JP6697772B1 - 半導体ウエハ製造方法、半導体ウエハ製造システム、および、半導体ウエハ製造用のコンピュータープログラム - Google Patents

半導体ウエハ製造方法、半導体ウエハ製造システム、および、半導体ウエハ製造用のコンピュータープログラム Download PDF

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Abstract

【課題】半導体ウエハを加熱させる加熱処理における加熱時間を適切に算出することができる、半導体ウエハ製造方法、半導体ウエハ製造システム、および、半導体ウエハ製造用のコンピュータープログラムを提供する。【解決手段】半導体ウエハを加熱する加熱処理において、半導体ウエハの基板抵抗率Rb、加熱処理時の加熱温度T、および目標とするドーパントの拡散深さXjに基づいて、加熱処理の加熱時間tを算出し、算出した前記加熱時間tに基づいて、前記加熱処理を実行する、半導体ウエハ製造方法。【選択図】図1

Description

本発明は、半導体ウエハ製造方法、半導体ウエハ製造システム、および半導体ウエハ製造用のコンピュータープログラムに関する。
半導体ウエハの製造工程には、半導体ウエハを加熱する加熱処理が含まれる。このような加熱処理の一例として、表面にドーパントを付着させた半導体ウエハを加熱することで、ドーパントを半導体ウエハの内部まで拡散させるドライブイン処理がある。また、ドライブイン処理においては、加熱時間を長くするほどドーパントの拡散深さが深くなることが知られている(たとえば特許文献1,2)。
特開平8−097164号公報 特開平11−008201号公報
従来の加熱処理では、過去の実績データに基づいて、加熱時間t、ドーパントの拡散深さxj、および所定の係数A,Bを用いて、モデル式xj=A・√t+Bを構築し、このモデル式に基づいて、最適な加熱時間を求めていた。しかしながら、近年、実績データが蓄積されたことにより、加熱時間と拡散深さとの関係を精査したところ、加熱時間が長い場合に、ドーパントの拡散深さが上記モデル式から得られる予測値から乖離してしまう場合があることが分かった。
本発明は、半導体ウエハを加熱させる加熱処理における加熱時間を適切に算出することができる、半導体ウエハ製造方法、半導体ウエハ製造システム、および、半導体ウエハ製造用のコンピュータープログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る半導体ウエハ製造方法は、半導体ウエハを加熱する加熱処理において、対象ドーパントの実績データと、半導体ウエハの基板抵抗率Rb、加熱処理時の加熱温度T、および目標とする対象ドーパントの拡散深さXjに基づいてモデル式を構築し、前記モデル式を用いて加熱処理の加熱時間tを算出し、算出した前記加熱時間tに基づいて、前記加熱処理を実行する。
上記半導体ウエハ製造方法において、前記モデル式は、加熱時間tの係数、加熱時間tの指数、または当該モデル式の定数項がそれぞれ所定のn次関数であるように構成することができる。
上記半導体ウエハの製造方法において、前記モデル式は、前記加熱処理における半導体ウエハの基板抵抗率Rbと対象ドーパントの拡散深さXjとの関係、および、加熱温度Tと対象ドーパントの拡散深さXjとの関係に基づいて構築された関数であるように構成することができる。
上記半導体ウエハの製造方法において、前記加熱処理における半導体ウエハの基板抵抗率Rb、加熱温度Tおよび加熱時間tの加熱条件と、当該加熱条件で得られた対象ドーパントの拡散深さXjを実績データとして記憶し、記憶した対象ドーパントの複数の前記実績データに基づいて、前記モデル式を構築するように構成することができる。
上記半導体ウエハの製造方法において、前記加熱処理における半導体ウエハの基板抵抗率Rb、加熱温度Tおよび加熱時間tの加熱条件と、当該加熱条件で得られた対象ドーパントの拡散深さXjを対象ドーパントの実績データとして新たに取得した場合に、前記モデル式を、前記新たに取得した対象ドーパントの実績データに基づいて再構築するように構成することができる。
上記半導体ウエハの製造方法において、前記モデル式は、下記式1で示す関数であるように構成することができる。
Xj=A(Rb,T)(d・t)^C(Rb,T)+B(Rb,T) ・・・(1)
なお、式1中、Rbは加熱処理を行う半導体ウエハの基板抵抗率、Tは加熱温度、tは加熱時間、Xjは目標とする対象ドーパントの拡散深さ、dは実績に整合させるためのフィッティング因子である。また、A(Rb,T)は、半導体ウエハの拡散速度を示すn次関数であり、B(Rb,T)は、加熱開始時における半導体ウエハの拡散深さを示すn次関数であり、C(Rb,T)は、時間経過に伴う拡散速度の変化を示すn次関数である。
上記半導体ウエハの製造方法において、前記モデル式を用いることで、対象ドーパントの実績データを得ていない加熱条件についても、目標とする対象ドーパントの拡散深さを得られる加熱時間tを求めることができるように構成することができる。
本発明に係る半導体ウエハの製造システムは、半導体ウエハを加熱する加熱処理において、半導体ウエハを加熱する加熱時間tを算出し、算出した前記加熱時間tに基づいて加熱処理の制御を行う加熱制御部を有し、前記加熱制御部は、対象ドーパントの実績データと、半導体ウエハの基板抵抗率Rb、加熱処理時の加熱温度T、および目標とする対象ドーパントの拡散深さXjに基づいてモデル式を構築し、前記モデル式を用いて前記加熱時間tを算出する。
本発明に係る半導体ウエハ製造用のコンピュータープログラムは、コンピュータに、対象ドーパントの実績データと、半導体ウエハの基板抵抗率Rb、加熱処理時の加熱温度T、および目標とする対象ドーパントの拡散深さXjに基づいてモデル式を構築させ、前記モデル式を用いて、半導体ウエハを加熱する加熱処理における加熱時間tを算出させ、算出させた前記加熱時間tに基づいて、前記加熱処理の加熱制御を行わせる。
本発明によれば、半導体ウエハの加熱処理における加熱時間を、半導体ウエハの基板抵抗率Rb、加熱処理時の加熱温度T、および目標とするドーパントの拡散深さXjに基づいて算出することで、加熱時間tを適切に算出することができる。
本実施形態に係る半導体ウエハ製造システムの構成図である。 実績データの一例を示すグラフである。 本実施形態に係る半導体ウエハの製造方法を示すフローチャートである。
以下に、本発明に係る半導体ウエハの製造方法および半導体ウエハ製造システムの実施形態を説明する。本発明は、半導体ウエハを加熱処理する際の加熱時間tを求め、当該加熱時間tにおいて半導体ウエハの加熱処理を行うことで、半導体ウエハを製造する方法に関する。以下においては、半導体ウエハを所定の温度で加熱して、半導体ウエハの表面に付着したドーパント(不純物)を半導体ウエハ(少なくとも片面)内部に所定の深さまで均一に拡散させるドライブイン処理を例示して説明するが、本発明は、半導体を加熱しながら、リンなどのドーパント(不純物)を気相法などでウエハ表面に付着させるデポジション工程などにも適用することもできる。なお、本発明が適用可能な半導体ウエハの種類は、特に限定されず、Siウエハ、SiCウエハ、サファイアウエハ、化合物半導体ウエハなどを挙げることができる。また、本発明は、シリコンウエハ、単結晶シリコンウエハ、または、半導体素子用の拡散ウエハにも適用することができる。一般に、拡散ウエハは、シリコンなどの単結晶インゴットをスライス、ラップ、エッチングして形成した半導体ウエハを、デポジション処理、ドライブイン処理、および、ドライブイン処理後の半導体ウエハの少なくとも片面を鏡面加工する研磨処理を施すことで製造される半導体ウエハである。
図1は、本実施形態に係る半導体ウエハ製造システム1の構成図である。本実施形態に係る半導体ウエハ製造システム1は、半導体ウエハを加熱するための加熱処理装置10と、加熱処理装置10における加熱処理を制御する加熱制御装置20とを主に有する。
加熱処理装置10は、図1に示すように、加熱処理炉11と、ヒーター12と、均熱管13とを有する。ドライブイン処理においては、加熱処理炉11の内部に半導体ウエハを配置するとともに、ヒーター12により加熱処理炉11内を加熱することで、半導体ウエハの加熱処理を行うことができる。ヒーター12の動作は、加熱制御装置20により制御される。
加熱制御装置20は、図1に示すように、入力装置21、データベース22、および制御装置23を有する。以下に、各構成について説明する。
入力装置21は、作業者により操作される装置であり、ドライブイン処理を実行する前に、作業者により、加熱条件である加熱温度T、半導体ウエハの基板抵抗率Rb、および目標とするドーパントの拡散深さXj1(拡散深さ目標値Xj1ともいう)が入力される。また、ドライブイン処理が終了した後は、作業者により、ドーパントの実際の拡散深さXj2(拡散深さ実測値Xj2ともいう)が測定され、その測定結果が入力装置21を介して入力される。ドライブイン処理開始時に入力された加熱条件である、加熱温度T、および半導体ウエハの基板抵抗率Rb、並びに、ドライブイン処理終了後に入力された拡散深さ実測値Xj2は、後述する制御装置23により算出された加熱時間tと関連付けられて、ドライブイン処理の実績データとして、データベース22に格納される。
データベース22は、ドライブイン処理における実績データ群を格納している。ここで、図2は、データベース22に格納される実績データ群の一例を示すグラフである。データベース22に格納される実績データ群には、ドライブイン処理時に作業者により設定された加熱温度Tおよび半導体ウエハの基板抵抗率Rb、ドライブイン処理時に制御装置23により算出された加熱時間t、および、ドライブイン処理後に測定された拡散深さ実測値Xj2が含まれる。たとえば、図2に示す例では、基板抵抗率RbがRb1(Ω・cm)である場合の、加熱時間t(横軸)に応じた拡散深さ実測値Xj2(縦軸)を、加熱温度Tごとにプロットして記憶している。このように、データベース22は、基板抵抗率Rbの半導体ウエハを、加熱温度Tおよび加熱時間tで加熱した場合に、ドーパントの拡散深さがXj2となったという実績データを格納する。
なお、本実施形態においては、作業者が、加熱処理終了後に、半導体ウエハの拡散深さ実測値Xj2を測定し、測定した拡散深さ実測値Xj2を、入力装置21を用いて入力することで、加熱条件である加熱温度T、加熱時間t、および半導体ウエハの基板抵抗率Rbとともに、実績データとして、データベース22に格納される。拡散深さ実測値Xj2の測定は、公知の方法で行うことができ、たとえばSRP(広がり抵抗測定)やFT−IR(フーリエ変換赤外光分析)などを利用して測定することができる。本実施形態に係る半導体ウエハ製造システム1は、拡散深さ実測値Xj2を測定するための測定装置を有する構成としてもよく、この場合、測定装置から自動でデータベース22に拡散深さ実測値Xj2の測定結果が送信される構成としてもよい。
制御装置23は、加熱処理において、設定された加熱時間tの間、加熱処理炉11内の温度が、予め設定した加熱温度Tとなるように、ヒーター12の動作を制御する。
また、本実施形態において、制御装置23は、データベース22に格納された実績データに基づいて、半導体ウエハのドライブイン処理における加熱時間tを算出するためのモデル式を構築するモデル式構築機能を有する。さらに、制御装置23は、構築したモデル式を用いて、加熱温度T、半導体ウエハの基板抵抗率Rb、および拡散深さ目標値Xj1から、加熱時間tを算出する加熱時間算出機能を有する。また、制御装置23のモデル式構築機能は、新たに取得した加熱処理の実績データ(加熱温度T、加熱時間t、基板抵抗率Rbおよび拡散深さ実測値Xj2)を用いて、モデル式を再構築する機能をも有する。以下に、制御装置23が備える各機能について説明する。
制御装置23のモデル式構築機能は、データベース22に格納された実績データ群(加熱温度T、加熱時間t、半導体ウエハの基板抵抗率Rb、および拡散深さ実測値Xj2)から、半導体ウエハの加熱処理において、拡散深さXjを得るための加熱時間tを算出するためのモデル式を構築する。具体的には、モデル式構築機能は、下記式1に示すように、加熱時間tを求めるためのモデル式を構築する。
Xj=A(Rb,T)(d・t)^C(Rb,T)+B(Rb,T) ・・・(1)
上記式1において、A(Rb,T)は、基板抵抗率Rbおよび加熱温度Tを引数とする、半導体ウエハの拡散速度を表すn次関数であり、加熱時間tの係数に該当する。また、B(Rb,T)は、基板抵抗率Rbおよび加熱温度Tを引数とする、加熱開始時における半導体ウエハの拡散深さを表すn次関数であり、当該モデル式の定数項に該当する。さらに、C(Rb,T)は、基板抵抗率Rbおよび加熱温度Tを引数とする、時間経過に伴う拡散速度の変化を表すn次関数であり、加熱時間tの指数に該当する。また、dは、実測データ群にモデル式を整合させるためのフィッティング因子である。以下に、上記式1における、関数A(Rb,T),B(Rb,T),C(Rb,T)およびフィッティング因子dについて説明する。
関数A(Rb,T)は、たとえば、下記式2のように表すことができる。
A(Rb,T)=a0+art・Rb^(Σari・LN(Rb)^(i−1))・exp(Σati/T^i) ・・・(2)
上記式2において、a0,art,ari,atiは定数であり、iは2以上の整数(たとえば3)であり、LNは自然対数を示す。関数A(Rb,T)は、後述するように、ドーパントの拡散係数Dと基板濃度Nbとの関係、および、ドーパントの拡散係数Dと加熱温度Tとの関係から導出された関数である。言い換えると、関数A(RB,T)は、ドーパントの拡散係数Dと基板濃度Nbとの関係、および、ドーパントの拡散係数Dと加熱温度Tとの関係を基礎として、実績データに整合するように構築された関数であり、実績データに整合するように、a0,art,ari,ati,iの値が、最小二乗法などにより決定される。以下に、関数A(RB,T)を上記式2のように定めた理由について説明する。
拡散係数Dの自然対数LN(D)と、基板濃度Nbの自然対数LN(Nb)との関係は、一次式の関係で表せることが知られており(たとえば「シリコン集積素子技術の基礎」、174頁、図6.39、地人書館、1975年、R.M.Burger,R.P.Donovan共著)、下記式3に示すように、切片を定数a11とし、傾きを定数a12とした、一次関数で表現できる。
LN(D)=a10+a11・LN(Nb) ・・・(3)
また、半導体ウエハの基板抵抗率Rbと基板濃度Nbとの関係を表すアービン曲線1/Rb=α・(Nb)^βを変形すると、下記式4が求められる。
LN(Nb)=LN((1/α)^(1/β))−(1/β)・LN(Rb) ・・・(4)
そして、上記式4を上記式3に代入すると、下記式5が得られる。
LN(D)=a10+a11・LN((1/α)^(1/β))−a11・(1/β)・LN(Rb))
=LN(ar0)+ar1・LN(Rb) ・・・(5)
なお、上記式5において、LN(ar0)は上記a10+a11・LN((1/α)^(1/β))を置き換えた定数であり、ar1は上記−a11・(1/β)を置き換えた定数である。
さらに、上記式5を、多項式に変形(拡張)して、下記式6のように表す。なお、iは上述したように2以上の整数であり、たとえば3とすることができる。
LN(D)≒LN(ar0)+ar1・LN(Rb)+ar2・LN(Rb)^2+・・・+ari(Rb)^i ・・・(6)
そして、上記式6から、下記式7に示すように、基板抵抗率Rbの変動に応じた拡散係数Dを算出するための式が得られる。
D=ar0・exp(ar1・LN(Rb)+ar2・LN(Rb)^2+・・・+ari(Rb)^i)
=ar0・Rb^(ar1+ar2・LN(Rb)+ar2・LN(Rb)^2+・・・+arn(Rb)^i−1)
=ar0・Rb^(Σari・LN(Rb)^(i−1)) ・・・(7)
また、加熱温度Tの変動に応じた拡散係数Dを得るための式は、at0、at1を定数として、下記式8に示すように表現することができる(たとえば「シリコンの科学」、1015頁、リアライズ社、1996年、USC半導体基板技靴研究会 編)。
D=at0・exp(at1/T) ・・・(8)
また、上記式8を多項式に変形(拡張)すると、下記式9のように表現される。
D=at0・exp(at1/T+at2/T^2・・・ ati/T^i)
=at0・exp(Σati/T^i) ・・・(9)
そして、下記式10に示すように、上記式7および上記式9を合成し、基板抵抗率Rbおよび加熱温度Tに応じた拡散係数Dを求めるための式を、関数A(Rb,T)として表現する。さらに、下記式10において、式を簡素化するために、ar0とat0との乗算値をartとし、また実績データと整合するように、切片a0を加えることで、関数A(Rb,T)を示す、下記式10(すなわち上記式2)が得られる。
A(Rb,T)=(ar0・Rb^(Σari・LN(Rb)^(i−1)))・(at0・exp(Σati/T^i))
=a0+art・Rb^(Σari・LN(Rb)^(i−1))・exp(Σati/T^i) ・・・(10)
また、関数B(Rb,T)および関数C(Rb,T)についても、下記式(11),(12)に示すように、関数A(Rb,T)と同様に表現する。
B(Rb,T)=b0+brt・Rb^(Σbri・LN(Rb)^(i−1))・exp(Σbti/T^i) ・・・(11)
C(Rb,T)=c0+crt・Rb^(Σcri・LN(Rb)^(i−1))・exp(Σcti/T^i) ・・・(12)
さらに、上記モデル式(1)では、実績データに整合させるためのフィッティング因子である定数dを追加し、データベース22に格納された実績データに基づいて、フィッティング因子dと、関数A(Rb,T)、関数B(Rb,T)、関数C(Rb,T)のそれぞれの定数a0,art,ari,ati,b0,brt,bri,bti,c0,crt,cri,ctiを最小二乗法などにより求めることで、上記モデル式(1)を構築する。なお、フィッティング因子dや、関数A(Rb,T)、関数B(Rb,T)、関数C(Rb,T)の各定数を求める場合には、ドーパントの拡散深さXjとして、実績データとして得られた拡散深さ実測値Xj2を使用する。
なお、フィッティング因子dや、関数A(Rb,T)、関数B(Rb,T)、関数C(Rb,T)の各定数を求める際に、加熱温度T、加熱時間t、半導体ウエハの基板抵抗率Rb、および拡散深さ実測値Xj2を何ら制限しないと、解が複数となってしまう場合や、演算量が増大してしまう場合がある。そこで、本実施形態では、経験則に照らし、下記に示す制限を加えて、フィッティング因子dや、関数A(Rb,T)、関数B(Rb,T)、関数C(Rb,T)の各定数を求めるものとする。
すなわち、基板抵抗率RbをRbLow<Rb<RbHighの範囲とし、加熱温度TをTLow<T<THighの範囲とし、拡散深さ実測値Xj2をXj2Low<Xj2<Xj2Highの範囲として、基板抵抗率Rb,加熱温度T、拡散深さ実測値Xj2に制限を加える。また、加熱時間Tが長いほど、基板抵抗率Rbが高いほど、および、加熱温度tが高いほど、拡散深さXj2は大きく(深く)なるため、ΔXj2/Δt>0、ΔXj2/ΔRb>0,およびΔXj2/ΔT>0として、解を求めるものとする。さらに、基板抵抗率Rbと拡散深さXj2との関係、加熱温度Tと拡散深さXj2との関係、加熱時間tと拡散深さXj2との関係は、変曲点を持たない関係となるため、ΔXj2/Δt,ΔXj2/Rb,ΔXj2/Δtの符号は不変として、解を求めるものとする。加えて、拡散深さが同じ場合、拡散プロファイルの形状は、加熱温度Tに依存しないため、各加熱温度Tにおける基板抵抗率Rbと拡散深さXj2のプロファイルは一致するものとして、解を求めるものとする。このように、加熱温度T、加熱時間t、半導体ウエハの基板抵抗率Rb、および拡散深さ実測値Xj2に一定の制限を設けることで、上記式1で示すモデル式を適切に構築することができる。
制御装置23の加熱時間算出機能は、上記式1で示すモデル式を用いて、拡散深さ目標値Xj1が得られる加熱時間tを算出する。本実施形態では、作業者が、入力装置21を介して半導体ウエハの加熱処理の加熱条件(加熱温度T、基板抵抗率Rb、拡散深さ目標値Xj1)を入力すると、加熱時間算出機能は、モデル式構築機能により構築されたモデル式に、加熱温度T、基板抵抗率Rbおよび拡散深さ目標値Xj1を入力することで、加熱時間tを算出することができる。
また、本実施形態において、制御装置23のモデル式構築機能は、半導体ウエハの加熱処理を実行した後に、実行した加熱処理の加熱条件(基板抵抗率Rb、加熱温度T、加熱時間t)と、加熱処理後に測定した半導体ウエハの拡散深さ実測値Xj2とを新たに含む、実績データ群に基づいて、加熱時間tを算出するためのモデル式を再構築する。具体的には、モデル式構築機能は、新たにデータベース22に記憶した実績データを含む実績データ群に整合するように、上記式1における、フィッティング因子dと、関数A(Rb,T)、関数B(Rb,T)、関数C(Rb,T)のそれぞれの定数a0,art,ari,ati,b0,brt,bri,bti,c0,crt,cri,ctiを最小二乗法などにより求めることで、上記式1で示すモデル式を再構築する。
次に、本実施形態に係る半導体ウエハの製造方法について説明する。なお、以下においては、予め、制御装置23のモデル式構築機能により、データベース22に記憶した実績データ群を用いて、上記式1で示すモデル式が構築されているものとする。なお、モデル式構築機能によるモデル式の構築は、モデル式が存在しない場合に加えて、所定の期間が経過した場合、所定数の実績データがデータベース22に新たに格納された場合、新しい加熱条件で加熱処理が行われた場合、あるいは、作業者が入力装置21を介してモデル式の構築を指示した場合などに行われる構成とすることができる。
ステップS1では、作業者により、入力装置21を介して、加熱処理を行う半導体ウエハの基板抵抗率Rb、拡散深さ目標値Xj1、および加熱温度Tの入力が行われる。本実施形態に係る加熱処理では、半導体ウエハの基板抵抗率Rbは、特に限定されないが、0.1〜10000Ω・cmとすることが好ましい。また同様に、拡散深さ目標値Xj1も、特に限定されないが、20〜400μmとすることが好ましい。加熱温度Tも、特に限定されないが、1000〜1360℃とすることが好ましい。
ステップS2では、制御装置23の加熱時間算出機能により、上記式1に示すモデル式を用いて、拡散深さ目標値Xj1を得るための加熱時間tが算出される。具体的には、加熱時間算出機能は、ステップS1で入力された基板抵抗率Rb、拡散深さ目標値Xj1、および加熱温度Tを、上記モデル式1に代入することで、加熱時間tを算出する。
ステップS3では、加熱時間算出機能により、ステップS2で算出された加熱時間tに対して、加熱処理炉11に応じた補正が行われ、補正後加熱時間t’が得られる。これは、同じ加熱温度Tを指定しても、加熱処理炉11によって、実際の加熱温度と差が生じる場合があり、このような加熱処理炉11に応じたバラツキを低減するためである。なお、補正後加熱時間t’の算出は、各加熱処理炉11での実績データに基づいて、加熱処理炉11ごとに補正係数を予め求めておくことで行うことができる。
ステップS4では、制御装置23により、ステップS1で入力された加熱温度Tと、ステップS3で補正された補正後加熱時間t’とに基づいて、加熱処理が行われる。具体的には、制御装置23は、ステップS3で算出した補正後加熱時間t’の間、ステップS1で入力された加熱温度Tとなるように、ヒーター12の動作を制御する。そして、ステップS5に進み、制御装置23により、加熱処理が終了したか否かの判断が行われる。具体的には、制御装置23は、補正後加熱時間t’を経過したか判断し、補正後加熱時間t’が経過するまではステップS5で処理を待機し、加熱処理が継続される。そして、補正後加熱時間t’を経過すると、加熱処理を終了し、ステップS6に進む。
ステップS6では、加熱処理後の半導体ウエハについて、拡散深さ実測値Xj2の測定が行われる。そして、ステップS7では、制御装置23により、ステップS1で入力された半導体ウエハの基板抵抗率Rbおよび加熱温度Tと、ステップS3で算出された加熱時間tと、ステップS6で測定された拡散深さ実測値Xj2とが、実績データとして、データベース22に記憶される。
ステップS8では、制御装置23のモデル式構築機能により、ステップS7において新たに記憶された実績データを含めた実績データ群を用いて、モデル式を再構築する処理が行われる。具体的には、モデル式構築機能は、ステップS7においてデータベース22に記憶した実績データを含む実績データ群に整合するように、上記式1における、フィッティング因子dと、関数A(Rb,T)、関数B(Rb,T)、関数C(Rb,T)のそれぞれの定数a0,art,ari,ati,b0,brt,bri,bti,c0,crt,cri,ctiとを最小二乗法などにより求めることで、上記式1を再構築する。
以上のように、本実施形態に係る半導体ウエハ製造システム1では、半導体ウエハを加熱する加熱処理において、半導体ウエハを加熱する加熱時間tを、半導体ウエハの基板抵抗率Rb、加熱処理時の加熱温度T、および目標とするドーパントの拡散深さXjに基づいて算出することで、半導体ウエハを加熱する加熱時間tを適切に算出することができる。従来は、加熱時間t、ドーパントの拡散深さxj、および所定の係数A,Bを用いて、モデル式xj=A・√t+Bを構築し、当該モデル式を用いて、目標とする拡散深さXjが得られる加熱時間tを求めていたが、この場合、加熱時間tが長い場合に、得られる拡散深さXjが一次関数で得られる数値から乖離する傾向にあるという問題があった。これに対して、本実施形態では、拡散深さ目標値Xj1が得られる加熱時間tを算出するためのモデル式を、半導体ウエハの基板抵抗率Rb、加熱処理時の加熱温度T、および目標とするドーパントの拡散深さXjを用いた式とすることで、加熱時間tが長い場合でも、拡散深さ目標値Xj1に近い拡散深さを有する半導体ウエハを製造することができる。
また、従来では、半導体ウエハの基板抵抗率Rbごとに、加熱温度Tごとに、加熱時間tと拡散深さXjとのモデル式を記憶しておき、実際に加熱処理を行う基板抵抗率Rbおよび加熱温度Tに応じたモデル式を選択して、拡散深さ目標値Xj1を得られる加熱時間tを算出する構成であった。そのため、従来では、基板抵抗率Rbのバリエーション数と加熱温度Tのバリエーション数とを乗じた数のモデル式を記憶しておく必要があるとともに、実績データがない半導体ウエハの基板抵抗率Rbおよび加熱温度Tについては、モデル式を用いて加熱時間tを求めることができないという問題があった。これに対して、本実施形態では、加熱処理時に設定する基板抵抗率Rb、加熱温度T、および拡散深さ目標値Xj1を、上記式1で示すモデル式に入力するだけで、加熱時間tを求めることができるため、複数のモデル式を記憶しておく必要がなく、メモリ容量の小さくすることができるとともに、実績データがない半導体ウエハの基板抵抗率Rbおよび加熱温度Tについても、適切な加熱時間tを求めることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態例について説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態の記載に限定されるものではない。上記実施形態例には様々な変更・改良を加えることが可能であり、そのような変更または改良を加えた形態のものも本発明の技術的範囲に含まれる。
たとえば、上述した実施形態では、半導体ウエハの加熱処理が終了する度に、半導体ウエハの拡散深さ実測値Xj2を測定し、加熱時間tを求めるためのモデル式を再構築する構成を例示したが、この構成に限定されず、所定回数の加熱処理が行われた後に、モデル式を再構築する構成とすることもできる。
1…半導体ウエハ製造システム
10…加熱処理装置
11…加熱処理炉
12…ヒーター
20…加熱制御装置
21…入力装置
22…データベース
23…制御装置

Claims (9)

  1. 半導体ウエハを加熱する加熱処理において、
    対象ドーパントの実績データと、半導体ウエハの基板抵抗率Rb、加熱処理時の加熱温度T、および目標とする対象ドーパントの拡散深さXjに基づいてモデル式を構築し、前記モデル式を用いて加熱処理の加熱時間tを算出し、
    算出した前記加熱時間tに基づいて、前記加熱処理を実行する、半導体ウエハ製造方法。
  2. 記モデル式は、加熱時間tの係数、加熱時間tの指数、または当該モデル式の定数項がそれぞれ所定のn次関数である、請求項1に記載の半導体ウエハ製造方法。
  3. 前記モデル式は、前記加熱処理における半導体ウエハの基板抵抗率Rbと対象ドーパントの拡散深さXjとの関係、および、加熱温度Tと対象ドーパントの拡散深さXjとの関係に基づいて構築された関数である、請求項1または2に記載の半導体ウエハ製造方法。
  4. 前記加熱処理における半導体ウエハの基板抵抗率Rb、加熱温度Tおよび加熱時間tの加熱条件と、当該加熱条件で得られた対象ドーパントの拡散深さXjとを前記対象ドーパントの実績データとして記憶し、
    記憶した対象ドーパントの複数の前記実績データに基づいて、前記モデル式を構築する、請求項1ないし3のいずれかに記載の半導体ウエハ製造方法。
  5. 前記加熱処理における半導体ウエハの基板抵抗率Rb、加熱温度Tおよび加熱時間tの加熱条件と、当該加熱条件で得られた対象ドーパントの拡散深さXjとを対象ドーパントの実績データとして新たに取得した場合に、前記モデル式を、前記新たに取得した対象ドーパントの実績データに基づいて再構築する、請求項ないし4のいずれかに記載の半導体ウエハ製造方法。
  6. 前記モデル式は、下記式1で示す関数である、請求項ないし5のいずれかに記載の半導体ウエハ製造方法。
    Xj=A(Rb,T)(d・t)^C(Rb,T)+B(Rb,T)・・・(1)
    なお、式1中、Rbは加熱処理を行う半導体ウエハの基板抵抗率、Tは加熱温度、tは加熱時間、Xjは目標とする対象ドーパントの拡散深さ、dは実績に整合させるためのフィッティング因子である。また、A(Rb,T)は、半導体ウエハの拡散速度を示すn次関数であり、B(Rb,T)は、加熱開始時における半導体ウエハの拡散深さを示すn次関数であり、C(Rb,T)は、時間経過に伴う拡散速度の変化を示すn次関数である。
  7. 前記モデル式を用いることで、対象ドーパントの実績データを得ていない加熱条件についても、目標とする対象ドーパントの拡散深さを得られる加熱時間tを求めることができる、請求項ないし6のいずれかに記載の半導体ウエハ製造方法。
  8. 半導体ウエハを加熱する加熱処理において、半導体ウエハを加熱する加熱時間tを算出し、算出した前記加熱時間tに基づいて加熱処理の制御を行う加熱制御部を有する、半導体ウエハ製造システムであって、
    前記加熱制御部は、対象ドーパントの実績データと、半導体ウエハの基板抵抗率Rb、加熱処理時の加熱温度T、および目標とする対象ドーパントの拡散深さXjに基づいてモデル式を構築し、前記モデル式を用いて前記加熱時間tを算出する、半導体ウエハ製造システム。
  9. コンピュータに、
    対象ドーパントの実績データと、半導体ウエハの基板抵抗率Rb、加熱処理時の加熱温度T、および目標とする対象ドーパントの拡散深さXjに基づいてモデル式を構築させ、前記モデル式を用いて半導体ウエハを加熱する加熱処理における加熱時間tを算出させ、
    算出させた前記加熱時間tに基づいて、前記加熱処理の加熱制御を行わせる、半導体ウエハ製造用のコンピュータープログラム。
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