JP6696083B2 - 領域変位算出システム、領域変位算出方法、及び領域変位算出プログラム - Google Patents
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Description
(1)面的に(一度に広範囲にわたって)、しかも定期的(あるいは不定期)に、対象領域の実際の変位を自動取得できる。
(2)人による作業や判断を大幅に省略できることから、作業コストを低減することができるとともに、人的ミスが排除され、専門知識や経験に依存することがない。
本願発明は、ダムといった大規模構造物や、広範囲の土地など、比較的広い領域である「対象領域」全体の変位を把握するものである。そして、この対象領域内にはあらかじめ複数の基準点が設置されている。図1は、対象領域TAと複数の基準点P1〜P8を示す平面図である。この図では、対象領域TA内に8個の基準点Pが設置されているが、当然ながら対象領域TAの面積や重要度に応じて設置する基準点Pの数は適宜設計することができる。
図1は、1時期のみ計測を行う場合の本願発明の主な処理(工程)を示すフロー図である。以下、この図に従って詳しく説明する。
図3は、2以上の時期で計測を行う場合の本願発明の主な処理(工程)を示すフロー図である。以下、この図に従って詳しく説明する。
101 基準点情報記憶手段
102 面観測変位記憶手段
103 直接変位記憶手段
104 点観測変位取得手段
105 変位算出手段
106 暫定代表変位差算出手段
107 判定用誤差算出手段
108 照合手段
109 閾値記憶手段
110 特異点除外手段
111 代表変位差確定手段
112 面観測変位補正手段
P 基準点
TA 対象領域
Claims (7)
- 複数の基準点が設置された対象領域の変位を求める領域変位算出システムであって、
前記基準点を直接計測して得られた「直接変位」を記憶する直接変位記憶手段と、
差分干渉合成開口レーダによって得られた前記対象領域の変位である「面観測変位」を記憶する面観測変位記憶手段と、
前記面観測変位、及び前記基準点の位置に基づいて、該基準点における差分干渉合成開口レーダの結果である「点観測変位」を得る点観測変位取得手段と、
前記基準点の前記直接変位と前記点観測変位に基づいて、該基準点ごとに「変位差」を求める変位差算出手段と、
複数の前記基準点の前記変位差に基づいて、「暫定代表変位差」を求める暫定代表変位差算出手段と、
前記基準点ごとに前記変位差と前記暫定代表変位差との差である「偏差」を求めるとともに、複数の前記基準点の該偏差に基づいて「判定用誤差」を求める判定用誤差算出手段と、
前記判定用誤差を、あらかじめ定めた閾値に基づく判定条件に照らし合わせる照合手段と、
前記判定用誤差が前記判定条件から外れるときは、最も大きな前記偏差を示す基準点を除外したうえで、前記暫定代表変位差算出手段に前記暫定代表変位差を算出させる特異点除外手段と、
前記判定用誤差が前記判定条件を満たすときは、前記暫定代表変位差を前記対象領域の代表変位差として確定する代表変位差確定手段と、
確定した前記代表変位差に基づいて、前記面観測変位を補正する面観測変位補正手段と、
を備えたことを特徴とする領域変位算出システム。 - 前記直接変位記憶手段は、2以上の計測時期における前記直接変位を記憶し、
前記面観測変位記憶手段は、2以上の観測時期における前記面観測変位を記憶し、
前記点観測変位取得手段は、前記観測時期ごとに前記点観測変位を取得し、
前記変位差算出手段は、前記観測時期に対応する前記計測時期の前記直接変位と、該観測時期の前記点観測変位に基づいて、前記観測時期ごとに前記変位差を求め、
前記暫定代表変位差算出手段は、前記観測時期ごとに前記暫定代表変位差を求め、
前記判定用誤差算出手段は、前記観測時期ごとに前記基準点の前記偏差を求めるとともに、複数の該偏差に基づいて前記判定用誤差を求める、
ことを特徴とする請求項1記載の領域変位算出システム。 - 前記特異点除外手段は、前記基準点ごとに2以上の前記観測時期における前記偏差の二乗和である「基準点単位偏差二乗和」を求めるとともに、最も大きな該基準点単位偏差二乗和を示す基準点を除外する、
ことを特徴とする請求項2記載の領域変位算出システム。 - 前記特異点除去手段は、前記観測時期ごとに複数の前記基準点の前記偏差の二乗和である「時期単位偏差二乗和」を求めるとともに、最も大きな該時期単位偏差二乗和を示す観測時期を除外する、
ことを特徴とする請求項2記載の領域変位算出システム。 - 複数の基準点が設置された対象領域の変位を求める領域変位算出方法であって、
前記基準点を直接計測して、ぞれぞれの基準点の「直接変位」を取得する直接変位取得工程と、
差分干渉合成開口レーダによって、前記対象領域の変位である「面観測変位」を取得する面観測変位取得工程と、
前記面観測変位、及び前記基準点の位置に基づいて、該基準点における差分干渉合成開口レーダの結果である「点観測変位」を得る点観測変位取得工程と、
前記基準点の前記直接変位と前記点観測変位に基づいて、該基準点ごとに「変位差」を求める変位差算出工程と、
複数の前記基準点の前記変位差に基づいて、「暫定代表変位差」を求める暫定代表変位差算出工程と、
前記基準点ごとに前記変位差と前記暫定代表変位差との差である「偏差」を求めるとともに、複数の前記基準点の該偏差に基づいて「判定用誤差」を求める判定用誤差算出工程と、
前記判定用誤差を、あらかじめ定めた閾値に基づく判定条件に照らし合わせる照合工程と、
前記判定用誤差が前記判定条件から外れるときは、最も大きな前記偏差を示す基準点を除外する特異点除外工程と、
前記判定用誤差が前記判定条件を満たすときは、前記暫定代表変位差を前記対象領域の代表変位差として確定する代表変位差確定工程と、
確定した前記代表変位差に基づいて、前記面観測変位を補正する面観測変位補正工程と、
を備え、
前記判定用誤差が前記判定条件から外れるときは、再度、前記暫定代表変位差算出工程において、前記特異点除外工程で除外した前記基準点を除く前記変位差に基づいて、前記暫定代表変位差を求める、
ことを特徴とする領域変位算出方法。 - 前記直接変位取得工程では、2以上の計測時期で前記直接変位を取得し、
前記面観測変位取得工程では、2以上の観測時期で前記面観測変位を取得し、
前記点観測変位取得工程では、前記観測時期ごとに前記点観測変位を取得し、
前記変位差算出工程では、前記観測時期に対応する前記計測時期の前記直接変位と、該観測時期の前記点観測変位に基づいて、前記観測時期ごとに前記変位差を求め、
前記暫定代表変位差算出工程では、前記観測時期ごとに前記暫定代表変位差を求め、
前記判定用誤差算出工程では、前記観測時期ごとに前記基準点の前記偏差を求めるとともに、複数の該偏差に基づいて前記判定用誤差を求める、
ことを特徴とする請求項5記載の領域変位算出方法。 - 複数の基準点が設置された対象領域の変位を求める処理を、コンピュータに実行させるプログラムであって、
差分干渉合成開口レーダによって得られた前記対象領域の変位である「面観測変位」、及び前記基準点の位置に基づいて、該基準点における差分干渉合成開口レーダの結果である「点観測変位」を得る点観測変位取得処理と、
前記基準点を直接計測して得られた「直接変位」、及び該基準点の前記点観測変位に基づいて、該基準点ごとに「変位差」を求める変位差算出処理と、
複数の前記基準点の前記変位差に基づいて、「暫定代表変位差」を求める暫定代表変位差算出処理と、
前記基準点ごとに前記変位差と前記暫定代表変位差との差である「偏差」を求めるとともに、複数の前記基準点の該偏差に基づいて「判定用誤差」を求める判定用誤差算出処理と、
前記判定用誤差を、あらかじめ定めた閾値に基づく判定条件に照らし合わせる照合処理と、
前記判定用誤差が前記判定条件から外れるときは、最も大きな前記偏差を示す基準点を除外したうえで、前記暫定代表変位差算出処理に前記暫定代表変位差を算出させる特異点除外処理と、
前記判定用誤差が前記判定条件を満たすときは、前記暫定代表変位差を前記対象領域の代表変位差として確定する代表変位差確定処理と、
確定した前記代表変位差に基づいて、前記面観測変位を補正する面観測変位補正処理と、
を前記コンピュータに実行させることを特徴とする領域変位算出プログラム。
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