JP6674268B2 - ガスエンジン - Google Patents

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Description

本発明は、主室及び副室を含む燃焼室を備えたガスエンジンに関する。
CNG等の気体燃料を燃料とするガスエンジンにおいて、希薄燃焼を安定的に行うために、主室と、主室に連通孔を介して接続された副室とによって燃焼室を形成し、点火プラグ及び燃料供給弁を副室に配置した副室エンジンが公知となっている(例えば、特許文献1)。このガスエンジンでは、主室に対して副室内の混合気の当量比が高く維持されるため、副室における着火性が向上する。また、副室において発生した火炎は、連通孔からトーチ状に主室内に噴出し、主室内の希薄混合気を確実に着火させることができる。
特開2001−3753号公報
副室における既燃焼ガスの排出及び新気の流入は連通孔を通じて行われるため、副室内の各部において混合気の成分及び温度等は異なる。そのため、連通孔に対する点火プラグの発火部の相対位置が、副室の混合気の着火性に影響すると考えられる。また、点火プラグの発火部において発生した火炎は、連通孔を通じて主室に噴出する。そのため、連通孔に対する点火プラグの発火部の相対位置が、主室の混合気の着火性に影響すると考えられる。
本発明は、以上の背景を鑑み、副室を備えたガスエンジンにおいて、副室及び主室における混合気の着火性を向上させることを課題とする。
上記課題を解決するために本発明の一態様は、シリンダ(4)の壁面及びピストン(7)の冠面(7A)によって画定される主室(8)と、前記主室と複数の連通孔(22)によって接続され、前記主室に対して小さな容積を有する副室(20)と、前記副室内に配置された発火部(36F)を有する点火プラグ(36)とを有し、前記発火部は、前記連通孔の軸線が前記副室内において互いに交差する交点(B)に配置されていることを特徴とするガスエンジンを提供する。
この態様によれば、発火部が連通孔の延長線上に配置されるため、圧縮行程において連通孔を通過して主室から副室に流入する新気又は混合気が発火部に供給され、発火部近傍の既燃焼ガスが換気される。また、圧縮行程において連通孔を通過して主室から副室に流入する新気又は混合気は高温であるため、発火部の温度が上昇する。これらによって、副室内の混合気の着火性が向上する。また、連通孔が発火部を中心とした放射方向に延びているため、発火部で発生した火炎は円滑に連通孔を通過することができ、連通孔から主室に噴出するトーチ状の火炎は高いエネルギーを維持したまま主室内に広がる。これにより、主室内の混合気の着火性が向上する。
また、上記の態様において、前記副室は、所定の中心軸線を有し、前記交点は、前記中心軸線上に配置されているとよい。
この態様によれば、発火部において発生した火炎は、副室内を放射状に広がることができる。
また、上記の態様において、前記連通孔のそれぞれは、前記中心軸線を対称軸として回転対称形に形成され、周方向に等間隔に配置されているとよい。
この態様によれば、発火部から各連通孔までの距離が等しくなり、各連通孔から主室内に噴出するトーチ状の火炎が概ね等しくなる。また、連通孔が周方向に等間隔に配置されているため、トーチ状の火炎は主室内を概ね均質に広がる。
また、上記の態様において、前記副室は、前記中心軸線が前記シリンダの軸線であるシリンダ軸線と一致するように配置され、前記主室側に突出する隔壁(17)によって前記主室と区画され、前記ピストンは、前記冠面に前記シリンダ軸線を中心とした円形に凹設されたキャビティ(45)と、前記キャビティの底部に突設され、前記シリンダ軸線を中心とした略円錐形の凸部(47)とを有し、前記隔壁は、前記ピストンが上死点にあるときに、前記キャビティ内に突入し、前記凸部と隙間を介して対向するとよい。
この態様によれば、各連通孔から噴出するトーチ状の火炎は、凸部に沿ってキャビティ内を径方向に広がり、キャビティ内の混合気を燃焼させる。
また、上記の態様において、前記連通孔の軸線と前記シリンダ軸線とのなす角度が、前記凸部の外面と前記シリンダ軸線とのなす角度が概ね等しいとよい。
この態様によれば、各連通孔から噴出するトーチ状の火炎が、一層円滑に凸部に沿って進行する。
また、上記の態様において、前記点火プラグは、一端における中央に配置された中心電極(36B)と、一端における周縁部から突出し、前記中心電極と隙間を介して対向する接地電極(36C)とを有し、互いに対向する前記中心電極及び前記接地電極の間の部分が前記発火部となり、前記接地電極は、前記交点と前記連通孔のそれぞれとを結ぶ各線分(C)を避けて配置されているとよい。また、上記の態様において、前記点火プラグの軸線は、前記副室の中心軸線に対して傾斜し、前記接地電極の基端部(36D)が、前記中心電極に対して前記主室側と相反する側に配置されているとよい。
これらの態様によれば、各連通孔から発火部に流れる新気又は混合気の流れと接地電極との干渉が避けられる。また、発火部から各連通孔に向けて進行する火炎と接地電極との干渉が避けられる。
また、上記の態様において、前記副室内に向けて気体燃料を噴射するインジェクタ(30)を有するとよい。
この態様によれば、副室内の当量比を主室に対して高く設定することが可能になる。
また、上記の態様において、前記副室は、前記主室側に突出する半球形の隔壁(17)によって前記主室と区画され、前記連通孔は前記隔壁に形成され、前記交点は、半球形をなす前記隔壁の中心に配置されているとよい。
この態様によれば、発火部において発生した火炎が副室内を主室側に向けて半球状に広がることができる。
以上の構成によれば、副室を備えたガスエンジンにおいて、副室及び主室における混合気の着火性を向上させることができる。
第1実施形態に係る内燃機関の断面図 (A)副室を拡大して示す断面図、(B)図2(A)のB−B断面図 第1実施形態に係る内燃機関の断面図であって、ピストンが上死点にある状態を示す 第2実施形態に係る内燃機関の断面図 (A)第2実施形態に係る内燃機関の副室を拡大して示す断面図、(B)図5(A)のB−B断面図 発火部の位置と点火時期における発火部の温度との関係を示すグラフ
以下、図面を参照して、本発明を4バルブのCNGを燃料とするガスエンジンに適用した実施形態について説明する。
(第1実施形態)
ガスエンジン1は、4ストローク機関であり、図1に示すように、シリンダブロック2Aと、シリンダブロック2Aの上端面に締結されたシリンダヘッド2Bとを含むエンジン本体2を有する。シリンダブロック2Aには、シリンダブロック2Aの上端面に開口する断面円形のシリンダ4が形成されている。シリンダヘッド2Bの下端面においてシリンダ4の上端と対向する部分は、平面に形成され、シリンダ4の上端をなす燃焼室天井部5となっている。シリンダ4の軸線をシリンダ軸線Aとする。シリンダ4には、ピストン7がシリンダ軸線Aに沿って往復動可能に受容されている。燃焼室天井部5を含むシリンダ4の壁面と、ピストン7の冠面7Aとによって主室8が画定されている。
図1に示すように、燃焼室天井部5には、2つの吸気ポート11と、2つの排気ポート12とが開口している。燃焼室天井部5において、一側である吸気側に2つの吸気ポート11が配置され、他側である排気側に2つの排気ポート12が配置されている。吸気ポート11及び排気ポート12の燃焼室天井部5側の開口端は、ポペットバルブである吸気バルブ13及び排気バルブ14によって開閉される。
シリンダヘッド2Bには、上下に貫通し、下端が燃焼室天井部5の中央部に開口する支持孔16が形成されている。支持孔16は、シリンダ軸線Aと同軸に形成された段付き孔であり、下側から小径の下部16A、下部16Aに対して拡径された中間部16B、中間部16Bに対して拡径された上部16Cとを有する。下部16Aと中間部16Bとの間には上方を向く環状の肩面16Dが形成されている。中間部16Bの上部の内面には、雌ねじが形成されている。
図1及び図2に示すように、支持孔16の下部16A及び中間部16Bには、有底筒形の隔壁部材17が挿入されている。隔壁部材17は、シリンダ軸線Aと同軸に配置された円筒形の筒部17Aと、筒部17Aの下端を閉塞する端壁部17Bと、筒部17Aの上部における外周面に突設され、周方向に延びる環状のフランジ部17Cとを有する。フランジ部17Cは、環状のシール部材(符号省略)を介して肩面16Dに当接している。中間部16Bには、雌ねじに螺合する雄ねじを外周面に備えた環状の支持部材19が装着されている。フランジ部17Cは、肩面16Dと支持部材19の下面との間で上下から挟持され、シリンダヘッド2Bに対して固定される。筒部17Aの内周部における上部は、下部に対して縮径された縮径部となっている。筒部17Aの内周部における下部は、副室20を画定している。副室20は、主室8と共に燃焼室を構成する。副室20の容積は、ピストン7が下死点に位置するときの主室8の容積に対して小さく設定されている。
隔壁部材17の端壁部17Bは、下方に向けて凸となる略半球形に形成され、燃焼室天井部5よりも下方に突出している。端壁部17Bの下端部(平面視における中央)は、平面状に形成されている。略半球形に形成された端壁部17Bの中心は、シリンダ軸線A上、かつ燃焼室天井部5を外挿した仮想平面上に配置されている。
端壁部17Bには、厚み方向に貫通し、主室8と副室20とを連通する複数の連通孔22が形成されている。各連通孔22は、直線状に延び、それぞれの軸線が副室20内における1つの交点Bにおいて互いに交差している。すなわち、各連通孔22は、交点Bを中心とした放射状に延びている。各連通孔22は、隔壁部材17の軸線を中心として回転対称形に形成され、交点Bは、シリンダ軸線Aと一致する隔壁部材17の軸線上に位置している。交点Bは、略半球形に形成された端壁部17Bの中心と一致している。各連通孔22の軸線と隔壁部材17の軸線とのなす角度は、例えば10°以上80°以下であるとよい。本実施形態では、連通孔22は5つ設けられ、隔壁部材17の軸線を中心として周方向に等間隔に配置されている。各連通孔22の軸線と隔壁部材17の軸線とのなす角度は60°に設定されている。また、各連通孔22の横断面は任意であってよく、例えば円形に形成されている。主室8と副室20とは、複数の連通孔22のみによって互いに連通し、流体の流通が可能になっている。主室8と副室20とは、連通孔22を除く他の部分においては互いに分離され、流体の流通が遮断されている。
図1に示すように、支持孔16にはインジェクタ30が挿入されている。インジェクタ30は、気体燃料を噴射する手段である。本実施形態では、インジェクタ30は、CNGに適合したものであり、デリバリパイプや圧力制御弁を介してCNGボンベと接続されている。インジェクタ30に供給されるCNGの圧力は例えば2MPa程度であってよい。インジェクタ30は、略円筒形の本体部30Aと、本体部30Aの一端に同軸に設けられたノズル30Bとを有する。ノズル30Bの先端には気体燃料を噴射する噴射孔(図示省略)が形成され、本体部30A及びノズル30Bの内部にはデリバリパイプと噴射孔とを接続する燃料通路(図示省略)が形成されている。ノズル30Bの内部には燃料通路を開閉する弁体(図示省略)が設けられ、本体部30Aの内部には弁体を駆動するアクチュエータ(図示省略)が設けられている。アクチュエータは、ソレノイドやピエゾ素子を使用したものであってよい。
インジェクタ30の本体部30Aの外周には、周方向に延びる環状のフランジ30Cが形成されている。インジェクタ30は、ノズル30Bが隔壁部材17の上部開口Dを通過し、ノズル30Bの先端が副室20内に位置するように支持孔16に配置される。インジェクタ30は、フランジ30Cが支持部材19の上端に突き当たるように、図示しないホルダによってシリンダヘッド2Bに固定されている。インジェクタ30は、シリンダ軸線Aと同軸に配置されている。本実施形態では噴射孔は、1つであり、シリンダ軸線Aに沿って下方を向いている。噴射孔から噴射されるCNGは、シリンダ軸線Aを中心とし、下方(ピストン7側)に向けて広がる円錐状の噴霧形状をなす。ノズル30Bの外周面と筒部17Aの内周面との間にはシール部材(符号省略)が配置され、副室20の上部が気密に閉塞されている。
シリンダヘッド2Bにおける2つの吸気ポート11の間には、貫通孔である点火プラグ孔33が形成されている。点火プラグ孔33は、直線状に延びる段付き孔であり、シリンダ軸線Aに対して傾斜して延び、下端が支持孔16の下部16Aの内周面に開口している。点火プラグ孔33は、上部が下部に対して径が大きく形成されている。隔壁部材17の筒部17Aにおいて、点火プラグ孔33の下端開口と対向する部分には、貫通孔であり、副室20と点火プラグ孔33とを連通する透孔34が形成されている。透孔34の幅は点火プラグ孔33の下端の幅よりも大きく、透孔34の周縁部は支持孔16の下部16Aの内周面と接している。隔壁部材17の筒部17Aの外周面と支持孔16の下部16Aの内周面とは、密着しており、気密にシールされている。
図1及び図2に示すように、点火プラグ孔33には、スパークプラグである点火プラグ36が挿入されている。点火プラグ36は、軸状に延びる本体部36Aと、本体部36Aの先端中央に設けられた中心電極36Bと、本体部36Aの先端周縁から突出した接地電極36Cとを有する。本体部36Aの外周面には、雄ねじが形成されており、点火プラグ孔33の下部に形成された雌ねじに螺合している。中心電極36Bは電源に接続されている。接地電極36Cは、中心電極36Bに対して絶縁され、本体部36Aの外周部を介してシリンダヘッド2Bに接地されている。接地電極36Cは、本体部36Aの先端周縁から点火プラグ36の軸線と略平行に延びる基端部36Dと、基端部36Dに対して略直角に屈曲し、点火プラグ36の軸線側(中央側)に径方向内向きに延びる先端部36Eとを有する。接地電極36Cの先端部36Eは、点火プラグ36の軸線方向において中心電極36Bと隙間を介して対向している。中心電極36Bと接地電極36Cの先端部36Eとの間は、発火部36Fとなり、点火時に中心電極36Bに電圧が印加されることによって火花が発生する。
図2に示すように、点火プラグ36の発火部36Fは、副室20内において、各連通孔22の軸線の交点Bと一致する位置に配置されている。詳細には、点火プラグ36の発火部36Fは、各連通孔22の交点Bから2mm未満の範囲に配置されている。また、接地電極36Cは、交点Bと連通孔22のそれぞれとを結ぶ各線分Cを避けて配置されている。具体的には、接地電極36Cの基端部36Dは、中心電極36Bに対して主室8側と相反する側、すなわち中心電極36Bの上方に配置されている。また、接地電極36Cの先端部36Eは、シリンダ軸線Aに沿った方向から見て、隣り合う2つの連通孔22のそれぞれと交点Bとを結ぶ線分Cの間に配置されている。また、点火プラグ36の本体部36A及び透孔34は、シリンダ軸線Aに沿った方向から見て、1つの連通孔22と重なる位置に互いに平行に配置されている。また、本実施形態では、発火部36Fは、隔壁部材17(副室20)の軸線上に配置され、端壁部17Bの中心上にも配置されている。
図1に示すように、ピストン7は、円板状のクラウン部41と、クラウン部41の周縁部から下方に突出した一対のスカート部42と、各スカート部42の対応する側縁同士を互いに連結する一対の連結壁部43とを有している。ピストン7の軸線はシリンダ軸線Aと一致している。クラウン部41の外周部には、周方向に延在する第1環状溝、第2環状溝及び第3環状溝(符号省略)が上から順に形成されている。第1環状溝及び第2環状溝にはそれぞれコンプレッションリング(符号省略)が嵌め付けられ、第3環状溝にはオイルリング(符号省略)が嵌め付けられる。
クラウン部41の燃焼室天井部5側を向く冠面7Aは、シリンダ軸線Aと垂直な平面に形成されている。冠面7Aの中央部には、キャビティ45が凹設されている。キャビティ45は、シリンダ軸線Aを中心とした円形に形成され、底部45Aと、底部45Aの周縁部に設けられた縁壁部45Bとを有する。縁壁部45Bは、シリンダ軸線Aを中心とした円筒面に形成され、上端において冠面7Aと略垂直に接続している。縁壁部45Bと底部45Aとの境界の表面は、滑らかな曲面に形成されている。
底部45Aの中央には、シリンダ軸線Aを中心とした略円錐形の凸部47が突設されている。凸部47の突出端は、冠面7Aよりも下方に配置されている。凸部47の周縁部は底部45Aの周縁部の近傍まで延びている。凸部47の突出端は、面取りがなされた滑らかな曲面に形成されている。また、凸部47の周縁部と底部45Aとの境界の表面は、滑らかな曲面に形成されている。
キャビティ45及び凸部47は、協働してシリンダ軸線Aを中心としたトロイダル形状をなし、周縁部の深さが中央部に対して深くなっている。キャビティ45及び凸部47を含む冠面7Aは、シリンダ軸線Aを対称軸とした軸対称形に形成されている。
図3に示すように、ピストン7が上死点にあるときに、隔壁部材17の端壁部17Bはキャビティ45内に突入し、隙間を介して凸部47と対向するように、端壁部17Bの突出長さ、キャビティ45の深さ、及び凸部47の高さが設定されている。凸部47の外面とシリンダ軸線Aとのなす角度は、連通孔22の軸線とシリンダ軸線A(隔壁部材17の軸線)とのなす角度と概ね等しく設定されている。
本実施形態に係るガスエンジン1では、吸気行程においてピストン7が下降すると、吸気バルブ13が開かれ、吸気ポート11から主室8に新気が供給される。このとき、主室8の圧力が副室20に対して低下するため、副室20内の前回の燃焼時に発生した既燃焼ガスが各連通孔22を通して主室8に流れる。その後の圧縮行程においてピストン7が上昇すると、主室8の圧力が副室20に対して上昇するため、主室8の新気(空気)が各連通孔22を通して副室20に流れる。インジェクタ30は、吸気行程の後期から圧縮行程にかけてCNG(気体燃料)を副室20に噴射する。副室20に噴射されたCNGの一部は、吸気行程において連通孔22を通して主室8に流れ、残りは副室20に留まる。点火時期において、主室8には希薄混合気が形成され、副室20には主室8よりも当量比が高く、着火可能な混合気が形成される。
圧縮行程の上死点付近に設定された点火時期において、点火プラグ36が発火部36Fに火花を発生させることによって、発火部36FにおいてCNGが着火し、火炎が発生する。発火部36Fで発生した火炎は、放射状に広がり、図3に示すように各連通孔22を通過して各連通孔22からトーチ状の火炎ジェットとなって主室8のキャビティ45内に噴出する。このとき、ピストン7が上死点付近にあることから、キャビティ45が主室8の大部分を占めている。各連通孔22から噴出する火炎ジェットは、凸部47の表面に沿ってキャビティ45内を放射状に広がり、キャビティ45内の混合気を確実に燃焼させる。
以上のように構成されたガスエンジン1では、発火部36Fが直線状の各連通孔22の延長線上に配置されるため、圧縮行程において各連通孔22を通過して主室8から副室20に流入する新気が発火部36Fに供給され、発火部36F近傍の既燃焼ガスが換気され、発火部36Fに酸素が供給される。また、圧縮行程において各連通孔22を通過して主室8から副室20に流入する新気は、シリンダ4の壁面及びピストン7の冠面7Aによって加熱され、高温となっているため、発火部36Fの温度が上昇する。これらによって、副室20内の混合気の着火性が向上する。また、各連通孔22が発火部36Fを中心とした放射方向に延びているため、発火部36Fから放射状に広がる火炎は円滑に連通孔22を通過することができ、連通孔22から主室8に噴出するトーチ状の火炎ジェットは高いエネルギーを維持したまま主室8内に広がる。これにより、主室8内の混合気の着火性が向上すると共に、火炎の伝播速度が増加する。
また、各連通孔22の交点Bが副室20(隔壁部材17)の軸線上に配置されているため、発火部36Fにおいて発生した火炎は、副室20内を放射状に広がることができる。また、各連通孔22のそれぞれが、副室20の軸線を対称軸として回転対称形に形成され、周方向に等間隔に配置されているため、発火部36Fから各連通孔22までの距離が等しくなり、各連通孔22から主室8内に噴出する火炎ジェットが概ね等しくなる。また、各連通孔22が周方向に等間隔に配置されているため、火炎ジェットは主室8内を概ね均質に広がる。
各連通孔22から火炎ジェットが主室8に向けて噴出するとき、キャビティ45が主室8の大部分を占めているため、主室8のシリンダ軸線Aを中心とした径方向の幅が狭く、火炎ジェットが主室8の全体に広がるまでに要する時間が短縮される。また、火炎ジェットは、凸部47に沿ってキャビティ45内を径方向に広がり、キャビティ45内の混合気を燃焼させることができる。連通孔22の軸線とシリンダ軸線Aとのなす角度が、凸部47の外面とシリンダ軸線Aとのなす角度が概ね等しいため、各連通孔22から噴出する火炎ジェットは、円滑に凸部47に沿って進むことができる。
接地電極36Cが、各連通孔22の交点Bと各連通孔22のそれぞれとを結ぶ各線分Cを避けて配置されているため、圧縮行程において各連通孔22から発火部36Fに流れる新気の流れと接地電極36Cとの干渉が避けられる。また、膨張行程において発火部36Fから各連通孔22に向けて進行する火炎と接地電極36Cとの干渉が避けられる。特に、接地電極36Cの基端部36Dが、中心電極36Bに対して上方に配置されているため、接地電極36Cが連通孔22を通して副室20に流入する新気及び発火部36Fから連通孔22に広がる火炎と干渉することが確実に避けられる。
(第2実施形態)
第2実施形態に係るガスエンジン100は、第1実施形態に係るガスエンジン100と比べて、インジェクタ30が吸気ポート11に向けて燃料を噴射する点、点火プラグ36が支持孔16に配置され、シリンダ軸線Aに沿って配置されている点、及び隔壁部材17の形状が異なる。第2実施形態に係るガスエンジン100において、第1実施形態に係るガスエンジン100と同様の構成は、同一の符号を付して説明を省略する。
図4に示すように第2実施形態に係るガスエンジン100では、インジェクタ30は、ノズル30Bの噴射孔が吸気ポート11内に向くようにシリンダヘッド2Bに配置され、吸気ポート11に向けて燃料を噴射する。
図5に示すように、ガスエンジン100における隔壁部材17の端壁部17Bには、4つの連通孔22が形成されている。各連通孔22は、直線状に延び、それぞれの軸線が副室20内における1つの交点Bにおいて互いに交差している。各連通孔22は、隔壁部材17の軸線を中心として回転対称形に形成され、交点Bは隔壁部材17の軸線上に位置している。交点Bは、略半球形に形成された端壁部17Bの中心と一致している。各連通孔22は、隔壁部材17の軸線を中心として周方向に等間隔に配置されている。
点火プラグ36は、シリンダ軸線Aに沿うように支持孔16内に挿入され、本体部36Aの先端が隔壁部材17の上端から副室20内に挿入されている。副室20の上部は、点火プラグ36の本体部36Aによって閉じられている。点火プラグ36の発火部36Fは、各連通孔22の交点Bと一致するように配置されている。接地電極36Cは、交点Bと連通孔22のそれぞれとを結ぶ各線分Cを避けて配置されている。具体的には、シリンダ軸線Aに沿った方向から見て、接地電極36Cの基端部36Dは、隣り合う2つの連通孔22から周方向において等距離となる中間位置に配置され、接地電極36Cの先端部36Eは隣り合う2つの連通孔22から周方向において等距離となる位置をシリンダ軸線Aの径方向に延びている。
図6は、発火部36Fが交点Bに一致するガスエンジン100(実施例)、第2実施形態に係るガスエンジン100において発火部36Fを交点Bから上方に2mm移動させた比較例1、及び上方に4mm移動させた比較例2の、発火部36Fの温度の計算結果を示すグラフである。図6に示すように、実施例に対して発火部36Fの位置を上方に2mm以上ずらすと、点火時期において発火部36Fの温度は約70℃程度低下することが確認される。これは、点火プラグ36の位置が上方にずれることによって、各連通孔22と交点Bとを結ぶ線分C上に接地電極36Cの先端部36Eが配置されることに起因すると考えられる。この場合、主室8から連通孔22を通過して副室20に流入する高温ガスは、接地電極36Cの先端部36Eに衝突し、発火部36Fへの円滑な流れが阻害される。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。例えば、上記の実施形態では、気体燃料としてCNGを使用した例について説明したが、気体燃料は水素やメタン、プロパン等であってもよい。また、隔壁部材17の形状及び大きさは、適宜変更することができる。特に、連通孔22の数、大きさ、シリンダ軸線Aに対する傾斜角、及び配置は、適宜変更することができる。
1、100 :ガスエンジン
4 :シリンダ
7 :ピストン
7A :冠面
8 :主室
16 :支持孔
17 :隔壁部材
17A :筒部
17B :端壁部
20 :副室
22 :連通孔
30 :インジェクタ
33 :点火プラグ孔
34 :透孔
36 :点火プラグ
36A :本体部
36B :中心電極
36C :接地電極
36D :基端部
36E :先端部
36F :発火部
45 :キャビティ
47 :凸部
A :シリンダ軸線
B :交点
C :線分

Claims (7)

  1. シリンダの壁面及びピストンの冠面によって画定される主室と、
    前記主室と複数の連通孔によって接続され、前記主室に対して小さな容積を有する副室と、
    前記副室内に配置された発火部を有する点火プラグとを有し、
    前記発火部は、前記連通孔の軸線が前記副室内において互いに交差する交点に配置され
    前記点火プラグは、一端における中央に配置された中心電極と、一端における周縁部から突出し、前記中心電極と隙間を介して対向する接地電極とを有し、互いに対向する前記中心電極及び前記接地電極の間の部分が前記発火部となり、
    前記点火プラグの軸線は、前記副室の中心軸線に対して傾斜し、
    前記交点及び前記発火部は、前記中心軸線上に配置され、
    前記接地電極の基端部が、前記中心電極及び複数の前記連通孔のそれぞれに対して前記主室側と相反する側であり、かつ前記中心軸線上に配置され、前記交点と前記連通孔のそれぞれとを結ぶ各線分を避けて配置さていることを特徴とするガスエンジン。
  2. 前記副室の複数の前記連通孔が設けられた側と相反する側にインジェクタが設けられ、
    前記インジェクタは、前記中心軸線に沿って、前記交点側及び前記連通孔側に気体燃料を噴射し、
    前記インジェクタと前記発火部との間に前記接地電極の前記基端部が配置されている請求項1に記載のガスエンジン。
  3. 前記インジェクタの前記気体燃料を噴射する噴射孔は、前記中心軸線上に配置されている請求項2に記載のガスエンジン。
  4. 前記連通孔のそれぞれは、前記中心軸線を対称軸として回転対称形に形成され、周方向に等間隔に配置されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つの項に記載のガスエンジン。
  5. 前記副室は、前記中心軸線が前記シリンダの軸線であるシリンダ軸線と一致するように配置され、前記主室側に突出する隔壁によって前記主室と区画され、
    前記ピストンは、前記冠面に前記シリンダ軸線を中心とした円形に凹設されたキャビティと、前記キャビティの底部に突設され、前記シリンダ軸線を中心とした略円錐形の凸部とを有し、
    前記隔壁は、前記ピストンが上死点にあるときに、前記キャビティ内に突入し、前記凸部と隙間を介して対向することを特徴とする請求項4に記載のガスエンジン。
  6. 前記連通孔の軸線と前記シリンダ軸線とのなす角度が、前記凸部の外面と前記シリンダ軸線とのなす角度が概ね等しいことを特徴とする請求項5に記載のガスエンジン。
  7. 前記副室は、前記主室側に突出する半球形の隔壁によって前記主室と区画され、
    前記連通孔は前記隔壁に形成され、
    前記交点は、半球形をなす前記隔壁の中心に配置されていることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1つの項に記載のガスエンジン。
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