JP6697087B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

固体撮像素子を有する撮像装置に関する。
近年、「安全」「安心」に対する意識が高まりホームセキュリティなど監視向け撮像装置の需要が伸びている。撮像装置の性能は、高精細さ、広いダイナミックレンジ、高い感度が重要なファクターとなる。特に、低照度環境下での撮影は、監視向け撮像装置に限らず、家庭用のホームビデオ等で使われる民生用の撮像装置でも頻繁に行われている状況であり、高い感度を有する撮像装置が求められている。これら撮像装置では低照度環境下でも撮影感度を高めるため、撮像素子のシャッータースピードをコントロールして長時間にわたって露光を行う感度アップ手法や、撮像素子内で隣接する複数画素の画素値を仮想的にひとまとめにして読み出すビニング(ビニング処理)と呼ばれる手法が使われている。また撮像素子から読み出した後の映像処理において、隣接画素を混合加算するデジタル画素加算とよばれる手法も併用されている(例えば特許文献1参照)。
ところで、従来の撮像装置における画素混合手法において、ノイズおよび解像度に関しては依然として改善が求められている。一般に、高い撮影感度を得るには、撮像素子で受光する光の量を増やす必要がある。しかし、高精細を追求した撮像装置で採用される多画素の撮像素子は、素子サイズの制約から、1画素あたりの受光エリアが狭く受光光量が限られるため、さらなる高感度化は難しい状況である。このため、最近の撮像装置では撮像素子から読み出した画素値に対し、信号処理において空間的に隣接する画素を混合してゲインを上げるといったデジタル画素加算といった手法(公知手法)が用いられている。
特開2013−110644号公報
しかし、上述の公知手法は、感度をアップしようと加算する画素を増やすとノイズ(量子化ノイズ)も増加し、空間的な解像度が低下するという課題がある。さらに、一般的な撮像装置では、処理をONまたはOFFの2段階で切り替えているため、切り替えの際、不自然な映像ショックが現れるという課題もある。
本発明は、このような状況に鑑みなされたもので、上記課題を解決することを目的とする。
本発明は、固体撮像素子と、前記固体撮像素子の感度をアップするために注目画素の画素値に対して周辺画素の画素値を加算する画素混合部とを備える撮像装置であって、前記画素混合部は、前記注目画素を中心とした点対称の2画素を1セットとして、そのセットと対称となる2画素を追加した合計4画素を1グループとして扱い、前記注目画素の画素値に周辺画素の画素値を加算する場合、同一グループに属する画素の画素値には同一グループの画素値の平均値を用い、かつ、前記注目画素に対して相関の高い画素の画素値を混合する場合には大きな感度を反映させ、相関の低い画素の画素値を混合する場合には小さな感度を反映させて加算する。
また、前記画素混合部は、グループ単位に並列に設けられた複数のサブブロックと、それぞれの前記サブブロックの出力を制御する複数のセレクタと、前記セレクタを制御するゲインコントロール部と、前記複数のサブブロックの出力を加算する加算回路と、を備えてもよい。
また、前記画素混合部は、前記固体撮像素子の内部に設けられてもよい。
本発明によると、混合加算処理に生じるノイズおよび空間解像度の低下を軽減し、さらに処理の切り替え時に発生する映像ショックを緩和する感度アップ手法を提供することができる。
第1の実施形態に係る、3板式撮像装置の機能ブロック図である。 第1の実施形態に係る、固体撮像素子の画素混合部のブロック図である。 第1の実施形態に係る、サブブロックとその入力となる抽出画素の関係を示した図である。 第1の実施形態に係る、ゲインコントロール部が備える変換テーブルの例である。 第1の実施形態に係る、比較例の3板式撮像装置のブロック図である。 第2の実施形態に係る、単式撮像装置の機能ブロック図である。 第2の実施形態に係る、比較例の単式撮像装置の機能ブロック図である。
次に、本発明を実施するための形態(以下、単に「実施形態」という)を、図面を参照して具体的に説明する。本実施形態では、注目画素の周辺N×Nエリア内の画素を用いて画素加算処理を行う。その際、感度アップ設定に応じ所定の処理により画素エリアサイズを適応的に切替え、感度アップの程度にあわせ、ノイズの発生を抑制するとともに、空間解像度の低下も軽減する。さらに、注目画素に対し点対称に位置する複数の画素をグループ化し、それぞれのグループの画素平均値を組み合わせ、見かけ上1画素単位で混合加算処理を行い、感度切換え時に発生しうるレベル差による映像ショックを軽減する。
以下、第1の実施形態では3板式撮像装置20aについて、第2の実施形態では単板式撮像装置20bについて具体的に説明する。
<第1の実施形態> 図1は、本実施形態に係る3板式撮像装置20aの機能ブロック図である。3板式撮像装置20aは、主に、レンズ201と、分光フィルタ202と、固体撮像素子203と、映像処理部207と、映像出力部211とを備える。
レンズ201で集光された被写体像は、分光フィルタ202によって赤(R)成分、緑(G)成分、青(B)成分に分光され、3つの固体撮像素子203に取り込まれる。上述のように、分光フィルタ202で分光するため、固体撮像素子203には、カラーフィルタアレイ(CFA)は設けられていない。
固体撮像素子203は、例えば、CCDイメージセンサやCOMSイメージセンサ等の半導体イメージセンサである。固体撮像素子203は、赤(R)成分、緑(G)成分、青(B)成分の光のそれぞれに対応した固体撮像素子(R)203Rと、固体撮像素子(G)203Gと、固体撮像素子(B)203Bとを備える。
すなわち、赤(R)成分の光は、固体撮像素子(R)203Rに取り込まれる。緑(G)成分の光は、固体撮像素子(G)203Gに取り込まれる。青(B)成分の光は、固体撮像素子(B)203Bに取り込まれる。なお、固体撮像素子(R)203R、固体撮像素子(G)203G、固体撮像素子(B)203Bは、同じ構造を有する素子であり、特に区別をしない場合は、単に「固体撮像素子203」と称して説明する。
それぞれの固体撮像素子203は、AMP(アンプ部)204と、ADC(A/Dコンバータ)205と、画素混合部100aと、IF部206とを備える。
AMP204は、取得した成分の信号を増倍し、必要であれば上述のビニング処理を実行する。例えば、固体撮像素子(B)203BのAMP204は、青(B)成分の光が各画素で光電変換された信号を電気的に増幅し、それと同時に、隣接するそれら画素の信号(電荷)を加算することでビニング処理を実行する。
ADC205は増倍された信号を1画素あたり8ビットから14ビットのデジタル値に変換し、画素値(「画素データ」ともいう)として画素混合部100aに出力する。
画素混合部100aは、後述する画素混合手法を用いた信号処理を施し、IF部206へ出力する。IF部206は、画素混合部100aから出力された画素データに対して、フレーム同期をとるためのユニークなデータ列からなる同期ワードを付加した後に映像処理部207へ転送する。
映像処理部207は、固体撮像素子203と同様に、赤(R)成分、緑(G)成分、青(B)成分の光のそれぞれに対応した映像処理部(R)207R、映像処理部(G)207G、映像処理部(B)207Bを備える。すなわち、固体撮像素子(R)203Rの出力は、映像処理部(R)207Rに取り込まれる。固体撮像素子(G)203Gの出力は映像処理部(G)207Gに取り込まれる。固体撮像素子(B)203Bの出力は映像処理部(B)207Bに取り込まれる。ここで、映像処理部(R)207R、映像処理部(G)207G、映像処理部(B)207Bは共通の構造を有しており、以下では、特に区別しない場合は、単に「映像処理部207」と称して説明する。
映像処理部207は、それぞれ、IF部210と、信号処理部209と、画素混合部100bとを備える。
IF部210は、固体撮像素子203からの画素データを取得し、画素データに付加された同期ワードを検知し、後段処理の基準となる映像タイミング信号の生成を行う。すなわちIF部210によって生成されるタイミング信号で、以降の処理が同期化される。
信号処理部209は、IF部210から供給される画素データに対して、傷(画素欠陥)等の補正処理、ダイナミックレンジを確保するためのガンマ補正やニー補正といった映像処理、および視認性を向上するためのノイズリダクションといった信号処理を行う。
これら一通りの処理の後、画素混合部100bは、感度アップをするための画素混合処理を行う。ここでは、固体撮像素子203の画素混合部100aと同様の処理を行う。上述の固体撮像素子203におけるADC205の出力は、デジタル化された赤(R)、緑(G)、青(B)のいずれかの画素データである。つまり固体撮像素子203内の画素混合部100aは、映像処理部207内の画素混合部100bとインタフェースが一致するため、二つの画素混合部100a、100bで同じ画素混合処理を効率よく行うことができる。
3つの映像処理部207で処理された各光の画素データは映像出力部211で各種標準フォーマットに変換され映像信号として出力される。
つづいて、図2〜4を参照して、画素混合処理について説明する。図2は固体撮像素子203の画素混合部100aのブロック図である。ここでは最大で7×7画素の混合処理を一例に説明する。なお、映像処理部207の画素混合部100bも同様の機能・構成を有するため、説明は省略する。
混合画素部100aは、画素データ及び5ビットのゲイン設定パラメータ信号(Gain_Para[4:0])を入力とし、本ブロック内で混合加算した混合加算画素を出力する。具体的には、画素混合部100aは、画素抽出回路300と、並列サブブロック群301と、セレクタ群302(302_1〜302_12)と、混合加算回路303と、ゲインコントロール部304とを備える。
並列サブブロック群301は、並列に設けられた12個のサブブロックであるサブブロック(1)301_1〜サブブロック(12)301_12から構成されている。
セレクタ群302は、SEL(1)302_1〜SEL(12)302_12の12個のセレクタから構成されている。SEL(1)302_1〜SEL(12)302_12は、それぞれ、サブブロック(1)301_1〜サブブロック(12)301_12の出力を切り替える。
ゲインコントロール部304は、セレクタ群302(サブブロック(1)301_1〜サブブロック(12)301_12)に対して、それらを制御するための6ビットの制御用信号(Gain[5:0])をする。Gain[5:0]は、Gain_Para[4:0]との対応が予め設定されている。
画素抽出回路300は、ラインメモリおよび遅延素子を用いて、入力画素データを遅延させ、注目画素(重心画素)Pix_33及びその近傍に位置する周辺画素を抽出する。本実施形態では、7×7画素に相当する49画素が画素抽出回路300により同時に出力される。
また、画素抽出回路300が出力する49画素は、注目画素Pix_33との位置関係により、後段にある並列サブブロック群301(サブブロック(1)301_1〜サブブロック(12)301_12)に4画素ずつ振り分け処理を行う。なお図2に示した構成は原理を説明するための物であり、実際には、等価の演算をより効率よく行う手法(マクレラン変換等)が実装されうる。
図3は、サブブロックとその入力となる抽出画素の関係を示した図である。具体的には、図3(a)〜図3(l)は、それぞれ、サブブロック(1)301_1〜サブブロック(12)301_12に対応している。
中心画素となる注目画素Pix_33に対し、点対称に位置する2画素を1セットとし、さらにそのセットを上下又は左右対称とした4画素を1グループとして、4画素単位の値(すなわち、4画素値の平均をベースとした値)を用いて加算処理を行う。4画素のトータルゲインから、1/4(1画素相当)、2/4(2画素相当)、3/4(3画素相当)のゲインを算出する。
例えば、図3(1)は、サブブロック(1)301_1に入力する4画素を示しており、注目画素Pix_33に対し、上下左右に隣接する4画素(Pix_23、Pix_43、Pix_32、Pix_34)がサブブロック(1)301_1への入力画素となる。
同様に、図3(2)では、サブブロック(2)301_2に入力する画素が、注目画素(Pix_33)に対し対角方向に隣接する4画素(Pix_22、Pix_44、Pix_24、Pix_42)である。
このように、サブブロック番号が小さいほど注目画素Pix_33からの距離が近く、注目画素Pix_33と相関が高いブロックであり、反対に、サブブロック番号が大きくなればなるほど注目画素Pix_33からの距離が離れ、相関の低いブロックであることを意味する。
本例では、サブブロックの出力を加算する場合に、サブブロック番号の小さい出力には高い感度(ゲイン)を、サブブロック番号の大きい出力には0又は小さい感度(ゲイン)を設定する。これは、sinc関数やガウス関数などで表現されるFIRフィルタ係数を近似したものと考えることができる。
また、設定するゲインを得る場合に、サブブロック番号の小さいサブブロックから順に加算する。例えば、9画素加算相当のゲインを得る場合、サブブロック(1)301_1とサブブロック(2)301_2についてはそれぞれの4画素のトータルゲインが、サブブロック(3)301_3については、その4画素のトータルゲインの1/4(1画素相当)が、加算に用いられる。ここで、サブブロック(3)301_3の代わりにサブブロック(4)301_4が用いられることはない。すなわち、感度アップ設定に応じ所定の処理により画素エリアサイズ(混合する画素のエリア)を適応的に切替える際、注目画素に対して相関の高い画素から順に加算していき、切換える画素エリアに優先順位つけて行うことができる。なお、一般には空間的に近いエリアの画素ほど、注目画素に対して高い相関を示すが、撮影対象や撮影時間等によって、空間的な距離と実際の相関が異なる場合も想定できるので、そのような場合は、適宜サブブロックを入れ替えてもよい。空間的な距離が同じであるサブブロック(1)301_1とサブブロック(2)301_2、サブブロック(3)301_3とサブブロック(4)301_4等は、適応型カラープレーン補間法(ACPI)等で用いられる手法と同様に、加算の対象とする順序を適応的に入れ替えることができる。
各サブブロック(サブブロック(1)301_1〜サブブロック(12)301_12)は、加算回路306と、乗算回路307とを備える。加算回路306は、入力4画素の加算処理を行う。乗算回路307は、加算回路306の出力値に対し、1/4、2/4、3/4係数を乗算した演算値を出力する。これら演算値は、各サブブロック(サブブロック(1)301_1〜サブブロック(12)301_12)における、1画素、2画素、3画素及び4画素の混合加算値となる。
セレクタ群302(SEL(1)302_1〜SEL(12)302_12)は、各サブブロック(サブブロック(1)301_1〜サブブロック(12)301_12)における、1画素、2画素、3画素及び4画素相当の混合加算値を選択して出力するものであり、選択されたSub_out_1〜Sub_out_12信号が最終段の混合加算回路303に入力される。
次にセレクタ群302(SEL(1)302_1〜SEL(12)302_12)を制御する6ビットの制御信号について説明する。6ビットの制御信号(Gain[5:0])は、ゲインコントロール部304から出力される。
図4は、ゲインコントロール部304が備える変換テーブルの例を示す。ゲインコントロール部304は、この変換テーブルを元にして、相当する画素混合数を意味する5ビットのゲイン設定パラメータ(Gain_Para[4:0])をセットすると、一意に6ビットの出力制御信号(Gain[5:0])、すなわち設定ゲイン値を出力する。
6ビットうち、MSB(Most Significant Bit)側4ビットが適応するサブブロックを、また、LSB(Least Significant Bit)側の2ビットが、サブブロックの出力選択に割当てられている。
例えば、混合画素数が0を意味するGain_Para[4:0]=00000bを入力すると、図4の変換テーブルに従い出力される6ビットの制御信号(Gain[5:0])は、00hとなる。この結果、図4においてセレクタ群302(SEL(1)302_1〜SEL(12)302_12)は全てOFFとなり期待通りの動作となる。
また、混合する画素数を10相当とする設定(Gain_Para[4:0]=01010b)を行った場合には、図4の変換テーブルを通し、Gain[5:0]=0Dhとなり、サブブロック(1)301_1、サブブロック(2)301_2およびサブブロック(3)301_3が選択され、最終段の混合加算回路303では、上記サブブロックに係る12画素を使って画素の混合処理が行われ、10画素相当の加算画素として出力される。つまり、画素加算の対象となる画素の数は、4n+1(nは自然数)である。10〜13画素相当のゲイン設定では、内部的には、n個のサブブロックと中心画素を合わせた13画素が混合処理に利用される。
なお、図の変換テーブルでは、サブブロック単位で見た場合に、混合する画素数とゲインの関係は、例えば、対数関数に対応した関係になっている。サブブロック単位としたものは、同一サブブロック内でのステップは4画素値の平均が用いられるため、同一サブブロック内では厳密には対数関数との間に若干のブレが発生するためである。
上記処理により、感度アップ設定に応じ所定の処理により画素エリアサイズを適応的に切替えることができ、感度アップの程度にあわせ、ノイズの発生を抑制するとともに、空間解像度についても低下を軽減することができる。
さらに本提案手法では、該当画素に対し点対称に位置する複数の画素をグループ化し、それぞれのグループの画素平均値を組み合わせ、見かけ上1画素単位で混合加算処理を行うので、感度切換え時に発生しうるレベル差による映像ショックを軽減することができる。
図5は、比較例の3板式撮像装置200aのブロック図である。図1で示した3板式撮像装置20aと図5の3板式撮像装置200aで異なる点は、図1の3板式撮像装置20aでは固体撮像素子203の画素混合部100aが設けられているが、図5では画素混合部が設けられていない点にある。さらに、図5の3板式撮像装置200aの画素混合部208は、感度アップをするための画素混合処理が行う。この画素混合部208では、例えば水平方向に空間的に隣接する2つの画素の画素値を混合加算し、感度を2倍アップしている。このような処理のため、感度アップ設定に応じ所定の処理により画素エリアサイズを適応的に変化させるといったことができない。また、感度切換え時に発生しうるレベル差による映像ショック防止を行うことができない。
なお、画素混合処理を行う構成として、固体撮像素子203の画素混合部100a又は映像処理部207の画素混合部100bのいずれかのみであってもよい。また、固体撮像素子203の画素混合部100aは、本実施形態が提案する処理を行い、映像処理部207は比較例で示した画素混合部208の処理を行う構成としてもよい。また、画素混合部100a、100bで行われる画素混合は、素子内で行われるビニングと協働して行うことができる。単純な例では、ビニング処理モードにより、2×2あるいは4×4のピクセルが光学的にまとめられて1つのピクセルとして生成できる場合、4或いは16倍のゲインアップは、画素混合部100a等ではなくビニングで行い、それ以外の細かなステップのゲインアップを、画素混合部100a等で行う。対象とする画素混合範囲(7×7、5×5、3×3)を切換えるものとする。その際、それぞれの混合範囲内のサブブロックについては適宜に重みづけをかえ、混合加算を行うものとする。
<第2の実施形態> 図6は、本実施形態に係る単板式撮像装置20bのブロック図である。本実施形態は、第1の実施形態(3板式撮像装置20a)の画素混合処理を単板式撮像装置20bに適用したものである。同じ機能の構成については同一符号を付して適宜説明を省略する。
単板式撮像装置20bは、レンズ201と、撮像素子213と、映像処理部214と、映像出力部211とを備える。
第1の実施形態の3板式撮像装置20aが備える分光フィルタ202が無い代わりに、オンチップのCFA212を有する撮像素子213が使われる。
レンズ201で集光した被写体像は、撮像素子213内部に形成されたCFA212によって赤(R)、緑(G)、青(B)の色情報となり、AMP204に送られる。
前述したように第1の実施形態の3板式撮像装置20aでは、3つの撮像素子203がそれぞれ持つAMP204で、赤(R)、緑(G)、青(B)成分の増幅が行なわれる。なお、単板式撮像装置20bでは、各画素に赤(R)、緑(G)、青(B)それぞれ単一の色情報しか持たないため、色毎に異なるピクセルゲインを適用することで、単一のAMP204で増幅等をすることができる。
ADC205は、AMP204から取得した赤(R)、緑(G)、青(B)の色情報をデジタル化した画素データへ変換し、Bayer配列の信号を、画素混合部101に出力する。
画素混合部101は、第1の実施形態の画素混合部100aと同様の画像混合処理を各色でそれぞれ行い、IF部206へ出力する。色毎に処理する方法として、図4の変換テーブルを色毎に設けて切り替える方法や、色毎に信号を分離するとともに図2の画素混合部100aの構成を色毎に設ける方法がある。IF部206は、画素データに対して、ユニークな同期ワードを付加し映像処理部214へ転送する。
映像処理部214では、IF部210が、3板式撮像装置200aと同様の同期ワード検知を行い、基準となる映像タイミング信号を生成する。但し、この時点では、赤(R)、緑(G)、青(B)の各画素データは、前述のBayer配列となっているため、1画素おきにしか配列されていない。このため、後段のBayer変換部215が、デモザイキング処理を行い、周辺画素の情報をもとに、存在しない赤(R)、緑(G)、青(B)の色情報を補完する。
従って、Bayer変換部215の以降の処理は、各画素が赤(R)、緑(G)、青(B)の色情報をそれぞれ持ち、それぞれが独立して処理される。すなわち、信号処理部209は、赤(R)の色情報用の信号処理部(R)209Rと、緑(G)の色情報用の信号処理部(G)209Gと、青(B)の色情報用の信号処理部(B)209Bを備える。
また、画素混合部100は、画素混合部(R)100Rと、画素混合部(G)100Gと、画素混合部(B)100Bとを備える。画素混合部(R)100Rは、信号処理部(R)209Rから取得した信号に対して、画素混合処理を施す。画素混合部(G)100Gは、信号処理部(G)209Gから取得した信号に対して、画素混合処理を施す。画素混合部(B)100Bは、信号処理部(B)209Bから取得した信号に対して、画素混合処理を施す。
画素混合部100の処理後、各色の画素データは、映像出力部211で各種標準フォーマットに変換され映像信号として出力される。なお、単板式における画素配列はBayer方式に限らず、任意の配列が用いられてよい。その場合は、図3に示したようなサブブロック毎の画素抽出は、撮像素子の画素配列における対称性に合致するように設計される必要がある。
ここで図7に比較例の単板式撮像装置200bを示す。この単板式撮像装置200bはで、撮像素子213に画素混合機能が設けられていない。また、映像処理部214の画素混合部208の処理は、第1の実施の形態の比較例の3板式撮像装置200aと同様に、例えば、水平方向に空間的に隣接する2つの画素の画素値を混合加算し、感度を2倍アップしている。このような処理のため、感度アップ設定に応じ所定の処理により画素エリアサイズを適応的に変化させるといったことができない。また、感度切換え時に発生しうるレベル差による映像ショック防止を行うことができない。
一方、本実施形態の単板式撮像装置20bでは、感度アップ設定に応じ所定の処理により画素エリアサイズを適応的に切替えることができ、感度アップの程度にあわせ、ノイズの発生を抑制するとともに、空間解像度についても低下を軽減することができる。
さらに本提案手法では、該当画素に対し点対称に位置する複数の画素をグループ化し、それぞれのグループの画素平均値を組み合わせ、見かけ上1画素単位で混合加算処理を行うので、感度切換え時に発生しうるレベル差による映像ショックを軽減することができる。
以上、本発明を実施形態をもとに説明した。この実施形態は例示であり、それらの各構成要素の組み合わせにいろいろな変形や応用が可能である。例えば、回折収差等の補償に用いる場合、各色の画素混合部100a、100bに対するそれぞれのゲイン設定或いは加算パターンは、必ずしも同じにする必要はない。本実施形態の構成は、感度アップを目的とするものに限らず、十分な照度またはSNRが得られている状況で、空間フィルタとしての意味で作動させることもでき、撮像素子のアパーチャ特性の補償や、色収差の補償、小絞りボケと呼ばれる回折収差の補償等に利用できる。例えば、回折収差等の補償に用いる場合、絞り値に応じて、B画素に顕著に発生するボケを補償するような特性の加算パターンを設定してもよい。また、超低照度環境下では、視認性に影響が大きいR、G画素データにのみ画素混合を行い、比較的に感度の低いB画素データについては、画素混合は行わず、引き換えに無用な解像度低下を抑えるようにしてもよい。逆に、B画素データのみ画素加算を行ってビット深度を高め、リニアマトリクス演算によるSNR低下を防ぎつつ色再現性を高めるようにしてもよい。このように本発明の実施形態の構成は、SNR−空間解像度スケーラビリティを多様な様態で提供しうる。
本発明は、固体撮像素子を有する撮像装置、監視カメラシステムなどに利用可能である。この出願は、2016年10月31日に出願された日本出願特願2016−212803を基礎として優先権の利益を主張するものであり、その開示の全てを引用によってここに取り込む。
20a 3板式撮像装置20b 単板式撮像装置100、101、100a、100b 画素混合部100R 画素混合部(R)100G 画素混合部(G)100B 画素混合部(B)201 レンズ202 分光フィルタ203、213 固体撮像素子203R 固体撮像素子(R)203G 固体撮像素子(G)203B 固体撮像素子(B)204 AMP205 ADC206、210 IF部207、214 映像処理部207R 映像処理部(R)207G 映像処理部(G)207B 映像処理部(B)209 信号処理部209R 信号処理部(R)209G 信号処理部(G)209B 信号処理部(B)211 映像出力部212 CFA215 Bayer変換部300 画素抽出回路301 並列サブブロック群301_1〜301_12 サブブロック(1)〜サブブロック(12)302 セレクタ群302_1〜302_12 SEL(1)〜SEL(12)303 混合加算回路304 ゲインコントロール部306 加算回路307 乗算回路

Claims (4)

  1. 固体撮像素子と、前記固体撮像素子の感度をアップするために注目画素の画素値に対して周辺画素の画素値を加算する画素混合部とを備える撮像装置であって、
    前記画素混合部は、前記注目画素を中心とした点対称の2画素を1セットとして、そのセットと対称となる2画素を追加した合計4画素を1グループとして扱い、前記注目画素の画素値に周辺画素の画素値を加算する場合、同一グループに属する画素の画素値には同一グループの画素値の平均値を用い、かつ、前記注目画素に対して相関の高い画素の画素値を混合する場合には大きな感度を反映させ、相関の低い画素の画素値を混合する場合には小さな感度を反映させて加算し、
    前記画素混合部は、グループ単位に並列に設けられた複数のサブブロックと、
    それぞれの前記サブブロックの出力を制御する複数のセレクタと、
    前記セレクタを制御するゲインコントロール部と、
    前記複数のサブブロックの出力を加算する加算回路と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 固体撮像素子を備える撮像装置において
    撮像した画像の任意の注目画素の画素値に対して周辺画素の画素値を加算する画素混合部を備え、
    前記画素混合部は、前記注目画素を中心とした点対称の画素を1セットとして、そのセットと対称となる画素を追加した複数の画素を1グループとして扱い、前記注目画素の画素値に周辺画素の画素値を加算する場合、同一グループに属する画素の画素値には同一グループの画素値の平均値を用い、かつ、前記注目画素に対して相関の高い画素の画素値を混合する場合には大きな感度を反映させ、相関の低い画素の画素値を混合する場合には小さな感度を反映させて加算し、
    前記画素混合部は、グループ単位に並列に設けられた複数のサブブロックと、
    それぞれの前記サブブロックの出力を制御する複数のセレクタと、
    前記セレクタを制御するゲインコントロール部と、
    前記複数のサブブロックの出力を加算する加算回路と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  3. 前記画素混合部は、前記固体撮像素子の内部に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 固体撮像素子と、前記固体撮像素子の感度をアップするために注目画素の画素値に対して周辺画素の画素値を加算する画素混合部とを備える撮像装置の撮像方法において、
    前記画素混合部は、グループ単位に並列に設けられた複数のサブブロックと、
    それぞれの前記サブブロックの出力を制御する複数のセレクタと、
    前記セレクタを制御するゲインコントロール部と、
    前記複数のサブブロックの出力を加算する加算回路と、を備え、
    さらに、前記注目画素を中心とした点対称の2画素を1セットとして、そのセットと対称となる2画素を追加した合計4画素を1グループとして扱い、前記注目画素の画素値に周辺画素の画素値を加算する場合、同一グループに属する画素の画素値には同一グループの画素値の平均値を用い、かつ、前記注目画素に対して相関の高い画素の画素値を混合する場合には大きな感度を反映させ、相関の低い画素の画素値を混合する場合には小さな感度を反映させて加算する、
    ことを特徴とする撮像装置の撮像方法。
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