JP6703692B2 - 昆布採取器具の回転補助装置 - Google Patents

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本発明は昆布採取器具の回転補助装置に係り、特に海底の昆布を採取する際に使用する竿部を備えた採取器具の回転補助装置に関する。
一般に海底に繁茂している天然昆布を採取するには、竿の先端側に取り付けて使用する、いわゆるマッカという漁具を使用して行うが、このマッカには、しばマッカ、つぶマッカなど、形状が異なるものがいくつか存在する。図11は、しばマッカを使用して昆布採取を行う場合の概念図であり、同図のしばマッカ100は竿102、係止部104から構成され、しばマッカ100を使用して行う天然昆布の採取は、二股状に形成された係止部104に昆布を引っ掛けた状態で、竿102を回転させて捩ることにより海底から昆布の根を切り離し、その後、船上へ竿を手繰り上げるか、ウインチなどを利用して引き揚げることによって行われる。
このような海底の天然昆布の採取作業は、波浪によって前後・左右、上下に揺動する船上で行わなければならないことや、又、船上から海底までの距離は10mを越えることもあり、漁業従事者にとって危険且つ重労働である過酷な作業を余儀なくされていた。
そこで、昆布の採取作業の軽労化を図るべく、従来より種々の技術が提案されている。
その一例として、登録実用新案第3067201号公報(実願平11−7689号〜特許文献1)公報記載の考案が公知である。同公報記載の考案は複数のプラスチック製の採取棒本体を有し、これらの採取棒同士を連結する際のジョイントの構造に特徴があり、又採取棒の外形が多角形状であることから、昆布の根を切り離すための捩りの動作を円滑に行うことが可能であるとされている。
さらに、特開平10−42656号公報(特許文献2)記載の発明は、円錐形状に形成された一対のドラム部材の円錐面を対向させるように設置し、対向面に形成されるV字形又はU字形の引揚溝に昆布を採取する採取竿を嵌合させることにより、竿に対し引き揚げ力と、回転力(捩り)とを同時に伝達するように構成され、採取竿の引き揚げと同時に、竿から昆布が脱落しないように絡ませるようになっている。
また、実開平5−43818号公報(特許文献3)に記載された発明では、ドラムの外周にV字型の引揚溝が形成され、この引揚溝に採取竿を引揚溝に嵌合させた状態で、ドラムを油圧モータ等によって回転させることで、引き揚げ作業を容易ならしめるように構成されている。
登録実用新案第3067201号公報 特開平10−42656号公報 実開平5−43818号公報
しかしながら、前述した特許文献1に記載されている海藻等の採取棒は、海藻を切断する際の捩り動作の容易化を目指したものではあるが、捩り動作自体を人力で行わなければならず、漁業従事者の負担は依然として大きい。
また、特許文献2に記載の引揚装置は、採取竿を回しながら引き揚げることが出来、これによって昆布の脱落を防止することは可能であるが、引揚動作の前段階となる昆布の切断のための回転力のみを、単独で採取竿に加えることは出来なかった。従って、昆布の切断のための捩り動作は、人力によって行う必要があり、漁業従事者の負担は依然として大きい。
さらに、特許文献3に記載されている引揚装置は、引き揚げ動作の軽減を図ることは可能であるが、昆布の切断のための捩り動作は、やはり人力によって行う必要があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、波浪によって大きく前後や左右等(ピッチ・ロール・ヨー)に揺動する船上においても、昆布採取器具による昆布の切断作業・捩り作業を安全且つ効率的に行うことが可能であるとともに、昆布採取器具(マッカ)の引き揚げに要する労力の軽減を同時に図ることが可能な昆布採取器具の回転補助装置を提供することを目的としている。
請求項1記載の発明は、駆動手段、該駆動手段によって同一方向に回転駆動される第1及び第2のローラを備えた回転部を含んで構成される昆布採取器具の回転補助装置であって、前記第1及び第2のローラ間に形成される間隙を昆布採取器具の挿入部として、使用時に該挿入部が海側に面するように配置され、前記挿入部の最も狭い部分の隙間は昆布採取器具における竿部の外径よりも、やや狭くなるように前記第1及び第2のローラが設置されているとともに、前記挿入部に昆布採取器具の竿部を縦方向に位置させて、該第1及び第2のローラの外周面を該竿部に接触させることにより、該第1及び第2のローラから回転力を該竿部に付加するようにしたことを特徴としている。
請求項2記載の発明は、上記1項において、前記ローラにおける昆布採取器具の外周部と接触して回転力を付加するトルク伝達面は、曲面状に形成されていることを特徴としている。
請求項3記載の発明は、上記1項又は2項において、隣接配置された前記第1及び第2のローラに対し、前記挿入部の奥側に第3のローラが配置されていることを特徴としている。
請求項4記載の発明は、上記1項〜3項のうち、何れか1項において、前記第1,2,3のローラは、前記駆動手段によって、同一方向・同一の周速度にて回転駆動されることを特徴としている。
請求項5記載の発明は、上記3項又は4項において、前記第1,2,3のローラのうち、2つのローラの回転軸を結ぶ線分は、船舶の乾舷の船首から船尾の縁に対し、略平行となるように、該2つのローラが設置されていることを特徴としている。
請求項6記載の発明は、上記1項〜4項のうち、何れか1項において、前記回転部に隣接して設置され、昆布採取器具に対し、引揚力を作用させる引揚部を具備することを特徴としている。
本発明によれば、漁業従事者(装置の使用者)が、昆布の採取作業を船上で行うに際し、使用者自らが各ローラのトルク伝達面に竿部を押し付けることによって、竿部に回転トルクを付加する構成を採用していることから、トルクの伝達について、使用者の判断で即座に実行・中断が可能となり、昆布の採取作業を安全且つ効率的に行うことが可能となる。
また、昆布の採取作業を補助する回転部に加え、竿部に引き揚げ力を付加する引揚部を隣接して設置していることから、昆布採取器具の引き揚げに要する労力を軽減することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る回転補助装置の概略斜視図である。 同じく、本発明の一実施形態に係る回転補助装置の平面図である。 同じく、本発明の一実施形態に係る回転補助装置の正面図である。 同じく、本発明の一実施形態に係る回転補助装置の側面図である。 同じく、本発明の一実施形態に係る回転補助装置と昆布採取器具との関係を示す概念図である。 同じく、本発明の一実施形態に係る回転補助装置を船舶の乾舷に設置した場合を示す概略説明図である。 使用時における本発明の一実施形態に係る回転補助装置の回転部と、昆布採取器具との関係を示す説明図である。 同じく、使用時における本発明の一実施形態に係る回転補助装置の回転部と、昆布採取器具との関係を示す説明図である。 他の実施形態に係る昆布採取器具の回転補助装置を示した概略平面図である。 同じく、他の実施形態に係る昆布採取器具の回転補助装置を使用した作業状況を示す概略説明図である。 昆布採取器具として、いわゆる、しばマッカを使用して昆布採取を行う場合の概念図である。
以下、本発明に係る昆布採取器具の回転補助装置の好適な実施形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は回転補助装置の一実施形態の概略斜視図、図2は平面図、図3は正面図、図4は側面図、図5は本実施形態の回転補助装置と昆布採取器具との関係を示す概念図、図6は船舶の乾舷に本実施形態の回転補助装置を設置した場合を示す概略説明図である。
これらの図に示されるように、本実施形態の回転補助装置10は回転部12、支持フレーム14等から構成されており、このうち回転部12は、支持フレーム14上に載置されている。回転補助装置10は、図4及び図6にも示されるように、この支持フレーム14に設けられた一対の平板状の固定手段15により、船舶の乾舷1を挟み込んだ状態で締め付けて、固定できるようになっている。
回転部12は、図1に示されるように、第1〜3のローラ16,18,20、上部プレート22及び下部プレート24、モータ及び減速機構、インバータなどの駆動手段26等を具備している。
第1〜3のローラ16,18,20は、上部プレート22及び下部プレート24の間に、水平方向に回転可能に軸支され、駆動手段26から複数のギアあるいはチェーンやベルトを介して伝達される駆動力により、同一方向且つ同一の周速度で回転するようになっている。
また、第1〜3のローラ16,18,20の外周部分は、曲面状に形成されたゴム製のトルク伝達面16A,18A,20Aとなっている。
これらのトルク伝達面16A,18A,20Aを形成するゴムには摩擦係数を高めるために、スリット、ディンプル等の加工を施しておいても良いし、第1〜3のローラ16,18,20毎に摩擦係数など特性(硬度、耐候性)の異なるゴム、若しくは柔軟で剛性を備えた材料を使用して形成しても良い。
図1及び図2に示されるように、本実施形態の回転補助装置10は、漁船に設置した場合に、船上を基準とすると、第1及び第2のローラ16,18間に形成される挿入部30が海側の方向に面して配置されるとともに、第1及び第2のローラ16,18の奥側(船上側)に第3のローラ20が設置されている。
図2に示されるように、第1及び第2のローラ16,18の最外周部との間に生じる隙間の寸法Lは、昆布採取器具50の竿部50Aの最大外径よりも、やや狭い間隔となるように設定するのが望ましい。
このように、隙間Lを、竿部50Aの最大外径に比較し、やや狭い間隔に設定しているのはローラ16,18間の挿入部30に、昆布採取器具50の竿部50Aを位置させたとき、各ローラ16,18からの回転力を、より伝達し易くするためである。
つまり、海底に繁茂している昆布を採取器具50の先端(マッカ)に引っ掛けて、竿部50Aを捩るときに、その外周へ回転力を付加して、捩り動作をアシスト(補助)するにはローラ16,18に対し、昆布採取器具50の竿部50Aとの密着性を高めておくことが有効なことから、前述のように寸法を設定したものである。竿部50Aの断面形状は、円形のものや正六角形などの多角形状に形成されたものが使用される。
一方、3つのローラ16,18,20間の挿入部30に、昆布採取器具50の竿部50Aを差し込む際は、図5及び図6に示されるように、採取器具50を傾けるなどして行うと、その動作が容易となる。つまり、各ローラ16,18,20の外周部のトルク伝達面16A,18A,20Aは曲面状(R形状)に形成され、且つ弾力を有していることから、竿部50Aを傾けることで、竿部50Aの最大外径よりも狭い間隔に設定されている挿入部30の隙間に差し込み易くなる。これによって、補助装置としての使い勝手と、ローラの摩擦力によって必要な回転力を確保するという二点の両立が図られている。
昆布採取器具50を使用して昆布の採取作業を行う際は、波浪によって揺れ動く船上での作業となり、且つ海底から採取しようとする昆布の根の位置は一定となる。
このため、船上での作業中、昆布採取器具50を一定角度に保持し、又一定の高さに保つことは現実的に困難である。漁業従事者は昆布の採取に際し、昆布採取器具50を把持して、基本的に自ら竿部50Aを捩りながら昆布の採取作業を行う。しかし、揺動の激しい船上での捩りの動作は漁業従事者に大きな負担を強いることとなる。
そのような状況を考慮し、本実施形態の回転補助装置10では昆布採取器具50に対し、回転力を付加し易い構成を採用している。つまり、昆布採取器具50が鉛直に近い状態では、主に各ローラ16,18,20の最外周の部分と、竿部50Aの外周面とが接触して生ずる摩擦力によって回転トルクが伝達される。
一方、波浪が荒く、船舶の揺動(ピッチ・ロール・ヨー)が大きいような場合、昆布採取器具50も船舶とともに刻一刻と、傾きや高さが変化するため、昆布採取器具50を鉛直方向に保持することは難しくなる。
そこで、本実施形態における回転補助装置10では、竿部50Aの外周面に対し、各ローラ16,18,20のうち、曲面状に形成されたトルク伝達面16A,18A,20Aの全体を利用して回転トルクを伝達するように構成している。
これによって、船舶の揺動や竿部50Aの傾き・上下動に対応しつつ、回転力を竿部50Aに付加して漁業従事者の負担を軽減する。
つまり、竿部50Aの上下動に対しては、採取器具50の竿部50Aを、挿入部30内に位置するように使用者が、あてがうように操作し、各ローラ16,18,20への押し付け力を加減することで、竿部50Aの上下動に対応しつつ、回転トルクを伝達する。
また、竿部50Aの傾きに対しては、各ローラ16,18,20のトルク伝達面16A,18A,20Aが曲面状に形成されていることから、竿部50Aの前後・左右の傾きに対処しながら回転力を伝達することを可能にしている。即ち、各ローラ16,18,20から、回転力を竿部50Aに着実に伝達するには、そのトルク伝達面16A,18A,20Aが曲面状に形成されていることが重要であり、かような構成によって、竿部50Aが傾いた場合でも、竿部50Aの外周面を、3つのトルク伝達面16A,18A,20Aのうち、何れかに接触させることが可能となり、回転力を竿部50Aに確実に付加して、漁業従事者の労力の軽減を図ることができる。
図7及び図8は、使用時における回転部12と、昆布採取器具50との関係を示す説明図である。例えば、図7では昆布採取器具50の竿部50Aが、第1のローラ16の下側部分のトルク伝達面16A、並びに、第2のローラ18の上側部分のトルク伝達面18Aと接触することで、回転力が付加されている。
また、図8では、第1のローラ16の中央部分のトルク伝達面16A、並びに、第3のローラ20のトルク伝達面18Aと接触して回転力が、竿部50Aに対して付加されている。
このように、本実施形態に係る回転補助具10によれば、昆布採取器具50を使用して海底の昆布を採取するに際し、基本的には漁業従事者が竿部50Aを操作するが、特に捩りの作業を行うときに、回転力を竿部50Aに対して付加するようにしている。これによって、揺れ動く船上での作業の場合でも、竿部50Aの捩りの動作を行うときの一助となり、漁業従事者の負担を大幅に軽減することができる。
また、本実施形態では、漁業従事者(使用者)が各ローラ16,18,20のトルク伝達面16A,18A,20Aに対して竿部50Aを押し付けることにより得られる回転力を利用して、竿部50Aを捩るようにしていることから、その回転に必要なアシスト力を使用者が状況に応じ、適宜調節することができる。
つまり、竿部50Aの先端(マッカの部分)が海底と接するような状況で、竿部50Aを強固に固定する構造とした場合は、船舶の揺動に伴って竿部50Aや補助装置10に過大な負荷がかかり、何れかを破損する危険性がある。
このため、本実施形態の回転補助装置10では、竿部50Aへの回転力の伝達につき、あえて使用者自らが竿部50Aを各ローラ16,18,20に押し付けてアシスト力を得るという構成を採用している。これによれば、使用者の意思で即座にアシスト力の付与について、実行・中断、或いはアシスト力の強弱の加減が可能であり、採取器具50や補助装置10に生ずる負荷を最小限に留められることから、破損などの不測の事態を未然に回避することが可能である。
図9は他の実施形態に係る昆布採取器具の回転補助装置を示した概略平面図、図10は当該回転補助装置による作業状況を示す概略説明図である。図9に示される回転補助装置40には、昆布採取器具50を引き揚げるローラウインチ(引揚部)42が隣接配置されている点などが、前述の補助装置10との相違点である。
ここで、前述の回転補助具10と同様な部材については同一の符号を付し、その説明を省略する。
この実施形態の回転補助装置40では第1〜第3のローラ16,18,20のうち、2つのローラ16,20の回転軸を結ぶ線分をX−X線とした場合、当該X−X線が、船舶の乾舷1と、ほぼ平行に配置されているとともに、第1のローラ16の側方に、ローラウインチ42が隣接して設けられている。
言い換えると2つのローラ16,20の回転軸を結ぶ線分X−X線は、船舶の乾舷の船首から船尾の縁に対し、略平行となるように配置され、第1のローラ16の側方にローラウインチ42が隣接して設置されている。
なお、この回転補助装置40は第1〜第3のローラ16,18,20を具備する回転部と、引揚部42とが一体化されていても良いし、それぞれ別部材として設置されていても良い。
ローラウインチ42は、V字状の溝を有するウインチ部44が設けられているとともに、このウインチ部44は図示しないモータやギアあるいはチェーンやベルト・回転継手によって回転駆動される。
昆布採取器具50を引き揚げる際は、図10にも示されるように、ウインチ部44の溝44Aに昆布採取器具50の竿部50Aをあてがうように押し付けることで、上方向の力を作用させて、採取された昆布46とともに竿部50Aを船上に引き揚げるようになっている。
本実施形態の回転補助装置40は、昆布採取器具50の回転・捩り作業に加え、引揚作業を行うローラウインチ42を第1のローラ16の側方近傍に配置している。
また、第1のローラ16は、反時計回りに回転することから、昆布の根切り作業の終了後、昆布採取器具50の竿部50Aを挿入部30から取り外し、第1のローラ16の回転力を利用してローラウインチ42側へ速やかに移動させることが可能である。これにより、回転・捩りの作業後、次の作業である採取器具50の引き揚げ作業に迅速に移行することが可能であり、昆布の採取作業に要する労力を大幅に軽減することができる。
以上説明したように、本発明に係る昆布採取器具の回転補助具によれば、昆布の採取作業を行う際、漁業従事者の労力を大幅に軽減することができ、又、揺動の激しい船上での昆布の収穫作業を安全、且つ効率的に行うことを可能ならしめるという効果を奏する。
本発明は、天然昆布等の採藻作業や船上から下げた竿を回す作業など、漁業従事者や海洋土木作業の分野で利用が可能である。
1 乾舷
10 昆布採取器具の回転補助装置
12 回転部
14 支持フレーム
15 固定手段
16 第1のローラ
16A トルク伝達面
18 第2のローラ
18A トルク伝達面
20 第3のローラ
20A トルク伝達面
22 上部プレート
24 下部プレート
26 駆動手段
30 挿入部
40 昆布採取器具の回転補助装置
42 ローラウインチ
44 ウインチ部
46 昆布
50 昆布採取器具
50A 竿部
50B 係止部


Claims (6)

  1. 駆動手段、該駆動手段によって同一方向に回転駆動される第1及び第2のローラを備えた回転部を含んで構成される昆布採取器具の回転補助装置であって、
    前記第1及び第2のローラ間に形成される間隙を昆布採取器具の挿入部として、使用時に該挿入部が海側に面するように配置され、
    前記挿入部の最も狭い部分の隙間は昆布採取器具における竿部の外径よりも、やや狭くなるように前記第1及び第2のローラが設置されているとともに、前記挿入部に昆布採取器具の竿部を縦方向に位置させて、該第1及び第2のローラの外周面を該竿部に接触させることにより、該第1及び第2のローラから回転力を該竿部に付加するようにしたことを特徴とする昆布採取器具の回転補助装置。
  2. 前記ローラにおける昆布採取器具の外周部と接触して回転力を付加するトルク伝達面は、曲面状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の昆布採取器具の回転補助装置。
  3. 隣接配置された前記第1及び第2のローラに対し、前記挿入部の奥側に第3のローラが配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の昆布採取器具の回転補助装置。
  4. 前記第1,2,3のローラは、前記駆動手段によって、同一方向・同一の周速度にて回転駆動されることを特徴とする請求項1〜3のうち、何れか1項に記載の昆布採取器具の回転補助装置。
  5. 前記第1,2,3のローラのうち、2つのローラの回転軸を結ぶ線分は、船舶の乾舷の船首から船尾の縁に対し、略平行となるように、該2つのローラが設置されていることを特徴とする請求項3及び4に記載の昆布採取器具の回転補助装置。
  6. 前記回転部に隣接して設置され、昆布採取器具に対し、引揚力を作用させる引揚部を具備することを特徴とする請求項1〜4のうち、何れか1項に記載の昆布採取器具の回転補助装置。
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