JP6679753B2 - 上りデータ伝送に対するフィードバック方法及び装置 - Google Patents

上りデータ伝送に対するフィードバック方法及び装置 Download PDF

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Description

本発明は、無線通信システムに関し、特に、無線通信システムにおける上りデータ伝送に対するフィードバック方法及び相応の装置に関する。
第4世代移動通信(4G)が急速に発展しつつある今、第5世代移動通信(5G)の規格策定も日程にのぼっている。国際電気通信連合(ITU)の定義によると、5Gには、3つの代表的な利用シナリオがある。第1は、モバイルブロードバンドのさらなる高度化(eMBB:Enhanced Mobile Broadband)である。このシナリオでは、スマート端末のユーザのネットワークピーク速度が10Gbps、ひいては20Gbpsに達することができ、仮想現実、動画のライブ配信・共有、随時随所のクラウドアクセスなどの広い帯域幅のアプリケーションの発展をサポートすることが可能になる。第2は、多数同時接続を実現するマシンタイプ通信(mMTC:Massive Machine Type Communication)であり、5Gネットワークでサポートされる人及び物の接続数が100万個/平方キロメートルに達することが要求される。第3は、超高信頼・低遅延通信(uRLLC:Ultra Reliable and Low Latency Communication)である。これは、5Gネットワークの遅延が1ミリ秒に達することができることを意味し、知的生産、遠隔機械制御、運転アシスト、及び自動走行などのような低遅延サービスの発展を推進する。
前述したように、上記の多数同時接続を実現するマシンタイプ通信の利用シナリオでは、5Gネットワークでサポートされる人及び物の接続数が100万個/平方キロメートルに達する。このような大量の端末のアクセスが必要な場合、5Gネットワークにおける上りトラフィックは大幅に増加する。これに応じて、5Gネットワークにおける基地局が上りスケジューリングを行う際のシグナリングオーバヘッドも大幅に増加する。このため、5Gネットワークにおいて、如何に上りデータ伝送を行うかが、現在の研究ホットスポットの1つとなっている。
本発明の実施例では、上りデータ伝送に対するフィードバック方法が提供されている。この方法は、ユーザ端末(UE)から送信された上りデータを受信して復調した後、前記UEの上りデータに対する復調結果に基づいて、フィードバック用の下り制御情報(DCI)を介して、前記UEへフィードバックを送信する、ことを含む。
ここで、上記DCIには、1つ以上のハイブリッド自動再送要求(HARQ)フィールドと、1つの識別フィールドとが含まれてもよい。
DCIにおける1つ以上のHARQフィールドは、それぞれ、1つ以上のUEが含まれる1つのUEグループの上りデータ伝送に対するフィードバックを伝送するためのものであり、識別フィールドは、前記DCIに対応するUEグループを識別するためのものであり、この場合、前記UEの上りデータに対する復調結果に基づいて、前記DCIを介して、前記UEへフィードバックを送信することは、UEをグループ分けし、前記UEグループ内の各UE毎に、前記UEに対応するHARQフィールドとして、1つのHARQフィールドを割り当て、1つの時間帯での、前記UEグループ内の各UEからの上りデータに対する復調結果に基づいて、前記1つ以上のHARQフィールドの値をそれぞれ決定し、物理下り制御チャネルを介して、前記DCIを前記UEグループ内の前記1つ以上のUEに送信する、ことを含む。
DCIにおける1つ以上のHARQフィールドは、それぞれ、1つのUEの1回以上の上りデータ伝送に対するフィードバックを伝送するためのものであり、この場合、前記UEの上りデータに対する復調結果に基づいて、前記DCIを介して、前記UEへフィードバックを送信することは、1つの時間帯での、前記UEからの1回以上の上りデータ伝送に対する復調結果に基づいて、前記1つ以上のHARQフィールドの値をそれぞれ決定し、物理下り制御チャネルを介して、前記DCIを前記UEに送信する、ことを含む。
上記DCIには、1つのハイブリッド自動再送要求(HARQ)フィールドと、1つの識別フィールドとが含まれてもよい。
DCIにおけるHARQフィールドは、1つの物理下りデータチャネルを指し示すものであり、前記識別フィールトは、前記DCIに対応するUEを識別するためのものであり、この場合、前記UEの上りデータに対する復調結果に基づいて、前記DCIを介して、前記UEへフィードバックを送信することは、1つの時間帯で正確に復調された上りデータに対応するUEの識別子を決定し、前記DCIにおけるHARQフィールドの指し示す物理下りデータチャネルを介して、決定されたUEの識別子を送信する、ことを含む。
本発明の実施例では、上りデータ伝送に対するフィードバック方法が提供されている。この方法は、上りデータを送信した後、フィードバック用の下り制御情報(DCI)を受信し、前記DCIに基づいて、今回伝送された上りデータが基地局(eNB)によって正確に受信されたか否かを決定する、ことを含む。
DCIにおける1つ以上のHARQフィールドは、それぞれ、1つ以上のUEが含まれる1つのUEグループの上りデータ伝送に対するフィードバックを伝送するためのものであり、前記識別フィールドは、前記DCIに対応するUEグループを識別するためのものであり、この場合、フィードバック用の下り制御情報(DCI)を受信することは、eNBから送信されたDCIを受信し、受信されたDCIの識別フィールドに基づいて、自局の属するUEグループに対応するDCIであるか否かを判断し、自局の属するUEグループに対応するDCIである場合、前記DCIを受信する、ことを含み、今回伝送された上りデータがeNBによって正確に受信されたか否かを決定することは、受信されたDCIにおける自局に対応するHARQフィールドを決定し、受信されたDCIにおける自局に対応するHARQフィールドの値に基づいて、今回伝送された上りデータが前記eNBによって正確に受信されたか否かを決定する、ことを含む。
DCIにおける1つ以上のHARQフィールドは、それぞれ、1つのUEの1回以上の上りデータ伝送に対するフィードバックを伝送するためのものであり、前記識別フィールドは、前記DCIに対応するUEを識別するためのものであり、この場合、フィードバック用の下り制御情報(DCI)を受信することは、eNBから送信されたDCIを受信し、受信されたDCIの識別フィールドに基づいて、自局に対応するDCIであるか否かを判断し、自局に対応するDCIである場合、前記DCIを受信する、ことを含み、今回伝送された上りデータがeNBによって正確に受信されたか否かを決定することは、受信されたDCIにおけるHARQフィールドの値に基づいて、自局から1回以上伝送された上りデータが前記eNBによって正確に受信されたか否かを決定する、ことを含む。
或いは、DCIには、1つのハイブリッド自動再送要求(HARQ)フィールドと、1つの識別フィールドとが含まれる。
DCIにおけるHARQフィールドは、1つの物理下りデータチャネルを指し示すものであり、この場合、今回伝送された上りデータがeNBによって正確に受信されたか否かを決定することは、前記DCIにおけるHARQフィールドの指し示す物理下りデータチャネルで伝送されたデータを受信し、該物理下りデータチャネルで伝送されたデータに自局の識別子が含まれる場合、今回伝送された上りデータが前記eNBによって正確に受信されたと決定する、ことを含む。
本発明の実施例では、基地局が提供されている。この基地局は、ユーザ端末(UE)から送信された上りデータを受信して復調するデータ受信モジュールと、前記UEの上りデータに対する復調結果に基づいて、フィードバック用の下り制御情報(DCI)を介して、前記UEの上りデータ伝送に対するフィードバックを前記UEへ送信するフィードバックモジュールと、を備える。
本発明の実施例では、ユーザ端末が提供されている。このユーザ端末は、上りデータを送信する上り伝送モジュールと、フィードバック用の下り制御情報(DCI)を受信するDCI受信モジュールと、前記DCIに基づいて、今回伝送された上りデータが基地局(eNB)によって正確に受信されたか否かを決定するフィードバック受信モジュールと、を備える。
本発明の実施例では、プログラムが提供されている。このプログラムは、ユーザ端末(UE)から送信された上りデータを受信して復調した後、前記UEの上りデータに対する復調結果に基づいて、フィードバック用の下り制御情報(DCI)を介して、前記UEへフィードバックを送信する、ことをコンピュータに実行させる。
本発明の実施例では、不揮発性機械可読記憶媒体が提供されている。前記記憶媒体に機械可読指令が記憶され、前記機械可読指令は、ユーザ端末(UE)から送信された上りデータを受信して復調した後、前記UEの上りデータに対する復調結果に基づいて、フィードバック用の下り制御情報(DCI)を介して、前記UEへフィードバックを送信する、ことを完成させるように、プロセッサで実行可能である。
本発明の実施例では、基地局が提供されている。この基地局は、プロセッサと、不揮発性機械可読記憶媒体と、該不揮発性機械可読記憶媒体に記憶され、該プロセッサで実行されるプログラムモジュールと、を備え、前記プログラムモジュールは、ユーザ端末(UE)から送信された上りデータを受信して復調した後、前記UEの上りデータに対する復調結果に基づいて、フィードバック用の下り制御情報(DCI)を介して、前記UEへフィードバックを送信する。
本発明の実施例では、プログラムが提供されている。このプログラムは、上りデータを送信した後、フィードバック用の下り制御情報(DCI)を受信し、前記DCIに基づいて、今回伝送された上りデータが基地局(eNB)によって正確に受信されたか否かを決定する、ことをコンピュータに実行させる。
本発明の実施例では、不揮発性機械可読記憶媒体が提供されている。前記記憶媒体に機械可読指令が記憶され、前記機械可読指令は、上りデータを送信した後、フィードバック用の下り制御情報(DCI)を受信し、前記DCIに基づいて、今回伝送された上りデータが基地局(eNB)によって正確に受信されたか否かを決定する、ことを完成させるように、プロセッサで実行可能である。
本発明の実施例では、ユーザ端末が提供されている。このユーザ端末は、プロセッサと、不揮発性機械可読記憶媒体と、該不揮発性機械可読記憶媒体に記憶され、該プロセッサで実行されるプログラムモジュールと、を備え、前記プログラムモジュールは、上りデータを送信した後、フィードバック用の下り制御情報(DCI)を受信し、前記DCIに基づいて、今回伝送された上りデータが基地局(eNB)によって正確に受信されたか否かを決定する。
本発明の実施例では、フィードバック用のDCIを設計することにより、eNBは、上りデータ伝送を行った各UEに対して、それぞれフィードバックを行うことができるので、2つ以上のUEに対して同じ下りリソースを使用してフィードバックを行うことなく、eNBとUEとの同期外れを効果的に回避することができる。
本発明の実施例におけるeNBがUEの上りデータを受信した後にフィードバックを行う手順を示す。 本発明の実施例におけるUEが上りデータを送信した後にフィードバックを受信する手順を示す。 本発明の実施例におけるリソースライブラリの設定方法を示す。 本発明の実施例におけるUEが上りデータ伝送のフィードバックを受信する方法を示す。 本発明の実施例におけるeNBが上りデータ伝送のフィードバックを行う方法を示す。 本発明の実施例におけるUEが上りデータ伝送のフィードバックを受信する方法を示す。 本発明の実施例におけるeNBが上りデータ伝送のフィードバックを行う方法を示す。 HARQフィードバック用のDCI構造の一例を示す。 DCIを用いてHARQフィードバックを行う一例を示す。 DCIを用いてHARQフィードバックを行う一例を示す。 HARQフィードバック用のDCI構造の一例を示す。 DCIを用いてHARQフィードバックを行う一例を示す。 本発明の一実施例におけるeNBの構成を示す。 本発明の一実施例におけるUEの構成を示す。 本発明の一実施例におけるeNBの構成を示す。 本発明の一実施例におけるUEの構成を示す。 本発明の一実施形態に係る無線基地局及びユーザ端末のハードウェア構成の一例を示す図である。
前述したように、多数同時接続を実現するマシンタイプ通信の利用シナリオでは、5Gネットワークにおける上りトラフィックは大幅に増加する。これに応じて、基地局が上りスケジューリングを行う際のシグナリングオーバヘッドも大幅に増加する。このため、如何に5Gネットワークにおいて上りデータ伝送を行うかが、現在の研究ホットスポットの技術となっている。
従来の長期的進化(LTE)システムでは、基地局(eNB)は、上りスケジューリングにおいて、ユーザ端末(UE)と下記のようなシグナリングやり取りを行う必要がある。
まず、UEは、ランダムアクセス手順によってeNBと接続を確立する。その後、上りデータを伝送する必要がある場合、UEは、スケジューリング要求(SR)をeNBへ送信して、自局に上りリソースを割り当てることをeNBに要求する。次いで、eNBは、UEから要求されたリソースの状況に応じて、一定のスケジューリング原則に従って、上り時間周波数リソース、参照信号(RS)、及び変調符号化方式(MCS)などを含む相応の上りリソースを割り当てる。そして、eNBは、上りスケジューリンググラント(UL GRANT)を介して、該UEに割り当てられた上りリソースをUEに通知する。その後、UEは、eNBによって割り当てられた上りリソースで上りデータを伝送する。
上述した上りデータのスケジューリング及び伝送の手順から分かるように、従来のLTEシステムでは、UEは、上りスケジューリンググラント(UL GRANT)を受信して初めて、上りデータを伝送することができる。そこで、5Gの、多数同時接続を実現するマシンタイプ通信の利用シナリオでは、依然として、このような方式をそのまま採用すれば、上りトラフィックの激増に伴い、シグナリングのオーバーヘッドが極めて巨大になり、5Gネットワークに巨大な負担をもたらす。
このような問題を解決するために、多数の企業及び研究機関は、すでに、基地局から上りスケジューリンググラントを下す必要がなく、競合に基づく新たな上り伝送方式を若干提案している。このような競合に基づく上り伝送方式では、UEがランダムアクセス手順によってeNBと接続を確立した後、eNBは、UEに対して、上りデータを伝送するための上りリソースライブラリと、選択可能なMCS集合とを設定してもよい。UEは、上りデータを伝送する必要がある場合、まず、eNBによって設定された上りリソースライブラリの中から、適当な上り時間周波数リソース及びRSを選択するとともに、選択可能なMCS集合の中から、MCSを決定する。これにより、eNBから上りスケジューリンググラントを下す必要がなく、自局で選択・決定された上りリソース及びMCSを使用して、直接に上りデータ伝送を行うことができる。明らかなように、このような伝送方式を採用すれば、シグナリングのオーバーヘッドを大幅に低減させ、ネットワークの負担を極めて軽減させることができる。しかしながら、この場合、異なるUEは、同時に同じ上りリソースを選択して上り伝送を行う可能性があり、上りデータ間の衝突が発生する恐れがある。そこで、このような競合に基づく上り伝送方式では、eNBが上りデータを受信した後、如何に上りデータのフィードバックを行うかが、解決すべき問題の1つとなっている。
従来のLTEシステムでは、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)のメカニズムで、上りデータ伝送に対するフィードバックを行う。具体的には、eNBは、UEによる上りデータ伝送に使用される周波数及びRSに基づいて、eNBがUEの上りデータ伝送に対してHARQフィードバックを行うための下りリソースの位置を決定する。しかし、競合に基づく上り伝送方式では従来のLTEシステムのHARQ方式をそのまま採用すれば、eNBとUEとの同期外れにつながる恐れがある。
具体的には、UE1及びUE2が同時に同じ周波数f1及び同じ参照信号RS1を選択して上りデータを伝送し、UE1の信号の信号対干渉雑音比(SINR)がUE2の信号のSINRより明らかに良いと仮定する。この場合、eNB側から見れば、UE1のデータとUE2のデータとが衝突しても、eNBは、通常、UE1の上りデータを正確に復調することができるが(UE2による干渉が小さい)、UE2の上りデータを正確に復調することができない。この場合、eNBは、UE1が上りデータを送信したことのみを知るが、UE2も同じリソースで上りデータを送信したことを知らない。このため、従来のLTEのHARQフィードバック方式によると、eNBは、UE1による上りデータ伝送に使用される周波数f1及び参照信号RS1に基づいて、HARQフィードバックを行うための下りリソースの位置を決定し、このリソースの位置において確認応答(ACK)をフィードバックする。しかしながら、端末側から見れば、UE1は、周波数f1で上りデータを送信した後、eNBと同様の方法で、周波数f1と自局が使用した参照信号RS1とに基づいて、eNBがHARQフィードバックを行うための下りリソースの位置を決定し、この位置においてHARQフィードバックを受信し、最終的に、eNBからフィードバックされたACKを得て、自局から伝送された上りデータがeNBによって正確に受信されたと確認する。同様に、UE2も、周波数f1で上りデータを送信した後、eNBと同様の方法で、周波数f1と自局が使用した参照信号RS1とに基づいて、eNBがHARQフィードバックを行うための下りリソースの位置を決定し、この位置においてHARQフィードバックを受信し、最終的に、eNBからフィードバックされたACKを得て、自局から伝送された上りデータがeNBによって正確に受信されたと間違って確認し、データ再送を行わない。ここから分かるように、このようなシナリオでは、eNBとUE2との間に同期外れがあった。即ち、eNBは、UE2の上りデータを受信しなかったが、UE2は、自局の上りデータがeNBによって正確に受信されたと認識する。同様な場合では、UE1及びUE2のチャネル状態が大体同じであれば、2つのUE間の干渉が大きいので、通常、eNBは、いずれのUEの上りデータも正確に受信することができない。このため、相応のHARQフィードバック時に、DTX/NACKをフィードバックする。2つのUEは、同様の下りリソースの位置において、いずれもDTX/NACKを検出し、それぞれデータ再送を行う。
このため、本発明の実施例は、上りデータ伝送に対するフィードバック方法を提供しており、競合に基づく上り伝送方法では、UEの上りデータ伝送に対するフィードバックを実現することができる。この方法は、5Gの、多数同時接続を実現するマシンタイプ通信の利用シナリオに適用することができる。
本発明の実施例では、eNBは、物理ハイブリッド自動再送要求指示チャネル(PHICH:Physical Hybrid ARQ Indicator Channel)を介して、HARQフィードバックを行うことができ、PHICHを伝送するための下りリソースを決定する(eNBからの、UEの上りデータ伝送に対するHARQフィードバックに使用する下りリソースを決定する)際に、UEによる上りデータ伝送に使用される周波数及び参照信号を考慮することに加えて、UEのチャネル状態に関するパラメータ、例えば、UEのSINR、参照信号受信電力(RSRP)、チャネル品質指示(CQI)、又はUEによる上りデータ伝送に使用するMCSなどの、UEのチャネル状態を表すことができるパラメータをさらに考慮することができる。このように、2つ以上のUEが、同じ上りリソースを選択して、同じ参照信号を使用して上りデータを送信しても、一旦これらのUEのチャネル状態に差異がある場合、eNBは、異なる下りリソースを使用して、それぞれ、これらのUEの上りデータ伝送に対して、HARQフィードバックを行い、eNBとUEとの同期外れを効果的に回避することができる。
具体的には、図1は、本発明の実施例におけるeNBがUEの上りデータを受信した後にフィードバックを行う手順を示す。図2は、本発明の実施例におけるUEが上りデータを送信した後にフィードバックを受信する手順を示す。
図1に示すように、eNBは、UEから送信された上りデータを検出して復調した後、以下の処理を実行する。
ステップ101で、UEによる上りデータ送信に使用される周波数、参照信号、及び該UEのチャネル状態パラメータに基づいて、該UEの今回の上りデータ伝送に対するフィードバックに使用する下りリソースを決定する。
本ステップにおけるチャネル状態パラメータは、UEのSINR、RSRP、CQI、又はUEによる上りデータ伝送に使用するMCSなどの、チャネル状態を表すことができるパラメータであってもよい。
本ステップにおける上りデータ伝送に対するフィードバックは、HARQフィードバックであってもよい。
ステップ102で、受信されたUEの上りデータに対する復調結果に基づいて、決定された下りリソースで、該UEへ相応のフィードバックを伝送する。
例えば、該UEの上りデータを正確に復調した場合、決定された下りリソースで、PHICHを介して、該UEへ確認応答(ACK)をフィードバックしてもよい。一方、該UEの上りデータが復調されなかった場合、或いは、該UEの上りデータを正確に復調することができない場合、決定された下りリソースで、PHICHを介して、該UEへ否定応答(DTX又はNACK)をフィードバックしてもよい。
これに対応して、図2に示すように、UEは、自局で選択された上りリソースで上りデータを送信した後、以下の処理を実行する。
ステップ201で、今回の上りデータ送信に使用される周波数、参照信号、及び自局のチャネル状態パラメータに基づいて、eNBからの、今回の上りデータ伝送に対するフィードバックに使用される下りリソースを決定する。
説明すべきものとして、eNBとUEとの同期を保持するために、本ステップにおいて、UEが、今回の上りデータ伝送に使用される周波数、参照信号、及び自局のチャネル状態パラメータに基づいて、eNBからの、今回の上りデータ伝送に対するフィードバックに使用される下りリソースを決定する方法は、図1におけるeNBが使用した方法と一致すべきである。
本ステップにおける上りデータ伝送に対するフィードバックは、HARQフィードバックであってもよい。
ステップ202で、決定された下りリソースで、eNBからの、今回の上りデータ伝送に対するフィードバックを受信し、今回伝送された上りデータがeNBによって正確に受信されたか否かを決定する。
例えば、決定された下りリソースでACKを受信した場合、今回伝送された上りデータの受信にeNBが成功したことが表される。一方、決定された下りリソースでDTX又はNACKを受信した場合、或いは、ACKが検出されなかった場合、今回伝送された上りデータの受信にeNBが成功しなかったことが表されるため、データ再送を行う必要がある。
実際の応用では、上記のステップ101及び201において、eNB及びUEは、様々な方法によって、フィードバックを行うための下りリソースを決定してもよい。以下、上りデータ伝送に対してHARQフィードバックを行うことを例として、それぞれ例を挙げながら、詳しく説明する。
本発明の一実施例では、HARQフィードバック用の全ての下りリソースを、直交する複数のリソースライブラリに予め分割し、異なるチャネル状態を持つUEを、異なるリソースライブラリにマッピングしてもよい。即ち、異なるチャネル状態のUEに対して、eNBは、異なるリソースライブラリにおける下りリソースを使用して、HARQフィードバックを行うことにより、異なるチャネル状態を持つUEに対して同じ下りリソースを使用してHARQフィードバックを行うことによるeNBとUEとの同期外れを回避する。
具体的には、図3に示すような次の方法によって、異なるチャネル状態を持つUEを、異なるリソースライブラリにマッピングしてもよい。図3は、リソースライブラリの設定方法を示す。図3に示すように、この方法は、下記のステップを含む。
ステップ301で、HARQフィードバック用の全ての下りリソースをN個のグループに分割して、N個のリソースライブラリを得る。
ここで、Nは、1より大きい自然数である。これらのN個のリソースライブラリは、共通部分がなく、即ち、直交する。
ステップ302で、UEのチャネル状態を表すチャネル状態パラメータの値空間を、連続するN個の区間に分割する。
前述したように、本例では、上記のUEのチャネル状態を表すパラメータは、UEで測定されたRSRP、SINR、又はUEによる上りデータ伝送に使用するMCSなどであってもよい。これらのN個の区間の集合は、即ち、上記チャネル状態パラメータの値空間である。また、これらのN個の区間も、共通部分がなく、即ち、直交する。
ステップ303で、N個のリソースライブラリとN個のチャネル状態パラメータ区間とを一々対応させる。
上記のステップによって、リソースライブラリとチャネル状態パラメータとのマッピングが完了する。その後、異なるチャネル状態を持つUEを、異なるリソースライブラリにマッピングすることができる。
ステップ304で、上記のマッピングが完了すると、eNB及びUEにおいて、上述したN個のリソースライブラリとN個のチャネル状態パラメータ区間とのマッピング関係を設定する。
これから、UEは、自局のチャネル状態に基づいて、自局で使用されるリソースライブラリを決定することができる。同様に、eNBは、UEからフィードバックされたUEのチャネル状態に基づいて、該UEに対するHARQフィードバックに使用するリソースライブラリを決定することにより、異なるSINRのUEを、異なるリソースライブラリにマッピングすることができる。
例えば、上記のリソースライブラリの設定方法によって、HARQフィードバック用の下りリソースを、直交し共通部分がなくリソースライブラリ1とリソースライブラリ2とを含む2つのグループに分割してもよい。これとともに、SINR閾値th1を設け、SINRがth1以上である区間を区間1としてリソースライブラリ1に対応させるが、SINRがth1より小さい区間を区間2としてリソースライブラリ2に対応させる。これにより、リソースライブラリ1−区間1のマッピング、及び、リソースライブラリ2−区間2のマッピングが完了する。このような対応付けによれば、SINRがth1以上であるUEに対して、eNBは、リソースライブラリ1を使用してHARQフィードバックを行うが、SINRがth1より小さいUEに対して、eNBは、リソースライブラリ2を使用してHARQフィードバックを行う。
リソースライブラリの設定が完了すると、UE側で、UEは、図4に示すような手順によって、上りデータ伝送に対するフィードバックの受信を行うことができる。eNB側で、eNBは、図5に示すような手順によって、上りデータ伝送に対するフィードバックを行うことができる。
図4に示すUEが上りデータ伝送のフィードバックを受信する手順は、以下のステップを含む。
ステップ401で、UEは、自局のチャネル状態を測定する。
本ステップにおいて、UEは、RSRP、SINR、又はCQIを測定することによって、自局のチャネル状態を得るようにしてもよい。
ステップ402で、UEは、チャネル状態の測定結果をeNBにフィードバックする。
本ステップにおいて、UEは、従来の様々なチャネル測定結果フィードバック方法によって、チャネル測定の結果をeNBにフィードバックしてもよい。
ステップ403で、UEが上りデータをeNBに伝送した後、UEは、測定されたチャネル状態、及び、自局に設定されたチャネル状態パラメータ区間とリソースライブラリとの関係に基づいて、現在のチャネル状態で自局に対応するリソースライブラリを決定する。
本ステップにおいて、UEは、競合に基づく上りデータ伝送方式によって、上りデータを伝送してもよい。即ち、eNBによって設定された上りリソースライブラリの中から、適当な上りリソースを選択し、その後、選択された上りリソースで、上りデータを伝送する。
ステップ404で、UEは、自局による上りデータ伝送に使用される周波数及び参照信号に基づいて、自局に対応するリソースライブラリにおける、HARQフィードバックを受信するための下りリソースの位置を決定する。
具体的には、本ステップにおいて、UEは、次の数式1によって、自局に対応するリソースライブラリにおける、HARQフィードバックを受信するための下りリソースの位置を決定してもよい。
Figure 0006679753
上記のステップ401〜404によって、UEは、eNBからの、自局の今回の上り伝送に対するHARQフィードバックの下りリソースを決定することができる。
ステップ405で、UEは、決定された自局に対応するリソースライブラリにおける、HARQフィードバックを受信するための下りリソースの位置において、eNBからのHARQフィードバックを受信する。
eNBからのHARQフィードバックを受信すると、UEは、今回伝送された上りデータがeNBによって正確に受信されたか否かを決定することにより、再送が必要であるか否かを判断することができる。
図5に示すeNBが上りデータ伝送のフィードバックを行う手順は、以下のステップを含む。
ステップ501で、eNBは、UEから報告されたUEのチャネル状態を受信する。
ステップ502で、eNBは、UEから送信された上りデータを受信して復調した後、UEから報告されたUEのチャネル状態、及び、自局に設定されたチャネル状態パラメータ区間とリソースライブラリとの関係に基づいて、該UEに対応するリソースライブラリを決定する。
ステップ503で、eNBは、UEによる上りデータ伝送に使用される周波数及び参照信号に基づいて、該UEに対応するリソースライブラリにおける、HARQフィードバックに使用する下りリソースの位置を決定する。
本ステップにおいても、eNBは、上記の数式1によって、該UEに対応するリソースライブラリにおける、HARQフィードバックに使用する下りリソースの位置を決定する。
また、上記のステップ501〜503によって、eNBは、該UEの上り伝送に対してHARQフィードバックを行うための下りリソースを決定することができる。
ステップ504で、eNBは、決定された該UEに対応するリソースライブラリにおける、HARQフィードバックを行うための下りリソースの位置において、HARQフィードバックを行う。
例えば、上記の例では、リソースライブラリの設定方法によって、HARQフィードバック用の下りリソースを、直交し共通部分がなくリソースライブラリ1とリソースライブラリ2とを含む2つのグループに分割する。これとともに、SINR閾値th1を設け、SINRがth1以上である区間を区間1としてリソースライブラリ1に対応させるが、SINRがth1より小さい区間を区間2としてリソースライブラリ2に対応させる。これにより、リソースライブラリ1−区間1のマッピング、及び、リソースライブラリ2−区間2のマッピングが完了する。この場合、UE1及びUE2の2つのUEが同じ周波数及び同じRSで上りデータを送信し、UE1のSINRがth1より大きいが、UE2のSINRがth1より小さいのであれば、UE1がリソースライブラリ1にマッピングされるが、UE2がリソースライブラリ2にマッピングされる。このようなマッピングによれば、上記の数式1によって算出されたUE1及びUE2に対するHARQフィードバックの下りリソースの位置の算出結果が同じであっても、UE1及びUE2が異なるリソースライブラリに対応するため、eNBは、実際に、異なる下りリソースで、UE1及びUE2の上りデータ伝送に対して、HARQフィードバックを行い、2つのUEも、異なる下りリソースで、自局に対するHARQフィードバックを検出する。
実際の応用では、UEは、明示的方式で、直接にチャネル状態の測定結果をeNBにフィードバックしてもよい。また、UEは、暗黙的方式で、チャネル状態の測定結果をeNBにフィードバックしてもよい。次に、UEが暗黙的方式でチャネル状態の測定結果をeNBにフィードバックする一例を示す。
本例では、HARQフィードバック用の全ての下りリソース及びチャネル状態パラメータの値空間をN個のグループに分割することに加えて、UEによるランダムアクセスに使用するプリアンブルをN個のグループに分割することにより、N個のプリアンブルグループを得る。これとともに、N個のリソースライブラリ、N個のチャネル状態パラメータ区間を、N個のプリアンブルグループに一々対応させる必要がある。これにより、リソースライブラリ、プリアンブル、及びチャネル状態パラメータ区間の間のマッピングが完了する。また、上記のマッピングを行った後、eNB及びUEにおいて、上記のN個のリソースライブラリ、N個のプリアンブルグループ、及びN個のチャネル状態パラメータ区間のマッピング関係を設定する。
次いで、UEは、チャネル測定を行って自局のチャネル状態を決定した後、チャネル状態パラメータ区間とプリアンブルグループとの対応関係に基づいて、自局によるランダムアクセスに使用するプリアンブルグループを決定し、自局に対応するプリアンブルグループの中から、プリアンブルを選択して、ランダムアクセスを行う。そして、UEは、上りデータを伝送した後、自局のチャネル状態に対応するリソースライブラリにおける下りリソースで、eNBからの、自局の上りデータ伝送に対するHARQフィードバックを受信する。これに対応して、eNBも、逆に、UEによるランダムアクセス手順に使用されるプリアンブルに基づいて、該プリアンブルの属するプリアンブルグループを決定することにより、マッピング関係に基づいて、該UEに対するHARQフィードバックに使用するリソースライブラリを決定する。
例えば、上記の手順において、HARQフィードバック用の下りリソースを、リソースライブラリ1とリソースライブラリ2とを含む2つのグループに分割してもよい。UEによるランダムアクセスに使用するプリアンブルも2つのグループに分割して、プリアンブルグループ1とプリアンブルグループ2とを得る。そして、リソースライブラリ1をプリアンブルグループ1に対応させるが、リソースライブラリ2をプリアンブルグループ2に対応させる。これとともに、SINR閾値th1を設け、SINRがth1以上である区間を区間1としてリソースライブラリ1に対応させるが、SINRがth1より小さい区間を区間2としてリソースライブラリ2に対応させる。これにより、リソースライブラリ1−プリアンブルグループ1−区間1のマッピング、及び、リソースライブラリ2−プリアンブルグループ2−区間2のマッピングが完了する。UE側から見れば、チャネル状態が区間1に入る場合、プリアンブルグループ1内のプリアンブルを使用してランダムアクセスを行い、リソースライブラリ1における下りリソースでHARQフィードバックを受信し、チャネル状態が区間2に入る場合、プリアンブルグループ2内のプリアンブルを使用してランダムアクセスを行い、リソースライブラリ2における下りリソースでHARQフィードバックを受信する。これに対応して、eNB側から見れば、あるUEがプリアンブルグループ1内のプリアンブルを使用してランダムアクセスを行う場合、該UEに対して、リソースライブラリ1における下りリソースを使用してHARQフィードバックを行い、あるUEがプリアンブルグループ2内のプリアンブルを使用してランダムアクセスを行う場合、該UEに対して、リソースライブラリ2における下りリソースを使用してHARQフィードバックを行う。
簡略化のために、eNB側において、N個のチャネル状態パラメータ区間とのマッピング関係を記録する必要がなく、N個のリソースライブラリとN個のプリアンブルグループとのマッピング関係のみを設定してもよい。これにより、UEのランダムアクセス要求を受信すると、直接に該UEに対応するリソースライブラリを決定することができる。
上記の図3〜図5には、eNB及びUEが、HARQフィードバックを行うための下りリソースを決定する方法が示されている。この方法では、HARQフィードバック用の全ての下りリソースを、直交する複数のリソースライブラリに分割し、異なるチャネル状態を持つUEを、異なるリソースライブラリにマッピングする。これにより、異なるチャネル状態のUEに対して、異なるリソースライブラリにおける下りリソースを使用してHARQフィードバックを行うことが実現される。上記の例から、この方法によってeNBとUEとの同期外れを効果的に回避できることも分かる。
次に、具体的な例示によって、eNB及びUEが、HARQフィードバックを行うための下りリソースを決定する他の方法を示す。本例では、HARQフィードバック用の下りリソースを分割する必要がなく、即ち、全てのUEに対して、同一の下りリソースライブラリを使用してHARQフィードバックを行う。
図6は、本発明の実施例におけるUEが上りデータ伝送に対するフィードバックを受信する方法を示す。図6に示すように、この方法は、下記のステップを含む。
ステップ601で、UEは、自局のチャネル状態を決定する。
上記チャネル状態は、RSRP、CQI、SINRなどを含んでもよい。この場合、UEは、チャネル測定によって、直接に自局のチャネル状態を得るようにしてもよい。
また、上記チャネル状態は、UEによる上りデータ伝送に使用するMCSであってもよい。この場合、UEは、まず、チャネル測定を行い、eNBへチャネル測定結果を報告する必要がある。そして、eNBは、UEから報告されたチャネル測定結果に基づいて、UEに対して、後続の上りデータ伝送用の適当なMCSを設定する。このとき、UEは、後続の上りデータ伝送のためにeNBによって設定されたMCSを決定することができる。
ステップ602で、UEは、上りデータをeNBに伝送した後、自局のチャネル状態、自局による上りデータ伝送に使用される周波数及び参照信号に基づいて、HARQフィードバックを受信するための下りリソースの位置を決定する。
例えば、上記チャネル状態が、eNBによって設定された、UEが上りデータを伝送するためのMCSである場合、本ステップにおいて、UEは、下記の数式2又は数式3によって、HARQフィードバックを受信するための下りリソースの位置を決定してもよい。
Figure 0006679753
ステップ603で、UEは、決定された下りリソースの位置において、eNBのHARQフィードバックを受信する。
eNBからのHARQフィードバックを受信すると、UEは、今回伝送された上りデータがeNBによって正確に受信されたか否かを決定することにより、再送が必要であるか否かを判断することができる。
図7は、本発明の実施例におけるeNBが上りデータ伝送のフィードバックを行う方法を示す。図7に示すように、この方法は、下記のステップを含む。
ステップ701で、eNBは、UEのチャネル状態を決定する。
本ステップにおいて、上記チャネル状態は、UEのRSRP、CQI、SINRなどを含んでもよい。この場合、UEは、自局のチャネル状態パラメータを測定して報告する。eNBは、UEから報告されたチャネル状態パラメータを受信することにより、UEのチャネル状態を決定する。
また、上記チャネル状態は、UEによる上りデータ伝送に使用するMCSであってもよい。この場合、eNBは、まず、UEから報告されたチャネル測定結果を受信してから、さらに、受信されたUEのチャネル測定結果に基づいて、UEに対して、後続の上りデータ伝送用の適当なMCSを設定してもよい。
ステップ702で、eNBは、UEから送信された上りデータを受信して復調した後、UEのチャネル状態、UEによる上りデータ伝送に使用される周波数及び参照信号に基づいて、該UEに対するHARQフィードバックに使用する下りリソースの位置を決定する。
例えば、上記チャネル状態が、eNBによって設定された、UEが上りデータを伝送するためのMCSである場合、本ステップにおいて、eNBは、上記の数式2又は数式3によって、該UEに対するHARQフィードバックに使用する下りリソースの位置を決定してもよい。
ステップ703で、eNBは、決定された下りリソースの位置において、HARQフィードバックを行う。
上記の図6及び図7に示す方法から分かるように、全てのUEに対して、同一の下りリソースライブラリを使用してHARQフィードバックを行うが、具体的なHARQフィードバックの位置を決定する際に、UEによる上りデータ伝送に使用される周波数及び参照信号とは関係があることに加えて、直接にUEのチャネル状態パラメータとは関係がある。このため、2つ以上のUEが同じ周波数及び同じRSを使用して上りデータを伝送しても、eNBは、HARQフィードバックを行う際に、これらの2つ以上のUEのチャネル状態に基づいて、これらの2つ以上のUEを区分し、複数のUEに対して同一の下りリソースを使用してHARQフィードバックを行うことによるeNBとUEとの同期外れを回避することができる。
上記の実施例では、HARQフィードバックを行うための下りリソースをグループ分けするか否かに関わらず、eNBは、PHICHを介して、HARQフィードバックを行うが、PHICHを伝送するための下りリソースを決定する際に、UEによる上りデータ伝送に使用される周波数及び参照信号を考慮することに加えて、UEのチャネル状態情報を考慮することにより、異なるチャネル状態のUEを区分する目的を達成し、eNBとUEとの同期外れを効果的に回避する。
上記の実施例以外、本発明の実施例では、UEの上りデータ伝送に対する他のフィードバック方法も提供されている。次に、例示によって、これらの方法を詳しく説明する。
本発明の実施例の方法では、フィードバック専用(例えば、HARQフィードバック用)の新たな下り制御情報(DCI:Downlink Control Information)が設計される。eNBは、このようなフィードバック専用のDCIを介して、上りデータ伝送に対するフィードバック、例えば、HARQフィードバックを行う。
図8は、このようなHARQフィードバック専用のDCI構造の一例を示す。
図8から分かるように、このようなHARQフィードバック専用のDCIには、1つ以上のHARQフィールドと、1つの識別フィールドとが含まれる。上記HARQフィールドは、あるUEのいずれか1回の上り伝送に対するHARQフィードバックを伝送するためのものである。具体的には、各々のHARQフィールドは、1桁の2進数ビットでHARQフィードバックを識別してもよい。例えば、「1」でACKを表すが、「0」でNACK/DTXを表す。もちろん、逆に、「0」でACKを表すが、「1」でNACK/DTXを表すようにしてもよい。eNB及びUEは、各フィールド値の意味を予め約束して設定すればよい。上記識別フィールドは、上記1つ以上のHARQフィールドの巡回冗長検査(CRC)値と、HARQの無線ネットワーク一時識別子(RNTI:Radio Network Temporary Identifier)とを伝送するためのものである。上記RNTIは、主に、このDCIがHARQフィードバック用のDCIであること、及び、該DCIがいずれのUE又はいずれのUEグループに対するHARQフィードバック用のDCIであるかを識別するためのものである。1つのセルにおける全てのUEが1つのHARQフィードバック用のDCIを共用する場合、規格では、HARQフィードバック用のDCIを識別するためのRNTIをただ1つだけ定義してもよい。1つのセルにおけるUEグループが1つより多い場合、規格では、HARQフィードバック用のDCIを識別するためのRNTIを複数定義し、eNBが、上位レイヤシグナリングを介して、あるUEグループが具体的に複数のRNTIのうちいずれによって識別されるかをさらに設定するようにしてもよい。
本発明の一実施例では、上記図8に示すDCIにおける各HARQフィールドは、それぞれ、1つのUEグループ内の各UEに対するHARQフィードバックを伝送するためのものである。本実施例では、まず、UEをグループ分けする必要があり、グループ分けした後、eNBは、各UEグループ毎に、1つのRNTIを割り当てる。異なるUEグループは、異なるRNTIによって区分される。UEグループを得た後、該グループ内の各UE毎に、該UEに対応するHARQフィールドとして、上記のフィードバック用のDCIにおけるHARQフィールドを1つ割り当てる必要がある。具体的には、UEのチャネル状態情報に基づいて、チャネル状態が近似するUEを1つのグループとするように、UEをグループ分けしてもよい。例えば、チャネル状態が近似する10個のUEを1つのUEグループとして、該UEグループに識別子RNTI1を割り当てる。これとともに、フィードバック用のDCIには、少なくとも10個のHARQフィールドが含まれ、さらに、これらの10個のUEにそれぞれ1つのHARQフィールドを割り当て、即ち、これらの10個のUEがそれぞれいずれのHARQフィールドに対応するかを決定する。このように、UEは、上りデータ伝送を行った後、eNBから下されたフィードバック用のDCIを受信する。識別子がRNTI1であるDCIを受信すると、該DCIが自局宛のDCIであることを知ることができる。そして、自局に対応するHARQフィールドにおいて、eNBからの、自局の上りデータ伝送に対するフィードバックを受信し、自局から伝送された上りデータがeNBによって正確に受信されたか否かを決定し、データ再送が必要であるか否かを決定する。
基地局側について、UEグループ及びグループ内の各UEに対応するHARQフィールドが一旦決定されると、eNBは、1つの時間帯で(システムで設定された1つの時間ウィンドウで)受信された、該UEグループ内の各UEからの上りデータに基づいて、このUEグループ内の各HARQフィールドの値を決定し、フィードバック用のDCIを生成し、物理下り制御チャネル(PDCCH)を介して該DCIを伝送して、該UEグループ内の各UEに対するHARQフィードバックを行うことができる。本実施例では、前述したように、識別フィールドにおけるRNTIによって、このDCIがいずれのUEグループに対するHARQフィードバックであるかを識別してもよい。
図9は、DCIを用いてHARQフィードバックを行う一例を示す。図9の例では、該UEグループには、UE1、UE2、及びUE3の3つのUEが含まれ、1つの時間ウィンドウで3つのUEのいずれも上りデータを伝送した。eNBは、UE1及びUE3のデータを正確に復調することができるが、UE2のデータを正確に復調することができないので、該UEグループに対するHARQフィードバック用のDCIのHARQフィールドにおいて、「1」、「0」、「1」(「1」はACKを表し、「0」はNACK/DTXを表す)をフィードバックするとともに、識別フィールドに付けられるRNTIによって、該DCIが該UEグループ宛であることを識別する。UE1に対応するHARQフィールドが1番目のフィールドであるため、UE1は、DCIを受信すると、自局から伝送された上りデータの受信にeNBが成功したと決定する。同様に、UE3に対応するHARQフィールドが3番目のフィールドであるため、UE3は、DCIを受信すると、自局から伝送された上りデータの受信にeNBが成功したと決定する。一方、UE2に対応するHARQフィールドが2番目のフィールドであるため、UE2は、DCIを受信すると、自局から伝送された上りデータの受信にeNBが成功しなかったと決定し、再送を行うことになる。
本発明の他の実施例では、上記DCIにおける各HARQフィールドは、同一のUEの1つの時間帯で(システムで設定された1つの時間ウィンドウで)の複数回の上りデータ伝送に対するHARQフィードバックを伝送するためのものである。本実施例では、識別フィールドにおけるRNTIによって、このDCIがいずれのUEに対するHARQフィードバックであるかを識別してもよい。このように、基地局側について、eNBは、1つの時間帯で(システムで設定された1つの時間ウィンドウで)受信された、1つのUEからの複数回の上りデータに基づいて、該フィードバック用のDCIにおける各HARQフィールドの値を決定し、フィードバック用のDCIを生成し、物理下り制御チャネル(PDCCH)を介して該DCIを伝送して、該UEに対するHARQフィードバックを行うことができる。本実施例では、前述したように、識別フィールドにおけるRNTIによって、このDCIがいずれのUEに対するHARQフィードバックであるかを識別してもよい。UEは、上りデータを複数回伝送した後、自局に対するフィードバック用のDCIをモニタリングして受信し、該フィードバック用のDCIにおける各HARQフィールドに基づいて、自局から複数回伝送された上りデータがeNBによって正確に受信されたか否かを決定する。
図10は、DCIを用いてHARQフィードバックを行う一例を示す。図10の例では、UE1は、1つの時間帯で上りデータを合計4回伝送した。eNBは、第1〜3回に伝送された上りデータを正確に復調することができるが、第4回に伝送された上りデータを正確に復調することができないので、UE1に対するHARQフィードバック専用のDCIのHARQフィールドにおいて、「1」、「1」、「1」、「0」(「1」はACKを表し、「0」はNACK/DTXを表す)をフィードバックするとともに、識別フィールドに付けられるRNTIによって、該DCIが該UE宛であることを識別する。UE1は、自局に対するHARQフィードバック専用のDCIを受信すると、HARQフィールドに基づいて、第1〜3回に伝送された上りデータの受信にeNBが成功したが、第4回に伝送された上りデータをeNBが正確に復調することができないと決定し、第4回に伝送された上りデータを再送することになる。
上記の実施例では、eNBは、直接に上記HARQフィードバック用のDCIを介して、HARQフィードバックを行う。上記の実施例の変形として、他の構造のDCIを設計してHARQフィードバックを行うようにしてもよい。
図11は、HARQフィードバック用のDCI構造の一例を示す。図11に示すように、このようなDCIには、自身がHARQフィードバック専用のDCIであることを識別するための1つの識別フィールドが含まれる。このようなDCIには、1つの物理下りデータチャネル、例えば、1つの物理下り共有チャネル(PDSCH)を指し示す1つのHARQフィールドも含まれる。該物理下りデータチャネルにおいて、eNBが1つの時間帯で正確に受信した上りデータに対応するUE識別子が伝送される。このように、UEは、上りデータを伝送した後、上記HARQフィードバック用のDCIをモニタリングし、その中のHARQフィールドに基づいて、該DCIにおけるHARQフィールドの指し示す物理下りデータチャネルを決定することができる。また、該物理下りデータチャネルをモニタリングし、該物理下りデータチャネルで伝送されたデータを受信し、該チャネルで伝送されたデータに自局のUE識別子が含まれるか否かを判断する。該物理下りデータチャネルで伝送されたデータに自局のUE識別子が含まれる場合、自局の上りデータがeNBによって正確に受信されたことが表される。該物理下りデータチャネルのデータに自局のUE識別子が含まれない場合、自局の上りデータがeNBによって正確に受信されなかったことが表され、上りデータを再送する必要がある。
図12は、DCIを用いてHARQフィードバックを行う一例を示す。図12の例では、1つの時間帯で、UE1、UE2、及びUE3の3つのUEのいずれも、上りデータを伝送した。eNBは、UE1及びUE3から伝送された上りデータを正確に復調することができるが、UE2から伝送された上りデータを正確に復調することができないので、HARQフィードバック専用のDCIのHARQフィールドの指し示すPDSCHには、UE1及びUE3のUE識別子のみが含まれ、UE2のUE識別子が含まれない。UE1、UE2、及びUE3は、上りデータを伝送した後、HARQフィードバック専用のDCIをモニタリングし、HARQフィードバック専用のDCIのHARQフィールドがモニタリングされた後、該DCIの指し示すPDSCHにリダイレクトして、該PDSCHのデータを受信する。UE1及びUE3は、該PDSCHにおいて自局のUE識別子が検出されることができるため、自局から伝送された上りデータの受信にeNBが成功したと決定することができるが、UE2は、該PDSCHにおいて自局のUE識別子が検出されなかったため、自局から伝送された上りデータをeNBが正確に復調することができないと決定することができ、再送することになる。
上記の実施例では、フィードバック用のDCIを設計することにより、eNBは、上りデータ伝送を行った各UEに対して、それぞれフィードバックを行うことができるので、2つ以上のUEに対して同じ下りリソースを使用してフィードバックを行うことなく、eNBとUEとの同期外れを効果的に回避することができる。
上記の上りデータ伝送に対するフィードバック方法に対応して、本発明の実施例では、上記方法を実現するためのeNB及びUEも提供されている。eNB及びUEの構成は、以下のように具体的に説明する。
図13は、本発明の一実施例におけるeNBの構成を示す。図13に示すように、このeNBは、UEから送信された上りデータを受信して復調するデータ受信モジュールと、前記UEによる上りデータ送信に使用される周波数、参照信号、及び前記UEのチャネル状態パラメータに基づいて、前記UEの今回の上りデータ伝送に対するフィードバックに使用する下りリソースを決定するフィードバックリソース決定モジュールと、前記UEの上りデータに対する復調結果に基づいて、決定された下りリソースで、前記UEへフィードバックを送信するフィードバックモジュールと、を含む。
本発明の一実施例によれば、上記フィードバックリソース決定モジュールは、1つ以上のチャネル状態パラメータ区間と、フィードバック用の全ての下りリソースを分割することによって得られた直交する1つ以上のリソースライブラリとの対応関係を設定する設定手段と、前記UEから報告されたチャネル状態を受信する状態情報受信手段と、前記UEから報告されたチャネル状態、及び、設定されたチャネル状態パラメータ区間とリソースライブラリとの対応関係に基づいて、前記UEに対応するリソースライブラリを決定するリソースライブラリ決定手段と、前記UEによる上りデータ伝送に使用される周波数及び参照信号に基づいて、前記UEに対応するリソースライブラリにおける、フィードバックに使用する下りリソースの位置を決定するフィードバックリソース決定手段と、を含んでもよい。
具体的には、上記フィードバックリソース決定手段は、上記数式1によって、下りリソースの位置を決定してもよい。
前述したように、状態情報受信手段は、前述した明示的方式又は暗黙的方式などの様々な方式によって、UEから報告されたチャネル状態を受信してもよい。
本発明の他の実施例では、上記フィードバックリソース決定モジュールは、上記数式2又は数式3によって、前記UEの今回の上りデータ伝送に対するフィードバックに使用する下りリソースを決定してもよい。
図14は、本発明の一実施例におけるUEの構成を示す。図14に示すように、該UEは、上りデータを送信する上り伝送モジュールを含んでもよい。具体的には、該上り伝送モジュールは、競合に基づく上り伝送方式によって、上りデータを送信してもよい。
該UEは、前記上りデータの送信に使用される周波数、参照信号、及び自局のチャネル状態パラメータに基づいて、eNBからの、今回の上りデータ伝送に対するフィードバックに使用される下りリソースを決定する第2のフィードバックリソース決定モジュールと、決定された下りリソースで、前記eNBからの、今回の上りデータ伝送に対するフィードバックを受信し、今回伝送された上りデータが前記eNBによって正確に受信されたか否かを決定するフィードバック受信モジュールと、を含んでもよい。
本発明の一実施例によれば、上記第2のフィードバックリソース決定モジュールは、1つ以上のチャネル状態パラメータ区間と、フィードバック用の全ての下りリソースを分割することによって得られた直交する1つ以上のリソースライブラリとの対応関係を設定する第2の設定手段と、自局のチャネル状態を測定し、チャネル状態の測定結果をeNBにフィードバックするチャネル状態測定手段と、測定されたチャネル状態、及び、自局に設定されたチャネル状態パラメータ区間とリソースライブラリとの関係に基づいて、現在のチャネル状態で自局に対応するリソースライブラリを決定する第2のリソースライブラリ決定手段と、自局による上りデータ伝送に使用される周波数及び参照信号に基づいて、自局に対応するリソースライブラリにおける、フィードバックを受信するための下りリソースの位置を決定する第2のフィードバックリソース決定手段と、を含んでもよい。
具体的には、上記第2のフィードバックリソース決定手段は、上記数式1によって、下りリソースの位置を決定してもよい。
前述したように、上記チャネル状態測定手段は、明示的方式又は暗黙的方式などの方式によって、測定されたチャネル状態をeNBにフィードバックしてもよい。
本発明の他の実施例では、上記第2のフィードバックリソース決定モジュールは、上記数式2又は数式3によって、基地局(eNB)からの、今回の上りデータ伝送に対するハイブリッド自動再送要求フィードバックに使用する下りリソースを決定してもよい。
前述したように、本発明の実施例では、DCIを介して、フィードバックを行ってもよい。このような設計構想では、eNBの構成は、図15に示すように、UEから送信された上りデータを受信して復調するデータ受信モジュールと、前記UEの上りデータに対する復調結果に基づいて、フィードバック用のDCIを介して、前記UEへフィードバックを送信する第2のフィードバックモジュールと、を含む。
UEの構成は、図16に示すように、上りデータを送信する上り伝送モジュールと、フィードバック用のDCIを受信するDCI受信モジュールと、前記DCIのHARQフィールドに基づいて、今回伝送された上りデータが前記eNBによって正確に受信されたか否かを決定する第2のフィードバック受信モジュールと、を含む。
<ハードウェア構成>
なお、上記実施形態の説明に用いたブロック図は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及び/又はソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現手段は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的及び/又は論理的に結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的及び/又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的及び/又は間接的に(例えば、有線及び/又は無線で)接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
例えば、本発明の一実施形態における無線基地局、ユーザ端末などは、本発明の無線通信方法の処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図17は、本発明の一実施形態に係る無線基地局及びユーザ端末のハードウェア構成の一例を示す図である。上述の無線基地局10及びユーザ端末20は、物理的には、プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニットなどに読み替えることができる。無線基地局10及びユーザ端末20のハードウェア構成は、図に示した各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
例えば、プロセッサ1001は1つだけ図示されているが、複数のプロセッサがあってもよい。また、処理は、1のプロセッサで実行されてもよいし、処理が同時に、逐次に、又はその他の手法で、1以上のプロセッサで実行されてもよい。なお、プロセッサ1001は、1以上のチップで実装されてもよい。
無線基地局10及びユーザ端末20における各機能は、例えば、プロセッサ1001、メモリ1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることで、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信を制御したり、メモリ1002及びストレージ1003におけるデータの読み出し及び/又は書き込みを制御したりすることで実現される。
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインターフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)で構成されてもよい。例えば、上述のフィードバックリソース決定モジュール、第2のフィードバックリソース決定モジュールなどは、プロセッサ1001で実現されてもよい。
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール、データなどを、ストレージ1003及び/又は通信装置1004からメモリ1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施形態で説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、ユーザ端末20の第2のフィードバックリソース決定モジュールは、メモリ1002に格納され、プロセッサ1001で動作するフィードバックリソース決定プログラムによって実現されてもよく、他の機能ブロックについても同様に実現されてもよい。
メモリ1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically EPROM)、RAM(Random Access Memory)、その他の適切な記憶媒体の少なくとも1つで構成されてもよい。メモリ1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。メモリ1002は、本発明の一実施形態に係る無線通信方法を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
ストレージ1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、フレキシブルディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク(CD−ROM(Compact Disc ROM)など)、デジタル多用途ディスク、Blu−ray(登録商標)ディスク)、リムーバブルディスク、ハードディスクドライブ、スマートカード、フラッシュメモリデバイス(例えば、カード、スティック、キードライブ)、磁気ストライプ、データベース、サーバ、その他の適切な記憶媒体の少なくとも1つで構成されてもよい。ストレージ1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。
通信装置1004は、有線及び/又は無線ネットワークを介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。通信装置1004は、例えば周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplex)及び/又は時分割複信(TDD:Time Division Duplex)を実現するために、高周波スイッチ、デュプレクサ、フィルタ、周波数シンセサイザなどを含んで構成されてもよい。例えば、上述のデータ受信モジュール、フィードバックモジュール、上り伝送モジュール、フィードバック受信モジュールなどは、通信装置1004で実現されてもよい。
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LED(Light Emitting Diode)ランプなど)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
また、プロセッサ1001、メモリ1002などの各装置は、情報を通信するためのバス1007で接続される。バス1007は、単一のバスで構成されてもよいし、装置間で異なるバスで構成されてもよい。
また、無線基地局10及びユーザ端末20は、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つで実装されてもよい。
(変形例)
なお、本明細書で説明した用語及び/又は本明細書の理解に必要な用語については、同一の又は類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。例えば、チャネル及び/又はシンボルは信号(シグナリング)であってもよい。また、信号はメッセージであってもよい。参照信号は、RS(Reference Signal)と略称することもでき、適用される標準によってパイロット(Pilot)、パイロット信号などと呼ばれてもよい。また、コンポーネントキャリア(CC:Component Carrier)は、セル、周波数キャリア、キャリア周波数などと呼ばれてもよい。
また、無線フレームは、時間領域において1つ又は複数の期間(フレーム)で構成されてもよい。無線フレームを構成する当該1つ又は複数の各期間(フレーム)は、サブフレームと呼ばれてもよい。さらに、サブフレームは、時間領域において1つ又は複数のスロットで構成されてもよい。サブフレームは、ニューメロロジーに依存しない固定の時間長(例えば、1ms)であってもよい。
さらに、スロットは、時間領域において1つ又は複数のシンボル(OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボル、SC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)シンボルなど)で構成されてもよい。また、スロットは、ニューメロロジーに基づく時間単位であってもよい。また、スロットは、複数のミニスロットを含んでもよい。各ミニスロットは、時間領域において1つ又は複数のシンボルで構成されてもよい。また、ミニスロットは、サブスロットと呼ばれてもよい。
無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルは、いずれも信号を伝送する際の時間単位を表す。無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルは、それぞれに対応する別の呼称が用いられてもよい。例えば、1サブフレームは送信時間間隔(TTI:Transmission Time Interval)と呼ばれてもよいし、複数の連続したサブフレームがTTIと呼ばれてよいし、1スロット又は1ミニスロットがTTIと呼ばれてもよい。つまり、サブフレーム及び/又はTTIは、既存のLTEにおけるサブフレーム(1ms)であってもよいし、1msより短い期間(例えば、1−13シンボル)であってもよいし、1msより長い期間であってもよい。なお、TTIを表す単位は、サブフレームではなくスロット、ミニスロットなどと呼ばれてもよい。
ここで、TTIは、例えば、無線通信におけるスケジューリングの最小時間単位のことをいう。例えば、LTEシステムでは、無線基地局が各ユーザ端末に対して、無線リソース(各ユーザ端末において使用することが可能な周波数帯域幅、送信電力など)を、TTI単位で割り当てるスケジューリングを行う。なお、TTIの定義はこれに限られない。
TTIは、チャネル符号化されたデータパケット(トランスポートブロック)、コードブロック、及び/又はコードワードの送信時間単位であってもよいし、スケジューリング、リンクアダプテーションなどの処理単位となってもよい。なお、TTIが与えられたとき、実際にトランスポートブロック、コードブロック、及び/又はコードワードがマッピングされる時間区間(例えば、シンボル数)は、当該TTIよりも短くてもよい。
なお、1スロット又は1ミニスロットがTTIと呼ばれる場合、1以上のTTI(すなわち、1以上のスロット又は1以上のミニスロット)が、スケジューリングの最小時間単位となってもよい。また、当該スケジューリングの最小時間単位を構成するスロット数(ミニスロット数)は制御されてもよい。
1msの時間長を有するTTIは、通常TTI(LTE Rel.8−12におけるTTI)、ノーマルTTI、ロングTTI、通常サブフレーム、ノーマルサブフレーム、又はロングサブフレームなどと呼ばれてもよい。通常TTIより短いTTIは、短縮TTI、ショートTTI、部分TTI(partial又はfractional TTI)、短縮サブフレーム、ショートサブフレーム、ミニスロット、又は、サブスロットなどと呼ばれてもよい。
なお、ロングTTI(例えば、通常TTI、サブフレームなど)は、1msを超える時間長を有するTTIで読み替えてもよいし、ショートTTI(例えば、短縮TTIなど)は、ロングTTIのTTI長未満かつ1ms以上のTTI長を有するTTIで読み替えてもよい。
リソースブロック(RB:Resource Block)は、時間領域及び周波数領域のリソース割当単位であり、周波数領域において、1つ又は複数個の連続した副搬送波(サブキャリア(subcarrier))を含んでもよい。また、RBは、時間領域において、1つ又は複数個のシンボルを含んでもよく、1スロット、1ミニスロット、1サブフレーム又は1TTIの長さであってもよい。1TTI、1サブフレームは、それぞれ1つ又は複数のリソースブロックで構成されてもよい。なお、1つ又は複数のRBは、物理リソースブロック(PRB:Physical RB)、サブキャリアグループ(SCG:Sub−Carrier Group)、リソースエレメントグループ(REG:Resource Element Group)、PRBペア、RBペアなどと呼ばれてもよい。
また、リソースブロックは、1つ又は複数のリソースエレメント(RE:Resource Element)で構成されてもよい。例えば、1REは、1サブキャリア及び1シンボルの無線リソース領域であってもよい。
なお、上述した無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルなどの構造は例示に過ぎない。例えば、無線フレームに含まれるサブフレームの数、サブフレーム又は無線フレームあたりのスロットの数、スロット内に含まれるミニスロットの数、スロット又はミニスロットに含まれるシンボル及びRBの数、RBに含まれるサブキャリアの数、並びにTTI内のシンボル数、シンボル長、サイクリックプレフィックス(CP:Cyclic Prefix)長などの構成は、様々に変更することができる。
また、本明細書で説明した情報、パラメータなどは、絶対値で表されてもよいし、所定の値からの相対値で表されてもよいし、対応する別の情報で表されてもよい。例えば、無線リソースは、所定のインデックスで指示されるものであってもよい。さらに、これらのパラメータを使用する数式などは、本明細書で明示的に開示したものと異なってもよい。
本明細書においてパラメータなどに使用する名称は、いかなる点においても限定的なものではない。例えば、様々なチャネル(PUCCH(Physical Uplink Control Channel)、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)など)及び情報要素は、あらゆる好適な名称によって識別できるので、これらの様々なチャネル及び情報要素に割り当てている様々な名称は、いかなる点においても限定的なものではない。
本明細書で説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
また、情報、信号などは、上位レイヤから下位レイヤ、及び/又は下位レイヤから上位レイヤへ出力され得る。情報、信号などは、複数のネットワークノードを介して入出力されてもよい。
入出力された情報、信号などは、特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルで管理してもよい。入出力される情報、信号などは、上書き、更新又は追記をされ得る。出力された情報、信号などは、削除されてもよい。入力された情報、信号などは、他の装置へ送信されてもよい。
情報の通知は、本明細書で説明した態様/実施形態に限られず、他の方法で行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、下り制御情報(DCI:Downlink Control Information)、上り制御情報(UCI:Uplink Control Information))、上位レイヤシグナリング(例えば、RRC(Radio Resource Control)シグナリング、ブロードキャスト情報(マスタ情報ブロック(MIB:Master Information Block)、システム情報ブロック(SIB:System Information Block)など)、MAC(Medium Access Control)シグナリング)、その他の信号又はこれらの組み合わせによって実施されてもよい。
なお、物理レイヤシグナリングは、L1/L2(Layer 1/Layer 2)制御情報(L1/L2制御信号)、L1制御情報(L1制御信号)などと呼ばれてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC接続セットアップ(RRC Connection Setup)メッセージ、RRC接続再構成(RRC Connection Reconfiguration)メッセージなどであってもよい。また、MACシグナリングは、例えば、MAC制御要素(MAC CE(Control Element))で通知されてもよい。
また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗示的に(例えば、当該所定の情報の通知を行わないことによって又は別の情報の通知によって)行われてもよい。
判定は、1ビットで表される値(0か1か)によって行われてもよいし、真(true)又は偽(false)で表される真偽値(boolean)によって行われてもよいし、数値の比較(例えば、所定の値との比較)によって行われてもよい。
ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
また、ソフトウェア、命令、情報などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、有線技術(同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL:Digital Subscriber Line)など)及び/又は無線技術(赤外線、マイクロ波など)を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び/又は無線技術は、伝送媒体の定義内に含まれる。
本明細書で使用する「システム」及び「ネットワーク」という用語は、互換的に使用される。
本明細書では、「基地局(BS:Base Station)」、「無線基地局」、「eNB」、「gNB」、「セル」、「セクタ」、「セルグループ」、「キャリア」及び「コンポーネントキャリア」という用語は、互換的に使用され得る。基地局は、固定局(fixed station)、NodeB、eNodeB(eNB)、アクセスポイント(access point)、送信ポイント、受信ポイント、フェムトセル、スモールセルなどの用語で呼ばれる場合もある。
基地局は、1つ又は複数(例えば、3つ)のセル(セクタとも呼ばれる)を収容することができる。基地局が複数のセルを収容する場合、基地局のカバレッジエリア全体は複数のより小さいエリアに区分でき、各々のより小さいエリアは、基地局サブシステム(例えば、屋内用の小型基地局(RRH:Remote Radio Head)によって通信サービスを提供することもできる。「セル」又は「セクタ」という用語は、このカバレッジにおいて通信サービスを行う基地局及び/又は基地局サブシステムのカバレッジエリアの一部又は全体を指す。
本明細書では、「移動局(MS:Mobile Station)」、「ユーザ端末(user terminal)」、「ユーザ装置(UE:User Equipment)」及び「端末」という用語は、互換的に使用され得る。基地局は、固定局(fixed station)、NodeB、eNodeB(eNB)、アクセスポイント(access point)、送信ポイント、受信ポイント、フェムトセル、スモールセルなどの用語で呼ばれる場合もある。
移動局は、当業者によって、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント又はいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
また、本明細書における無線基地局は、ユーザ端末で読み替えてもよい。例えば、無線基地局及びユーザ端末間の通信を、複数のユーザ端末間(D2D:Device−to−Device)の通信に置き換えた構成について、本発明の各態様/実施形態を適用してもよい。この場合、上述の無線基地局10が有する機能をユーザ端末20が有する構成としてもよい。また、「上り」及び「下り」などの文言は、「サイド」と読み替えられてもよい。例えば、上りチャネルは、サイドチャネルと読み替えられてもよい。
同様に、本明細書におけるユーザ端末は、無線基地局で読み替えてもよい。この場合、上述のユーザ端末20が有する機能を無線基地局10が有する構成としてもよい。
本明細書において、基地局によって行われるとした特定動作は、場合によってはその上位ノード(upper node)によって行われることもある。基地局を有する1つ又は複数のネットワークノード(network nodes)から成るネットワークにおいて、端末との通信のために行われる様々な動作は、基地局、基地局以外の1つ以上のネットワークノード(例えば、MME(Mobility Management Entity)、S−GW(Serving−Gateway)などが考えられるが、これらに限られない)又はこれらの組み合わせによって行われ得ることは明らかである。
本明細書で説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、本明細書で説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本明細書で説明した方法については、例示的な順序で様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
本明細書で説明した各態様/実施形態は、LTE(Long Term Evolution)、LTE−A(LTE−Advanced)、LTE−B(LTE−Beyond)、SUPER 3G、IMT−Advanced、4G(4th generation mobile communication system)、5G(5th generation mobile communication system)、FRA(Future Radio Access)、New−RAT(Radio Access Technology)、NR(New Radio)、NX(New radio access)、FX(Future generation radio access)、GSM(登録商標)(Global System for Mobile communications)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi−Fi(登録商標))、IEEE 802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE 802.20、UWB(Ultra−WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切な無線通信方法を利用するシステム及び/又はこれらに基づいて拡張された次世代システムに適用されてもよい。
本明細書で使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
本明細書で使用する「第1の」、「第2の」などの呼称を使用した要素へのいかなる参照も、それらの要素の量又は順序を全般的に限定するものではない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本明細書で使用され得る。したがって、第1及び第2の要素の参照は、2つの要素のみが採用され得ること又は何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
本明細書で使用する「判断(決定)(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。例えば、「判断(決定)」は、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up)(例えば、テーブル、データベース又は別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)などを「判断(決定)」することであるとみなされてもよい。また、「判断(決定)」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)などを「判断(決定)」することであるとみなされてもよい。また、「判断(決定)」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)などを「判断(決定)」することであるとみなされてもよい。つまり、「判断(決定)」は、何らかの動作を「判断(決定)」することであるとみなされてもよい。
本明細書で使用する「接続された(connected)」、「結合された(coupled)」という用語、又はこれらのあらゆる変形は、2又はそれ以上の要素間の直接的又は間接的なあらゆる接続又は結合を意味し、互いに「接続」又は「結合」された2つの要素間に1又はそれ以上の中間要素が存在することを含むことができる。要素間の結合又は接続は、物理的なものであっても、論理的なものであっても、或いはこれらの組み合わせであってもよい。例えば、「接続」は「アクセス」と読み替えられてもよい。本明細書で使用する場合、2つの要素は、1又はそれ以上の電線、ケーブル及び/又はプリント電気接続を使用することにより、並びにいくつかの非限定的かつ非包括的な例として、無線周波数領域、マイクロ波領域及び/又は光(可視及び不可視の両方)領域の波長を有する電磁エネルギーなどを使用することにより、互いに「接続」又は「結合」されると考えることができる。
本明細書又は特許請求の範囲で「含む(including)」、「含んでいる(comprising)」、及びそれらの変形が使用されている場合、これらの用語は、用語「備える」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本明細書あるいは特許請求の範囲において使用されている用語「又は(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
以上、本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
上記は、本発明の好ましい実施例にすぎず、本発明の保護範囲を限定するものではない。本発明の精神と原則内で行われる種々の修正、均等置換え、改善などは全て本発明の保護範囲内に含まれるべきである。
10 無線基地局
20 ユーザ端末
1001 プロセッサ
1002 メモリ
1003 ストレージ
1004 通信装置
1005 入力装置
1006 出力装置
1007 バス

Claims (20)

  1. 上りデータ伝送に対するフィードバック方法であって、
    ユーザ端末(UE)から送信された上りデータを受信して復調し、
    前記UEによる上りデータ送信に使用される周波数、参照信号、及び前記UEのチャネル状態パラメータに基づいて、前記UEの今回の上りデータ伝送に対するフィードバックに使用する下りリソースを決定し、
    前記UEの上りデータに対する復調結果に基づいて、前記下りリソースで、フィードバック用の下り制御情報(DCI)を介して、前記UEへフィードバックを送信する、ことを含み、
    前記チャネル状態パラメータが、前記UEが上りデータを伝送するための変調符号化方式(MCS)である場合、下記の数式によって、前記下りリソースを決定することを特徴とする方法。
    Figure 0006679753
  2. 前記DCIには、1つ以上のハイブリッド自動再送要求(HARQ)フィールドと、1つの識別フィールドとが含まれる、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記DCIにおける1つ以上のHARQフィールドは、それぞれ、1つ以上のUEが含まれる1つのUEグループの上りデータ伝送に対するフィードバックを伝送するためのものであり、前記識別フィールドは、前記DCIに対応するUEグループを識別するためのものであり、
    前記UEの上りデータに対する復調結果に基づいて、前記DCIを介して、前記UEへフィードバックを送信することは、
    UEをグループ分けし、
    前記UEグループ内の各UE毎に、前記UEに対応するHARQフィールドとして、1つのHARQフィールドを割り当て、
    1つの時間帯での、前記UEグループ内の各UEからの上りデータに対する復調結果に基づいて、前記1つ以上のHARQフィールドの値をそれぞれ決定し、
    物理下り制御チャネルを介して、前記DCIを前記UEグループ内の前記1つ以上のUEに送信する、ことを含む、
    ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 前記DCIにおける1つ以上のHARQフィールドは、それぞれ、1つのUEの1回以上の上りデータ伝送に対するフィードバックを伝送するためのものであり、
    前記UEの上りデータに対する復調結果に基づいて、前記DCIを介して、前記UEへフィードバックを送信することは、
    1つの時間帯での、前記UEからの1回以上の上りデータ伝送に対する復調結果に基づいて、前記1つ以上のHARQフィールドの値をそれぞれ決定し、
    物理下り制御チャネルを介して、前記DCIを前記UEに送信する、ことを含む、
    ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  5. 前記DCIには、1つのハイブリッド自動再送要求(HARQ)フィールドと、1つの識別フィールドとが含まれる、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 前記DCIにおけるHARQフィールドは、1つの物理下りデータチャネルを指し示すものであり、前記識別フィールトは、前記DCIに対応するUEを識別するためのものであり、
    前記UEの上りデータに対する復調結果に基づいて、前記DCIを介して、前記UEへフィードバックを送信することは、
    1つの時間帯で正確に復調された上りデータに対応するUEの識別子を決定し、
    前記DCIにおけるHARQフィールドの指し示す物理下りデータチャネルを介して、決定されたUEの識別子を送信する、ことを含む、
    ことを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 上りデータ伝送に対するフィードバック方法であって、
    上りデータを送信し、
    今回の上りデータ送信に使用される周波数、参照信号、及び自局のチャネル状態パラメータに基づいて、今回の上りデータ伝送に対するフィードバックに使用される下りリソースを決定し、
    前記下りリソースで、フィードバック用の下り制御情報(DCI)を受信し、
    前記DCIに基づいて、今回伝送された上りデータが基地局(eNB)によって正確に受信されたか否かを決定する、ことを含み、
    前記チャネル状態パラメータが、前記UEが上りデータを伝送するための変調符号化方式(MCS)である場合、下記の数式によって、前記下りリソースを決定することを特徴とする方法。
    Figure 0006679753
  8. 前記DCIには、1つ以上のハイブリッド自動再送要求(HARQ)フィールドと、1つの識別フィールドとが含まれる、
    ことを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 前記DCIにおける1つ以上のHARQフィールドは、それぞれ、1つ以上のUEが含まれる1つのUEグループの上りデータ伝送に対するフィードバックを伝送するためのものであり、前記識別フィールドは、前記DCIに対応するUEグループを識別するためのものであり、
    前記フィードバック用の下り制御情報(DCI)を受信することは、eNBから送信されたDCIを受信し、受信されたDCIの識別フィールドに基づいて、自局の属するUEグループに対応するDCIであるか否かを判断し、自局の属するUEグループに対応するDCIである場合、前記DCIを受信する、ことを含み、
    前記今回伝送された上りデータがeNBによって正確に受信されたか否かを決定することは、
    受信されたDCIにおける自局に対応するHARQフィールドを決定し、
    受信されたDCIにおける自局に対応するHARQフィールドの値に基づいて、今回伝送された上りデータが前記eNBによって正確に受信されたか否かを決定する、ことを含む、
    ことを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 前記DCIにおける1つ以上のHARQフィールドは、それぞれ、1つのUEの1回以上の上りデータ伝送に対するフィードバックを伝送するためのものであり、前記識別フィールドは、前記DCIに対応するUEを識別するためのものであり、
    前記フィードバック用の下り制御情報(DCI)を受信することは、eNBから送信されたDCIを受信し、受信されたDCIの識別フィールドに基づいて、自局に対応するDCIであるか否かを判断し、自局に対応するDCIである場合、前記DCIを受信する、ことを含み、
    前記今回伝送された上りデータがeNBによって正確に受信されたか否かを決定することは、受信されたDCIにおけるHARQフィールドの値に基づいて、自局から1回以上伝送された上りデータが前記eNBによって正確に受信されたか否かを決定する、ことを含む、
    ことを特徴とする請求項8に記載の方法。
  11. 前記DCIには、1つのハイブリッド自動再送要求(HARQ)フィールドと、1つの識別フィールドとが含まれる、
    ことを特徴とする請求項7に記載の方法。
  12. 前記DCIにおけるHARQフィールドは、1つの物理下りデータチャネルを指し示すものであり、
    前記今回伝送された上りデータがeNBによって正確に受信されたか否かを決定することは、
    前記DCIにおけるHARQフィールドの指し示す物理下りデータチャネルで伝送されたデータを受信し、
    該物理下りデータチャネルで伝送されたデータに自局の識別子が含まれる場合、今回伝送された上りデータが前記eNBによって正確に受信されたと決定する、ことを含む、
    ことを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 基地局であって、
    ユーザ端末(UE)から送信された上りデータを受信して復調するデータ受信モジュールと、
    前記UEによる上りデータ送信に使用される周波数、参照信号、及び前記UEのチャネル状態パラメータに基づいて、前記UEの今回の上りデータ伝送に対するフィードバックに使用する下りリソースを決定し、前記UEの上りデータに対する復調結果に基づいて、前記下りリソースで、フィードバック用の下り制御情報(DCI)を介して、前記UEの上りデータ伝送に対するフィードバックを前記UEへ送信するフィードバックモジュールと、を備え、
    前記チャネル状態パラメータが、前記UEが上りデータを伝送するための変調符号化方式(MCS)である場合、前記フィードバックモジュールは、下記の数式によって、前記下りリソースを決定する、
    とを特徴とする基地局。
    Figure 0006679753
  14. ユーザ端末であって、
    上りデータを送信する上り伝送モジュールと、
    今回の上りデータ送信に使用される周波数、参照信号、及び自局のチャネル状態パラメータに基づいて、今回の上りデータ伝送に対するフィードバックに使用される下りリソースを決定し、前記下りリソースで、フィードバック用の下り制御情報(DCI)を受信するDCI受信モジュールと、
    前記DCIに基づいて、今回伝送された上りデータが基地局(eNB)によって正確に受信されたか否かを決定するフィードバック受信モジュールと、を備え、
    前記チャネル状態パラメータが、前記UEが上りデータを伝送するための変調符号化方式(MCS)である場合、前記DCI受信モジュールは、下記の数式によって、前記下りリソースを決定する、
    とを特徴とするユーザ端末。
    Figure 0006679753
  15. プログラムであって、
    ユーザ端末(UE)から送信された上りデータを受信して復調し、
    前記UEによる上りデータ送信に使用される周波数、参照信号、及び前記UEのチャネル状態パラメータに基づいて、前記UEの今回の上りデータ伝送に対するフィードバックに使用する下りリソースを決定し、
    前記UEの上りデータに対する復調結果に基づいて、前記下りリソースで、フィードバック用の下り制御情報(DCI)を介して、前記UEへフィードバックを送信
    前記チャネル状態パラメータが、前記UEが上りデータを伝送するための変調符号化方式(MCS)である場合、下記の数式によって、前記下りリソースを決定する、
    ことをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
    Figure 0006679753
  16. 不揮発性機械可読記憶媒体であって、
    前記記憶媒体に機械可読指令が記憶され、前記機械可読指令は、
    ユーザ端末(UE)から送信された上りデータを受信して復調し、
    前記UEによる上りデータ送信に使用される周波数、参照信号、及び前記UEのチャネル状態パラメータに基づいて、前記UEの今回の上りデータ伝送に対するフィードバックに使用する下りリソースを決定し、
    前記UEの上りデータに対する復調結果に基づいて、前記下りリソースで、フィードバック用の下り制御情報(DCI)を介して、前記UEへフィードバックを送信
    前記チャネル状態パラメータが、前記UEが上りデータを伝送するための変調符号化方式(MCS)である場合、下記の数式によって、前記下りリソースを決定する、
    ことを完成させるように、プロセッサで実行可能であることを特徴とする不揮発性機械可読記憶媒体。
    Figure 0006679753
  17. 基地局であって、
    プロセッサと、
    不揮発性機械可読記憶媒体と、
    該不揮発性機械可読記憶媒体に記憶され、該プロセッサで実行されるプログラムモジュールと、を備え、
    前記プログラムモジュールは、
    ユーザ端末(UE)から送信された上りデータを受信して復調し、
    前記UEによる上りデータ送信に使用される周波数、参照信号、及び前記UEのチャネル状態パラメータに基づいて、前記UEの今回の上りデータ伝送に対するフィードバックに使用する下りリソースを決定し、
    前記UEの上りデータに対する復調結果に基づいて、前記下りリソースで、フィードバック用の下り制御情報(DCI)を介して、前記UEへフィードバックを送信
    前記チャネル状態パラメータが、前記UEが上りデータを伝送するための変調符号化方式(MCS)である場合、下記の数式によって、前記下りリソースを決定する、
    ことを特徴とする基地局。
    Figure 0006679753
  18. プログラムであって、
    上りデータを送信し、
    今回の上りデータ送信に使用される周波数、参照信号、及び自局のチャネル状態パラメータに基づいて、今回の上りデータ伝送に対するフィードバックに使用される下りリソースを決定し、
    前記下りリソースで、フィードバック用の下り制御情報(DCI)を受信し、
    前記DCIに基づいて、今回伝送された上りデータが基地局(eNB)によって正確に受信されたか否かを決定
    前記チャネル状態パラメータが、前記UEが上りデータを伝送するための変調符号化方式(MCS)である場合、下記の数式によって、前記下りリソースを決定する、
    ことをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
    Figure 0006679753
  19. 不揮発性機械可読記憶媒体であって、
    前記記憶媒体に機械可読指令が記憶され、前記機械可読指令は、
    上りデータを送信し、
    今回の上りデータ送信に使用される周波数、参照信号、及び自局のチャネル状態パラメータに基づいて、今回の上りデータ伝送に対するフィードバックに使用される下りリソースを決定し、
    前記下りリソースで、フィードバック用の下り制御情報(DCI)を受信し、
    前記DCIに基づいて、今回伝送された上りデータが基地局(eNB)によって正確に受信されたか否かを決定
    前記チャネル状態パラメータが、前記UEが上りデータを伝送するための変調符号化方式(MCS)である場合、下記の数式によって、前記下りリソースを決定する、
    ことを完成させるように、プロセッサで実行可能であることを特徴とする不揮発性機械可読記憶媒体。
    Figure 0006679753
  20. ユーザ端末であって、
    プロセッサと、
    不揮発性機械可読記憶媒体と、
    該不揮発性機械可読記憶媒体に記憶され、該プロセッサで実行されるプログラムモジュールと、を備え、
    前記プログラムモジュールは、
    上りデータを送信し、
    今回の上りデータ送信に使用される周波数、参照信号、及び自局のチャネル状態パラメータに基づいて、今回の上りデータ伝送に対するフィードバックに使用される下りリソースを決定し、
    前記下りリソースで、フィードバック用の下り制御情報(DCI)を受信し、
    前記DCIに基づいて、今回伝送された上りデータが基地局(eNB)によって正確に受信されたか否かを決定
    前記チャネル状態パラメータが、前記UEが上りデータを伝送するための変調符号化方式(MCS)である場合、下記の数式によって、前記下りリソースを決定する、
    ことを特徴とするユーザ端末。
    Figure 0006679753
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