JP6694586B2 - 傾斜フレーム傾動装置及びそれを備えた車両運搬車 - Google Patents

傾斜フレーム傾動装置及びそれを備えた車両運搬車 Download PDF

Info

Publication number
JP6694586B2
JP6694586B2 JP2016073312A JP2016073312A JP6694586B2 JP 6694586 B2 JP6694586 B2 JP 6694586B2 JP 2016073312 A JP2016073312 A JP 2016073312A JP 2016073312 A JP2016073312 A JP 2016073312A JP 6694586 B2 JP6694586 B2 JP 6694586B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
tilting
cylinder
roller
roller support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016073312A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017178286A (ja
Inventor
吉田憲治
野村太一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tadano Ltd
Original Assignee
Tadano Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tadano Ltd filed Critical Tadano Ltd
Priority to JP2016073312A priority Critical patent/JP6694586B2/ja
Publication of JP2017178286A publication Critical patent/JP2017178286A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6694586B2 publication Critical patent/JP6694586B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

本発明は、荷台を傾動及び後方移動させて車両を積み込む車両運搬車に関する。
車両運搬車は、荷台に車両を積み込む際に車両運搬車のシャシフレームに対し荷台を傾動及び後方移動させるようになっている。
荷台をシャシフレームに対し傾動させる技術として、図1と図2とで示した傾斜フレーム傾動装置1が知られている(特許文献1)
図1は、特許文献1に記載された傾斜フレーム傾動装置1の構成部品を分かりやすく説明するために、上下に分解して表示した図である。図2は、図1の傾斜フレーム傾動装置1の構成部品が組み立てられた状態を表示した図である。
図1に示した4は、シャシフレーム3に取り付けられるサブフレームである。5は、対向する一対のガイド溝を有しガイド方向が前後方向となるようにサブフレーム4に取り付けられるガイドレールである。6は、サブフレーム4の後端部8においてピン7連結されサブフレーム4に対しその前後端が上下に傾動可能な傾斜フレームである。10は、傾斜フレーム前端部11にそのシリンダロッド12を連結されそのシリンダチューブ13を傾斜フレーム6に沿って移動可能に支持される伸縮シリンダである。14は、伸縮シリンダ10のシリンダチューブ13に取り付けられガイドレール5のガイド溝にガイドされる一対のローラである。
この傾斜フレーム傾動装置1は、伸縮シリンダ10の伸長動によりローラ14が後方に向け移動することで、サブフレーム4に対し傾斜フレーム6を傾動させる。また、荷台2は傾斜フレーム6上を前後方向にスライド自在となるように作られているので、荷台2もサブフレーム4に対し傾動させることができる。サブフレーム4はシャシフレーム3に取り付けられるので、荷台2をシャシフレーム3に対し後傾させることができるのである。
この伸縮シリンダ10とローラ14とガイドレール5とから構成される傾斜フレーム傾動装置1は、その傾動動作がスムーズなことが特徴である。
特開2008−207573号公報
しかしながら、図1に示すように、従来の傾斜フレーム傾動装置1のガイドレール5は、サブフレーム4よりも下方に突出した突出部15が存在していた。また、図2に示すように、組み立てられシャシフレーム3に架装された状態では、ガイドレール5の突出部15は、シャシフレーム3内部にはまり込んだ状態で架装されていた。
シャシフレーム3のガイドレール5の突出部15が突出する部分は、トラック16のエンジンやトランスミッションとそれらの補機類が配置されており、その補機類と突出部15が干渉する恐れがあった。そのため、トラック16のシャシフレーム3に車両運搬車を架装検討するにあたり、干渉回避のための面倒な架装位置の調整が必要となる場合があった。そして、最悪の場合はその車種のトラックへの車両運搬車の架装が不可能となることも考えられた。
そこで、本発明は、トラック16の補機類と干渉する恐れのない、傾斜フレーム傾動装置及びそれを備えた車両運搬車を提供することを目的とする。
本発明の傾斜フレーム傾動装置は、シャシフレームに取り付けられるサブフレームと、対向する左右のガイド部を有し、ガイド方向が前後方向となるように前記サブフレームに取り付けられるガイド部材と、前記サブフレームの後端部においてピン連結され、前記サブフレームに対しその前後端が上下に傾動自在な傾斜フレームと、該傾斜フレーム前端部にそのシリンダロッドを連結され、そのシリンダチューブを前記傾斜フレームに沿って移動可能に支持された伸縮シリンダと、該伸縮シリンダのシリンダチューブに取り付けられ、前記ガイド部材のガイド部にガイドされる左右のローラと、を備え、前記伸縮シリンダの伸長動により前記ローラが後方に向け移動することで、前記サブフレームに対し前記傾斜フレームを傾動させる、傾斜フレーム傾動装置において、前記ローラを回転自在に支持するローラサポートを備え、当該ローラサポートは、前記伸縮シリンダのシリンダチューブに対し回転自在にピン連結され、前記伸縮シリンダの伸縮動により、前記ローラサポートがシリンダチューブに沿う格納姿勢と、前記ローラサポートがシリンダチューブに対しほぼ直交する張出姿勢と、に変位されることを特徴とする。
また、本発明の傾斜フレーム傾動装置は、下方に向いた傾斜面と傾斜面に続く平面とからなるガイド面を有し、前記傾斜フレームの下面に取り付けられるカムと、前記ローラサポートに回転自在にピン連結される張出ローラと、を備え、前記伸縮シリンダの伸長動により前記張出ローラが前記カムのガイド面を転動することで、前記ローラサポートが格納姿勢から張出姿勢に変位されることを特徴とする。
さらには、本発明の傾斜フレーム傾動装置は、前記ガイド部材全体が前記サブフレームの下面より上方に位置するよう取り付けられことを特徴とする。
さらには、本発明の車両運搬車は、上記の傾斜フレーム傾動装置を備えたことを特徴とする。
本発明の傾斜フレーム傾動装置は、ガイド部材のガイド部にガイドされる左右のローラを回転自在に支持するローラサポートを、伸縮シリンダのシリンダチューブに対し回転自在にピン連結し、ローラサポートがシリンダチューブに沿う格納姿勢と、ローラサポートがシリンダチューブに対しほぼ直交する張出姿勢とに変位可能としたので、従来のガイド部材の高さを低くすることができる。
すなわち、ローラサポートがガイド部材の前端部に位置するときに格納姿勢となるようにすれば、ガイド部材の最下端となる前端部を従来よりも上方に位置した形状とすることができる。それにより、ガイド部材をサブフレームに取り付けたときに、サブフレーム下面からガイド部材が下方に突出しないようにできる。
また、本発明の傾斜フレーム傾動装置は、伸縮シリンダの伸長動によりローラサポートの張出ローラが傾斜フレーム下面に取り付けられたカムのガイド面を転動することで、ローラサポートが格納姿勢から張出姿勢に変位されるようにしたので、特別の張出動力源を用いなくても伸縮シリンダの動力を用いて格納姿勢から張出姿勢へローラサポートを変位させることができる。
さらに、ガイド部材全体がサブフレームの下面よりも上方に位置するように取り付けることにより、トラックに架装したときにそのシャシフレームにガイド部材が突出しないので、トラックの補機類との干渉の恐れがなくなる。そのため、架装検討が容易になるとともに、架装するトラックの車種を選ぶ必要もなくなる。
本発明の傾斜フレーム傾動装置を備えた車両運搬車は、スムーズな動作を特徴とする、伸縮シリンダとローラとガイド部材から構成される傾斜フレーム傾動装置を使用することができると共に、架装時にシャシフレーム内にガイド部材が突出しないので架装検討が容易になり、どの車種のトラックにも架装することが可能となる。
従来の傾斜フレーム傾動装置を用いた車両運搬車を上下に分解して表示した図である。 図1の傾斜フレーム傾動装置の構成部品が組み立てられた状態を表示した図である。 本発明の傾斜フレーム傾動装置を用いた車両運搬車を上下に分解して表示した図である。 本発明の傾斜フレーム傾動装置主要部の3次元図である。 ローラサポートの格納姿勢から張出姿勢への変位を説明する模式図である。 本発明の傾斜フレーム傾動装置を備えた車両運搬車の走行姿勢を示している。 図6の走行姿勢から伸縮シリンダを伸長して傾斜フレームを傾動した姿勢を示している。
図3は、本発明の傾斜フレーム傾動装置20を用いた車両運搬車21を上下に分解して表示した図である。
図3に示した24は、シャシフレーム23に取り付けられるサブフレームである。25は、対向する左右のガイド部を有しガイド方向が前後方向となるようにサブフレーム24に取り付けられるガイド部材である。図3に示したガイド部材25は図1に示した従来のガイドレール5とはその前端部46の形状が異なっている。そのため、サブフレーム24にガイド部材25が取り付けられた状態で、サブフレーム24の下面からガイド部材25が下方に突出する部分が無くなっている。
26は、サブフレーム24の後端部28においてピン27連結されサブフレーム24に対しその前後端が上下に傾動可能な傾斜フレームである。30は、傾斜フレーム前端部31にそのシリンダロッド32を連結され、そのシリンダチューブ33を傾斜フレーム26に沿って移動可能に支持された伸縮シリンダである。34は、伸縮シリンダ30のシリンダチューブ33に取り付けられガイド部材25のガイド部にガイドされる一対のローラである。
45は、伸縮シリンダ30のシリンダチューブ33に取り付けられたシリンダ側サポートである。52、52は、シリンダ側サポート45に回転自在に支持されたローラである。ローラ52、52はシリンダ側サポート45の左右に配置されている。ローラ52、52は傾斜フレーム26の内側のコ字状断面(図示しない)に組み込まれることで、伸縮シリンダ30のシリンダチューブ33(シリンダ側サポート45)を傾斜フレーム26の内側に沿って移動可能に支持する。
35は、ローラ34を回転自在に支持するローラサポートであって、ローラサポート35は、伸縮シリンダ30のシリンダ側サポート45に対し回転自在にピン36連結されている。ローラサポート35は、シリンダチューブ33に沿う格納姿勢とシリンダチューブ33に対しほぼ直交する張出姿勢とに変位可能となっている。図3では、張出姿勢にあるローラサポート35を示している。
39は、傾斜フレーム26の下面40に取り付けられたカムであって、カム39は、下方に向いた傾斜面37と傾斜面37に続く平面38とからなるガイド面を有している。
22は、荷台であって、傾斜フレーム26上に前後にスライド自在に組み立てられる。53は、格納側連動チェーンであって、その一端は荷台前部54に連結されており、その他端は傾斜フレーム中央部55に連結されている。56は、伸縮シリンダ30のシリンダチューブ33の前端部に回転自在に設置されたスプロケットである。スプロケット56に格納側連動チェーン53が掛け回される。
57は、張出側連動チェーンであって、その一端は荷台前部54に連結されており、その他端は傾斜フレーム中央部55に連結されている。58は、伸縮シリンダ30のシリンダチューブ33の後端部に回転自在に設置されたスプロケットである。スプロケット58に張出側連動チェーン57が掛け回される。
上記の伸縮シリンダ30、格納側連動チェーン53、スプロケット56、張出側連動チェーン57、スプロケット58によって倍速機構が構成されている。すなわち、伸縮シリンダ30が伸縮するとそのストロークの2倍の移動量で荷台22を傾斜フレーム26に沿って前後にスライドさせる。
なお、図3では、格納側連動チェーン53と張出側連動チェーン57を実際の長さよりも長く表現することで、傾斜フレーム26、スプロケット56、58、荷台21との取り付け関係を分かり易く説明している。
図4は、本発明の傾斜フレーム傾動装置20主要部の3次元図である。
サブフレーム24にガイド部材25が取り付けられている。サブフレーム24に対しガイドレール25は左右に一対配置されるが、図4では説明の都合から右側のみ図示している。
ガイド部材25は断面がコ字形状をしたガイド部43を有しており、そのコ字形状が伸縮シリンダ30の全ストロークに渡って連なる形状となっている。側面から見たその全体形状は、緩やかな左右の傾斜部41と中央の平坦部42とから構成されている。
本実施の形態では、断面コ字形状のガイド部43の例を説明したが、ガイド部43の形状はこの形状にかかわらず、傾斜フレーム傾動装置20のローラ34をガイドできるものであればどのようなものでもよい。
傾斜フレーム26は、断面I型の長尺部材が左右に配置され構成されている。傾斜フレーム26の長尺部材間の空間44には、伸縮シリンダ30が配置されている。傾斜フレーム前端部31には伸縮シリンダ30のシリンダロッド32が連結されている。伸縮シリンダ30のシリンダチューブ33は、傾斜フレーム26に沿って移動可能に支持されている。
ローラサポート35は、伸縮シリンダ30のシリンダチューブ33に取り付けられたシリンダ側サポート45にピン36により回転自在に連結されている。ローラサポート35の可動側の左右端部にはローラ34、34が回転自在に支持されている。ローラ34は、ガイド部材25のコ字状ガイド部43によりガイドされている。図4に示したローラサポート35は、伸縮シリンダ30に対しほぼ直交する張出姿勢となっている。
50、50は、ローラサポート35に回転自在にピン51により連結された張出ローラである。図4に示されるように、張出ローラ50、50は左右に配置されている。
39、39は、傾斜フレーム26の長尺部材の両側の下面40に取り付けられた一対のカムであって、カム39、39は、下方に向いた傾斜面37と傾斜面37に続く平面38とからなるガイド面を有している。図4に示すように、張出ローラ50、50は、カム39、39のガイド面を転動するようになっている。
図5は、ローラサポート35の格納姿勢から張出姿勢への変位を説明する模式図である。
図5(a)は、格納姿勢のローラサポート35を示している。破線で示したシリンダ側サポート45(伸縮シリンダ30のシリンダチューブ33と一体に構成)は、ローラ52、52によって傾斜フレーム26の内側に沿って前後にスライド可能に支持されている。
ローラサポート35は、シリンダ側サポート45に対しピン36によって回転自在に連結されている。(a)図では、ローラ34(ガイド部材25にガイドされる)は、傾斜レール26の前端側を向いた、シリンダチューブに沿う格納姿勢にある。なお、図5ではローラ34をガイドするガイド部材25は、ローラサポート35の張出とは関係ないので、その図示を省略している。
張出ローラ50は、ローラサポート35に対しピン51により回転自在に連結されている。(a)図では、張出ローラ50はカム39のガイド面を構成する傾斜面37のスタート点に位置している。
(b)図では、伸縮シリンダ30がわずかに伸長され、シリンダ側サポート45(シリンダチューブ33と一体)も後方に移動している。シリンダ側サポート45とピン36で連結されたローラサポート35も後方へ移動する。このとき、張出ローラ50はカム39のガイド面を構成する傾斜面37を転動しながら後方且つ下方へ移動する。この下方移動によりローラサポート35はピン36を中心に反時計周り(図5で見る方向)に回転する。ローラ34もローラサポート35一緒に回転する。
(c)図では、続けて伸縮シリンダ30が伸長され、さらにシリンダ側サポート45が後方に移動している。張出ローラ50はカム39のガイド面を構成する傾斜面37を過ぎ、平面38に達している。シリンダ側サポート45に対してローラサポート35はピン36を中心にさらに回転しており、ローラサポート35はシリンダチューブ33(図示しない)に対しほぼ直交する張出姿勢となっている。
以上のように、伸縮シリンダ30の伸長動により、張出ローラ50がカム39のガイド面を転動することで、ローラサポート35が格納姿勢から張出姿勢へ変位される。このローラサポート35の張出動作は、シリンダ側サポート45のローラ52とローラサポート35の張出ローラ50とが、くさび形状のカム39の傾斜面37によって拡開されるものであるとも言える。
このように、伸縮シリンダ30の伸長動によりローラサポート35の張出ローラ50が傾斜フレーム26下面に取り付けられたカム39のガイド面を転動することで、ローラサポート35が格納姿勢から張出姿勢に変位されるようにしたので、特別の張出動力源を用いなくても伸縮シリンダ30(従来から配置)の動力を用いて格納姿勢から張出姿勢へローラサポート35(ローラ34)を変位させることができる。
図6は、本発明の傾斜フレーム傾動装置20を備えた車両運搬車21の走行姿勢を示している。伸縮シリンダ30は全縮小しており、傾斜フレーム26はサブフレーム24の上に密着した水平姿勢となっている。このとき、ローラサポート35のローラ34はガイド部材25の最前部に位置している。そして、ローラサポート35は伸縮シリンダ30に対して格納姿勢となっている。
図7は、図6の走行姿勢から伸縮シリンダ30を少し伸長して傾斜フレーム26をやや傾動した姿勢を示している。
この時、ローラサポート35は伸縮シリンダ30に対しほぼ直交する張出姿勢に変位されている。これからさらに伸縮シリンダ30を伸長することにより、さらに傾斜フレーム傾動装置20により荷台を傾動させると共に、倍速装置により荷台22を傾斜フレーム26に対し後方にスライドさせ車両積み下ろし姿勢にすることで、車両60を積み下ろしすることができる。その詳細な動作は、特許文献1に記載された通りであるのでその説明を省略する。
本発明の傾斜フレーム傾動装置20は、ガイド部材25のガイド部43にガイドされる左右のローラ34を回転自在に支持するローラサポート35を、伸縮シリンダ30のシリンダチューブ33に対し回転自在にピン連結し、ローラサポート35がシリンダチューブ33に沿う格納姿勢と、ローラサポート35がシリンダチューブ33に対しほぼ直交する張出姿勢と、に変位可能としたのでガイド部材25の高さを低くすることができる。
すなわち、ローラサポート35がガイド部材25の前端部46に位置するときに格納姿勢となるようにすれば、ガイド部材25の最下端となる前端部46を従来よりも上方に位置した形状とすることができる。それにより、ガイド部材25をサブフレーム24に取り付けたときに、サブフレーム24下面からガイド部材25が下方に突出しないようにできる。
また、本発明の傾斜フレーム傾動装置20は、伸縮シリンダ30の伸長動によりローラサポート35の張出ローラ50が傾斜フレーム26下面に取り付けられたカム39のガイド面を転動することで、ローラサポート35が格納姿勢から張出姿勢に変位されるようにしたので、特別の張出動力源を用いなくても伸縮シリンダ30の動力を用いて格納姿勢から張出姿勢へローラサポート35を変位させることができる。
さらに、ガイド部材25全体がサブフレーム24の下面40よりも上方に位置するように取り付けることにより、トラック16に架装したときにそのシャシフレーム23にガイド部材25がはまり込まないので、トラック16の補機類との干渉の恐れがなくなる。そのため、架装検討が容易になるとともに、架装するトラック16の車種を選ぶ必要もなくなる。
本発明の傾斜フレーム傾動装置20を備えた車両運搬車21は、スムーズな動作を特徴とする、伸縮シリンダ30とローラ34とガイド部材25から構成される傾斜フレーム傾動装置20を使用することができると共に、架装時にシャシフレーム23内にガイド部材25が突出しないので架装検討が容易になり、どの車種のトラックにも架装することが可能となる。
20:傾斜フレーム傾動装置
21:車両運搬車
23:シャシフレーム
24:サブフレーム
25:ガイド部材
26:傾斜フレーム
30:伸縮シリンダ
34:ローラ
35:ローラサポート
39:カム
43:ガイド部
50:張出ローラ

Claims (4)

  1. シャシフレームに取り付けられるサブフレームと、
    対向する左右のガイド部を有し、ガイド方向が前後方向となるように前記サブフレームに取り付けられるガイド部材と、
    前記サブフレームの後端部においてピン連結され、前記サブフレームに対しその前後端が上下に傾動自在な傾斜フレームと、
    該傾斜フレーム前端部にそのシリンダロッドを連結され、そのシリンダチューブを前記傾斜フレームに沿って移動可能に支持された伸縮シリンダと、
    該伸縮シリンダのシリンダチューブに取り付けられ、前記ガイド部材のガイド部にガイドされる左右のローラと、を備え、
    前記伸縮シリンダの伸長動により前記ローラが後方に向け移動することで、前記サブフレームに対し前記傾斜フレームを傾動させる、傾斜フレーム傾動装置において、
    前記ローラを回転自在に支持するローラサポートを備え、
    当該ローラサポートは、前記伸縮シリンダのシリンダチューブに対し回転自在にピン連結され、前記伸縮シリンダの伸縮動により、前記ローラサポートがシリンダチューブに沿う格納姿勢と、前記ローラサポートがシリンダチューブに対しほぼ直交する張出姿勢と、に変位されることを特徴とする傾斜フレーム傾動装置。
  2. 下方に向いた傾斜面と傾斜面に続く平面とからなるガイド面を有し、前記傾斜フレームの下面に取り付けられるカムと、
    前記ローラサポートに回転自在にピン連結される張出ローラと、を備え、
    前記伸縮シリンダの伸長動により前記張出ローラが前記カムのガイド面を転動することで、前記ローラサポートが格納姿勢から張出姿勢に変位されることを特徴とする、
    請求項1に記載の傾斜フレーム傾動装置。
  3. 前記ガイド部材全体が前記サブフレームの下面より上方に位置するよう取り付けられことを特徴とする、請求項1又は2に記載の傾斜フレーム傾動装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の傾斜フレーム傾動装置を備えた車両運搬車。

JP2016073312A 2016-03-31 2016-03-31 傾斜フレーム傾動装置及びそれを備えた車両運搬車 Active JP6694586B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016073312A JP6694586B2 (ja) 2016-03-31 2016-03-31 傾斜フレーム傾動装置及びそれを備えた車両運搬車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016073312A JP6694586B2 (ja) 2016-03-31 2016-03-31 傾斜フレーム傾動装置及びそれを備えた車両運搬車

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017178286A JP2017178286A (ja) 2017-10-05
JP6694586B2 true JP6694586B2 (ja) 2020-05-20

Family

ID=60009226

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016073312A Active JP6694586B2 (ja) 2016-03-31 2016-03-31 傾斜フレーム傾動装置及びそれを備えた車両運搬車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6694586B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017178286A (ja) 2017-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4974705B2 (ja) 車輌運搬車
WO2010004615A1 (ja) 車輌運搬車
JP5224987B2 (ja) 車輌運搬車
JP2008207573A5 (ja)
JP6694586B2 (ja) 傾斜フレーム傾動装置及びそれを備えた車両運搬車
JP2011105215A (ja) 貨物自動車用荷台昇降装置、およびこれを備える貨物自動車
JP4137472B2 (ja) 格納式荷受台昇降装置における荷受台のスライド同調機構
JP2019025958A (ja) 荷台移動式運搬車
JP2007276744A (ja) 車両運搬車の荷台移動装置
JP4583879B2 (ja) 車輌運搬車
JP3986909B2 (ja) 車両運搬車
JP3335331B2 (ja) 車輌運搬車
JP7181500B2 (ja) 車両運搬車
JP6599800B2 (ja) 貨物自動車
JP6202737B2 (ja) 荷受台昇降装置
JP5581149B2 (ja) 荷台移動式運搬車
JP2007302085A (ja) 車輌運搬車の荷台後傾機構
JP2006298025A (ja) 貨物自動車
JP4047038B2 (ja) 荷受台昇降装置の荷受台構造
JP4094154B2 (ja) 格納式荷受台昇降装置を備えた荷役車輌における荷箱の床面支持構造
JP3884305B2 (ja) 荷受台昇降装置
JP5411647B2 (ja) 車輌運搬車の荷台調芯装置
JP4149254B2 (ja) 格納式荷受台昇降装置における荷受台のスライド同調機構
JP2010149732A (ja) 車輌運搬車における荷台移動用の伸縮シリンダ組立構造
JP2007253870A (ja) 格納式荷受台昇降装置における荷受台格納装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190312

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191216

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191219

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200210

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200319

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200401

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6694586

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250