JP6682132B2 - 遮断部材の支持構造 - Google Patents

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Description

本発明は、遮断部材の支持構造に関する。
近年、対面式のキッチンが多くの住宅で採用されている。この対面式キッチンは、キッチンとダイニングルームとを、通路部分を残してカウンターで仕切り、このカウンターに面して流し台を配置した構造であり、調理者は、調理を行いながらカウンター越しにダイニングルームにいる家族とのコミュニケーションを図ることができるという利点を有している。そして、このような対面式キッチンにおいては、移動の利便性を考慮して、カウンター脇の通路部分に、通常、建具などの間仕切りが設けられていない構成となっている。
しかしながら、屋内でペットを飼っている家庭や、幼児のいる家庭においては、キッチンに間仕切りが設けられていないと、調理中にペットや幼児がキッチンに入るため安全上の問題があった。また、ペットが自由にキッチンに入ることができると衛生上好ましくない。
そこで、キッチンとダイニングルームを結ぶ通路を塞ぐ柵を備え、かつ当該柵が内部に収納可能とされたキッチンカウンターに係る技術が知られている(特許文献1参照)。
特開2000−229017号公報
しかしながら、特許文献1に記載の柵では、ペットや幼児がダイニング側から衝突した場合に力が掛かり破損することや、システムキッチン5に力を伝達してシステムキッチン5が破損する危険性がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、遮断部材への力を適切に伝達可能とすることで構造強度が高い遮断部材の支持構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、例えば、図1,2,4に示すように、鉛直方向において特定の高さを有し、かつ通路Cを塞ぐための遮断部材5が支持体3,4,6によって支持されてなる遮断部材5の支持構造1において、前記支持体3,4,6は、前記遮断部材5が設けられて、これを支持する支持部材4と、芯材として鉛直方向および水平方向に設けられる構造材31,32を有し、かつ前記支持部材4にT字に接続されるとともに前記支持部材4に対して交差する方向に延在する構造壁3と、前記支持部材4と前記構造壁3とに亘って設けられて、前記支持部材4と前記構造壁3とのそれぞれに固定される接続部材6と、を備えており、
平面視において前記支持部材4と前記構造壁3との間には二つの入隅部が形成されており、
前記支持部材4は、一方の側面に前記遮断部材5が設けられるとともに、前記一方の側面とは反対側の他方の側面における中央に前記構造壁3が接続された支持板41を有し、
前記接続部材6は、前記二つの入隅部のうち少なくとも一方に配置されるものであって、前記支持板41における前記入隅部側の側面である前記他方の側面に接する第一側面(側板61の支持板41側面)と、前記構造壁3における前記入隅部側の側面に接する第二側面(背板62の構造壁3側面)と、を有しており、
前記遮断部材5は、前記支持板41における前記一方の側面の面方向に沿って移動して前記通路Cを塞ぐことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、鉛直方向において特定の高さを有し、かつ通路Cを塞ぐための遮断部材5が支持体3,4,6によって支持されてなる遮断部材5の支持構造1において、支持体3,4,6は、支持板41の一方の側面に遮断部材5が設けられて、これを支持する支持部材4と、芯材として鉛直方向および水平方向に設けられる構造材31,32を有し、かつ支持板41における一方の側面とは反対側の他方の側面に接続されるとともに支持部材4に対して交差する方向に延在する構造壁3と、支持部材4と構造壁3とに亘って設けられて、支持部材4と構造壁3とのそれぞれに固定される接続部材6と、を備えるので、遮断部材5が支持部材4の反対側から受けた力を支持部材4を介して構造壁3へ伝達することができる。
また、支持部材4と構造壁3とに亘って設けられて、支持部材4と構造壁3とのそれぞれに固定される接続部材6を備えるので、遮断部材5から支持部材4へ伝達される力を支持部材4と構造壁3との接面からだけでなく、接続部材6との接面からも力を伝達することができる。
また、構造壁3が芯材として鉛直方向および水平方向に設けられる構造材31,32を有しているので、構造強度を十分に確保することができ、伝達された力に対して十分な抗力を発揮することができる。
このため、例えば、支持部材4の長さ寸法が構造壁3との接面の長さ寸法よりも大きい場合でも、接続部材6から構造壁3へと力を伝達することができるので、支持部材4が遮断部材5を十分に支持することができる。
これにより、遮断部材5への力が支持部材4と接続部材6とを介して構造壁3へと伝達されるので、遮断部材5の支持構造1が高い構造強度を発揮することができる。
請求項2に記載の発明は、例えば、図5に示すように、請求項1に記載の遮断部材の支持構造において、前記通路Cを塞いだ時の前記遮断部材5と前記支持部材4とが重なる長さ寸法が、前記遮断部材5の長さ寸法に対して所定の比率になっていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、通路Cを塞いだ時の遮断部材5と支持部材4とが重なる長さ寸法が、遮断部材5の長さ寸法に対して所定の比率になっているので、遮断部材5に係るモーメントに対して支持部材4が支持できなくなるというおそれをなくすことができる。
請求項3に記載の発明は、例えば、図1,2,4に示すように、請求項1または2に記載の遮断部材の支持構造において、前記接続部材6は、前記支持部材4と前記構造壁3とに亘って設けられる収納部6であり、前記収納部6は、前記第一側面を有して前記支持部材4に固定される側板61と、前記第二側面を有して前記構造壁3に固定される背板62と、前記側板61と前記背板62とを接続する接続板63と、を備えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、接続部材6は、支持部材4と構造壁3とに亘って設けられる収納部6であり、収納部6は、第一側面を有して支持部材4に固定される側板61と、第二側面を有して構造壁3に固定される背板62と、側板61と背板62とを接続する接続板63と、を備えるので、遮断部材5が支持部材4の反対側から受けた力を支持部材4を介して構造壁3へ伝達することができる。
また、収納部6の側板61と背板62とがそれぞれ支持部材4と構造壁3とに固定されるので、遮断部材5から支持部材4へ伝達される力を支持部材4と構造壁3との接面からだけでなく、収納部6と構造壁3との接面からも力を伝達することができる。
また、構造壁3が縦框31と横框32とを備えているので、構造強度を十分に確保することができ、伝達された力に対して十分な抗力を発揮することができる。
このため、例えば、支持部材4の長さ寸法が構造壁3との接面の長さ寸法よりも大きい場合でも、収納部6の側板61から背板62へ、背板62から構造壁3へと伝達することができるので、支持部材4が遮断部材5を十分に支持することができる。
これにより、遮断部材5への力が支持部材4と収納部6とを介して構造壁3へと伝達されるので、遮断部材5の支持構造1が高い構造強度を発揮することができる。
請求項4に記載の発明は、例えば、図1,2に示すように、請求項3に記載の遮断部材の支持構造において、前記支持部材4、前記構造壁3および前記接続板63の上部を覆い、互いを連結固定する固定板7が設けられることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、支持部材4、構造壁3および接続板63の上部を覆い、互いを連結固定する固定板7が設けられるので、支持体3,4,6である支持部材4、構造壁3および接続板63を一体的に固定することとなり、支持体3,4,6の構造強度を向上させることができる。
また、固定板7を作業台として利用することができるため、支持部材4や構造壁3が設けられる空間を作業空間として有効に空間を利用することができる。
請求項5に記載の発明は、例えば、図3,5に示すように、請求項1から4のいずれか一項に記載の遮断部材の支持構造において、前記支持部材4が、前記支持板41と、前記支持板41と垂直に接続する背面板42と、前記背面板と垂直に接続し、かつ前記支持板41と対向する化粧板43と、前記支持板41と前記背面板42と前記化粧板43との上端面を接続する上面板44と、を備えて前記遮断部材5を収容可能な空間を形成しており、
前記背面板42とは反対側に前記空間の開口があり、前記遮断部材5は、当該開口から収容及び引き出し可能となっていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、支持部材4が、構造壁3と接続する支持板41と、支持板41と垂直に接続する背面板42と、背面板42と垂直に接続し、かつ支持板41と対向する化粧板43と、支持板41と背面板42と化粧板43との上端面を接続する上面板44と、を備えて遮断部材5を収容可能な空間を形成しており、背面板42とは反対側に空間の開口があり、遮断部材5は、当該開口から収容及び引き出し可能となっているので、例えば、遮断部材5の支持構造1をメンテナンスするような場合、遮断部材5を収容する化粧板43を取り外すだけで、容易に遮断部材5および支持部材4の交換や補修を行うことができる。
また、化粧板43を外して、遮断部材5を収容可能な空間を清掃することも容易に行うことができる。
請求項6に記載の発明は、例えば、図3,5に示すように、請求項1から5のいずれか一項に記載の遮断部材5の支持構造1において、前記遮断部材5を、前記通路Cを塞いだ状態から前記通路Cを開放させた状態に移動させるため、もしくは、前記通路Cを開放した状態から前記通路Cを塞いだ状態に移動させるための移動手段54をさらに備えることを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、遮断部材5を、通路Cを塞いだ状態から通路Cを開放させた状態に移動させるため、もしくは、通路Cを開放した状態から通路Cを塞いだ状態に移動させるための移動手段54をさらに備えるので、移動手段54を床で滑走させることで容易に遮断部材5を移動させることができる。
このため、遮断部材5により通路Cを遮断もしくは開放する作業を容易に行うことができる。
本発明によれば、遮断部材への力を適切に伝達可能とすることで構造強度が高い遮断部材の支持構造を提供することができる。
本発明の実施形態に係る建物の1階部分を示した平面図である。 本発明の実施形態に係るキッチンカウンターの平面図である。 本発明の実施形態に係るキッチンカウンターの正面図である。 本発明の実施形態に係る遮断部材および支持部材の斜視図である。 本発明の実施形態に係るキッチンカウンターの部分斜視図である。 本発明の実施形態に係るキッチンカウンターの部分斜視図である。 本発明の実施形態に係る遮断部材および支持部材の部分断面図である。 本発明の実施形態に係る遮断部材および支持部材の平面図である。 本発明の実施形態に係るキッチンカウンターの部分平面図である。 本発明の実施形態に係るキッチンカウンターの部分縦断面図である。 本発明の実施形態に係る構造壁、収納部および固定板の部分縦断面図である。 本発明の変形例に係る遮断部材、構造壁および収納部である。 本発明の変形例に係るキッチンカウンターの部分断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。ただし、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の技術的範囲を以下の実施形態および図示例に限定するものではない。
〔建物10の1階部分〕
本実施形態では、図1に示すように、建物10は南向きであり、建物10の1階部分には、玄関11と、ホール12と、リビング&ダイニング13と、キッチン14と、風呂15と、洗面所16と、トイレ17と、多目的区画18と、第1階段19とが備えられている。
玄関11は、略矩形状の空間となっており、南側に建物10とアプローチAとを接続する開口である出入口を有し、この出入口に玄関扉111が設けられ、東側の壁面に靴などが収納されるシューズクローゼット112が設けられている。
ホール12は、略矩形状の空間であり、玄関11の北側に隣接しており、西側の壁に採光および通風を目的とした窓121が設けられており、この窓121の近傍でかつ、北側の壁に北側に隣接する空間への採光を目的とした明り窓122が設けられている。この明かり窓122は、高さが床から2m程度の位置に設けられ、採光するとともに室内までが見通せないようになっている。
リビング&ダイニング13は、略矩形状の大空間であって、1階部分の南東角隅、玄関11の東側に隣接して設けられており、南側外壁の東側には屋外との行き来が可能な大開口部が設けられ、この大開口部に掃出引違窓131が設けられている。
また、リビング&ダイニング13には、この大開口部の西側に隣接して設けられる大開口部よりも南側に突出する突出部132が設けられ、この突出部132にテレビなどのAV機器を設置する設置台133が設けられている。
また、突出部132は、西側の第1壁W1と、南側の第2壁W2と、東側の第3壁W3により形成されている。
また、この設置台133の西側の第1壁W1と南側の第2壁W2とが形成する入隅には、本発明の本実施形態に係る収納家具134が設けられている。
なお、第1壁W1、第2壁W2および第3壁W3は、それぞれが耐力壁で構成されている。
キッチン14は、リビング&ダイニング13の北側において、東側外壁に接して設けられる略矩形状の空間である。
キッチン14には、南側に東西方向へキッチンカウンター141が延設され、このキッチンカウンター141の北側に連続してキッチンユニット2が設けられ、このキッチンユニット2の東側の外壁に屋外との行き来が可能な勝手口143が設けられている。キッチンユニット2には、三口コンロやシンクが設けられている。
また、勝手口143に対向する箇所に屋内とキッチン14とを行き来する通路が設けられており、この通路はキッチンカウンター141の西端に設けられた遮断部材5により遮断可能となっている。具体的には、遮断部材5は、キッチンカウンター141内に収納可能に取り付けられており、通路を開放する場合はキッチンカウンター141内に収容され、通路を遮断する場合にキッチンカウンター141から引き出されるようになっている。
なお、キッチンカウンター141は、腰高に形成されており、キッチン14からキッチンカウンター141を介してリビング&ダイニング13を見渡せるようになっている。
また、キッチン14の北側には、冷蔵庫置場145とカップボード146とが設けられている。
風呂15は、キッチン14の北側、1階部分の北東角隅に設けられており、浴槽151や換気窓152などが設けられている。
洗面所16は、風呂15の西側に隣接して設けられており、洗面台161、収納庫162および洗濯機置場163などが設けられている。
トイレ17は、洗面所16の西側に隣接して設けられている。
多目的区画18は、建物10の北西角隅に略矩形状に設けられており、1階部分においてリビング&ダイニング13に次ぐ広さの空間である。
この多目的区画18は、子供が勉強する空間として利用したり、大人が書斎として利用したりする共有のワーキングスペースとして設けられている。
また、多目的区画18とリビング&ダイニング13との境界は、引き戸で間仕切られている。
第1階段19は、建物10の第2層としての2階部分に接続する階段であり、この第1階段19の下方の空間は階段下収納庫191,192として利用できるようになっている。
本実施形態では、図1−3に示したように、遮断部材の支持構造1は、キッチンカウンターに適用される。ただし、遮断部材の支持構造1は、図1,12,13に示したように、キッチンカウンターだけでなく、廊下などにも適用される。
図1−3に示したように、遮断部材5の支持構造1は、キッチンユニット2と、構造壁3と、支持部材4と、遮断部材5と、接続部材としての収納部6と、固定板7と、を備えている。
このうち、少なくとも構造壁3と支持部材4とを支持体とし、これら構造壁3と支持部材4とに連なる壁などを含めて支持体としてもよい。
キッチンユニット2は、フライパンなどで加熱調理するためのバーナーを備える三口のコンロ21と、まな板を載置して食材を切ったり食材を調味したりする調理作業場として利用可能な調理スペース22と、食材を水洗いしたり食器や調理器具を洗浄したりするためのシンク23と、を備えている。
また、キッチンユニット2は、矩形状に形成されており、短辺の一方が後述する建物躯体8に当接しており、建物躯体8から他方の短辺へと順にコンロ21、調理スペース22、シンク23という並びに配置されている。
構造壁3は、腰壁3aと袖壁3bとを備えており、これら腰壁3aと袖壁3bとが鉛直方向に設けられる構造材と、水平方向に設けられる構造材とを備えている。
本実施形態の構造壁3に適用されるパネルは、木質パネルであり、縦框31と横框32とを矩形状に組み立てるとともに、この矩形枠の内部に補助棧材を縦横に組み付け、縦框31と横框32と補助棧材との両面もしくは片面に、面材33を貼設したものである。この木質パネルにおいては、縦框31が鉛直方向に設けられる構造材であり、横框32が水平方向に設けられる構造材である。
なお、木質パネルでなく、鋼製やコンクリート製など他の材質を用いた構造壁でもよい。
構造壁3は、キッチンユニット2の一方の長辺に沿って延設され、建物躯体8からキッチンユニット2の他方の短辺まで延設されている。
また、この構造壁3は、コンロ21に対応する箇所が天井まで立設されており、それ以外の箇所はキッチンユニット2の高さ寸法よりわずかに高くなっている。
キッチンユニット2を挟んで構造壁3と反対側には調理作業が行えるスペースが形成されており、このスペースおよびスペースへ移動する領域とを通路Cとしている。
図4−7に示したように、支持部材4は、キッチンユニット2の他方の短辺と、構造壁3の側端と、に当接する長尺の収容体であり、キッチンユニット2と構造壁3とに当接して固定される支持板41と、この支持板41と垂直に接続する背面板42と、この背面板42の先端に垂直に接続し、かつ支持板41と対向する化粧板43と、支持板41と背面板42と化粧板43との上端面を接続する上面板44と、を備えている。
化粧板43は、底部に幅方向に沿って溝43aが形成されており、取り付けられる床材Fに設けられたL字金具45に溝43aを上から嵌装して下部が固定され、上部側面には凸状の凸金具43bが設けられており、上面板44の側面に設けられた凹状の凹金具44aに凸金具43bを側面から押し込み嵌装して上部が固定されている。
また、化粧板43は、上部が固定された状態において、上面板44との間に嵌合した金具43b,44a分の隙間が形成されている。
このため、化粧板43は、上部を引き込むことで凸金具43bと凹金具44aとの嵌合状態を解除し、持ち上げてL字金具45との嵌合状態を解除することで容易に支持部材4から離脱させることができるようになっている。
また、化粧板43と上面板44との間に隙間が形成されることから、化粧板43を上面板44から引き離す際、隙間に指等を差し入れて化粧板43を引き込みやすいようになっている。
なお、上述した隙間は、後述する固定板7が上面板44と隙間とを上方から当接して塞ぐため、意匠性が低下するおそれがない。
また、支持部材4は、支持板41、背面板42、化粧板43および上面板44が空間を形成しており、この空間の開口から遮断部材5が収容および引き出し可能となっている。
なお、上面板44には、その下面に遮断部材5と係合する図示しない移動手段としてのレールが設けられている。
図4に示すように、遮断部材5は、支持部材4に収容および引き出し可能な部材であって、本体51と、棚52と、カバー53と、移動手段としてのキャスター54と、係合部55と、ストッパー56と、を備えている。
本体51は、支持部材4の収容空間よりも僅かに小さい矩形状の枠体51aと、この枠体51aの一方の開口を閉塞する背板51bとを備えている。
棚52は、本体51に水平に取り付けられ、枠体51aの空間にキッチン用品などを収納できるようにしている。
カバー53は、支持部材4の開口側の枠体51aに取り付けられ、支持部材4の開口を形成する支持板41、化粧板43および上面板44の端面の外縁、すなわち、支持部材4の断面外周と略同形状の板材である。カバー53は、収容空間に枠体51aが収容された状態において、支持部材4の開口を閉塞するようになっている。
キャスター54は、移動手段であって、枠体51aの下面に取り付けられ、床を滑走することで遮断部材5を支持部材4から引き出したり収容したりするようになっている。
係合部55は、上面板44に設けられたレールに係合する凸状の部材であり、レールに係合した状態で摺動することで遮断部材5を直線状にスライドさせられるようになっている。これと同時に前述したキャスター54が床を滑走することで遮断部材5が滑らかにスライドして収容空間を引き出したり収容したりできるようになっている。
このため、遮断部材5は、通路C側へと引き出されて建物躯体8にカバー53が当接することで、通路Cを塞ぐようになっている。
ストッパー56は、上部の枠体51aの上面に設けられており、カバー53が建物躯体8に当接する状態において、上面板44の端面に当接するようになっている。
具体的には、ストッパー56は、直方体状の部材であり、一端が軸支されて回動可能に枠体51aに設けられている。このため、遮断部材5を引き出してカバー53が建物躯体8に当接する状態において、ストッパー56を回動して立設させることで、遮断部材5を収納しようとする際にストッパー56が上面板44に係止され、遮断部材5が収納されないようにスライドが規制されている。
また、立設したストッパー56が水平になるように回動させれば遮断部材5を支持部材4に収容できるようになっている。
ここで、図8に示したように、遮断部材5を対向する建物躯体8にカバー53が当接するまで最大限に引き出した場合、本体51のうち支持部材4の収容空間内にとどまる部分の長さ寸法(以下、重なり寸法という)が252mmであり、遮断部材5の長さ寸法が1076mmである。
すなわち、遮断部材5の長さ寸法の23.4%が重なり寸法として支持部材4と重なっていることとなる。
この重なり寸法の割合は、20%以上であることが望ましく、25%程度であることがより望ましい。ただし、割合が大きくなると支持部材4および遮断部材5の長さ寸法が大きくなってしまうため、20%から25%程度の範囲内に設定することが最も好ましい。
図9−11に示したように、収納部6は、接続部材であって、キッチンユニット2と構造壁3を挟んで反対側に設けられるキャビネットであり、その幅寸法はキッチンユニット2の長辺長さ寸法と略同じであり、高さ寸法は腰壁3aの高さ寸法と略同じである。この収納部6は、側板61と、背板62と、接続板63と、台輪64と、2枚の引き戸65と、を備えている。
側板61は、支持板41がキッチンユニット2および構造壁3に当接していない箇所に当接して固定されている。
背板62は、側板61と垂直に接続し、構造壁3の側面に当接して固定されている。具体的には、構造壁3側の平面(裏面)に3本の桟62aが水平方向に延設されており、これら桟62aが構造壁3の面材33に当接され、表面から背板62、桟62aおよび構造壁3をビスで固定することで背板62と構造壁3とが一体的に固定されている。
接続板63は、側板61および背板62の上端に接続する天板63aと、背板62の側端に接続して側板61に対向する側板63bと、側板61および背板62の下端に接続する底板63cと、を備えている。
台輪64は、底板63cの周縁部下面に設けられる枠状部材であり、こうすることで底板63cの下に空間が形成されるようになっている。
引き戸65は、収納部6の開口に設けられる引き戸である。
図2,3,10,11に示したように、固定板7は、構造壁3と、支持部材4と、収納部6と、の上に亘って設けられる板材である。具体的には、構造壁3の横框32と、収納部6の天板63aと、支持部材4の支持板41、背面板42および化粧板43の上端面と、に当接して載置されている。
固定板7は、構造壁3から固定板7に向かって斜めにビスが打たれることで、構造壁3および固定板7がビスにより一体的に固定されている。
この固定板7は、その上面が作業台として利用されることとなっており、キッチンユニット2に隣接配置されるキッチンカウンターとして活用される。
図2,9に示したように、建物躯体8は、建物の構造を支える骨組みのうちの壁であり、この壁に構造壁3が垂直に接続している。
次に、遮断部材5の支持構造1の施工方法について説明する。
まず、遮断部材5の支持構造1を設置する箇所に構造壁3を設け、構造壁3の以外の箇所に床材Fを施設する。
そして、次に収納部6を構造壁3に取り付け固定する。具体的には、台輪64を構造壁3の近傍に載置し、この台輪64の上に底板63cを取り付ける。
さらに、側板61と、背板62と、天板63aと、側板63bとを備える箱体が収納部6の両端に取り付けられる。具体的には、背板62の裏面に設けられた桟62aを構造壁3の面材33に当接して、背板62の表面からビスを構造壁3まで打ち込んで背板62と構造壁3とを一体的に固定する。
また、建物躯体8と、この建物躯体8に最も近い側板63bとの間には隙間が生じるが、この隙間には緩衝材bを嵌装する。
そして、最後に箱体の内部に棚を取り付け、箱体の開口に2枚の引き戸65を取り付けて収納部6を仕上げる。
次に、2枚の天板63aと、腰壁3aと、後付けされる支持部材4の上面板44および化粧板43の上面とを覆うように固定板7が載置される。この固定板7は、天板63aの下面からビスを打ち込むことで天板63aと固定し、背板62と反対側からビスを腰壁3aと固定板7とに斜めに打ち込むことで腰壁3aと固定する。
次に、構造壁3を挟んで収納部6と反対側にキッチンユニット2を構造壁3に当接して設置する。
その後、支持部材4の支持板41を側板61と、腰壁3aの側端面と、キッチンユニット2の側面とに当接して、支持板41側から側板61および腰壁3aの側端面に向かって水平にビスを複数箇所に打ち込むことで支持板41を収納部6と構造壁3とに一体的に固定する。
そして、支持板41に背面板42と上面板44とを取り付け、上面板44の下面に設けられたレールに遮断部材5の係合部55を係合させて遮断部材5を上面板44にスライド可能に取り付ける。
さらに、化粧板43を取り付ける。まず、化粧板43が設置される箇所の床材FにL字金具45を取り付け、このL字金具45に化粧板43の下部の溝43aを嵌装して下部を取り付ける。次いで、化粧板43の上部に設けられた凸金具43bを上面板44の側面に設けられた凹金具44aに押し込んで嵌合して上部を取り付ける。
なお、化粧板43を取り付ける前に係合部55を上面板44のレールに係合させて遮断部材5を取り付けるとしたが、化粧板43を取り付けた後に遮断部材5を取り付けるとしてもよい。
遮断部材5の支持構造1の施工方法の最終工程として、シリコンシーリング材を用いて支持構造1の各所をシーリングする。
具体的には、固定板7と建物躯体8との隙間、固定板7と袖壁3bとの隙間、キッチンユニット2と建物躯体8、袖壁3bおよび固定板7との隙間などにシーリングを施す。
以上により、本実施形態に係る遮断部材5の支持構造1を施工する。この施工手順は、各構成を取り付け固定する際に用いるビスを打ち込みやすくするためにビス打設箇所に他の構成が干渉しないように考慮された手順となっている。
次に本実施形態に係る遮断部材5の支持構造1の力の伝達について説明する。
遮断部材5の支持構造1では、構造壁3に支持部材4が当接して固定されており、支持部材4に支持される遮断部材5に支持部材4の反対側から力が加わると、この力が支持部材4へと伝達され、次いで、構造壁3へと伝達されることとなる。
このような場合において、収納部6は、側板61において支持部材4に当接しており、さらに、背板62において構造壁3に当接しているため、支持部材4から力を伝達されるとともに構造壁3へと力を伝達するようになっている。
すなわち、力を支持部材4と構造壁3との接面だけでなく、支持部材4と収納部6との接面においても力を伝達できるようになっている。
このため、支持部材4と構造壁3との接面においてのみ力が伝達されるような場合に比べて伝達効率が高い。つまり、力の伝達が不十分(力を十分に構造壁3へと逃がせない)な場合に支持部材4と構造壁3との接面が破損するなどの問題を回避できるようになっている。
以上のように、本実施形態では、例えば、図2,3,5に示すように、鉛直方向において特定の高さを有し、かつ通路Cを塞ぐための遮断部材5が支持体3,4,6によって支持されてなる遮断部材5の支持構造1において、支持体3,4,6は、一方の側面に遮断部材5が設けられて、これを支持する支持部材4と、芯材として鉛直方向および水平方向に設けられる構造材31,32を有し、かつ支持部材4のうち一方の側面とは反対側の他方の側面に接続されるとともに支持部材4に対して交差する方向に延在する構造壁3と、支持部材4と構造壁3とに亘って設けられて、支持部材4と構造壁3とのそれぞれに固定される接続部材6と、を備えるので、遮断部材5が支持部材4の反対側から受けた力を支持部材4を介して構造壁3へ伝達することができる。
また、支持部材4と構造壁3とに亘って設けられて、支持部材4と構造壁3とのそれぞれに固定される接続部材6を備えるので、遮断部材5から支持部材4へ伝達される力を支持部材4と構造壁3との接面からだけでなく、接続部材6との接面からも力を伝達することができる。
また、構造壁3が芯材として鉛直方向および水平方向に設けられる構造材31,32を有しているので、構造強度を十分に確保することができ、伝達された力に対して十分な抗力を発揮することができる。
このため、例えば、支持部材4の長さ寸法が構造壁3との接面の長さ寸法よりも大きい場合でも、接続部材6から構造壁3へと力を伝達することができるので、支持部材4が遮断部材5を十分に支持することができる。
これにより、遮断部材5への力が支持部材4と接続部材6とを介して構造壁3へと伝達されるので、遮断部材5の支持構造1が高い構造強度を発揮することができる。
また、本実施形態では、例えば、図6に示すように、通路Cを塞いだ時の遮断部材5と支持部材4とが重なる長さ寸法が、遮断部材5の長さ寸法に対して所定の比率になっているので、遮断部材5に係るモーメントに対して支持部材4が支持できなくなるというおそれをなくすことができる。
また、この重なり寸法の割合は、20%以上であることが望ましく、25%以上であることがより望ましい。ただし、割合が大きくなると支持部材4および遮断部材5の長さ寸法が大きくなってしまうため、20%から25%程度の範囲内に設定することが最も好ましい。
本実施形態では、遮断部材5の23.4%が支持部材4と重なり合っているので、最も好ましい状態で支持部材4が遮断部材5を支持することができる。
また、本実施形態では、例えば、図2,3,5に示すように、収納部6は、支持部材4に固定される側板61と、構造壁3に固定される背板62と、側板61と背板62とを接続する接続板63と、を備えるので、遮断部材5が支持部材4の反対側から受けた力を支持部材4を介して構造壁3へ伝達することができる。
また、収納部6の側板61と背板62とがそれぞれ支持部材4と構造壁3とに固定されるので、遮断部材5から支持部材4へ伝達される力を支持部材4と構造壁3との接面からだけでなく、収納部6と構造壁3との接面からも力を伝達することができる。
また、構造壁3が縦框31と横框32とを備えているので、構造強度を十分に確保することができ、伝達された力に対して十分な抗力を発揮することができる。
このため、例えば、支持部材4の長さ寸法が構造壁3との接面の長さ寸法よりも大きい場合でも、収納部6の側板61から背板62へ、背板62から構造壁3へと伝達することができるので、支持部材4が遮断部材5を十分に支持することができる。
これにより、遮断部材5への力が支持部材4と収納部6とを介して構造壁3へと伝達されるので、遮断部材5の支持構造1が高い構造強度を発揮することができる。
また、本実施形態では、支持部材4、構造壁3および接続板63の上部を覆い、互いを連結固定する固定板7が設けられるので、この固定板7を作業台として利用することができる。つまり、固定板7は、キッチンユニット2に隣接配置されるキッチンカウンターとして活用される。
このため、支持部材4や構造壁3が設けられる空間を作業空間として有効に空間を利用することができる。
また、本実施形態では、支持部材4が、構造壁3と接続する支持板41と、支持板41に接続する背面板42と、支持板41と背面板42とに接続して遮断部材5を収容可能な空間を形成する化粧板43と、を備えているので、例えば、遮断部材5の支持構造1をメンテナンスするような場合、遮断部材5を収容する化粧板43を取り外すだけで、容易に遮断部材5および支持部材4の交換や補修を行うことができる。
また、化粧板43を外して収容可能な空間を清掃することも容易に行うことができる。
また、本実施形態では、上面板44の下面にレールを設け、本体51の上面にレールと係合する係合部55を設けたので、これらを係合させて、摺動するだけで遮断部材5を容易に直線状にスライドさせることができる。
さらに、本体51の下面にキャスター54を設けているので、床においてキャスター54を滑走させることができるので、より一層容易に遮断部材5を直線状にスライドさせることができる。
このため、遮断部材5により通路Cを遮断もしくは開放する作業を容易に行うことができる。
また、本実施形態では、カバー53が支持部材4の開口側の枠体51aに取り付けられ、支持部材4の開口を形成する支持板41、化粧板43および上面板44の端面の外縁、すなわち、支持部材4の断面外周と略同形状の板材であるものとした。
こうすることで、カバー53は、収容空間に枠体51aが収容された状態において、支持部材4の開口を閉塞し、かつ、カバー53の外周面が支持部材4の外周面と面一にすることができる。
このため、収容空間に枠体51aが収容された状態において、支持部材4とカバー53とを連続した一体物にすることができ、外観の意匠性を良好なものとすることができる。
また、本実施形態では、化粧板43は、下部の溝43aがL字金具45に嵌装され、上部の凸金具43bが上面板44の側面に設けられた凹金具44aに押し込まれて嵌装されるものとした。
こうすることで、溝43aをL字金具45に嵌装し、凸金具43bを凹金具44aに嵌合させるだけで容易に化粧板43を取り付けることができる。
また、上部を引き込み凸金具43bと凹金具44aとの嵌合状態を解除し、持ち上げて溝43aとL字金具45との嵌合を解除することで容易に支持部材4から離脱させることができる。
また、本実施形態では、化粧板43は、上部が固定された状態において、上面板44との間に嵌合した金具分の隙間が形成されているものとした。
こうすることで、化粧板43を上面板44から引き離す際、隙間に指等を差し入れて化粧板43を引き込みやすいため、容易に上面板44との嵌合状態を解除することができる。
また、本実施形態では、ストッパー56の一端が軸支されて回動可能に枠体51aに設けられているものとした。
こうすることで、遮断部材5を引き出してカバー53が建物躯体8に当接する状態において、ストッパー56を回動して立設させることで、遮断部材5を収納しようとする際にストッパー56を上面板44に係止させることができる。
このため、遮断部材5が収納されないようにスライドを規制することができる。
また、立設したストッパー56が水平になるように回動させれば、遮断部材5を支持部材4に容易に収容することができる。
また、本実施形態では、遮断部材5の支持構造1の施工手順が、構造壁3、収納部6、固定板7、キッチンユニット2、支持部材4および遮断部材5の順に施工されるものとした。
こうすることで、各構成を取り付け固定する際にビス打設箇所に他の構成が干渉せず、ビスを打ち込みやすくすることができる。
以上、本発明を本実施形態に基づいて具体的に説明してきたが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
本実施形態では、支持板41が床まで当接して設けられるとしたが、これに限らない。例えば、台輪64が設けられるため、側板61は床まで設けられておらず、実質的には支持板41から側板61への伝達面は台輪64より上方になるので、支持板41も台輪64の高さ寸法に合わせて床から浮かせて設けることとしてもよい。
また、本実施形態では、遮断部材5が支持部材4に引き出し可能に収容されるとしたが、これに限らない。例えば、支持部材4を支持板41のみとして、この支持板41に遮断部材5を取り付けるものとしてもよい。
もしくは、支持部材4と遮断部材5とを一体的な構成としてもよい。具体的には、支持部材4および遮断部材5の平面を合わせて並べ、建物躯体8側のそれぞれの端部をヒンジで連結する構成でもよい。
この場合、ヒンジを介して遮断部材5を180°回動させて建物躯体8に遮断部材5の端部を当接させることとなる。
また、本実施形態では、遮断部材5が支持部材4に収容されるものとしたが、これに限らず、例えば、通路Cを遮断する場合にのみ遮断部材5を別なる場所から運び込み、支持部材4に取り付ける構成としてもよい。この構成であれば、通路Cを遮断せず開放する場合は、遮断部材5を別なる場所、例えば、収納庫や倉庫などに格納することができるので、支持構造1をコンパクトにすることができる。
また、本実施形態では、遮断部材5は床面に当接するものとしたが、これに限らず、遮断部材5を床材Fから浮かせて支持部材4に取り付ける構成としてもよい。
例えば、遮断部材5の係合部55を支持部材4の上面板44のレールに懸架させて遮断部材5を床材Fから浮かせる構成でもよい。または、支持部材4に上面板44に対向した下面板を設けて、この下面板の上面にレールを設けて上下両側から遮断部材5を係合する構成などでもよい。
また、本実施形態では、構造壁3が支持部材4の中央に当接するものとした(支持部材4と構造壁3とが略T字状)。
また、この場合、入隅部に収納部6を配置することとなるが、キッチンユニット2を接続部材として用いてもよい。
また、本実施形態では、接続部材として収納部6を用いたが、これに限らず、例えば、L字型金具を用いてもよい。
この場合、L字型金具の2平面のうち一面を支持板41に当接して固定し、他面を構造壁3の鉛直面に当接して固定することとなる。
さらに、L字型金具ではなく、直角三角形状の金具を用いてもよい。この場合は、斜辺以外の2平面をそれぞれ支持板41および構造壁3に当接して固定することとなる。
また、上述したように接続部としてキッチンユニット2を採用してもよい。
また、本実施形態では、移動手段としてキャスター54と図示しないレールとを用いたが、これに限らず、例えば、レールのみでもよく、キャスターのみでもよい。
また、本実施形態では、レールについては、上面板44に設けるとしたが、これに限らず、例えば、支持板41の平面に設けて遮断部材を側方のレールで移動させる構成としてもよく、上面板44に対応する床材Fにもレールを設けて遮断部材5を上下のレールで移動させる構成としてもよい。
また、本実施形態では、収納部6が最上部に側板61と背板62とに接続する天板63aを設けるとしたが、これに限らない。例えば、図13に示すように、天板63aを設けずに側板61および背板62の上面に直接固定板7を固定する構成としてもよい。
こうすることで、収納部6の構成が簡易なものとなり、本発明の実施を容易なものとすることができる。
また、本実施形態では、遮断部材5を通路C側へ引き出して建物躯体8の平面に当接させるとしたが、これに限らず、例えば、カバー53に嵌合する凹状の溝を有する受部を設けてカバー53と嵌合させて通路Cを塞ぐようにしてもよい。
こうすることで、遮断部材5は、通路Cを塞いだ状態において、支持部材4だけでなく受部にも支持されることとなり、力を受けた際の構造強度を高めることができる。
また、本実施形態では、遮断部材の支持構造1として、キッチンカウンターに適用したが、これに限らず、例えば、階段付近の壁に適用してもよく、廊下の角に適用してもよい。
また、本実施形態では、キッチンカウンターとしてすべての構成を新設することとしたが、これに限らない。例えば、既設のキッチンユニット2や構造壁3に支持部材4、遮断部材5および収納部6などを後付けすることとしてもよい。
このため、既設建物のキッチンや階段や廊下の隅などに本発明の構成を適用することができる。
1 支持構造
2 キッチンユニット
3 構造壁(支持体)
3a 腰壁
3b 袖壁
4 支持部材(支持体)
5 遮断部材
6 収納部(接続部材)
7 固定板
8 建物躯体
9 支持構造
10 建物
11 玄関
12 ホール
13 ダイニング
14 キッチン
15 風呂
16 洗面所
17 トイレ
18 多目的区画
19 階段
21 コンロ
22 調理スペース
23 シンク
31 縦框(構造材)
32 横框(構造材)
33 面材
41 支持板
42 背面板
43 化粧板
43a 溝
43b 凸金具
44 上面板
44a 凹金具
45 字金具
51 本体
51a 枠体
51b 背板
52 棚
53 カバー
54 移動手段
54 キャスター(移動手段)
55 係合部
56 ストッパー
61 側板
62 背板
62a 桟
63 接続板
63a 天板
63b 側板
63c 底板
64 台輪
65 戸
111 玄関扉
112 シューズクローゼット
121 窓
122 明り窓
131 掃出引違窓
132 突出部
133 設置台
134 収納家具
141 キッチンカウンター
143 勝手口
145 冷蔵庫置場
146 カップボード
151 浴槽
152 換気窓
161 洗面台
162 収納庫
163 洗濯機置場
191 階段下収納庫
192 階段下収納庫
A アプローチ
b 緩衝材
C 通路
F 床材
W1 第1壁
W2 第2壁
W3 第3壁

Claims (6)

  1. 鉛直方向において特定の高さを有し、かつ通路を塞ぐための遮断部材が支持体によって支持されてなる遮断部材の支持構造において、
    前記支持体は、
    記遮断部材が設けられて、これを支持する支持部材と、
    芯材として鉛直方向および水平方向に設けられる構造材を有し、かつ前記支持部材にT字に接続されるとともに前記支持部材に対して交差する方向に延在する構造壁と、
    前記支持部材と前記構造壁とに亘って設けられて、前記支持部材と前記構造壁とのそれぞれに固定される接続部材と、を備えており、
    平面視において前記支持部材と前記構造壁との間には二つの入隅部が形成されており、
    前記支持部材は、一方の側面に前記遮断部材が設けられるとともに、前記一方の側面とは反対側の他方の側面における中央に前記構造壁が接続された支持板を有し、
    前記接続部材は、前記二つの入隅部のうち少なくとも一方に配置されるものであって、前記支持板における前記入隅部側の側面である前記他方の側面に接する第一側面と、前記構造壁における前記入隅部側の側面に接する第二側面と、を有しており、
    前記遮断部材は、前記支持板における前記一方の側面の面方向に沿って移動して前記通路を塞ぐことを特徴とする遮断部材の支持構造。
  2. 請求項1に記載の遮断部材の支持構造において、
    前記通路を塞いだ時の前記遮断部材と前記支持部材とが重なる長さ寸法が、前記遮断部材の長さ寸法に対して所定の比率になっていることを特徴とする遮断部材の支持構造。
  3. 請求項1または2に記載の遮断部材の支持構造において、
    前記接続部材は、前記支持部材と前記構造壁とに亘って設けられる収納部であり、
    前記収納部は、前記第一側面を有して前記支持に固定される側板と、前記第二側面を有して前記構造壁に固定される背板と、前記側板と前記背板とを接続する接続板と、を備えることを特徴とする遮断部材の支持構造。
  4. 請求項3に記載の遮断部材の支持構造において、
    前記支持部材、前記構造壁および前記接続板の上部を覆い、互いを連結固定する固定板が設けられることを特徴とする遮断部材の支持構造。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の遮断部材の支持構造において、
    前記支持部材が、前記支持板と、前記支持板と垂直に接続する背面板と、前記背面板と垂直に接続し、かつ前記支持板と対向する化粧板と、前記支持板と前記背面板と前記化粧板との上端面を接続する上面板と、を備えて前記遮断部材を収容可能な空間を形成しており、
    前記背面板とは反対側に前記空間の開口があり、前記遮断部材は、当該開口から収容及び引き出し可能となっていることを特徴とする遮断部材の支持構造。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の遮断部材の支持構造において、
    前記遮断部材を、前記通路を塞いだ状態から前記通路を開放させた状態に移動させるため、もしくは、前記通路を開放した状態から前記通路を塞いだ状態に移動させるための移動手段をさらに備えることを特徴とする遮断部材の支持構造。
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