JP6694720B2 - 圧縮空気乾燥システム及び圧縮空気乾燥システム用のチェックバルブ - Google Patents

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Description

本発明は、圧縮機から供給された圧縮空気を乾燥する圧縮空気乾燥システム及び圧縮空気乾燥システム用のチェックバルブに関する。
トラック、バス、建機等の自動車は、内燃機関と接続した圧縮機から送られる圧縮空気を利用してブレーキやサスペンション等のシステムを制御している。その圧縮機の下流には、圧縮空気から水分や油分を除去するためにエアドライヤが設けられることがある。
エアドライヤ内には、シリカゲルやゼオライト等の乾燥剤が充填されている。エアドライヤは、圧縮空気に含まれる水分を除去するロード運転と、乾燥剤を再生させるアンロード運転とを行う。ロード運転時には、エアドライヤの入口から送入された圧縮空気は乾燥剤を通過して、エアドライヤの出口から乾燥圧縮空気として排出される。また、アンロード運転時には、エアドライヤ内に設けられたドレンバルブ装置が開弁されることによって、乾燥圧縮空気がロード運転時とは逆方向にエアドライヤ内を通過する。これにより、エアドライヤの乾燥剤に捕捉された油水分が除去され、それらの油水分はドレンバルブ装置からドレンとして排出される。
ところで、アンロード運転時にエアドライヤの入口が開いていると、当該入口から流入した圧縮空気が開弁したドレンバルブ装置から大気に排出されてしまう。すなわち、圧縮空気がエアドライヤを介して大気に排出される。そのため、エアドライヤに、ロード運転時にはエアドライヤの入口及び出口を開き、アンロード運転時にはエアドライヤの入口及び出口を閉じるチェックバルブ(入口開閉装置)を設けることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第2014/061582号
上記のように圧縮機に接続されているチェックバルブの入口には、高圧及び高温であって油分を含む圧縮空気が流入することとなる。したがって、チェックバルブは、そのような過酷な状況でチェックバルブの閉弁時におけるシール性の向上が求められている。
尚、こうした課題は、自動車に限らず、圧縮機に接続された圧縮空気を清浄化する圧縮空気乾燥システムが搭載される装置においては概ね共通したものである。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、閉弁時におけるシール性を向上させることのできるチェックバルブ、及びそのチェックバルブが設けられた圧縮空気乾燥システムを提供する。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について説明する。
上記課題を解決する圧縮空気乾燥システムは、圧縮機と、前記圧縮機から送られた圧縮空気に含まれる水分及び油分の少なくとも一方を捕捉するロード運転、及び捕捉した水分及び油分の少なくとも一方を含むドレンをドレンバルブ装置を介して排出するアンロード運転を行う除去装置と、前記除去装置の内部又は前記除去装置の外部に設けられ、前記ドレンバルブ装置を空気圧で開閉するとともに、前記圧縮機にアンロード運転であることを示す信号を圧縮空気によって出力する調圧装置と、前記圧縮機と接続される第1ポート、前記除去装置と接続される第2ポート、及び前記信号が入力される第3ポートを有するチェックバルブと、を備え、前記チェックバルブは、前記第1ポート、前記第2ポート、及び前記第3ポートを有するボディと、当該ボディ内に摺動可能に設けられたピストンと、を備え、前記ピストンは、前記ボディと当接し弾性体からなる当接部材と、前記ボディに対して摺接する摺接部材と、を備えることをその要旨としている。
上記課題を解決する圧縮空気乾燥システム用のチェックバルブは、圧縮機と、前記圧縮機から送られた圧縮空気に含まれる水分及び油分の少なくとも一方を捕捉するロード運転、及び捕捉した水分及び油分の少なくとも一方を含むドレンをドレンバルブ装置を介して排出するアンロード運転を行う除去装置と、前記除去装置の内部又は前記除去装置の外部に設けられ、前記ドレンバルブ装置を空気圧で開閉するとともに、前記圧縮機にアンロード運転であることを示す信号を圧縮空気によって出力する調圧装置と、を備える圧縮空気乾燥システムに用いられるチェックバルブであって、前記圧縮機と接続される第1ポート、前記除去装置と接続される第2ポート、及び前記信号が入力される第3ポートを有するボディと、当該ボディ内に摺動可能に設けられたピストンと、を備え、前記ピストンは、前記ボディと当接し、弾性体からなる当接部材と、前記ボディに対して摺接する摺接部材と、を備えることをその要旨としている。
上記構成では、チェックバルブのボディに当接するピストンの当接部材が弾性体からなり、この当接部材がピンによってピストンの摺接部材に固定される。このため、ピストンがボディに当接する閉弁時に、弾性体からなる当接部材がボディに当接すると当接部材が弾性変形しながら密閉する。よって、閉弁時におけるシール性を向上させることができる。
上記圧縮空気乾燥システムについて、前記ピストンは、前記摺接部材に前記当接部材を固定するピンを備え、前記摺接部材は、前記当接部材を突出した状態で収容し、前記当接部材が前記ピンによって圧入固定される収容部を備えることが好ましい。
上記圧縮空気乾燥システム用のチェックバルブについて、前記ピストンは、前記摺接部材に前記当接部材を固定するピンを備え、前記摺接部材は、前記当接部材を突出した状態で収容し、前記当接部材が前記ピンによって圧入固定される収容部を備えることが好ましい。
上記構成では、当接部材が収容部にピンによって圧入固定されるため、摺接部材と当接部材との隙間の発生を抑制することができる。よって、摺接部材と当接部材との隙間に圧縮空気が入り込むことを抑制することができ、閉弁時におけるシール性を向上させることができる。
上記圧縮空気乾燥システムについて、前記摺接部材には、前記当接部材の外周を支持する支持部を備えることが好ましい。
上記圧縮空気乾燥システム用のチェックバルブについて、前記摺接部材には、前記当接部材の外周を支持する支持部を備えることが好ましい。
上記構成では、当接部材の外周を支持部が支持する。このため、当接部材がチェックバルブのボディに当接して変形したとしても、過度な変形を抑制して、当接部材のへたりを抑制することができる。また、当接部材が過度に変形した際に、支持部がチェックバルブのボディに当接することで、閉弁時のピストンの過度な移動を抑制することができる。
上記圧縮空気乾燥システムについて、前記ボディは、前記第1ポート、前記第2ポート、及び前記第3ポートを接続する通路が形成された第1ボディと、前記第3ポートを形成するとともに、前記ピストンが摺接する摺接部を有する筒状の第2ボディとを備え、前記第1ボディにおける前記第2ボディが接続される部分の内周面には、雌螺子が設けられ、前記第2ボディの外周面には、前記雌螺子に螺合する雄螺子が設けられていることが好ましい。
上記圧縮空気乾燥システム用のチェックバルブについて、前記ボディは、前記第1ポート、前記第2ポート、及び前記第3ポートを接続する通路が形成された第1ボディと、前記第3ポートを形成するとともに、前記ピストンが摺接する摺接部を有する筒状の第2ボディとを備え、前記第1ボディにおける前記第2ボディが接続される部分の内周面には、雌螺子が設けられ、前記第2ボディの外周面には、前記雌螺子に螺合する雄螺子が設けられていることが好ましい。
上記構成では、ピストンが摺接する摺接部を有する第2ボディを第1ボディと別体として、第2ボディを第1ボディに螺合することで組み付ける。このため、メンテナンスの際に脱着が容易である。
本発明によれば、圧縮空気乾燥システムに用いられるチェックバルブの閉弁時におけるシール性を向上させることができる。
圧縮空気乾燥システムの一実施形態について、エアドライヤのロード運転時における圧縮空気の流れを示すブロック図。 同実施形態の圧縮空気乾燥システムについて、エアドライヤのアンロード運転時における圧縮空気の流れを示すブロック図。 同実施形態のチェックバルブであって、開弁状態における断面図。 同実施形態のチェックバルブの開弁状態における断面拡大図。 同実施形態のチェックバルブであって、閉弁状態における断面図。 チェックバルブの変形例であって、開弁状態における断面図。 圧縮空気乾燥システムの変形例であって、エアドライヤのロード運転時における圧縮空気の流れを示すブロック図。 同変形例の圧縮空気乾燥システムであって、エアドライヤのアンロード運転時における圧縮空気の流れを示すブロック図。
以下、図1〜図5を参照して、圧縮空気乾燥システムの一実施形態について説明する。圧縮空気乾燥システムは、トラック、バス、建機等の自動車に搭載されている。
図1に示されるように、圧縮空気乾燥システム1は、内燃機関に接続された過給機15の下流に接続されている。圧縮空気乾燥システム1は、圧縮機10、除去装置としてのエアドライヤ11、調圧装置としてのガバナ装置19を備えている。圧縮空気乾燥システム1は、過給機15に接続された圧縮機10から送られる圧縮空気中の油水分をエアドライヤ11によって除去し、乾燥した圧縮空気をタンク18に貯留し、乾燥圧縮空気をタンク18からブレーキやサスペンション等のシステムへ供給する。圧縮機10には、過給機15によって圧縮された圧縮空気が供給されるので、圧縮機10における圧縮量が少なくて済む。このため、圧縮機10は、過給機15がない、又は過給機15から供給されない自動車に搭載された圧縮機に比して小型化されている。
圧縮機10は、管路17aを介して、チェックバルブ20に接続されている。チェックバルブ20は、第1ポート26、第2ポート27、及び第3ポート28を有する。第1ポート26は、管路17aを介して圧縮機10に接続されている。第2ポート27は、管路17bを介してエアドライヤ11に接続されている。第3ポート28は、管路17c及び圧縮機10とガバナ装置19とを接続する接続管である管路19aを介して、ガバナ装置19に接続されている。管路19aは、アンロード運転であることを圧縮機10に出力する空圧信号として圧縮空気が送られる接続管である。
エアドライヤ11は、乾燥剤11aを内部に備えている。また、エアドライヤ11は、出口11c側に設けられた逆止弁12を備えている。逆止弁12は、タンク18の内圧が設定圧以下の場合に、エアドライヤ11からタンク18への乾燥圧縮空気の供給を許容する。また、逆止弁12は、タンク18の内圧が設定圧を超えた場合に、エアドライヤ11からタンク18への乾燥圧縮空気の供給を止める。
また、エアドライヤ11は、乾燥剤11aの再生によって生じた油水分であるドレンを排出するドレン排出口11dを備えている。ドレン排出口11d側には、ドレンバルブ装置13が設けられている。ドレン排出口11dには、ドレン排出管17gが接続されている。ドレン排出管17gは、ドレン及び空気を分離して油水分を貯留するオイルセパレータ(図示略)に接続されている。このオイルセパレータは、大気に開放されている。
また、ドレンバルブ装置13には、管路17fを介して、ガバナ装置19が接続されている。ガバナ装置19は、管路17eを介してタンク18に接続されている。ガバナ装置19とタンク18とを接続する管路17eは、エアドライヤ11とタンク18とを接続する管路17dから分岐している。タンク18は、ブレーキシステムやサスペンションシステムなどの自動車のエア系統に接続されている。
ガバナ装置19は、エア系統を作動させない、言い換えれば圧縮機10からタンク18に供給しないときには、管路19aを介してタンク18の乾燥圧縮空気を圧縮機10に供給する。これにより、圧縮機10は、エアドライヤ11側に圧縮空気を供給しない状態となる。ガバナ装置19が圧縮機10への乾燥圧縮空気の供給を停止すると、圧縮機10はエアドライヤ11側に圧縮空気を供給する状態となる。また、圧縮機10がエアドライヤ11に圧縮空気を供給している状態において、タンク18の内圧が設定圧を超えると、ガバナ装置19から、タンク18内の乾燥圧縮空気が空圧信号として圧縮機10、ドレンバルブ装置13、及びチェックバルブ20に送られる。
エアドライヤ11は、圧縮空気から油水分を除去する除湿作用(ロード運転)と、乾燥剤11aに吸着させた油水分を取り除き外部に放出することによって乾燥剤11aを再生する再生作用(アンロード運転)とを行う。ロード運転時には、チェックバルブ20は、第1ポート26及び第2ポート27を連通させた状態である。また、ドレンバルブ装置13は閉弁し、逆止弁12は開弁している。このとき、圧縮機10から送られた圧縮空気は、エアドライヤ11の入口11bから流入して乾燥剤11aを通過することによって除湿される。除湿された圧縮空気である乾燥圧縮空気は、エアドライヤ11の出口11cから排出され、タンク18に貯留される。
図2に示すように、タンク18の内圧が設定圧を超えると、タンク18から管路17eを介してガバナ装置19へ乾燥圧縮空気が送られる。このとき、エアドライヤ11の逆止弁12が閉弁することによって、タンク18からエアドライヤ11内へは乾燥圧縮空気が逆流しない。ガバナ装置19は、管路19a及び管路17cを介して乾燥圧縮空気をチェックバルブ20に供給し、チェックバルブ20を空気圧で閉弁する。これにより、チェックバルブ20は、第1ポート26及び第2ポート27を非連通状態とする。同時に、ガバナ装置19は、管路17eを介してドレンバルブ装置13に乾燥圧縮空気を供給して、空気圧によってドレンバルブ装置13を開弁する。チェックバルブ20が閉じられるタイミングは、ドレンバルブ装置13が開くタイミングと同じか、又は若干早くなることが望ましい。このようにチェックバルブ20を閉じることにより、圧縮機10からエアドライヤ11への圧縮空気の供給が防止されるので、圧縮機10から送られる圧縮空気がドレンバルブ装置13を介して大気に排出されることを防ぐことができる。そのため、過給機15による過給圧が低下することを防ぐことができる。
エアドライヤ11内の乾燥圧縮空気は、ロード運転時とは逆の方向に乾燥剤11a内を流れる。これにより、乾燥剤11aに吸着した油分及び水分が取り除かれ、乾燥圧縮空気とともにドレン排出口11dに流れる。なお、エアドライヤ11には、例えばスポンジ、金属圧縮材、繊維質材など、空気が通過する細孔を有するフィルタが設けられていることがある。アンロード運転時には、エアドライヤ11のフィルタによって吸着された油水分も取り除かれ、エアドライヤ11からドレンとして排出される。
次に、図3〜図5を参照して、チェックバルブ20について詳述する。
図3及び図5に示すように、チェックバルブ20は、ボディ21を備えている。ボディ21は、第1ボディ22と第2ボディ23とを備えている。
第1ボディ22及び第2ボディ23は、耐熱性及び耐油性を有する材料からなる。第1ボディ22及び第2ボディ23は、同じ材料から形成されていてもよいし、異なる材料から形成されていてもよい。例えば、第1ボディ22又は第2ボディ23は、アルミニウム、鉄、チタンなどの金属、又は複数の金属元素を含む合金、例えばステンレス、亜鉛鋳鉄から形成されている。第1ボディ22又は第2ボディ23が金属からなる場合には、鋳造により形成される。又は、第1ボディ22又は第2ボディ23は、例えばPBT(ポリブチレンテレフタレート樹脂)、PPS(ポリフェニレンスルファイド樹脂)、POM(ポリアセタール樹脂)、ナイロン樹脂といった熱硬化性樹脂などからなる。第1ボディ22又は第2ボディ23が合成樹脂からなる場合には、射出成型などにより形成される。
第1ボディ22は直方体状であって、第1ボディ22の直交する2面には圧縮機10に接続される第1ポート26と、エアドライヤ11に接続される第2ポート27とが設けられている。
第1ボディ22の第1ポート26と反対側には、第2ボディ23が取り付けられている。第2ボディ23は、ガバナ装置19に接続される第3ポート28を備えている。第2ボディ23は、円筒部36と、六角形の筒状に形成された締結部37とを備え、円筒部36及び締結部37が第1ボディ22から突出する状態で取り付けられている。締結部37は、六角形の形状であるため、レンチなどの工具で把持することが容易である。
第1ボディ22に設けられた第1ポート26及び第2ボディ23に設けられた第3ポート28は同一直線上に延び、第1ボディ22に設けられた第2ポート27は、第1ポート26及び第3ポート28に対して直交する方向に延びている。第1ポート26は、ポート入口26aから第2ポート27側に向かうにつれ縮径している。この第1ポート26には、圧縮機10に接続する管路17aの端部が内嵌される。
第1ポート26は、連通路31を介して、通路32に接続されている。通路32の内周面には、第2ボディ23を螺合するための雌螺子33が形成されている。また、連通路31のうち、通路32側には、弁座39が設けられている。
通路32は、連通路35を介して第2ポート27に接続している。第2ポート27は、そのポート入口27aから連通路35に向かうにつれて縮径している。第2ポート27には、エアドライヤ11に接続する管路17bが内嵌される。
第2ボディ23に設けられた第3ポート28は、ポート入口28aから第1ポート26側に向かうにつれて縮径している。この第3ポート28には、ガバナ装置19に接続する管路17cが内嵌される。また、第2ボディ23は、雄螺子41が形成された螺合部42を備えている。螺合部42の内側には、円柱状の嵌合孔45が形成されている。嵌合孔45には、円柱状のピストン50が摺動可能に設けられている。また、円筒部36には、第3ポート28に接続する連通孔46が貫通形成されている。第2ボディ23とピストン50とは摺接し、第2ボディ23が摺接部を有している。
図4に示すように、ピストン50は、第1ボディ22の弁座39に当接する当接部材60と、第2ボディ23と摺接する摺接部材51と、摺接部材51に当接部材60を固定するピン70とを備えている。当接部材60は円柱状であって、当接部材60の中央にピン70を貫通する貫通孔61が形成されている。摺接部材51は円柱状であって、摺接部材51の外周面が第2ボディ23の摺接部と摺接する。摺接部材51の弁座39側の端部には、当接部材60を収容する円柱状の空間を有する収容部54が設けられている。当接部材60の外径は摺接部材51の収容部54の内径よりも若干長く設定されている。このため、当接部材60は、収容部54に押し込まれることで収容部54に圧入固定される。ピン70は、平板状の平板部71と、円柱状の円柱部72とを備えている。収容部54の底部の中央には、ピン70を固定する固定穴54aが設けられている。ピン70の円柱部72の外径は固定穴54aの内径よりも若干長く設定されている。このため、ピン70は、固定穴54aに押し込まれることで固定穴54aに圧入固定される。
当接部材60の弁座39側の先端は摺接部材51の弁座39側の先端よりも突出しており、ピストン50が弁座39に着座する際には当接部材60が弁座39に当接するようになっている。なお、摺接部材51の先端には、当接部材60の外周を支持する支持部51aが設けられている。当接部材60の摺接部材51の先端からの突出量Hは、当接部材60が過度に変形しないように設定され、当接部材60の過度な変形を抑制している。当接部材60が突出量Hよりも変形した際には摺接部材51が弁座39に当接することで当接部材60が過度に変形してへたることを防止している。また、ピン70の弁座39側の先端は当接部材60の先端よりも突出しているが、ピン70の平板部71の外径が連通路31の内径よりも短いので、ピン70は連通路31に突出して弁座39に当接しない。
当接部材60は、アクリロニトリルと1,3ブタジエンとの共重合体であるニトリルゴム(NBR)や、フッ素含有モノマーを重合させたフッ素ゴム(FKM)などの耐熱性及び耐油性を有する材料から形成されている。当接部材60は、さらに耐オゾン性を備えていてもよい。
図3及び図5に示すように、ピストン50の第3ポート28側の外周面には、第1環状溝52及び第2環状溝53が形成されている。第1環状溝52及び第2環状溝53には、第1シール材55及び第2シール材56が嵌合されている。
チェックバルブ20は、ピストン50が第1ポート26よりも鉛直方向上方に配置されるように圧縮空気乾燥システム1に取り付けられる(図1及び図2参照)。換言すると、第3ポート28は、第1ポート26よりも鉛直方向上方に配置される。これにより、シール材55,56側に水や油が溜まることを抑制することができる。これらの水や油は、圧縮機10から供給される圧縮空気に含まれるものが液化したものである。従って、水や油によるシール材55,56の膨潤などを抑制することができる。
圧縮機10に接続する管路17a側に設けられた第1シール材55は、NBRや、FKMなどの耐熱性及び耐油性を有する材料から形成されている。第1シール材55は、さらに耐オゾン性を備えていてもよい。第2シール材56は、第1シール材55と異なる材料から形成されている。圧縮機10から管路17aを介して油分及び水分を含む高温の圧縮空気が供給されるが、第1シール材55は耐熱性及び耐油性を有する材料からなり耐久性が高められているため、劣化しにくい。一方、第2シール材56は、第1シール材55に比べ、高い水準の耐熱性及び耐油性が求められないため、材料の制約を少なくすることができる。
第2ボディ23の螺合部42の外周面には、シール溝48が周方向に形成されている。シール溝48には、環状のシール部材47が内嵌されている。この第2ボディ23は、螺合部42を第1ボディ22内に挿入し、第2ボディ23の雄螺子41を、第1ボディ22の雌螺子33に螺合することにより第1ボディ22に対して取り付けられる。第2ボディ23が第1ボディ22に取り付けられた状態では、第2ボディ23の円筒部36の底面が、第1ボディ22の取付口49に当接する。
ピストン50の摺接部材51は、第2ボディ23の材料の硬度と異なる硬度を有する材料から形成されている。例えば、第2ボディ23の材料及びピストン50の摺接部材51の材料の組み合わせは、アルミニウム(硬度:小)及び鉄(硬度:大)などの硬度の異なる金属の組み合わせ、POMなどの樹脂(硬度:小)及び金属(硬度:大)などの異素材の組み合わせ、PPS(硬度:小)及びガラス繊維入りPBT(硬度:大)などの硬度の異なる合成樹脂の組み合わせなどがある。
ピストン50の摺接部材51は、第2ボディ23に比べて硬度が大きい材料から形成されていてもよいし、第2ボディ23に比べて硬度が小さい材料から形成されていてもよい。例えば、第2ボディ23の材料の硬度が、ピストン50の摺接部材51の材料よりも小さい場合には、第2ボディ23がピストン50の摺接部材51の形状に合うように摩耗される。また、ピストン50の摺接部材51の材料の硬度が、第2ボディ23の材料よりも小さい場合には、ピストン50の摺接部材51のうち、第2ボディ23による応力が集中しやすい嵌合孔45の隅部45aとの摺動部分が摩耗する。このため、摩耗してもピストン50の摺接部材51と第2ボディ23とが潤滑油を介して噛み合うような形状となるように摩耗が進むため、ピストン50の摺接部材51と第2ボディ23との間に大きな隙間が形成されにくい。したがって、ピストン50の摺接部材51と第2ボディ23とが同じ材料からなる場合よりも、ピストン50の摺接部材51と第2ボディ23との間のシール性が維持される期間が長くなる。
ここで、図3〜5の構成では、ピストン50の端面45b側の受圧面の面積とピストン50の弁座39側の受圧面の面積が同じ、且つシール材55,56の摺動抵抗によってガバナ装置19が開いた後、ピストン50の弁座39側の圧が少し下がってからチェックバルブ20が閉じられる。このような構成であっても、チェックバルブ20を閉じることにより、圧縮機10からエアドライヤ11への圧縮空気の供給が防止されるので、圧縮機10から送られる圧縮空気がドレンバルブ装置13を介して大気に排出されることを防ぐことができる。なお、ピストン50の端面45b側の受圧面の面積をピストン50の弁座39側の受圧面の面積よりも大きくすれば、ガバナ装置19が開いた後すぐにチェックバルブ20が閉じられるようになる。
次に、図3〜図5を参照して、圧縮空気乾燥システム1及びチェックバルブ20の作用について説明する。
図3に示すように、圧縮機10からエアドライヤ11に圧縮空気を供給する状態において、タンク18の内圧が設定圧以下である場合には、エアドライヤ11のドレンバルブ装置13は閉弁されている。また、ガバナ装置19から空圧信号は出力されない。この状態では、チェックバルブ20は、第1ポート26から圧縮空気が流入し、第3ポート28に圧縮空気が流入しない。このため、ピストン50の弁座39側の側面に圧縮空気の圧力が加わり、ピストン50の第3ポート28側の端部に圧縮空気の圧力が加わらない。これにより、ピストン50のうち弁座39側の端部は弁座39から離れ、ピストン50の第3ポート28側の端部は、嵌合孔45の端面45bに当接して、第1ポート26及び第2ポート27は開かれた状態となっている。このように、第1ポート26を圧縮機10に接続することにより、ピストン50の外周面から圧縮空気による圧力を受けないようにすることができるので、ピストン50の中心軸と弁座39の中心軸がずれることを抑制することができる。そして、それらの中心軸がずれることを抑制することにより、ピストン50が弁座39に当接した際に弁座39及びピストン50の少なくとも一方に傷が付くことを抑制することができるため、傷がつくことによるエア漏れを抑制することができる。
エアドライヤ11には、チェックバルブ20を介して圧縮機10から圧縮空気が供給される。エアドライヤ11によって除湿された乾燥圧縮空気は、タンク18に貯留される。タンク18に貯留された乾燥圧縮空気は、エア系統の作動に利用される。
図5に示すように、タンク18の内圧が設定圧を超えると、ガバナ装置19から第3ポート28に空圧信号が供給される。それと同時に、ガバナ装置19からエアドライヤ11のドレンバルブ装置13に乾燥圧縮空気が供給され、ドレンバルブ装置13が開かれる。
第3ポート28に供給された乾燥圧縮空気の圧力により、チェックバルブ20のピストン50は嵌合孔45内を第1ポート26側に摺動する。これにより、ピストン50の端部が弁座39に当接して、第1ポート26及び第2ポート27が閉じられる。このとき、ピストン50の当接部材60が弾性体からなるので、当接部材60が弁座39に当接すると弾性変形して、弁座39に密着する。また、当接部材60の弾性変形時にピストン50の摺接部材51の支持部51aが当接部材60を支持しているので、当接部材60の過度な変形を抑制して、当接部材60と弁座39との密着を促進することができるとともに、当接部材60の変形した一部が摺接部材51と弁座39との間に挟まれてへたることを抑制することができる。
ピストン50に設けられた第1シール材55は、第2シール材56に比べ第1ポート26側に設けられているため、高温と、圧縮空気に含まれる油分とに曝される。しかし、第1シール材55は、耐熱性及び耐油性を有する材料からなるため、劣化を抑制させることができる。
また、ピストン50に第1シール材55及び第2シール材56の両方を設けることにより、一方のシール材が劣化しても、他方のシール材が劣化していなければ、当該シール材によって第1ボディ22及び第2ボディ23の間のシール性を確保することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)チェックバルブ20の第1ボディ22に当接するピストン50の当接部材60が弾性体からなり、この当接部材60がピン70によってピストン50の摺接部材51に固定される。このため、ピストン50が第1ボディ22に当接する閉弁時に、弾性体からなる当接部材60が第1ボディ22に当接すると当接部材60が弾性変形しながら密閉する。よって、閉弁時におけるシール性を向上させることができる。
(2)当接部材60が収容部にピン70によって圧入固定されるため、摺接部材51と当接部材60との隙間の発生を抑制することができる。よって、摺接部材51と当接部材60との隙間に圧縮空気が入り込むことを抑制することができ、閉弁時におけるシール性を向上させることができる。
(3)当接部材60の外周を支持部51aが支持する。このため、当接部材60がチェックバルブ20の第1ボディ22に当接して変形したとしても、過度な変形を抑制して、当接部材60のへたりを抑制することができる。また、当接部材60が過度に変形した際に、支持部51aがチェックバルブ20の第1ボディ22に当接することで、閉弁時のピストン50の過度な移動を抑制することができる。
(4)ピストン50が摺接する摺接部を有する第2ボディ23を第1ボディ22と別体として、第2ボディ23を第1ボディ22に螺合することで組み付ける。このため、メンテナンスの際に脱着が容易である。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することもできる。
・上記実施形態では、チェックバルブ20のボディ21は、直方体形状の第1ボディ22と、略円筒状の第2ボディ23とを備えた。しかしながら、第1ボディ22を、第1ポート26を有する筒部材と、第2ポート27を有する筒部材とを組み合わせた形状等の上記実施形態以外の形状としてもよい。
・上記構成において、図6に示すように、ピストン50を弁座39側へ付勢する付勢ばね80を設けてもよい。付勢ばね80は、第2ボディ23に設けられたばね収容部23aに収容され、ピストン50を弁座39側へ付勢する。このように付勢ばね80を設ければ、第3ポート28にガバナ装置19からわずかに空圧信号(圧縮空気)が流入した時点でピストン50を弁座39側へ移動させて、チェックバルブ20を閉弁することができる。
・上記実施形態では、当接部材60の外周を支持する支持部51aを摺接部材51に設けたが、当接部材60を支持する必要がなければ、支持部51aを省略してもよい。
・上記実施形態では、当接部材60を突出した状態で収容し、当接部材60がピン70によって圧入固定される収容部54を摺接部材51に設けたが、当接部材60を収容する収容部54の構成を省略して当接部材60を摺接部材51に直接固定してもよい。
・図7,8に示すように、エアドライヤ11は、逆止弁(図示略)とドレンバルブ装置13のほか、ガバナ装置119を内蔵してもよい。図8に示すように、ガバナ装置119は、タンク18の内圧が設定圧を超えると、管路17hを介してチェックバルブ20に対し、チェックバルブ20を閉状態とさせるための乾燥圧縮空気(空圧信号)を送る。
・上記実施形態では、第1シール材55及び第2シール材56を異なる材料から形成したが、耐熱性及び耐油性を備える同じ材料から形成してもよい。
・上記実施形態では、ピストン50が第2ポート27よりも鉛直方向上方に配置されるように圧縮空気乾燥システム1にチェックバルブ20を取り付けた。しかしながら、シール材55,56側に水や油が溜まることが問題なければ、ピストン50が第2ポート27よりも鉛直方向上方に配置されるように圧縮空気乾燥システム1にチェックバルブ20を取り付けなくてもよい。
・上記実施形態では、ガバナ装置19とチェックバルブ20とを接続する管路17cは、ガバナ装置19と圧縮機10とを接続する管路19aから分岐するようにしたが、これらの管路17c,19aは、ガバナ装置19にそれぞれ独立して接続される管路であってもよい。この場合において、ガバナ装置19をそれぞれの管路17c,19aに別に空圧信号を送信することができる装置(たとえば電磁弁)とした場合には、チェックバルブ20の開閉弁タイミングとドレンバルブ装置13の開閉タイミングとをそれぞれ独立して制御することが可能となる。
・上記実施形態では、第2ボディ23を摺接部としたが、第2ボディ23のうち、ピストン50と摺接する部分である摺接部のみをピストン50と異なる材料とし、その他はピストン50と同じ材料としてもよい。例えば、第2ボディ23の摺接部は、第2ボディ23の内側に設けられた筒状の部材や、層状の部分であってもよい。
・上記実施形態では、第2ボディ23を摺接部としたが、ピストン50のうち、第2ボディ23と摺接する部分である摺接部のみを第2ボディ23と異なる材料とし、その他は、第2ボディ23と同じ材料としてもよい。例えば、ピストン50の摺接部は、ピストン50の外側に設けられた筒状の部材や、例えばテフロン(登録商標)のメッキなどの層状の部分であってもよい。
・上記実施形態において、第2ボディ23とピストン50との間のシール材の耐久性を優先する場合には、少なくとも第1シール材55及び第2シール材56をピストン50に設けるのみでもよく、第2ボディ23の材料及びピストン50の材料の硬度は同じであってもよい。
・上記実施形態において、第2ボディ23とピストン50との摩耗によるシール性の低下の抑制を優先する場合には、少なくとも第2ボディ23の材料及びピストン50の材料の硬度が異なればよく、ピストン50には第1シール材55のみを設けてもよい。
・上記実施形態では、チェックバルブ20の第2ポート27を、除去装置(調質装置)としてのエアドライヤ11に接続したが、オイルミストセパレータに接続してもよい。オイルミストセパレータは、乾燥剤に替えて、圧縮空気との衝突により気液分離を行うフィルタを備え、圧縮機10から送られる圧縮空気に含まれる油分を捕捉する。フィルタは、金属材を圧縮成形したものでもよいし、スポンジなどの多孔質材でもよい。このオイルミストセパレータの排気ポートは、エアドライヤ11に接続される。
・上記実施形態では、チェックバルブ20の第1ポート26を圧縮機10に接続したが、ピストン50の剛性が高く、その中心軸と弁座39の中心軸とがずれる懸念が無い場合などには、第2ポート27を圧縮機10に接続し、第1ポート26をドライヤに接続してもよい。
・上記実施形態では、過給機15に接続された圧縮機10から送られる圧縮空気を清浄化する圧縮空気乾燥システム1としたが、過給機が接続されない圧縮機から送られる圧縮空気を清浄化する圧縮空気乾燥システムとしてもよい。
・上記実施形態では、圧縮空気乾燥システム1を、自動車に搭載された圧縮空気乾燥システムに適用したが、過給機に接続された圧縮機から送られる圧縮空気を清浄化するシステムであれば、そのほかのシステムに適用してもよい。例えば、電車、船舶、航空機などの自動車以外の移動体に圧縮空気乾燥システム1を適用してもよい。また、移動体以外に設けられ空気圧を利用して動作を行うシステムに圧縮空気乾燥システム1を適用してもよい。
1…圧縮空気乾燥システム、10…圧縮機、11…エアドライヤ、11a…乾燥剤、11b…入口、11c…出口、11d…ドレン排出口、12…逆止弁、13…ドレンバルブ装置、15…過給機、17a〜17f,17h…管路、17g…ドレン排出管、18…タンク、19…ガバナ装置、20…チェックバルブ、21…ボディ、22…第1ボディ、23…第2ボディ、23a…ばね収容部、26…第1ポート、27…第2ポート、28…第3ポート、31…連通路、32…通路、33…雌螺子、35…連通路、36…円筒部、37…締結部、39…弁座、41…雄螺子、42…螺合部、45…嵌合孔、45a…隅部、45b…端面、46…連通孔、47…シール部材、48…シール溝、49…取付口、50…ピストン、51…摺接部材、51a…支持部、52…第1環状溝、53…第2環状溝、54…収容部、54a…固定穴、55…第1シール材、56…第2シール材、60…当接部材、61…貫通孔、70…ピン、71…平板部、72…円柱部、80…付勢ばね、119…ガバナ装置。

Claims (8)

  1. 圧縮機と、
    前記圧縮機から送られた圧縮空気に含まれる水分及び油分の少なくとも一方を捕捉するロード運転、及び捕捉した水分及び油分の少なくとも一方を含むドレンをドレンバルブ装置を介して排出するアンロード運転を行う除去装置と、
    前記除去装置の内部又は前記除去装置の外部に設けられ、前記ドレンバルブ装置を空気圧で開閉するとともに、前記圧縮機にアンロード運転であることを示す信号を圧縮空気によって出力する調圧装置と、
    前記圧縮機と接続される第1ポート、前記除去装置と接続される第2ポート、及び前記信号が入力される第3ポートを有するチェックバルブと、を備え、
    前記チェックバルブは、前記第1ポート、前記第2ポート、及び前記第3ポートを有するボディと、当該ボディ内に摺動可能に設けられたピストンと、を備え、
    前記第1ポート及び前記第3ポートは第1の方向に延び、前記第2ポートは前記第1の方向とは異なる第2の方向に延びており、
    前記第1ポート側の圧力が前記第3ポート側の圧力よりも高い場合に、前記ピストンが前記第1の方向に沿って前記ボディ内を摺動して前記第1ポート及び前記第2ポートを連通状態とし、
    前記調圧装置から前記第3ポートを介して圧縮空気が供給されることにより前記第3ポート側の圧力が前記第1ポート側の圧力よりも高くなる場合に、前記ピストンが前記第1の方向に沿って前記ボディ内を摺動して前記第1ポート及び前記第2ポートを非連通状態とし、
    前記ピストンは、前記ボディと当接し弾性体からなる当接部材と、前記ボディに対して摺接する摺接部材と、を備える
    圧縮空気乾燥システム。
  2. 前記ピストンは、前記摺接部材に前記当接部材を固定するピンを備え、
    前記摺接部材は、前記当接部材を突出した状態で収容し、前記当接部材が前記ピンによって圧入固定される収容部を備える
    請求項1に記載の圧縮空気乾燥システム。
  3. 前記摺接部材には、前記当接部材の外周を支持する支持部を備える
    請求項1又は2に記載の圧縮空気乾燥システム。
  4. 前記ボディは、前記第1ポート、前記第2ポート、及び前記第3ポートを接続する通路が形成された第1ボディと、前記第3ポートを形成するとともに、前記ピストンが摺接する摺接部を有する筒状の第2ボディとを備え、
    前記第1ボディにおける前記第2ボディが接続される部分の内周面には、雌螺子が設けられ、
    前記第2ボディの外周面には、前記雌螺子に螺合する雄螺子が設けられている
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の圧縮空気乾燥システム。
  5. 圧縮機と、
    前記圧縮機から送られた圧縮空気に含まれる水分及び油分の少なくとも一方を捕捉するロード運転、及び捕捉した水分及び油分の少なくとも一方を含むドレンをドレンバルブ装置を介して排出するアンロード運転を行う除去装置と、
    前記除去装置の内部又は前記除去装置の外部に設けられ、前記ドレンバルブ装置を空気圧で開閉するとともに、前記圧縮機にアンロード運転であることを示す信号を圧縮空気によって出力する調圧装置と、を備える圧縮空気乾燥システムに用いられるチェックバルブであって、
    前記圧縮機と接続される第1ポート、前記除去装置と接続される第2ポート、及び前記信号が入力される第3ポートを有するボディと、当該ボディ内に摺動可能に設けられたピストンと、を備え、
    前記第1ポート及び前記第3ポートは第1の方向に延び、前記第2ポートは前記第1の方向とは異なる第2の方向に延びており、
    前記第1ポート側の圧力が前記第3ポート側の圧力よりも高い場合に、前記ピストンが前記第1の方向に沿って前記ボディ内を摺動して前記第1ポート及び前記第2ポートを連通状態とし、
    前記調圧装置から前記第3ポートを介して圧縮空気が供給されることにより前記第3ポート側の圧力が前記第1ポート側の圧力よりも高くなる場合に、前記ピストンが前記第1の方向に沿って前記ボディ内を摺動して前記第1ポート及び前記第2ポートを非連通状態とし、
    前記ピストンは、前記ボディと当接し、弾性体からなる当接部材と、前記ボディに対して摺接する摺接部材と、を備える
    圧縮空気乾燥システム用のチェックバルブ。
  6. 前記ピストンは、前記摺接部材に前記当接部材を固定するピンを備え、
    前記摺接部材は、前記当接部材を突出した状態で収容し、前記当接部材が前記ピンによって圧入固定される収容部を備える
    請求項5に記載の圧縮空気乾燥システム用のチェックバルブ。
  7. 前記摺接部材には、前記当接部材の外周を支持する支持部を備える
    請求項5又は6に記載の圧縮空気乾燥システム用のチェックバルブ。
  8. 前記ボディは、前記第1ポート、前記第2ポート、及び前記第3ポートを接続する通路が形成された第1ボディと、前記第3ポートを形成するとともに、前記ピストンが摺接する摺接部を有する筒状の第2ボディとを備え、
    前記第1ボディにおける前記第2ボディが接続される部分の内周面には、雌螺子が設けられ、
    前記第2ボディの外周面には、前記雌螺子に螺合する雄螺子が設けられている
    請求項5〜7のいずれか一項に記載の圧縮空気乾燥システム用のチェックバルブ。
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