JP6689825B2 - 形状記憶材料ロック装置 - Google Patents

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Description

本願は、全体として、追跡装置及び容器キャップの分野に関する。
例えば、子供、宅配便業者、老人ホームの入居者などの個人を追跡する装置には問題が発生している。また、薬剤容器や他の容器内へのアクセスの制御にも問題が発生している。
ダイナロイ,インク.(Dynalloy, Inc.)、「フレキシノールの技術的性質(TECHNICAL CHARACTERISTICS OF FLEXINOL)」、カリフォルニア州タスティン市(Tustin, California)(www.dynalloy.com) ヨセフ バー−コーエン(Yoseph Bar-Cohen)、「電気活性ポリマー:現在の性能と課題(Electro-active polymers: current capabilities and challenges)」、論文(Paper)4695−02,SPIEスマート構造及び材料シンポジウム論文誌、EAPADカンファレンス(Proceedings of the SPIE Smart Structures and Materials Symposium、EAPAD Conference)、カリフォルニア州サンディエゴ市(San Diego, CA)、3月18日〜21日、2002年
ロック機構を備える携帯型筐体と、携帯型筐体と協働し、人間の手首又は足首に巻きつけて係止されるように構成されたバンドと、バンドの不正な操作又は不正な取り外しを検出するように、筐体又はバンドに関連して構成された不正操作検出装置とを具備する追跡装置の実施形態を開示する。ある実施形態では、ロック機構は、電源、筐体内にバンドの少なくとも一端を係止するように構成されたラッチ、ラッチに接続された形状記憶材料部品、及び形状記憶材料部品を加熱するように電源を制御して、電力の供給時に形状記憶材料部品を第1長さ及び/又は第1形状から第2長さ及び/又は第2形状へと変化させる電気回路を具備し、形状記憶材料部品が第1長さ及び/又は形状を有しているときは、バンドの一端が外されることをラッチが防止し、形状記憶材料部品が第2長さ及び/又は形状を有しているときは、バンドの一端を外せるようにラッチが移動する。ある実施形態では、電気回路は、1つ以上の基準に基づいて、形状記憶材料部品の加熱を制御するように構成されていてよい。ある実施形態では、タイマ部品が、形状記憶材料部品を加熱するように電気回路がトリガされた際に、電気回路と連携して、所定時間だけ電力を供給させてよい。ある実施形態では、双方向ネットワーク通信装置が、携帯型筐体に協働するように配設されていてよい。ある実施形態では、位置の判定及び位置信号の送信を容易にするための追跡要素が設けられていてよい。ある実施形態では、不正操作検出装置が不正操作を検出した際に、双方向通信装置を介して送信される不正操作信号を生成するように構成された不正操作信号生成回路が設けられていてよい。
ある実施形態では、形状記憶材料部品は、形状記憶材料の合金又は電気活性ポリマー又は捩じれ状カーボンナノチューブを具備してよい。
ある実施形態では、形状記憶材料部品は、形状記憶材料のワイヤを具備してよい。
ある実施形態では、追跡装置は、不正操作検出装置が不正操作を検出した際に、可聴警報信号を生成する可聴警報装置を更に具備してよい。
ある実施形態では、追跡装置は、携帯型筐体上で双方向通信装置に接続され、双方向通信装置を介して送信されるパニック信号を生成するパニックボタンを更に具備してよい。
ある実施形態では、追跡装置は、携帯型筐体及び/又はバンド内に配置され、1つ以上の生体指標を測定し、1つ以上の生体指標のうちの1つ以上の指標の測定に基づいてストレスがあると判定された場合に、双方向通信装置を介して送信される、ストレス警告及び位置データを提供する信号を生成するように構成されたストレス検出器を更に具備してよい。
ある実施形態では、ラッチは、干渉ブロックを具備してよい。
ある実施形態では、ラッチは、筐体内でバンドの一端をロックするように機能する第1位置と、バンドを携帯型筐体から取り外せるようにする第2位置との間で、軸を中心に枢動する干渉ブロックを具備してよい。
ある実施形態では、電気回路は、形状記憶材料部品に供給される電流のレベルを所定の電流範囲に制限するように構成されていてよい。
ある実施形態では、電気回路が電源から形状記憶材料部品に電流を供給した際に、形状記憶材料部品は、第1長さ及び第1形状から第2長さ及び第2形状へと変化してよい。
ある実施形態では、ラッチは、干渉ブロックに直接又は間接的に取り付けられたレバーを具備してよく、形状記憶材料部品が第2長さ及び/又は形状であるときに、レバーは干渉ブロックをバンドとの干渉状態から離脱するように移動させて、バンドを携帯型筐体から外すことができるように構成されていてよい。
ある実施形態では、ラッチは、形状記憶材料部品の長さ及び/又は形状が変化するときに、第1干渉位置と第2非干渉位置との間で摺動するように構成された干渉ブロックを具備してよい。
ある実施形態では、追跡装置は、干渉ブロックを第1干渉位置に保持するように配設されたばねを更に具備してよい。
ある実施形態では、電源は、バッテリ、運動エネルギ充電器、及び誘導素子の群から選択された電流源を具備してよい。
ある実施形態では、追跡要素は、GPS回路及びセル方式電話回路の群から選択された1つ以上の回路を具備してよい。
ある実施形態では、本発明は、容器の開口端に取り外し可能に係止可能なキャップ筐体と、キャップ筐体内に配置されたロック機構とを具備する不正操作防止容器キャップを具備してよい。ある実施形態では、ロック機構は、第1干渉位置と第2非干渉位置との間で移動可能な干渉ブロック、電源、干渉ブロックに接続された形状記憶材料部品、及び形状記憶材料部品を加熱するように電源を制御して、電力の供給時に形状記憶材料部品を第1長さ及び/又は第1形状から第2長さ及び/又は第2形状へと変化させる電気回路を具備してよく、形状記憶材料部品が第1長さ及び/又は形状を有しているときは、キャップ筐体の容器の開放端からの取り外しを防止するように干渉ブロックが配置され、形状記憶材料部品が第2長さ及び/又は形状を有しているときは、干渉ブロックがキャップ筐体の容器の開放端からの取り外しを可能にするように、形状記憶材料部品が干渉ブロックに対して配置され、電気回路は、1つ以上の基準に基づいて、形状記憶材料部品の加熱を制御するように構成されている。ある実施形態では、電気回路は、形状記憶材料部品を加熱するように電気回路部品がトリガされた際に、電気回路と連携して、所定時間だけ電力を供給させるタイマ部品を具備してよい。
ある実施形態では、キャップ筐体は、形状記憶材料部品が第2長さ及び/又は形状を有しておりキャップ筐体を容器の開放端から取り外せる第2位置に干渉ブロックが配置されているときに分離している第1部分と第2部分とを具備してよい。
ある実施形態では、第1部分及び第2部分は、互いに隣接し且つ平行の1つ以上の位置合わせ指部を有してよく、1つ以上の位置合わせ指部は、干渉ブロックが第2非干渉位置へ移動するときに、第1部分の1つ以上の指部が第2部分の1つ以上の指部から離間するように摺動可能に構成されている。
ある実施形態では、干渉ブロックは、形状記憶材料の長さ及び/又は形状が変化するときに、第1干渉位置と第2非干渉位置との間で摺動するように構成されていてよい。
ある実施形態では、キャップ筐体は、第1部分及び第2部分を具備してよく、キャップ筐体の第1部分に、一端にスロットを備える第1側方通路が形成され、キャップ筐体の第2部分に、第1側方通路と平行且つ隣接する第2側方通路が形成されていてよく、干渉ブロックは、その一端に、第1側方通路内を摺動し、形状記憶材料部品が第1長さ及び/又は形状を有しているときに、第1側方通路のスロットに嵌入する側方突起を具備してよく、干渉ブロックは、その他端に、第2側方通路内を摺動する下方突起を具備してよい。
ある実施形態では、キャップ筐体は、形状記憶材料部品を第1長さ及び/又は形状と第2長さ及び/又は形状との間で変化させるために電流源から形状記憶材料部品に電流を供給する電気論理部品を制御するためのキーパッドを具備してよい。
ある実施形態では、電気回路は、1日のうちの特定の時間帯だけ、又は1日につき一定回数だけ、又は週に1日又は一定日数だけ、干渉ブロックを第2非干渉位置に配置させる論理を具備してよい。
ある実施形態では、容器キャップは、携帯型筐体内に配置され、形状記憶材料部品を第1長さ及び/又は形状と第2長さ及び/又は形状との間で変化させるために電流源から形状記憶材料部品に電流を供給するように電気回路を制御するための制御信号を通信ネットワークから受信する受信器を具備するネットワーク通信装置を更に具備してよく、電気回路は、この制御信号に少なくとも部分的に基づいて、電流源から形状記憶材料部品への電流供給を制御する論理を具備してよい。
ある実施形態では、ネットワーク通信装置は、セル方式電話回路又はトランシーバを具備してよい。
ある実施形態では、容器キャップは、携帯型筐体内に配置され、ネットワーク上で音声信号の受信及び送信を行う受信器及び送信器を具備するネットワーク通信装置を更に具備してよい。
実施形態では、電気回路は、キャップ筐体の容器の開放端からの取り外しに関する送信対象のデータを生成するための論理を具備してよく、ネットワーク通信装置は、このキャップ筐体の容器の開放端からの取り外しに関するデータを送信するように構成されていてよい。
ある実施形態では、キャップ筐体は、電子表示画面を更に具備してよく、電気回路は、電子メモリを更に具備してよく、電気回路は、キャップ筐体の容器の開放端からの取り外しに関するデータを電子メモリに記録し、この取り外しに関するデータに基づくデータを電子表示画面に表示するように構成されていてよい。
ある実施形態では、容器キャップは、干渉ブロックを第1干渉位置に保持するように配設されたばねを更に具備してよい。
ある実施形態では、電源は、バッテリ、運動エネルギ充電器、及び誘導素子の群から選択された電流源を具備してよい。
ある実施形態では、電気回路は、形状記憶材料部品に供給する電流のレベルを所定の電流範囲に制限するように構成されていてよい。
ある実施形態では、容器キャップは、キャップ筐体内に配置されたネットワーク通信装置と、位置の判定及び通信ネットワーク上でのネットワーク通信装置を介した位置データ送信用に、GPS回路及びセル方式電話回路の群から選択された1つ以上の回路を具備する追跡要素とを更に具備してよい。
ある実施形態では、形状記憶材料部品は、形状記憶合金部品、電気活性ポリマー又は捩じれ状カーボンナノチューブであってよい。
ある実施形態では、キャップ筐体は、対向する平行面を備える第1部分及び第2部分を具備してよく、第1部分の平行面から突起が延出していてよく、この突起から側方延出部が平行面に対して略平行に延出していてよく、第2部分は、第1及び第2部分同士が嵌合した際に突起が嵌入可能な凹部を具備してよく、第2部分の凹部は、側方突起を備える干渉ブロックを具備してよく、この干渉ブロックは、凹部内で平行面と平行な横方向に摺動可能であってよく、形状記憶材料部品が第1長さ及び/又は形状を有していて、干渉ブロックが第1干渉位置にあるときに、干渉ブロックの側方突起は、凹部内において第1部分の突起の側方延出部に沿って嵌合してよい。
ある実施形態では、キャップ筐体は、対向する平行面を備える第1部分及び第2部分を具備してよく、干渉ブロックは、同一平面上に設けられ、第1部分内の通路に沿って回転可能に配設された2つのピースを具備してよく、第2部分は、上記の第1部分内の通路と同一平面上に通路を具備してよく、この通路は、2つのピースが離間するように回転した際に、各ピースの少なくとも一部を受け入れるように配設されていてよく、2つのピースの対向する側に形状記憶材料部品が接続されていてよく、形状記憶材料部品が第1長さ及び/又は形状を有しているときは、2つのピースは、離間するように回転して、第2部分の通路内に入り、キャップ筐体の容器の開放端からの取り外しを防ぎ、形状記憶材料部品が第2長さ及び/又は形状を有しているときは、2つのピースは、第2部分内に回転せず、キャップ筐体の容器の開放端からの取り外し動作に干渉しないようになっていてよい。
ある実施形態では、2つのピースのそれぞれは、上記の第1部分内の通路を摺動するように配設されたディスクの分割片を具備する。
ある実施形態では、容器キャップは、容器キャップの内部から容器キャップの側面における開口まで延在するように配置された凹部を具備してよく、干渉ブロックは、この凹部内に配設され、上記の開口を介して容器の側面にある凹部内に突出するように容器キャップの凹部内を摺動可能であり、この摺動によって干渉位置に配置されてよく、形状記憶材料部品は、その一端が容器キャップの凹部に接続され、その他端が干渉ブロックに接続され、形状記憶材料部品が第1長さ及び/又は形状を有しているときは、干渉ブロックの端部が容器の凹部内まで延出し、形状記憶材料部品が第2長さ及び/又は形状を有しているときは、干渉ブロックの全体が容器キャップの凹部内にあり、非干渉位置にあるとしてよい。
ある実施形態では、容器キャップは、容器キャップの一端を容器の開口の縁端に接続するヒンジを更に具備してよい。
ある実施形態では、干渉ブロックは、それぞれが少なくとも一端を具備する2つのピースを具備してよく、2つのピースの間に形状記憶材料部品が配設され、形状記憶材料部品が第1長さ及び/又は形状を有しているときは、上記の各ピースの少なくとも一端は、容器の開放端の側面における対応する凹部内に延出し、形状記憶材料部品が第2長さ及び/又は形状を有しているときは、上記の各ピースの少なくとも一端は、この容器の開放端の側面における対応する凹部内に延出しないようにされていてよい。
ある実施形態では、キャップ筐体は、第1部分及び第2部分を具備してよく、干渉ブロックは、同一平面上に設けられ、第1部分内の通路に沿って回転可能に配設された2つのピースを具備してよく、これら2つのピースのそれぞれは、その一端に周方向突起を具備してよく、ぞれぞれの突起は、対向して配設され、2つのピースの上記一端寄りの内側に画定された開口の境界を形成してよく、第2部分は、上記の第1部分内の通路と同一平面上に通路を具備してよく、この通路は、2つのピースの少なくとも周方向突起を有する部分を受け入れるように配設されてよく、第2部分は、上記の2つのピースの内側に画定された開口に嵌入するように、第2部分上に配設された突起を具備してよく、形状記憶材料部品は、2つのピースの対向する側に接続され、形状記憶材料部品が第1長さ及び/又は形状を有しているときは、2つのピースは、周方向突起が近接又は接触するように回転して、第2部分上の突起を上記開口に捕捉し、キャップ筐体の容器の開放端からの取り外しを防ぎ、形状記憶材料部品が第2長さ及び/又は形状を有しているときは、2つのピースは、周方向突起同士を離間させるように回転して、第2部分上の突起を捕捉せず、キャップ筐体を容器の開放端から取り外せるようにしてよい。
ある実施形態では、2つのピースのそれぞれは、上記の第1部分内の通路を摺動するように配設されたディスクの分割片を具備してよい。
ある実施形態では、2つのピースのそれぞれは、周方向突起同士を近接又は接触させるように付勢されて、第2部分上の突起を上記開口で捕捉するようにされていてよい。
ある実施形態では、キャップ筐体は、第1部分及び第2部分を具備してよく、干渉ブロックは、第1クリップピースを具備してよく、その端部が第2クリップピースに向けて付勢されて、第1部分に接続されたクリップを形成していてよく、第2部分は、第2部分の表面から延出したノブを具備してよく、このノブは、ノブの上部分の下方に形成された窪みを有してよく、ノブは、クリップと位置を揃えて配設され、ロック位置においてクリップがノブの周囲に嵌合して、第1部分が第2部分から分離することを防止してよく、形状記憶材料部品は、第1クリップピースと第2ピースとの間に接続され、形状記憶材料部品が第1長さ及び/又は形状を有しているときは、干渉ブロックは、窪み内でノブの周囲に配置されて第1部分の第2部分からの分離を防止し、形状記憶材料部品が第2長さ及び/又は形状を有しているときは、干渉ブロックは、第1部分を第2部分から分離できるようにしてよい。
ある実施形態では、容器キャップは、クリップピースの端部を第1部分の壁部の端部に向けて付勢するばねを更に具備してよい。
ある実施形態では、第2クリップピースの端部は、第1部分の壁部を具備してよい。
ある実施形態では、クリップは、容器の開口に向けて垂直に配設されていてよい。
ある実施形態では、クリップは、容器の開口に対して平行に配設されていてよい。
ある実施形態では、キャップ筐体は、対向する平行面を備える第1部分及び第2部分を具備してよく、干渉ブロックは、第1クリップピースを具備し、その端部が第2クリップピースの端部に向けて付勢されて、第1部分に接続されたクリップを形成し、このクリップは、第1部分の平行面に形成された凹部に配設されつつも、第1部分の平行面の面から部分的に延出し、第2部分は、第2部分の平行面に形成された凹部から延出した突起を具備してよく、クリップは、ロック位置において、第1クリップピースの端部及び第2クリップピースの端部が、突起の両側の凹部内まで延出し、第2部分内の突起の周囲及び裏側に嵌合するように配設されて、第1部分の第2部分からの分離を防止してよく、形状記憶材料部品は、第1クリップピースと第2ピースとの間に接続され、形状記憶材料部品が第1長さ及び/又は形状を有しているときは、第1及び第2クリップピースの端部は、第2部分内の突起の周囲及び裏側に延出して、第1部分の第2部分からの分離を防止し、形状記憶材料部品が第2長さ及び/又は形状を有しているときは、第1及び第2クリップピースの端部は、離間するように移動して、第1部分を第2部分から分離できるようにしてよい。
ある実施形態では、キャップ筐体は、その第1側に、キャップ筐体を容器の開放端の第1側に蝶着するためのヒンジを具備してよく、干渉ブロックは、キャップ筐体におけるヒンジを備える側とは反対の第2側に配設されていてよい。
ある実施形態では、干渉ブロックは、クリップを具備してよく、容器の開放端における第1端とは反対側の第2側が、容器の開放端における第2側の表面から延出するノブを具備してよく、このノブは、ノブの上部分の下方に形成された少なくとも1つの窪みを有してよく、ノブは、ロック位置において、クリップがノブの周囲から窪みに嵌合するように、クリップと位置を揃えて配設されて、キャップ筐体の容器の開放端からの取り外しを防止してよく、形状記憶材料部品はクリップ内に接続され、形状記憶材料部品が第1長さ及び/又は形状を有しているときは、干渉ブロックは、ノブの周囲から上記少なくとも1つの窪みに配置されて、キャップ筐体の容器の開放端からの取り外しを防止し、形状記憶材料部品が第2長さ及び/又は形状を有しているときは、干渉ブロックは、キャップ筐体を容器の開放端から取り外せるようにしてよい。
ある実施形態では、干渉ブロックは、第1ロック位置と第2アンロック位置との間で摺動可能であってよく、容器の開放端における第1端とは反対側の第2側が、容器の開放端における第2側の表面から延出するノブを具備してよく、このノブは、ノブの上部分の下方に形成された少なくとも1つの窪みを有してよく、ノブは、ロック位置において、干渉ブロックの一部がノブの窪みに沿って嵌合するよう干渉ブロックが摺動できるように配設されて、容器キャップが容器の第2側から外されることを防止してよく、形状記憶材料部品は、干渉ブロックの一端に接続され、形状記憶材料部品が第1長さ及び/又は形状を有しているときは、干渉ブロックは、ロック位置を実現するために、ノブの窪みに沿って嵌合するように配設されて、キャップ筐体の容器の開放端からの取り外しを防止し、形状記憶材料部品が第2長さ及び/又は形状を有しているときは、干渉ブロックは、ノブの窪みに沿って嵌合せず、キャップ筐体を容器の開放端から取り外せるようにしてよい。
ある実施形態では、干渉ブロックは、ロック位置に付勢されていてよい。
関連出願の相互参照
本願は、2014年5月14日に出願された米国実用出願(U.S. Utility Application)第14/120,261号の利益を主張するものであり、当該出願の全内容が参照により本明細書に組み込まれる。
本発明の更なる理解のために備えられた添付の図面は、本明細書の一部として組み込まれ且つそれを構成するものであり、本開示の実施形態を図示し、詳細な記述と共に本開示の本質を説明している。本願及びそれを実施する種々の方法を基本的に理解する上で必要以上の本願の構造的詳細は示していない。
図1は、ラッチの実施形態をロック位置にした、追跡装置発明の実施形態の上面視概略図である。 図2は、図1に示す追跡装置発明の実施形態の、図中のラッチを外した斜視図である。 図3は、ラッチの実施形態をアンロック位置にした、図1に示す追跡装置発明の実施形態の斜視図である。 図4は、ラッチの第2実施形態をロック位置にした、追跡装置発明の実施形態の上面視概略図である。 図5は、ラッチの第2実施形態をアンロック位置にした、図4に示す追跡装置発明の実施形態の上面図である。 図6Aは、ラッチの第2実施形態をアンロック位置にした、図4に示す追跡装置発明の実施形態の斜視図である。 図6Bは、長手方向凹部485を示す、図4に示す追跡装置発明の実施形態の斜視図である。 図7は、本発明の追跡装置の実施形態の垂直断面図である。 図8は、外された状態の下部分730及びバンド720を示す、本発明の追跡装置の実施形態の垂直断面図である。 図9は、本発明の追跡装置の一実施形態の上面図である。 図10は、容器キャップの一実施形態の斜視図である。 図11は、干渉ブロックを干渉位置にした、図11の実施形態の上面図である。 図12は、干渉ブロックを非干渉位置した、図11の実施形態の斜視図である。 図13は、図11の実施形態の斜視図である。 図14は、干渉ブロックを分解図で示す、図11の実施形態の一部分の斜視図である。 図15は、干渉ブロックを分解図で示す、図11の実施形態の第2部分の斜視図である。 図16Aは、図11の実施形態の底面図である。 図16Bは、図11の実施形態の下方からの斜視図である。 図17は、容器用のキーパッドの一実施形態の上面図である。 図18は、容器用のキーパッドの他の実施形態の上面図である。 図19は、容器及び容器キャップの一実施形態の斜視図である。 図20は、容器キャップの他の実施形態の上面図である。 図21は、図20の容器キャップの実施形態の斜視図である。 図22は、凹部を隠れ線で示す、図20の容器キャップの実施形態の上面図である。 図23は、干渉ブロックを干渉位置にした、第2部分の断面図である。 図24は、干渉ブロックを非干渉位置にした、第2部分の断面図である。 図25は、容器及び容器キャップの一実施形態の斜視図である。 図26Aは、容器キャップの他の実施形態の第1部分の分解斜視図である。 図26Bは、図26Aの容器キャップの分離した第1及び2部分の斜視図である。 図27は、ディスク片を第2部分内まで回転させていない、図26の容器キャップの実施形態の上面図である。 図28は、ディスク片を第2部分内まで回転させた、図26の容器キャップの実施形態の上面図である。 図29Aは、図26の実施形態の第1部分の側面図である。 図29Bは、ディスク片を取り外した、図26の実施形態の第1部分の側面図である。 図30は、容器キャップ及び容器の上部の更なる実施形態の斜視図である。 図31は、干渉ブロックを示す、図30の容器キャップの実施形態の斜視図である。 図32は、分解図として示す図30の容器キャップの実施形態の斜視図である。 図33は、図30の実施形態の容器の斜視図である。 図34は、干渉ブロックを干渉位置にした、図30の実施形態の容器キャップの垂直断面図である。 図35は、干渉ブロックを非干渉位置にした、図30の実施形態の容器キャップの垂直断面図である。 図36は、干渉ブロックを干渉位置にした、図30の実施形態の容器キャップ及び容器の垂直断面図である。 図37は、干渉ブロックを非干渉位置にした、図30の実施形態の容器キャップの垂直断面図である。 図38は、形状記憶材料部品を用いる実施形態の実現に使用可能な回路図の実施形態の概略ブロック図である。 図39は、マイクロモータを用いる実施形態の実現に使用可能な回路図の実施形態の概略ブロック図である。 図40は、本発明の実施に使用可能な電気回路の実施形態の概略ブロック図である。 図41は、容器キャップの更なる実施形態の斜視図である。 図42は、容器キャップをアンロックした、図41の実施形態の上面図である。 図43は、容器キャップをロックした、図41の実施形態の上面図である。 図44は、容器キャップから要素4200及び4210を外した、図41の実施形態の分解上面図である。 図45は、アンロック位置にある部分4110の斜視図である。 図46は、ロック位置にある部分4110及び4112の分解斜視図である。 図47は、可動部位4200及び4210のみを図示する上面図である。 図48は、本発明に沿った容器キャップの実施形態の斜視図である。 図49は、容器の縁の分解図を共に図示する、図48の容器キャップの下部分の実施形態の斜視図である。 図50は、図48の容器キャップの上部分の実施形態の斜視断面図である。 図51は、図48の容器キャップの下部分の斜視図である。 図52は、図48の容器キャップに使用可能なロック機構の実施形態の斜視図である。 図53は、本発明に沿った容器キャップの更なる実施形態の斜視図である。 図54は、容器の縁の分解図を共に図示する、図53の容器キャップの下部分の実施形態の斜視図である。 図55は、図53の容器キャップの上部分の実施形態の斜視断面図である。 図56は、図53の容器キャップの下部分の斜視図である。 図57は、図53の容器キャップに使用可能なロック機構の実施形態の斜視図である。 図58は、図53の容器キャップの実施形態に使用可能なノブの実施形態の斜視図である。 図59は、図53の容器キャップの実施形態に使用可能なノブ及びロック機構の実施形態の斜視図である。 図60は、容器及び容器キャップの実施形態の斜視図である。 図61は、開位置にある、図60の容器キャップの実施形態の斜視図である。 図62は、図61の容器キャップの一部分の斜視断面図である。 図63は、図60の容器キャップの実施形態に使用可能なロック機構を開位置で示す斜視図である。 図64は、図60の容器キャップの実施形態に使用可能なロック機構をロック位置で示す斜視図である。 図65は、本発明に沿った蓋の実施形態の上面図である。 図66は、本発明に沿った容器用の蓋の実施形態の上面図である。 図67は、図65及び図66に示す蓋に使用可能な、本発明に沿った容器の実施形態の上面図である。 図68は、本発明に沿った容器用の蓋の実施形態の斜視図である。 図69は、本発明に沿った容器用の蓋の実施形態の斜視図である。 図70は、本発明に沿った容器用の蓋の実施形態の上面図である。 図71は、本発明に沿った蓋及び容器の更なる実施形態の斜視分解図である。 図72は、本発明の実施形態に使用可能なロック機構の更なる実施形態の斜視分解図である。 図73は、本発明に沿った蓋及び容器の更なる実施形態の斜視分解図である。 図74は、本発明の実施形態に使用可能なロック機構の更なる実施形態の斜視分解図である。 図75は、本発明の容器の実施形態の蓋7500の上面図である。 図76は、本発明の容器の実施形態の下部分7600の上面図である。 図77は、本発明の容器の実施形態の図75における蓋7500の側面図である。 図78は、本発明の容器の実施形態の図76における下部分の垂直断面図である。 図79は、ロック位置にある干渉ブロックを分解した状態で図示する、本発明の容器の実施形態の図75における蓋7500の斜視図である。 図80は、干渉ブロックを外した通路を図示する、本発明の容器の実施形態の図76における下部分の斜視切り取り図である。 図81は、透明な摺動可能蓋を備える容器の実施形態の上面図である。 図82は、摺動可能蓋及び異なる下部設計を有する容器の実施形態の上面図である。 図83は、図81の容器に使用可能なロックの実施形態の上面図である。 図84は、容器の実施形態の斜視図である。 図85は、複数の凹部に対応する個々の透明な摺動可能蓋を備える容器の実施形態の上面図である。 図86は、本発明の実施形態におけるロックの実施形態の一部として使用可能なスピンドルの斜視図である。 図87は、本発明の実施形態におけるロックの実施形態の一部として使用可能な歯車及び歯止めの斜視図である。 図88Aは、ロック位置にある、図86の容器の垂直断面図である。 図88Bは、本発明の実施形態の実現に使用可能なロック機構の側面図である。 図89Aは、アンロック位置にある、図86の容器の垂直断面図である。 図89Bは、本発明の実施形態の実現に使用可能なロック機構の側面図である。 図90は、蓋を取り外した、本発明に沿った容器の実施形態の斜視図である。 図91は、蓋を上部に配置した、本発明に沿った容器の実施形態の斜視図である。 図92Aは、本発明のロック機構を実現するために使用可能な干渉ブロックを備えた蓋の垂直断面図である。 図92Bは、図92Aの干渉ブロックをロック位置で示す側面図である。 図93は、フラップを閉じた、本発明に沿った容器の袋の実施形態の斜視図である。 図94は、フラップを開いた、図93における容器の袋の実施形態の斜視図である。 図95は、図93の容器に使用可能なロック機構の実施形態に使用可能なバーの斜視図である。 図96は、図93の容器に使用可能なロック機構の実施形態の断面図である。 図97は、図93の容器に使用可能なロック機構の実施形態の側面図である。 図98は、フラップを閉じた、本発明に沿った容器の袋の実施形態の斜視図である。 図99は、フラップを開いた、図98における容器の袋の実施形態の斜視図である。 図100は、図98の容器に使用可能なロック機構の実施形態に使用可能なバーの斜視図である。 図101は、図98の容器に使用可能なロック機構の実施形態の断面図である。
例示的な実施形態を詳細に図示する図面を参照する前に、本開示が説明に記載され又は図面に示された詳細や方法に限定されないことが理解されるべきである。また、用語は、説明の目的のみに用いられており、限定的なものではないと理解されるべきである。各図面を通して、同一又は同様の参照符号は、同一又は同様の部分を表すように努めている。
図1〜図3を参照すると、本発明の第1実施形態が開示されている。同図には、ロック機構110を備える携帯型筐体100が、追跡装置用のバンド120と協働している状態で図示されている。このバンドは、人間の手首、足首又は他の付属肢に巻きつけて係止されるのに十分な長さを有してよい。ある実施形態では、ロック機構110は、電気回路によって制御される電源(図38及び図39において、要素4112を電流源の実施形態として図示)を具備してよい。ロック機構110は、筐体内で、バンドの少なくとも一端を係止するように構成されたラッチ130を更に具備してよい。ある実施形態では、このラッチは、干渉ブロック130を具備してよい。干渉ブロック130は、バンドの取り外しを防止する干渉位置と、バンドが取り外せる非干渉位置との間で摺動、枢動又は他の方法で移動してよい。図1〜図3の実施形態では、干渉ブロック130は、軸140を中心に、筐体100内でバンド120の一端をロックするように機能する第1位置と、バンドを携帯型筐体から外せるようにする第2位置との間で枢動させてよい。図2では、干渉ブロック130は、下げた位置である第1位置に示されている。この位置では、バンド120と干渉することで、バンド120が携帯型筐体100から外され、携帯型筐体100の外部に摺動されることを防止する。図3では、干渉ブロック130は、上方に枢動された状態で示されており、バンド120を筐体100から外せるようにしている。ある実施形態では、一端に歯を備える歯止め135が、バンド120の側面における溝に嵌入するように配置されていてよい。ある実施形態では、歯止め135は、ばね留め又は他の方法で付勢されて枢動することで、端部の歯がバンド側面の溝の1つに嵌入するようにしてよい。干渉ブロック130が下げ位置又は干渉位置まで枢動されると、干渉ブロックの脚部が歯止め側面の近傍まで移動して、歯がバンド側面の溝から後退することを防止する。干渉ブロックが上げ位置又は非干渉位置にあるときは、歯を溝から後退させることができる。
バンド120の取り外しを防ぐ干渉位置と非干渉位置との間で干渉ブロック130を移動させるために、制御機構が設けられている。図1〜図3の実施形態では、この制御機構は、受信した電子的指示に基づいて、干渉ブロック130を上方及び/又は下方に枢動させるように構成されていてよい。ある実施形態では、制御機構は、ラッチ又は干渉ブロック130に接続された形状記憶材料部品150を具備してよい。図1に示す実施形態では、形状記憶材料部品150は、携帯型筐体100内の少なくとも1点又は1領域に固定され、且つ、干渉ブロック130に接続されていてよい。図1〜図3の実施形態では、形状記憶材料部品150は、その両端が携帯型筐体の内壁に固定された状態で示されている。ある実施形態では、形状記憶材料部品は、干渉ブロック130上の突起180まで延在し、この突起180に掛けられたワイヤ150を具備してよい。形状記憶材料部品150が図1に示す第1長さを有しているときは、ラッチは、バンドの一端が外されることを防止する。形状記憶材料部品150が図3に示すような第2長さを有しているときは、ラッチは移動しており、例えば、干渉ブロック130が上方に枢動されて、バンド120の一端が外せるようになっている。
ある実施形態では、形状記憶材料は、ニッケル−チタン合金及び/又は銅−アルミ−ニッケル合金等の形状記憶合金、形状記憶ポリマー、及び二酸化バナジウムを含むこととしてよい。形状記憶材料の使用に関する設計の詳細については、情報開示陳述書に挙げ且つ本明細書に参照により組み込まれている、非特許文献1を参照されたい。ある実施形態では、形状記憶材料は電気活性ポリマーを具備してよい。ある実施形態では、形状記憶材料は、捩じれ状カーボンナノチューブから構成されてもよい。これに関しては、非特許文献2を参照されたい。これらの材料のそれぞれは、例えば電流によって加熱されると、長さ及び/又は形状が大幅に変化する。ある実施形態では、形状記憶材料は、それに当てられた光によって加熱されてもよい。
実施形態として、形状記憶材料部品は、様々な形状及び構成を採用可能である。ある実施形態では、形状記憶材料部品は、矩形のブロックを具備してよい。ある実施形態では、形状記憶材料部品は、バンドを具備してよい。ある実施形態では、形状記憶材料部品は、管状の要素を具備してよい。ある実施形態では、形状記憶材料部品は、干渉ブロックを所定位置に保持するために、ばね(コイルばね、ねじりばね、板ばね等)の形状に形成されてよい。
上記のばねとして形成された材料に対して電流を印加したり、光を照射したり、又は別の手段を用いて材料を加熱することによって、その形状又は長さを変化させてよい(それにより、例えば、材料を伸縮させる)。ある実施形態では、このばね構成により、部品を1つ省略できる。本発明は、形状記憶材料部品が採用し得る形状や、材料の加熱に用いる手段によって限定されるものではない。
ある実施形態では、代替例として、制御機構は、干渉ブロック130と協働するマイクロモータ(不図示)を具備し、所望のレベルの電流が印加された際に、干渉ブロックを移動させて、バンド130と干渉させる又はバンド130との干渉状態から離脱させるようにしてもよい。ある実施形態では、マイクロモータは、干渉ブロックを枢動させてもよい。ある実施形態では、マイクロモータは、干渉ブロックを枢動させるのではなく、干渉ブロックを摺動させてもよい。
ある実施形態では、電源は、バッテリ及び/又は運動エネルギ充電器及び/又は誘導素子などの電流源を具備してよい。
図38は、電流源3812と、電流源3812から形状記憶材料部品3816への電流の供給を制御して、例えば電流などの電力の供給時に、形状記憶材料部品を少なくとも第1長さ及び/又は形状から第2長さ及び/又は形状へと変化させるスイッチ装置3814と、スイッチ装置3814を制御する電気回路3800とを備えた実施形態を図示している。ある実施形態では、スイッチ装置3814は、FETスイッチを具備してよい。ある実施形態では、電気回路3800は、1つ以上のパラメータに基づいてスイッチ装置3814を制御してよい。例えば、電気回路3800は、電気回路3800内の無線又は有線受信器を介して受信した制御信号に応じて、スイッチ装置3814を制御してよい。ある実施形態では、電気回路3800自体に、上記の制御信号を生成して、バンドを取り外せるようにする取り外し機構が設けられてもよい。
図39には、形状記憶部品ではなく、マイクロモータ3816を用いた同等の回路が示されている。
図40は、本発明に沿った電気回路3800の実施形態を更に詳細に図示している。ある実施形態では、電気回路は、論理基準に基づいて電流源及び信号の送信を制御する制御論理を具備してよい。ある実施形態では、電気回路3800は、携帯型筐体と協働するように配設された双方向通信ネットワーク装置4010(図40に図示)を具備してよい。ある実施形態では、双方向通信ネットワーク装置4010は、携帯電話を具備してよい。ある実施形態では、双方向通信ネットワーク装置4010は、トランシーバを具備してよい。ある実施形態では、双方向通信ネットワーク装置は、アンテナ4011を具備してよい。
ある実施形態では、電気回路は、携帯型筐体に配置された、位置の判定及び位置信号の送信を容易にするための追跡要素(これも、図40において要素4010として表す)を更に具備してよい。ある実施形態では、追跡要素は、GPS受信回路を具備してよい。ある実施形態では、追跡要素は、セル方式の受信回路を具備してよい。
ある実施形態では、電気回路は、バンドの不正な操作又は不正な取り外しを検出するように、携帯型筐体100及び/又はバンド120に関して構成された不正操作検出装置4014(図40に図示)を更に具備してよい。ある実施形態では、不正操作検出装置4014は、バンド120の長さだけ延在する1本以上のリード線を備える不正操作回路を具備し、この不正操作回路が破壊された際に、このリード線が不正操作信号の生成をトリガしてよい。ある実施形態では、この不正操作信号の生成によって、双方向通信装置4010を介した警告信号の送信がトリガされてもよい。
ある実施形態では、バンド120は、薄い金属バンド、例えばアルミバンドを具備してよい。ある実施形態では、この薄い金属バンドに、ケブラーや同等の材料の外装物を巻き付けてよい。ある実施形態では、外装物上の隆起帯をバンドの幅方向に対して垂直に配置してよい。ある実施形態では、外装物が切断圧力を吸収し、その方向を変えて、切断を十分に抑制することができるとされている。ある実施形態では、1本以上のリード線を、バンド内部に、装着者の手首又は足首に隣接して配置してよい。
ある実施形態では、電気回路は不正操作を検出する可聴警報装置4016を具備してよく、不正操作検出装置が不正操作を検出した際に、制御論理4102を介して警報音信号を生成してよい。ある実施形態では、可聴警報装置は、携帯型筐体内に配置され、バンド内のリード線を含む回路に接続されていてよい。
ある実施形態では、電気回路3800は、携帯型筐体上で制御論理4012を介して双方向通信装置4010に接続され、双方向通信装置を介して送信されるパニック信号を生成するパニック装置4018を更に具備してよい。ある実施形態では、パニック装置は、1つ以上のボタンを、携帯型筐体100の表面上に配置されたキーパッドに具備してよい。ある実施形態では、1つ以上のパニックボタンが押下される又は所定の順序で押下されると、パニック及び/又はストレス検出器4018が、制御論理4012を介して、警報回路4016に可聴警報音を生成させ、更に/又は、双方向通信ネットワーク装置4010を介して送信されるパニック信号を生成させる。ある実施形態では、この送信されるパニック信号は、例えばGPS回路やセル方式の受信回路等のブロック4010の追跡装置から得た位置データを具備してよい。
ある実施形態では、電気回路は、携帯型筐体内及び/又はバンド120上に配置され、生体測定装置4022で1つ以上の生体指標を測定し、この生体測定装置4022による1つ以上の生体指標のうちの1つ以上の指標の測定に基づいてストレスがあると判定された場合に、制御論理4012に対して信号を生成して、ストレス警告及び位置データを生成させ、双方向通信装置4010を介してそれらを送信させるストレス検出器4018を更に具備してよい。ある実施形態では、生体測定装置4022は、心拍数及び/又は血圧が1つ以上の閾値を超えた際に信号を生成する心拍数及び/又は血圧監視装置及び論理を具備してよい。
ある実施形態では、電気回路は、形状記憶材料部品に供給する電流のレベルを所定の電流範囲に制限するように構成された電流制限器4024を更に具備してよい。ある実施形態では、この所定の電流範囲は、実験に基づいて決められてよい。
ある実施形態では、形状記憶材料部品は、電気回路が電流源から形状記憶材料部品へ電流を供給した際に、第1長さ及び/又は第1形状から第2長さ及び/又は第2形状へと変化するように構成されていてよい。
ある実施形態では、電気回路は、例えば、スイッチ装置3814が形状記憶材料部品に電流を供給する閉位置にあるとき等、電気回路がトリガされた際に、制御論理4012と連携して、例えば電流などの電力を所定時間だけ供給させるタイマ4024を更に具備してよい。タイマ4024は、例えば3秒、4秒又は5秒に設定されてよい。この時間は、ラッチ130が第2の取り外し位置又は非干渉位置に移動した状態で、人間がバンド120を携帯型筐体100から取り外すのに十分な時間として、実験に基づいて決められている。ある実施形態では、このタイマ回路は、電源及び抵抗器ではなく、パルス幅変調駆動回路を具備してよい。パルス幅変調回路は、使用電力がより少ないという利点がある。ある実施形態では、このタイミング機能を、電流源において実現してよい。ある実施形態では、タイマは、リミットスイッチによって実現されてよい。形状記憶材料部品が加熱されて、新たな位置まで変化すると、電力が止まる。形状記憶材料部品が急速に冷え始め、回路がまだ形状記憶材料部品を作動状態に保とうとしている場合、リミットスイッチが下がって、電力が戻る。ある実施形態では、リミットスイッチは、大きさ/形状に基づいて電力を停止・供給する。形状記憶材料が冷え始めると、その形状/大きさが変化し、電流が再度流れる。ある実施形態では、形状記憶材料部品は、その直径によっては、冷えるのに数秒以上かかるため、アンロックボタン又はアンロック信号を受け付けてから構造が再度ロックするまでに上記の数秒がある。このため、ある実施形態では、タイマは必須ではない。
図4〜図6に図示する更なる実施形態では、携帯型筐体が、図6に図示するような、バンド420を保持する下部分610と、長手方向ピン630上で枢動する枢動可能な上部分620とを備えるクラムシェル状のデザイン600を有してよい。図4及び図5は、上部分620を下げるように枢動して閉じた状態における実施形態の上面視水平断面図である。図4及び図5の断面は、後述するラッチレバー405が視認できるように、上部分の主要部より下方に沿ったものである。図6は、クラムシェル状の上部分を上げるように枢動して開いた状態の斜視図である。ある実施形態では、下部分610は、下部分の内面に立設された1つ以上の突起640を具備してよい。ある実施形態では、バンド420は、携帯型筐体内の所定位置にバンドを保持するために、上記1つ以上の突起640に沿って嵌合される1つ以上の孔470を具備してよい。バンド420を持ち上げて上記1つ以上の突起640との嵌合状態から離脱させられるように、上部分620を上げるように枢動して開いたときに、バンド420を外してよい。なお、「上」及び「下」という表現は、説明の便宜上用いているだけであり、限定する意図はない。ある実施形態では、上部分と下部分とは逆でもよい。例えば、突起640を備える部分610が上側でもよい。
図4〜図6の実施形態では、筐体内でバンド420を係止するラッチが、携帯型筐体の上部分620に取り付けられた1つ以上のレバー405を具備してよい。この1つ以上のレバー405は、携帯型筐体600の上部分620に配置された干渉ブロック430に直接的に又は間接的に接続されていてよい。ある実施形態では、干渉ブロック430は、ロック位置において、携帯型筐体の下部分610における側面480に掛止するような鉤状又は他の類似設計であってよい。ある実施形態では、側面480に、干渉ブロック430の端縁431が嵌入する長手方向凹部485が形成されていてよい。長手方向凹部485は、図6B中の破線を見ると分かり易い。
ある実施形態では、上記1つ以上のレバー405に、形状記憶材料部品450が接続されていてよい。形状記憶材料部品450が図4に示すような第1長さ及び/又は形状にあるときは、携帯型筐体の下部分610における側面480にある干渉ブロック430の鉤状端部を凹部485内に保持するように上記1つ以上のレバー405が引っ張られるため、バンド420が携帯型筐体400から外されることはない。形状記憶材料部品450が第2長さ(図6A及び図6Bに図示)及び/又は形状にあるときは、干渉ブロック430が軸650を中心に枢動してバンド420との干渉状態から離脱するように上記1つ以上のレバー405が引っ張られるため、バンド420を携帯型筐体400から外せるようになる。ある実施形態では、形状記憶材料部品450は、ワイヤ状であってよい。
なお、ある実施形態では、形状記憶材料部品は、矩形のブロックを具備してよい。ある実施形態では、形状記憶材料部品は、バンドを具備してよい。ある実施形態では、形状記憶材料部品は、管状の要素を具備してよい。本発明は、形状記憶材料部品が採用し得る形状によって限定されるものではない。
図7〜図9に示す更なる実施形態では、携帯型筐体は、バンド720を受ける上部分710と、実施形態によっては全体又は部分的に取り外し可能な下部分730とを具備してよい。ある実施形態では、上部分710は、下部分730が嵌入可能な凹部715を具備してよい。図7及び図8は、携帯型筐体700の垂直断面図である。図7は、上部分710に係止した下部分730によって所定位置に保持されたバンド720を図示している。図8は、バンド720が外され、下部分730が取り外された状態を図示している。なお、「上」及び「下」という表現は、説明の便宜上用いているだけであり、限定する意図はない。ある実施形態では、上部分と下部分とは逆でもよい。例えば、部分730が上側でもよい。
ある実施形態では、実施形態のラッチが、一端が形状記憶材料部品750に接続された1つ以上の摺動可能な干渉ブロック740を具備してよい。ある実施形態では、各干渉ブロック740は、その一端に突起760を具備してよい。ある実施形態では、形状記憶材料部品750は、ワイヤ状であってよい。しかし、上述したように、形状記憶材料部品は、様々な形状及び構成を採用可能であり、筐体及び干渉ブロックに対して様々な接続点を採用可能である。本発明は、形状記憶材料部品が採用し得る形状によって限定されるものではない。
ある実施形態では、上記1つ以上の干渉ブロック740は、形状記憶材料部品750の長さが変化するときに、第1干渉位置と第2非干渉位置との間で、上部分710における凹部780内を摺動して、バンド720を取り外し可能とするように構成されていてよい。
ある実施形態では、下部分730は、各側面に配置された1つ以上の窪み770を備えてよい。窪み770は、下部分730が上部分710から外されることを防止するために、形状記憶材料部品750が第1長さ及び/又は形状を有しているときに、干渉ブロック740の突起760が窪み770に沿って嵌入できるような大きさを有してよい。形状記憶材料部品750が第2長さ及び/又は形状を有しているときは、上記1つ以上の干渉ブロック740は、それぞれの凹部780を内方に摺動して、干渉ブロック740の突起760を窪み770から出し、下部分730を取り外したり、解放したりできるようにしている。ある実施形態では、干渉ブロックの突起760は、バンド720を筐体700内にロックするように、下部分730を上部分710の凹部715に対して押圧又は枢動可能にするように面取りしてもよい。
ある実施形態では、図7〜図9の追跡装置は、凹部780内における干渉ブロックの一部と凹部780の内壁との間に配設され、干渉ブロック740を第1干渉位置に保持するばね(不図示)又は他の付勢装置を更に具備してよい。
更に別の実施形態では、その一端がバンドの側面に形成された凹部に沿って嵌入するように1つ以上の枢動アームが配設されていてもよい。ある実施形態では、この1つ以上の枢動アームのそれぞれは、一端がバンドの凹部に沿って嵌入した干渉位置と、この一端が枢動してバンドの凹部から出た非干渉位置との間で枢動してよい。この枢動は、他の実施形態で説明したような形状記憶材料部品又はマイクロモータの制御下で行ってよい。ある実施形態では、枢動アームは、干渉位置にばね留め又は他の方法で付勢されてよい。
ある実施形態では、干渉ブロックは、下部分730内に配設され、それぞれが少なくとも1つの突起を具備する2つのピースを具備してよく、形状記憶材料部品は、これら2つのピースの間に配設されてよい。これにより、形状記憶材料部品が第1長さ及び/又は形状を有するときは、上記の各ピースの少なくとも1つの突起は、容器の開放端の側面における対応する凹部内まで延出し、形状記憶材料部品が第2長さ及び/又は形状を有するときは、上記の各ピースの少なくとも1つの突起は、容器の開放端の側面にある対応する凹部内まで延出しない。
図10〜図18を参照すると、本発明の不正操作防止容器キャップ実施形態1000の複数の実施形態が図示されている。ある実施形態では、不正操作防止容器キャップは、容器1010(図10に図示)の開放端に取り外し可能に係止可能な筐体1005を具備してよい。ある実施形態では、不正操作防止容器キャップ1000は、キャップ筐体1005内に配置されるロック機構1020を具備してよい。ロック機構1020は、キャップ筐体1005の2つ以上の部分同士をロックすることで、この2つ以上の部分が分離しないようにして、容器キャップが容器1010から取り外されないようにする。ある実施形態では、ロック機構1020は、図11,図13及び図14に示す第1干渉位置と、図12及び図15に示す第2非干渉位置との間で移動可能な干渉ブロック1030を具備してよい。ある実施形態では、容器キャップ筐体1000は、干渉ブロック1030が第2位置にあるときには、干渉せずに回転できる。
図10〜図18に示す実施形態では、容器キャップ1000は、干渉ブロック1030が第2位置にあるときに全体又は部分的に分離可能な2つのピースとして構成されてよい。ある実施形態では、容器キャップ1000のキャップ筐体は、第1部分1060及び第2部分1070を具備してよい。第1部分1060及び第2部分1070は、干渉ブロックが第2位置にあるときに分離可能であり、これにより、キャップ筐体を容器の開放端から取り外せるようになる。
ある実施形態では、第1部分1060及び第2部分1070は、対向する面又は側面1065及び1075を有してよい。ある実施形態では、第1部分1060は、面1065に沿って且つ平行に配設された凹状通路1055を具備してよい。第2部分1070は、通路1055に対して平行且つ隣接して延在する第1凹状通路1071及び第2凹状通路1420を具備してよい。ある実施形態では、干渉ブロック1030は、凹状通路1055及び1071に沿って摺動可能であってよい。図10〜図18の実施形態では、干渉ブロック1030は、その一端に側方突起又は指部1032と、その他端に配置された下方突起1034とを具備してよい。ある実施形態では、干渉ブロック1030は、第1部分1060に形成された凹状通路1055内を摺動可能であり、側方突起又は指部1032は、第1部分1060の凹状通路1055の一端に形成されたスロット1410に沿って嵌入するように、干渉ブロック1030上に配設されてよい。
干渉ブロック1030の他端の下方突起1034は、第2部分1070に対して横方向に設定され且つ第2部分1070の面又は平面1075に対して平行に延在する通路1420に嵌入するように構成されている。ある実施形態では、干渉ブロック1030は、第2部分1070の通路1420内で摺動可能であるが、そこから取り外せないようになっている。
動作の実施形態としては、干渉ブロック1030は、側方突起又は指部1032をスロット1410に沿って合わせた状態では、第1部分1060が第2部分1070から引き離される又は分離されることを防止する。側方突起又は指部1032がスロット1410から抜け出る位置まで干渉ブロック1030を通路1055に沿って摺動させた状態では、第1部分1060と第2部分1070とを分離可能である。
このように、ある実施形態では、容器キャップ筐体1000は、第1部分1060及び第2部分1070を有し、キャップ筐体の第1部分に第1側方凹状通路1055が形成され、凹状通路1055の一端にスロット1410が形成され、キャップ筐体の第2部分1070に第2側方凹状通路1420が形成され、この第2側方凹状通路が第1側方通路1055に対して平行に形成されていてよい。前述したように、干渉ブロック1030は、その一端に、形状記憶材料部品が第1長さを有するときに、第1側方凹状通路1055内を摺動して、第1側方通路1055のスロット1410に嵌入する側方突起1032を更に具備し、干渉ブロックは、その他端に、干渉ブロックが第2部分1070から取り外されることを防止するように第2側方凹状通路1420内を摺動する下方突起1034を具備してよい。
ある実施形態では、第1部分1060及び第2部分1070は、互いに隣接し且つ平行の1つ以上の位置合わせ指部1620,1630及び1640を有してよい。これらは、干渉ブロック1030が第2非干渉位置へ移動するときに、第1部分1060の1つ以上の指部1620及び1630が第2部分1070の1つ以上の指部1640から離間するように摺動可能に構成されている。
ある実施形態では、制御機構が、受信した電子的指示に基づいて、干渉ブロック1030を干渉位置へ摺動又は枢動させたり、干渉位置から摺動又は枢動させたりするように構成されていてよい。ある実施形態では、この制御機構は、干渉ブロック1030に接続された形状記憶材料部品1050を具備してよい。図10〜図18に示す実施形態では、この形状記憶材料部品は、凹状通路1055内に配設され、凹状通路1055の一端に固定され、干渉ブロック1030の端部又は表面まで延在し接続されたワイヤ1050を具備してよい。ある実施形態では、形状記憶材料は、矩形のブロック、チューブ又はロッドの形状を採用可能であり、電流によって通電された際に長さ及び/又は形状が変化する。前述したように、本発明は、形状記憶材料部品が採用し得る形状によって限定されるものではない。ある実施形態では、形状記憶材料は、ニッケル−チタン合金及び/又は銅−アルミ−ニッケル合金等の形状記憶合金、形状記憶ポリマー、及び二酸化バナジウムを含む。
ある実施形態では、容器キャップは、凹状通路1055,1420のうちの一方に配設され、干渉ブロック1030を第1干渉位置に保持するばね又は他の付勢装置(不図示)を更に具備してもよい。
形状記憶材料部品1050が図11,図13及び図14に示す第1長さ及び/又は形状を有しているときは、干渉ブロック1030は、干渉位置にあり、キャップが回されて容器内にアクセスされることを防止している。形状記憶材料部品1050が図11及び図15に示すような第2長さ及び/又は形状を有しているときは、干渉ブロック1030は、凹状通路1055内を第2位置まで摺動又は他の方法で移動して、第1及び第2部分1060及び1070同士を分離できるようにしている。これにより、例えばキャップを捻って取り外すことが可能になり、キャップを容器から外すことができる。このように、ある実施形態では、形状記憶材料部品が第1長さを有しているときは、キャップ筐体の容器の開放端からの取り外しを防止するように干渉ブロックが配置され、形状記憶材料部品が第2長さを有しているときは、干渉ブロックがキャップ筐体1000を容器1010の開放端から取り外せるように、形状記憶材料部品が干渉ブロック1030に対して配置されている。
ある実施形態では、ロック機構1020は、電流源3812(図38に図示)と、この電流源から形状記憶材料部品へ電流が供給されるように電流源を制御して、例えば電流などの電力の供給時に、形状記憶材料部品を少なくとも第1長さ及び/又は形状から第2長さ及び/又は形状へと変化させる電気回路3800とを更に具備してよい。ある実施形態では、電流源3812は、バッテリ及び/又は運動エネルギ充電器及び/又は誘導素子を具備してよい。
ある実施形態では、電気回路3800は、1つ以上の基準に基づいて、例えば電流源3812からの電流などの電力の供給を制御して、形状記憶材料部品を加熱するように構成されていてよい。ある実施形態では、電気回路が電流源から形状記憶材料部品への電流供給の制御に用いる上記1つ以上の基準のうちの1つは、図40の制御論理によって実現されてよく、これによって、1日のうちの特定の時間帯だけ、又は1日につき一定回数だけ、又は週に1日又は一定日数だけ、干渉ブロック1030を第2非干渉位置に配置させたり、通信ネットワークから信号を受信したときだけ、又は手動入力に基づき、干渉ブロック1030を第2非干渉位置に配置させたりすることが可能である。
ある実施形態では、電気回路3800は、トリガされた際に形状記憶材料部品へ電流を所定時間だけ供給させる、図40に示すようなタイマ回路4024を具備してよい。
ある実施形態では、容器キャップは、携帯型筐体に配置された受信器を具備するネットワーク通信装置4010を更に具備してよい。この受信器は、電流源3812から形状記憶材料部品3816へ電流を供給するように電気回路3800を制御して、形状記憶材料部品を第1長さ及び/又は形状と第2長さ及び/又は形状との間で変化させるために、ネットワークから制御信号を受信する。前述したように、電気回路3800は、少なくとも部分的にこの制御信号に基づいて、例えば電流源からの電流などの電力の供給を制御して、形状記憶材料部品を加熱する論理4012を更に具備してもよい。ある実施形態では、ネットワーク通信装置4010は、セル方式電話回路やトランシーバを具備してよい。
ある実施形態では、ネットワーク通信装置4010は、容器キャップの携帯型筐体内に配置され、通信ネットワーク上で音声信号の受信及び/又は送信を行う音声送受信器を具備してよい。ある実施形態では、ネットワーク通信装置4010は、電気回路へのデータの受信及び/又は電気回路からの信号の送信を行うように構成されていてよい。
ある実施形態では、電気回路4010は、キャップ筐体が容器の開放端から取り外された際に送信対象のデータを生成し、そのデータを通信ネットワーク上に送信する論理を具備してよい。
ある実施形態では、電気回路3800は、電子表示画面4030を更に具備してよい。ある実施形態では、電気回路3800は、電子メモリ4032を更に具備し、電気回路3800は、キャップ筐体が容器の開放端から取り外された際に、例えば日時や取り外された回数などのデータを電子メモリ4032に記録し、そのデータを表示画面4030に表示するように構成されていてよい。
ある実施形態では、電気回路は、形状記憶材料部品3816に供給する電流のレベルを所定の電流範囲に制限する電流制限器4024を備えて構成されていてよい。ある実施形態では、この特徴は、供給された電流を閾値と比較し、閾値に達した場合に限界信号を生成するコンパレータを用いて実現してよい。
ある実施形態では、電気回路は、キャップ筐体内に配置されたネットワーク通信装置4310を備えて構成されていてよい。ある実施形態では、電気回路は、位置判定用のGPS回路及びセル方式電話回路の群から選択された1つ以上の回路を具備する追跡要素4310を備えて構成されていてよい。ある実施形態では、電気回路は、追跡要素4310から得た位置データを、ネットワーク通信装置を介して通信ネットワーク上に送信するように構成されていてよい。
なお、図38〜図40の電子要素の図面は、本明細書において説明される全ての実施形態を実現するために用いてよい。また、ある実施形態では、図40に示す要素から選択したもののみを用いてもよい。ある実施形態では、図40に示す全ての要素を用いてもよい。
図10,図17及び図18に示したような実施形態では、キャップ筐体は、形状記憶材料部品を第1長さ及び/又は形状と第2長さ及び/又は形状との間で変化させるために電流源から形状記憶材料部品1050へ電流を供給するように電気回路を制御するための、ボタン又はタッチ要素を備えたキーパッド1080,1700又は1800を具備してよい。ある実施形態では、このキーパッドは、薄膜から構成され、グラフェン系インクのプリント回路を具備してよい。キーパッド1080は、容器キャップ1000の表面上又は容器1010上に配置されていてよい。ある実施形態では、キーパッドは、容器キャップ及び容器から離して設けられ、容器キャップ内の電気回路における受信器又は他のネットワーク装置4010に制御信号を送信して、容器キャップを開放する送信器を具備してもよい。
図19〜図24は、本発明に沿った容器キャップの実施形態を図示している。図19〜図24の実施形態では、容器キャップ1900が、全体又は部分的に分離可能な複数の部分を具備してよい。ある実施形態では、容器キャップ1900は、第1部分2100及び第2部分2110を具備してよい。ある実施形態では、第1及び第2部分は、対向する平行面2140及び2142を具備してよい。第1部分2100は、その面2140から突出する要素又は突起2160を具備してよい。ある実施形態では、要素2160は、平行面2140の方向と略同一の方向に延出する側方延出部2162を備えるように形成されていてよい。ある実施形態では、この側方延出部2162は、突起2160の先端又は先端付近の側面から延出していてよい。
ある実施形態では、第2部分2110は、部分2100及び2110同士が嵌合したときに突起2160が嵌入する凹部2035を具備してよい。ある実施形態では、凹部2035は、側方突起2052を備える干渉ブロック2050を更に備えてよい。ある実施形態では、干渉ブロック2050は、凹部2035内において、第2部分2110の面又は平面2142に対して平行な横方向に摺動可能であってよい。これにより、側方突起2052は、干渉ブロック2050が第1干渉位置にあるときは、凹部2035内で側方延出部2162に沿って嵌合し、干渉ブロックが第2非干渉位置にあるときは、この嵌合状態から離脱している。なお、「平行」という表現は、1〜10度の平行度の範囲内における摺動角度を含む。
ある実施形態では、形状記憶材料部品2045が、干渉ブロック2050に直接的に又は間接的に取り付けられ、その一端が凹部2035の内壁に固定されていてよい。形状記憶ブロックが第1長さ及び/又は形状を有しているときは、干渉ブロック2050は第1干渉位置にあり、側方突起2052と側方延出部2162とが互いに沿って嵌合して、第1部分2100が第2部分2110から引き離される又は分離されることを防止する。ある実施形態では、この第1干渉位置は、形状記憶材料部品の非通電時における干渉ブロック2050の通常位置であってよい。形状記憶材料部品が通電されて第2長さ及び/又は形状になると、干渉ブロック2050が第2非干渉位置に摺動して、側方突起2052及び2062が嵌合状態から離脱する。この結果、図21に示すように第1部分2100と第2部分2110とを引き離せるようになる。他の実施形態では、形状記憶材料部品の非通電時における干渉ブロック2050の通常位置を、非干渉の第2位置としてもよい。ある実施形態では、形状記憶材料部品として、ワイヤの構成を採用可能である。
ある実施形態では、形状記憶材料部品2045は、矩形のブロックを具備してよい。ある実施形態では、形状記憶材料部品2045は、バンドを具備してよい。ある実施形態では、形状記憶材料部品2045は、管状の要素を具備してよい。本発明は、形状記憶材料部品が採用し得る形状によって限定されるものではない。
ある実施形態では、干渉ブロック2050は、干渉位置又は非干渉位置に付勢されていてよい。図20及び図23に示す実施形態では、干渉ブロック2050は、ばね2037によって干渉位置に付勢されている。このばねの代わりに、他の様々な付勢要素を使用可能である。
ある実施形態では、形状記憶材料部品をマイクロモータに替えてもよい。このマイクロモータは、マイクロモータに与えられた制御信号に応じて、干渉ブロック1170を第1干渉位置と第2非干渉位置との間で摺動させるように構成される。ある実施形態では、電気回路及びスイッチ装置の制御下で、マイクロモータに電流を供給して、干渉ブロックを干渉位置と非干渉位置との間で移動させてよい。
図22は、図19〜図22の実施形態の上面図であり、内部の干渉ブロック2160を省略した凹部2035を示している。図23〜図24は、図19〜図22の実施形態の垂直断面図を示す。
図25〜図29は、本発明に沿った容器キャップの更なる実施形態を図示している。図25は、容器2510に外嵌する容器キャップ2500を図示している。ある実施形態では、容器キャップ2500は、全体又は部分的に分離可能な複数の部分を具備してよい。ある実施形態では、容器キャップ2500は、対向する面を備える第1部分2600及び第2部分2610を具備してよい。ある実施形態では、第1部分2600は、同一平面に設けられ、第1部分2600内の通路2615上を回転又は摺動可能に配設された2つのピース2620及び2622を具備してよい。ある実施形態では、これら2つのピースのそれぞれは、上記の第1部分内の通路に沿って摺動又は回転するように配設されたディスクの分割片を具備してよい。
ある実施形態では、第2部分2610は、上記の第1部分2600内の通路と同一平面上に通路を具備してよい。この通路は、ピース又はディスク片2620及び2622が離間するように回転した際に、これら2つのピースの少なくとも一部を受け入れるように配設される。ある実施形態では、第2部分2610は、その内部に、上記ピース又は回転したディスク片2620及び2622を受け入れるように画定された凹部2650(図26B及び図27に破線で図示)を有してよい。
ある実施形態では、ピース又はディスク片2620及び2622は、第1及び第2部分2600及び2610の環状内壁に近接した状態で移動する。ある実施形態では、通路2615は、第1部分2600及び第2部分2610内において半円状であってよい。図26Bは、ピース又はディスク片2620及び2622が、互いに離間するように外方に回転することで、第1部分2600の端部から外側に移動して、第2部分2610内の凹部2650における同一平面上の対応する通路に入ることを図示している。第1部分2600のみを図示する図28に、この回転位置を示す。ある実施形態では、ばね2713又は他の装置を設けて、ディスク片を干渉位置に付勢又は留めてよい。
ある実施形態として、その一端がピース又はディスク片2620に接続され、その他端がピース又はディスク片2622に接続された形状記憶材料部品2700が図示されている。形状記憶材料部品2700が第2長さ及び/又は形状を有しているときは、図27に図示するように、ピース又はディスク片2620及び2622は、非接触位置において互いに近接して保持される。形状記憶材料部品2700が図28に図示するように第1長さ及び/又は形状を有しているときは、ピース又はディスク片2620及び2622は、干渉位置において互いに離間して保持される。即ち、ピース又はディスク片2600及び2610は、少なくともそれらの一部が上記の第2部分2610の通路に入るように移動又は回転している。ある実施形態では、形状記憶材料部品2700は、ワイヤ状であってよい。ただし、前述したように、形状記憶材料部品2700は、任意の構成を採用可能である。本発明は、この特定の構成によって限定されない。ある実施形態では、図27に示す形状記憶材料部品2700の形状及び/又は長さは、電流による通電時の形状及び長さを含み、図28に示す形状記憶材料部品2700の形状及び長さは、電流による通電がないときの形状及び/又は長さを含んでよい。
ある実施形態では、スロット2702(図27を参照)が、ディスク2620及び2622のそれぞれに形成され、突起2704が、スロット2702内に嵌入・移動するように第1部分2600の床部2915に立設される又は第1部分の天井部に垂設されていてよい。このスロットの図については、図26〜図28及び図29(上記の回転可能なディスク片を取り外した第1部分の側面図)を参照されたい。ある実施形態では、スロット2702及び突起2704の目的は、ピース又はディスク片2620及び2622が干渉位置まで回転した際に、ディスク2620及び2622が引っ張られて離間することを防止することである。このため、突起2704は、ディスク片2620及び2622が持ち上げられてスロット2702から抜けるのを防止するのに十分な高さを有してよい。
ある実施形態では、円弧突起2624が、ピース又はディスク片2620及び2622の上面から上方に突出し、更に/又は下面から下方に突出してよい。ある実施形態では、第2部分2610の凹部2650は、内部の円弧突起と対向する位置に湾曲凹部を具備してよい。円弧突起2624が、対向する湾曲凹部内まで回転すると、円弧突起が凹部2650の湾曲凹部に沿って嵌入する。これにより、ピース又はディスク片2620及び2622が引っ張られて離間することが防止される。例えば、部分2600及び2610の横方向の移動が防止される。
図30〜図37を参照すると、容器キャップの更なる実施形態が開示されている。図示した容器キャップは、上部分3000及び下部分3100を具備してよい。ある実施形態では、上部分3000は、その一端が下部分3100に蝶着されていてよい。そのヒンジは、図34〜図37の図面で確認できる。ある実施形態では、下部分は、ボトル容器3260に外嵌するように構成されていてよい。図32の分解図には、ボトル容器3260の縁3200が図示されている。
他の実施形態では、下部分3100は、容器3260と一体化されていてもよい。
ある実施形態では、ヒンジによる接続の代わりに、上部分及び下部部にねじ溝を形成し、上部分を上部分の外側に螺合してもよい。
容器キャップ3000は、容器キャップの内部から容器キャップの側面における開口まで延在するように配置された凹部3040を具備してよい。凹部3040内には、干渉ブロック3010が配置されてよい。干渉ブロック3010は、上記の開口を介して容器3100の側面に設定された凹部3130内に突出するように凹部3040内を摺動可能であり、この摺動によって干渉位置に配置される。干渉ブロック3010が容器の凹部3130内まで延出しない非干渉位置に、干渉ブロックを引っ張れる又は摺動できるように、凹部3040が容器キャップ3000内に構成されてよい。したがって、ある実施形態では、干渉ブロック3010は、干渉位置(図31,図34及び図36に図示)と、干渉ブロック3010が、その端部が凹部3130から出るまで凹部3040内方に引っ張られる非干渉位置(図35及び図37に図示)との間で移動可能に構成されていてよい。
ある実施形態では、凹部3130及び凹部3130に嵌入する干渉ブロック3010の端部は、干渉ブロックを強制的に非干渉位置に戻して、容器3100上の容器キャップ3000を閉じるように斜角を付けるか他の方法で形成されていてよい。上部分3000を下部分3100の外側に螺合させる又は捻り込む実施形態では、凹部3130に嵌入する干渉ブロック3010の端部の1つ以上の側面を面取りすることで、干渉ブロックが凹部3130に対して完全に位置が合った状態でなくても凹部に滑り込めるようにしてよい。ある実施形態では、図31のように、干渉ブロック3010が干渉位置に付勢されていてよい。例として、この付勢は、その一端が容器キャップ3000の凹部3040の内壁に接続され、その他端が干渉ブロック3010に接続されたばね3014によって実現されてもよい。
ある実施形態として、その一端が容器キャップ3000の凹部3040の内壁に接続され、その他端が干渉ブロック3010に接続された形状記憶材料部品3012が図示されている。図31及び図36に図示するように、形状記憶材料部品3012が第1長さ及び/又は形状を有しているときは、干渉ブロックの端部は、凹部3130内まで延出している。図35及び図37に図示するように、形状記憶材料部品3012が第2長さ及び/又は形状を有しているときは、干渉ブロック3010は、容器キャップの凹部3040内方に引っ張られている。このため、容器キャップ3000をヒンジ3120周りに上方に揺動させる又は上方に傾け、容器3100の内容物へアクセスできるようになる。ある実施形態では、形状記憶材料部品3012は、ワイヤ状であってよい。ただし、前述したように、形状記憶材料部品3012は、他の様々な構成を採用可能である。本発明は、この特定の構成によって限定されない。ある実施形態では、図35及び図37に示す形状記憶材料部品3012の形状及び長さは、電流による通電時の形状及び/又は長さを含み、図31,図34及び図36に示す形状記憶材料部品3012の形状及び/又は長さは、電流による通電がないときの形状及び/又は長さを含んでよい。
ある実施形態では、容器上の容器キャップを閉じるために、電流を印加して、一時的に形状記憶材料部品を非干渉位置にする必要がある場合がある。ある実施形態では、この電流の印加を、キーパッドへのコードの入力によって行ってよい。ある実施形態では、容器上の容器キャップを閉じる電流の印加用に、容器キャップの表面にボタンが配置されていてもよい。このボタンは、容器キャップが容器から外されている間のみ通電制御用に作動し、容器上の容器キャップを閉じるために電流を印加させる。
ある実施形態では、容器上の容器キャップを閉めるために、電流を印加しなくてもよい。このような実施形態では、干渉ブロックに対して、面取りを付した設計構成又は他の設計構成を用いることで、一定の最低限の力を加えるだけで容器上の容器キャップを閉められるようにしてよい。
図41〜図47を参照すると、容器キャップの更なる実施形態が図示されている。図41は、その上にマルチピースキャップを備えた容器4100を図示している。ある実施形態では、このマルチピースキャップは、第1部分4110及び第2部分4112を具備してよい。
図42〜図47は、ある実施形態として、第1部分4110が複数の可動ピースを具備してよいことを図示している。図42〜図47の実施形態では、2つの可動ピース4200及び4210を示している。図示した実施形態では、2つの可動ピース4200及び4210は、第1部分4110の周縁における通路に沿って摺動/回転可能なディスク片を具備してよい。ある実施形態では、これらの2つのディスク片は、第1部分4110内における各ディスク片の一端の間に第1開口4220ができ、且つ、各ディスク片の他端の間に第2開口4240ができるように形成されている。他端側では、各ディスク片は、第2部分4112内まで各ディスク片が延出する。図42,図43,図44,図45,図46及び図47に示すように、各ディスク片は、第2部分4112内まで延出するディスク片の他端において、周方向に突出する突起4230を具備し、ぞれぞれの突起4230は、互いに向かって突出している。このため、突起4230は、対向するように配設され、ディスク片の他端側によって画定された第2開口4240の境界を形成する。
第2部分4112は、ディスク片4200及び4210により形成された第2開口4240に嵌入するように構成された上方又は下方突起4250を具備している。
ある実施形態では、ディスク片4200及び4210は、それぞれのディスク片の周方向突起4230が近接し、又はある実施形態においては接触して、突起4250を開口4240内にロックする回転位置に付勢されていてよい。ある実施形態では、このロック位置への付勢は、第2開口4240内又は第2開口4240に隣接して、ディスク片4200と4210との間に配置されたばね4270を用いて行ってよい。ある実施形態では、このばねは、それぞれのディスク片4200及び4210の第2開口4240を画定する側面に接続されていてよい。
ある実施形態では、形状記憶材料部品4260を各ディスク片に対して配設して、周方向突起4230同士が離間する方向に移動するように、ディスク片4200及び4210を回転又は他の方法で移動させてよい。この周方向突起4230の移動によって、突起4250が解放され、第2部分4112を第1部分4110から分離できるようになる。ある実施形態では、形状記憶材料部品4260は、それぞれのディスク片4200及び4210の第1開口4220を画定する側面に接続されるワイヤを具備してよい。ある実施形態では、形状記憶材料部品4260は、形状記憶材料部品4260の通電時に容器キャップをアンロックするようにディスク片4200及び4210を移動させる構成及び各ディスク片に対する位置として、様々な構成及び位置を採用可能である。他の実施形態について前述したように、形状記憶材料部品4260は、形状記憶材料部品4260の通電時において各ディスク片を移動させる構成として、矩形の構成や、都合の良い他の任意の構成を採用してよい。
他の実施形態では、ディスク片4200及び4210は、突起4230が離間して、第2部分4112上の突起4250を解放するアンロック位置に付勢されていてもよい。この構成の場合、形状記憶材料部品4260は、突起4230が互いに向かって移動して、突起4250を捕捉し、第2部分4112が第1部分4110から分離することを防止するロック位置まで、ディスク片4200及び4210を移動させるように配設・構成されてよい。
ある実施形態では、ディスク片が第1部分4110から取り外されることを防止する構造が備えられていてよい。ある実施形態では、この構造は、ディスク片4200及び4210のそれぞれに形成された周方向スロット4280を具備してよい。上記構造は、スロット4280に嵌入するように、第1部分4110の床面から上方に突出する又は第1部分の天井部から下方に突出する突起4290を更に具備してよい。この実施形態では、図42及び図43からわかるように、ディスク片の回転は、周方向スロット4280の周方向の長さに制限されている。
ある実施形態では、ディスク片4200及び4210は、軸ピン4700上を回転してよい。ある実施形態では、軸ピン4700をばね留めすることで、ディスク片4200及び4210の閉位置又はロック位置への付勢を実現してよい。
図48〜図59を参照すると、容器キャップの更なる実施形態が図示されている。図48〜図52の実施形態では、第1部分4800及び第2部分4820を具備するキャップ筐体が示されている。ある実施形態では、第2部分4820は、開放時の容器4860の縁4850(図49の分解図に図示)まで引っ張り上げられるように構成されている。ある実施形態では、第1部分4800は、その一端が第2部分に蝶着されていてよい。ある実施形態では、そのヒンジ(不図示)は、凹部4824に嵌入してよい。他の実施形態では、第1部分及び第2部分にねじ溝を形成して、第1部分を第2部分の外側にねじ込めるようにしてもよい。
ある実施形態では、干渉ブロック4806が、第1クリップピース4806を具備してよい。第1クリップピース4806は、その端部4808が第2クリップピース4807の端部4810に向かって付勢されて、クリップ4804を形成している。ある実施形態では、クリップ4804は、第1部分4800の凹部4802内に配置されてよい。ある実施形態では、第2クリップピース4807は、上記の第1部分4800の凹部の壁部を具備してよい。
図48〜図52に示す実施形態では、クリップ4804は、容器の開口に対して垂直に配設され且つ突出していてよい。この開口の外周は、縁4850によって画定されている。
ある実施形態では、第2部分4820は、第2部分4820の表面から延出するノブ4822を具備してよい。このノブは、ノブの上部分の下方に形成された1つ以上の窪み4824を有する。また、ノブは、クリップ4804と位置を揃えて配設され、ロック位置においてクリップがノブの周囲からこの1つ以上の窪み4824に嵌合して、第1部分4800の第2部分4820からの分離を防止する。
図53〜図59に示す実施形態では、クリップ4804は、容器の開口に対して平行に配設されてよい。図58〜図59に図示した実施形態では、ノブ4822は、頭部4824及び窪み部4826を具備してよい。ある実施形態では、窪み部4826は、その一角又は一辺4828がクリップ4804に向けられた三角柱の形状であってよい。
ある実施形態では、第1クリップピース4806と第2クリップピース4807との間に、形状記憶材料部品4870が接続されていてよい。これにより、形状記憶材料部品4870が第1長さ及び/又は形状を有しているときは、干渉ブロック4806は、ノブ4822の周囲から上記窪みに配置されて、第1部分の第2部分からの分離を防止している。形状記憶材料部品が第2長さ及び/又は形状を有しているときは、干渉ブロックは、ノブをクリップ4804から離せるようして、第1部分を第2部分から分離できるようにしている。
ある実施形態では、第1クリップピース4806は、ヒンジ4812で、第1部分の第2クリップピース4807に蝶着されていてよい。ある実施形態では、ヒンジ4812をばね留めすることで、第1クリップピース4806の端部4808を第2クリップピース4807の端部4810に向けて付勢してよい。ある実施形態では、クリップピース4806と第1部分の壁部の端部4810との間にばねを接続することで、クリップピースを第1部分の壁部の端部4810に向けて付勢してもよい。
図60〜図64は、本発明のさらなる実施形態を図示している。キャップ筐体は、それぞれ対向する平行面6008及び6028を備える第1部分6000及び第2部分6020を具備してよい。ある実施形態では、干渉ブロックが、クリップ6100を具備してよい。クリップ6100は、端部が第2クリップピース6120の端部に向けて付勢された第1クリップピース6110を具備する。ある実施形態では、クリップ6100は、第1部分6000の平行面6008に形成された凹部6005内に配設され、且つ、第1部分の平行面6008の面から部分的に延出していてよい。
ある実施形態では、第2部分6020は、第2部分6020の平行面6028に形成された凹部6024内から延出する突起6022を具備してよい。
ある実施形態では、クリップ6100は、ロック位置において、第1クリップピースの端部及び第2クリップピースの端部が、突起6022の両側の凹部内まで延出し、第2部分6020内の突起6022の周囲及び裏側に嵌合するように配設されていてよい。これにより、第1部分6000の第2部分6020からの分離を防止する。
ある実施形態では、第1クリップピース6110と第2ピース6120との間に形状記憶材料部品6350が接続されてよい。これにより、形状記憶材料部品が第1長さ及び/又は形状を有しているときは、第1及び第2クリップピースの端部は、第2部分6020内の突起6022の周囲及び裏側に延出して、第1部分の第2部分からの分離を防止している。形状記憶材料部品6350が第2長さ及び/又は形状を有しているときは、第1及び第2クリップピースの端部は、離間するように移動して、第1部分6000を第2部分6020から分離できるようにしている。
ある実施形態では、クリップピース同士を接続しているピン6300をばね留めすることで、第2クリップピース6120に対する第1クリップピース6110の付勢を実現してよい。ある実施形態では、この付勢を、ばね又は他の構造を用いた別の方法で実現してもよい。
図65〜図85は、本発明の更なる実施形態を図示している。これらの図には、矩形の錠剤ディスペンサが図示されているが、この錠剤ディスペンサは、他の様々な形状を採用可能である。
図65〜図85に図示した実施形態では、キャップ筐体6500が、その第1側6510に、キャップ筐体を容器6700の開放端の第1側に蝶着するための1つ以上のヒンジ6512を具備している。
ある実施形態では、複数のヒンジ6512を用いてよい。なお、ヒンジを用いる全ての実施形態では、ヒンジの設計は、様々な異なる構成を採用可能であり、また、本発明を限定するものではない。
ある実施形態では、キャップ筐体6500におけるヒンジを備える側とは反対の第2側7108に、干渉ブロック7100(図71〜図72に図示)が配設されてよい。
ある実施形態では、干渉ブロック7100は、第1クリップピース7202及び第2クリップピース7204を備えるクリップを具備してよい。ある実施形態では、第2クリップピース7204は、キャップ6500の側壁と一体化されていてよい。図71〜図72を参照されたい。ある実施形態では、閉位置又はロック位置を実現するために、それぞれのクリップピースの端部が互いに向かって付勢されるように、クリップ7100が付勢されていてよい。ある実施形態では、第1及び第2クリップピース同士を接続するピン7206をばね留めすることで、上記の付勢を行ってよい。他の付勢方法を用いてもよく、本発明は特定の付勢方法に限定されない。
ある実施形態では、容器の開放端における第1端とは反対側の第2側7150が、容器の開放端における第2側7150の表面7152から延出するノブ7160を具備してよい。ある実施形態では、ノブ7160は、ノブの上部分の下方に形成された少なくとも1つの窪み7162を有してよい。ある実施形態では、ノブ7160は、クリップと位置を揃えて配設され、ロック位置において、クリップ7100の端部がノブ7160の周囲から窪み7162に嵌合して、キャップ筐体が容器の開放端から取り外されることを防止してよい。
ある実施形態では、クリップ7100のクリップピース7202と7204との間に形状記憶材料部品7240が接続されていてよい。これにより、形状記憶材料部品7240が第1長さ及び/又は形状を有しているときは、干渉ブロックは、ノブの周囲から上記少なくとも1つの窪みに配置されて、キャップ筐体の容器の開放端からの取り外しを防止する。形状記憶材料部品が第2長さ及び/又は形状を有しているときは、クリップピース7202と7204とは離間して、キャップ筐体を容器の開放端から取り外せるようにしている。
図73〜図74は、干渉ブロックが、図74に示す第1ロック位置と、図73に仮想線で示す第2アンロック位置との間で摺動可能な摺動可能ブロック7300を具備する実施形態を図示している。
ある実施形態では、容器の開放端における第1端とは反対の第2側7302は、容器の開放端における第2側の表面7304から延出するノブ7310を具備している。ノブ7310は、ノブの上部分の下方に形成された少なくとも1つの窪み7312を有する。ある実施形態では、ロック位置において、干渉ブロック7300の一部がノブ7310の窪み7312に沿って(図74を参照)嵌合するように干渉ブロック7300が摺動できるように、ノブ7310を配設してよい。これにより、容器キャップが容器の第2側から外されることを防止する。
ある実施形態では、形状記憶材料部品7340は、干渉ブロック7300の一端に接続されてよい。これにより、形状記憶材料部品7340が図74に示すような第1長さ及び/又は形状を有しているときは、干渉ブロックは、ロック位置を実現するために、ノブの窪み7312に沿って嵌合するように配設されて、キャップ筐体の容器の開放端からの取り外しを防止する。形状記憶材料部品7340が第2長さ及び/又は形状を有しているときは、干渉ブロックは、摺動して、ノブの窪み7312との嵌合状態から離脱して、キャップ筐体を容器の開放端から取り外せるようにしている。
ある実施形態では、摺動可能な干渉ブロック7300は、ノブ7310の窪み7312に沿って嵌合するロック位置に付勢されていてよい。ある実施形態では、ばね7330を用いて、この付勢を実現してよい。ただし、他の実施形態について前述したように、付勢方法は、本発明を限定するものではない。
図75〜図80には、本発明の更なる実施形態が図示されている。図75は、容器用の蓋7500を図示している。図76は、錠剤又は他の物品を保持する容器部分7600を図示している。ある実施形態では、容器部分7600の一方側における上面には、図77に示す下方に延出した縁辺7700の一部を受けるための2つの細い溝状凹部7610が形成されていてよい。
ある実施形態では、溝状凹部7610は、ロック機構7620及び7622の両側に、2つの拡大凹部7615を更に具備してよい。ある実施形態では、このロック機構は、容器部分7600の壁部に配置されていてよく、また、横方向に摺動する干渉ブロック7624及び7626を具備してよい。
ある実施形態では、下方に延出する縁辺7700(図77に図示)は、溝状凹部7610に受けられるように形成された縁辺の第1部分7710を具備してよい。下方に延出する縁辺7700は、拡大凹部7615に嵌入するように形成された2つの拡大部7715を更に具備してよい。ある実施形態では、拡大部7715は、摺動干渉ブロック7624及び7626の端部7627を受けるための凹部7718を具備してよい。ある実施形態では、干渉ブロック7624及び7626は、それぞれの凹部7718内で、ロック位置に付勢されてよい。ある実施形態では、容器部分の支持部7670(図80を参照)とそれぞれの摺動干渉ブロック7624及び7626の一端との間に接続されたばね7632(図79及び図80を参照)を用いて、この付勢を実現してよい。ある実施形態では、前述したように、他の構造を用いて、付勢を実現してもよい。
ある実施形態では、容器部分の支持部7670(図80を参照)とそれぞれの摺動干渉ブロック7624及び7626の一端との間に形状記憶材料部品7630が接続されていてよい。ある実施形態では、形状記憶材料部品7630が第1長さ及び/又は形状を有しているときは、干渉ブロック7624及び7626の端部7627は、蓋7500の下方に延出した縁辺7700の拡大部7715におけるそれぞれの凹部7718内に配設されて、蓋の容器7600の開放端からの取り外しを防止する。形状記憶材料部品7630が通電されて第2長さ及び/又は形状を有しているときは、干渉ブロックの端部7627は、それぞれの凹部7718から後退して、蓋を容器7600の開放端から取り外せるようにしている。
前述したように、形状記憶材料部品の形状及び位置は、本発明を限定するものではなく、また、実施形態において他の様々な形状及び位置を採用可能である。同様に、ロックの摺動干渉ブロックの数及び蓋の拡大部の数並びにこれらの位置は、変更可能であり、また、本発明を限定するものではない。
なお、図65、図66、図67、図69、図70、図81、図82、図83及び図85は、容器の蓋を開けるための制御部及び表示部の様々な構成を示している。図65、図66、図70及び図82については、制御部は、容器の蓋上に配置されたボタン6600及び7700を具備してよい。図67、図69、図81、図83及び図85については、制御部は、容器の基部6700の一部上に配置されたボタン6750を具備してよい。ボタン又は他の制御要素の配置は、様々な構成を採用可能であり、また、本発明を限定するものではない。
図81〜図85を参照すると、摺動可能な透明蓋8105を備える容器8100の実施形態が図示されている。ある実施形態では、この容器は、複数の収容部8110に分割されていてよい。容器8100の表面上には、ボタン6750等の制御要素の実施形態が図示されている。ある実施形態では、図示したように、容器8100上に表示部8230が配設されていてよい。図82は、蓋8200上又は蓋8200内における制御要素及び表示部の異なる構成を図示している。なお、この構成では、ロック機構及び通信部品用の電子部品は、蓋内に配設されてよい。
図83は、図81〜図84の容器の実施形態に使用可能なロック機構8300の実施形態を図示している。このロック機構の動作に関する更なる詳細については、図42〜図46を参照されたい。図81〜図84に示す実施形態では、ノブ8305が、蓋8105に一体化されたものとして配設されていてよい。図83のロック機構は、図84に図示したように、容器の凹状領域8400内に配設されてよい。
なお、上記ロック機構は、様々な異なるロック構成を採用可能である。いくつかの例を挙げると、図48、図61及び図73に示したものなどがある。
なお、他の実施形態では、蓋内にロック機構を配設し、容器の内壁の凹部にノブ8305を配設してもよい。
図85〜図89は、個々の収容部8505と、収容部8505ごとに設けられた個々の摺動可能な蓋8510とを備える容器8500の更なる実施形態を図示している。
歯車8770を備えるスピンドル8520と歯止め8780とを具備する、本発明に沿ったロック機構の更なる実施形態を図87〜図89に示す。ある実施形態では、スピンドル8520は、ロック位置に付勢されていてよい。ある実施形態では、この付勢を実現するための機構は、スピンドル8520の端部8700を引っ張るばね8760を具備してよい。ある実施形態では、歯止め8780は、ばね8790によって付勢されていてよい。これにより、歯止め8780は、歯車8770の歯に係合して、スピンドルが回転することを防止する。前述したように、上記付勢を実現する特定の構造は、様々な形態を採用可能であり、また、本発明を限定するものではない。
図88Aは、蓋8510のうちの1つが摺動して、対応する収容部8505を覆い、その端部がスロット8900に嵌入した状態を図示している。ある実施形態では、スピンドル8520は、容器8500の凹部8805内に配設されていてよい。図88Aは、その端部8700を蓋8510の端部に押し付けて回転させたロック位置にあるスピンドル8520を示している。図89Aは、蓋8510のうちの1つが開位置まで摺動して、スピンドル8520の端部8700が凹部8805に嵌入するまでスピンドルが回転した状態を図示している。図88Bは、ロック位置にある歯止め8780を図示している。図89Bは、アンロック位置にある歯止め8780を図示している。
図90〜図92は、本発明に沿った容器の更なる実施形態を図示している。ある実施形態として、複数の収容部9010を備える回転式の円筒容器9000が示されている。ある実施形態では、回転式の円筒容器9000は、円筒外壁9015と、中央収容部9025を画定する円筒中央壁9020とを具備している。上記複数の収容部9010は、円筒外壁9015と円筒中央壁9020との間に配置されていてよい。円筒中央壁9020は、各収容部9010に対して1つのスロット9030を備えていてよい。ある実施形態では、中央収容部9025は、通信用の電子部品及びユーザインターフェースを具備してよい。
図91は、図90の容器の実施形態に使用可能な蓋9100の実施形態を図示している。ある実施形態では、蓋9100は、水平上部分9105と、この容器の円筒外壁9015の周囲に嵌合するように構成された円筒外壁9120とを具備してよい。ある実施形態では、この蓋は、中央収容部9025の空間に嵌入し、電子部品及びユーザインターフェースを備える中央部分9240(図92Aを参照)を具備してよい。ある実施形態では、蓋9100は、円筒外壁9120の内周に環状溝9130を具備してよい。この環状溝9130は、その内側で容器の各突起9040(図92に図示)が移動できるように配設されている。ある実施形態では、突起9040は、円筒状であり、回転して、蓋9100の回転を容易するように構成されていてよい。他の実施形態では、蓋9100は、電子部品及びユーザインターフェースを備える容器9000の中央収容部9025を収容する中央開口を具備してよい。
図92は、本発明の実施形態に使用可能なロック機構の実施形態を図示している。ある実施形態では、蓋9100の中央部分9240において、干渉ブロック9200が、スロット9030に出入りできるように径方向に向けられて配設されていてよい。ある実施形態では、干渉ブロック9200は、中央部分9240の細穴内に配置されたピンを具備してよい。
ある実施形態では、蓋9100は、少なくとも1つの収容部9010を覆う寸法の部分9170を具備してよい。部分9170は、起こすことができるつまみを有する。このつまみを起こしているときは、部分9170が開けられる、即ち、その下の収容部9010に保持されている、例えば錠剤などの内容物へアクセスできるようになる。部分9170は、干渉ブロック/ピン9200が内壁9020のスロット9030の1つに摺動した際に、この干渉ブロック/ピン9200を受けるように、径方向に沿って水平に配設された細穴収容部9175を具備してよい。ある実施形態では、干渉ブロック/ピン9200の略2/3を細穴収容部9175内に突出させる付勢機構が構成されていてよい。
ある実施形態では、干渉ブロック9200は、端部9205がスロット9030の1つを介して細穴収容部9175に挿入されるロック位置に付勢されてよい。ある実施形態では、付勢機構は、中央部分9240の細穴に配設されたばね9215を具備してよい。ばね9215は、一端が細穴の端部に接続され、他端が干渉ブロック9200の端部に接続されていてよい。ある実施形態では、ばね9215は、通常時において図92Bに示すような長さを有してよい。ある実施形態では、形状記憶材料部品9225が、ばね9215に対して平行に配設されていてよい。また、形状記憶材料部品9225は、一端が細穴の端部に接続され、他端が干渉ブロック9200の端部に接続されていてよい。形状記憶材料部品9225は、通電時において、ばね9215を圧縮して(図92A上方の破線で図示)、干渉ブロック9200を蓋の細穴収容部9175及びスロット9030から移動/後退させ、蓋を回転できるようにする。ある実施形態では、形状記憶材料部品9225は、ワイヤを具備してよい。ただし、前述したように、形状記憶材料部品9225は、干渉ブロックの1つのスロット9030内におけるロック位置への移動及び/又はこのロック位置からの離脱を行う上で都合の良い任意の形状又は位置を採用可能である。
図91に示す実施形態では、ユーザインターフェースは、ボタン又は他の制御要素9050を具備してよい。ある実施形態では、ユーザインターフェースは、視覚的表示部9060を具備してよい。ある実施形態では、電子制御回路が、蓋が回転できるように形状記憶材料部品を通電して干渉ブロック9200を後退させるタイミングを制御するために、タイマを備え、更に/又は、ネットワークへの無線又は有線接続を介して日時及び又は時間データを取得するようにプログラムされていてよい。
図93〜図94は、本発明に沿った袋状容器9300の実施形態を図示している。この袋状容器は、その上部の開口を硬質又は半硬質のフラップ9304でロック可能な袋9302を具備している。ある実施形態では、フラップ9304は、フラップ9304の内側又は外側に取り付けられたロック機構9410にコードを入力するための制御ボタン9310を具備してよい。ある実施形態では、ロック機構9410は、バー9500を挿通させて受ける挿通路9425を具備してよい。ある実施形態では、袋9302は、挿通路9408が貫通している挿通路ブロック9405を具備してよい。図93に示し、図96に概念的に示すように、挿通路9408は、フラップが閉位置又は下げ位置にあるときに、ロック機構9410の挿通路9425と位置が揃うようになっている。ある実施形態では、袋9302は、挿通路9420が貫通している挿通路ブロック9415を更に具備してよい。挿通路9420は、フラップが閉位置又は下げ位置にあるときに、ロック機構9410の挿通路9425の反対側と位置が揃うようになっている。ロック機構9410に使用可能なロック9700の実施形態の詳細を図97に示す。図97の動作は、図42で前述したものである。
ある実施形態では、バー9500は、バーの一方の側面から延出する干渉ブロック9505を具備してよい。動作としては、バー9500の側面上の干渉ブロック9505は、バー9500が挿通路9420、挿通路9425及び挿通路9408に挿通されると、ロック9700内の空間4240に移動し、ディスク片4210及び4200が閉位置まで回転すると、捕捉される。ある実施形態では、これらのディスク片は、干渉ブロックが空間4240内で検知された際に閉じるように作動してよい。ある実施形態では、ディスク片4210及び4200は、ばね4270又は他の機構によって、閉位置に付勢されていてよい。ある実施形態では、形状記憶材料部品4620が電気信号で通電されると、ディスク片4200及び4210が回転して開き、バーが後退できるようになる。
なお、ある実施形態では、挿通路9420及び挿通路9425の少なくとも一部は、バー9500及び干渉ブロック9505の両方を幅方向において収容できる幅を有してよい。干渉ブロックを挿通路9408及び挿通路9425の一部に通すことはないため、この挿通路及び挿通路9425の一部は、バー9500を幅方向において収容できる幅を有するだけでよい。なお、図95のバーと図96に示すロック機構及び挿通路ブロックとは、縮尺が略同一である。バー9500の縮尺は、図93〜図94とは異なっている。なお、バーの挿入を容易にするために、挿通路の開口に面取りを適宜施してもよい。
なお、他の実施形態では、挿通路ブロック9405及び9415のうちの少なくとも一方をフラップ9304の内側又は外側に取り付けてよい。そして、フラップが閉じたときに、挿通路9420,9425及び9408の位置が揃って、バー9500を受け入れられるように、ロック機構9410を袋9302の上部分に位置を揃えて取り付けてよい。
なお、ある実施形態では、図97のロックを、様々な異なるロックに交換可能である。
図98〜図101は、本発明に沿った袋状容器9800の更なる実施形態を図示している。この袋状容器は、その上部の開口を硬質又は半硬質のフラップ9804でロック可能な袋9802を具備している。ある実施形態では、袋9802は、その上部に、袋の開口の直下に取り付けられたロック機構9905にコードを入力するための制御ボタン9810を具備してよい。ある実施形態では、ロック機構9905は、バー10000を挿通させて受ける挿通路9915を具備してよい。ある実施形態では、フラップ9804は、挿通路9915が貫通している1つ以上の挿通路ブロック9910を具備してよい。図101に概念的に示すように、挿通路9915は、フラップが閉位置又は下げ位置にあるときに、ロック機構9905の挿通路9915と位置が揃うようになっている。
ある実施形態では、挿通路9915の一端における凹部10101に、ロック10102が配設されていてよい。ある実施形態では、ロック10102は、図97又は図57と同一又は同様の設計を有してよい。ロック10102の2つのクリップピース10108及び10110によって、捕捉空間10104が形成されていてよい。捕捉空間10104は、バー10000の一端に配設された干渉ブロック10005を受けるように配置されていてよい。ある実施形態では、上記ロックは、クリップピースをロック位置に付勢するばね10112と、電子制御下でロックを開くための形状記憶材料部品10114とを具備してよい。
なお、他の実施形態では、挿通路9915がバー10000を挿通させて受けられるように、ロック機構9410をフラップ9804に位置を揃えて取り付けてもよい。
なお、ある実施形態では、図97及び図57のロックを、様々な異なるロックに交換可能である。
ある実施形態では、フラップの代わりに又はフラップに加えて、ジッパを用いて、袋の上部を密閉してもよい。ある実施形態では、このジッパの一端に、上述したロック機構のいずれかを配設し、このロック機構内にジッパのつまみをロックするようにしてもよい。
図10〜図16に沿った容器キャップのある実施形態では、キャップ筐体は、第1部分及び第2部分を具備し、キャップ筐体の第1部分に、一端にスロットを備える第1側方通路が形成され、キャップ筐体の第2部分に、第1側方通路と平行且つ隣接する第2側方通路が形成され、干渉ブロックは、その一端に、第1側方通路内を摺動し、形状記憶材料部品が第1長さ及び/又は形状を有しているときに、第1側方通路のスロットに嵌入する側方突起を具備し、干渉ブロックは、その他端に、第2側方通路内を摺動する下方突起を具備する。
図10〜図16に沿った容器キャップのある実施形態では、キャップ筐体は、形状記憶材料部品を第1長さ及び/又は形状と第2長さ及び/又は形状との間で変化させるために電流源から形状記憶材料部品に電流を供給する電気論理部品を制御するためのキーパッドを具備する。
図10〜図16に沿った容器キャップのある実施形態では、電気回路は、1日のうちの特定の時間帯だけ、又は1日につき一定回数だけ、又は週に1日又は一定日数だけ、干渉ブロックを第2非干渉位置に配置させる論理を具備する。
図10〜図16に沿った容器キャップのある実施形態では、容器キャップは、携帯型筐体内に配置され、形状記憶材料部品を第1長さ及び/又は形状と第2長さ及び/又は形状との間で変化させるために電流源から形状記憶材料部品に電流を供給ように電気回路を制御するための制御信号を通信ネットワークから受信する受信器を具備するネットワーク通信装置を更に具備し、電気回路は、この制御信号に少なくとも部分的に基づいて、電流源から形状記憶材料部品への電流供給を制御する論理を具備する。
容器キャップのある実施形態では、ネットワーク通信装置は、セル方式電話回路又はトランシーバを具備する。
ある実施形態では、容器キャップは、携帯型筐体内に配置され、ネットワーク上で音声信号の受信及び送信を行う受信器及び送信器を具備するネットワーク通信装置を更に具備してよい。
容器キャップのある実施形態では、電気回路は、キャップ筐体の容器の開放端からの取り外しに関する送信対象のデータを生成するための論理を具備し、ネットワーク通信装置は、このキャップ筐体の容器の開放端からの取り外しに関するデータを送信するように構成されている。
容器キャップのある実施形態では、キャップ筐体は、電子表示画面を更に具備し、電気回路は、電子メモリを更に具備し、電気回路は、キャップ筐体の容器の開放端からの取り外しに関するデータを電子メモリに記録し、この取り外しに関するデータに基づくデータを電子表示画面に表示するように構成されている。
ある実施形態では、容器キャップは、干渉ブロックを第1干渉位置に保持するように配設されたばねを更に具備してよい。
容器キャップのある実施形態では、電源は、バッテリ、運動エネルギ充電器、及び誘導素子の群から選択された電流源を具備する。
容器キャップのある実施形態では、電気回路は、形状記憶材料部品に供給する電流のレベルを所定の電流範囲に制限するように構成されている。
ある実施形態では、容器キャップは、キャップ筐体内に配置されたネットワーク通信装置と、位置の判定及び通信ネットワーク上でのネットワーク通信装置を介した位置データ送信用に、GPS回路及びセル方式電話回路の群から選択された1つ以上の回路を具備する追跡要素、と更に具備してよい。
容器キャップのある実施形態では、形状記憶材料部品は、形状記憶合金部品、電気活性ポリマー及び捩じれ状カーボンナノチューブの群から選択される。
図21に沿った容器キャップのある実施形態では、キャップ筐体は、対向する平行面を備える第1部分及び第2部分を具備し、第1部分の平行面から突起が延出し、この突起から側方延出部が平行面に対して略平行に延出し、第2部分は、第1及び第2部分同士が嵌合した際に突起が嵌入可能な凹部を具備し、第2部分の凹部は、側方突起2052を備える干渉ブロックを具備し、この干渉ブロックは、凹部4040内で平行面と平行な横方向に摺動可能であり、形状記憶材料部品が第1長さ及び/又は形状を有していて、干渉ブロックが第1干渉位置にあるときに、干渉ブロックの側方突起は、凹部内において第1部分の突起の側方延出部に沿って嵌合する。
図26に沿った容器キャップのある実施形態では、キャップ筐体は、対向する平行面を備える第1部分及び第2部分を具備し、干渉ブロックは、同一平面上に設けられ、第1部分内の通路に沿って回転可能に配設された2つのピースを具備し、第2部分は、上記の第1部分内の通路と同一平面上に通路を具備し、この通路は、2つのピースが離間するように回転した際に、各ピースの少なくとも一部を受け入れるように配設され、2つのピースの対向する側に形状記憶材料部品が接続され、形状記憶材料部品が第1長さ及び/又は形状を有しているときは、2つのピースは、離間するように回転して、第2部分の通路内に入り、キャップ筐体の容器の開放端からの取り外しを防ぎ、形状記憶材料部品が第2長さ及び/又は形状を有しているときは、2つのピースは、第2部分内に回転せず、キャップ筐体の容器の開放端からの取り外し動作に干渉しない。
図26に沿った容器キャップのある実施形態では、2つのピースのそれぞれは、上記の第1部分内の通路を摺動するように配設されたディスクの分割片を具備する。
図31に沿った容器キャップのある実施形態では、容器キャップは、容器キャップの内部から容器キャップの側面における開口まで延在するように配置された凹部を具備し、干渉ブロックは、この凹部内に配設され、上記の開口を介して容器の側面にある凹部内に突出するように容器キャップの凹部内を摺動可能であり、この摺動によって干渉位置に配置され、形状記憶材料部品は、その一端が容器キャップの凹部に接続され、その他端が干渉ブロックに接続され、形状記憶材料部品が第1長さ及び/又は形状を有しているときは、干渉ブロックの端部が容器の凹部内まで延出し、形状記憶材料部品が第2長さ及び/又は形状を有しているときは、干渉ブロックの全体が容器キャップの凹部内にあり、非干渉位置にある。
図31に沿った容器キャップのある実施形態では、容器キャップは、容器キャップの一端を容器の開口の縁端に接続するヒンジを更に具備してよい。
突起を有する実施形態に沿った容器キャップのある実施形態では、干渉ブロックは、それぞれが少なくとも一端を具備する2つのピースを具備し、2つのピースの間に形状記憶材料部品が配設され、形状記憶材料部品が第1長さ及び/又は形状を有しているときは、上記の各ピースの少なくとも一端は、容器の開放端の側面における対応する凹部内に延出し、形状記憶材料部品が第2長さ及び/又は形状を有しているときは、上記の各ピースの少なくとも一端は、この容器の開放端の側面における対応する凹部内に延出しない。
図41〜図47に沿った容器キャップのある実施形態では、キャップ筐体は、第1部分及び第2部分を具備し、干渉ブロックは、同一平面上に設けられ、第1部分内の通路に沿って回転可能に配設された2つのピースを具備し、これら2つのピースのそれぞれは、その一端に周方向突起を具備し、ぞれぞれの突起は、対抗して配設され、2つのピースの上記一端寄りの内側に画定された開口の境界を形成し、第2部分は、上記の第1部分内の通路と同一平面上に通路を具備し、この通路は、2つのピースの少なくとも周方向突起を有する部分を受け入れるように配設され、第2部分は、上記の2つのピースの内側に画定された開口に嵌入するように、第2部分上に配設された突起を具備し、形状記憶材料部品は、2つのピースの対向する側に接続され、形状記憶材料部品が第1長さ及び/又は形状を有しているときは、2つのピースは、周方向突起が近接又は接触するように回転して、第2部分上の突起を上記開口に捕捉し、キャップ筐体の容器の開放端からの取り外しを防ぎ、形状記憶材料部品が第2長さ及び/又は形状を有しているときは、2つのピースは、周方向突起同士を離間させるように回転して、第2部分上の突起を捕捉せず、キャップ筐体を容器の開放端から取り外せるようにしている。
図41〜図47に沿った容器キャップのある実施形態では、2つのピースのそれぞれは、上記の第1部分内の通路を摺動するように配設されたディスクの分割片を具備する。
図41〜図47に沿った容器キャップのある実施形態では、2つのピースのそれぞれは、周方向突起同士を近接又は接触させるように付勢されて、第2部分上の突起を上記開口で捕捉するようになっている。
図48〜図52に沿った容器キャップのある実施形態では、キャップ筐体は、第1部分及び第2部分を具備し、干渉ブロックは、第1クリップピースを具備し、その端部が第2クリップピースに向けて付勢されて、第1部分に接続されたクリップを形成し、第2部分は、第2部分の表面から延出したノブを具備し、このノブは、ノブの上部分の下方に形成された窪みを有し、ノブは、クリップと位置を揃えて配設され、ロック位置においてクリップがノブの周囲に嵌合して、第1部分が第2部分から分離することを防止し、形状記憶材料部品は、第1クリップピースと第2ピースとの間に接続され、形状記憶材料部品が第1長さ及び/又は形状を有しているときは、干渉ブロックは、ノブの周囲から窪みに配置されて第1部分の第2部分からの分離を防止し、形状記憶材料部品が第2長さ及び/又は形状を有しているときは、干渉ブロックは、第1部分を第2部分から分離できるようにしている。
図48〜図52に沿った容器キャップのある実施形態では、容器キャップは、クリップピースの端部を第1部分の壁部の端部に向けて付勢するばねを更に具備してよい。
図48〜図52に沿った容器キャップのある実施形態では、第2クリップピースの端部は、第1部分の壁部を具備する。
図48〜図52に沿った容器キャップのある実施形態では、クリップは、容器の開口に向けて垂直に配設されている。
図48〜図52に沿った容器キャップのある実施形態では、クリップは、容器の開口に対して平行に配設されている。
図60〜図64に沿った容器キャップのある実施形態では、キャップ筐体は、対向する平行面を備える第1部分及び第2部分を具備し、干渉ブロックは、第1クリップピースを具備し、その端部が第2クリップピースの端部に向けて付勢されて、第1部分に接続されたクリップを形成し、このクリップは、第1部分の平行面に形成された凹部に配設されつつも、第1部分の平行面の面から部分的に延出し、第2部分は、第2部分の平行面に形成された凹部から延出した突起を具備し、クリップは、ロック位置において、第1クリップピースの端部及び第2クリップピースの端部が、突起の両側の凹部内まで延出し、第2部分内の突起の周囲及び裏側に嵌合するように配設されて、第1部分の第2部分からの分離を防止し、形状記憶材料部品は、第1クリップピースと第2ピースとの間に接続され、形状記憶材料部品が第1長さ及び/又は形状を有しているときは、第1及び第2クリップピースの端部は、第2部分内の突起の周囲及び裏側に延出して、第1部分の第2部分からの分離を防止し、形状記憶材料部品が第2長さ及び/又は形状を有しているときは、第1及び第2クリップピースの端部は、離間するように移動して、第1部分を第2部分から分離できるようにしている。
図65〜図80に沿った容器キャップのある実施形態では、キャップ筐体は、その第1側に、キャップ筐体を容器の開放端の第1側に蝶着するためのヒンジを具備し、干渉ブロックは、キャップ筐体におけるヒンジを備える側とは反対の第2側に配設されている。
図65〜図80に沿った容器キャップのある実施形態では、干渉ブロックは、クリップを具備し、容器の開放端における第1端とは反対側の第2側が、容器の開放端における第2側の表面から延出するノブを具備し、このノブは、ノブの上部分の下方に形成された少なくとも1つの窪みを有し、ノブは、ロック位置において、クリップがノブの周囲から窪みに嵌合するように、クリップと位置を揃えて配設されて、キャップ筐体の容器の開放端からの取り外しを防止し、形状記憶材料部品はクリップ内に接続され、形状記憶材料部品が第1長さ及び/又は形状を有しているときは、干渉ブロックは、ノブの周囲から上記少なくとも1つの窪みに配置されて、キャップ筐体の容器の開放端からの取り外しを防止し、形状記憶材料部品が第2長さ及び/又は形状を有しているときは、干渉ブロックは、キャップ筐体を容器の開放端から取り外せるようにしている。
図65〜図80に沿った容器キャップのある実施形態では、干渉ブロックは、第1ロック位置と第2アンロック位置との間で摺動可能であり、容器の開放端における第1端とは反対側の第2側が、容器の開放端における第2側の表面から延出するノブを具備し、このノブは、ノブの上部分の下方に形成された少なくとも1つの窪みを有し、ノブは、ロック位置において、干渉ブロックの一部がノブ7310の窪みに沿って嵌合するように干渉ブロックが摺動できるように配設されて、容器キャップが容器の第2側から外されることを防止し、形状記憶材料部品は、干渉ブロックの一端に接続され、形状記憶材料部品が第1長さ及び/又は形状を有しているときは、干渉ブロックは、ロック位置を実現するために、ノブの窪みに沿って嵌合するように配設されて、キャップ筐体の容器の開放端からの取り外しを防止し、形状記憶材料部品が第2長さ及び/又は形状を有しているときは、干渉ブロックは、ノブの窪みに沿って嵌合せず、キャップ筐体を容器の開放端から取り外せるようにしている。
図65〜図80に沿った容器キャップのある実施形態では、干渉ブロックは、ロック位置に付勢されている。
ある実施形態では、設計の構成は、2つの「強固」で変化しない位置を可能にする、複数記憶形状記憶合金(Multiple Memory Shape Memory Alloy)とも呼ばれる複数記憶材料(Multiple Memory Material(MMM))を用いてもよい。この材料は、温度に依存し、加えられる熱に少なくとも部分的に基づいて制御されることで、上記の複数の位置を実現できる。したがって、合金に印加する電流や照射する光又は他の加えるエネルギのレベルによって、複数の異なる位置を制御する。このため、ある実施形態では、1本の複数記憶形状記憶合金ワイヤが、温度によって、左に引っ張ったり、右に引っ張ったりする。このような複数記憶形状記憶合金を用いた実施形態を用いることによって、必要な形状記憶ワイヤの本数を削減してもよい。ある実施形態では、製造コストを削減するためにばねを省略して、温度が低くなるとロックを押して閉じ、温度が高くなるとロックを開けるような構成を用いてもよい。したがって、形状記憶ワイヤが冷えると、基本位置であるロック位置になる。
形状記憶合金を用いるある実施形態では、形状記憶合金は、スイッチの一部を構成してよい。この合金は導電性であるため、回路内に、加熱により正規の形状になった際に回路が開放されるように当該合金を配置してもよい。
ある実施形態では、2本のワイヤから構成された形状記憶材料部品を用いてもよく、一方のワイヤが干渉ブロックをアンロック位置に移動し、他方のワイヤが干渉ブロックをロック位置に移動するように構成されていてよい。ある実施形態では、加熱用の電力が遮断されたときに、ばねを用いて、干渉ブロックをロック位置に保持する。ばねを用いない実施形態もある。
ある実施形態では、使用されるキーパッドは、薄膜のキーパッド及び/又はグラフェン系印刷等によるプリント回路を具備してよい。
上述の様々な例示的実施形態に示した構造及び配置が一例に過ぎないことに留意すべきである。本開示では、一部の実施形態のみを詳細に説明したが、本開示を読んだ当業者であれば、本明細書で説明した主題の新規な教示及び利点から実質的に逸脱することなく、種々の改良(例えば、様々な要素の大きさ、寸法、構造、形状及び比率、パラメータの値、搭載配置、使用材料、色、向き、製造プロセス等の変更)が可能であることが容易に理解できるであろう。例えば、一体的に形成されたものとして示された要素を、複数の部材又は要素から構成してもよく、複数の要素間の位置を逆にするか、他の方法で変更してもよく、また、別々の要素又は位置の特性又は個数を改良又は変更してもよい。例示的実施形態に基づいて、任意の処理又は方法のステップの順序変更や並べ直しを行ってもよい。上述の例示的実施形態における設計、動作条件及び配置に対して、本開示の範囲から逸脱することなく、他の代替、改良、変更及び省略を行ってもよい。

Claims (17)

  1. ロック機構を備える携帯型筐体と、
    前記携帯型筐体と協働し、人間の手首又は足首に巻きつけて係止されるように構成されたバンドと、
    前記バンドの不正な操作又は不正な取り外しを検出するように、前記筐体又は前記バンドに対して構成された不正操作検出装置と、
    を具備し、
    前記ロック機構が、
    電源、
    前記筐体内に前記バンドの少なくとも一端を係止するように構成されたラッチ、
    前記ラッチに接続された形状記憶材料部品、及び
    前記形状記憶材料部品を加熱するように前記電源を制御して、電力の供給時に前記形状記憶材料部品を第1長さ及び/又は第1形状から第2長さ及び/又は第2形状へと変化させる電気回路、
    を具備し、
    前記形状記憶材料部品が前記第1長さ及び/又は形状を有しているときは、前記バンドの一端が外されることを前記ラッチが防止し、前記形状記憶材料部品が前記第2長さ及び/又は形状を有しているときは、前記バンドの一端を外せるように前記ラッチが移動し、
    前記電気回路が、前記電源から供給される電流量に基づいて、前記形状記憶材料部品の加熱を制御するように構成され、
    前記ロック機構が、
    パルス幅変調駆動回路を備え、前記形状記憶材料部品を加熱するように前記電気回路がトリガされた際に、前記電気回路と連携して所定時間だけ電力を供給させるタイマ部品と、
    前記携帯型筐体に協働するように配設された双方向ネットワーク通信装置と、
    位置の判定及び位置信号の送信を容易にするための追跡要素と、
    前記不正操作検出装置が不正操作を検出した際に、前記双方向通信装置を介して送信される不正操作信号を生成するように構成された不正操作信号生成回路と、
    を更に具備する、追跡装置。
  2. 前記形状記憶材料部品が、形状記憶材料の合金である、請求項1に記載された追跡装置。
  3. 前記形状記憶材料部品が、電気活性ポリマーである、請求項1に記載された追跡装置。
  4. 前記形状記憶材料部品が、捩じれ状カーボンナノチューブである、請求項1に記載された追跡装置。
  5. 前記形状記憶材料部品が、形状記憶材料のワイヤを具備する、請求項1に記載された追跡装置。
  6. 前記不正操作検出装置が不正操作を検出した際に可聴警報信号を生成する可聴警報装置を更に具備する、請求項1に記載された追跡装置。
  7. 前記携帯型筐体上で前記双方向通信装置に接続され、前記双方向通信装置を介して送信されるパニック信号を生成するパニックボタンを更に具備する、請求項1に記載された追跡装置。
  8. 前記携帯型筐体及び/又は前記バンド内に配置され、
    1つ以上の生体指標を測定し、
    前記1つ以上の生体指標のうちの1つ以上の指標の測定に基づいてストレスがあると判定された場合に、前記双方向通信装置を介して送信される、ストレス警告及び位置データを提供する信号を生成するように構成された
    ストレス検出器を更に具備する、
    請求項1に記載された追跡装置。
  9. 前記ラッチが、干渉ブロックを具備する、請求項1に記載された追跡装置。
  10. 前記ラッチが、前記筐体内で前記バンドの一端をロックするように機能する第1位置と、前記バンドを前記携帯型筐体から外せるようにする第2位置との間で、軸を中心に枢動する干渉ブロックを具備する、請求項1に記載された追跡装置。
  11. 前記電気回路が、前記形状記憶材料部品に供給される電流のレベルを所定の電流範囲に制限するように構成されている、請求項1に記載された追跡装置。
  12. 前記電気回路が前記電源から前記形状記憶材料部品に電流を供給した際に、前記形状記憶材料部品が、前記第1長さ及び第1形状から前記第2長さ及び第2形状へと変化する、請求項1に記載された追跡装置。
  13. 前記ラッチが、干渉ブロックに直接的に又は間接的に取り付けられたレバーを具備し、
    前記形状記憶材料部品が前記第2長さ及び/又は形状であるときに、前記レバーが前記干渉ブロックを前記バンドとの干渉状態から離脱するように移動させて、前記バンドを前記携帯型筐体から外せるようにするように構成されている、請求項1に記載された追跡装置。
  14. 前記ラッチは、前記形状記憶材料部品の長さ及び/又は形状が変化するときに、第1干渉位置と第2非干渉位置との間で摺動するように構成された干渉ブロックを具備する、請求項1に記載された追跡装置。
  15. 前記干渉ブロックを前記第1干渉位置に保持するように配設されたばねを更に具備する、請求項10に記載された追跡装置。
  16. 前記電源が、バッテリ、運動エネルギ充電器、及び誘導素子の群から選択された電流源を具備する、請求項1に記載された追跡装置。
  17. 前記追跡要素が、GPS回路及びセル方式電話回路の群から選択された1つ以上の回路を具備する、請求項1に記載された追跡装置。
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