JP6686471B2 - 車両用受電装置 - Google Patents

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Description

この発明は、車両の外部に設けられた給電設備から、走行用又は充電用の電力を受電するために車両側に設けられる車両用受電装置に関する。
近年、車両の外部(路面等)に設けられた給電設備から電力を受電して、この電力で車両を走行したり、車両に搭載されたバッテリを充電したりする技術の開発が進められている。例えば、特許文献1に示す構成においては、ドライバのアクセルペダルの踏み込み量(要求トルク)及び車速に対応してモータトルクが決定され、このモータトルクに対応して、車両に設けられた複数のバッテリ及び外部(給電設備)からの電力の配分が決定される(本文献の段落0074〜0077、図7参照)。
車両からの要求電力が、各バッテリと外部からの電力を合計した出力可能電力よりも大きい場合は、要求電力が出力可能電力まで制限された上で、各バッテリと外部から供給可能な最大の電力がモータに供給される。その一方で、要求電力が、出力可能電力の範囲内のときは、その要求電力が出力電力となる。このとき、外部から給電可能な最大電力が供給される。そして、電力の不足があれば均等に各バッテリから出力され、余った分があれば各バッテリに均等に電力が充電される(本文献の段落0082〜0090、図9参照)。
特許第4488090号公報
特許文献1に示す構成においては、給電設備から受電ユニットに供給される電力は、給電設備の送電能力(送電可能電力)と受電ユニットの受電能力(受電可能電力)のみによって決まり(本文献の段落0083に記載の式(3)参照)、バッテリの充電状態等には何ら関係はない。ドライバの中には、給電設備から電力の供給を積極的に受けて、バッテリの電力をできるだけ温存したいと考える人がいる一方で、コストの面で相対的に割高となる可能性のある給電設備からの電力による走行及び充電をできるだけ避けて、自宅において相対的に割安となる可能性のある深夜電力等を利用して充電を行いたいと考える人もいる。ところが、常に給電設備からの電力供給を中心に行う上記の構成では、コストを重視するドライバの要望には十分に応えられていないのが現状である。
そこで、この発明は、バッテリの充電状態に対応して、車両の外部に設けられた給電設備からの受電量を調節可能とすることを課題とする。
上記課題を解決するために、この発明においては、車両の外部に設置された給電設備から電力を受電する受電手段と、前記車両に搭載されたバッテリの充電率を検知する充電率検知手段と、前記車両が前記受電手段を介して前記給電設備に要求する要求電力量と、前記車両の駆動に必要な必要駆動電力量との比率である受電係数を、前記充電率検知手段による検知結果に基づいて決定する充電能力制御手段と、を備えた車両用受電装置を構成した。
前記構成においては、前記充電能力制御手段が、前記検知結果が既定の第一充電率以上のときに、前記受電係数を設定可能な範囲の最小値とする一方で、前記検知結果が前記第一充電率よりも小さい既定の第二充電率以下のときに、前記受電係数を設定可能な範囲の最大値とする制御を行なう構成とするのが好ましい。
上記のように、第一充電率と第二充電率を既定した構成においては、前記充電能力制御手段が、前記検知結果が前記第一充電率よりも小さく、かつ、前記第二充電率よりも大きいときに、前記最小値と前記最大値との間の範囲内で前記充電率が高いほど前記受電係数が小さくなるように調節する制御を行なう構成とするのが好ましい。
さらにこの構成においては、前記検知結果が前記第一充電率よりも小さく、かつ、前記第二充電率よりも大きいときに、前記充電能力制御手段が前記最小値と前記最大値との間の範囲内で調節する前記受電係数は、前記要求電力量が前記給電設備により出力可能な最大電力量未満となる値を最大とする構成とすることができる。
また、第一充電率と第二充電率を既定した構成においては、前記充電率検知手段による検知結果が、前記第一充電率よりも小さく前記第二充電率よりも大きいときに、前記受電係数をドライバの操作によって手動設定可能とした構成とすることができる。
また、受電係数を最小値と最大値との間の範囲内で調節する構成においては、前記充電能力制御手段が、前記車両が既定目標とする充電率である目標充電率から、実際の充電率である実充電率を差し引いた差分を計算し、この差分が大きいほど前記受電係数を大きくし、前記差分が小さいほど前記受電係数を小さくする補正制御を行なう構成とすることもできる。
前記各構成においては、前記充電能力制御手段は、前記必要駆動電力量が前記給電設備により出力可能な最大電力量以下であるときに、前記受電係数を前記充電率検知手段による検知結果に基づいて決定するようにすることもできる。
この発明に係る車両用受電装置を採用することにより、バッテリの充電状態に対応して、車両の外部に設けられた給電設備からの受電量を調節可能とすることができる。このため、給電設備の代わりに、自宅での割安な深夜電力でバッテリを充電する等のドライバの選択の幅が広がり、給電設備から最大受電量を常時受電する場合と比較して、走行コストを低下させるとともに、ドライバの満足度を向上することが可能となる。
この発明に係る車両用受電装置を備えた車両の一例を示す概略図 給電設備から車両への給電の態様を示す概略図であり、(a)(b)は無線方式、(c)は有線方式 要求電力量のレベル設定の手順を示すフローチャート 給電時における電力の流れを示す図であって、(a)はレベル1〜3のときの状態、(b)はレベル4のときの状態、(c)はレベル5のときの状態、(d)は車両が停車しているときの状態
この発明に係る車両用受電装置10を備えた車両1の概略図を図1に示す。ここでは、車両1として電気自動車を例示しているが、この車両用受電装置10は、プラグインハイブリッド車のように、バッテリに充電された電力でモータを駆動するタイプの車両に幅広く適用することができる。この車両1には、車両用受電装置10の他、バッテリ20、モータ21、車輪22、交流/直流コンバータ23、直流/直流コンバータ24、インバータ25が設けられている。この車両1においては、車両1の前後輪側それぞれにモータ21等を設けた構成としたが、単独のモータ21で全ての車輪22を駆動する構成とすることもできる。
バッテリ20は、給電設備F(図2参照)から供給される電力とともに、モータ21を駆動する駆動電源の一つとして機能する。バッテリ20からの電力は、直流/直流コンバータ24及びインバータ25を介してモータ21に送られる。この直流/直流コンバータ24は省略することも可能である。
受電装置10とバッテリ20との間には、交流/直流コンバータ23が設けられている。この交流/直流コンバータ23を設けることにより、交流電流として給電設備Fから受電装置10に供給された電力を直流電流に変換して、バッテリ20に充電することができる。なお、給電設備Fと受電装置10が送電アームLによって直接接続され、直流電流が受電装置に供給される場合は、この交流/直流コンバータ23を省略することができる。
給電設備Fから受電装置10に供給された電力は、バッテリ20を経由することなく、交流/直流コンバータ23、直流/直流コンバータ24及びインバータ25を介して、モータ21に直接送ることもできる。
車両用受電装置10は、受電手段11、充電率検知手段12、及び、充電能力制御手段13を主要な構成要素としている。
受電手段11は、図2に示すように車両1の外部に設置された給電設備F(給電レーン)から電力を受電する機能を有している。図1に示した車両においては、コイル式の受信アンテナを採用している。図2(a)(b)に示す無線方式の給電設備Fにおいては、車両用受電装置10と対向するように、コイル状の送信アンテナA1、A2が設置されている。車両1が給電設備Fの傍を通過すると、車両用受電装置10内の受電手段11(受信アンテナ)側に誘導電流が生じ、給電設備Fから車両用受電装置10に電力が送られる。
上記のように、給電設備Fと車両用受電装置10との間の電力のやり取りを無線で行う代わりに、図2(c)に示す有線方式とすることもできる。この有線方式においては、給電設備Fと車両用受電装置10との間に、導体からなる送電アームLや送電線を設けられており、この送電アームL等を介して、給電設備Fから車両用受電装置10に電力が送られる。
なお、図1及び図2に記載した車両1内における車両用受電装置10の位置は例示であって、給電設備Fに設けられた送信アンテナA1、A2や送電アームL等の位置に対応して、適宜変更することができる。
充電率検知手段12は、バッテリ20に接続されており、バッテリ20の充電率(State of Charge)を検知する機能を有している。この充電率検知手段12として、例えば電圧計を採用することができる。
充電能力制御手段13は、必要駆動電力量Xが給電設備Fにより出力可能な最大電力量以下であるときに、受電手段11を介して車両1が要求する要求電力量Zと、車両1の駆動に必要な必要駆動電力量Xとの比率である受電係数aを、充電率検知手段12による検知結果に基づいて決定する機能を有している。必要駆動電力量Xは、ドライバのアクセル踏み込み量や車速等によって決まる。要求電力量Z、必要駆動電力量X、及び、受電係数aの間には「要求電力量Z=受電係数a×必要駆動電力量X」の関係が成立している。
図1に示した車両1の概略図においては、充電率検知手段12と充電能力制御手段13を別部品として記載したが、車両1全体の制御を行なう電子制御ユニットの中に、これらを組み込んだ構成としてもよい。
充電率検知手段12によって、バッテリ20が十分充電されていることが検知されたとき(バッテリ20の充電率が、既定の「第一充電率」(例えば、満充電状態に対する充電率が90%)以上のとき)は、受電係数aを設定可能な範囲の最小値とする一方で、バッテリ20の充電が不十分であることが検知されたとき(バッテリ20の充電率が、前記第一充電率よりも小さい「第二充電率」(例えば、満充電状態に対する充電率が25%)以下のとき)は、受電係数aを設定可能な範囲の最大値とする。なお、ここで挙げた第一充電率及び第二充電率の数値は一例であって、これに限定されない。
この受電係数aを最小値と最大値の間でステップ状に変化させることにより、ステップごとに要求電力量Zのレベルの振り分けを行うことができる。そのレベルの振り分けの一例を表1に示す。
Figure 0006686471
表1に示した例においては、要求電力量Zのレベルは0から5の6段階に振り分けられている。レベル0は受電係数a=0のときに、レベル1は受電係数a=0.25のときに、レベル2は受電係数a=0.5のときに、レベル3は受電係数a=0.75のときに、レベル4は受電係数a=1のときに、レベル5は受電係数a=1.25のときに、それぞれ対応する。
レベル0(受電係数a=0(最小値))においては、要求電力量Z=0となる。このとき、給電設備Fから車両用受電装置10への電力供給は行なわれず、バッテリ20からモータ21に、走行用の電力が供給される。
レベル1〜3(受電係数a=0.25〜0.75)においては、「要求電力量Z<必要駆動電力量X」の関係が成立している。このため、給電設備Fから車両用受電装置10への電力供給のみでは走行用の電力が不足し、この不足電力はバッテリ20から供給される。
レベル4(受電係数a=1)においては、「要求電力量Z=必要駆動電力量X」の関係が成立している。このため、給電設備Fから車両用受電装置10への電力供給のみによって走行用の電力が賄われる。
レベル5(受電係数a=1.25(最大値))においては、「要求電力量Z>必要駆動電力量X」の関係が成立している。このため、給電設備Fから車両用受電装置10への電力供給によって走行用の電力を賄うことができるとともに剰余電力が生じる。この剰余電力は、バッテリ20に充電される。この受電係数aの最大値1.25は、給電設備Fと車両用受電装置10との間の電力伝達効率を考慮した給電可能最大電力量Yに基づいて決定される。
このように、受電係数aを可変とし要求電力量Zをレベル分けして、レベル設定を可能とすることによって、必要に応じて給電設備Fから車両用受電装置10への供給電力量を調節することが可能となる。
例えば、バッテリ20が十分充電されていてそれ以上充電する必要がないときには、給電設備Fからの電力供給を極力遮断してバッテリ20の電力のみで車両1を走行し、給電のための余計なコストが発生するのを防止することができる。その一方で、バッテリ20の充電が不十分なときは、給電設備Fから電力供給を受けて車両1を走行するとともに速やかにバッテリ20の充電を行い、車両1の走行に支障を来たすことがないようにすることができる。
このレベル設定は、充電率検知手段12で検知したバッテリ20の充電率に応じて、充電率が高いほど低いレベルとすることが考えられる。また、充電率に加えて、アクセル開度、車速等に基づいて、車両1側で自動的にレベル設定を行うことができるが、ドライバの操作によって、手動設定し得るようにすることもできる。このようにすれば、ドライバの意思に対応して、給電設備Fから電力の供給を受けて走行したり、バッテリ20を充電したりすることができ、ドライバの満足度を一層向上することができる。
この受電係数aは、上記のように最小値と最大値の間でステップ状に変化させてもよいが、連続的に変化させることもできる。このようにすれば、給電設備Fからの電力供給やバッテリ20の充電等の制御を、バッテリ20の充電状態や車両1の走行状態に対応して一層適切に行うことができる。
この受電係数aに対し、バッテリ20の充電率に対応した補正を加えるようにしてもよい。例えば、車両のタイプ(プラグインハイブリッド車、電気自動車等)ごとに目標とする充電率である目標充電率Ctを既定し(例えば、プラグインハイブリッド車の場合、Ct=30%とし、電気自動車の場合、プラグインハイブリッド車よりも高めのCt=50%とする等)、この目標充電率Ctから実際の充電率である実充電率Caを差し引いた差分Ct−Caを計算する。
そして、この差分Ct−Caが大きい(バッテリ20が目標充電率Ctに対して十分充電されていない)ほど受電係数aの値を大きくする補正を行う。その一方で、この差分Ct−Caが小さい(バッテリ20が目標充電率Ctに対して十分充電されている)ほど受電係数aの値を小さくする補正を行う。この補正量の具体的な値は、給電レベル(レベル0からレベル5)ごとにマップとして予め用意しておく。
このように、車両のタイプごとに目標充電率Ctを既定し、受電係数aに補正を加えることにより、例えば、バッテリの充電率が低下してもエンジンの駆動によって充電が可能なプラグインハイブリッド車は、低充電率となるまでバッテリでの走行を許容し、バッテリの電力のみで駆動する電気自動車は、充電不足によって走行不能となるのを防止するためにバッテリの充電率が低くなり過ぎるのを防止する等、車両のタイプに応じた適切なレベル設定(給電設備Fからの供給電力量の調節)を行うことができる。
上記の表1に示すように要求電力量Zをレベル分けしたときにおけるレベル設定の手順を示すフローチャートを図3に示す。
この手順においては、車両1が、給電設備Fが設置された給電レーンを走行しているか否かについて初めに判断される(本図中のステップS1参照)。この判断は、例えば、車両用受電装置10の受電手段11における起電力の発生の有無等を検知手段(図1等には図示せず)で検知することによって行なわれる。
車両1が給電レーンを走行していないと判断された場合は(ステップS1のNO側)、給電設備Fからの電力供給を受けることはできない。このため、レベル0に設定して車両用受電装置10を停止状態とする(本図中のステップS2参照)。レベル設定が終了したら、リターン処理によって一連の手順が最初から繰り返される(本図中のステップS3参照)。
その一方で、車両1が給電レーンを走行していると判断された場合は(ステップS1のYES側)、バッテリ20の充電率が第一充電率以上か否かについて判断される(本図中のステップS4参照)。この判断は、車両1に搭載された充電率検知手段12でバッテリ20の充電率を検知することによって行なわれる。
充電率が第一充電率以上のときは(ステップS4のYES側)、レベル0に設定して車両用受電装置10を停止状態とする(本図中のステップS5参照)。このように、レベル0に設定することで、モータ21がバッテリ20の電力のみで駆動され、給電設備Fからの電力供給に伴う受電コストを削減することができる。レベル設定が終了したら、リターン処理によって一連の手順が最初から繰り返される(本図中のステップS3参照)。
その一方で、充電率が第一充電率よりも小さいときは(ステップS4のNO側)、この充電率が第二充電率以下か否かについて判断される(本図中のステップS6参照)。この判断も、上記のステップS4のときと同様に、充電率検知手段12でバッテリ20の充電率を検知することによって行なわれる。
充電率が第二充電率以下のときは(ステップS6のYES側)、レベル5に設定されて、給電設備Fから車両用受電装置10への電力供給が行なわれる(本図のステップS7参照)。このように、レベル5に設定することで、モータ21を給電設備Fからの電力供給によって駆動しつつ、モータ21の駆動後の剰余電力によって、バッテリ20の充電を行うことができる。これにより、バッテリ20の充電率を回復して、長距離の走行を可能とすることができる。
第一充電率及び第二充電率の値は適宜決めることができるが、例えば、バッテリ20の満充電状態に対し、第一充電率を90%、第二充電率を25%とすることができる。これらの充電率の設定値を大きくするほど、バッテリ20に充電された電力を温存しつつ、給電設備Fからの電力供給によって走行する傾向が高まる一方で、これらの充電率の設定値を小さくするほど、給電設備Fからの電力供給を抑制して、バッテリ20に充電された電力で走行する傾向が高まる。
充電率が第二充電率よりも大きいときは(ステップS6のNO側)、ドライバが手動でレベルを設定しているか否かが判断される(本図のステップS8参照)。ドライバが手動でレベルを設定している場合は(ステップS8のYES側)、その通りにレベル設定が行なわれる(本図のステップS9参照)。このレベル設定は、レベル0からレベル5のいずれのレベルにすることもできるが、車両1の走行中に、充電率が第一充電率以上又は第二充電率以下となった場合には、手動による設定を自動的に解除したり、設定範囲をレベル1からレベル4の範囲に制限したりすることもできる。レベル設定が終了したら、リターン処理によって一連の手順が最初から繰り返される(本図中のステップS3参照)。
その一方で、ドライバが手動でレベルを設定していない場合は(ステップS8のNO側)、車両1側に予め記憶された標準の推奨レベルが自動的に設定される(本図のステップS10参照)。この推奨レベルは、ドライバによるアクセルの踏み込み量、バッテリ20の充電率、車速等に対応して適宜決定される。本実施形態では、標準の推奨レベルをレベル0からレベル5の範囲において決定するとしているが、バッテリ20への積極的な充電を回避したい場合は、レベル0からレベル4の範囲に制限してもよい。レベル設定が終了したら、リターン処理によって一連の手順が最初から繰り返される(本図中のステップS3参照)。
この推奨レベルの設定は、車両1側の判断のみで行ってもよいが、ドライバが過去に手動でレベル設定したことがある場合には、その手動によるレベル設定を学習しておき、その学習結果(ドライバの好み)を考慮した上でレベル設定されるようにすることもできる。このように学習機能を設けることにより、ドライバが毎回手動でレベル設定を行う必要がなくなり、利便性を大幅に向上することができる。
各レベルに設定したときの給電時における電力の流れを図4に示す。本図(a)はレベル1からレベル3のとき、(b)はレベル4のとき、(c)はレベル5のとき、(d)は車両1が停車しているとき、にそれぞれ対応する。
レベル1からレベル3においては、車両用受電装置10で受電した電力は、交流/直流コンバータ23、直流/直流コンバータ24、及び、インバータ25を経由してモータ21に送られる(本図(a)参照)。また、これらの各レベルにおいては、要求電力量Zよりも必要駆動電力量Xの方が大きく、モータ21の駆動用の電力が不足する。このため、その不足電力がバッテリ20から供給される。
レベル4においては、車両用受電装置10からモータ21までの電力の流れは、レベル1からレベル3のときとほぼ同じであるが、バッテリ20からの電力の供給がない点で相違している(本図(b)参照)。このレベルにおいては、要求電力用Zと必要駆動電力量Xが等しく、車両用受電装置10で受電した電力のみでモータ21を駆動することができるためである。
レベル5においては、車両用受電装置10からモータ21までの電力の流れは、レベル1からレベル3のときとほぼ同じであるが、モータ21への駆動電力の供給とともに、バッテリ20が充電される点で相違している(本図(c)参照)。このレベルにおいては、要求電力量Zよりも必要駆動電力量Xの方が小さく、車両用受電装置10で受電した電力によってモータ21を駆動することができるとともに、剰余電力が発生するためである。
なお、車両1の停車中においては、本図(d)に示すように、車両用受電装置10から交流/直流コンバータ23を経由してバッテリ20を充電することができる。
この車両1においては、交流/直流コンバータ23とインバータ25の間に直流/直流コンバータ24を介在させたが、この直流/直流コンバータ24を省略した構成とすることもできる。
上記の実施形態はあくまでも一例であって、バッテリ20の充電状態に対応して、車両の外部に設けられた給電設備Fからの受電量を調節可能とする、という本願発明の課題を解決し得る限りにおいて、各構成要素の構成や配置等を適宜変更することができる。
1 車両
10 車両用受電装置
11 受電手段
12 充電率検知手段
13 充電能力制御手段
20 バッテリ
21 モータ
22 車輪
23 交流/直流コンバータ
24 直流/直流コンバータ
25 インバータ
A1、A2 送信アンテナ
L 送電アーム
F 給電設備

Claims (7)

  1. 車両の外部に設置された給電設備から電力を受電する受電手段と、
    前記車両に搭載されたバッテリの充電率を検知する充電率検知手段と、
    前記車両が前記受電手段を介して前記給電設備に要求する要求電力量と、前記車両の駆動に必要な必要駆動電力量との比率である受電係数を、前記充電率検知手段による検知結果に基づいて決定する充電能力制御手段と、
    を備え
    前記受電係数の決定が、前記検知結果に基づいて繰り返し行われ、それぞれの繰り返しに要する時間から前記要求電力量と前記必要駆動電力量が決定される車両用受電装置。
  2. 前記充電能力制御手段が、前記検知結果が既定の第一充電率以上のときに、前記受電係数を設定可能な範囲の最小値とする一方で、前記検知結果が前記第一充電率よりも小さい既定の第二充電率以下のときに、前記受電係数を設定可能な範囲の最大値とする制御を行なう請求項1に記載の車両用受電装置。
  3. 前記充電能力制御手段が、前記検知結果が前記第一充電率よりも小さく、かつ、前記第二充電率よりも大きいときに、前記最小値と前記最大値との間の範囲内で前記充電率が高いほど前記受電係数が小さくなるように調節する制御を行なう請求項2に記載の車両用受電装置。
  4. 前記検知結果が前記第一充電率よりも小さく、かつ、前記第二充電率よりも大きいときに、前記充電能力制御手段が前記最小値と前記最大値との間の範囲内で調節する前記受電係数は、前記要求電力量が前記給電設備により出力可能な最大電力量未満となる値を最大とする請求項3に記載の車両用受電装置。
  5. 前記充電率検知手段による検知結果が、前記第一充電率よりも小さく前記第二充電率よりも大きいときに、前記受電係数をドライバの操作によって手動設定可能とした請求項2から4のいずれか1項に記載の車両用受電装置。
  6. 前記充電能力制御手段が、前記車両が既定目標とする充電率である目標充電率から、実際の充電率である実充電率を差し引いた差分を計算し、この差分が大きいほど前記受電係数を大きくし、前記差分が小さいほど前記受電係数を小さくする補正制御を行なう請求項3又は4に記載の車両用受電装置。
  7. 前記充電能力制御手段は、前記必要駆動電力量が前記給電設備により出力可能な最大電力量以下であるときに、前記受電係数を前記充電率検知手段による検知結果に基づいて決定する請求項1から6のいずれか1項に記載の車両用受電装置。
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