JP6696508B2 - チェンソー - Google Patents

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Description

本発明はチェンソーに用いられるソーチェンの研磨装置に関する。
チェンソーは本体に支持されたガイドバーの周囲を駆動するソーチェンにより、木材などを切断するものであり、ソーチェンを駆動する為の動力源として電動モータや2サイクルエンジンなどが用いられる。チェンソーを用いて大量の木材を切断するとソーチェンの刃が徐々に鈍くなり切断能力が低下するため、目立てと呼ばれるソーチェンの刃を研ぐ作業が必要となる。ソーチェンの目立ての方法は、丸やすりを用いた手作業によるものや、専用の目立て機を用いるなど様々な方法が知られている。丸やすりによる手作業の場合は、ソーチェンの外周に渡って存在する多数の刃を研ぐ必要があり、時間が掛かってしまう。また、専用の目立て機は電動モータにより丸やすりを駆動するものが一般的であるが、チェンソーを用いる場所は山林等の屋外が多く、電力を確保することが難しいことが多い。
そのため山林でも短時間で目立てが可能とするために、特許文献1のようなガイドバーの先端に研磨装置を取り付け、チェンソーの駆動力を用いて目立てを行うものや、特許文献2のように本体に内蔵された砥石をレバー操作により駆動中のソーチェンに当てることで目立てをおこなうものがある。図11は従来のチェンソーの研磨装置の動作の概要を説明するための概略図である。図11において、チェンソー101の本体ハウジング102の上方にはフロントハンドル104が取り付けられ、後方にはリアハンドル103が設けられる。リアハンドル103の下方には動力源の回転速度を変更するトリガ107が設けられる。本体ハウジング102の右側側面にはガイドバー111が取り付けられる。ガイドバー111の外周縁にはソーチェン12が配置され、チェンの各コマ部分には木材等を切断する為のカッタ刃(刃部)12aが等間隔で配置される。ソーチェン12は、スプロケット113により駆動され、ガイドバー111の外周を沿って、矢印に示す方向に回転する。スプロケット113はチェンソー101に内蔵された図示せぬ電動モータやエンジン等の動力源に接続され、スプロケット13は図中の矢印の方向、つまりソーチェン12をスプロケット113の下側から上側に向かって走行させるように回転する。本体ハウジング102には揺動軸162を中心に所定角度だけ揺動可能であって、円弧状に形成された砥石165を保持するホルダ163が軸支される。作業者はソーチェン12による非切断作業時に、ソーチェン12を回転させて図示しない操作レバーを操作してホルダ163を矢印164の方向に回転させると、砥石165が矢印165aの箇所でソーチェン12のカッタ刃12aの先端に接触することにより目立てを行うことができる。
米国特許第3465617号明細書 米国特許第3487591号明細書
ソーチェンは鋼材で製作されているため、駆動中のソーチェンに砥石を押し当て目立てを行うと、ソーチェンから大量の火花(鉄粉)が発生する。しかしながら、この火花は本体ハウジングとサイドカバーにより画定される空間内から外部にできるだけ漏れないようにすることが好ましい。
本発明の目的は、チェンソー作業現場にて簡便な方法でソーチェンの目立てが行え、研磨作業時の火花の発生を大幅に抑制したチェンソーを提供することある。本発明の別の目的は、実際の切断作業中に研磨装置を誤って動作させてしまうことを防止し、安全性を一層高めたチェンソーを提供することにある。
上記課題を解決するために本発明は、研磨部材を有し、チェンソーに保持されたガイドバー外周を駆動するソーチェンを、チェンソーに内蔵された動力源により駆動し、駆動するソーチェンに研磨部材を押圧することでソーチェンのカッタ刃を研磨するソーチェン研磨装置において、研磨部材近傍にソーチェン研磨時に研磨部材から発生する火花の飛散を防止する火花飛散抑制手段を設けた。火花飛散抑制手段は例えばソーチェンの駆動方向の研磨部材の出口側に設けられ、ソーチェンの上方に近接して設けられた第一の遮蔽部材(遮蔽板)である。また、ソーチェンの駆動方向の研磨部材の入口側にも同様の第二の遮蔽部材(遮蔽板)を設けると良い。第一及び第二の遮蔽部材は、研磨部材による研磨時にだけソーチェンの径方向外側に接近するように移動式とした。遮蔽部材が移動した際には、ソーチェンとの遮蔽部材とのクリアランスが小さくなるので、砥石で発生した火花の外部への飛散が効率的に抑制できる。
本発明の他の特徴によれば、火花飛散防止装置を操作するためのロックレバーが、研磨部材の移動を阻止するストッパ片(規制部材)を有し、火花飛散抑制手段の非稼働時にストッパ片により研磨部材の移動を阻止するようにした。従って、作業者が切断作業中において研磨部材を移動させる操作レバーを操作しようとしても、研磨部材がソーチェンに接触することはない。
本発明のチェンソーによれば、研磨部材近傍に設けられた火花飛散抑制手段により、ソーチェンから発生した火花がサイドカバーの内部空間から外部へ飛散することを効果的に防止することができる。また、ソーチェンの研磨作業を行わないときには、第一及び第二の遮蔽部材はソーチェンの径方向外縁部、特にソーチェンの回転面から離れた位置まで待避するので、ソーチェンの回転に伴うぶれが起きてもソーチェンが第一又は第二の遮蔽部材と接触してしまう恐れがない。本発明の上記及び他の目的ならびに新規な特徴は、以下の明細書の記載及び図面から明らかになるであろう。
本発明の実施例に係るチェンソー1の外観を示す斜視図である 本発明の実施例に係るチェンソー1の右側面図である。 図1のサイドカバー6の内側構造を示す斜視図である。 図1のサイドカバー6の内側構造を示す側面図であり、ガイドバー11と本体ハウジング2の間から右側を見たときの図である。 本発明の実施例に係る火花飛散抑制手段付近の構造を示すための斜視図である(火花飛散抑制手段の非稼働時)。 本発明の実施例に係る火花飛散抑制手段付近の構造を示すための斜視図である(火花飛散抑制手段の稼働時)。 火花飛散抑制手段の拡大斜視図である。 本発明の実施例に係る火花飛散抑制手段付近の構造を示すための斜視図である(火花飛散抑制手段及び研磨装置の稼働時)。 図2のA−A部の断面図である。 図2のB−B部の断面図である。 従来のチェンソーの研磨装置を説明するための概略図である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。なお、以下の図において、同一の部分には同一の符号を付し、繰り返しの説明は省略する。また、本明細書においては、前後、上下の方向は図中に示す方向であるとして説明する。
図1は本発明の実施例に係るチェンソー1の外観を示す斜視図である。チェンソー1は図示しない動力源によってガイドバー11に巻き付けられたソーチェン12を回転させる。チェンソー1の動力源は樹脂製の本体ハウジング2の内部に収容され、本体ハウジング2の後方には作業者が把持するためのリアハンドル3が設けられ、本体ハウジング2の上方側にはフロントハンドル4が設けられる。動力源は例えば2サイクル式の空冷エンジン10(図2参照)であって、エンジンの上部には図示しないエアクリーナが設けられ、本体ハウジング2の上側にはエアクリーナ室を形成するトップカバー5が設けられる。リアハンドル3は作業者が一方の手で把持するためのハンドルであり、フロントハンドル4は作業者が他方の手で把持するためのハンドルである。リアハンドル3の下方にはエンジンのスロットルレバー7aが設けられ、リアハンドル3の上方には、把持することによりスロットルレバー7aの操作を可能とするためのオフロック7bが設けられる。フロントハンドル4の前方側には、ブレーキレバー8が設けられる。ブレーキレバー8は、前方に傾けることによりソーチェン12の回転を停めるブレーキ(図示せず)を作用させると共に、作業者の手に、枝や切断物などがあたらないように保護するハンドガードの役割をする。本体ハウジング2の右側側面にはガイドバー11の固定と後述するスプロケットを覆う為のサイドカバー6が設けられる。
サイドカバー6はナット15a、15bにより本体ハウジング2に対して着脱可能であり、後方側には水平方向に延びる帯状の窪み6aが形成され、そこに後述する火花飛散抑制機構の操作を行うためのロックレバー51が設けられる。つまり、帯状の窪み6aはロックレバー51の収納部となる。ロックレバー51と、ロックレバー51の上側及び下側に隣接するサイドカバー6の外面はほぼ同一となるように構成する。一方、ロックレバー51の後側に隣接するサイドカバー6の外面は、所定の帯状の窪み6a内との間に所定の段差が形成されるようにして、作業者によるロックレバー51の引き出しを容易にしている。サイドカバー6の上方には、ソーチェン12のカッタ刃12aを研磨するソーチェン研磨装置(図3にて後述)の操作用の操作レバー61が配置される。操作レバー61は本体ハウジング2の右側側面とサイドカバー6の間において上方に延びるように配置され、作業者が操作レバー61を後方側に移動させることによりソーチェン研磨装置が稼働、即ち研磨部材が刃部に接触する。
図2は本発明の実施例に係るチェンソー1の右側面図である。本体ハウジング2の内部にはエンジン10が収容されるが、その周囲は合成樹脂製の本体ハウジング2とトップカバー5、サイドカバー6、図示しないファンカバー等によりほぼ全体が覆われる。ガイドバー11はその上下方向中心線(ここではB−B線と一致)がほぼ水平になるように配置される。ガイドバー11の外周面にはソーチェン12が摺動可能に配置され、サイドカバー6と本体ハウジング2による前方側の開口部6dから前方側に突出する。尚、ソーチェン12については図11で示した従来のソーチェンと同じ構成であるが、ここでは回転時の軌跡位置を連続線にて図示しており、停止状態のソーチェン12の形状を図示してのではないので注意されたい(他の図における図示も同じ)。ソーチェン12の周回する面の左側には、スパイク9が設けられる。ソーチェン12はエンジンの出力軸に設けられた図示しない遠心クラッチの出力軸に接続されるスプロケット(後述)によってガイドバー11の周囲を案内されながら回転する。サイドカバー6の上方に延びる操作レバー61は、前方側に斜めに延びるように配置される。尚、操作レバー61は、木材等の切断作業時には触れないことが重要なので、前後方向にみてフロントハンドル4とブレーキレバー8の間に配置され、左右方向に見た場合は右端付近に配置して、切断作業中に作業者の手が干渉しにくい位置に配置される。
図3は図1のサイドカバー6の内側構造を示す斜視図である。ソーチェン12のカッタ刃12aを研磨するソーチェン研磨装置は、操作レバー61と、操作レバー61と一体に構成され、砥石65を固定するためのホルダ63と、操作レバー61とホルダ63の間に配置され、これらがシーソー式に揺動できるように軸支するボス62により主に構成される。操作レバー61は、ボス62に設けられた回動軸62aに軸支されることにより矢印67aのように所定角度だけ揺動可能である。操作レバー61は、ホルダ63を揺動させるためのもので、その形状は任意に形成しても良いが、本実施例では操作レバー61とボス62とホルダ63を合成樹脂の一体成形により製造した。操作レバー61はサイドカバー6を取り外したときに本体ハウジング2から一緒に離脱できるように、サイドカバー6側に軸支される。操作レバー61を操作しない状態ではホルダ63は後方側に位置し、例えばホルダ63の後方壁がサイドカバー6の内壁6cに接するように、図示しない捻りバネにより矢印67aと反対方向に付勢される。ソーチェン12を研磨する際は操作レバー61を矢印67aの方向に揺動させると、砥石65がソーチェン12の外周側に押し当てられる。
サイドカバー6の窪み6a(図2参照)の一部には、外側から内側に貫通するものであって、開口形状が略長方形の貫通穴69が形成される。貫通穴69はそのエッジに後述するラッチ51bを掛止させるとともに、ロックレバー51に形成されたストッパ片51aを内部空間に突出させることを許容する。このように、ストッパ片51aが内部に突出し、その突出位置が砥石65の前方側になるので、ロックレバー51がロック位置(図1の状態)にある時は、操作レバー61を矢印67aとの方向に動かそうとしても、砥石65がストッパ片51aに当接することにより、その移動が阻止される。
前後方向に見て砥石65とサイドカバー6の前側の開口部(開口面)6dとの間には、火花飛散抑制手段の部品を収容するための偏平な略直方体状のハウジング55が設けられる。ハウジング55はガイドバー押さえ部材68の後方側に位置し、後述する飛散防御カバー56、57を格納するための格納容器である。ガイドバー押さえ部材68は金属製のプレートであって、ガイドバー11を固定するためのボルトを貫通させる貫通穴を有し、サイドカバー6の内側部分に設けられる。ガイドバー押さえ部材68の内側部分にはソーチェンの張り具合を調整する機構等が設けられるが、ここでの説明は省略する。ロックレバー51がロック位置(図1、図3の状態)にある時は、ハウジング55の外面(ガイドバー11に対向する側の面)がほぼ平面となる。ハウジング55にはスプロケット13(図9参照)を軸支する駆動軸14(図4にて後述)の先端に対向する円形窪み55cが形成される。
図4はサイドカバー6の内側構造を示す側面図であり、ガイドバー11と本体ハウジング2の間の鉛直面(仮想面)から右側を見たときの図である。ここではハウジング55との位置関係を説明するためにガイドバー11及びソーチェン12を図示し、スプロケット13の図示は省略している。ガイドバー11はボルト15c、15dとナット15a、15b(図2参照)によってサイドカバー6と本体ハウジング2の間に挟持されるものである。ガイドバー11の外周側とスプロケット13にはソーチェン12が掛け渡され、ソーチェン12の後方側の側面視で半円状の転回部の後方には、所定の距離を隔てて砥石65が配置される。砥石65は金属製の取付け基台64上に形成され、取付け基台64は2つのネジ穴66a、66bを有し、図示しないネジによってホルダ63に固定される。砥石65は、小さな砥粒を結合剤と混合、攪拌した後に、型に入れて取付け基台64上に成形し、乾燥した後に焼成したものであって、ソーチェン12の目立て用の研磨部材である。砥石65はソーチェン12に押し当てた時にソーチェン12のカッタ刃12aを研磨可能にするために、円弧状に形成される。砥石65は、ガイドバー11のソーチェン12の回転面に左右方向の中心が一致又はほぼ一致するように配置される。砥石65の円弧方向の長さは、砥石65をソーチェン12に押し立てた際に、スプロケット(図4では図示していない)の回転角で150度程度分である。但し、砥石65の大きさをどの程度にするかは、研磨作業の効率を考慮して任意に設定すれば良いが、ソーチェン12のカッタ刃12aの一つ分でなく、複数個分のカッタ刃12aを同時に研磨可能な大きさとすると研磨効率が高くなるので好ましい。
砥石65をソーチェン12に押し当てるのは、ソーチェン12が回転中の時であるが、切断作業を行っていないときである。従って、切断作業中には砥石65がソーチェン12に当たらないようにすると良い。本実施例では操作レバー61を所定位置で固定するためのラッチ51bとストッパ片51aの双方を設け、これらをロックレバー51に設けた。ストッパ片51aは、砥石65のソーチェン12側への接近及び接触させる操作を規制可能とする規制部材として機能し、ラッチ51bはロックレバー51を固定する係止部材として機能する。従って、ロックレバー51を操作して火花飛散抑制手段を稼働状況にしない限り、砥石65がラッチ51bによりソーチェン12側への移動ができない。
ロックレバー51の作動片側は、ハウジング55に収容される部材(後述)に接続される。ハウジング55は後述する飛散防御カバー56、57を収容するためのものであり、火花飛散抑制機構50が非稼働時には、飛散防御カバー56、57(後述)がハウジング55の内部に収容されている。ハウジング55は回動するソーチェン12の回動面より右側に隣接するように位置し、サイドカバー6側に取り付けられる。図4ではエンジンの出力を伝達する駆動軸14の位置を図示しているので、サイドカバー6と駆動軸14の位置関係がわかるであろう。また、ハウジング55は略直方体状の外形であって、図4のように側面視ではソーチェン12の外縁位置よりも上側と下側に大きく突出するような大きさとする。ロックレバー51が解除されたとき(図6で後述する火花飛散抑制手段の稼働位置)には、飛散防御カバー57は、サイドカバー6の上側の内壁6bとソーチェン12の間にせり出すことになる。せり出した飛散防御カバー56、57は、ハウジング55からソーチェン12の上側及び下側領域に位置する。飛散防御カバー56の後方側(砥石65に近い側)において開口部分71b、即ち飛散防御カバー56とソーチェン12との距離が、前方側(砥石65に遠い側)における空間71aよりも大きくなるように形成される。同様にして飛散防御カバー57も後方側の開口部分72bが前方側の開口部分72aよりも大きくなるように形成される。
図5、図6は火花飛散抑制手段付近の構造を示すための斜視図である。ここでは、説明の理解のためにサイドカバー6の図示及び、ハウジング55の図示を省略しているので注意されたい。図5は、火花飛散抑制手段の非稼働時であって、例えばソーチェン12を回転させて材木等の切断作業を行っている時の状態を示す。図6は火花飛散抑制手段の動作時である。ロックレバー51は回動軸52を中心に矢印59の方向に回動させた状態である。回動軸52に対してロックレバー51の反対側にはアーム51dが伸び、アーム51dの先端にはリンク機構53を介して上下方向に延びる取付ビーム54が接続させる。リンク機構53はアーム51dの先端の円弧方向の動きを連結部材である取付ビーム54の横方向(左右方向)の直線移動に変換する。図5の状態ではロックレバー51がサイドカバー6の窪み6aに嵌合している状態であり、この状態ではラッチ51bがサイドカバー6の貫通穴69(図3参照)と係合しており、ストッパ片51aが砥石65の前方側に位置している。
取付ビーム54の下端及び上端には、火花飛散抑制効果を得るための飛散防御カバー56、57が連結される。飛散防御カバー56、57はソーチェン12の回転面に直交する方向に移動する遮蔽部材であって、ここでは図5の位置から左方向(本体ハウジング2に接近する方向)に移動する。図6の状態は、ロックレバー51が矢印59の方向に移動されてサイドカバー6の窪み6aから離脱した状態であって、アーム51dが左側方向に揺動することによりリンク機構53により取付ビーム54が左側に移動する。取付ビーム54の前後方向の位置はガイドバー11の後端部11bと重複する位置に設けられるが、取付ビーム54はハウジング55(図5では図示していない)の内部に収容されるため、取付ビーム54とガイドバー11の間にはハウジング55の壁面が位置することになる。また、取付ビーム54が水平方向左側に移動すると移動した飛散防御カバー56、57の左側端部が本体ハウジング2に形成されたリブ21、22と当接する。この結果、砥石65の近傍に位置するソーチェン12の上側部分が飛散防御カバー57及びリブ22で覆われることになる。同様に、砥石65の近傍に位置するソーチェン12の下側部分が飛散防御カバー56とリブ21で覆われることになる。この状態で砥石65による研磨時に発生する火花は、飛散防御カバー56、57によって制限された狭い空間71a、72aを通らないとサイドカバー6の内部空間から開口部6dを通って外側へは出られないことになる。尚、飛散防御カバー56が設けられる側はソーチェン12の回転方向の上流側になるため、火花を抑制する効果は少ないが、サイドカバー6内で跳ね回る火花の外部への飛び出しを完全に抑制するために本実施例では下側にも飛散防御カバー56を設けた。飛散防御カバーは、取り付けスペースが厳しい等の理由がある場合は、砥石65から見て回転方向の下流側にある飛散防御カバー57だけを設けるようにしても良い。
以上、本実施例によれば砥石65の研磨時に火花が生じる部分に飛散防御カバー56、57を設けて空間71a、72aをできるだけ狭く制限した。空間71a、72aの左側は本体ハウジング2が位置し、右側はハウジング55が位置するので、これらの空間部分が大きく制限されていることになる。このような構成にして、ソーチェン駆動方向から見て研磨部材の入口側及び出口側に火花飛散抑制手段を設けたので、効率良く火花の飛散を防止可能となり、飛散した火花のほとんどをサイドカバー6内の空間に留めることが可能となる。また、研磨装置と火花飛散抑制手段はサイドカバー6に取り付けられるので、本体ハウジング2側の改造はリブ21、22の形成を除いて不要になるので、本発明が容易に実現できる。尚、本体ハウジング2のリブ21、22を省略するようにしても同等の効果は得られるものである。
次に図7を用いて、火花飛散抑制手段の詳細形状を説明する。図7では火花飛散抑制手段のうちリブ21の図示を省略している。リンク機構53は平行して形成された2枚の壁面の内部(案内溝53a)で先端に水平移動軸51eが形成されたアーム51dの移動を許容することにより、アーム51dとリンク機構53との相対角度を変化させるものである。リンク機構53はプラスチック等の合成樹脂により取付ビーム54や飛散防御カバー56、57と一体成形により製造される。取付ビーム54や飛散防御カバー56、57は左右方向にのみ移動可能であるため、アーム51dを回動軸52を中心に揺動させると、水平移動軸51eと案内溝53aの接触位置が変わることにより取付ビーム54を左側(本体ハウジング2に近づく側)に移動させることができる。
リンク機構53の上側に設けられる飛散防御カバー57は、鉛直方向に延びる取付ビーム54に直交するように接続される平板部57aと、平板部57aの後方側に接続され円弧状に形成される曲面部57bにより形成される。同様にリンク機構53の下側に設けられる飛散防御カバー56は、鉛直方向に延びる取付ビーム54に直交するように接続される平板部56aと、平板部56aの後方側に接続され円弧状に形成される曲面部56bにより形成される。曲面部56b、57bは砥石65に近づくにつれて(後方側に行くにつれて)これらの間隔が広くなるように形成した。つまり平板部57a、56aの間隔H1に対して、曲面部56b、57bの後端部分の間隔H2が、H2>H1の関係となる。本体ハウジング2に形成されたリブ22も、平板部57aに対応する直線状の第一リブ22aと、その後方に連続して形成され曲面部57bに対応する円弧状の第二リブ22bにより構成される。図7では図示を省略したが、飛散防御カバー56に対応するリブ21もリブ22と同様な形状(但し上下対称)に形成される。このように後方側から前方側に至るにつれて2つの曲面部56b、57bによって先絞りになるように形成することにより、火花飛散抑制手段の稼働時には砥石65付近から発生する火花が曲面部56b、57bに衝突し易くなる。尚、飛散防御カバー56、57の形状はこれだけに限られずに、火花の飛散を防御するための何らかの面形状の絞り部分を設ければ良く、円弧状の曲面部56b、57bの代わりに平板状の傾斜面としても良いし、飛散防御カバー56、57の全体を斜めに取り付けた平板状としても良いし、全体を曲面状としても良い。
図8は、火花飛散抑制手段付近の構造を示すための斜視図である。ここでは、火花飛散抑制手段及び研磨装置の稼働時であって、材木等の切断作業をせずにソーチェン12を回転させて研磨作業を行っている時の状態を示す。ロックレバー51を矢印59のように引き出すことにより、ストッパ片51aが砥石65との近接状態から解除される。図5の状態では前後方向にみて砥石65とソーチェン12の後端側外縁と間にストッパ片51aが位置するような位置関係にあったが、図8ではその状態が解消され、砥石65をソーチェン12に接触可能な状態となる。その後、作業者が操作レバー61を矢印67aの方向に移動させる。操作レバー61及びホルダ63は回動軸62aによってサイドカバー6側に軸支されるので、操作レバー61の移動によりホルダ63が移動し、砥石65がソーチェン12のカッタ刃12a(図11参照)に接触することにより、カッタ刃12aが研磨(目立て)される。この際、金属製のカッタ刃12aから回転方向、つまり砥石65から上側前方に向かって大量の火花が発生する。しかしながら、ロックレバー51を矢印59のように引き出した後であるので、飛散防御カバー56、57がハウジング55の内部から左側にせり出しており、ソーチェン12の上側と下側を覆っている。この際、飛散防御カバー56,57の左側は同様の形状に形成された突起部たるリブ21、22と良好に接するので、飛散防御カバー56,57とソーチェン12の隙間の全体(上側面、左右側面)をほとんど制約して狭くしているので、サイドカバー6の開口部6dから外部にでてしまう火花(鉄粉)の量を大幅に抑制することができる。
図9は図2のA−A部の断面図である。ハウジング55はサイドカバー6の内側の壁面に取り付けられる略直方体状の容器であって、開口部をサイドカバー6の内壁面に固定することにより、火花飛散抑制手段を構成するリンク機構53、取付ビーム54(図7参照))をその内部に収容する。飛散防御カバー56、57はハウジング55の内部に収容され、ハウジング55に形成された貫通穴55a、55bを通してソーチェン12側へ移動可能である。図9ではロックレバー51が操作されて(図6の状態)、飛散防御カバー57が本体ハウジング2側に移動して、ソーチェン12の外周側において、サイドカバー6の上側の内壁6bとソーチェン12の間を遮断する。このようにするとソーチェン12のカッタ刃12aと飛散防御カバー57が空間72a(図4参照)の部分で小さくなるので、発生した火花が外部に流出する恐れが大幅に減少する。同様にして、飛散防御カバー56が本体ハウジング2側に移動して、ソーチェン12の外周側の下部分を覆うようにしたので、ソーチェン12と飛散防御カバー56の距離が、空間71a(図4参照)の部分で小さくなるので、発生した火花が外部に流出する恐れが大幅に減少する。
図10は図2のB−B部の断面図である。ガイドバー11の外周部分には、周方向に連続する溝部11aが形成され、溝部11aに案内されながらソーチェン12が周回する。ソーチェンの回転面(左右方向中心面)は図9及び図10で示した線を通る面となる。ロックレバー51は、回動軸52を中心に揺動可能であり、レバー部分の途中にはU字状に折り曲げられた折り曲げ部51cが形成され、回動軸52よりも前方側にはアーム51dが接続される。回動軸52と同軸上にはロックレバー51を所定方向(図8の矢印59の方向)に付勢するための捻りバネ58が設けられる。折り曲げ部51cの後方側には、ラッチ51bが形成される。ラッチ51bはサイドカバー6の貫通穴(係止部)69に係合することによりロックレバー51が不用意にサイドカバー6から外れることを阻止している。ラッチ51bの部分はさらに本体ハウジング側に伸ばされて、そこにストッパ片51aが形成される。ここではラッチ51bもストッパ片51aは、ロックレバー51とともにプラスチック等の合成樹脂の一体成形により製造される。ストッパ片51aは砥石65の前方側(ソーチェン12に近接する側)に位置するようにして、この状態ではホルダ63を前方に移動することがストッパ片51aにより阻止される。ここでは操作レバー61(図9参照)とホルダ63はソーチェン12の回転面と一致する面内で移動する。
以上、本発明を実施例に基づいて説明したが、本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。例えば、火花飛散抑制手段たる飛散防御カバー56、57がソーチェン12の回転面と直交する方向に移動することにしたが、移動方向はこれだけに限られずに、回転面上で接近するように、又は回転面と斜めの方向に移動させてソーチェン12に近接させるように構成しても良い。さらに、飛散防御カバー56、57のソーチェン12と対向する側にブラシを付けたり、火花飛散防止用の金網や布等を設けるように構成しても良い。また、火花飛散抑制手段が操作レバーとは別に設けられたロックレバーの操作により移動するように構成したが、リンク等により操作レバーの操作に連動して移動するようにしてもよい。この場合であっても、操作レバーとは別にストッパ片を有するロックレバーを備えることが好ましい。
1…チェンソー、2…本体ハウジング、3…リアハンドル、4…フロントハンドル、5…トップカバー、6…サイドカバー、6a…窪み、6b…(上側の)内壁、6c…(後方側の)内壁、6d…開口部、7a…スロットルレバー、7b…オフロック、8…ブレーキレバー(フロントハンドガード)、9…スパイク、10…エンジン、11…ガイドバー、11a…溝部、11b…後端部、12…ソーチェン、12a…カッタ刃、13…スプロケット、14…駆動軸、15a,15b…ナット、15c,15d…ボルト、21,22…リブ、22a…第一リブ、22b…第二リブ、50…火花飛散抑制機構、51…ロックレバー、51a…ストッパ片、51b…ラッチ、51c…折り曲げ部、51d…アーム、51e…水平移動軸、52…回動軸、53…リンク機構、53a…案内溝、54…取付ビーム、55…ハウジング、55a,55b…貫通穴、55c…円形窪み、56…飛散防御カバー、56a…平板部、56b…曲面部、57…飛散防御カバー、57a…平板部、57b…曲面部、58…捻りバネ、61…操作レバー、62…ボス、63…ホルダ、64…取付け基台、65…砥石、66a、66b…ネジ穴、68…ガイドバー押さえ部材、69…貫通穴、71a,71b…空間(開口部分)、72a,72b…空間(開口部分)、101…チェンソー、102…本体ハウジング、103…リアハンドル、104…フロントハンドル、107…トリガ、111…ガイドバー、113…スプロケット、162…揺動軸、163…ホルダ、165…砥石

Claims (13)

  1. 複数の刃部が設けられ作業対象物を切断するソーチェンと、
    本体ハウジングに前方に突出するよう装着され外周に前記ソーチェンが掛け渡されるガイドバーと、
    前記ソーチェンを駆動する動力源と、
    前記動力源からの回転力を前記ソーチェンに伝達するスプロケットと、
    前記ガイドバーの一部と前記スプロケットを覆って前記本体ハウジングに固定され、前記ガイドバーが外部に突出する開口面を前記本体ハウジングとの間に形成するサイドカバーと、
    前記本体ハウジングと前記サイドカバーとの間に設けられ、前記刃部に研磨部材を接触させることで前記ソーチェンを研磨するソーチェン研磨装置と、を備えたチェンソーにおいて、
    前記刃部の研磨時に前記ソーチェン研磨装置から発生する火花の飛散を抑制する火花飛散抑制手段を設け、
    前記火花飛散抑制手段は遮蔽部材を有し、
    前記遮蔽部材は、前記本体ハウジングと前記サイドカバーにより覆われる空間内で、前記刃部の研磨時に位置する遮蔽位置と、作業時に位置する作業位置との間を移動可能とされ
    前記遮蔽部材は、前記遮蔽位置において、前記ソーチェンの回転面と平行な方向で、前記開口面と前記刃部の研磨時の前記研磨部材と前記刃部との接触位置とを通る直線上に位置し、前記作業位置において、前記遮蔽位置よりも前記ソーチェンから離れて前記直線上から外れる、ことを特徴とするチェンソー。
  2. 前記研磨部材は、作業者が研磨操作部を操作することで前記空間内で移動可能とされ、前記研磨部材の移動を阻止するストッパ片を有し、前記火花飛散抑制手段が前記抑制を行わない時に前記ストッパ片により前記研磨部材の移動を阻止することを特徴とする請求項1に記載のチェンソー。
  3. 前記火花飛散抑制手段は、前記ストッパ片を有するロックレバーの操作によって前記抑制を行うことを特徴とする請求項2に記載のチェンソー。
  4. 前記研磨部材は前記ソーチェンの回転面上かつ外周側から前記ソーチェンに接近するように移動し、
    前記火花飛散抑制手段は、前記ソーチェンの回転面に直交する方向に移動することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のチェンソー。
  5. 前記ソーチェンは、前記サイドカバーに覆われる範囲において前記スプロケットの下側から上側に向かって回転するものであり、
    前記遮蔽部材は、前記開口面と前記研磨部材との間であって、前記ソーチェンの上方に設けられた第一の遮蔽部材を含むことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のチェンソー。
  6. 前記遮蔽部材は、前記開口面と前記研磨部材との間であって、前記ソーチェンの下方に設けられた第二の遮蔽部材を含むことを特徴とする請求項5に記載のチェンソー。
  7. 前記第一の遮蔽部材と前記第二の遮蔽部材を連結する連結部材を有し、前記連結部材を前記ソーチェンの回転面と直交する方向に移動させることにより前記火花飛散抑制手段を移動させることを特徴とする請求項6に記載のチェンソー。
  8. 前記本体ハウジングに、前記第一及び第二の遮蔽部材と当接する突起部を設けたことを特徴とする請求項7に記載のチェンソー。
  9. 前記第一及び第二の遮蔽部材は、前記ソーチェンの外周縁と平行に配置される平行面と、該平行面の前記研磨部材側に接続され前記研磨部材に近づくにつれて前記ソーチェンの外周縁との距離が離れるように配置された円弧面又は斜面を有することを特徴とする請求項8に記載のチェンソー。
  10. 前記火花飛散抑制手段が前記抑制を行わない時に、前記第一の遮蔽部材と前記第二の遮蔽部材を格納するための格納容器を前記サイドカバーの内壁側に設けたことを特徴とする請求項9に記載のチェンソー。
  11. 前記研磨部材は前記ガイドバーの前記ソーチェンの回転面と同一平面上に配置され、前記ソーチェンの一個ないし複数のカッタ刃を同時に研磨可能な円弧状に形成されることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載のチェンソー。
  12. 複数の刃部が設けられ作業対象物を切断するソーチェンと、
    本体ハウジングに装着され前記ソーチェンが掛け渡されるガイドバーと、
    前記ソーチェンを駆動する動力源と、前記動力源からの回転力を前記ソーチェンに伝達するスプロケットと、
    前記ガイドバーの一部と前記スプロケットを覆って前記本体ハウジングに固定されるサイドカバーと、
    前記本体ハウジングと前記サイドカバーとの間に設けられ、前記刃部に研磨部材を接触させることで前記ソーチェンを研磨するソーチェン研磨装置と、を備えたチェンソーにおいて、
    前記刃部の研磨時に前記ソーチェン研磨装置から発生する火花の飛散を抑制する火花飛散抑制手段と、
    前記火花飛散抑制手段が前記抑制を行うか否かを切替可能な抑制操作部とを更に備え、
    前記研磨部材は、作業者が研磨操作部を操作することで前記本体ハウジングと前記サイドカバーにより覆われる空間内で移動可能とされ、
    前記ソーチェン研磨装置は、作業者が前記抑制操作部を操作した後に前記研磨操作部操作することにより前記研磨可能としたことを特徴とするチェンソー。
  13. 前記抑制操作部は規制部材を有し、前記規制部材によって前記研磨操作部によって前記研磨部材を前記刃部へと接触させる操作を規制可能であるとともに、作業者が前記抑制操作部を操作することにより前記規制を解除可能であることを特徴とする請求項12に記載のチェンソー。
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