JP6684674B2 - 車両用灯具及びその駆動方法 - Google Patents

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本発明は、光線を走査する光偏向器を備える車両用灯具及びその駆動方法に関する。
車両に搭載される車両用灯具として、レーザ等の光源からの光線をMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)等の光偏向器によって走査して、蛍光板に二次元像を描画し、この二次元像を配光パターンとして前方に投影するものがある(特許文献1参照)。
特許文献1に記載の車両用前照灯では、2個の光源と2個の光偏向器とを備え、第1の光源からの光線を第1の光偏向器で走査し、第2の光源からの光線を第2の光偏向器で走査し、各光偏向器の光偏向ミラーの傾倒角度及び傾倒方向を制御することで、配光パターンを変化させている。
特許第5577138号公報
しかしながら、特許文献1に記載の車両用前照灯では、各偏向器の走査により光線が照射される範囲は同一であり、その範囲よりもワイドな配光パターンを形成することができない。また、ハイビーム用配光パターン等では、中心部の光度を最も高くする必要があるが、特許文献1に記載の車両用前照灯では、配光パターンの中心部の光度を高くすることができない。
本発明は、ワイドで且つ中心部の光度が高い配光パターンを形成することができる車両用灯具及びその駆動方法を提供することを目的とする。
本発明の車両用灯具は、所定配光パターンを形成する車両用灯具であって、光を照射する少なくとも3つ以上の光源と、少なくとも1つ以上の前記光源から照射された光線が入射するように配置されて、前記光線を反射する第1光偏向ミラーと、前記第1光偏向ミラーによる前記光線の反射方向を変更することにより、前記光線を走査する第1光偏向器と、複数の前記光源から照射された複数の光線が入射するように配置されて、前記複数の光線を反射する第2光偏向ミラーと、前記第2光偏向ミラーによる前記複数の光線の反射方向を変更することにより、前記複数の光線による走査範囲の中心位置が互いに離反するように走査する第2光偏向器と、前記第1光偏向器及び前記第2光偏向器により走査された複数の光線により前記所定配光パターンを形成する光学系と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、第2光偏向器は、複数の光線による走査範囲の中心位置が互いに離反するように走査するので、1つの光線による走査範囲よりもワイドな配光パターンを形成することができる。また、第1光偏向器により走査された光を、配光パターンの中心部に形成することで、中心部の光度が高い配光パターンを形成することができる。
本発明において、前記第1光偏向ミラーに複数の前記光源から照射された光線が入射する場合、前記第1光偏向ミラーに入射する複数の光線は、単一の光軸を有することが好ましい。
この構成によれば、第1光偏向器により単一の光軸を有する複数の光線を走査することができる。これにより、第1光偏向器による走査範囲の光度を、1つの光線により形成するものに比べて高くすることができる。
本発明において、前記第1光偏向ミラーに複数の前記光源から照射された光線が入射する場合、前記複数の光線は、重ね合った合波状態で前記第1光偏向ミラーに入射することが好ましい。
この構成によれば、複数の光線は、重ね合った合波状態で第1光偏向ミラーに入射するので、複数の光線が重ね合っていない状態で第1光偏向ミラーに入射するものに比べて、綺麗な光を照射することができる。
本発明において、前記複数の光源から照射されて前記第2光偏向ミラーにより走査される複数の光線の走査位置が走査範囲の左右端部となる際に、前記第2光偏向ミラーに向けて光線を照射する前記複数の光源の輝度を低下させるように制御する制御手段を備えることが好ましい。
この構成によれば、走査範囲の折り返し部分である左右端部で第2光偏向ミラーの回動が一時的に停止され、左右端部での光線の照射時間が他の部分に比べて長くなるようなものでも、複数の光線の走査位置が走査範囲の左右端部となる際に光源の輝度を低下させるので、走査範囲の左右端部で光度が高くなることを防止することができる。
本発明の車両用灯具の駆動方法は、光を照射する少なくとも3つ以上の光源と、少なくとも1つ以上の前記光源から照射された光線が入射するように配置されて、前記光線を反射する第1光偏向ミラーと、前記第1光偏向ミラーによる前記光線の反射方向を変更することにより、前記光線を走査する第1光偏向器と、複数の前記光源から照射された複数の光線が入射するように配置されて、前記複数の光線を反射する第2光偏向ミラーと、前記第2光偏向ミラーによる前記複数の光線の反射方向を変更することにより、前記複数の光線による走査範囲の中心位置が互いに離反するように走査する第2光偏向器と、前記第1光偏向器及び前記第2光偏向器により走査された複数の光線により所定配光パターンを形成する光学系と、を備える車両用灯具の駆動方法であって、前記第2光偏向ミラーに向けて光線を照射する前記複数の光源は、前記複数の光源から照射されて前記第2光偏向ミラーにより走査される複数の光線の走査位置が走査範囲の左右端部となる際に、照射する光線の輝度が低下するように駆動されることを特徴とする。
本発明によれば、第2光偏向ミラーに向けて光線を照射する複数の光源は、複数の光線の走査位置が走査範囲の左右端部となる際に、照射する光線の輝度が低下するように駆動されるので、走査範囲の左右端部で光度が高くなることを防止することができる。
本発明において、前記複数の光源から照射されて前記第2光偏向ミラーにより走査される複数の光線による複数の走査範囲の中心位置が左右方向に離反して設定され、前記複数の走査範囲が上下方向において一致していない場合、前記第2光偏向ミラーに向けて光線を照射する前記複数の光源は、前記複数の光源から照射されて前記第2光偏向ミラーにより走査される複数の光線の走査位置が走査範囲の上端部又は下端部となる際に、非照射状態となるように駆動されることが好ましい。
この構成によれば、第2光偏向ミラーによる複数の走査範囲が上下方向において一致していない場合でも、複数の光源は、第2光偏向ミラーにより走査される複数の光線の走査位置が走査範囲の上端部又は下端部となる際に、非照射状態となるので、第2光偏向ミラーによる複数の走査範囲における光線の照射範囲を、上下方向において一致させることができる。
本実施形態の車両用灯具を示す斜視図。 車両用灯具を示す断面図。 図2におけるIII−III断面図。 車両用灯具の構成を示すブロック図。 上光偏向器を示す斜視図。 ミアンダ構造を有する圧電アクチュエータの動作を説明する図。 仮想鉛直スクリーンSにおける走査範囲を示す概略図。 楕円形状のハイビーム用配光パターンを示す概略図。 第2実施形態の走査範囲と走査時の輝度とを示す概略図。 第2実施形態の走査時の第2励起光源の駆動状態を示す概略図。 第3実施形態の第2走査範囲と第3走査範囲とを示す概略図。 第3実施形態の走査時の第2励起光源と第3励起光源の駆動状態を示す概略図。 第4実施形態の車両用灯具の内部を示す側面図。
[第1実施形態]
図1に示すように、車両用灯具2は、投影レンズ3と、投影レンズ3を保持するレンズホルダ4と、レンズホルダ4の後端部に取り付けられた本体筒5と、本体筒5の後側の開口を塞ぐ底蓋6とを備える。本実施形態では、車両用灯具2は、例えば車両のヘッドライトとして用いられる。
図2に示すように、車両用灯具2は、第1〜第3励起光源11〜13と、第1励起光源11からの励起光線を二次元的(水平方向及び垂直方向)に走査する上光偏向器15と、第2,第3励起光源12,13からの励起光を二次元的に走査する下光偏向器16とを備える。なお、以下では、上光偏向器15と、下光偏向器16とをまとめて、上下光偏向器15,16という。第1〜第3励起光源11〜13及び上下光偏向器15,16は、詳しくは後述する制御装置19(図4参照)により駆動が制御される。
また、車両用灯具2は、上下光偏向器15,16により走査された光の歪み(詳しくは後述する)を補正する補正ミラー17と、補正ミラー17により補正された光線により所定配光パターンに対応する二次元像が描画される蛍光体18(投影体)とを備える。蛍光体18に描画された二次元像は、投影レンズ3により前方に投影される。
各励起光源11〜13、上下光偏向器15,16、補正ミラー17、蛍光体18は、本体筒5の内部に配置され、固定部材(図示せず)により固定されている。なお、本体筒5の外周面に放熱用のフィンを設けてもよい。
第1励起光源11は、例えば、励起光として青色域(例えば、発光波長が450nm)のレーザ光線を放出するレーザダイオード(LD)等の半導体発光素子11aと、半導体発光素子11aからの光線を集光(例えばコリメート)する集光レンズ11bとを備える。
各励起光源12,13は、第1励起光源11と同様に、半導体発光素子12a、13aと、集光レンズ12b、13bとを備える。なお、各半導体発光素子11a〜13aは、近紫外域(例えば、発光波長が405nm)のレーザ光を放出するレーザダイオード等の半導体発光素子であってもよい。また、各半導体発光素子11a〜13aは、LEDであってもよい。さらに、RGBで混色させたレーザ光線を照射するレーザ照射器でもよい。
第1励起光源11は、詳しくは後述する上光偏向器15の光偏向ミラー20の回転中心に向けてレーザ光線を照射する。第2励起光源12及び第3励起光源13は、詳しくは後述する下光偏向器16の光偏向ミラー20の回転中心に向けてレーザ光線を照射する。
第1励起光源11の下方に、第2励起光源12及び第3励起光源13が配置されている。また、図3に示すように、第2励起光源12と第3励起光源13とは、正面視の左右方向において離れた位置に配置されている。これは、詳しくは後述するように、光源11〜13からの光線を夫々異なる範囲で走査するためである。第2励起光源12と第3励起光源13とは、左右方向において下光偏向器16との相対的位置関係が異なり、光線の照射角度及び反射光角度も異なる。よって、第2励起光源12と第3励起光源13とでは、走査範囲が左右方向で異なることになる。なお、図2では、簡易的に、第2励起光源12と第3励起光源13とを上下に配置している。
図2に示すように、上下光偏向器15,16により走査された光線は、補正ミラー17に入射する。この上下光偏向器15,16により走査された光線は、光線の光偏向ミラー20への入射角と、光偏向ミラー20の回転軸との影響により歪んでいる。
補正ミラー17は、上下光偏向器15,16により走査された光線の歪みを補正して反射するものであり、反射面が湾曲されている。なお、補正ミラー17の形状は適宜変更可能であり、補正ミラー17を複数のミラーから構成するようにしてもよい。複数のミラーを設ける場合は、上下光偏向器15,16の夫々に、もしくは第1〜第3励起光源11〜13の走査光線の夫々に対応するように設けられる。
蛍光体18は、上光偏向器15及び下光偏向器16により二次元的に走査され、補正ミラー17により補正されたレーザ光線を受けて、当該レーザ光線の少なくとも一部を異なる波長の光線に変換するものであり、外形が矩形形状の板状(又は層状)で形成されている。蛍光体18は、投影レンズ3の焦点近傍に配置されている。なお、図2では、蛍光体18の厚みを誇張して描いている。
例えば、各励起光源11〜13の半導体発光素子11a〜13aとして、青色域のレーザ光線を放出するレーザダイオード(LD)を用いる場合、蛍光体18としては、青色域のレーザ光線によって励起されて黄色光線を発光するものが用いられる。蛍光体18には、上光偏向器15及び下光偏向器16により二次元的に走査された後に、補正ミラー17によって補正された青色域のレーザ光線により、所定配光パターンに対応する二次元像が白色の像として描画される。二次元像が白色の像として描画されるのは、青色域のレーザ光線が照射された場合、蛍光体18は、これを透過(通過)する青色域のレーザ光線と青色域のレーザ光線による発光(黄色光線)との混色による白色光線(疑似白色光)を放出することによるものである。
一方、半導体発光素子11a〜13aとして、近紫外域のレーザ光線を放出するレーザダイオード(LD)を用いる場合、蛍光体18としては、近紫外域のレーザ光線によって励起されて赤、緑、青の3色の光を発光するものが用いられる。蛍光体18には、上光偏向器15及び下光偏向器16により二次元的に走査された後に、補正ミラー17によって補正された近紫外域のレーザ光線により、所定配光パターンに対応する二次元像が白色の像として描画される。二次元像が白色の像として描画されるのは、近紫外域のレーザ光線が照射された場合、蛍光体18は、近紫外域のレーザ光線による発光(赤、緑、青の3色の光)の混色による白色光線(疑似白色光)を放出することによるものである。なお、近紫外のレーザ光線により、青色の蛍光体と黄色の蛍光体とを励起させて白色光線を放出させてもよい。
投影レンズ3は、4枚のレンズ3a〜3dからなり、各レンズ3a〜3dは、レンズホルダ4に保持されている。各レンズ3a〜3dは、像面が平面になるように収差(像面湾曲)が補正され、且つ色収差が補正されている。この場合、蛍光体18は、平板形状のものが用いられ、像面(平面)に沿って配置される。
投影レンズ3の焦点は、蛍光体18近傍に位置している。この投影レンズ3により、一枚の凸レンズを用いる場合と比べ、所定配光パターンに対する収差の影響を除去することができる。また、蛍光体18が平板形状であるため、蛍光体18が曲面形状である場合と比べ、その製造が容易となる。さらに、蛍光体18が平板形状であるため、蛍光体18が曲面形状である場合と比べ、二次元像の描画が容易となる。
なお、投影レンズ3は、像面が平面になるように収差(像面湾曲)が補正されていない1枚の非球面レンズからなる投影レンズとして構成されていてもよい。この場合、蛍光体18は、像面湾曲に対応して湾曲した形状のものが用いられ、像面湾曲に沿って配置される。
投影レンズ3は、蛍光体18に描画された二次元像を前方に投影して、車両用灯具2に正対した仮想鉛直スクリーンS(車両用灯具2の前方約25mの位置に配置されている)上に、所定配光パターンとして、例えばハイビーム用配光パターンHPを形成する。
上光偏向器15は、第1励起光源11の集光レンズ11bで集光された励起光線を水平方向及び垂直方向に走査し、下光偏向器16は、第2,第3励起光源12,13の集光レンズ12b,13bで集光された励起光を水平方向及び垂直方向に走査する。
図4に示すように、第1〜第3励起光源11〜13、上光偏向器15、及び下光偏向器16は、車両用灯具2を統括的に制御する制御装置19に接続され、制御装置19により駆動が制御される。
上下光偏向器15,16は、例えば、MEMSスキャナである。光偏光器の駆動方式には大別して圧電方式、静電方式、電磁方式があるが、いずれの方式であってもよい。本実施形態では、圧電方式の光偏光器を代表して説明する。
図5に示すように、上光偏向器15は、2軸型光偏向器であり、半導体プロセスやMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術を利用して作製され、一定の方向から入射する光線を回転するマイクロミラーとしての光偏向ミラー20で反射し、反射光(レーザ光)として出射する。
上光偏向器15は第1支持部21を備え、この第1支持部21は、光偏向ミラー20、半環状圧電アクチュエータ23a,23b、及びトーションバー24a,24b等からなる。第1励起光源11からのレーザ光線は光偏向ミラー20で反射され、反射光線(レーザ光線)が補正ミラー17、蛍光体18及び投影レンズ3を介して仮想鉛直スクリーンS上を走査する。
このとき、制御装置19は、上光偏向器15及び第1励起光源11に制御信号を送信する。当該制御信号により上光偏向器15の半環状圧電アクチュエータ23a,23bが駆動され、半環状圧電アクチュエータ23a,23bと結合したトーションバー24a,24bがねじれることで、光偏向ミラー20を回動させる。また、当該制御信号により、各励起光源11,12において、レーザ光線のオン・オフ及び輝度が制御される。
本実施形態では、2軸直交座標系において、円形の光偏向ミラー20の中心を通る水平方向の回転軸をX軸、垂直方向の回転軸をY軸と定義する。また、図5においては、X軸を左右方向、Y軸を上下方向、光偏向ミラー20の厚み方向を前後方向としている。
上光偏向器15は矩形環状の第2支持部22を備え、この第2支持部22の中央に第1支持部21が配設されている。また、第1支持部21の中心を通るY軸に対して線対称に、蛇腹状の圧電アクチュエータ31a,31bが配設され、第1支持部21の辺部下端及び第2支持部22と結合している。なお、図4では、第1,第2支持部21,22及び圧電アクチュエータ31a,31bをまとめてMEMSと称している。
圧電アクチュエータ31a,31bは、複数のカンチレバーを長手方向が隣り合う向きに並べて、上下方向端部で折り返して直列結合したミアンダ構造に形成されている。詳細は後述するが、上記制御信号により圧電アクチュエータ31a,31bを駆動させることで、第1支持部21が水平方向、すなわち、図中の光偏向ミラー20の中心を通るX軸線回りを往復回動する。
また、上述したように、半環状圧電アクチュエータ23a,23bを駆動させることにより、光偏向ミラー20がトーションバー24a,24bの軸と一致し、図中の光偏向ミラー20の中心を通るY軸線回りを往復回動する。
この結果、上光偏向器15は、レーザ光線を光偏向ミラー20で反射する際、光線を上光偏向器15の前方に出射して、さらにX軸方向とY軸方向の2方向に走査することができる。
第2支持部22の下方には、電極パッド32a〜32e(以下、電極パッド32という)と、電極パッド33a〜33e(以下、電極パッド33という)とが配設されている。電極パッド32,33は、圧電アクチュエータ31a,31b及び半環状圧電アクチュエータ23a,23bの各電極に駆動電圧を印加できるように電気的に接続されている。
なお、圧電アクチュエータ31a,31bの部分がなくても光偏向器として機能させることができる。この場合、第1支持部21の部分が支持体の役割を果たし、光偏向ミラー20がY軸線回りを往復回動する1軸型光偏向器を構成する。
次に、図6を参照して、圧電アクチュエータ31aを例に動作を説明する。上述したように、上光偏向器15は、圧電アクチュエータ31a,31bを動作させることにより、光偏向ミラー20のX軸線回りの往復回動を可能としている。
図6Aは、上光偏向器15を表側から見たとき、左側に配設される圧電アクチュエータ31aを切り出した図である。圧電アクチュエータ31aは、圧電カンチレバーを4つ並べた形状であり、第1支持部21から離れた方より順に、圧電カンチレバー31a(1)、31a(2)、31a(3)、31a(4)である。
例えば、圧電アクチュエータ31aにおいて、奇数番目の圧電カンチレバー31a(1)、31a(3)に第1の電圧を印加する。また、偶数番目の圧電カンチレバー31a(2)、31a(4)に、第1の電圧とは逆位相の第2の電圧を印加する。
このように電圧を印加することで、図6Bに示すように、奇数番目の圧電カンチレバー31a(1)、31a(3)を図6B中の上方向に屈曲変位させ、偶数番目の圧電カンチレバー31a(2)、31a(4)を図6B中の下方向に屈曲変位させることができる。
圧電アクチュエータ31bは、圧電アクチュエータ31aと同様に4個の圧電カンチレバーから構成され、第1支持部21に近い方より順に、1番目,2番目,3番目,4番目の圧電カンチレバーであり、奇数番目の2個の圧電カンチレバーを図5中の後側に屈曲変位させ、偶数番目の2個の圧電カンチレバーを図5中の前側に屈曲変位させることができる。
これにより、光偏向ミラー20の図5中の上側(トーションバー24a側)より光偏向ミラー20の図5中の下側(トーションバー24b側)が図5中の前側になる(上側が図6中のU方向に動く)ように、光偏向ミラー20を変位させることができる。
また、奇数番目の圧電カンチレバー31a(1)、31a(3)に第2の電圧を印加し、偶数番目の圧電カンチレバー31a(2)、31a(4)に、第1の電圧を印加することで、光偏向ミラー20の図5中の下側(トーションバー24b側)より光偏向ミラー20の図5中の上側(トーションバー24a側)が図5中の前側になるように、光偏向ミラー20を変位させることができる。これらの制御を連続して行うことで、光偏向ミラー20をX軸線回りに回動(揺動)させることができる。
下光偏向器16は、上光偏向器15と同様に構成されており、その詳細な説明を省略する。下光偏向器16の光偏向ミラー20の中心に第2,第3励起光源12,13の光線が重なるように照射される。よって、光線照射位置は、図5で図示されているものと同様となる。ただし、第2,第3励起光源12,13は、それぞれ反射光が図2のように離反する程度、下光偏向器16の光偏向ミラー20に対して異なる角度で配置されているため、上光偏向器15と同様の動作でありながら、2つの光線を走査している。
第1の電圧、第2の電圧の印加方法として、サインカーブや櫛歯上に変化する逆位相の電圧を、奇数番目の圧電カンチレバーと、偶数番目の圧電カンチレバーに印加する方法がある。また、カンチレバーを上下方向に交互に屈曲させる場合に限らず、上下のいずれかの屈曲と屈曲しない状態とを交互に繰り返してもよい。
車両用灯具2を駆動して、仮想鉛直スクリーンS上にハイビーム用配光パターンHPを形成する場合、先ず、制御装置は、第1〜第3励起光源11〜13、上光偏向器15及び下光偏向器16に向けて制御信号を送信する。
制御信号により、第1〜第3励起光源11〜13からレーザ光線が出力され、且つ、上光偏向器15及び下光偏向器16が駆動して各々の光偏向ミラー20が、X軸周り及びY軸周りに回動する。
図2に示すように、第1励起光源11から出力されたレーザ光線は、上光偏向器15の光偏向ミラー20の回転中心に入射して、回動する光偏向ミラー20により水平方向及び垂直方向に走査される。図5に示す光偏向ミラー20の楕円状の点線が、第1励起光源11から出力されたレーザスポットを示している。
第2,第3励起光源12,13から出力されたレーザ光は、下光偏向器16の光偏向ミラー20の回転中心に入射して、回動する光偏向ミラー20により水平方向及び垂直方向に走査される。第2,第3励起光源12,13からのレーザスポットは、光偏向ミラー20上では、同一位置で重なっている。
図7Aに示すように、第1励起光源11から照射されたレーザ光線は、上光偏向器15、補正ミラー17、蛍光体18及び投影レンズ3を介して仮想鉛直スクリーンSのほぼ真中の第1走査範囲SR1で走査される(二次元像が投影される)。
図7Bに示すように、第2励起光源12から照射されたレーザ光線は、下光偏向器16、補正ミラー17、蛍光体18及び投影レンズ3を介して仮想鉛直スクリーンSの左側の第2走査範囲SR2で走査される。
図7Cに示すように、第3励起光源13から照射されたレーザ光線は、下光偏向器16、補正ミラー17、蛍光体18及び投影レンズ3を介して仮想鉛直スクリーンSの右側の第3走査範囲SR3で走査される。本実施形態では、第2,第3走査範囲SR2,SR3は、ほぼ同じ大きさとなっている。
第1走査範囲SR1と第2,第3走査範囲SR2,SR3とは、仮想鉛直スクリーンSの中心部において重なっている。また、第2走査範囲SR2と第3走査範囲SR3とは、仮想鉛直スクリーンSの左右方向中心部において重なっている。
図7Dに示すように、第1〜第3走査範囲SR1〜SR3の重なりにより、仮想鉛直スクリーンSにおけるハイビーム用配光パターンHPは、単一の光線が走査される領域P1と、2つの光線が走査される領域P2と、3つの光線が走査される領域P3とに分けられる。
なお、図7A〜図7Cに示されている楕円状の点線は、同じ瞬間における第1〜第3励起光源11〜13の夫々からのレーザスポットを示している。同じ光偏向ミラー20上では重なっていたレーザスポットも、仮想鉛直スクリーンS上では重ならず分かれている。また、蛍光体18上でもレーザスポットは分かれている。
第2,第3励起光源12,13から出力されたレーザ光線は、分離した状態で蛍光体18及び仮想鉛直スクリーンS上で走査される。よって、全体の光度分布に影響を与えずに所望の位置のみ光線を抜く(走査が所望位置にあるとき光源をオフする)という制御が可能となる。
ハイビーム用配光パターンでは、中心部の光度を最も高くする必要がある。本実施形態では、3つの光線が走査される領域P3がハイビーム用配光パターンHPの中心部にあるので、中心部の光度を最も高くすることができる。
ハイビーム用配光パターンHPを、第1〜第3走査範囲SR1〜SR3により形成しているので、第1〜第3走査範囲SR1〜SR3それぞれは、ハイビーム用配光パターンHPに比べて範囲が小さい。これにより、上光偏向器15及び下光偏向器16による走査角度を、1つの光線を光偏向器により走査してハイビーム用配光パターンHPを形成するものに比べて小さくすることができる。走査角度が小さくなるので、上光偏向器15及び下光偏向器16の負担が低減し、寿命を向上することができる。
また、3つの光線が走査される領域P3をハイビーム用配光パターンHPの中心部に位置させているので、第1〜第3励起光源11〜13から照射される光線の各々は、1つの励起光源から照射される光線によりハイビーム用配光パターンを形成するものに比べて光量を小さくすることができる。これにより、低出力の励起光源を使用することができ、コストダウンを図ることができる。
なお、図8に示すように、制御装置19によって第1〜第3励起光源11〜13の輝度を制御することにより、楕円形状のハイビーム用配光パターンHPを形成することができる。また、第1〜第3励起光源11〜13の輝度を制御することにより、中心部から外側に向かうにつれて徐々に光度が減少するようにしてもよい。
また、光偏向器の数は適宜変更可能であり、複数の光偏向器のうちの少なくとも1つは、複数の光が入射されるようにし、その光偏向器に向けて光線を照射する励起光源の数は適宜変更可能である。さらに、補正ミラーを設けないようにしてもよい。
[第2実施形態]
図9及び図10に示す実施形態では、制御装置19は、第2走査範囲SR2及び第3走査範囲SR3の各左右端部における第2,第3励起光源12,13の輝度を制御する。なお、上記実施形態と同様の構成部材には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
第2走査範囲SR2の左右端部は、光線を左右方向に走査するために下光偏向器16の光偏向ミラー20を往復回動させる際の折り返し部分であり、この折り返し部分では、光偏向ミラー20の回動が一時的に停止される。すなわち、折り返し部分では、他の部分に比べて光線の照射時間が長くなり、光度が高くなる。
制御装置19は、第2走査範囲SR2の左右端部であって、光線を左右方向に走査するために下光偏向器16の光偏向ミラー20を往復回動させる際の折り返し部分に向けて、第2励起光源12の輝度を徐々に下げて、第2走査範囲SR2の左右端部では、第2励起光源12の駆動を停止する輝度制御を行う。
同様に、制御装置19は、第3走査範囲SR3の左右端部であって、光線を左右方向に走査するために下光偏向器16の光偏向ミラー20を往復回動させる際の折り返し部分に向けて、第3励起光源13の輝度を徐々に下げて、第3走査範囲SR3の左右端部では、第3励起光源13の駆動を停止する輝度制御を行う。なお、同様に、第2走査範囲SR2及び第3走査範囲SR3の各上下端部における第2,第3励起光源12,13の輝度を下げる制御を行うようにしてもよい。また、第2,第3励起光源12,13の輝度を徐々に下げる際の輝度低下率は、適宜変更可能である。
このように、第2走査範囲SR2及び第3走査範囲SR3の各左右端部では、第2,第3励起光源12,13の駆動を停止するので、第2走査範囲SR2及び第3走査範囲SR3の各左右端部が、他の部分に比べて光度が高くなるのを防止することができる。これにより、第2走査範囲SR2及び第3走査範囲SR3での光度ムラを防止することができる。
[第3実施形態]
図11及び図12に示す実施形態では、制御装置19は、第2走査範囲SR2及び第3走査範囲SR3の各上下端部における第2,第3励起光源12,13の輝度を制御する。なお、上記実施形態と同様の構成部材には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図11Aに示すように、第2走査範囲SR2と第3走査範囲SR3とが上下方向においてズレることがある。この場合、光線の照射範囲において、左側部分と右側部分とで上下位置がズレてしまう。
上記ズレを防止するために、図11Bに示すように、第2走査範囲SR2における第3走査範囲SR3の上端よりも上側部分(ΔLu)を非照射範囲とするマスク制御を行い、第3走査範囲SR3における第2走査範囲SR2の下端よりも下側部分(ΔLd)を非照射範囲とするマスク制御を行う。
図12に示すように、制御装置19は、上記マスク制御として、ΔLuの部分では第2励起光源12の駆動を停止し、ΔLdの部分では第3励起光源13の駆動を停止する。これにより、図11Bに示すように、光線の照射範囲において、左側部分と右側部分とで上下位置のズレのない光線を照射することができる。
また、図11Aに示すように、第2走査範囲SR2の上下方向における描画中心と、第3走査範囲SR3の上下方向における描画中心とのズレ(ΔLc)を補正するために、制御装置19は、補正処理を行う。
制御装置19は、補正処理として、第2走査範囲SR2の描画タイミングを、ΔLc分だけ下方向にオフセットし、第3走査範囲SR3の描画タイミングを、ΔLc分だけ上方向にオフセットする。または、第2走査範囲SR2の描画タイミングを、ΔLc/2分だけ下方向にオフセットし、第3走査範囲SR3の描画タイミングを、ΔLc/2分だけ上方向にオフセットする。または、第2走査範囲SR2の描画タイミングを、ΔLc2(ΔLc2<ΔLc)分だけ下方向にオフセットし、第3走査範囲SR3の描画タイミングを、ΔLc−ΔLc2分だけ上方向にオフセットする。または、第3走査範囲SR3の描画タイミングを、ΔLc2(ΔLc2<ΔLc)分だけ上方向にオフセットし、第2走査範囲SR2の描画タイミングを、ΔLc−ΔLc2分だけ下方向にオフセットする。
このような補正処理を行うことで、第2走査範囲SR2の上下方向における描画中心と、第3走査範囲SR3の上下方向における描画中心とを一致させることができる。
[第4実施形態]
図13に示す実施形態では、第1走査範囲SR1を、2個の励起光源から照射された光線により形成する。なお、上記実施形態と同様の構成部材には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
この実施形態では、第1スポット配光用励起光源51と、第2スポット配光用励起光源52と、1/2波長板53と、プリズム54と、偏光ビームスプリッタ55とを備え、偏光ビームスプリッタ55からの光が、上光偏向器15に入射する。第1,第2スポット配光用励起光源51,52は、第1励起光源11と同様に構成されている。
第1スポット配光用励起光源51と、第2スポット配光用励起光源52とは、偏光状態が一致するように配置されている。1/2波長板53は、第2スポット配光用励起光源52からの光線の直線偏光を90°回転して、プリズム54に入射させる。プリズム54は、1/2波長板53からの光線を反射して、偏光ビームスプリッタ55に入射させる。
偏光ビームスプリッタ55は、プリズム54からの第2光線(第2スポット配光用励起光源52からの光線)を反射して、第1スポット配光用励起光源51からの第1光線を透過する。各部材は、第1光線の光軸と第2光線の光軸とが一致するように配置されている。第1光線と第2光線とは重ね合った合波状態で上光偏向器15の光偏向ミラー20に入射する。これにより、複数の光線が重ね合っていない状態で上光偏向器15の光偏向ミラー20に入射するものに比べて、綺麗な光を照射することができる。なお、第1光線と第2光線とは、同一の光軸、合波状態の少なくとも一方を満たせばよい。
なお、第1スポット配光用励起光源51の偏光状態と、第2スポット配光用励起光源52の偏光状態とが直交するようにしてもよい。この場合、1/2波長板53は不要となる。
上記第1〜第4実施形態を組み合わせて実施するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、第2走査範囲SR2と第3走査範囲SR3とを左右方向に離反するようにしているが、上下方向に離反するようにしてもよい。また、第1走査範囲SR1を、横長の走査範囲にしてもよい。
上記実施形態では、ハイビーム用配光パターンHPを、仮想鉛直スクリーンSの中心部に形成しているが、中心部からズレた位置に形成するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、1つの光学系で仮想鉛直スクリーンに光線を照射しているが、これに限らず、複数の光学系からの光線を仮想鉛直スクリーンで重ね合わせるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、励起光源を用いているが、光源の色そのものを照射するような光源を用いてもよい。この場合、蛍光体(投影体)は不要となり、光源からの光線がそのまま照射される。また、蛍光体に代えて、透光性の拡散板を用いてもよい。さらに、光源は、1つのまとまった光線を照射すればよく、例えば、ファイバで光線を導くようにしてもよい。ファイバに導く光線は、RGBで混色された白色光線でもよい。
2…車両用灯具、3…投影レンズ、4…レンズホルダ、5…本体筒、6…底蓋、11〜13…第1〜第3励起光源、11a〜13a…半導体発光素子、11b〜13b…集光レンズ、15…上光偏向器、16…下光偏向器、17…補正ミラー、18…蛍光体、19…制御装置、20…光偏向ミラー、21,22…第1,第2支持部、23a,23b…半環状圧電アクチュエータ、24a、24b…トーションバー、31a,31b…圧電アクチュエータ、32a〜32e…電極パッド、33a〜33e…電極パッド、51,52…第1,第2スポット配光用励起光源、53…1/2波長板、54…プリズム、55…偏光ビームスプリッタ

Claims (6)

  1. 所定配光パターンを形成する車両用灯具であって、
    光を照射する少なくとも3つ以上の光源と、
    少なくとも1つ以上の前記光源から照射された光線が入射するように配置されて、前記光線を反射する第1光偏向ミラーと、
    前記第1光偏向ミラーによる前記光線の反射方向を変更することにより、前記光線を走査する第1光偏向器と、
    複数の前記光源から照射された複数の光線が入射するように配置されて、前記複数の光線を反射する第2光偏向ミラーと、
    前記第2光偏向ミラーによる前記複数の光線の反射方向を変更することにより、前記複数の光線による走査範囲の中心位置が互いに離反するように走査する第2光偏向器と、
    前記第1光偏向器及び前記第2光偏向器により走査された複数の光線により前記所定配光パターンを形成する光学系と、
    を備えることを特徴とする車両用灯具。
  2. 請求項1に記載の車両用灯具において、
    前記第1光偏向ミラーに複数の前記光源から照射された光線が入射する場合、前記第1光偏向ミラーに入射する複数の光線は、単一の光軸を有することを特徴とする車両用灯具。
  3. 請求項1又は2に記載の車両用灯具において、
    前記第1光偏向ミラーに複数の前記光源から照射された光線が入射する場合、前記複数の光線は、重ね合った合波状態で前記第1光偏向ミラーに入射することを特徴とする車両用灯具。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用灯具において、
    前記複数の光源から照射されて前記第2光偏向ミラーにより走査される複数の光線の走査位置が走査範囲の左右端部となる際に、前記第2光偏向ミラーに向けて光線を照射する前記複数の光源の輝度を低下させるように制御する制御手段を備えることを特徴とする車両用灯具。
  5. 光を照射する少なくとも3つ以上の光源と、
    少なくとも1つ以上の前記光源から照射された光線が入射するように配置されて、前記光線を反射する第1光偏向ミラーと、
    前記第1光偏向ミラーによる前記光線の反射方向を変更することにより、前記光線を走査する第1光偏向器と、
    複数の前記光源から照射された複数の光線が入射するように配置されて、前記複数の光線を反射する第2光偏向ミラーと、
    前記第2光偏向ミラーによる前記複数の光線の反射方向を変更することにより、前記複数の光線による走査範囲の中心位置が互いに離反するように走査する第2光偏向器と、
    前記第1光偏向器及び前記第2光偏向器により走査された複数の光線により所定配光パターンを形成する光学系と、を備える車両用灯具の駆動方法であって、
    前記第2光偏向ミラーに向けて光線を照射する前記複数の光源は、前記複数の光源から照射されて前記第2光偏向ミラーにより走査される複数の光線の走査位置が走査範囲の左右端部となる際に、照射する光線の輝度が低下するように駆動されることを特徴とする車両用灯具の駆動方法。
  6. 請求項5に記載の車両用灯具の駆動方法において、
    前記複数の光源から照射されて前記第2光偏向ミラーにより走査される複数の光線による複数の走査範囲の中心位置が左右方向に離反して設定され、前記複数の走査範囲が上下方向において一致していない場合、前記第2光偏向ミラーに向けて光線を照射する前記複数の光源は、前記複数の光源から照射されて前記第2光偏向ミラーにより走査される複数の光線の走査位置が走査範囲の上端部又は下端部となる際に、非照射状態となるように駆動されることを特徴とする車両用灯具の駆動方法。
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