JP6700519B1 - 合成画像生成装置、合成画像生成プログラム及び合成画像生成方法 - Google Patents

合成画像生成装置、合成画像生成プログラム及び合成画像生成方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6700519B1
JP6700519B1 JP2019156343A JP2019156343A JP6700519B1 JP 6700519 B1 JP6700519 B1 JP 6700519B1 JP 2019156343 A JP2019156343 A JP 2019156343A JP 2019156343 A JP2019156343 A JP 2019156343A JP 6700519 B1 JP6700519 B1 JP 6700519B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dsm
curvature
diagram
image
composite image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019156343A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021033899A (ja
Inventor
匠 山中
匠 山中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Office Yamanaka
Original Assignee
Office Yamanaka
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Office Yamanaka filed Critical Office Yamanaka
Priority to JP2019156343A priority Critical patent/JP6700519B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6700519B1 publication Critical patent/JP6700519B1/ja
Priority to US16/999,928 priority patent/US11049316B2/en
Publication of JP2021033899A publication Critical patent/JP2021033899A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T17/00Three dimensional [3D] modelling, e.g. data description of 3D objects
    • G06T17/05Geographic models
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T15/003D [Three Dimensional] image rendering
    • G06T15/50Lighting effects
    • G06T15/503Blending, e.g. for anti-aliasing
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T17/00Three dimensional [3D] modelling, e.g. data description of 3D objects
    • G06T17/20Finite element generation, e.g. wire-frame surface description, tesselation
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T19/00Manipulating 3D models or images for computer graphics
    • G06T19/006Mixed reality

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • Geometry (AREA)
  • Computer Graphics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Processing Or Creating Images (AREA)
  • Instructional Devices (AREA)

Abstract

【課題】従来のオルソ画像よりも立体的で視認性が高く、背景画像として利用し易い合成画像を生成することが可能な合成画像生成装置及びそれに関連する技術の提供。【解決手段】合成画像生成装置1の制御部7は、DSM生成部71と傾斜量図生成部72と曲率図生成部73と合成画像生成部74とを有する。DSM生成部71は、三次元点群データ32をメッシュ化し、建物や植生の高さを含むDSMを生成する。傾斜量図生成部72は、DSMに基づいて傾斜量を算出し、当該傾斜量の大小を2色の濃淡で表現した傾斜量図を生成する。曲率図生成部73は、平滑化済みのDSMに基づいて曲率を算出し、当該曲率に基づく凹凸を2色の濃淡で表現された曲率図を生成する。合成画像生成部74は、第1透過度で透過された傾斜量図、第2透過度で透過された曲率図及びオルソ画像31をこの順に重ねて合成画像を生成する。【選択図】図6

Description

本発明は、合成画像生成装置及びそれに関連する技術に関する。
従来、地形を立体的に表現した立体地図に関する技術が提案されている(例えば、特許文献1。)
詳細には、特許文献1では、DEM(Digital Elevation Model)データを用いて画像データの傾斜を算出して傾斜度表示画像を生成し、グレースケールの輝度調整がなされた傾斜表示画像とカラー標高画像とが透過合成されたカラー標高傾斜図を生成する技術が開示されている。当該カラー標高傾斜図では、傾斜度合いがグレースケール、標高差がカラー彩色で表示される。
また、特許文献2では、DEMデータに基づいて傾斜、地上開度、地下開度の3つのパラメータを算出し、地上開度と地下開度との差分画像をグレー、傾斜を赤のチャンネルにいれて擬似カラー画像を作成する技術が開示されている。当該擬似カラー画像では、尾根や山頂部分が白っぽく、谷や窪地が黒っぽく、傾斜の急な部分ほど赤く表現される。
また、近年、UAV(Unmanned Aerial Vehicle)、いわゆるドローン技術の急速な普及によって、UAV測量で得られた空中写真に基づく誤差数センチメートルの高精度・地上解像度1cm前後の高解像度を実現したオルソ画像(正射投影画像)を作成することが可能になった。その結果、従来よりも大縮尺の地図・図面においてもオルソ画像を用いることが可能となった。これに伴い、UAV測量を行った領域では、従来の地上測量による作図(地物を測量して平面図化したもの)に替えて図1に示すように、オルソ画像をトレースした部分の地形や地物を黒やグレーで表現し、現況測量した境界やその他の情報をその他の色で表現した現況測量平面図(境界線入り)が用いられている。
特開2007−48185号公報 特開2011−48495号公報
ただ、上述した高精度・高解像度のオルソ画像を単に地形や地物のトレースに用いるだけでは、当該オルソ画像を必ずしも十分に活用できているとは言えない。
これに対し、本願の発明者らは、図2に示すように、高精度なオルソ画像に現況測量平面図を重畳して表示すること、すなわち、オルソ画像を現況測量平面図の背景画像として利用することを想起した。
しかしながら、図3に示すように、UAV測量による空中写真(詳細には正射変換されたオルソ画像31(311))には、撮影時間や天候等の条件によって影(黒潰れ部分)SHが発生する。また、図4に示すように、オルソ画像31(312)内に凹地DPが存在する場合には当該凹地の地物はほとんど視認することができない。もちろん、影が発生し難い曇りの日に測量すれば、オルソ画像31(311,312)内の黒潰れ部分を抑制することはできるが、測量自体が長期化するといった新たな問題が生じる。
また、現況測量平面図においては、境界線や境界名等が赤色で表現され、辺長等が黒色で表現されることが多い。そのため、現況測量平面図(点、線、区間、文字等)をオルソ画像にそのまま重ねると、重畳箇所のテキスチャや色によっては非常に見え難く、判読し難いことがある。
これに対して、線や文字等を比較的視認性の高い黄色で表現し、オルソ画像に重ねることも考えられるが、地物を黄色で表現した場合、オルソ画像以外の範囲(背景が白色になる部分)において視認性が著しく低下する。図5では、実際には参照符号YLで示す部分に黄色の線が存在するが、全く視認できなくなっている。特に、用紙に出力した場合には、画面で表示する場合よりも更に視認性が悪化する。また、色の使用方法に関しては、境界線は赤色で表現する等、既に慣例化している部分が多く、現況測量平面図の色を変更することは現実的ではない。
そこで、本発明は、従来のオルソ画像よりも立体的で視認性が高く、背景画像として利用し易い合成画像を生成することが可能な合成画像生成装置及びそれに関連する技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、三次元点群データをメッシュ化し、建物や植生の高さを含むDSM(Digital Surface Model)を生成するDSM生成手段と、前記DSMに基づいて傾斜量を算出し、前記傾斜量の大小を2色の濃淡で表現した傾斜量図を生成する傾斜量図生成手段と、前記DSMを平滑化し、平滑化済みのDSMに基づいて曲率を算出し、前記曲率に基づく凹凸を2色の濃淡で表現した曲率図を生成する曲率図生成手段と、第1透過度で透過された前記傾斜量図と第2透過度で透過された前記曲率図とオルソ画像とを重畳した合成画像を生成する合成画像生成手段とを備えることを特徴とする合成画像生成装置を提供している。
また、前記合成画像と現況測量平面図とを重畳した重畳画像を表示部に表示する表示制御手段を更に備えるのが好ましい。
更に、前記三次元点群データ及び前記オルソ画像は、SfM(Structure/Shape from Motion)処理において複数の空中写真からカメラの撮像位置及び撮影方向を推定し、MVS(Multi-View Stereo)処理において前記撮像位置及び前記撮影方向に基づいて三次元形状を復元することによって生成されるのが好ましい。
また、本発明は、a)三次元点群データをメッシュ化し、建物や植生の高さを含むDSM(Digital Surface Model)を生成するステップと、b)前記DSMに基づいて傾斜量を算出し、前記傾斜量の大小を2色の濃淡で表現した傾斜量図を生成するステップと、c)前記DSMを平滑化し、平滑化済みのDSMに基づいて曲率を算出し、前記曲率に基づく凹凸を2色の濃淡で表現した曲率図を生成するステップと、d)第1透過度で透過された前記傾斜量図と第2透過度で透過された前記曲率図とオルソ画像とを重畳した合成画像を生成するステップと、をコンピュータに実行させる合成画像生成プログラムを更に提供している。
また、本発明は、三次元点群データをメッシュ化し、建物や植生の高さを含むDSM(Digital Surface Model)を生成し、記DSMに基づいて傾斜量を算出し、前記傾斜量の大小を2色の濃淡で表現した傾斜量図を生成し、前記DSMを平滑化し、平滑化済みのDSMに基づいて曲率を算出し、前記曲率に基づく凹凸を2色の濃淡で表現した曲率図を生成し、第1透過度で透過された前記傾斜量図と第2透過度で透過された前記曲率図とオルソ画像とを重畳した合成画像を生成することを特徴とする合成画像生成方法を更に提供している。
本発明によれば、オルソ画像では見え難かった領域の地物が合成画像として立体的に復元される。また、現況測量平面図との親和性が高く、現況測量平面図を合成画像に重畳したとしても現況測量平面図(特に境界点・境界線、境界辺長、地番名、所有者など)の視認性が低下しない。よって、従来のオルソ画像よりも立体的で視認性が高く、背景画像として利用し易い合成画像を生成することが可能である。
なお、本発明の合成画像生成装置、合成画像生成プログラム及び合成画像生成方法のように、傾斜量図とオルソ画像とを重畳した合成画像を生成する点は、上述した特許文献1及び2には全く記載されていない。
従来の現況測量平面図(境界点・境界線・辺長等入)。 現況測量平面図をオルソ画像に重ねた重畳図。 オルソ画像内に発生する影(黒潰し部分)を示す図。 オルソ画像内の凹地を示す図。 地物を黄色で表現した現況測量平面図をオルソ画像に重ねた重畳図。 本発明の実施の形態に係る合成画像生成装置の概略構成図。 合成画像生成プログラムによる処理の流れを示したフローチャート。 傾斜量の大小を2色の濃淡で表現した傾斜量図。 曲率に基づく凹凸を2色の濃淡で表現した曲率図。 傾斜量図、曲率図及びオルソ画像を重ねた合成画像を示す図。 合成画像に現況測量平面図を重畳した重畳画像を示す図。 合成画像内の凹地を示す図。
<1.実施形態>
本発明の実施形態による合成画像生成装置、合成画像生成プログラム及び合成画像生成方法について図面を参照しながら説明する。
合成画像生成装置1は、オルソ画像に立体感を補完した合成画像を生成するための装置である。合成画像生成装置1は、公知のサーバ装置やコンピュータ(例えば、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)で実現される。
具体的には、図6に示すように、合成画像生成装置1は、記憶部3と、表示部5と、制御部7とを備えて構成される。
記憶部3は、コンピュータのハードディスク(HDD)やソリッドステートドライブ(SSD)等の記憶媒体に対応し、基本ソフト(OS)や制御部7で実行される合成画像生成プログラム(後述)を記憶している。また、記憶部3は、オルソ画像31と、三次元点群データ32と、現況測量平面図33とを記憶している。
オルソ画像31は、UAVによって撮影された複数枚の空中写真から生成される画像データである。具体的には、オルソ画像31は、公知のSfM/MVS(Structure from Motion / Multi-View Stereo)ソフトウェアによって生成される。SfM処理において複数の空中写真からカメラの撮像位置及び撮影方向が推定され、MVS処理においてカメラの撮影位置及び撮影方向から三次元形状が復元される。
三次元点群データ32は、オルソ画像31と同様に公知のSfM/MVSソフトウェアによって生成され、X軸、Y軸にZ軸(高さ)を加えた座標値を有するデータである。
現況測量平面図33は、ブロック塀、建物、既存境界標といった現地に存在する地物を測量し、対象土地のおおよその寸法、面積、高さを反映させた画像データである。
表示部5は、コンピュータの液晶表示パネルや有機ELパネル等のディスプレイに対応している。
制御部7は、コンピュータのCPU(Central Processing Unit)やメインメモリ(主記憶装置)に対応し、DSM生成部71と、傾斜量図生成部72と、曲率図生成部73と、合成画像生成部74と、表示制御部75とを備えて構成される。
DSM生成部71は、三次元点群データ32をメッシュ化(ラスター変換)し、ラスター形式のDSM(Digital Surface Model)をメッシュ化データとして生成する処理部である。なお、DSMは、地盤の高さだけでなく、建物や植生を含む地球表面の高さのモデルであり、数値表層モデルなどとも称される。
傾斜量図生成部72は、ラスター形式のDSMを用いて地表面の傾斜量を算出し、当該傾斜量の大きさを白黒の濃淡で表現した傾斜量図(傾斜レイヤとも称する)を生成する処理部である。
曲率図生成部73は、DSM(メッシュ化データ)を平滑化し、平滑されたDSMを用いて算出された曲率に基づく凹凸を2色の濃淡で表現した曲率図(曲率レイヤとも称する)を生成する処理部である。
合成画像生成部74は、オルソ画像31に立体感を補完した合成画像を生成する処理部である。具体的には、合成画像生成部74は、傾斜量図、曲率図及びオルソ画像31をこの順に重ねて合成画像を生成する処理部である。
表示制御部75は、上述した表示部5(ディスプレイ)の表示内容を制御する処理部である。
次に、図7のフローチャートに沿って、合成画像生成プログラムを実行した場合の処理の流れを説明する。
まず、ステップS1では、DSM生成部71は、記憶部3から三次元点群データ32を取得する。
ステップS2では、DSM生成部71は、三次元点群データ32をラスター形式に変換し、ラスター形式のDSMをメッシュ化データ(詳細には0.02mメッシュ(オルソ画像の地上解像度を1cmとしてその倍程度のメッシュ)のメッシュデータ)として生成する。ラスター変換前の三次元点群データ32は、高密度でデータ容量が大きいため、そのまま処理しようとすると莫大な時間を要する。そのため、本実施形態では、三次元点群データ32をメッシュ化することで容量を低減している。
メッシュ化では、まず、三次元点群データ32に任意のメッシュを生成する。対象メッシュ内に複数の点が存在する場合には、複数の点の高さ座標の平均値を当該対象メッシュの高さとする。一方、対象メッシュ内に点が1つも存在しない場合には、TIN(Triiangulated Irregular Network)(不規則三角形網)やIDW(Inverse Distance Weighted)(逆距離加重法)等の内挿補完によって当該対象メッシュの高さを求める。
ステップS3では、傾斜量図生成部72は、ステップS2で生成したラスター形式のDSMを用いて図8に示す傾斜量図LY1を生成する。
具体的には、傾斜量図生成部72は、公知のGISソフトウェア「SAGA(自動地球科学分析のためのシステム)」の標準モジュールである「Terrain Analysis-Morphometry(地形分析―地形計測)」を用いて各メッシュの傾斜量を算出する。
そして、傾斜量図生成部72は、傾斜量が小さいほど(傾斜が緩やかなほど)白色、傾斜量が大きいほど(傾斜が急なほど)黒色となるように、白黒の濃淡で表現した傾斜量図を生成する。最後に、傾斜量図生成部72は、傾斜量図を50%の透過度で透過する。
他方、ステップS4,S5においては、曲率図LY2が生成される。まず、ステップS4では、制御部7は、公知のGISソフトウェア「SAGA(自動地球科学分析のためのシステム)」の標準モジュール「Gaussian filter(ガウシアン)」を用いてラスター形式のDSMを平滑化する。ラスター形式のDSMを無処理のまま曲率計算すると、凹凸が細かくなり過ぎ、逆に地形を把握しにくくなるためである。
ステップS5では、曲率図生成部73は、ステップS2で生成したラスター形式のDSMを用いて図9に示す曲率図LY2を生成する。
具体的には、曲率図生成部73は、「SAGA(自動地球科学分析のためのシステム)」の標準モジュールである「Terrain Analysis Morphometry(地形分析―地形計測)」を用いて、平滑化されたDSMから各メッシュの曲率を算出する。算出される曲率は、面が凸ならプラスの値となり、凹ならマイナスの値となり、平衡斜面なら0となる。
そして、曲率図生成部73は、面が凸なほど(プラスの曲率の絶対値が大きいほど)白色となり、面が凹なほど(マイナスの曲率の絶対値が大きいほど)黒色となるように、白黒の濃淡で表現した曲率図を生成する。最後に、曲率図生成部73は、曲率図を50%の透過度で透過する。
ステップS6では、合成画像生成部74は、オルソ画像31(図3参照)を記憶部3から取得する。
そして、ステップS7では、合成画像生成部74は、傾斜量図LY1(図8参照)、曲率図LY2(図9参照)及びオルソ画像31(図3参照)をこの順に重ねて合成画像35(図10参照)を生成する。
以上のような処理を実行することにより、オルソ画像31に立体感を補完した合成画像35が生成される。
なお、合成画像35の表示指示がユーザーから受け付けられると、表示制御部75は、合成画像生成プログラムにより生成された合成画像35を表示部5に表示する。
また、現況測量平面図の表示指示がユーザーから受け付けられると、図11に示すように、表示制御部75は、合成画像35に現況測量平面図33を重畳した重畳画像37を表示部5に表示する。
上述した実施形態によれば、地形図(傾斜量図と曲率図)にオルソ画像を重ねることでオルソ画像に立体感が補完され、当該オルソ画像内の影(黒潰れ部分)の地物が立体的に浮き上がる。詳細には、図3に示すオルソ画像31(311)では見え難かった領域(影(黒潰れ部分)SH)の地物が図10に示す合成画像35(351)では立体的に復元される。同様に、図4に示すオルソ画像31(312)では見え難かった領域(凹地DP)の地物が図12に示す合成画像35(352)では立体的に復元される。よって、合成画像35(351,352)は、従来のオルソ画像31(311,312)に比べて高い視認性を有する。
特に、本実施形態による合成画像35は現況測量平面図との親和性が高く、図11に示すように、現況測量平面図33を合成画像35に重畳した重畳画像37において現況測量平面図33(特に境界点・境界線、境界辺長、地番名、所有者など)の視認性が全く低下しない。よって、従来のオルソ画像31よりも立体的で視認性が高く、背景画像として利用し易い合成画像35を生成することが可能である。また、測量現場の条件によっては、現況地物のトレースなども全部又は一部を除く大部分を省くことも可能となり、作業効率が格段に向上する。
また、上述した実施形態によれば、傾斜量図及び曲率図を共に50%の透過で透過したものにオルソ画像31が重ねられている。特に、本実施形態では、重畳方法として「通常」を採用し、下のレイヤ(透過度50%で透過された傾斜量図及び曲率図)の基本色に対して、上のレイヤ(オルソ画像)の合成色をそのまま重ねている。そのため、オルソ画像31の色が全体的に抑制され、白みがかった(すなわち、トレーシングペーパーを重ねたような)合成画像35が生成され、更に視認性が向上している。
また、上記特許文献1,2に記載の立体図法とは異なり、上述した実施形態では、オルソ画像31自体に立体感を補完しているため、従来の空中写真を見慣れたユーザーも違和感なく閲覧することが可能である。
また、上述した実施形態では、UAV測量による大縮尺の空中写真を利用して合成画像35を生成するため、従来のオンライン地図よりも更に大縮尺の合成画像35を提供することが可能である。
<2.変形例>
本発明による合成画像生成装置、合成画像生成プログラム及び合成画像生成方法は上述した実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載した範囲で種々の変形や改良が可能である。
例えば、上述した実施形態では、オルソ画像31や三次元点群データ32が写真測量の成果を利用して生成される場合を例示したが、これに限定されず、航空レーザー測量の成果を利用して生成されるようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、傾斜量図LY1、曲率図LY2及びオルソ画像31をこの順に重ねて合成画像35を生成する場合を例示したが、これに限定されない。例えば、曲率図LY2を用いることなく、傾斜量図LY1にオルソ画像31を重ねて合成画像35を生成するようにしてもよい。曲率図LY2を用いる場合と比較して多少視認性は劣るものの、上述した実施形態と同様に、オルソ画像31に立体感を補完した合成画像を生成することが可能である。
また、上述した実施形態では、傾斜量図LY1及び曲率図LY2の双方を白色及び黒色の2色で表現する場合を例示したが、これに限定されない。例えば、傾斜量図を白色及び赤色の2色で表現し、曲率図を白色及び黒色の2色で表現するようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、公知のGISソフトウェア「SAGA(自動地球科学分析のためのシステム)」を用いて傾斜量図及び曲率図を作成する場合を例示したが、これに限定されない。ラスター形式のDSMを用いて傾斜レイヤや曲率レイヤを生成する手法は各種提案されており、これらの手法を用いて傾斜量図及び曲率図を作成するようにしてもよい。例えば、傾斜量図については特許文献1に記載の手法を参考に生成し、曲率図については特許文献2に記載の手法を参考に生成するようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、傾斜量図及び曲率図をそれぞれ50%の透過度で透過する場合を例示したが、これに限定されず、30%〜70%の範囲内において50%とは異なる透過度を用いて傾斜量図及び曲率図を透過するようにしてもよい。また、傾斜量図及び曲率図の透過度は必ずしも同じ値に設定する必要はなく、互いに異なる値を設定するようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、オルソ画像31、三次元点群データ32及び現況測量平面図33が合成画像生成装置1の記憶部3に記憶されている場合を例示したが、これに限定されない。例えば、合成画像生成装置1がアクセス可能な外部サーバや外部データベースにオルソ画像31、三次元点群データ32及び現況測量平面図33が格納されるようにしてもよい。
以上のように本発明にかかる合成画像生成装置は、オルソ画像の視認性を改善するのに適している。
1 合成画像生成装置
3 記憶部
5 表示部
7 制御部
31 オルソ画像
32 三次元点群データ
33 現況測量平面図
35 合成画像
37 重畳画像
71 DSM生成部
72 傾斜量図生成部
73 曲率図生成部
74 合成画像生成部
75 表示制御部
DP 凹地
LY1 傾斜量図
LY2 曲率図

Claims (5)

  1. 三次元点群データをメッシュ化し、建物や植生の高さを含むDSM(Digital Surface Model)を生成するDSM生成手段と、
    前記DSMに基づいて傾斜量を算出し、前記傾斜量の大小を2色の濃淡で表現した傾斜量図を生成する傾斜量図生成手段と、
    前記DSMを平滑化し、平滑化済みのDSMに基づいて曲率を算出し、前記曲率に基づく凹凸を2色の濃淡で表現した曲率図を生成する曲率図生成手段と、
    第1透過度で透過された前記傾斜量図と第2透過度で透過された前記曲率図とオルソ画像とを重畳した合成画像を生成する合成画像生成手段と
    を備えることを特徴とする合成画像生成装置。
  2. 前記合成画像と現況測量平面図とを重畳した重畳画像を表示部に表示する表示制御手段を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の合成画像生成装置。
  3. 前記三次元点群データ及び前記オルソ画像は、SfM(Structure/Shape from Motion)処理において複数の空中写真からカメラの撮像位置及び撮影方向を推定し、MVS(Multi-View Stereo)処理において前記撮像位置及び前記撮影方向に基づいて三次元形状を復元することによって生成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の合成画像生成装置。
  4. a)三次元点群データをメッシュ化し、建物や植生の高さを含むDSM(Digital Surface Model)を生成するステップと、
    b)前記DSMに基づいて傾斜量を算出し、前記傾斜量の大小を2色の濃淡で表現した傾斜量図を生成するステップと、
    c)前記DSMを平滑化し、平滑化済みのDSMに基づいて曲率を算出し、前記曲率に基づく凹凸を2色の濃淡で表現した曲率図を生成するステップと、
    d)第1透過度で透過された前記傾斜量図と第2透過度で透過された前記曲率図とオルソ画像とを重畳した合成画像を生成するステップと、
    をコンピュータに実行させる合成画像生成プログラム。
  5. 三次元点群データをメッシュ化し、建物や植生の高さを含むDSM(Digital Surface Model)を生成し、
    前記DSMに基づいて傾斜量を算出し、前記傾斜量の大小を2色の濃淡で表現した傾斜量図を生成し、
    前記DSMを平滑化し、平滑化済みのDSMに基づいて曲率を算出し、前記曲率に基づく凹凸を2色の濃淡で表現した曲率図を生成し、
    第1透過度で透過された前記傾斜量図と第2透過度で透過された前記曲率図とオルソ画像とを重畳した合成画像を生成することを特徴とする合成画像生成方法。
JP2019156343A 2019-08-29 2019-08-29 合成画像生成装置、合成画像生成プログラム及び合成画像生成方法 Active JP6700519B1 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019156343A JP6700519B1 (ja) 2019-08-29 2019-08-29 合成画像生成装置、合成画像生成プログラム及び合成画像生成方法
US16/999,928 US11049316B2 (en) 2019-08-29 2020-08-21 Synthetic image generation apparatus, synthetic image generation program, and synthetic image generation method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019156343A JP6700519B1 (ja) 2019-08-29 2019-08-29 合成画像生成装置、合成画像生成プログラム及び合成画像生成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6700519B1 true JP6700519B1 (ja) 2020-05-27
JP2021033899A JP2021033899A (ja) 2021-03-01

Family

ID=70776097

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019156343A Active JP6700519B1 (ja) 2019-08-29 2019-08-29 合成画像生成装置、合成画像生成プログラム及び合成画像生成方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US11049316B2 (ja)
JP (1) JP6700519B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11580690B1 (en) 2021-08-31 2023-02-14 Raytheon Company Horizon-based navigation

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20230386163A1 (en) * 2022-05-28 2023-11-30 Orbital Insight, Inc. Object Level Data Augmentation Scheme for Training Object Detectors

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4771459B2 (ja) 2005-08-12 2011-09-14 国際航業株式会社 カラー標高傾斜図作成システムおよびカラー標高傾斜図作成方法
JP5281518B2 (ja) 2009-08-25 2013-09-04 アジア航測株式会社 立体画像生成装置
US8880341B2 (en) * 2010-08-30 2014-11-04 Alpine Electronics, Inc. Method and apparatus for displaying three-dimensional terrain and route guidance
US8744126B1 (en) * 2012-03-07 2014-06-03 Ball Aerospace & Technologies Corp. Morphology based hazard detection
JP6789017B2 (ja) 2016-07-08 2020-11-25 株式会社パスコ 地形可視化装置、地形可視化方法、及びプログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11580690B1 (en) 2021-08-31 2023-02-14 Raytheon Company Horizon-based navigation

Also Published As

Publication number Publication date
US20210065443A1 (en) 2021-03-04
JP2021033899A (ja) 2021-03-01
US11049316B2 (en) 2021-06-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10573069B2 (en) Systems and methods for rapid three-dimensional modeling with real facade texture
US10657714B2 (en) Method and system for displaying and navigating an optimal multi-dimensional building model
US20200090390A1 (en) Mosaic oblique images and systems and methods of making and using same
JP5997640B2 (ja) 3次元画像出力装置および背景画像生成装置
CN111465971B (zh) 按地物地基高度着色图像生成装置以及按地物高度着色图像生成方法
AU2018381377B2 (en) Feature height-based colored image generating apparatus and feature height-based colored image generating program
CN113436559B (zh) 一种沙盘动态景观实时显示系统及显示方法
JP5883818B2 (ja) 3次元地図表示システム
JP6238101B2 (ja) 数値表層モデル作成方法、及び数値表層モデル作成装置
JP6884018B6 (ja) 道路施設管理支援装置及び道路施設管理支援プログラム
US20160173850A1 (en) Systems and methods for generating and displaying stereoscopic image pairs of geographical areas
JP6700519B1 (ja) 合成画像生成装置、合成画像生成プログラム及び合成画像生成方法
US8395760B2 (en) Unified spectral and geospatial information model and the method and system generating it
CN108230442A (zh) 一种盾构隧道三维仿真方法
Bolkas et al. Creating a virtual reality environment with a fusion of sUAS and TLS point-clouds
Vital et al. Digital survey: How it can change the way we perceive and understand heritage sites
CN114627237A (zh) 一种基于实景三维模型的正视影像图生成方法
KR101021013B1 (ko) 경계강화필터링과 표고정보를 이용하여 3차원 지리정보를 생성하는 시스템
JP2012073520A (ja) 立体視画像表示処理装置、立体視画像表示処理方法及びプログラム
JP2007041692A (ja) 三次元地形データ制御装置及び三次元地形データ制御方法
Dorffner et al. Generation and visualization of 3D photo-models using hybrid block adjustment with assumptions on the object shape
RU2467395C1 (ru) Способ создания изображений трехмерных объектов для систем реального времени
Buckley et al. Cartography and visualization in mountain geomorphology
JP6079990B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
JP7122901B2 (ja) ブレイクライン抽出プログラム、ブレイクライン抽出システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190901

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20190901

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20190924

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191024

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20191121

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20191121

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200304

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6700519

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250