JP6695534B1 - 情報処理システム、情報処理方法及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理方法及び情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】データ解析の対象となる対象データを取得して機械学習を行い、解析処理を行うために利用可能な情報処理システム、方法及びプログラムを提供する。【解決手段】情報処理システム1は、データ解析の対象となる対象データを取得し、機械学習を行って学習済モデルを生成し、解析装置へ提供する学習サーバ100と、学習済モデルを取得し、対象データを取得して学習済モデルに基づきデータ解析を行い、学習済モデルの目的に応じた出力を行う解析装置200とを備える。【選択図】図1

Description

本開示は、機械学習を行って特定の学習済モデルを生成し、学習済モデルを用いてデータ解析を行う情報処理システム、情報処理方法及び情報処理プログラムに関する。
近年、人工知能(Artificial Intelligence:AI)の機能を有するAIエンジンが組み込まれ、機械学習が行われて動作制御される各種装置が開発されている。例えば、産業廃棄物の処理場では、各種の廃棄物が混在した状態から分別を行い、分別された廃棄物をそれぞれ適切に処理する工程において、AIエンジンが搭載されたロボットにより廃棄物について機械学習が行われ、AIエンジンにより機械的に分別が行われている。
例えば、特許文献1には、多種多様な素材が混在する瓦礫や、建築物を解体処理した廃棄物であっても効率よく選別することが可能な選別システムが開示されている。この選別システムでは、廃棄物を撮像した画像データから画像処理を行い、廃棄物の素材、例えば木材、プラスチック、ガラス、石膏ボード等の素材の種類を選別している。
このようなAIエンジンを利用するためには、適切な機械学習が行われることが必要である。例えば、機械学習の一類型である教師あり機械学習では、大量の教師データによる機械学習を行い、モデル情報を生成する必要があり、このモデル情報によって出力結果が左右される。そのため、AIエンジンでは、適切なモデル情報を使用する必要がある。例えば、特許文献2には、トレーニング用データセットを用いて機械学習モデルを評価するシステムが開示されている。
特開2017−109197号公報 特開2017−004509号公報
ところで、このようなAIエンジンを利用するために必要な機械学習は、例えば大量の教師データによる機械学習が必要であり、大変な手間が必要である。また、このような機械学習によるモデル情報は、他のAIエンジンでも利用することが可能である。しかしながら、あるAIエンジンで利用されているモデル情報を学習済モデルとして、他のAIエンジンに提供するようなシステムは、提供されていなかった。
また、このようなAIエンジンをクラウドサーバからインターネット経由で提供する、いわゆるSaaS(Software as a Service)が知られている。このようなサービスを利用することにより、機械学習によるモデル情報を他のAIエンジンでも利用することが可能であるが、企業等では、自社の各種データをクラウドサーバ上に提供するのは、セキュリティ上問題となる。そのため、このようなAIエンジンをローカル環境で利用可能なシステムが望まれていた。
そこで、本開示では、データ解析の対象となる対象データを取得して機械学習を行うラーニングセンターをサーバにより提供し、ラーニングセンターからAIエンジンで利用される学習済モデルを取得し、自己のAIエンジンで解析処理を行うために利用可能である情報処理システム、情報処理方法及び情報処理プログラムについて説明する。
本開示の一態様における情報処理システムは、機械学習を行って特定の学習済モデルを生成する学習サーバと、学習済モデルを用いてデータ解析を行う解析装置と、を備える情報処理システムであって、学習サーバは、データ解析の対象となる対象データを取得する対象データ取得部と、対象データに基づいて機械学習を行い、データ解析を行うためのモデル情報である学習済モデルを生成し、または学習済モデルを更新する学習部と、学習済モデルを解析装置へ提供する提供部と、を備え、解析装置は、学習サーバから学習済モデルを取得するモデル取得部と、学習済モデルに基づき、対象データのデータ解析を行う解析部と、データ解析の結果により、学習済モデルの目的に応じた出力を行う結果出力部と、を備える。
本開示の一態様における情報処理方法は、機械学習を行って特定の学習済モデルを生成し、学習済モデルを用いてデータ解析を行う解析装置に対して学習済モデルを提供する情報処理方法であって、対象データ取得部が行う、データ解析の対象となる対象データを取得する対象データ取得ステップと、学習部が行う、対象データに基づいて機械学習を行い、データ解析を行うためのモデル情報である学習済モデルを生成し、または学習済モデルを更新する学習ステップと、提供部が行う、学習済モデルを解析装置へ提供する提供ステップと、モデル取得部が行う、解析装置で学習済モデルを取得するモデル取得ステップと、解析部が行う、学習済モデルに基づき、対象データのデータ解析を行う解析ステップと、結果出力部が行う、データ解析の結果により、学習済モデルの目的に応じた出力を行う結果出力ステップと、を備える。
また、本開示の一態様における情報処理プログラムは、機械学習を行って特定の学習済モデルを生成し、学習済モデルを用いてデータ解析を行う解析装置に対して学習済モデルを提供する情報処理プログラムであって、データ解析の対象となる対象データを取得する対象データ取得ステップと、対象データに基づいて機械学習を行い、データ解析を行うためのモデル情報である学習済モデルを生成し、または学習済モデルを更新する学習ステップと、学習済モデルを解析装置へ提供する提供ステップと、解析装置で学習済モデルを取得するモデル取得ステップと、学習済モデルに基づき、対象データのデータ解析を行う解析ステップと、データ解析の結果により、学習済モデルの目的に応じた出力を行う結果出力ステップと、を電子計算機に実行させる。
本開示によれば、機械学習を行って特定の学習済モデルを生成する学習サーバ(ラーニングセンター)では、データ解析の対象となる対象データを取得し、機械学習を行って学習済モデルを生成し、解析装置(AIエンジン)へ提供する。解析装置では、学習済モデルに基づきデータ解析を行い、学習済モデルの目的に応じた出力を行う。そのため、学習サーバで行った機械学習の結果を複数の解析装置で利用可能になる。これにより、機械学習の手間を削減し、他者の機械学習の成果である学習済モデルを利用することができる。また、解析装置は学習サーバから切り離されたローカル環境でも利用可能になる。
本開示の一実施形態に係る情報処理システムを示すブロック構成図である。 図1の情報処理システム1の変形例である情報処理システム1Aを示すブロック構成図である。 図1の学習サーバ100を示す機能ブロック構成図である。 図1の解析装置200を示す機能ブロック構成図である。 図1の解析装置200により制御される分別装置400の外観を示す斜視図である。 図1の情報処理システム1における機械学習処理の動作を示すフローチャートである。 図1の情報処理システム1におけるデータ解析処理の動作を示すフローチャートである。 図1の情報処理システム1における課金額決定処理の動作を示すフローチャートである。 本開示の一実施形態に係る情報処理システムの解析装置200Bを示す機能ブロック構成図である。 本開示の一実施形態に係る情報処理システムの解析装置200Cを示す機能ブロック構成図である。 本開示の一実施形態に係るコンピュータ700を示す機能ブロック構成図である。
以下、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本開示の内容を不当に限定するものではない。また、実施形態に示される構成要素のすべてが、本開示の必須の構成要素であるとは限らない。
(実施形態1)
<構成>
図1は、本開示の実施形態1に係る情報処理システム1を示すブロック構成図である。この情報処理システム1は、限定ではなく例として、機械学習を行って特定の学習済モデルを生成し、生成された学習済モデルを用いてデータ解析を行うシステムである。この学習済モデルは、例えばあるデータ解析の対象となる対象データから機械学習が行われたモデル情報であり、当該対象データを提供した解析装置だけではなく、他の解析装置でも利用可能なモデル情報である。すなわち、情報処理システム1は、機械学習を行って生成された学習済モデルの横展開を可能にするシステムである。
情報処理システム1は、学習サーバ100と、解析装置201,202,・・・と、ネットワークNWとを有している。学習サーバ100と、解析装置201,202,・・・とは、ネットワークNWを介して相互に接続される。ネットワークNWは、通信を行うための通信網であり、限定ではなく例として、インターネット、イントラネット、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、ワイヤレスLAN(Wireless LAN:WLAN)、ワイヤレスWAN(Wireless WAN:WWAN)、仮想プライベートネットワーク(Virtual Private Network:VPN)等を含む通信網を介して接続されるように構成されている。
なお、解析装置201,202,・・・は、それぞれ同様の構成を備えるものであり、解析装置201,202,・・・の構成を説明する際、代表して解析装置200と表記する。
学習サーバ100は、データ解析の対象となる対象データから機械学習を行って特定の学習済モデルを生成し、生成した学習済モデルを1または複数の解析装置200(解析装置201,202,・・・)へ提供することにより、ラーニングセンターとしての機能を提供する装置であり、限定ではなく例として、手書き文字に対してOCRにより文字情報を読み取るためのモデル情報や、産業廃棄物の分別を行う装置を制御するためのモデル情報を機械学習により生成する装置として構成されている。この学習サーバ100は、限定ではなく例として、各種Webサービスを提供するコンピュータ(デスクトップ、ラップトップ、タブレット等)や、サーバ装置等により構成されている。なお、学習サーバ100は、単体で動作する装置に限られず、複数の装置が通信網を介して相互に接続され、通信を行うことで協調動作する分散型サーバシステムや、クラウドサーバでもよい。
解析装置200は、学習サーバ100から学習済モデルを取得し、AIエンジンとしてデータ解析の対象となる対象データを学習済モデルに基づいてデータ解析を行い、学習済モデルの目的に応じた出力を行う装置であり、限定ではなく例として、手書き文字に対してOCRにより文字情報を読み取るための装置や、産業廃棄物の分別を行う装置を制御する装置として構成されている。この解析装置200は、限定ではなく例として、前述のような各種装置を制御するコンピュータ(デスクトップ、ラップトップ、タブレット等)や、サーバ装置等により構成されている。また、解析装置200は1または複数の同様の構成を備える解析装置201,202,・・・から構成されており、それぞれ異なる企業等により使用され、学習サーバ100が備える同一の学習済モデルを利用可能になっている。なお、外部装置200は、単体で動作する装置に限られず、複数の装置が通信網を介して相互に接続され、通信を行うことで協調動作する分散型サーバシステムや、クラウドサーバでもよい。本実施形態では、解析装置200によって制御される各種装置の例として、後述する分別装置400が接続され、または分別装置400に解析装置200が内蔵されている。
図2は、図1の情報処理システム1の変形例である情報処理システム1Aを示すブロック構成図である。この情報処理システム1Aは、データ解析の対象となる対象データから機械学習を行って特定の学習済モデルを生成し、生成した学習済モデルを解析装置200へ提供することにより、ラーニングセンターを提供する点において、情報処理システム1と同様であるが、ネットワークNWに代えて通信手段Tを備えている点において、実施形態1に係る情報処理システム1と異なる。この変形例は、解析装置200が学習サーバ100と常時接続されている必要はなく、学習済モデルを取得するとき、例えば設定された所定のタイミングや、解析装置200のユーザが操作して学習サーバ100にアクセスしたときに接続される場合の例を示している。すなわち、解析装置200は、学習サーバ100から学習済モデルを取得するタイミング以外は、スタンドアローンで稼働することが可能であり、これにより、機械学習の手間を削減し、他者(他社)の機械学習の成果である学習済モデルを利用することができる。その他の構成については実施形態1と同様である。
通信手段Tは、直接または通信網を介して通信を行う回線設備であり、限定ではなく例として、USB(Universal Serial Bus)ケーブルやLAN(Local Area Network)ケーブル等により直接接続されるように構成され、または、インターネット、イントラネット、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、ワイヤレスLAN(Wireless LAN:WLAN)、ワイヤレスWAN(Wireless WAN:WWAN)、仮想プライベートネットワーク(Virtual Private Network:VPN)等を含む通信網を介して接続されるように構成されている。
図3は、図1の学習サーバ100を示す機能ブロック構成図である。学習サーバ100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを備える。
通信部110は、ネットワークNWまたは通信手段Tを介して解析装置200と有線または無線で通信を行うための通信インタフェースであり、互いの通信が実行出来るのであればどのような通信プロトコルを用いてもよい。この通信部110は、限定ではなく例として、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)等の通信プロトコルにより通信が行われる。
記憶部120は、各種制御処理や制御部130内の各機能を実行するためのプログラムや入力データ等を記憶するものであり、限定ではなく例として、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を含むメモリや、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ等を含むストレージから構成される。また、記憶部120は、対象データDB121Aと、対象データDB121Bと、学習済モデルDB122とを記憶する。さらに、記憶部120は、解析装置200との間で通信を行った際のデータや、後述する各処理にて生成されたデータを一時的に記憶する。
対象データDB121A,121Bには、学習サーバ100が機械学習を行う対象データが格納されている。この対象データは、後述する解析装置200のユーザの選択により解析装置200から提供を受けたデータであり、限定ではなく例として、解析装置200が実装されている装置に応じたデータであり、OCRにより文字情報を読み取るための画像データや、産業廃棄物の分別を行うための画像データである。
また、対象データDB121Aと、対象データDB121Bとでは、異なる解析装置200から提供を受けた対象データが格納されており、例えば、対象データDB121Aには解析装置201から提供を受けた対象データが、対象データDB121Bには解析装置202から提供を受けた対象データが、それぞれ格納されている。そして、解析装置201,202,・・・のユーザは、自己が提供した対象データ以外のデータは参照できないように構成されている。このように構成しているのは、自己の保有するデータを他社に参照されるおそれがある場合、データの提供をためらうことが考えられるためであり、このようなデータにはユーザの顧客の個人情報が含まれるおそれもあるからである。そのため、対象データDB121A,121Bに格納されている対象データは、機械学習のためにだけ利用され、それ以外の目的で利用されることはない。
学習済モデルDB122には、学習サーバ100が機械学習を行って生成したモデル情報が格納されている。このモデル情報は、学習サーバ100がAIエンジンとしてデータ解析を行うためのモデル情報、限定ではなく例として、OCRにより文字情報を読み取るためのモデル情報や、産業廃棄物の分別を行うためのモデル情報が格納されている。
制御部130は、記憶部120に記憶されているプログラムを実行することにより、学習サーバ100の全体の動作を制御するものであり、限定ではなく例として、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、マイクロプロセッサ(Microprocessor)、プロセッサコア(Processor core)、マルチプロセッサ(Multiprocessor)、ASIC(Application-Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)を含む装置等から構成される。制御部130の機能として、対象データ取得部131と、学習部132と、提供部133と、課金額決定部134とを備えている。この対象データ取得部131、学習部132、提供部133、及び課金額決定部134は、記憶部120に記憶されているプログラムにより起動されて学習サーバ100にて実行される。
対象データ取得部131は、解析装置200のユーザの選択により解析装置200から提供された、所定のデータ解析の対象となる解析対象データを、学習サーバ100が機械学習を行うための対象データとして、通信部110を介して取得する。前述の例では、解析装置200の実装例に応じて、手書き文字に対してOCRにより文字情報を読み取る場合の手書き文字の画像データや、産業廃棄物の分別を行うための産業廃棄物の画像データを取得する。また、対象データ取得部131は、取得した対象データを、前述のように、解析装置201から提供を受けた対象データを対象データDB121Aへ、解析装置202から提供を受けた対象データを対象データDB121Bへ、それぞれ格納する。
学習部132は、対象データ取得部131により取得された対象データに基づいて機械学習を行い、学習済モデルを生成し学習済モデルDB122へ格納し、または学習済モデルDB122に格納されている学習済モデルの更新を行う。この対象データは、解析装置200で解析対象となるデータと、そのデータ解析の結果が含まれるデータである。学習済モデルの更新は、例えば、機械学習の結果による更新情報と、学習済モデルDB122に格納されている学習済モデルとをマージするアグリゲーションの処理により行われる。また、学習部132は、対象データDB121Aに格納されている対象データに基づく機械学習の結果である学習済モデルと、対象データDB121Bに格納されている対象データに基づく機械学習の結果である学習済モデルとをマージするアグリゲーションの処理を行ってもよい。
学習部132による機械学習は、限定ではなく例として、教師あり機械学習により行われてもよく、教師なし機械学習により行われてもよく、ディープラーニングにより行われてもよい。
提供部133は、解析装置200のユーザの操作により、学習部132により生成された学習済モデルを、解析装置200へ通信部110を介して送信することで提供する。なお、本実施形態では、解析装置200は学習済モデルを学習サーバ100からダウンロードすることで提供を受ける構成としているが、学習サーバ100に記憶された状態でAIエンジンのソフトウェアサービスとして提供を受ける形式、いわゆるSaaSとして提供されてもよい。
課金額決定部134は、学習済モデルの提供に対する対価である課金額を決定する。この課金額は、例えば学習済モデルのデータ量や、学習済モデルを使用する単位時間当たりの金額で設定してもよい。また、例えば、後述する対象データ取得部252により取得された対象データを学習サーバ100へ提供する場合、課金額を安価に設定し、対象データを学習サーバ100へ提供しない場合、課金額を高価に設定してもよい。このように設定することで、ユーザが対象データを提供するモチベーションになり、学習済モデルがより多くの学習を行うことで、学習済モデルをより精度の高いものにすることができる。
図4は、図1の解析装置200を示す機能ブロック構成図である。解析装置200は、通信部210と、表示部220と、操作部230と、記憶部240と、制御部250とを備える。
通信部210は、ネットワークNWまたは通信手段Tを介して学習サーバ100と有線または無線で通信を行うための通信インタフェースであり、互いの通信が実行出来るのであればどのような通信プロトコルを用いてもよい。この通信部210は、限定ではなく例として、TCP/IP等の通信プロトコルにより通信が行われる。また、図2に示す情報処理システム1Aの場合、この通信部210は、通信手段Tが学習サーバ100と解析装置200との間で接続されているときに稼働する。
表示部220は、ユーザから入力された操作内容や、学習サーバ100からの送信内容を表示するために用いられるユーザインタフェースであり、液晶ディスプレイ等から構成される。表示部220では、例えば解析部253による解析結果等を表示する。
操作部230は、ユーザが操作指示を入力するために用いられるユーザインタフェースであり、キーボードやマウス、タッチパネル等から構成される。操作部230は、例えば学習サーバ100から提供を受ける学習済モデルを取得するための指示の入力や、学習サーバ100からの指示の応答に使用される。
記憶部240は、各種制御処理や制御部250内の各機能を実行するためのプログラム、入力データ等を記憶するものであり、限定ではなく例として、RAM、ROM等を含むメモリや、HDD、SSD、フラッシュメモリ等を含むストレージから構成される。また、記憶部240は、学習済モデルDB241と、対象データDB242とを記憶する。さらに、記憶部240は、学習サーバ100との間で通信を行ったデータや、後述する各処理にて生成されたデータを一時的に記憶する。
学習済モデルDB241には、学習サーバ100が機械学習を行って生成し、学習サーバ100から提供を受けたモデル情報が格納されている。このモデル情報は、学習サーバ100の学習済モデルDB122と同様のモデル情報であり、AIエンジンとしてデータ解析を行うためのモデル情報、限定ではなく例として、OCRにより文字情報を読み取るためのモデル情報や、産業廃棄物の分別を行うためのモデル情報が格納されている。なお、前述のように、解析装置200がAIエンジンのソフトウェアサービスとして提供を受ける場合、学習済モデルDB241は備えなくてもよい。
対象データDB242には、解析装置200がAIエンジンとしてデータ解析の対象とする対象データが格納されている。この対象データは、前述の例における、手書き文字に対してOCRにより文字情報を読み取るための装置や、産業廃棄物の分別を行う装置を制御する装置から取得されたデータである。本実施形態では、解析装置200によって制御される分別装置400から取得されたデータである。
制御部250は、記憶部240に記憶されているプログラムを実行することにより、解析装置200の全体の動作を制御するものであり、限定ではなく例として、CPU、MPU、GPU、マイクロプロセッサ、プロセッサコア、マルチプロセッサ、ASIC、FPGAを含む装置等から構成される。制御部250の機能として、モデル取得部251と、対象データ取得部252と、解析部253と、結果出力部254と、対象データ提供部255とを備えている。このモデル取得部251、対象データ取得部252、解析部253、結果出力部254、及び対象データ提供部255は、記憶部240に記憶されているプログラムにより起動されて解析装置200にて実行される。
モデル取得部251は、学習サーバ100がラーニングセンターとして提供する学習済モデルを取得する。例えば、ユーザの解析装置200の操作により、学習サーバ100に対して学習済モデルを送信すると、学習サーバ100が学習済モデルを送信するので、その学習済モデルを、通信部110を介して受け付ける。この学習済モデルは、解析装置200がAIエンジンとしてデータ解析を行うためのモデル情報であり、単独の学習済モデルでもよく、既に取得済の学習済モデルに対して最新の学習結果を反映させるための更新情報でもよい。また、モデル取得部251は、取得した学習済モデルを学習済モデルDB241へ格納する。
対象データ取得部252は、解析装置200がAIエンジンとしてデータ解析の対象とする対象データを取得する。前述の例では、解析装置200の実装例に応じて、手書き文字に対してOCRにより文字情報を読み取る場合の手書き文字の画像データや、産業廃棄物の分別を行うための産業廃棄物の画像データを取得する。本実施形態では、解析装置200によって制御される分別装置400から取得されたデータを取得する。また、対象データ取得部252は、取得した対象データを対象データDB2421Aへ格納する。
解析部253は、モデル取得部251により取得され、学習済モデルDB241へ格納された学習済モデルに基づき、対象データ取得部252により取得され、対象データDB242へ格納された対象データに対して、AIエンジンとしての所定のデータ解析を行う。具体的には、前述の例では、手書き文字に対してOCRにより文字情報を読み取る場合における、手書き文字の画像データの解析や、産業廃棄物の分別を行う場合における、産業廃棄物の画像データの解析であり、本実施形態では、分別装置400から取得された画像データの解析を行う。
結果出力部254は、解析部253による解析対象データに対するデータ解析の結果により、学習済モデルの目的、すなわちAIエンジンの目的に応じて、結果データや各種制御信号の出力を行う。前述の例では、手書き文字に対してOCRにより文字情報を読み取る場合における、文字情報の判定結果の出力や、産業廃棄物の分別を行う場合における、対象の産業廃棄物に対して移動させるための制御信号の出力であり、本実施形態では、分別装置400の操作制御を行う。
対象データ提供部255は、ユーザの選択により対象データ取得部252により取得された対象データを学習サーバ100へ提供する場合、当該対象データを学習サーバ100へ、通信部210を介して送信する。AIエンジンとしてのデータ解析の対象データを用いて機械学習を行うことにより、学習サーバ100の学習済モデルはより多くの学習を行うことができるので、対象データは学習サーバ100へ提供されることが望ましい。しかし、ユーザによっては対象データを他社が提供するサービスであるラーニングセンターである学習サーバ100へ提供することを希望しない場合もある。そのため、ユーザが希望する場合にのみ対象データが低虚位される。
図5は、図1の解析装置200により制御される分別装置400の外観を示す斜視図である。分別装置400は、解析装置200によって制御される各種装置の一例である産業廃棄物の分別を行う装置であり、固定部410と、載置可動部420と、上腕部430と、継手部440と、前腕部450と、手首部460と、支持部470と、持上部480とから構成されている。この分別装置400は、図5に示すベルトコンベアのレーンL上に載置される産業廃棄物Xをカメラ(図示は省略)で撮像し、画像データのデータ解析を行ってその素材を分析し、素材ごとに分別するためのロボットアームである。カメラは、例えばレーンL上や手首部460に配置されている。
固定部410は、分別装置400が載置台Dに固定されている箇所である。載置台Dは例えば、レーンLの近傍の所定の箇所に固定されて配置されている。載置可動部420は、上腕部430の一端が接続され、載置台Dの上面との角度が変更自在な可動箇所である。載置可動部420には、サーボモータが内蔵されており、制御信号によりサーボモータが駆動して、上腕部430を回動させるように構成されている。上腕部430は、分別装置400における載置台D側の棒状部材である。
継手部440は、上腕部430の他端と前腕部450の一端とを回動自在に接続する箇所である。継手部440には、サーボモータが内蔵されており、載置可動部420と同様に制御信号によりサーボモータが駆動して、上腕部430を回動させるように構成されている。前腕部450は、分別装置400における先端側の棒状部材である。
手首部460は、前腕部450の他端と支持部470の一端とを回動自在に接続する箇所である。手首部460には、サーボモータが内蔵されており、載置可動部420と同様に制御信号によりサーボモータが駆動して、支持部470を回動させるように構成されている。支持部470は、分別装置400の先端部において持上部480を支持する箇所である。持上部480は、産業廃棄物Xを挟みこんで持ち上げる箇所である。この持上部480には、サーボモータが内蔵されており、載置可動部420と同様に制御信号によりサーボモータが駆動して、持上部480が駆動させるように構成されている。
分別装置400では、産業廃棄物Xをカメラで撮像した画像データにより機械学習が行われ、画像データのデータ解析による特徴量と産業廃棄物Xの素材との関係が学習済モデルとして生成されている。この画像データが学習サーバ100に提供されることで、学習部132では、実際にレーンL上に載置される産業廃棄物Xの機械学習を行うことで、より精度の高い学習済モデルを生成し、AIエンジンを構築することを可能にしている。
<処理の流れ>
情報処理システム1の学習サーバ100及び解析装置200が実行する、情報処理方法の一例の処理の流れについて説明する。まず、図6を参照しながら、学習サーバ100が実行する、情報処理方法の一部である機械学習処理の流れについて説明する。図6は、図1の情報処理システム1における機械学習処理の動作を示すフローチャートである。
なお、図2に示す情報処理システム1Aの場合、この機械学習処理が行われる間は、学習サーバ100と解析装置200との間は通信手段Tにより接続されなくてもよい。
ステップS101の処理として、解析装置200の対象データ提供部255では、ユーザの選択により所定のデータ解析の対象となる解析対象データが送信されるので、学習サーバ100の対象データ取得部131では、通信部110を介して取得される。図5に示す分別装置400の例では、レーンL上に載置される産業廃棄物Xがカメラで撮像され、画像データが取得される。取得された対象データは、例えば解析装置201から提供を受けた対象データは対象データDB121Aへ、解析装置202から提供を受けた対象データは対象データDB121Bへ、それぞれ格納される。
ステップS102の処理として、学習部132では、ステップS101で取得され、対象データDB121A,121Bへ格納された対象データに基づいて、機械学習が行われる。
ステップS103の処理として、学習部132では、ステップS102で行われた機械学習の結果により、学習済モデルが生成されて学習済モデルDB122へ格納され、または学習済モデルDB122に格納されている学習済モデルが更新される。学習済モデルの更新は、例えば、機械学習の結果による更新情報と、学習済モデルDB122に格納されている学習済モデルとをマージするアグリゲーションの処理により行われる。
次に、図7を参照しながら、解析装置200が実行する、情報処理方法の一部であるデータ解析処理の流れについて説明する。図7は、図1の情報処理システム1におけるデータ解析処理の動作を示すフローチャートである。
なお、図2に示す情報処理システム1Aの場合、このデータ解析処理が行われる間は、学習サーバ100と解析装置200との間は通信手段Tにより接続され、通信可能になっている。
ステップS201の処理として、学習サーバ100の提供部133では、ユーザの操作によりステップS103で生成された学習済モデルが、解析装置200へ送信されるので、解析装置200のモデル取得部251では、学習サーバ100がラーニングセンターとして提供する学習済モデルが通信部210を介して取得される。取得された学習済モデルは、学習済モデルDB241へ格納される。
ステップS202の処理として、対象データ取得部252では、解析装置200がAIエンジンとしてデータ解析の対象とする対象データが取得される。図4に示す分別装置400の例では、レーンL上に載置される産業廃棄物Xがカメラで撮像され、画像データが取得される。取得された解析対象データは、解析対象データDB142へ格納される。
ステップS203の処理として、解析部253では、ステップS201で取得されて学習済モデルDB241へ格納された学習済モデルに基づき、ステップS201で取得されて対象データDB242へ格納された対象データに対して、AIエンジンとしての所定のデータ解析が行われる。図4に示す分別装置400の例では、産業廃棄物Xの画像データが解析され、産業廃棄物Xの素材の種類が判定される。
ステップS204の処理として、結果出力部254では、ステップS203で行われた対象データに対するデータ解析の結果により、結果データや各種制御信号の出力が行われる。図4に示す分別装置400の例では、分別装置400を動作させる制御信号が出力されて載置可動部420、継手部440、手首部460及び持上部480が動作され、産業廃棄物Xが持上部480により持ち上げられ、産業廃棄物Xの素材の種類に応じて適切な箇所に移動させられる。
次に、図8を参照しながら、学習サーバ100が実行する、情報処理方法の一部である課金額決定処理の流れについて説明する。図8は、図1の情報処理システム1における課金額決定処理の動作を示すフローチャートである。
ステップS301の処理として、解析装置200の操作部230では、対象データ提供部255による対象データの提供を行うか否かを、ユーザの操作により受け付ける。対象データの提供を行うと指示された場合、対象データの提供を行い、対象データの提供を行わないと指示された場合、対象データの提供は行われない。
ステップS302の処理として、学習サーバ100の課金額決定部134では、学習済モデルの提供に対する対価である課金額が決定される。例えば、ステップS301において、取得された対象データを学習サーバ100へ提供することとした場合、課金額が安価に設定され、対象データを学習サーバ100へ提供しないこととした場合、課金額が高価に設定される。
<効果>
以上のように、本実施形態に係る情報処理システム、及び情報処理方法は、データ解析の対象となる対象データを取得し、機械学習を行って学習済モデルを生成し、解析装置へ提供する学習サーバ(ラーニングセンター)と、学習済モデルに基づきデータ解析を行い、学習済モデルの目的に応じた出力を行う解析装置(AIエンジン)とを備えている。そのため、学習サーバで行った機械学習の結果を複数の解析装置で利用可能になる。これにより、大量の教師データによる機械学習の手間を削減し、他者が行った機械学習の成果である学習済モデルを利用することができる。
また、学習サーバと解析装置とに切り分けを行ったことにより、解析装置が学習サーバから切り離され、ローカル環境でも利用可能である。これにより、自社の各種データをクラウドサーバ上に提供することに抵抗がある場合であっても、AIエンジンをローカル環境で利用することが可能になる。
さらに、自己が提供した対象データは、他者(他社)から参照できないように構成されている。そのため、自己の保有するデータを他社に参照されるおそれがなくなるので、データの提供を受け入れる者が増えると考えられ、学習済モデルに対してより多くの学習を行わせることが可能になる。これにより、より精度の高いAIエンジンを構築することが可能である。
(実施形態2)
図9は、本開示の実施形態2に係る情報処理システム1の解析装置200Bを示す機能ブロック構成図である。この解析装置200Bは、学習サーバ100から学習済モデルを取得し、AIエンジンとしてデータ解析の対象となる対象データを学習済モデルに基づいてデータ解析を行い、学習済モデルの目的に応じた出力を行う装置である点において、実施形態1に係る解析装置200と同様であるが、制御部250の機能として、入力受付部256を備えている点において、実施形態1に係る情報処理システム1と異なる。
本実施形態では、学習サーバ100が機械学習を行う際に、機械学習の対象である解析対象データに関連するタグ情報の入力を可能にするものである。
入力受付部256は、学習サーバ100の学習部132による機械学習に際して、機械学習の対象である解析対象データに関連するタグ情報の入力を、ユーザの操作部230の操作により受け付ける。タグ情報は、例えば解析対象データを取得したときの日時や条件の情報である。
また、学習サーバ100の学習部132は、入力受付部256によって受け付けられた解析対象データに関連するタグ情報を、その解析対象データに関連付けるアノテーションの処理を行い、学習済モデルの更新を行ってもよい。その他の構成及び処理の流れについては、実施形態1と同様である。
本実施形態によれば、上記実施形態1の効果に加え、解析対象データに関連するタグ情報の入力が受け付けられる入力受付部を備え、入力されたタグ情報が、その解析対象データに関連付けられるアノテーション処理が行われる。そのため、学習部による機械学習がより適切に行われるので、より精度の高いモデル情報を生成することができる。
(実施形態3)
図10は、本開示の実施形態3に係る情報処理システム1の解析装置200Cを示す機能ブロック構成図である。この解析装置200Cは、学習サーバ100から学習済モデルを取得し、AIエンジンとしてデータ解析の対象となる対象データを学習済モデルに基づいてデータ解析を行い、学習済モデルの目的に応じた出力を行う装置である点において、実施形態1に係る解析装置200と同様であるが、制御部250の機能として、評価部257を備えている点において、実施形態1に係る情報処理システム1と異なる。
本実施形態では、データ解析の結果について評価を行い、その評価結果に基づいて機械学習を行うものである。
評価部257は、データ解析の結果について評価を行い、その評価結果についての評価結果データを生成する。また、この評価結果データを、学習サーバ100へ送信する。評価結果データは、例えば対象データと、学習済モデルによる解析結果のデータとの関係を示したデータでもよく、学習済モデルを評価したデータでもよい。
また、学習サーバ100の学習部132は、評価結果データに基づいて機械学習の対象データを選択してもよい。例えば、データ解析の結果として異常値が検出された場合、その対象データを学習サーバ100へ提供すると、機械学習の対象となって異常値に基づく機械学習が行われることになる。そのため、ノイズであることを示すことで、機械学習に影響を及ぼさないようにすることが可能になる。その他の構成及び処理の流れについては、実施形態1と同様である。
本実施形態によれば、上記実施形態1の効果に加え、評価部を備えたことにより、評価結果データに基づいて機械学習の対象データを選択することが可能になる。そのため、例えば、データ解析の結果として異常値が検出された場合、その対象データを学習サーバへ提供すると、機械学習の対象となって異常値に基づく機械学習が行われることになるが、評価結果により機械学習に影響を及ぼさないようにすることも可能になる。これにより、より精度の高い機械学習が可能になる。
(実施形態4(プログラム))
図10は、コンピュータ(電子計算機)700の構成の例を示す機能ブロック構成図である。コンピュータ700は、CPU701、主記憶装置702、補助記憶装置703、インタフェース704を備える。
ここで、実施形態1ないし3に係る対象データ取得部131と、学習部132と、提供部133と、課金額決定部134と、モデル取得部251と、対象データ取得部252と、解析部253と、結果出力部254と、対象データ提供部255と、入力受付部256と、評価部257とを構成する各機能を実現するための制御プログラム(情報処理プログラム)の詳細について説明する。これらの機能ブロックは、コンピュータ700に実装される。そして、これらの各構成要素の動作は、プログラムの形式で補助記憶装置703に記憶されている。CPU701は、プログラムを補助記憶装置703から読み出して主記憶装置702に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、CPU701は、プログラムに従って、上述した記憶部に対応する記憶領域を主記憶装置702に確保する。
当該プログラムは、具体的には、コンピュータ700において、データ解析の対象となる対象データを取得する対象データ取得ステップと、対象データに基づいて機械学習を行い、データ解析を行うためのモデル情報である学習済モデルを生成し、または学習済モデルを更新する学習ステップと、学習済モデルを解析装置へ提供する提供ステップと、解析装置で学習済モデルを取得するモデル取得ステップと、学習済モデルに基づき、対象データのデータ解析を行う解析ステップと、データ解析の結果により、学習済モデルの目的に応じた出力を行う結果出力ステップと、をコンピュータによって実現する制御プログラムである。
なお、補助記憶装置703は、一時的でない有形の媒体の一例である。一時的でない有形の媒体の他の例としては、インタフェース704を介して接続される磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等が挙げられる。また、このプログラムがネットワークを介してコンピュータ700に配信される場合、配信を受けたコンピュータ700が当該プログラムを主記憶装置702に展開し、上記処理を実行してもよい。
また、当該プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、当該プログラムは、前述した機能を補助記憶装置703に既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせで実現するもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
以上、開示に係る実施形態について説明したが、これらはその他の様々な形態で実施することが可能であり、種々の省略、置換および変更を行なって実施することが出来る。これらの実施形態および変形例ならびに省略、置換および変更を行なったものは、特許請求の範囲の技術的範囲とその均等の範囲に含まれる。
1,1A 情報処理システム、100 学習サーバ、110 通信部、120 記憶部、121A,121B 対象データDB、122 学習済モデルDB、130 制御部、131 対象データ取得部、132 学習部、133 提供部、134 課金額決定部、200,200B,200C 解析装置、210 通信部、220 表示部、230 操作部、240 記憶部、241 学習済モデルDB、242 対象データDB、250 制御部、251 モデル取得部、252 対象データ取得部、253 解析部、254 結果出力部、255 対象データ提供部、256 入力受付部、257 評価部、NW ネットワーク、T 通信手段

Claims (7)

  1. 機械学習を行って特定の学習済モデルを生成する学習サーバと、前記学習済モデルを用いてデータ解析を行う解析装置と、を備える情報処理システムであって、
    前記学習サーバは、
    前記データ解析の対象となる対象データを取得する対象データ取得部と、
    前記対象データに基づいて機械学習を行い、前記データ解析を行うためのモデル情報である前記学習済モデルを生成し、または前記学習済モデルを更新する学習部と、
    前記学習済モデルを前記解析装置へ提供する提供部と、
    前記学習済モデルを前記解析装置へ提供する際の課金額を決定する課金額決定部と、を備え、
    前記解析装置は、
    前記学習サーバから前記学習済モデルを取得するモデル取得部と、
    前記学習済モデルに基づき、前記対象データのデータ解析を行う解析部と、
    前記データ解析の結果により、前記学習済モデルの目的に応じた出力を行う結果出力部と、
    前記学習サーバに対して前記対象データを提供する対象データ提供部と、を備え、
    前記学習サーバは、前記対象データ提供部により、前記解析装置から提供された前記対象データを取得し、
    前記対象データ取得部は、前記解析装置から提供された前記対象データを、他の前記解析装置から参照できないように取得して記憶し、
    前記学習部は、前記解析装置から提供された前記対象データを、他の前記解析装置から参照できないように前記学習済モデルを生成し、または前記学習済モデルを更新し、
    前記課金額決定部は、前記学習済モデルの提供状況または前記対象データの取得状況に基づき、前記学習済モデルを前記解析装置へ提供する際の課金額を決定する、情報処理システム。
  2. 前記課金額決定部は、前記解析装置から前記対象データの提供を受ける場合と、前記対象データの提供を受けない場合とで異なる前記課金額を決定する、請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記課金額決定部は、前記学習済モデルのデータ量、または前記学習済モデルを使用する単位時間当たりの金額に基づき、前記課金額を決定する、請求項1に記載の情報処理システム。
  4. 前記解析装置は、前記対象データに関連するタグデータの入力を受け付ける入力受付部を備え、
    前記対象データ提供部は、前記対象データと共に前記タグデータを前記学習サーバに対して提供し、
    前記対象データ取得部は、前記解析装置から前記タグデータを取得し、前記タグデータを前記対象データに関連付けるアノテーションを行い、
    前記学習部は、前記対象データと、前記タグデータとに基づく機械学習を行う、請求項1または請求項3に記載の情報処理システム。
  5. 前記解析装置は、前記学習済モデルに基づく前記データ解析の結果について評価を行い、評価結果データを生成する評価部を備え、
    前記対象データ提供部は、前記対象データと共に前記評価結果データを前記学習サーバに対して提供し、
    前記対象データ取得部は、前記解析装置から前記評価結果データを取得し、
    前記学習部は、前記評価結果データに基づいて前記対象データを選択し、選択した前記対象データに基づく機械学習を行う、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  6. 機械学習を行って特定の学習済モデルを生成する学習サーバと、前記学習済モデルを用いてデータ解析を行う解析装置と、を備える情報処理システムにおいて、機械学習を行って特定の学習済モデルを生成し、前記学習済モデルを用いてデータ解析を行う解析装置に対して前記学習済モデルを提供する情報処理方法であって、
    前記学習サーバは、
    対象データ取得部が行う、前記データ解析の対象となる対象データを取得する対象データ取得ステップと、
    学習部が行う、前記対象データに基づいて機械学習を行い、前記データ解析を行うためのモデル情報である前記学習済モデルを生成し、または前記学習済モデルを更新する学習ステップと、
    提供部が行う、前記学習済モデルを前記解析装置へ提供する提供ステップと、
    課金額決定部が行う、前記学習済モデルを前記解析装置へ提供する際の課金額を決定する課金額決定ステップと、を実行し、
    前記解析装置は、
    モデル取得部が行う、前記解析装置で前記学習済モデルを取得するモデル取得ステップと、
    解析部が行う、前記学習済モデルに基づき、前記対象データのデータ解析を行う解析ステップと、
    結果出力部が行う、前記データ解析の結果により、前記学習済モデルの目的に応じた出 力を行う結果出力ステップと、
    対象データ提供部が行う、前記学習サーバに対して前記対象データを提供する対象データ提供ステップと、を実行し、
    前記学習サーバは、前記対象データ提供ステップにより、前記解析装置から提供された前記対象データを取得し、
    前記対象データ取得ステップは、前記解析装置から提供された前記対象データを、他の前記解析装置から参照できないように取得して記憶し、
    前記学習ステップは、前記解析装置から提供された前記対象データを、他の前記解析装置から参照できないように前記学習済モデルを生成し、または前記学習済モデルを更新し、
    前記課金額決定ステップは、前記学習済モデルの提供状況または前記対象データの取得状況に基づき、前記学習済モデルを前記解析装置へ提供する際の課金額を決定する、情報処理方法。
  7. 機械学習を行って特定の学習済モデルを生成する学習サーバと、前記学習済モデルを用いてデータ解析を行う解析装置と、を備える情報処理システムにおいて実行される、機械学習を行って特定の学習済モデルを生成し、前記学習済モデルを用いてデータ解析を行う解析装置に対して前記学習済モデルを提供する情報処理プログラムであって、
    前記学習サーバでは、
    前記データ解析の対象となる対象データを取得する対象データ取得ステップと、
    前記対象データに基づいて機械学習を行い、前記データ解析を行うためのモデル情報である前記学習済モデルを生成し、または前記学習済モデルを更新する学習ステップと、
    前記学習済モデルを前記解析装置へ提供する提供ステップと、
    前記学習済モデルを前記解析装置へ提供する際の課金額を決定する課金額決定ステップと、が実行され、
    前記解析装置では、
    前記解析装置で前記学習済モデルを取得するモデル取得ステップと、
    前記学習済モデルに基づき、前記対象データのデータ解析を行う解析ステップと、
    前記データ解析の結果により、前記学習済モデルの目的に応じた出力を行う結果出力ステップと、を電子計算機に実行させるための、情報処理プログラム。
    前記学習サーバに対して前記対象データを提供する対象データ提供ステップと、実行されるための、情報処理プログラムであり、
    前記学習サーバは、前記対象データ提供ステップにより、前記解析装置から提供された前記対象データを取得し、
    前記対象データ取得ステップは、前記解析装置から提供された前記対象データを、他の前記解析装置から参照できないように取得して記憶し、
    前記学習ステップは、前記解析装置から提供された前記対象データを、他の前記解析装置から参照できないように前記学習済モデルを生成し、または前記学習済モデルを更新し、
    前記課金額決定ステップは、前記学習済モデルの提供状況または前記対象データの取得状況に基づき、前記学習済モデルを前記解析装置へ提供する際の課金額を決定する、情報処理プログラム。
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