JP6693260B2 - 静電容量型センサ及び荷重測定装置 - Google Patents

静電容量型センサ及び荷重測定装置 Download PDF

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Description

本発明は静電容量型センサ及び荷重測定装置に関する。
荷重を測定する荷重センサの一つとして、静電容量型センサがある。静電容量型センサは、膜状の誘電体の両面に導電体からなる電極層を備え、静電容量型センサへの荷重印加に伴う誘電体の膜厚の変化を、静電容量の変化として検出する荷重センサである。
この静電容量型センサは、電気的な外乱の影響を受けやすい。例えば、指で荷重を加えた場合、指でセンサの表面に触れることにより、センサの表面が接地された状態になり、荷重を加える前に静電容量が変化してしまう。この結果、荷重値が微少である領域で、荷重(圧力)と静電容量の関係の直線性が損なわれてしまうという問題がある。
一方、特許文献1には、内部電極及び誘電体を外部電極で覆い、外部電極を接地させることにより、外乱による影響を防ぐ感圧センサが記載されている。
特開2012−145407号公報
しかしながら、特許文献1のセンサ装置では、測定できる荷重についてダイナミックレンジが狭いという問題があった。
本発明は、荷重測定においてダイナミックレンジの広い静電容量型センサを提供することを目的としている。
一実施形態の静電容量型センサは、少なくとも、第1絶縁層と、第1導電層と、第1誘電層と、第2導電層と、第2誘電層と、第3導電層と、第2絶縁層とを順に積層し、前記第1導電層と前記第3導電層とを電気的に接続し、前記第1誘電層と前記第2誘電層の硬さが異なる。
一実施形態の静電容量型センサによれば、第1誘電層と第2誘電層の硬さが異なることにより、加えられた荷重値が小さい領域と、加えられた荷重値が大きい領域とのいずれにおいても、誘電層の厚みの変化の直線性を保つことができるので、荷重測定においてダイナミックレンジの広い静電容量型センサを実現することができる。
好ましくは、一実施形態の静電容量型センサは、第1誘電層が第2誘電層より硬くしてもよい。
好ましくは、一実施形態の静電容量型センサは、第1誘電層のヤング率が第2誘電層のヤング率より大きくしてもよい。
好ましくは、一実施形態の静電容量型センサは、第1誘電層が第2誘電層より押込み硬さで硬くしてもよい。
好ましくは、一実施形態の静電容量型センサは、前記第1誘電層と前記第2誘電層とは、内部に気泡を含む樹脂であり、
式(1)から求められる発泡倍率について、前記第1誘電層の発泡倍率は、前記第2誘電層の発泡倍率より小さくしてもよい。
<数1> V1/V2・・・式(1)
式中V1は、内部に気泡を含む樹脂の体積であり、V2は、内部に気泡を含む樹脂を加熱溶融して脱泡した後の体積である。
好ましくは、一実施形態の静電容量型センサは、第2誘電層が第1誘電層より硬くしてもよい。
好ましくは、一実施形態の静電容量型センサは、第2誘電層のヤング率が第1誘電層のヤング率より大きくしてもよい。
好ましくは、一実施形態の静電容量型センサは、第1誘電層が第2誘電層より押込み硬さで硬くしてもよい。
好ましくは、一実施形態の静電容量型センサは、前記第1誘電層と前記第2誘電層とは、内部に気泡を含む樹脂であり、
式(1)から求められる発泡倍率について、前記第2誘電層の発泡倍率は、前記第1誘電層の発泡倍率より小さくしてもよい。
<数1> V1/V2・・・式(1)
式中V1は、内部に気泡を含む樹脂の体積であり、V2は、内部に気泡を含む樹脂を加熱溶融して脱泡した後の体積である。
これら一実施形態の静電容量型センサによれば、第1誘電層と第2誘電層の硬さが異なることにより、加えられた荷重値が小さい領域と、加えられた荷重値が大きい領域とのいずれにおいても、誘電層の厚みの変化の直線性を保つことができるので、荷重測定においてダイナミックレンジの広い静電容量型センサを実現することができる。
好ましくは、一実施形態の静電容量型センサは、第1誘電層の誘電率は、第2誘電層の誘電率より大きくしてもよい。
好ましくは、一実施形態の静電容量型センサは、第2誘電層の誘電率は、第1誘電層の誘電率より大きくしてもよい。
これら一実施形態の静電容量型センサによれば、第1誘電層と前記第2誘電層の硬さが異なるようにし、且つ第1誘電層と第2誘電層の誘電率が異なるようにすることにより、任意の荷重値の範囲で、荷重に対する静電容量の変化を大きくすることができる。
好ましくは、一実施形態の静電容量型センサは、第1導電層の面積は、第3導電層の面積より大きくしてもよい。
好ましくは、一実施形態の静電容量型センサは、第3導電層の面積は、第1導電層の面積より大きくしてもよい。
これら一実施形態の静電容量型センサによれば、第1誘電層と第2誘電層の硬さが異なるようにし、且つ第1導電層102の面積と第3導電層106の面積が異なるようにすることにより、任意の荷重値の範囲で、荷重に対する静電容量の変化を大きくすることができる。
好ましくは、一実施形態の荷重測定装置は、上記のいずれかに記載の静電容量型センサと、第1導電層及び第3導電層と、第2導電層との間の静電容量を測定する静電容量計と、前記静電容量計が測定した静電容量に基づいて前記静電容量型センサに加えられた荷重を算出するプロセッサと、を備えるようにしてもよい。
一実施形態の荷重測定装置によれば、第1誘電層と第2誘電層の硬さが異なることにより、加えられた荷重値が小さい領域と、加えられた荷重値が大きい領域とのいずれにおいても、誘電層の厚みの変化の直線性を保つことができるので、荷重測定においてダイナミックレンジの広い荷重測定装置を実現することができる。
本発明によれば、荷重測定においてダイナミックレンジの広い静電容量型センサを提供することができる。
実施の形態1にかかるセンサ装置の概略構成を示す略図である。 同じ硬さの誘電層を2つ備える静電容量型センサに荷重が加えられた状態を示す断面図である。 実施の形態1にかかる静電容量型センサに荷重が加えられた状態を示す断面図である。 実施の形態1にかかる静電容量型センサにおける荷重と静電容量との関係を示すグラフである。 実施例1における荷重と静電容量の関係を示すグラフである。 実施例2における荷重と静電容量の関係を示すグラフである。 実施の形態2にかかるセンサ装置の静電容量の関係を示すグラフである。 実施の形態3にかかる静電容量型センサの構成を示す断面図である。 実施の形態3にかかるセンサ装置の静電容量の関係を示すグラフである。
(実施の形態1)
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、実施の形態1にかかるセンサ装置の概略構成を示す略図である。図1では、実施の形態1にかかるセンサ装置の構成として、静電容量型センサの断面と、電気回路とを組み合わせて示している。図1において、荷重測定装置100は、静電容量型センサ110と、プロセッサ120とを備える。そして、静電容量型センサ110は、少なくとも第1絶縁層101と、第1導電層102と、第1誘電層103と、第2導電層104と、第2誘電層105と、第3導電層106と、第2絶縁層107とを有し、順に積層している。また、プロセッサ120は、静電容量算出器111及び荷重算出器112の機能を有する。
そして、静電容量型センサ110は、積層された表面に荷重が加えられることにより、各誘電層の厚みが変化して、静電容量が変化する。プロセッサ120は、この静電容量の変化に基づいて、静電容量型センサ110に加えられた荷重値を算出する。
第1絶縁層101は、絶縁体の膜で構成される。例えば、第1絶縁層101は、絶縁性物質の膜で構成されることが好適である。そして、第1絶縁層101は、第1誘電層103とは反対側の第1導電層102の一面に形成されていることが望ましい。
第1導電層102は、電気を導通する導電体の膜で構成される。例えば、第1導電層102は、導電性インキにより形成された導電層や金属層で構成されることが好適である。第1導電層102は、プロセッサ120に接続すると共に、接地されている。
第1誘電層103は、誘電体の膜で構成される。例えば、第1誘電層103は、絶縁性物質の膜で構成されても良い。第1誘電層103は弾性体であることが好ましく、例えば、第1誘電層103は、気泡を含む樹脂層で構成されても良い。また、気泡を有しない場合としては、第1誘電層103に天然ゴム、合成ゴム等を利用することが考えられる。また、第1誘電層103は、第1導電層102の一面に積層していることが望ましい。
第2導電層104は、第1導電層102と同様に電気を導通する導電体の膜で構成される。例えば、第2導電層104は、導電性インキにより形成された導電層や金属層で構成されることが好適である。また、第2導電層104は、第1導電層102とは反対側の第1誘電層103の一面に積層していることが望ましい。
第2誘電層105は、誘電体の膜で構成される。例えば、第2誘電層105は、絶縁性物質の膜で構成されても良い。第2誘電層105は弾性体であることが好ましく、例えば、第2誘電層105は気泡を含む樹脂層で構成されても良い。また、気泡を有しない場合としては、第2誘電層105に天然ゴム、合成ゴム等を利用することが考えられる。また、第2誘電層105は、第1誘電層103とは反対側の第2導電層104の一面に積層していることが望ましい。そして、第2誘電層105は、第1誘電層103と硬さが異なるように構成されている。硬さの違いについての詳細は後述する。
第3導電層106は、第1導電層102及び第2導電層104と同様に電気を導通する導電体の膜で構成される。例えば、第3導電層106は、導電性インキにより形成された導電層や金属層で構成されることが好適である。また、第3導電層106は、第2導電層104とは反対側の第2誘電層105の一面に積層していることが望ましい。
第2絶縁層107は、絶縁体の膜で構成される。例えば、第2絶縁層107は、絶縁性物質の膜で構成されることが好適である。そして、第2絶縁層107は、第2誘電層105とは反対側の第3導電層106の一面に形成されていることが望ましい。
すなわち、図1に示すように、第1絶縁層101と、第1導電層102と、第1誘電層103と、第2導電層104と、第2誘電層105と、第3導電層106と、第2絶縁層107とは、順に積層されている。
そして、第1導電層102と第3導電層106は、電気的に接続している。したがって、第1導電層102、第1誘電層103及び第2導電層104により形成されたキャパシタと、第2導電層104、第2誘電層105及び第3導電層106により形成されたキャパシタとが、電気的に並列に接続していることになる。
また、第1導電層102と第3導電層106は、接地されている。この結果、第2絶縁層107に接地された導体等が触れた結果、第2絶縁層107の表面の電位が接地電位に変化したとしても、第3導電層106も接地電位であるので、電気的な外乱により、静電容量型センサ110の静電容量が変化することはない。
静電容量算出器111は、第1導電層102及び第3導電層106と、第2導電層104と、電気的に接続している。そして、静電容量算出器111は、第1導電層102及び第3導電層106と、第2導電層104との間の静電容量を測定する。
荷重算出器112は、静電容量算出器111が測定した静電容量の変化量に基づいて、静電容量型センサ110に加えられた荷重を測定する。具体的には、荷重算出器112は、静電容量型センサ110に荷重が加えられていない状態での静電容量と、静電容量型センサ110に荷重が加えられた状態での静電容量との差に基づいて荷重を算出する。
静電容量型センサ110に荷重が加えられていない状態での静電容量は、荷重を加える直前に測定された静電容量型センサ110の静電容量としてもよい。また、静電容量型センサ110に荷重が加えられていない状態での静電容量は、予め測定した静電容量により設定された値としてもよい。
プロセッサ120は、アナログ回路及び/またはデジタル回路を備え、静電容量算出器111及び荷重算出器112の機能を実現するプロセッサである。例えば、プロセッサ120は、CPU(Central Processing Unit)またはASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の論理回路を備えることが好適である。また、プロセッサ120は、複数の回路を集積した半導体装置で構成してもよい。
例えば、プロセッサ120は、静電容量型センサ110の静電容量を測定するための回路を備える。具体的には、プロセッサ120は、インピーダンスブリッジ、ディップメータまたはLCRメータの機能を備え、静電容量型センサ110の静電容量を測定する。また、プロセッサ120は、測定した静電容量に関するアナログ信号(例えば電圧値または電流値)をデジタル信号に変換するアナログデジタル変換回路を備えてもよい。そして、プロセッサ120は、荷重が加えられていない状態での静電容量を基準値として記憶するメモリ、バッファまたはレジスタを備えてもよい。さらに、プロセッサ120は、演算機能を有し、静電容量型センサ110に荷重が加えられた状態での静電容量から静電容量型センサ110に荷重が加えられていない状態での静電容量を減算することにより、静電容量の差を算出する。
また、プロセッサ120は、静電容量の変化量を荷重に換算する機能を備えても良い。
具体的には、プロセッサ120は、所定の数式を実行することにより静電容量の変化量を荷重値に換算する演算機能を有する。また、プロセッサ120は、静電容量の変化量と荷重との関係をテーブルデータとしてメモリに記憶し、テーブルデータを参照して静電容量の変化量に対応する荷重値を得るようにしてもよい。
以上の構成を有することにより、プロセッサ120は、静電容量算出器111及び荷重算出器112の機能を実現する。
次に第1誘電層103と第2誘電層105の硬さの比較について説明する。
本実施の形態では、静電容量型センサ110の積層方向に対して荷重が加えられ、第1誘電層103及び第2誘電層105の厚さが薄くなり、静電容量型センサ110の静電容量が増加する現象を用いている。
したがって、押込み硬さの指標により、第1誘電層103と第2誘電層105の硬さを比較することが好適である。押込み硬さとしては、ブリネル硬さ、ビッカース硬さ、ヌープ硬さ、ロックウェル硬さ等がある。
また、ヤング率の指標により、第1誘電層103と第2誘電層105の硬さを比較してもよい。ヤング率は、一方向の引張りまたは圧縮応力の方向に対するひずみ量の関係から求められるものであるので、荷重により圧縮応力が加えられる本実施の形態に適用することができる。ヤング率は、応力を歪みで除算したものであるので、ヤング率が大きいほど、硬いことになる。
また、第1誘電層103及び第2誘電層105が、内部に気泡を含む樹脂層で、構成される場合、発泡倍率により第1誘電層103と第2誘電層105の硬さを比較してもよい。発泡倍率は、例えば以下の式(1)により定義される。
V1/V2 ・・・(1)
式中V1は、内部に気泡を含む樹脂の体積であり、V2は、内部に気泡を含む樹脂を加熱溶融して脱泡した後の体積である。
樹脂の発泡倍率は、数値が大きいほど、樹脂の内部に含む気泡の体積が大きい。すなわち、発泡倍率の数値が大きいほど、荷重により樹脂内の気泡が変形し、樹脂の体積が減少しやすい。したがって、樹脂の発泡倍率が大きいほど樹脂は軟らかいことになり、樹脂の発泡倍率が小さいほど樹脂は硬いことになる。
次に、硬さの相異なる複数の誘電層を備える静電容量型センサと、同じ硬さの誘電層を2つ備える静電容量型センサとの違いについて説明する。図2は、同じ硬さの誘電層を2つ備える静電容量型センサに荷重が加えられた状態を示す断面図である。また、図3は、実施の形態1にかかる静電容量型センサに荷重が加えられた状態を示す断面図である。
図2に示すように、2つの誘電層103、105は、加えられた荷重に対して、厚みの減少量が同じである。一方、図3に示すように、実施の形態1にかかる静電容量型センサでは、2つの誘電層103、105は、加えられた荷重に対して、厚みの減少量が異なる。図3では、荷重を加えられていない状態では、第1誘電層103と第2誘電層105の厚みは同じであるが、第1誘電層103が第2誘電層105より軟らかいので、荷重を加えられたことにより、第1誘電層103の厚みは、第2誘電層105より薄くなっている。
図4は、実施の形態1にかかる静電容量型センサにおける荷重と静電容量との関係を示すグラフである。図4において、縦軸は静電容量を示し、横軸は荷重を示す。また、図4において、C1は、第1導電層102、第1誘電層103及び第2導電層104により形成されたキャパシタの静電容量を示す。また、図4において、C2は、第2導電層104、第2誘電層105及び第3導電層106により形成されたキャパシタの静電容量を示す。また、図4において、Callは、第1導電層102、第1誘電層103及び第2導電層104により形成されたキャパシタと、第2導電層104、第2誘電層105及び第3導電層106により形成されたキャパシタとが、電気的に並列に接続した合成静電容量を示す。
図4に示すように、加えられた荷重が小さい場合、静電容量の変化に対して軟らかい誘電層の厚みの減少が支配的である。そして、加えられた荷重が大きい場合、軟らかい誘電層の厚みの変化が直線性を失い、厚みの減少量が少なくなる一方で、硬い誘電層の厚みの減少は直線性を保ち、静電容量の変化に対して硬い誘電層の厚みの減少が支配的となる。
このように、実施の形態1にかかる静電容量型センサは、第1誘電層と第2誘電層の硬さが異なることにより、加えられた荷重値が小さい領域と、加えられた荷重値が大きい領域とのいずれにおいても、誘電層の厚みの変化の直線性を保つことができるので、荷重測定においてダイナミックレンジの広い静電容量型センサを実現することができる。
次に、第1誘電層103と第2誘電層105の硬さが異なる静電容量型センサの実施例について説明する。
[製造例1]
<合成例1:ポリウレタンウレア樹脂Aの合成例>
攪拌機、温度計、還流冷却器、滴下装置、窒素導入管を備えた反応容器に、ポリオキシテトラメチレングリコール(「PTG−2000SN」、数平均分子量Mn=2029 保土ヶ谷化学工業社製)195.0部、ジメチロールブタン酸6.70部、イソホロンジイソシアネート40.8部、トルエン70.0部を仕込み、窒素雰囲気下、90℃で4時間反応させた。反応後、これにトルエン250部を加えて、質量平均分子量Mw=22,000のイソシアネート基を有するウレタンプレポリマー溶液を得た。
次に、イソホロンジアミン6.11部、ジ−n−ブチルアミン0.59部、2−プロパノール112.5部、トルエン184.5部を混合したものに、得られたイソシアネート基を含むウレタンプレポリマー溶液506.3部を添加し、85℃で4時間反応させ、Mw=105,000、酸価=10.2mgKOH/g、不揮発分25%であるポリウレタンウレア樹脂Aの溶液を得た。
<センサ用導電層形成材料の製造例>
合成例1で得られたポリウレタンウレア樹脂A−1の溶液:400部、ビスフェノールAタイプエポキシ:60部(「アデカレジンEP−4100」、エポキシ当量=190g/Eq ADEKA社製)、エラストマーとして合成例2で得られたポリアミド樹脂B:75部、導電性フィラーとして格体に銅、被覆層に銀を使用した樹枝状(別名、デンドライト状)の粒子(D50=11μm、福田金属箔粉工業社製)300部、硬化剤として、2−メチルイミダゾール:3部、無機フィラーとしてシリカ(「NipsilSS−50F」東ソーシリカ社製):25部、シランカップリング剤としてn−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシランを混合し、導電層形成用ペーストを得た。
この導電層形成用ペーストを剥離性シートに塗工して100℃で2分間乾燥させ、厚さ40μmのセンサ用導電層形成材料を得た。センサ用導電層形成材料のゲル分率を後述する方法に従って求めたところ80%であった。
<ゲル分率>
100メッシュのステンレス金網を幅30mm・長さ100mmに準備し、重量(W1)を測定した。続いて、センサ用導電層形成材料を幅10mm・長さ80mmの大きさに準備し、前記ステンレス金網でセンサ用導電層形成材料が見えないように包み試験片とし、重量(W2)を測定した。作製した試験片を室温(25℃)でメチルエチルケトン(MEK)中に浸漬し、1時間放置した。次いで試験片をMEKから取り出し、150℃で10分間乾燥した後、重量(W3)を測定した。そして下算式(2)を用いてゲル分率を算出した。
(W3−W1)/(W2−W1)×100[%] (2)
[製造例2]
<合成例2:カルボキシル基含有変性エステル樹脂Cの合成>
撹拌機、還流冷却管、窒素導入管、導入管、温度計を備えた4口フラスコに、ポリカーボネートジオール(クラレポリオールC−2090:株式会社クラレ製:3−メチル−1,5−ペンタンジオール/1,6−ヘキサンジオール=9/1(モル比)共重合ポリカーボネートジオール:水酸基価=56mgKOH/g、Mw=2000)292.1部、テトラヒドロ無水フタル酸(リカシッドTH:新日本理化株式会社製)44.9部、溶剤としてトルエン350部を仕込み、窒素気流下、攪拌しながら60℃まで昇温し、均一に溶解させた。続いて、このフラスコ内を110℃に昇温し、3時間反応させた。その後、反応物を40℃に冷却後、ビスフェノールA型エポキシ樹脂(YD−8125:東都化成株式会社製:エポキシ当量=175g/eq)62.9部、触媒としてトリフェニルホスフィン4部を、反応物に添加して110℃に昇温し、8時間反応させた。その後、反応物を室温まで冷却後、テトラヒドロ無水フタル酸11.8部を添加し、110℃で3時間反応させた。再び、反応物を室温まで冷却後、トルエンで固形分が35%になるよう調整し、カルボキシル基含有変性エステル樹脂Cの溶液を得た。本合成例によって得たカルボキシル基含有変性エステル樹脂Cの重量平均分子量は12600、実測による樹脂固形分の酸価は15.3mgKOH/gであった。
<センサ用絶縁層形成材料の製造例>
合成例2で得られたカルボキシル基含有変性エステル樹脂Cの溶液の固形分100部に対して、多官能グリシジルエーテル型エポキシ樹脂(三菱化学社製「エピコート1031S」)20部、及び熱硬化助剤としてケミタイトPZ(株式会社日本触媒製、多官能アジリジン化合物)1部を混合し、絶縁性塗料を得た。
この絶縁性塗料を剥離性シート上に、乾燥後の膜厚が13μmとなるように均一に塗工して乾燥させ、センサ用絶縁層及び保護層形成材料を得た。
<誘電層の材料>
材料1として厚さ0.7mm、歪40%時(「歪40%時)は「厚さを40%減少させるように歪ませた時」を意味する)の応力34.36kPaの発泡ホットメルト(東洋アドレ社製)、
材料2として厚み0.7mmのウレタンフォームの両面にそれぞれ粘着層を有する総厚0.85mm、歪40%時の応力423.06kPaの両面粘着テープ、
材料3として厚み5mmのウレタンフォームの両面にそれぞれ粘着層を有する総厚5.1mm、歪40%時の応力1.96kPaの両面粘着テープ、
材料4として厚み5.4mmのEPDMスポンジの両面にそれぞれ粘着層を有する層厚5.5mm、歪40%時の応力68.62kPaの両面粘着テープを、
それぞれ使用して静電容量型センサを作製した。
Figure 0006693260
表1において「歪40%時)は「厚さを40%減少させるように歪ませた時」を意味する。
(実施例1)
実施例1では、第1誘電層103及び第2誘電層105に材料1、2(または材料2、1)、
第1絶縁層101及び第2絶縁層107に製造例2で得られた厚さ13μmのセンサ用絶縁層形成材料、
第1導電層102、第2導電層104及び第3導電層106に製造例1で得られた導電層形成材料(剥離性シートは剥がした)を、
順に積層し、170℃、2MPa、5分の条件で圧着処理をした後、160℃の電気オーブンで60分加熱をして、寸法3.5cm×3.5cmの圧力センサを得た。
誘電層と材料の組合せを表2に示す。表2では、材料2が材料1より硬いので、硬さの比較をわかりやすく示すため、材料1(軟)、材料2(硬)と記載している。図1に示すように、荷重が加えられる一面は、第1誘電層103より第2誘電層105が近い。
実施例1では、静電容量型センサの一面(縦3.5cm、横3.5cmの面積)全体に全体に荷重を加えた場合(全面圧縮)と、直径2cmの円筒形状の治具により、静電容量型センサの一部分に荷重を加えた場合(小面積圧縮)で、荷重の測定を実施している。
Figure 0006693260
上記条件で、静電容量型センサに荷重を加え、静電容量を測定した結果を図5に示す。図5は、実施例1における荷重と静電容量の関係を示すグラフである。図5において、縦軸は静電容量(pF)を示し、横軸は荷重(N)を示す。図5に示すように、静電容量型センサの一面全体に荷重を加えた場合(全面圧縮)では、0Nから500Nまで良好な直線性が得られている。
また、荷重を加えられる側にある第2誘電層105に、材料1より硬い材料2を用いた例は、第2誘電層105に、材料2より軟らかい材料1を用いた例よりも、静電容量の変化が大きい。したがって、静電容量型センサの一部分に荷重が加えられる用途で用いる場合、荷重を加えられる側にある第2誘電層105に、第1誘電層103より硬い材料を用いた静電容量型センサが好適である。
一方、静電容量型センサの一面全体に荷重が加えられる用途で用いる場合、荷重を加えられる側にある第2誘電層105に、第1誘電層103より軟らかい材料を用いた静電容量型センサでも適用できる。
(実施例2)
実施例2では、第1誘電層103及び第2誘電層105に、実施例1における材料1、2の代わりに材料3、4を用いた実施例について説明する。誘電層と材料の組合せを表3に示す。表3では、材料4が材料3より硬いので、表2と同様に硬さの比較をわかりやすく示すため、材料3(軟)、材料4(硬)と記載している。実施例1と同様に、荷重が加えられる一面は、第1誘電層103より第2誘電層105が近い。実施例2でも実施例1と同様に、静電容量型センサの一面(縦3.5cm、横3.5cmの面積)全体に全体に荷重を加えた場合(全面圧縮)と、直径2cmの円筒形状の治具により、静電容量型センサの一部分に荷重を加えた場合(小面積圧縮)で、荷重の測定を実施している。
Figure 0006693260
上記条件で、静電容量型センサに荷重を加え、静電容量を測定した結果を図6に示す。図6は、実施例2における荷重と静電容量の関係を示すグラフである。図6において、縦軸は静電容量(pF)を示し、横軸は荷重(N)を示す。図6に示すように、静電容量型センサの一面全体に荷重を加えた場合(全面圧縮)では、0Nから100Nまでは、静電容量の変化が大きく、100Nから500Nまでは、比較的良好な直線性が得られている。
また、荷重を加えられる側にある第2誘電層105に、より硬い材料4を用いた例は、第2誘電層105に、実施例1と同様に、より軟らかい材料3を用いた例よりも、静電容量の変化が大きい。したがって、センサの一部分に荷重が加えられる用途で用いる場合、荷重を加えられる側にある第2誘電層105に、第1誘電層103より硬い材料を用いた静電容量型センサが好適である。
実施例1と同様に、静電容量型センサの一面全体に荷重が加えられる用途で用いる場合、荷重を加えられる側にある第2誘電層105に、第1誘電層103より軟らかい材料を用いた静電容量型センサでも適用できる。
(実施の形態2)
実施の形態2では、第1誘電層103と第2誘電層105の誘電率が異なる例について説明する。第1誘電層103と第2誘電層105について、硬さと誘電率との大小関係を組み合わせることにより、静電容量型センサに加えられた荷重値が所定値以下である場合に、荷重値の変化に対する静電容量の変化が大きい静電容量型センサを実現することができる。同様に、所定値以上である場合に荷重値の変化に対する静電容量の変化が大きい静電容量型センサを実現することもできる。
図7は、実施の形態2にかかるセンサ装置の静電容量の関係を示すグラフである。縦軸は静電容量を示し、横軸は荷重を示す。図7において、Aは、第1誘電層103より第2誘電層105が硬く、第1誘電層103の比誘電率が第2誘電層105の比誘電率より大きい場合の関係を示している。Aの場合、所定の荷重値P1以下の領域で、第2誘電層105より軟らかい第1誘電層103の静電容量の変化が支配的になるので、第1誘電層103の比誘電率を第2誘電層105の比誘電率より大きくすることにより、所定の荷重値P1以下の領域での荷重に対する静電容量の変化を大きくすることができる。
また、図7において、Bは、第1誘電層103より第2誘電層105が硬く、第1誘電層103の比誘電率が第2誘電層105の比誘電率より小さい場合の関係を示している。所定の荷重値P1以上の領域で、第1誘電層103より硬い第2誘電層105の静電容量の変化が支配的になるので、第2誘電層105の比誘電率を第1誘電層103の比誘電率より大きくすることにより、所定の荷重値P1以上の領域での荷重に対する静電容量の変化を大きくすることができる。
このように、実施の形態2の静電容量型センサによれば、第1誘電層と第2誘電層の硬さが異なるようにし、且つ第1誘電層と第2誘電層の誘電率が異なるようにすることにより、任意の荷重値の範囲で、荷重に対する静電容量の変化を大きくすることができる。
なお、上記実施の形態2では、第1誘電層103と第2誘電層105の誘電率を比較しているが、比誘電率で比較してもよい。比誘電率は、誘電率を電気定数で無次元化したものであるので、誘電率の大小関係は、比誘電率の大小関係と同じである。
(実施の形態3)
実施の形態3では、第1導電層と第3導電層の面積が異なる例について説明する。第1誘電層103と第2誘電層105の硬さの大小関係と、第1導電層と第3導電層の面積の大小関係を組み合わせることにより、静電容量型センサに加えられた荷重値が所定値以下である場合に、荷重値の変化に対する静電容量の変化が大きい静電容量型センサを実現することができる。同様に、所定値以上である場合に荷重値の変化に対する静電容量の変化が大きい静電容量型センサを実現することもできる。
図8は、実施の形態3にかかる静電容量型センサの構成を示す断面図である。図8にしめすように、第1導電層102の面積が第3導電層106の面積と異なる。
図9は、実施の形態3にかかるセンサ装置の静電容量の関係を示すグラフである。縦軸は静電容量を示し、横軸は荷重を示す。図9において、Aは、第1誘電層103より第2誘電層105が硬く、第1導電層の面積が第3導電層の面積より大きい場合の関係を示している。Aの場合、所定の荷重値P1以下の領域で、第2誘電層105より軟らかい第1誘電層103の静電容量の変化が支配的になるので、第1導電層の面積を第3導電層の面積より大きくすることにより、所定の荷重値P1以下の領域での荷重に対する静電容量の変化を大きくすることができる。
また、図9において、Bは、第1誘電層103より第2誘電層105が硬く、第1導電層102の面積が第3導電層106の面積より小さい場合の関係を示している。所定の荷重値P1以上の領域で、第1誘電層103より軟らかい第2誘電層105の静電容量の変化が支配的になるので、第3導電層106の面積が第1導電層102の面積より大きくすることにより、所定の荷重値P1以上の領域での荷重に対する静電容量の変化を大きくすることができる。
このように、実施の形態3の静電容量型センサによれば、第1誘電層と第2誘電層の硬さが異なるようにし、且つ第1導電層102の面積と第3導電層106の面積が異なるようにすることにより、任意の荷重値の範囲で、荷重に対する静電容量の変化を大きくすることができる。
なお、導電層が誘電層より小さい部位については、導電層が覆いきれない誘電層の表面を絶縁性物質のスペーサーで覆うようにしてもよい。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、第1絶縁層101と、第1導電層102と、第1誘電層103と、第2導電層104と、第2誘電層105と、第3導電層106と、第2絶縁層107の7層構造について記載しているが、各層の間に、接着のための層等、別の層を加えてもよい。また、第1絶縁層101の代わりに絶縁基板等を用いても良い。また、絶縁基板の一面に第1絶縁層101を形成してもよい。
また、上記実施の形態では、一つの静電容量型センサ110を備える荷重測定装置100として記載しているが、静電容量型センサ110の数は特に限定されない。例えば、静電容量型センサ110を一面の行及び列で複数配置し、第1導電層102、第2導電層104及び第3導電層106をマトリックス状に形成してもよい。
また、上記実施形態のセンサ装置における誘電層は弾性を有する弾性体であってもよい。
また、静電容量算出器111及び荷重算出器112については、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェアまたはソフトウェアで実施できる。また、処理の一部をソフトウェアで実施し、それ以外をハードウェアで実施することとしても良い。ソフトウェアで実施する際には、マイクロプロセッサ等の1つあるいは複数のCPU(Central Processing Unit)を有するコンピュータシステムに機能ブロックの処理に関するプログラムを実行させればよい。これらのプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、DVD−ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)、DVD−R(DVD Recordable)、DVD−R DL(DVD-R Dual Layer)、DVD−RW(DVD ReWritable)、DVD−RAM、DVD+R、DVR+R DL、DVD+RW、BD−R(Blu-ray(登録商標) Disc Recordable)、BD−RE(Blu-ray (登録商標)Disc Rewritable)、BD−ROM、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
100 荷重測定装置
101 第1絶縁層
102 第1導電層
103 第1誘電層
104 第2導電層
105 第2誘電層
106 第3導電層
107 第2絶縁層
110 静電容量型センサ
111 静電容量算出器
112 荷重算出器
120 プロセッサ

Claims (11)

  1. 少なくとも、絶縁基板を含む第1絶縁層と、第1導電層と、第1誘電層と、第2導電層と、第2誘電層と、第3導電層と、第2絶縁層とを順に積層し、
    前記第1導電層と前記第3導電層とを電気的に接続し、
    前記第2誘電層が前記第1誘電層より硬い
    静電容量型センサ。
  2. 第2誘電層のヤング率が第1誘電層のヤング率より大きい請求項に記載の静電容量型センサ。
  3. 第1誘電層が第2誘電層より押込み硬さで硬い請求項に記載の静電容量型センサ。
  4. 前記第1誘電層と前記第2誘電層とは、内部に気泡を含む樹脂であり、
    式(1)から求められる発泡倍率について、前記第2誘電層の発泡倍率は、前記第1誘電層の発泡倍率より小さい、請求項に記載の静電容量型センサ。
    <数1> V1/V2・・・式(1)
    式中V1は、内部に気泡を含む樹脂の体積であり、V2は、内部に気泡を含む樹脂を加熱溶融して脱泡した後の体積である。
  5. 第1誘電層の誘電率は、第2誘電層の誘電率より大きい請求項1からのいずれかに記載の静電容量型センサ。
  6. 第2誘電層の誘電率は、第1誘電層の誘電率より大きい請求項1からのいずれかに記載の静電容量型センサ。
  7. 第1導電層の面積は、第3導電層の面積より大きい請求項1からののいずれかに記載の静電容量型センサ。
  8. 第3導電層の面積は、第1導電層の面積より大きい請求項1からののいずれかに記載の静電容量型センサ。
  9. 前記第1絶縁層は,絶縁基板からなる請求項1から8のいずれかに記載の静電容量型センサ。
  10. 前記第1絶縁層は,絶縁基板と,前記絶縁基板上に形成された絶縁層とを備える請求項1から8のいずれかに記載の静電容量型センサ。
  11. 請求項1から10のいずれかに記載の静電容量型センサと、
    第1導電層及び第3導電層と、第2導電層との間の静電容量を測定する静電容量計と、
    前記静電容量計が測定した静電容量に基づいて前記静電容量型センサに加えられた荷重を算出するプロセッサと、を備える荷重測定装置。
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