JP6673459B2 - 画像処理装置、画像処理システム及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置、画像処理システム及びプログラムに関する。
従来、パノラマ画像を表示する方法が知られている。そして、パノラマ画像表示において、パノラマ画像の表示に対するユーザの指示を受け付けるためのユーザインタフェース(以下「UI」という。)が知られている。
例えば、通信端末が、パノラマ画像における所定領域画像に関するサムネイルを表示し、所定のサムネイルを選択する指示を受け付けることで、受け付けたサムネイルに関する所定領域画像を表示する。これにより、ユーザが所望のパノラマ画像又はパノラマ画像においてユーザが所望する所定領域画像をユーザが容易に探せるようにする方法が知られている(例えば、特許文献1等)。
また、コンピュータが、まず、画像の一部の領域であって、画像上の任意の視点を中央に含む部分画像を画像から生成し、画像と、複数の部分画像のサムネイルを一覧で示す視点一覧画像とを表示する。次に、コンピュータが、部分画像と、当該部分画像に対するユーザのコメントとを関連付けたコメント情報をサーバ装置から受信し、視点一覧画像が示す部分画像のサムネイルごとに、それぞれのコメントの件数を表示する。このようにして、注目度が高い画像内の視点をユーザが把握できるようにする方法が知られている(例えば、特許文献2等)。
他にも、ユーザが受信装置を用いて画像管理システムから画像データをダウンロードする際に、受信装置が、対応する画像識別情報に基づいて付加情報管理システムから付加情報をダウンロードする。このようにして、ユーザが画像データを補正する等の画像処理を行うのに、メタデータを用いることができるようにする方法が知られている(例えば、特許文献3等)。
しかしながら、従来の方法では、撮像した画像等に、新たに画像が加えられると、不自然な画像になり、違和感のある画像が生成される場合が多いという問題がある。
本発明の1つの側面は、撮像した画像等に新たに画像を加えても、違和感の少ない画像を生成することができる画像処理装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明の一態様における、画像処理装置は、第1画像を入力する入力部と、前記第1画像に加える第2画像を選択する選択部と、前記第2画像を前記第1画像に基づいて変換して変換画像を生成する変換部と、前記第1画像と、前記変換画像とを合成して合成画像を生成する合成部とを備え、前記変換部は、前記第1画像が有する曲率が反映されるように前記第2画像を変換することを特徴とする。
撮像した画像等に、新たに画像を加えても、違和感の少ない画像を生成することができる画像処理装置を提供できる。
本発明の一実施形態に係る画像処理システムの全体構成の一例を説明する図である。 本発明の一実施形態に係る撮影装置の一例を説明する図(その1)である。 本発明の一実施形態に係る撮影装置の一例を説明する図(その2)である。 本発明の一実施形態に係る撮影装置の一例を説明する図(その3)である。 本発明の一実施形態に係る撮影装置による撮影の一例を説明する図である。 本発明の一実施形態に係る撮影装置によって撮影された画像の一例を説明する図である。 本発明の一実施形態に係る撮影装置のハードウェア構成の一例を説明するブロック図である。 本発明の一実施形態に係るスマートフォンのハードウェア構成の一例を説明するブロック図である。 本発明の一実施形態に係る画像処理システムによる全体処理の一例を説明するシーケンス図である。 本発明の一実施形態に係る全天球画像の一例を説明する図(その1)である。 本発明の一実施形態に係る全天球画像の一例を説明する図(その2)である。 本発明の一実施形態に係る全天球画像の一例を説明する図(その3)である。 本発明の一実施形態に係る全天球画像の一例を説明する図(その4)である。 本発明の一実施形態に係る全天球パノラマ画像の一例を説明する図である。 本発明の一実施形態に係る初期画像の一例を説明するための図(その1)である。 本発明の一実施形態に係る初期画像の一例を説明するための図(その2)である。 本発明の一実施形態に係る初期画像の一例を説明するための図(その3)である。 本発明の一実施形態に係る初期画像の一例を説明するための図(その4)である。 本発明の一実施形態に係る別のズーム処理の一例を説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る別のズーム処理の一例を説明するための表である。 本発明の一実施形態に係る別のズーム処理の「範囲」の一例を説明するための図(その1)である。 本発明の一実施形態に係る別のズーム処理の「範囲」の一例を説明するための図(その2)である。 本発明の一実施形態に係る別のズーム処理の「範囲」の一例を説明するための図(その3)である。 本発明の一実施形態に係る別のズーム処理の「範囲」の一例を説明するための図(その4)である。 本発明の一実施形態に係る別のズーム処理の「範囲」の一例を説明するための図(その5)である。 本発明の一実施形態に係る編集モードにおける画像及びGUIの一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るスタンプ画面の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るスタンプを配置する画面の一例を示す図(その1)である。 本発明の一実施形態に係るスタンプを配置する画面の一例を示す図(その2)である。 本発明の一実施形態に係るスタンプを配置する画面の一例を示す図(その3)である。 本発明の一実施形態に係るスタンプのサイズを変更した場合の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るスタンプの角度を変更した場合の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るテキスト画面の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るテキストを配置する画面の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る合成画像を示す画面の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るスマートフォンによる処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るスマートフォンによる第2画像を加える処理の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るスマートフォンによって第2画像の配置が制限される範囲の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る画像処理装置の機能構成の一例を示す機能ブロック図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
<画像処理システムの全体構成例>
図1は、本発明の一実施形態に係る画像処理システムの全体構成の一例を説明する図である。図示する例では、画像処理システム10は、撮影装置1と、画像処理装置の例であるスマートフォン2とを有する。
撮影装置1は、複数の光学系を有するカメラ等である。例えば、撮影装置1は、複数の光学系を用いて撮影した画像に基づいて、全方位等の広い範囲を示す画像(以下「全天球画像」という。)を生成する。次に、撮影装置1は、全天球画像等をスマートフォン2に出力する。そして、スマートフォン2は、全天球画像等の入力される画像を画像処理する。以下、入力される画像、すなわち、第1画像が全天球画像である例で説明する。なお、以下の説明では、パノラマ画像は、例えば、全天球画像である。
また、この例では、撮影装置1及びスマートフォン2は、有線又は無線で接続される。例えば、スマートフォン2は、撮影装置1が出力する全天球画像を示すデータ等を撮影装置1からダウンロードする。なお、接続は、ネットワーク等を介してもよい。
なお、全体構成は、図示する構成に限られない。例えば、撮影装置1及びスマートフォン2は、一体の装置であってもよい。また、画像処理システム10は、撮影装置1及びスマートフォン2以外に更に情報処理装置等を有してもよい。
<撮影装置例>
撮影装置1(図1)は、例えば、以下に説明するような装置である。
図2乃至図4は、本発明の一実施形態に係る撮影装置の一例を説明する図である。なお、図2乃至図4は、撮影装置1の外観の一例を示す図である。具体的には、図2は、撮影装置1の正面図の一例である。一方で、図3は、撮影装置1の左側面図の一例である。さらに、図4は、撮影装置1の平面図の一例である。
そして、撮影装置1は、前面撮影素子1H1と、後面撮影素子1H2と、スイッチ1H3とを有する。この例では、前面撮影素子1H1及び後面撮影素子1H2等の光学系が撮影に用いられ、それぞれの光学系を用いて撮影されたそれぞれの画像に基づいて、撮影装置1は、全天球画像を生成する。なお、全天球画像の生成方法の詳細は、後述する。
また、スイッチ1H3は、いわゆるシャッタボタンであり、ユーザが撮影装置1に対して撮影の指示を行うための入力装置の例である。
撮影装置1は、例えば、図2に示すように、ユーザが手で持ち、スイッチ1H3がユーザによって押されると、撮影装置1は、撮影を行う。具体的には、撮影装置1は、以下のようにして撮影に用いられる。
図5は、本発明の一実施形態に係る撮影装置による撮影の一例を説明する図である。図示するように、ユーザは、撮影装置1を手で持ち、図3に示すスイッチ1H3を押すことによって撮影を行う。このようにすると、撮影装置1は、図示するように、前面撮影素子1H1(図2)と、後面撮影素子1H2(図2)とによって、撮影装置1の全方位を撮影することができる。このようにして撮影される画像は、例えば、以下のような画像である。
図6は、本発明の一実施形態に係る撮影装置によって撮影された画像の一例を説明する図である。具体的には、図6(a)は、前面撮影素子1H1(図2)によって撮影される画像の一例である。一方で、図6(b)は、後面撮影素子1H2(図2)によって撮影される画像の一例である。そして、図6(c)は、前面撮影素子1H1によって撮影される画像、すなわち、図6(a)に示す画像と、後面撮影素子1H2によって撮影される画像、すなわち、図6(b)に示す画像とに基づいて生成される画像の一例である。
まず、前面撮影素子1H1によって撮影される画像は、図6(a)に示すように、撮影装置1の前方側の広い範囲、例えば、画角で180°の範囲を撮影範囲とする画像である。また、図示するように、前面撮影素子1H1によって撮影される画像は、前面撮影素子1H1が広い範囲を撮影するための光学系、例えば、いわゆる魚眼レンズを用いる場合には、歪曲収差を有する。すなわち、図6(a)に示す画像は、撮影装置1の一方の広い範囲を示し、かつ、歪曲収差を有する、いわゆる半球画像(以下「半球画像」という。)である。
なお、各光学系のそれぞれの画角は、180°以上かつ200°以下の範囲が望ましい。特に、画角が180°以上を超える場合には、図6(a)に示す半球画像と、図6(b)に示す半球画像とを合成する際、重畳する画像領域があるため、撮影装置は、全天球画像を生成しやすい。
一方で、後面撮影素子1H2によって撮影される画像は、図6(b)に示すように、撮影装置1の後方側の広い範囲、例えば、画角で180°の範囲を撮影範囲とする画像である。このように、後面撮影素子1H2によって撮影される画像は、図6(a)と同様の半球画像である。
次に、撮影装置1は、歪補正処理及び合成処理等の処理を行い、図6(a)に示す前方側の半球画像と、図6(b)に示す後方側の半球画像とに基づいて、図6(c)に示す画像を生成する。すなわち、図6(c)に示す画像は、いわゆるメルカトル(Mercator)図法又は正距円筒図法等の方法で生成される画像、すなわち、全天球画像の例である。
なお、第1画像は、撮影装置1によって生成される画像に限られない。例えば、第1画像は、他のカメラ等で撮影される画像又は他のカメラで撮影される画像に基づいて生成された画像でもよい。なお、第1画像は、図6に示すような、いわゆる全方位カメラ又はいわゆる広角レンズのカメラ等によって、広い視野角の範囲を撮影した画像であるのが望ましい。
また、以下の説明では、第1画像は、全天球画像を例に説明するが、第1画像は、全天球画像に限られない。例えば、第1画像は、コンパクトカメラ、一眼レフカメラ又はスマートフォン等で撮影された画像でもよい。なお、画像は、水平又は垂直に伸びるパノラマ画像等でもよい。
<撮影装置のハードウェア構成例>
図7は、本発明の一実施形態に係る撮影装置のハードウェア構成の一例を説明するブロック図である。図示するように、撮影装置1は、撮影ユニット1H4と、画像処理ユニット1H7、撮影制御ユニット1H8と、CPU(Central Processing Unit)1H9と、ROM(Read−Only Memory)1H10とを有する。また、撮影装置1は、SRAM(Static Random Access Memory)1H11と、DRAM(Dynamic Random Access Memory)1H12と、操作I/F(Interface)1H13とを有する。さらに、撮影装置1は、ネットワークI/F1H14と、無線I/F1H15と、アンテナ1H16とを有する。また、撮影装置1が有するハードウェアは、バス1H17で接続され、バス1H17を介してデータ又は信号を入出力する。
撮影ユニット1H4は、前面撮影素子1H1と、後面撮影素子1H2とを有する。また、前面撮影素子1H1に対応してレンズ1H5、後面撮影素子1H2に対応してレンズ1H6がそれぞれ設置される。
前面撮影素子1H1及び後面撮影素子1H2は、いわゆるカメラユニットである。具体的には、前面撮影素子1H1及び後面撮影素子1H2は、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)又はCCD(Charge Coupled Device)等の光学センサをそれぞれ有する。そして、前面撮影素子1H1は、レンズ1H5を通して入射する光を変換し、半球画像等を示す画像データを生成する。同様に、後面撮影素子1H2は、レンズ1H6を通して入射する光を変換し、半球画像等を示す画像データを生成する。
次に、撮影ユニット1H4は、前面撮影素子1H1及び後面撮影素子1H2が生成するそれぞれの画像データを画像処理ユニット1H7へ出力する。なお、出力される画像データは、例えば、図6(a)に示す前方の半球画像及び図6(b)に示す後方の半球画像等である。
さらに、前面撮影素子1H1及び後面撮影素子1H2は、高画質の撮影を行うため、レンズ以外に、絞り又はローパスフィルタ等の他の光学要素を更に有してもよい。また、前面撮影素子1H1及び後面撮影素子1H2は、高画質の撮影を行うために、いわゆる欠陥画素補正又はいわゆる手振れ補正等を行ってもよい。
画像処理ユニット1H7は、撮影ユニット1H4から入力される画像データに基づいて、図6(c)に示す全天球画像を生成する。なお、全天球画像を生成する処理の詳細は、後述する。
撮影制御ユニット1H8は、撮影装置1が有するハードウェアを制御する制御装置である。
CPU1H9は、各処理を実現するための演算及びデータの加工を行う演算装置並びにハードウェアの制御を行う制御装置である。例えば、CPU1H9は、あらかじめインストールされるプログラムに基づいて、各処理を実行する。
ROM1H10、SRAM1H11及びDRAM1H12は、記憶装置の例である。具体的には、ROM1H10は、例えば、CPU1H9に処理を実行させるためのプログラム、データ又はパラメータ等を記憶する。また、SRAM1H11及びDRAM1H12は、例えば、CPU1H9がプログラムに基づいて処理を実行するのに用いられるプログラム、プログラムが使用するデータ、プログラムが生成するデータ等を記憶する。なお、撮影装置1は、ハードディスク等の補助記憶装置を更に有してもよい。
操作I/F1H13は、スイッチ1H3等の入力装置と接続され、撮影装置1に対するユーザの操作を入力する処理を行うインタフェースである。例えば、操作I/F1H13は、スイッチ等の入力装置、入力装置を接続するためのコネクタ、ケーブル、入力装置から入力される信号を処理する回路、ドライバ及び制御装置等である。なお、操作I/F1H13は、ディスプレイ等の出力装置を更に有してもよい。また、操作I/F1H13は、入力装置と、出力装置とが一体となったいわゆるタッチパネル等でもよい。さらに、操作I/F1H13は、USB(Universal Serial Bus)等のインタフェースを有し、フラッシュメモリ等の記録媒体を撮影装置1に接続してもよい。これによって、操作I/F1H13は、撮影装置1から記録媒体にデータを入出力してもよい。
なお、スイッチ1H3は、シャッタに係る操作以外の操作を行うための電源スイッチ及びパラメータ入力スイッチ等でもよい。
ネットワークI/F1H14、無線I/F1H15及びアンテナ1H16は、無線又は有線で、外部装置と撮影装置1を接続させる。例えば、撮影装置1は、ネットワークI/F1H14によって、ネットワークに接続し、スマートフォン2(図1)へデータを送信する。なお、ネットワークI/F1H14、無線I/F1H15及びアンテナ1H16は、USB等の有線で他の外部装置と接続するハードウェアでもよい。すなわち、ネットワークI/F1H14、無線I/F1H15及びアンテナ1H16は、コネクタ及びケーブル等でもよい。
バス1H17は、撮影装置1が有するハードウェア間で、データ等を入出力するのに用いられる。すなわち、バス1H17は、いわゆる内部バスである。具体的には、バス1H17は、例えば、PCI Express(Peripheral Component Interconnect Bus Express)等である。
なお、撮影装置1は、撮影素子が2つである場合に限られない。例えば、3つ以上の撮影素子を有してもよい。さらに、撮影装置1は、1つの撮影素子の撮影角度を変えて、複数の部分画像を撮影してもよい。また、撮影装置1は、魚眼レンズを用いる光学系に限られない。例えば、広角レンズを用いてもよい。
なお、撮影装置1が行う処理は、他の装置が行ってもよい。例えば、処理の一部又は全部は、撮影装置1がデータ及びパラメータ等を送信し、スマートフォン2又はネットワークで接続される他の情報処理装置が行ってもよい。このようにして、画像処理システムは、複数の情報処理装置を有し、処理を分散、冗長又は並列に行ってもよい。
<情報処理装置のハードウェア構成例>
図8は、本発明の一実施形態に係るスマートフォンのハードウェア構成の一例を説明するブロック図である。図示するように、情報処理装置の一例であるスマートフォン2は、補助記憶装置2H1と、主記憶装置2H2と、入出力装置2H3と、状態センサ2H4と、CPU2H5と、ネットワークI/F2H6とを有する。また、スマートフォン2が有するハードウェアは、バス2H7で接続され、バス2H7を介してデータ又は信号を入出力する。
補助記憶装置2H1は、データ、パラメータ又はプログラム等を記憶する。具体的には、補助記憶装置2H1は、例えば、ハードディスク、フラッシュSSD(Solid State Drive)等である。なお、補助記憶装置2H1が記憶するデータは、ネットワークI/F2H6で接続されるファイルサーバ等が一部又は全部を冗長又は代わりに記憶してもよい。
主記憶装置2H2は、処理を実行するためのプログラムが使用する記憶領域となる、いわゆるメモリ(Memory)等である。すなわち、主記憶装置2H2は、データ、プログラム又はパラメータ等を記憶する。具体的には、主記憶装置2H2は、例えば、SRAM(Static Random Access Memory)、DRAM等である。なお、主記憶装置2H2は、記憶及び取出を行う制御装置を更に有してもよい。
入出力装置2H3は、画像又は処理結果等を表示する出力装置及びユーザによる操作を入力する入力装置である。具体的には、入出力装置2H3は、いわゆるタッチパネル、周辺回路及びドライバ等である。そして、入出力装置2H3は、例えば、所定のGUI(Graphical User Interface)及び画像処理された画像等をユーザに表示する。一方で、入出力装置2H3は、例えば、表示されるGUI又は画像をユーザが操作すると、ユーザによる操作を入力する。
状態センサ2H4は、スマートフォン2の状態を検出するセンサである。具体的には、状態センサ2H4は、ジャイロ(gyro)センサ又は角度センサ等である。例えば、状態センサ2H4は、スマートフォン2が有する辺のうち、一辺が水平に対して所定の角度以上であるか否かを判定する。すなわち、状態センサ2H4は、スマートフォン2が縦方向の姿勢の状態であるか横方向の姿勢の状態であるかを検出する。
CPU2H5は、各処理を実現するための演算及びデータの加工を行う演算装置並びにハードウェアの制御を行う制御装置である。なお、CPU2H5は、並列、冗長又は分散して処理するために、複数のCPU、デバイス又は複数のコア(core)から構成されてもよい。また、スマートフォン2は、画像処理を行うため、GPU(Graphics Processing Unit)等を内部又は外部に有してもよい。
ネットワークI/F2H6は、無線又は有線で、ネットワークを介して外部装置と接続する。具体的には、ネットワークI/F2H6は、データ等を入出力するためのアンテナ、周辺回路及びドライバ等である。例えば、スマートフォン2は、CPU2H5及びネットワークI/F2H6によって、撮影装置1(図1)等から画像データを入力する。一方で、スマートフォン2は、CPU2H5及びネットワークI/F2H6によって、撮影装置1等へデータ等を出力する。
なお、情報処理装置は、スマートフォンに限られない。すなわち、情報処理装置は、スマートフォン以外のコンピュータでもよい。例えば、情報処理装置は、PC(Personal Computer)、PDA(Personal Digital Assistance)、タブレット、携帯電話器又はこれらの組み合わせ等でもよい。
<画像処理システムによる全体処理例>
図9は、本発明の一実施形態に係る画像処理システムによる全体処理の一例を説明するシーケンス図である。例えば、画像処理システム10は、以下のような処理を行い、合成画像を生成する。
ステップS0701では、撮影装置1は、全天球画像を生成する処理を行う。なお、全天球画像は、例えば、撮影装置1による以下のような処理によって、あらかじめ撮影される図6(a)及び図6(b)に示す半球画像等から生成される。
図10乃至図13は、本発明の一実施形態に係る全天球画像の一例を説明する図である。なお、図10は、図6(a)に示す半球画像を光軸に対して水平方向及び垂直方向の入射角が等位となる箇所を線で結んで示す図である。以下、光軸に対して水平方向の入射角を「θ」、光軸に対して垂直方向の入射角を「φ」という。さらに、図11は、図10と同様に、図6(b)に示す半球画像を光軸に対して水平方向及び垂直方向の入射角が等位となる箇所を線で結んで示す図である。
また、図12は、メルカトル図法によって処理された画像の一例を説明する図である。具体的には、図12に示す画像は、例えば、図10及び図11に示す画像をあらかじめ生成されるLUT(LookUpTable)等で対応させ、正距円筒図法によって処理されると、生成される画像である。そして、図12に示す状態となった後、図10及び図11に示すそれぞれの画像を図13に示すように合成すると、全天球画像が、撮影装置によって生成される。このように、合成処理は、例えば、図12に示す状態の半球画像を2つ用いて、全天球画像を生成する処理である。なお、合成処理は、図13に示すように、図12に示す状態の半球画像を単に連続して配置する処理に限られない。例えば、全天球画像の水平方向中心がθ=180°でない場合には、合成処理では、撮影装置は、まず、図6(a)に示す半球画像を前処理し、全天球画像の中心に配置する。次に、撮影装置は、生成する画像の左右部分に、図6(b)に示す半球画像を前処理した画像を左右部分に配置できる大きさに分割し、半球画像を合成して図6(c)に示す全天球画像を生成してもよい。
なお、全天球画像を生成する処理は、正距円筒図法による処理に限られない。例えば、φ方向において、図11に示す半球画像が有する画素の並びと、図10に示す半球画像が有する画素並びとが、上下が逆であり、かつ、θ方向においてそれぞれの画素の並びが左右が逆である、いわゆる天地逆転となる場合がある。このように、天地逆転である場合には、撮影装置は、前処理において、図11に示す半球画像を図10のφ方向及びθ方向の画素の並びと揃えるために、180°Roll回転させる処理等を行ってもよい。
また、全天球画像を生成する処理は、図10及び図11に示す半球画像が有するそれぞれの歪曲収差を補正する歪補正処理等が行われてもよい。さらに、全天球画像を生成する処理は、例えば、シェーディング補正、ガンマ補正、ホワイトバランス、手振れ補正、オプティカル・ブラック補正処理、欠陥画素補正処理、エッジ強調処理又はリニア補正処理等が行われてもよい。なお、合成処理は、例えば、半球画像の撮影範囲と、他方の半球画像の撮影範囲とが重複する場合には、重複する撮影範囲に撮影される被写体の画素を利用して補正を行うと、精度良く半球画像を合成することができる。
このような全天球画像を生成する処理によって、撮影装置1は、撮影される複数の半球画像から全天球画像を生成する。なお、全天球画像は、別の処理によって生成されてもよい。以下、図示する方法で生成される全天球画像を用いる例で説明する。
図9に戻り、ステップS0702では、スマートフォン2は、ステップS0701によって生成される全天球画像をネットワーク等を介して取得する。以下、スマートフォン2が、図13に示す全天球画像を取得する場合を例に説明する。
ステップS0703では、スマートフォン2は、ステップS0702で取得される全天球画像から全天球パノラマ画像を生成する。なお、全天球パノラマ画像は、以下のような画像である。
図14は、本発明の一実施形態に係る全天球パノラマ画像の一例を説明する図である。例えば、図9に示すステップS0703では、スマートフォン2は、取得される図13に示す全天球画像から図14に示す全天球パノラマ画像を生成する。なお、全天球パノラマ画像は、図示するように、全天球画像を球形状に張り付けた画像である。
全天球パノラマ画像を生成する処理は、例えば、OpenGL ES(OpenGL(登録商標) for Embedded Systems)等のAPI(Application Programming Interface)で実現される。具体的には、全天球パノラマ画像は、まず、全天球画像が有する画素が三角形に分割され、次に、各三角形の頂点P(以下「頂点P」という。)をつなぎ合わせて、ポリゴンとして貼り付けて生成される。
図9に戻り、ステップS0704では、スマートフォン2は、ユーザに画像を選択させる操作を入力する。具体的には、まず、ステップS0704では、スマートフォン2は、例えば、ステップS0703で生成される全天球パノラマ画像を縮小した画像、いわゆるサムネイル(thumbnail)画像を表示する。すなわち、複数の全天球パノラマ画像がスマートフォン2に記憶されている場合には、スマートフォン2は、複数の全天球パノラマ画像から以降の処理の対象とする全天球パノラマ画像をユーザに選択させるため、サムネイル画像を一覧で出力する。そして、ステップS0704では、スマートフォン2は、例えば、ユーザによるサムネイル画像の一覧から、1つのサムネイル画像を選択する操作を入力する。以下、ステップS0704で選択された全天球パノラマ画像が処理対象となって、処理が行われる。
ステップS0705では、スマートフォン2は、ステップS0704で選択される全天球パノラマ画像に基づいて、初期画像を生成する。なお、初期画像は、例えば、以下のような画像である。
図15乃至図18は、本発明の一実施形態に係る初期画像の一例を説明するための図である。具体的には、まず、図15は、本発明の一実施形態に係る初期画像の一例を説明するための3次元座標系を説明する図である。以下、図15に示すようなXYZ軸の3次元座標系で説明する。この例では、スマートフォン2は、原点の位置に仮想カメラ3を設置するとし、仮想カメラ3からの視点で各画像を生成する。例えば、全天球パノラマ画像は、図15に示す座標系では、立体球CSのように表現される。なお、仮想カメラ3は、設置される位置、つまり、原点から立体球CSである全天球パノラマ画像に対して、全天球パノラマ画像を見るユーザの視点に相当する。
なお、図16は、本発明の一実施形態に係る仮想カメラによる所定領域の一例を説明するための図である。具体的には、図16は、図15を三面図で示す例である。すなわち、図15及び図16は、同一の状態を示す。したがって、図16では、図示するように、原点に仮想カメラ3が設置されるとする。
次に、図17は、本発明の一実施形態に係る仮想カメラによる所定領域の一例を投影図である。なお、図17では、所定領域Tは、仮想カメラ3の視野角を立体球CSに投影した領域である。以下、図示するように、所定領域Tについてスマートフォン2が画像を生成する例で説明する。すなわち、スマートフォン2は、所定領域Tに基づいて画像を生成する。なお、所定領域Tは、例えば、以下のように決定される。
図18は、本発明の一実施形態に係る仮想カメラによる所定領域を決定するための情報の一例を説明するための図である。この例では、所定領域Tは、例えば、所定領域情報(x,y,α)によって決定される。具体的には、視野角αは、図18に示すように、仮想カメラ3の画角を示す角度である。また、視野角αによって示される所定領域Tにおける対角線画角2Lに対して、所定領域Tの中心点CPの座標は、所定領域情報の(x,y)で示される。
次に、仮想カメラ3から中心点CPまでの距離は、下記(1)式で示される。
初期画像は、あらかじめ設定される、いわゆる初期設定に基づいて所定領域Tを決定し、決定される所定領域Tに基づいて生成される画像である。例えば、初期設定は、(x,y,α)=(0,0,34)等のようにユーザ等によって設定される。
そして、画角を変える操作、いわゆるズーム操作が入力されると、スマートフォン2は、以下のようにズーム処理を行う。なお、ズーム処理は、入力されるユーザによる操作に基づいて、所定の領域を拡大又は縮小した画像を生成する処理である。以下、ズーム操作によって入力される操作量を「変化量dz」という。まず、ズーム操作が入力されると、スマートフォン2は、入力されるユーザによる操作に基づいて、変化量dzを取得する。そして、スマートフォン2は、変化量dzに基づいて、下記(2)式を計算する。
なお、上記(2)式における「α」は、図18に示す仮想カメラ3の視野角αである。また、上記(2)式で示す「m」は、ズーム量を調整するための係数であり、あらかじめユーザによって設定される値である。さらに、上記(2)式における「α0」は、初期状態における仮想カメラ3の視野角α、すなわち、ステップS0705によって生成される初期画像における視野角αである。
次に、スマートフォン2は、上記(2)式に基づいて計算される視野角αを投影行列に用いて、図17に示す所定領域Tの範囲を決定する。
なお、変化量dz2となるズーム操作をユーザが更に行うと、スマートフォン2は、下記(3)式を計算する。
上記(3)式に示すように、視野角αは、それぞれのズーム操作による変化量を合計した値に基づいて計算される。このように、複数のズーム操作が行われても、全天球の視野角αの計算から行うことで、スマートフォン2は、一貫した操作性を保つことができる。
なお、ズーム処理は、上記(2)式又は上記(3)式に基づく処理に限られない。例えば、ズーム処理は、仮想カメラ3(図16)の視野角α及び視点位置の変更を組み合わせて実現してもよい。具体的には、以下のようなズーム処理が行われてもよい。
図19は、本発明の一実施形態に係る別のズーム処理の一例を説明するための図である。なお、図は、別のズーム処理を説明するためのモデル図である。また、立体球CSは、図10に示す立体球CSと同様である。さらに、以下の説明では、立体球CSの半径を「1」とする例で説明する。
まず、図示する原点は、仮想カメラ3の初期位置である。そして、仮想カメラ3は、光軸、すなわち、図15に示すZ軸上を移動して位置を変更する。次に、仮想カメラ3の移動量dは、原点からの距離で示す。例えば、仮想カメラ3が原点に位置する場合、すなわち、初期状態の場合では、移動量dは、「0」となる。
仮想カメラ3の移動量d及び視野角αに基づいて、図17に示す所定領域Tとなる範囲は、画角ωで示す。例えば、図示する画角ωは、仮想カメラ3が原点に位置する場合、すなわち、d=0の場合の画角である。そして、仮想カメラ3が原点に位置する場合、すなわち、d=0の場合では、画角ω及び視野角αは、一致する。一方で、仮想カメラ3が原点から離れる、すなわち、dの値が「0」より大きくなると、画角ω及び視野角αは、異なる範囲を示す。そして、別のズーム処理は、例えば、以下のように、画角ωを変更する処理である。
図20は、本発明の一実施形態に係る別のズーム処理の一例を説明するための表である。なお、説明表4は、画角ωの範囲が60°乃至300°の場合の例を示す。説明表4に示すように、スマートフォン2は、ズーム指定値ZPに基づいて、視野角α及び仮想カメラ3の移動量dのうち、どちらを優先的に変更するかを決定する。
なお、「範囲」は、ズーム指定値ZPに基づいて決定する範囲である。また、「出力倍率」は、別のズーム処理によって決定される画像パラメータに基づいて計算された画像の出力倍率である。さらに、「ズーム指定値ZP」は、出力させる画角に対応する値である。
このように、別のズーム処理は、ズーム指定値ZPに基づいて移動量d及び視野角αの決定する処理を変更する。具体的には、別のズーム処理の行う処理は、説明表4に示すように、ズーム指定値ZPに基づいて、図示する4つの方法のいずれかに決定される。この例では、ズーム指定値ZPの範囲は、「A〜B」、「B〜C」、「C〜D」及び「D〜E」の4つの範囲に区分される例である。
また、「画角ω」は、別のズーム処理によって決定した画像パラメータに対応する画角ωである。さらに、「変更するパラメータ」は、ズーム指定値ZPに基づいて4つの方法でそれぞれ変更するパラメータを説明する記載である。「備考」は、「変更するパラメータ」についての備考である。
説明表4において、「viewWH」は、出力領域の幅又は高さを示す値である。例えば、出力領域が横長であると、「viewWH」は、幅の値を示す。一方で、出力領域が縦長であると、「viewWH」は、高さの値を示す。すなわち、「viewWH」は、出力領域の長手方向のサイズを示す値である。
また、説明表4において「imgWH」は、出力画像の幅又は高さを示す値である。例えば、出力領域が横長であると、「viewWH」は、出力画像の幅の値を示す。一方で、出力領域が縦長であると、「viewWH」は、出力画像の高さの値を示す。すなわち、「viewWH」は、出力画像の長手方向のサイズを示す値である。
さらに、説明表4において、「imgDeg」は、出力画像の表示範囲の角度を示す値である。具体的には、出力画像の幅を示す場合には、「imgDeg」は、360°である。一方で、出力画像の高さを示す場合には、「imgDeg」は、180°である。
図21乃至図25は、本発明の一実施形態に係る別のズーム処理の「範囲」の一例を説明するための図である。図示する例は、上記の別のズーム処理が行われた場合に、画像に表示される「範囲」及び画像の例を示す。以下、図示する例を用いて、いわゆるズームアウトの場合を例に説明する。なお、図21乃至図25の各図における左図は、出力される画像の一例を示す。一方で、図21乃至図25の各図における右図は、出力される際における仮想カメラ3の状態の一例を図11と同様のモデル図で示す図である。
具体的には、図21は、図20に示す説明表4における「範囲」が「A〜B」となるズーム指定値ZPが入力されると、出力される画像及び「範囲」の例を示す。このように、ズーム指定値ZPが「A〜B」の値となると、仮想カメラ3(図19)の視野角αは、例えばα=60°と固定される。さらに、ズーム指定値ZPが「A〜B」であり、仮想カメラ3の移動量dが、図21に示すように、視野角αが固定された状態で変更されるとする。以下、視野角αが固定された状態で、仮想カメラ3の移動量dが大きくなるように変更する例で説明する。このようにすると、画角ωは、広がる。つまり、ズーム指定値ZPを「A〜B」とし、かつ、視野角αを固定し、仮想カメラ3の移動量dを大きくすると、ズームアウト処理が実現できる。なお、ズーム指定値ZPが「A〜B」である場合には、仮想カメラ3の移動量dは、「0」から立体球CSの半径までである。具体的には、図21乃至図25に示す場合では、立体球CSの半径が「1」であるため、仮想カメラ3の移動量dは、「0〜1」の値となる。また、仮想カメラ3の移動量dは、ズーム指定値ZPに対応する値となる。
次に、図22は、説明表4(図20)における「範囲」が「B〜C」となるズーム指定値ZPが入力されると、出力される画像及び「範囲」の例を示す。なお、「B〜C」は、「A〜B」よりズーム指定値ZPが大きい値である。そして、ズーム指定値ZPを「B〜C」とし、さらに、仮想カメラ3の移動量dは、仮想カメラ3が立体球CSの外縁に位置する値に固定されるとする。このようにすると、図22に示すように、仮想カメラ3の移動量dは、立体球CSの半径である「1」に固定される。また、ズーム指定値ZPが「B〜C」であり、仮想カメラ3の移動量dが固定された状態で、視野角αが変更されるとする。以下、仮想カメラ3の移動量dが固定された状態で視野角αが大きくなるように変更する例で説明する。このようにすると、画角ωは、図21から、図22に示すように、広がる。つまり、ズーム指定値ZPを「B〜C」とし、かつ、仮想カメラ3の移動量dを固定し、視野角αを大きくすると、ズームアウト処理が実現できる。なお、ズーム指定値ZPが「B〜C」である場合には、視野角αは、「ω/2」で計算される。また、ズーム指定値ZPが「B〜C」である場合には、視野角αの範囲は、「A〜B」である場合に固定される値である「60°」から、「120°」までとなる。
ズーム指定値ZPが「A〜B」又は「B〜C」であると、画角ωは、ズーム指定値ZPと一致する。また、ズーム指定値ZPが「A〜B」及び「B〜C」の場合には、画角ωは、値が増加する。
図23は、説明表4(図20)における「範囲」が「C〜D」となるズーム指定値ZPが入力されると、出力される画像及び「範囲」の例を示す。なお、「C〜D」は、「B〜C」よりズーム指定値ZPが大きい値である。そして、ズーム指定値ZPを「C〜D」とし、さらに、視野角αは、例えばα=120°と固定されるとする。次に、図23に示すように、ズーム指定値ZPが「C〜D」であり、仮想カメラ3の移動量dが、視野角αが固定された状態で変更されるとする。以下、視野角αが固定された状態で仮想カメラ3の移動量dが大きくなるように変更する例で説明する。このようにすると、画角ωは、広がる。また、仮想カメラ3の移動量dは、説明表4(図20)で示すズーム指定値ZPに基づく式によって計算される。なお、ズーム指定値ZPが「C〜D」の場合には、仮想カメラ3の移動量dは、最大表示距離dmax1まで変更される。なお、最大表示距離dmax1は、スマートフォン2(図1)における出力領域で、立体球CSを最大に表示できる距離である。また、出力領域は、例えば、スマートフォン2が画像等を出力する画面のサイズ等である。さらに、最大表示距離dmax1は、例えば、図24に示すような状態である。さらにまた、最大表示距離dmax1は、下記(4)式で計算される。
なお、上記(4)式において、「viewW」は、スマートフォン2における出力領域の幅を示す値である。また、上記(4)式において、「viewH」は、スマートフォン2における出力領域の高さを示す値である。以下、同様に記載する。このように、最大表示距離dmax1は、スマートフォン2における出力領域、すなわち、「viewW」及び「viewH」の値等に基づいて計算される。
図24は、説明表4(図20)における「範囲」が「D〜E」となるズーム指定値ZPが入力されると、出力される画像及び「範囲」の例を示す。なお、「D〜E」は、「C〜D」よりズーム指定値ZPが大きい値である。そして、ズーム指定値ZPを「D〜E」とし、さらに、視野角αは、例えばα=120°と固定されるとする。次に、図24に示すように、ズーム指定値ZPが「C〜D」であり、仮想カメラ3の移動量dが、視野角αが固定された状態で変更されるとする。また、仮想カメラ3の移動量dは、限界表示距離dmax2まで変更される。なお、限界表示距離dmax2は、スマートフォン2における出力領域で、立体球CSが内接して表示される距離である。具体的には、限界表示距離dmax2は、下記(5)式で計算される。なお、限界表示距離dmax2は、例えば、図25に示すような状態である。
上記(5)式で示すように、限界表示距離dmax2は、スマートフォン2における出力領域である「viewW」及び「viewH」の値に基づいて計算される。また、限界表示距離dmax2は、スマートフォン2が出力できる最大の範囲、すなわち、仮想カメラ3の移動量dを大きくできる限界の値を示す。そして、スマートフォン2は、ズーム指定値ZPが説明表4(図20)で説明した範囲に収まる値、すなわち、仮想カメラ3の移動量dの値が限界表示距離dmax2以下となるように、入力される値を制限してもよい。このような制限によって、スマートフォン2は、出力領域である画面に出力画像をフィットさせた状態又は所定の出力倍率で画像をユーザに出力できる状態となり、ズームアウトを実現できる。そして、「D〜E」の処理によって、スマートフォン2は、ユーザに出力されている画像が全天球パノラマであることを認識させることができる。
なお、ズーム指定値ZPが「C〜D」又は「D〜E」であると、画角ωは、ズーム指定値ZPと異なる値となる。また、説明表4及び図21乃至図25で示す各範囲間では、画角ωは、連続しているが、広角側へのズームアウトによって、画角ωは、一様に増加しなくともよい。すなわち、例えば、ズーム指定値ZPが「C〜D」であると、画角ωは、仮想カメラ3の移動量dに伴い、増加する。一方で、ズーム指定値ZPが「D〜E」であると、画角ωは、仮想カメラ3の移動量dに伴い、減少する。なお、ズーム指定値ZPが「D〜E」である場合における仮想カメラ3の移動量dの減少は、立体球CSが有する外側の領域が写り込むためである。このように、ズーム指定値ZPが240°以上の広視野域を指定する場合等では、スマートフォン2は、仮想カメラ3の移動量dを変更することによって、ユーザに違和感の少ない画像を出力し、かつ、画角ωを変化させることができる。
また、ズーム指定値ZPが広角方向に変更されると、画角ωは、広くなる場合が多い。このように、画角ωが広くなる場合では、スマートフォン2は、仮想カメラ3の視野角αを固定し、仮想カメラ3の移動量dを大きくする。このようにすると、スマートフォン2は、仮想カメラ3の視野角αを固定することによって、仮想カメラ3の視野角αの増加を少なくすることができる。さらに、仮想カメラ3の視野角αの増加を少なくすることによって、スマートフォン2は、歪みの少ない画像をユーザに出力することができる。
仮想カメラ3の視野角αを固定し、スマートフォン2が、仮想カメラ3の移動量dを大きくする、すなわち、仮想カメラ3を遠ざける方向に動かすと、スマートフォン2は、広角表示の開放感をユーザに与えることができる。また、仮想カメラ3を遠ざける方向に動かす動きは、人間が広範囲を確認する際の動きと類似であるため、スマートフォン2は、仮想カメラ3を遠ざける方向に動かす動きによって、違和感の少ないズームアウトを実現できる。
ズーム指定値ZPが「D〜E」であると、画角ωは、ズーム指定値ZPが広角方向に変更するに伴い、減少する。このように、ズーム指定値ZPが「D〜E」である場合には、スマートフォン2は、画角ωを減少させることで、ユーザに立体球CSから遠ざかっていく感覚を与えることができる。そして、スマートフォン2は、ユーザに立体球CSから遠ざかっていく感覚を与えることで、ユーザに違和感の少ない画像を出力することができる。
以上のように、説明表4(図20)で説明する別のズーム処理によって、スマートフォン2は、ユーザに違和感の少ない画像を出力することができる。
なお、スマートフォン2は、説明表4で説明する仮想カメラ3の移動量d又は視野角αのみに、変更する場合に限られない。すなわち、スマートフォン2は、説明表4において、優先的に仮想カメラ3の移動量d又は視野角αを変更する形態であればよく、例えば、調整のため、固定となる値を十分小さい値に変更してもよい。また、スマートフォン2は、ズームアウトを行うに限られない。例えば、スマートフォン2は、ズームインを行ってもよい。
図9に戻り、ステップS0706では、スマートフォン2は、例えば、画像を編集する状態(以下「編集モード」という。)に切り替えるユーザによる操作を入力する。そして、編集モードに切り替わると、スマートフォン2は、編集用の画面を出力する。
ステップS0707では、スマートフォン2は、編集用の画面を出力する。以下の説明は、以下のような画面が出力される例で説明する。
図26は、本発明の一実施形態に係る編集モードにおける画像及びGUIの一例を示す図である。例えば、スマートフォンは、図示するような編集用の画面(以下「編集画面」という。)を出力する。なお、編集画面は、図示するように、第1画像の例である初期画像ImgFと、編集用のアイコン(以下単に「アイコンICN」という。)とを示す。このように出力されるアイコンICN等のGUI(Graphical User Interface)を用いて、ユーザは、画像を編集する。例えば、以下のように、編集がユーザによる操作によって行われる。具体的には、図26に示す編集画面において、いわゆるスタンプを選択する画面(以下「スタンプ画面」という。)に切り替えるスタンプボタンICNSがユーザによる操作によって押されたとする。このようにすると、例えば、以下のようなスタンプ画面がスマートフォンによって出力される。
図27は、本発明の一実施形態に係るスタンプ画面の一例を示す図である。図26に示す編集画面と比較すると、図示するスタンプ画面は、画面の下部に、スタンプ選択メニューSELSを表示する点が異なる。この例では、スタンプ選択メニューSELSから、第2画像の例である、1つのスタンプを示す画像(以下「第1スタンプ画像」という。)が、ユーザの操作によって選択される。すなわち、スタンプ選択メニューSELSによって、ユーザは、初期画像ImgFに対して重ねる第2画像の種類を選択する操作を入力することができる。例えば、ユーザによる操作によって、図示する第1スタンプ画像ImgS1が選択されるとする。このようにすると、スマートフォンは、以下のような画面を出力する。
図28は、本発明の一実施形態に係るスタンプを配置する画面の一例を示す図(その1)である。図示する画面は、図27に示す画面と比較すると、スタンプ選択メニューSELS(図27)から選択された第1スタンプ画像ImgS1が、初期画像ImgFに表示される点が異なる。また、この画面では、ユーザは、第1スタンプ画像ImgS1に係る編集を行うことができる。具体的には、例えば、ユーザは、第1スタンプ画像ImgS1を初期画像ImgF上に表示する位置を指定することができる。すなわち、ユーザは、初期画像ImgF上のどの位置に第1スタンプ画像ImgS1を出力させるか決定する配置を行うことができる。
なお、スタンプ等の第2画像は、選択されると、前の第2画像の選択が確定されるのが望ましい。つまり、第2画像は、1つずつ選択されるのが望ましい。図示するように、第1スタンプ画像ImgS1が選択されるとする。なお、選択において、上記のような編集が行われてもよい。次に、第1スタンプ画像ImgS1の位置等が確定すると、ユーザは、次のスタンプを選択することができる。以下、第1スタンプ画像ImgS1の次に選択されるスタンプを示す画像を「第2スタンプ画像ImgS2」という。また、以下、次のスタンプが選択されると、前のスタンプが確定する例で説明する。
図29は、本発明の一実施形態に係るスタンプを配置する画面の一例を示す図(その2)である。例えば、第2スタンプ画像ImgS2に対する編集が行える場面では、第1スタンプ画像ImgS1の配置等は、確定している状態であるのが望ましい。すなわち、この例では、第1スタンプ画像ImgS1に対する配置を変更する等の編集は、制限される。一方で、第2スタンプ画像ImgS2に対する配置を変更する等の編集は、可能である。つまり、例えば、ユーザは、以下のような操作が可能である。
図30は、本発明の一実施形態に係るスタンプを配置する画面の一例を示す図(その3)である。図示する例では、第2スタンプ画像ImgS2が選択されているため、第1スタンプ画像ImgS1は、確定している。そのため、第1スタンプ画像ImgS1に対して、位置を変更する編集等は、制限される。一方で、第2スタンプ画像ImgS2は、確定前であるため、位置を変更する等が可能である。そのため、例えば、図29に示す第2スタンプ画像ImgS2の位置から、図30に示す第2スタンプ画像ImgS2の位置に変更することが可能である。このように、変更の対象となる、すなわち、確定前の状態である第2画像は、1つずつであるのが望ましい。なお、上記の例では、変更の対象となっている第2画像は、図示するように、白枠で示す例である。このようにすると、ユーザは、第2画像に係る操作が行いやすい。すなわち、スマートフォンは、第2画像を1つずつ選択させることによって、ユーザの使い勝手を向上させることができる。なお、確定後であっても、第2画像を削除する変更は、可能であってもよい。
なお、編集は、第2画像の位置を変更するに限られない。例えば、編集は、第2画像の種類、サイズ、位置、角度又はこれらの組み合わせを設定する操作等でもよい。具体的には、例えば、第2画像のサイズが変更されると、以下のような出力となる。
図31は、本発明の一実施形態に係るスタンプのサイズを変更した場合の一例を示す図である。図30と比較すると、図31に示す第2スタンプ画像ImgS2は、サイズが異なる。具体的には、図31に示す第2スタンプ画像ImgS2は、図30に示す第2スタンプ画像ImgS2より大きく出力されるように、サイズを拡大した場合の例である。なお、サイズの変更は、縮小が行われてもよい。また、第2画像の角度を変更する操作が行われると、以下のような出力となる。
図32は、本発明の一実施形態に係るスタンプの角度を変更した場合の一例を示す図である。図31と比較すると、図32に示す第2スタンプ画像ImgS2は、角度が異なる。具体的には、図32に示す第2スタンプ画像ImgS2は、図31に示す第2スタンプ画像ImgS2が時計回りに回転するように角度が変更された場合の例である。
なお、第2画像は、スタンプに限られない。例えば、第2画像は、以下のようなテキストが含まれてもよい。
図33は、本発明の一実施形態に係るテキスト画面の一例を示す図である。例えば、第2画像は、図示するようなテキストを示す画像(以下「テキスト画像ImgT」という。)であってもよい。なお、テキスト画像ImgTに表示される文字、記号、図形、数字又はこれらの組み合わせ(以下「文字等」という。)は、例えば、テキスト選択メニューTESLから、ユーザによる操作によって選択される。また、文字等は、太文字、斜体、色付き、フォントの選択、文字等のサイズの変更といった装飾ができてもよい。なお、テキスト画像ImgTに対して、スタンプと同様に、編集が行われてもよい。例えば、以下のように、テキスト画像ImgTの位置が変更される編集が行われてもよい。
以上のような編集が行われた後、次の第2画像が選択されると、前に選択されていた第2画像は、確定する。具体的には、確定した第2画像は、以下のようになる。
図34は、本発明の一実施形態に係るテキストを配置する画面の一例を示す図である。まず、図34は、確定前の一例を示す。具体的には、図33と比較すると、図34では、テキスト画像ImgTの位置が異なる。すなわち、図34は、図30と同様に、テキスト画像ImgTの位置を変更する操作が入力された場合の例を示す。また、図示するように、テキスト画像ImgTが示す文字等の色が黒色に変更される編集等が行われてもよい。そして、次のスタンプ等が選択されたり、終了とされる操作が入力されたりすると、スマートフォンは、テキスト画像ImgTを確定させ、例えば、以下のような画面を出力する。
図35は、本発明の一実施形態に係る合成画像を示す画面の一例を示す図である。例えば、図34に示すテキスト画像ImgTが確定される場合を例に示す。この例では、図34と比較すると、図35に示すように、テキスト画像ImgTが確定されると、変換画像ImgCCが生成される。なお、スタンプ画像が確定された場合も、同様にスマートフォンによって変換が行われる。
なお、変換画像ImgCCは、例えば、初期画像が有する曲率が反映されるように変換される。すなわち、初期画像は、図15に示す立体球CSである。そのため、曲率を有する。そこで、スマートフォンは、第2画像が配置された位置に基づいて、第1画像の曲率を特定し、特定される曲率を第2画像に反映するように第2画像を変換して変換画像ImgCCを生成する。このように変換されると、変換画像ImgCCが第1画像に加えられても、違和感が少ない。
したがって、まず、撮影される第1画像に、ユーザが、新たに第2画像を加える操作を行い、加えられた第2画像が確定されるとする。次に、スマートフォンは、第1画像の曲率等に合わせるように、第2画像を変換して変換画像ImgCCを生成する。このようにして、スマートフォンは、加えられる画像を撮像した画像等に合わせて変換する。さらに、第1画像に変換画像ImgCCを合成して、合成画像ImgCOを生成する。具体的には、第2画像を加える、すなわち、合成画像ImgCOを生成するには、スマートフォンは、以下のような処理を行う。
図36は、本発明の一実施形態に係るスマートフォンによる処理の一例を示すフローチャートである。なお、図示する処理は、図9において、ステップS0708及びステップS0709に相当する。なお、以下の説明では、立体球CS(図15)上の3次元座標(r,θ,φ)を3Dポリゴン座標という。
ステップS2401では、スマートフォンは、第2画像の位置、サイズ及び角度等を取得する。まず、ステップS2401及び図9に示すステップS0708では、スマートフォンは、図26乃至図35に示す画面等を出力し、ユーザによる操作を入力する。そして、第2画像が確定されると、ステップS2401では、スマートフォンは、第2画像の位置、サイズ及び角度等を取得する。例えば、位置は、画面における座標(x,y)で示される。また、サイズは、第2画像の縦及び横のそれぞれの画素数等である。なお、サイズは、ある大きさを基準とする倍率でもよい。さらに、角度は、画面における水平方向(x軸)に対する第2画像の角度等である。
ステップS2402では、スマートフォンは、第2画像の位置に対応する3Dポリゴン座標系を計算する。すなわち、スマートフォンは、画面上の座標に相当する座標(x,y)に対応する立体球CS(図15)上の3次元座標(r,θ,φ)を計算する。このように、3D球体ポリゴン、すなわち、立体球CSのように、360°画像等を表示する際に使用される3Dオブジェクト上に、画面上の座標(x,y)がどの位置に投影されるかが、スマートフォンによって計算される。
ステップS2403では、スマートフォンは、画面サイズ及び画面上における第2画像のサイズに基づいて、3Dポリゴン座標における第2画像のサイズを計算する。すなわち、ステップS2403では、スマートフォンは、3次元座標(r,θ,φ)における第2画像のサイズを計算する。この計算は、ステップS2401で取得される画面上の座標(x,y)における第2画像のサイズに基づいて行われる。
ステップS2404では、スマートフォンは、3Dポリゴン座標における第2画像の座標、サイズ及び角度に基づいて矩形ポリゴンを生成する。なお、矩形ポリゴンは、変換画像を第1画像に加えるため生成される矩形の3Dオブジェクトである。例えば、矩形ポリゴンは、OpenGL(登録商標)によって生成される。
ステップS2405では、スマートフォンは、ステップS2404で生成される矩形ポリゴンに第2画像を描画させる。なお、描画は、例えば、OpenGL(登録商標)によって実現される。このようにすると、スマートフォンは、変換画像を生成できる。
以上のような処理が行われると、以下のような処理結果となる。
図37は、本発明の一実施形態に係るスマートフォンによる第2画像を加える処理の一例を示す図である。図は、図36の処理結果を示す概念図である。この例では、スマートフォン2(図1)の画面PNL上における第2画像Img2の中心の位置は、座標(x,y)で示すとする。まず、第2画像Img2の位置、サイズ及び角度等は、スマートフォン2により、ステップS2401(図36)によって取得される。
次に、ステップS2402(図36)では、スマートフォン2は、3D球体ポリゴン3DP上の3次元座標(r,θ,φ)を計算する。すなわち、図示するように、ユーザの視点から見て、座標(x,y)が3D球体ポリゴン3DP上のどこに位置するかをスマートフォン2は、計算する。そして、ステップS2402で計算された位置に、第2画像Img2を加えるため、スマートフォンは、矩形ポリゴンRPLを生成する。
まず、スマートフォン2は、矩形ポリゴンRPLのサイズをステップS2403(図36)で計算する。そして、ステップS2404(図36)では、スマートフォン2は、計算されたサイズとなるように、矩形ポリゴンRPLを生成する。続いて、ステップS2405(図36)では、矩形ポリゴンRPLに第2画像Img2を描画させる。このようにすると、スマートフォン2は、図35に示すように、第1画像に合う曲率を有する変換画像を生成することができる。
なお、第2画像の選択が行われている場合には、第1画像は、固定されるのが望ましい。すなわち、第1画像は、拡大、縮小又は表示している箇所の変更等ができる場合が多い。その場合であっても、第2画像の選択が行われている場合には、第1画像は、一定のサイズ及び同じ箇所を示すのが望ましい。第2画像の編集等が行われている場合に、第1画像が変更されてしまうと、ユーザが操作しにくい場合が多い。そこで、第2画像の選択が行われている場合には、スマートフォンは、第1画像を固定し、第1画像の表示が変更されないようにする。このようにすると、スマートフォンは、ユーザの操作性を向上させることができる。
また、スマートフォンは、第2画像の位置をユーザが指定できる範囲を制限するのが望ましい。図36で示すように、スマートフォンは、3D球体ポリゴン上の3次元座標(r,θ,φ)を計算する。したがって、3次元座標(r,θ,φ)の計算が難しい位置に、第2画像が配置されると、スマートフォンは、ステップS2402(図36)等を行うのが難しくなる。なお、3次元座標(r,θ,φ)の計算が難しい位置は、半球画像が画素を有しない位置等である。具体的には、以下のような位置である。
図38は、本発明の一実施形態に係るスマートフォンによって第2画像の配置が制限される範囲の一例を示す図である。例えば、図6(a)に示す半球画像を例に説明する。この例では、第2画像の配置が制限される範囲(以下「制限範囲AR」という。)は、図示する範囲である。例えば、スマートフォンは、制限範囲ARが画面上に出力されないように、第2画像を選択する画面において、表示される第1画像を制限してもよい。このようにすると、ユーザは、制限範囲ARに相当する位置に第2画像を配置する操作を行うのが難しくなる。このようにして、スマートフォンは、第2画像の位置をユーザが指定できる範囲を制限し、第2画像を第1画像に重ねやすくできる。
また、スマートフォンは、第2画像を選択する画面において、極点となる箇所、例えば、図38における「φ=90°」及び「φ=−90°」となる箇所の付近を表示するのを制限するのがより望ましい。極点が表示されると、ユーザが意図しない画像が表示されることがある。そのため、スマートフォンは、極点となる箇所が画面上に出力されないようにするのがより望ましい。なお、スマートフォンは、極点に近い箇所に、第2画像が配置されるのを制限してもよい。このように、スマートフォンは、高さ方向、すなわち、φ方向について、第2画像を選択する操作を制限してもよい。
<機能構成例>
図39は、本発明の一実施形態に係る画像処理装置の機能構成の一例を示す機能ブロック図である。図示するように、画像処理装置の例であるスマートフォン2は、入力部2F1と、選択部2F2と、変換部2F3と、合成部2F4とを備える。
入力部2F1は、第1画像Img1を入力する。例えば、第1画像Img1として、全天球パノラマ画像等を入力する場合には、入力部2F1は、撮影装置1(図7)及びネットワークI/F2H6(図8)等によって実現される。
選択部2F2は、第1画像Img1に加えるスタンプ等の第2画像Img2を選択する。また、選択部2F2は、第2画像Img2に対する編集等のユーザによる操作を受け付けてもよい。例えば、選択部2F2は、入出力装置2H3(図8)等によって実現される。
変換部2F3は、選択部2F2によって選択される第2画像Img2を入力部2F1によって入力される第1画像Img1に基づいて変換して変換画像ImgCCを生成する。例えば、変換部2F3は、図36及び図37に示すように、第2画像Img2を変換して変換画像ImgCCを生成する。また、変換部2F3は、例えば、CPU2H5(図8)等によって実現される。
合成部2F4は、入力部2F1によって入力される第1画像Img1と、変換部2F3によって第2画像Img2から変換された変換画像ImgCCとを合成して合成画像ImgCOを生成する。例えば、合成部2F4は、CPU2H5等によって実現される。
まず、スマートフォン2は、入力部2F1によって、第1画像Img1を入力する。そして、第1画像Img1には、ユーザの操作によって、スタンプ又はテキスト等の第2画像Img2が加えられる。この第2画像Img2は、選択部2F2によって選択される。次に、スマートフォン2は、第2画像Img2を第1画像Img1に合わせて変換し、変換画像ImgCCを生成する。
第1画像Img1は、全天球画像等である場合がある。そのため、広角レンズ又は魚眼レンズ等の光学系で撮影された画像である場合がある。このような第1画像Img1は、歪曲収差等によって、曲率を有する場合が多い。これに対して、第2画像Img2は、スタンプ等であるため、有する曲率が少ない場合が多い。そのため、単に、第2画像Img2を第1画像Img1に加えると、第1画像Img1と、第2画像Img2とは、有する曲率が異なるため、2つの画像が不連続であったり、つながりが不自然になったりする場合が多い。つまり、単に、第2画像Img2を変換せず、第1画像Img1に加えると、違和感のある画像となる場合が多い。
一方で、変換部2F3によって、第1画像Img1に基づいて変換されて生成される変換画像ImgCCは、変換によって、第1画像Img1に近い曲率を有する。そのため、合成部2F4によって、第1画像Img1と、変換画像ImgCCとを合成しても、合成画像ImgCOは、違和感の少ない画像となる。このようにして、画像処理装置は、撮像した画像等に、新たに画像が加えても違和感の少ない画像を生成することができる。
なお、本発明に係る実施形態は、プログラミング言語等で記述されるプログラムによって実現されてもよい。すなわち、本発明に係る実施形態は、画像処理装置等のコンピュータに画像処理方法を実行させるためのプログラムによって実現されてもよい。なお、プログラムは、フラッシュメモリ、SD(登録商標)カード又は光学ディスク等の記録媒体に記憶して頒布することができる。また、プログラムは、インターネット等の電気通信回線を通じて頒布することができる。
なお、本発明に係る実施形態における画像は、静止画に限られない。例えば、画像は、動画でもよい。
また、本発明に係る実施形態において、処理の一部又は全部は、例えばフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)等のプログラマブル・デバイス(PD)で処理され、実現されてもよい。さらに、本発明に係る実施形態において、処理の一部又は全部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)で処理され、実現されてもよい。
以上、本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されない。すなわち、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
本国際出願は、2016年2月24日に出願された日本国特許出願2016−033642号に基づく優先権を主張するものであり、その全内容を本国際出願に援用する。
10 画像処理システム
1 撮影装置
2 スマートフォン
Img1 第1画像
Img2 第2画像
ImgCC 変換画像
ImgCO 合成画像
特開2014−6880号公報 特開2015−18013号公報 特開2014−30104号公報

Claims (10)

  1. 第1画像を入力する入力部と、
    前記第1画像に加える第2画像を選択する選択部と、
    前記第2画像を前記第1画像に基づいて変換して変換画像を生成する変換部と、
    前記第1画像と、前記変換画像とを合成して合成画像を生成する合成部と
    を備え、
    前記変換部は、
    前記第1画像が有する曲率が反映されるように前記第2画像を変換する
    画像処理装置。
  2. 前記第1画像は、撮影装置で撮像された画像又は複数の撮影装置で撮像された複数の画像に基づいて生成された画像である請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記選択部は、前記選択で、前記第2画像の種類、サイズ、位置、角度又はこれらの組み合わせを編集する操作を入力する請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記選択部は、前記第2画像が選択されると、前に選択されていた第2画像の選択を確定させる請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 前記選択部は、前記第2画像の位置が指定される範囲を制限する請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 前記選択部は、前記第2画像を選択させる画面では、前記第1画像が示す範囲を制限する請求項1に記載の画像処理装置。
  7. 前記範囲は、高さ方向についてである請求項に記載の画像処理装置。
  8. 前記第2画像を選択させる画面では、前記第1画像が固定される請求項1に記載の画像処理装置。
  9. 撮影装置と、前記撮影装置と接続される1以上の情報処理装置とを有する画像処理システムであって、
    第1画像を入力する入力部と、
    前記第1画像に加える第2画像を選択する選択部と、
    前記第2画像を前記第1画像に基づいて変換して変換画像を生成する変換部と、
    前記第1画像と、前記変換画像とを合成して合成画像を生成する合成部と
    を備え、
    前記変換部は、
    前記第1画像が有する曲率が反映されるように前記第2画像を変換する
    画像処理システム。
  10. コンピュータに画像処理方法を実行させるためのプログラムであって、
    前記コンピュータが、第1画像を入力する入力手順と、
    前記コンピュータが、前記第1画像に加える第2画像を選択する選択手順と、
    前記コンピュータが、前記第2画像を前記第1画像に基づいて変換して変換画像を生成する変換手順と、
    前記コンピュータが、前記第1画像と、前記変換画像とを合成して合成画像を生成する合成手順と
    を実行させ、
    前記変換手順では、
    前記第1画像が有する曲率が反映されるように前記第2画像を変換する
    プログラム。
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