JP6675485B2 - 回転レーザのコーンエラーを検査する方法 - Google Patents

回転レーザのコーンエラーを検査する方法 Download PDF

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Description

本発明は、請求項1の前提部に従って回転レーザのコーンエラーを検査する方法に関する。
目標面に向けて水平、鉛直又は対角的に走るレーザマークの表示、又は、水平高さ、垂直線、アライメント及び垂直点の決定或いは検査等のレベル合わせやマーク付けの仕事のために、屋内及び屋外で回転レーザが使用されている。回転レーザは、水平位置や鉛直位置として選択された種々の装置位置にて配置可能であり、これにより、水平位置で使用されるだけの水平に使用可能な回転レーザと、水平位置及び鉛直位置で使用される水平及び鉛直に使用可能な回転レーザとに区別される。水平に使用可能な回転レーザは装置軸線としての第1水平軸線及び第2水平軸線を有し、これら水平軸線は互いに対して垂直に走り、水平面を広げる。水平及び鉛直に使用可能な回転レーザは、第1及び第2水平軸線に加えて装置軸線としての鉛直軸線を有し、該鉛直軸線は第1及び第2水平軸線の水平面に対して垂直に走る。
作動中、回転レーザの正確さを確実なものにするため、その正確さは定期的に検査されなければならず、装置製造者によって規定された最大の差異を超えたなら、回転レーザは較正されなければならない。これにより、回転レーザの正確さは全ての装置軸線について検査される。水平軸線を検査及び/又は較正し、そして、鉛直軸線を検査及び/又は較正する方法は公知である。水平に使用可能な回転レーザにとって、第1及び第2水平軸線は連続して検査され、検査の順序は任意である。水平及び鉛直に使用可能な回転レーザにとっては、第1及び第2水平軸線が検査された後に、鉛直軸線の検査が実施される。
規定状態への装置軸線の方向付けは回転レーザの水平化装置によってもたらされる。水平位置での回転レーザの規定状態は水平状態として参照され、そして、鉛直位置では鉛直状態として参照される。水平化装置は、第1規定状態に第1水平軸線を方向付ける第1水平化ユニット、第2規定状態に第2水平軸線を方向付ける第2水平化ユニットと含み、鉛直に使用可能な回転レーザにとっては、第3規定状態に鉛直軸線を方向付ける第3水平化ユニットが存在する。各水平化ユニットは、装置軸線の傾斜を測定する傾斜センサと、装置軸線の傾斜を調整可能にする調整要素とを含む。理想的には、傾斜センサは、割り当ての装置軸線と平行に方向付けられている。傾斜センサが割り当ての装置軸線と平行でないなら、装置軸線は傾斜エラーを有することになる。
傾斜センサと装置軸線との間の偏差の他に、回転レーザの正確さを害する付加的なエラーも生じ得る。これらエラーは回転レーザのコーンエラーを含み、該コーンエラーは回転軸線に対する偏向レンズの傾斜によってもたらされる。従来技術の回転レーザの大部分では、操作員によって回転レーザのコーンエラーを検査できない。大部分の回転レーザにとってコーンエラーの検査は装置の製造者側にて較正保守点検の一部として実行される。操作員によりコーンエラーの検査がなされる回転レーザは、Sokkia TRIAX UL-300の回転レーザ及びTopcon RL-100 1Sの回転レーザを含む。コーンエラーの検査手順は、水平軸線の検査、そして、適用可能ならば較正の後に実施される。コーンエラーの検査は、水平位置の回転レーザにおいて、第1測定面と平行な第2測定面との間にて回転するレーザ光を用いてなされる。回転レーザは、第2測定面に対して種々の測定距離の第1空間的位置及び第2場所に設置される。
TRIAX UL-300及びRL-100 1Sのコーンエラーを検査する公知の方法の手順は同一であって、これら方法は第1及び第2測定面間の距離や、第2測定面に対して第1及び第2場所の回転レーザが有する測定距離で相違する。TRIAX UL-300の回転レーザに関して、第1及び第2測定面は約30mの距離を存し、RL-100 1Sではその距離は約50mである。TRIAX UL-300の回転レーザは第2測定面に対して第1場所では約29mの第1測定距離、第2場所では約1mの第2測定距離を有する。RL-100 1Sの回転レーザは第2測定面に対して第1場所では約25mの第1測定距離、第2場所では約1〜2mの第2測定距離を有する。
回転レーザのコーンエラーを検査するために、回転レーザは第2測定面に対して第1測定距離の第1場所に水平位置に設置される。回転レーザの水平軸線は第1場所で水平状態に方向付けられ、ここで、第1水平軸線の水平状態は第1ヌル位置によって確定され、第2水平軸線の水平状態は第2ヌル位置によって確定される。回転レーザ光の入射位置は第1測定面にて第1制御点としてマーク付けされる。回転レーザは第1場所にて、回転レーザの回転軸線の回りに180°だけ回転され、第2測定面に対する回転レーザ光の入射位置は第2制御点としてマーク付けされる。続いて、回転レーザは第2測定面に対して第2測定距離の第2場所に水平位置に設置され、ここで、第1場所に関しての水平軸線の方向付けは変化されない。第2場所において、回転レーザの水平軸線は水平状態に方向付けられている。第2測定面に対する回転レーザ光の入射位置は第3制御点としてマーク付けされる。第2場所において、回転レーザは該回転レーザの回転軸線回りに180°回転され、第1測定面に対する回転レーザ光の入射位置が第4制御点としてマーク付けされる。第1測定面上における第1及び第4制御点間の距離は第1の差として決定され、そして、第2測定面上における第2及び第3制御点間の距離は第2の差として決定される。第1及び第2の差は、装置の製造者によって確定された最大差と比較される。第1及び/又は第2の差が最大差を超えたなら、回転レーザは正確さの要求を満たさず、装置の製造者によって調整されるべきである。最大差は、Sokkia TRIAX UL-300の回転レーザで6mm、Topcon RL-100 1Sの回転レーザで10mmである。
回転レーザのコーンエラーを検査する公知の方法は、第1測定面と第2測定面との間の距離が予め規定されているという不具合を有する。Sokkia TRIAX UL-300の回転レーザで30m、特にTopcon RL-100 1Sの回転レーザで50mに確定されている第1及び第2測定面間の距離は、屋内での測定作業では屡々有り得ないことである。付け加えて、レーザ光の入射位置が測定面に手動で移され、これは手順の自動化に適したものでない。他の不具合は、測定面へレーザ光の中心位置を移すときや制御点間の距離を決定する際のレーザ光における中心位置の決定において、手順の正確さが操作員の気遣いに依存することにある
本発明の目的は、回転レーザのコーンエラーを検査する方法を発展させ、測定環境の周囲条件に適合可能にすることである。付け加えて、前記方法が主として自動化に適した構成となることである。
上記目的は、上述の回転レーザのコーンエラーを検査する方法にとって、独立請求項1の特徴による発明に従って解決される。好適な発展は従属請求項に示されている。
本発明によれば、回転レーザのコーンエラーを検査する方向方法は以下の工程、
・前記回転レーザが第1測定面と第2測定面との間の第1場所に位置付けられ、該第1場所での前記回転レーザが前記第2測定面に対して第1測定距離Dを有し且つ前記第2測定面に向かう測定方向に方向付けられている,工程と、
・前記回転レーザの水平軸線が水平状態に方向付けられ、該水平状態が第1水平軸線の第1ヌル位置及び第2水平軸線の第2ヌル位置によって確定される、工程と、
・前記第1測定面へのレーザ光の入射位置が前記第1制御点によって決定される、工程と、
・前記第2測定面へのレーザ光の入射位置がレーザ受信器の検出区域によって第2制御点として決定され、前記検出区域に零位置に対する前記第2制御点の距離が第1高さオフセットHとして格納される、工程と、
・前記回転レーザが前記第1測定面と前記第2測定面との間の第2場所に設置され、前記第2場所の前記回転レーザが前記第2測定面に対して第2測定距離Dを有し且つ前記第2測定面に向かう測定方向に方向付けられる、工程と、
・前記第1測定面への前記レーザ光の入射位置が前記第1制御点に一致する高さに前記回転レーザが配置される、工程と、
・前記第2測定面へのレーザ光の入射位置が前記レーザ受信器の前記検出区域によって前記第3制御点として決定され、前記検出区域の前記零位置に対する前記第3制御点の距離が前記第2高さオフセットHとして格納される、工程と、
前記第2制御点と前記第3制御点との間の前記距離が前記第1及び第2高さオフセットとの間の差Δとして算出される、工程と、
・コーンエラーδが前記第1測定距離D、前記第2測定距離D及び前記差Δから算出される、工程と、
・前記コーンエラーδが最大エラーδmaxと比較される、工程と
を有する。
回転レーザのコーンエラーを検査する本発明の方法に関して、回転レーザとレーザ受信器との間の測定距離D,Dは第1及び第2場所にて測定され、具体的な測定距離に基づいて確定されているものでない。このことは、第1及び第2測定距離D,Dが測定環境の周囲条件に適合され得る利点を有する。本発明の方法において、第2測定面に対するレーザ光の入射位置はレーザ受信器を使用して決定され、検出区域の零位置のための高さオフセットH,Hとして格納される。測定機能を備えたレーザ受信器を使用して前記手順を実行するとき、測定の正確さが増加される。レーザ受信器は一定の作業に従って、検出区域に対するレーザ光の入射位置を決定する。このことは、その方法の正確さが操作員の気遣いとは独立したものとなり、且つ、方法の自動的な実行に適するという利点を有する。回転レーザが動力化された高さ調整や回転台を備えた三脚に配置されているとき、本発明の方法は第1及び第2場所にて自動的に実行され、操作員は回転レーザを第1場所から第2場所に移動させるだけである。
第1場所にて、回転レーザは第2測定面に向け、任意の測定方向に方向付けられている。これにより、第2測定面に向け、水平面内の第1水平軸線、第2水平軸線又は任意の軸線を方向付け可能である。第2場所での回転レーザの方向付けが第1場所に対して変更されず、そして、確定された測定方向が第2測定面に向けて方向付けられることが重要となる。第1測定面上の第1制御点は第2場所で回転レーザの高さ調整を引き受けるのに使用される。コーンエラーδは、第1測定距離D、第2測定距離D及び第1及び第2高さオフセットH,Hとの差Δから算出される。コーンエラーδは、式tan(δ)=1/2(H−H)/(D−D)に従って算出可能である。コーンエラーδが最大エラーδmaxよりも大きいなら、回転レーザの調整が要求される。
好適な構成において、第1場所での第1測定面に対するレーザ光の入射位置は付加的なレーザ受信器により決定される。別のレーザ受信器の使用は、第1測定面に対するレーザ光の入射位置が測定の高い正確さでもって決定できるという利点を有する。付け加えて、第1測定面の位置や第2測定面に対する距離は各々の測定環境に適合させることができる。回転レーザ及びレーザ受信器が自動アライメント機能を有するなら、本発明における方法の工程は第1及び第2場所で完全に自動化して実行可能である。操作員は、回転レーザを第1場所から第2場所へ移動させるだけである。
特に好適な方式において、回転レーザの高さ調整は第2場所で制御される。第1及び第2測定距離D,Dが任意であるので、回転レーザの高さは、偏差がコーンエラーに帰するように調整されなければならない。このため、第1測定面に対するレーザ光の第1制御点が使用される。回転レーザは、第1測定面に対するレーザ光の入射位置が第1制御点に一致するように、第2場所で高さ方向に調整される。高さ調整が制御された仕方でもって生じるなら、方法は自動化して実行される。第1制御点は付加的なレーザ受信器によって格納され、回転レーザの高さを調整するための自動アライメント機能で使用される。自動アライメント機能は欧州特許EP 1 203 930 B1に記載されている。
好ましくは、回転レーザ及びレーザ受信器を用いて、第1測定距離は第1場所で決定され、及び/又は、第2測定距離は第2場所で決定される。本発明の方法は、回転レーザのコーンエラーを検査するとき、測定環境の周囲条件が考慮され得るという利点を有する。第1及び第2場所にて回転レーザとレーザ受信器との間の第1及び第2測定距離は、測定環境が許すときに選択可能である。
特に好適な方式において、回転レーザとレーザ受信器との間の第1及び/又は第2測定距離は第1測定手順を使用した第1距離、第2測定手順を使用した第2距離、又は、第1及び第2距離の平均の距離として決定される。回転レーザとレーザ受信器との間の第1及び/又は第2測定距離が種々の手順を使用して決定できるなら、回転レーザのコーンエラーを検査する方法は、測定環境の周囲条件及び測定装置(回転レーザ及びレーザ受信器)の機能に適合可能となる。
第1の好適な構成において、回転レーザとレーザ受信器との間の第1及び/又は第2測定距離は、第1測定手順によって第1距離として決定される。第1測定手順にて、レーザ光は公知の傾斜角で傾斜され、検出区域の零位置に対する傾斜したレーザ光の距離が格納される。第1測定手順は、零位置に対するレーザ光の距離を測定できる測定機能を備えたレーザ受信器に適する。レーザ光は回転レーザの水平化装置によって傾斜角だけ傾斜可能である。水平化装置は、第1水平軸線を第1規定状態に方向付ける第1水平化ユニットと、第2水平軸線を第2規定状態に方向付ける第2水平化ユニットとを含む。回転レーザは、第2測定面に向かう任意の測定方向に方向付け可能であって、ここでは、水平面内の第1水平軸線、第2水平軸線又は任意の軸線を測定方向として規定できる。測定方向として第1又は第2水平軸線が使用されるなら、回転レーザは距離測定のために、適した角位置で配置される。これにより、レーザ光は、第1水平軸線が測定方向として使用されるときは第1水平化ユニットによって、そして、第2水平軸線が測定方向として使用されるときは第2水平化ユニットによって傾斜される。
第1測定手順の第1変形例においては、回転レーザは水平に方向付けられ、水平に方向付けられたレーザ光は検出区域の零位置に衝突され、レーザ光はレーザ受信器に向けて傾斜角αだけ傾斜され、レーザ受信器の検出区域に対する傾斜レーザ光の入射位置が第1測定点として決定され、検出区域の零位置に対する第1測定点の距離が第1高さh=h(α)として格納され、そして、第1距離dは、傾斜角α、第1高さhと検出区域の零位置との間の高さの差Δhから算出される。レーザ受信器の縦方向が重力方向と平行に方向付けられているとき、第1距離dは式tan(α)=Δh/dに従って算出できる。小さな傾斜角αではほぼ、tan(α)≒sin(α)である。特に、第1測定手順の第1変形例は自動アライメント機能を備えた回転レーザ及びレーザ受信器に適し、ここでは、レーザ受信器の検出区域の零位置に対するレーザ光の高さ調整が自動的に実行可能である。
第1測定手順の第2変形例においては、回転レーザが鉛直に方向付けられ、レーザ受信器の検出区域に対して鉛直に方向付けられたレーザ光の入射位置が参照点として決定され、検出区域の零位置に対する参照点の距離が参照高さh=h(0°)として格納され、レーザ光が傾斜角αだけ傾斜され、検出区域に対する傾斜したレーザ光の入射位置が第1測定点として決定され、検出区域の零位置に対する第1測定点の距離が第1高さh=h(α)として格納され、そして、第1距離dが傾斜角αと、第1高さhと参照高さhとの間の高さの差Δhから算出される。レーザ受信器の縦方向が重力方向と平行に方向付けられているなら、第1距離dは式tan(α)=(h−h)/d=Δh/dに従って算出可能である。小さな傾斜角αにあっては、前記関係はほぼtan(α)≒sin(α)である。第1測定手順の第2変形例は、自動アライメント機能を備えていない回転レーザ及びレーザ受信器に適する。操作員は、傾斜角αで傾斜されたレーザ光がレーザ受信器の検出区域で捕らえられるのを確保するだけである。自動アライメント機能を備えた回転レーザ及びレーザ受信器にあっては、レーザ光は検出区域の領域に自動的に動かされる。
第1測定手順の第3変形例においては、回転レーザが水平に方向付けられ、水平に方向付けられたレーザ光が傾斜角αだけ傾斜方向に傾斜され、レーザ受信器の検出区域に対する傾斜したレーザ光の入射位置が第1測定点として決定され、検出区域の零位置に対する第1測定点の距離が第1高さh=h(α)として格納され、レーザ光が反対の傾斜方向に負の傾斜角−αだけ傾斜され、検出区域に対する傾斜したレーザ光の入射位置が第2測定点として決定され、検出区域の零位置に対する第2測点点の距離が第2高さh=h(−α)として格納され、そして、第1距離dが傾斜角αと、第1高さhと第2高さhとの間の高さの差Δhから算出される。レーザ受信器の縦方向が重力方向と平行に方向付けられているとき、第1距離dは、式tan(2α)=(h(α)−h(−α))/d=Δh/dに従って算出可能である。小さな傾斜角αにあっては、ほぼtan(2α)≒sin(2α)である。第1測定手順の第3変形例は、自動アライメント機能の有無に拘わらず、回転レーザ及びレーザ受信器に適する。水平に方向付けられたレーザ光が検出区域の零位置又は少なくとも零位置の近傍に最初に方向付けられるとき、検出区域の全検出高さが使用可能である。自動アライメント機能を備えた装置システムにあっては、零位置に対する調整が自動的に実行される。
好適な第2実施形態において、回転レーザとレーザ受信器との間の第1及び/又は第2測定距離は第2測定手順により第2距離として決定される。第2測定手順においては、回転レーザが水平に方向付けられ、水平なレーザ光が回転軸線回りに回転速度VRで動かされ、レーザ受信器の検出区域に対する回転レーザ光の信号長さtが決定され、そして、第2距離dが回転速度VR、信号長さt、検出区域の検出幅Bから算出される。レーザ受信器の縦方向が重力方向と平行に方向付けられているとき、第2距離dは式ts/tfull=B/(2πd)に従って算出でき、ここで、tfull=60/VRである。回転速度VRは毎分当たりの回転数で示され、1回転に要求されるtfullは60/VRである。第2測定手順は、自動アライメント機能の有無に拘わらず、回転レーザ及びレーザ受信器に適する。レーザ受信器は、検出区域の信号長さtを測定可能でなければならない。
好適な第3実施形態においては、回転レーザとレーザ受信器との間の第1及び/又は第2測定距離が第1及び第2距離の平均距離として決定される。第1及び第2距離を平均することで、回転レーザとレーザ受信器との間の測定距離を決定する正確さを増大可能である。第1測定手順を使用して決定された第1距離は実測定距離よりも長いか、又は、実測定距離に等しい。レーザ受信器の縦方向が重力方向と平行に方向付けられておらず、重力方向に対して傾斜されているとき、重力方向の鉛直距離は、レーザ受信器の検出区域が測定した距離よりも短い。第2測定手順を使用して決定された第2距離は実測定距離よりも短いか、又は、実測定距離に等しい。レーザ受信器の横方向が重力方向に平行に方向付けられておらず、重力方向に対して傾斜されているとき、重力方向に垂直で、回転するレーザ光が検出区域を横切る水平距離は検出区域の検出幅Bよりも長い。
本発明の好適な発展においては、重力方向に対するレーザ受信器の傾斜が第1鉛直面での第1鉛直角φとして、及び/又は、第2鉛直面での第2鉛直角φ2として決定され、ここで、第1鉛直面は重力方向とレーザ受信器の検出区域の法線ベクトルとで広がり、そして、第2鉛直面は検出区域の縦方向及び横方向とで広がる。第1鉛直角φは検出区域の法線ベクトルと重力方向との間で測定され、ここで、第1鉛直角φは法線ベクトルと重力方向との間の90°からの偏差を表す。第2鉛直角φは、重力方向と検出区域の縦方向との間で測定される。本発明の方法の実行において、レーザ受信器は縦配置で方向付けられ、ここで、検出区域の縦方向は重力方向と平行に走るべきであり、検出区域の横方向は重力方向と垂直に走るべきである。重力方向に対してレーザ受信器を傾斜させることで、水平及び鉛直距離はレーザ受信器の検出区域が測定した距離から逸脱する。レーザ受信器の傾斜が既知ならば、これに応じて寸法の補正ができる。レーザ受信器は重力方向に対して、第1鉛直角、第2鉛直角又は第1及び第2鉛直角だけ傾斜され得る。レーザ受信器の傾斜は2軸加速度センサ又は2つの1軸加速度センサを用いて測定できる。
特に好適な方式では、第1鉛直角φ及び/又は第2鉛直角φに関してのレーザ受信器の評価において、角度依存の補正係数cos(φ),cos(φ),1/cos(φ)が乗算される。単一の角度依存補正係数又は多数の角依存補正係数で乗算することによって、レーザ受信器の傾斜は第1鉛直角φ及び/又は第2鉛直角φだけ補償され得る。レーザ受信器の測定機能や縦方向での検出区域の測定距離を使用する式において、距離は、第1鉛直角φのための補正係数cos(φ)及び第2鉛直角φのための補正係数cos(φ)によって乗算される。補正係数cos(φ)×cos(φ)は本発明の方法の範囲内にて、第1測定手順を使用する測定距離の距離測定、第2及び第3制御点間の差の決定及びコーンエラーの算出にて考慮されるべきものである。
第2測定手順を使用し、第2距離としての第1又は第2測定距離の距離測定に関して、操作員はレーザ受信器の通常の測定機能を縦方向で使用しないが、横方向の検出幅を使用する。第2鉛直面内のレーザ受信器を第2鉛直角φだけ傾斜させることで、レーザ光が検出区域を通過する水平距離は検出区域の検出幅Bよりも長い。回転するレーザ光の信号長さは検出区画での水平距離に相当する。水平距離に関しては、相関関係B/cos(φ)が適用される。第1鉛直角φだけのレーザ受信器の傾斜は水平距離を変化させない。角度依存の補正係数1/cos(φ)は、第2測定手順を使用する距離測定において考慮される。
本発明の好適な発展において、第1及び第2水平軸線を水平状態に方向付けるために、多数の第1及び第2ヌル位置が温度又は温度依存の測定値の関数として含まれ、そして、第1及び第2特性曲線に格納される。これにより、「特性曲線」の語句は、連続した特性曲線と、ヌル位置と温度とのペア又はヌル位置と温度依存の測定値とのペアからなる個別的な値を備えた表との両方を含む。第1特性曲線は第1水平軸線のために、温度又は温度依存測定値と第1傾斜センサの第1ヌル位置との間の関係を作り出し、第2特性曲線は第2水平軸線のために温度又は温度依存測定値と第2傾斜センサの第2ヌル位置との間の関係を確定する。ヌル位置として規定された傾斜角は水平軸線の規定状態に相当する。それ故、特性曲線から、回転レーザの許容作動温度範囲内の温度毎のヌル位置を読み取り可能である。
好ましくは、回転レーザの温度又は温度依存の測定変数が測定され、温度又は測定値に関連したヌル位置が特性曲線から決定され、そして、水平軸線がヌル位置によって規定された状態に方向付けられる。回転レーザの正確さに関して温度の影響が減少されるので、温度測定を用いて、回転レーザの正確さを増加させることができる。回転レーザのコーンエラーを検査する本発明の方法は第1及び第2水平軸線の水平状態で実施される。その検査では、偏差がコーンエラーに帰するものであると仮定されている。第1及び第2水平軸線の傾斜エラーが小さければ小さい程、コーンエラーを決定する影響もより小さくなる。
本発明の実施形態は図面を使用して以下に記述される。図面は実施形態を一定の縮尺で必ずしも描くことを意図しておらず、説明に有益なら概略的及び/又は僅かに歪曲した形態で作図されている。これにより、本発明の総括的な思想から逸脱することなく、その形態や構成の詳細に属する種々の改良や変更が保証されることを考慮すべきである。本発明の総括的な思想は、以下に記載される好適な構成のそのもの形態又は詳細に制約されるものでないし、また、特許請求の範囲で請求された主題との比較にて制限された主題に制約されるものでもない。提示された測定範囲に関して、記載した制限範囲内の値は制御値として開示され、任意に使用可能且つ請求可能である。簡略化のため、以下には同一の参照符号が同一又は同様な機能を備えた部材に使用されている。
水平置の回転レーザ及び縦配置のレーザ受信器を備えた装置を示す図である。 図1の回転レーザを三次元図解で示した図である。 鉛直面内での回転レーザの主要構成部品を概略的に示した図である。 水平面内での回転レーザの主要構成部品を概略的に示した図である。 図1のレーザ受信器を三次元的な図解で示した図である。 レーザ受信器及び回転レーザの主要構成部品を概略的に示した図である。 回転レーザのコーンエラーを検査する本発明の方法を実行する図1の回転レーザ及びレーザ受信器を示す図である。 回転レーザのコーンエラーを検査する本発明の方法を実行する図1の回転レーザ及びレーザ受信器を示す図である。 回転レーザのコーンエラーを検査する本発明の方法を実行する図1の回転レーザ及びレーザ受信器を示す図である。 回転レーザとレーザ受信器との間の第1距離を傾斜したレーザ光を用いて測定する第1測定手順の1つの変形例を示す図である。 回転レーザとレーザ受信器との間の第1距離を傾斜したレーザ光を用いて測定する第1測定手順の1つの変形例を示す図である。 回転レーザとレーザ受信器との間の第1距離を傾斜したレーザ光を用いて測定する第1測定手順の1つの変形例を示す図である。 重力方向に対して第1鉛直角だけ傾斜されたレーザ受信器を概略的に示す図である。 重力方向に対して第2鉛直角だけ傾斜されたレーザ受信器を概略的に示す図である。 ガス泡を備えた視覚傾斜センサのセットアップを示す図である。 温度の関数として傾斜センサのヌル位置を表す特性曲線を示す図である。 ガス泡の泡長さの関数としての温度を表す特性曲線を示す図である。
図1は、回転レーザ11及びレーザ受信器12を備えた装置10を示し、これらは無線通信13を介して接続可能である。回転レーザ11は水平位置に方向付けられ、該水平位置は回転レーザ11を水平に適用するために準備されている。回転レーザ11はモータ駆動の三脚14上に配置され、該三脚14は高さ方向15に対する回転レーザ11の自動的な高さ調整を可能にする。付け加えて、回転台16が備えられ、該回転台16は、回転台16の回転軸線17回りにおける回転レーザ11の自動的な角度調整を可能にする。回転台16は三脚14に一体化されているか、又は、三脚14上に配置された別個の構成部分として構成されている。レーザ受信器12は測定機能を備え、該測定機能はレーザ受信器12における検出区域18へのレーザ光の入射位置を決定して、該検出区域18の零位置19に対するレーザ光の距離を示す。
回転レーザ11は水平且つ鉛直に使用可能な回転レーザとして構成され、該回転レーザは回転レーザ11の回転軸線21回りに回転する第1レーザ光22及び静止の第2レーザ光23を有する。回転する第1レーザ光22はレーザ面を発生させ、該レーザ面は回転軸線21に対して垂直に配置されている。第2レーザ光23は第1レーザ光22のレーザ面に対して垂直に走っている。図1に示された回転レーザ11の水平位置は第1レーザ光22を利用する。第1レーザ光22はレーザ受信器12の検出区域18に対して方向付けられ、ここで、レーザ受信器12は縦配置にして方向付けられている。
レーザ受信器12の方向付けは検出区域18及び重力方向24によって規定される。第1又は第2レーザ光22,23の入射位置が捕らえられるレーザ受信器12の検出区域18は、縦方向25の検出高さH及び横方向26の検出幅Bを有する。縦方向25はレーザ受信器12の測定方向に相当し、横方向26は縦方向25に対して垂直に方向付けられている。ここで、縦方向25及び横方向26は検出区域18の表面に対して平行に走っている。前記縦方向の配置はレーザ受信器12の方向付けに関係し、ここでは、検出区域18の縦方向25が重力方向24と平行に方向付けられている。横方向の配置はレーザ受信器12の方向付けに関係し、ここでは、検出区域18の横方向26が重力方向24と平行に方向付けられている。
図2A〜Cは、三次元的な図解(図2A)の回転レーザ11や、該回転レーザ11の主要な構成部品を概略的に示し、ここで、図2Bは回転軸線21に対して平行な鉛直面内での構成部品を示し、図2Cは回転軸線21に対して垂直な水平面内での構成部品を示す。
回転レーザ11は、装置ハウジング31及び該装置ハウジング31内に配置された測定装置を含む。装置ハウジング31はベースハウジング32、回転ヘッド33及び多数の取手34からなる。回転レーザ11は操作器35を介して操作され、該操作器35はベースハウジング32に組み込まれ、外側から操作可能である。ベースハウジング32に組み込まれた操作器35の他に、遠隔制御器36を備えることもでき、該遠隔制御器36は回転レーザ11に通信接続を介して接続可能である。回転レーザ11の測定装置はベースハウジング32内でレーザ光を発生させ、該レーザ光は、回転軸線21回りを回転する偏向レンズ37に衝突する。
レーザ光の第1部分は偏向レンズ37にて90°だけ偏向されて回転レーザ11の第1レーザ光22を形成し、該第1レーザ光22はレーザ面38として広がる。レーザ光の第2部分は偏向レンズ37を通過して回転レーザ11の第2レーザ光23を形成する。回転モード、ラインモード及びポイントモードは、回転軸線21の回りを回転する第1レーザ光22の回転速度に依存して区別される。
図2B,Cは、回転レーザ11の主要な構成部品を概略的に示す。回転レーザ11は、レーザ光を発生する光源39を備えたレーザ装置と、コリメートレンズ40とを含む。光源39は例えば半導体レーザとして構成され、該半導体レーザは可視の波長スペクトラムのレーザ光、例えば635nm波長の赤色のレーザ光又は532nm波長の緑色のレーザ光を発生する。光源39からレーザ光が出た後、レーザ光はコリメートレンズ40を使用してコリメートされる。代替的には、コリメートレンズは光源内に組み込み可能であるか、又は、光線の品質が高く且つ発散(divergence)が僅かな光源39の場合、コリメートレンズは省略可能である。
コリメートされたレーザ光は偏向レンズ37に衝突し、第1及び第2レーザ光22,23に分離される。偏向レンズ37は回転装置41に接続され、該回転装置41は回転軸線21回りに偏向レンズ37を動かす。回転装置41は、回転軸42、モータユニット43及び伝動装置44を含む。該伝動装置44は例えば歯付きベルトの形態で構成され、モータユニット43の回転運動を回転軸42に伝達する。偏向レンズ37は回転軸42に結合されて、回転軸線21回りに回転可能に構成されている。回転軸42はステータ要素46のピボット軸受45に着座され、ステータ要素46は球状キャップ47に結合されている。該球状キャップ47は、ハウジング嵌合(housing-fitted)の取り付けフレーム49の球状キャップ軸受48に、2つの回転面(回転軸線21に対しての垂直な面)に対して垂直な2つの旋回面に関して傾動可能に着座されている。回転レーザ11は測定装置50を含み、該測定装置50は回転軸線21回りの回転中、回転軸42の回転角を測定する。例えば、測定装置50は角度エンコーダとして構成され、回転軸42に回転不能に結合された測定ディスク(目盛り付きディスク)、該測定ディスクを走査する走査装置及び評価/制御要素からなる。
回転レーザ11は、水平且つ鉛直に使用可能な回転レーザとして構成され、ここで、水平且つ鉛直に使用可能な回転レーザと水平に使用可能な回転レーザとは付加的な装置軸線にて相違する。回転レーザ11は、付加的な装置軸線としての第1水平軸線51及び第2水平軸線52を有し、これら水平軸線は互いに対して垂直に走り、1つの装置面を広げる。第1及び第2水平軸線51,52は回転レーザ11の回転ヘッド33に表示要素で示されている。水平且つ鉛直に使用可能な回転レーザ11は、第1及び第2水平軸線51,52の他に、鉛直軸線53として参照される別の装置軸線を有し、理想的には、鉛直軸線53は第1及び第2水平軸線51,52の装置面に対して垂直に方向付けられている。
回転レーザ11は、自己水平化回転レーザとして構成されている。回転レーザ11の装置ハウジング31が自己水平化の範囲内で据付けられたとき、回転レーザ11は自動的に水平になる。典型的には、回転レーザにおける自己水平化の範囲は5°である。回転レーザ11は水平化装置を含み、該水平化装置は装置ハウジング31の方向付けとは独立して、回転レーザ11の装置軸線を規定状態に方向付ける。水平化装置は、第1水平軸線51を第1の規定状態に方向付ける第1水平化ユニット55と、第2水平軸線52を第2の規定状態に方向付ける第2水平化ユニット56と、鉛直軸線53を第3の規定状態に方向付ける第3水平化ユニット57とを含む。
第1水平化ユニット55は第1傾斜センサ58及び第1調整要素を含み、第2水平化ユニット56は第2傾斜センサ59及び第2調整要素を含み、そして、第3水平化ユニット57は第3傾斜センサ60及び第3調整要素を含む。第1〜第3水平化ユニット55,56,57の調整要素は傾斜装置61に組み込まれ、該傾斜装置61は第1調整モータ62及び第2調整モータ63を有する。第1調整モータ62は、第2水平軸線52に一致した第1旋回軸線回りに取り付けフレーム49を傾動させ、第2調整モータ63は、第1水平軸線51に一致した第2旋回軸線回りに取り付けフレーム49を傾動させる。第1調整モータ62は第1水平化ユニット55の第1調整要素を形成し、第2調整モータ63は第2水平化ユニット56の第2調整要素を形成する。鉛直軸線53は第1及び第2水平軸線51,52の水平面に対して垂直に方向付けられているので、鉛直軸線53の方向付けは第1及び第2調整モータ62,63を介して調整可能である。第1及び第2調整モータ62,63は一緒に、第3水平化ユニット57の第3調整要素を形成する。
レーザ面又は装置面の水平な方向付けは好適な規定状態を示し、該規定状態にて、回転レーザ11は水平位置に方向付けされなければならず、また、水平に方向付けられた装置面は水平面として参照される。レーザ面又は装置面の鉛直な方向付けは好適な規定状態を示し、該規定状態にて、回転レーザ11は鉛直位置に方向付けられなければならず、また、鉛直に方向付けられた装置面は鉛直面として参照される。回転する第1レーザ光22が作り出すレーザ面38は傾斜装置61によって、回転レーザ11の水平面又は鉛直面に対して傾動させることができる。回転レーザ11は、回転する第1レーザ光22からなるレーザ面を単一の傾斜方向又は2つの傾斜方向に傾動させることができる。レーザ面の傾動は、回転レーザ11が水平化された状態にあるときに生じる。回転レーザ11は水平位置又は鉛直位置に傾動可能である。
図3A,Bは、三次元的な図解のレーザ受信器12(図3A)、レーザ受信器12の主要な構成部品や回転レーザ11との相互作用を概略的に示す(図3B)。レーザ受信器12は測定機能を備え、該測定機能は検出区域18の零位置19に対してのレーザ光の距離を測定する。
レーザ受信器12は、受信器ハウジング71、操作装置72、視覚表示器73、スピーカ74及び検出区域18を含み、該検出区域18にてレーザ光の衝突位置が捕まえられる。検出区域18は縦方向25での検出高さH、横方向26での検出幅Bを有する。縦方向25はレーザ受信器12の測定方向に相当し、横方向26は縦方向25に対して垂直に方向付けられ、縦及び横方向25,26は検出区域18に対して平行に走っている。
操作装置72、視覚表示器73、スピーカ74及び検出区域18は、レーザ受信器12の受信器ハウジング71に組み込まれている。操作員は視覚表示器73を介してレーザ受信器12に関する情報を読み取り可能である。例えば、情報にはレーザ受信器12の充電状態や、回転レーザ11の無線通信13に関しての情報、そして、スピーカ74の音量が含まれる。これに加えて、レーザ受信器12の零位置19に対するレーザ光の距離を数値でもって視覚的に表示することもできる。視覚表示器73での視覚的な表示に対し、代替的又は付加的に、レーザ光の距離をスピーカ74により報知することもできる。検出区域18の零位置19は受信器ハウジング71にノッチマーク75で示されている。
図3Bは、レーザ受信器12の主要な構成部品や、回転レーザ11とレーザ受信器12との相互作用をブロック図の形態で示している。レーザ受信器12と回転レーザ11との間での通信は前記無線通信13を介してなされ、該無線通信13は、レーザ受信器12の第1送受信ユニット76を回転レーザ11の第2送信ユニット77に接続する。例えば、第1及び第2送受信ユニット76,77は無線モジュールとして構成され、レーザ受信器12と回転レーザ11との間の通信は無線通信13を介してなされる。
検出区域18、視覚表示器73及びスピーカ74は評価装置78に接続され、該評価装置78は受信器ハウジング71内に配置されている。評価装置78はレーザ受信器12を制御する制御装置79に接続され、ここで、評価装置78及び制御装置79は例えばマイクロコントローラとして構成された制御装置81として組み込まれている。また、レーザ受信器12はセンサモジュール82を付加的に含み、該センサモジュール82は受信器ハウジング71内に配置され、制御装置81に接続されている。重力方向24に対するレーザ受信器12の傾きは、センサモジュール82を使用して測定可能である。センサモジュール82は単一の2軸加速度センサ又は2つの1軸加速度センサを含む。
制御要素によって制御されるか又は評価要素に接続された回転レーザ11の構成部品は、光源39、回転装置41、測定装置50、水平化装置54、また、持ち合わせていれば傾斜装置61を含む。光源39を制御する第1制御要素83、回転装置41を制御する第2制御要素84、測定装置50のための評価・制御要素85、水平化装置54を制御する第3制御要素86、そして、傾斜装置61を制御する第4制御要素87は個別の構成部品として構成されているか、又は、図3Bに示されているように、例えばマイクロコントローラとして構成された共通の制御装置88に組み込まれている。前記制御要素は、回転レーザ11側の制御されるべき構成部品に通信接続を介して接続されている。
また、回転レーザ11は温度センサ89を含み、該温度センサ89は回転レーザ11の装置ハウジング31内に配置されている。温度センサ89は装置ハウジング31内の温度を測定し、該温度を回転レーザ11の制御装置88に伝送する。回転レーザ11の第1及び第2水平軸線51,52を水平状態に方向付ける傾斜センサ58,59が温度に依存し、そして、回転レーザ11が例えば−20℃〜+50℃の広い温度範囲で利用されるので、回転レーザ11の制御装置88内に多数のヌル位置υが格納されていれば有利となる。このために、第1傾斜センサ58のために多数の第1ヌル位置υが温度の関数として入力されて、特性曲線又は表で格納され、第2傾斜センサ59のために多数の第2ヌル位置υ2が温度の関数として入力されて、特性曲線又は表で格納され、第3傾斜センサ60のために多数の第3ヌル位置υが温度の関数として入力されて、特性曲線又は表で格納されている。測定温度に関連した零位置は特性曲線又は表から読み取られ、そして、水平軸線がヌル位置によって規定された水平状態に方向付けられる。
図4A〜Cは、回転レーザ11及びレーザ受信器12を備えて、回転レーザ11のコーンエラー(cone error)を検査する本発明の方法を実施する図1の装置を示す。図4Aは、レーザ受信器12に対して第1測定距離D1を有した第1場所での回転レーザ11を示し、図4Bはレーザ受信器12に対して第2測定距離Dを有した第2場所での回転レーザ11を示し、そして、図4Cは第1及び第2場所において、検出区域18に対して、回転する第1レーザ光22が入射するレーザ受信器12を示す。
回転レーザ11のコーンエラーを検査する本発明の方法は、回転レーザ11を水平位置、レーザ受信器12を縦配置にして実施される。回転レーザ11は三脚14又は安定した基盤上に水平位置にして組み付けられる。三脚14の使用は、本発明の方法が地面よりも温度変動が少ない高さで実施されるという利点を有する。付け加えて、三脚14はその高さ調整装置16を介して回転レーザ11の自動的な高さ調整を可能にする。
回転レーザ11の水平位置を調整するために、第1及び第2水平軸線51,52は水平状態に方向付けられ、ここで、第1水平軸線51の水平状態は第1傾斜センサ58の第1ヌル位置υによって達成され、第2水平軸線52の水平状態は第2傾斜センサ59の第2ヌル位置υによって達成される。第1水平軸線51は第1水平化ユニット55によって第1ヌル位置υに方向付けられ、第2水平軸線52は第2水平化ユニット56によって第2ヌル位置υに方向付けられる。回転レーザ11の制御装置88には、第1傾斜センサ58のための第1ヌル位置υ及び第2傾斜センサ59のための第2ヌル位置υが格納されている。
回転レーザ11におけるコーンエラーの検査は、第1測定面91と第2測定面92との間で実施される。第1及び第2測定面はレーザ光の入射位置を決定するために使用される。レーザ受信器12は測定棒93に取り付けられ、第2測定面92を含む。本実施形態において、第1測定面91は付加的なレーザ受信器94に組み込まれ、該レーザ受信器94は別の測定棒95に取り付けられている。付加的なレーザ受信器94はその取り付けがレーザ受信器12に対応し、且つ、測定機能を備えている。
回転レーザ11は第1及び第2場所に順次配置される。第1場所では、回転レーザ11が第2測定面92から第1測定距離D1に設置され、第1水平軸線51は第2測定面92に向けて方向付けられている。代替的には、回転レーザ11の第2水平軸線52、又は、水平面内の任意の軸線を第2測定面92に方向付けることも可能である。第1場所にて、第2測定面92に向けて方向付けられた軸線は測定方向96として参照される。第2場所では、回転レーザ11は第2測定面92から第2測定位置Dに設置され、測定方向96は第2測定面92に向けて方向付けられている。第1及び第2測定距離D,Dは、回転レーザ11の回転軸線21と第2測定面92を形成する検出区域18の前面との間で測定される。図4A〜Cの実施形態では、回転レーザ11の第1水平軸線51は第1及び第2場所で、第2測定面92に向け方向付けられている。
第1場所にて、レーザ光22は回転軸線21回りに回転し、第1測定面91及び第2測定面92に衝突する。第1測定面91に対しての回転レーザ光22の入射位置は付加的なレーザ受信器94の評価装置にて第1制御点97として測定される。第2測定面92に対して回転レーザ光22の入射位置は、レーザ受信器12の評価装置にて第2制御点98として測定され、そして、検出区域18の零位置19に対する第2制御点98の距離が第1高さオフセットHとして格納される。回転レーザ11は第1場所から第2場所に移動される(図4B)。第2場所にて、レーザ光線22は回転軸線21回りに回転し、第1測定面91及び第2測定面92に衝突する。回転レーザ11は、第1測定面91に対するレーザ光22の入射位置が第1制御点97に一致するまで三脚14の高さ調整装置によって高さ方向15に移動される。第2測定面92に対する回転レーザ光22の入射位置は第3制御点99としてレーザ受信器12の評価装置78により決定され、そして、検出区域18の零位値19に対する第3制御点99の距離が第2高さオフセットHとして格納される。
レーザ受信器12の評価装置78は、第2制御点98と第3制御点99との間の距離を第1及び第2高さオフセットH,Hの差Δとして算出する(図4C)。前述したように、前記評価はレーザ受信器12の評価装置78で実施可能である。代替的には、前記評価は、回転レーザ11内の対応した構成部品又は付加的な構成部品によっても実施可能である。前記評価がレーザ受信器12の評価装置78によって実施されないならば、第2及び第3制御点98,99又は前記差Δが通信接続を介して対応する構成部品に伝送される。レーザ受信器12の評価装置78は、回転する回転レーザ11とレーザ受信器12との間における第1測定距離D及び第2測定距離Dでの前記差Δ=H-Hからコーンエラーδを算出し、そして、該コーンエラーδを設定された(established)最大欠陥δmaxと比較する。コーンエラーδは式tan(δ)=1/2(H-H)/(D-D)に従って算出される。コーンエラーδが最大欠陥δmaxよりも大きければ、回転レーザ11の調整が要求される。
回転レーザ11とレーザ受信器12との間の第1及び第2測定距離D1,Dは、回転レーザ11及びレーザ受信器12を用い、第1及び/又は第2測定手順で決定される。回転レーザ11とレーザ受信器12との間の第1測定距離D1は第1場所にて決定され、回転レーザ11とレーザ受信器12との間の第2測定距離Dは第2場所にて決定される。測定手順は、第1測定手順を用いた第1距離d1、第2測定手順を用いた第2距離d、又は、第1及び第2距離d1,dの平均距離dとして、測定距離D1,Dを決定することができる。これにより、回転レーザ11の水平位置及びレーザ受信器12の縦配置での第1及び第2距離d1,dが決定される。
第2測定手順では、回転レーザ11は回転モードで作動され、回転する第1レーザ光22は回転軸線21の回りを一定の回転速度Vで運動する。第2測定手順は次の工程を含む。回転レーザ11は水平に向けられ、第1レーザ光22は回転軸線21の回りを一定の回転速度Vで回転される。レーザ受信器12の評価装置78はレーザ受信器12の検出区域18に対する(回転の)第1レーザ光22の信号長さtsを決定する。第2距離dは、第1レーザ光22の回転速度V、第1レーザ光22の信号長さts及び検出区域18の検出幅Bから、ts/tfull=B/(2πd)に従って算出され、ここで、tfull=60/Vである。回転速度Vは毎分当たりの回転数で示され、1回転に要求される時間tfullは60/Vである。
図5A〜Cは第1測定手順の3つの変形例を示し、これらの変形例では、回転レーザ11とレーザ受信器12と間の測定距離が第1距離d1として決定される。第1測定手順は第1場所での回転レーザ11とレーザ受信器12との間の第1測定距離D1、そして、第2場所での回転レーザ11とレーザ受信器12との間の第2測定距離Dを測定するために適用される。
レーザ受信器12は重力方向24と平行に方向付けられ、第1距離d1は回転レーザ11の回転軸線21とレーザ受信器12における検出区域18の前面101との間で測定される。第1測定手順の開始時、回転レーザ11の水平軸線51,52は水平状態にあるか、又は、水平な状態に方向付けられる。回転レーザ11は水平に方向付けられたレーザ光102を投射する。
第1測定手順において、回転レーザ11はポイントモードで作動され、レーザ光が回転軸線21の回りを動くことはない。レーザ光は公知の傾斜角αだけ傾斜され、レーザ受信器12の検出区域18に対する傾斜レーザ光の入射位置が測定点として決定され、測定点の高さオフセットが高さとして格納される。これにより、レーザ光は水平化装置54又は傾斜装置61によって傾斜可能である。水平化装置54の使用は、傾斜装置61無しに、回転レーザ11で測定距離Dの測定が可能となる利点を有する。第1測定手順は、レーザ受信器12の検出区域18に対して傾斜方向がほぼ垂直であるように、回転レーザ11がレーザ受信器12に対して方向付けられていることを要求する。垂直な方向付けに対しての逸れは測定エラーを導き、該測定エラーは前記逸れが僅かであれば許容可能である。
第1及び第2場所にて、回転レーザ11は第2測定面に向け、測定方向96に方向付けられ、ここでは、第1水平軸線51、第2水平軸線52又は水平面内の任意の軸線を測定方向96として規定可能である。第1又は第2水平軸線51,52が測定方向96として使用されるなら、回転レーザ11は好適な角位置にて、距離測定のために配置される。これにより、第1水平軸線51が測定方向96として使用されるときには第1水平化ユニット55により、そして、第2水平軸線52が測定方向96として使用されるときには第2水平化ユニット56により、レーザ光102の傾斜が生じる。水平面内の任意の軸線が測定方向として使用されるならば、距離測定のために、回転レーザ11は対応する角位置(第1又は第2水平軸線51,52)に調整されなければならない。
図5Aは第1測定手順の第1変形例を示す。水平に方向付けられたレーザ光102はレーザ受信器12の零位置19上に調整されている。レーザ光102は例えば、高さ調整可能な三脚を用いて零位置19に方向付けることができる。全自動の構成のためには、欧州特許EP 1 203 930 B1に記載されているような、所謂、「自動調整機能」を備えた三脚が適している。この後、レーザ光は水平化装置54における対応の水平化ユニット又は傾斜装置61を使用して、傾斜角αだけ傾斜される。レーザ受信器12の検出区域18に対する傾斜レーザ光103の入射位置は第1測定点104として決定され、そして、零位置19に対する第1測定点104の距離が第1高さh1=h(α)として格納される。第1距離dは、傾斜角度αや、第1高さ(h1=h(α))と検出区域18の零位置19との間の高さの差Δhから算出される。零位置19が0mmの高さに相当するとき、第1距離dはtan(α)=h(α)/dに従って算出される。
図5Bは第1測定手順の第2変形例を示す。水平に方向付けされたレーザ光線102はレーザ受信器12の検出区域18に投射される。検出区域18へのレーザ光102の入射位置は参照点105として決定され、そして、零位置19に対する参照点105の距離が参照高さh=h(0°)として格納される。この後、レーザ光は傾斜角αだけ傾けられ、検出区域18上への傾斜したレーザ光103の入射位置が第1測定点106として決定され、零位置19に対する第1測定点106の距離が第1高さh=h(α)として格納される。第1距離dは、傾斜角αや、第1高さh=h(α)と参照高さh=h(0°)との間の高さの差Δhから、tan(α)=(h-h)/dに従って算出される。
図5Cは第1測定手順の第3変形例を示す。水平に方向付けられたレーザ光102は傾斜角αだけ正の傾斜方向に傾けられる。検出区域18上への傾斜したレーザ光103の入射位置は第1測定点107として決定され、そして、零位置19に対する第1測定点107の距離が第1高さh=h(+α)として格納される。続いて、レーザ光線は正の傾斜方向とは反対の負の傾斜方向に負の傾斜角−αだけ傾けられる。検出区域18への傾斜したレーザ光108の入射位置は第2測定点109として測定され、そして、零位置19に対する第2測定点109の距離が第2高さh=h(-α)として格納される。第1距離dは、傾斜角αや、第1高さh=h(+α)と第2高さh=h(-α)との間の高さの差Δhからtan(2α)=(h(+α)−h(-α))/dに従って算出される。
回転レーザ11とレーザ受信器12との間の測定距離Dを算出する公式及び鉛直軸線53を較正するときの補正角θを算出する公式は、重力方向24と平行に方向付けられたレーザ受信器12に適用される。レーザ受信器12の非垂直な方向付けに起因した測定エラーを補正するために、レーザ受信器12はセンサモジュール82を含み、該センサモジュール82を用いて、重力方向24に対するレーザ受信器12の傾斜が測定される。
図6A,Bはレーザ受信器12の方向付けを概略的な図解で示し、ここで、レーザ受信器12は重力方向24に対して第1鉛直角φ及び/又は第2鉛直角φだけ傾斜することができる。これにより、図6Aは、第1鉛直角φだけ傾斜した第1鉛直面でのレーザ受信器12を示し、図6Bは、第2鉛直角φ2だけ傾斜した第2鉛直面でのレーザ受信器12を示す。第1鉛直面は重力方向24及び検出区域18の法線ベクトル110によって広げられ、第2鉛直面は検出区域18における縦方向25及び横方向26によって広げられる。第1鉛直角φは法線ベクトル110と重力方向24との間で測定され、ここで、第1鉛直角φは法線ベクトル110と重力方向24との間の90°からの偏差を表し、そして、第2鉛直角φ2は重力方向24と検出区域18の縦方向25との間で測定される。
第1レーザ光はレーザ受信器12の検出区域18に衝突し、第1入射位置111を生じさせる。第2レーザ光はレーザ受信器12の検出区域18に衝突し、第2入射位置112を生じさせる。レーザ受信器12の評価装置78は第1入射位置111と第2入射位置112との間の距離ΔIを算出する。回転レーザのコーンエラーを検査する方法において、距離ΔIは、第1高さオフセットH及び第2高さオフセットHの差Δに相当し、第1測定手順を使用する距離測定においては、距離ΔIは高さの差Δhに相当する。
レーザ受信器12が重力方向24に対して第1鉛直角φだけ傾斜されたなら、第1鉛直面にて重力方向24の鉛直距離vは、レーザ受信器12の検出区域18で測定された距離ΔIよりも短い(図6A)。鉛直距離vのための相関はΔI×cos(φ)である。レーザ受信器12が重力方向24に対して第2鉛直角φだけ傾けられたなら、第2鉛直面にて重力方向24の鉛直距離vは、レーザ受信器12の検出区域18で測定された距離ΔIよりも短い(図6B)。鉛直距離vのための相関はΔI×cos(φ)である。レーザ受信器12が重力方向24に対して第1鉛直角φ及び第2鉛直角φだけ傾斜されたとき、重力方向24において鉛直距離の相関はΔI×cos(φ)×cos(φ)である。レーザ受信器12の測定機能及び検出区域18の測定距離ΔIを使用する式において、距離ΔIは相関係数cos(φ)×cos(φ)だけ乗算される。相関係数cos(φ)×cos(φ)は、第1測定手順を使用する第1及び第2測定距離D,Dの距離測定や、第2及び第3制御点98,99間の差Δを決定するときに考慮されるべきものである。
また、第2鉛直角φは第2測定手順を使用する距離測定にて考慮されるべきである。第2鉛直角φだけレーザ受信器12を傾斜させることで、重力方向24に対して垂直であって、その回転する第1レーザ光22が検出区域18を通過する(pass over)水平距離は横方向26における検出区域18の検出幅Bよりも大きい。回転する第1レーザ光22の信号長さは検出区域18の水平距離に相当する。この水平距離のための相関はB/cos(φ)である。第1鉛直角φだけのレーザ受信器12の傾斜は、回転する第1レーザ光22が検出区域18を通過する水平距離を変化させない。
図7A〜Cは視覚傾斜センサ115の設置を示し、該視覚傾斜センサ115はガス泡116(図7A)と、温度の関数としての傾斜センサ115のヌル位置υを表す特性曲線(図7B)、ガス泡116の泡長さLの関数としての度Tを表す別の特性曲線(図7C)を有する。
回転レーザ11を屋外で適用する際、太陽光線が回転レーザ11における装置ハウジング31内の温度変動を生じさせ、これにより、測定温度は装置ハウジング31内の温度センサ89の位置に依存する。温度測定での測定エラーを減少するために、傾斜センサ58,59の温度を測定可能である。第1傾斜センサ58の温度は第1温度Tとして参照され、第2傾斜センサ59の温度は第2温度Tとして参照される。温度測定は傾斜センサ58,59を使用して行われる。傾斜センサ58,59を使用する温度測定は、温度T1,が装置ハウジング31内の場所で正確に測定されるという利点を有し、その場所は第1及び第2水平軸線51,52の方向付けに関連性がある。
図7は傾斜センサ115の構成部品を示し、該傾斜センサ115の構造は回転レーザ11の傾斜センサ58,59に相当する。傾斜センサ115は、ガス泡116及び液118で満たされたハウジング117と、光源119、光検出器120及びスペーサ121を含む。ガス泡116は泡長さLを有し、該泡長さLは温度に依存し、従って、温度Tのための測定変数として適する。ガス泡116の泡長さLは、光源119及び光検出器120を使用して測定可能である。第1及び第2傾斜センサ58,59間を区別するため、これらセンサには指標が設けられ、該指標は参照符号からハイフンだけ離れている。第1傾斜センサ58は指標「1」を有し、第2傾斜センサ59は指標「2」を有する。
図7Bは、温度Tの関数としての傾斜センサ115のヌル位置υを表す特性曲線を示す。回転レーザ11における−20℃〜+50℃の許容温度範囲のために、特性曲線は傾斜センサ115の温度と傾斜センサ115のヌル位置υとの間の関係を提示し、該関係は傾斜センサ115における規定状態の方向付けに対応する。回転レーザ11の制御装置88には、第1温度Tの関数として第1傾斜センサ58の第1ヌル位置υ1を表す第1特性曲線及び第1温度Tの関数として第2傾斜センサ59の第2ヌル位置υを表す第2特性曲線が格納されている。
図7Cは、ガス泡116の泡長さLの関数としての温度Tを表す別の特性曲線を示す。回転レーザ11における−20℃〜+50℃の許容温度範囲のために、特性曲線は傾斜センサ115の温度Tとガス泡116の泡長さLとの間の関係を提示する。ガス泡116の泡長さLは傾斜センサ115の温度Tと共に線形に変化し、ここでは、泡長さLは温度Tの低下に伴って減少する。回転レーザ11の制御装置89には、第1ガス泡116-1の第1泡長さL1の関数としての第1温度Tを表す付加的な第1特性曲線と、第2ガス泡116-2の第2泡長さLの関数としての第2温度Tを表す付加的な第2特性曲線とが格納されている。
代替的には、温度Tの関数として傾斜センサ115のヌル位置υを表す特性曲線は、ガス泡116の泡長さLの関数として傾斜センサ115のヌル位置υを表す特性曲線に置換可能である。この場合、回転レーザ11の制御装置88には、第1ガス泡116-1の第1泡長さL1の関数として第1傾斜センサ58の第1ヌル位置υを表す第1特性曲線と、第2ガス泡116-2の第2泡長さLの関数として第2傾斜センサ59の第2ヌル位置υを表す第2特性曲線とが格納されている。

Claims (13)

  1. レーザ受信器(12)を用いて回転レーザ(11)のコーンエラーを検査する方法であって、前記回転レーザ(11)が水平面内にて回転軸線(21)回りに回転可能な第1回転レーザ光(22)を投射し、前記水平面が第1水平軸線(51)及び第2水平軸線(52)を通じて広がっており前記レーザ受信器(12)は、該レーザ受信器の測定方向に相当する縦方向(25)と、横方向(26)と、を有する検出区域(18)を備える、方法において、
    ・前記回転レーザ(11)が第1測定面(91)と第2測定面(92)との間の第1場所に設置され、前記第1場所での前記回転レーザ(11)が前記第2測定面(92)に対して第1測定距離(D1)を有して、前記第2測定面(92)に向かう測定方向(96)に方向付けられる、工程と、
    ・前記回転レーザ(11)の前記第1及び第2水平軸線(51,52)が水平状態に方向付けられ、前記第1及び第2水平軸線(51,52)の前記水平状態が前記第1水平軸線(51)のための第1ヌル位置(υ1)及び前記第2水平軸線(52)のための第2ヌル位置(υ2)によって確定される、工程と、
    ・前記第1測定面(91)への前記レーザ光(22)の入射位置が第1制御点(97)として決定される、工程と、
    ・前記第2測定面(92)への前記レーザ光(22)の入射位置が前記レーザ受信器(12)の前記検出区域(18)によって第2制御点(98)として決定され、前記検出区域(18)の零位置(19)に対する前記第2制御点(98)の距離が第1高さオフセット(H1)として格納される、工程と、
    ・前記回転レーザ(11)が前記第1測定面(91)と前記第2測定面(92)との間の第2場所に設置され、前記第2場所での前記回転レーザ(11)が前記第2測定面(92)に対して第2測定距離(D2)を有して、前記第2測定面(92)に向かう前記測定方向(96)に方向付けられる、工程と、
    前記第2場所において、前記第1測定面(91)への前記レーザ光(22)の入射位置が前記第1制御点(97)に一致する高さに前記回転レーザ(11)が配置される、工程と、
    ・前記第2測定面(92)への前記レーザ光(22)の入射位置が前記レーザ受信器(12)の前記検出区域(18)よって第3制御点(99)として決定されて、前記検出区域(18)の前記零位置(19)に対する前記第3制御点(99)の距離が第2高さオフセット(H2)として格納される、工程と、
    ・前記第2制御点(98)と前記第3制御点(99)との間の距離が第1高さオフセット(H1)と第2高さオフセット(H2)との間の差(Δ)として算出される、工程と、
    ・前記第1測定距離(D1)、前記第2測定距離(D2)及び前記差(Δ)から、tan(δ)=1/2(H1 − H2)/(D1 − D2) =1/2 *Δ /(D1 − D2)の式を用いて、コーンエラー(δ)が算出される、工程と、
    ・前記コーンエラー(δ)が最大エラー(δmax)と比較される、工程と
    を有する方法。
  2. 前記第1場所にて、前記第1測定面(91)への前記レーザ光(22)の入射位置が付加的なレーザ受信器(94)によって決定されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第2場所での前記回転レーザ(11)の高さ調整が制御された仕方でもって生じることを特徴とする、請求項2に記載の方法。
  4. 前記第1場所での前記第1測定距離(D1)及び/又は第2場所での前記第2測定距離(D2)が前記回転レーザ(1)及び前記レーザ受信器(12)によって決定されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  5. 前記第1及び/又は第2測定距離(D1, D2)が第1測定手順による第1距離(d1)、第2測定手順による第2距離(d2)、又は、第1及び第2距離(d1,d2)の平均の距離(d)として決定されることを特徴とする、請求項4に記載の方法。
  6. 前記回転レーザ(11)が水平なレベルにされ、該水平なレベルのレーザ光(102)が前記検出区域(18)の零位置(19)に調整され、前記レーザ光が傾斜角(α)にて前記レーザ受信器(12)の方向に傾斜され、前記レーザ受信器(12)の前記検出区域(18)への傾斜したレーザ光の入射位置が第1測定点(104)として決定され、前記検出区域(18)の前記零位置(19)に対する第1測定点(104)の距離が第1高さ(h1=h(α))として格納され、前記第1距離(d1)が傾斜角(α)と、前記第1高さ(h1=h(α))と前記検出区域(18)の前記零位置(19)との間の高さの差(Δh)とから算出されることを特徴とする、請求項5に記載の方法。
  7. 前記回転レーザ(11)が水平なレベルにされ、前記レーザ受信器(12)の前記検出区域(18)への水平なレベルのレーザ光(102)の入射位置が参照点(105)として決定され、前記検出区域(18)の前記零位置(19)に対する前記参照点(105)の距離が参照高さ(h0)として格納され、前記レーザ光が傾斜角(α)で傾斜され、前記検出区域(18)への傾斜したレーザ光の入射位置が第1測定点(107)として決定され、前記検出区域(18)の前記零位置(19)に対する前記第1測定点(107)の距離が第1高さ(h1=h(α))として格納され、前記第1距離(d1)が前記傾斜角(α)と、前記第1高さ(h1)と前記参照高さ(h0)との間の高さの差(Δh=h1-h0)とから算出されることを特徴とする、請求項5に記載の方法。
  8. 前記回転レーザ(11)が水平なレベルにされ、水平なレベルのレーザ光(102)が傾斜角(α)にて傾斜方向に傾斜され、前記レーザ受信器(12)の前記検出区域(18)へのレーザ光(103)の入射位置が第1測定点(107)として決定され、前記検出区域(18)の前記零位置(19)に対する前記第1測定点(107)の距離が第1高さ(h1=h(α))として格納され、レーザ光が負の傾斜角(-α)だけ反対の傾斜方向に傾斜され、前記検出区域(18)への傾斜したレーザ光(108)の入射位置が第2測定点(109)として決定され、前記検出区域の前記零位置(19)に対する前記第2測定点(109)の距離が第2高さ(h2=h(-α))として格納され、前記第1(d1)が前記傾斜角(α)と、前記第1高さ(h1)と前記第2高さ(h2)との間の高さの差(Δh=h1-h2)とから算出されることを特徴とする、請求項5に記載の方法。
  9. 前記回転レーザ(11)が水平なレベルにされ、水平なレベルのレーザ光(102)が回転軸線(21)の回りを回転速度(VR)で回転され、回転するレーザ光(22)の信号長さが前記レーザ受信器(12)の前記検出区域(18)で決定され、第2距離(d2)が回転するレーザ光(22)の回転速度(VR)、回転するレーザ光(22)の信号長さ(ts)及び前記検出区域(18)の検出幅(BD)から算出されることを特徴とする、請求項5に記載の方法。
  10. 重力方向(24)に対する前記レーザ受信器(12)の傾斜が、第1鉛直面内の第1鉛直角(φ1)及び/又は第2鉛直面内の第2鉛直角(φ2)として決定され、前記第1鉛直面が前記重力方向(24)と前記レーザ受信器(12)の前記検出区域(18)の法線ベクトル(11)とで広げられ、前記第2鉛直面が前記検出区域(18)の縦方向(25)と横方向(26)とで広げられることを特徴とする、請求項1〜9の何れかに記載の方法。
  11. 前記第1鉛直角(φ1)及び/又は第2鉛直面内の第2鉛直角(φ2)のために、前記レーザ受信器(12)を使用する評価において、角度依存の補正係数(cos(φ1),cos(φ2),1/cos(φ2))が乗算されることを特徴とする、請求項10に記載の方法。
  12. 水平状態で前記第1及び第2水平軸線(51,52)を方向付けるために、多数の第1ヌル位置(υ1)及び第2ヌル位置(υ2)が温度(T)又は前記温度(T)依存の測定値(L)の関数として記憶され、第1特性曲線及び第2特性曲線にして格納されていることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  13. 前記回転レーザ(11)の前記温度(T)又は前記温度依存の測定値(L)が測定され、前記温度(T)又は温度依存の測定値(L)と関連する前記第1及び第2ヌル位置(υ1,υ2)が特性曲線から決定され、前記第1及び第2水平軸線(51,52)が前記第1及び第2ヌル位置(υ1,υ2)によって規定された水平状態で方向付けられることを特徴とする請求項12に記載の方法。
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