JP6682542B2 - 飲料を調製するための装置及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、飲料抽出物と抽出流体との間の相互作用に基づいて、特にクレマ層を持つ飲料のような飲料を調製するための装置であって、前記装置は、一定量の前記飲料抽出物を収容するための煎出室であって、前記抽出流体を受容するための入口と、前記飲料を排出するための出口と、を持つ煎出室と、前記抽出流体の供給源から前記煎出室へと前記抽出流体を移動させ、前記抽出流体を、前記煎出室に存在し得る前記一定量の前記飲料抽出物を通って流すためのポンピング手段と、前記煎出室の前記出口において制限を実施するための制限手段と、を有する装置に関する。
本発明はまた、飲料抽出物と抽出流体との間の相互作用に基づいて、特にクレマ層を持つ飲料のような飲料を調製するための方法であって、一定量の前記飲料抽出物が、前記抽出流体を受容するための入口と、前記飲料を排出するための出口と、を持つ煎出室に配置され、前記抽出流体の供給源から前記煎出室へと前記抽出流体を移動させ、前記抽出流体を、前記煎出室に存在し得る前記一定量の前記飲料抽出物を通って流すためポンピング手段が利用され、前記煎出室の前記出口において制限が実施される方法に関する。
エスプレッソコーヒーの煎出の分野においては、品質の知覚は、いわゆるクレマ(crema)層、即ちエスプレッソコーヒーの上端レベルにおける泡の薄い層の形成に、強く関連している。クレマ層の形成における要件は、エスプレッソコーヒーを得るため、水が一定量の挽かれたコーヒー豆を通るよう流される煎出工程が、十分に高い温度で実行されることである。実際には、エスプレッソコーヒーにCOのような気体を溶かすために、高い圧力が必要とされる。挽きが十分に細かい場合には、必要な圧力が実際に実現される程度に、流れ抵抗が生じる。しかしながら、挽きが粗すぎる場合には、流れ抵抗が低く過ぎて、クレマ層の形成に関連するレベルにまで圧力が到達し得ない。粗い挽きに関連する他の問題は、一定量の挽かれたコーヒー豆を水が過度に速く通過するため、煎出工程が飲料の味が最適となるのに十分に継続しない、即ち煎出時間が短くなり過ぎるという事実に存する。
本分野においては、以上に概説された粗い挽きの場合におけるクレマ層の不在及び劣る味の問題が認識される。特に家庭用機器の条件においては、ユーザに挽きサイズを注意深く制御するよう委ねることはできない。該問題に対する解決方法は、煎出室、即ち動作の間に煎出工程が実行される室の下流に制限部を配置することを含む、いわゆるクレマ弁を利用することに見出される。斯かる制限部を持つことにより、煎出室における圧力が常にクレマ層を形成するために十分に高くなり、煎出時間が好適な味を得るのに十分に長くなる。多くの実用的な場合において、例えば独国特許出願公開DE202006014317U1から知られているように、制限部が固定され、クレマ層がばね付勢された弁の形で実現される。他の既知の方法によれば、小型のオリフィス板が利用される。斯かるオリフィス板に関連する利点は、煎出工程が終了した後に、煎出室において優勢な圧力が最終的にゼロへと減少することである。反対に、ばね付勢された弁が利用される場合には、圧力は、弁の開放閾値圧力のレベルのままとなる。他方、ばね付勢された弁は、工程の設定を変更するために調節可能とされ得るが、オリフィス板ではできない。
更に他の既知の方法によれば、突出ピンにより略完全に閉じられる、大型のオリフィス板が用いられる。最初に、該ピンと該板との間の小さなスリットが、大きな制限効果を引き起こす。煎出室内の圧力が増大すると、該ピンは平衡状態となるまで該室に対して外側へと押され、その結果の煎出室内の圧力は、該ピンを保持するために用いられるばね力に依存する。該ピンが煎出室に対してあまり延長していない位置にまで戻ることを防止するための手段が用いられる。しかしながら、新たな煎出工程が開始されるたびに、該ピンと該板との間のとり得る最小のスリットを実現するため、該ピンを初期位置に戻す必要がある。この目的のため、特殊なリセット機構が利用される。
以上に説明された方法は、クレマ層の存在を保証し、粗い挽きを含むあらゆる環境において好適な味に寄与し、ユーザが挽きサイズに悩まされる必要がないようにする機能を持つ。しかしながら、既知の方法には、幾つかの欠点がある。ばね付勢された弁の場合には、幾分かの圧力が煎出室に残り、その結果コーヒーパックが非常に湿ったままとなる。このことは、コーヒーパックがごみ箱の中で又はごみ箱に捨てられる途中で崩れてしまうという事実に鑑みて、不利である。小型のオリフィス板の場合には、煎出工程が終了した後に生じる圧力の解放が、比較的低速である。一般に、小さなスリット等は詰まり易い。
欧州特許出願公開EP2428143A1は、コーヒーマシンにおいてエスプレッソコーヒーを調製するための装置を開示している。数あるなかでも、該コーヒーマシンは、該マシンの機能を制御するよう機能する、電子型の制御ユニットを備える。更に、該コーヒーマシンは、コーヒーを供給するための供給出口と、該供給出口の開閉を制御するための弁装置と、を持つ。供給動作が開始されると、該弁装置の一部であり、コーヒーの供給を防止するシャッタが、一定の継続時間の間、供給出口を閉じる状態のままに保たれ、該継続時間は、制御ユニットによりプログラムされる。該制御ユニットは、当該初期時間の後、電気弁を作動させ、その結果、加圧水がシャッタの動きを引き起こす。供給動作の間じゅう、弁座部に対してシャッタの端を付勢するよう作用するばねにより掛けられる力よりも大きな力をかけるためのレベルに、圧力が維持される必要がある。
本発明の目的は、以上に述べたような既知の装置及び方法とは異なる、一定量の飲料抽出物を収容するための煎出室の下流の位置における制限部の利用を含む、飲料を調製するための装置及び方法を提供し、これら既知の装置及び方法に関連する欠点を軽減しつつ、コストの低下並びに信頼性及び頑強性の増大を可能とすることにある。本発明によれば、最初のパラグラフにおいて定義された飲料を調製するための装置であって、前記制限手段が、前記煎出室の前記出口における制限を実現するための作動位置と、前記煎出室の前記出口における制限を最小化するための非作動位置と、の間で移動可能であり、前記装置は更に、前記ポンピング手段の実際の状態に関連して、前記制限手段の位置を制御するためのアクチュエータ手段を有し、前記アクチュエータ手段は、前記ポンピング手段の実際の状態において前記ポンピング手段によって前記流体にかけられる圧力の影響の下、前記ポンピング手段と流体連通した状態で動作可能となるよう構成された、装置が提供される。
以上から、本発明が適用されると、煎出室の出口が制限される程度が、最小の程度とより大きな程度との間で制御可能となる。アクチュエータ手段とポンピング手段との間の関係の結果、本発明は、より大きな程度に煎出室の出口を制限するために作動位置に制限手段を移動させるため動作の間に流体に対してポンピング手段によりかけられる圧力を用いる可能性を提供する。更に、ポンピング手段が非作動状態にされるとすぐに実現される圧力の解放が、最小の程度に煎出室の出口を制限するために非作動位置に制限手段を移動させるためにアクチュエータ手段により利用されることができる。
完全さのため、煎出室の出口の最小の制限とは、単に非常に小さな制限であり、煎出室における圧力に大きく影響しない又は全く制限しないものと理解されるべきである。更に、飲料抽出物とは、飲料を調製する工程において基本材料として用いられるのに適した、通常は飲料の味及び香りを決定する重要な機能を持つ、飲料の液体濃縮物、コーヒー豆等のような固体の材料の細かい粒子を含む、いずれかのタイプの材料と理解されるべきである。
抽出流体の供給源は好適には、一定量の流体を収容するのに適した、本分野において良く知られたように該装置において着脱可能に配置され得る、水タンク等である。このことは、抽出流体の供給源が水道であっても良く、この場合には、抽出流体の供給が該装置において必要となったときには流体連通を可能とするために、そうでない場合には流体連通をディスエーブルにするために、蛇口又は弁が用いられても良いという事実を変更するものではない。
有利にも、本発明による装置は、遮断手段であって、前記遮断手段において前記流体によりかけられる圧力が所定の閾値圧力より低い場合には、前記ポンピング手段と前記煎出室との間の流体の流れを遮断する、遮断手段を有し、前記アクチュエータ手段は、前記ポンピング手段と前記遮断手段との間の位置において、前記ポンピング手段及び前記遮断手段の両方と流体連通している。適切な種類の弁を有しても良い、上述した遮断手段の使用に基づいて、例えば、煎出工程が開始する直前に、制限手段が作動位置に移動させられることを確実にすることが可能となる。ポンピング手段が作動させられると、圧力は最初は低く、その結果、遮断手段は、煎出室への流体の流れを遮断するための位置のままとなる。更に、アクチュエータ手段がポンピング手段と遮断手段との間に配置されているため、アクチュエータ手段は即座に遮断手段の両端における圧力降下を受け、その結果、圧力がアクチュエータ手段の機能を実行するのに十分に大きいと仮定すれば、アクチュエータ手段は制限手段を作動位置へと動かすことが可能となる。それ故、ポンピング手段の動作が開始されると、煎出室の出口における制限が最初に実現される。圧力が遮断手段の所定の閾値圧力より大きくなるとすぐに、遮断手段の遮断機能が取り除かれ、煎出室への流体の流れが可能とされ、それにより煎出工程が開始されることができる。全体的に、所定の閾値圧力を持つ遮断手段を利用することにより、ポンピング手段が作動させられたときに構築される圧力が、最初に煎出室の出口における制限を実現するために利用され、煎出工程が幾分か後の段階において開始される。遮断手段の所定の閾値圧力は、ポンピング手段により実現される圧力が、遮断手段がポンピング手段と煎出室との間の経路を開く前に、制限手段をアクチュエータ手段により作動位置へと動かすのに十分に高いことを確実にするよう選択されても良いことは、当業者には明らかであろう。
実用的な実施例においては、前記アクチュエータ手段は、一方において開放した流体室と、前記流体室の開放側を封止するための封止部材と、を持つ流体アクチュエータを有し、前記封止部材は、前記流体室において、前記流体によりかけられる圧力の影響の下で、前記流体室の開放側に向かう方向に移動可能であり、付勢手段の影響の下で、前記流体室の更に深くへの方向に移動可能である。ばねの適切なセットを有しても良い該付勢手段の動作の影響の下で、例えば、該流体室のデフォルト位置は、該封止部材が該流体室における最低レベルにある位置である。加圧流体が該流体室に送られると、付勢手段によりかけられる力が反作用を受け、その結果、封止部材がより高いレベルへと動かされる。封止部材が流体室において種々のレベル間で移動可能であるという事実は、所望のとおりに制限手段の種々の位置を実現するために用いられるのに適しており、該位置とは即ち、ポンピング手段の動作の間に調製されるべき飲料にクレマ層を得るために十分な圧力が煎出室に構築され、好適な味を得るのに十分に長い煎出時間が実現されることができる程度に煎出室の出口を制限するための位置、及びポンピング手段の動作が終了した後に制限を最小化する/除去するための位置である。例えば、制限手段は、封止部材に沿って動くことが可能となるよう、流体アクチュエータの封止部材に装着された制限部材を備えても良い。制限を形成するため及び制限を最小化/除去するための斯かる制限部材を利用する種々の選択肢が、後に説明される。
前記流体アクチュエータの前記流体室は、前記封止部材と同じ方向に動くことが可能となるよう前記装置において配置されても良く、前記装置は、前記流体室を移動させ、前記流体室の位置を固定するための手段を有する。該流体室の斯かる構成に基づいて、該装置のユーザは、所望に応じて飲料の味にかなりの程度まで影響を与える、煎出圧を調節する機能を提供される。実際には、煎出室の出口における制限に関連する圧力が、出口に対する流体室の位置により影響を受け、制限の位置において制限手段によりかけられる圧力が、煎出室に優勢な圧力に直接に影響を与える。
以上に述べたように、制限手段は制限部材を有しても良い。特に、第1の選択肢によれば、煎出室の出口は柔軟なホースを有し、制限手段は圧力部材を有し、該圧力部材は、該ホースの壁部分を内側に押すための伸長位置と、該圧力部材がホースに作用する程度を最小化させるための後退位置と、の間で動くことができる。この場合には、圧力部材は、押圧可能な弾力性手段を通してアクチュエータ手段に接続されても良く、これにより、ホースに対する圧力部材のクランプ動作の弾性性質を持つことが可能となる。実際には、柔軟なホースと該ホースの壁部分を推すための圧力部材との利用は、柔軟なホースとばね付勢された弁との既知の利用に類似しており、本発明による選択肢は、ホースに対する圧力部材の作用が、ポンピング手段が非作動状態へとされた後に終了させられ、それにより、非常に濡れたコーヒーパックを得てしまうという欠点が回避される点において異なる。制限手段としてばね弁を用いることから知られたものと合致して、工程の設定を調節することが可能であり、煎出室において優勢な圧力は、特定の実用的な境界内において、所望のとおりに設定されることができる。
第2の選択肢によれば、制限手段は穴の中の棒型の組み合わせを有し、該棒は先細の自由端を持ち、該棒は、該穴を部分的に遮断するための伸長位置と、該棒が該穴を遮断する程度を最小化するための後退位置と、の間で動くことができる。この場合には、該棒の位置は、ポンピング手段の作用に依存して、アクチュエータ手段によって設定され、一方、穴の中の棒型の組み合わせの既知の利用によれば、棒の位置は、煎出室に優勢な圧力の影響の下で設定される。
アクチュエータ手段が、ポンピング手段の下流に配置されることが実用的である。本発明による装置が、前述した遮断手段を有する場合には、斯かる遮断手段は、閉位置即ち流体の流れを遮断するための位置に向けて付勢される、逆止弁を有しても良い。更に該装置は、該逆止弁を含む弁の組み合わせを有しても良く、更に該弁の組み合わせに接続された幾つかの流体線を有しても良く、煎出流体線が、抽出流体の供給源と煎出室の入口との間に延在し、ポンピング手段及び逆止弁は、煎出流体線における位置に配置され、アクチュエータ手段まで延在する制限流体線が、特にポンピング手段と逆止弁の入口側との間の位置において、煎出流体線に接続される。本発明による装置の当該実用的な実施例においては、アクチュエータ手段の動作は、以上に説明されたポンピング手段の動作に関連し、その結果、アクチュエータ手段により制御された制限手段の制限機能を持つことが可能となるのみならず、非制限機能を持つことも可能となり、ここでは逆止弁の利用により煎出工程の実際の開始に先立ち制限機能が実現される。飲料を煎出するためのクレマ弁を有する装置の既知の設計に比べ、本発明による装置は、制限流体線と、該流体線即ちクレマ弁を駆動するよう機能する別個の流体線の端部に配置されたアクチュエータ手段と、を有する。
完全さのため、弁の両側に対する特定の参照(ここで両側とは入口側及び出口側として示される)は、弁が開位置にあるときに該弁を流体が通過する方向に応じて選択されている。
該装置は、特に逆止弁の出口側と煎出室の入口との間の位置において、煎出流体線に接続された、抽出流体の供給源まで延在する戻り流体線を有しても良く、弁の組み合わせは、制限流体線が戻り流体線に排出することを可能とするための迂回弁を有し、該迂回弁は、流体の流れが通過することを可能とするための開位置に向けて付勢され、該迂回弁の閉閾値圧力は、逆止弁の開閾値圧力よりも低い。本構成においては、戻り流体線もまた抽出流体の供給源に接続されているという事実に鑑みれば、戻り流体線は実際には、煎出流体線の一部に平行な流体線である。それ故、戻り流体線は、ポンピング手段の通常の動作方向とは反対方向にポンピング手段を迂回するために用いられることができる。従って、戻り流体線の存在は、アクチュエータ手段から流体を排出する機能を提供し、ポンピング手段が非作動状態へとされた後に制限手段の非作動位置を設定することに寄与する。ポンピング手段の動作の間に供給源に多くの流体が排出されることを回避するため、流体が低圧で通過することを可能とする主な機能を持つ迂回弁が利用される。
本発明による装置の安全な使用を確実にするため、弁の組み合わせが、閉位置即ち流体の流れを遮断するための位置に向けて付勢され戻り流体線に配置された安全弁を有し、該安全弁の開閾値圧力が、逆止弁の開閾値圧力よりも高いことが好適である。何らかの理由により飲料が煎出室から排出されることができない場合のように、圧力が許容不可能な高いレベルにまで上昇すると、安全弁が開いて、戻り流体線を通した煎出室から流体の供給源への流体の流れを可能とする。
以上に述べられたように、本発明は、飲料抽出物と抽出流体との間の相互作用に基づいて、特にクレマ層を持つ飲料のような飲料を調製するための装置を提供するのみならず、方法をも提供する。特に、本発明による方法は、以下の動作、即ち、一定量の前記飲料抽出物を、前記抽出流体を受容するための入口と、前記飲料を排出するための出口と、を持つ煎出室内に配置するステップと、前記抽出流体の供給源から前記煎出室へと前記抽出流体を移動させ、前記抽出流体を、前記煎出室に存在する前記一定量の前記飲料抽出物を通って流すためポンピング手段を利用するステップと、前記ポンピング手段の動作の間だけ、前記煎出室の前記出口における制限を実現し、前記制限は、前記ポンピング手段が非作動状態へとされた後に最小化されるステップと、を有する。
特に、該装置に関して以上に説明されたものに従って、該方法は、前記煎出室の前記出口における制限を実現するための制限手段を備え利用するステップと、前記制限手段の位置を制御するためのアクチュエータ手段を備え利用するステップと、前記ポンピング手段が動作させられるとすぐに前記アクチュエータ手段に加圧された抽出流体を供給するステップと、前記アクチュエータ手段から前記抽出流体の供給源へと戻るよう流体を排出させるステップと、前記ポンピング手段が非作動状態にされるとすぐに前記ポンピング手段を迂回するステップと、を含んでも良い。
本発明を利用することにより、エスプレッソコーヒーのような飲料を調製するための装置において、クレマ弁が実現され、望ましいクレマ層の形成が確実にされ、好適な味が実現され得る。本分野において知られたものとは異なり、クレマ弁は、該装置のポンピング手段の動作の間のみ存在する。クレマ弁が煎出室の出口を制限する程度を調節する選択肢は維持されつつ、過度に濡れたコーヒーパックが得られてしまう欠点、及び詰まりが起き得るという欠点が回避される。
本発明の上述した態様及びその他の態様は、エスプレッソコーヒーにおいてクレマ層の形成を確実にし、過度に短い煎出時間を回避するためのクレマ弁を有し、コーヒー煎出工程のこれら態様において抽出されるべき材料の挽きサイズの影響が最小化される、エスプレッソコーヒーを煎出するための装置の2つの実施例の以下の詳細な説明を参照しながら説明され明らかとなるであろう。
本発明は、図面を参照しながら以下に更に詳細に説明され、これら図においては、同一の又は同様の部分は同じ参照記号により示されている。
クレマ層を持つエスプレッソコーヒーを煎出するために用いられるのに適した、本発明の第1の実施例による装置の構成を示す。 図1に示された装置の構成要素、即ち流体アクチュエータ及び該流体アクチュエータに接続された圧力部材の位置を示す。 図1に示された装置の構成要素、即ち流体アクチュエータ及び該流体アクチュエータに接続された圧力部材の図2aとは異なる位置を示す。 図1に示された装置の一部である弁の組み合わせの図式的な表現である。 クレマ層を持つエスプレッソコーヒーを煎出するために用いられるのに適した、図1に示された装置のような、本発明の第2の実施例による装置の構成を示す。
図1は、クレマ層を持つエスプレッソコーヒーを煎出するために用いられるのに適した、本発明の第1の実施例による装置1の構成を示し、該装置は以下、第1の飲料調製器1と示される。第1の飲料調製器1は、以下の構成要素、即ち煎出室10、水タンク20、ポンプ30、熱ブロック40、弁50、圧力部材60、流体アクチュエータ70、煎出圧を設定するための機構76、流量計31、及び弁32、33、34の組み合わせを有する。更に、第1の飲料調製器1は、上述した種々の構成要素を相互接続する3本の流体線81、82、83を有する。以下、種々の構成要素の設計及び/又は機能の説明が示される。
煎出室10は、一定量の挽かれたコーヒー豆を収容するよう機能する。煎出室10は、第1の飲料調製器1のユーザが、特に一定量の挽かれたコーヒー豆を挿入する目的のために、所望のとおり煎出室を開閉することが可能となるよう設計されても良い。他方、第1の飲料調製器1が、煎出室10に挽かれたコーヒーを供給するための特殊な手段を備えることも可能であり、この場合には、斯かる手段が、煎出の間に煎出室10に近くなるよう構成されることが実用的である。煎出室10は、煎出工程において用いられる流体を受容するための入口11を持ち、該流体は、図面に関連する本説明の残りにおいて水であることが仮定される。更に、煎出室10は、エスプレッソコーヒーを排出するための出口12を持つ。図示された例においては、出口12は、第1の飲料調製器1の通常の動作方向における下方向である方向に、煎出室10から延在する柔軟なホースを有する。
水タンク20は、煎出室10に存在し得る挽かれたコーヒー豆を抽出する目的のため、煎出室10に供給されるべき水を収容するよう機能する。
ポンプ30は、水タンク20から煎出室10へと水を移動させ、煎出室10に存在し得る挽かれたコーヒー豆を通って水を流すよう機能する。本発明の枠組み内において、いずれの適切なポンプが利用されても良い。
熱ブロック40は、ポンプ30の影響の下で、煎出室10に供給される水を加熱するよう機能する。完全さのため、本発明の枠組み内において、第1の飲料調製器1において、水を加熱するための他の適切なタイプの構成要素が利用されても良いことに留意されたい。
弁50は、熱ブロック40と煎出室10との間に配置され、通常の条件下で、熱ブロック40から煎出室10に向かう方向に水を通過させるよう主に機能する。
圧力部材60は、出口12に作用することにより煎出室10の出口12を制限するための伸長位置と、出口12において目立った制限を課さない後退位置と、の間で動かされることができる。図2a及び2bは、圧力部材60の2つの異なる位置を示し、図2aは伸長位置を示し、図2bは後退位置を示し、制限が参照番号61により示される。
流体アクチュエータ70は、圧力部材60の位置を設定するため、圧力部材60に接続される。本発明の枠組み内において、流体アクチュエータ70は、2つの位置間で圧力部材60を動かすのに適したいずれのタイプのものであっても良い。図示された例においては、流体アクチュエータ70は、一方の側が開いた流体室71と、流体室71において優勢な流体圧力に依存して室71の種々のレベルにおいて配置され得る封止部材72と、流体室71のより深くへ向かう方向に封止部材72を付勢するためのばね73と、を有する。室71の壁75と封止部材72との間における流体の漏れを防止するため、適切な環状手段74が用いられても良い。更に、図示された例においては、流体室71の位置を設定及び固定するための機構76が存在する。当該機構76は、第1の飲料調製器1のユーザにより、煎出圧を調節することにより所望のとおりにエスプレッソコーヒーの味に影響を与えるよう動作可能である。実際には、流体室71は、煎出室10の出口12の近くに配置され、圧力部材60は、流体室71が出口12からより離れて配置された場合に、より高い圧力で出口12を制限するようにされる。
流量計31は、煎出工程の間に第1の飲料調製器1により排出されるエスプレッソコーヒーの量を制御する工程において用いられ、該量は、エスプレッソコーヒーを受容するためのカップのような容器のサイズに適合されても良い。図示された例においては、流量計31は、水タンク20とポンプ30との間に配置される。
図3を参照すると、弁32、33、34の組み合わせは、3つの弁32、33、34、即ち逆止弁32、迂回弁33及び安全弁34を有する。これら弁32、33、34の機能は、後に説明される。
以下、種々の流体線81、82、83の詳細に言及することにより、第1の飲料調製器1の構成が更に説明される。煎出流体線81は、水タンク20から煎出室10の入口へと延在する。水タンク20から煎出室10への方向において、流量計31、ポンプ30、逆止弁32、熱ブロック40及び弁50が、煎出流体線81において連続的に配置される。制限流体線82は、煎出流体線81における位置、特にポンプ30と逆止弁32の入口側32aとの間の位置から、流体アクチュエータ70まで延在する。戻り流体線83は、水タンク20から、煎出流体線81における位置、特に逆止弁32の出口側32bと煎出室10の入口11との間の位置まで延在する。迂回弁33は、制限流体線82が、戻り流体線83へと排出することを可能とするよう配置され、ここで起こり得る迂回弁33を通る流れの方向は、水タンク20に向かう方向であることに留意されたい。更に、安全弁34が、戻り流体線83に配置される。
逆止弁32は、閉位置即ち流体の流れを遮断するための位置に向けて付勢される。例えば、逆止弁32の開閾値圧力は、約2barである。ユーザがエスプレッソコーヒーを作ることを決定した場合、為される必要があることは、適切な量の挽かれたコーヒーが煎出室10に配置され、水タンク20が十分な量の水を含み、煎出圧を調節するための機構76が適切に設定されていることを確認し、ポンプ30を起動することを含む煎出工程を開始することである。第1の例においては、ポンプ30の影響の下で流体において構築された圧力は比較的小さく、そのため逆止弁32は閉じたままである。該工程において、少なくとも逆止弁32の両端における圧力降下が、流体アクチュエータ70に圧力を作用させる。その結果、流体アクチュエータ70は、圧力部材60を図1及び2aに示された伸長位置に動かす。当該位置において、煎出室10の出口12において制限61が実現され、クレマ層を得るために十分に高い煎出圧力、及び好適な味を実現するために十分に長い煎出時間に到達することを支援する。
第2の例においては、流体における圧力が、逆止弁32の開閾値圧力のレベルに到達し、その結果、逆止弁32が開く。この時点において、流体はもはや、制限流体線82においてのみ加圧されているのではなく、煎出流体線81においても加圧されている。その結果、水が熱ブロック40及び弁50を通って煎出室10へと流され、それにより実際の煎出工程が実行されることができる。該工程において、煎出室10における圧力は上昇するが、煎出室10の出口12は圧力部材60によって実際的には閉じられたままであり、制限61による圧力降下と、流体アクチュエータ70の影響の下でホースに対して圧力部材60によりかけられる圧力と、の間で平衡が実現される。この点において、圧力部材60は、適切なばね62を有しても良い押圧可能な弾力性手段を通して、流体アクチュエータ70に接続されることに留意されたい。説明の目的のため、ばね62のデフォルトの長さは、ばね62の位置において、図1、2a及び2bにおいて破線により示されている。ポンプ30が非作動状態にされると、流体の圧力が下降し、逆止弁32が閉じ、煎出流体線81が遮断され、迂回弁33が開き、これにより流体が流体アクチュエータ70の流体室71から水タンク20へと排出されることができるようになる。その結果、圧力部材60は後退し、エスプレッソコーヒーが、出口12を通して煎出室10から排出されるようになる。煎出室10の出口12の制限61は実用的には、圧力部材が後退位置にあるときに取り除かれ、残りの圧力及び非常に湿ったコーヒーパックの状態がなくなる。迂回弁33に関して、当該弁33は開位置に向けて付勢されており、閉閾値圧力は比較的小さく、例えば約1barに過ぎないことに留意されたい。
安全弁34は閉位置に向けて付勢されており、安全弁34の開閾値圧力は比較的高く、例えば約20barである。何らかの理由により、例えば圧力部材60と流体アクチュエータ70との組み合わせの障害によって煎出室10の出口12の制限61が取り除かれなかった場合には、煎出室10及び関連する煎出流体線81における圧力が、安全弁34を開くのに十分に高いレベルにまで上昇し、該圧力は、戻り流体線83を通した水タンク20への流体の排出に基づいて解放される。有利にも、流量計31により流れの不在が検出されたときに、煎出工程を中断するための機構が備えられる。
図4は、クレマ層を持つエスプレッソコーヒーを煎出するために用いられるのに適した、第1の飲料調製器1と同様な、本発明の第2の実施例による装置2の構成を示し、該装置は以下、第2の飲料調製器2と示される。第2の飲料調製器2は、かなりの程度、第1の飲料調製器1と類似する。飲料調製器1、2間の目立つ相違は、第2の飲料調製器2においては、煎出室10の出口12が柔軟なホースを有さず、圧力部材60がないという事実に見出される。その代わりに、出口12は、煎出室10における穴として形成され、出口12のレベルに配置された先細の自由端66を持つ棒65が備えられる。自由端66の先細の形状のため、出口12は、棒65がより伸長させられた位置に動かされたときに、より大きな程度だけ制限され、棒65がより後退させられた位置に動かされたときに、出口12の制限61は低減される。第2の飲料調製器2のこれら態様の他には、第2の飲料調製器2の構成は、第1の飲料調製器1の構成に対応する。それ故、第2の飲料調製器2は、第1の飲料調製器1と同様な態様で動作し、煎出室10の出口12が制限される程度は、先細の自由端66を持つ移動可能に配置された棒65によって決定される。第1の飲料調製器1に関して既に説明されたように、制限61は、実際の煎出工程が開始される直前に、逆止弁32の利用によって形成され、ポンプ30が非作動状態にされると、制限61が最小化されるか又は完全に取り除かれ、迂回弁33を通して流体アクチュエータ70から水タンク20へと流体が排出される。
本発明の範囲は、以上に議論された例に限定されるものではなく、添付される請求項において定義された本発明の範囲から逸脱することなく、幾つかの修正及び変更が可能であることは、当業者には明らかであろう。本発明は図面及び以上の記述において説明され記載されたが、斯かる説明及び記載は単に説明するもの又は例示的なものであって、限定するものではない。本発明は、開示された実施例に限定されるものではない。
図面、説明及び添付される請求項を読むことにより、請求される本発明を実施化する当業者によって、開示された実施例に対する他の変形が理解され実行され得る。請求項において、「有する(comprising)」なる語は他の要素又はステップを除外するものではなく、「1つの(a又はan)」なる不定冠詞は複数を除外するものではない。特定の手段が相互に異なる従属請求項に列挙されているという単なる事実は、これら手段の組み合わせが有利に利用されることができないことを示すものではない。請求項におけるいずれの参照記号も、請求の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。

Claims (14)

  1. 飲料抽出物と抽出流体との間の相互作用に基づいて、飲料を調製するための装置であって、前記装置は、
    一定量の前記飲料抽出物を収容するための煎出室であって、前記抽出流体を受容するための入口と、前記飲料を排出するための出口と、を持つ煎出室と、
    前記抽出流体の供給源から前記煎出室へと前記抽出流体を移動させ、前記抽出流体を、前記煎出室に存在し得る前記一定量の前記飲料抽出物を通って流すためのポンピング手段と、
    前記煎出室の前記出口における制限を実現するための作動位置と、前記煎出室の前記出口における制限を最小化するための非作動位置と、の間で移動可能な制限手段と、
    前記ポンピング手段の実際の状態に関連して、前記制限手段の位置を制御するためのアクチュエータ手段であって、前記ポンピング手段の実際の状態において前記ポンピング手段によって前記抽出流体にかけられる圧力の影響の下、前記ポンピング手段と流体連通した状態で動作可能となるよう構成されたアクチュエータ手段と、
    を有し、
    前記アクチュエータ手段は、前記ポンピング手段が動作させられているときには前記制限手段を前記作動位置に動かし、前記ポンピング手段が非作動状態にされると前記制限手段を前記非作動位置に動かすよう構成された、装置。
  2. 遮断手段であって、前記遮断手段において前記抽出流体によりかけられる圧力が所定の閾値圧力より低い場合には、前記ポンピング手段と前記煎出室との間の抽出流体の流れを遮断する、遮断手段を有し、前記アクチュエータ手段は、前記ポンピング手段と前記遮断手段との間の位置において、前記ポンピング手段及び前記遮断手段の両方と流体連通した、請求項1に記載の装置。
  3. 前記アクチュエータ手段は、一方において開放した流体室と、前記流体室の開放側を封止するための封止部材と、を持つ流体アクチュエータを有し、前記封止部材は、前記流体室において、前記抽出流体によりかけられる圧力の影響の下で、前記流体室の開放側に向かう方向に移動可能であり、付勢手段の影響の下で、前記流体室の更に深くへの方向に移動可能である、請求項1に記載の装置。
  4. 前記流体アクチュエータの前記流体室は、前記封止部材と同じ方向に動くことが可能であり、前記装置は、前記流体室を移動させ、前記流体室の位置を固定するための手段を有する、請求項3に記載の装置。
  5. 前記煎出室の前記出口は柔軟なホースを有し、前記制限手段は圧力部材を有し、前記圧力部材は、前記ホースの壁部分を内側に押すための伸長位置と、前記圧力部材がホースに作用する程度を最小化させるための後退位置と、の間で動くことができる、請求項1に記載の装置。
  6. 前記圧力部材は、押圧可能な弾力性手段を通して前記アクチュエータ手段に接続された、請求項5に記載の装置。
  7. 前記制限手段は穴の中の棒を有し、前記棒は先細の自由端を持ち、前記棒は、前記穴を部分的に遮断するための伸長位置と、前記棒が前記穴を遮断する程度を最小化するための後退位置と、の間で動くことができる、請求項1に記載の装置。
  8. 前記アクチュエータ手段は、前記ポンピング手段の下流に配置された、請求項1に記載の装置。
  9. 前記遮断手段は、流体の流れを遮断するための閉位置に向けて付勢された逆止弁を有する、請求項2に記載の装置。
  10. 前記逆止弁を含む複数の弁の組み合わせを有し、更に前記弁の組み合わせに接続された煎出流体線、制限流体線及び戻り流体線を有し、前記煎出流体線が、前記抽出流体の供給源と前記煎出室の入口との間に延在し、前記ポンピング手段及び前記逆止弁は、前記煎出流体線における位置に配置され、前記アクチュエータ手段まで延在する制限流体線が、前記ポンピング手段と前記逆止弁の入口側との間の位置において、前記煎出流体線に接続された、請求項9に記載の装置。
  11. 戻り流体線が、前記逆止弁の出口側と前記煎出室の入口との間の位置において、前記煎出流体線に接続された、前記抽出流体の供給源まで延在し、前記弁の組み合わせは、前記制限流体線が前記戻り流体線に排出することを可能とするための迂回弁を有し、前記迂回弁は、流体の流れが通過することを可能とするための開位置に向けて付勢され、前記迂回弁の閉閾値圧力は、前記逆止弁の開閾値圧力よりも低い、請求項10に記載の装置。
  12. 前記弁の組み合わせは、流体の流れを遮断するための閉位置に向けて付勢され前記戻り流体線に配置された安全弁を有し、前記安全弁の開閾値圧力は、前記逆止弁の開閾値圧力よりも高い、請求項11に記載の装置。
  13. 飲料抽出物と抽出流体との間の相互作用に基づいて、飲料を調製するための方法であって、一定量の前記飲料抽出物が、前記抽出流体を受容するための入口と、前記飲料を排出するための出口と、を持つ煎出室内に配置され、前記抽出流体の供給源から前記煎出室へと前記抽出流体を移動させ、前記抽出流体を、前記煎出室に存在する前記一定量の前記飲料抽出物を通って流すためポンピング手段が利用され、前記ポンピング手段の動作の間だけ、前記煎出室の前記出口における制限が実現され、前記制限は、前記ポンピング手段が非作動状態へとされた後に最小化される、方法。
  14. 前記煎出室の前記出口における制限を実現するため制限手段が備えられ利用され、前記制限手段の位置を制御するためのアクチュエータ手段が備えられ利用され、前記ポンピング手段が動作させられるとすぐに前記アクチュエータ手段に加圧された抽出流体が供給され、前記アクチュエータ手段から前記抽出流体の供給源へと戻るよう流体が排出され、前記ポンピング手段が非作動状態にされるとすぐに前記ポンピング手段を迂回する、請求項13に記載の方法。
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