JP6682132B2 - 遮断部材の支持構造 - Google Patents
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Description
しかしながら、屋内でペットを飼っている家庭や、幼児のいる家庭においては、キッチンに間仕切りが設けられていないと、調理中にペットや幼児がキッチンに入るため安全上の問題があった。また、ペットが自由にキッチンに入ることができると衛生上好ましくない。
そこで、キッチンとダイニングルームを結ぶ通路を塞ぐ柵を備え、かつ当該柵が内部に収納可能とされたキッチンカウンターに係る技術が知られている(特許文献1参照)。
平面視において前記支持部材4と前記構造壁3との間には二つの入隅部が形成されており、
前記支持部材4は、一方の側面に前記遮断部材5が設けられるとともに、前記一方の側面とは反対側の他方の側面における中央に前記構造壁3が接続された支持板41を有し、
前記接続部材6は、前記二つの入隅部のうち少なくとも一方に配置されるものであって、前記支持板41における前記入隅部側の側面である前記他方の側面に接する第一側面(側板61の支持板41側面)と、前記構造壁3における前記入隅部側の側面に接する第二側面(背板62の構造壁3側面)と、を有しており、
前記遮断部材5は、前記支持板41における前記一方の側面の面方向に沿って移動して前記通路Cを塞ぐことを特徴とする。
また、支持部材4と構造壁3とに亘って設けられて、支持部材4と構造壁3とのそれぞれに固定される接続部材6を備えるので、遮断部材5から支持部材4へ伝達される力を支持部材4と構造壁3との接面からだけでなく、接続部材6との接面からも力を伝達することができる。
また、構造壁3が芯材として鉛直方向および水平方向に設けられる構造材31,32を有しているので、構造強度を十分に確保することができ、伝達された力に対して十分な抗力を発揮することができる。
このため、例えば、支持部材4の長さ寸法が構造壁3との接面の長さ寸法よりも大きい場合でも、接続部材6から構造壁3へと力を伝達することができるので、支持部材4が遮断部材5を十分に支持することができる。
これにより、遮断部材5への力が支持部材4と接続部材6とを介して構造壁3へと伝達されるので、遮断部材5の支持構造1が高い構造強度を発揮することができる。
また、収納部6の側板61と背板62とがそれぞれ支持部材4と構造壁3とに固定されるので、遮断部材5から支持部材4へ伝達される力を支持部材4と構造壁3との接面からだけでなく、収納部6と構造壁3との接面からも力を伝達することができる。
また、構造壁3が縦框31と横框32とを備えているので、構造強度を十分に確保することができ、伝達された力に対して十分な抗力を発揮することができる。
このため、例えば、支持部材4の長さ寸法が構造壁3との接面の長さ寸法よりも大きい場合でも、収納部6の側板61から背板62へ、背板62から構造壁3へと伝達することができるので、支持部材4が遮断部材5を十分に支持することができる。
これにより、遮断部材5への力が支持部材4と収納部6とを介して構造壁3へと伝達されるので、遮断部材5の支持構造1が高い構造強度を発揮することができる。
また、固定板7を作業台として利用することができるため、支持部材4や構造壁3が設けられる空間を作業空間として有効に空間を利用することができる。
前記背面板42とは反対側に前記空間の開口があり、前記遮断部材5は、当該開口から収容及び引き出し可能となっていることを特徴とする。
また、化粧板43を外して、遮断部材5を収容可能な空間を清掃することも容易に行うことができる。
このため、遮断部材5により通路Cを遮断もしくは開放する作業を容易に行うことができる。
本実施形態では、図1に示すように、建物10は南向きであり、建物10の1階部分には、玄関11と、ホール12と、リビング&ダイニング13と、キッチン14と、風呂15と、洗面所16と、トイレ17と、多目的区画18と、第1階段19とが備えられている。
また、リビング&ダイニング13には、この大開口部の西側に隣接して設けられる大開口部よりも南側に突出する突出部132が設けられ、この突出部132にテレビなどのAV機器を設置する設置台133が設けられている。
また、突出部132は、西側の第1壁W1と、南側の第2壁W2と、東側の第3壁W3により形成されている。
また、この設置台133の西側の第1壁W1と南側の第2壁W2とが形成する入隅には、本発明の本実施形態に係る収納家具134が設けられている。
なお、第1壁W1、第2壁W2および第3壁W3は、それぞれが耐力壁で構成されている。
キッチン14には、南側に東西方向へキッチンカウンター141が延設され、このキッチンカウンター141の北側に連続してキッチンユニット2が設けられ、このキッチンユニット2の東側の外壁に屋外との行き来が可能な勝手口143が設けられている。キッチンユニット2には、三口コンロやシンクが設けられている。
また、勝手口143に対向する箇所に屋内とキッチン14とを行き来する通路が設けられており、この通路はキッチンカウンター141の西端に設けられた遮断部材5により遮断可能となっている。具体的には、遮断部材5は、キッチンカウンター141内に収納可能に取り付けられており、通路を開放する場合はキッチンカウンター141内に収容され、通路を遮断する場合にキッチンカウンター141から引き出されるようになっている。
なお、キッチンカウンター141は、腰高に形成されており、キッチン14からキッチンカウンター141を介してリビング&ダイニング13を見渡せるようになっている。
また、キッチン14の北側には、冷蔵庫置場145とカップボード146とが設けられている。
洗面所16は、風呂15の西側に隣接して設けられており、洗面台161、収納庫162および洗濯機置場163などが設けられている。
トイレ17は、洗面所16の西側に隣接して設けられている。
この多目的区画18は、子供が勉強する空間として利用したり、大人が書斎として利用したりする共有のワーキングスペースとして設けられている。
また、多目的区画18とリビング&ダイニング13との境界は、引き戸で間仕切られている。
第1階段19は、建物10の第2層としての2階部分に接続する階段であり、この第1階段19の下方の空間は階段下収納庫191,192として利用できるようになっている。
図1−3に示したように、遮断部材5の支持構造1は、キッチンユニット2と、構造壁3と、支持部材4と、遮断部材5と、接続部材としての収納部6と、固定板7と、を備えている。
このうち、少なくとも構造壁3と支持部材4とを支持体とし、これら構造壁3と支持部材4とに連なる壁などを含めて支持体としてもよい。
また、キッチンユニット2は、矩形状に形成されており、短辺の一方が後述する建物躯体8に当接しており、建物躯体8から他方の短辺へと順にコンロ21、調理スペース22、シンク23という並びに配置されている。
本実施形態の構造壁3に適用されるパネルは、木質パネルであり、縦框31と横框32とを矩形状に組み立てるとともに、この矩形枠の内部に補助棧材を縦横に組み付け、縦框31と横框32と補助棧材との両面もしくは片面に、面材33を貼設したものである。この木質パネルにおいては、縦框31が鉛直方向に設けられる構造材であり、横框32が水平方向に設けられる構造材である。
なお、木質パネルでなく、鋼製やコンクリート製など他の材質を用いた構造壁でもよい。
また、この構造壁3は、コンロ21に対応する箇所が天井まで立設されており、それ以外の箇所はキッチンユニット2の高さ寸法よりわずかに高くなっている。
キッチンユニット2を挟んで構造壁3と反対側には調理作業が行えるスペースが形成されており、このスペースおよびスペースへ移動する領域とを通路Cとしている。
また、化粧板43は、上部が固定された状態において、上面板44との間に嵌合した金具43b,44a分の隙間が形成されている。
このため、化粧板43は、上部を引き込むことで凸金具43bと凹金具44aとの嵌合状態を解除し、持ち上げてL字金具45との嵌合状態を解除することで容易に支持部材4から離脱させることができるようになっている。
また、化粧板43と上面板44との間に隙間が形成されることから、化粧板43を上面板44から引き離す際、隙間に指等を差し入れて化粧板43を引き込みやすいようになっている。
なお、上述した隙間は、後述する固定板7が上面板44と隙間とを上方から当接して塞ぐため、意匠性が低下するおそれがない。
なお、上面板44には、その下面に遮断部材5と係合する図示しない移動手段としてのレールが設けられている。
本体51は、支持部材4の収容空間よりも僅かに小さい矩形状の枠体51aと、この枠体51aの一方の開口を閉塞する背板51bとを備えている。
棚52は、本体51に水平に取り付けられ、枠体51aの空間にキッチン用品などを収納できるようにしている。
カバー53は、支持部材4の開口側の枠体51aに取り付けられ、支持部材4の開口を形成する支持板41、化粧板43および上面板44の端面の外縁、すなわち、支持部材4の断面外周と略同形状の板材である。カバー53は、収容空間に枠体51aが収容された状態において、支持部材4の開口を閉塞するようになっている。
キャスター54は、移動手段であって、枠体51aの下面に取り付けられ、床を滑走することで遮断部材5を支持部材4から引き出したり収容したりするようになっている。
係合部55は、上面板44に設けられたレールに係合する凸状の部材であり、レールに係合した状態で摺動することで遮断部材5を直線状にスライドさせられるようになっている。これと同時に前述したキャスター54が床を滑走することで遮断部材5が滑らかにスライドして収容空間を引き出したり収容したりできるようになっている。
このため、遮断部材5は、通路C側へと引き出されて建物躯体8にカバー53が当接することで、通路Cを塞ぐようになっている。
ストッパー56は、上部の枠体51aの上面に設けられており、カバー53が建物躯体8に当接する状態において、上面板44の端面に当接するようになっている。
具体的には、ストッパー56は、直方体状の部材であり、一端が軸支されて回動可能に枠体51aに設けられている。このため、遮断部材5を引き出してカバー53が建物躯体8に当接する状態において、ストッパー56を回動して立設させることで、遮断部材5を収納しようとする際にストッパー56が上面板44に係止され、遮断部材5が収納されないようにスライドが規制されている。
また、立設したストッパー56が水平になるように回動させれば遮断部材5を支持部材4に収容できるようになっている。
すなわち、遮断部材5の長さ寸法の23.4%が重なり寸法として支持部材4と重なっていることとなる。
この重なり寸法の割合は、20%以上であることが望ましく、25%程度であることがより望ましい。ただし、割合が大きくなると支持部材4および遮断部材5の長さ寸法が大きくなってしまうため、20%から25%程度の範囲内に設定することが最も好ましい。
側板61は、支持板41がキッチンユニット2および構造壁3に当接していない箇所に当接して固定されている。
背板62は、側板61と垂直に接続し、構造壁3の側面に当接して固定されている。具体的には、構造壁3側の平面(裏面)に3本の桟62aが水平方向に延設されており、これら桟62aが構造壁3の面材33に当接され、表面から背板62、桟62aおよび構造壁3をビスで固定することで背板62と構造壁3とが一体的に固定されている。
接続板63は、側板61および背板62の上端に接続する天板63aと、背板62の側端に接続して側板61に対向する側板63bと、側板61および背板62の下端に接続する底板63cと、を備えている。
台輪64は、底板63cの周縁部下面に設けられる枠状部材であり、こうすることで底板63cの下に空間が形成されるようになっている。
引き戸65は、収納部6の開口に設けられる引き戸である。
固定板7は、構造壁3から固定板7に向かって斜めにビスが打たれることで、構造壁3および固定板7がビスにより一体的に固定されている。
この固定板7は、その上面が作業台として利用されることとなっており、キッチンユニット2に隣接配置されるキッチンカウンターとして活用される。
まず、遮断部材5の支持構造1を設置する箇所に構造壁3を設け、構造壁3の以外の箇所に床材Fを施設する。
そして、次に収納部6を構造壁3に取り付け固定する。具体的には、台輪64を構造壁3の近傍に載置し、この台輪64の上に底板63cを取り付ける。
さらに、側板61と、背板62と、天板63aと、側板63bとを備える箱体が収納部6の両端に取り付けられる。具体的には、背板62の裏面に設けられた桟62aを構造壁3の面材33に当接して、背板62の表面からビスを構造壁3まで打ち込んで背板62と構造壁3とを一体的に固定する。
そして、最後に箱体の内部に棚を取り付け、箱体の開口に2枚の引き戸65を取り付けて収納部6を仕上げる。
その後、支持部材4の支持板41を側板61と、腰壁3aの側端面と、キッチンユニット2の側面とに当接して、支持板41側から側板61および腰壁3aの側端面に向かって水平にビスを複数箇所に打ち込むことで支持板41を収納部6と構造壁3とに一体的に固定する。
さらに、化粧板43を取り付ける。まず、化粧板43が設置される箇所の床材FにL字金具45を取り付け、このL字金具45に化粧板43の下部の溝43aを嵌装して下部を取り付ける。次いで、化粧板43の上部に設けられた凸金具43bを上面板44の側面に設けられた凹金具44aに押し込んで嵌合して上部を取り付ける。
なお、化粧板43を取り付ける前に係合部55を上面板44のレールに係合させて遮断部材5を取り付けるとしたが、化粧板43を取り付けた後に遮断部材5を取り付けるとしてもよい。
具体的には、固定板7と建物躯体8との隙間、固定板7と袖壁3bとの隙間、キッチンユニット2と建物躯体8、袖壁3bおよび固定板7との隙間などにシーリングを施す。
以上により、本実施形態に係る遮断部材5の支持構造1を施工する。この施工手順は、各構成を取り付け固定する際に用いるビスを打ち込みやすくするためにビス打設箇所に他の構成が干渉しないように考慮された手順となっている。
遮断部材5の支持構造1では、構造壁3に支持部材4が当接して固定されており、支持部材4に支持される遮断部材5に支持部材4の反対側から力が加わると、この力が支持部材4へと伝達され、次いで、構造壁3へと伝達されることとなる。
このような場合において、収納部6は、側板61において支持部材4に当接しており、さらに、背板62において構造壁3に当接しているため、支持部材4から力を伝達されるとともに構造壁3へと力を伝達するようになっている。
すなわち、力を支持部材4と構造壁3との接面だけでなく、支持部材4と収納部6との接面においても力を伝達できるようになっている。
このため、支持部材4と構造壁3との接面においてのみ力が伝達されるような場合に比べて伝達効率が高い。つまり、力の伝達が不十分(力を十分に構造壁3へと逃がせない)な場合に支持部材4と構造壁3との接面が破損するなどの問題を回避できるようになっている。
また、支持部材4と構造壁3とに亘って設けられて、支持部材4と構造壁3とのそれぞれに固定される接続部材6を備えるので、遮断部材5から支持部材4へ伝達される力を支持部材4と構造壁3との接面からだけでなく、接続部材6との接面からも力を伝達することができる。
また、構造壁3が芯材として鉛直方向および水平方向に設けられる構造材31,32を有しているので、構造強度を十分に確保することができ、伝達された力に対して十分な抗力を発揮することができる。
このため、例えば、支持部材4の長さ寸法が構造壁3との接面の長さ寸法よりも大きい場合でも、接続部材6から構造壁3へと力を伝達することができるので、支持部材4が遮断部材5を十分に支持することができる。
これにより、遮断部材5への力が支持部材4と接続部材6とを介して構造壁3へと伝達されるので、遮断部材5の支持構造1が高い構造強度を発揮することができる。
また、この重なり寸法の割合は、20%以上であることが望ましく、25%以上であることがより望ましい。ただし、割合が大きくなると支持部材4および遮断部材5の長さ寸法が大きくなってしまうため、20%から25%程度の範囲内に設定することが最も好ましい。
本実施形態では、遮断部材5の23.4%が支持部材4と重なり合っているので、最も好ましい状態で支持部材4が遮断部材5を支持することができる。
また、収納部6の側板61と背板62とがそれぞれ支持部材4と構造壁3とに固定されるので、遮断部材5から支持部材4へ伝達される力を支持部材4と構造壁3との接面からだけでなく、収納部6と構造壁3との接面からも力を伝達することができる。
また、構造壁3が縦框31と横框32とを備えているので、構造強度を十分に確保することができ、伝達された力に対して十分な抗力を発揮することができる。
このため、例えば、支持部材4の長さ寸法が構造壁3との接面の長さ寸法よりも大きい場合でも、収納部6の側板61から背板62へ、背板62から構造壁3へと伝達することができるので、支持部材4が遮断部材5を十分に支持することができる。
これにより、遮断部材5への力が支持部材4と収納部6とを介して構造壁3へと伝達されるので、遮断部材5の支持構造1が高い構造強度を発揮することができる。
このため、支持部材4や構造壁3が設けられる空間を作業空間として有効に空間を利用することができる。
また、化粧板43を外して収容可能な空間を清掃することも容易に行うことができる。
さらに、本体51の下面にキャスター54を設けているので、床においてキャスター54を滑走させることができるので、より一層容易に遮断部材5を直線状にスライドさせることができる。
このため、遮断部材5により通路Cを遮断もしくは開放する作業を容易に行うことができる。
こうすることで、カバー53は、収容空間に枠体51aが収容された状態において、支持部材4の開口を閉塞し、かつ、カバー53の外周面が支持部材4の外周面と面一にすることができる。
このため、収容空間に枠体51aが収容された状態において、支持部材4とカバー53とを連続した一体物にすることができ、外観の意匠性を良好なものとすることができる。
こうすることで、溝43aをL字金具45に嵌装し、凸金具43bを凹金具44aに嵌合させるだけで容易に化粧板43を取り付けることができる。
また、上部を引き込み凸金具43bと凹金具44aとの嵌合状態を解除し、持ち上げて溝43aとL字金具45との嵌合を解除することで容易に支持部材4から離脱させることができる。
こうすることで、化粧板43を上面板44から引き離す際、隙間に指等を差し入れて化粧板43を引き込みやすいため、容易に上面板44との嵌合状態を解除することができる。
こうすることで、遮断部材5を引き出してカバー53が建物躯体8に当接する状態において、ストッパー56を回動して立設させることで、遮断部材5を収納しようとする際にストッパー56を上面板44に係止させることができる。
このため、遮断部材5が収納されないようにスライドを規制することができる。
また、立設したストッパー56が水平になるように回動させれば、遮断部材5を支持部材4に容易に収容することができる。
こうすることで、各構成を取り付け固定する際にビス打設箇所に他の構成が干渉せず、ビスを打ち込みやすくすることができる。
本実施形態では、支持板41が床まで当接して設けられるとしたが、これに限らない。例えば、台輪64が設けられるため、側板61は床まで設けられておらず、実質的には支持板41から側板61への伝達面は台輪64より上方になるので、支持板41も台輪64の高さ寸法に合わせて床から浮かせて設けることとしてもよい。
もしくは、支持部材4と遮断部材5とを一体的な構成としてもよい。具体的には、支持部材4および遮断部材5の平面を合わせて並べ、建物躯体8側のそれぞれの端部をヒンジで連結する構成でもよい。
この場合、ヒンジを介して遮断部材5を180°回動させて建物躯体8に遮断部材5の端部を当接させることとなる。
例えば、遮断部材5の係合部55を支持部材4の上面板44のレールに懸架させて遮断部材5を床材Fから浮かせる構成でもよい。または、支持部材4に上面板44に対向した下面板を設けて、この下面板の上面にレールを設けて上下両側から遮断部材5を係合する構成などでもよい。
また、この場合、入隅部に収納部6を配置することとなるが、キッチンユニット2を接続部材として用いてもよい。
この場合、L字型金具の2平面のうち一面を支持板41に当接して固定し、他面を構造壁3の鉛直面に当接して固定することとなる。
さらに、L字型金具ではなく、直角三角形状の金具を用いてもよい。この場合は、斜辺以外の2平面をそれぞれ支持板41および構造壁3に当接して固定することとなる。
また、上述したように接続部としてキッチンユニット2を採用してもよい。
また、本実施形態では、レールについては、上面板44に設けるとしたが、これに限らず、例えば、支持板41の平面に設けて遮断部材を側方のレールで移動させる構成としてもよく、上面板44に対応する床材Fにもレールを設けて遮断部材5を上下のレールで移動させる構成としてもよい。
こうすることで、収納部6の構成が簡易なものとなり、本発明の実施を容易なものとすることができる。
こうすることで、遮断部材5は、通路Cを塞いだ状態において、支持部材4だけでなく受部にも支持されることとなり、力を受けた際の構造強度を高めることができる。
このため、既設建物のキッチンや階段や廊下の隅などに本発明の構成を適用することができる。
2 キッチンユニット
3 構造壁(支持体)
3a 腰壁
3b 袖壁
4 支持部材(支持体)
5 遮断部材
6 収納部(接続部材)
7 固定板
8 建物躯体
9 支持構造
10 建物
11 玄関
12 ホール
13 ダイニング
14 キッチン
15 風呂
16 洗面所
17 トイレ
18 多目的区画
19 階段
21 コンロ
22 調理スペース
23 シンク
31 縦框(構造材)
32 横框(構造材)
33 面材
41 支持板
42 背面板
43 化粧板
43a 溝
43b 凸金具
44 上面板
44a 凹金具
45 字金具
51 本体
51a 枠体
51b 背板
52 棚
53 カバー
54 移動手段
54 キャスター(移動手段)
55 係合部
56 ストッパー
61 側板
62 背板
62a 桟
63 接続板
63a 天板
63b 側板
63c 底板
64 台輪
65 戸
111 玄関扉
112 シューズクローゼット
121 窓
122 明り窓
131 掃出引違窓
132 突出部
133 設置台
134 収納家具
141 キッチンカウンター
143 勝手口
145 冷蔵庫置場
146 カップボード
151 浴槽
152 換気窓
161 洗面台
162 収納庫
163 洗濯機置場
191 階段下収納庫
192 階段下収納庫
A アプローチ
b 緩衝材
C 通路
F 床材
W1 第1壁
W2 第2壁
W3 第3壁
Claims (6)
- 鉛直方向において特定の高さを有し、かつ通路を塞ぐための遮断部材が支持体によって支持されてなる遮断部材の支持構造において、
前記支持体は、
前記遮断部材が設けられて、これを支持する支持部材と、
芯材として鉛直方向および水平方向に設けられる構造材を有し、かつ前記支持部材にT字に接続されるとともに前記支持部材に対して交差する方向に延在する構造壁と、
前記支持部材と前記構造壁とに亘って設けられて、前記支持部材と前記構造壁とのそれぞれに固定される接続部材と、を備えており、
平面視において前記支持部材と前記構造壁との間には二つの入隅部が形成されており、
前記支持部材は、一方の側面に前記遮断部材が設けられるとともに、前記一方の側面とは反対側の他方の側面における中央に前記構造壁が接続された支持板を有し、
前記接続部材は、前記二つの入隅部のうち少なくとも一方に配置されるものであって、前記支持板における前記入隅部側の側面である前記他方の側面に接する第一側面と、前記構造壁における前記入隅部側の側面に接する第二側面と、を有しており、
前記遮断部材は、前記支持板における前記一方の側面の面方向に沿って移動して前記通路を塞ぐことを特徴とする遮断部材の支持構造。 - 請求項1に記載の遮断部材の支持構造において、
前記通路を塞いだ時の前記遮断部材と前記支持部材とが重なる長さ寸法が、前記遮断部材の長さ寸法に対して所定の比率になっていることを特徴とする遮断部材の支持構造。 - 請求項1または2に記載の遮断部材の支持構造において、
前記接続部材は、前記支持部材と前記構造壁とに亘って設けられる収納部であり、
前記収納部は、前記第一側面を有して前記支持板に固定される側板と、前記第二側面を有して前記構造壁に固定される背板と、前記側板と前記背板とを接続する接続板と、を備えることを特徴とする遮断部材の支持構造。 - 請求項3に記載の遮断部材の支持構造において、
前記支持部材、前記構造壁および前記接続板の上部を覆い、互いを連結固定する固定板が設けられることを特徴とする遮断部材の支持構造。 - 請求項1から4のいずれか一項に記載の遮断部材の支持構造において、
前記支持部材が、前記支持板と、前記支持板と垂直に接続する背面板と、前記背面板と垂直に接続し、かつ前記支持板と対向する化粧板と、前記支持板と前記背面板と前記化粧板との上端面を接続する上面板と、を備えて前記遮断部材を収容可能な空間を形成しており、
前記背面板とは反対側に前記空間の開口があり、前記遮断部材は、当該開口から収容及び引き出し可能となっていることを特徴とする遮断部材の支持構造。 - 請求項1から5のいずれか一項に記載の遮断部材の支持構造において、
前記遮断部材を、前記通路を塞いだ状態から前記通路を開放させた状態に移動させるため、もしくは、前記通路を開放した状態から前記通路を塞いだ状態に移動させるための移動手段をさらに備えることを特徴とする遮断部材の支持構造。
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