JP6705331B2 - モータ、モータの制御方法、及びモータの制御装置 - Google Patents
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Description
この構成によれば、トルク向上や出力向上が図れるモータの制御装置の提供が可能である。
図1は、本実施形態のモータMの全体斜視図を示し、回転軸1にはロータ2が固着されている。そのロータ2の外側には、モータハウジング(図示せず)に固着されたステータ3が配置されている。モータMは、図1において、上からマルチランデル型のA相モータMa、マルチランデル型のB相モータMbが順に積層された2層2相のマルチランデル型モータである。A相モータMa及びB相モータMbは、それぞれマルチランデル型の単一モータとして構成されている。
図2及び図3に示すように、モータMのロータ2は、ランデル型構造のA相ロータ2a及びB相ロータ2bを積層した2層2相構造のロータである。A相ロータ2a及びB相ロータ2bは、同じ構成であって、それぞれ第1ロータコア10、第2ロータコア20及び界磁磁石30から構成されている。
第1ロータコア10は、電磁鋼板にて作製され、円環状をなす第1ロータコアベース11を有している。第1ロータコアベース11の中央位置には、回転軸1に外嵌固着するための貫通穴12が形成されている。また、第1ロータコアベース11の外周面11aには、等角度間隔に8個の同一形状の第1ロータ側爪状磁極13が、径方向外側に突出されその先端が軸方向の第2ロータコア20側に屈曲形成されている。
第2ロータコア20は、第1ロータコア10と同一材質及び同一形状であって、円環状をなす第2ロータコアベース21を有している。第2ロータコアベース21の中央位置には、回転軸1に外嵌固着するための貫通穴22が形成されている。また、第2ロータコアベース21の外周面21aには、等角度間隔に8個の同一形状の第2ロータ側爪状磁極23が、径方向外側に突出されその先端が軸方向の第1ロータコア10側に屈曲形成されている。
界磁磁石30は、フェライト焼結磁石等よりなる円環板状の永久磁石である。界磁磁石30は、その中央位置に回転軸1を貫通させる貫通穴32が形成されている。そして、界磁磁石30の一側面が第1ロータコアベース11と当接し、他側面が第2ロータコアベース21と当接するようにして、界磁磁石30は第1及び第2ロータコアベース11,21間に挟持固定される。界磁磁石30の外径は、第1及び第2ロータコアベース11,21の外径と一致するように設定されている。界磁磁石30は、軸方向に磁化されていて、第1ロータコア10側をN極、第2ロータコア20側をS極となるように磁化されている。従って、この界磁磁石30によって、第1ロータコア10の第1ロータ側爪状磁極13はN極として機能し、第2ロータコア20の第2ロータ側爪状磁極23はS極として機能する。
図2及び図3に示すように、ロータ2の径方向外側に配置されたステータ3は、ランデル型構造のA相ステータ3a及びB相ステータ3bを積層した2層2相構造のステータである。A相ステータ3a及びB相ステータ3bは、径方向内側において対応するA相ロータ2a及びB相ロータ2bとそれぞれ対向するように軸方向に積層されている。A相ステータ3a及びB相ステータ3bは、同じ構成であって、それぞれ第1ステータコア40、第2ステータコア50及びコイル部60とから構成されている。
第1ステータコア40は、電磁鋼板にて作製され、円環状をなす第1ステータコアベース41を有している。第1ステータコアベース41の径方向外側部には、軸方向に円筒状に延びる第1ステータ側円筒外壁42が形成されている。また、第1ステータコアベース41の内周面41aには、等角度間隔に8個の同形状の第1ステータ側爪状磁極43が、径方向内側に突出されその先端が軸方向の第2ステータコア50側に屈曲形成されている。
第2ステータコア50は、第1ステータコア40と同一材質及び同一形状であって、円環状をなす第2ステータコアベース51を有している。第2ステータコアベース51の径方向外側部には、軸方向に円筒状に延びる第2ステータ側円筒外壁52が形成されている。この第2ステータ側円筒外壁52と第1ステータ側円筒外壁42とは、軸方向に当接するようになっている。第2ステータコアベース51の内周面51aには、等角度間隔に8個の同形状の第2ステータ側爪状磁極53が、径方向内側に突出されその先端が軸方向の第1ステータコア40側に屈曲形成されている。
コイル部60は、環状巻線61を有し、その周囲が樹脂モールドよりなるコイル絶縁層62にて覆われてなる。そして、コイル部60は、第1及び第2ステータコアベース41,51、第1及び第2ステータ側円筒外壁42、52、及び第1及び第2ステータ側爪状磁極43,53の各内側面に当接するようにしてその内側面間の環状空間に収容される。
図4に示すように、駆動制御回路70は、A相駆動回路部71、B相駆動回路部72、及び、両駆動回路部71,72を駆動制御する制御回路73を有している。
A相駆動回路部71は、4個のMOSトランジスタQa1,Qa2,Qa3,Qa4を用いたフルブリッジ回路にて構成される。4個のMOSトランジスタQa1〜Qa4は、A相ステータ3aの環状巻線61(以下、A相環状巻線61aという)を挟んで、襷掛けに接続されたMOSトランジスタQa1,Qa4の組とMOSトランジスタQa2,Qa3の組とに分かれる。そして、2つの組のMOSトランジスタQa1,Qa4とMOSトランジスタQa2,Qa3とを交互にオン・オフさせることによって、A相駆動回路部71に供給される例えば12ボルトの直流電源GからA相入力電圧vaを生成してA相環状巻線61aに印加する。
B相駆動回路部72は、同じく4個のMOSトランジスタQb1,Qb2,Qb3,Qb4を用いたフルブリッジ回路にて構成される。4個のMOSトランジスタQb1〜Qb4は、B相ステータ3bの環状巻線61(以下、B相環状巻線61bという)を挟んで、襷掛けに接続されたMOSトランジスタQb1,Qb4の組とMOSトランジスタQb2,Qb3の組とに分かれる。そして、2つの組のMOSトランジスタQb1,Qb4とMOSトランジスタQb2,Qb3とを交互にオン・オフさせることによって、同じく直流電源GからB相入力電圧vbを生成してB相環状巻線61bに印加する。
制御回路73は、A相駆動回路部71の各MOSトランジスタQa1〜Qa4のゲート端子にそれぞれ出力する駆動信号Sa1〜Sa4を生成する。つまり、制御回路73は、MOSトランジスタQa1,Qa4の組とMOSトランジスタQa2,Qa3の組を交互にオン・オフさせて、A相環状巻線61aの通電を制御するための駆動信号Sa1〜Sa4を生成している。
(1)A相及びB相環状巻線61a,61bに印加するA相及びB相入力電圧va,vbの波形において、基本電圧波形αに対してそれぞれ進み側の位相角θdを0度より大きく、通電幅θwを180度以下に設定すれば(図6(a)(b)参照)、モータMの出力向上及びトルク向上を図ることができる。
・A相及びB相入力電圧va,vbの進み側の位相角θd及び通電幅θwの設定の組み合わせは、モータMの出力向上やトルク向上が図れる範囲で適宜変更してもよい。
・上記実施形態では、ステータコア40,50及びロータコア10,20は共に電磁鋼板にて作製されていたが、電磁鋼板に代えて、圧縮成形により成形された圧粉磁心材料を用いてもよい。例えば、鉄粉等の磁性粉末と樹脂等の絶縁物を混ぜて金型で加熱プレス成形してステータコア40,50及びロータコア10,20を作るようにする。この場合、ステータコア40,50及びロータコア10,20の設計の自由度が高くなり、製造プロセスが非常に簡単になる。また、磁性粉末と絶縁物との配分量を調整することで、渦電流の抑制量を容易に調整することができる。
Claims (5)
- 等角度間隔に複数の爪状磁極を有する一対のロータコア間に界磁磁石を配置したA相用ロータと、等角度間隔に複数の爪状磁極を有する一対のロータコア間に界磁磁石を配置したB相用ロータとを積層した2層ロータと、
等角度間隔に複数の爪状磁極を有する一対のステータコア間に巻線を配置したA相用ステータと、等角度間隔に複数の爪状磁極を有する一対のステータコア間に巻線を配置したB相用ステータとを積層した2層ステータと、
前記A相用巻線に印加するA相入力電圧及び前記B相用巻線に印加するB相入力電圧を制御する制御部とを備え、
前記A相用ステータ及び前記A相用ロータと、前記B相用ステータ及び前記B相用ロータとの相対配置角度が電気角で90度に設定されたモータであって、
前記制御部は、前記A相入力電圧及び前記B相入力電圧の波形に対して、A相及びB相用基本電圧波形よりそれぞれ進み側の位相角を与え、通電幅を180度以下に設定することを特徴とするモータ。 - 等角度間隔に複数の爪状磁極を有する一対のロータコア間に界磁磁石を配置したA相用ロータと、等角度間隔に複数の爪状磁極を有する一対のロータコア間に界磁磁石を配置したB相用ロータとを積層した2層ロータと、
等角度間隔に複数の爪状磁極を有する一対のステータコア間に巻線を配置したA相用ステータと、等角度間隔に複数の爪状磁極を有する一対のステータコア間に巻線を配置したB相用ステータとを積層した2層ステータとを備え、
前記A相用ステータ及び前記A相用ロータと、前記B相用ステータ及び前記B相用ロータとの相対配置角度が電気角で90度とした構成のモータの制御方法であって、
前記A相用巻線に印加するA相入力電圧及び前記B相用巻線に印加するB相入力電圧は、A相及びB相用基本電圧波形に対し、それぞれ進み側の位相角が24〜42度で通電幅が150〜170度に設定されることを特徴とするモータの制御方法。 - 等角度間隔に複数の爪状磁極を有する一対のロータコア間に界磁磁石を配置したA相用ロータと、等角度間隔に複数の爪状磁極を有する一対のロータコア間に界磁磁石を配置したB相用ロータとを積層した2層ロータと、
等角度間隔に複数の爪状磁極を有する一対のステータコア間に巻線を配置したA相用ステータと、等角度間隔に複数の爪状磁極を有する一対のステータコア間に巻線を配置したB相用ステータとを積層した2層ステータとを備え、
前記A相用ステータ及び前記A相用ロータと、前記B相用ステータ及び前記B相用ロータとの相対配置角度が電気角で90度とした構成のモータの制御方法であって、
前記A相用巻線に印加するA相入力電圧及び前記B相用巻線に印加するB相入力電圧は、A相及びB相用基本電圧波形に対し、それぞれ進み側の位相角が0〜36度(0を含まず)で通電幅が155〜180度に設定されることを特徴とするモータの制御方法。 - 等角度間隔に複数の爪状磁極を有する一対のロータコア間に界磁磁石を配置したA相用ロータと、等角度間隔に複数の爪状磁極を有する一対のロータコア間に界磁磁石を配置したB相用ロータとを積層した2層ロータと、
等角度間隔に複数の爪状磁極を有する一対のステータコア間に巻線を配置したA相用ステータと、等角度間隔に複数の爪状磁極を有する一対のステータコア間に巻線を配置したB相用ステータとを積層した2層ステータとを備え、
前記A相用ステータ及び前記A相用ロータと、前記B相用ステータ及び前記B相用ロータとの相対配置角度が電気角で90度とした構成のモータの制御方法であって、
前記A相用巻線に印加するA相入力電圧及び前記B相用巻線に印加するB相入力電圧は、A相及びB相用基本電圧波形に対し、それぞれ進み側の位相角が24〜36度で通電幅が155〜170度に設定されることを特徴とするモータの制御方法。 - 請求項2から請求項4のいずれか1項に記載のモータの制御方法にて設定されるA相及びB相入力電圧を生成してモータの制御を行うことを特徴とするモータの制御装置。
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