JP6693215B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、1フレーム分の画像データを記憶するフレームバッファを利用し、画像データの描画および表示を行う画像処理装置に関する。
静止画や動画の画像データは圧縮符号化されてアミューズメント機器に実装されることが一般的である。各種画像データに圧縮符号化を施した圧縮データを格納したメモリを画像処理装置に接続し、画像表示を行う都度、メモリから圧縮データを読み出し、復号する。
アミューズメント機器における画像の表示性能は、メモリからの圧縮データの読み出しに要する時間に大きく依存する。このことは、フレームバッファ方式の画像処理装置において、特に顕著となる。
特許文献1および2には、メモリとCPU(Central Processing Unit)との間にデータバッファを配置し、データバッファをキャッシュメモリに見立てた疑似キャッシュシステムが開示されている。特許文献3および4には、複数のフレームバッファを設けた画像処理装置が開示されている。
特許文献1および2の疑似キャッシュシステム、ならびに特許文献3および4の画像処理装置によれば、メモリからの圧縮データの読み出しに起因するオーバーヘッドの削減が期待できる。
特開2003−108438号公報(2003年4月11日公開) 特開平5−233449号公報(1993年9月10日公開) 特開2007−298760号公報(2007年11月15日公開) 特開平7−225710号公報(1995年8月22日公開)
本発明者は、フレームバッファ方式の画像処理装置における、メモリからの読み出しに要する時間に起因するオーバーヘッドのさらなる削減を実現すべく、鋭意検討を行った。その結果、本発明者は本発明を完成するに至った。
本発明の目的は、メモリから画像データをプリロードすることにより、メモリからの画像データの読み出しに起因するオーバーヘッドを削減する画像処理装置を実現することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る画像処理装置は、格納先アドレスが含まれるコマンドに従い、メモリから画像データを読み出し、画像処理する画像処理装置であって、上記コマンドがフレーム単位で順次書き込まれる第1、第2および第3コマンドバッファと、上記メモリよりも読み出し速度が速く、且つ、上記メモリから読み出された画像データがフレーム単位で順次書き込まれる第1および第2プリロードバッファと、上記画像処理の前処理として、上記第1コマンドバッファに書き込まれた第1コマンドに含まれる第1格納先アドレスと、上記第2コマンドバッファに書き込まれた、上記第1コマンドの直後の第2コマンドに含まれる第2格納先アドレスとが一致する場合、上記第1コマンドに従って上記第1プリロードバッファに書き込まれた第1画像データを、上記第2コマンドに従って上記第2プリロードバッファに書き込まれる第2画像データとして設定する設定部とを備える。
ここで、「上記画像処理の前処理」は、メモリから画像データを予め読み出しておく「プリロード」の意である。
上記構成によれば、第2格納先アドレスが第1格納先アドレスと一致すれば、メモリ内における格納先が同一であることから、第1画像データと第2画像データとは同一の画像データであるといえる。
この場合、設定部により、先に読み出された第1画像データを、第2コマンドに従って読み出される第2画像データとして設定されるので、メモリから第2画像を読み出す必要がなく、メモリよりも読み出し速度の速い第2プリロードバッファから第2画像を読み出すことが可能となる。
このため、メモリからの画像データの読み出しに起因するオーバーヘッドを削減することができる。
なお、本発明の各態様に係る画像処理装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記画像処理装置が備える各部として動作させることにより上記画像処理装置をコンピュータにて実現させる画像処理装置の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。さらに、本発明の各態様に係る画像処理装置は集積回路(ICチップ)として実現してもよく、この場合には、上記集積回路を備えるチップ等も本発明の範疇に入る。
本発明によれば、メモリからの画像データの読み出しに起因するオーバーヘッドを削減することができる。
本発明に係る画像処理装置の前提構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。 上記画像処理装置による画像処理の手順を示すタイミングチャートである。
まず、本発明に係る画像処理装置の前提となる構成について説明し、次に、本発明に係る画像処理装置について1つの実施形態で説明する。なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には同一または類似の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本発明の画像処理装置の前提構成(以下、「前提装置」と称する。)を示すブロック図である。図1では、前提装置101と、前提装置101に接続された、CPU201、ROM202およびLCD203とから構成された画像表示装置100が図示されている。前提装置101は、CPU201から与えられるコマンドに従い、ROM202からスプライトの圧縮形式の画像データを読み出して復号し、またはROM202からスプライトの非圧縮形式の画像データを読み出して、LCD203に表示させる画像データを生成する。CPU201は、前提装置101が搭載される情報機器等の全体を制御するプロセッサであり、前提装置101に対しては、LCD203にスプライト、背景、フォント等の画像を表示させるためのコマンドやデータを供給する。ROM202には、各種のスプライト、背景、フォント等の表示対象についての圧縮形式または非圧縮形式の画像データやαブレンディングに用いる圧縮形式または非圧縮形式のαブレンド値等が記憶されている。
前提装置101は、コントローラ102と、コマンドバッファ103と、プリロードバッファ104と、DMAC(ダイレクト・メモリ・アクセス・コントローラ)105と、デコーダー106と、デコードバッファ107と、描画エンジン108と、フレームバッファ109と、表示制御部110と、を備えている。
前提装置101においては、CPU201により、コマンドバッファ103にコマンドが書き込まれる。コマンドバッファ103は、ダブルバッファリングを行うものであり、第1コマンドバッファ103aおよび第2コマンドバッファ103bを含んでいる。
コントローラ102のプリロード部102aは、第1コマンドバッファ103aまたは第2コマンドバッファ103bに書き込まれたコマンドを読み取り、ROM202からの画像データの読み出しを指示するコマンドを特定する。プリロード部102aは、特定したコマンドに当該画像データのプリロードが指定されていれば、DMAC105に対し、ROM202からプリロードバッファ104への画像データの転送を設定する。
DMAC105は、設定された画像データを転送する。この転送に伴い、コマンドに含まれる、当該画像データの格納場所を示す格納先アドレスが、プリロード部102aにより、ROM202内のアドレスからプリロードバッファ104内のアドレスに書き換えられる。
コントローラ102のコマンド実行部102bは、第1コマンドバッファ103aまたは第2コマンドバッファ103bに書き込まれたコマンドに従い、デコーダー106に画像データを復号させる。
デコーダー106は、コマンドに含まれる、画像データの格納先アドレスが、プリロードバッファ104内のアドレスであれば、当該画像データをプリロードバッファ104から読み出す一方、ROM202内のアドレスであれば、当該画像データをROM202から読み出す。従来であれば、必要な画像データは画像表示を行う都度、ROM202から読み出されていた。前提装置101では、ユーザによりプリロードが指定された画像データは、上述したとおり、プリロード部102aによりプリロードされており、デコーダー106による当該画像データの読み出しは、ROM202からではなく、実際にはプリロードバッファ104から読み出される。プリロードバッファ104はDRAM等の高速アクセス可能なメモリを用いることができるので、ROM202から画像データを読み出す場合と比較し、当該画像データの読み出しに要する時間は短縮されることになる。
なお、ROM202に記憶されている画像データのうち、プリロード対象とする画像データの割合は、プリロードバッファ104の容量によって制限される。ROM202に記憶されている画像データの容量に対し、プリロードバッファ104の容量が十分大きければ、ROM202に記憶されている画像データの全てをプリロード対象とすることも可能となる。
デコーダー106は、プリロードバッファ104またはROM202から読み出した画像データを復号し、復号した画像データをデコードバッファ107に書き込む。
コマンド実行部102bはさらに、第1コマンドバッファ103aまたは第2コマンドバッファ103bに書き込まれたコマンドに従い、描画エンジン108にLCD203に表示させる画像データの生成を実行させる。
描画エンジン108は、デコードバッファ107から画像データを1フレーム分ずつ読み出し、当該画像データに対し、拡縮・変形、カラー処理等を施した描画データを生成する。描画エンジン108は、生成した描画データをフレームバッファ109に書き込む。フレームバッファ109は、ダブルバッファリングを行うものであり、第1フレームバッファ109aおよび第2フレームバッファ109bを含んでいる。第1フレームバッファ109aおよび第2フレームバッファ109bは、交互にフレーム単位で、一方が描画のために画像データが書き込まれ、他方が表示のために画像データが読み出される。
表示制御部110は、第1フレームバッファ109aおよび第2フレームバッファ109bに書き込まれた描画データに基づいてLCD203への画像の表示制御を行う。
以上が前提装置101の構成および動作である。前提装置101では、上述したとおり、ユーザによりプリロードが指定された画像データに対し、プリロード部102aによるプリロードが実行される。このプリロードの指定は、CPU201から前提装置101に与えられるコマンドに定義される。例えば、アミューズメント機器の開発現場では、フレーム単位にコマンドバッファ103にコマンドを書きこむタイミング、フレーム単位にROM202からプリロードバッファ104にプリロードするタイミング等を予めコンピュータ上でテストした後、フレーム毎にCPU201から出力するコマンドが決められる。
上記の作業は、オーサリングツールなどのソフトウェアを使って行われるが、プリロードバッファ104のサイズに特に影響され、試行錯誤を繰り返し、大変手間がかかる作業である。前提装置101内部で、処理が間に合わなければ、いわゆるフレーム落ちが生じ、希望する表示が得られないからである。
そこで、本発明者は、さらに鋭意検討を重ね、プリロードすべき画像データをユーザによって予め選択することを不要とする構成、すなわち、画像表示を行いつつ、且つ、ユーザによることなく自動的に、プリロードすべき画像データを選択可能な構成を見出し、本発明を完成するに至った。本発明によれば、上述の作業は不要となり、ユーザの手間を省くことができる。
以下、本発明の一実施形態に係る画像処理装置について説明する。図2は、本発明の一実施形態に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。
画像処理装置11は、前提装置101と同様、CPU201と、ROM(メモリ)202と、LCD203と接続され、画像表示装置1を構成する。画像処理装置11は、コントローラ12と、コマンドバッファ13と、プリロードバッファ14と、DMAC15と、デコーダー16と、デコードバッファ17と、描画エンジン18と、フレームバッファ19と、表示制御部20と、を備えている。
コントローラ12は、CPU201から与えられるコマンドに従い、ROM202から画像データを読み出し、読み出した画像データからLCD203に表示させる描画データを生成するための制御を行う回路である。CPU201から与えられるコマンドは、コマンドバッファ13に書き込まれる。
コマンドバッファ13は、トリプルバッファリングを行うものであり、第1コマンドバッファ13a、第2コマンドバッファ13bおよび第3コマンドバッファ13cを含んでいる。第1コマンドバッファ13a、第2コマンドバッファ13bおよび第3コマンドバッファ13cは、CPU201により、コマンドが書き込まれ、書き込まれたコマンドが読み取られる。
コマンドは、フレーム単位で、第1コマンドバッファ13a、第2コマンドバッファ13bおよび第3コマンドバッファ13cに書きこまれる。そして、第1コマンドバッファ13a、第2コマンドバッファ13bおよび第3コマンドバッファ13cは、この順で、フレーム単位で各々読み取られる。
例えば、現在描画しているコマンドが書きこまれたバッファが第1コマンドバッファ13aであれば、第2コマンドバッファ13bが読み取られ、プリロードされる。そして、第3コマンドバッファ13cにCPU201がコマンドを書き込む。
コントローラ12は、プリロード部(設定部)12a、コマンド実行部(実行部)12b、およびアドレス比較部12cを含んでいる。プリロード部12aは、第1コマンドバッファ13a、第2コマンドバッファ13b、または第3コマンドバッファ13cに書き込まれたコマンドを読み取り、ROM202からの画像データの読み出しを指示するコマンドを特定する。
アドレス比較部12cは、プリロード部12aにより特定されたコマンドに含まれる、当該画像データの格納先アドレスと、書き込みの順番が当該コマンドの1つ前の順番のコマンドバッファに書き込まれたコマンドに含まれる、画像データの格納先アドレスとを比較し、両者が一致するか否かを判定する。プリロード部12aは、アドレス比較部12cによる一致しないとの判定結果に基づき、自身が特定したコマンドに従い、DMAC15に対し、ROM202からプリロードバッファ14への画像データの転送を設定する。
これに対し、プリロード部12aは、アドレス比較部12cが一致すると判定した場合には、DMAC15に対し、ROM202からプリロードバッファ14への画像データの転送を設定せずに、その代わりに、以下の設定を行う。
図2に示したとおり、プリロードバッファ14は、第1プリロードバッファ14aおよび第2プリロードバッファ14bを含んでいる。プリロードバッファ14は、第1プリロードバッファ14aおよび第2プリロードバッファ14bの各空き領域の管理等は行わず、単純なダブルバッファリングを行うものである。第1プリロードバッファ14aおよび第2プリロードバッファ14bは、交互にフレーム単位で、一方が、プリロードのために、DMAC15により、ROM202から画像データが書き込まれ、他方が、描画のために、デコーダー16により画像データが読み出される。
また、プリロードバッファ14はDRAM等の高速アクセス可能なメモリを用いており、プリロードバッファ14の読み出し速度はROM202の読み出し速度よりも高速である。
再び、プリロード部12aの説明に戻る。アドレス比較部12cが一致すると判定した場合、プリロード部12aは、DMAC15に対し、書き込みの順番が先であった、第1プリロードバッファ14aおよび第2プリロードバッファ14bの一方から、他方への画像データの転送を設定する。
この、第1プリロードバッファ14aと第2プリロードバッファ14bとの間における画像データの転送は、要は、プリロード対象の画像データが第1プリロードバッファ14a等に存在するのであれば、当該画像データをわざわざROM202からプリロードするのではなく、第1プリロードバッファ14a等に存在する当該画像データを利用し、ROM202からのプリロードを回避するためのものである。
上述のアドレス比較部12cによる格納先アドレス比較は、プリロード対象の画像データが第1プリロードバッファ14a等に存在するか否かをチェックするために行われる。或るコマンド(後コマンド)に含まれる格納先アドレスが、書き込みの順番が後コマンドの1つ前の順番であったコマンド(先コマンド)に含まれる格納先アドレスと一致するということは、先コマンドに従って、一致した格納先アドレスに格納されている画像データがROM202から先にプリロードされていたことを示すものだからである。
ここで、コマンドバッファ13が、前提装置101のコマンドバッファ103とは異なり、トリプルバッファリングを行うものであるのは、上述のアドレス比較部12cによる格納先アドレス比較を行うためである。この格納先アドレス比較を行うためには、CPU201により書き込まれたコマンドよりも、書き込みの順番が1つ前の順番であったコマンドを保持するバッファがさらに必要となるからである。
DMAC15は、ROM202からプリロードバッファ14への画像データ転送、または、第1プリロードバッファ14aと第2プリロードバッファ14bとの間における画像データ転送を行う。前者の転送であれば、コマンドに含まれる、当該画像データの格納場所を示す格納先アドレスが、プリロード部12aにより、ROM202内のアドレスからプリロードバッファ14内のアドレスに書き換えられる。
一方、後者の転送であれば、コマンドに含まれる、当該画像データの格納場所を示す格納先アドレスが、プリロード部12aにより、プリロードバッファ14内の新たなアドレスに書き換えられる。つまり、第1プリロードバッファ14aと第2プリロードバッファ14bと間における転送に伴う、プリロードバッファ14内における格納先アドレスの変更に起因するものである。
コントローラ12のコマンド実行部12bは、第1コマンドバッファ13a、第2コマンドバッファ13bまたは第3コマンドバッファ13cに書き込まれたコマンドに従い、デコーダー16に画像データを復号させる。デコーダー16は、当該画像データをプリロードバッファ14から読み出す。
ここで、前提装置101であれば、プリロードされる画像データは、ユーザによりプリロードが予め指定された画像データのみであった。画像処理装置11では、プリロードされる画像データはユーザ指定のものではない。コマンドバッファ13への書き込みの順番が連続する、2つのコマンド間において、先コマンドに従いプリロードされた画像データが、後コマンドに従いプリロードすべき画像と同一であった場合には、ROM202から読み出すのではなく、先にプリロードされた画像データを利用するものである。
これにより、プリロードすべき画像データをユーザによって予め選択することが不要となり、画像表示を行いつつ、且つ、プリロードすべき画像データを選択することが可能となる。
デコーダー16は、プリロードバッファ14から読み出した画像データを復号し、復号した画像データをデコードバッファ17に書き込む。
コマンド実行部12bはさらに、第1コマンドバッファ13a、第2コマンドバッファ13b、または第3コマンドバッファ13cに書き込まれたコマンドに従い、描画エンジン18にLCD203に表示させる画像データの生成を実行させる。第1コマンドバッファ13a、第2コマンドバッファ13b、および第3コマンドバッファ13cは、決められた順番で、フレーム単位で切り替わり、読み出される。
なお、描画エンジン18、フレームバッファ19および表示制御部20の構成および動作については、前提装置101の描画エンジン108、フレームバッファ109および表示制御部110のものと同様であるので、ここでは説明を省略する。以上が画像処理装置11の構成および動作である。
最後に、図3を用いて、画像処理装置11による画像処理の手順について説明する。図3は、画像処理装置11による画像処理の手順を示すタイミングチャートである。
V_BLANK信号VB0に同期して、CPU201は、画像処理装置11に対し、コマンドを与える(S01、S02)。S01にて、コマンドCMD#3が与えられ、S02にて、コマンドバッファCbuff2に書き込まれている。
なお、図3において、「コマンドCMD#n」はn番目のフレームを構成するために用いられる複数のコマンドからなるコマンド群を意味する。
プリロード部12aは、コマンドバッファ13に書き込まれたコマンドを読み取り、ROM202からの画像データの読み出しを指示するコマンドを特定する(S02)。S02にて、コマンドバッファCbuff1に書き込まれたコマンドCMD#2が読み取られ、ROM202からの画像データの読み出しを指示するコマンドであると特定されている。
アドレス比較部12cは、当該コマンドに含まれる格納先アドレスと、書き込みの順番が1つ前の順番のコマンドバッファに書き込まれたコマンドに含まれる格納先アドレスとを比較し、両者が一致するか否かを判定する(S03)。S03にて、コマンドバッファCbuff1に書き込まれたコマンドCMD#2の格納先アドレスと、コマンドバッファCbuff0に書き込まれたコマンドCMD#1の格納先アドレスとが比較されている。
プリロード部12aは、アドレス比較部12cによる一致しないとの判定結果に基づき、自身が特定したコマンドに従い、DMAC15に対し、ROM202からプリロードバッファ14への画像データの転送を設定する。一方、プリロード部12aは、アドレス比較部12cが一致すると判定した場合には、DMAC15に対し、書き込みの順番が先であった、第1プリロードバッファ14aおよび第2プリロードバッファ14bの一方から他方への画像データの転送を設定する(S03)。DMAC15は、ROM202からプリロードバッファ14への画像データ転送、または、第1プリロードバッファ14aと第2プリロードバッファ14bとの間における画像データ転送を行う(S04)。S03、S04にて、アドレス比較部12cによる判定結果に基づき、プリロードバッファPBuff1への画像データData#2の転送が行われている。
コマンド実行部12bは、コマンドバッファ13に書き込まれたコマンドに従い、デコーダー16に画像データを復号させる。デコーダー16は、当該画像データをプリロードバッファ14から読み出す(S06)。デコーダー16は、プリロードバッファ14から読み出した画像データを復号し、復号した画像データをデコードバッファ17に書き込む(S07)。S06にて、コマンドバッファCbuff0に書き込まれたコマンドCMD#1に従い、プリロードバッファPBuff0から画像データData#1が読み出され、S07にて、復号された画像データData#1がデコードバッファ17に書き込まれている。
コマンド実行部12bは、コマンドバッファ13に書き込まれたコマンドに従い、描画エンジン18にLCD203に表示させる画像データの生成を実行させる(S05)。描画エンジン18は、デコードバッファ17から画像データを1フレーム分ずつ読み出し、当該画像データに対し、拡縮・変形、カラー処理等を施した描画データを生成する(S08)。S05にて、コマンドバッファCbuff0に書き込まれたコマンドCMD#1に従い、S08にて、描画エンジン18が描画データ#1を生成している。
描画エンジン18は、生成した描画データをフレームバッファ19に書き込む(S09)。S09にて、フレームバッファ19に描画データ#1が書き込まれている。
表示制御部20は、第1フレームバッファ19aおよび第2フレームバッファ19bに書き込まれた描画データに基づいてLCD203への画像の表示制御を行う(S10)。S10にて、フレームバッファ19に書き込まれた描画データ#0に基づき、LCD203への画像の表示制御が行われている。
このようにして、画像処理が行われ、LCD203に画像表示(#0)される(S11)。
V_BLANK信号VB1、VB2、VB3に同期して、上記のS01〜S11と同様の処理であるS21〜S30、S41〜S50、S61〜S70が実行され、LCD203に画像表示(#1、#2、#3)される(S31、S51、S71)。
画像処理装置11は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、画像処理装置11は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、実施形態に開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
上述の実施形態では、コマンドバッファ13がトリプルバッファリング、プリロードバッファ14がダブルバッファリングを、それぞれ行うものであったが、本発明は、それらバッファの数に限られるものではない。コマンドバッファ13が4つ以上のバッファを、プリロードバッファ14が3つ以上のバッファを備えるものであってもよい。
例えば、ROM202からプリロードバッファ14への転送が1周期(図3に示したV_BLANK信号間の間隔)以上かかる場合、プリロードバッファ14が3つ以上のバッファを備えることにより、瞬間的な負荷増加を吸収することが可能となる。また、コマンドバッファ13に関しても、同様に、アドレス比較部12cによる格納先アドレス比較に1周期以上かかる場合、コマンドバッファ13が4つ以上のバッファを備えることにより、瞬間的な負荷増加を吸収することが可能となる。
なお、上述の実施形態において、第1コマンドバッファ13a、第2コマンドバッファ13b、および第3コマンドバッファ13cの各々に書き込まれるコマンド数は1つに限られるものではなく、各フレームを構成するために用いられる複数のコマンドからなるコマンド群が書き込まれてもよいことはいうまでもない。
11 画像処理装置、12、102 コントローラ、12a、102a プリロード部(設定部)、12b、102b コマンド実行部(実行部)、12c アドレス比較部、13、103 コマンドバッファ、13a、103a 第1コマンドバッファ、13b、103b 第2コマンドバッファ、13c 第3コマンドバッファ、14、104 プリロードバッファ、14a 第1プリロードバッファ、14b 第2プリロードバッファ、15、105 DMAC、16、106 デコーダー、17、107 デコードバッファ、18、108 描画エンジン、19、109 フレームバッファ、20、110 表示制御部、101 前提装置、109a 第1フレームバッファ、109b 第2フレームバッファ、201 CPU、202 ROM(メモリ)、203 LCD。

Claims (1)

  1. 格納先アドレスが含まれるコマンドに従い、メモリから画像データを読み出し、画像処理するフレームバッファ方式の画像処理装置であって、
    上記コマンドがフレーム単位で順次書き込まれる第1、第2および第3コマンドバッファと、
    上記メモリよりも読み出し速度が速く、且つ、上記メモリから読み出された画像データがフレーム単位で順次書き込まれる第1および第2プリロードバッファと、
    上記画像処理の前処理として、上記第1コマンドバッファに書き込まれた第1コマンドに含まれる第1格納先アドレスと、上記第2コマンドバッファに書き込まれた、上記第1コマンドの直後の第2コマンドに含まれる第2格納先アドレスとが一致する場合、上記第1コマンドに従って上記第1プリロードバッファに書き込まれた第1画像データを、上記第2コマンドに従って上記第2プリロードバッファに書き込まれる第2画像データとしてフレーム単位で順次設定する設定部と
    上記画像処理として、上記第3コマンドバッファに書き込まれた第3コマンドをフレーム単位で順次実行する実行部と
    を備え
    上記実行部が上記第3コマンドバッファに書き込まれた第3コマンドを実行するタイミングにおいて、上記第1コマンドバッファに上記第1コマンドが書き込まれると共に、上記設定部が上記第2コマンドに従って上記第1画像データを上記第2画像データとして設定し、
    上記設定部は、
    上記第1格納先アドレスと上記第2格納先アドレスとが一致する場合、
    上記第2格納先アドレスを上記第2プリロードバッファに書き込まれた画像データの格納先アドレスに書き換える、または、
    上記第1プリロードバッファから上記第2プリロードバッファへ上記第1画像データを転送し、上記第2格納先アドレスを上記第2プリロードバッファ内のアドレスに書き換え、
    上記第1格納先アドレスと上記第2格納先アドレスとが一致しない場合、
    上記メモリから上記第2画像データを読み出し、上記第2プリロードバッファに書き込み、
    上記実行部は、上記第3コマンドに従って、
    デコーダーに、上記第2プリロードバッファに書き込まれた上記第2画像データを復号させ、
    描画エンジンに、上記復号された上記第2画像データから画像表示を行うための描画データを生成させ、
    上記描画エンジンにより生成された描画データは、ダブルバッファリングを行う2つのフレームバッファのうちの一方に書き込まれ、
    上記2つのフレームバッファにおいては、交互にフレーム単位で順次、一方には、上記描画エンジンにより生成された描画データが書き込まれると共に、他方からは、当該他方に書き込まれた描画データが読み出されることを特徴とする画像処理装置。
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