JP6704780B2 - 折戸装置 - Google Patents
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Description
図1は、第1実施形態の折戸装置10が用いられる屋外構造物12を示す斜視図である。
屋外構造物12は、ガーデンルーム等のような、外部空間から区画された内部空間を屋外に形成するためのものである。屋外構造物12は、複数の支柱14と、複数の支柱14により支持される屋根16と、屋根16の下方に配置される折戸装置10とを備える。折戸装置10は、複数の折戸22(後述する)が閉位置にあるとき、外部空間から区画された内部空間を形成する。
折戸装置10は、主に、上下の枠20と、折戸22と、第1開き止め体24と、第2開き止め体26とを備える。折戸22は、上下の枠20間に収められ、上下の枠20間を開閉可能である。第1開き止め体24及び第2開き止め体26は、折戸22を折り畳み状態に保持するためのものである。本実施形態の折戸装置10は、第1開き止め体24及び第2開き止め体26に主な特徴の一つがあるが、先に周辺構造から説明する。
枠20には上枠20(A)と下枠20(B)とが含まれる。本実施形態の上枠20(A)は、折戸22をガイドするとともに折戸22を支持する支持枠20(A)として機能する。本実施形態の下枠20(B)は、折戸22をガイドするが折戸22を支持しないガイド枠20(B)として機能する。上枠20(A)及び下枠20(B)は、折戸22の見込方向X(後述する)に対向する一対の壁部20bを含む溝状断面の本体部20aと、一対の壁部20bの開口側端部から見込方向Xの内側に突き出る一対のガイド壁部20cとを有する。
上下の枠20には、複数の折戸22がスライド可能なスライド経路28が設けられる。スライド経路28には、第1区間28aと、第2区間28bと、コーナー区間28cとが含まれる。第1区間28aは、矩形の四辺のうちの対辺の関係にある二つの第1辺に対応する位置に直線状に設けられる。第2区間28bは、矩形の四辺のうちの二つの第1辺と隣辺の関係にある第2辺に対応する位置に直線状に設けられる。コーナー区間28cは、隣り合う第1区間28aと第2区間28bとを繋ぐ曲り角として設けられる。上下の枠20のそれぞれは複数の枠部材を枠組みして構成され、スライド経路28の各区間28a〜28cは個別の枠部材に形成される。上下の枠20間には、スライド経路28の第1区間28aや第2区間28bに複数の折戸22が配置され、コーナー区間28cにスライド経路28に沿ってスライド可能なコーナー縦枠(不図示)が配置される。また、上下の枠20間には、スライド経路28の末端位置にフィックスパネル30が固定された状態で収められる。
図4は、伸長状態にある折戸22の平面図である。
本明細書では見込方向X、見付方向Yということがある。本明細書での見込方向X及び見付方向Yは、折戸22が伸長状態にあるとき、折戸22を正面から見たときの奥行方向及び水平方向をいう。本実施形態では見込方向Xの一方側が室外側Outとなり、見込方向Xの他方側が室内側Inとなる。
図4、図5に示すように、折戸22は、一対の戸体32のそれぞれが回動軸40周りの両側に回動することで、一対の戸体32の折り畳み動作及び伸長動作を伴い上下の枠20間を開閉可能である。詳しくは、折戸22は、一対の戸体32のそれぞれが回動軸40周りの一方側Pa1に回動することで、一対の戸体32の折り畳み動作を伴い上下の枠20間を開く。また、折戸22は、一対の戸体32のそれぞれが回動軸40周りの他方側Pa2に回動することで、一対の戸体32の伸長動作を伴い上下の枠20間を閉じる。以下、一対の戸体32のそれぞれの回動軸40周りの回動方向に関して、上下の枠20間を開くときの一方側Pa1の回動方向を開方向Pa1とし、上下の枠20間を閉じるときの他方側Pa2の回動方向を閉方向Pa2とする。
図6は、図2の一部の拡大図である。図7は、図4の一部の拡大図である。図6は、図7のA−A線断面図でもある。
第1開き止め体24は、戸体32の見込方向Xの室外側Out寄りの位置で戸体32と上下に対向する位置に上枠20(A)に設けられる。本実施形態の第1開き止め体24は上枠20(A)とは別体に構成される。
第2開き止め体26は、第1開き止め体24に対して戸体32の見込方向Xの室内側In寄りの位置であって、戸体32の戸尻側寄りの位置にて支持枠20(A)と上下に対向する位置に設けられる。本実施形態の第2開き止め体26は、戸体32の上横框36aとは別体に構成される。第2開き止め体26は、一対の戸体32のそれぞれに設けられる(図4参照)。
図9(a)では、第2開き止め体26の第2ガイド面26bが第1開き止め体24の第1ガイド面24bに対して接触し始めた時点を示す。この時点から、戸体32とともに第2開き止め体26が開方向Pa1に回動すると、第2開き止め体26の第2ガイド面26bが第1ガイド面24bに対して摺動する。これにより、図9(b)に示すように、第2開き止め体26の第2摩擦保持部26aを含む部位を支持枠20(A)から上下に離れる方向Pbに弾性的に撓み変形させることができる。ここから戸体32とともに第2開き止め体26を更に開方向Pa1に回動させることで、第2開き止め体26の第2摩擦保持部26aの表面と第1開き止め体24の第1摩擦保持部24aの表面とを接触させることができる。
図8(c)、図10に示すように、折戸22が折り畳み状態になるまで一対の戸体32を開方向Pa1に回動させると、第2開き止め体26は、第1開き止め体24の第1摩擦保持部24aの表面に対して自らの第2摩擦保持部26aの表面が接触する位置(以下、保持位置という)に移動する。このとき、第2開き止め体26の第2摩擦保持部26aを含む部位は弾性的に撓み変形しており、第2開き止め体26の第2摩擦保持部26aは、自らの弾性反発力により、第1開き止め体24の第1摩擦保持部24aに対して方向Pcに押し付けられた状態となる。これにより、第2開き止め体26は、第1開き止め体24の第1摩擦保持部24aとの間で生じる摩擦により、折戸22を折り畳み状態に保持する。
本実施形態の第2開き止め体26は、折戸22を開くときに第1開き止め体24に対して摺動することで、折戸22を折り畳み状態に保持する保持位置に移動可能である。よって、複雑な機構を要することなく、一対の戸体32を回動軸40周りに回動させるだけで、第2開き止め体26を保持位置に移動させることができ、簡易な構造により折戸22を折り畳み状態に保持できる。また、折戸22を折り畳み状態に保持するために複雑な機構を要しないため、部品点数の削減により製品コストの軽減が図られる。
次に、本実施形態の折戸装置10の他の特徴を説明する。図11は、一対の戸体32の戸先側端部32a周りを拡大した平面断面図である。
図4、図11に示すように、一対の戸体32は互いの戸先側端部32aがヒンジ機構38を介して回動可能に連結される。本実施形態のヒンジ機構38は、接続部材46と、カバー部材48とを備える。
本実施形態では、上下の枠20間に折戸22を収めるうえで、次の工程を経ている。図12は、次の工程S2を説明するための平面図であり、図13は、図12の矢視Fv1から見た図である。
図11に示すように、折戸22は、一対の戸体32それぞれの戸先側縦框36cの突き合わせ面に個別に取り付けられる一対の保持部材52を備える。一対の保持部材52には、第1戸体32(A)に取り付けられる第1保持部材52(A)と、第2戸体32(B)に取り付けられる第2保持部材52(B)とが含まれる。
図14は、折り畳み状態にある二つの折戸22の平面図である。図15は、図14の矢視Fv2から見た図である。
図4、図15に示すように、折戸22は、一対の戸体32の他に、戸体32の戸尻側端部32bの見付方向Yに臨む外壁面に取り付けられる第1戸当たり部材54を備える。図15に示すように、第1戸当たり部材54は、戸尻側端部32bの長手方向両端部に取り付けられる。
図16は、第2実施形態の折戸装置10の一部を図7と同じ視点から見た図である。図17は、図16の第2開き止め体26のB−B線断面図である。
第2実施形態は、第1実施形態と比べて、第2開き止め体26の構成が相違する。第2開き止め体26の第2摩擦保持部26aの表面は、室外側端縁部26e及び室内側端縁部26fが連続する曲線状の線状をなしている。第2開き止め体26の第2ガイド面26b及び第3ガイド面26cは、第2摩擦保持部26aの室外側端縁部26e及び室内側端縁部26fから見込方向Xの両側及び戸先側に離れるにつれて、戸体32に近づくような截頭円錐状の連続する曲面により形成される。取付部26dは、第2摩擦保持部26aの表面に対して見込方向Xの室内側Inに配置される他、その表面に対して見込方向Xの室外側Outに配置される。
支持枠に撓みが生じたとき、その撓みに追従して戸体が変位するため、支持枠と戸体との間のクリアランスは変動し難い。この態様によれば、このような支持枠に第1開き止め体が設けられているため、支持枠に撓みが生じたときでも、第1開き止め体と第2開き止め体との間での上下方向での相対的な位置関係が変化し難い。よって、支持枠に撓みが生じたときでも、戸体を開くときに第2開き止め体を第1開き止め体に接触させ易くなり、各開き止め体により安定して折戸を折り畳み状態に保持できるようになる。
この態様によれば、折戸を開くときに、第2開き止め体を保持位置にまでスムーズに移動させ易くなる。
この態様によれば、折戸を開くときに、第2開き止め体を保持位置にまでよりスムーズに移動させ易くなる。
この態様によれば、上下の枠内に開口端から回動軸を挿入するとき、戸体をスムーズに移動させ易くなる。
Claims (6)
- 上下の枠と、
前記上下の枠に対して回動軸を介して連結される一対の戸体を有し、前記一対の戸体のそれぞれが前記回動軸周りに回動することで前記上下の枠間を開閉可能な折戸と、
前記上下の枠の一方に設けられる第1開き止め体と、
前記戸体に設けられる第2開き止め体と、を備え、
前記第2開き止め体は、前記折戸を開くときに前記第1開き止め体に対して摺動することで、前記第1開き止め体との間で生じる摩擦により前記折戸を折り畳み状態に保持する保持位置に移動可能であり、
前記折戸が伸長状態にあるとき、平面視において、前記第1開き止め体と前記第2開き止め体とは見込方向に離れた位置に配置されることを特徴とする折戸装置。 - 上下の枠と、
前記上下の枠に対して回動軸を介して連結される一対の戸体を有し、前記一対の戸体のそれぞれが前記回動軸周りに回動することで前記上下の枠間を開閉可能な折戸と、
前記上下の枠の一方に設けられる第1開き止め体と、
前記戸体に設けられる第2開き止め体と、を備え、
前記第2開き止め体は、前記折戸を開くときに前記第1開き止め体に対して摺動することで、前記第1開き止め体との間で生じる摩擦により前記折戸を折り畳み状態に保持する保持位置に移動可能であり、
前記第1開き止め体は、前記第2開き止め体との間で生じる摩擦により前記折戸を折り畳み状態に保持する摩擦保持部を備え、
前記第1開き止め体は、前記摩擦保持部が見付方向に延びる押出成形品であることを特徴とする折戸装置。 - 前記第1開き止め体は、前記上下の枠のうち、前記一対の戸体を前記回動軸を介して支持する支持枠に設けられる請求項1又は2に記載の折戸装置。
- 前記第1開き止め体及び前記第2開き止め体の一方は、
前記折戸が開くときに他方の開き止め体に対して摺動することで、前記他方の開き止め体との間での上下方向での相対変位をガイドするガイド面を有する請求項1から3のいずれか1項に記載の折戸装置。 - 前記第1開き止め体及び前記第2開き止め体の他方は、
前記折戸が開くときに一方の開き止め体のガイド面に対して摺動することで、前記一方の開き止め体との間での上下方向での相対変位をガイドするガイド面を有する請求項4に記載の折戸装置。 - 前記上下の枠は、一方側の長手方向の開口端から他方側に向かって前記回動軸を挿入可能な中空形状であり、
前記第2開き止め体は、平面視において前記上下の枠に対して交差するように前記戸体を配置した状態で前記上下の枠内に前記開口端から前記回動軸を挿入するときに、前記第1開き止め体に対して摺動することで、前記第1開き止め体との間での上下方向での相対変位をガイドするガイド面を有する請求項1から5のいずれかに記載の折戸装置。
Priority Applications (1)
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JP2016083966A JP6704780B2 (ja) | 2016-04-19 | 2016-04-19 | 折戸装置 |
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JP2017193852A JP2017193852A (ja) | 2017-10-26 |
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JP2016083966A Active JP6704780B2 (ja) | 2016-04-19 | 2016-04-19 | 折戸装置 |
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