JP6690894B2 - 吸引タンクおよび負圧吸引式トイレ - Google Patents

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Description

本発明は、吸引タンクおよび負圧吸引式トイレに関する。
例えば、特開平10−195960号公報には、吸引装置が提案されている。同公報で提案される吸引装置は、吸引タンクと、吸引機構とを備えている。吸引機構は、吸引タンク内の気体を吸引して該吸引タンク内を負圧状態とする。吸引タンクは、吸込口と、排出口とを備えている。吸込口は、負圧状態にある吸引タンク内に被吸込物を吸い込む部位である。排出口は、吸引タンクの下方に設けられ、吸引タンク内に収納された被吸込物を、吸引タンク外に排出する部位である。排出口には、開閉弁が設けられている。開閉弁は、吸引タンク内が負圧状態にあるときには排出口を閉じられている。開閉弁は、該吸引タンク内が負圧状態から解放され、吸引タンクに被吸込物が収納された後で、吸込物を排出するために開けられる。
特開平10−195960号公報
ここで、吸引タンクは、例えば、汚水を吸い込む用途に用いられる。この際、吸い込まれた汚水は、勢いよくタンク内に流入し、汚水がタンク内で任意の方向に飛び散る。このため、タンク内の至る所に汚水がこびり付き、タンク内で悪臭を生じさせたり、タンク内の清掃を難しくしたりすることがある。
ここで提案される吸引タンクは、筒形の内周面を備えたタンク本体と、タンク本体内の気体を外部に吸い出す吸引装置とを備えている。タンク本体は、タンク本体の高さ方向の中間部において、タンク本体の内周面から周方向に連続して内径側に張り出した張出部と、張出部よりも上側に設けられ、タンク本体の外側において吸引装置が接続された吸出口と、張出部よりも下側に設けられ、タンク内周面に沿ってタンク本体を貫通した吸込口とを備えている。かかる構成によれば、吸込口から吸い込まれる液体は、張出部よりも下側でタンク本体内を旋回するように流入する。このため、吸い込まれる液体の流れが張出部によって制御でき、タンク本体内で液体が任意の方向に飛び散るのを少なく抑えることができる。
ここで、張出部の下面は、タンク本体の内方に向かうにつれて下方に延びていてもよい。タンク本体の内周面の断面形状は、例えば、円形であってもよい。この場合、張出部がタンク本体の内周面からタンク本体の内径側に張り出した高さKは、タンク本体の内周面からタンク本体の内径Rに対して、0.05R≦≦0.9Rの関係を有していてもよい。また、張出部は、タンク本体の内周面の接線に対する直交方向で、タンク本体の内周面からタンク本体の内側に張り出した高さKは2cm以上であるとよい。張り出した高さKは、張出量あるいは張出長とも称されうる。
また、張出部は、タンク本体とは別体で設けられていてもよい。この場合、張出部は、タンク本体の吸出口と吸込口との間の中間部に装着される環状部材であるとよい。また、張出部は、タンク本体の内周面との隙間をシールするシール材を有していてもよい。
また、張出部の内径側には、張出部の上側と下側とを仕切る仕切りが取り付けられていてもよい。取り付けられる仕切りは、張出部の上側と下側との間で通気可能で、かつ、液体を遮断するとよい。
また、タンク本体の底には、廃棄口が設けられていてもよい。この場合、タンク本体の底面は、少なくとも廃棄口の周りにおいて、廃棄口に向けて徐々に低くなっているとよい。
また、吸引装置は、例えば、電動機で運転される送風機の背圧を利用した吸気装置であるとよい。また、吸引装置は、真空ポンプであってもよい。
また、負圧吸引式トイレは、上述した吸引タンクと、便器本体と、便器本体とタンク本体とを繋ぐ配管とを備えているとよい。便器本体は、底部に排出口が設けられていてもよい。配管は、便器本体の排出口と、タンク本体の吸込口とを接続しており、排出口、吸込口および配管のうち少なくとも1箇所に開閉弁が設けられているとよい。この場合、吸引装置と開閉弁とを操作する制御装置を備え、制御装置は、例えば、開閉弁が閉じられた状態で吸引装置の吸引を開始し、吸引装置の吸引を開始したタイミングから予め定められた所定時間経過後に開閉弁を開くとよい。
図1は、吸引タンク100および負圧吸引式トイレ1000の概略図である。 図2は、図1中のII−II断面矢視図である。 図3は、タンク本体120の中間部において、張出部121を構成する環状部材200が装着された部位を拡大した拡大図である。 図4は、タンク本体120の部分断面図であり、図2のIV−IV断面が示されている。 図5は、タンク本体120の内周面に対する吸込口123の配置を変えた変形例である。 図6は、タンク本体120の内周面に対する吸込口123の配置を変えた変形例である。 図7は、タンク本体120の内周面に対する吸込口123の配置を変えた変形例である。 図8は、タンク本体120の内周面に対する吸込口123の配置を変えた変形例である。 図9は、ここで提案される吸引タンク100および負圧吸引式トイレ1000の他の形態を示す概略図である。
以下、本発明の一実施形態に係る吸引タンクおよび負圧吸引式トイレを図面に基づいて説明する。なお、ここで説明する実施形態および実施例は、本願発明の好適な一形態を例示するものであるが、特段の言及がない限りにおいて、本願発明を限定しない。
《吸引タンク100、負圧吸引式トイレ1000》
図1は、ここで提案される吸引タンク100および負圧吸引式トイレ1000の概略図である。吸引タンク100は、筒形のタンク本体120と、吸引装置140とを備えている。負圧吸引式トイレ1000は、かかる吸引タンク100を備えている。図1において、吸引タンク100は、配管600によって便器本体500に接続されている。負圧吸引式トイレ1000は、制御装置700制御される。以下、順に各部材の構成を説明する。
《タンク本体120》
タンク本体120は、筒形の内周面を備えた有底の容器である。この実施形態では、横断断面で内周面の断面形状が円形である略円筒形状を有している。タンク本体120の内周面を円形とすることによって、タンク側面の歪みが均一になり易く、所要の耐圧性を確保することが容易になる。この実施形態では、タンク本体120は、樹脂で成形されている。筒状のタンク本体120は、中心軸Dを垂直に向けて配置されている。なお、タンク本体120は、筒形の内周面を備えていればよい。タンク本体120の内周面の断面形状は、円形に限らず楕円形状や、角が円弧に形成された正多角形形状(例えば、8角形、6角形、5角形、4角形、3角形など)でもよい。さらに、タンク本体120の内周面の断面形状は、特段、正多角形形状にも限定されない。
また、タンク本体120は、金属製であってもよいが、この実施形態では、軽量化が図れる点、耐腐食性を確保する点、任意の形状に成形し易い点などにおいて、樹脂が採用されている。タンク本体120に採用する樹脂としては、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリプロピレン、ポリエステルなどの熱可塑性樹脂や、フェノール樹脂、エポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂、各種エンジニアリングプラスチックなどを用いることができ、繊維で補強されたものも用いることができる。中でも、射出成形で成形でき、耐薬品性や機械的強度に優れるという点において、ポリ塩化ビニルが好ましく、この実施形態では、ポリ塩化ビニルが採用されている。
タンク本体120は、張出部121と、吸出口122と、吸込口123と、廃棄口124と、蓋125とを備えている。張出部121は、タンク本体120の高さ方向の中間部に設けられている。吸出口122は、張出部121よりも上部に設けられている。吸込口123は、張出部121のよりも下部に設けられている。廃棄口124は、タンク本体120の底に設けられている。蓋125は、タンク本体120の上部に設けられている。
《張出部121》
張出部121は、タンク本体120の内周面から周方向に連続して内径側に張り出している。例えば、この実施形態では、タンク本体120の内周面の断面形状は円形である。張出部121の高さKは、タンク本体120の内周面からタンク本体120の内径R(半径)に対して凡そ0.5Rに設定されている。ここでは、タンク本体120の内径Rは、張出部121の下側の内径であり、主に吸込口123からタンク本体120に流入する液体が旋回する部位の内径で評価するとよい。張出部121の高さKについては、後でさらに述べる。張出部121の中心は開口しており、当該開口121aを通じて、張出部121を挟むタンク本体120の上部領域S1と下部領域S2とが通気可能に繋がっている。
《環状部材200》
この実施形態では、張出部121は、タンク本体120とは別体で設けられている。つまり、張出部121は、タンク本体120の中間部に装着される環状部材200である。環状部材200は、基部210と、庇部220とを備えている。図3は、タンク本体120の中間部において、張出部121を構成する環状部材200が装着された部位を拡大した拡大図である。この実施形態では、タンク本体120の中間部には、当該張出部121を構成する環状部材200を支持する支持部120aが設けられている。支持部120aは、タンク本体120の内周面に内側に張り出した段差である。タンク本体120の内径は、かかる支持部120aとしての段差よりも下側が少し小さくなっている。
基部210は、図1および図3に示すように、タンク本体120の内周面に装着される環状の部位である。庇部220は、当該基部210から内径側に周方向に連続して張り出している。基部210の上部は、タンク本体120の支持部120aとしての段差の上に載置されるフランジ210aが外側に張り出している。つまり、当該フランジ210aの直径は、段差120aの下側におけるタンク本体120の内径(直径)よりも大きく、段差120aの上側におけるタンク本体120の内径(直径)よりも小さい。基部210の下部の内径は、段差120aの下側におけるタンク本体120の内径(直径)よりも少し小さい。これにより、張出部121を構成する環状部材200は、タンク本体120の上部の開口からタンク本体120内に収められ、段差120aに載置される。基部210の下部は、段差120aの下側におけるタンク本体120の内周面に対向している。
《シール材231》
張出部121の外周部分には、タンク本体120の内周面との隙間をシールするシール材231が取り付けられている。この実施形態では、張出部121を構成する環状部材200の基部210の下部が、段差120aの下側におけるタンク本体120の内周面に対向している。シール材231は、当該基部210の外周側面に装着されている。
当該基部210の外周側面には、図3に示すように、周方向に連続した溝232が設けられている。シール材231は、当該溝232に装着されている。この実施形態では、シール材231は、ゴム製の部材であり、基部231aと突出部231bとを備えている。基部231aは、溝232に装着される部位である。突出部231bは、基部231aから周方向に連続して外径方向に延びた部位である。図3に示すように、張出部121を構成する環状部材200をタンク本体120に装着すると、シール材231の突出部231bがタンク本体120の内壁に沿って変形し、かつ、密着する。かかるシール材231によって、環状部材200の基部210の下部と、段差120aの下側におけるタンク本体120の内周面との隙間が埋められている。
この実施形態では、張出部121の下面は、タンク本体120の内方に向かうにつれて下方に延びている。張出部121の上面も同様に、タンク本体120の内方に向かうにつれて下方に延びている。つまり、張出部121を構成する環状部材200の庇部220は、外側から中心に向けて低くなるように延びている。また、庇部220の上面の内径側には上方に突出した摘まみ部220aが設けられている。摘まみ部220aは、張出部121を構成する環状部材200を取り付けたり取り外したりする際に摘ままれる部位である。なお、この実施形態では、環状部材200の中心には、開口121aが設けられている。環状部材200を取り外す際には、かかる開口121aに手を入れて環状部材200をタンク本体120から引き上げることもできる。
なお、この実施形態では、張出部121は、周方向に連続した一体的な環状部材200で構成されている。かかる環状部材200は、例えば、大きいタンクに用いる場合には、円弧状(換言すれば扇形)の複数の部材を組み合わせてもよい。また、この実施形態では、張出部121は、タンク本体120とは別体で設けられているが、タンク本体120の内周面にタンク本体120と一体的に設けられていてもよい。
《吸出口122》
タンク本体120の吸出口122は、張出部121よりも上側に設けられ、配管142によってタンク本体120の外側において吸引装置140が接続されている。吸引装置140は、タンク本体120内の気体を外部に吸い出す装置である。かかる吸引装置140としては、例えば、吸気装置や真空ポンプが挙げられる。吸引装置140は、制御装置700に接続されて電気的に制御される。この実施形態では、配管142には、開閉弁144が取り付けられている。開閉弁144は、例えば、吸引装置140を作動させてタンク本体120から外部に気体を吸い出す際には開かれるが、吸引装置140が停止している際には閉じられる。この実施形態では、開閉弁144は、配管142に設けられているが、吸出口122または吸引装置140に設けられていてもよい。また、配管142やタンク本体120には、図示する物の他にも、逆止弁、開閉弁、大気開放弁などが、適宜、取り付けられていてもよい。
また、この実施形態では、図1に示すように、配管142は、液体を分離するミストセパレータ143(ミストトラップとも称される)を備えている。また、ミストセパレータ143のドレン管143aはタンク本体120に接続されている。これにより、吸出口122から配管142に汚水が入り込んだ場合でも、ミストセパレータ143によって汚水が分離される。この実施形態では、ミストセパレータ143が取り付けられる配管142には、大気開放弁150が設けられている。また、ドレン管143aには開閉弁151が設けられている。この場合、吸引装置140を作動させてタンク本体120から外部に気体を吸い出す際には、開閉弁144が開けられ、大気開放弁150と開閉弁151とが閉じられているとよい。これにより、配管142を通じて吸引装置140によってタンク内の空気を吸引できる。この際、吸引される空気中に含まれる水分がミストセパレータ143によって分離される。そして、吸引装置140を停止した後、開閉弁144を閉じ、大気開放弁150を開くと、タンク内が大気開放される。また、開閉弁151は、大気開放の際に開けられる。これによって、ミストセパレータ143で分離された水分は、ドレン管143aを通じて還流口143bからタンク本体120に還流する。なお、この実施形態では、配管142にミストセパレータ143が設けられているが、図9に示される後述する他の実施形態のように、配管142には、ミストセパレータ143が必ずしも設けられていなくてもよい。
《吸込口123》
吸込口123は、タンク本体120の張出部121よりも下側に設けられている。吸込口123は、タンク本体120の内周面に沿ってタンク本体120を貫通している。図2は、図1中のII−II断面矢視図であり、吸込口123が設けられた高さ位置で、タンク本体120を横断した吸引タンク100の断面図である。この実施形態では、図2に示すように、吸込口123は、タンク本体120の内周面の接線Tの方向に沿って、タンク本体120を貫通している。つまり、この実施形態では、タンク本体120の内周面の接線Tに沿って、タンク本体120に液体が流入するように、吸込口123がタンク本体120に設けられている。
吸込口123には、配管600の一端が取り付けられている。配管600の他端は、便器本体500に接続されている。この実施形態では、便器本体500の底部に排出口510が設けられている。配管600の他端は、便器本体500の底部の排出口510に接続されている。配管600には、少なくとも一箇所に開閉弁610が設けられているとよい。かかる開閉弁610は、例えば、電磁弁で構成されており、制御装置700に接続され、電気的な制御によって開閉操作される。
《廃棄口124》
廃棄口124は、図1および図2に示すように、タンク本体120の底に設けられている。タンク本体120の底面120bは、少なくとも廃棄口124の周りにおいて、廃棄口124に向けて徐々に低くなっている。かかる構成によって、タンク本体120内に吸い込まれた液体は、廃棄口124の方へ集まり、廃棄口124が開かれると、廃棄口124からスムーズに排出される。
《蓋125》
蓋125は、タンク本体120の上部に取り付けられている。蓋125は、タンク本体120の上部に被さる蓋部125aと、タンク本体120内に挿入される挿入部125bとを備えている。挿入部125bは、外周面に溝125b1が設けられており、シール材125b2が装着されている。かかるシール材125b2によって、蓋125とタンク本体120との隙間が埋められており、タンク本体120の気密性が維持されている。
ここでは、図1のように、便器本体500に接続されて便器本体500から汚水を吸い込む場合を説明する。上述のように、この吸引タンク100は、図1に示すように、吸出口122には、配管142を通じて吸引装置140が取り付けられており、吸込口123には、配管600を通じて便器本体500が接続されている。タンク本体120には、張出部121としての環状部材200と、蓋125とを取り付けておく。
《制御装置700》
制御装置700は、まず便器本体500側の開閉弁610を閉じた状態で吸引装置140を作動させる。吸引装置140は、タンク本体120内の空気を吸い出すので、タンク本体120内は負圧(大気圧に比べて低い圧力)になる。吸引タンク100による初動における吸引力を高めるために、制御装置700は、吸引装置140を作動させてタンク本体120内がある程度負圧になった状態で開閉弁610を開く。
開閉弁610が開かれると、便器本体500に溜まった汚水が配管600を通じてタンク本体120内に引き込まれる。タンク本体120は、タンク本体120の内周面から周方向に連続して内径側に張り出した張出部121が、タンク本体120の高さ方向の中間部に設けられている。吸込口123は、張出部121よりも下側に設けられており、タンク本体120の内周面に沿ってタンク本体120を貫通している。上述のように、この吸引タンク100では、制御装置700によって吸引装置140を作動させ、タンク本体120内をある程度の負圧にしてから開閉弁610を開き、吸込口123からタンク本体120に汚水を引き込む。この際、タンク本体120内が負圧であるために、汚水は吸込口123から勢いよく吸い込まれる。
この吸引タンク100の吸込口123は、張出部121よりも下側に設けられており、タンク本体120の内周面に沿ってタンク本体120を貫通している。このため、吸込口123から流入する汚水は、筒形のタンク本体120の内周面に沿ってタンク本体120内を旋回する。この実施形態では、タンク本体120の内周面は、円筒形状である。このため、タンク本体120に流入した汚水は、タンク本体120の内周面に沿ってスムーズに旋回する。
さらに、タンク本体120の高さ方向の中間部に張出部121が設けられている。この張出部121は、タンク本体120に流入した汚水がタンク本体120の上側(張出部121よりも上方)に飛び散るのを抑止する。また、この実施形態では、張出部121を構成する環状部材200の庇部220は、外側から中心側に向けて低くなるように延びている。つまり、張出部121の下面は、タンク本体120の内方に向かうにつれて下方に延びており、汚水の旋回流は、張出部121(庇部220)に沿って下方に向けられる。このため、汚水が送気にタンク本体120の底に導かれる。また、張出部121の上面も、タンク本体120の内方に向かうにつれて下方に延びている。このため、張出部121の上側に汚水が入ったとしても、タンク本体120の側面および張出部121の上面を伝って、タンク本体120の底に向けて流れ落ちる。
このように、この吸引タンク100では、タンク本体120の高さ方向の中間部において、タンク本体120の内周面から周方向に連続して内径側に張出部121が張り出している。吸出口122は、張出部121よりも上側に設けられている。吸出口122には、タンク本体120の外側において吸引装置140が接続されている。吸込口123は、張出部121よりも下側に設けられている。吸込口123は、タンク本体120の内周面に沿ってタンク本体120を貫通している。
この吸引タンク100によれば、吸引装置140によってタンク本体120内の空気を排出して行くと、吸込口123を通じてタンク本体120内に便器本体500から汚水を吸い込むことができる。この際、タンク本体120内をある程度負圧状態にしてから、開閉弁610を開くと、汚水を勢いよく吸い込むことができる。図1および図2において、矢印Wは、それぞれ汚水の流入方向を示している。この吸引タンク100では、吸込口123が、タンク本体120の内周面に沿ってタンク本体120を貫通している。
かかる構造によって、吸込口123から流入する汚水は、張出部121の下側でタンク本体120の内周面に沿って旋回する。また、汚水は、張出部121によって流れが制御され、タンク本体120の上側(張出部121よりも上方)に飛び散りにくい。このため、タンク本体120の清掃やメンテナンスが容易である。また、吸出口122は、タンク本体120の張出部121よりも上側に設けられている。上述のように、汚水は、タンク本体120の上側(張出部121よりも上方)に飛び散りにくいので、吸出口122は汚れにくい。また、吸出口122に汚水が入り込みにくく、吸出口122が詰まりにくい。また、吸込口123から流入する液体は、張出部121の下側でタンク本体120の内周面に沿って旋回する。タンク本体120内で汚水が流れる位置や飛び散る位置は凡そ同じである。このため、吸込口123から洗浄水をタンク本体120に吸い込むことによって、タンク本体120内が洗浄できる。したがって、このような洗浄を使用後や定期的に行うとよい。また、タンク本体120内で汚水が流れる位置や飛び散る位置がタンク本体120内の限られた領域にあるため、一度の洗浄に要する洗浄水の使用量を減らすことができる。
《張出部121の高さK》
ここで、張出部121の高さKは、タンク本体120内周面の接線Tに対して直交する方向に、タンク本体120の内周面からタンク本体120の内側に張り出した距離で規定される。また、張出部121の高さがタンク本体120の周方向において一様でない場合には、周方向における算術平均を、張出部121の高さKとするとよい。
例えば、この実施形態では、タンク本体120の内周面の断面形状は円形である。張出部121の高さKは、タンク本体120の内周面からタンク本体120の内径R(半径)に対して0.5R(つまり、タンク本体120の内径R(半径)の半分)に設定されている。
なお、張出部121の高さは、例えば、タンク本体120の内周面からタンク本体120の内径R(半径)に対して、0.05R(タンク本体120の内径R(半径)の1/20)以上に設定してもよい。タンク本体120の内周面からタンク本体120の内径R(半径)に対して、0.05R以上に設定することによって、吸込口123からタンク本体120内に流入した液体がタンク本体120の内周面に沿って安定して旋回させる機能が認められる。かかる観点において、張出部121の高さKはより高い方がよい。また、かかる観点において、例えば、0.1R以上、また0.2R以上に設定してもよい。
また、張出部121の中心の開口121aは、吸引装置140によってタンク本体120からスムーズに空気が吸い出せる程度に通気性を有していればよい。このため、開口121aは小さくてもよい。また、吸込口123からタンク本体120内に流入した液体が、張出部121よりも上方に飛び散るのを防止するとの観点において、張出部121の高さKは高い方がよい。このため、張出部121の高さは、タンク本体120の内周面からタンク本体120の内径R(半径)に対して0.9R(つまり、タンク本体120の内径R(半径)の9割)程度に設定されていてもよい。
また、張出部121の高さKは、例えば、2cm以上であるとよい。張出部121の高さKを2cm以上とすることによって、吸込口123からタンク本体120内に流入した液体がタンク本体120の内周面に沿って安定して旋回させる機能が認められる。かかる観点において、張出部121の高さKは、より高い方がよい。張出部121の高さKは、より好ましくは3cm以上、さらに好ましくは5cm以上であるとよく、例えば、10cm程度であるとよい。張出部121が高くなれば、吸込口123から流入する液体は、張出部121よりも上方に飛び散りにくくなる。
《吸込口123の配置》
吸込口123は、筒形のタンク本体120の内周面に沿ってタンク本体120を貫通している。吸込口123は、タンク本体120に流入する液体が、筒形のタンク本体120の内周面に沿って旋回するように設けられているとよい。
図2に示す形態では、筒形のタンク本体120は、中心軸Dを垂直に向けて配置されている。図4は、タンク本体120の部分断面図であり、図2のIV−IV断面が示されている。なお、図4では、タンク本体120は、吸出口122や還流口143bが形成される前の状態である。図4の図示例では、タンク本体120には、吸出口122と還流口143bの形成が予定されている部位にそれぞれ肉厚の突起126が設けられている。この実施形態では、タンク本体120を配置する際に、かかる突起126を加工して、適宜に吸出口122と還流口143bを形成するとよい。かかるタンク本体120を水平に横断する横断面において、図2に示すように、タンク本体120の内周面に対して吸込口123の内径(半径)に相当する距離内径側に設定された位置X(基準位置X)を基準に、タンク本体120の内周面の接線Tに平行な線T1に沿って、吸込口123の中心軸Cが設定されている。
この実施形態では、吸込口123は、図2および図4に示すように、筒形のタンク本体120の内周面の接線Tと平行にタンク本体120に対して水平に貫通している。そして、吸込口123は、吸込口123の内側面とタンク本体120の内周面とが凡そ滑らかに連続している。このため、吸込口123から流入する汚水は、タンク本体120の内周面に沿ってスムーズに旋回する。
吸込口123は、筒形のタンク本体120の内周面に沿ってタンク本体120を貫通しているとよく、かかる形態に限定されない。この吸引タンク100では、吸込口123は、筒形のタンク本体120の内周面に沿ってタンク本体120を貫通していることによって、吸込口123から流入する汚水が、タンク本体120の内周面に沿ってスムーズに旋回するとよい。これにより、タンク本体120に流入する汚水を制御し易く、張出部121によって汚水がタンク本体120内で飛び散りにくくできる。
このように、吸込口123から流入する汚水を、タンク本体120の内周面に沿ってスムーズに旋回させるとの観点において、吸込口123は、筒形のタンク本体120の内周面に沿ってタンク本体120を貫通しているとよい。図2に示す形態は、吸込口123が、筒形のタンク本体120の内周面に沿ってタンク本体120を貫通している好適な一形態である。ただし、タンク本体120に設けられる吸込口123は、かかる形態に限定されない。
吸込口123は、筒形のタンク本体120の内周面に沿ってタンク本体120を貫通しているとよい。例えば、タンク本体120に対する吸込口123が貫通する角度は、図2の形態に限定されない。図5〜図8は、それぞれ図2の形態の配置を基準として、タンク本体120の内周面に対する吸込口123の配置を変えた変形例である。
例えば、図5に示す形態では、タンク本体120を貫通する吸込口123の中心軸Cは、流入方向Wが下方に向くように、基準位置Xに対して下方に傾けられている。この形態でも、吸込口123から流入する汚水を、タンク本体120の内周面に沿ってスムーズに旋回させることができる。なお、図示は省略するが、タンク本体120を貫通する吸込口123の中心軸Cは、流入方向Wが上方に向くように、基準位置Xに対して上方に傾けられていてもよい。
また、図6に示す形態では、タンク本体120を貫通する吸込口123の中心軸Cは、流入方向Wが外径側に向くように、基準位置Xに対して外径方向に傾けられている。この形態でも、吸込口123から流入する汚水を、タンク本体120の内周面に沿ってスムーズに旋回させることができる。この場合、吸込口123から流入する汚水は、タンク本体120の内壁に少し衝突しつつ、タンク本体120の内周面に沿って旋回していく。
また、図7に示す形態では、タンク本体120を貫通する吸込口123の中心軸Cは、流入方向Wが内径側に向くように、基準位置Xに対して内径方向に傾けられている。この形態でも、吸込口123から流入する汚水を、タンク本体120の内周面に沿ってスムーズに旋回させることができる。この場合、吸込口123から流入する汚水は、タンク本体120内に少し流入してから、タンク本体120の内壁に衝突し、タンク本体120の内周面に沿って旋回していく。
また、図8に示す形態では、タンク本体120を貫通する吸込口123の中心軸Cは、タンク本体120の内周面の接線Tと平行な方向にタンク本体120を貫通している。図8に示す形態では、吸込口123は、図2の形態に比べて外径方向にずらして(オフセットして)タンク本体120に設けられている。この形態でも、吸込口123から流入する汚水を、タンク本体120の内周面に沿ってスムーズに旋回させることができる。なお、図示は省略するが、吸込口123は、図2の形態に比べて内径方向にずらしてタンク本体120に設けてもよい。
また、吸込口123を設ける高さ方向の位置も適宜に変更可能であり、例えば、図2の形態に比べて、張出部121に近づくように高い位置に設けてもよい。また、図2の形態に比べて、張出部121から離れるように低い位置に設けてもよい。
このように、吸込口123の配置は、タンク本体120に対して上方に傾けたり、下方に傾けたり、内径方向に傾けたり、外径方向に傾けたり、また径方向にずらしたり、高さ方向に位置を変えたりしてもよく、これらの配置を複合的に組み合わせてもよい。また、タンク本体120を貫通する吸込口123の中心軸Cを上下方向や径方向に傾かせる場合、水平面Hに対する吸込口123の中心軸Cの角度や垂直面に対する吸込口123の中心軸Cの角度は、45度以下、より好ましくは30度以下、さらに好ましくは20度以下であるとよい。このような角度やオフセット量などは、タンク本体120に汚水を引き込む際の負圧の程度によって適切に設定するとよい。また、ここでは、吸込口123は、直線上の管路に付属した貫通孔が例示されているが、吸込口123に付属する管路123aは湾曲していてもよい。
《仕切り234》
図9は、ここで提案される吸引タンク100および負圧吸引式トイレ1000の他の形態を示す概略図である。図9に示された吸引タンク100では、張出部121の中心部分の開口121aに仕切り234が取り付けられている。仕切り234は、張出部121の開口121aに取り付けられており、張出部121の上側と下側とを仕切っている。仕切り234は、通気可能で、かつ、液体を遮断する。仕切り234としては、例えば、目の粗いスポンジや、通気性を有するシート材を重ねた複合材や、不織布シートなどを用いてもよい。
つまり、仕切り234は、吸引タンク100の下側に吸引された汚水が、上側に上がらない構造を有し、かつ、吸引装置140による吸引タンク100内の空気の吸引が可能なように通気性を有しているとよい。また、図示は省略するが、このような仕切りの上側あるいは下側に仕切り234をサポートする支持材を配置してもよい。支持材は、例えば、張出部121の開口121aに装着される格子状の部材でもよい。支持材は、例えば、硬質のプラスチック材で構成してもよい。また、図示は省略するが、張出部121に設ける開口121aは、張出部121の中心部に一つ設けてもよいし、中心部に複数設けてもよい。例えば、張出部121の中心部に、通気性を確保するための複数の小径の孔を有していてもよい。
《吸引装置140》
吸引装置は、例えば、吸気装置としてもよい。ここで、吸気装置としては、電動機で運転される送風機の背圧を利用した装置であり、一般的には掃除機に採用された機構を採用できる。例えば、電動モータで駆動する電動ファンを備え、空気を一定方向に送気する装置が挙げられる。吸引装置140としての機能は、吸引装置140の吸引仕事率が、高ければ高いほどよい。吸引装置140の吸引仕事率は、JIS C9108の吸引仕事率の測定方法に準じて評価するとよい。吸引装置140の吸引仕事率の目安としては、タンク本体120の内容量が20L以下である場合には、吸引装置140の吸引仕事率は、例えば、70W以上であるとよい。また、タンク本体120の内容量が20L以上である場合には、吸引装置140の吸引仕事率は、例えば、100W以上であるとよい。
また、吸引装置140は、例えば、真空ポンプであってもよい。ここで、真空ポンプは、例えば、大気圧に対して、ゲージ圧で凡そ−30kPa以上の真空度を実現できるものであればよく、より好ましくは−50kpa以上の真空度を実現できるものであればよい。
《負圧吸引式トイレ1000》
また、負圧吸引式トイレ1000は、上述のように、ここで挙げられる吸引タンク100と、便器本体500と、便器本体500とタンク本体120とを繋ぐ配管600とを備えているとよい。この場合、便器本体500は、底部に排出口510が設けられているとよい。配管600は、便器本体500の排出口510と、タンク本体120の吸込口123とを接続しており、排出口510、吸込口123および配管600のうち少なくとも1箇所に開閉弁610が設けられているとよい。
また、制御装置700は、上述のように、開閉弁610が閉じられた状態で吸引装置140の吸引を開始し、吸引装置140の吸引を開始したタイミングから予め定められた所定時間経過後に開閉弁610を開くように、開閉弁610と吸引装置140とを制御してもよい。これにより、タンク本体120内がある程度負圧になった状態で開閉弁610が開かれるので、吸引タンク100による吸引力を高められ、負圧吸引式トイレ1000として、便器本体500からより確実に汚物を吸い込むことができる。また、制御装置700は、開閉弁610が閉じられた状態で吸引装置140の吸引を開始し、吸引装置140の吸引を開始したタイミングから開閉弁610を開くまでの時間を適宜に変更し、吸引力が異なるモードを設けてもよい。この場合、負圧吸引式トイレ1000は、使用者の操作に基づいて、大便を含む汚物を吸引する場合と、大便を含まない汚物を吸引する場合とで、吸引力が異なるモードが選択できる操作部を備えていてもよい。
以上、本発明の一実施形態に係る吸引タンク100および負圧吸引式トイレ1000および種々の変形例を説明したが、本発明は特に言及されない限りにおいて上述した実施形態および変形例に限定されず、さらに種々の変形例が含まれる。
本発明は、吸引タンクおよび負圧吸引式トイレとして産業上利用可能である。
100 吸引タンク
120 タンク本体
120a 支持部(段差)
120b 底面
121 張出部
121a 開口
122 吸出口
123 吸込口
123a 管路
124 廃棄口
125 蓋
125a 蓋部
125b 挿入部
125b1 溝
125b2 シール材
140 吸引装置
142 配管
143 ミストセパレータ
143a ドレン管
143b 還流口
144 開閉弁
200 環状部材
210 基部
210a フランジ
220 庇部
220a 摘まみ部
231 シール材
231a 基部
231b 突出部
232 溝
234 仕切り
500 便器本体
510 排出口
600 配管
610 開閉弁
700 制御装置
1000 負圧吸引式トイレ
C 吸込口123の中心軸
D タンク本体120の中心軸
H 水平面
K 張出部121の高さ
R タンク本体120の内径
S1 上部領域
S2 下部領域
T 接線
W 流入方向
X 基準位置

Claims (15)

  1. 筒形の内周面を備えたタンク本体と、
    前記タンク本体内の気体を外部に吸い出す吸引装置と
    を備え、
    前記タンク本体は、
    前記タンク本体の高さ方向の中間部において、前記タンク本体の内周面から周方向に連続して内径側に張り出した張出部と、
    前記張出部よりも上側に設けられ、前記タンク本体の外側において前記吸引装置が接続された吸出口と、
    前記張出部よりも下側に設けられ、前記タンク本体の内周面に沿って前記タンク本体を貫通した吸込口と
    を備え
    前記吸引装置は、前記タンク本体内に大気圧に対してゲージ圧で−30kPa以上の真空度の負圧を形成することができ、
    前記吸込口は、前記吸引装置によって前記タンク本体内に形成された前記負圧によって、当該吸込口から前記タンク本体内に導入される液体が、前記張出部の下でタンク本体の内周面に沿って旋回するように、前記タンク本体の内周面と滑らかに連続している、
    吸引タンク。
  2. 前記張出部の下面は、前記タンク本体の内方に向かうにつれて下方に延びている、請求項1に記載された吸引タンク。
  3. 前記タンク本体の内周面の断面形状は、円形である、請求項1または2に記載された吸引タンク。
  4. 前記張出部が前記タンク本体の内周面から前記タンク本体の内径側に張り出した高さKは、前記タンク本体の内周面から前記タンク本体の内径Rに対して、0.05R≦K≦0.9Rの関係を有する、請求項3に記載された吸引タンク。
  5. 前記張出部は、前記タンク本体の内周面の接線に対する直交方向で、前記タンク本体の内周面から前記タンク本体の内側に張り出した高さKは、2cm以上である、請求項1から4までの何れか一項に記載された吸引タンク。
  6. 前記張出部は、前記タンク本体とは別体で設けられている、請求項1から5までの何れか一項に記載された吸引タンク。
  7. 前記張出部は、タンク本体の吸出口と吸込口との間の中間部に装着される環状部材である、請求項6に記載された吸引タンク。
  8. 前記張出部は、前記タンク本体の内周面との隙間をシールするシール材を有している、
    請求項6または7に記載された吸引タンク。
  9. 前記張出部の内径側には、張出部の上側と下側とを仕切る仕切りが取り付けられており、前記仕切りは、通気可能で、かつ、液体を遮断する、請求項1から8までの何れか一項に記載された吸引タンク。
  10. 前記タンク本体の底には、廃棄口が設けられている、請求項1から9までの何れか一項に記載された吸引タンク。
  11. 前記タンク本体の底面は、少なくとも前記廃棄口の周りにおいて、前記廃棄口に向けて徐々に低くなっている、請求項10に記載された吸引タンク。
  12. 前記吸引装置は、電動機で運転される送風機の背圧を利用した吸気装置である、請求項1から11までの何れか一項に記載された吸引タンク。
  13. 前記吸引装置は、真空ポンプである、請求項1から11までの何れか一項に記載された吸引タンク。
  14. 請求項1から13までの何れか一項に記載された吸引タンクと、
    便器本体と、
    前記便器本体と前記タンク本体とを繋ぐ配管と
    を備え、
    前記便器本体は、底部に排出口が設けられており、
    前記配管は、
    前記便器本体の前記排出口と、前記タンク本体の前記吸込口とを接続しており、
    前記排出口、前記吸込口および前記配管のうち少なくとも1箇所に開閉弁が設けられている、
    負圧吸引式トイレ。
  15. 前記開閉弁を操作する制御装置を備え、
    前記制御装置は、前記開閉弁が閉じられた状態で前記吸引装置の吸引を開始し、
    前記吸引装置の吸引を開始したタイミングから予め定められた所定時間経過後に前記開閉弁を開く、請求項14に記載された負圧吸引式トイレ。
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