JP6705337B2 - バイポーラ電池 - Google Patents

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Description

本明細書に記載された電池はバイポーラ電池である。
従来からバイポーラ電池について各種提案されている。たとえば、特開2011−151016号公報に記載されたバイポーラ電池は、バイポーラ電極とセパレータとを積層することで形成されている。
バイポーラ電極は、集電体と、集電体の一方の側面に形成された正極と、集電体の他方の側面に形成された負極とを含む。セパレータは、電解質層を保持する部分と、電解質層を保持する部分の外周部に形成されたシール樹脂とを含む。
特開2011−151016号公報
上記特開2011−151016号公報に記載されたバイポーラ電池においては、セパレータに樹脂を含浸させて、シール部材を形成している。セパレータ内に樹脂を完全に含浸させることは困難であり、電解液がセパレータ内を通って外部に漏れるおそれがある。
そこで、本願発明者等は、集電板の主表面に単位電池と、この単位電池の周囲を取り囲むシール部材とを含む単位セルを複数積層させて形成されたバイポーラ電池について検討した。
このバイポーラ電池においては、シール部材を積層方向に隣り合う集電板によって挟みこんでいる。このため、シール部材内に電解液を収納したとしても、外部に電解液が漏れることを抑制することができる。
さらに、発明者等は、上記のバイポーラ電池において、放熱性の向上を図るために、集電板の外周縁部に外方に張り出す張出部を形成することを検討した。
しかし、集電板に張出部を形成すると、積層方向に隣り合う集電板の張出部同士が接触し、短絡するという課題を見出した。
本発明は、上記のような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、電解液の漏れの抑制、放熱性の向上および短絡の発生の抑制が図られたバイポーラ電池を提供することである。
本明細書に記載されたバイポーラ電池は、複数の単位セルが積層方向に積層されたバイポーラ電池である。上記単位セルは、厚さ方向に配列する第1主表面および第2主表面を含む複数の集電板と、第1主表面に配置された単位電池と、第1主表面に設けられると共に単位電池の周囲を取り囲むように形成されたシール部材とを含む。上記集電板は、シール部材に沿って延びる近接部分と、近接部分よりもシール部材から外方向に張り出す張出部分とを含む。上記積層方向から離れた位置からバイポーラ電池を視ると、積層方向に隣り合う集電板の張出部分は互いにずれるように配置されている。
上記のバイポーラ電池によれば、シール部材が集電板によって挟まれているため、シール部材内の密封性を確保することができる。
さらに、集電板には、シール部材よりも外方に張り出す張出部が形成されているため、張出部から熱を外部に放熱することができる。そして、各集電板に形成された張出部がずれるように形成されているため、張出部が撓んだとしても、張出部同士が接触することを抑制することができ、短絡が生じることを抑制することができる。
本明細書に記載されたバイポーラ電池によれば、解液の漏れの抑制、放熱性の向上および短絡の発生の抑制を図ることができる。
本実施の形態1に係るバイポーラ電池1が搭載された車両10を模式的に示す模式図である。 実施の形態1に係るバイポーラ電池1を示す断面図である。 バイポーラ電池1を示す分解斜視図である。 単位セル2を示す斜視図である。 単位セル2Aを示す平面図である。 単位セル2Bを示す平面図である。 単位セル2Aおよび単位セル2Bを平面視したときの平面図である。 バイポーラ電池1Aの積層体3Aの一部を示す斜視図である。 単位セル2Cを示す平面図である。 単位セル2Dを示す平面図である。 単位セル2Eを示す平面図である。 単位セル2Fを示す平面図である。 単位セル2C,2D,2E,2Fを含むユニット5を平面視したときの平面図である。 バイポーラ電池1Bの積層体3Bを示す平面図である。 単位セル2Gを示す平面図である。 単位セル2Hを示す平面図である。 実施の形態4に係るバイポーラ電池1Cを示す分解斜視図である。 単位セル6Aを示す斜視図である。 積層体3Cを示す平面図である。
図1から図19を用いて、バイポーラ電池について説明する。なお、図1から図19に示す構成において、同一または実質的に同一の構成については同一の符号を付して、重複した説明を省略する場合がある。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態1に係るバイポーラ電池1が搭載された車両10を模式的に示す模式図である。この図1に示すように、車両10は、バッテリユニット11を含む。
バッテリユニット11は、バッテリケース12と、バッテリケース12内に空気を供給するファン13とを含む。バッテリケース12内には複数のバイポーラ電池1が配置されている。
図2は、実施の形態1に係るバイポーラ電池1を示す断面図であり、図3は、バイポーラ電池1を示す分解斜視図である。
図2および図3に示すように、バイポーラ電池1は、積層方向D1に複数の単位セル2が積層されて形成された積層体3と、積層体3を積層方向に拘束する拘束具4とを含む。
拘束具4は、積層体3の下面に配置された拘束板20と、積層体3の上面に配置された拘束板21と、拘束板20および拘束板21を連結する複数の連結軸22とを含む。
連結軸22は、拘束板20に設けられたボルト23と、拘束板21に設けられたボルト24とによって、拘束板20,21に固定されている。そして、拘束板20および拘束板21は、積層体3を上下方向から押圧しており、積層体3を積層方向D1に拘束している。
複数の連結軸22は互に間隔をあけて配置されており、ファン13から供給された冷却風は、積層体3に吹き付けられ、積層体3は当該冷却風によって冷却される。
なお、図3に示す単位セル2の数は、図面の都合上、少なくなっており、積層体3に設けられた単位セル2の数は、図3に示す数に限られない。
図4は、単位セル2を示す斜視図である。この図4および図2に示すように、単位セル2は、集電板30と、単位電池31と、シール部材32とを含む。集電板30は、厚さ方向に配列する上面33および下面34を含み、集電板30は金属材料によって形成されている。
単位電池31は、集電板30の上面33に配置されている。単位電池31は、集電板30の上面33に配置された板状の正極35と、正極35の上面上に配置された板状のセパレータ36と、セパレータ36の上面上に配置された板状の負極37とを含む。負極37は、負極37の上面側に配置された集電板30の下面34と接触している。
シール部材32は、単位セル2の周囲を取り囲むように環状に形成されている。この図4などに示す例においては、シール部材32は略四角形形状に形成されており、X方向に配列する側面45,46と、Y方向に配列する側面47,48とを含む。
シール部材32は、環状に形成された樹脂枠40および樹脂枠41と、ガスケット42とを含む。樹脂枠40は、樹脂枠41の外側に間隔をあけて配置されている。樹脂枠40および樹脂枠41の間には環状の溝部43が形成されている。ガスケット42は、溝部43内に嵌め込まれている。なお、ガスケット42は、溝43内に嵌め込まれている必要はなく、ガスケット42のみでシール部材32を構成するようにしてもよい。
シール部材32は、拘束具4の拘束力によって、積層方向D1に隣り合う集電板30によって挟み込まれている。このため、積層方向D1に隣り合う2つの集電板30と、この2つの集電板30の間に配置された樹脂枠40とによって、単位セル2が収容された空間44が密閉されている。
なお、この空間44内には電解液も収納されている。なお、電解液としては、たとえば、アルカリ性電解液が採用されている。
ここで、本実施の形態に係るバイポーラ電池1は、水系電池である。水系電池とは、電解液に水溶液が用いられた電池であり、電解液にアルカリ性電解液が用いられた電池も水系電池に含まれる。
つまり、水系とは「プロトン性」の意であり、非水系とは「非プロトン性」の意である。「プロトン性」溶媒とは、分子が解離することにより、水素イオン(プロトン)を放出する溶媒を意味する。「非プロトン性」溶媒とは、プロトンを放出しない溶媒である。たとえば、アルコールは有機溶媒であるが、プロトンを放出するので「プロトン性」溶媒に含まれる。
なお、リチウムイオン電池の電解液溶媒は、単なる有機溶媒ではなく、分子の中にプロトンが取れる部分がなく、「非プロトン性」溶媒である。すなわち、リチウムイオン電池は、水系電池に含まれない。また、本実施の形態1に係るバイポーラ電池1は、充放電可能な二次電池である。
ここで、図4に示すように、積層方向D1に、単位セル2Aと、単位セル2Bとが積層されている。単位セル2Aは集電板30Aを含み、単位セル2Bは集電板30Bを含む。
図5は、単位セル2Aを示す平面図である。具体的には、積層方向D1に離れた位置から単位セル2Aを視たときの平面図である。この図5に示すように、集電板30Aおよびシール部材32を平面視すると、シール部材32は集電板30A内に位置している。
集電板30Aは、シール部材32の側面47,48に沿って延びる近接部分50,51と、側面45,46から大きく外方に張り出す張出部分52,53とを含む。
このため、張出部分52,53と側面45,46の間の距離は、近接部分50,51の外周縁部と側面47,48との間の距離よりも大きく、張出部分52,53が外部に露出する面積は、近接部分50,51が外部に露出する面積よりも広い。
集電板30Aがシール部材32から露出する部分は、ファン13からの冷却風に曝されており、冷却風によって冷却される。この単位セル2Aにおいては、露出面積が広い張出部分52,53から多くの熱を放熱することができる。
図6は、単位セル2Bを示す平面図である。この図6に示すように、シール部材32と集電板30Bとを平面視すると、シール部材32は集電板30B内に位置しており、集電板30Bの外周縁部はシール部材32の外側に位置している。
単位セル2Bの集電板30Bは、シール部材32の側面45,46に沿って延びる近接部分56,57と、側面47,48から外方に張り出す張出部54,55とを含む。張出部54,55の外周縁部と側面47,48との間の距離は、近接部分56,57と側面45,46との間の距離よりも大きい。このため、張出部54,55がシール部材32から露出する面積は、近接部分56,57がシール部材32から露出する面積よりも広い。そして、張出部54,55から多くの熱が放熱される。
図7は、単位セル2Aおよび単位セル2Bを平面視したときの平面図である。この図7および図4に示すように、積層方向D1に離れた位置から単位セル2A,2Bを視ると、単位セル2Aの張出部分52,53と、単位セル2Bの張出部54,55とは、水平方向にずれている。このため、仮に、張出部分52,53が自重により撓んだとしても、張出部分52,53が張出部54,55と接触することが抑制されており、集電板30Aと集電板30Bとが短絡することが抑制されている。
そして、図3に示すように、積層体3は、単位セル2Aと単位セル2Bとを順次積層することで形成されており、積層体3全体としてみたときにも、積層方向D1に隣り合う単位セル2間で短絡が生じることが抑制されている。
(実施の形態2)
図8などを用いて、実施の形態2に係るバイポーラ電池1Aについて説明する。図8は、バイポーラ電池1Aの積層体3Aの一部を示す斜視図である。この図8に示すように、積層体3Aは、ユニット5を複数積層することで形成されており、ユニット5は、単位セル2C、2D,2E,2Fを順次積層することで構成されている。
図9は、単位セル2Cを示す平面図である。この図9に示すように、単位セル2Cは、集電板30Cを含み、集電板30Cは、張出部60Cと、近接部61C〜63Cとを含む。集電板30Cおよびシール部材32を平面視すると、近接部61C,62C,63Cは、シール部材32の側面45,46,48に沿って延びるように形成されている。
張出部60Cは、シール部材32の側面47から外方に張り出すように形成されており、張出部60Cは、近接部61C,62C,63Cよりもシール部材32から大きく張り出している。
図10は、単位セル2Dを示す平面図である。この図10に示すように、単位セル2Dは、集電板30Dを含み、集電板30Dは、張出部60Dと、近接部62D,63D,64Dとを含む。張出部60Dは、シール部材32の側面45から外方に張り出しており、近接部62D,63D,64Dは、側面46,48,47に沿って延びている。そして、張出部60Dは、近接部62D,63D,64Dよりも大きく外方に張り出すように形成されている。
図11は、単位セル2Eを示す平面図である。この図11に示すように、単位セル2Eは、集電板30Eを含み、集電板30Eは、シール部材32の側面48から外方に向けて張り出す張出部60Eと、側面45,46,47に沿って延びる近接部61E,62E,64Eとを含む。そして、張出部60Eは、近接部61E,62E,64Eよりも大きく外方に張り出すように形成されている。
図12は、単位セル2Fを示す平面図である。この図12に示すように、単位セル2Fは、集電板30Fを含み、集電板30Fは、側面46から張り出す張出部60Fと、側面45,47,48に沿って延びる近接部61F,64F,63Fとを含む。
図13は、単位セル2C,2D,2E,2Fを含むユニット5を平面視したときの平面図である。具体的には、ユニット5から積層方向D1に離れた位置からユニット5を平面視したときにおける平面図である。
この図13に示すように、単位セル2Cの張出部60Cと、単位セル2Dの張出部60Dと、単位セル2Eの張出部60Eと、単位セル2Fの張出部60Fとは、互いに水平方向にずれるように形成されている。なお、図13に示す例においては、各張出部60C,60D,60E,60Fが積層方向D1に重ならないように形成されている。
このため、張出部60C,60D,60E,60Fに撓みが生じたとしても、各張出部60C,60D,60E,60F同士が接触することが抑制されている。
(実施の形態3)
図14などを用いて、実施の形態3に係るバイポーラ電池1Bについて説明する。図14は、バイポーラ電池1Bの積層体3Bを示す平面図である。この図14に示すように、バイポーラ電池1Bは、ユニット5Bを複数積層することで形成されており、ユニット5Bは、単位セル2Gと、この単位セル2Gの上面に配置された単位セル2Hとを含む。
ここで、図15は、単位セル2Gを示す平面図である。この図15に示すように、単位セル2Gは、集電板30Gと、シール部材32とを含み、集電板30Gおよびシール部材32を平面視すると、シール部材32は集電板30G内に位置している。
集電板30Gは、張出部70G,71G,72G,73Gと近接部74G,75G,76G,77Gとを含み、張出部70G,71G,72G,73Gは近接部74G,75G,76G,77Gよりも外方に張り出している。
張出部70Gと近接部74Gとは、シール部材32の側面45と隣り合う位置に設けられており、張出部70Gは近接部74Gよりも側面47側に位置している。
張出部71Gと近接部75Gとは、側面46と隣り合う位置に設けられており、張出部71Gは、近接部75Gよりも側面48側に位置している。
張出部72Gと近接部76Gとは、シール部材32の側面47と隣り合う位置に設けられており、張出部72Gは近接部76Gよりも側面46側に位置している。
張出部73Gと近接部77Gは、シール部材32の側面48と隣り合う位置に設けられており、張出部73Gは近接部77Gよりも側面45側に位置している。
図16は、単位セル2Hを示す平面図である。この図16に示すように、単位セル2Hは、集電板30Hと、シール部材32とを含む。
集電板30Hは、張出部70H,71H,72H,73Hと、近接部74H,75H,76H,77Hとを含み、張出部70H,71H,72H,73Hは、近接部74H,75H,76H,77Hよりもシール部材32から大きく外方に張り出している。張出部70Hおよび近接部74Hは、側面45と隣り合うように配置されており、張出部70Hは、近接部74Hよりも側面48に近い位置に配置されている。
張出部71Hおよび近接部75Hは、側面46と隣り合う位置に設けられており、張出部71Hは近接部75Hよりも側面47側に位置している。張出部72Hおよび近接部76Hは、側面47と隣り合う位置に設けられており、張出部72Hは、近接部76Hよりも側面45に近い位置に設けられている。
そして、図14に示すように、単位セル2Gおよび単位セル2Hを平面視すると、単位セル2Gの張出部70G,71G,72G,73Gと、張出部70H,71H,72H,73Hとは水平方向にずれている。このため、張出部70G,71G,72G,73Gと、張出部70H,71H,72H,73Hとが接触することが抑制されている。
(実施の形態4)
図17などを用いて、実施の形態4に係るバイポーラ電池1Cについて説明する。図17は、実施の形態4に係るバイポーラ電池1Cを示す分解斜視図である。図17に示すように、バイポーラ電池1Cは、積層体3Cと、積層体3Cを拘束する拘束具4とを含む。積層体3は、複数の単位セル6A〜6Hを含む。
図18は、単位セル6Aを示す斜視図である。この図18に示すように、単位セル6Aは、略円板状の集電板80と、この集電板80の上面に配置された電池セル81と、電池セル81の周囲を取り囲むように形成された円環状のシール部材82とを含む。シール部材82は、樹脂枠83と、樹脂枠83の内側に配置された樹脂枠84と、樹脂枠83および樹脂枠84の間に配置されたガスケット85とを含む。そして、集電板80の外周縁部は、シール部材82よりも外側に位置している。
集電板80は、シール部材82に沿って延びる近接部86Aと、近接部86Aよりも外方に張り出す張出部87Aとを含む。
なお、図17に示すように、他の単位セル6B〜6Hは、集電板80B〜80Hを含み、各集電板80B〜80Hに、張出部87B〜87Hを含む。
図19は、積層体3Cを示す平面図である。具体的には、積層方向D1に離れた位置から積層体3Cを平面視したときの平面図である。この図19に示すように、各張出部87A〜87Hは、互いに水平方向にずれている。なお、図17などに示す単位セル6の数は、分かり易さの観点から適宜設定されたものであり、単位セル6の数としては、図17に示す例に限られない。このため、本実施の形態4に係るバイポーラ電池1Cにおいても、積層方向D1に隣り合う張出部同士が接触することが抑制されている。
なお、上記の各実施の形態において、各集電板のうちシール部材から露出する部分を絶縁部材で覆うようにしてもよい。たとえば、露出部分に絶縁テープを貼り付けたり、絶縁コーキングを施したり、絶縁物を溶射して塗布することが考えられる。また、集電板の外周縁部にシール性のある拘束部を設けるようにしてもよい。また、集電板の全外周縁部に上記のような絶縁処理を施す場合に限られず、複数の辺部のうち一部の辺部に施すようにしてもよい。なお、今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
本明細書に記載されたバイポーラ電池は、たとえば、車両や電気機器の電源に利用することができる。
1,1A,1B,1C バイポーラ電池、2,2A,2B,2C,2D,2E,2F,2G,2H,6A,6B,6H 単位セル、3,3A,3B,3C 積層体、4 拘束具、5,5B ユニット、10 車両、11 バッテリユニット、12 バッテリケース、13 ファン、20,21 拘束板、22 連結軸、23,24 ボルト、30,80 集電板、31 単位電池、32,82 シール部材、33 上面、34 下面、35 正極、36 セパレータ、37 負極、38,39 絶縁処理部、40,41 樹脂枠、42 ガスケット、43 溝部、44 空間、45,46,47,48 側面、50,51,56,57 近接部分、52,53 張出部分、54,55,60C,60D,60E,60F,70G,70H,71G,71H,72G,72H,73G,73H,87A,87B,87H 張出部、61C,61E,61F,62C,62D,62E,63C,63D,63F,64D,64E,64F,74G,74H,75G,75H,76G,76H,77G,77H,86A 近接部、81 電池セル、D1 積層方向。

Claims (1)

  1. 複数の単位セルが積層方向に積層されたバイポーラ電池であって、
    各単位セルは、厚さ方向に配列する第1主表面および第2主表面を含む集電板と、
    前記第1主表面に配置された単位電池と、
    前記第1主表面に設けられると共に前記単位電池の周囲を取り囲むように形成されたシール部材とを含み、
    前記集電板は、前記シール部材に沿って延びる複数の近接部分と、前記近接部分よりも前記シール部材から外方向に張り出す複数の張出部分とを含み、
    前記積層方向から離れた位置から前記バイポーラ電池を視ると、前記積層方向に隣り合う前記集電板の前記張出部分は互いにずれるように配置され、前記シール部材は、方形形状に形成されており、
    前記シール部材は、第1方向に配列する第1側面および第2側面と、第2方向に配列する第3側面および第4側面を含み、
    前記複数の張出部分は、前記第1側面の一端から他端に亘って延びると共に前記第1側面から外方に張り出すように形成された第1張出部分と、前記第2側面の一端から他端に亘って延びると共に前記第2側面から外方に張り出すように形成された第2張出部分とを含み、
    前記複数の近接部分は、前記第3側面の一端から他端に亘って前記第3側面に沿って延びるように形成された第1近接部分と、前記第4側面の一端から他端に亘って前記第4側面に沿って延びるように形成された第2近接部分とを含む、バイポーラ電池。
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