JP6695145B2 - 光源装置及び照明器具 - Google Patents
光源装置及び照明器具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6695145B2 JP6695145B2 JP2016001005A JP2016001005A JP6695145B2 JP 6695145 B2 JP6695145 B2 JP 6695145B2 JP 2016001005 A JP2016001005 A JP 2016001005A JP 2016001005 A JP2016001005 A JP 2016001005A JP 6695145 B2 JP6695145 B2 JP 6695145B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- wavelength
- light source
- wavelength range
- source device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 89
- 230000031700 light absorption Effects 0.000 claims description 55
- OAICVXFJPJFONN-UHFFFAOYSA-N Phosphorus Chemical compound [P] OAICVXFJPJFONN-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 18
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims description 13
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 7
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 5
- 230000001678 irradiating effect Effects 0.000 claims 2
- 235000013405 beer Nutrition 0.000 description 13
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 11
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 11
- 230000003595 spectral effect Effects 0.000 description 11
- 238000001228 spectrum Methods 0.000 description 8
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 6
- 230000009471 action Effects 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 4
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 4
- 230000008569 process Effects 0.000 description 4
- 238000003860 storage Methods 0.000 description 4
- 229910052693 Europium Inorganic materials 0.000 description 3
- 230000008859 change Effects 0.000 description 3
- OGPBJKLSAFTDLK-UHFFFAOYSA-N europium atom Chemical compound [Eu] OGPBJKLSAFTDLK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 238000005286 illumination Methods 0.000 description 3
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 3
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 3
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 3
- GYDPOKGOQFTYGW-UHFFFAOYSA-N 3-Methyl-2-butene-1-thiol Chemical compound CC(C)=CCS GYDPOKGOQFTYGW-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 150000004767 nitrides Chemical class 0.000 description 2
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 2
- -1 thiol compound Chemical class 0.000 description 2
- YZCKVEUIGOORGS-UHFFFAOYSA-N Hydrogen atom Chemical compound [H] YZCKVEUIGOORGS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- DGAQECJNVWCQMB-PUAWFVPOSA-M Ilexoside XXIX Chemical compound C[C@@H]1CC[C@@]2(CC[C@@]3(C(=CC[C@H]4[C@]3(CC[C@@H]5[C@@]4(CC[C@@H](C5(C)C)OS(=O)(=O)[O-])C)C)[C@@H]2[C@]1(C)O)C)C(=O)O[C@H]6[C@@H]([C@H]([C@@H]([C@H](O6)CO)O)O)O.[Na+] DGAQECJNVWCQMB-PUAWFVPOSA-M 0.000 description 1
- NINIDFKCEFEMDL-UHFFFAOYSA-N Sulfur Chemical compound [S] NINIDFKCEFEMDL-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- UCKMPCXJQFINFW-UHFFFAOYSA-N Sulphide Chemical compound [S-2] UCKMPCXJQFINFW-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 description 1
- 239000002253 acid Substances 0.000 description 1
- NIXOWILDQLNWCW-UHFFFAOYSA-N acrylic acid group Chemical group C(C=C)(=O)O NIXOWILDQLNWCW-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 150000001413 amino acids Chemical class 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 235000019658 bitter taste Nutrition 0.000 description 1
- 231100000676 disease causative agent Toxicity 0.000 description 1
- 239000003822 epoxy resin Substances 0.000 description 1
- 230000005284 excitation Effects 0.000 description 1
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 1
- 229910000037 hydrogen sulfide Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000004615 ingredient Substances 0.000 description 1
- 238000010030 laminating Methods 0.000 description 1
- 229920000647 polyepoxide Polymers 0.000 description 1
- 238000010791 quenching Methods 0.000 description 1
- 230000000171 quenching effect Effects 0.000 description 1
- 239000011734 sodium Substances 0.000 description 1
- 229910052708 sodium Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910052717 sulfur Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000011593 sulfur Substances 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Fastening Of Light Sources Or Lamp Holders (AREA)
- Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
- Distillation Of Fermentation Liquor, Processing Of Alcohols, Vinegar And Beer (AREA)
Description
また、本発明に係る光源装置によれば、波長変換部にて予め定められた波長帯の光を変換しきれない場合には、この光は波長変換部を通過してしまう。しかし、この変換しきれなかった光は、光吸収部にて吸収される。このため、光源装置では、日光臭の要因となる520(nm)以下の波長(特定波長帯)をより確実にカットすることができる。
図1は、本実施の形態に係る光源装置100を備えた照明器具1の斜視図である。図2は、図1に示す点線A−Aにおける断面図である。図1及び図2に基づいて、光源装置100及び照明器具1について説明する。
本実施の形態に係る光源装置100は、光のエネルギー効率が低下してしまうことを抑制しながら、特定波長帯の光をカットすることができる改良が加えられたものである。
照明器具1は、複数の光源11及び複数の光源11が実装された基板12を有する光源モジュール10(または光源)と、光源モジュール10から出射される光の波長特性を変換して出射するカバー20と、光源モジュール10が取り付けられる筐体30と、基板12の側方に配置される反射部40と、カバー20を反射部40との間に挟み込むように支持し筐体30に固定される外枠部50とを有している。
光源モジュール10は、光源11及び基板12を含む。また、光源11には、例えば、一般的に使用される白色LED、有機EL等の発光ダイオードを採用することができる。基板12は、複数の光源11が実装されている。なお、光源モジュール10は、図示しない点灯装置から電力が供給され点灯する。
光源11は、例えば、複数が基板12に実装される。基板12は、たとえば、ガラスエポキシ樹脂等で構成することができる。また、基板12には、光源11から照射された光を反射する光反射材が形成されているとよい。この光反射材は、例えば、光を高効率に反射することができる白色等の樹脂で構成することができる。そして、この光反射材は、基板12のうち、光源11と電気的に接続される部分以外の部分に形成するとよい。これにより、光源11から照射された光のうち、カバー20に直接進まない光も、カバー20に向けることができる。
カバー20は、例えば円板形状であり、光源11から照射された光等が通過する。カバー20は、例えば、光源11の対向位置に配置される。カバー20の厚みは、例えば、2〜3mm程度に設定する。カバー20は、予め定められた波長帯の光を別の波長域の光に変換する波長変換部21と、予め定められた波長帯の光を吸収する光吸収部22とを備えている。つまり、光吸収部22は、カバー20を予め定められた波長帯の光が通過してしまうことを防いでいる。
波長変換部21は、例えば、蛍光体を含むアクリル板で構成することができる。ここで、波長変換部21には、単一種類の蛍光体を用いてもよいし、複数種類の蛍光体を用いてもよい。
単一種類の蛍光体を用いる場合においては、蛍光体は、光源11の特定波長帯の光によって励起し、異なる分光分布の光(蛍光)を放射する橙〜赤色の蛍光体を用いる。橙〜赤色の蛍光体の成分は、例えば、ユーロピウム付活アルカリ土類窒化物蛍光体を用いることができる。なお、ユーロピウム付活アルカリ土類硫化物蛍光体を用いてもよいが、ユーロピウム付活アルカリ土類窒化物蛍光体の方が、耐水性及び温度消光等の特性面でメリットがある。
複数種類の蛍光体を用いる場合においては、橙〜赤色の蛍光体に加えて、光源11の特定波長帯の光によって励起し、異なる分光分布の光を発光する緑色〜黄色の蛍光体を用いるとよい。
その他に、波長変換部21は、例えば、ゴムシートに蛍光体を配合したものに対し、樹脂をラミネートして構成することもできる。
このように、波長変換部21から照射される光は、概ね、より長波長に変換された一部の光k1と、波長が変わらない他部の光k2と、から構成されることになる。
このように、波長変換部21から照射される光は、概ね、より長波長に変換された一部の光k3と、波長が変わらない他部の光k4と、から構成されることになる。
ここで、光吸収部22は、光の吸収特性の特に強まる範囲が、第1の波長範囲に設定されているため、その周囲の波長範囲である第2の波長範囲においては、ゆるやかに光の吸収特性が弱まっている。しかし、他部の光k4のエネルギーが小さいので、光の吸収特性が弱まっていても賄うことができる。
筐体30は、光源モジュール10が取り付けられる略円板状の取付部31と、取付部31の光源モジュール10が取り付けられる面の反対面から突設して設けられ光源モジュール10から発生する熱を放熱するフィン32とを有している。
反射部40は、光源モジュール10の側方を囲むような略筒形状であり、内側の面が光源モジュール10からカバー20に向けて広がるように傾斜している。
外枠部50は、反射部40の側方を囲むような略筒形状をしているものである。外枠部50は、一方の端部側が、径の中心側に突出して形成された内側鍔部51を含む。また、外枠部50は、他方の端部側が、径が大きくなる側に突出して形成された外側鍔部52を含む。内側鍔部51は、反射部40の端部とともに、カバー20を挟み支持する。また、外側鍔部52は、例えばねじ等により、筐体30の取付部31に固定される。
図3は、本実施の形態に係る光源装置100が含む光源11の分光分布の図である。図4は、本実施の形態に係る光源装置100の波長変換部21の特性についての説明図である。図5は、本実施の形態に係る光源装置100の光吸収部22の特性についての説明図である。図3〜図5を参照して、光源11の特性、波長変換部21の特性及び光吸収部22の特性等について説明する。
なお、図4の縦軸の100%は、波長変換部21に入射する前の光の各波長の強度を示している。図4の実線で示す曲線は、波長変換部21から出射される光の各波長の強度を示している。したがって、図4の曲線のうち、100%よりも低い部分は、波長変換部21を通過する過程で光が弱められたことを示し、100%よりも高い部分は、波長変換部21を通過する過程で光りが強められたことを示している。
一方、波長変換部21は、第1の波長範囲においても波長の変換がなされるが、その特性は、第2の波長範囲との比較においては強くはない。図4に示すように、波長変換部21の作用によって、第1の波長範囲及び第2の波長範囲の光は、縦軸の100%より低くなっており弱められていることがわかり、また、これらの範囲より長波長の範囲の光については縦軸の100%よりも大きくなっており強められていることが分かる。
図6は、本実施の形態に係る光源装置100が含む光源11から出射される光のうちの特定波長帯の光がカットされることを説明する図である。図6等を参照して、本実施の形態に係る光源装置100の有する効果について説明する。
本実施の形態に係る光源装置100は、光を照射する光源11と、光源11の光が通過するカバー20と、を備え、カバー20は、光源11から照射された光のうち予め定められた波長帯wの光を、波長帯wよりも長波長へ変換する波長変換部21と、波長変換部21よりも光源11から遠い位置に設けられ、波長帯wの光を吸収する光吸収部22とを含むものである。ここで、予め定められた波長帯wとは、図6に示すように、第1の波長範囲及び第2の波長範囲より構成されている。以下において、予め定められた波長帯wは、単に波長帯wと略記することがある。
光源11から照射された波長帯wを含む光は、カバー20の波長変換部21において波長帯wよりも長波長に変換される。つまり、波長帯wの光を吸収してしまうのではなく、波長帯wよりも長波長に変換するということである。このように、光源装置100では、カバー20から光を照射するにあたって、波長帯wの光のエネルギーを利用するものであり、最終的にカバー20から照射される光の強さが低減してしまうことを抑制することができる。これは、図6に示すように、波長帯wよりも長波長範囲(特に、550(nm)〜650(nm)の範囲)においては、破線で示す曲線よりも実線で示す曲線の方が上側に来ていることから把握することができる。
また、波長変換部21で波長が変換されなかった波長帯wの波長に属する光は、光吸収部22にて吸収される。これにより、波長帯wの光が、光源装置100が設置される空間の光照射対象等に照射されることを防いでいる。これは、図6に示すように、波長帯wにおいては、破線で示す曲線よりも実線で示す曲線の方が下側にきており、縦軸の数値も0に近いことから把握することができる。
ここで、ビールの瓶には日光臭の要因となる特定波長帯は、520(nm)以下である。また、光源11の波長は、380(nm)〜780(nm)程度の範囲である。波長帯wは、特定波長帯及び光源11の波長の範囲の両方を満たす380(nm)〜520(nm)の範囲を包含している。本実施の形態に係る光源装置100は、波長帯wの放射エネルギーをカットしてしまうだけではなく、波長帯wよりも長波長の放射エネルギーに変換して利用するようにしている。このため、光源装置100の光のエネルギー効率が低下してしまうことを抑制することができる。
また、本実施の形態に係る光源装置100は、波長変換部21にて波長が変換されなかった、波長帯wの光については、光吸収部22でカットすることができる。
本実施の形態に係る光源装置100は、波長帯wは、第1の波長範囲及び第1の波長範囲よりも長波長の第2の波長範囲が含まれており、波長変換部21は、第1の波長範囲よりも第2の波長範囲の方が、光源11の光の変換特性が高くなるように構成され、光吸収部22は、第2の波長範囲よりも第1の波長範囲の方が、光源11の光の吸収特性が高くなるように構成されているものである。
図7は、本実施の形態に係る光源装置100から照射される光の分光分布を示した図である。
図7(a)は、光源11の光の分光分布を示している。
図7(b)は、光源11の光が波長変換部21に入射して、放射エネルギーの一部が長波長の放射エネルギーに変換されたときの分光分布を示している。
図7(c)は、光吸収部22に入射した光について、波長帯wの放射エネルギーが吸収されたときの分光分布を示している。
上記の光源装置100の効果2について図7に基づいて説明する。ここで、便宜的に、光源11から照射された光について、第1の波長範囲の波長の光と、第2の波長範囲の光と、第2の波長範囲よりも長波長である光とに分けて説明する。
第2の波長範囲の光は、波長変換部21の作用により、放射エネルギーの略全部が第2の波長範囲よりも長波長の放射エネルギーに変換される。その結果、図7(b)に示すように、波長変換部21から照射された第2の波長範囲の光の相対強度は、スペクトルL21で示されるように非常に小さくなる。
そして、図7(b)に示すように、波長変換部21から照射された第2の波長範囲よりも長波長の光の相対強度は、スペクトルL31で示されるように大きくなる。
波長変換部21から出射された第2の波長範囲の光についても、光吸収部22の作用により、放射エネルギーが吸収される。つまり、光の相対強度は、図7(c)に示すスペクトルL22のようになる。
波長変換部21から出射された第2の波長範囲よりも長波長の光は、波長が長いため、光吸収部22をそのまま通過する。そして、光照射対象等に照射されることになる。
波長変換部21の特性が逆となっていると、第1の波長範囲については放射エネルギーが非常に小さくなるが、第2の波長範囲については放射エネルギーが相当量残る。ここで、光吸収部22の特性は、第1の波長範囲については光を吸収しやすいが、第2の波長範囲については光を吸収しにくいものとなっている。したがって、第1の波長範囲の光については光吸収部22で吸収することができるが、第2の波長範囲の光については光吸収部22で吸収しきれず、カバー20をそのまま通過してしまう場合がある。
これは、光吸収部22のうち光を特に吸収しやすい範囲(光吸収波長領域)と、光を特に通過させやすい範囲(光透過領域)との間には、光吸収特性が若干落ちる変化領域が形成されてしまうことが避けにくいという事情があるからである。
したがって、波長変換部21は、第1の波長範囲よりも第2の波長範囲の方が、光源11の光の変換がしやすくなるように構成されていることが好ましい。これにより、より確実に波長帯wの光がカバー20から照射されてしまうことを防ぐことができる。
図7(a)に示すように、第1の波長範囲の放射エネルギーの方が、第2の波長範囲の放射エネルギーよりも相対強度が大きい。しかし、光吸収部22の特性が逆となっていると、第1の波長範囲の放射エネルギーを吸収することができなくなってしまうことになる。したがって、波長変換部21の特性に対応するように、光吸収部22の特性が設定されていることが好ましい。
つまり、波長変換部21が、第1の波長範囲よりも第2の波長範囲の方が光源11の光の変換がしやすい場合には、光吸収部22は、第2の波長範囲よりも第1の波長範囲の方が光源11の光の吸収がしやすい特性を持たせることが好ましい。
本実施の形態に係る光源装置100は、光吸収部22は、第2の波長範囲の波長のうちの最大側の波長以上において、光源11の光の透過特性が最大となるように構成されているものである。
ここで、光吸収部22は、第2の波長範囲よりも長波長の光の吸収特性、第2の波長範囲の光の吸収特性、第1の波長範囲の光の吸収特性の順番に、特性が強くなっている。
仮に、波長変換部21の特性が逆であることに加えて、さらに、光吸収部22の特性が高い波長側にずれていると、次のような不具合がある。なお、光吸収部22の特性が高い波長側にずれていると、第2の波長範囲よりも長波長の光の吸収特性、及び第2の波長範囲の光の吸収特性が強くなることに対応する。
この場合においては、波長変換部21の特性が逆であることから、第2の波長範囲については放射エネルギーが相当量残ることになるが、第2の波長範囲の光の吸収特性が強くなっているため、光を吸収することができる。しかし、波長変換部21にて折角、第2の波長範囲よりも長波長の放射エネルギーの大きくしたにもかかわらず、第2の波長範囲の光が光吸収部22にて吸収されてしまい、放射エネルギーが小さくなってしまうという不具合が生じる。
したがって、波長変換部21は、さらに、第2の波長範囲のうちの最大の波長において、光吸収特性が最小になる(光透過特性が最大になる)ようになっていることが好ましい。これにより、光源装置100の明るさが低減してしまうことを抑制することができる。また、ここでは、第2の波長範囲のうちの最大の波長と述べたが、それに限定されるものではなく、最大の波長からずれていてもよい。例えば、第2の波長範囲内であって第2の波長範囲の最大側(最大寄り)の波長で、光吸収特性が最小(光源11の光の透過特性が最大)になっていてもよい。
本実施の形態に係る光源装置100は、光源11が実装された基板12をさらに備え、基板12には、光源11の実装面に光反射材が形成されているものである。これにより、発光ダイオードから照射された光のうちカバー20に直接進まなかったものについても、光反射材で反射させてカバー20に導くことができ、光源装置100の明るさが低減してしまうことを抑制することができる。
本実施の形態に係る光源装置100を備えた照明器具1は、光源装置100が設けられた筺体と、筐体に取り付けられ、光源装置100の光源11の周囲に配置され、光源11の光を反射する反射面が形成されている筒状の反射部40と、反射部40のうち筐体30に取り付けられている側とは反対側の開口端部に設けられ、光源装置100のカバー20を支持する外枠部50と、を備えたものである。照明器具1は、上述の光源装置100と同様の効果を得ることができる。
図8は、本実施の形態に係る光源装置100の変形例である。図8(a)は光源装置200の斜視図であり、図8(b)は図8(a)のB−B断面図である。
なお、本実施の形態では、光源モジュール10とカバー20を備えた図1に示すような光源装置100について説明をおこなったが、図8に示す態様の光源装置200であってもよい。
光源装置200は、たとえば断面円弧状の外郭であるカバー220と、カバー220の一端側に取り付けられた給電口金260と、カバー220の他端側に取り付けられたアース口金250と、カバー220に収納され、複数の光源11が設けられた光源モジュール10と、光源モジュール10が設けられた長尺状のヒートシンク290とを備えているものである。そして、カバー220は、波長変換部21と同様の機能を有する波長変換部221と、光吸収部22と同様の機能を有する光吸収部222とを備えている。
Claims (5)
- 青色LED及び前記青色LEDに照射されることで黄色を発光する蛍光体によって白色光を照射する光源と、
前記光源の光が通過するカバーと、
を備え、
前記カバーは、
前記光源から照射された白色光のうち予め350(nm)〜550(nm)に定められた波長帯の光を、前記波長帯よりも長波長へ変換する波長変換部と、
前記波長変換部よりも前記光源から遠い位置に設けられ、前記波長帯の光を吸収する光吸収部とを含む
光源装置。 - 前記波長帯には、
第1の波長範囲及び前記第1の波長範囲よりも長波長の第2の波長範囲が含まれており、
前記波長変換部は、
前記第1の波長範囲よりも前記第2の波長範囲の方が、前記光源の光の変換特性が高くなるように構成され、
前記光吸収部は、
前記第2の波長範囲よりも前記第1の波長範囲の方が、前記光源の光の吸収特性が高くなるように構成されている
請求項1に記載の光源装置。 - 前記光吸収部は、
前記第2の波長範囲の波長のうちの最大側の波長以上において、前記光源の光の透過特性が最大となるように構成されている
請求項2に記載の光源装置。 - 前記光源が実装された基板をさらに備え、
前記基板には、
前記光源の実装面に光反射材が形成されている
請求項1〜3のいずれか一項に記載の光源装置。 - 請求項1〜4に記載の光源装置と、
前記光源装置が設けられた筐体と、
前記筐体に取り付けられ、前記光源装置の光源の周囲に配置され、前記光源の光を反射する反射面が形成されている筒状の反射部と、
前記反射部のうち前記筐体に取り付けられている側とは反対側の開口端部に設けられ、前記光源装置のカバーを支持する外枠部と、
を備えた
照明器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016001005A JP6695145B2 (ja) | 2016-01-06 | 2016-01-06 | 光源装置及び照明器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016001005A JP6695145B2 (ja) | 2016-01-06 | 2016-01-06 | 光源装置及び照明器具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017123244A JP2017123244A (ja) | 2017-07-13 |
JP6695145B2 true JP6695145B2 (ja) | 2020-05-20 |
Family
ID=59306374
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016001005A Active JP6695145B2 (ja) | 2016-01-06 | 2016-01-06 | 光源装置及び照明器具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6695145B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6297127B1 (ja) * | 2016-12-12 | 2018-03-20 | 星和電機株式会社 | ビールの日光臭を抑制する照明器具 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006156187A (ja) * | 2004-11-30 | 2006-06-15 | Mitsubishi Electric Corp | Led光源装置及びled電球 |
JP5660662B2 (ja) * | 2010-03-19 | 2015-01-28 | 東芝ライテック株式会社 | 照明装置 |
JP4916564B2 (ja) * | 2010-04-07 | 2012-04-11 | 三菱電機照明株式会社 | 発光装置 |
EP2650609B1 (en) * | 2012-04-13 | 2016-09-14 | LG Innotek Co., Ltd. | Lighting device |
JP2013257985A (ja) * | 2012-06-11 | 2013-12-26 | Panasonic Corp | 発光モジュール、ランプユニット、及びそれを用いた照明装置 |
-
2016
- 2016-01-06 JP JP2016001005A patent/JP6695145B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017123244A (ja) | 2017-07-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6321192B2 (ja) | 発光モジュール、ランプ、照明器具及び物体を照射する方法 | |
KR101758188B1 (ko) | 고체 상태 광원 전구 | |
EP2898548B1 (en) | A light emitting assembly, a lamp and a luminaire | |
US20120106127A1 (en) | Light emitting device | |
WO2009112961A1 (en) | Laser light source and luminaire | |
WO2013118037A1 (en) | A lighting assembly, a color conversion element, a lamp and a luminaire | |
WO2013073701A1 (ja) | 照明装置、車両用前照灯、およびダウンライト | |
EP2627945B1 (en) | Optical element edge treatment for lighting device | |
US20070268696A1 (en) | Optoelectronic module and lighting device including the optoelectronic module | |
JP5994537B2 (ja) | 発光バルブ及び車両用灯具 | |
KR101857772B1 (ko) | 조명 장치 | |
RU2600312C2 (ru) | Осветительное устройство, лампа и светильник | |
JP6695145B2 (ja) | 光源装置及び照明器具 | |
GB2460703A (en) | Light-transmittable cover for a light emitting diode bulb | |
US10883671B2 (en) | Optical device augmenting the emission of electro-luminescent light sources with help of a dichroic ZnO nanorod comprising filter | |
KR20160107774A (ko) | 조명장치 및 이를 포함하는 차량용 램프 | |
JP6760007B2 (ja) | 光源装置 | |
KR102352052B1 (ko) | 미러형 레이저 발광 램프 | |
KR20150145651A (ko) | 차량용 램프 | |
WO2013054226A1 (en) | Light-emitting arrangement | |
KR101486006B1 (ko) | 발광 다이오드 조명장치 | |
KR100955224B1 (ko) | 나노패턴이 형성된 반사체를 갖는 led조명등 | |
JP2015018677A (ja) | 照明装置 | |
JP6745471B2 (ja) | 発光装置及びそれを用いた照明装置 | |
CN111197725A (zh) | 一种照明装置及灯具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20181203 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190827 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190830 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20191016 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200324 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200421 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6695145 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |