JP6680116B2 - 着衣支援便座 - Google Patents

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本発明は、着衣支援便座に関する。
特許文献1は、便座に座っている要介護者が立ち上がるのを補助する立ち上がり補助装置を開示している。この立ち上がり補助装置は、便座を水平姿勢と前傾姿勢との間で揺動させる便座揺動手段を備えている。
特開2009-213503号公報
しかしながら、上記特許文献1の構成では、便座に座っている要介護者の下肢に介護者が被服を着衣させるに際し、介護者が要介護者を持ち上げて要介護者の下肢を便座から離しつつ、要介護者の下肢に被服を着衣させる必要があった。
本発明の目的は、便座に座っている要介護者の下肢に介護者が被服を着衣させるに際し、介護者の負担を軽減する技術を提供することにある。
本願発明の観点によれば、ベースフレームと、前記ベースフレーム上に設けられ、着座姿勢である要介護者の大腿の下面に対向可能な大腿支持部と、を備え、前記大腿支持部は、前方に配置された前方支持部と、後方に配置された後方支持部と、を有し、前記前方支持部と前記後方支持部は前後方向で互いに分離しており、前記後方支持部の前方部は前記ベースフレームから上下方向に離間しており、前記後方支持部の後方部は、前記後方支持部が上方に揺動可能となるように、前記ベースフレームに連結されている、着衣支援便座が提供される。以上の構成で、便座に座っている要介護者の下肢に介護者が被服を着衣させるには、先ず、要介護者の下肢を浮かせることで前方支持部と大腿の間に隙間を作り、この隙間に被服の腰回りを挿入する。続いて、被服の腰回りを前方支持部と後方支持部の間の隙間から、後方支持部とベースフレームとの間に滑り込ませる。このとき、後方支持部は被服の内側に挿入されることになる。そして、要介護者を立ち上がらせると、後方支持部が上方へ揺動することで被服から自動的に引き抜かれ、もって、要介護者の下肢へ被服が着衣されることになる。従って、便座に座っている要介護者の下肢に介護者が被服を着衣させるに際し、介護者の負担を軽減することができる。
本発明によれば、便座に座っている要介護者の下肢に介護者が被服を着衣させるに際し、介護者の負担を軽減することができる。
着衣支援便座の斜視図である。(第1実施形態) 着衣支援便座の斜視図である。(第1実施形態) 着衣支援便座の側面図である。(第1実施形態) 着衣支援便座の側面図である。(第1実施形態) 着衣支援便座の側面図である。(第1実施形態) 着衣支援便座の斜視図である。(第2実施形態) 着衣支援便座の斜視図である。(第2実施形態) 着衣支援便座の底面図である。(第2実施形態) 着衣支援便座の側面断面図である。(第2実施形態) 着衣支援便座の側面図である。(第2実施形態) 着衣支援便座の側面図である。(第2実施形態) 移乗機器の斜視図である。(第3実施形態) 移乗機器と着衣支援便座の側面図である。(第3実施形態) 移乗機器と着衣支援便座の側面図である。(第3実施形態) 移乗機器と着衣支援便座の側面図である。(第3実施形態) 移乗機器と着衣支援便座の側面図である。(第3実施形態) 移乗機器と着衣支援便座の側面図である。(第3実施形態) 移乗機器と着衣支援便座の側面図である。(第3実施形態) 移乗機器と着衣支援便座の側面図である。(第3実施形態) リフターと着衣支援便座の側面図である。(第4実施形態) リフターと着衣支援便座の側面図である。(第4実施形態) リフターと着衣支援便座の側面図である。(第4実施形態) リフターと着衣支援便座の側面図である。(第4実施形態) リフターと着衣支援便座の側面図である。(第4実施形態) リフターと着衣支援便座の側面図である。(第4実施形態) リフターと着衣支援便座の側面図である。(第4実施形態) リフターと着衣支援便座の側面図である。(第4実施形態) 着衣支援便座の側面図である。(第5実施形態) 着衣支援便座の側面図である。(第5実施形態)
(第1実施形態)
以下、図1から図5を参照して、第1実施形態を説明する。
図1及び図2に示すように、着衣支援便座1は、洋式トイレ2の便座3の上に配置して用いられるものである。なお、着衣支援便座1を洋式トイレ2の便器4の上に直接配置して、便座3の代わりとして用いてもよい。
着衣支援便座1は、ベースフレーム5と大腿支持部6を備える。
ベースフレーム5は、平面視でU字状となるように便座3に沿って延びる板体である。
大腿支持部6は、ベースフレーム5上に設けられ、図3に示すように、着座姿勢である要介護者Pの大腿7の下面8に対向可能な部分である。図1に戻り、大腿支持部6は、前方に配置された前方支持部10と、後方に配置された後方支持部11と、を有する。前方支持部10と後方支持部11は、前後方向で互いに分離している。前方支持部10と後方支持部11は、前後方向で若干離れて配置されている。
ここで、「前後方向」とは、洋式トイレ2の前後方向を意味し、着衣支援便座1の長手方向である。また、「前方」は、洋式トイレ2を使用する要介護者の顔の向きと一致する方向であり、「後方」は「前方」と反対の方向である。
前方支持部10は、平面視でU字状に延びる板体であって、前方に向かって凸となるように湾曲している。本実施形態において前方支持部10は、ベースフレーム5に対して揺動不能に固定されている。
後方支持部11は、板体であって、右後方支持部12と左後方支持部13を有する。右後方支持部12と左後方支持部13は互いに対称の構造であるから、右後方支持部12を主として説明し、左後方支持部13の説明は省略する。
図1及び図2に示すように、右後方支持部12は、ベースフレーム5に対して揺動可能となるように支持されている。
具体的には、右後方支持部12は、前方部14と後方部15を有する。前方部14は、図1に示すように右後方支持部12が水平姿勢(着座姿勢)であるときに、右後方支持部12の前方側となる部分である。後方部15は、図1に示すように右後方支持部12が水平姿勢(着座姿勢)であるときに、右後方支持部12の後方側となる部分である。右後方支持部12が水平姿勢であるとは、右後方支持部12の板厚方向が実質的に鉛直方向に対して平行となっていることを意味する。
図1に示すように、右後方支持部12が水平姿勢であるとき、前方部14は、ベースフレーム5から上下方向に離間している。即ち、右後方支持部12が水平姿勢であるとき、前方部14とベースフレーム5の間には隙間が形成されている。
また、右後方支持部12の後方部15は、右後方支持部12がベースフレーム5に対して揺動可能となるように、ベースフレーム5に連結されている。換言すれば、後方部15は、右後方支持部12が上方に揺動可能となるようにベースフレーム5に連結されている。即ち、図2に示すように、後方部15は、揺動軸16を有する。後方部15は、揺動軸16を介してベースフレーム5に連結されている。揺動軸16は、図1の洋式トイレ2の幅方向に延びる軸である。ここで、洋式トイレ2の幅方向とは、略楕円形状の便器4の短軸に対して平行な方向である。そして、右後方支持部12は、図1に示すように前方に倒されて水平姿勢となった状態と、図2に示すように上方に跳ね上げられて後方部15の板厚方向が前後方向に対して平行となる直立姿勢となった状態と、の間の範囲内で揺動可能となっている。
次に、図3〜図5を参照して、着衣支援便座1に座っている要介護者Pの下肢に介護者が被服Qを着衣させる工程を説明する。
先ず、予め図1に示すように後方支持部11を前方に倒して水平状態としておく。この状態で、図3に示すように、要介護者Pの下肢に着衣されている被服Qを足首まで引き下ろした上で、要介護者Pを着衣支援便座1に着座させる。
用を足した後、着衣支援便座1に座っている要介護者Pの下肢に介護者が被服Qを着衣させるには、先ず、要介護者Pを着座姿勢としたままで、要介護者Pの下肢を若干浮かせて前方支持部10と大腿7との間に隙間を作り、この隙間に被服Qの腰回りを挿入する。続いて、図4に示すように、被服Qの腰回りを前方支持部10と後方支持部11の間の隙間から、後方支持部11とベースフレーム5との間に滑り込ませ、浮かせていた要介護者Pの下肢を再び下ろす。このとき、後方支持部11は被服Qの内側に挿入されることになる。そして、図5に示すように、要介護者Pを立ち上がらせると、後方支持部11が上方へ揺動することで被服Qから自動的に引き抜かれる。最後に、被服Qが要介護者Pの臀部をしっかり覆うように、介護者が被服Qを更に引き上げる。従って、着衣支援便座1に座っている要介護者Pの下肢に介護者が被服Qを着衣させるに際し、介護者の負担を軽減することができる。
なお、図5に示すように、要介護者Pを立ち上がらせるに際し、前方支持部10が能動的に前傾するようにして、要介護者Pの立ち上がりを支援することが好ましい。前方支持部10が能動的に前傾する機構としては、前方支持部10に揺動軸を設け、揺動軸を介して前方支持部10をベースフレーム5に連結した上で、電動機や空気シリンダー、油圧シリンダーなどにより前方支持部10を前傾させる構成が考えられる。また、電動機に代えて圧縮コイルばねを用いることもできる。このように、前方支持部10が能動的に前傾するような構成を採用することで、要介護者Pの立ち上がりを支援する介護者の負担を更に軽減することができる。
上記第1実施形態は以下の特徴を有する。
着衣支援便座1は、ベースフレーム5と、ベースフレーム5上に設けられ、着座姿勢である要介護者Pの大腿支持部6の下面8に対向可能な大腿支持部6と、を備える。大腿支持部6は、前方に配置された前方支持部10と、後方に配置された後方支持部11と、を有する。前方支持部10と後方支持部11は前後方向で互いに分離している。後方支持部11の前方部14はベースフレーム5から上下方向に離間している。後方支持部11の後方部15は、後方支持部11が上方に揺動可能となるように、ベースフレーム5に連結されている。以上の構成によれば、着衣支援便座1に座っている要介護者Pの下肢に介護者が被服Qを着衣させるに際し、介護者の負担を軽減することができる。
なお、前方支持部10の具体的な寸法としては、前方支持部10が大腿7に対して、膝裏から大腿7中央あたりにかけて接触可能となるような寸法が好ましい。また、後方支持部11の具体的な寸法としては、被服Qは後方支持部11を要介護者Pの臀部と共に覆うので、後方支持部11は板厚が10mm以下の板状プレートとするとよい。また、要介護者Pの着座時に要介護者Pの重心が後方支持部11に乗るので、後方支持部11の前後方向の寸法は50mm以上とするとよい。また、水平姿勢である後方支持部11とベースフレーム5の間には、被服Qの腰回りを円滑に通すために10mm以上の隙間が形成されているとよい。
(第2実施形態)
以下、図6〜図11を参照して、第2実施形態を説明する。以下、第2実施形態が上記第1実施形態と相違する点を中心に説明し、重複する説明は省略する。
図6及び図7に示すように、本実施形態において前方支持部10は、前方固定部17及び2つの前方可動部18を有する。前方固定部17は2つの前方可動部18よりも前方側に配置され、ベースフレーム5に固定されている。前方固定部17は、平面視で見ると前方に向かって凸となるU字状に形成されている。2つの前方可動部18は前方固定部17よりも後方側に配置され、前方固定部17に対して揺動可能となるように前方固定部17に連結されている。図8に示すように、2つの前方可動部18は、揺動軸20を介して、前方固定部17の2つの後方端にそれぞれ取り付けられている。前方支持部10は、更に、回転規制機構19を有する。回転規制機構19は、各前方可動部18の水平状態を維持する役割と、各前方可動部18が自重により下方へ傾斜することを許容する役割と、を担う機構である。図8及び図9に示すように、回転規制機構19は、揺動軸20の回転を規制するプランジャピン21と、プランジャピン21を操作するハンドル22と、を備えている。プランジャピン21が揺動軸20に挿入されると各前方可動部18の自重による下方への回転は禁止され、もって、各前方可動部18の水平状態が維持される。ハンドル22を引くと、プランジャピン21が揺動軸20から抜去され、各プランジャピン21が自重により下方へと回転する。
以上の構成によれば、図10に示すように、各前方可動部18を水平状態としておくことで、前方支持部10と後方支持部11との間の隙間が小さくなり、着衣支援便座1に着座している要介護者Pの荷重が広い面積に分散される。これにより、要介護者Pが長時間、着衣支援便座1に着座していても要介護者Pへの負担を軽減できる。また、着衣支援便座1に座っている要介護者Pの下肢に介護者が被服Qを着衣させる際は、ハンドル22を手前に引けばよい。すると、各プランジャピン21が揺動軸20から抜去されることで揺動軸20が自重により下方に回転し、図11に示すように、前方支持部10と後方支持部11の間に十分な隙間が形成されることになる。
(第3実施形態)
次に、図12〜図19を参照して、第3実施形態を説明する。以下、本実施形態が上記第2実施形態と相違する点を中心に説明し、重複する説明は省略する。
第3実施形態では、図12に示すように、大腿裏保持式昇降リフト30と昇降式フットステップ31を備える移乗機器32を用いる場合について説明する。
大腿裏保持式昇降リフト30は、台車33に2つの昇降式アクチュエータ34を設け、昇降式アクチュエータ34を駆動することで2つのサイドアーム35をそれぞれ上下動させる。各サイドアーム35は、例えば、ボールねじや台形ねじ機構を含んで構成される。各サイドアーム35には、水平旋回可能な大腿支持プレート36が設けられている。
昇降式フットステップ31は、フットステップ37と、フットステップ37を上下動させる昇降アクチュエータ38と、を有する。
次に、図13〜図19を参照して、着衣支援便座1に座っている要介護者Pの下肢に介護者が被服Qを着衣させる工程を説明する。
先ず、予め後方支持部11を前方に倒して水平状態としておく。また、各前方可動部18を水平状態としておく。この状態で、要介護者Pの下肢に着衣されていた被服Qを足首まで引き下ろした上で、要介護者Pを着衣支援便座1に着座させる。そして、要介護者Pの両足を昇降式フットステップ31のフットステップ37に載せる。
用を足した後、着衣支援便座1に座っている要介護者Pの下肢に介護者が被服Qを着衣させるには、図14に示すように、先ず、要介護者Pを着座姿勢としたままで、昇降アクチュエータ38を駆動してフットステップ37を上昇させることで、要介護者Pの下肢を若干浮かせ、前方支持部10と大腿7との間に隙間を作る。
次に、図15に示すように、ハンドル22を手前に引くことで、前方支持部10の前方可動部18を下方へ回転させ、前方支持部10と後方支持部11の間に隙間が形成された状態とする。
続いて、図16に示すように、被服Qの腰回りを、前方支持部10と大腿7との間の隙間に挿入し、前方支持部10と後方支持部11の間の隙間から、後方支持部11とベースフレーム5との間に滑り込ませる。このとき、後方支持部11は被服Qの内側に挿入されることになる。
次に、図17に示すように、大腿支持プレート36を内側に旋回させて、大腿支持プレート36を大腿7と前方支持部10の間に挿入する。この状態で、図18に示すように、昇降アクチュエータ38を駆動してフットステップ37を下降させることで、要介護者Pの下肢を下ろす。
そして、図19に示すように、2つの昇降式アクチュエータ34を駆動することで、要介護者Pを上昇させる。すると、要介護者Pは、後方支持部11に支持された状態から大腿支持プレート36に支持された状態へと徐々に遷移すると共に、後方支持部11が上方へ揺動することで被服Qから自動的に引き抜かれる。最後に、被服Qが要介護者Pの臀部をしっかり覆うように、介護者が被服Qを更に引き上げる。従って、着衣支援便座1に座っている要介護者Pの下肢に介護者が被服Qを着衣させるに際し、介護者の負担を軽減することができる。
(第4実施形態)
次に、図20〜図27を参照して、第4実施形態を説明する。以下、本実施形態が上記第2実施形態と相違する点を中心に説明し、重複する説明は省略する。
第4実施形態では、リフター40を用いる場合について説明する。
先ず、予め後方支持部11を前方に倒して水平状態としておく。また、各前方可動部18を水平状態としておく。この状態で、要介護者Pの下肢に着衣されていた被服Qを足首まで引き下ろした上で、図20に示すように、要介護者Pを着衣支援便座1に着座させる。そして、要介護者Pの両足を昇降式フットステップ41のフットステップ42に載せる。
用を足した後、着衣支援便座1に座っている要介護者Pの下肢に介護者が被服Qを着衣させるには、図21に示すように、先ず、要介護者Pを着座姿勢としたままで、昇降アクチュエータ43を操作してフットステップ42を上昇させることで、要介護者Pの下肢を若干浮かせて前方支持部10と大腿7との間に隙間を作る。
次に、ハンドル22を手前に引くことで、前方支持部10の前方可動部18を下方へ回転させ、前方支持部10と後方支持部11の間に隙間が形成された状態とする。
続いて、図23に示すように、被服Qの腰回りを、前方支持部10と大腿7との間の隙間に挿入し、前方支持部10と後方支持部11の間の隙間から、後方支持部11とベースフレーム5との間に滑り込ませる。このとき、後方支持部11は被服Qの内側に挿入されることになる。
次に、図24に示すように、リフター40を要介護者Pに近づけて、大腿スリング44及び背面保持スリング45を要介護者Pに装着し、大腿スリング44及び背面保持スリング45をハンガー46に引っ掛ける。
この状態で、図25に示すように、昇降アクチュエータ43を操作してフットステップ42を下降させることで、要介護者Pの下肢を下ろす。この状態で、要介護者Pは、大腿スリング44及び後方支持部11によって支持されることになる。
そして、図26に示すように、リフター40でハンガー46を上昇させて要介護者Pを持ち上げる。すると、要介護者Pは、大腿スリング44及び後方支持部11に支持された状態から大腿スリング44に単独で支持された状態へと徐々に遷移すると共に、後方支持部11が上方へ揺動することで被服Qから自動的に引き抜かれる。最後に、図27に示すように、被服Qが要介護者Pの臀部をしっかり覆うように、介護者が被服Qを更に引き上げる。従って、着衣支援便座1に座っている要介護者Pの下肢に介護者が被服Qを着衣させるに際し、介護者の負担を軽減することができる。
(第5実施形態)
次に、図28〜図29を参照して、第5実施形態を説明する。以下、本実施形態が上記第2実施形態と相違する点を中心に説明し、重複する説明は省略する。
上記各実施形態では、立位することのできない要介護者Pが着衣支援便座1を利用する場面を想定している。これに対し、本実施形態では、少しだけなら立位をとれる要介護者Pが着衣支援便座1を利用する場面を想定する。即ち、このような要介護者Pが用を足す際は、下肢の被服Qは足首あたりまで下げられているので、要介護者Pの立位後に介護者が被服Qを要介護者Pの下肢に着衣させるには時間を要する。そこで、着衣支援便座1を用いれば、着座状態の要介護者Pに対し、被服Qを要介護者Pの大腿7の下面8まで着衣させることができるので、立位後には被服Qで要介護者Pの臀部を覆うだけで被服Qの着衣が完了し、もって、要介護者Pに被服Qを着衣させるのに要する時間を短縮できる。具体的には以下の通りである。
図28には、被服Qの腰回りが、前方支持部10と大腿7との間の隙間に挿入され、前方支持部10と後方支持部11の間の隙間から、後方支持部11とベースフレーム5との間に挿入されている状態を示している。このとき、後方支持部11は被服Qの内側に挿入されることになる。この状態から、介護者は要介護者Pに適宜手を添えるなどして立位を支援しつつ、要介護者Pが立位する。すると、後方支持部11が上方へ揺動することで被服Qから自動的に引き抜かれる。最後に、図29に示すように、被服Qが要介護者Pの臀部をしっかり覆うように、介護者が被服Qを更に引き上げる。
1 着衣支援便座
2 洋式トイレ
3 便座
4 便器
5 ベースフレーム
6 大腿支持部
7 大腿
8 下面
10 前方支持部
11 後方支持部
12 右後方支持部
13 左後方支持部
14 前方部
15 後方部
16 揺動軸
17 前方固定部
18 前方可動部
19 回転規制機構
20 揺動軸
21 プランジャピン
22 ハンドル
30 大腿裏保持式昇降リフト
31 昇降式フットステップ
32 移乗機器
33 台車
34 昇降式アクチュエータ
35 サイドアーム
36 大腿支持プレート
37 フットステップ
38 昇降アクチュエータ
40 リフター
41 昇降式フットステップ
42 フットステップ
43 昇降アクチュエータ
44 大腿スリング
45 背面保持スリング
46 ハンガー

Claims (1)

  1. ベースフレームと、
    前記ベースフレーム上に設けられ、着座姿勢である要介護者の大腿の下面に対向可能な大腿支持部と、
    を備え、
    前記大腿支持部は、前方に配置された前方支持部と、後方に配置された後方支持部と、を有し、
    前記前方支持部と前記後方支持部は前後方向で互いに分離しており、
    前記後方支持部の前方部は前記ベースフレームから上下方向に離間しており、
    前記後方支持部の後方部は、前記後方支持部が上方に揺動可能となるように、前記ベースフレームに連結されている、
    着衣支援便座。
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