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47LDOMESTIC WASHING OR CLEANING; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47L2201/00Robotic cleaning machines, i.e. with automatic control of the travelling movement or the cleaning operation
    • A47L2201/04Automatic control of the travelling movement; Automatic obstacle detection
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Robotics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Manipulator (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Description

本発明は、ロボット応用分野、特に斜面上におけるロボットの直線走行の判定方法及び制御方法に関する。
化石燃料が日々減少している中で、新型の再生可能エネルギとしての太陽エネルギは、人類が用いるエネルギの重要部分となる。直近10年間、太陽エネルギ応用技術は、全世界で急速な発展を遂げてきた。ソーラパネルとは、光照射により半導体材料に発生した光起電力効果(photovoltaic)を利用して太陽エネルギを電気エネルギに直接変換するデバイスを指す。ソーラパネルは、日当たりの場所であれば発電することができるため、大型発電所から小型ポータブル充電器までの多くの領域に適用され、近年、急速に発展している。
ソーラパネルは、戸外でしか使用できず、その作動に最も影響を与えるのは、悪天候ではなく、長年蓄積されてきた粉塵である。ソーラパネルに粉塵又は他の付着物が付着すると、パネルの光透過率に影響し、光電効率を低下させてしまう。そのため、パネルが太陽光を直接取得する効率には大きな影響を与え、パネルのエネルギ吸収及び変換効率が低下し、発電効率が低下してしまう。従来のソーラパネルを使用する際に、人による定期的な清掃に頼り、ソーラパネルの面積が大きく、大型発電所で同時に使用されるパネルが多くなることに加えて、粉塵が繰り返し蓄積されて清掃を繰り返す必要があるため、人件費が高く、清掃効率が低く、清掃効果が悪い。また、多くの場合おいては、空間の利用率を高めるためにフレームによりソーラパネルが高い場所に配置されるので、清掃作業により大きな困難及びリスクを与えてしまう。また、多くのユーザは、清掃コストを抑えるためにソーラパネルを清掃していない。そうすると、粉塵による電気エネルギの損失が大きくなってしまう。そこで、ソーラパネルを自動清掃できる新型の自動清掃装置が必要とされている。
従来の清掃ロボットは、水平面上の清掃のみに適用しており、ソーラパネルのような斜面に適用していない。従来の清掃ロボットをそのままソーラパネルに適用すると、以下の問題が発生するおそれがある。
(1清掃ロボットは、駆動力が足りておらず、自由に走行できず、清掃効果が悪くなる。ソーラパネルの傾斜角度が一般に10度〜40度であるため、従来の清掃ロボットは、このような斜面を自由に走行できず、無理矢理に走行しても、電力があっという間に尽きてしまう。
(2清掃ロボットは、ソーラパネルから滑り落ちるおそれがある。ソーラパネルが比較的滑りやすく、且つ従来の清掃ロボットの重量及び車輪の摩擦係数が小さくて、摩擦力も小さいため、清掃ロボットは、その走行が困難で、滑り落ちやすくなる。
(3清掃ロボットは、所定ルートに従って走行できず、走行による清掃の面積が小さく、ソーラパネルのエッジから転落するおそれがある。従来の清掃ロボットは、一般に、障害物に衝突するとその方向が自動的に転向されるように設定されている。しかし、ソーラパネルには障害物が全くないため、清掃ロボットは、単一のルートのみに沿って走行し、走行による清掃の面積が小さく、必ずソーラパネルのエッジから転落する。予めルートが設定されたとしても、走行中に重力及びパネルの付着物の影響により従来の清掃ロボットがルートからずれやすくなるため、直線走行を確保することが困難であり、且つ清掃ロボットその自体がルートずれに気づかないので、満遍なくパネル上を走行できず、清掃されないスペースが多く残ってしまう。
(4清掃ロボットを充電することが困難である。ソーラパネルの高度が高く、且つ面積が大きいため、清掃ロボットをソーラパネル上に置いてから、回収しにくくなる。従来技術において、清掃ロボットを人力で現場から回収したり、電池を取り出したりして充電する必要があるため、現場作業を長時間に亘り継続的に行うことができない。さらに、ソーラパネルが一般にフレームで高い場所に配置されるため、充電操作が非常に面倒で、多くの労力が必要とされている。
(5清掃ロボットの作業状態を監視するのが困難である。ソーラパネルが高い場所に配置されるので、地面上にいる作業員がその作業工程を常時に監視することができず、清掃ロボットが故障することでその動作が停止したり、ルートからずれたりするとき、作業員が迅速に対応することができない。
本発明は、従来技術のロボットが斜面上を走行しているとき所定直線ルートからずれたことに気付きにくくなるという技術問題を解決するために、斜面上におけるロボットの直線走行の判定方法を提供することを目的とする。
上記問題を解決するために、本発明によれば、斜面上におけるロボットの直線走行の判定方法であって、前記ロボットの走行方向をY軸正方向とし、前記斜面に垂直な方向をZ軸方向とし、X軸と前記Y軸が所在する平面が前記斜面に平行となるように、前記ロボットに三次元座標系を定義するステップS1と、前記ロボットの走行方向をTsとすると、前記三次元座標系の三方向における重力加速度gの標準サブベクトルをgxs0、gys0、gzs0とするステップS2と、標準方向パラメータライブラリを生成するステップS3と、前記斜面上を所定の直線ルートに沿って任意方向Tmに直線走行するように前記ロボットを制御するステップS4と、前記標準方向パラメータライブラリから前記走行方向Tmに対応する標準サブベクトルgxm0、gym0、gzm0データを取得するステップS5と、一定の時間間隔t毎に、前記三次元座標系の三方向における重力加速度gのリアルタイムサブベクトルgxm1、gym1、gzm1を含む一セットのリアルタイム方向パラメータを収集するステップS6と、前記X軸方向における重力加速度gのリアルタイムサブベクトルと標準サブベクトルとのサブベクトル差分値gxd=gxm1−gxm0を計算するステップS7と、前記ロボットが所定の直線ルートに沿って走行しているか否かを判定するステップS8と、を含み、ステップS8において、gxdが0である場合、前記ロボットが所定の直線ルートに沿って走行していると判定し、ステップS6に戻り、gxdが0ではない場合、前記ロボットが所定の直線ルートからずれたと判定する、判定方法が提供される。
また、ステップS6とステップS7との間に、磁気センサによりリアルタイム走行方向Tm1を取得するステップS9と、前記リアルタイム走行方向Tm1に基づいて前記三次元座標系の三方向における重力加速度gのリアルタイムサブベクトルgxm1、gym1、gzm1のずれ補正処理を行うステップS10と、をさらに含む。
また、標準方向パラメータライブラリを生成するステップS3は、前記斜面上を所定の円環ルートに沿って等速円運動するように前記ロボットを制御するステップS31と、前記ロボットが円運動している過程において、一定の時間間隔t毎に、前記ロボットの走行方向Ts及び前記走行方向Tsに対応する標準サブベクトルgxs0、gys0、gzs0を含む少なくとも一セットの標準方向パラメータをリアルタイムで収集して記録するステップS32と、少なくとも一セットの標準方向パラメータに基づいて標準方向パラメータライブラリを生成するステップS33と、を含む。
また、ステップS31において、前記等速円運動の角速度は0.1〜1.0度/秒である。ステップS32において、前記時間間隔tは0.1〜1.0秒である。ステップS6において、前記時間間隔tは0.1〜1.0秒である。
本発明は、従来技術のロボットが斜面上を走行する過程において所定直線ルートからずれた後、タイムリーに補正することができず、直線走行を確保することが困難であるという技術問題を解決するために、斜面上におけるロボットの直線走行の制御方法を提供することを他の目的とする。
上記問題を解決するために、本発明によれば、斜面上におけるロボットの直線走行の制御方法であって、斜面上におけるロボットの直線走行の判定方法に基づいて、ロボットが所定の直線ルートに沿って走行しているか否かを判定し、前記ロボットが所定の直線ルートからずれた場合、ステップS12を実行するステップS11と、走行過程において前記Tm方向に転向するように前記ロボットを制御するステップS12と、前記斜面上をTm方向に沿って直線走行するように前記ロボットを制御し、ステップS11に戻るステップS13と、を含む、制御方法が提供される。
また、走行過程において前記Tm方向に転向するように前記ロボットを制御するステップS12は、標準方向パラメータライブラリから前記リアルタイム方向パラメータに対応する実際走行方向Tnを取得するステップS121と、前記ロボットの調整を必要とする転向方向及び前記実際走行方向Tnと所定走行方向Tmとがなす転向角度を計算するステップS122と、前記ロボットの調整を必要とする転向方向及び転向角度に基いて、PIDアルゴリズムにより前記ロボットの左右への転向を制御するステップS123と、を含む。
本発明は、斜面上におけるロボットの直線走行の判定方法及び制御方法を提供し、ロボットの走行方向及び姿勢をリアルタイムで監視することができ、走行ルートに僅かなずれが発生したことが発見されると、当該ロボットの走行方向を直接補正し、ロボットを所定方向に戻して継続的に直線走行させることができる。ソーラパネル清掃ロボットは本発明の判定方法及び制御方法を採用することにより、ロボットは、所定の最適ルートに従って走行し、重複せずにパネルを満遍なく清掃することができるので、作業効率が向上する。
本発明の実施例に係る清掃ロボットの全体外観模式図である。 本発明の実施例に係る清掃ロボットの内部構造模式図である。 本発明の実施例に係る清掃ロボットの分解構造模式図である。 本発明の実施例に係る動力システムの全体外観模式図である。 本発明の実施例に係る除履帯のハウジングを取り外した後の動力システムの構造模式図である。 本発明の実施例に係る制御システムの構造のブロック図である。 本発明の実施例に係るロボットに三次元座標系を定義する模式図である。 ロボットが第1ルートナビゲーション方法により矩形斜面上を走行する走行ルート模式図である。 ロボットが第1ルートナビゲーション方法により矩形斜面上を走行する他の走行ルート模式図である。 ロボットが第2ルートナビゲーション方法により矩形斜面上を走行する走行ルート模式図である。 ロボットが第2ルートナビゲーション方法により矩形斜面上を走行する他の走行ルート模式図である。 ロボットが第3ルートナビゲーション方法により矩形斜面上を走行する走行ルート模式図である。 ロボットが第3ルートナビゲーション方法により矩形斜面上を走行する他の走行ルート模式図である。 ロボットが第4ルートナビゲーション方法により矩形斜面上を走行する走行ルート模式図である。 ロボットが第4ルートナビゲーション方法により矩形斜面上を走行する他の走行ルート模式図である。
100ソーラパネル清掃ロボット/清掃ロボット/ロボット、300斜面、400サーバ、1車体、2清掃装置、3動力システム、4制御システム、5電力システム、11ケーシング、31左前輪、32右前輪、33左後輪、34右後輪、35左駆動モータ、36右駆動モータ、37履帯、38輪ハブ輪歯、41データ収集ユニット、42プロセッサ、43記憶ユニット、44アラームユニット、45無線通信ユニット、51電池ボックス、311左前輪ハブ、312左前輪軸、321右前輪ハブ、322右前輪軸、331左後輪ハブ、341右後輪ハブ、411加速度センサ、412磁気センサ、413距離センサ、414カウンタ、415映像センサ
以下、図面を参照しながら本発明の好適実施例を三つ説明することで、本発明が実施可能なものであることが証明される。実施例は、当業者に本発明を紹介している。本発明は、様々な実施例により具体的に表現されることができるため、本発明の保護範囲は、以下の実施例に限定されない。
図面において、同一構造の部品を同一の数字で示し、構造又は機能が類似する部品を類似する数字で示す。図面に示す各部品のサイズ及び厚さが任意であるため、本発明は、各部品の寸法及び厚さを限定していない。図示をより明確にするために、部品の一部を拡大して示すことがある。
本発明において使用される方向用語、例えば、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「内」、「外」、「側面」等は、図面における方向で、本発明を解釈及び説明するものに過ぎず、本発明の保護範囲を限定するものではない。
一方の部品が他方の部品「上」に位置するとは、前記一方の部品を前記他方の部品に直接位置させてもよいし、前記一方の部品を中間部品に位置させるとともに前記中間部品を前記他方の部品に位置させてもよい。一方の部品を他方の部品に「取付ける」又は「接続する」とは、直接「取付け」又は「接続」してもよいし、中間部品を介して一方の部品を他方の部品に間接「取付け」又は「接続」してもよい。
図1から図3に示すように、本実施例によれば、ソーラパネル清掃ロボット100(以下、単に「清掃ロボット」又は「ロボット」と称する)が提供される。前記ソーラパネル清掃ロボット100は、車体1を含む。車体1は、少なくとも一つのソーラパネル上を走行することができる。車体1の内部又は外部には、清掃装置2、動力システム3、制御システム4及び電力システム5が設けられる。
清掃装置2は、車体の走行過程においてソーラパネル200を清掃する。動力システム3は、ソーラパネル200上における車体1の走行方向及び走行速度を調整し、車体1の走行、停止又は転向を制御する。制御システム4は、それぞれ動力システム3及び清掃装置2に接続され、動力システム3及び清掃装置2に様々な制御信号を送信する。電力システム5は、それぞれ動力システム3、清掃装置2及び制御システム4に接続され、動力システム3、清掃装置2及び制御システム4に電力を供給する。
本実施例に係るソーラパネル清掃ロボット100がソーラパネル上で正常に作業している状態において、電力システム5が起動したとき、制御システム4は少なくとも一つの走行制御指令及び少なくとも一つの清掃制御指令を送信し、動力システム3は前記走行制御指令に基づいて所定ルートに沿って走行するように車体1を制御する。同時に、清掃装置2は前記清掃制御指令に基づいて清掃装置2を起動し、ソーラパネル200の清掃作業を開始する。車体1の走行過程において、制御システム4は、動力システム3に複数の走行制御指令(例えば、ずれ補正指令、転向指令、折り返し指令等)を送信することにより、直進ルートからずれたとき元のルートに戻るように車体1を命令し(すなわち、ずれ補正処理)、又は、一定の条件若しくは一定の位置で転向又はUターン(折り返し)するように車体1を命令することにより、車体1は所定の最適ルートに沿って走行することができる。ナビゲーション方法、ずれ補正方法、車体の転向制御方法又はUターン(折り返し)制御方法の詳細については、後述する。走行過程において、車体1の走行方式(例えば、直行、シフト、ずれ補正、転向又はUターン)にかかわらず、清掃装置2は作業状態を常に保持することができる。制御システム4は、特定の作業パラメータ(例えば、所定ルートの走行完了又は電力システム5のバッテリ不足を示すパラメータ)に基づいて、走行停止の走行制御指令を送信したとき、車体1は走行を停止すると同時に、制御システム4は清掃制御指令を送信して清掃装置2をオフにし、清掃を停止させることができる。
図4及び図5に示すように、本実施例において、動力システム3は、車体1の底部に設けられ、車体1の走行を駆動する。動力システム3は、左前輪31、右前輪32、左後輪33、右後輪34、左駆動モータ35、右駆動モータ36及び二つの履帯37を含む。
左前輪31は、前記車体底面の前部の左側に取り付けられ、左前輪ハブ311及び左前輪軸312を含む。左前輪軸312は、左前輪ハブ311の中心に設けられる。右前輪32は、前記車体底面の前部の右側に取り付けられ、右前輪ハブ321及び右前輪軸322を含む。右前輪軸322は、右前輪ハブ321の中心に設けられる。左後輪33は、前記車体底面の後部の左側に取り付けられ、左後輪ハブ331及び左後輪軸332(図示せず)を含む。左後輪ハブ331は、左前輪ハブ311と同一の直線に設けられ、前記左後輪軸は、左後輪ハブ331の中心に設けられる。右後輪34は、前記車体底面の後部の右側に取り付けられ、右後輪ハブ341及び右後輪軸(図示せず)を含む。右後輪ハブ341は、右前輪ハブ321と同一の直線に設けられる。前記右後輪軸は、右後輪ハブ341の中心に設けられる。前記右後輪軸は、直接又は伝動装置(図示せず)を介して前記左後輪軸に接続される。左駆動モータ35及び右駆動モータ36は、固定装置により車体1に固定接続され、少なくとも一つの導線により電力システム5に接続され、少なくとも一つの信号線により制御システム4に接続される。左駆動モータ35は、直接又は伝達装置(図示せず)を介して左前輪軸312に接続され、右駆動モータ36は、直接又は伝達装置(図示せず)を介して右前輪軸322に接続される。二つの履帯37は、共にフレキシブルチェーンリンクである。一方の履帯37は、左前輪ハブ311、左後輪ハブ331の環状側壁の外部に被覆され、他方の履帯37は、右前輪ハブ321、右後輪ハブ341の環状側壁の外部に被覆される。各履帯37の外部に履帯ハウジング371を設けることにより、履帯及び輪ハブが保護されるので、履帯又は輪ハブへのゴミの進入による車体1の正常走行に対する影響が防止される。
本実施例において、制御システム4は、所定の最適ルートに基づいて左駆動モータ35、右駆動モータ36に少なくとも一つの走行制御信号を送信し、左駆動モータ35及び右駆動モータ36に左前輪31、右前輪32の回転速度及び回転方向を同期調整させる。車体1の走行方向及び走行速度が調整されると、車体の直行、ずれ補正、90度転向、Uターン等の動作が実現される。
車体が直線走行する必要がある場合、制御システム4は、左駆動モータ35、右駆動モータ36に直線走行制御指令を同時に送信する。制御指令には、同一のモータ回転速度(例えば、左駆動モータ及び右駆動モータの回転速度が共に60回転/分間である)、駆動モータ回転軸の回転方向(例えば、左駆動モータが時計回りに回転する、右駆動モータが反時計回りに回転する)が含まれる。これにより、左前輪31、右前輪32を同期に前方に回転させる。左後輪33及び右後輪34は、従動輪であり、履帯37の駆動により左前輪31、右前輪32と前方に同期回転する。これにより、車体1全体が前方に走行する。
車体1が右に転向する必要がある場合、制御システム4は、左駆動モータ35、右駆動モータ36にずれ補正走行制御指令を同時に送信する。左駆動モータ35が受信した制御指令におけるモータ回転速度は、右駆動モータ36が受信した制御指令におけるモータ回転速度よりも大きくなる。回転速度の差分値は、調整すべき偏差角度に依存し、偏差角度が小さいほと、回転速度の差分値が小さくなる。同様に、車体1が左に転向する必要がある場合、左駆動モータ35が受信した制御指令におけるモータ回転速度は、右駆動モータ36が受信した制御指令におけるモータ回転速度より小さくなる。車体1が元の所定走行方向に戻った後、制御システム4は、直線走行制御指令を再度送信することにより、左駆動モータ35と右駆動モータ36の回転速度が再度同一になり、車体1が直線走行し続ける。
車体が90度転向する必要がある場合、制御システム4は、所定の転向半径の大きさに基づいて左駆動モータ35、右駆動モータ36の回転速度及び回転方向を算出する。転向半径が比較的大きい場合、駆動モータの回転方向が反対となり(一方が時計回り、他方が反時計回り)、左前輪31及び右前輪32は、前方に同期回転し、又はいずれか一方の車輪の回転が停止されるように設定される。これにより、走行しながら転向する効果は実現される。転向半径が比較的小さい、又は走行せずに転向する場合、左駆動モータ35と右駆動モータ36の回転方向を同一(共に時計回りまたは反時計回り)にすることができる。これにより、左前輪31及び右前輪32のうちのいずれか一方が前方に回転し、いずれか他方が後方に回転するので、車体1の一側が前進し、他側が後退することにより、小半径の転向又は走行せずに転向する効果が実現される。
車体がUターン(「折り返し」とも称する)をする必要がある場合、車体は、180度転向した後、元の車道に隣接する車道まで走行する必要がある。この場合、単一Uターン又は段階的なUターンを含む。制御システム4は、所定の転向半径の大きさに基づいて左駆動モータ35、右駆動モータ36の回転速度及び回転方向を算出する。単一Uターンにおいて、転向半径が車体幅の半分と等しくなり、転向の内側の前輪が回転を停止し、又は極めて遅い速度で前方に回転し(左にUターンするとき、左前輪が回転を停止し、右にUターンするとき、右前輪が回転を停止し)、転向の外側の前輪が高速で前方に回転するこれにより、左右へのUターンが実現される。段階的なUターンにおいて、具体的な状況に応じて異なる方法を決定することができる。本実施例において、まず、車体1を走行せず左又は向に90度転向させ、そして、車体が前方にケーシングの幅分だけの距離を走行させ、最後に、車体を走行せず左又は右向に90度転向させることが好ましい。これにより、車体の左右へのUターンが実現される。そして、車体は、Uターンした後、ちょうど前の車道に隣接する車道を走行することができる。ことにより、本実施例のロボットは、重複せず、満遍なく走行する効果が実現される。
動力システム3は、少なくとも一つの輪ハブ輪歯38及び少なくとも一つの履帯内歯372をさらに含む。輪ハブ輪歯38は、左前輪ハブ311、左後輪ハブ331、右前輪ハブ321及び右後輪ハブ341の環状側壁の外部表面に均等に設けられる。履帯内歯372は、輪ハブ輪歯38と噛み合うように履帯37の内側壁の表面に均等に設けられる。これにより、二つの前輪31、32が回転するとき、履帯37は二つの輪ハブと協働して正常に作動することが確保される。
ソーラパネルは、相対的に滑らかであり、且つ一定の傾斜度を有するため、清掃ロボット車体が走行する過程において滑り落ちやすくなる。この問題を解決するために、図4に示すように、動力システム3は、少なくとも一つの滑り止めブロック373をさらに含む。滑り止めブロック373は、二つの履帯37の外側壁に突出しており、規則的なアレイに配列され、履帯37全体に均一に分布される。本実施例の車体1は、履帯構造を採用し、且つ履帯の外壁に滑り止めブロック373を配置することにより、摩擦係数が増大され、トラクションが増強され、車体1の走行過程における滑り落ちが防止される。同様に、本実施例の履帯37には、少なくとも一つの滑り止めパターン(図示せず)が設けられてもよい。滑り止めパターンは、二つの履帯の外側壁に凹んでおり、履帯全体に均一に分布される。その効果は滑り止めブロックと同様である。
本実施例において、動力システム3の技術的効果は、以下の通りである。履帯及び滑り止めブロック構造を採用することにより、清掃ロボットの車体が滑り落ちることがなくソーラパネル上を自由に走行することができる。左右の前輪は、ダブルモータにより別々に駆動されることにより、車体の走行状況を正確に制御でき、必要に応じて車体の走行方向をより柔軟に調整することができる。そして、車体は走行せずに転向することが実現され、走行ルートの範囲をできるだけ増大することができる。
図6に示すように、本実施例において、制御システム4は、データ収集ユニット41、プロセッサ42及び少なくとも一つのメモリユニット43を含む。データ収集ユニット41は、複数種類のセンサを含み、車体1の走行過程における少なくとも一つの作業パラメータを収集する。プロセッサ42は、データ収集ユニット41に接続され、前記作業パラメータに基づいて動力システム3及び清掃装置2にそれぞれ少なくとも一つの走行制御指令及び少なくとも一つの清掃制御指令を送信する。メモリユニット43は、プロセッサ42に接続され、車体1の走行過程における作業パラメータ、及び予め算出又は設定された他のパラメータを記憶する。前記作業パラメータは、車体1のリアルタイム加速度データ、リアルタイム走行方向データ、各距離センサとソーラパネルとの距離及び車体前方の映像等のパラメータを含む。予め算出又は設定された他のパラメータは、作業員が予め設定した種々の作業データ、例えば、予め算出又は計画された清掃ロボット走行ルート(最適ルート)等を含む。
清掃ロボット車体にルートナビゲーションを提供するために、作業員は、計画された最適ルートを制御システム4に予め記録しておく。制御システム4は、前記最適ルートに基づいて計算及び計画を行い、起動のタイミング、停止のタイミング、直線走行のタイミング、90度左折又は右折のタイミング、Uターンのタイミング等の制御情報を、様々な制御指令として動力システムに送信し、車体の走行中の動作を制御する。
車体制御技術では、ロボットが斜面上を直線走行するか否かを如何に判定するか、及び斜面上における車体の直線走行を如何に制御するかは、最も基本的な問題である。車体が直線走行する過程において監視が欠如する場合、車体がある原因(例えば、路面が平坦ではないか、又は路面に障害物がある等)によりずれると、走行すればするほど、ずれが大きくなる現象が発生する。本発明の場合、ロボットが既存のナビゲーションルートからずれ、最短時間内で斜面全体を満遍なく走行することができないおそれがある。本実施例において、清掃ロボットが作業を完了した後、ソーラパネルには、まだ清掃されていない場所が多く存在する。
本実施例のロボットが斜面上を直線走行するか否かを如何に判定するかという問題を解決するために、本実施例によれば以下の技術案が提供される。
制御システム4において、データ収集ユニット41は、少なくとも一つの加速度センサ411を含み、ロボット100(又は車体1の加速度データをリアルタイムで収集する。加速度センサ411は、プロセッサ42に接続され、車体1の加速度データをプロセッサ42に伝送し、プロセッサ42が動的加速度データを分析することにより、車体の走行過程における車体の受力方向及び走行方向等を取得することができる。プロセッサ42は、ロボット100の加速度データに基づいて三次元座標系を構築し分解計算する。ここで、ロボット100の走行方向をY軸正方向、前記斜面に垂直な方向をZ軸方向とし、X軸及び前記Y軸が所在する平面が前記斜面に平行となる。加速度データのX軸方向におけるベクトルに基づいて、車体1が左右にずれるか否かが判定される。車体1がずれる場合、前記プロセッサは、動力システム3に少なくとも一つの方向調整指令を送信して、車体1を元の直線ルートに戻す。一方、車1体がずれていない場合、プロセッサ42は、車体1が直線走行していると判定する。
さらに、直線走行判定の正確性を保証するために、加速度センサによる判定に加えて、磁気センサ技術により、加速度センサが判定したルートずれの状況を再度判定(即ち、磁気センサによる二次判定)してもよい。そのため、制御システム4において、データ収集ユニット41は、プロセッサ42に接続された磁気センサ412をさらに含んでもよい。磁気センサ412は、磁場強度を検出することにより電流、位置、方向等の物理的パラメータを測定する。本実施例において、磁気センサ412は、走行方向データをリアルタイムで収集し、最適ルートデータに基づいて所定の標準走行方向と比較して判定することにより、車体が直線走行しているか否かを確認する。これにより、車体の直線走行の判定はより正確になる。
本実施例の前記ソーラパネル清掃ロボット(以下、単に「ロボット」と称する)が直線走行しているか否かを如何に判定するかという技術問題を解決するために、本実施例によれば、斜面300上における清掃ロボット100の直線走行の判定方法が提供される。ソーラパネルが斜面であるため、前記判定方法は、ソーラパネル清掃ロボットが直線走行しているか否かの判定に適用できる。前記判定方法は、以下のステップS1〜ステップS8を含む。
ステップS1において、図7に示すように、前記ロボットの走行方向をY軸正方向とし、前記斜面に垂直な方向をZ軸方向とし、X軸及び前記Y軸が所在する平面が前記斜面に平行となるように、前記ロボットに三次元座標系を定義する。
ステップS2において、前記ロボットの走行方向をTsとすると、前記三次元座標系の三方向における重力加速度gの標準サブベクトルを、gxs0、gys0、gzs0とする。
ステップS3において、標準方向パラメータライブラリを生成する。具体的には、以下のステップS31、ステップS32及びステップS33を含む。ステップS31において、前記斜面上を所定の円環ルートに沿って0.1〜1.0度/秒の角速度で等速円運動するように前記ロボットを制御する。ステップS32において、前記ロボットの円運動の過程において、一定の時間間隔t(0.1〜5.0秒)毎に、少なくとも1セットの標準方向パラメータをリアルタイムで収集して記録する。なお、各セットの標準方向パラメータは、前記ロボットの走行方向Ts及び前記走行方向に対応する標準サブベクトルgxs0、gys0、gzs0を含む。ステップS33において、少なくとも1セットの標準方向パラメータに基づいて標準方向パラメータライブラリを生成する。角速度:0.1度/秒、時間間隔:t=1秒を一例とすると、ロボット100が斜面300上で1回の等速円運動を完成するのに約3600秒がかかる。そして、1秒毎にロボットの走行方向Ts及び対応する加速度標準サブベクトルgxs0、gys0、gzs0を収集することにより、3600セットの異なる方向のパラメータが得られ、3600セットの標準方向パラメータとして記録される。
ステップS4において、前記斜面上を所定の直線ルートに沿って任意の方向Tmに直線走行するように前記ロボットを制御する。
ステップS5において、前記標準方向パラメータライブラリから前記走行方向Tmに対応する標準サブベクトルgxm0、gym0、gzm0のデータを取得する。
ステップS6において、一定の時間間隔t毎に、1セットのリアルタイム方向パラメータをリアルタイムで収集する。前記リアルタイム方向パラメータは、前記三次元座標系の三方向における重力加速度gのリアルタイムサブベクトルgxm1、gym1、gzm1を含み、前記時間間隔tは、0.1〜1.0秒である。
ステップS7において、前記X軸方向における重力加速度gのリアルタイムサブベクトルと標準サブベクトルのサブベクトルとの差分値gxd=gxm1−gxm0を算出する。
ステップS8において、差分値gxdに基づいて前記ロボットが所定の直線ルートに沿って走行しているか否かを判定する。具体的には、gxdが0である場合、前記ロボットが所定の直線ルートに沿って走行していると判定し、ステップS6に戻る。一方、gxdが0ではない場合、前記ロボットが所定の直線ルートからずれたと判定する。
ロボット100の斜面300における重力加速度gが固定値であるため、ロボット100が斜面300上で作業する際に、走行方向Ts及び前記方向の加速度サブベクトルデータgxs、gys、gzsは、標準データライブラリにおける標準方向パラメータと一致すべきである。本実施例において、ロボットが直線走行しているか否かを判定することは、本質的に、ロボットには直進ルートから左右への僅かなずれが発生したか否かを判定することである。したがって、前記X軸方向上における重力加速度gのリアルタイムサブベクトルが標準サブベクトルと一致するか否かを判定すればよい。両者が一致する場合、ずれが発生していないことを示し、一方、両者が一致しない場合、ずれが発生したことを示す。さらに、サブベクトルの差分値gxd=gxm1−gxm0の正負に基づいて左又は右へのずれを判定することができる。
また、本実施例によれば、斜面上におけるロボットの直線走行の他の判定方法がさらに提供される。前記ステップS8において、前記ロボットが所定の直線ルートからずれたと判定した後、以下のステップS9及びステップS10を含んでもよい。ステップS9において、磁気センサによりリアルタイム走行方向Tnを取得する。ステップS10において、前記リアルタイム走行方向Tnと前記走行方向Tmとを比較し、両者が一致する場合、前記ロボットが所定の直線ルートに沿って走行していると判定し、ステップS6に戻る。一方、両者が一致しない場合、前記ロボットが所定の直線ルートからずれたと判定する。ロボットが直線ルートからずれたと判定した場合、二次判定を行うことにより、判定結果の正確さが確保される。
制御システム4は、ロボットが走行ルートからずれたことを発見した場合、迅速にずれ補正処理によりロボットを所定ルートに戻さなければならない。斜面上における前記ロボットの直線走行を如何に制御するかという技術問題を解決するために、本実施例によれば、斜面におけるロボットの直線走行の制御方法が提供される。前記制御方法は、以下のステップS11〜ステップS13を含む。
ステップS11において、ステップS1〜S8又はステップS1〜S10に記載の判定方法に基づいて、ロボットが所定の直線ルートに沿って走行しているか否かを判定する。前記ロボットが所定の直線ルートからずれた場合、ステップS12を実行する。
ステップS12において、走行過程において前記Tm方向に転向するように前記ロボットを制御する。具体的には、ステップS12は、以下のステップS121、ステップS122及びステップS123を含む。ステップS121において、標準方向パラメータライブラリから前記リアルタイム方向パラメータに対応する実際走行方向Tnを取得する。ステップS122において、前記ロボットの調整を必要とする転向方向及び転向角度を算出する。前記転向角度は、前記実際走行方向Tnと所定の走行方向Tmとがなす角度である。ステップS123において、前記ロボットの調整を必要とする転向方向及び転向角度に基づいて、動力システム3に方向調整指令を送信し、前記ロボットを左又は右に転向させる。
ステップS13において、前記斜面上をTm方向に沿って直線走行するように前記ロボットを制御し、ステップS11に戻る。
前記斜面におけるロボットの直線走行の判定方法では、ステップS1〜S8又はステップS1〜S10に示す通り、極めて短い時間内で1セットの加速度データ(及び磁気センサデータ)に基づいて車体が斜面上を直線走行しているか否かを迅速に判定することができる。加速度センサは、データをリアルタイムで収集することができ、且つ一定の時間間隔毎に1セットのデータを収集するため、前記の判定過程は一定の時間間隔毎に行われる。これにより、ロボット(車体)が斜面上を走行する過程において直線ルートからずれたことが発見されると、ロボットがずれたと判定することができる。
前記斜面におけるロボットの直線走行の制御方法では、ステップS11〜ステップS13に示す通り、前記斜面におけるロボットの直線走行の判定技術に基づいて、ロボットがずれたと確認した場合、迅速にロボットの走行方向を調整し、ロボットを元の方向のルートに戻す。
本発明において、前記斜面におけるロボットの直線走行の判定方法と前記斜面におけるロボットの直線走行の制御方法とを組合せることにより、清掃ロボットが直線走行する過程においてずれが生じることなく、清掃ロボットが所定の最適なナビゲーションルートに沿って、最短時間内でソーラパネル全体を満遍なく走行し、ソーラパネル全体を速くてクリーンに清掃することが確保される。
最短時間、最短ルートの原則に基づいて、矩形斜面におけるロボットの最適ナビゲーションルートを容易に計画又は算出することができる。如何にロボットを所定の最適ナビゲーションルートに沿って走行させるかについては、本実施例によれば、一連の制御方法及びナビゲーション方法が提供される。ナビゲーション方法とは、ロボットをナビゲーションルートに沿って走行させる制御方法を指す。
本実施例において、データ収集ユニット41は、少なくとも一つの距離センサ413をさらに含んでもよい。距離センサ413は、超音波センサ及び光パルスセンサを含むが、これらに制限されない。距離センサ413は、ロボット100(車体1)の外縁に設けられる。具体的には、車体1(ケーシング11)の四隅に設けられてもよい。図2に示すように、ロボット100が矩形斜面上を走行するとき、距離センサ413の前端は矩形斜面の方向を向く。距離センサ413は、プロセッサ42に接続され、距離センサ413と矩形斜面との距離データをリアルタイムで収集する。プロセッサ42は、距離センサ413と前記矩形斜面との距離データに基づいて、車体1が前記矩形斜面のエッジ又は隅にあるか否かを判定する。
本実施例において、四つの距離センサ413は、それぞれロボット(車体)の四隅に設けられる。二つの距離センサ413のみが前記距離データを収集した場合、プロセッサ42は、ロボット(車体)が矩形斜面300のエッジに位置すると判定し、動力システム3に少なくとも一つの転向指令(Uターン)を送信する。一つの距離センサのみが前記距離データを収集した場合、プロセッサ42は、ロボット(車体)が矩形斜面300の一つの隅に位置すると判定し、動力システム3に少なくとも一つの転向指令(90度転向又はUターン)を送信する。また、四つの距離センサ413は、それぞれ車体1の各側辺の中間部に設けられてもよい。ある側辺の距離センサ413が距離データを収集できない場合、プロセッサは、前記側辺が矩形斜面のエッジに位置すると判定することができる。二つの隣接する側辺が共に矩形斜面のエッジに位置する場合、車体1がソーラパネル200の一つの隅に位置すると判定することができる。なお、八つの距離センサ413は、それぞれ車体1の四隅又は車体1の四つの側辺の中間部に設けられてもよい。
制御システム4は、車体1が斜面上を走行する間に経過した隅の数をカウントするカウンタ414をさらに含んでもよい。ロボットの1回の作業において、プロセッサ42は、車体がある隅に到達したと判定する度に、カウンタに1を追加する。プロセッサ42は、カウンタ414がフィードバックした結果に基づいて、車体1が到達した隅の順序(何番目の隅)を明確に把握することができる。
作業員が予め計画された最適ルートを制御システム4のメモリに記録する。前記プロセッサは、前記ナビゲーションルート及びロボット(車体)のリアルタイム位置に基づいて動力システム3に制御指令、例えば、起動、停止、直行、左右への90度転向、左右へのUターン(隣接する車道への180度転向)を送信し、ナビゲーションルートに従って走行するように車体を制御する。
本実施例によれば、矩形斜面上におけるロボットの走行の4種類のルートナビゲーション方法が提供される。なお、前記方法の詳細については後述する。ソーラパネルが矩形斜面であるため、ソーラパネルにおける清掃ロボットの走行ルートナビゲーション方法は、後述の矩形斜面上におけるロボットの走行のルートナビゲーション方法にも適用される。
本実施例に開示される矩形斜面上におけるロボットの走行の第1ルートナビゲーション方法は、以下のステップS101〜ステップS109を含む。ステップS101において、前記矩形斜面の左下角をナビゲーション開始点として設定する。ステップS102において、前記ナビゲーション開始点から前記矩形斜面の左上角へ直線走行するように前記ロボットを制御する。ステップS103において、前記ロボットが前記矩形斜面の第1隅まで走行したか否かをリアルタイムで検出する。そして、前記ロボットが前記第1隅に到達していない場合、ステップS102に戻る。一方、前記第1隅に到達した場合、前記ロボットが右へ90度転向するように前記ロボットを制御する。ステップS104において、直線走行するように前記ロボットを制御する。ステップS105において、前記ロボットが前記矩形斜面の第2隅まで走行したか否かをリアルタイムで検出する。そして、前記ロボットが前記第2隅に到達していない場合、ステップS104に戻る。一方、前記ロボットが前記第2隅に到達した場合、右へUターンするように前記ロボットを制御する。ステップS106において、前記ロボットが前記矩形斜面の第3隅まで走行したか否かをリアルタイムで検出する。そして、前記ロボットが前記第3隅に到達していない場合、直線走行するように前記ロボットを制御する。一方、前記ロボットが前記第3隅に到達した場合、直線走行するように前記ロボットを制御する。さらに、前記ロボットが前記矩形斜面の第4隅まで走行したか否かをリアルタイムで検出する。そして、前記ロボットが前記第4隅に到達していない場合、直線走行するように前記ロボットを制御する。一方、前記ロボットが前記第4隅に到達した場合、走行を停止するように前記ロボットを制御する。ステップS107において、前記ロボットが前記矩形斜面のエッジまで走行したか否かをリアルタイムで検出する。そして、前記ロボットが前記矩形斜面のエッジに到達した場合、左へUターンするように前記ロボットを制御する。ステップS108において、前記ロボットが前記矩形斜面の第3隅まで走行したか否かをリアルタイムで検出する。そして、前記ロボットが前記第3隅に到達していない場合、直線走行するように前記ロボットを制御する。一方、前記ロボットが前記第3隅に到達した場合、前記ロボットが前記矩形斜面の第4隅まで走行したか否かをリアルタイムで検出する。そして、前記ロボットが前記第4隅に到達していない場合、直線走行するように前記ロボットを制御する。一方、前記ロボットが前記第4隅に到達した場合、走行を停止するように前記ロボットを制御する。ステップS109において、前記ロボットが前記矩形斜面のエッジまで走行したか否かをリアルタイムで検出する。そして、前記ロボットが前記矩形斜面のエッジに到達した場合、右へUターンするように前記ロボットを制御し、ステップS106に戻る。
第1ルートナビゲーション方法を採用する矩形斜面上におけるロボットの走行ルートが数多くあり、矩形斜面の長さ及び幅とロボットの長さ及び幅との比例が異なるため、ロボットの走行ルートの長さが異なり、ロボットの走行停止位置も異なる(左下角又は右下角に停止する)。図8、9は、ロボット100が第1ルートナビゲーション方法を採用して矩形斜面300を走行する二つの可能な走行ルートを示している。
本実施例に開示される矩形斜面上におけるロボットの走行の第2ルートナビゲーション方法は、以下のステップS201〜ステップS209を含む。ステップS201において、前記矩形斜面の右下角をナビゲーション開始点として設定する。ステップS202において、前記ナビゲーション開始点から前記矩形斜面の右上角へ直線走行するように前記ロボットを制御する。ステップS203において、前記ロボットが前記矩形斜面の第1隅まで走行したか否かをリアルタイムで検出する。そして、前記ロボットが前記第1隅に到達していない場合、ステップS202に戻る。一方、前記ロボットが前記第1隅に到達した場合、左へ90度転向するように前記ロボットを制御する。ステップS204において、直線走行するように前記ロボットを制御する。ステップS205において、前記ロボットが前記矩形斜面の第2隅まで走行したか否かをリアルタイムで検出する。そして、前記ロボットが前記第2隅に到達していない場合、ステップS204に戻る。前記ロボットが前記第2隅に到達した場合、左へUターンするように前記ロボットを制御する。ステップS206において、前記ロボットが前記矩形斜面の第3隅まで走行したか否かをリアルタイムで検出する。そして、前記ロボットが前記第3隅に到達していない場合、直線走行するように前記ロボットを制御する。一方、前記ロボットが前記第3隅に到達した場合、直線走行するように前記ロボットを制御する、さらに、前記ロボットが前記矩形斜面の第4隅まで走行したか否かをリアルタイムで検出する。そして、前記ロボットが前記第4隅に到達していない場合、直線走行するように前記ロボットを制御する。一方、前記ロボットが前記第4隅に到達した場合、走行を停止するように前記ロボットを制御する。ステップS209において、前記ロボットが前記矩形斜面のエッジまで走行したか否かをリアルタイムで検出する。そして、前記ロボットが前記矩形斜面のエッジに到達した場合、右へUターンするように前記ロボットを制御し、ステップS206に戻る。
第2ルートナビゲーション方法を採用する矩形斜面上におけるロボットの走行ルートが数多くあり、矩形斜面の長さ及び幅とロボットの長さ及び幅との比例が異なるため、ロボットの走行ルートの長さが異なり、ロボットの走行停止位置も異なる(左下角又は右下角に停止する)。図10、11は、ロボット100が第2ルートナビゲーション方法を採用して矩形斜面300を走行する二つの可能な走行ルートを示している。
本実施例に開示される矩形斜面上におけるロボットの走行の第3ルートナビゲーション方法は、以下のステップS301〜ステップS307を含む。ステップS301において、前記矩形斜面の左下角をナビゲーション開始点として設定する。ステップS302において、前記ナビゲーション開始点から前記矩形斜面の左上角へ直線走行するように前記ロボットを制御する。ステップS303において、前記ロボットが前記矩形斜面の第1隅まで走行したか否かをリアルタイムで検出する。そして、前記ロボットが前記第1隅に到達していない場合、ステップS302に戻る。一方、前記ロボットが前記第1隅に到達した場合、右へUターンするように前記ロボットを制御する。ステップS304において、前記ロボットが前記矩形斜面の第2隅まで走行したか否かをリアルタイムで検出しする。そして、前記ロボットが前記第2隅に到達していない場合、直線走行するように前記ロボットを制御する。一方、前記ロボットが前記第2隅に到達した場合、直線走行するように前記ロボットを制御する。さらに、前記ロボットが前記矩形斜面の第3隅まで走行したか否かをリアルタイムで検出する。そして、前記ロボットが前記第3隅に到達していない場合、直線走行するように前記ロボットを制御する。一方、前記ロボットが前記第3隅に到達した場合、走行を停止するように前記ロボットを制御する。ステップS305において、前記ロボットが前記矩形斜面のエッジまで走行したか否かをリアルタイムで検出する。そして、前記ロボットが前記矩形斜面のエッジに到達した場合、左へUターンするように前記ロボットを制御する。ステップS306において、前記ロボットが前記矩形斜面の第2隅まで走行したか否かをリアルタイムで検出する。そして、前記ロボットが前記第2隅に到達していない場合、直線走行するように前記ロボットを制御する。一方、前記ロボットが前記第2隅に到達した場合、直線走行するように前記ロボットを制御する。さらに、前記ロボットが前記矩形斜面の第3隅まで走行したか否かをリアルタイムで検出する。そして、前記ロボットが前記第3隅に到達していない場合、直線走行するように前記ロボットを制御する。一方、前記ロボットが前記第3隅に到達した場合、走行を停止するように前記ロボットを制御する。ステップS307において、前記ロボットが前記矩形斜面のエッジまで走行したか否かをリアルタイムで検出する。そして、前記ロボットが前記矩形斜面のエッジに到達した場合、右へUターンするように前記ロボットを制御し、ステップS304に戻る。
第3ルートナビゲーション方法を採用する矩形斜面上におけるロボットの走行ルートが多くあり、矩形斜面の長さ及び幅とロボットの長さ及び幅との比例が異なるため、ロボットの走行ルートの長さが異なり、ロボットの走行停止位置も異なる(左下角又は右下角に停止する)。図12、13は、ロボット100が第3ルートナビゲーション方法を採用して矩形斜面300上を走行する二つの可能な走行ルートを示している。
本実施例に開示される矩形斜面上におけるロボットの走行の第4ルートナビゲーション方法は、以下のステップS401〜ステップS407を含む。ステップS401において、前記矩形斜面の右下角をナビゲーション開始点として設定する。ステップS402において、前記ナビゲーション開始点から前記矩形斜面の右上角へ直線走行するように前記ロボットを制御する。ステップS403において、前記ロボットが前記矩形斜面の第1隅まで走行したか否かをリアルタイムで検出する。そして、前記ロボットが前記第1隅に到達していない場合、ステップS402に戻る。一方、前記ロボットが前記第1隅に到達した場合、左へUターンするように前記ロボットを制御する。ステップS404において、前記ロボットが前記矩形斜面の第2隅まで走行したか否かをリアルタイムで検出する。そして、前記ロボットが前記第2隅に到達していない場合、直線走行するように前記ロボットを制御する一方、前記ロボットが前記第2隅に到達した場合、直線走行するように前記ロボットを制御する。さらに、前記ロボットが前記矩形斜面の第3隅まで走行したか否かをリアルタイムで検出する。そして、前記ロボットが前記第3隅に到達していない場合、直線走行するように前記ロボットを制御する。一方、前記ロボットが前記第3隅に到達した場合、走行を停止するように前記ロボットを制御する。ステップS405において、前記ロボットが前記矩形斜面のエッジまで走行したか否かをリアルタイムで検出する。そして、前記ロボットが前記矩形斜面のエッジに到達した場合、右へUターンするように前記ロボットを制御する。ステップS406において、前記ロボットが前記矩形斜面の第2隅まで走行したか否かをリアルタイムで検出する。そして、前記ロボットが前記第2隅に到達していない場合、直線走行するように前記ロボットを制御する。一方、前記ロボットが前記第2隅に到達した場合、直線走行するように前記ロボットを制御する。さらに、前記ロボットが前記矩形斜面の第3隅まで走行したか否かをリアルタイムで検出する。前記ロボットが前記第3隅に到達していない場合、直線走行するように前記ロボットを制御する。一方、前記ロボットが前記第3隅に到達した場合、走行を停止するように前記ロボットを制御する。ステップS407において、前記ロボットが前記矩形斜面のエッジまで走行したか否かをリアルタイムで検出する。そして、前記ロボットが前記矩形斜面のエッジに到達した場合、左へUターンするように前記ロボットを制御し、ステップS404に戻る。
第4ルートナビゲーション方法を採用する矩形斜面上におけるロボットの走行ルートが多くあり、矩形斜面の長さ及び幅とロボットの長さ及び幅との比例が異なるため、ロボットの走行ルートの長さが異なり、ロボットの走行停止位置も異なる(左下角又は右下角に停止する)。図14、15は、ロボット100が第4ルートナビゲーション方法を採用して矩形斜面300上を走行する二つの可能な走行ルートを示している。
矩形斜面上におけるロボットの走行の前記4種類のルートナビゲーション方法では、前記ロボットの直線走行の判定方法、又は、前記ロボットの直線走行の制御方法について、以上で詳細に説明したため、説明を省略する。前記ロボットが左又は右へ90度転向するように制御することは、上述した動力システムに詳しく記載されたため、説明を省略する。
矩形斜面上におけるロボットの走行の前記4種類のルートナビゲーション方法では、前記ロボットが前記矩形斜面の隅又はエッジまで走行したか否かをリアルタイムで検出することは、具体的に以下のステップS1011〜ステップS1014を含む。ステップS1011において、前記ロボットの左前部、右前部、左後部、及び右後部にそれぞれ距離センサ413を設ける。距離センサ413は、前記ロボットの外部に延伸し、ソーラパネル200を向くように設けられる。ステップS1012において、四つの距離センサ413のそれぞれに番号を付し、前記ロボットの左前部、右前部、左後部、及び右後部に設けられた距離センサ413をそれぞれセンサN1、センサN2、センサN3、及びセンサN4として定義する。ステップS1013において、前記ロボットは、任意時点に同時に受信したセンサ信号に基づいて前記ロボットの位置を判定する。そして、前記ロボットがセンサN3信号及びセンサN4信号を同時に受信した場合、前記ロボットが前記矩形斜面のエッジに到達したと判定し、前記ロボットがセンサN4信号のみを受信した場合、前記ロボットが前記矩形斜面の第1隅又は第2隅に到達したと判定し、前記ロボットがセンサN3信号のみを受信した場合、前記ロボットが前記矩形斜面の第3隅又は第4隅に到達したと判定する。ステップS1014において、前記ロボットが前記矩形斜面の隅に到達したと判定した場合、カウンタの結果を読取り、前記隅の順序(何番目の隅)を判定する。
矩形斜面上におけるロボットの走行の前記4種類のルートナビゲーション方法では、左へUターンするように前記ロボットを制御することは、具体的に以下のステップS1031〜ステップS1033を含む。ステップS1031において、走行せずに左へ90度転向するように前記ロボットを制御する。ステップS1032において、一定の距離(前記ロボットの幅)直線走行するように前記ロボットを制御する。ステップS1033において、走行せずに左へ90度転向するように前記ロボットを制御する。
矩形斜面上におけるロボットの走行の前記4種類のルートナビゲーション方法では、右へUターンするように前記ロボットを制御することは、具体的に以下のステップS1041〜ステップS1043を含む。ステップS1041において、走行せずに右へ90度転向するように前記ロボットを制御する。ステップS1042において、一定の距離(前記ロボットの幅)直線走行するように前記ロボットを制御する。ステップS1043において、走行せずに右へ90度転向するように前記ロボットを制御する。
矩形斜面上におけるロボットの走行の前記4種類のルートナビゲーション方法は、以下の技術的効果を有する。ロボットは、最短時間内で、かつ、休むことなくて重複せず、最短ルートで矩形斜面を満遍なく走行することができる。本実施例において、前記4種類のナビゲーション方法のいずれを採用する場合も、清掃ロボットは、短時間内でソーラパネルを満遍なく走行し、効果的に清掃することができる。清掃過程において汚水が発生し、ソーラパネルに沿って滑り落ちることがあるため、第3、4ナビゲーション方法の清掃効果が比較的悪いおそれがあるので、第1、2ナビゲーション方法が好ましい。
制御システム4は、プロセッサ42に接続される少なくとも一つのアラームユニット44をさらに含む。アラームユニット44は、車体の外部に設けられた赤灯又はブザーであってもよい。ある作業パラメータが閾値を超える場合、前記アラームユニットは、アラーム信号を送信する。例えば、電力システム5が電力不足のとき、又は、前記清掃ロボットが故障したとき、アラームユニット44は、アラーム信号を送信してユーザに通知することができる。
データ収集ユニット41は、プロセッサ42に接続された少なくとも一つの映像センサ415又はカメラをさらに含む。映像センサ415又はカメラは、車体1の前端(図2、3を参照)に設けられ、車体1の走行過程中の車体1前方の映像を収集する。これらの映像は、前記メモリユニットに記憶される。これにより、作業員がロボットの作業状態を調査することができる。
本実施例において、制御システム4の技術的効果は、ソーラパネルにおける清掃ロボットの走行の最適ルート及び斜面におけるロボットの直線走行の制御方法を複数提供し、ロボットは重複せずにソーラパネル全体を走行することが確保される。清掃面積が大きく、ソーラパネルのエッジから転落することがなく、清掃効果と作業効率の両方が保証される。
ソーラパネル清掃ロボット100は、少なくとも一つの無線通信ユニット45をさらに含んでもよい。無線通信ユニット45は、サーバ400に無線接続され、ソーラパネル清掃ロボット100とサーバ400との間に通信を構築する。車体1前方の映像はサーバ400にリアルタイムで送信することができる。これにより、作業員は清掃ロボットの作業過程において効果的に監視することができるので、従来技術においてソーラパネルが高い位置にあるとき、パネル上における清掃ロボットの作業状態を監視しにくくなるという技術問題を効果的に解決することができる。
本実施例において、図3に示すように、電力システム5は、電池ボックス51内に設けられた一つ又は1セットの使い捨て電池又は充電可能な電池(図示せず)である。作業員は、定期的に前記清掃ロボットをソーラパネルから取外して電池交換処理又は充電処理を行う必要がある。
実施例によれば、ソーラパネル上で自由に作業することができ、パネル上の粉塵及び他の付着物を効果的に除去することができ、ゴミ除去効果が良好であるソーラパネル清掃ロボットが提供される。本発明の清掃ロボットは、ソーラパネル上における作業過程において、所定の最適ルートに従って走行し、重複せずにパネル全体を満遍なく清掃することができ、作業効率が向上する。本発明の清掃ロボットは、プログラムに基づいて自動的に転向し又は折り返し、自動制御を実現することができ、操作性に優れている。
以上は本発明の好ましい実施形態に過ぎない。本発明の属する技術分野における当業者であれば、本発明の原理を逸脱しない限り、種々の変更及び修飾が可能であり、これらの変更及び修飾は、本発明の保護範囲に含まれる。

Claims (7)

  1. 斜面上におけるロボットの直線走行の判定方法であって、
    前記ロボットの走行方向をY軸正方向とし、前記斜面に垂直な方向をZ軸方向とし、X軸と前記Y軸が所在する平面が前記斜面に平行となるように、前記ロボットに三次元座標系を定義するステップS1と、
    前記ロボットの走行方向をTsとすると、前記三次元座標系の三方向における重力加速度gの標準サブベクトルをgxs0、gys0、gzs0とするステップS2と、
    標準方向パラメータライブラリを生成するステップS3と、
    前記斜面上を所定の直線ルートに沿って任意方向Tmに直線走行するように前記ロボットを制御するステップS4と、
    前記標準方向パラメータライブラリから前記走行方向Tmに対応する標準サブベクトルgxm0、gym0、gzm0データを取得するステップS5と、
    一定の時間間隔t毎に、前記三次元座標系の三方向における重力加速度gのリアルタイムサブベクトルgxm1、gym1、gzm1を含む一セットのリアルタイム方向パラメータをリアルタイムで収集するステップS6と、
    前記X軸方向における重力加速度gのリアルタイムサブベクトルと標準サブベクトルとのサブベクトル差分値gxd=gxm1−gxm0を計算するステップS7と、
    前記ロボットが所定の直線ルートに沿って走行しているか否かを判定するステップS8と、を含み、
    ステップS8において、gxdが0である場合、前記ロボットが所定の直線ルートに沿って走行していると判定し、ステップS6に戻り、gxdが0ではない場合、前記ロボットが所定の直線ルートからずれたと判定し、
    前記標準方向パラメータライブラリを生成するステップS3は、
    前記斜面上を所定の円環ルートに沿って等速円運動するように前記ロボットを制御するステップS31と、
    前記ロボットが円運動している過程において、一定の時間間隔t0毎に、前記ロボットの走行方向Ts及び前記走行方向Tsに対応する標準サブベクトルg xs0 、g ys0 、g zs0 を含む少なくとも一セットの標準方向パラメータをリアルタイムで収集して記録するステップS32と、
    少なくとも一セットの標準方向パラメータに基づいて前記標準方向パラメータライブラリを生成するステップS33と、
    を含む、判定方法。
  2. ステップS31において、前記等速円運動の角速度は0.1〜1.0度/秒である、請求項に記載の判定方法。
  3. ステップS32において、前記時間間隔t0は0.1〜1.0秒である、請求項に記載の判定方法。
  4. ステップS6において、前記時間間隔tは0.1〜1.0秒である、請求項1に記載の判定方法。
  5. ステップS8の後に、
    磁気センサによりリアルタイム走行方向Tm1を取得するステップS9と、
    前記リアルタイム走行方向Tm1と前記走行方向Tmとを対比するステップS10と、をさらに含み、
    ステップS10において、両者が一致する場合、前記ロボットが所定の直線ルートに沿って走行していると判定し、ステップS6に戻り、両者が一致しない場合、前記ロボット
    が所定の直線ルートからずれたと判定する、請求項1に記載の判定方法。
  6. 斜面上におけるロボットの直線走行の制御方法であって、
    請求項1からのいずれか1項に記載の判定方法に基づいて、前記ロボットが所定の直線ルートに沿って走行しているか否かを判定し、前記ロボットが所定の直線ルートからずれた場合、ステップS12を実行するステップS11と、
    走行過程においてTm方向に転向するように前記ロボットを制御するステップS12と、
    前記斜面上を前記Tm方向に沿って直線走行するように前記ロボットを制御し、ステップS11に戻るステップS13と、
    を含む、制御方法。
  7. 走行過程において前記Tm方向に転向するように前記ロボットを制御するステップS12は、
    標準方向パラメータライブラリから前記リアルタイム方向パラメータに対応する実際走行方向Tnを取得するステップS121と、
    前記ロボットの調整を必要とする転向方向及び前記実際走行方向Tnと所定走行方向Tmとがなす転向角度を計算するステップS122と、
    前記ロボットの調整を必要とする転向方向及び転向角度に基いて、PIDアルゴリズムにより前記ロボットの左右への転向を制御するステップS123と、
    を含む、請求項に記載の制御方法。
JP2019515992A 2016-09-21 2017-01-26 斜面上におけるロボットの直線走行の判定方法及び制御方法 Active JP6706392B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CN201610836069.7A CN106325276B (zh) 2016-09-21 2016-09-21 机器人在斜坡平面上直线行驶的判定方法及控制方法
CN201610836069.7 2016-09-21
PCT/CN2017/072762 WO2018053983A1 (zh) 2016-09-21 2017-01-26 机器人在斜坡平面上直线行驶的判定方法及控制方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019530094A JP2019530094A (ja) 2019-10-17
JP6706392B2 true JP6706392B2 (ja) 2020-06-03

Family

ID=57787010

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019515992A Active JP6706392B2 (ja) 2016-09-21 2017-01-26 斜面上におけるロボットの直線走行の判定方法及び制御方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US10802500B2 (ja)
EP (1) EP3518065B1 (ja)
JP (1) JP6706392B2 (ja)
CN (1) CN106325276B (ja)
WO (1) WO2018053983A1 (ja)

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106325276B (zh) * 2016-09-21 2019-06-25 苏州瑞得恩光能科技有限公司 机器人在斜坡平面上直线行驶的判定方法及控制方法
CN107509443B (zh) * 2017-09-05 2020-01-17 惠州市蓝微电子有限公司 一种智能割草机的坡地行驶控制方法及系统
CN107553497B (zh) * 2017-10-20 2023-12-22 苏州瑞得恩光能科技有限公司 太阳能面板清扫机器人的边缘定位装置及其定位方法
KR102106100B1 (ko) * 2018-02-02 2020-05-06 엘지전자 주식회사 이동 로봇
CN108816851B (zh) * 2018-04-27 2020-05-05 中民新科(北京)能源技术研究院有限公司 用于平铺屋顶光伏电站前后排转移的清扫机、系统和方法
CN108827289B (zh) * 2018-04-28 2021-09-07 诺亚机器人科技(上海)有限公司 一种机器人的方位识别方法及系统
US11638939B2 (en) * 2018-11-27 2023-05-02 Steam Tech, Llc Mobile panel cleaner
CN109365462B (zh) * 2018-12-06 2021-06-22 合肥仁洁智能科技有限公司 光伏板清扫机器人及其控制方法
CN109696916A (zh) * 2019-03-05 2019-04-30 浙江国自机器人技术有限公司 一种清洗机器人转移的方法和设备
USD938114S1 (en) * 2019-03-22 2021-12-07 Sungrow Power Supply Co., Ltd. Intelligent cleaning robot
CN110125124B (zh) * 2019-05-14 2021-07-20 合肥仁洁智能科技有限公司 光伏清扫机器倾斜姿态检测方法、控制器及光伏清扫机器
CN113950381A (zh) * 2019-10-11 2022-01-18 株式会社未来机械 作业装置
CN111266325B (zh) * 2019-11-22 2022-03-15 深圳怪虫机器人有限公司 一种清洁机器人恒沿长边弓字型清洁路径的方法
CN111561931A (zh) * 2020-05-09 2020-08-21 深圳拓邦股份有限公司 移动机器人的路径规划方法、装置及计算机可读存储介质
CN112093741A (zh) * 2020-09-23 2020-12-18 浙江大学 倾斜面移动机器和多机器人系统及其使用方法
US11899468B2 (en) * 2020-12-22 2024-02-13 Waymo Llc Sensor for flashing light detection
CN112729888B (zh) * 2020-12-29 2023-04-25 杭州鑫企高新技术有限公司 一种智能机器人行走路径平直程度检测系统
CN114211512B (zh) * 2022-02-23 2022-05-13 中铁十二局集团山西建筑构件有限公司 一种隧道衬砌检测攀爬机器人整面回形巡检方法
CN114942635A (zh) * 2022-04-30 2022-08-26 苏州瑞得恩光能科技有限公司 一种机器人及其直线行进控制方法、数据处理设备

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03148707A (ja) 1989-11-02 1991-06-25 Ishikawajima Shibaura Kikai Kk 自動走行作業車の操向制御装置
US5083629A (en) * 1990-03-12 1992-01-28 Industrial Technology Research Institute Walking control method for automatic working vehicle
JPH095104A (ja) * 1995-06-23 1997-01-10 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 移動物体の三次元姿勢角測定法および三次元姿勢角計測装置
JP2000330638A (ja) 1999-05-25 2000-11-30 Osaka Gas Co Ltd 走行制御方法及び走行体
US8738226B2 (en) * 2011-07-18 2014-05-27 The Boeing Company Holonomic motion vehicle for travel on non-level surfaces
WO2014029357A1 (zh) 2012-08-23 2014-02-27 苏州宝时得电动工具有限公司 自动工作设备及其控制方法
EP2898962A4 (en) * 2012-12-25 2016-05-25 Miraikikai Inc CLEANING ROBOT WITH AUTONOMOUS MOVEMENT
US10149430B2 (en) * 2013-02-20 2018-12-11 Husqvarna Ab Robotic work tool configured for improved turning in a slope, a robotic work tool system, and a method for use in the robot work tool
CN104644061B (zh) * 2013-11-20 2017-09-19 科沃斯商用机器人有限公司 带有矫正装置的自移动机器人及其矫正方法
CN104155975A (zh) * 2014-06-23 2014-11-19 浙江亚特电器有限公司 一种机器人的控制系统及其控制方法
CN204044623U (zh) * 2014-06-23 2014-12-24 浙江亚特电器有限公司 一种机器人的控制系统
JP6404348B2 (ja) * 2014-06-25 2018-10-17 株式会社未来機械 自走式ロボット
CN104181925A (zh) * 2014-09-15 2014-12-03 湖南格兰博智能科技有限责任公司 一种自动校准行驶路线的自动地面清洁机器人
CN106272331B (zh) * 2016-09-21 2018-09-14 苏州瑞得恩光能科技有限公司 机器人在矩形斜坡上行驶的路径导航方法
CN106325276B (zh) * 2016-09-21 2019-06-25 苏州瑞得恩光能科技有限公司 机器人在斜坡平面上直线行驶的判定方法及控制方法
CN206154318U (zh) * 2016-09-21 2017-05-10 苏州瑞得恩光能科技有限公司 太阳能面板清扫机器人控制系统
CN106584454B (zh) * 2016-09-21 2019-03-08 苏州瑞得恩光能科技有限公司 一种机器人在矩形斜坡上行驶的路径导航控制方法
CN106182015A (zh) * 2016-09-21 2016-12-07 苏州瑞得恩自动化设备科技有限公司 太阳能面板清扫机器人控制系统

Also Published As

Publication number Publication date
WO2018053983A1 (zh) 2018-03-29
CN106325276A (zh) 2017-01-11
CN106325276B (zh) 2019-06-25
JP2019530094A (ja) 2019-10-17
EP3518065B1 (en) 2021-07-21
US10802500B2 (en) 2020-10-13
US20200012291A1 (en) 2020-01-09
EP3518065A1 (en) 2019-07-31
EP3518065A4 (en) 2020-05-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6706392B2 (ja) 斜面上におけるロボットの直線走行の判定方法及び制御方法
TWI788700B (zh) 一種清潔機器人及其控制方法
TWI821991B (zh) 一種清潔機器人及其控制方法
CN110623606B (zh) 一种清洁机器人及其控制方法
JP2019500063A (ja) ソーラーパネル清掃ロボット
WO2018053985A1 (zh) 太阳能面板清扫机器人控制系统
WO2018053984A1 (zh) 机器人在矩形斜坡上行驶的路径导航方法
CN102949149B (zh) 机器人吸尘器及其控制方法
CN106584454B (zh) 一种机器人在矩形斜坡上行驶的路径导航控制方法
EP3998007A1 (en) Automatic cleaning device control method and apparatus, device and medium
JP2018531171A6 (ja) 履帯緊張装置及び履帯式走行装置
JP2018531171A (ja) 履帯緊張装置及び履帯式走行装置
TWI602534B (zh) 自走式電子機器及自走式電子機器之行走方法
CN106248083B (zh) 一种机器人在矩形斜坡上行驶的路径导航方法
CN106142090B (zh) 机器人在矩形斜坡上行驶的路径导航控制方法
CN114468898A (zh) 机器人语音控制方法、装置、机器人和介质
CN106183766B (zh) 太阳能面板清扫机器人动力系统
CN210931181U (zh) 一种清洁机器人
CN210931182U (zh) 一种清洁机器人
CN210931183U (zh) 一种清洁机器人
CN211270533U (zh) 一种摄像头装置及清洁机器人
JP7433430B2 (ja) カメラ装置及び清掃ロボット
CN116540707A (zh) 路径控制方法、电子设备及光伏清洁机器人
Horváth et al. Development of autonomous explorer mobile robot for a specified environment
CN106176085A (zh) 一种无线双核三轮驱动高速机器人电动病床控制器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190619

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20190619

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20190819

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191210

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200218

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200512

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200515

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6706392

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250