JP6688415B2 - 電波時計 - Google Patents

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本発明は電波時計に関する。
時刻情報を含む電波を受信して、時刻の修正を行う電波時計が知られている。
下記特許文献1には、衛星電波を受信する衛星電波時計であって、日窓から日表示を行うものが開示されている。同文献には、日表示のための環状の日車と、当該日車の歯の先端に被さり、当該日車を回動可能に保持する日車押さえが示されている。
特開2012−198150号公報
日板等の環状表示板の浮きや厚み方向の脱落を防ぐためには、前掲の文献における日車押さえのような、環状表示板を保持するための保持板を、一般に地板と呼ばれる、時計のムーブメントの構造部材に固定する必要がある。
ここで、保持板の安定した固定のためには、地板との固定部を複数設け、それぞれの固定部を適宜分散して配置し、保持板全体を均等に支持固定することが望ましい。
本発明の目的は、保持板を地板に確実に固定し、固定具の締結時に発生した切粉によるアンテナの電極の破損や、アンテナの電極と固定具との接触による受信特性の変化を防止することである。
上記課題を解決すべく本出願において開示される発明は種々の側面を有しており、それら側面の代表的なものの概要は以下の通りである。
(1)アンテナと、地板と、歯車を保持する保持板と、前記地板と前記保持板を固定する、ネジと内ネジ付パイプからなる複数の固定具と、を有し、前記固定具の前記内ネジ付パイプは、両端が開口しており、前記アンテナの、前記固定具に面する面に、保護シートが設けられる電波時計。
(2)(1)において、前記アンテナ上に設けられる前記固定具は金属製であり、前記保護シートは絶縁性を有する電波時計。
(3)(2)において、前記アンテナ上に設けられる前記固定具は電気的に浮遊している電波時計。
(4)(1)〜(3)のいずれかにおいて、前記固定具は前記アンテナの電極面における電界強度及び磁界強度の少なくともいずれかが、その最大値より3dB以上小さくなる領域に配置される電波時計。
上記本発明によれば、保持板を地板に確実に固定することができ、固定具の締結時に発生した切粉によるアンテナの電極の破損や、アンテナの電極と固定具との接触による受信特性の変化を防止できる。
本発明の実施形態に係る衛星電波時計の例を示す平面図である。 衛星電波時計の胴に収容されるムーブメントを示す平面図である。 図2のIII−III線に沿った切断面を示した、ムーブメントの切断斜視図である。 衛星電波時計に用いられる種々の固定具の断面図である。 平面視においてパッチアンテナ上に設けられる固定具を含む衛星電波時計の部分断面図である。 本例のパッチアンテナの受信面の電極上の電界強度を示す平面図である。 本例のパッチアンテナの受信面の電極上の磁界強度を示す平面図である。
図1は、本発明の実施形態に係る衛星電波時計100の例を示す平面図である。同図には、衛星電波時計100の外装である胴1、胴1内に配置された文字板2と時刻を示す時刻針3、副針4及び、4時半の位置に設けられた日表示5が示されている。また、胴1の3時側の側面にはユーザが種々の操作を行うための竜頭6、ボタン7が配置されている。胴1の12時側及び6時側の側面からは、バンドを固定するためのバンド固定部8が伸びている。
この例では、時刻針3は、時針、分針及び秒針が文字板2の中央に同軸に設けられたものとなっている。また、副針4は文字板2の3カ所に設けられている。副針4のそれぞれの機能は特に限定されないが、デュアルタイム、曜表示、モード表示、パワーリザーブ等であってよい。また、日表示5は、文字板2に設けられた日窓2aから、文字板2の下に配置された日板10の一部分が見えることにより現在の日を表示するものである。日板10は、内周側に歯をもつ内歯車であるとともに、その前面に回転位置に応じた表示が施された、環状の薄板形状を有する環状表示板である。
なお、同図に示した衛星電波時計100のデザインは一例である。ここで示したもの以外にも、例えば、胴1を丸型でなく角型にしてもよいし、竜頭6やボタン7の有無、数、配置は任意である。また、時刻針3として用いられる指針の本数や、副針4の配置の有無や数、機能もまた制限されない。日表示5に換えて、又は加えて、環状表示板を用いて曜表示、都市(タイムゾーン)表示やモード表示をするようにしてもよい。
また、本明細書では、衛星電波時計という用語を、GPS衛星などの日付や時刻に関する情報を含む衛星信号を送信する衛星から当該衛星信号を受信し、それに含まれる日付や時刻に関する情報に基づき、時計内部に保持している時刻の情報である内部時刻を修正する機能を有している時計を指すものとして用いる。図1に示した例では、衛星電波時計100は腕時計として示しているが、これに限らず、懐中時計その他任意の形式の時計であってよいが、少なくとも1つの環状表示板を有するものをその対象としている。
なお、衛星電波時計100では、文字板2を覆うようにガラス等の透明材料により形成された風防が胴1に取り付けられている。また、風防の反対側においては裏蓋が胴1に取り付けられている。本明細書では、以降、衛星電波時計100の風防が配置される方向(図1における紙面手前方向)を表側又は上側、裏蓋が配置される方向(図1における紙面奥方向)を裏側又は下側と呼ぶ。
また、この例では、時刻針3の軸に対し、12時の側に、文字板2の裏側に衛星信号を受信するためのパッチアンテナ9が配置されている。ここでは、パッチアンテナ9の平面形状は概ね矩形であり、その外形を破線で示した。パッチアンテナ9は衛星電波時計100に対し、平面視においてかなり大きな面積を占有するため、竜頭6が配置される3時位置や、副針4の駆動機構が配置される位置には配置しがたく、この例では12時位置に配置されているが、パッチアンテナ9の配置はこれに限定されるものではなく、衛星電波時計100の設計に応じて任意の位置に配置してよい。
なお、本例では文字板2の裏側に太陽電池が配置されており、外光により発電した電力により衛星電波時計100が駆動されるようになっている。そのため、文字板2は光を透過又は半透過する材質で形成されている。また、パッチアンテナ9による衛星信号の受信を妨げないように、文字板2は絶縁性の材料により形成され、また、太陽電池は平面視において、パッチアンテナ9の直上には配置されていない。しかしながら、太陽電池の有無は任意であり、必ずしも太陽電池が必要というわけではない。
図2は、衛星電波時計100の胴1に収容されるムーブメント101を示す平面図である。同図では、竜頭6やボタン7、各指針等の付属品並びに文字板2、太陽電池は取り外して示している。また、日板10上の印刷は図示を簡略化するため省略している。
同図には、平面視環状となる日板10の形状が示されており、また、日板10の内周面に形成された歯の先端を押え、日板10を回転可能に保持する円板状の保持板11と、保持板11を地板に固定する固定具12が見えている。この例では、固定具12は、図示の5カ所に設けられている。
図3は、図2のIII−III線に沿った切断面を示した、ムーブメント101の切断斜視図である。同図には、ムーブメントの構造部材である地板13と、地板13に組み付けられた輪列14、地板13の下側であって、6時位置に配置される電池15と、地板13の下側であって、12時位置に配置されるパッチアンテナ9が断面で示されている。パッチアンテナ9は図示の通り、厚みのある部材なので、平面視においてパッチアンテナ9と重なる部分の地板13の厚みは、他の部分に比べて薄くなっている。
さらに、地板13の上側の外周部には、環状の日板10が、また日板10の内周側には、保持板11が示されている。日板10の内周側に形成された歯は、図示されているように、地板13と保持板11により厚み方向に挟まれ、上下の動きが規制されて、日板10が脱落することなく回転するよう保持されている。さらに、同図には、保持板11と地板13とを固定する固定具12のうち、平面視においてパッチアンテナ9上に設けられる固定具12aと、平面視においてパッチアンテナ9と重ならない位置に設けられる固定具12bの断面が示されている。
なお、同図では、日板10及び保持板11の上側に配置される太陽電池16が示されている。図示のように、太陽電池16のセルは、パッチアンテナ9の直上には配置されない。また、この例での電池15としては、太陽電池16で発電した電力を蓄積できるよう、二次電池が用いられる。
図4は、衛星電波時計100に用いられる種々の固定具12の断面図である。同図には、図3に示された、平面視においてパッチアンテナ9上に設けられる固定具12a、平面視においてパッチアンテナ9と重ならない位置に設けられる固定具12bが示されているほか、平面視においてパッチアンテナ9と重ならない位置に設けられ、固定具12bと形状が異なる別の固定具12cが示されている。
固定具12aは、雄ネジ17aと、内ネジ付パイプ18aとから構成される。雄ネジ17aは、平小ネジであり、平板状のネジ頭と、外ネジが形成されたネジ軸からなっている。内ネジ付パイプ18aは、中空の円筒形状部材であり、その中空内面に内ネジが形成されている。内ネジ付パイプ18aの一端には、平板状のフランジが設けられている。そして、固定具12aは、雄ネジ17aを内ネジ付パイプ18aに締結することにより、雄ネジ17aのネジ頭と、内ネジ付パイプ18aのフランジとで、保持板11と地板13とを挟み込み両者を固定する(図3参照)。保持板11と地板13にはそれぞれ、ネジ頭とフランジを収容するザグリ穴が設けられ、固定具12aがその表面から突き出すことがない。ここで、固定具12aにおいては、内ネジ付パイプ18aはその長手方向に貫通する穴を有しており、内ネジはその穴の全長にわたって形成されている。これにより、内ネジ付パイプ18aの全長を内ネジとして用いることができ、内ネジ付パイプ18aの全長を短いものとしても、その内ネジが雄ネジ17aの外ネジと噛み合う長さを可能な限り長くすることができ、締結力の不足を抑制できる。
固定具12bは、雄ネジ17b、内ネジ付パイプ18b及び雄ネジ19bから構成される。雄ネジ17b及び雄ネジ19bは、先の固定具12aにおける雄ネジ17aと概ね同等のものである。内ネジ付パイプ18bは、その全長にわたり貫通する穴を有しており、内ネジがその穴の全長にわたって形成されている点は先の内ネジ付パイプ18aと同じであるが、その全長は先のものに比して長い。固定具12a、12bを締結した状態におけるその全長をそれぞれda、dbとすると、da<dbとなる。
このように、平面視においてパッチアンテナ9上に設けられる固定具12aとして、その全長を、平面視においてパッチアンテナ9と重ならない位置に設けられる固定具12bの全長より短い特別のものを別途用意し用いることにより、図3より明らかなように、パッチアンテナ9上で、ネジによる締結を採用できるから、保持板11と地板13間の保持を確実にしながら、組立や分解の作業性は損なわれず、且つ、ムーブメント101の厚さの増加を最小限に抑えることができる。すなわち、衛星電波時計100全体の薄さと、保持板11と地板13間の締結強度の確保と、衛星電波時計100の組立・分解の作業しやすさとを両立させることができる。
なお、固定具12bは、内ネジ付パイプ18bの両端にそれぞれ雄ネジ17b及び雄ネジ19bを締結するようになっているため、地板13の両面にそれぞれ別の部材を締結することができるものである。また、複数の部材の厚さ方向の位置を規制するため、図4に示すように、内ネジ付パイプ18bの中途の適宜の位置に幅が広くなる拡幅部を設けてよい。
また、平面視においてパッチアンテナ9と重ならない位置に設けられる固定具として、図4に固定具12cとして示したものを用いてもよい。この固定具12cでは、内ネジ付パイプ18cの一端にフランジが設けられ、フランジが設けられた端部では穴が閉鎖されている。すなわち、内ネジ付パイプ18cに設けられた穴は貫通していない。内ネジ付パイプ18cの他端には、雄ネジ17cが締結される。この構造では、内ネジ付パイプ18cに雄ネジ17cを締結した際に、ネジの噛み合いにより生じる切粉が内ネジ付パイプ18cの内部に閉じ込められ外部に放出されないため、切粉に起因するショートや電極の破損などのトラブルが防止される。ここで、固定具12cの締結時の全長dcは、必ずしも固定具12bの締結時の全長dbと一致していなくともよいが、固定具12aの締結時の全長daより長く、da<dcとなる。
なお、本実施形態では、平面視においてパッチアンテナ9上に設けられる固定具12aの締結時の全長daは、全ての他の固定具12b,12cの締結時の全長db,dcより短いが、必ずしもこれに限定されず、平面視においてパッチアンテナ9と重ならない位置に、締結時の全長がdaと同じか、これより短い固定具を設けることを排除するものではない。ただし、平面視においてパッチアンテナ9と重ならない位置にある大部分の固定具の締結時の全長は、平面視においてパッチアンテナ9上に設けられる固定具12aの締結時の全長daより長いと考えられるから、平面視においてパッチアンテナ9上に設けられる固定具12aの締結時の全長daは、少なくとも一つの他の(平面視においてパッチアンテナ9と重ならない位置にある)固定具よりも短いことになる。
なお、以上説明した固定具12の材質は必ずしも限定されるものではないが、この例では金属を用いている。金属は、時計に用いられる微細なネジを精密に製作でき、また締結時の耐久性に優れるため適している。
ところで、本例で示した、平面視においてパッチアンテナ9上に設けられる固定具12aの内ネジ付パイプ18aはその長手方向に貫通する穴を有するものであった。そのため、雄ネジ17aを内ネジ付パイプ18aに締結した際に切粉が生じ、内ネジ付パイプ18aの外部に放出されることが懸念される。
図5は、平面視においてパッチアンテナ9上に設けられる固定具12aを含む衛星電波時計100の部分断面図である。同図に示すように、パッチアンテナ9上では、固定具12aにより保持板11と地板13が締結される。そして、平面視において固定具12aに重なり、パッチアンテナ9の固定具12aに面する面には、保護シート20が設けられる。保護シート20は、適宜の樹脂又はゴム製のシートであり、パッチアンテナ9の上面、すなわち、電極が形成される受信面に接着材等で貼り付けられ、パッチアンテナ9の受信面を保護する機能を有する。すなわち、固定具12aの締結の際に発生した切粉が仮に内ネジ付パイプ18aから脱落し外に放出されたとしても、かかる切粉によりパッチアンテナ9の受信面に設けられた電極が傷つけられたり、導電性の切粉により他の部材とショートしたり、切粉と接触することにより受信特性が変化することは、保護シート20により防止され生じない。また、衛星電波時計100に外部より衝撃や振動が加わった際に、シート20が緩衝材となって、内ネジ付パイプ18aがパッチアンテナ9の上面に直接ぶつかり、パッチアンテナ9やその受信面に形成された電極に損傷を与えることを防ぐ。保護シート20は、パッチアンテナ9の受信特性に影響を与えない絶縁性の材質のものが用いられる。
ところで、平面視においてパッチアンテナ9上に設けられる固定具12aとして金属を用いると、固定具12aはパッチアンテナ9の受信面の直上の近い位置に配置されるため、その受信性能への影響が懸念される。そこで、固定具12aは、次の2つの条件の少なくともいずれか、望ましくはその両方を満たすように配置され、パッチアンテナ9の受信性能への影響が最小限に留まるよう工夫されている。
まず第1の条件は、固定具12aが電気的に浮遊していることである。固定具12aが電気的に他の部材と接触し、その電位が固定されていると、パッチアンテナ9の受信面における電極と容量結合を通じて閉回路を形成する等して、その受信感度を低下させる恐れが強いが、固定具12aが電気的に浮遊していることにより、その影響を限定的なものにとどめることができる。
第2の条件は、固定具12aが、パッチアンテナ9の電極面における電界強度及び磁界強度の少なくともいずれかが、その最大値より3dB以上小さくなる領域に配置されることである。
図6は、本例のパッチアンテナ9の受信面の電極9a上の電界強度を示す平面図である。衛星電波を受信する際、パッチアンテナ9の電極9aには、衛星電波に応じた電界が発生する。図示されるように、電界は、電極9aの角部で最も強度が強い。図6は、電極9aにおける電界の強度を、角部分における最大値を基準とした相対値として、デシベルの単位で図示したものである。同図に示す二点鎖線は、電界強度の等しい点を結んだ等強度線である。
電界強度は、電極9aの4つの角部から遠ざかるにつれて低下し、その近傍において、−3dbの低下がみられる。この位置では、角部における電界強度の最大値からは、概ねそのエネルギーが2分の1となる。また、同図には、電極9aを横断するように存在する−9dBの等強度線と、同じく電極9aを横断するように存在する−27dBの等強度線が示されている。
すなわち、電界強度に関して言えば、パッチアンテナ9による衛星電波の受信の際に重要なのはその強度の大きい角部近傍であり、その他の領域においては、パッチアンテナ9の受信感度に大きな影響を与えないことが分かる。
また、図7は、本例のパッチアンテナ9の受信面の電極9a上の磁界強度を示す平面図である。衛星電波を受信する際、パッチアンテナ9の電極9aには、衛星電波に応じた磁界が発生する。図示されるように、磁界は、電極9aの左右の辺の中央部分で最も強度が強い。図7は、電極9aにおける磁界の強度を、左右の辺の中央部における最大値を基準とした相対値として、デシベルの単位で図示したものである。同図に示す二点鎖線は、磁界強度の等しい点を結んだ等強度線である。
磁界強度は、電極9aの左右の辺の中央部分から遠ざかるにつれて低下し、その近傍において、−3dbの低下がみられる。この位置では、左右の辺の2つの中央部分における磁界強度の最大値からは、概ねそのエネルギーが2分の1となる。また、同図では、電極9aを横断するように存在する−9dBの等強度線と、同じく電極9aを横断するように存在する−27dBの等強度線が示されている。
すなわち、磁界強度に関して言えば、パッチアンテナ9による衛星電波の受信の際に重要なのはその強度の大きい左右の辺の中央部分近傍であり、その他の領域においては、パッチアンテナ9の受信感度に大きな影響を与えないことが分かる。
そこで、固定具12aを、平面視において、パッチアンテナ9の受信感度に大きな影響を与えない領域に配置することにより、その受信感度への影響を軽減することができるのである。その配置としては、パッチアンテナ9の電極面9aにおける電界強度及び磁界強度の少なくともいずれかが、その最大値より3dB以上小さくなる領域とするとよく、電界強度及び磁界強度の両方について、その最大値より3dB以上小さくなる領域を選択することがより好ましい。もちろん、パッチアンテナ9の電極面9aにおける電界強度及び磁界強度が、その最大値よりより小さい領域に配置することが望ましく、それぞれ、その最大値より9dB、或いは27dB以上小さくなる領域を選択してもよい。
以上、本発明に係る実施形態について説明したが、この実施形態に示した具体的な構成は一例として示したものであり、本発明の技術的範囲をこれに限定することは意図されていない。当業者は、これら開示された実施形態を適宜変形してもよく、本明細書にて開示される発明の技術的範囲は、そのようになされた変形をも含むものと理解すべきである。
1 胴、2 文字板、2a 日窓、3 指針、4 副針、5 日表示、6 竜頭、7 ボタン、8 バンド固定部、9 パッチアンテナ、9a 電極、10 日板、11 保持板、12,12a,12b,12c 固定具、13 地板、14 輪列、15 電池、16 太陽電池、17a,17b,17c 雄ネジ、18a,18b,18c 内ネジ付パイプ、19b 雄ネジ、20 保護シート、100 衛星電波時計、101 ムーブメント。

Claims (4)

  1. アンテナと、
    地板と、
    歯車を保持する保持板と、
    前記地板と前記保持板を固定する、ネジと内ネジ付パイプからなる複数の固定具と、
    を有し、
    前記固定具の前記内ネジ付パイプは、両端が開口しており、
    前記アンテナの、前記固定具に面する面に、保護シートが設けられる電波時計。
  2. 前記アンテナ上に設けられる前記固定具は金属製であり、前記保護シートは絶縁性を有する請求項1に記載の電波時計。
  3. 前記アンテナ上に設けられる前記固定具は電気的に浮遊している請求項2に記載の電波時計。
  4. 前記固定具は前記アンテナの電極面における電界強度及び磁界強度の少なくともいずれかが、その最大値より3dB以上小さくなる領域に配置される請求項1〜3のいずれか1項に記載の電波時計。

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