JP7235204B2 - 高精度変位マップ生成方法、高精度変位マップ生成装置、および高精度変位マップ生成プログラム - Google Patents

高精度変位マップ生成方法、高精度変位マップ生成装置、および高精度変位マップ生成プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP7235204B2
JP7235204B2 JP2019156295A JP2019156295A JP7235204B2 JP 7235204 B2 JP7235204 B2 JP 7235204B2 JP 2019156295 A JP2019156295 A JP 2019156295A JP 2019156295 A JP2019156295 A JP 2019156295A JP 7235204 B2 JP7235204 B2 JP 7235204B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
survey
displacement
map
error
sar
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019156295A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021032828A (ja
Inventor
翔平 大野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2019156295A priority Critical patent/JP7235204B2/ja
Priority to DE102020005316.5A priority patent/DE102020005316A1/de
Publication of JP2021032828A publication Critical patent/JP2021032828A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7235204B2 publication Critical patent/JP7235204B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S7/00Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00
    • G01S7/02Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00 of systems according to group G01S13/00
    • G01S7/40Means for monitoring or calibrating
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S13/00Systems using the reflection or reradiation of radio waves, e.g. radar systems; Analogous systems using reflection or reradiation of waves whose nature or wavelength is irrelevant or unspecified
    • G01S13/88Radar or analogous systems specially adapted for specific applications
    • G01S13/89Radar or analogous systems specially adapted for specific applications for mapping or imaging
    • G01S13/90Radar or analogous systems specially adapted for specific applications for mapping or imaging using synthetic aperture techniques, e.g. synthetic aperture radar [SAR] techniques
    • G01S13/9021SAR image post-processing techniques
    • G01S13/9023SAR image post-processing techniques combined with interferometric techniques
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S19/00Satellite radio beacon positioning systems; Determining position, velocity or attitude using signals transmitted by such systems
    • G01S19/01Satellite radio beacon positioning systems transmitting time-stamped messages, e.g. GPS [Global Positioning System], GLONASS [Global Orbiting Navigation Satellite System] or GALILEO
    • G01S19/13Receivers
    • G01S19/14Receivers specially adapted for specific applications

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Radar Systems Or Details Thereof (AREA)
  • Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)

Description

本発明は、高精度変位マップ生成方法、高精度変位マップ生成装置、および高精度変位マップ生成プログラムに関し、特に、人工衛星や航空機等の飛翔体(プラットフォーム)に搭載された合成開口レーダ(Synthetic Aperture Radar:以下「SAR」とも略称する)により取得した原変位マップ精度を向上させる手法に関するものである。
近年、リモートセンシングの研究および利活用が盛んになり、様々な手法が提案されている。特に、レーダにおける干渉技術は、電波が有する位相情報を利用しており、人工衛星に搭載されたレーダを用いることで、広域の計測を効率よく実施することができる。このような背景から、レーダを搭載した周回衛星が数多く打ち上げられ、レーダ画像の取得頻度や入手性が向上している。
例えば、レーダ画像を用いて地表面を画像解析する様々な情報処理システムが開発されている。この中には、人工衛星や航空機等の飛翔体(プラットフォーム)に搭載された合成開口レーダ(SAR)で取得されたレーダ画像を用いて地表面を解析するもの(以下、「SAR画像解析」と略称する)が知られている。なお、合成開口レーダ(SAR)とは、航空機や人工衛星などの飛翔体(プラットフォーム)にレーダ装置を搭載し、飛翔体(プラットフォーム)を移動させながらマイクロ波を地表面などに照射することで、レーダ画像を取得できるレーダである。SARで取得されたレーダ画像は、SAR画像とも呼ばれる。
SARの主な特徴として、レーダ装置からマイクロ波を自ら発信し、雲などを透過するマイクロ波を用いることで、天候および昼夜に関係なく地表面を観測でき、かつ上空から観測することで一気に広範囲の地表面を観測できることが挙げられる。また、SARの応用技術の一種として、撮影時期や軌道の異なるレーダ画像(SAR画像)を干渉処理させる干渉型合成開口レーダ解析の技術が開発されている(例えば、特許文献1参照)。ここで、干渉処理とは、レーダ画像(SAR画像)に含まれる位相情報を基に微小な距離変化の情報(以下、「変位情報」とも呼ぶ)を計測する処理をいう。この干渉処理により、原変位マップが取得される。ここで、原変位マップとは、ある一定期間に地表面および人工構造物が変位した速度を示す値の分布を示す。
特許文献1は、より多くのレーダ画像(SAR画像)を干渉させることで精度を向上させる手法(技術)を開示している。特許文献1に開示された手法では、大気の遅延や軌道の誤差をより一層低減させることで、地表面や人工構造物のより微小な変位を捉えることができる。これにより、災害監視、港湾監視、火山監視などの多様な分野での利用が広がっている。特許文献1に開示された発明により、測量情報などと同程度の精度で変位情報(原変位マップ)を取得できることが可能となってきており、注目されている。
なお、周知のように、SARは、二つの次元のSAR画像を作成する。SAR画像の一つの次元はレンジと呼ばれ、レーダから照射対象物までの視線距離である。他の次元は、方位角(アジマス)と呼ばれ、レンジに直交する。SARの最も重要な特徴は、コヒーレントな座標系であることである。したがって、同一面の二つ以上のSAR画像のレンジ差(SAR干渉計)を、短いSAR波長の精度で、測定することが可能となる。ここで、二つ以上のSAR画像の中で、主画像はマスタSAR画像とも呼ばれ、二次画像はスレーブSAR画像とも呼ばれる。したがって、マスタSAR画像とスレーブSAR画像とを干渉させることで、距離変化の情報(変位情報;原変位マップ)が得られる。
一方で、地表面の変位を計測する周知の技術として、測量やGPS(Global Positioning System)などによって測量情報を取得する手法(技術)が知られている。これらの測量情報は、基準点を設けて、測量機器やGPS機器を地上に設置し操作することで、測量座標値、標高値および測量変位を計測した情報である。この測量情報を取得する手法は、現在、地表面の変位を計測する手法として広く利用されている。ただし、この手法には、広範囲にわたる計測には人手がかかるとともに測量機器を設置することが必要となるという欠点がある。そのため、測量情報を取得する手法に、干渉型合成開口レーダ(以下、「干渉SAR」とも呼ぶ)によって取得した原変位マップを併用、補間、乗り換えなどすることが期待されている。
また、GPSと合成開口レーダ(SAR)とを組み合わせた手法もいくつか知られている。
例えば、特許文献2は、干渉SARよって観測した変動量の地表位置の絶対値を容易に取得することができる情報処理装置を開示している。SAR画像情報処理システムは、SARを備えたSAR衛星と、SAR画像データ蓄積・提供装置と、通信網と、複数の電子基準点と、GNSS(全地球測位システム;Global Navigation Satellite System)データ蓄積・提供装置と、情報処理装置とを備える。複数の電子基準点は、複数のGPS(全地球測位システム;Global Positioning System)衛星からの電波を受信することで位置情報を取得する測位装置である。GNSSデータ蓄積・提供装置は、複数の電子基準点から受信した位置情報を蓄積し、通信網を介して情報処理装置等へ提供する。
特許文献2において、ピクセルオフセット解析は、二つの振幅画像であるマスタSAR画像とスレーブSAR画像との間の位置づれを計測することで変動量を求める処理である。ピクセルオフセット解析によって得られる位置ずれの情報は、SAR画像の横方向(レンジ方向)と縦方向(アジマス方向)の2つの成分からなる。アジマス方向の成分は、そのまま地表面におけるアジマス方向の変動(隆起)を表す。一方、レンジ方向の成分は、SAR衛星と地表面とを結ぶ線に沿った変動(変位)を表す。ピクセルオフセット法は、2枚のSAR画像の精密な位置合わせにより、地表変位を計測する技術で、この方法では、2つのSAR画像の位置合わせ(マッチング)をして残った局所的な位置ずれを地表変位として計測することができる。
同一の電子基準点が、マスタSAR画像では第1画素に対応づけられているのに対して、スレーブSAR画像では第2画素に対応づけられている。情報処理部は、第1画素と第2画素の絶対座標変化とSARの観測距離変化の相関式(相関関係)を得る。観測距離変化は、SAR衛星の北行軌道と南行軌道の2つの軌道からの結果を合成して求めることができる。GNSSでは地表の変動を3次元(地球重心座標XYZ及び緯度・経度・楕円体高)で捉えるのに対し、干渉SARが計測できるのはSARアンテナと地表を結ぶ直線の方向(衛星視線方向)の1次元である。そのため、GNSSで得られる変動量を、SAR衛星の視線方向に変換することで、互いの変動量の相関を把握することができる。また電子基準点がない場所の変動量も、SARで得られた面的な地形縞から計算できる。
また、特許文献3は、地表変位測定値を表す方法を開示している。干渉SARは、高空間解像地表変位マップを得るために使用される。干渉SARの1つの制限は、それが画像を取得する宇宙飛行体や飛行機の視線方向における地表面変位情報を提供するだけであることである。連続的に自動動作する準センチメートル感度を提供できる高解像GPS局が、表面変位測定値の精度を改善するために干渉SAR測定技術と統合される。GPSデータは、干渉SARデータと同じ時間スパンで集められ、干渉SARデータによって表される視線方向に分解される。干渉SARデータに対する補正は、GPS測定値が利用可能な位置で、干渉SARデータにGPSデータをマッチングするために決定される。補正は、シーンの端の回りの視線方向の変位の平均が、ユーザによって決定されるように、零として監視されるように、平面が干渉SARデータにフィットされる。何故なら、補正は、シーン端とGPS位置との間の線形補間であり、改善された結果が、最も近接した位置を表すシーン端を、安全に零変位を持つと仮定され得るように監視される領域に規定することによって得られるからである。このように決定された補正は、知られた点間の最小曲平面を使用して干渉SARデータに適用される。補正の適用は、結果として、補正した視線方向の画像を得る。
米国特許第6583751号明細書 特開2017-049089号公報 米国特許出願公開第2009/0237297号明細書
しかしながら、上記特許文献2および3には、次に述べるような問題がある。
すなわち、特許文献2は、干渉SARによって観測した変動量を、GPSを利用して取得した位置情報を用いて修正して、地表位置の絶対値を取得する技術的思想を開示しているに過ぎない。ここでの位置情報とは、地球重心座標XYZ及び経度・経度・楕円体高を計測して得られた情報である。すなわち、特許文献2において、位置情報は、各測量位置(座標XY)における各時点での標高値Z(絶対値)を表しているに過ぎず、異なる時期の標高値Zの差分を示す測量変位ΔZ(相対値)を表してはいない。
特許文献3は、GPS測定値が利用可能な位置で、干渉SARデータをGPSデータとマッチングするように、干渉SARデータを補正する技術的思想を開示しているに過ぎない。ここでのGPSデータとは、上記特許文献2と同様に、GPSを利用して取得した位置情報であると考えられる。すなわち、特許文献3においても、GPSデータは、各測量位置(座標XY)における各時点での標高値Z(絶対値)を表しているに過ぎず、異なる時期の標高値Zの差分である測量変位ΔZ(相対値)を表してはいない。
このように、特許文献2および3のいずれも、各測量位置での異なる時期の標高値の差分である測量変位を含む測量情報を使用することを開示も示唆もしていない。
一方、このような測量情報を原変位マップに併用、補間、乗り換えようとする場合、次に述べるような問題がある。
すなわち、両方の計測手法の違いなどから、両計測手法の基準点には比較的大きな相違があり、測量情報を原変位マップに併用、補間、乗り換えすることが困難であるという課題がある。詳述すると、測量情報と原変位マップとの間にある誤差の主な要因は、基準点の違いにある。ここで、基準点は、固定点や不動点とも呼ばれる。両計測手法とも、ある指標に基づき、基準点を定め、そこからの相対的な標高値または変位量を算出している。そのため、各計測手法単体での相対的な変位の精度は高いが、両計測手法を比較すると誤差が生じてしまう。なお、ここでの「基準点」は、特許文献2に記載の「電子基準点」とは、意味合いが全く異なることに注意されたい。すなわち、特許文献2に記載の「電子基準点」は、位置情報を取得する測位装置(測量箇所)を意味する。これに対して、本発明における「基準点」とは、ある指標に基づき定められる点(固定点;不動点)を意味する。
本発明は、上記問題に鑑みて成されたものであり、その目的は、原変位マップの精度を向上させることが可能な、高精度変位マップ生成方法、高精度変位マップ生成装置、および高精度変位マップ生成プログラムを提供することにある。
本発明の1つの態様として、高精度変位マップ生成方法は、複数の測量箇所で測定された、測量座標値と標高値と測量変位とを含む測量情報と、干渉型合成開口レーダ(干渉SAR)により取得した、前記複数の測量箇所を含む所定領域におけるSAR座標値とSAR変位とを含む原変位マップとを受け付ける工程と;前記測量情報の前記測量座標値と前記原変位マップの前記SAR座標値とを位置合わせしつつ、前記測量情報の前記測量変位と前記原変位マップの前記SAR変位との間の誤差を算出し、該算出した誤差を基に内挿処理して誤差マップを生成する工程と;前記誤差マップを用いて前記原変位マップを補正する工程と;補正した変位マップを高精度変位マップとして出力する工程と;を含む。
本発明の他の態様として、高精度変位マップ生成装置は、複数の測量箇所で測定された、測量座標値と標高値と測量変位とを含む測量情報と、干渉型合成開口レーダ(干渉SAR)により取得した、前記複数の測量箇所を含む所定領域におけるSAR座標値とSAR変位とを含む原変位マップと、を受け付けるデータ取得部と;前記測量情報の前記測量座標値と前記原変位マップの前記SAR座標値とを位置合わせしつつ、前記測量情報の前記測量変位と前記原変位マップの前記SAR変位との間の誤差を算出し、該算出した誤差を基に内挿処理して誤差マップを生成する誤差マップ生成部と;前記誤差マップを用いて前記原変位マップを補正する変位マップ補正部と;補正した変位マップを高精度変位マップとして出力するデータ出力部と;備える。
本発明の他の態様として、高精度変位マップ生成プログラムは、コンピュータを、複数の測量箇所で測定された、測量座標値と標高値と測量変位とを含む測量情報と、干渉型合成開口レーダ(干渉SAR)により取得した、前記複数の測量箇所を含む所定領域におけるSAR座標値とSAR変位とを含む原変位マップと、を受け付けるデータ取得手段と;前記測量情報の前記測量座標値と前記原変位マップの前記SAR座標値とを位置合わせしつつ、前記測量情報の前記測量変位と前記原変位マップの前記SAR変位との間の誤差を算出し、該算出した誤差を基に内挿処理して誤差マップを生成する誤差マップ生成手段と;前記誤差マップを用いて前記原変位マップを補正する変位マップ補正手段と;補正した変位マップを高精度変位マップとして出力するデータ出力手段と;して機能させる。
本発明によれば、原変位マップの精度を向上させることが可能である。
本発明の実施形態に係る高精度変位マップ生成装置を含む高精度変位マップ生成システムを示すブロック図である。 図1に示した高精度変位マップ生成装置で実施される高精度変位マップ生成方法を説明するためのフローチャートである。 図1に示した高精度変位マップ生成装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 図3に示した高精度変位マップ生成装置に使用される誤差マップ生成部の詳細な構成を示すブロック図である。 図4に示した誤差マップ生成部の動作を説明するためのフローチャートである。 測量情報と原変位マップの一例を示す図である。 誤差マップの生成の一例を示す図である。 高精度変位マップの生成の一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
[実施形態]
図1は、本発明の実施形態に係る高精度変位マップ生成装置を含む高精度変位マップ生成システムを示すブロック図である。本例では、飛翔体(プラットフォーム)は人工衛星1であるとする。しかしながら、飛翔体(プラットフォーム)は航空機であってもよい。人工衛星1は、衛星本体1aと、SARアンテナ1bと、通信アンテナ1cとを備える。尚、人工衛星1は、衛星本体1a内に干渉SAR解析回路(図示せず)を内蔵している。人工衛星1は、SARアンテナ1bを備えるので、SAR衛星とも呼ばれる。
人工衛星1は、所定の軌道方向に軌道運動しつつ、SARアンテナ1bから同一条件で地表面上の観測領域(所定領域)へ向けて斜め方向に異なる複数時刻(時期)で、それぞれ複数の送信波を送信(照射)する。ここで、「同一条件」とは、緯度、経度、および高度や送信波の照射角度等が同じことを指す。また、「観測領域(所定領域)」は、後述する複数の測量箇所を含む領域であって、例えば、10km×10kmの矩形領域であってよい。本例では、送信波はマイクロ波から成る。尚、測量箇所は1つであってもよい。
SARアンテナ1bは、複数の送信波が観測領域(所定領域)により後方方向へそれぞれ後方散乱されてなる複数の後方散乱波を、複数の後方散乱受信波データ要素から成る後方散乱受信波データ群として受信する。後方散乱受信波データ群は、多時期(2枚以上)のSAR画像を示す。
人工衛星1の干渉SAR解析回路は、後方散乱受信波データ群(多時期のSAR画像)を干渉SAR解析して、観測領域(所定領域)の後方方向の変位データを計算する。この後方方向の変位データは、衛星視線方向の変位データである。この変位データは、縦軸および横軸が、それぞれ、「アジマス方向」および「レンジ方向」のデータである。通信アンテナ1cは、この変位データを地上へ向けて送信する。
地上には、原変位マップ提供装置3が設置されている。原変位マップ提供装置3は、上記変位データを受信する。原変位マップ提供装置3は、図示しない投影処理回路(座標変換回路)を内蔵している。なお、投影処理回路は、衛星画像を地図上に投影する処理を実施する回路であって、例えば、ジオコーディングやオルソ補正等であってよい。投影処理回路(座標変換回路)は、上記変位データの縦軸および横軸を、「アジマス方向」および「レンジ方向」から、「緯度」および「経度」へ座標変換して、原変位マップを生成する。したがって、この原変位マップは、上記所定領域における、「経度」および「緯度」のSAR座標値とSAR変位とを含む。
また地上には、上記所定領域内の上記複数の測量箇所に、それぞれ、第1乃至第M(Mは2以上の整数)の測量機器5-1、5-2、・・・、5-Mが設置されている。尚、第1乃至第Mの測量機器5-1~5-Mは、仮設されてもよい。なお、本例では、第1乃至第Mの測量機器5-1~5-Mは、それぞれ、GPS(global positioning system)測位情報や人工衛星1からの直接観測によって、それらの設置位置(個々の絶対位置とそれぞれの相対位置)が正確に把握されているとする。
第1乃至第Mの測量機器5-1~5-Mの各々を使用して、その都度、作業者が現地で測量作業を実施して測量情報を計測する。したがって、測量機器は、時間的な頻度は高くないが、コスト的に安価であり、GPS機器よりは高密度で計測でき、広域を網羅できる。測量情報は、「緯度」および「経度」の測量座標値と標高値と測量変位とを含む。
尚、各測量機器として、GPS機器を使用してもよい。GPS機器は、一定時間設置して長い時間の測量変位を高頻度に取得することができる。しかしながら、GPS機器は、設置コストの関係から、空間的に高密度に配置することができない。
本実施形態に係る高精度変位マップ生成システムは、原変位マップ提供装置3および上記第1乃至第Mの測量機器5-1~5-Mに接続された、高精度変位マップ生成装置100を備える。
次に、図2を参照して、高精度変位マップ生成装置100で実施される高精度変位マップ生成方法について説明する。
まず、高精度変位マップ生成装置100は、第1乃至第Mの測量機器5-1~5-Mの各々から測量情報を取得する(ステップS201)。
引き続いて、高精度変位マップ生成装置100は、原変位マップ提供装置3から原変位マップを取得する(ステップS202)。
そして、高精度変位マップ生成装置100は、測量情報の測量変位と原変位マップのSAR変位との間の誤差を算出し、内挿処理することにより誤差マップを生成する(ステップS203)。
次に、高精度変位マップ生成装置100は、誤差マップを用いて原変位マップを補正する(ステップS204)。
最後に、高精度変位マップ生成装置100は、補正した変位マップを高精度変位マップとして出力する(ステップS205)。
図3は、本発明の実施形態に係る高精度変位マップ生成装置100のハードウェア構成を示すブロック図である。図示の高精度変位マップ生成装置100は、プログラム制御により動作するコンピュータで実現可能である。
図示の高精度変位マップ生成装置100は、通信インターフェイス(以下、「通信I/F」と記す)101と、データを入力する入力装置102と、データを出力する出力装置103と、後述するプログラムやデータを記憶する記憶装置104と、データを処理するデータ処理装置105とを備えている。
通信I/F101は、専用のデータ通信回路から成る。通信I/F101は、通信ネットワーク(図示せず)を介してまたは無線により受信したデータを、データ処理装置105へ送出する機能を有する。図示の例では、通信I/F101は、原変位提供装置3および第1乃至第Mの測量機器5-1~5-Mと有線または無線により接続されている。
入力装置102は、キーボードや、タッチパネル、マウスなどから成る。入力装置102は、オペレータの操作を検出して、その操作情報をデータ処理装置105へ送出する機能を有する。
出力装置103は、LCD(Liquid Crystal Display)やPDP(Plasma Display Panel)などの表示装置やプリンタからなる。出力装置103は、データ処理装置105からの指示に応じて、各種情報を表示したり、最終結果を印字出力する機能を有する。
なお、入力装置102と出力装置103との組み合わせとして、タッチパネル付き表示器を使用してもよい。
記憶装置104は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)、ROM(Read-Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)などのメモリからなる。記憶装置104は、データ処理装置105における各種処理に必要な処理情報(後述する)やプログラム201を記憶する機能を有する。
データ処理装置105は、MPU(Micro Processing unit)などのマイクロプロセッサやCPU(Central Processing Unit)、複数のGPU(Graphics Processing unit)から成る。データ処理装置105は、記憶装置104からプログラム201を読み込んで、プログラム201に従ってデータを処理する各種処理部を実現する機能を有する。
データ処理装置105で実現される主な処理部は、データ取得部301、誤差マップ生成部302、変位マップ補正部303、およびデータ出力部304から成る。
データ取得部301は、通信I/F101を介して、第1乃至第Mの測量機器5-1~5-Mおよび原変位マップ提供装置3から、それぞれ、上記測量情報202および上記原変位マップ203を取得する。
データ取得部301は、取得した測量情報202および原変位マップ203を記憶装置104に保存(保持)する。
誤差マップ生成部302は、記憶装置104から、測量情報202および原変位マップ203を読み出す。そして、誤差マップ生成部302は、測量情報202の測量変位と原変位マップ203のSAR変位との間の誤差を算出し、内挿処理することにより誤差マップ204を生成する。誤差マップ生成部302は、生成した誤差マップ204を記憶装置104に保存する。尚、誤差マップ生成部302の詳細な構成や動作については、後で図面を用いて説明する。
変位マップ補正部303は、記憶装置104から、原変位マップ203および誤差マップ204を読み出す。誤差マップ補正部303は、誤差マップ203を用いて原変位マップ203を補正する。変位マップ補正部303は、補正した変位マップ205を記憶装置104に保存する。
データ出力部304は、記憶装置104から補正した変位マップ205を読み出す。そして、データ出力部304は、補正した変位マップ205を高精度変位マップとして出力装置103へ送出して、表示または印字出力させる。
図4は、誤差マップ生成部302の詳細な構成を示すブロック図である。誤差マップ生成部302は、位置合わせ部401と、選定部402と、誤差算出部403と、内挿処理部404とから成る。
位置合わせ部401は、測量情報202の測量座標値と原変位マップ203のSAR座標値との位置合わせを実施し、座標系および測地系を統一させる。ここで、「座標系」とは、地球上のある位置を示したい場合、緯度経度またはXYといった座標値を使って示すが、そういった座標値によって地球上の位置を表す際の決まりのことをいう。座標系には、大きく分けて、経度緯度座標系(球形座標系)と、XY座標系(数学座標系)とがある。一方、「測地系」とは、測量を行う場合に、採用する地球の形(楕円体)を決め、基準点を決めるが、その地球の楕円体モデルの種類のことをいう。測地系には、大きく分けて、日本測地系と世界測地系とがある。「緯度」および「経度」には、上述のように、様々な座標系や測地系があるため、それを統一する処理が必要である。この位置合わせにより、両測定手法の基準点を一致させることができる。
選定部402は、複数の測量箇所から1つ又は複数の誤差算出点を選定する。詳述すると、複数の測量箇所は、上記所定領域内になるべく分散するように配置される。例えば、1つの誤差算出点を選定する際には、選定部402は、複数の測量箇所の中から、最も小さい測量変位を持つ測量情報を測定した測量箇所を、1つの誤差算出点として選定する。又は、選定部402は、1つの誤差算出点を、なるべく原変位マップ内の端ではなく、中央付近に位置するように選定する。一方、複数の誤差算出点を選定する際には、選定部402は、複数の測量箇所の中から、小さい測量変位を持つ測量情報を測定した測量箇所を、順番に複数の誤差算出点として選定してもよい。それ以外に、選定部402は、なるべく分散した分布となるように、複数の誤差算出点を選定してもよい。
誤差算出部403は、選定した誤差算出点における、測量情報202の測量変位と原変位マップ203のSAR変位との間の誤差を算出する。例えば、誤差算出部403は、誤差算出点における、測量情報202の測量変位から原変位マップ203のSAR変位を減算して、上記誤差を求める。この場合、変位マップ補正部303(図3)は、原変位マップ203に誤差マップ204を加算することで、原変位マップ203を補正する。
内挿処理部404は、誤差を基に内挿処理を実施して、誤差マップ204を生成する。この「誤差マップ」は、原変位マップ203とほぼ同等の大きさ(面積)の誤差情報の分布をしめす。尚、内挿処理の種類/手法は限定されない。内挿処理の種類としては、IDW(Inverse Distance Weighted;逆距離加重)法、自然近似法、スプライン法等がある。これら手法の中からどれを選択するかは、測量点の密度、計測精度等に依存する。
次に、図5を参照して、誤差マップ生成部302の動作について説明する。
まず、位置合わせ部401は、測量情報202の測量座標値と原変位マップ203のSAR座標値とを位置合わせして、座標系および測地系を統一させる(ステップS301)。
次に、選定部402は、複数の測量箇所から1つの誤差算出点を選定する(ステップS302)。
引き続いて、誤差算出部403は、誤差算出点における、測量情報202の測量変位と原変位マップ203のSAR変位との間の誤差を算出する(ステップS303)。
最後に、内挿処理部404は、誤差を基に内挿処理を実施して、誤差マップ204を生成する(ステップS304)。
次に、本実施形態の効果について説明する。
本実施形態によれば、測量情報202の測量変位と原変位マップ203のSAR変位との間の誤差を算出し、内挿処理をすることにより誤差マップ204を生成しているので、全体的に平均化されて面的に精度のよい高精度変位マップ205を生成することができる。
詳述すると、本実施形態により、測量情報202と原変位マップ203との間の誤差を低減することが可能である。これにより、現在広く使用されている測量情報202に近い変位量を原変位マップ203でも算出することができ、測量情報202を扱っている方でも利用しやすく、高精度な変位マップ205を取得できる。周知の測量情報202は、現地作業などが伴うため、人手や費用面の関係もあり、干渉型合成開口レーダに比較して高密度に広く測量情報202を取得することは困難である。一方で、干渉型合成開口レーダは、飛翔体(プラットフォーム)から電波(マイクロ波)を照射して撮影するため、広域かつ高密度にSAR変位量を計測することが可能であり、公知の測量では計測できていなかった空間的に高密度な変位分布を計測できる。本実施形態の高精度変位マップ205によって、測量情報202との併用、補間、乗り換えなどが期待される。
本実施形態では、測量情報202と原変位マップ203との間の誤差の関係性が重要である。両計測手法の間で生じる誤差の原因は、主に基準点の違いにある。両計測手法ともに、ある任意の点を基準点(精度の高い標高値が取得できる点、変位量がゼロの点など)と定義して、そこからの差分を算出している。そのため、各計測手法において、その選定された点からの相対的な変位(測量変位、SAR変位)を取得していることとなる。しかしながら、両計測手法において、基準点の選定方法は異なるため、まったく同一の点を選定することはほぼ不可能である。この基準点の相違によって、測量情報202と原変位マップ203との間において空間的にバイアス誤差が生じている。
前述の誤差の特徴を考慮して、本実施形態では、1点または複数点の測量情報202から誤差を算出し補正することで、原変位マップ203全体の誤差を低減することが可能となる。
以下、本発明の実施例について説明する。
前述したように、データ取得部301は、測量情報202および原変位マップ203を取得する(図2のステップS201、S202参照)。
図6に、測量情報202と原変位マップ203の一例を示す。図6において、縦軸および横軸は、それぞれ、「緯度」および「経度」を示す。白黒のグレースケールは、変位量を示し、白いほど変位が小さく、黒いほど変位が大きいことを表している。ここで、測量情報202とは、測量機器やGPS機器などで取得されたある地点(座標)の標高値や測量変位量(異なる時期の標高値の差分)を示す。一方、原変位マップ203とは、2枚以上のレーダ画像(SAR画像)を干渉処理することで取得されたSAR変位量を示す。また、取得された空間的な点の密度は、一般的に測量情報202よりも原変位マップ203の方が密である。
次に、誤差マップ生成部302は、測量情報202の測量変位と原変位マップ203のSAR変位との間の誤差を算出し、内挿処理をすることにより誤差マップ204を生成する(図2のステップS203参照)。
図7に、誤差マップ204の生成の一例を示す。まず、位置合わせ部401は、入力された両データの座標値の位置合わせを実施し、座標系や測地系を統一させる(図5のステップS301参照)。次に、選定部402は、1点または複数点の測量情報202および原変位マップ203の誤差を算出する点(誤差算出点)を選定する(図5のステップS302参照)。選定された誤差算出点において、誤差算出部403は、両手法における変位量の差分(測量情報202の測量変位から原変位マップ203のSAR変位を減算)を算出した(図5のステップS303参照)後、内挿処理部404は、誤差マップ204を生成する(図5のステップS304参照)。誤差マップ204は、原変位マップ203とほぼ同等の大きさ(面積)の誤差情報の分布であり、内挿処理部404は、誤差算出点の誤差情報を基に、内挿処理を実施して誤差マップ204を生成する。
引き続いて、変位マップ補正部303は、誤差マップ204を用いて原変位マップ203を補正し(図2のステップS204参照)、最後に、データ出力部304は、補正した変位マップ205を高精度変位マップとして出力する(図2のステップS205参照)。
図8に、高精度変位マップ205の生成の一例を示す。変位マップ補正部303は、原変位マップ203に前述の処理で生成された誤差マップ204を加算することで、原変位マップ203を補正する。そして、データ出力部304は、最後に、前述の通り測量情報に基づき補正した変位マップ202を高精度変位マップとして出力する。
本図6~図8の例では、測量情報202および原変位マップ203の変位量が、どちらも左下が大きく、右上が小さいという傾向にあるが、全体的に原変位マップ203の変位量が小さい例を示している。本現象をバイアス誤差という。そこで変位量が全体的にプラスとなるような誤差マップ204が生成され、補正した変位マップ205は空間的に相対的な変位の傾向を維持しつつ、全体的に変位量が増加したようなものとなっている。
上述した高精度変位マップ生成装置100の各部は、コンピュータシステムのハードウェアとソフトウェアとの組み合わせを用いて実現することができる。このコンピュータシステムは、所望の形態に合わせた、1ないし複数のプロセッサとメモリを含んでよい。また、このコンピュータシステムの形態では、各部は、上記メモリに高精度変位マップ生成プログラム201が展開され、このプログラム201に基づいて1ないし複数のプロセッサ等のハードウェアを実行命令群やコード群で動作させることによって、実現すればよい。この際、必要に応じて、このプログラム201は、オペーレティングシステムや、マイクロプログラム、ドライバなどのソフトウェアが提供する機能と協働して、各部を実現することとしてもよい。
メモリに展開されるプログラムデータは、プロセッサを1ないし複数の上述した各部として動作させる実行命令群やコード群、テーブルファイル、コンテンツデータなどを適宜含んでよい。
また、このコンピュータシステムは、必ずしも一つの装置として構築される必要はなく、複数のサーバ/コンピュータ/仮想マシンなどが組み合わさって、所謂、シンクライアントや、分散コンピューティング、クラウドコンピューティングで構築されてもよい。また、コンピュータシステムの一部/全ての各部をハードウェアやファームウェア(例えば、一ないし複数のLSI:Large-Scale Integration,FPGA:Field Programmable Gate Array,電子素子の組み合わせ)で置換することとしてもよい。同様に、各部の一部のみをハードウェアやファームウェアで置換することとしてもよい。
また、このプログラム201は、記録媒体に非一時的に記録されて頒布されても良い。当該記録媒体に記録されたプログラム201は、有線、無線、又は記録媒体そのものを介してメモリに読込まれ、プロセッサ等を動作させる。
尚、本明細書では、記録媒体は、類似するタームの記憶媒体やメモリ装置、ストレージ装置なども含むこととする。この記録媒体を例示すれば、オプティカルディスクや磁気ディスク、半導体メモリ装置、ハードディスク装置、テープメディアなどが挙げられる。また、記録媒体は、不揮発性であることが望ましい。また、記録媒体は、揮発性モジュール(例えばRAM:Random Access Memory)と不揮発性モジュール(例えばROM:Read Only Memory)の組み合わせを用いることとしてもよい。
なお、実施形態および実施例を例示して本発明を説明した。しかしながら、本発明の具体的な構成は前述の実施形態および実施例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の変更があってもこの発明に含まれる。例えば、上述した実施形態および実施例のブロック構成の分離併合、手順の入れ替えなどの変更は本発明の趣旨および説明される機能を満たせば自由であり、上記説明が本発明を限定するものではない。また、測量には、様々な種類(例えば、水準点、基準点、O級水準点、GPS計測など)があるが、どの手法で計測した測量変位であっても本発明の処理は適用可能である。
また、上記の実施形態の一部又は全部は、以下のようにも記載されうる。尚、以下の付記は本発明をなんら限定するものではない。
[付記1]
少なくとも1つの測量箇所で測定された、測量座標値と標高値と測量変位とを含む測量情報と、干渉型合成開口レーダ(干渉SAR)により取得した、前記測量箇所を含む所定領域におけるSAR座標値とSAR変位とを含む原変位マップと、を受け付ける工程と、
前記測量情報の前記測量変位と前記原変位マップの前記SAR変位との間の誤差を算出し、内挿処理することにより誤差マップを生成する工程と、
前記誤差マップを用いて前記原変位マップを補正する工程と、
補正した変位マップを高精度変位マップとして出力する工程と、
を含む高精度変位マップ生成方法。
[付記2]
前記測量箇所が複数存在し、
前記誤差マップを生成する工程は、
前記測量情報の前記測量座標値と前記原変位マップの前記SAR座標値とを位置合わせする工程と、
前記複数の測量箇所から1つ以上の誤差算出点を選定する工程と、
前記誤差算出点における、前記測量情報の前記測量変位と前記原変位マップの前記SAR変位との間の前記誤差を算出する工程と、
前記誤差を基に前記内挿処理を実施して、前記誤差マップを生成する工程と、
を含む、付記1に記載の高精度変位マップ生成方法。
[付記3]
前記誤差を算出する工程は、前記誤差算出点における、前記測量情報の前記測量変位から前記原変位マップの前記SAR変位を減算する工程であり、
前記原変位マップを補正する工程は、前記原変位マップに前記誤差マップを加算する工程である、
付記2に記載の高精度変位マップ生成方法。
[付記4]
前記位置合わせする工程は、前記測量情報の前記測量座標値と前記原変位マップの前記SAR座標値との間の座標系および測地系を統一させる工程である、付記2又は3に記載の高精度変位マップ生成方法。
[付記5]
前記誤差算出点を選定する工程は、1つの誤差算出点を選定する際、前記複数の測量箇所の中から、最も小さい測量変位を持つ測量情報を測定した測量箇所を、前記1つの誤差算出点として選定する、付記2乃至4のいずれか1つに記載の高精度変位マップ生成方法。
[付記6]
前記誤差算出点を選定する工程は、複数の誤差算出点を選定する際、前記複数の測量箇所の中から、小さい測量変位を持つ測量情報を測定した測量箇所を、順番に前記複数の誤差算出点として選定する、付記2乃至4のいずれか1つに記載の高精度変位マップ生成方法。
[付記7]
少なくとも1つの測量箇所で測定された、測量座標値と標高値と測量変位とを含む測量情報と、干渉型合成開口レーダ(干渉SAR)により取得した、前記測量箇所を含む所定領域におけるSAR座標値とSAR変位とを含む原変位マップと、を受け付けるデータ取得部と、
前記測量情報の前記測量変位と前記原変位マップの前記SAR変位との間の誤差を算出し、内挿処理することにより誤差マップを生成する誤差マップ生成部と、
前記誤差マップを用いて前記原変位マップを補正する変位マップ補正部と、
補正した変位マップを高精度変位マップとして出力するデータ出力部と、
備える高精度変位マップ生成装置。
[付記8]
前記測量箇所が複数存在し、
前記誤差マップ生成部は、
前記測量情報の前記測量座標値と前記原変位マップの前記SAR座標値とを位置合わせする位置合わせ部と、
前記複数の測量箇所から1つ以上の誤差算出点を選定する選定部と、
前記誤差算出点における、前記測量情報の前記測量変位と前記原変位マップの前記SAR変位との間の前記誤差を算出する誤差算出部と、
前記誤差を基に前記内挿処理を実施して、前記誤差マップを生成する内挿処理部と、
から成る、付記7に記載の高精度変位マップ生成装置。
[付記9]
前記誤差算出部は、前記誤差算出点における、前記測量情報の前記測量変位から前記原変位マップの前記SAR変位を減算することで、前記誤差を算出し、
前記原変位マップ補正部は、前記原変位マップに前記誤差マップを加算することで、前記原変位マップを補正する、
付記8に記載の高精度変位マップ生成装置。
[付記10]
前記位置合わせ部は、前記測量情報の前記測量座標値と前記原変位マップの前記SAR座標値との間の座標系および測地系を統一させて、前記位置合わせをする、付記8又は9に記載の高精度変位マップ生成装置。
[付記11]
前記選定部は、1つの誤差算出点を選定する場合、前記複数の測量箇所の中から、最も小さい測量変位を持つ測量情報を測定した測量箇所を、前記1つの誤差算出点として選定する、付記8乃至10のいずれか1つに記載の高精度変位マップ生成装置。
[付記12]
前記選定部は、複数の誤差算出点を選定する場合、前記複数の測量箇所の中から、小さい測量変位を持つ測量情報を測定した測量箇所を、順番に前記複数の誤差算出点として選定する、付記8乃至10のいずれか1つに記載の高精度変位マップ生成装置。
[付記13]
コンピュータを、
少なくとも1つの測量箇所で測定された、測量座標値と標高値と測量変位とを含む測量情報と、干渉型合成開口レーダ(干渉SAR)により取得した、前記測量箇所を含む所定領域におけるSAR座標値とSAR変位とを含む原変位マップと、を受け付けるデータ取得手段と、
前記測量情報の前記測量変位と前記原変位マップの前記SAR変位との間の誤差を算出し、内挿処理することにより誤差マップを生成する誤差マップ生成手段と、
前記誤差マップを用いて前記原変位マップを補正する変位マップ補正手段と、
補正した変位マップを高精度変位マップとして出力するデータ出力手段と、
して機能させるための高精度変位マップ生成プログラム。
[付記14]
前記測量箇所が複数存在し、
前記誤差マップ生成手段は、前記コンピュータを、
前記測量情報の前記測量座標値と前記原変位マップの前記SAR座標値とを位置合わせする位置合わせ手段と、
前記複数の測量箇所から1つ以上の誤差算出点を選定する選定手段と、
前記誤差算出点における、前記測量情報の前記測量変位と前記原変位マップの前記SAR変位との間の前記誤差を算出する誤差算出手段と、
前記誤差を基に前記内挿処理を実施して、前記誤差マップを生成する内挿処理手段と、
して機能させる、付記13に記載の高精度変位マップ生成プログラム。
[付記15]
前記誤差算出手段は、前記誤差算出点における、前記測量情報の前記測量変位から前記原変位マップの前記SAR変位を減算することで、前記誤差を算出し、
前記原変位マップ補正手段は、前記原変位マップに前記誤差マップを加算することで、前記原変位マップを補正する、
付記14に記載の高精度変位マップ生成プログラム。
[付記16]
前記位置合わせ手段は、前記測量情報の前記測量座標値と前記原変位マップの前記SAR座標値との間の座標系および測地系を統一させて、前記位置合わせをする、付記14又は15に記載の高精度変位マップ生成プログラム。
[付記17]
前記選定手段は、1つの誤差算出点を選定する場合、前記複数の測量箇所の中から、最も小さい測量変位を持つ測量情報を測定した測量箇所を、前記1つの誤差算出点として選定する、付記14乃至16のいずれか1つに記載の高精度変位マップ生成プログラム。
[付記18]
前記選定手段は、複数の誤差算出点を選定する場合、前記複数の測量箇所の中から、小さい測量変位を持つ測量情報を測定した測量箇所を、順番に前記複数の誤差算出点として選定する、付記14乃至16のいずれか1つに記載の高精度変位マップ生成プログラム。
本発明は、一般的に合成開口レーダが良く利用されている、災害監視、港湾監視、火山監視などの地球観測分野で幅広く利用可能である。また、本発明は、共通する基準に基づく測量情報として精度が出せるため、建築、ハザードマップ、地下施設監視などに適用可能である。
1 人工衛星
1a 衛星本体
1b SARアンテナ
1c 通信アンテナ
3 原変位マップ提供装置
5-1 第1の測量機器
5-2 第2の測量機器
5-M 第Mの測量機器
100 高精度変位マップ生成装置
101 通信I/F
102 入力装置
103 出力装置
104 記憶装置
105 データ処理装置
201 プログラム
202 測量情報
203 原変位マップ
204 誤差マップ
205 補正した変位マップ(高精度変位マップ)
301 データ取得部
302 誤差マップ生成部
303 変位マップ補正部
304 データ出力部
401 位置合わせ部
402 選定部
403 誤差算出部
404 内挿処理部

Claims (10)

  1. 複数の測量箇所で測定された、測量座標値と標高値と測量変位とを含む測量情報と、干渉型合成開口レーダ(干渉SAR)により取得した、前記複数の測量箇所を含む所定領域におけるSAR座標値とSAR変位とを含む原変位マップと、を受け付ける工程と、
    前記測量情報の前記測量座標値と前記原変位マップの前記SAR座標値とを位置合わせしつつ、前記測量情報の前記測量変位と前記原変位マップの前記SAR変位との間の誤差を算出し、該算出した誤差を基に内挿処理して誤差マップを生成する工程と、
    前記誤差マップを用いて前記原変位マップを補正する工程と、
    補正した変位マップを高精度変位マップとして出力する工程と、
    を含む高精度変位マップ生成方法。
  2. 記誤差マップを生成する工程は、
    前記測量情報の前記測量座標値と前記原変位マップの前記SAR座標値とを位置合わせする工程と、
    前記複数の測量箇所から1つ以上の誤差算出点を選定する工程と、
    前記誤差算出点における、前記測量情報の前記測量変位と前記原変位マップの前記SAR変位との間の前記誤差を算出する工程と、
    前記誤差を基に前記内挿処理を実施して、前記誤差マップを生成する工程と、
    を含む、請求項1に記載の高精度変位マップ生成方法。
  3. 前記誤差を算出する工程は、前記誤差算出点における、前記測量情報の前記測量変位から前記原変位マップの前記SAR変位を減算する工程であり、
    前記原変位マップを補正する工程は、前記原変位マップに前記誤差マップを加算する工程である、
    請求項2に記載の高精度変位マップ生成方法。
  4. 前記位置合わせする工程は、前記測量情報の前記測量座標値と前記原変位マップの前記SAR座標値との間の座標系および測地系を統一させる工程である、請求項2又は3に記載の高精度変位マップ生成方法。
  5. 前記誤差算出点を選定する工程は、1つの誤差算出点を選定する際、前記複数の測量箇所の中から、最も小さい測量変位を持つ測量情報を測定した測量箇所を、前記1つの誤差算出点として選定する、請求項2乃至4のいずれか1つに記載の高精度変位マップ生成方法。
  6. 前記誤差算出点を選定する工程は、複数の誤差算出点を選定する際、前記複数の測量箇所の中から、小さい測量変位を持つ測量情報を測定した測量箇所を、順番に前記複数の誤差算出点として選定する、請求項2乃至4のいずれか1つに記載の高精度変位マップ生成方法。
  7. 複数の測量箇所で測定された、測量座標値と標高値と測量変位とを含む測量情報と、干渉型合成開口レーダ(干渉SAR)により取得した、前記複数の測量箇所を含む所定領域におけるSAR座標値とSAR変位とを含む原変位マップと、を受け付けるデータ取得部と、
    前記測量情報の前記測量座標値と前記原変位マップの前記SAR座標値とを位置合わせしつつ、前記測量情報の前記測量変位と前記原変位マップの前記SAR変位との間の誤差を算出し、該算出した誤差を基に内挿処理して誤差マップを生成する誤差マップ生成部と、
    前記誤差マップを用いて前記原変位マップを補正する変位マップ補正部と、
    補正した変位マップを高精度変位マップとして出力するデータ出力部と、
    備える高精度変位マップ生成装置。
  8. 記誤差マップ生成部は、
    前記測量情報の前記測量座標値と前記原変位マップの前記SAR座標値とを位置合わせする位置合わせ部と、
    前記複数の測量箇所から1つ以上の誤差算出点を選定する選定部と、
    前記誤差算出点における、前記測量情報の前記測量変位と前記原変位マップの前記SAR変位との間の前記誤差を算出する誤差算出部と、
    前記誤差を基に前記内挿処理を実施して、前記誤差マップを生成する内挿処理部と、
    から成る、請求項7に記載の高精度変位マップ生成装置。
  9. 前記誤差算出部は、前記誤差算出点における、前記測量情報の前記測量変位から前記原変位マップの前記SAR変位を減算することで、前記誤差を算出し、
    記変位マップ補正部は、前記原変位マップに前記誤差マップを加算することで、前記原変位マップを補正する、
    請求項8に記載の高精度変位マップ生成装置。
  10. コンピュータを、
    複数の測量箇所で測定された、測量座標値と標高値と測量変位とを含む測量情報と、干渉型合成開口レーダ(干渉SAR)により取得した、前記複数の測量箇所を含む所定領域におけるSAR座標値とSAR変位とを含む原変位マップと、を受け付けるデータ取得手段と、
    前記測量情報の前記測量座標値と前記原変位マップの前記SAR座標値とを位置合わせしつつ、前記測量情報の前記測量変位と前記原変位マップの前記SAR変位との間の誤差を算出し、該算出した誤差を基に内挿処理して誤差マップを生成する誤差マップ生成手段と、
    前記誤差マップを用いて前記原変位マップを補正する変位マップ補正手段と、
    補正した変位マップを高精度変位マップとして出力するデータ出力手段と、
    して機能させるための高精度変位マップ生成プログラム。
JP2019156295A 2019-08-29 2019-08-29 高精度変位マップ生成方法、高精度変位マップ生成装置、および高精度変位マップ生成プログラム Active JP7235204B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019156295A JP7235204B2 (ja) 2019-08-29 2019-08-29 高精度変位マップ生成方法、高精度変位マップ生成装置、および高精度変位マップ生成プログラム
DE102020005316.5A DE102020005316A1 (de) 2019-08-29 2020-08-28 Verfahren, Vorrichtung und Programm zum Erzeugen einer hochgenauen Deformationskarte

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019156295A JP7235204B2 (ja) 2019-08-29 2019-08-29 高精度変位マップ生成方法、高精度変位マップ生成装置、および高精度変位マップ生成プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021032828A JP2021032828A (ja) 2021-03-01
JP7235204B2 true JP7235204B2 (ja) 2023-03-08

Family

ID=74564966

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019156295A Active JP7235204B2 (ja) 2019-08-29 2019-08-29 高精度変位マップ生成方法、高精度変位マップ生成装置、および高精度変位マップ生成プログラム

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7235204B2 (ja)
DE (1) DE102020005316A1 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017207457A (ja) 2016-05-20 2017-11-24 国際航業株式会社 領域変位算出システム、領域変位算出方法、及び領域変位算出プログラム
CN111007508A (zh) 2019-12-13 2020-04-14 北京理工大学 基于导航卫星差分干涉sar的通道间相位误差消除方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017207457A (ja) 2016-05-20 2017-11-24 国際航業株式会社 領域変位算出システム、領域変位算出方法、及び領域変位算出プログラム
CN111007508A (zh) 2019-12-13 2020-04-14 北京理工大学 基于导航卫星差分干涉sar的通道间相位误差消除方法

Also Published As

Publication number Publication date
DE102020005316A1 (de) 2021-03-04
JP2021032828A (ja) 2021-03-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Blewitt et al. Geodetic observations and global reference frame contributions to understanding sea-level rise and variability
US10520605B2 (en) Satellite signal reception characteristic estimation apparatus, method thereof, and program thereof
US20120257792A1 (en) Method for Geo-Referencing An Imaged Area
CN107202582A (zh) 静止卫星在轨实时成像导航与配准方法
Pakoksung et al. Digital elevation models on accuracy validation and bias correction in vertical
Gülal et al. Research on the stability analysis of GNSS reference stations network by time series analysis
JP6555522B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
Poli A rigorous model for spaceborne linear array sensors
Khalid et al. Open-source digital elevation model (DEMs) evaluation with GPS and LiDAR data
Cheng et al. Making an onboard reference map from MRO/CTX imagery for Mars 2020 lander vision system
Zhang et al. Direct georeferencing of airborne LiDAR data in national coordinates
De Oliveira et al. Assessment of radargrammetric DSMs from TerraSAR-X Stripmap images in a mountainous relief area of the Amazon region
Cramer et al. On the use of GPS/inertial exterior orientation parameters in airborne photogrammetry
Parwata et al. Effect of digital elevation models on monitoring slope displacements in open-pit mine by differential interferometry synthetic aperture radar
KR20030005749A (ko) 3차원 위치 측정 장치 및 그 방법
Hu et al. A new lunar global DEM derived from Chang’E-1 Laser Altimeter data based on crossover adjustment with local topographic constraint
JP7235204B2 (ja) 高精度変位マップ生成方法、高精度変位マップ生成装置、および高精度変位マップ生成プログラム
Blázquez et al. Fast AT: A simple procedure for quasi direct orientation
Ronen et al. Kinematic Datum Based on the ITRF as a Precise, Accurate, and lasting TRF for Israel
JP2008216132A (ja) 画像レーダ信号処理装置
Lee et al. Error budget analysis of geocoding and geometric correction for KOMPSAT-5 SAR imagery
Yazid et al. The implementation of modern Geocentric Datum: A review
Taylor et al. Surface modelling for GPS satellite visibility
Evgrafov et al. On Determining Surface Elevation Using a Synthetic-Aperture Radar in the Monostatic Noncoherent Mode
Smith et al. Blueprint for 2022, part 1: Geometric coordinates

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220705

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20221122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221214

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230105

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230125

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230207

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7235204

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151