JP6701841B2 - 電気接点開閉装置 - Google Patents

電気接点開閉装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6701841B2
JP6701841B2 JP2016051236A JP2016051236A JP6701841B2 JP 6701841 B2 JP6701841 B2 JP 6701841B2 JP 2016051236 A JP2016051236 A JP 2016051236A JP 2016051236 A JP2016051236 A JP 2016051236A JP 6701841 B2 JP6701841 B2 JP 6701841B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
contact
opening
electrical contact
minute
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016051236A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017168260A (ja
Inventor
仁 林
仁 林
幸二 ▲高▼見
幸二 ▲高▼見
恭司 北村
恭司 北村
知之 西田
知之 西田
豊博 今泉
豊博 今泉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp filed Critical Omron Corp
Priority to JP2016051236A priority Critical patent/JP6701841B2/ja
Priority to DE112017000073.4T priority patent/DE112017000073B4/de
Priority to US15/752,918 priority patent/US10580598B2/en
Priority to CN201780002664.3A priority patent/CN107851539A/zh
Priority to PCT/JP2017/000553 priority patent/WO2017159008A1/ja
Publication of JP2017168260A publication Critical patent/JP2017168260A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6701841B2 publication Critical patent/JP6701841B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H33/00High-tension or heavy-current switches with arc-extinguishing or arc-preventing means
    • H01H33/02Details
    • H01H33/04Means for extinguishing or preventing arc between current-carrying parts
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H33/00High-tension or heavy-current switches with arc-extinguishing or arc-preventing means
    • H01H33/02Details
    • H01H33/42Driving mechanisms
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H33/00High-tension or heavy-current switches with arc-extinguishing or arc-preventing means
    • H01H33/02Details
    • H01H33/53Cases; Reservoirs, tanks, piping or valves, for arc-extinguishing fluid; Accessories therefor, e.g. safety arrangements, pressure relief devices
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H50/00Details of electromagnetic relays
    • H01H50/02Bases; Casings; Covers
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H50/00Details of electromagnetic relays
    • H01H50/12Ventilating; Cooling; Heating
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H50/00Details of electromagnetic relays
    • H01H50/54Contact arrangements

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Contacts (AREA)

Description

本発明は、固定接点及び可動接点を備えた電気接点開閉装置に関する。
近年、大電流、高電圧の電流を開閉する固定接点と可動接点とを備えた電気接点開閉装置は、広く用いられている。この電気接点開閉装置では、大電流、高電圧であることに起因して固定接点と可動接点との間にアークが生じることがある。
そこで、従来、様々な手法でアーク発生を抑制する試みが行われている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2007−73308号公報
一方、図4は、電気接点開閉装置内において電気接点でアークが発生した場合の開閉回数と酸素濃度との関係を示すグラフである。図4の密閉の場合で示しているように、固定接点と可動接点との間にアークが生じるたびに酸素が消費され、開閉回数が増加するにつれて固定接点と可動接点とを格納する筐体内部の酸素濃度が低下していく。その結果、固定接点と可動接点とを格納する筐体内部の酸素濃度は、電気接点開閉装置の内部空間の影響を受けるが概ね、開閉回数が15000回を超えたあたりで酸素濃度8%を下回る。
図5(a)は、雰囲気が大気中において電気接点でアークが発生した場合のアーク柱幅及び接点ギャップと時間との関係を示すグラフである。図5(b)は、雰囲気が酸素濃度8%において電気接点でアークが発生した場合のアーク柱幅及び接点ギャップと時間との関係を示すグラフである。図5(b)に示すように、通常の酸素濃度21%(大気中)の場合(図5(a))に比べて8%程度の低酸素濃度では、アーク柱幅で表しているアークの接点間と垂直方向への移動範囲が3倍程度に広がるというアークの挙動が変化する現象が発生することを本発明者が見出した。すなわち、アーク柱の詳細な動きと開閉回数との関係については本発明者が鋭意検討した結果、電気接点周りが低酸素状態になることで、電気接点表面上の金属酸化物の量が減少することから、電気接点同士が溶着する故障に至る可能性が高まると考察した。すなわち、酸素濃度8%未満の環境下では電気接点装置の寿命を満足しないリスクが高まると考えた。
なお、電気接点開閉装置としては、およそ10万回の開閉回数をクリアできればよい。つまり、10万回の開閉回数で筐体内の酸素濃度8%以上を確保できる電気接点開閉装置を提供できればよい。
本発明の目的は、10万回の開閉回数で筐体内の酸素濃度8%以上を確保できる電気接点開閉装置を提供することである。
本発明に係る電気接点開閉装置は、固定接点と、
前記固定接点と接離する可動接点と、
前記可動接点及び固定接点を内側に格納する筐体と、
を備え、
前記筐体は、外側に面する外面に開口面積が80μm以下の微少開口部を少なくとも1つ設けている。
本発明に係る電気接点開閉装置によれば、図1(a)に示すように筐体の外面に開口面積が80μm以下の微少開口部24を少なくとも1つ設けている。そこで、開閉回数10万回の後も筐体内の酸素濃度を8%以上に維持できる。そこで、固定接点と可動接点との間のアークの移動範囲が広がること並びに電気接点同士の溶着を抑制できる。
(a)は、実施の形態1に係る電気接点開閉装置の平面図であり、(b)は、(a)の正面図であり、(c)は、(a)の側面図である。 実施の形態1に係る電気接点開閉装置の構成を示す概略斜視透視図である。 (a)は、電気接点部の開状態を示す概略断面図であり、(b)は、電気接点部の閉状態を示す概略断面図である。 電気接点開閉装置内において電気接点でアークが発生した場合の開閉回数と酸素濃度との関係を示すグラフである。 (a)は、雰囲気が大気中において電気接点でアークが発生した場合のアーク柱幅及び接点ギャップと時間との関係を示すグラフであり、(b)は、雰囲気が酸素濃度8%において電気接点でアークが発生した場合のアーク柱幅及び接点ギャップと時間との関係を示すグラフである。
第1の態様に係る電気接点開閉装置は、固定接点と、
前記固定接点と接離する可動接点と、
前記可動接点及び固定接点を内側に格納する筐体と、
を備え、
前記筐体は、外側に面する外面に開口面積が80μm以下の微少開口部を少なくとも1つ設けている。
第2の態様に係る電気接点開閉装置は、上記第1の態様において、前記微少開口部は、開口部径10μm以下であってもよい。
第3の態様に係る電気接点開閉装置は、上記第1又は第2の態様において、前記微少開口部は、前記筐体の内部雰囲気への酸素の流入量が1×10−8mol/時間以上である、請求項1又は2に記載の電気接点開閉装置。
第4の態様に係る電気接点開閉装置は、上記第1から第3のいずれかの態様において、前記微少開口部は、開口部径0.35μm以上であってもよい。
第5の態様に係る電気接点開閉装置は、上記第1から第4のいずれかの態様において、前記微少開口部は、前記筐体の外面のうち前記固定接点と前記可動接点との中間面が前記筐体と交差する箇所以外の外面に設けられていてもよい。
第6の態様に係る電気接点開閉装置は、上記第1から第5のいずれかの態様において、前記微少開口部は、前記筐体の外面のうち底面以外の外面に設けられていてもよい。
第7の態様に係る電気接点開閉装置は、上記第1から第6のいずれかの態様において、前記可動接点を可動させる電磁石をさらに備え、前記電磁石は、前記筐体の中に格納され、前記微少開口部は、前記筐体の外面のうち前記電磁石が格納されている箇所の外面に設けられていてもよい。
第8の態様に係る電気接点開閉装置は、上記第1から第7のいずれかの態様において、前記微少開口部は、複数設けられていてもよい。
第9の態様に係る電気接点開閉装置は、上記第1から第8のいずれかの態様において、前記筐体の外面のうち前記微少開口部を設けている部分は、樹脂材料からなっていてもよい。
第10の態様に係る電気接点開閉装置は、上記第1から第8のいずれかの態様において、前記筐体の外側に面する外面の開口部に前記微少開口部を設けたフィルム又はシートを配置していてもよい。
第11の態様に係る電気接点開閉装置は、上記第1から第10のいずれかの態様において、前記電気接点開閉装置は、65℃〜85℃の温度範囲の蒸留水に前記筐体の最上端が10mm以上の深さとなるように沈めた場合の防水試験において、1分以上気泡が出ない防水性能を有してもよい。
以下、実施の形態に係る電気接点開閉装置について、添付図面を参照しながら説明する。なお、図面において実質的に同一の部材については同一の符号を付している。
(実施の形態1)
図1(a)は、実施の形態1に係る電気接点開閉装置30の平面図であり、図1(b)は、図1(a)の正面図であり、図1(c)は、図1(a)の側面図である。図2は、実施の形態1に係る電気接点開閉装置30の構成を示す概略斜視透視図である。
この電気接点開閉装置30は、固定接点2と、固定接点2と接離する可動接点4と、可動接点4及び固定接点2を格納する筐体22と、を備える。また、筐体22には、外面に開口面積が80μm以下の微少開口部24を少なくとも1つ設けている。この筐体22の外面に設けた微少開口部24によって外気からの酸素流入を受けることができ、開閉回数10万回後にも筐体22内の酸素濃度を8%以上とすることができる。なお、微少開口部24は、開口部径0.35μm以上とすることで、酸素流入量1×10−8mol/時間を確保でき、開閉回数10万回後にも筐体22内の酸素濃度8%以上を維持できる。
なお、開閉頻度は、1秒間オン9秒間オフで、10秒間に1回の頻度である。
この電気接点開閉装置30は、例えば、ベース1と、ベース1の上に設けられた電気接点部10と、ベース1の上に設けられ、電気接点部10を開閉させる電磁石部20と、電気接点部10及び電磁石部20を格納する筐体22と、を備える。電気接点部10は、固定片端子3と、その先端の固定接点2と、可動片端子5と、その先端の可動接点4と、を含む。電磁石部20は、スプール12、鉄芯13、コイル14、ヨーク15、カード16、コイル端子17、可動鉄片11、ヒンジバネ18を含む。なお、この電気接点開閉装置30は、少なくとも固定接点2と可動接点4と筐体22とを備えていればよく、他の構成部材については適宜変更されてもよい。
以下に、この電気接点開閉装置30を構成する構成部材について説明する。
<電気接点部>
電気接点部10は、固定片端子3と、その先端の固定接点2と、可動片端子5と、その先端の可動接点4と、を含む。
<固定接点>
固定接点2は、固定片端子3の先端(一端)に設けられている。固定片端子3は、ベース1を貫いてベース1の裏面に他端が端子として突出している。
<可動接点>
可動接点4は、可動片端子5の先端(一端)に設けられている。可動片端子5は、ベース1を貫いてベース1の裏面に他端が端子として突出している。
<電磁石部>
電磁石部20は、スプール12、鉄芯13、コイル14、ヨーク15、カード16、コイル端子17、可動鉄片11、ヒンジバネ18を含む。
コイル14は、ベース1の裏面に突出するコイル端子17と接続されている。コイル14は、鉄芯13を巻回している。鉄芯13は、その一端(図2の下端)でヨーク15と接触し、他端(図2の上端)はスプール12から突出している。鉄芯13の他端は、ヒンジバネ18を介してカード16と接続された可動鉄片11と対向しており、コイル14に通電されると鉄芯13が励磁され、可動鉄片11を引きつける。可動鉄片11が鉄芯13に引きつけられると、ヒンジバネ18を介してカード16が可動片端子5を押して、可動片端子5の先端の可動接点4が固定接点2と接触して、通電状態(閉状態:図3(b))となる。コイル14への通電が切れると、鉄芯13は消磁され、可動鉄片11の引きつけがなくなり、カード16が元の位置に戻って、可動片端子5の先端の可動接点4が固定接点2から離れて、開状態(図3(a))となる。
<電気接点開閉装置の開閉動作について>
図3(a)は、電気接点部10の開状態を示す概略断面図であり、図3(b)は、電気接点部10の閉状態を示す概略断面図である。
<開状態について>
コイル14に通電しない場合、鉄芯13は励磁されず、あるいは励磁されていた場合にも消磁され、可動鉄片11の引きつけがなく、カード16は元の位置となる。その結果、可動片端子5は、カードによって押されないので、可動片端子5の先端の可動接点4は固定接点2から離れており、開状態(図3(a))となる。
<閉状態(通電状態)>
コイル14に通電されると鉄芯13が励磁され、可動鉄片11を引きつける。可動鉄片11が鉄芯13に引きつけられると、ヒンジバネ18を介してカード16が可動片端子5を押して、可動片端子5の先端の可動接点4が固定接点2と接触して、通電状態(閉状態:図3(b))となる。
<筐体>
筐体22は、固定接点2と可動接点4とを内側に格納している。筐体22によって、固定接点2と可動接点4とを格納する内側と外側とを画成する。この筐体22は、その外側に面する外面に開口面積が80μm以下の微少開口部24を少なくとも1つ設けている。微少開口部24の開口面積が80μmちょうどの場合には、微少開口部24を介した酸素流入量がおよそ5×10−8mol/時間となり、開閉回数10万回後にも酸素濃度21%を維持できる。さらに、微少開口部24は、開口部径10μm以下であってもよい。この場合、微少開口部24の開口面積は、およそ78.5μmとなる。
なお、微少開口部24がおよそ開口部径10μmより大きいと、筐体22が水中に置かれた際に微少開口部24から気泡を発生するおそれがある。つまり、防水の観点から、微少開口部24は、開口部径10μm以下であることが好ましい。
なお、後述するように、開口部径10μm以下とすることによって、65℃〜85℃の温度範囲の蒸留水に前記筐体の最上端が10mm以上の深さとなるように沈めた場合の防水試験において、1分以上にわたって気泡が発生しない防水性能を示す。
さらに、微少開口部24は、開口部径0.35μm以上であればよく、これによって微少開口部24を介した筐体22の内部雰囲気への酸素流入量1×10−8mol/時間を確保できる。これによって、筐体22内の容積がおよそ8mlであった場合に開閉回数10万回後にも筐体22内の酸素濃度8%以上を維持できる。
なお、図4に示すように、筐体22内の容積がおよそ8mlであった場合に密閉状態では、開閉回数がおよそ15000回で酸素濃度8%に低下する。
なお、上記の例では筐体22内の容積を8mlとして酸素濃度の変化を算出している。ここで、「筐体22内の容積」とは、筐体22内にスプール等の部品等が配置されている場合に、その部品等を含む全容積ではなく、部品等を除く筐体22内の気体の容積を意味する。上述のように、開口面積80μmの微少開口部24によって酸素流入量が5×10−8mol/時間となる。この場合、開閉回数10万回の後も酸素濃度21%で維持できる。つまり、上記の場合にはアーク発生による酸素消費量と酸素流入量とが釣り合っている。これは筐体22の容積とは関係しない。一方、酸素流入量が5×10−8mol/時間より少ない場合には、開閉回数が増えるにつれて酸素濃度が低下する。この場合の開閉回数に対する酸素濃度の低下の傾きは、筐体22の容積と負の相関があり、容積が少ないほど低下の傾きは大きくなる。例えば、筐体22の容積が8mlではなく2mlの場合には酸素濃度8%を維持するには酸素流入量をおよそ4×10−8mol/時間とする必要がある。筐体22の容積が4mlの場合には酸素濃度8%を維持するには酸素流入量をおよそ2×10−8mol/時間とする必要がある。さらに、筐体22の容積が12mlの場合には酸素濃度8%を維持するには酸素流入量をおよそ0.5×10−8mol/時間とする必要がある。
微少開口部24は、筐体22の6面のいずれに配置してもよいが、生産上の簡便さから底面を除く5面に配置することが望ましく、さらに加工上の効率性や利便性から天面に設けたほうがよい。また、微少開口部24は、筐体22の外側に面する外面のうち固定接点2と可動接点4との中間面が筐体22と交差する箇所以外の外面に設けられていてもよい。つまり、固定接点2と可動接点4との中間面は、アークが発生する際の飛散物の及ぶ範囲である。微少開口部24は、開口面積が非常に小さいので、詰まりの発生を抑制するためにはアーク発生の際の飛散物が及ぶ範囲を避けることが好ましい。
また、微少開口部24は、筐体22の外面のうち電磁石部20が格納されている箇所の外面に設けられていてもよい。これによって、アーク発生の際の飛散物の及ぶ範囲を避けて微少開口部24を設けることができる。
なお、微少開口部24は、複数設けてもよい。
また、微少開口部24の形状は、円形、楕円形、正方形、長方形、矩形、多角形等のいずれであってもよい。また、微少開口部24は、スリット状であってもよい。さらに、微少開口部24の断面形状は、例えば、筐体22の内側に向かって広がっており、外面側で最も断面積が狭くなっていてもよい。逆に、外面側に広がっており、内側で最も断面積が狭くなっていてもよい。
筐体22は、その外面のうち微少開口部24を設けている部分は、樹脂材料からなっていてもよい。樹脂材料の種類は任意で良いが、難燃性や耐熱性が要求される分野においては、例えば、フッ素系樹脂、ナイロン系樹脂、PBT、PC、LCP、PCT等の芳香族系プラスチックからなるものであってもよい。また、筐体22の外面に開口部を設けておき、その開口部に微少開口部24を設けたフィルムを配置してもよい。
<防水性能>
さらに、この筐体22は、65℃〜85℃の温度範囲の蒸留水に前記筐体の最上端が10mm以上の深さとなるように沈めた場合の防水試験において、1分以上気泡が出ない防水性能を有してもよい。
例えば、開口部径を変化させた実施例1,2、比較例1〜3について、上記防水試験を行った。上記条件において、気泡発生の有無を下記表1に示す。
Figure 0006701841
上記表1に示すように、開口部径10μm以下の場合に上記防水性能を満足することがわかる。
本実施の形態に係る電気接点開閉装置30によれば、筐体22の外面に開口面積が80μm以下の微少開口部24を少なくとも1つ設けている。そこで、開閉回数10万回の後も筐体22内の酸素濃度を8%以上に維持できる。そこで、固定接点と可動接点との間のアークの移動範囲が広がることを抑制し、電気接点同士の溶着を防止できる。
なお、本開示においては、前述した様々な実施の形態及び/又は実施例のうちの任意の実施の形態及び/又は実施例を適宜組み合わせることを含むものであり、それぞれの実施の形態及び/又は実施例が有する効果を奏することができる。
本発明に係る電気接点開閉装置によれば、筐体の外面に開口面積が80μm以下の微少開口部を少なくとも1つ設けている。これによって、開閉回数10万回後にも筐体22内の酸素濃度8%以上を維持でき、アークの発生時にもアークの移動範囲の広がりを抑制し、電気接点同士の溶着を防止ができる。
1 ベース
2 固定接点
3 固定片端子
4 可動接点
5 可動片端子
10 電気接点部
11 鉄片
12 スプール
13 鉄芯
14 コイル
15 ヨーク
16 カード
17 コイル端子
18 ヒンジバネ
20 電磁石部
22 筐体
24 微少開口部
30 電気接点開閉装置

Claims (10)

  1. 固定接点と、
    前記固定接点と接離する可動接点と、
    前記可動接点及び固定接点を内側に格納する筐体と、
    を備え、
    前記筐体は、外側に面する外面に開口面積が80μm以下の微少開口部を少なくとも1つ設けていると共に、
    前記微少開口部は、前記筐体の内部雰囲気への酸素の流入量が1×10−8mol/時間以上であると共に
    前記筐体の容積は、8ml以上である、電気接点開閉装置。
  2. 前記微少開口部は、開口部径10μm以下である、請求項1に記載の電気接点開閉装置。
  3. 前記微少開口部は、開口部径0.35μm以上である、請求項1又は2に記載の電気接点開閉装置。
  4. 前記微少開口部は、前記筐体の外面のうち前記固定接点と前記可動接点との中間面が前記筐体と交差する箇所以外の外面に設けられている、請求項1から3のいずれか一項に記載の電気接点開閉装置。
  5. 前記微少開口部は、前記筐体の外面のうち底面以外の外面に設けられている、請求項1から4のいずれか一項に記載の電気接点開閉装置。
  6. 前記可動接点を可動させる電磁石をさらに備え、前記電磁石は、前記筐体の中に格納され、
    前記微少開口部は、前記筐体の外面のうち前記電磁石が格納されている箇所の外面に設けられている、請求項1から5のいずれか一項に記載の電気接点開閉装置。
  7. 前記微少開口部は、複数設けられている、請求項1から6のいずれか一項に記載の電気接点開閉装置。
  8. 前記筐体の外面のうち前記微少開口部を設けている部分は、樹脂材料からなる、請求項1から7のいずれか一項に記載の電気接点開閉装置。
  9. 前記筐体の外側に面する外面の開口部に前記微少開口部を設けたフィルム又はシートを配置している、請求項1から7のいずれか一項に記載の電気接点開閉装置。
  10. 固定接点と、
    前記固定接点と接離する可動接点と、
    前記可動接点及び固定接点を内側に格納する筐体と、
    を備えた電気接点開閉装置であって、
    前記筐体は、外側に面する外面に開口面積が80μm以下の微少開口部を少なくとも1つ設けていると共に、
    前記電気接点開閉装置は、65℃〜85℃の温度範囲の蒸留水に前記筐体の最上端が10mm以上の深さとなるように沈めた場合の防水試験において、1分以上気泡が出ない防水性能を有する、電気接点開閉装置。
JP2016051236A 2016-03-15 2016-03-15 電気接点開閉装置 Active JP6701841B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016051236A JP6701841B2 (ja) 2016-03-15 2016-03-15 電気接点開閉装置
DE112017000073.4T DE112017000073B4 (de) 2016-03-15 2017-01-11 Elektrokontaktschalter
US15/752,918 US10580598B2 (en) 2016-03-15 2017-01-11 Electrical contact switch device
CN201780002664.3A CN107851539A (zh) 2016-03-15 2017-01-11 电触点开闭装置
PCT/JP2017/000553 WO2017159008A1 (ja) 2016-03-15 2017-01-11 電気接点開閉装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016051236A JP6701841B2 (ja) 2016-03-15 2016-03-15 電気接点開閉装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017168260A JP2017168260A (ja) 2017-09-21
JP6701841B2 true JP6701841B2 (ja) 2020-05-27

Family

ID=59850452

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016051236A Active JP6701841B2 (ja) 2016-03-15 2016-03-15 電気接点開閉装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US10580598B2 (ja)
JP (1) JP6701841B2 (ja)
CN (1) CN107851539A (ja)
DE (1) DE112017000073B4 (ja)
WO (1) WO2017159008A1 (ja)

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS585264U (ja) * 1981-07-01 1983-01-13 日本電気株式会社 電磁継電器
JPH0469836U (ja) * 1990-10-26 1992-06-19
US6510981B1 (en) * 1999-06-09 2003-01-28 General Mills, Inc. Canister with paper and plastic layers and a plastic lid for containing a particulate-type product, such as a ready-to-eat cereal
JP2005203290A (ja) 2004-01-19 2005-07-28 Daiichi Denki Kk 小型リレー
JP4810937B2 (ja) 2005-09-06 2011-11-09 オムロン株式会社 開閉装置
JP4540064B2 (ja) * 2005-09-09 2010-09-08 Necトーキン株式会社 電磁継電器
JP5172261B2 (ja) * 2007-09-21 2013-03-27 Necトーキン株式会社 電磁継電器
CN201397768Y (zh) 2009-04-26 2010-02-03 宁波赛特勒电子有限公司 带多个透气涡流孔罩壳的超小型大功率继电器
JP5711044B2 (ja) * 2010-12-02 2015-04-30 富士電機株式会社 電磁接触器、電磁接触器のガス封止方法及び電磁接触器の製造方法
CN103339705B (zh) * 2011-03-14 2017-02-15 欧姆龙株式会社 电磁继电器
CN202111006U (zh) 2011-06-03 2012-01-11 浙江环方汽车电器有限公司 起动机电磁开关的防水透气结构
CN104576210A (zh) 2013-10-22 2015-04-29 丹阳市飞越车辆附件有限公司 具有透气性外壳的电磁继电器
JP6667370B2 (ja) * 2016-05-31 2020-03-18 株式会社日立製作所 ガス遮断器

Also Published As

Publication number Publication date
US20180374663A1 (en) 2018-12-27
DE112017000073B4 (de) 2023-12-21
US10580598B2 (en) 2020-03-03
JP2017168260A (ja) 2017-09-21
CN107851539A (zh) 2018-03-27
WO2017159008A1 (ja) 2017-09-21
DE112017000073T5 (de) 2018-04-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7126227B2 (ja) 電磁継電器
EP3139396B1 (en) Contact switching device
JP6375745B2 (ja) 接点機構及びこれを使用した電磁接触器
JP6081787B2 (ja) 接点装置及びこれを使用した電磁開閉器
US20180144893A1 (en) Electromagnetic contactor
JP6959728B2 (ja) 電磁継電器
US11011324B2 (en) Contact device
US8912869B2 (en) Electromagnetic relay
US11309154B2 (en) Contact device and electromagnetic relay
JP6972961B2 (ja) 接点機構及びこれを使用した電磁接触器
US8963660B2 (en) Electromagnetic relay
JP6406596B2 (ja) 接点装置
JP6701841B2 (ja) 電気接点開閉装置
JP6291871B2 (ja) 接点装置及びこれを使用した電磁接触器
JP2017016908A (ja) 電磁石装置、及びそれを用いた電磁継電器
JP2012212668A (ja) 接点装置及び電磁開閉器
WO2015021847A1 (zh) 一种并联型磁路的磁保持继电器
JP5449585B2 (ja) 電磁リレー
JP2011008973A (ja) 電磁継電器
JP2007323883A (ja) 電磁継電器
JP5656283B2 (ja) 電磁リレー
JP5351735B2 (ja) 電磁継電器
JP5853224B2 (ja) 接点装置及びそれを用いた電磁開閉装置
JP2017191759A (ja) 接点構造、接点構造の製造方法、及び電磁リレー
JP2015079673A (ja) 接点装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200107

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200303

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200323

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200407

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200420

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6701841

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250