JP6672043B2 - 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法、画像処理システムおよび画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、撮像装置、画像処理方法、画像処理システムおよび画像処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、複数の画像を合成する画像処理装置等に関する。
ボケ像を積極的に利用した写真表現においては、ボケ像の形状が重要視される。一般に、円形に広がった形状のボケ像が自然であるとされ、ユーザに好まれている。しかし、口径食のある撮像光学系で撮影した場合には、ボケ像の形状が変形してしまうことが知られている。
特許文献1には、形状が変形したボケ像を整形した後、ボケ付加処理を行うことによって良好な形状のボケ像を得ることができることが記載されている。整形の具体的な方法としては、変形したボケ像が現れている領域の輝度値を、円形に分布した別の輝度値に置き換えることでボケ像の形状を整形することが記載されている。
特開2014−150498号公報
特許文献1に記載された手段によってボケ像の形状を整形する場合、独立した点光源等の口径食がない場合のボケ形状が円形状である被写体については適切に整形することができる。しかしながら、面光源等の口径食がない場合のボケ形状が円形状でない被写体については、正確な整形が行えないおそれがある。
本発明の目的は、ボケ像の形状の変化を低減した画像が得られる画像処理装置、撮像装置、画像処理方法、画像処理システムおよび画像処理プログラムを提供することである。
本発明の画像処理装置は、絞り値を異ならせて撮影された複数の画像を取得する取得手段と、前記取得手段で取得した複数の画像を像高毎に重みを付けて合成する合成手段とを有し、前記複数の画像は、第1の画像と、前記第1の画像よりも大きな絞り値で撮影された第2の画像を含み、前記第2の画像の前記重みが最大となる像高は、前記第1の画像の前記重みが最大となる像高よりも高いことを特徴とする。
また、本発明の撮像装置は、絞り値が可変である絞りを備える撮像手段と、前記撮像手段によって撮影された画像を処理する画像処理部とを有する撮像装置であって、前記撮像手段は、絞り値を異ならせて撮影された複数の画像を出力し、前記画像処理部は、前記複数の画像を取得する取得手段と、前記取得手段で取得した複数の画像のそれぞれについて像高毎に重みを決定する決定手段と、前記重みに基づいて前記複数の画像を合成する合成手段とを有し、前記複数の画像は、第1の画像と、前記第1の画像よりも大きな絞り値で撮影された第2の画像を含み、前記決定手段は、前記第2の画像の前記重みが最大となる像高が、前記第1の画像の前記重みが最大となる像高よりも高くなるように前記重みを決定することを特徴とする。
本発明によれば、ボケ像の形状の変化を低減した画像が得られる画像処理装置、撮像装置、画像処理方法、画像処理システムおよび画像処理プログラムを提供することができる。
撮像装置のブロック図である。 メリジオナル光線とサジタル光線の光路図である。 絞り位置におけるメリジオナル光線の最大光束幅とサジタル光線の最大光束幅を示した図である。 異なる絞り値で撮影された画像の例を示す図である。 実施例1における画像処理方法を示したフローチャートである。 像高毎の重みの例を示す図である。 図5に示す画像処理方法によって得られる合成画像の例を示す図である。 撮影方法を示したフローチャートである。 絞り値が最小のときの、Wm/Wsの値と結像する像高hの関係を示す図である。 実施例2における画像処理方法を示したフローチャートである。 実施例3の画像処理システムのブロック図である。 実施例4の撮像システムのブロック図である。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。各図において、同一の部位については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
[実施例1]
本実施例では、本発明の画像処理方法を実行する撮像装置100について説明する。図1は撮像装置100の要部を示したブロック図である。撮像装置は、コンパクトデジタルカメラでも良いし、一眼レフカメラ、ミラーレスカメラでもよい。
撮像装置100は、撮像手段150と画像処理部(画像処理装置)140を有する。撮像手段150は、光学系110、撮像素子120、制御部130を有する。
光学系110は、複数のレンズと、絞り値(F値)が可変である絞り111を有する。制御部130は、光学系110の絞り111の絞り値やレンズの位置を制御する。
撮像素子120は、光学系110が形成した光学像を光電変換することでアナログの電気信号を生成する。撮像素子120は、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal−Oxide Semiconductor)などの撮像素子である。
撮像素子120によって生成されたアナログ電気信号は、不図示のA/Dコンバータでデジタル信号となる。撮像装置100はさらに記憶部121を有しており、A/Dコンバータでデジタル信号となった画像データは記憶部121へ出力される。撮像手段150は、制御部130によって絞り111を制御することで、絞り値を異ならせて撮影された複数の画像を出力することができる。
画像処理部140は、撮像手段150によって出力された画像に対して、後述する画像処理方法を実行する。
画像処理部140が実行する画像処理方法の説明に先立ち、口径食によるボケ像の変形について、図2および図3を用いて説明する。
図2は、光学系110に入射した光の光路を示している。図2(a)〜(c)の各図は、結像する像高の異なるメリジオナル光線(上段)およびサジタル光線(下段)の光路を示している。図2(a)は画面の中心部に結像する場合、図2(b)は画面の中間部に結像する場合、図2(c)は画面の周辺部に結像する場合を示している。すなわち、光束が結像する像高としては図2(a)に示す場合が最も低く、図2(c)に示す場合が最も高い。
図3(a)〜(c)の各図は、図2(a)〜(c)の各図に示す光線について、絞り111の位置における光束の形状を示している。すなわち、図3(a)は図2(a)に示す光束の、絞り111の位置における形状を示しており、図3(b)は図2(b)に示す光束の、絞り111の位置における形状を示している。また、図3(c)は図2(c)に示す光束の、絞り111の位置における形状を示している。
図3(a)〜(c)の各図における点線は、各像高に結像する光束の絞り111の位置におけるメリジオナル方向の幅Wm、実線はサジタル方向の幅Wsを示している。WsとWmの値が近いほど、絞り位置における光束の形状は円形に近づく。従って、絞り位置における光束の形状を示す指標としては、Wm/Wsの値を用いることができる。
図2(a)のように画面の中心部に結像する場合、WmとWsは略等しい。そのため、Wm/Wsは略1となり、図3(a)に示すように絞り111の位置における光束の形状は略円形となる。
一方、図3(b)や(c)に示すように、結像する像高が高くなるに従って、WmとWsは共に減少する。これは、光学系110を構成する各レンズの径によって光束幅が制限されるためである。すなわち、結像する像高が高くなると、口径食によって光束幅が減少する。
口径食による最大の光束幅の減少量はサジタル光線とメリジオナル光線で異なり、メリジオナル光線の方がより顕著である。従って、結像する像高が高くなるに従ってWm/Wsの値は1より小さくなる。そのため、絞り111の位置における光束の形状は、図3(b)や(c)に示すように、円形ではなくレモンのような形状となる。
図2(a)〜(c)の各図では、物体からの光が光学系110によって撮像素子120に結像した場合を示しているが、ピントをずらした場合には絞り111の位置における光束の形状に略等しい形状のボケ像が生じることになる。すなわち、図3(a)〜(c)の各図に示すように、像高が高くなるにつれてボケ像の形状は円形からレモン形へと変形していく。
このような口径食によるボケ像の形状の変化は、絞り値を小さくすることによって低減することができる。図4(a)、(b)に、異なる絞り値において同一の被写体(同心円状に配置された点光源)をボケ像として撮影した画像の例を示す。
図4(a)に示す画像は、絞り111によってメリジオナル光線およびサジタル光線の光束幅が制限されないほどに小さな絞り値で撮影された画像である。図4(a)において、画面の中心部でのボケ像の形状は円形となっている。これは図3(a)に示したように、画面の中心部においてWm/Wsの値が1となっているためである。また、像高が中心部から周辺部に向かって高くなるに従って、ボケ像の形状は円形からレモン形へと変形している。これは、図3(b)、(c)の各図に示すように、像高が高くなるとWm/Wsの値が1より小さくなるためである。
一方、図4(b)に示す画像は、絞り111を図3(a)〜(b)の各図に一点鎖線で示した径まで絞りこんで撮影された画像である。絞り111の径を小さくすることによって絞り値を大きくすると、メリジオナル光線およびサジタル光線は絞り111によっても光束幅が制限される。
これにより、ボケ像の大きさは図4(a)の場合よりも小さくなるが、Wm/Wsの値が略1となる像高の範囲は広くなる。すなわち、画面の中心部から中間部までは円形のボケ像が得られる。しかし、中心部から周辺部にかけては、レンズの径によって制限されるメリジオナル光束の光束幅が、絞り111の径よりも更に小さいため、Wm/Wsの値は1より小さくなり、結果としてボケ像の形状はレモン形となる。この様子を示したものが図4(b)である。
このように、撮影時の絞り値に依って、Wm/Wsの値が1となる像高の範囲は異なる。すなわち、絞り値が大きいほどWm/Wsの値が1となる像高の範囲は広くなる。また、絞り値が大きいほどボケ像の大きさは小さくなる。従って、撮影時の絞り値を異ならせて同一の被写体を複数回撮影することで、ボケ像の変形が現れていない像高の範囲が異なる複数枚の画像を得ることができる。
そして、このようにして得た複数枚の画像のそれぞれに対して像高毎に重みを付けて合成することで、ボケ像の形状の変化を低減した画像を得ることができる。
本実施例では、ボケ像の形状の変化を低減した画像を得るために画像処理部140において画像処理を行う。画像処理部140で行われる画像処理方法について、図5のフローチャートを用いて説明する。なお、以下の説明においてフローチャートの各ステップ(工程)は、単に「S」と称する。
本実施例の画像処理方法では、絞り値を異ならせて撮影された複数の画像をS101で取得し、これらの画像を像高毎に重みを付けてS103で合成する。なお、本実施例では、S103における重みとしては、S102において決定された値を用いる。
図5に示すフローチャートは、絞り値を異ならせて撮影した複数の画像が記憶部121に記憶されている状態から開始される。
S101は取得ステップであり、絞り値を異ならせて同一の被写体を撮影した複数の画像を取得手段140aによって記憶部121から取得する。S101において取得した複数の画像のうちの1枚を第1の画像とし、第1の画像よりも大きな絞り値で撮影された画像うちの1枚を第2の画像とする。
S102は決定ステップであり、S101で取得した各画像に対して、撮影時の絞り値に基づいて像高毎の重みを決定手段140bによって決定する。このとき、決定手段140bは第1の画像の重みが最大となる像高よりも第2の画像の重みが最大となる像高の方が高くなるように重みを決定する。
ここで、S101で3枚の画像を取得した場合を例にして、S102における重み付けについて図6を用いて説明する。
図6(a)は、S101で取得した3枚画像を表している。図6(a)に示した各画像は、同一の被写体(同心円状に配置された点光源)をボケ像として撮影したものであり、左から順に撮影時の絞り値が大きくなっている。このとき、図6(a)において最も左側に示した画像を第1の画像、中央に示した画像を第2の画像とする。各画像の中心を原点として直交座標(x,y)をとったときの各画像の輝度値を、撮影時の絞り値が小さい画像から順にI(x,y)、I(x,y)、I(x,y)とする。
図6(b)は、図6(a)に示したそれぞれの画像について、Wm/Wsの値が1となっている領域を示している。図6(b)に示した白い領域ではWm/Wsの値が1となっており、黒い部分ではWm/Wsの値が1より小さな値となっている。これらの画像を用いてボケ像の形状の変化を低減した画像を得るには、各画像についてWm/Wsの値が略1である領域の重みを重くして合成すれば良い。
そのため、第1の画像の重みが最大となる像高よりも、第2の画像の重みが最大となる像高が高くなるように重みを決定する。また、図6(a)において最も右側に示した画像の重みが最大となる像高は、第2の画像の重みが最大となる像高よりも高くなるように重みを決定すれば良い。
本実施例においては、像高毎の重みとして図6(c)に示すような重みを付ける。図6(c)に示す各図の縦軸は、図6(a)に示す各図の輝度I(x,y)に対する重みg(x,y)である(i=1,2,3)。横軸はy=0としたときのx軸をとっているが、g(x,y)の形状は像高の等しい位置において同様である。すなわち、g(x,y)は画像の中心から同心円状に分布している。
本実施例では、このような重み分布と絞り値の関係のデータを記憶部121に予め記憶している。S102では、S101で取得した各画像の撮影時の絞り値と記憶部121に記憶されたデータとを照らし合わせることにより、各画像に対して像高毎の重みを決定する。
S103は合成ステップであり、合成手段140cによって、各画像を像高毎に重みを付けて合成する。本実施例では、各画像に対する像高毎の重みとしてはS102において決定した重みを用いる。S103で生成する合成画像の輝度I(x,y)は、次の式(1)により得ることができる。
(x,y)=g(x,y)I(x,y)+g(x,y)I(x,y)+g(x,y)I(x,y) (1)
このように合成して得た画像の模式図を図7に示す。図7に示すように、像高が高い領域においても円形のボケ像が得られている。従って、撮影時の絞り値の異なる複数の画像を像高毎に重みを付けて合成することによって、ボケ像の形状の変化を低減した画像を得ることができる。
なお、図5に示した画像処理方法は、コンピュータ(プロセッサ)に各ステップの機能を実現させるための画像処理プログラムとして具現化が可能である。すなわち、画像処理プログラム(ソフトウェア)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理によって実現される。
上述の説明では、S101で3枚の画像を取得した例について説明したが、S101で取得する画像は第1の画像と第2の画像のみでも良いし、4枚以上でも良い。4枚以上の画像を取得する場合、撮影時の絞り値が大きい画像ほど、重みが最大となる像高が高くなるように重みを付けることが好ましい。
また、絞り値を大きくした場合、ボケ像の形状が略円形である像高の範囲は広くなるが、ボケ像の大きさは小さくなる。そのため、合成画像における絞り値の大きな画像の輝度成分が合成画像における全像高に存在する場合、合成画像におけるボケ像の大きさは小さくなる傾向がある。ここで、各画像の輝度成分とは、S101で取得した複数の画像を撮影時の絞り値が小さい順に並べたときの順番をiとしたとき、i番目の画像の輝度I(x,y)と、i番目の画像の重みg(x,y)の積で与えられる値である。
そのため、ボケ像の形状の変化を低減し、さらにボケ像の大きさが小さくなりすぎないようにするためには、各画像に対して特定の像高の範囲に対して0より大きな重みをつけることが好ましい。
また、合成画像の輝度I(x,y)におけるS101で取得した各画像の輝度成分は、像高方向に連続的に変化していることが好ましい。ここで、像高方向とは、光軸上の点を中心とし、光軸に垂直な方向である。
そのため、i番目の画像において0より大きな重みがつけられる像高の範囲(以下、像高範囲と称する)とi+1番目の画像における像高範囲は互いに重なりあうようにすることが好ましい。すなわち、S101で取得した画像の枚数をN、i番目の画像の像高範囲の下限をhi,min、i番目の画像における像高範囲の上限をhi,maxとしたとき、下記の条件式(2)を満たすことが好ましい。
i,max>hi+1,min (1≦i≦N−1) (2)
S102において、式(2)を満たすように像高範囲に対して像高毎に重みを決定することで、合成画像の輝度I(x,y)における各画像の輝度成分を、像高方向に連続的に変化させることができ、自然な合成画像を得ることができる。
画像処理部140において実行される上述した画像処理方法では、同一の被写体を絞り値を異ならせて撮影した複数の画像が記憶部121に記憶されている状態から開始される場合について説明した。次に、同一の被写体を絞り値を異ならせて撮影した複数の画像を得るための撮影方法について、図8のフローチャートを用いて説明する。図8のフローチャートでは、後述するS111からS114までの処理を、予め設定した撮影枚数(N枚)の画像を得るまで制御部130の制御の下で繰り返し実行することによって、絞り値を異ならせて撮影したN枚の画像を得る。
S111では、絞り値をi番目の設定値として、i−1番目の絞り値よりも大きな値に設定する。iは繰り返し回数を示しており、iは1からNまでの整数をとる。なお、i=1のときの絞り値は初期値をとる。初期値としては、開放絞り値を設定しても良いし、それよりも大きな値を設定しても良い。
前述の画像処理方法によってボケ像の形状の変化を低減する効果を大きくするためには、i番目の絞り値を光学系110の光学特性に基づいて設定することが好ましい。
図9に、絞り値が1番目の設定値である場合の光学系110に入射した光束について、Wm/Wsの値と結像する像高hの関係を示す。図9に示すように、結像する像高hが高くなるに従って、Wm/Wsの値は小さくなる。また、一般にhに対するWm/Wsの変化量は、hが大きくなるほどに大きくなる。すなわち、像高が高くなるほどにボケ像の形状は変化しやすくなる。
したがって、hに対するWm/Wsの変化量に応じて絞り値を設定することで、像高が高い領域においてもボケ像の形状の変化を低減できるように複数の画像を撮影することが好ましい。これによって、ボケ像の形状の変化を低減する効果をより大きくすることができる。
Wm/Wsの変化量に応じた絞り値の設定について具体的に説明する。なお、以下の説明では絞り値をFとしたとき、hなる像高に結像する光束のWm/Wsの値をW(h,F)と表記する。
まず、1番目の絞り値をF、最大像高をhmaxとしたとき、以下の条件式(3)を満たすhをhとして定める。
W(h,F)=W(0,F)−i{W(0,F)−W(hmax,F)}/(N+1) (1≦i≦N) (3)
すなわち、W(h,F)とW(hi+1,F)の差が一定となるようなhを定める。図9に示すh〜hは、N=3である場合のh(i=1,2,3)である。その後、i番目の絞り値Fを、以下の条件式(4)を満たすように定める。
W(h,Fi−1)<W(h,F)≦1 (2≦i≦N) (4)
式(4)を満たすことは、hなる像高におけるボケ像の形状の変化は、i−1番目の画像よりもi番目の画像の方が小さいことを示す。
このようにFを設定することにより、像高が高い領域においてもボケ像の形状の変化を低減した画像を得ることができる。これによって、前述した画像処理方法によってボケ像の形状の変化を低減する効果をより大きくすることができる。
なお、Fとしては上記に限らず、ユーザが設定した値を用いても良い。
S112では、画面の中心の露出量が一定となるように露出を設定する。露出量の調整は、露光時間の調整、センサ感度(ISO感度)の調整、NDフィルタの挿入によって行うことができる。S111において絞り値を変更すると各画像の明るさが変化してしまうが、S112において画面の中心の露出量を一定となるように調整することで、各画像の露出量のばらつきを低減することができる。また、このように露出量を調整して撮影することで、合成後の画像における周辺減光を低減した画像を得ることができる。
S113では、S111およびS112において設定された撮影条件のもとで撮影を行う。
S114では、S113で撮影した画像を出力し、記憶部121に記憶する。例えば、Exif(Exchangeable image file format)のような写真用のメタデータを含む画像ファイル形式で出力することで、画像データと撮影条件に関するデータを1つのファイルで記憶することができる。
S111〜S114を、予め設定されたN枚の画像を得るまで繰り返すことで、撮影時の絞り値が異なる複数枚の画像を得ることができる。
なお、式(3)および(4)を用いてFを決定した場合、S102における各画像の像高毎の重みの決定は、i番目の画像の重みが最大となる像高hi,gが以下の条件式(5)を満足するように決定することが好ましい。
i−1<hi,g<hi+1 (2≦i≦N−1) (5)
これによって、前述した画像処理方法によってボケ像の形状の変化を低減する効果をさらに大きくすることができる。なお、i=1の場合の重みが最大となる像高h1,gは、0≦h1,g<hの範囲で定めれば良い。また、i=Nの場合の重みが最大となる像高hN,gはhN−1<hN,g<hmaxの範囲で定めれば良い。
[実施例2]
上述した実施例1の撮影方法では、S112において撮影時の露出量を調節しているが、本実施例では撮影時のISO感度および露光時間を固定した場合について説明する。すなわち、本実施例における撮影方法は、図8に示すフローチャートからS112をスキップしたものとなる。この場合、撮影時の露出量は絞り値にのみ依存することになり、絞り値が大きいほど露出量は小さい。
本実施例における画像処理方法を、図10に示すフローチャートを用いて説明する。本フローチャートは、絞り値を異ならせて撮影した複数の画像が記憶部121に記憶されている状態から開始される。本実施例における記憶部121に記憶されている各画像の露出量は、絞り値に応じて異なっている。
本実施例における画像処理部は、取得手段、決定手段および合成手段の他に、合成に用いる各画像の輝度値を調整する調整手段を更に有する。また、本実施例における画像処理方法は、実施例1の場合と異なり各画像の露出量を調整するステップを更に有する。
S201では、前述した実施例1と同様にして、記憶部121に記憶されている複数の画像を取得する。
S202では、S201で取得した各画像の露出量を調整し、露出量の差による画像の明るさの差を補正する。具体的には、S201で取得した各画像の基準となる輝度値を取得し、それらが同じ値になるように、画像全体の輝度を定数倍する。各画像の基準となる輝度値としては、各画像の中心部の輝度値としても良いし、各画像の全体の輝度値を平均した値としても良い。また、S201で取得した各画像の撮影条件(絞り値、露光時間、ISO感度)に基づいて各画像の輝度値を定数倍しても良い。
S203では、S202で補正した各画像に対して、前述した実施例1におけるS102と同様に撮影時の絞り値に基づいて像高毎の重みを決定する。
S204では、S202で補正した各画像に対して、前述した実施例1におけるS103と同様にS203で決定した重みを用いて各画像を合成する。
本実施例によれば、露光時間を固定して複数回の撮影を行ったとしても、各画像の露出量の差による画像の明るさの違いを補正することができる。そのため、絞り値を大きくした場合においても露光時間を短くすることができる。従って、図8に示した撮影方法を実行するために要する時間を短くすることができる。
[実施例3]
本実施例では、本発明の画像処理方法を画像処理システム300に適用した例について説明する。本実施例の画像処理システム300では、撮像装置301と画像処理装置302が個別に存在し、それらを接続することでボケ像の形状の変化を低減した画像を得る。図11は本実施例の画像処理システム300のブロック図である。
以下では、撮像装置301が実施例1で述べた撮影方法(図8)を行う場合について説明する。なお、撮像装置301が実施例2に述べたような撮影方法を行う場合には、撮像装置301または画像処理装置302において、各画像の露出量の違いによる画像の明るさを補正する処理を行うことが好ましい。
撮像装置301は、絞り値が可変である絞りを備える撮像手段を有する。撮像装置301は図5に示す撮影方法により、撮影時の絞り値が異なる複数の画像を撮影する。このようにして取得された複数の画像は、通信部303を介して画像処理装置302に入力される。画像処理装置302に入力された画像は、撮影時の絞り値に関する情報と共に記憶部304に記憶される。
画像処理部305は、記憶部304から合成に用いるための複数の画像を取得し、各画像に対して像高毎の重みを決定する。ただし、各画像の重みは、撮像装置301で決定して、画像と共に記憶部304に記憶させておいても良い。この場合、画像処理部305は記憶部304から合成に用いるための複数の画像と共に、各画像の像高毎の重みに関する情報を取得する。
次に画像処理部305は、各画像に対して決められた重みを用いて各画像を合成する。これによって、ボケ像の形状の変化を低減した画像を得ることができる。
合成後の画像は記憶部304に記憶される。通信部303を介して表示装置307、記憶媒体308、出力装置307の少なくとも1つに合成後の画像を出力しても良い。
ここで、表示装置307とは液晶ディスプレイやプロジェクタ等である。ユーザは、表示装置307を介して、処理途中の画像を確認しながら作業を行うことができる。また、記憶媒体308とは半導体メモリ、ハードディスク、ネットワーク上のサーバ等である。また、出力装置309とはプリンタなどである。
[実施例4]
本実施例では、本発明の画像処理方法を撮像システム400に適用した例について説明する。本実施例の撮像システム400では、撮像装置401に無線で接続されたサーバに、撮像装置401が画像を転送し、サーバ内で画像処理を行うことによってボケ像の形状の変化を低減した画像を得る。図12は撮像システム400のブロック図である。
サーバ403は、通信部404を有しており、ネットワーク402を介して撮像装置401に接続されている。撮像装置401において撮影が行われると、撮影によって得られた画像は、自動的に或いはユーザの操作によってサーバ403に入力される。
サーバ403に入力された画像は、撮影時の絞り値に関する情報と共にサーバ403の記憶部405に記憶される。サーバ403の画像処理部406は、記憶部405から合成に用いるための複数の画像を取得し、各画像に対して像高毎の重みを決定する。ただし、各画像の像高毎の重みは、撮像装置401で決定して、画像と共に記憶部405に記憶させておいても良い。この場合、画像処理部406は記憶部405から合成に用いるための複数の画像と共に、各画像の像高毎の重みに関する情報を取得する。
次に画像処理部406は、各画像に対して決められた重みを用いて各画像を合成する。これによって、ボケ像の形状の変化を低減した画像を得ることができる。
合成後の画像は記憶部405に記憶される。合成後の画像は、通信部404及びネットワーク402を介して撮像装置401に出力しても良い。
以上、本発明を実施するための実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で様々な変形及び変更が可能である。
140 画像処理部(画像処理装置)
140a 取得手段
140c 合成手段

Claims (13)

  1. 絞り値を異ならせて撮影された複数の画像を取得する取得手段と、
    前記取得手段で取得した複数の画像を像高毎に重みを付けて合成する合成手段とを有し、
    前記複数の画像は、第1の画像と、前記第1の画像よりも大きな絞り値で撮影された第2の画像とを含み、
    前記第2の画像の前記重みが最大となる像高は、前記第1の画像の前記重みが最大となる像高よりも高いことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記複数の画像のそれぞれについて撮影時の絞り値に基づいて像高毎に重みを決定する決定手段を有し、
    前記決定手段は、撮影時の絞り値が大きい画像ほど、前記重みが最大となる像高が高くなるように前記重みを決定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記取得手段は、前記複数の画像と共に、前記複数の画像のそれぞれに対する像高毎の重みに関する情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記複数の画像の枚数をN、前記複数の画像を撮影時の絞り値が小さい順に並べたときの順番をiとしたときのi番目の画像について、
    0より大きな重みが付けられる像高の上限をhi,max、0より大きな重みが付けられる像高の下限をhi,minとしたとき、
    i,max>hi+1,min (1≦i≦N−1)
    なる条件式を満たすことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  5. 前記複数の画像のそれぞれについて、露光時間と、ISO感度と、絞り値と、他の画像の輝度値と、の少なくとも1つに基づいて輝度値を調整する調整手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  6. 絞り値が可変である絞りを備える撮像手段と、前記撮像手段によって撮影された画像を処理する画像処理部とを有する撮像装置であって、
    前記撮像手段は、絞り値を異ならせて撮影された複数の画像を出力し、
    前記画像処理部は、
    前記複数の画像を取得する取得手段と、
    前記取得手段で取得した複数の画像のそれぞれについて像高毎に重みを決定する決定手段と、
    前記重みに基づいて前記複数の画像を合成する合成手段とを有し、
    前記複数の画像は、第1の画像と、前記第1の画像よりも大きな絞り値で撮影された第2の画像とを含み、
    前記決定手段は、前記第2の画像の前記重みが最大となる像高が、前記第1の画像の前記重みが最大となる像高よりも高くなるように前記重みを決定することを特徴とする撮像装置。
  7. 前記撮像装置は前記絞り値を制御する制御部を有しており、
    絞り値がFであるときにhなる像高に結像する光束の前記絞りの位置におけるメリジオナル方向の幅をサジタル方向の幅で除した値をW(h,F)、前記複数の画像の枚数をN、前記複数の画像を撮影時の絞り値が小さい順に並べたときのi番目の絞り値をF、最大像高をhmaxとし、
    W(h,F)=W(0,F)−i{W(0,F)−W(hmax,F)}/(N+1) (1≦i≦N)
    なる条件式を満たすhをhとしたとき、
    前記制御部は、前記i番目の絞り値が
    W(h,Fi−1)<W(h,F)≦1 (2≦i≦N)
    なる条件式を満たすように前記絞りを制御することを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
  8. 前記i番目の画像において、前記重みが最大となる像高をhi,gとするとき、
    i−1<hi,g<hi+1 (2≦i≦N−1)
    なる条件式を満たすことを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
  9. 前記撮像手段は、前記複数の画像のそれぞれの露出量が一定となるように露光時間とISO感度のうち少なくとも一方を調整して撮影することを特徴とする請求項6乃至8のいずれか一項に記載の撮像装置。
  10. 前記複数の画像のそれぞれについて、露光時間と、ISO感度と、絞り値と、他の画像の輝度値の少なくとも1つに基づいて輝度値を調整する調整手段を有することを特徴とする請求項6乃至8のいずれか一項に記載の撮像装置。
  11. 絞り値を異ならせて撮影された複数の画像を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップで取得した複数の画像を像高毎に重みを付けて合成する合成ステップとを有し、
    前記複数の画像は、第1の画像と、前記第1の画像よりも大きな絞り値で撮影された第2の画像とを含み、
    前記第2の画像の前記重みが最大となる像高は、前記第1の画像の前記重みが最大となる像高よりも高いことを特徴とする画像処理方法。
  12. 絞り値が可変である絞りを備え、絞り値を異ならせて撮影された複数の画像を出力する撮像手段と、
    前記複数の画像を取得する取得手段と、
    前記取得手段で取得した複数の画像のそれぞれについて像高毎に重みを決定する決定手段と、
    前記重みに基づいて前記複数の画像を合成する合成手段とを有し、
    前記複数の画像は、第1の画像と、前記第1の画像よりも大きな絞り値で撮影された第2の画像とを含み、
    前記決定手段は、前記第2の画像の前記重みが最大となる像高が、前記第1の画像の前記重みが最大となる像高よりも高くなるように重みを決定することを特徴とする画像処理システム。
  13. 絞り値を異ならせて撮影された複数の画像を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップで取得した複数の画像を像高毎に重みを付けて合成する合成ステップとをコンピュータに実行させる画像処理プログラムであって、
    前記複数の画像は、第1の画像と、前記第1の画像よりも大きな絞り値で撮影された第2の画像とを含み、
    前記第2の画像の前記重みが最大となる像高は、前記第1の画像の前記重みが最大となる像高よりも高いことを特徴とする画像処理プログラム。
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