JP6704360B2 - 映像表示システム及び方法 - Google Patents

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本発明は、映像表示システム及び方法に関し、例えば防犯カメラの撮影映像の映像データに基づく監視用映像を表示する映像表示システムに適用して好適なものである。
従来、建物の玄関や、廊下などの通路及びエレベータの乗りかご内などに防犯カメラを設置し、これら防犯カメラにより撮影された映像を記録装置に蓄積するようになされた映像監視システムが広く用いられている。この種の映像監視システムによれば、要時に記録装置に蓄積された映像を検索及び再生することにより、不審者や侵入者の特定や、設備機器の故障監視を行うことができる。
また、特に中規模以上の建物に設置される映像監視システムでは、一般的に防犯カメラが複数台設置され、これら防犯カメラからそれぞれ出力された映像に基づく複数の映像を一画面内に分割表示する表示機能が搭載されている。これにより有事の際に建物全体の状況を容易に確認することができる。
この種の映像データ蓄積システムの1つとして、例えば特許文献1には、1つの画面に同時に表示されている複数台の防犯カメラの撮影映像の映像データを高精細に保存することにより、有事の際、保存された防犯カメラの鮮明な撮影映像により状況の確認を行い得るようする技術が開示されている。
特開2011−176405号公報
ところが、かかる特許文献1に開示された技術によると、保存された防犯カメラの撮影映像が高精細であればあるほど映像表示の応答性が低下するため、防犯カメラにより撮影された映像を確認する際、確認したい映像の詳細な日時が曖昧な場合や、注目すべき防犯カメラの映像を何度も確認したい場合などに、その箇所の撮影映像を素早く検索し難い問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、保存された防犯カメラの撮影映像の検索を素早く行い得るようにし、有事の際の状況確認に要する時間を低減させ得る映像表示システム及び方法を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、複数のカメラの撮影映像の映像データをそれぞれ蓄積し、蓄積した映像データに基づく映像を端末に表示する映像表示システムにおいて、前記複数のカメラの各前記映像データをそれぞれ格納する第1の映像記録装置と、前記複数のカメラの各前記映像データにそれぞれ基づく各前記撮影映像の縮小映像を一つの画面に集約した合成映像を生成する合成映像生成部と、前記合成映像の映像データを格納する第2の映像記録装置と、前記カメラが設置された各監視箇所にそれぞれ設置され、当該監視箇所における異常を検出する防犯センサと、各前記防犯センサの出力に基づいて各前記監視箇所における異常の有無を判定する監視端末装置と、前記第2の映像記録装置に格納された前記映像データを出力する検索映像出力部、前記第1の映像記録装置に格納された前記映像データを出力する詳細映像出力部及び詳細映像の指定を受け付ける映像指定受付部とを有し、前記合成映像生成部は、前記監視端末装置の判定結果に基づいて、当該監視端末装置がいずれかの前記監視箇所の異常を検出した場合には、当該監視箇所に設置された前記カメラの前記撮影映像の前記縮小映像を強調した前記合成映像を生成し、前記検索映像出力部は、前記合成映像の前記映像データを前記端末に送信し、前記映像指定受付部は、前記検索映像出力部から出力された前記映像データに基づき前記端末に表示された前記合成映像の各前記縮小映像のうちのいずれかの前記縮小映像が指定されたときに当該端末から与えられる当該縮小映像に対応する前記カメラの識別子と撮影時刻の指定を受け付け、前記詳細映像出力部は、前記映像指定受付部が受け付けた前記カメラの識別子及び前記撮影時刻に対応する前記撮影映像の前記映像データを前記第1の映像記録装置から読み出して前記端末に送信し、前記合成映像生成部は、同一時刻に前記複数のカメラによりそれぞれ撮影された各前記撮影映像を所定時間ごとに区切って合成した前記合成映像を順次生成して前記第2の映像記録装置に格納すると共に、各前記合成映像を前記第2の映像記録装置に格納した日時と、前記第2の映像記録装置における当該合成映像が格納された記憶領域へのポインタとを対応づけて合成映像管理テーブルに格納し、前記検索映像出力部は、前記端末から日時を指定した前記合成映像の映像データの転送要求が与えられた場合に、当該転送要求において指定された前記日時と対応づけられた前記ポインタを前記合成映像管理テーブル上で検索し、当該検索により検出した前記ポインタで示された前記第2の映像記録装置内の前記記憶領域から前記合成映像の映像データを読み出して前記端末に送信するようにした。
また本発明においては、複数のカメラの撮影映像の映像データをそれぞれ蓄積し、蓄積した映像データに基づく映像を端末に表示する映像表示システムにおける映像表示方法であって、前記映像表示システムは、前記複数のカメラの各前記映像データをそれぞれ格納する第1の映像記録装置と、前記複数のカメラの各前記映像データにそれぞれ基づく各前記撮影映像の縮小映像を一つの画面に集約した合成映像を生成する合成映像生成部と、前記合成映像の映像データを格納する第2の映像記録装置と、前記カメラが設置された各監視箇所にそれぞれ設置され、当該監視箇所における異常を検出する防犯センサと、各前記防犯センサの出力に基づいて各前記監視箇所における異常の有無を判定する監視端末装置と、前記第2の映像記録装置に格納された前記映像データを出力する検索映像出力部、前記第1の映像記録装置に格納された前記映像データを出力する詳細映像出力部及び詳細映像の指定を受け付ける映像指定受付部とを有し、前記合成映像生成部が、前記監視端末装置の判定結果に基づいて、当該監視端末装置がいずれかの前記監視箇所の異常を検出した場合には、当該監視箇所に設置された前記カメラの前記撮影映像の前記縮小映像を強調した前記合成映像を生成する第1のステップと、前記検索映像出力部が、前記合成映像の前記映像データを前記端末に送信する第2のステップと、前記映像指定受付部が、前記検索映像出力部から出力された前記映像データに基づき前記端末に表示された前記合成映像の各前記縮小映像のうちのいずれかの前記縮小映像が指定されたときに当該端末から与えられる当該縮小映像に対応する前記カメラの識別子と撮影時刻の指定を受け付ける第3のステップと、前記詳細映像出力部が、前記映像指定受付部が受け付けた前記カメラの識別子及び前記撮影時刻に対応する前記撮影映像の前記映像データを前記第1の映像記録装置から読み出して前記端末に送信する第4のステップとを設け、前記第1のステップにおいて、前記合成映像生成部は、同一時刻に前記複数のカメラによりそれぞれ撮影された各前記撮影映像を所定時間ごとに区切って合成した前記合成映像を順次生成して前記第2の映像記録装置に格納すると共に、各前記合成映像を前記第2の映像記録装置に格納した日時と、前記第2の映像記録装置における当該合成映像が格納された記憶領域へのポインタとを対応づけて合成映像管理テーブルに格納し、前記第2のステップにおいて、前記検索映像出力部は、前記端末から日時を指定した前記合成映像の映像データの転送要求が与えられた場合に、当該転送要求において指定された前記日時と対応づけられた前記ポインタを前記合成映像管理テーブル上で検索し、当該検索により検出した前記ポインタで示された前記第2の映像記録装置内の前記記憶領域から前記合成映像の映像データを読み出して前記端末に送信するようにした。
本映像表示システム及び方法によれば、データ量が少ない合成映像により映像の検索を行うことができ、必要時には合成映像よりも高精細な防犯カメラの撮影映像によって監視箇所の状況を確認することができる。
本発明によれば、保存された防犯カメラの撮影映像の検索を素早く行い得るようにし、有事の際の状況確認に要する時間を低減させ得る映像表示システム及び方法を実現できる。
本実施の形態による映像表示システムの全体構成を示す概念図である。 本実施の形態による映像フォーマットの構成を示す概念図である。 (A)は本実施の形態による第1の合成映像の構成を示す概念図であり、(B)は本実施の形態による第2の合成映像の構成を示す概念図である。 第2の映像記録装置における合成映像データのデータフォーマットを示す概念図である。 合成映像管理テーブルの構成を示す概念図である。 映像データ蓄積処理の処理手順を示すフローチャートである。 合成映像生成処理の処理手順を示すフローチャートである。 映像表示処理の処理手順を示すフローチャートである。 映像データ提供処理の処理手順を示すフローチャートである。
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)本実施の形態による監視用映像表示システムの構成
図1において、1は全体として本実施の形態による監視用映像表示システムを示す。この監視用映像表示システム1は、被監視対象システム10、監視拠点システム15及び監視センタシステム20を備えて構成され、これらがインターネットなどのネットワーク6を介して相互に接続されている。
被監視対象システム10は、監視対象の建物に設置されたシステムであり、通信装置11、監視端末装置12、第1〜第4の防犯カメラ13A〜13D、及び、第1〜第4の防犯センサ14A〜14Dを備える。
第1〜第4の防犯カメラ13A〜13Dは、それぞれ監視対象の建物における監視対象となる箇所(以下、これらを監視箇所と呼ぶ)に設置される高精細の防犯用のカメラ装置である。以下においては、第1の防犯カメラ13Aは、乗客が閉じ込められていないかを監視するためエレベータの乗りかご内に設置され、第2の防犯カメラ13Bは、不審者の侵入を監視するため建物の裏口に設置されているものとする。また第3の防犯カメラ13Cは、来訪者を撮影するため建物のエントランスに設置され、第4の防犯カメラ13Dは、廊下を通過する人を撮影するため建物の廊下に設置されているものとする。
これら第1〜第4の防犯カメラ13A〜13Dからは、H.264規格に準拠した圧縮された可変長データ形式の第1〜第4のカメラ映像データが出力される。具体的に、第1〜第4のカメラ映像データは、図2に示すように、Iフレーム間に所定数のPフレームが配置された映像フォーマットを有する。ここでIフレームは、フレーム内すべての画像データがそのまま保持された、単体で画像を表現可能な静止画像のフレームであり、Pフレームは、前のフレームからの差分のみの画像データからなる差分画像のフレームである。Pフレームの画像は、直前のIフレームのデータ(静止画像データ)と、当該Iフレームから自フレームまでの各Pフレームのデータ(差分画像データ)とに基づいて詳細な映像が生成される。
第1〜第4の防犯センサ14A〜14Dは、第1〜第4の防犯カメラ13A〜13Dにそれぞれ対応させて、上述の各監視箇所にそれぞれ設置された防犯センサである。以下においては、第1の防犯センサ14Aは、エレベータの乗りかご内の異常を検知するための防犯センサであり、第2の防犯センサ14Bは、建物の裏口の異常を検知するための防犯センサであるものとする。また第3の防犯センサ14Cは、建物のエントランスの来訪者操作機器の異常を検知するための防犯センサであり、第4の防犯センサ14Dは、建物の廊下において夜間などの通常は人が通行しない時間帯における人の通過を検出するための防犯センサであるものとする。
監視端末装置12は、例えばパーソナルコンピュータ装置などから構成される。監視端末装置12は、第1〜第4の防犯センサ14A〜14Dからそれぞれ出力されるセンサ情報に基づいて各監視箇所の異常の有無をそれぞれ判定し、異常を検知したときに、その異常を検知した監視箇所に設置されている第1〜第4の防犯カメラ14A〜14Dの識別番号を含むイベント情報を通信装置11を介して監視センタシステム20及び監視拠点システム15に通知する。
通信装置11は、例えばNIC(Network Interface Card)などから構成され、第1〜第4の防犯カメラ13A〜13Dの撮影映像の映像データ(以下、これらをそれぞれ第1〜第4のカメラ映像データと呼ぶ)をネットワーク6を介して監視センタシステム20に送信したり、監視端末装置12から与えられる上述のイベント情報をネットワーク6を介して監視センタシステム20に送信する。
監視センタシステム20は、被監視対象システム10から送信されてきた第1〜第4のカメラ映像データと、イベント情報とに基づいて所定構成の合成映像を生成する機能を有するシステムである。この監視センタシステム20は、制御装置21、通信装置22、第1の映像記録装置23及び第2の映像記録装置24を備えて構成される。
制御装置21は、被監視対象システム10から送信されてきた第1〜第4のカメラ映像データを第1の映像記録装置23に格納したり、第1の映像記録装置23に格納した第1〜第4のカメラ映像データに基づいて、被監視対象システム10の第1〜第4の防犯カメラ13A〜13Dの撮影映像の縮小映像を一画面に集約した合成映像を生成する機能を有するコンピュータ装置である。制御装置21は、生成した合成映像の映像データを第2の映像記録装置24に格納すると共に、当該映像データを要求に応じて被監視対象システム10に送信する。
この制御装置21は、CPU(Central Processing Unit)25及びメモリ26などの情報処理資源を備えて構成される。CPU25は、監視センタシステム20の全体の動作制御を司るプロセッサである。またメモリ26は、例えば揮発性の半導体メモリから構成され、CPU25のワークメモリとして利用される。CPU25がメモリ26に格納されたプログラムを実行することにより、制御装置21全体として後述のような各種処理を実行する。
第1の映像記録装置23は、例えばハードディスク装置又はSSD(Solid State Drive)などの大容量の不揮発性記憶装置から構成され、上述のように被監視対象システム10から送信されてきた第1〜第4のカメラ映像データをそれぞれ蓄積するために利用される。実際上、第1〜第4のカメラ映像データは、それぞれ第1の映像記録装置23が提供する記憶領域上に定義された第1〜第4のカメラ映像データ領域5A〜5Dのうちの対応する第1〜第4のカメラ映像データ領域5A〜5Dにそれぞれ格納される。
また第2の映像記録装置24は、ハードディスク装置又はSSDなどの大容量の不揮発性記憶装置から構成され、制御装置21により生成された合成映像の映像データを蓄積するために利用される。実際上、合成映像の映像データは、第2の映像記録装置24が提供する記憶領域上に定義された合成映像データ領域50に格納される。
通信装置22は、NICなどから構成され、被監視対象システム10や監視拠点システム15との通信時におけるプロトコル制御を行う。
監視拠点システム15は、被監視対象システム10を監視する監視員が常駐するための拠点に設置されたシステムである。本実施の形態の場合においては、監視拠点は被監視対象システム10に対応付けられて設けられているため、監視拠点システム15も被監視対象システム10に対応付けて設けられることになる。
この監視拠点システム15は、監視員が駐在する監視拠点に設けられ、通信装置16及び監視端末17を備えて構成される。通信装置16はNICなどから構成され、被監視対象システム10との通信時におけるプロトコル制御を行う。監視端末17は、例えばパーソナルコンピュータ、ワークステーション又は携帯電話端末などから構成され、ネットワーク6を介して監視センタシステム20から送信される上述の合成映像の映像に基づいて、制御装置21により生成された合成映像を表示する。
(2)制御装置に搭載された各種機能
次に、監視センタシステム20の制御装置21に搭載された各種機能について説明する。本実施形態の場合、監視用映像表示システム1の制御装置21には、被監視対象システム10から与えられるイベント情報に基づいて、監視対象の建物内のいずれかの監視箇所において異常が検出された場合と、異常が検出されていない場合とで異なる形態の合成映像を生成する合成映像生成機能が搭載されている。
また制御装置21には、監視員の操作に応じて監視拠点システム15の監視端末17から与えられる日時を指定した合成映像データの転送要求(以下、これを合成映像データ転送要求と呼ぶ)に応じて、指定された日時の合成映像の映像データをその監視端末17に送信すると共に、その監視端末17に表示された合成画面を構成するいずれか1つの第1〜第4の防犯カメラ13A〜13Dの撮影映像の縮小映像が監視員により選択されたときに、その撮影映像の映像データ(第1〜第4のカメラ映像データ)を監視端末17に提供する映像データ提供機能も搭載されている。
実際上、制御装置21は、第1の映像記録装置23に蓄積された第1〜第4のカメラ映像データに基づいて、被監視対象システム10の第1〜第4の防犯カメラ13A〜13Dにより同一時刻にそれぞれ撮影された合計4つの映像を所定時間(以下、1秒単位とする)ごとに区切って合成した合成映像を順次生成する。
この際、制御装置21は、被監視対象システム10からイベント情報が送信されてこなかった(つまり被監視対象システム10の監視端末装置12が異常を検出しなかった)時間帯については、図3(A)に示すように、第1〜第4の防犯カメラ13A〜13Dの撮影映像をそれぞれ同じ大きさに縮小した各縮小映像31〜34を一画面内に並べた構成を有する合成映像(以下、これを第1の合成映像と呼ぶ)30を生成する。
また制御装置21は、被監視対象システム10からイベント情報が送信されてきた(つまり被監視対象システム10の監視端末装置12が異常を検出した)時間帯については、図3(B)に示すような合成映像(以下、これを第2の合成映像40と呼ぶ)を生成する。
この第2の合成映像40では、監視端末装置12が異常を検知した監視箇所に設置された第1〜第4の防犯カメラ13A〜13Dの撮影映像の縮小映像41が、監視端末装置12が異常を検知しなかった監視箇所に設置された第1〜第4の防犯カメラ13A〜13Dの第1〜第4の撮影映像の縮小映像42〜44よりも大きく表示される。
そして監視端末装置12が異常を検知しなかった各監視箇所にそれぞれ設置された第1〜第4の防犯カメラ13A〜13Dの撮影映像の縮小映像42〜44が、異常が検知された監視箇所に設置された第1〜第4の防犯カメラ13A〜13Dの撮影映像の縮小映像41の右側に上下方向に並べて表示される。
このように第2の合成映像40では、異常が検知された監視箇所に設置された第1〜第4の防犯カメラ13A〜13Dの撮影映像を、異常が検知されていない監視箇所に設置された第1〜第4の防犯カメラ13A〜13Dの撮影映像よりも大きく表示することで強調する。なお図3(B)は、監視端末装置12が、第1の防犯カメラ13Aと対応付けられた第1の防犯センサから出力されたセンサ情報に基づいて異常を検知した場合の例を示している。
さらに第2の合成映像40では、各縮小映像41〜44の下側に余白45が表示される。この余白45には、イベント情報の種別が表示される。例えば、図3(B)では第1の防犯カメラ13Aと紐づく第1の防犯センサが異常を検知して対応する縮小映像41が他の縮小映像42〜44よりも大きく表示されているため、例えば「カメラA異常検知」のように、第1の防犯カメラ13Aの名称と異常を検知している旨が余白45に表示される。
ただし、余白45を埋めるように、第1の防犯カメラ13Aの撮影映像の縮小映像41が第2の防犯カメラ13Bの撮影映像の縮小映像42、第3の防犯カメラ13Cの撮影映像の縮小映像43及び第4の防犯カメラ13Dの撮影映像の縮小映像44の少なくとも1つの大きさを調整してもよい。
なお第2の映像記録装置24における第1及び第2の合成映像30,40の映像データ(合成映像データ)の格納フォーマットを図4に示す。この図4からも明らかなように、制御装置21により生成された第1及び第2の合成映像30,40の合成映像データは、それぞれ撮影日時や、図3(B)について上述した余白45に表示される情報、イベントが発生した場合の当該イベントが発生した監視箇所に設置された第1〜第4の防犯カメラ13A〜13Dに付与された番号(イベントカメラ番号)などの情報がヘッダ情報として付加されて、連続的に第2の映像記録装置24の合成映像データ領域50に順番に格納される。
また制御装置21は、上述した合成映像データ転送要求が監視端末17から与えられると、上述した映像データ提供機能に基づいて、指定された日時の合成映像の映像データ(合成映像データ)をその監視端末17に送信する。
この際、制御装置21は、指定された日時を挟む前後数分分の第1〜第4のカメラ映像データを第1の映像記録装置23から先読みしてメモリ26に一時的に保持しておき、その後、監視端末17に表示された合成映像を構成するいずれか1つの第1〜第4の防犯カメラ13A〜13Dの撮影映像の縮小映像が監視員により選択されたときには、先読みした対応する第1〜第4のカメラ映像データをメモリ26から読み出して監視端末17に送信する。
以上のような各種機能を実現するための手段として、監視センタシステム20のメモリ26には、図1に示すように、合成映像生成プログラム27、映像データ提供プログラム28及び合成映像管理テーブル29が格納されている。
合成映像生成プログラム27は、被監視対象システム10から送信される第1〜第4のカメラ映像データと、イベント情報とに基づいて図3(A)や図3(B)について上述した第1及び第2の合成映像30,40を生成する機能を有するプログラムである。
また映像データ提供プログラム28は、監視員の操作に応じて監視端末17から与えられる合成映像データ転送要求に応じて、指定された日時の第1又は第2の合成映像の映像データを第2の映像記録装置24から読み出してその監視端末17に転送する機能を有するプログラムである。映像データ提供プログラム28は、その後、その映像データに基づいて監視端末17に表示された第1又は第2の合成映像30,40内のいずれかの縮小映像31〜34,41〜44が監視員により選択された場合には、その縮小映像31〜34,41〜44の元となる第1〜第4のカメラ映像データをその監視端末17に送信することにより、対応する第1〜第4の防犯カメラ13A〜13Dの撮影映像を監視端末17に全画面表示させる。
一方、合成映像管理テーブル29は、第2の映像記録装置24に格納された合成映像の映像データを管理するために利用されるテーブルであり、図5に示す構成を有する。この合成映像管理テーブル29では、1つのレコード(行)が1つの(1秒分の)合成映像の映像データに対応する。
合成映像管理テーブル29では、各レコードがそれぞれ映像日時欄28A、イベントカメラ番号欄28B及び合成映像データポインタ欄28Cに区分されている。そして映像日時欄28Aには、対応する合成映像データが生成されて第2の映像記録装置24に格納された日時が格納される。
またイベントカメラ番号欄28Bには、対応する合成映像が撮影されていた時間帯にいずれの監視箇所においても異常が発生していなかった場合には「0」が格納され、その時間帯にいずれかの監視箇所において異常が発生していた場合には、その異常が発生した監視箇所に設置された第1〜第4の防犯カメラ13A〜13Dに付与された番号(イベントカメラ番号)が格納される。なお、このときの異常の有無は、被監視対象システム10から与えられたイベント情報に基づいて判定される。
さらに合成映像データポインタ欄28Cには、第2の映像記録装置24の合成映像データ領域50における対応する合成映像データが格納された記憶領域の先頭アドレスがポインタ(以下、これを合成映像データポインタと呼ぶ)として格納される。
(4)合成映像生成機能及び映像データ提供機能に関する各種処理
次に、上述した合成映像生成機能及び映像データ提供機能に関連して本監視用映像表示システム1の制御装置21により実行される各種処理について説明する。なお、以下においては、各種処理の処理主体を「プログラム」として説明するが、実際上は、その「プログラム」に基づいて制御装置21のCPU25によりその処理が実行されることは言うまでもない。
(4−1)合成映像生成処理
図6は、上述した合成映像生成機能に関連して合成映像生成プログラム27により合成映像の生成周期(1秒周期)で実行される映像データ蓄積処理RT1の処理手順を示す。合成映像生成プログラム27は、この図6に示す処理手順に従って、被監視対象システム10から送信されてきた第1〜第4のカメラ映像データに基づいて第1又は第2の合成映像を生成する。
実際上、合成映像生成プログラム27は、この図6に示す映像データ蓄積処理RT1を開始すると、まず、被監視対象システム10から送信されてきた第1〜第4のカメラ映像データを受信する(SP11)。
続いて、合成映像生成プログラム27は、そのとき被監視対象システム10からイベント情報が送信されてきているか否かをチェックし(SP12)、チェック結果に基づいて、そのときの合成映像の生成周期内にいずれかの監視箇所の異常が被監視対象システム10の監視端末装置12により検知されたか否かを判定する(SP13)。
そして合成映像生成プログラム27は、この判定で否定結果を得ると、被監視対象システム10から送信されてきた1秒分の第1〜第4のカメラ映像データに基づいて第1の合成映像30を生成する第1の合成映像生成処理を実行し(SP14)、この後ステップSP16へ進む。
これに対して、合成映像生成プログラム27は、ステップSP13の判定で肯定結果を得ると、イベントが発生している監視箇所に配置された第1〜第4の防犯カメラ13A〜13Dの撮影映像の縮小映像41〜44を他の第1〜第4の防犯カメラ13A〜13Dの撮影映像の縮小映像41〜44よりも大きくした第2の合成映像40を生成する第2の合成映像生成処理を実行する(SP15)。
次いで、合成映像生成プログラム27は、ステップSP14又はステップSP15で生成した第1又は第2の合成映像に関する必要な情報を合成映像管理テーブル29へ格納すると共に、生成した第1又は第2の合成映像の映像データ(合成映像データ)を必要なヘッダ情報を付加して第2の映像記録装置24の合成映像データ領域50に格納する(SP16)。
さらに合成映像生成プログラム27は、被監視対象システム10からの第1〜第4のカメラ映像データをそれぞれ第1の映像記録装置23の第1〜第4のカメラ映像データ領域5A〜5Dへそれぞれ格納し(SP17)、この後、この映像データ蓄積処理RT1を終了する。
なお、合成映像データの保存期間は、1カ月や1週間などの、頻繁に監視員に検索されることが想定される一定の期間とする。
ここで図7は、図6のステップSP14について上述した第1の合成映像生成処理の具体的な処理手順を示す。
合成映像生成プログラム27は、図6のステップSP14に進むと、この図7に示す第1の合成映像生成処理RT2を開始し、まず、第1〜第4の防犯カメラ13A〜13Dのうちの未処理の1つの第1〜第4の防犯カメラ13A〜13Dから送信されてきた第1〜第4のカメラ映像データから、そのとき1秒分の合成映像を生成しようとする目的の時刻に対応する第1〜第4のカメラ映像データを切り出す(S21)。
続いて、合成映像生成プログラム27は、ステップS21で切り出した目的の時刻の第1〜第4のカメラ映像データの先頭フレームがPフレームであるか否かを判断する(SP22)。そして合成映像生成プログラム27は、この判断で否定結果を得るとステップSP25に進む。
これに対して合成映像生成プログラム27は、ステップSP22の判断で肯定結果を得ると、ステップSP21で切り出した目的の時刻の第1〜第4のカメラ映像データの先頭フレームの直前のIフレームのデータを対応する第1〜第4のカメラ映像データから抽出する(SP23)。
また合成映像生成プログラム27は、ステップS23で抽出したIフレームのデータを利用して、ステップSP21で切り出した1秒分の第1〜第4のカメラ映像データに基づく圧縮されていない目的の時刻から1秒分の完全な映像の映像データを生成する(SP24)。
さらに合成映像生成プログラム27は、各第1〜第4のカメラ映像データについてステップSP21〜ステップSP24の処理が完了したか否かを判断し(SP25)、否定結果を得るとステップSP21に戻って、この後、ステップSP25で肯定結果を得るまでステップSP21〜ステップSP26の処理を繰り返す。かくして、この繰返し処理により、各第1〜第4のカメラ映像データに基づく目的の時刻から1秒分の完全な映像の映像データがそれぞれ生成されることになる。
そして合成映像生成プログラム27は、やがて各第1〜第4のカメラ映像データに基づく目的の時刻から1秒分の完全な映像の映像データをそれぞれ生成し終えることによりステップSP25で肯定結果を得ると、これら1秒分の映像を図3(A)のように組み合わせた合成映像を生成する(SP27)。
ただし、ステップSP27で生成した合成映像の縦方向及び横方向の画素数はいずれも元の第1〜第4のカメラ映像データに基づく映像の2倍となっている。そこで、合成映像生成プログラム27は、この後、ステップSP27で生成した合成映像の縦方向及び横方向のそれぞれについて1画素おきにデータを間引きするなどして合成映像のデータサイズを調整することにより、図3(A)について上述した所定サイズ及び固定長データ形式の第1の合成映像30の映像データ(合成映像データ)を生成する(SP28)。
そして合成映像生成プログラム27は、この後、この第1の合成映像生成処理RT2を終了して映像データ蓄積処理RT1(図6)に戻る。
なお図6のステップSP15について上述した第2の合成映像生成処理の具体的な処理手順も図7のステップSP24で生成する合成映像の形態が異なる(第2の合成映像に応じた合成映像を生成する)だけで他の処理内容は同じであるため、ここでの詳細説明は省略する。
(4−2)映像表示処理
一方、図8は、上述した映像データ提供機能に関連して監視端末17により実行される映像表示処理RT3の処理手順を示す。監視端末17は、この図8に示す処理手順に従って、監視員により指定された日時の第1又は第2の合成映像の映像データ(合成映像データ)を取得し、取得した合成映像データに基づく第1又は第2の合成映像を表示する。
実際上、本実施の形態の場合、監視員は、監視拠点システム15の監視端末17を操作して、そのとき合成映像(第1又は第2の合成映像30,40)を確認したい日時を指定して、その合成映像の表示命令を入力する。
そして監視端末17は、監視員からかかる表示命令が入力されるとこの映像表示処理を開始し、まず、監視員により指定された日時の合成映像の映像データを転送すべき旨の要求(以下、合成映像データ転送要求と呼ぶ)を監視センタシステム20の制御装置21に送信する(SP31)。また監視端末17は、この結果として制御装置21から転送されてきた合成映像データに基づく監視員により指定された日時の1秒分の第1又は第2の合成映像30,40を監視端末17の画面に表示する(SP32)。
続いて、監視端末17は、ステップSP32に続いて制御装置21から転送される次の1秒分の第1又は第2の合成映像の映像データ(合成映像データ)を受信し(SP33)、受信した合成映像データに基づく第1又は第2の合成映像30,40を表示する(SP34)。
次いで、監視端末17は、そのとき表示している第1又は第2の合成映像30,40を構成する、被監視対象システム10の第1〜第4の防犯カメラ13A〜13Dの撮影映像の縮小映像41〜44のいずれかがクリックなどにより選択されたか否かを判断する(SP35)。
そして監視端末17は、この判断で否定結果を得るとステップSP33に戻り、この後、ステップSP35の判定で肯定結果を得るまでステップSP33〜ステップSP35の処理を繰り返す。
これに対して、監視端末17は、ステップSP35の判定で肯定結果を得ると、監視員により選択された第1〜第4の防犯カメラ13A〜13Dの撮影映像の映像データ(第1〜第4のカメラ映像データ)の転送要求(以下、これをカメラ映像データ転送要求と呼ぶ)を監視センタシステム20の制御装置21に送信する(SP36)。なお、このカメラ映像データ転送要求には、監視員により選択された縮小映像を撮影した第1〜第4の防犯カメラ13A〜13Dの識別子(カメラ番号)と、その縮小映像の撮影時刻との指定が含まれる。
また監視端末17は、この結果として制御装置21から転送されてきた対応する第1〜第4のカメラ映像データに基づいて、監視員により選択された第1〜第4の防犯カメラ13A〜13Dの撮影映像を、そのときまで表示していた第1又は第2の合成映像30、40に代えて全画面表示する(SP37)。
この後、監視端末17は、監視員からかかる撮影映像の表示を終了すべき旨の操作入力を受け付け又はかかる撮影映像を表示し始めてから所定時間が経過したか否かを判断する(SP38)。そして監視端末17は、この判断で否定結果を得るとステップSP36に戻り、この後、ステップSP36〜ステップSP38の処理を繰り返す。
そして監視端末17は、やがて監視員からかかる撮影映像の表示を終了すべき旨の操作入力を受け付け又はかかる撮影映像を表示し始めてから所定時間が経過することによりステップSP38で肯定結果を得ると、制御装置21に映像表示終了通知を送信した後、この映像表示処理RT3を終了する。
(4−3)映像データ提供処理
他方、図9は、上述の映像データ提供機能に関連して映像データ提供プログラム28により実行される映像データ提供処理RT3の処理手順を示す。映像データ提供プログラム28は、この図に示す処理手順に従って、監視拠点システム15の監視端末17から要求された日時の合成映像の映像データ(合成映像データ)や、監視員に選択された撮影映像の映像データ(第1〜第4のカメラ映像データ)を当該監視端末17に送信する。
実際上、映像データ提供プログラム28は、映像表示処理(図8)のステップSP31について上述した合成映像データ転送要求が監視拠点システム15の監視端末17から与えられると、この図に示す映像データ提供処理RT4を開始し、まず、当該合成映像データ転送要求において指定された日時の第1又は第2の合成映像30,40の映像データ(合成映像データ)を第2の映像記録装置24から読み出してその監視端末17に送信する(SP41)。
具体的に、映像データ提供プログラム28は、まず、合成映像管理テーブル29上で、合成映像データ転送要求において指定された日時の合成映像への合成映像データポインタを検索する。そして映像データ提供プログラム28は、この検索により検出した合成映像データポインタで示された第2の映像記録装置24のアドレス位置から第1又は第2の合成映像30,40の映像データでなる合成映像データを読み出して、これを合成映像データ転送要求の送信元の監視端末17に送信する。
続いて、映像データ提供プログラム28は、第1の映像記録装置23における、合成映像データ転送要求において指定された日時の前後10分間の第1〜第4のカメラ映像データの格納位置を合成映像管理テーブル29上でそれぞれ検索する(SP42)。
また映像データ提供プログラム28は、かかる検索の検索結果に基づいて、第1の映像記録装置23における、合成映像データ転送要求において指定された日時の前後10分間の第1〜第4のカメラ映像データをそれぞれ第1の映像記録装置23から読み出してメモリ26(図1)に一時データとして格納する(SP43)。
そして映像データ提供プログラム28は、この後、映像表示処理(図8)のステップSP36について上述した監視拠点システム15の監視端末17からのカメラ映像データ転送要求を受け付けると、上述の一時データをメモリ26から読み出し、カメラ映像データ転送要求において指定された日時よりも前の最も新しいIフレームのデータと、当該Iフレームの撮影時刻からカメラ映像データ転送要求において指定された日時までのPフレームのデータとに基づいて指定された映像データ(詳細映像)を生成してその監視端末17に送信する(SP44)。
さらに映像データ提供プログラム28は、この後、映像表示処理(図8)のステップSP38について上述した映像表示終了通知が監視拠点システム15の監視端末17から与えられると、一時データを削除した後(SP45)、この映像データ検索処理RT4を終了する。
(5)本実施の形態の効果
以上のように本実施の形態の監視用映像表示システム1では、被監視対象システム10から送信される第1〜第4のカメラ映像データに基づいて、監視センタシステム20の制御装置21において第1〜第4の防犯カメラ13A〜13Dの撮影映像の合成映像を生成する。また制御装置21は、監視拠点システム15の監視端末17からの日時を指定した合成映像データ転送要求に応じて、指定された日時の第1又は第2の合成映像30,40の映像データ(合成映像データ)を監視端末17に送信すると共に、その後、かかる第1又は第2の合成映像30,40を構成するいずれかの縮小映像31〜34,41〜44が選択された場合には、その縮小映像31〜34,41〜44の元の第1〜第4のカメラ映像データを監視端末17に送信して、当該第1〜第4のカメラ映像データに基づく対応する第1〜第4の防犯カメラ13A〜13Dの撮影映像を監視端末17に全画面表示させる。
従って、本監視用映像表示システム1によれば、監視員は監視端末17に表示された合成映像により映像を検索することができる。この場合、合成映像の映像データ(合成映像データ)のデータ量は、第1〜第4の防犯カメラ13A〜13Dの各撮影映像の映像データ(第1〜第4のカメラ映像データ)をすべて同時に監視端末17に送信する場合のデータ量に比べて各段的に少なく、従って、映像検索時に監視端末17に表示される合成映像の応答性が低下することを防止することができる。
また本監視用映像表示システム1によれば、検索により必要な映像が映し出された第1又は第2の合成映像30,40を検出した後は、その第1又は第2の合成映像を構成する各縮小映像31〜34,41〜44のうちの所望する縮小映像31〜34,41〜44をクリック等により選択することにより、その縮小映像31〜34,41〜44の元となる第1〜第4の防犯カメラ13A〜13Dの高精細な撮影映像によって監視箇所の状況を確認することができる。
よって、本監視用映像表示システム1によれば、監視センタシステム20に保存された第1〜第4の防犯カメラ13A〜13Dの撮影映像の検索を素早く行うことができると共に、必要な映像については高精細で内容を確認することができ、かくして有事の際の状況確認に要する時間を低減させることができる。
さらに本監視用映像表示システム1では、第1〜第4のカメラ映像データと共に被監視対象システム10から送信されるイベント情報に基づいて、監視センタシステム20の制御装置21が異なる形態の合成映像(第1及び第2の合成映像30,40)を生成する。従って、監視員は監視端末17に表示された合成映像の形態に基づいていずれかの監視箇所において異常が発生したときの合成映像に素早くアクセスすることができる。
よって本監視用映像表示システム1によれば、監視センタシステム20に保存された第1〜第4の防犯カメラ13A〜13Dの撮影映像の検索をより一層と素早く行うことができ、かくして有事の際の状況確認に要する時間をより一層と低減させることができる。
(6)他の実施の形態
なお上述の実施の形態においては、第2の合成映像40において、縮小映像31〜34,41〜44の大きさを異ならせることで異常が発生した監視箇所に設置された第1〜第4の防犯カメラ13A〜13Dの撮影映像の縮小映像41〜44を強調表示をする場合について述べたが、本発明はこれに限らず、強調表示すべき縮小映像41〜44を枠で囲んだり、または着色するなどして強調するようにしてもよい。
また上述の実施の形態においては、第1〜第4の防犯カメラ13A〜13Dの撮影映像の1つのみを強調表示する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、複数の監視箇所においてそれぞれ異常が発生した場合には、これらの監視箇所にそれぞれ対応する縮小映像41〜44を強調表示するようにしてもよい。
さらに上述の実施の形態においては、各防犯センサ14A〜14Dのセンサ情報に基づいて各監視箇所の異常の有無を判定する監視端末装置12を被監視対象システム10に設けるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、かかる監視端末装置12を監視センタシステム20に設けるようにしてもよく、さらには監視端末装置12を省略し、その機能を制御装置21に持たせるようにしてもよい。この場合には、被監視対象システム10の第1〜第4の防犯センサ14A〜14Dの出力をそのまま被監視対象システム10から監視センタシステム20に送信すればよい。
1……監視用映像表示システム、6……ネットワーク、10……被監視対象システム、11,16,22……通信装置、12……監視端末装置、13A〜13D……第1〜第4の防犯カメラ、14A〜14D……第1〜第4の防犯センサ、15……監視拠点システム、17……監視端末、20……監視センタシステム、21……制御装置、23……第1の映像記録装置、24……第2の映像記録装置。

Claims (7)

  1. 複数のカメラの撮影映像の映像データをそれぞれ蓄積し、蓄積した映像データに基づく映像を端末に表示する映像表示システムにおいて、
    前記複数のカメラの各前記映像データをそれぞれ格納する第1の映像記録装置と、
    前記複数のカメラの各前記映像データにそれぞれ基づく各前記撮影映像の縮小映像を一つの画面に集約した合成映像を生成する合成映像生成部と、
    前記合成映像の映像データを格納する第2の映像記録装置と、
    前記カメラが設置された各監視箇所にそれぞれ設置され、当該監視箇所における異常を検出する防犯センサと、
    各前記防犯センサの出力に基づいて各前記監視箇所における異常の有無を判定する監視端末装置と、
    前記第2の映像記録装置に格納された前記映像データを出力する検索映像出力部、前記第1の映像記録装置に格納された前記映像データを出力する詳細映像出力部及び詳細映像の指定を受け付ける映像指定受付部と
    を備え、
    前記合成映像生成部は、
    前記監視端末装置の判定結果に基づいて、当該監視端末装置がいずれかの前記監視箇所の異常を検出した場合には、当該監視箇所に設置された前記カメラの前記撮影映像の前記縮小映像を強調した前記合成映像を生成し、
    前記検索映像出力部は、
    前記合成映像の前記映像データを前記端末に送信し、
    前記映像指定受付部は、
    前記検索映像出力部から出力された前記映像データに基づき前記端末に表示された前記合成映像の各前記縮小映像のうちのいずれかの前記縮小映像が指定されたときに当該端末から与えられる当該縮小映像に対応する前記カメラの識別子と撮影時刻の指定を受け付け、
    前記詳細映像出力部は、
    前記映像指定受付部が受け付けた前記カメラの識別子及び前記撮影時刻に対応する前記撮影映像の前記映像データを前記第1の映像記録装置から読み出して前記端末に送信し、
    前記合成映像生成部は、
    同一時刻に前記複数のカメラによりそれぞれ撮影された各前記撮影映像を所定時間ごとに区切って合成した前記合成映像を順次生成して前記第2の映像記録装置に格納すると共に、各前記合成映像を前記第2の映像記録装置に格納した日時と、前記第2の映像記録装置における当該合成映像が格納された記憶領域へのポインタとを対応づけて合成映像管理テーブルに格納し、
    前記検索映像出力部は、
    前記端末から日時を指定した前記合成映像の映像データの転送要求が与えられた場合に、当該転送要求において指定された前記日時と対応づけられた前記ポインタを前記合成映像管理テーブル上で検索し、当該検索により検出した前記ポインタで示された前記第2の映像記録装置内の前記記憶領域から前記合成映像の映像データを読み出して前記端末に送信する
    ことを特徴とする映像表示システム。
  2. 前記複数のカメラの各前記映像データはそれぞれ可変長データ形式で前記第1の映像記録装置に格納され、前記合成映像の前記映像データは固定長データ形式で前記第2の映像記録装置に格納される
    ことを特徴とする請求項1に記載の映像表示システム。
  3. 第1の映像記録装置に格納された前記映像データは、単体で画像を表現可能なフレームのデータでなる静止画像データと、前のフレームからの差分画像のフレームのデータでなる差分画像データとから構成され、
    前記詳細映像出力部は、受け付けた前記カメラの識別子に対応する前記映像データを構成し、受け付けた前記撮影時刻よりも前で最も新しい前記静止画像データと、当該静止画像データの撮影時刻から受け付けた前記撮影時刻までの前記差分画像データとに基づいて、指定された前記詳細映像を生成する詳細映像作成部を備える
    ことを特徴とする請求項に記載の映像表示システム。
  4. 前記端末に表示される前記合成映像には、
    前記監視端末装置が異常を検出した前記監視箇所に設置された前記カメラの識別子が表示される
    ことを特徴とする請求項1に記載の映像表示システム。
  5. 前記合成映像生成部は、
    前記監視端末装置が異常を検出した前記監視箇所に設置された前記カメラの前記撮影映像の前記縮小映像を、前記監視端末装置が異常を検出しなかった前記監視箇所に設置された他の前記カメラの前記撮影映像の各前記縮小映像よりも大きく表示するようにして強調した前記合成映像を生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の映像表示システム。
  6. 前記詳細映像出力部は、
    前記検索映像出力部が前記合成映像の前記映像データを前記端末に出力した後、当該撮影時刻の前後所定期間の各前記カメラの前記撮影映像の映像データを前記第1の映像記録装置から先読みする
    ことを特徴とする請求項1に記載の映像表示システム。
  7. 複数のカメラの撮影映像の映像データをそれぞれ蓄積し、蓄積した映像データに基づく映像を端末に表示する映像表示システムにおける映像表示方法であって、
    前記映像表示システムは、
    前記複数のカメラの各前記映像データをそれぞれ格納する第1の映像記録装置と、
    前記複数のカメラの各前記映像データにそれぞれ基づく各前記撮影映像の縮小映像を一つの画面に集約した合成映像を生成する合成映像生成部と、
    前記合成映像の映像データを格納する第2の映像記録装置と、
    前記カメラが設置された各監視箇所にそれぞれ設置され、当該監視箇所における異常を検出する防犯センサと、
    各前記防犯センサの出力に基づいて各前記監視箇所における異常の有無を判定する監視端末装置と、
    前記第2の映像記録装置に格納された前記映像データを出力する検索映像出力部、前記第1の映像記録装置に格納された前記映像データを出力する詳細映像出力部及び詳細映像の指定を受け付ける映像指定受付部と
    を有し、
    前記合成映像生成部が、前記監視端末装置の判定結果に基づいて、当該監視端末装置がいずれかの前記監視箇所の異常を検出した場合には、当該監視箇所に設置された前記カメラの前記撮影映像の前記縮小映像を強調した前記合成映像を生成する第1のステップと、
    前記検索映像出力部が、前記合成映像の前記映像データを前記端末に送信する第2のステップと、
    前記映像指定受付部が、前記検索映像出力部から出力された前記映像データに基づき前記端末に表示された前記合成映像の各前記縮小映像のうちのいずれかの前記縮小映像が指定されたときに当該端末から与えられる当該縮小映像に対応する前記カメラの識別子と撮影時刻の指定を受け付ける第3のステップと、
    前記詳細映像出力部が、前記映像指定受付部が受け付けた前記カメラの識別子及び前記撮影時刻に対応する前記撮影映像の前記映像データを前記第1の映像記録装置から読み出して前記端末に送信する第4のステップと
    を備え、
    前記第1のステップにおいて、前記合成映像生成部は、
    同一時刻に前記複数のカメラによりそれぞれ撮影された各前記撮影映像を所定時間ごとに区切って合成した前記合成映像を順次生成して前記第2の映像記録装置に格納すると共に、各前記合成映像を前記第2の映像記録装置に格納した日時と、前記第2の映像記録装置における当該合成映像が格納された記憶領域へのポインタとを対応づけて合成映像管理テーブルに格納し、
    前記第2のステップにおいて、前記検索映像出力部は、
    前記端末から日時を指定した前記合成映像の映像データの転送要求が与えられた場合に、当該転送要求において指定された前記日時と対応づけられた前記ポインタを前記合成映像管理テーブル上で検索し、当該検索により検出した前記ポインタで示された前記第2の映像記録装置内の前記記憶領域から前記合成映像の映像データを読み出して前記端末に送信する
    ことを特徴とする映像表示方法
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