JP6682834B2 - 導光板、面光源装置、表示装置、及び電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、導光板、面光源装置、表示装置、及び電子機器に関する。
近年、電子機器の小型化、薄型化が進んでいる。このような電子機器に搭載される液晶表示装置には、同一の面積でより大きな表示領域を得るための狭額縁化や、薄型化のニーズがある。液晶表示装置のバックライトには、例えば、白色光を出射するLED(Light Emitting Diode)パッケージを光源とし、導光板(ライトガイドとも呼ばれる)を用いたサイドライトタイプ(エッジライト方式とも呼ばれる)の面光源装置が用いられている。
図1は、従来の面光源装置100の概略断面図である。面光源装置100は、導光板101と、導光板101の入光面102と対向するように配置された光源120とを備える。光源120から出射された光は、導光板101の入光面102から導光板101の内部に入り、導光板101の上面103及び下面104で反射を繰り返しながら導光板101の内部を進む。導光板101内の光は、導光板101の下面104に設けられたドットパターン105に当たって拡散反射し、導光板101の上面103に入射する光の入射角が変化する。導光板101の上面103に入射する光が、臨界角よりも小さな入射角で入射すると、導光板101の上面103から外部に光が出射される。導光板101内の光が、導光板101の入光面102の反対側の反入光面106に入射すると、反入光面106から外部に漏れ光が出射される。
図2は、従来の面光源装置100の断面図である。図2に示すように、導光板101の側面を覆うフレーム107が、導光板101の反入光面106と対向するように配置されている。光源120がフレキシブル基板108に実装されている。導光板101の上面103側に光学シート109が配置され、導光板101の下面104側に反射シート110が配置されている。フレキシブル基板108の下面等に配置された固定部材(図示せず)によって、フレーム107、光学シート109及び光源120が固定されている。遮光両面テープ111は額縁状になっており、面光源装置100の外部に光が漏れ出ることを抑制している。また、導光板101の反入光面106から出射される漏れ光を、フレーム107で反射して導光板101内に再入射したり、フレーム107に吸収したりすることにより、面光源装置100の外部に漏れ光が出さないようにしている。
上記の技術に関連して、反射面へのシート材の貼り付きを防止し、均一な発光輝度を得る目的で、出射面と対向する反射面に形成された複数のプリズムの稜線に凸部または凹部を形成した導光板が提案されている(特許文献1参照)。また、出射光の広がり範囲や出射光量を目的に合わせてコントロールすることによって均一で高輝度な出射光を得る目的で、高さの異なる稜を有する略三角柱を複数並設した導光板が提案されている(特許文献2参照)。
特開2005−203182号公報 特開2006−252932号公報
導光板の薄型化及び耐過重性の向上が求められている。導光板の下面に設けられたドッ
トパターンの高さを低くすることで、導光板の薄型化が向上する。ドットパターンの高さが高いと、外部から荷重がかかった際に、ドットパターンが潰れやすいが、ドットパターンの高さが低いと、外部から荷重がかかっても、ドットパターンが潰れにくくなる。そのため、導光板に設けられたドットパターンを小型化することで、導光板の薄型化及び耐荷重性の向上が図られている。
しかし、導光板101に設けられたドットパターン105を小型化すると、ドットパターン105で拡散反射する光が減少し、結果として、導光板101の反入光面106から漏れる光が増加する。反入光面106から漏れる光が増加すると、フレーム107によって反射される光が増加し、図3に示すように、フレーム107のエッジ部分から光が漏れるブライトエッジが発生する。ブライトエッジが発生すると、フレーム107のエッジが他の部分よりも明るくなり、輝度の均一性が損なわれる。
図4は、導光板101の上面103から出射される光の輝度の分布を示す図である。図4の縦軸は、導光板101の上面103から出射される光の輝度を示しており、図4の横軸は、導光板101の入光面102側から反入光面106側までの位置を示している。したがって、図4には、導光板101の入光面102側から反入光面106側までの輝度がグラフ化されている。図4に示す実線Aは、導光板101の下面104に設けられたドットパターン105が小さい場合における導光板101の上面103から出射される光の輝度を示している。図4に示す点線Bは、導光板101の下面104に設けられたドットパターン105が大きい場合における導光板101の上面103から出射される光の輝度を示している。図4に示すように、導光板101の下面104に設けられたドットパターン105が小さい場合、ブライトエッジが発生するため、導光板101の反入光面106側付近で輝度が上昇し、結果として、導光板101の出射面からの出射光の強度分布が不均一になっている。
このような状況に鑑み、本発明は、導光板の耐荷重性を向上するとともに、導光板の反入光面から漏れる光を低減する技術を提供することを目的とする。
本発明では、上記課題を解決するために、以下の手段を採用した。すなわち、本発明は、光が入射する入光面を側方に有し、前記入光面から入射する光を出光面から出射する概略平板状の導光板であって、前記出光面に設けられ、前記出光面の法線方向から見て、前記入光面に対して垂直方向に延在する複数の凸条と、前記出光面に離散的に設けられ、光を拡散反射する複数の拡散反射部と、を備えることを特徴とする導光板である。
本発明では、入光面から入射する光を出射する出光面に、出光面の法線方向から見て、入光面に対して垂直方向に延在する複数の凸条が設けられるとともに、光を拡散反射する複数の拡散反射部が出光面に設けられる。外部から導光板に荷重がかかる際、拡散反射部に作用する荷重が抑制され、その結果、拡散反射部の潰れが抑止されるため、導光板の耐荷重性を向上することができる。また、出光面に複数の拡散反射部が設けられているため、導光板の反入光面から漏れる光を低減することができる。
また、本発明に係る導光板は、次の特徴を有してもよい。前記導光板は、前記入光面を有する導入部と、前記導入部の厚さよりも小さな厚みを有し、前記導入部と連続する本体部とから構成され、前記本体部の前記出光面における前記拡散反射部の密度が、前記導入部の前記出光面における前記拡散反射部の密度よりも高いこと。本発明によれば、本体部の出光面における拡散反射部の密度が、導入部の出光面における拡散反射部の密度よりも高い導光板を提供することができる。
また、本発明に係る導光板は、次の特徴を有してもよい。前記入光面からの距離が離れるに従って、前記出光面における前記拡散反射部の密度が高くなること。導光板内の光の量は、導光板の入光面からの距離が離れるに従って少なくなる傾向にあるので、このような導光板によれば、導光板の出光面からの出射光の輝度を均一化することができる。
また、本発明に係る導光板は、次の特徴を有してもよい。前記複数の拡散反射部は、隣接する前記凸条の間に配置される。このような導光板によれば、外部から導光板に荷重がかかる際、拡散反射部に直接荷重が作用しないため、拡散反射部の潰れが抑止され、導光板の耐荷重性を向上することができる。
また、本発明に係る導光板は、次の特徴を有してもよい。前記導光板は、前記出光面の反対面に離散的に設けられ、光を拡散反射する複数の突起状の第2拡散反射部を更に備えること。このような導光板によれば、出光面の反対面に設けられた複数の突起状の第2拡散反射部の小型化が可能であり、第2拡散反射部の潰れが抑止され、導光板の耐荷重性を向上するとともに、導光板の反入光面から漏れる光を低減することができる。
また、本発明に係る導光板は、次の特徴を有してもよい。前記第2拡散反射部の高さが、5μm以下であること。このような導光板によれば、第2拡散反射部の潰れの抑止効果を高めることができる。前記凸条の高さが、前記拡散反射部の高さよりも高いこと。このような導光板によれば、拡散反射部の潰れをより確実に抑止することができる。
また、本発明に係る導光板は、次の特徴を有してもよい。前記導光板は、隣接する前記凸条の間に、前記出光面の法線方向から見て、前記入光面に対して垂直方向に延在する単数又は複数の第2凸条を更に備え、前記凸条の高さが前記第2凸条の高さより高いこと。本発明によれば、隣接する凸条の間に、凸条の高さよりも低い第2凸条が配置された導光板を提供することができる。
また、本発明に係る導光板は、次の特徴を有してもよい。前記複数の拡散反射部が、前記複数の第2凸条に設けられていること。本発明によれば、複数の拡散反射部が、複数の第2凸条に設けられた導光板を提供することができる。
また、本発明に係る面光源装置は、本発明に係る導光板と、前記導光板の前記入光面と対向する位置に配置された光源と、前記導光板の前記入光面の反対面と対向する位置に配置され、前記導光板の側面を囲む枠体と、を備える。このような面光源装置では、本発明に係る導光板が備えられるため、輝度が均一で、耐荷重性の優れた面光源装置を提供することができる。
また、本発明に係る表示装置は、本発明に係る面光源装置と、前記面光源装置から出射される光を受ける表示パネルとを備える。このような表示装置では、本発明に係る導光板を用いた面光源装置を備えられるため、輝度が均一で、耐荷重性の優れた面光源装置を備えた表示装置を提供することができる。
また、本発明に係る電子機器は、本発明に係る表示装置を備える。このような電子機器では、本発明に係る導光板を用いた面光源装置を有する表示装置が備えられるため、輝度が均一で、耐荷重性の優れた面光源装置を有する表示装置を備えた電子機器を提供することができる。
本発明によれば、導光板の耐荷重性を向上するとともに、導光板の反入光面から漏れる光を低減する技術を提供できる。
図1は、従来の面光源装置の概略断面図である。 図2は、従来の面光源装置の断面図である。 図3は、従来の面光源装置の断面図である。 図4は、導光板の上面から出射される光の輝度の分布を示す図である。 図5は、実施形態1に係る液晶表示装置の構成を例示する斜視図である。 図6は、実施形態1に係る面光源装置の構成を例示する斜視図である。 図7Aは、実施形態1に係る導光板を示す図である。 図7Bは、実施形態1に係る導光板を示す図である。 図8は、実施形態1に係る面光源装置の概略断面図である。 図9は、実施形態1に係る面光源装置の断面図である。 図10は、実施形態2に係る導光板を示す図である。 図11は、実施形態3に係る導光板の平面図である。 図12は、導光板の反入光面から漏れる光の検証データを示す図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、本発明を実施する一例を示すものであって、本発明を以下に説明する具体的な構成に限定するものではない。
以下の実施形態1〜3では、「表示装置」は、液晶表示装置として説明され、「面光源装置」は、液晶表示装置のバックライトとして説明され、「光源」は、LEDパッケージとして説明される。なお、「面光源装置」は、液晶パネルや電子ペーパによる表示装置の前面に配置されるフロントライト等、バックライト以外の用途で利用されてもよい。
〔実施形態1〕
実施形態1の導光板では、導光板の上下面にドットパターンが設けられ、かつ、導光板の上面に設けられた複数のレンチキュラーの間にドットパターンが配置される。
(液晶表示装置の構成)
図5は、実施形態1に係る液晶表示装置の構成を例示する斜視図である。図5に示すように、実施形態1に係る液晶表示装置は、バックライトとして配置される面光源装置1と、面光源装置1から出射される光を受ける液晶パネル2とを備える。液晶パネル2は、ガラス板に挟まれて封入された液晶に電圧をかけて光の透過率を増減等させることで、像を表示する表示パネルである。なお、後述する実施形態2〜3においても、液晶表示装置が同様に構成される。以下、面光源装置1における、液晶パネル2側を上面側として、その反対面側を下面側として説明することがある。
(面光源装置1の構成)
図6は、実施形態1に係る面光源装置1の構成を例示する斜視図である。実施形態1に係る面光源装置1は、導光板10、光源11、フレキシブルプリント基板(以下、「FPC」とも表記する)12、フレーム13、及び固定部材14を備える。また、面光源装置1は、導光板10の下面側に配置される反射シート15を備える。また、面光源装置1は、導光板10の上面側に順に積層される拡散シート16、プリズムシート17A、17B、及び遮光両面テープ18を備える。
導光板10は、概略平板状であり、ポリカーボネート樹脂やポリメチルメタクリレート樹脂等の透光性の素材で成形される。導光板10の上面は、光が出射する出光面となっている。導光板10は、光源11から導光板10内へ導入された光を出光面に導き、出光面
全体が均一に光るようにしたものである。導光板10の構成については、後述する。
光源11は、白色光を蛍光部から出射する。光源11は、例えば、LEDパッケージであるが、LEDパッケージ以外の光源が用いられてもよい。光源11は、発光素子であるLEDチップが蛍光体を含む透光性樹脂(樹脂層)で封止されて形成されている。光源11は、FPC12からの給電を受けて駆動される。なお、光源11として、白色以外のLED光源が用いられてもよい。FPC12は、可撓性のある絶縁性フィルムである基材上に、導体箔によって配線を設け、表面に保護用の絶縁性フィルムであるカバーレイを接着させて構成される配線基板である。FPC12には、複数の光源11が一定の間隔で一列に実装される。
フレーム13は、開口を有し、4辺からなる枠状の部材(「枠体」の一例)である。フレーム13は、酸化チタンを含有したポリカーボネート樹脂等により成形される。フレーム13には、導光板10がはめ込まれ、フレーム13の内周面が導光板10の外周面を形成する側面を囲う。フレーム13は、高い反射率を有しており、導光板10内の光が導光板10の外周面から漏れないように光を反射する。フレーム13は、例えば、白色で96%の反射率を有する。固定部材14は、FPC12の下面等に配置され、FPC12とフレーム13と導光板10を固定する。固定部材14は、例えば、上下面が粘着面となった両面粘着テープである。
反射シート15は、多層膜構造を有する高反射フィルムまたは反射率の高い白色樹脂シートや金属箔などからなる平滑なシートであり、導光板10内の光が導光板10の下面から漏れないように光を反射する。拡散シート16は、半透明な樹脂フィルムであり、導光板10の出光面から発せられた光を拡散させて光の指向特性を広げる。プリズムシート17A及び17Bは、上面に三角プリズム状の微細なパターンが形成された透明な樹脂フィルムあり、拡散シート16によって拡散された光を集光し、面光源装置1を上面側から見た場合の輝度を上昇させる。遮光両面テープ18は、上下両面が粘着面となった黒色の粘着テープである。遮光両面テープ18は額縁状となっており、光が漏れ出ることを抑制する。
(導光板10の構成)
図7Aは、実施形態1に係る導光板10を示す図である。導光板10は、導光板本体10A(「本体部」の一例)の端部に光導入部10B(「導入部」の一例)を一体に成形したものであり、光源11から出射された光が入射する入光面20と、入光面20から入射する光を出射する出光面とを有する。光導入部10Bは、入光面20を有する。したがって、導光板10の入光面20は、導光板10の側面の一部である。導光板10の出光面は、液晶パネル2側に向けられており、以下では、導光板10の出光面を、導光板10の上面21とし、導光板10の出光面の反対側の面(反対面)を、導光板10の下面22として説明する。導光板本体10Aは、光導入部10Bよりも小さな厚みを有し、光導入部10Bと連続している。光導入部10Bは、入光面20の近傍から導光板本体10Aに向かって傾斜する傾斜面が形成されたテーパー形状を有する。光導入部10Bの端面、すなわち導光板10の入光面20の厚みは、光源11の光出射窓の高さと等しいか、それよりも厚くなっている。その結果、光源11から出射した光は、導光板10の入光面20から導光板本体10A内に効率よく入射し、導光板10の光利用効率が向上する。
導光板10の上面21に、複数のドットパターン23(「拡散反射部」の一例)が離散的に設けられている。導光板10の下面22に、複数のドットパターン24(「第2拡散反射部」の一例)が離散的に設けられている。光源11から出射された光は、導光板10の入光面20から導光板10の内部に入り、導光板10の上面21及び下面22で全反射を繰り返しながら導光板10の内部を進む。導光板10内の光は、導光板10の上面21
に設けられたドットパターン23及び下面22に設けられたドットパターン24に当たって拡散反射し、導光板10の上面21に入射する光の入射角が変化する。導光板10の上面21に入射する光が、臨界角よりも小さな入射角で入射すると、導光板10の上面21から外部に光が出射される。
導光板10の上面21に複数のレンチキュラー25が設けられている。レンチキュラー25は、導光板10の上面21の法線方向から見て、導光板10の入光面20に対して垂直方向に延在する凸条である。導光板10の上面21にレンチキュラー25を設けることにより、導光板10の上面21から出射される光の分布が制御され、導光板10の上面21から出射される光の輝度が均一化される。複数のレンチキュラー25は、互いに平行に並んで配置されている。複数のレンチキュラー25は、一定の間隔を空けて配置されている。レンチキュラー25のピッチは、例えば、70μm以上90μm以下であるが、これらの値に限定されず、他の値であってもよい。レンチキュラー25は、射出成形によって製造される導光板10に一体に形成されてもよい。
図7Aに示すように、複数のドットパターン23は、隣接するレンチキュラー25の間に配置される。レンチキュラー25の高さは、ドットパターン23の高さよりも高い。レンチキュラー25の高さを、ドットパターン23の高さよりも高くすることにより、仮に外部から荷重がかかった場合があったとしても、ドットパターン23の潰れを抑止することができる。導光板10に対して荷重が加えられた場合であっても、導光板10の上面21に設けられたレンチキュラー25によって、導光板10の上面21に設けられたドットパターン23に力が加わらず、ドットパターン23の潰れが抑止される。また、レンチキュラー25の高さが、ドットパターン23の高さよりも高く、かつ、ドットパターン23が、隣接するレンチキュラー25の間に配置されているため、導光板10の厚みが増加していない。
図7Aには、複数のドットパターン23が、隣接するレンチキュラー25の間に配置される例を示したが、図7Aに示す例に限定されず、図7Bに示すように、複数のドットパターン23を、レンチキュラー25に設けてもよい。ただし、レンチキュラー25の頂点部分にドットパターン23を設けると、ドットパターン23が潰れる可能性があるので、レンチキュラー25の頂点以外の部分にドットパターン23を設けることが好ましい。
図7A及び図7Bに示すドットパターン23は、導光板10の外側に突出する突起形状(凸形状)であるが、この形状に限定されず、ドットパターン23は、導光板10の内側に窪んだ凹形状であってもよい。突起形状は、例えば、凸レンズ形状、円柱形状、角柱形状、円錐形状、三角錐形状等である。凹形状は、例えば、凹レンズ形状、円柱溝形状、角柱溝形状、円錐溝形状、三角錐溝形状等である。ドットパターン23は、射出成形によって製造される導光板10に一体に形成されてもよい。また、インクジェット等によって、ドットパターン23を導光板10に別途形成してもよい。
図7A及び図7Bに示すように、導光板本体10Aの出光面に複数のドットパターン23が設けられている。図7A及び図7Bには図示されていないが、光導入部10Bの出光面に複数のドットパターン23が設けてもよい。導光板本体10Aの出光面に設けられた複数のドットパターン23により、導光板10の上面21から出射される光の分布が制御され、導光板10の上面21から出射される光の輝度が均一化されている。光導入部10Bの出光面に複数のドットパターン23を設けることにより、導光板10の上面21から出射される光の分布がより制御され、導光板10の上面21から出射される光の輝度がより均一化される。その場合、導光板本体10Aの出光面におけるドットパターン23の密度は、光導入部10Bの出光面におけるドットパターン23の密度よりも高い。ドットパターン23の密度は、例えば、単位面積当たりのドットパターン23の個数である。なお
、光導入部10Bの出光面にドットパターン23を設けないようにしてもよいのは当然である。
ドットパターン24は、導光板10の外側に突出する突起形状(凸形状)である。突起形状は、例えば、凸レンズ形状、円柱形状、角柱形状、円錐形状、三角錐形状等である。ドットパターン24の高さを低くすることにより、ドットパターン24の潰れを抑止することができる。ドットパターン24の高さは、0μmより大きく、5μm以下であることが好ましい。更に、ドットパターン24の高さは、2μm以上3μ以下であることがより好ましい。ドットパターン24の径は特に限定されないが、ドットパターン24の径を、例えば、Φ20μm程度にしてもよい。ドットパターン24の高さが5μm以下である場合、ドットパターン24の潰れの抑止効果が高い。ドットパターン24は、射出成形によって製造される導光板10に一体に形成されてもよい。また、インクジェット等によって、ドットパターン24を導光板10に別途形成してもよい。
図1に示した導光板101の下面104に設けられたドットパターン105の高さは20μm程度である。導光板10の下面22に設けられたドットパターン24の高さを、例えば、5μm以下にして、ドットパターン24を小型化することにより、導光板10の薄型化を可能とし、耐過重性を向上することができる。導光板10の下面22に設けられたドットパターン24を小型化すると、ドットパターン24で拡散反射する光が減少するが、導光板10の上面21にドットパターン23が設けられているため、図8に示すように、導光板10の反入光面26から漏れる光が低減する。導光板10の反入光面26は、導光板10の入光面20の反対側の面である。導光板10の反入光面26から漏れる光が低減することで、図9に示すように、ブライトエッジを改善することができる。
〔実施形態2〕
実施形態2の導光板10では、隣接するレンチキュラー25の間に、レンチキュラー25よりも小さいレンチキュラーを更に設けている。実施形態2において、実施形態1と同一の構成要素については、実施形態1と同一の符号を付し、その説明を省略する。
(導光板10の構成)
図10は、実施形態2に係る導光板10を示す図である。図10に示すように、導光板10の上面21に複数のレンチキュラー31が設けられている。レンチキュラー31は、導光板10の上面21の法線方向から見て、導光板10の入光面20に対して垂直方向に延在する凸条(「第2凸条」の一例)である。隣接するレンチキュラー25の間に、単数又は複数のレンチキュラー31が配置される。ただし、全てのレンチキュラー25の間にレンチキュラー31が配置されていなくてもよい。すなわち、導光板10の上面は、隣接するレンチキュラー25の間に、単数又は複数のレンチキュラー31が配置されている領域と、隣接するレンチキュラー25の間に、レンチキュラー31が配置されていない領域とを有してもよい。レンチキュラー31は、レンチキュラー25よりも低くなっているので、レンチキュラー25の高さは、レンチキュラー31の高さより高い。レンチキュラー31の幅は、レンチキュラー25の幅よりも狭くてもよいし、レンチキュラー25の幅よりも広くてもよい。また、レンチキュラー25の幅とレンチキュラー31の幅とが同一であってもよい。レンチキュラー31のピッチは、例えば、20μm以上30μm以下であるが、これらの値に限定されず、他の値であってもよい。
図10に示すように、複数のドットパターン23が、複数のレンチキュラー31に設けられている。レンチキュラー31に対して設けるドットパターン23の数に限定はなく、例えば、一つのレンチキュラー31に対して一つのドットパターン23を設けてもよいし、一つのレンチキュラー31に対して複数のドットパターン23を設けてもよい。レンチキュラー31の頂点部分にドットパターン23を設けてもよいし、レンチキュラー31の
頂点以外の部分にドットパターン23を設けてもよい。隣接する2つのレンチキュラー31の境界部分をドットパターン23が跨ぐようにしてもよい。
図10に示す導光板10の構成例では、隣接するレンチキュラー25の間における複数のレンチキュラー31は、間隔を空けずに配置されている。図10に示す導光板10の構成例に限定されず、隣接するレンチキュラー25の間における複数のレンチキュラー31は、一定の間隔を空けて配置されてもよい。更に、隣接するレンチキュラー25の間における複数のレンチキュラー31が、一定の間隔を空けて配置され、一つ又は複数のドットパターン23が、隣接するレンチキュラー31の間に配置されてもよい。
〔実施形態3〕
実施形態3の導光板10では、ドットパターン23の密度を変化させることで、面光源装置1の発光分布を調整する。実施形態3において、実施形態1及び2と同一の構成要素については、実施形態1及び2と同一の符号を付し、その説明を省略する。
(導光板10の構成)
図11は、実施形態3に係る導光板10の平面図である。光源11からの距離が離れると、導光板10内の光の量が少なくなる。これに対して、図11に示すように、導光板10の入光面20からの距離が離れるに従って、導光板10の上面21に設けたドットパターン23の密度を高くすることにより、導光板10の上面21から出射される光の輝度の均一化を行っている。導光板10の上面21において、導光板10の入光面20から近い領域は、ドットパターン23が疎に配置されており、導光板10の入光面20から遠い領域は、ドットパターン23が密に配置されている。なお、図11には、レンチキュラー25を図示していないが、導光板10の上面21には複数のレンチキュラー25が設けられている。また、導光板10の上面21に複数のレンチキュラー31を設けてもよい。
導光板10の入光面20からの距離が離れるに従って、導光板10の下面22に設けたドットパターン24の密度を高くすることにより、導光板10の上面21から出射される光の輝度の均一化を行ってもよい。導光板10の下面22において、導光板10の入光面20から近い領域について、ドットパターン24を疎に配置し、導光板10の入光面20から遠い領域について、ドットパターン24が密に配置してもよい。
(検証結果)
図12は、導光板10の反入光面26から漏れる光の検証データを示す図である。図12の縦軸は、導光板10の出光面からの出射光の輝度に対する導光板10の反入光面26から漏れる光の輝度の割合を示している。図12に示す「下面パターン」は、導光板10の下面22に複数のドットパターン24を設け、導光板10の上面21にドットパターン23を設けない場合の検証データを示している。図12に示す「上下面パターン」は、導光板10の上面21に複数のドットパターン23を設け、導光板10の下面22に複数のドットパターン24を設けた場合の検証データを示している。図12に示すように、導光板10の出光面からの出射光の輝度に対する導光板10の反入光面26から漏れる光の輝度の割合について、「上下面パターン」は、「上面パターン」から45%程度減少している。
以上説明した実施形態1〜3の導光板10によれば、導光板10の下面22のドットパターン24を小型化することにより、導光板10の薄型化を可能とし、耐過重性を向上することができる。また、導光板10の上面21にドットパターン23を設けることにより、導光板10の反入光面26から漏れる光を低減することができ、ブライトエッジを改善することができる。更に、隣接するレンチキュラー25の間にドットパターン23を配置することにより、導光板10の耐過重性を向上することができる。そのため、このような
導光板10を備える面光源装置1をバックライトとして搭載することで、薄型で耐過重性が高く、かつ、輝度が均一な液晶表示装置を提供することができる。
更に、このような表示装置は、各種の電子機器に搭載することができる。このような表示装置を備えた電子機器として、スマートフォン、デジタルカメラ、タブレット端末、電子ブック、ウェアラブル機器、カーナビゲーション装置、電子辞書、電子広告板等を例示できる。このような電子機器は、小型化、薄型化が可能な上に、優れた品質の表示を提供することが期待できる。
1 面光源装置
2 液晶パネル
10 導光板
11 光源
12 フレキシブルプリント基板
13 フレーム
14 固定部材
15 反射シート
16 拡散シート
17A、17B プリズムシート
18 遮光両面テープ
23、24 ドットパターン
25、31 レンチキュラー

Claims (11)

  1. 光が入射する入光面を側方に有し、前記入光面から入射する光を出光面から出射する概略平板状の導光板であって、
    前記出光面に設けられ、前記出光面の法線方向から見て、前記入光面に対して垂直方向に延在する複数の凸条と、
    前記出光面に離散的に設けられ、光を拡散反射する複数の拡散反射部と、
    を備え
    前記複数の拡散反射部は、複数の前記凸条に設けられ、かつ、隣接する前記凸条の間に配置されることを特徴とする導光板。
  2. 前記導光板は、前記入光面を有する導入部と、前記導入部の厚さよりも小さな厚みを有し、前記導入部と連続する本体部とから構成され、
    前記本体部の前記出光面における前記拡散反射部の密度が、前記導入部の前記出光面における前記拡散反射部の密度よりも高いことを特徴とする請求項1に記載の導光板。
  3. 前記入光面からの距離が離れるに従って、前記出光面における前記拡散反射部の密度が高くなることを特徴とする請求項1又は2に記載の導光板。
  4. 前記出光面の反対面に離散的に設けられ、光を拡散反射する複数の突起状の第2拡散反射部を更に備えることを特徴とする請求項1からの何れか一項に記載の導光板。
  5. 前記第2拡散反射部の高さが、5μm以下であることを特徴とする請求項に記載の導光板。
  6. 前記凸条の高さが、前記拡散反射部の高さよりも高いことを特徴とする請求項1からの何れか一項に記載の導光板。
  7. 隣接する前記凸条の間に、前記出光面の法線方向から見て、前記入光面に対して垂直方向に延在する単数又は複数の第2凸条を更に備え、
    前記凸条の高さが前記第2凸条の高さより高いことを特徴とする請求項1からの何れか一項に記載の導光板。
  8. 前記複数の拡散反射部が、前記複数の第2凸条に設けられていることを特徴とする請求項に記載の導光板。
  9. 請求項1からの何れか一項に記載の導光板と、
    前記導光板の前記入光面と対向する位置に配置された光源と、
    前記導光板の前記入光面の反対面と対向する位置に配置され、前記導光板の側面を囲む枠体と、
    を備える面光源装置。
  10. 請求項に記載の面光源装置と、
    前記面光源装置から出射される光を受ける表示パネルと、
    を備えることを特徴とする表示装置。
  11. 請求項10に記載の表示装置を備えることを特徴とする電子機器。
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