JP6689896B2 - 鞍乗り型車両 - Google Patents

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Description

本発明は、鞍乗り型車両に関する。
従来、鞍乗り型車両として、くちばし形状のカウルを有し、前記カウルの後方に位置するアウターサイドカバーに凹部が設けられ、凹部に開口が設けられたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
凹部の開口内には、別の車体カバーに設けられた突出部が配置されている。
特許第6129884号公報
特許文献1では、開口内に突出部が配置されているため、走行風は、開口の縁と突出部との間の隙間を通って車体後方へ流れるため、開口内を走行風が通過しにくくなる。更に、走行風は、開口内の隙間を通るときに屈曲するように進む。これらのことから、走行風が開口内を通過する際の通気抵抗が大きくなる。
本発明の目的は、車体前部の通気抵抗を低減可能な鞍乗り型車両を提供することにある。
本発明は、ヘッドパイプ(21)と、前記ヘッドパイプ(21)から後方に延びるフレーム(22)と、前記ヘッドパイプ(21)の前方に位置するヘッドライト(71)と、前記ヘッドライト(71)の左右側方にて前記フレーム(22)を左右側方から覆う左右一対のサイドカバー(63)とを備えた鞍乗り型車両において、前記サイドカバー(63)の車幅方向内側で前記ヘッドライト(71)の車幅方向外側に前後方向に延びるダクト(56)が設けられ、前記ダクト(56)は、前端に前方に開放する開口(56x)を備え、前記ヘッドライト(71)の下方にくちばし形状とされたくちばしカウル(62)を備え、前記くちばしカウル(62)の上面(62a)に前記ダクト(56)の底壁(56d)接していることを特徴とする。
上記発明において、前記ダクト(56)により形成される通気路(106)の後端は、上面視で、前記ヘッドパイプ(21)に支持されるフロントフォーク(12)のボトムブリッジ(91)の前端よりも後方に位置しても良い。
また、上記発明において、前記ダクト(56)は、車幅方向の内側と外側とにそれぞれ側壁(56a,56b)を有し、外側の前記側壁(56b)は、内面に前記ダクト(56)内に向かって凸状に湾曲する湾曲部(56y)を有しても良い。
また、上記発明において、前記ダクト(56)は、上面視で後方に向かって広がっていても良い。
また、上記発明において、前記ダクト(56)の側方にウインカ(84)が設けられても良い。
また、上記発明において、前記くちばしカウル(62)は、前記ダクト(56)と共に形成される通気路(106)の少なくとも一部と、前記ウインカ(84)が取付けられるウインカ取付部(62d)とを備えても良い。
また、上記発明において、前記くちばしカウル(62)の後端と前記サイドカバー(63)の後部との合わせ部に開口(121)を有し、前記開口(121)は、前記くちばしカウル(62)の下縁から延ばした延長線(126)よりも下方に設けられても良い。
本発明は、サイドカバーの車幅方向内側でヘッドライトの車幅方向外側にダクトが設けられ、ヘッドライトの下方にくちばし形状とされたくちばしカウルを備え、くちばしカウルの上面にダクトの底面が連続して設けられているので、くちばしカウル上を流れる走行風をダクトに導きやすくできるため、車体前部の通気抵抗を低減できる。
上記発明において、ダクトの後端は、上面視で、ヘッドパイプに支持されるフロントフォークのボトムブリッジの前端よりも後方に位置するので、車両前方から取入れた走行風をフロントフォーク周りから開放させることができ、走行風の通気性を向上できる。
また、上記発明において、ダクトは、車幅方向の内側と外側とにそれぞれ側壁を有し、外側の側壁は、内面にダクト内に向かって凸状に湾曲する湾曲部を有するので、ダクト内に走行風が滞留することが抑えられるため、走行風の通気抵抗を低減できる。
また、上記発明において、ダクトは、上面視で後方に向かって広がるので、走行風の通気抵抗を低減できる。
また、上記発明において、ダクトの側方にウインカが設けられるので、ダクトとウインカとの高さ位置を合わせることで、外観性を向上できる。
また、上記発明において、くちばしカウルは、ダクトと共に形成される通気路の少なくとも一部と、ウインカが取付けられるウインカ取付部とを備えるので、くちばしカウルが、通気路及びウインカ取付部を兼ねることができ、部品数を減らすことができる。
また、上記発明において、くちばしカウルの後端とサイドカバーの後部との合わせ部に開口を有し、開口は、くちばしカウルの下縁から延ばした延長線よりも下方に設けられるので、くちばしカウルの下方からサイドカバー内に入り込んだ走行風を開口から抜きやすくでき、くちばしカウルの下方の走行風を滞留しにくくすることができる。
本発明に係る自動二輪車を示す左側面図である。 自動二輪車を示す正面図である。 自動二輪車の車体前部を示す平面図である。 図3の状態から左右のダクトカバーを外した状態を示す平面図である。 図1の要部拡大図である。 図5のVI−VI線断面図である。 図5のVII−VII線断面図である。 図5のVIII−VIII線断面図である。 くちばしカウルの平面図である。 くちばしカウルの左側面図である。 自動二輪車の要部を示す斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。なお、説明中、前後左右及び上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示している。
図1は、本発明に係る自動二輪車10を示す左側面図である。
自動二輪車10は、車体フレーム11の前端部にフロントフォーク12を介して支持された前輪13と、車体フレーム11の下部にスイングアーム14を介して支持された後輪16と、車体フレーム11の上部に支持されたシート17とを備える。このように、自動二輪車10は、運転者がシート17に跨って乗車する鞍乗り型車両である。
車体フレーム11は、ヘッドパイプ21(図5参照)、メインフレーム22(図5参照)、左右一対のセンターフレーム23、左右一対のシートフレーム(不図示)、ダウンフレーム26、左右一対のロアフレーム27、左右一対のサブフレーム28を備える。
ヘッドパイプ21は、車体フレーム11の前端部を構成し、フロントフォーク12を操舵可能に支持している。メインフレーム22は、ヘッドパイプ21の上部から後方斜め下方に延び、シート17の前方に配置された燃料タンク31を支持している。左右のセンターフレーム23は、メインフレーム22の後端部左右からから一体に下方に延びている。左右のセンターフレーム23には、それぞれピボットプレート32が取付けられ、左右のピボットプレート32に、スイングアーム14の前端部を揺動可能に支持するピボット軸33が渡されている。
左右のシートフレームは、左右のメインフレーム22の後端部からそれぞれ後方斜め上方に延びてシート17を支持している。ダウンフレーム26は、ヘッドパイプ21の下部から左右のメインフレーム22よりも下方を下方斜め後方に延びている。左右のロアフレーム27は、ダウンフレーム26の下端部から左右下方にそれぞれ延び、更に後方に延びて左右のセンターフレーム23の下端部にそれぞれ接続されている。左右のサブフレーム28は、それぞれ左右のセンターフレーム23と左右のシートフレームとに接続されている。
左右のセンターフレーム23、ダウンフレーム26及び左右のロアフレーム27にはエンジン35が支持されている。
フロントフォーク12は、その上端部でバーハンドル37を支持し、下端部で前車軸38を介して前輪13を支持している。スイングアーム14は、後端部で後車軸39を介して後輪16を支持している。
エンジン35は、クランクケース41と、クランクケース41の前部上部から立ち上げられたシリンダ部42とを備える。
クランクケース41の後部には、変速機44が一体的に設けられている。
シリンダ部42は、シリンダヘッド46を備え、シリンダヘッド46の後部に吸気装置47が接続され、シリンダヘッド46の前部に排気装置48が接続されている。排気装置48は、シリンダヘッド46に接続された排気管51と、排気管51の後端部に接続されたマフラ52とを備える。
車体フレーム11は、車体カバー60で覆われている。
車体カバー60は、フロントカバー61、くちばしカウル62、左右一対のフロントサイドカバー63、左右一対のボディサイドカバー64を備える。
フロントカバー61は、ステー(不図示)を介してフロントフォーク12に取付けられ、フロントフォーク12の上部を前方から覆う。また、フロントカバー61は、フロントフォーク12の前方に配置されたヘッドライト71の周囲を覆う。
くちばしカウル62は、ヘッドライト71の下方に配置されて、ヘッドライト71の下方から鳥類のくちばしのように前方に突出している。
左右のフロントサイドカバー63は、ヘッドライト71の両側方に位置する左右一対の前サイドカバー66と、各前サイドカバー66の後縁から後方に延びる後サイドカバー67とから構成される。左右のフロントサイドカバー63により、フロントフォーク12の上部、車体フレーム11の前部及び燃料タンク31の一部が側方から覆われる。
左右のボディサイドカバー64は、燃料タンク31の両側部の下方及びシート17の両側部の下方を側方から覆う左右一対の前ボディカバー68と、前ボディカバー68の後縁から後方斜め上方に延びる左右一対の後ボディカバー69とから構成される。左右の後ボディカバー69は、シート17の両側部の下方を側方から覆っている。
くちばしカウル62の上面62aの後方には左右一対のダクト56が設けられている。左右のダクト56は、車両前方の走行風を、車体カバー60内、詳しくはフロントフォーク12の周りやフロントフォーク12の後方に流す役目をする。
変速機44の出力軸にはドライブスプロケット72が取付けられ、後輪16にはドリブンスプロケット73が取付けられ、ドライブスプロケット72とドリブンスプロケット73とにチェーン74が掛け渡されている。チェーン74によって、変速機44から後輪16に動力が伝達される。
前輪13は、上方からフロントフェンダ76に覆われている。フロントフェンダ76の上方には、フロントフェンダ76に沿うようにくちばしカウル62が位置する。これにより、くちばしカウル62も、フロントフェンダ76と同じように、前輪13から跳ね上げられた雨水、石、泥等が運転者側に飛散するのを防止する。
後輪16は、上方からリヤフェンダ77に覆われている。センターフレーム23の下端部には運転者用ステップ81が設けられている。運転者用ステップ81の近傍にはギアチェンジペダル82が配置されている。
図2は、自動二輪車10を示す正面図である。
フロントカバー61の両側方であってくちばしカウル62の上方には、左右一対のダクト56が配置されている。左右のダクト56は、ヘッドライト71の両側方(真横)に位置する。また、左右のダクト56の両側方には、左右一対のフロントウインカ84が位置する。ダクト56の開口56xは、くちばしカウル62の上面62aとダクト56とから形成される矩形を成している。
ダクト56の開口56xには、開口56xの前方の走行風、くちばしカウル62の上面62aに沿って流れた走行風、ヘッドライト71及びフロントカバー61に一旦当たってから両脇に流れた走行風が流れ込む。
一方(右側)の前サイドカバー66の内側には、エンジン35(図1参照)内のオイルを冷却するためのオイルクーラー86が配置されている。オイルクーラー86は、前方からガード部材87によって覆われている。
図3は、自動二輪車10の車体前部を示す平面図、図4は、図3の状態から左右のダクトカバー57を外した状態を示す平面図である。
図3に示すように、車体カバー60は、左右のダクト56の後部をそれぞれ上方から覆う左右一対のダクトカバー57を備える。
左右のダクトカバー57は、フロントカバー61の後方に配置されるとともに、くちばしカウル62の後部を構成する左右一対の延長部62cの上方に重ねられる。
左右のダクトカバー57の前部の車幅方向内側にはメータ88が配置されている。平面視で、ダクトカバー57の前端は、フロントフォーク12を構成するボトムブリッジ91よりも前方に位置し、ダクトカバー57の後端は、フロントフォーク12を構成するトップブリッジ92と前後方向で重なっている。
ダクトカバー57は、フロントカバー61側から車幅方向外方斜め後方に延びる傾斜部57aと、傾斜部57aの後端から後方に延びる後方延出部57bとから一体に形成され、長手方向に延びるスリット57cが開けられている。
スリット57cは、通気路106内の空気を上方及び後方に向けて放出する部分である。
左右の前サイドカバー66の後端部は、それぞれビス89によって燃料タンク31側に取付けられている。
図4に示すように、くちばしカウル62の左右の延長部62cは、左右のフロントウインカ84から延びるワイヤーハーネス114(図8参照)を保持するウインカハーネス保持部62dを備える。
左右のフロントウインカ84は、発光部を有するウインカ本体84aと、ウインカ本体84aから車幅方向内側に突出する内側突出部84bとを備え、内側突出部84bが、ボルト94によってくちばしカウル62のウインカハーネス保持部62dに締結されている。
図5は、図1の要部拡大図である。
くちばしカウル62は、ヘッドライト71の下方から前方に前下がりに突出するくちばし部62bと、くちばし部62bの後端から後方に延びる左右の延長部62cとから構成される。
左右の延長部62cの上面62aにそれぞれダクト56が配置される。
左右の延長部62cは、ダクト56の後方で階段状に上方斜め後方に延びる階段部62eと、階段部62eよりも後方で左右のフロントサイドカバー63の上縁(詳しくは、前サイドカバー66の上縁66a)に沿って後方に延びる後方延出部62fとを備える。
階段部62eは、フロントフォーク12、詳しくは、フロントフォーク12を構成するとともにボトムブリッジ91及びトップブリッジ92によって左右に連結される左右一対のフォークパイプ93やトップブリッジ92よりも前方に位置する。
後方延出部62fは、トップブリッジ92に取付けられたバーハンドル37よりも下方に配置されている。後方延出部62fの後端は、燃料タンク31の側方に位置する。
図6は、図5のVI−VI線断面図である。
ヘッドライト71は、ハウジング101と、ハウジング101の周縁部101aに取付けられたレンズ102と、バルブ又はLEDなどの光源を固定する基板103とを備える。
ヘッドライト71の両側方には、ダクト56が配置されている。
ダクト56は、車幅方向内側の側壁56a及び車幅方向外側の側壁56bと、側壁56a,56bの上縁及び下縁を接続する上壁56c及び底壁56dと、上壁56c及び側壁56bを覆う外壁56eと、側壁56aから上方に延びる上延出壁56fとを備える。
上記一対の側壁56a,56b、上壁56c及び底壁56dは、走行風の通路となる通気路106の一部を形成する。
車幅方向外側の側壁56bは、通気路106内に向けて凸状に湾曲する湾曲部56yを備える。
このように、側壁56bに内側に湾曲する湾曲部56yを備えることで、通気路106内を流れる走行風が側壁56bの内面56gから離れやすくなり、通気抵抗をより小さくすることができる。
底壁56dの底面56hは、くちばしカウル62の上面62aに接している。即ち、くちばしカウル62の上面62aに底壁56dの底面56hが連続するように設けられる。これにより、くちばしカウル62の上面62aと通気路106とが連続するため、くちばしカウル62の上面62aに沿って流れる走行風が、スムーズにダクト56内に入り込むため、通気抵抗を低減することができる。
外壁56eは、外側の側壁56bと上壁56cとの角部に接続され、外側の側壁56bを側方から覆う外側壁56jと、上壁56cを上方から覆う外上壁56kとからなる。
外側壁56jの下部は、側方からフロントサイドカバー63が重ねられている。外上壁56kの縁部には、上方からフロントカバー61が重ねられ、フロントカバー61によって上延出壁56fが側方から覆われている。
図7は、図5のVII−VII線断面図である。
ダクト56の一対の側壁56a,56bは、車両前方から車両後方に向かうにつれて次第に間隔が広くなるように形成されている。このように、一対の側壁56a,56bの間隔を次第に広げることで、通気路106を通過する走行風の通気抵抗を低減することができる。
一対の側壁56a,56bの後方には、くちばしカウル62に形成された一対の側壁62g,62hが配置されている。一対の側壁62g,62hは、車幅方向に対向させて設けられ、ダクト56の側壁56aの後方に側壁62g、ダクト56の側壁56bの後方に側壁62hが配置されている。
外側の側壁62hは、内側の側壁62gよりも後方まで延びている。左右の側壁62hの後端62jを通るように直線108を引く。直線108は、平面視でボトムブリッジ91の前端(ここでは、ボトムブリッジ91において、左右のフォークパイプ93を支持するパイプ支持部91aの前面91bの下縁であって最も前方に突出した点91d)よりも後方に位置する。
くちばしカウル62の左右の側壁62g,62hと、左右の側壁62g,62hを繋ぐ底壁62kと、ダクト56及びくちばしカウル62の上部に被せられるダクトカバー57(図3参照)とで、通気路106の後部が形成される。通気路106の後開口110は、後方に向けて開口している。後開口110を形成する底壁62kの後縁62mは、外側方斜め後方に直線状に延びている。
フロントウインカ84は、フロントサイドカバー63の前サイドカバー66に弾性支持されている。詳しくは、前サイドカバー66にウインカ嵌合穴66bが開けられ、ウインカ嵌合穴66bにゴム製の弾性体112を介してフロントウインカ84が支持されている。
図8は、図5のVIII−VIII線断面図である。
くちばしカウル62は、前サイドカバー66のウインカ嵌合穴66bの周縁部であるウインカ支持部66cの車幅方向内側で且つ側壁62hの車幅方向外側に、フロントウインカ84に通電するワイヤーハーネス114を通すハーネス空間115を備える。
ハーネス空間115は、側壁62hと、側壁62hの上部から車幅方向外側に延びる上壁62nと、上壁62nの外縁から下方に延びる外側壁62pとから形成される。
通気路106は、フロントウインカ84の車幅方向内側位置から上方に延びるように形成され、通気路106の上壁は、ダクトカバー57によって形成されている。
ダクトカバー57のスリット57cは、ダクト56の側壁56bよりも車幅方向内側に形成されているため、通気路106内の走行風をスリット57cから外部に排出することができる。
フロントサイドカバー63の前サイドカバー66は、ウインカ支持部66cの上方に、車幅方向内側に延びる内側延出部66dを一体に備える。内側延出部66dは、前サイドカバー66をくちばしカウル62の上壁62nに取付ける部分であり、内側延出部66dが、上壁62nにねじ117で取付けられている。
図9は、くちばしカウル62の平面図、図10は、くちばしカウル62の左側面図である。
図9に示すように、くちばしカウル62の左右の延長部62cの前後方向中間部にダクト56が配置され、ダクト56、くちばしカウル62の一部及びダクトカバー57(図3参照)によって前後方向に延びる通気路106(太い破線で示した部分である。)が形成されている。
通気路106の外側方に位置する延長部62cには、フロントウインカ84が取付けられるウインカハーネス保持部62dが設けられている。
左右の延長部62cの後縁62qには凹部62rがそれぞれ形成されている。凹部62rは、フロントサイドカバー63、詳しくは前サイドカバー66とで開口121(図11参照)を形成する部分である。
また、左右の延長部62cの後部には、ビス挿通穴62sがそれぞれ開けられている。ビス挿通穴62sにはビス123(図3参照)が通され、このビス123によって、延長部62cの後部が燃料タンク31(図3参照)側に取付けられる。
図10に示すように、くちばしカウル62の左右の延長部62cの上面62aにそれぞれダクト56が配置され、後上がりに後方へ通気路106(太い破線で示した部分である。)が延びている。ダクト56は、通気路106の前部を形成する。
車両走行中に、ヘッドライト71及びフロントカバー61に当たってフロントカバー61の左右を流れた走行風及びくちばしカウル62のくちばし部62bの上面62aに沿って後方に流れた走行風は、左右のダクト56の通気路106内に流れ込む。そして、走行風は、通気路106を通って通気路106の後方に排出される。ここで、走行風が排出される通気路106の後方とは、図3及び図5において、トップブリッジ92及び左右のフォークパイプ93の側方を含むフロントフォーク12の周りである。走行風は、更に、運転者の側方を通って後方に流れる。
以上の図1、図5及び図6に示したように、鞍乗り型車両としての自動二輪車10は、ヘッドパイプ21、フレームとしてのメインフレーム22、ヘッドライト71、左右一対のサイドカバーとしてのフロントサイドカバー63を備える。
メインフレーム22は、ヘッドパイプ21から後方に延びる。ヘッドライト71は、ヘッドパイプ21の前方に位置する。左右のフロントサイドカバー63は、ヘッドライト71の左右側方にてメインフレーム22を左右側方から覆う。
また、自動二輪車10は、フロントサイドカバー63の車幅方向内側でヘッドライト71の車幅方向外側にダクト56が設けられ、ヘッドライト71の下方にくちばし形状とされたくちばしカウル62を備える。くちばしカウル62の上面62aには、ダクト56の底面56hが連続して設けられている。
この構成によれば、くちばしカウル62上を流れる走行風をダクト56に導きやすくできるため、車体前部の通気抵抗を低減でき、ひいては、自動二輪車10の空気抵抗を低減することができる。
また、図5及び図7に示したように、ダクト56により形成される通気路106の後端は、上面視で、ヘッドパイプ21に支持されるフロントフォーク12のボトムブリッジ91の前端よりも後方に位置する。
この構成によれば、車両前方から取入れた走行風をフロントフォーク12の周りから開放させることができ、走行風の通気性を向上できる。
また、図6に示したように、ダクト56は、車幅方向の内側と外側とにそれぞれ側壁56a,56bを有し、外側の側壁56bは、内面にダクト56内に向かって凸状に湾曲する湾曲部56yを有する。
この構成によれば、ダクト56内に走行風が滞留することが抑えられるため、走行風の通気抵抗を低減できる。
また、図7に示したように、ダクト56は、上面視で後方に向かって広がるので、走行風の通気抵抗を低減できる。
また、ダクト56の側方にウインカとしてのフロントウインカ84が設けられるので、ダクト56とフロントウインカ84との高さ位置を合わせることで、外観性を向上できる。
また、図4及び図7に示したように、くちばしカウル62は、ダクト56により形成される通気路106の少なくとも一部と、フロントウインカ84が取付けられるウインカハーネス保持部62dとを備える。
この構成によれば、くちばしカウル62が、ダクト56、ウインカハーネス保持部62dを兼ねることができ、部品数を減らすことができる。
図11は、自動二輪車10の要部を示す斜視図である。
左右のフロントサイドカバー63にそれぞれ設けられた左右の後サイドカバー67のうち、一側(右側)の後サイドカバー67は、複数の六角形の開口67aが形成されたハニカム構造を有する。
この一側の後サイドカバー67の前方にはオイルクーラー86が配置されている。上記したように、オイルクーラー86の後方に配置された後サイドカバー67に複数の開口67aを設けることで、オイルクーラー86を通過した走行風を後サイドカバー67の複数の開口67aから後方に逃がしやすくすることができる。従って、オイルクーラー86を通過する走行風を増やすことができ、オイルクーラー86の冷却性を高めることができる。
また、オイルクーラー86の後方に後サイドカバー67を設けない場合に比べて、オイルクーラー86を後方から見えにくくすることができ、外観性を向上させることができる。また、後サイドカバー67にハニカム構造を採用することで、新規な印象を与えることができ、自動二輪車10の商品魅力を向上させることができる。
くちばしカウル62の延長部62cの後端部と、フロントサイドカバー63の前サイドカバー66の後端部とで、開口121が形成されている。開口121は、くちばしカウル62の下方を流れる走行風が、くちばしカウル62及び前サイドカバー66の上方に排出される部分である。
このような開口121を設けることで、車体カバー60に対する走行風の抜けを促すことができて、車体カバー60における通気抵抗を低減することができ、ひいては、自動二輪車10の空気抵抗を低減することができる。
また、図5において、開口121は、くちばしカウル62の下縁62t(詳しくは、階段部62eとして立ち上がり始める点125)から延ばした接線(延長線)126よりも下方に設けられる。これにより、くちばしカウル62の下方を流れる走行風を開口121からも抜くことができる。
以上の図5及び図11に示したように、くちばしカウル62の後端とフロントサイドカバー63の後部との合わせ部に開口121を有し、開口121は、くちばしカウル62の下縁から延ばした延長線としての接線126よりも下方に設けられる。
この構成によれば、くちばしカウル62の下方からフロントサイドカバー63内に入り込んだ走行風を開口121から抜きやすくできるので、くちばしカウル62の下方の走行風を滞留しにくくすることができる。
上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の主旨を逸脱しない範囲で任意に変形及び応用が可能である。
本発明は、自動二輪車10に適用する場合に限らず、自動二輪車10以外も含む鞍乗り型車両にも適用可能である。なお、鞍乗り型車両とは、車体に跨って乗車する車両全般を含み、自動二輪車(原動機付き自転車も含む)のみならず、ATV(不整地走行車両)に分類される三輪車両や四輪車両を含む車両である。
10 自動二輪車(鞍乗り型車両)
12 フロントフォーク
21 ヘッドパイプ
22 メインフレーム(フレーム)
56 ダクト
56a,56b 側壁
56y 湾曲部
62 くちばしカウル
62d ウインカハーネス保持部(ウインカ取付部)
63 フロントサイドカバー(サイドカバー)
71 ヘッドライト
84 フロントウインカ(ウインカ)
91 ボトムブリッジ
121 開口
126 接線(延長線)

Claims (7)

  1. ヘッドパイプ(21)と、前記ヘッドパイプ(21)から後方に延びるフレーム(22)と、前記ヘッドパイプ(21)の前方に位置するヘッドライト(71)と、前記ヘッドライト(71)の左右側方にて前記フレーム(22)を左右側方から覆う左右一対のサイドカバー(63)とを備えた鞍乗り型車両において、
    前記サイドカバー(63)の車幅方向内側で前記ヘッドライト(71)の車幅方向外側に前後方向に延びるダクト(56)が設けられ、前記ダクト(56)は、前端に前方に開放する開口(56x)を備え、
    前記ヘッドライト(71)の下方にくちばし形状とされたくちばしカウル(62)を備え、
    前記くちばしカウル(62)の上面(62a)に前記ダクト(56)の底壁(56d)接していることを特徴とする鞍乗り型車両。
  2. 前記ダクト(56)により形成される通気路(106)の後端は、上面視で、前記ヘッドパイプ(21)に支持されるフロントフォーク(12)のボトムブリッジ(91)の前端よりも後方に位置することを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両。
  3. 前記ダクト(56)は、車幅方向の内側と外側とにそれぞれ側壁(56a,56b)を有し、外側の前記側壁(56b)は、内面に前記ダクト(56)内に向かって凸状に湾曲する湾曲部(56y)を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の鞍乗り型車両。
  4. 前記ダクト(56)は、上面視で後方に向かって広がることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両。
  5. 前記ダクト(56)の側方にウインカ(84)が設けられることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両。
  6. 前記くちばしカウル(62)は、前記ダクト(56)により形成される通気路(106)の少なくとも一部と、前記ウインカ(84)が取付けられるウインカ取付部(62d)とを備えることを特徴とすることを特徴とする請求項5に記載の鞍乗り型車両。
  7. 前記くちばしカウル(62)の後端と前記サイドカバー(63)の後部との合わせ部に開口(121)を有し、前記開口(121)は、前記くちばしカウル(62)の下縁から延ばした延長線(126)よりも下方に設けられることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両。
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