JP6672130B2 - 移動体連結装置及び移動体連結方法 - Google Patents

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本発明は、例えば列車などの移動体同士を連結する装置及び方法に関し、停止中の移動体同士を連結するのみならず、走行中の移動体同士を連結する装置及び方法に関する。
鉄道などの公共交通機関を利用して目的地まで移動する際には、途中の駅で乗り換えが必要な場合があるが、かかる乗り換えは旅客にとって負担になることも多い。例えば現状の駅には、段差や階段、隙間が多数存在しており、事故が発生しやすく、移動が効率的とはいえない。特に複数の路線が乗り入れている主要な駅で乗り換えを行う場合、乗り換え経路が長いだけでなく、駅構内で迷うこともあり、乗り換えに時間がかかる。
また、駅のホームのすぐそばを高速で列車が通過するため、触車の危険性があり、さらに万一ホームから転落した場合は非常に危険である。そして現状、列車の遅延や事故は全体として減少傾向にあるものの、その半数以上は駅で発生している。
このように駅での列車の乗り換えには安全性や利便性上の課題がある。特に、将来の高齢化社会を迎えるにあたり、このような安全性や利便性の課題は顕在化すると想定される。
一方、例えば非特許文献1には、例えば列車が長時間抑止、運行不能となった事態を想定し、隣接線路に停車している車両へ渡り板を取り付けて、旅客が移乗する訓練を行うことが記載されている。換言すれば、非常時では、列車間の移乗(乗り換え)を直接行うことが提案されている。
"旅客移乗訓練"、[online]、東海旅客鉄道株式会社、[2016年11月30日検索]インターネット〈URL:http://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000009555.pdf〉
しかしながら、上述した非特許文献1に記載された方法は非常時の手段であり、単に列車間に渡り板を取り付けただけであるため、定常時の列車間の乗り換えにこの手段を用いるには、安全性の観点から問題がある。また、定常時に旅客が安全に列車を乗り換えられるように、列車間を連結する方法は、現状提案されていない。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、例えば列車などの移動体同士を適切に連結することを目的とする。
前記の目的を達成するため、本発明は、移動体同士を連結する移動体連結装置であって、第1の移動体の第1の乗降口において、内側に設けられる第1の内扉と、外側に設けられる第1の外扉と、第2の移動体の第2の乗降口において、内側に設けられる第2の内扉と、外側に設けられる第2の外扉と、少なくとも前記第1の移動体又は前記第2の移動体から伸縮自在に駆動し、前記第1の乗降口と前記第2の乗降口を覆うように設けられる覆い部と、少なくとも前記第1の移動体又は前記第2の移動体から進退自在に駆動し、前記第1の乗降口と前記第2の乗降口の間に取り付けられる渡り板と、を有することを特徴としている。
本発明の移動体連結装置を用いれば、第1の外扉と第2の外扉が対向配置された状態で、覆い部を伸長させて第1の移動体と第2の移動体を接続し、さらに渡り板を第1の移動体と第2の移動体の間に進入させて取り付けた後、第1の内扉と第2の内扉を開け、その後さらに第1の外扉と第2の外扉を開けて、第1の移動体と第2の移動体を連結する。かかる場合、内扉と外扉の二重扉によって、扉開閉時の旅客の安全が確保される。また、旅客が渡り板を移動する際、覆い部によって落下が防止されるので、移動時の安全も確保される。このように本発明によれば、第1の移動体と第2の移動体を適切に連結することができる。
また、例えば第1の移動体と第2の移動体が共に列車である場合、旅客は駅を介さずに乗り換えを行うことができる。すなわち、旅客は駅構内を移動する必要がなく、効率よく乗り換えを行うことができる。また、上述したように現状、駅に起因する遅延や事故が生じているが、このような遅延や事故も防止することができる。したがって、駅での列車の乗り換えにおいて、安全性及び利便性を向上させることができる。
前記移動体連結装置は、前記第1の乗降口と前記第2の乗降口の間の連結領域における人を検知する人検知部をさらに有していてもよい。
前記移動体連結装置は、前記第1の内扉、前記第1の外扉、前記第2の内扉及び前記第2の外扉のそれぞれに設けられ、扉の閉止時に異物が挟まった戸挟み状態を検知する戸挟み検知部をさらに有していてもよい。
別な観点による本発明は、移動体連結装置を用いて移動体同士を連結する移動体連結方法であって、前記移動体連結装置は、第1の移動体の第1の乗降口において、内側に設けられる第1の内扉と、外側に設けられる第1の外扉と、第2の移動体の第2の乗降口において、内側に設けられる第2の内扉と、外側に設けられる第2の外扉と、少なくとも前記第1の移動体又は前記第2の移動体から伸縮自在に駆動し、前記第1の乗降口と前記第2の乗降口を覆うように設けられる覆い部と、少なくとも前記第1の移動体又は前記第2の移動体から進退自在に駆動し、前記第1の乗降口と前記第2の乗降口の間に取り付けられる渡り板と、を有し、前記移動体連結方法は、前記第1の外扉と前記第2の外扉が対向配置された状態で、前記覆い部を伸長させ、前記第1の移動体と前記第2の移動体を接続する第1の工程と、その後、前記渡り板を前記第1の乗降口と前記第2の乗降口の間に進入させて取り付ける第2の工程と、その後、前記第1の内扉と前記第2の内扉を開ける第3の工程と、その後、前記第1の外扉と前記第2の外扉を開けて、前記第1の移動体と前記第2の移動体を連結する第4の工程と、を有することを特徴としている。
前記第1の工程から前記第4の工程は、それぞれ前記第1の移動体と前記第2の移動体が並走した状態で行われてもよい。
前記移動体連結装置は、前記第1の乗降口と前記第2の乗降口の間の連結領域における人を検知する人検知部と、前記第1の内扉、前記第1の外扉、前記第2の内扉及び前記第2の外扉のそれぞれに設けられ、扉の閉止時に異物が挟まった戸挟み状態を検知する戸挟み検知部と、さらに有し、前記移動体連結方法は、前記第4の工程後、前記人検知部により前記連結領域における人の存否を検知する第5の工程と、その後、前記第5の工程において前記連結領域に人が居ない場合、前記第1の外扉と前記第2の外扉を閉じる第6の工程と、その後、前記戸挟み検知部により前記第1の外扉と前記第2の外扉における戸挟みを検知する第7の工程と、その後、前記第7の工程において前記第1の外扉と前記第2の外扉における戸挟みがない場合、前記第1の内扉と前記第2の内扉を閉じる第8の工程と、その後、前記戸挟み検知部により前記第1の内扉と前記第2の内扉における戸挟みを検知する第9の工程と、その後、前記第9の工程において前記第1の内扉と前記第2の内扉における戸挟みがない場合、前記渡り板を退避させて格納する第10の工程と、その後、前記覆い部を収縮させ、前記第1の移動体と前記第2の移動体を分離する第11の工程と、をさらに有していてもよい。
前記第5の工程において前記連結領域に人が居る場合、警告を発し、その後、前記連結領域に人が居なくなった場合に前記第6の工程を行い、前記第7の工程において前記第1の外扉又は前記第2の外扉における戸挟みがある場合、警告を発し、当該第1の外扉又は第2の外扉を一旦開いた後、前記第8の工程を行い、前記第9の工程において前記第1の内扉又は前記第2の内扉における戸挟みがある場合、警告を発し、当該第1の内扉又は第2の内扉を一旦開いた後、前記第10の工程を行ってもよい。
前記第5の工程から前記第11の工程は、それぞれ記第1の移動体と前記第2の移動体が並走した状態で行われてもよい。
前記第5の工程において前記連結領域に人が居る場合、警告を発し、その後、前記連結領域にまだ人が居る場合、及び前記第7の工程において前記第1の外扉又は前記第2の外扉における戸挟みがある場合、及び前記第9の工程において前記第1の内扉又は前記第2の内扉における戸挟みがある場合、のそれぞれにおいて、前記第1の移動体と前記第2の移動体の並走が継続可能か否かを判定し、並走が継続可能である場合、警告を発し、並走が継続不可能である場合、前記第1の移動体と前記第2の移動体を非常停止させてもよい。
前記第1の移動体と前記第2の移動体の並走が継続可能か否かの判定は、前記第1の移動体と前記第2の移動体の並走が継続可能な残りの残距離と、後続の工程が行われるために前記第1の移動体と前記第2の移動体の移動に必要となる必要距離と、前記第1の移動体と前記第2の移動体の非常停止距離と、を算出して行われ、前記必要距離が前記残距離より大きい場合、前記第1の移動体と前記第2の移動体を減速させ、前記必要距離が前記残距離以下の場合であって、前記非常停止距離が前記残距離以下の場合、警告を発し、前記必要距離が前記残距離以下の場合であって、前記非常停止距離が前記残距離より大きい場合、前記第1の移動体と前記第2の移動体を非常停止させてもよい。
本発明によれば、例えば列車などの移動体同士を適切に連結することができ、当該連結された移動体間を旅客が安全に乗り換えることができる。
本実施の形態に係る列車の一部構成及び列車連結装置の構成の概略を示す平面図であり、(a)は列車を連結する前の状態を示し、図1(b)は列車を連結した後の状態を示している。 列車の一部構成の概略を示す側面図である。 列車の乗降口間に形成される連結領域を示す説明図である。 停止中の列車を連結する際のフローチャートである。 停止中の列車を分離する際のフローチャートである。 交通システムの一部構成を模式的に示す概念図である。 走行中の列車を連結する際のフローチャートである。 走行中の列車を分離する際のフローチャートである。 図8において、列車の並走が継続可能かどうかを判断するためのフローチャートである。 幹線ルートを並走中の列車が連結及び分離される様子を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<1.移動体連結装置の構成>
本実施の形態では、移動体として列車を例に説明する。図1は、本実施の形態に係る列車の一部構成及び列車連結装置の構成の概略を示す平面図である。図1(a)は列車10、10を連結する前の状態を示し、図1(b)は列車10、10を連結した後の状態を示している。なお、本発明における第1の移動体と第2の移動体は、それぞれ列車10、10であり、実質的に同じものである。
列車10、10の乗降口11、11を連結する連結装置は、内扉12、外扉13、覆い部14、渡り板15、人検知部16、戸挟み検知部17、18を有している。以下、これらの構成部材について説明する。
列車10の乗降口11は、当該列車10の長手方向側面に形成されている。なお、乗降口11の数や配置は任意であるが、説明を容易にするため、図1では長手方向側面の片側1箇所に形成された乗降口11を図示している。
内扉12と外扉13は、それぞれ乗降口11の内側と外側に設けられ、図1に示すように閉止時に二重扉構造となる。また、内扉12と外扉13の側方には戸袋19が設けられ、図1(b)に示すように内扉12と外扉13は、開放時にそれぞれ戸袋19に収納される。
覆い部14は、列車10の側面において乗降口11を覆うように設けられ、すなわち図2に示すように外扉13の周囲に環状に設けられている。なお、図2の例では、列車10には複数の外扉13(乗降口11)が設けられ、覆い部14は乗降口11毎に設けられているが、複数の乗降口11のうちのいずれかを選択して設けてもよい。
覆い部14は例えば中空ゴムからなり、その内部に圧縮空気を流入出させることで、伸縮自在に構成されている。すなわち、図1(a)に示すように、例えば真空ポンプ(図示せず)を用いて内部の空気を流出させると覆い部14は収縮し、図1(b)に示すように、例えばコンプレッサ(図示せず)を用いて内部に空気を流入させると覆い部14は伸長する。なお、覆い部14の構成は、伸縮自在であれば任意に選択できる。例えば覆い部14は蛇腹状に構成され、機械的に伸縮自在に構成されていてもよい。
そして、図1(b)に示すように覆い部14、14を互いに伸長させて密着させる。そうすると、乗降口11、11が連結される。なお、乗降口11、11を連結する際には、いずれ一方の覆い部14を伸長させてもよい。
渡り板15は、例えば平板状の板であり、駆動機構(図示せず)によって、一の列車10から他の列車10に対して進退自在に構成されている。すなわち、図1(a)に示すように乗降口11、11が連結されていない際には、渡り板15は一の列車10に設けられた格納部(図示せず)に格納される。一方、図1(b)に示すように乗降口11、11が連結される際、渡り板15は当該乗降口11、11の間に進入して取り付けられる。なお、渡り板15は列車10、10の両方に設けられていてもよい。かかる場合、渡り板15、15は乗降口11、11の間に進入して連結され、取り付けられる。
人検知部16は、乗降口11、11にそれぞれ設けられる。人検知部16は、人を検知することができれば任意の構成を取り得るが、例えば公知の人感センサを用いることができる。そして、人検知部16は、図3に示す乗降口11、11の間に形成される連結領域20(図3の斜線領域)における人を検知する。
戸挟み検知部17は内扉12に設けられ、当該内扉12の閉止時に異物が挟まった戸挟み状態を検知する。また、戸挟み検知部18は外扉13に設けられ、当該外扉13の閉止時に異物が挟まった戸挟みを検知する。これら戸挟み検知部17、18には、公知の戸挟み検知装置を用いることができる。
なお、以上の実施の形態では移動体として列車10を例に説明したが、移動体はこれに限定されない。例えば移動体としてバスなどにも本実施の形態を適用可能である。すなわち、バスの乗降口に本実施の形態の連結装置を設ければ、バスとバスを連結することが可能になり、また列車10とバスも連結することも可能となる。
また、本実施の形態に係る連結装置の構成は以上のとおりであり、この連結装置を用いれば、停車中の移動体同士を連結することも可能であるし、走行中の移動体同士を連結することも可能となる。以下、停車中の移動体の連結と走行中の移動体の連結のそれぞれについて説明する。
<2.停止中の移動体連結>
先ず、停車中の移動体同士を連結する場合について説明する。本実施の形態では、列車10、10を連結し、さらに連結された列車10、10を分離する場合について説明する。図4は、列車10、10を連結する際のフローチャートを示し、図5は、列車10、10を分離する際のフローチャートを示す。なお、図5のフローチャート中、上段の工程B1〜B5は主たる工程を示す。
列車10、10を連結する際には、先ず、乗降口11、11が対向するように、当該列車10、10の位置調整を行う(図4の工程A1)。その後、図1(b)に示したように覆い部14、14を伸長させて密着させ、列車10、10を接続し(図4の工程A2)、さらに渡り板15を乗降口11、11の間に進入させて取り付ける(図4の工程A3)。その後、内扉12、12を開け(図4の工程A4)、さらに外扉13、13を開ける(図4の工程A5)。こうして、乗降口11、11が連結され、乗降口11、11間を旅客が移動可能となる。
旅客の移動が終了すると、次に連結された列車10、10を分離する。図1(b)に示した人検知部16によって連結領域20における人の存否を検知する(図5の工程B1)。工程B1において人が検知されると、警告を発し、再度人検知部16によって連結領域20における人の存否を検知する(図5の工程B11)。この工程B1(工程B11)は、連結領域20に人が居なくなるまで行う。なお、工程B1は通常時に行われる工程であって、工程B11は異常時に行われる工程である。
連結領域20に人が居なくなると、外扉13、13を閉じる(図5の工程B2)。この際、戸挟み検知部18によって外扉13、13における戸挟みを検知する(図5の工程B21)。工程B21において外扉13、13のいずれかにおける戸挟みが検知されると、警告を発しつつ、当該戸挟みがある外扉13を一旦開く(図5の工程B22)。その後再び、外扉13、13を閉じる(図5の工程B2)。この工程B2(工程B21、B22)は、外扉13、13における戸挟みがなくなるまで行う。なお、工程B2、B21は通常時に行われる工程であって、工程B22は異常時に行われる工程である。
外扉13が戸挟みなく閉じられると、内扉12、12を閉じる(図5の工程B3)。この際、戸挟み検知部17によって内扉12、12における戸挟みを検知する(図5の工程B31)。工程B31において内扉12、12のいずれかにおける戸挟みが検知されると、警告を発しつつ、当該戸挟みがある内扉12を一旦開く(図5の工程B32)。その後再び、内扉12、12を閉じる(図5の工程B3)。この工程B3(工程B31、B32)は、内扉12、12における戸挟みがなくなるまで行う。なお、工程B3、B31は通常時に行われる工程であって、工程B32は異常時に行われる工程である。
内扉12が戸挟みなく閉じられると、乗降口11、11の間から渡り板15を退避させて、列車10に格納する(図5の工程B4)。その後、覆い部14、14を収縮させる(図5の工程B5)。こうして、列車10、10が分離される。なお、これら工程B4、B5は通常時に行われる工程である。
本実施の形態によれば、列車10、10の連結及び分離を行う際には、内扉12と外扉13の二重扉によって、扉開閉時の旅客の安全を確保することができる。また、列車10、10の連結を行う際には、覆い部14によって旅客の落下が防止されるので、移動時の旅客の安全を確保することができる。さらに、列車10、10の分離を行う際には、戸挟み検知部17、18によって内扉12、外扉13に人が挟まれたままになるのを防止でき、また人検知部16によって連結領域20に人が取り残されるのも防止できる。したがって、列車10、10の分離時の旅客の安全を確保することができる。このように本実施の形態の連結装置は、安全性が極めて高い。
また、このように旅客は列車10、10間を直接乗り換えることができるので、現状のように乗り換えのために駅構内を移動する必要がなく、駅に起因する列車遅延や事故を防止することができる。したがって、駅での列車の乗り換えにおいて、安全性及び利便性を向上させることができる。
なお、以上の実施の形態では移動体として列車10を例に説明したが、移動体はこれに限定されない。例えば移動体としてバスなどにも本実施の形態を適用可能である。すなわち、バスとバスを連結及び分離することが可能となり、また列車10とバスを連結及び分離することも可能となる。
<3.走行中の移動体連結>
次に、走行中の移動体同士を連結する場合について説明する。ここでは先ず、走行中の移動体同士の連結を必要とする交通システムについて説明する。
<3−1.交通システム>
図6は、交通システム30の一部構成を模式的に示す概念図である。交通システム30は、走行中の列車10やバス40(本発明における移動体)を連結して、当該列車10やバス40の乗り換えを直接行うことができるものであり、任意の出発地から目的地まで旅客は円滑に移動することができる。なお、本実施の形態において、列車10の一側面には乗降口11が1箇所に形成され、バス40の一側面にも乗降口が1箇所に形成されている。
交通システム30は、例えば幹線ルート50〜53と支線ルート60〜62を有している。なお、これら幹線ルート50〜53と支線ルート60〜62の配置や数などは図示の例に限定されるものではなく、任意に設計することができる。
幹線ルート50〜53は、主要な地域を結ぶルートである。幹線ルート50、51にはそれぞれ列車10が走行する軌条が敷設され、幹線ルート52、53はバス40が走行する道路である。幹線ルート50、51に用いられる軌条には、既存の軌条を用いることができる。
支線ルート60〜62は、幹線ルート52、53から分岐したルートであり、バス40が走行する道路である。支線ルート60はXエリアに配設され、幹線ルート52、53に接続される。支線ルート60には、旅客が乗降するためのバス40の停留所60a〜60fが所定位置に設けられている。また、支線ルート61はYエリアに配設され、幹線ルート52、53に接続される。支線ルート61には、旅客が乗降するためのバス40の停留所61a〜61fが所定位置に設けられている。また、支線ルート62はZエリアに配設され、支線ルート61に接続される。支線ルート62には、旅客が乗降するためのバス40の停留所62a〜62fが所定位置に設けられている。
バス40は列車と異なり、移動自由度の高い移動体である。したがって、支線ルート60〜62は任意に設計することができる。また、これら支線ルート60〜62の停留所60a〜60f、61a〜61f、62a〜62fの配置や数なども図示の例に限定されるものではなく、任意に設計することができる。
交通システム30では、幹線ルート50を走行中の列車10と幹線ルート51を走行中の列車10が連結され(図1中の連結J)、幹線ルート50を走行中の列車10と幹線ルート52を走行中のバス40が連結され(図1中の連結K)、支線ルート61を走行中のバス40と支線ルート62を走行中のバス40が連結される(図1中の連結L)。
以上の交通システム30において旅客は、列車10、バス40を連結させて直接乗り換えることで、出発地から目的地まで移動することができる。このため、旅客は最小限の移動で目的地まで移動することができる。また、列車10、バス40の走行エリアと旅客の移動エリアを完全に分離することができるので、旅客の安全を確保することができる。
また、旅客は現状の駅を介さずに乗り換えを行うことができるので、旅客は駅構内を移動する必要がなく、駅に起因する列車遅延や事故を防止することができる。さらに、列車10が駅に停止することがないので、目的地までの移動時間を短縮することも可能となる。
また、列車とバスを乗り換える際、現状、旅客は駅とバス停留所の経路を徒歩などによって移動する必要があるが、交通システム30ではこのような経路が不要となる。したがって、目的地までの移動時間をさらに短縮することができる。
このように本実施の形態の交通システム30は、安全性や利便性が格段に向上したシステムであって、将来の高齢化社会にも十分に対応できるシステムである。
また、交通システム30は、特に都市部の交通手段として有用である。都市部においては、建物や交通機関が密集しており、安全性や効率性の問題は地方部に比べて顕著であり、このように安全性や利便性の高い交通システム30は有用である。もちろん、地方部に交通システム30を設けても十分な効果を享受できる。
さらに、交通システム30では、列車10、バス40の無駄な停車を抑制することができる。また、現状の駅が不要となり、また駅とバス停留所を接続する経路も不要となる。したがって、エネルギー効率を向上させることができる。
<3−2.列車の連結及び分離>
次に、交通システム30において列車10、10を連結し、さらに連結された列車10、10を分離する場合について説明する。図7は、列車10、10を連結する際のフローチャートを示す。図8は、列車10、10を分離する際のフローチャートを示す。なお、図8のフローチャート中、上段の工程D1〜D5は主たる工程を示し、Tiは各工程程D1〜D5を行うのに必要な時間を示す。また、図9は、図8の例において、列車10、10の並走が継続可能かどうかを判断するためのフローチャートを示す。
図10は、図1に示した連結Jにおいて、幹線ルート50、51を並走中の列車10、10が連結及び分離される様子を示す説明図である。図示の例においては、幹線ルート50は途中から、幹線ルート51から離れる方向に曲がっている。そこで、列車10、10は並走区間R内で連結及び分離される必要がある。
列車10、10を連結する際には、並走中の列車10、10の乗降口11、11が対向するように、当該列車10、10を同期して走行させる。(図7の工程C1)。その後、覆い部14、14を伸長させて密着させ、列車10、10を接続し(図7の工程C2)、さらに渡り板15を乗降口11、11の間に進入させて取り付ける(図7の工程C3)。その後、内扉12、12を開け(図7の工程C4)、さらに外扉13、13を開ける(図7の工程C5)。こうして、乗降口11、11が連結され、乗降口11、11間を旅客が移動可能となる。
旅客の移動が終了すると、次に連結された列車10、10を分離する。先ず、人検知部16によって連結領域20における人の存否を検知する(図8の工程D1)。工程D1において人が検知されない場合、次の工程に進み、外扉13、13を閉じる(図8の工程D2)。
工程D1において人が検知されると、警告を発し、再度人検知部16によって連結領域20における人の存否を検知する(図8の工程D11)。そして、工程D11において人が検知されない場合、次の工程に進み、外扉13、13を閉じる(図8の工程D2)。
工程D11においてもまだ人が検知されると、列車10、10の並走が継続可能かどうかを判断する(図8の工程D12)。上述したように列車10、10は並走区間R内で分離される必要があるため、この判断が必要となる。
ここで、並走継続可能かどうかの判断は、図9に示すフローで行われる。図9中の各距離の定義は下記のとおりである。
・残距離は、並走区間Rにおいて、列車10、10が並走継続可能な残りの距離である。
・必要距離は、後続の工程が行われるために列車10、10の移動に必要な距離であって、下記式(1)で示される。
Figure 0006672130
ここで、iは、図8における工程番号を示し、Tiは、図8の各工程D1〜D5を行うのに必要な時間を示す。また、Nは(1)の計算を実施する判断工程を含んでいる工程番号を示す。例えば、判断工程D12のときN=1、判断工程D22のときN=2、判断工程D32のときN=3である。Tiの積分は、現在の工程番号より一つ先の工程から和をとるため、残された工程に要する最小時間を示す。
・非常停止距離は、現速度において列車10が非常停止するのに必要な距離である。
そして、並走継続可能かどうかを判断する際には、先ず、必要距離と残距離を比較する。必要距離が残距離よりも大きい場合、列車10を減速させる。一方、必要距離が残距離以下の場合、非常停止距離と残距離を比較する。非常停止距離が残距離よりも大きい場合、列車10を非常停止させる。一方、非常停止距離が残距離以下の場合、警告を発し、現状工程に復帰する。
このように並走可能かどうかの判断は、常に、残距離が必要距離より大きいか小さいか、また残距離が非常停止距離より大きいか小さいかを比較して行う。すなわち、並走区間R内に最終的に非常停止距離が残っていることを前提として、列車10を減速させつつ後続の工程を行うことが可能かどうかを判断している。したがって、走行中の列車10、10を連結及び分離しても、旅客の安全は確実に確保される。
工程D12において列車10、10の並走が継続不可能と判断された場合、列車10を非常停止させる(図8の工程D13)。一方、列車10、10の並走が継続可能と判断された場合、警告を発し、再度人検知部16によって連結領域20における人の存否を検知する(図8の工程D11)。そして、この工程D1(工程D11〜D13)は、連結領域20に人が居なくなるまで行う。なお、工程D1は通常時に行われる工程であって、工程D11〜D13は異常時に行われる工程である。
連結領域20に人が居なくなると、外扉13、13を閉じる(図8の工程D2)。この際、戸挟み検知部18によって外扉13、13における戸挟みを検知する(図8の工程D21)。工程D21において戸挟みが検知されない場合、次の工程に進み、内扉12、12を閉じる(図8の工程D3)。
工程D21において外扉13、13のいずれかにおける戸挟みが検知されると、列車10、10の並走が継続可能かどうかを判断する(図8の工程D22)。工程D22において列車10、10の並走が継続不可能と判断された場合、列車10を非常停止させる(図8の工程D23)。一方、列車10、10の並走が継続可能と判断された場合、警告を発しつつ、当該戸挟みがある外扉13を一旦開く(図8の工程D24)。その後再び、外扉13、13を閉じる(図8の工程D2)。そして、この工程D2(工程D21〜D24)は、外扉13、13における戸挟みがなくなるまで行う。なお、工程D2、D21は通常時に行われる工程であって、工程D22〜D24は異常時に行われる工程である。
外扉13が戸挟みなく閉じられると、内扉12、12を閉じる(図8の工程D3)。この際、戸挟み検知部17によって内扉12、12における戸挟みを検知する(図8の工程D31)。工程D31において戸挟みが検知されない場合、次の工程に進み、乗降口11、11の間から渡り板15を退避させて、列車10に格納する(図8の工程D4)。
工程B31において内扉12、12のいずれかにおける戸挟みが検知されると、列車10、10の並走が継続可能かどうかを判断する(図8の工程D32)。工程D32において列車10、10の並走が継続不可能と判断された場合、列車10を非常停止させる(図8の工程D33)。一方、列車10、10の並走が継続可能と判断された場合、警告を発しつつ、当該戸挟みがある内扉12を一旦開く(図8の工程D34)。その後再び、内扉12、12を閉じる(図8の工程D3)。そして、この工程B3(工程D31〜D34)は、内扉12、12における戸挟みがなくなるまで行う。なお、工程D3、D31は通常時に行われる工程であって、工程D32〜D34は異常時に行われる工程である。
内扉12が戸挟みなく閉じられると、乗降口11、11の間から渡り板15を退避させて、列車10に格納する(図8の工程D4)。その後、覆い部14、14を収縮させる(図8の工程D5)。こうして、列車10、10が分離される。なお、これら工程D4、D5は通常時に行われる工程である。
なお、列車10、10間を移動中の旅客の安全を確保するためには、列車10、10の同期走行が適切に行われることが肝要である。そこで、列車10は自動運転により走行させる。自動運転は、例えば中央コンピュータによる制御によって行われてもよい。或いは、列車10が人工知能を備え、この人工知能によって自動運転を行ってもよい。
また、以上の例では、走行中の列車10、10の連結及び分離について説明したが、走行中の列車10とバス40の連結及び分離、また走行中のバス40、40の連結及び分離も同様に行われる。
本実施の形態によれば、上記実施の形態(停止中の移動体の連結及び分離)と同様の効果を享受することができる。すなわち、走行中の移動体同士を、安全に連結し分離することができ、旅客の安全を確保することができる。そしてこのように旅客の安全が確保されることで、上述した安全性及び利便性が向上した交通システム30を実現することが可能となる。
<4.他の実施形態>
次に、本発明の他の実施形態について説明する。
以上の実施の形態の連結装置は、図4、図5、図7、図8、図9に示した移動体の連結動作及び分離動作を行うため、各構成部材を制御する制御部(図示せず)を有していてもよい。制御部は、例えばコンピュータであり、プログラム格納部(図示せず)を有している。プログラム格納部には、連結装置の各構成部材を制御するプログラムが格納されている。なお、前記プログラムは、例えばコンピュータ読み取り可能なハードディスク(HD)、フレキシブルディスク(FD)、コンパクトディスク(CD)、マグネットオプティカルデスク(MO)、メモリーカードなどのコンピュータに読み取り可能な記憶媒体に記録されていたものであって、その記憶媒体から制御部にインストールされたものであってもよい。
また、以上の実施の形態では、列車10、10の連結は、当該列車10、10を並走させながら行われ、すなわち、これらの連結は列車10、10の短手方向(横方向)に行われていたが、長手方向(縦方向)に行われてもよい。かかる場合、列車10の短手方向側面に形成された乗降口に、本発明の連結装置が設けられる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、例えば列車などの移動体同士を連結する際に有用であり、停止中の移動体同士を連結するのみならず、走行中の移動体同士を連結する際にも用いることができる。
10 列車
11 乗降口
12 内扉
13 外扉
14 覆い部
15 渡り板
16 人検知部
17、18 戸挟み検知部
19 戸袋
20 連結領域
30 交通システム
40 バス
50〜53 幹線ルート
60〜62 支線ルート
60a〜60f、61a〜61f、62a〜62f 停留所

Claims (10)

  1. 移動体同士を連結する移動体連結装置であって、
    第1の移動体の第1の乗降口において、内側に設けられる第1の内扉と、外側に設けられる第1の外扉と、
    第2の移動体の第2の乗降口において、内側に設けられる第2の内扉と、外側に設けられる第2の外扉と、
    少なくとも前記第1の移動体又は前記第2の移動体から伸縮自在に駆動し、前記第1の乗降口と前記第2の乗降口を覆うように設けられる覆い部と、
    少なくとも前記第1の移動体又は前記第2の移動体から進退自在に駆動し、前記第1の乗降口と前記第2の乗降口の間に取り付けられる渡り板と、を有することを特徴とする、移動体連結装置。
  2. 前記第1の乗降口と前記第2の乗降口の間の連結領域における人を検知する人検知部をさらに有することを特徴とする、請求項1に記載の移動体連結装置。
  3. 前記第1の内扉、前記第1の外扉、前記第2の内扉及び前記第2の外扉のそれぞれに設けられ、扉の閉止時に異物が挟まった戸挟み状態を検知する戸挟み検知部をさらに有することを特徴とする、請求項1又は2に記載の移動体連結装置。
  4. 移動体連結装置を用いて移動体同士を連結する移動体連結方法であって、
    前記移動体連結装置は、
    第1の移動体の第1の乗降口において、内側に設けられる第1の内扉と、外側に設けられる第1の外扉と、
    第2の移動体の第2の乗降口において、内側に設けられる第2の内扉と、外側に設けられる第2の外扉と、
    少なくとも前記第1の移動体又は前記第2の移動体から伸縮自在に駆動し、前記第1の乗降口と前記第2の乗降口を覆うように設けられる覆い部と、
    少なくとも前記第1の移動体又は前記第2の移動体から進退自在に駆動し、前記第1の乗降口と前記第2の乗降口の間に取り付けられる渡り板と、を有し、
    前記移動体連結方法は、
    前記第1の外扉と前記第2の外扉が対向配置された状態で、前記覆い部を伸長させ、前記第1の移動体と前記第2の移動体を接続する第1の工程と、
    その後、前記渡り板を前記第1の乗降口と前記第2の乗降口の間に進入させて取り付ける第2の工程と、
    その後、前記第1の内扉と前記第2の内扉を開ける第3の工程と、
    その後、前記第1の外扉と前記第2の外扉を開けて、前記第1の移動体と前記第2の移動体を連結する第4の工程と、を有することを特徴とする、移動体連結方法。
  5. 前記第1の工程から前記第4の工程は、それぞれ前記第1の移動体と前記第2の移動体が並走した状態で行われることを特徴とする、請求項4に記載の移動体連結方法。
  6. 前記移動体連結装置は、
    前記第1の乗降口と前記第2の乗降口の間の連結領域における人を検知する人検知部と、
    前記第1の内扉、前記第1の外扉、前記第2の内扉及び前記第2の外扉のそれぞれに設けられ、扉の閉止時に異物が挟まった戸挟み状態を検知する戸挟み検知部と、さらに有し、
    前記移動体連結方法は、
    前記第4の工程後、前記人検知部により前記連結領域における人の存否を検知する第5の工程と、
    その後、前記第5の工程において前記連結領域に人が居ない場合、前記第1の外扉と前記第2の外扉を閉じる第6の工程と、
    その後、前記戸挟み検知部により前記第1の外扉と前記第2の外扉における戸挟みを検知する第7の工程と、
    その後、前記第7の工程において前記第1の外扉と前記第2の外扉における戸挟みがない場合、前記第1の内扉と前記第2の内扉を閉じる第8の工程と、
    その後、前記戸挟み検知部により前記第1の内扉と前記第2の内扉における戸挟みを検知する第9の工程と、
    その後、前記第9の工程において前記第1の内扉と前記第2の内扉における戸挟みがない場合、前記渡り板を退避させて格納する第10の工程と、
    その後、前記覆い部を収縮させ、前記第1の移動体と前記第2の移動体を分離する第11の工程と、をさらに有することを特徴とする、請求項4又は5に記載の移動体連結方法。
  7. 前記第5の工程において前記連結領域に人が居る場合、警告を発し、その後、前記連結領域に人が居なくなった場合に前記第6の工程を行い、
    前記第7の工程において前記第1の外扉又は前記第2の外扉における戸挟みがある場合、警告を発し、当該第1の外扉又は第2の外扉を一旦開いた後、前記第8の工程を行い、
    前記第9の工程において前記第1の内扉又は前記第2の内扉における戸挟みがある場合、警告を発し、当該第1の内扉又は第2の内扉を一旦開いた後、前記第10の工程を行うことを特徴とする、請求項6に記載の移動体連結方法。
  8. 前記第5の工程から前記第11の工程は、それぞれ記第1の移動体と前記第2の移動体が並走した状態で行われることを特徴とする、請求項6又は7に記載の移動体連結方法。
  9. 前記第5の工程において前記連結領域に人が居る場合、警告を発し、その後、前記連結領域にまだ人が居る場合、
    及び前記第7の工程において前記第1の外扉又は前記第2の外扉における戸挟みがある場合、
    及び前記第9の工程において前記第1の内扉又は前記第2の内扉における戸挟みがある場合、のそれぞれにおいて、
    前記第1の移動体と前記第2の移動体の並走が継続可能か否かを判定し、並走が継続可能である場合、警告を発し、並走が継続不可能である場合、前記第1の移動体と前記第2の移動体を非常停止させることを特徴とする、請求項8に記載の移動体連結方法。
  10. 前記第1の移動体と前記第2の移動体の並走が継続可能か否かの判定は、
    前記第1の移動体と前記第2の移動体の並走が継続可能な残りの残距離と、
    後続の工程が行われるために前記第1の移動体と前記第2の移動体の移動に必要となる必要距離と、
    前記第1の移動体と前記第2の移動体の非常停止距離と、を算出して行われ、
    前記必要距離が前記残距離より大きい場合、前記第1の移動体と前記第2の移動体を減速させ、
    前記必要距離が前記残距離以下の場合であって、前記非常停止距離が前記残距離以下の場合、警告を発し、
    前記必要距離が前記残距離以下の場合であって、前記非常停止距離が前記残距離より大きい場合、前記第1の移動体と前記第2の移動体を非常停止させることを特徴とする、請求項9に記載の移動体連結方法。
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