JP6676872B2 - El素子、照明装置、ディスプレイ装置、および液晶ディスプレイ装置 - Google Patents

El素子、照明装置、ディスプレイ装置、および液晶ディスプレイ装置 Download PDF

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本発明はEL素子、照明装置、ディスプレイ装置、および液晶ディスプレイ装置に関し、特に光の取り出し効率の好適な技術に関する。
従来、例えば、照明装置、ディスプレイ装置、および液晶ディスプレイ装置等の光源や表示部として、EL(Electro-Luminescence)素子が用いられている。
EL素子は、例えば、蛍光有機化合物を含む発光層を陽極と陰極とで挟んだ発光構造体を、透光性基板の片側上に設けて構成される。
このような発光構造体は、陽極と陰極の間に直流電圧を印加し、発光層に電子及び正孔を注入して再結合させることにより、励起子を生成し、この励起子が失活する際の光の放出を利用して発光する。このため発光構造体の電極は、少なくとも光取り出し側の電極が透明電極で形成され、発光層からの光は、この透明電極と透光性基板とを通して外部に出射される。
このようなEL素子においては、発光層から放出された光が透光性基板から射出される際に、一部の光が透光性基板と透明電極との界面で全反射することにより、外部に出射されず、光量損出が生じるという問題があった。このような光量損出が発生するEL素子における光の外部取り出し効率は、一般に20%程度とされている。したがって、光取り出し効率を改善させるためには、透光性基板と透明電極との界面での全反射を抑制させることが最も効果的である。例えば特許文献1では、電極、EL層、高屈折率層、および透光体がこの順に配置されてなるEL素子において、高屈折率層および透光体のそれぞれの光取り出し面側に、光散乱機能を有する層を設けることが提案されている。また特許文献2では、透光性基板と、陽極と陰極との間に介在する発光層が備えられた有機EL層を有する有機EL素子と、前記透光性基板の他表面側に設けられた前記有機EL素子から放射された光の前記他表面での反射を抑制する凹凸構造部とを備えた発光装置が提案されている。
特開2006−286616号公報 特開2013−12500号公報
EL照明の特徴の一つに従来の白熱電球や蛍光管と比較し発熱量が少ない点があるが、多少の発熱はあり、この発熱によりEL素子は劣化するため、発熱量を低減したいという要求があった。また、発光層からの光の取り出し効率をさらに向上するとともにより一層の発熱量低減が課題となっている。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、光の取り出し効率をさらに向上するとともにEL素子における発熱の影響を低減するという目的を達成しようとするものである。
本発明の一態様は、少なくとも一方が透明電極からなる電極対と該電極対に挟まれた発光層とを有する発光構造体と、透光性基板と、該透光性基板の一方の表面に形成されたプリズムレンズ層とを有するEL素子用基板とを備え、厚み方向に、前記透明電極、前記プリズムレンズ層、および前記透光性基板が順に配置され、前記プリズムレンズ層は、光透過性を有する屈折率調整粒子と光透過性を有するバインダーとが配合されて屈折率が前記透光性基板の屈折率よりも高く設定された母材部を有し、前記プリズムレンズ層には、複数の筋状のプリズムが少なくとも互いに60°を為して交差する3方向に延在して設けられ、前記筋状のプリズムが熱伝達路となる幅寸法が大きく設定されたものを含むEL素子である。
本発明のEL素子は、前記プリズムレンズ層において、熱伝達路となる幅寸法が大きく設定された前記筋状のプリズムが周期的に設けられることが好ましい。
本発明のEL素子は、前記発光構造体が、独立に駆動可能な複数の画素を形成していることが好ましい。
本発明の照明装置は、上記に記載されたEL素子を照明光源として備える。
本発明のディスプレイ装置は、上記に記載されたEL素子を表示部として備える。
本発明の他のディスプレイ装置は、液晶を用いた画素表示素子と、該画像表示素子の背面に配置された上記に記載されたEL素子とを備える。
本発明の液晶ディスプレイ装置は、液晶を用いた画像表示素子と、該画像表示素子の背面に配置された本発明の照明装置とを備える。
本発明のEL素子用基板は、少なくとも一方が透明電極からなる電極対と該電極対に挟まれた発光層とを有する発光構造体が配置されたEL素子を形成するEL素子用基板であって、
透光性基板と、該透光性基板の一方の表面に形成され前記有機EL素子から放射された光の前記表面での反射を抑制するプリズムレンズ層とを有し、
前記プリズムレンズ層は、光透過性を有する屈折率調整粒子と光透過性を有するバインダーとが配合されて屈折率が前記透光性基板の屈折率よりも高く設定された母材部を有するとともに、
前記プリズムレンズ層には、筋状とされる複数のプリズムが少なくとも交差する方向に延在して設けられることにより、プリズムレンズ層によって、有機EL素子から発生した熱を効率よく伝達して外部に放出することができるため、光の取り出し効率をさらに向上するとともにEL素子における発熱の影響を低減することが可能となる。
本発明によれば、光の取り出し効率をさらに向上するとともにEL素子における発熱の影響を低減することができるという効果を奏することが可能となる。
本発明に係るEL素子の第1実施形態を示す模式断面図である。 本発明に係るEL素子の第1実施形態におけるプリズムレンズ層を示す模式断面図である。 本発明に係るEL素子の第1実施形態におけるプリズムレンズ層を示す模式平面図である。 本発明に係るEL素子の第2実施形態を示す模式断面図である。 本発明に係るEL素子の第3実施形態におけるプリズムレンズ層を示す模式平面図である。 本発明に係るEL素子の第4実施形態におけるプリズムレンズ層を示す模式断面図である。 本発明の実施の形態に係る有機EL表示装置を概略的に示す平面図である。 本発明に係る照明装置の第5実施形態を示す平面図である。 本発明に係るディスプレイ装置の第6実施形態を示す平面図である。 本発明に係る液晶ディスプレイ装置の第7実施形態を示す模式断面図である。
以下、本発明に係るEL素子の第1実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態におけるEL素子を示す模式断面図であり、図において、符号11は、EL素子である。
はじめに、本実施形態のEL素子11は、例えば、発光手段として照明装置に備えられ、あるいはEL素子が画素駆動されるようにディスプレイ装置に備えられ、あるいは画像表示素子の背面に配設して液晶ディスプレイ装置に備えられて使用される。また、液晶ディスプレイ装置においては、本実施形態のEL素子を発光手段として備えた照明装置を画像表示素子の背面に配設して構成してもよい。
図7は、本実施形態に係る有機EL表示装置を概略的に示す平面図である。
図7に示すように、有機EL表示装置は、有機ELパネルDPと、映像信号線ドライバXDRと、走査信号線ドライバYDRとを含んでいる。有機ELパネルDPは、マトリクス状に設けられた複数の画素PXを有している。各画素PXは、互いに隣合って配置された赤色を発光する有機EL素子OLEDを含んだ赤副画素PXR、緑色を発光する有機EL素子OLEDを含んだ緑副画素PXG及び青色を発光する有機EL素子OLEDを含んだ青副画素PXBを有している。
有機ELパネルDPは、ガラス基板などの絶縁性の基板SUBを含んでいる。基板SUB上には、アンダーコート層UCが形成されている。
アンダーコート層UC上では、チャネル層SCが配列している。各チャネル層SCは、例えば、p型領域とn型領域とを含んだポリシリコン層である。チャネル層SCは、ゲート絶縁膜GIで被覆されている。ゲート絶縁膜GIは、例えばTEOS(tetraethyl orthosilicate)などを用いて形成することができる。
ゲート絶縁膜GI上には、走査信号線SL及びゲート電極G等が形成されている。走査信号線SLは、各々が後述する画素PXの行方向(第1方向X)に延びており、画素PXの列方向(第2方向Y)に配列している。走査信号線SLは、例えばMoWなどからなる。ゲート電極Gは、チャネル層SCと交差しており、これら交差部は駆動トランジスタDRを構成している。なお、この例では、駆動トランジスタDRは、トップゲート型のTFT(薄膜トランジスタ)である。
ゲート絶縁膜GI、走査信号線SL及びゲート電極Gは、層間絶縁膜IIで被覆されている。層間絶縁膜II上には、映像信号線VLが形成されている。映像信号線VLは、各々が第2方向Yに延びており、第1方向Xに配列している。走査信号線SL及び映像信号線VLは、赤副画素PXR、緑副画素PXG及び青副画素PXBに接続されている。
層間絶縁膜II上には、ソース電極SE及びドレイン電極DEがさらに形成されている。ソース電極SE及びドレイン電極DEは、層間絶縁膜II及びゲート絶縁膜GIに設けられたコンタクトホールを介してチャネル層SCのソース領域及びドレイン領域にそれぞれ接続されている。ソース電極SE及びドレイン電極DEは、画素PXが含む素子間の接続に利用されている。
映像信号線VLとソース電極SEとドレイン電極DEとは、パッシベーション膜で被覆されている。パッシベーション膜上では、画素電極(透明電極)4が配列している。各画素電極4は、パッシベーション膜に設けたコンタクトホールを介して、駆動トランジスタDRのドレイン電極に接続されている。
パッシベーション膜上には、さらに、隔壁絶縁層が形成されている。画素電極PE上には、活性層として、発光層を含んだ有機物層が形成されている。発光層は、例えば、発光色が赤色、緑色、又は青色のルミネセンス性有機化合物を含んだ薄膜である。この有機物層は、発光層に加え、ホール注入層/ホール輸送層、電子輸送層、電子注入層などもさらに含むことができる。
対向電極CEは、画素PX間で互いに接続された電極,すなわち共通電極である。また、この例では、対向電極CEは、陰極であり且つ光透過性の全面電極である。
各々の有機EL素子OLEDは、画素電極PEと、有機物層と、対向電極とを含んでいる。各副画素PXR、PXG、PXBは、駆動トランジスタDR及び有機EL素子等を含んでいる。
この実施の形態において、各副画素PXR、PXG、PXBは、第2方向Yに延出しストライプ状(第2方向Yに長軸を持った矩形状)に形成されている。
本実施形態に係るEL素子11は、図1に示すように、ガラス基板10を備え、ガラス基板10と反対側から、対向基板1、発光構造体5、およびEL素子用基板8がこの順に積層された構成を有する。
対向基板1は、後述するEL素子用基板8に対向して配置され、後述する発光構造体5をEL素子用基板8との間に挟持する板状またはシート状の部材である。
対向基板1の材質は、適度な機械的強度を有して発光構造体5を支持することができ、例えば、水分や外気などから発光構造体5を保護することができるものであれば、特に限定されない。
発光構造体5は、対向基板1上に配置された対向電極2と、対向基板1に対向するEL素子用基板8の表面に配置された透明電極4と、対向電極2および透明電極4の間に挟持された発光層3とで構成される。
発光構造体5は、電極対を構成する透明電極4と対向電極2とに電圧を印加することにより発光層3がEL発光するものであり、従来公知のさまざまな構成を採用することができる。
対電極2および透明電極4の極性は特に限定されないが、本実施形態では、発光層3で発生した光をEL素子用基板8側に出射するため、少なくとも透明電極4は良好な透光性を有する電極とする必要がある。
透明電極4に好適な材料の例としては、例えば、ITO(酸化インジウムスズ)、IZO(インジウム亜鉛)などの例を挙げることができる。透明電極4の材料としてITOを用いる場合には、透明電極4は陽極とすることが好ましい。
対向電極2の材料としては、対向電極2では透光性の有無や程度が問われないため、導電性が良好な適宜の金属材料、例えば、アルミニウム、銀、銅などを採用することができる。
EL素子用基板8側に向かう光を増大させるためには、対向電極2の材料は、反射率が高い材料を用いることが好ましい。
発光層3は、例えば、白色発光層とすることができる。この場合には、透明電極4をITO、対向電極2をアルミニウムとし、透明電極4側から対向電極2に向かって、CuPc(銅フタロシアニン)/α‐NPDにルブレン1%ドープ/ジナクチルアントセランにペリレン1%ドープ/Alq3/フッ化リチウムが、この順に積層された構成を採用することができる。
ただし、発光層3の構成は、これに限定するものではなく、発光層3から射出する光線の波長をR(赤色)、G(緑色)、B(青色)とすることのできる適宜材料を用いた任意の構成を採用することが可能である。
EL素子用基板8は、発光構造体5を対向基板1と反対側から覆うことにより、発光構造体5を保護するとともに、発光層3で発生して透明電極4を透過した光を、外部に取り出すための透光性の板状部材である。
本実施形態では、EL素子用基板8は、透明電極4の屈折率よりも低い屈折率nを有する透光性基板7と、透光性基板7上に積層して形成され、発光層3と反対側の透明電極4の表面に密着して配置されたプリズムレンズ層6とを備える。
プリズムレンズ層6は、図2に示すように、透明電極4との界面における全反射と、透光性基板7との界面における全反射とを起こりにくくすることにより、発光構造体5で発生した光に関して、透明電極4から透光性基板7への取り出し効率を向上させるために設けられた光透過性の層状部である。プリズムレンズ層6は図1に模式的に示すように、レンズ層6AとOC層(オーバーコート層)6Bとを備える。
プリズムレンズ層6は、透明電極4との界面において平坦性が劣ると、透明電極4の電気特性に問題が生じたり、電極間のショートが発生したりするおそれがあり好ましくない。OC層6Bを設けることによりこのような不具合を確実に防止することが可能となる。OC層6Bを形成する材料としては、透明電極4およびレンズ層6Aのそれぞれの屈折率に近い樹脂材料を採用することができる。特に好ましいのはレンズ層6Aのバインダーマトリックスと同じ材料としてOC層6Bを構成することである。
レンズ層6Aは、光透過性を有するバインダーと屈折率調整用粒子とが配合されることにより、屈折率が一定値nBHに調整されている。この屈折率nBHの大きさは、発光構造体5で発光した光が、透明電極4との界面および透光性基板7との界面に少なくとも一方において、全反射しにくくなる適宜値に設定する。ただし屈折率nBHが透光性基板7の屈折率n以下であると、透光性基板7との界面では全反射はしないが、透明電極4との界面での全反射が増大してしまう。このため、屈折率nBHは、少なくとも透光性基板7の屈折率nよりも高い屈折率に設定する必要がある。
レンズ層6Aは、図2、図3に示すように、断面三角形とされる斜面61a,61bを有する筋状のプリズム61と、同様に、断面三角形とされる斜面62a,62bを有する筋状のプリズム62とが、x方向とy方向との二方向に、それぞれ延在しており、これらプリズム61とプリズム62とがクロスされた配置となっている。
発光構造体5で発生した光がプリズム斜面に入射したとき一部はプリズム61,62から透光性基板7へ抜け、一部は反射し他の斜面に入射するものと、発光構造体5の方向へ戻り金属電極により反射され戻ってくる成分がある。戻ってきた成分の中には反射の際に角度が変わり再度プリズム斜面に入射することにより取り出せる角度に変化する成分がある。このため、レンズ層6Aを配置していない場合には全反射により取り出せない光もレンズ層6Aを設けることにより取り出すことが可能となる。つまり、レンズ層6Aを設けることにより発光構造体5からの光の取り出し効率を向上させることが可能となる。
レンズ層6Aは、また、図3に示すように、プリズム61よりも幅寸法の大きな断面三角形とされる斜面63a,63bを有する筋状のプリズム63と、同様に、断面三角形とされる斜面64a,64bを有する筋状のプリズム64とが、x方向とy方向との二方向に、それぞれ延在して、プリズム61、62よりもプリズム63,64のピッチが大きくなうように配置されている。具体的には、プリズム63,64が、4本のプリズム61、62を間に挟むように設定することができる。もちろん、プリズム61、62よりもプリズム63,64のピッチが大きければ限定されることはなく、適宜変更することが可能である。幅寸法の大きなプリズム63,64は、後述するように熱伝達路となる。
レンズ層6Aに含有されるバインダーおよび屈折率調整用粒子の材質としては、レンズ層6Aの屈折率nBHが、少なくとも透光性基板7の屈折率nよりも高い屈折率となるように調整可能であれば、特に限定されない。バインダーに好適な材料の例としては、電離放射線硬化樹脂、熱硬化樹脂のどちらでもよく、樹脂材料の例としては、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、スチレン系樹脂、アクリル/スチレン系の共重合樹脂などを挙げることができる。
バインダーとして電離放射線硬化樹脂を選択し、かつ、硬化させる際に電離放射線として紫外線を用いる場合には、ハードコート層形成用塗液に光重合開始剤を加えることが好ましい。
この光重合開始剤としては、公知の光重合開始剤を用いることができるが、バインダーを形成する材料(以下、バインダーマトリックス形成材料)にあったものを用いることが好ましい。光重合開始剤としては、例えば、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンジルメチルケタールなどのベンゾインとそのアルキルエーテル類等を用いることができる。
光重合開始剤の使用量は、バインダーマトリックス形成材料に対して0.5重量部以上20重量部以下が好ましく、1重量部以上5重量部以下が好ましい。
レンズ層6Aに含有される屈折率調整用粒子として好適な材料の例としては、例えば、ZrO(酸化ジルコニア)、TiO(酸化チタン)、ZnO(酸化亜鉛)等の金属酸化物を挙げることができる。中でも、ZrO、TiOは屈折率の高さ、化学的安定性、粒径の点で屈折率調整用粒子の材料として好ましい。特に可視領域における光の吸収の少なさでZrOが好ましい。屈折率調整用粒子6bは、これらの粒子のうちの1種を用いてもよいし、2種以上を混合して用いてもよい。
レンズ層6Aは、上述したように、光透過性を有するバインダーと屈折率調整用粒子とを配合した電離放射線硬化樹脂や熱硬化樹脂を用いて、射出成形や押し出し成型、UV成形法などで成形することによって形成することができる。本実施形態におけるレンズ層6Aについては、例えば、予め形成した金型に材料を流し込み凝固させることにより成形することが可能である。
透光性基板7は、図1に示すように、発光構造体5の方からレンズ層6Aを透過した光を、ガラス基板10に向けて透過する板状またはシート状の部材である。
透光性基板7の材質は、ガラス基板10よりも屈折率が高く、透過率が良好であり、耐熱温度に応じて適宜透光性材料を採用することができる。
透光性基板7に好適に用いることができる材料の例としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリイミド、ポリエーテルスルホン(PES)、ポリカーボネート(PC)等のフィルムを挙げることができる。また、透光性基板7は、プラスチック基板に限らす、無アルカリガラス基板や高屈折率ガラス基板などのガラス基板を用いてもよい。
ガラス基板10はレンズ層6Aと反対側の透光性基板7の表面に、透明な接着剤や粘着材などからなる貼合層9を介して、貼り合わされている。貼合層9の材質としては、例えば、アクリル系の接着剤や粘着剤などを採用することができる。
また透光性基板7にガラス基板を用いた場合にはガラス基板10は設けないことが好ましい。
本実施形態のレンズ層6Aにおいては、筋状とされる複数のプリズム61〜64が少なくとも交差する二方向であるxy方向に延在して設けられた配置となっている。一方向のプリズム構造に比較し、EL素子自体の発熱を低減させることができる。二方向にすることにより熱が拡散し、パネルエッジに熱を逃がすことが可能となる。またプリズム61〜64のピッチおよび深さ方向の比率を変更させることにより発熱を低減させることができる。
本実施形態のレンズ層6Aにおいては、筋状とされる複数のプリズム61〜64のピッチおよび深さ方向の比率を一定値とせず、変化させている。具体的には、プリズム61に比べてプリズム63のピッチは大きくなるよう設定され、同時に、プリズム61に比べてプリズム63の深さ方向寸法、つまり、三角形の断面形状を有するプリズム63では、その幅寸法の比率が大きくなるように設定されている。
同様に、プリズム62に比べてプリズム64のピッチは大きくなるよう設定され、プリズム62に比べてプリズム64の深さ方向寸法、つまり、三角形の断面形状を有するプリズム64では、その幅寸法の比率が大きくなるように設定されている。
また、プリズム61〜64は、いずれも、隣り合うプリズムと離間するように配置されており、交差した筋状のプリズム61〜64どうしによって輪郭が形成される矩形の領域は、基板主面と平行な平面状態とされている。
これによりレンズ層6Aの表面積を増大させることができる。このようにレンズ層6Aの表面積を大きくすることにより接触(隣接)している発光構造体5で発熱した熱を容易に逃がすことが可能となり、EL素子としての発熱を低減させることができる。
特に、レンズ層6Aにおいて、その面内方向において、2つの異なる方向にプリズム61〜64が延在するように設けられていることにより、EL素子の面内方向に熱を逃がしやすくすることができる。
本実施形態のEL素子11において深さ方向(厚さ方向)への熱は逃げにくいため、2つの異なる方向にプリズム61〜64が延在するように設けることで、パネルエッジに熱を逃がしやすくすることができる。また加工時の寸法精度を維持する、等の適正からもプリズム61〜64における深さ方向寸法が小さいほうが好ましい。
さらに、プリズム61〜64における深さ方向寸法が小さいほうがOC層6Bを積層しやすいため、プリズム61〜64における深さ方向寸法は、好ましい状態に表面積を増大できる範囲でなるべく小さく設定するほうが好ましい。
以下、本発明に係るEL素子の第2実施形態を、図面に基づいて説明する。
図4は、本実施形態におけるEL素子11を示す模式断面図である。
本実施形態において上述した第1実施形態と異なるのはガラス基板10に関する点であり、これ以外の対応する構成要素に関しては、同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施形態においては、図4に示すように、透光性基板7、ガラス基板10と貼合層9が排除されており、フレキシブル化したEL素子11とされている。
本実施形態のように透光性基板7、ガラス基板10を取り除いた場合、バリア層が必要となるため最表面にバリアフィルム20を積層している。
本実施形態においては、バリアフィルムに直接レンズ層6Aを形成してよいし、アンカー層を積層し、その後レンズ層6Aを形成してもよい。
アンカー層としては、例えば、アクリレート樹脂、アクリルアクリレート樹脂、ウレタンアクリレート樹脂等が挙げられ、さらに添加剤としてシリコーンカップリング剤やシリカ粒子添加したものが例示できる。
以下、本発明に係るEL素子の第3実施形態を、図面に基づいて説明する。
図5は、本実施形態におけるEL素子のレンズ層6Aを示す平面図である。
本実施形態において上述した第1および第2実施形態と異なるのはプリズムの配置に関する点であり、これ以外の対応する構成要素に関しては、同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施形態のレンズ層6Aにおいては、異なる3方向にプリズム65a〜66cが配置されて交差している。
詳細には、レンズ層6Aは、プリズム61〜64と同様に、図5に示すように、断面三角形とされる筋状のプリズム65aと、同様に、断面三角形とされる筋状のプリズム65bと、断面三角形とされる斜面を有する筋状のプリズム65cとが、互いに60°を為して交差する3方向に、それぞれ延在しており、これらプリズム65a〜65cがクロスされた配置となっている。
本実施形態のレンズ層6Aは、また、図5に示すように、プリズム65aよりも幅寸法の大きな断面三角形とされる筋状のプリズム66aと、同様に、プリズム65bよりも幅寸法の大きな断面三角形とされる筋状のプリズム66bと、プリズム65cよりも幅寸法の大きな断面三角形とされる筋状のプリズム66cとが、3方向に、それぞれ延在して、プリズム65a〜65cよりもプリズム66a〜66cのピッチが大きくなるように配置されている。具体的には、プリズム66a〜66cが、3本のプリズム65a〜65cを間に挟むように設定することができる。もちろん、プリズム65a〜65cのピッチよりもプリズム66a〜66cのピッチが大きければ限定されることはなく、適宜変更することが可能である。
本実施形態のレンズ層6Aにおいては、このような配置となっている。一方向のプリズム構造、あるいは二方向のプリズム構造に比較して、EL素子自体の発熱を低減させることができる。3方向にすることにより熱が拡散し、パネルエッジにより一層容易に熱を逃がすことが可能となる。またプリズム65a〜66cのピッチおよび深さ方向の比率を変更させることにより発熱を低減させることができる。
本実施形態のレンズ層6Aにおいては、筋状とされる複数のプリズム65a〜66cのピッチおよび深さ方向の比率を一定値とせず、変化させている。具体的には、プリズム65aに比べてプリズム66aのピッチは大きくなるよう設定され、プリズム65aに比べてプリズム66aの深さ方向寸法、つまり、三角形の断面形状を有するプリズム66aの幅寸法の比率が大きくなるように設定されている。
同様に、プリズム65bに比べてプリズム66bのピッチは大きくなるよう設定され、プリズム65bに比べてプリズム66bの深さ方向寸法、つまり、三角形の断面形状を有するプリズム66bの幅寸法の比率が大きくなるように設定されており、プリズム65cに比べてプリズム66cのピッチは大きくなるよう設定され、プリズム65cに比べてプリズム66aの深さ方向寸法、つまり、三角形の断面形状を有するプリズム66cの幅寸法の比率が大きくなるように設定されている。
幅寸法の大きなプリズム66a〜66cは、プリズム63,64と同様に熱伝達路となる。
これによりレンズ層6Aの表面積を増大させることができる。このようにレンズ層6Aの表面積が大きくすることにより接触(隣接)している発光構造体5で発熱した熱を容易に逃がすことが可能となり、EL素子としての発熱を低減させることができる。
特に、レンズ層6Aにおいて、その面内方向において、3つの異なる方向にプリズム65a〜66cが延在するように設けられていることにより、EL素子の面内方向に熱を逃がしやすくすることができる。
本実施形態のEL素子において深さ方向(厚さ方向)への熱は逃げにくいため、2つの異なる方向にプリズム65a〜66cが延在するように設けることで、パネルエッジに熱を逃がしやすくすることができる。また加工時の寸法精度を維持する、等の適正からもプリズム65a〜66cにおける深さ方向寸法が小さいほうが好ましい。
さらに、プリズム65a〜66cにおける深さ方向寸法が小さいほうがOC層6Bを積層しやすいため、プリズム65a〜66cにおける深さ方向寸法は、好ましい状態に表面積を増大できる範囲でなるべく小さく設定するほうが好ましい。
本実施形態においても、レンズ層6Aを設けることにより発光構造体5からの光の取り出し効率を向上させることと、温度上昇を抑えて長寿命化の可能なEL素子を提供することが可能となる。
なお、本実施形態において、幅寸法の大きなプリズム66a,66b,66cが互いに、交差して、正六角形およびこの正六角形の一辺と位置する一辺を有する正三角形によって全領域を占有するような平面位置として構成されているが、これ以外にも、必要な熱伝導性と光取り出し効率を維持できる状態であれば、この交差位置関係に限定されるものではない。
以下、本発明に係るEL素子の第4実施形態を、図面に基づいて説明する。
図6は、本実施形態におけるEL素子のレンズ層6Aを示す平面図である。
本実施形態において上述した第1〜第3実施形態と異なるのはレンズ層6Aの積層位置に関する点であり、これ以外の対応する構成要素に関しては、同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施形態のプリズムレンズ層6においては、図6に示すように、OC層6Bを削除し、発光構造体5、透明電極4、透光性基板7、レンズ層6Aとして積層される。
この場合、レンズ層6Aを透光性基板7に積層し、透明電極4を透光性基板7のレンズ層6Aが積層してある面と逆面に直接積層する。この場合、貼合層9との間に空気層が存在し、放熱効果が助長できる。
以下、本発明に係る照明装置70の第5実施形態を、図面に基づいて説明する。
図8は、本実施形態における照明装置70におけるEL素子11の配置を示す平面図である。
本実施形態の照明装置70においては、平面視矩形のEL素子11が複数隣接して設けられており、発光構造体5が独立に駆動可能な複数の画素を形成して、照明光源として備えるこ。
本実施形態のEL素子11の全面には、図3や図5に示したような交差するプリズムが設けられたプリズムレンズ層6が設けられ、このレンズ層6を有するEL素子11が複数並べられて配置される。隣り合うレンズ層6の設けられた領域同士は、互いに離間した状態とすることもでき、また、レンズ層6を一体として連続させ、独立した発光構造体5を並列に配置することもできる。
特に、レンズ層6を一体として連続した場合に、照明装置70前側表面付近で、プリズムが照明装置70の縁部まで連続しているので効率よく廃熱をおこなうことができる。またレンズ層6を一体として連続することで、照明装置70としての面内発光の均一性を維持することができる。
以下、本発明に係るディスプレイ装置71の第6実施形態を、図面に基づいて説明する。
図9は、本実施形態におけるEL素子11の配置を示す平面図である。
本実施形態のディスプレイ装置71においては、発光構造体5が独立に駆動可能な複数の画素を形成したEL素子11を表示部として備える。
複数の発光構造体5は、縦横に複数行列状に配置されて、これらを包括するように図3や図5に示したような交差するプリズムが連続して設けられたプリズムレンズ層6がEL素子11全面に設けられている。
このように、プリズムレンズ層6がEL素子11全面に設けられていることにより、ディスプレイ装置71では、プリズムがディスプレイ装置71の縁部まで連続しているので、プリズムを介して複数の発光構造体5から効率よく廃熱をおこなうことができる。また、プリズムレンズ層6がEL素子11全面に設けられていることにより、ディスプレイ装置71としての面内発光の均一性を維持することができる。
以下、本発明に係る液晶ディスプレイ装置72の第7実施形態を、図面に基づいて説明する。
図10は、本実施形態におけるEL素子11の配置を示す断面図である。
本実施形態においては、液晶ディスプレイ装置72として、液晶パネル73(画像表示素子)、および本実施形態のEL素子11を備える。液晶パネル73は、液晶を用いた画像表示素子であり、詳細構成の図示は省略するが、公知の種々の構成を採用することができる。液晶パネル73に好適な構成の例としては、例えば、平面視矩形状に配列された画素における光透過率を、偏光板に挟まれた液晶層の偏光状態を画素ごとに独立して制御することにより変化させて、画像表示を行う構成が可能である。この場合、液晶層の偏光状態は、画素ごとに配置された図示略の電極によって、画像信号に応じた電界を印加することにより制御される。
EL素子11は、本実施形態では、液晶パネル73の背面に配置され、液晶パネル73を背面から照明するための発光手段であり、液晶ディスプレイ装置72における照明装置を構成している。
このため、EL素子11は、レンズ層6により、均一な照明光を液晶パネル73に照射できればよい。本実施形態では、単一のEL素子11を設けているが、独立に発光可能な複数の発光画素を有していてもよい。一発光画素における構成を示している。
このように、プリズムレンズ層6が液晶パネル73の背面でEL素子11全面に設けられていることにより、液晶ディスプレイ装置72では、プリズムが液晶ディスプレイ装置72の縁部まで連続しているので、プリズムを介して発光構造体5から効率よく廃熱をおこなうことができる。また、プリズムレンズ層6がEL素子11全面に設けられていることにより、液晶ディスプレイ装置72としての面内発光の均一性を維持することができる。
以下、本発明にかかる実施例を説明する。
(実施例1)
実施例1としてのEL素子は、以下のように作製した。
透光性基材7としてポリエチレンテレフタレートフィルム(東洋紡績株式会社製、屈折率n:1.60)を用いた。
レンズ層6のバインダーマトリックス形成材料としてはUV硬化型樹脂(株式会社ADEKA製)と、光重合開始剤(BASF製)、高屈折率微粒子としてジルコニア分散体(株式会社ソーラー製)を用意した。これらを適宜配合し、塗液Aを形成した。
プリズム形状に切削したシリンダー金型を使用し塗液Aを塗布したシートを搬送しながらUV光をPETフィルム側から露光することにより、UV硬化型樹脂が硬化し、その後、金型からPETフィルムを離型することにより所望の形状を有するレンズ層6となる構造層を作製した。
次に、このレンズ層6AにマイクログラビアコーターにてOC層6Bを積層し、EL素子として評価を行うため、得られたEL素子用基板8のOC層6Bに透明電極4として、ITOを製膜し、さらに発光層3、対向電極2を形成して、対向基板1を貼り合せて、実施形態1と同様なEL素子を得た。
(実施例2)
実施例1を基準として、屈折率nBHを変化させて同様にEL素子を得た。
(実施例3)
実施例1を基準として、屈折率nBHと、プリズム深さ(厚さ方向寸法)を変化させて同様にEL素子を得た。
(実施例4)
実施例2を基準として、プリズム深さ(厚さ方向寸法)と、プリズムピッチを変化させて同様にEL素子を得た。
(比較例1)〜(比較例4)
同様に比較例を作製した。
これらの詳細を表1に示す。
なお塗液は屈折率を制御するためにそれぞれ設定した。またクロスとは、2方向の筋状のプリズムを設けたことを意味する。
また、プリズム61,62の深さを「プリズム深さ(小)」、プリズム63,64の深さを「プリズム深さ(大)」とし、プリズム61,62のピッチを「プリズムピッチ(小)」、プリズム63,64のピッチを「プリズムピッチ(大)」としている。
Figure 0006676872
これらのEL素子に対して、次のようなレンズ層の取り出し効率、放熱に対する評価試験をおこなった。この結果を表1も示す。
「光取り出し効率」評価
光取出し効率の評価は、各実施例、各比較例のEL素子を発光させた際の全光束と、レンズ層を削除した比較用EL素子の全光束とを測定し、比較用のEL素子の全光束に対する光束の増加率による相対評価を行った。
全光束の測定は、積分球を用いた全光束測定器であるLMS−400(商品名:labsphere社製)を用いて行った。
評価結果は、表1の(効率)欄に、光束の増加率が20%以上の場合には「◎」、5%以上20%未満の場合には「○」、5%未満の場合には「×」と記載した。
「放熱」
放熱の評価は、各実施例、各比較例のEL素子を発光させ、所定時間点灯状態を維持した後に、パネル表面の温度を測定して評価した。
評価結果は、表1の(放熱)欄に、レンズ層を削除した比較用ELパネルと比較し、パネル全面が均一に発熱が低減した場合を「◎」、発熱が低減されている場合を「○」、発熱に変化を生じない場合を「×」と記載した。
これらの結果から、本発明における実施例1〜3のEL素子にあっては、比較例1〜例4のEL素子と比較して、光取り出し効果を向上させるとともに発熱を低減させることが可能であることがわかる。
本発明の活用例として、薄く熱くならない照明を実現できるため、スタンドライトなどに用いた際に、やけどのおそれなどのない安全な照明を提供でき、また熱の偏在に起因する明るさムラもない質の高い照明を実現できる。また、このような特性から様々なインテリア照明や、また薄くて軽いという特性から自動車などの室内空間などにも用いることができる。
1…対向基板
2…対向電極
3…発光層
4…透明電極
5…発光構造体
6…
6A…レンズ層
6B…OC層
61〜64,65a〜66c…プリズム
61a〜64b…斜面
7…透光性基板
8…EL素子用基板
9…貼合層
10…ガラス基板
20…バリア層

Claims (7)

  1. 少なくとも一方が透明電極からなる電極対と該電極対に挟まれた発光層とを有する発光構造体と、
    透光性基板と、該透光性基板の一方の表面に形成されたプリズムレンズ層とを有するEL素子用基板と、
    を備え、
    厚み方向に、前記透明電極、前記プリズムレンズ層、および前記透光性基板が順に配置され、
    前記プリズムレンズ層は、光透過性を有する屈折率調整粒子と光透過性を有するバインダーとが配合されて屈折率が前記透光性基板の屈折率よりも高く設定された母材部を有し、
    前記プリズムレンズ層には、複数の筋状のプリズムが少なくとも互いに60°を為して交差する3方向に延在して設けられ、
    前記筋状のプリズムは、熱伝達路となる幅寸法が大きく設定されたものを含む、
    EL素子。
  2. 前記プリズムレンズ層において、熱伝達路となる幅寸法が大きく設定された前記筋状のプリズムが周期的に設けられている、
    請求項1記載のEL素子。
  3. 前記発光構造体が、独立に駆動可能な複数の画素を形成している、
    請求項1記載のEL素子。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載のEL素子を照明光源として備える照明装置。
  5. 請求項1から3のいずれか一項に記載のEL素子を表示部として備えるディスプレイ装置。
  6. 液晶を用いた画素表示素子と、
    該画像表示素子の背面に配置された請求項1から3のいずれか一項に記載のEL素子と、
    を備える、
    液晶ディスプレイ装置。
  7. 液晶を用いた画像表示素子と、
    該画像表示素子の背面に配置された請求項4に記載の照明装置と、
    を備える、
    液晶ディスプレイ装置。
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