JP6677593B2 - 画像処理装置及びその制御方法 - Google Patents

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本発明は、画像処理装置及びその制御方法に関する。
近時、映画制作等の分野において、アナモルフィックレンズと称されるレンズを用いて撮影することが注目されている。アナモルフィックレンズは、例えば、縦のサイズに対して横のサイズが圧縮されるように、被写体像に歪曲を生じさせ得るレンズである。撮影時には、アナモルフィックレンズによって画面が横方向に圧縮された画像が記録され、再生時には、画面を横方向に伸張することによって原画像を復元する処理、即ち、デスクイーズ(Desqueeze)処理が実行される。従って、アナモルフィックレンズを用いれば、縦横比の大きい撮像素子を用いることなく、縦横比の大きい画像を取得することが可能である。アナモルフィックレンズは、例えば、映画用のフォーマットである縦横比2.39:1のシネマスコープ映像を得るために好適に用い得る。なお、デスクイーズ処理は、デアナモフィック処理とも称される。
特許文献1には、撮影時には、アナモルフィックレンズの属性情報を記憶手段に記録し、再生時には、圧縮された画像を当該属性情報に基づいて原画像に復元する電子カメラシステムが開示されている。
特開平4−32375号公報
しかしながら、従来は、デスクイーズ処理を必ずしも適確に行い得ない場合があった。
本発明の目的は、デスクイーズ処理を適確に行い得る画像処理装置及びその制御方法を提供することにある。
実施形態の一観点によれば、被写体像に歪曲を生じさせるレンズを用いて取得された画像データに対して前記歪曲を解消するための復元処理を行う際に用いられる第1の情報を設定するとともに、前記画像データに含まれる第2の情報を前記第1の情報よりも優先的に用いて前記復元処理を行うか否かを設定する設定手段と、前記第2の情報を前記第1の情報よりも優先的に用いることが前記設定手段によって設定されていない場合には、前記第1の情報を用いて前記復元処理を行い、前記第2の情報を前記第1の情報よりも優先的に用いることが前記設定手段によって設定されている場合には、前記第2の情報を用いて前記復元処理を行う処理手段とを有することを特徴とする画像処理装置が提供される。
本発明によれば、デスクイーズ処理を適確に行い得る画像処理装置及びその制御方法を提供することができる。
一実施形態による画像処理装置を示すブロック図である。 一実施形態による画像処理装置の表示画面を示す図である。 一実施形態による画像処理装置の動作を示すフローチャートである。 一実施形態の変形例(その1)による画像処理装置の動作を示すフローチャートである。 一実施形態の変形例(その2)による画像処理装置の動作を示すフローチャートである。 一実施形態の変形例(その3)による画像処理装置の動作を示すフローチャートである。
本発明の実施の形態について図面を用いて以下に詳細に説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。同一の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略または簡潔にする。
[一実施形態]
本発明の一実施形態による画像処理装置及びその制御方法について図面を用いて説明する。ここでは、所定のアプリケーションプログラムがインストールされたパーソナルコンピュータ(Personal Computer:PC)100によって本実施形態による画像処理装置を構成する場合を例に説明するが、これに限定されるものではない。
図1は、本実施形態による画像処理装置100を示すブロック図である。画像処理装置100には、CPU(Central Processing Unit)101と、ROM(Read Only Memory)102と、RAM(Random Access Memory)103とが備えられている。ROM102には、CPU101によって実行される制御プログラム等が記憶されている。RAM103は、ワークメモリとして機能し得るものであり、制御プログラムやデータ等を一時的に格納する。画像処理装置100には、HDD(Hard Disk Drive)104が更に備えられている。HDD104には、所定のアプリケーションプログラム、オペレーティングシステム(Operating System:OS)等の各種プログラムや、データ等が格納されている。画像処理装置100には、外部IF105が更に備えられている。外部IF105は、記憶媒体111を画像処理装置100に接続するためのものである。かかる記憶媒体111としては、例えば、フラッシュメモリカード150や外付けハードディスク160等が挙げられる。画像処理装置100には、ユーザIF106が更に備えられている。ユーザIF106は、入力デバイス112を画像処理装置100に接続するためのものである。かかる入力デバイス112としては、例えば、マウス113やキーボード114等が挙げられる。画像処理装置100には、VRAM(Video RAM)107と、画像処理部108と、表示制御部109とが更に備えられている。VRAM107は、表示部110に表示する画像等を記憶するものである。画像処理部108は、所定の画像処理を行うものである。画像処理部108は、例えば、被写体像に歪曲を生じさせるレンズであるアナモルフィックレンズを用いて取得された画像データに対して歪曲を解消するための復元処理であるデスクイーズ処理を行い得る。表示制御部109は、表示部110の表示を制御するものである。表示制御部109には、表示部110が接続されている。表示部110としては、例えば、液晶ディスプレイ等が挙げられる。画像処理装置100には、内部バス116が更に備えられている。内部バス116は、画像処理装置100内に設けられた各構成要素間において制御信号やデータ信号等を伝送するためのものである。
次に、本実施形態による画像処理装置100の動作の概要について図2を用いて説明する。図2は、本実施形態による画像処理装置100の表示画面の例を示す図である。図2(a)は、アプリケーション画面200を示している。アプリケーション画面200は、所定のアプリケーションプログラムが起動された際に表示部110に表示される。アプリケーション画面200には、画像処理装置100に格納されている動画像データの一覧を表示する一覧表示エリア210が配される。一覧表示エリア210には、動画像データが格納されているフォルダ211がツリー構造で示される。フォルダ211は、撮影に用いられたカメラ(撮像装置)毎に作成されてもよいし、撮影時の設定毎に作成されてもよい。
ここでは、図示しない第1のカメラ(カメラA)と第2のカメラ(カメラB)によってそれぞれ撮影された動画像データが、第1のフォルダCAMERA_Aと第2のフォルダCAMERA_Bとにそれぞれ格納されている場合を例に説明する。第1のフォルダCAMERA_Aには、4つの動画像データAAAA、BBBB、CCCC、DDDDが格納されている。第2のフォルダCAMERA_Bには、3つの動画像データEEEE、FFFF、GGGGが格納されている。第1のカメラ(カメラA)は、アナモルフィックレンズの属性情報、より具体的には、アナモルフィックレンズの倍率比を示す情報である倍率比情報を動画像データのメタデータ領域に記録可能なカメラ、即ち、アナモルフィックレンズ対応カメラである。アナモルフィックレンズは、被写体像に歪曲を生じさせるレンズである。例えば、倍率比が2:1であるアナモルフィックレンズは、縦のサイズに対して横のサイズが2分の1になるように被写体像を圧縮する。かかる倍率比情報は、アナモルフィックレンズとカメラとが通信することによってカメラに取得されてもよいし、カメラ側の設定画面を介してユーザが倍率比情報(倍率情報)を設定してもよい。第2のカメラ(カメラB)は、アナモルフィックレンズの属性情報、具体的には、倍率比情報を動画像データに付加できないカメラ、即ち、アナモルフィックレンズ非対応カメラである。動画像データAAAA、BBBBは、倍率比が2:1、即ち、圧縮倍率が2倍であるアナモルフィックレンズを第1のカメラ(カメラA)に装着した状態で取得された動画像データであるものとする。また、動画像データCCCC、DDDDは、アナモルフィックレンズではない一般的なレンズを第1のカメラ(カメラA)に装着した状態で取得された動画像データであるものとする。動画像データEEEE、FFFF、GGGGは、倍率比が2:1であるアナモルフィックレンズを第2のカメラ(カメラB)に装着した状態で記録された動画像データであるものとする。
ユーザは、画像処理の対象となる動画像データを一覧表示エリア210において選択することができる。画像処理の対象となる動画像データの選択は、例えば入力デバイス112をユーザが操作することによって行われる。ここでは、動画像データAAAA、CCCC、EEEEがユーザによって選択される場合を例に説明する。アプリケーション画面200には、ユーザによって選択された動画像データを再生表示するプレビューエリア220が更に配される。ここでは、動画像データAAAAに含まれる複数のフレームのうちの1つのフレームがプレビューエリア220に表示されているものとする。動画像データAAAAは、画面が横方向に1/2に圧縮されて記録されているが、表示の際に、画面を横方向に伸張するデスクイーズ処理を行うことによって、正しい画角でフレームを表示することが可能である。かかるデスクイーズ処理は、例えば、画像データのメタデータ領域に記録された倍率比情報に基づいて行うことができる。なお、デスクイーズ処理は、後述する設定ダイアログ画面260において設定されるデスクイーズ倍率に基づいて行うことも可能である。アプリケーション画面200には、プレビューエリア220に表示される動画像の再生制御を行うための再生コントロール部230が更に配される。また、アプリケーション画面200には、設定ダイアログ画面260(図2(b)参照)を開くための設定ボタン240が更に配される。また、アプリケーション画面200には、選択された動画像データに対して所定の画像処理、即ち、デスクイーズ処理を実行するためのエクスポートボタン250が更に配される。
図2(b)は、設定ダイアログ画面260を示している。設定ダイアログ画面260は、図2(a)に示す設定ボタン240が押下された際に表示部110に表示される。設定ダイアログ画面260においては、デスクイーズ処理の設定が可能である。設定ダイアログ画面260には、デスクイーズ処理における伸張倍率、即ち、デスクイーズ倍率を指定するためのリストボックス261が配される。リストボックス261においては、「OFF」、「×1.3」、「×2.0」のうちのいずれかを選択することが可能である。リストボックス261が「OFF」に設定された場合には、選択された動画像データに対し、デスクイーズ処理を実行しない。リストボックス261が「×1.3」に設定された場合には、画面を横方向に1.3倍に伸張するデスクイーズ処理が実行される。リストボックス261が「×2.0」に設定された場合には、画面を横方向に2.0倍に伸張するデスクイーズ処理が実行される。設定ダイアログ画面260には、動画像データのメタデータ領域に記録された倍率比情報を優先的に使用してデスクイーズ処理を実行するか否かを設定するためのチェックボックス262が配される。設定ダイアログ画面260に表示される項目は、これらの項目に限定されるものではない。例えば、画像処理後の動画像データの保存先、画像処理後の動画像データの解像度、画像処理後の動画像データの圧縮形式等を設定ダイアログ画面260において適宜設定可能であるが、ここでは図示を省略する。CPU101は、アナモルフィックレンズを用いて取得された画像データに対してデスクイーズ処理を行う際に用いられる情報、即ち、デスクイーズ倍率を、設定ダイアログ画面260を介して行われる設定に基づいて設定する設定手段として機能し得る。また、CPU101は、画像データのメタデータ領域に記録された倍率比情報を、リストボックス261において設定されたデスクイーズ倍率よりも優先的に用いてデスクイーズ処理を行うか否かを設定する設定手段として機能し得る。なお、画像データのメタデータ領域に記録された倍率比情報を優先的に用いてデスクイーズ処理を行うか否かは、上述したように、設定ダイアログ画面260を介して行われる設定に基づいて設定される。CPU101は、画像データのメタデータ領域に記録された倍率比情報を優先的に用いることが設定されていない場合に、リストボックス261において設定されたデスクイーズ倍率を用いてデスクイーズ処理を行う処理手段として機能し得る。また、CPU101は、画像データのメタデータ領域に記録された倍率比情報を優先的に用いることが設定されている場合に、画像データのメタデータ領域に記録された倍率比情報を用いてデスクイーズ処理を行う処理手段として機能し得る。なお、CPU101と画像処理部108とが相俟って、かかる処理手段として機能する。
次に、本実施形態による画像処理装置100の動作について図3を用いて説明する。図3は、本実施形態による画像処理装置100の動作を示すフローチャートである。なお、ここでは、図2(a)を用いて上述したように、動画像データAAAA、CCCC、EEEEが画像処理の対象として選択されているものとする。
ステップS301では、画像処理装置100は、ユーザによってエクスポートボタン250が押下されたか否かを判定する。エクスポートボタン250がユーザによって押下された場合には(ステップS301においてYES)ステップS302に移行する。一方、エクスポートボタン250がユーザによって押下されていない場合には(ステップS301においてNO)、ステップS301が繰り返される。
ステップS302では、画像処理装置100は、選択中の全ての動画像データのうちの未処理の動画像データ、即ち、ステップS308のファイル出力の処理が未だ行われていない動画像データを1つ選択する。
ステップS303では、画像処理装置100は、ステップS302において選択した動画像データのメタデータ領域に、アナモルフィックレンズの倍率比情報が記録されているか否かを判定する。動画像データのメタデータ領域にアナモルフィックレンズの倍率比情報が記録されている場合には(ステップS303においてYES)、ステップS304に移行する。一方、動画像データのメタデータ領域にアナモルフィックレンズの倍率比情報が記録されていない場合には(ステップS303においてNO)、ステップS307に移行する。
ステップS304では、画像処理装置100は、設定ダイアログ画面260のチェックボックス262にチェックマークが付されているか否かを判定する。即ち、動画像データのメタデータ領域に記録された倍率比情報を優先的に用いて復元処理を行うことが設定ダイアログ画面260において設定されたか否かを判定する。チェックボックス262にチェックマークが付されている場合には(ステップS304においてYES)、ステップS305に移行する。一方、チェックボックス262にチェックマークが付されていない場合には(ステップS304においてNO)、ステップS306に移行する。
ステップS305では、画像処理装置100は、動画像データのメタデータ領域に記録された倍率比情報に基づいて、当該動画像データに含まれる複数のフレームの各々に対してデスクイーズ処理を実行する。例えば、ステップS302において動画像データAAAAが選択された場合には、動画像データAAAAに含まれる複数のフレームの各々に対してデスクイーズ処理を行う。
ステップS306では、画像処理装置100は、リストボックス261において設定されたデスクイーズ倍率に基づいて、動画像データに含まれる複数のフレームの各々に対してデスクイーズ処理を実行する。
ステップS307では、画像処理装置100は、ステップS306と同様に、リストボックス261において設定されたデスクイーズ倍率に基づいて、動画像データに含まれる複数のフレームの各々に対してデスクイーズ処理を実行する。
ステップS308では、画像処理装置100は、ステップS306〜S308のいずれかによってデスクイーズ処理が既に実行された各フレームのRGBデータに対して、所定の画像処理を行うことにより、動画データを生成する。かかる画像処理は、予め設定された解像度や圧縮形式等に基づいて行われる。かかる解像度や圧縮形式等は、上述したように、例えば、設定ダイアログ画面260において予め設定される。画像処理装置100は、生成した動画像データのファイルを、予め設定された保存先に保存する。こうして、動画像データのファイルの出力の処理が画像処理装置100によって行われる。
ステップS309では、画像処理装置100は、選択中の全ての動画像データのうちの未処理の動画像データの数が0か否かを判定する。未処理の動画像データの数が0である場合には(ステップS309においてYES)、図3に示す動作を終了する。一方、未処理の動画像データの数が0ではない場合には(ステップS309においてNO)、ステップS302に戻る。
動画像データAAAA、CCCC、EEEEが選択されている場合には、設定ダイアログ画面260のリストボックス261において「×2.0」と設定し、チェックボックス262にチェックマークを付した状態でエクスポートを実行する。このように設定した状態でエクスポートを実行すると、本実施形態による画像処理装置は、以下のような処理を行う。動画像データAAAAは、上述したように、倍率比が2:1のアナモルフィックレンズを第1のカメラに装着した状態で取得された動画像データである。第1のカメラは、動画像データのメタデータ領域に倍率比情報を記録するカメラである。動画像データのメタデータ領域に記録された倍率比情報は、アナモルフィックレンズの倍率比が2:1であることを示している。上述したように、動画像データに記録された倍率比情報を優先的に使用することがチェックボックス262において設定されている。従って、動画像データAAAAに対しては、動画像データのメタデータ領域に記録された倍率比情報に基づいて、2倍のデスクイーズ処理が行われる。動画像データCCCCは、上述したように、アナモルフィックレンズではない一般的なレンズを第1のカメラに装着した状態で取得された動画像データである。第1のカメラは、上述したように、画像データのメタデータ領域に倍率比情報を記録するカメラである。レンズが一般的なレンズであるため、画像データのメタデータ領域には、レンズの倍率比が1:1であることが記録されている。上述したように、動画像データに記録された倍率比情報を優先的に使用することがチェックボックス262において設定されている。従って、動画像データCCCCに対しては、デスクイーズ処理が行われない。動画像データEEEEは、上述したように、倍率比が2:1のアナモルフィックレンズを第2のカメラに装着した状態で取得された画像データである。第2のカメラは、動画像データのメタデータ領域に倍率比情報を記録し得ないカメラである。従って、設定ダイアログ画面260のリストボックス261において設定されたデスクイーズ倍率に基づいて、デスクイーズ処理が行われる。設定ダイアログ画面260のリストボックス261において設定されたデスクイーズ倍率は、上述したように「×2.0」である。従って、動画像データEEEEに対しては、設定ダイアログ画面260のリストボックス261において設定されたデスクイーズ倍率に基づいて、2倍のデスクイーズ処理が行われる。このように、本実施形態によれば、画像処理が適確に行われ、適切な画角の動画像データのファイルをエクスポートすることができる。
このように、本実施形態では、画像データのメタデータ領域に倍率比情報が記録されている画像データと、画像データのメタデータ領域に倍率比情報が記録されていない画像データとが混在している場合であっても、デスクイーズ処理を適確行うことができる。しかも、本実施形態によれば、デスクイーズ倍率の設定を動画像データ毎にユーザが行うことを要せず、画像処理の作業におけるユーザの手間を省くことができる。
(変形例(その1))
次に、本実施形態の変形例(その1)による画像処理装置について図4を用いて説明する。図4は、本実施形態による画像処理装置の動作を示すフローチャートである。
本変形例は、チェックボックス262にチェックマークが付されていない状態において、動画像データのメタデータ領域から取得した倍率比情報と、リストボックス261において設定された倍率とが一致しない場合に、警告を発するものである。
本変形例においても、ステップS304では、画像処理装置100が、チェックボックス262にチェックマークが付されているか否かを判定する。チェックボックス262にチェックマークが付されている場合には(ステップS304においてYES)、ステップS305に移行する。一方、チェックボックス262にチェックマークが付されていない場合には(ステップS304においてNO)、ステップS401に移行する。
ステップS401では、画像処理装置100が、動画像データのメタデータ領域から取得した倍率比情報と、リストボックス261において設定されたデスクイーズ倍率とが一致するか否かを判定する。両者が一致する場合には(ステップS401においてYES)、ステップS306に移行する。一方、両者が一致しない場合には(ステップS401においてNO)、ステップS402に移行する。
ステップS402では、画像処理装置100は、デスクイーズ処理を行うと不適当な画角になる旨の警告を発する。具体的には、かかる警告を示す画面(図示せず)を表示部110に表示する。かかる警告を示す画面には、当該動画像データに対するデスクイーズ処理をキャンセルするか否かをユーザが選択するためのキャンセルボタン(図示せず)及び実行ボタン(図示せず)が表示される。キャンセルボタンは、デスクイーズ処理をキャンセルためのボタンであり、実行ボタンは、リストボックス261において設定された倍率でのデスクイーズ処理を実行するためのボタンである。ユーザがキャンセルボタンを押下した場合には(ステップS403においてYES)、即ち、当該画像データに対するデスクイーズ処理をキャンセルすることをユーザが選択した場合には、ステップS309に移行する。一方、ユーザが実行ボタンを押下した場合には(ステップS403においてNO)、即ち、リストボックス261において設定された倍率でのデスクイーズ処理を実行することをユーザが選択した場合には、ステップS306に移行する。
本変形例によれば、動画像データのメタデータ領域に記録された倍率比情報と、リストボックス261において設定されたデスクイーズ倍率とが一致しない場合には、警告を発する。このため、本変形例によれば、ユーザが意図していない不適切な画角のファイルがエクスポートされるのを防止することができる。
(変形例(その2))
次に、本実施形態の変形例(その2)による画像処理装置について図5を用いて説明する。図5は、本変形例による画像処理装置の動作を示すフローチャートである。
本変形例では、チェックボックス262にチェックマークが付されていない状態において、動画像データのメタデータ領域から取得した倍率比情報と、リストボックス261において設定された倍率とが一致しない場合に、以下のように動作する。即ち、本変形例による画像処理装置100は、かかる場合には、動画像データのメタデータから取得した倍率比情報に基づいてデスクイーズ処理を実行するか否かをユーザに問い合わせる。
本変形例においても、ステップS402では、画像処理装置100は、デスクイーズ処理を行うと不適当な画角になる旨の警告を発する。かかる警告を示す画面には、上述したように、当該動画像データに対するデスクイーズ処理をキャンセルするか否かをユーザが選択するためのキャンセルボタン(図示せず)及び実行ボタン(図示せず)が表示される。ユーザがキャンセルボタンを押下した場合には(ステップS403においてYES)、即ち、当該画像データに対するデスクイーズ処理をキャンセルすることをユーザが選択した場合には、ステップS309に移行する。一方、ユーザが実行ボタンを押下した場合には(ステップS403においてNO)、ステップS501に移行する。
ステップS501では、画像処理装置100は、動画像データのメタデータ領域に記録された倍率比情報に基づいて動画像データのデスクイーズ処理を実行するか否かをユーザに問い合わせる。具体的には、問い合わせを示す画面(図示せず)を表示部110に表示する。かかる問い合わせを示す画面には、動画像データのメタデータ領域に記録された倍率比情報に基づいて動画像データのデスクイーズ処理を実行するかをユーザが選択するためのYESボタン(図示せず)及びNOボタン(図示せず)が表示される。ユーザがYESボタンを押下した場合には(ステップS502においてYES)、即ち、動画像データのメタデータ領域に記録された倍率比情報に基づいてデスクイーズ処理を実行することをユーザが選択した場合には、ステップS305に移行する。一方、ユーザがNOボタンを押下した場合には(ステップS502においてNO)、ステップS306に移行する。
このように、動画像データのメタデータ領域に記録された倍率比情報に基づいてデスクイーズ処理を行うか否かを、ユーザに対して問い合わせるようにしてもよい。
(変形例(その3))
次に、本実施形態の変形例(その3)による画像処理装置について説明する。図6は、本変形例による画像処理装置の動作を示すフローチャートである。
本変形例では、チェックボックス262にチェックマークが付されておらず、動画像データのメタデータ領域に記録された倍率比情報が「×1.0」以外であり、かつ、リストボックス261における設定が「OFF」である場合に、以下のように動作する。即ち、本変形例による画像処理装置100は、かかる場合には、動画像データのメタデータ領域から取得した倍率比情報をユーザに通知する。
上述したアプリケーションプログラムによってデスクイーズ処理を行わず、別のアプリケーションプログラムによってデスクイーズ処理を行うことも考えられる。しかも、メタデータ領域に倍率比情報が書き込まれないようなファイル形式への変換がステップS308において行われることもあり得る。このような場合には、別のアプリケーションプログラムによってデスクイーズ処理を行う際に適確にデスクイーズ処理を行い得るように、動画像データのメタデータ領域に記録された倍率比情報をユーザに通知することが好ましい。そこで、本変形例による画像処理装置100は、以下のように動作する。
本変形例においても、ステップS304では、画像処理装置100が、チェックボックス262にチェックマークが付されているか否かを判定する。チェックボックス262にチェックマークが付されている場合には(ステップS304においてYES)、ステップS305に移行する。一方、チェックボックス262にチェックマークが付されていない場合には(ステップS304においてNO)、ステップS601に移行する。
ステップS601では、画像処理装置100は、動画像データのメタデータ領域から取得した倍率比情報が「×1.0」以外であるか否かを判定する。即ち、アナモルフィックレンズを装着した状態で取得された動画像データであるか否かを判定する。動画像データのメタデータ領域から取得した倍率比情報が「×1.0」以外である場合(ステップS601においてYES)、即ち、当該動画像データがアナモルフィックレンズを装着した状態で取得されたものである場合には、ステップS602に移行する。一方、動画像データのメタデータ領域から取得した倍率比情報が「×1.0」である場合(ステップS601においてNO)、即ち、当該像画像データが一般的なレンズを装着した状態で取得されたものである場合には、ステップS308に移行する。
ステップS602では、画像処理装置100は、リストボックス261において設定された倍率が「OFF」であるか否か、即ち、デスクイーズ処理を行わないことがリストボックス261において設定されているか否かを判定する。リストボックス261において設定された倍率が「OFF」である場合(ステップS602においてYES)、即ち、デスクイーズを行わない旨の設定である場合には、ステップS603に移行する。ステップS603では、動画像データのメタデータ領域に記録されていた倍率比情報を表示部110に表示する。この後、ステップS308に移行する。一方、リストボックス261において設定された倍率が「OFF」ではない場合(ステップS602においてNO)、即ち、デスクイーズ処理を行う旨の設定である場合には、ステップS306に移行する。
このように、本変形例では、チェックボックス262にチェックマークが付されておらず、メタデータ領域に記録された倍率比情報が「×1.0」以外であり、かつ、リストボックス261の設定が「OFF」である場合に、以下のように動作する。即ち、本変形例では、かかる場合には、動画像データのメタデータ領域から取得した倍率比情報をユーザに通知する。このため、本変形例によれば、デスクイーズ処理において指定すべき倍率をユーザが知ることができる。このため、本変形例によれば、別のアプリケーションプログラムによってデスクイーズ処理を行う場合であっても、適切にデスクイーズ処理を実行することができる。
[変形実施形態]
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、画像処理の対象が動画像データである場合を例に説明したが、画像処理の対象は動画像データに限定されるものではない。例えば、画像処理の対象が静止画像データであってもよい。
また、上記実施形態では、アナモルフィックレンズを用いて取得された画像データに対して画像処理を行う場合を例に説明したが、これに限定されるものではない。本発明は、被写体像に歪を生じさせるレンズを用いて取得された画像データに対して復元処理を行う場合に広く適用することができる。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100…画像処理装置
101…CPU
102…ROM
103…RAM
104…HDD
105…外部IF
106…ユーザIF
107…VRAM
108…画像処理部
109…表示制御部
110…表示部
111…記憶媒体
112…入力デバイス
113…マウス
114…キーボード
116…内部バス
150…フラッシュメモリカード
160…外付けハードディスク

Claims (8)

  1. 被写体像に歪曲を生じさせるレンズを用いて取得された画像データに対して前記歪曲を解消するための復元処理を行う際に用いられる第1の情報を設定するとともに、前記画像データに含まれる第2の情報を前記第1の情報よりも優先的に用いて前記復元処理を行うか否かを設定する設定手段と、
    前記第2の情報を前記第1の情報よりも優先的に用いることが前記設定手段によって設定されていない場合には、前記第1の情報を用いて前記復元処理を行い、前記第2の情報を前記第1の情報よりも優先的に用いることが前記設定手段によって設定されている場合には、前記第2の情報を用いて前記復元処理を行う処理手段と
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記第2の情報が前記画像データに含まれていない場合には、前記処理手段は、前記第1の情報を用いて前記復元処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記第2の情報を前記第1の情報よりも優先的に用いることが前記設定手段によって設定されておらず、かつ、前記第1の情報と前記第2の情報とが異なっている場合には、前記処理手段は、警告を発することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記第2の情報を前記第1の情報よりも優先的に用いることが前記設定手段によって設定されておらず、かつ、前記第1の情報と前記第2の情報とが異なっている場合には、前記処理手段は、前記第2の情報を用いて前記復元処理を行うか否かをユーザに問い合わせることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記第2の情報を前記第1の情報よりも優先的に用いることが前記設定手段によって設定されておらず、前記第1の情報と前記第2の情報とが異なっており、かつ、前記復元処理を実行しないことを前記第1の情報が示している場合には、前記処理手段は、前記第2の情報をユーザに通知することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記レンズは、アナモルフィックレンズであり、
    前記第1の情報及び前記第2の情報は、前記アナモルフィックレンズの倍率比を示す情報であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 被写体像に歪曲を生じさせるレンズを用いて取得された画像データに対して前記歪曲を解消するための復元処理を行う際に用いられる第1の情報を設定するとともに、前記画像データに含まれる第2の情報を前記第1の情報よりも優先的に用いて前記復元処理を行うか否かを設定するステップと、
    前記第2の情報を前記第1の情報よりも優先的に用いることが設定されていない場合には、前記第1の情報を用いて前記復元処理を行い、前記第2の情報を前記第1の情報よりも優先的に用いることが設定されている場合には、前記第2の情報を用いて前記復元処理を行うステップと
    を有することを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  8. コンピュータに、
    被写体像に歪曲を生じさせるレンズを用いて取得された画像データに対して前記歪曲を解消するための復元処理を行う際に用いられる第1の情報を設定するとともに、前記画像データに含まれる第2の情報を前記第1の情報よりも優先的に用いて前記復元処理を行うか否かを設定するステップと、
    前記第2の情報を前記第1の情報よりも優先的に用いることが設定されていない場合には、前記第1の情報を用いて前記復元処理を行い、前記第2の情報を前記第1の情報よりも優先的に用いることが設定されている場合には、前記第2の情報を用いて前記復元処理を行うステップと
    を実行させるためのプログラム。
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