JP6671852B2 - 情報設定システム及びシミュレーションシステム - Google Patents
情報設定システム及びシミュレーションシステム Download PDFInfo
- Publication number
- JP6671852B2 JP6671852B2 JP2015061273A JP2015061273A JP6671852B2 JP 6671852 B2 JP6671852 B2 JP 6671852B2 JP 2015061273 A JP2015061273 A JP 2015061273A JP 2015061273 A JP2015061273 A JP 2015061273A JP 6671852 B2 JP6671852 B2 JP 6671852B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- virtual
- monitoring
- information
- human body
- setting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Processing Or Creating Images (AREA)
- Closed-Circuit Television Systems (AREA)
Description
まず、監視領域内に監視カメラを設置する場合、通常2〜3名の作業員が監視領域Eに出向き、監視領域内の特定エリアが鳥瞰的に撮像されるように所定箇所に監視カメラを設置後、作業員が撮像した画像を確認しながら撮像角度、撮像向き、撮像高さを適宜調整する。
監視カメラの設置箇所が決定すると、次に侵入検知設定情報として、監視領域内における基準面に作業員を立たせ、監視画像内の複数地点において作業員の身長に合わせた人体マーカーを設定する。人体マーカーは、監視画像内で奥行による人体の大きさ(身長)の差を区別するためのスケールマーカーである。
人体マーカーの設定方法としては、監視領域内において監視カメラ側から奥行方向に向かって徐々に起立位置を変えながら作業員を移動させ、各地点において監視画像内で撮像される作業員の足と頭の位置にマーカーを合わせて設定する。なお、監視画像は鳥瞰的に監視領域を撮像されるため、設定した人体マーカーのサイズは、監視画面内で奥行方向に向かうに連れて徐々に小さくなっていくが、全て作業員の身長と同じスケールとなる。
次に、侵入検知設定情報として、設置した監視カメラの撮像範囲内において、監視画像内の基準面上における奥行方向の距離差を設定するためのガイドラインを複数本設定する。ガイドラインとは、監視画像内における基準面上に設定した奥行方向の距離を規定するための基準となる仮想線である。
ガイドラインの設定方法としては、作業員が監視カメラの設置位置下方の地点であって監視画像における下端近傍となる地点にメジャー(巻尺)の一端を固定し、メジャーの他端を監視領域内における監視カメラから離間する方向(つまり、監視画像の奥行方向)に向かって移動させ、メジャーの端部間を監視画像上でなぞって設定する。メジャーは元々長さを測定するものであるため、設定したガイドラインはメジャーで測定した実測値と同じスケールとなる。
次に、侵入検知設定情報として、手順3で設定したガイドラインを設定する際の基準面から外れた地形における人体の侵入を検知するため、基準面以外の地形に対して人体が侵入したときの人体マーカーの設定やガイドラインの追加設定を行う。なお、人体マーカーやガイドラインの設定方法は、手順2、3と同様である。
次に、侵入検知設定情報として、監視画面内に存在する建築物(例えば事務所、倉庫、中継盤、トイレ、街灯、電柱、侵入防止柵のような人工的に作製された建物や物体)の上部や近傍に人体が存在したときに人体が検知できるように人体マーカーの追加設定を行う。例えば、作業員を建築物の上部に立たせ、手順2に沿って人体マーカーを設定する。これにより、建築物の上部に存在する人体が判定可能となる。
次に、監視領域内において侵入物体が人体であると判定するためのエリア(人体判定エリア)と、人体判定エリアから移動した人体が監視領域内に侵入したことを検知するエリア(侵入検知エリア)の2つの検知エリアを設定する。各エリアの設定方法は、手順1〜5の処理を行って取得した監視画像内にセキュリティのレベルに応じて作業者が所望の人体判定エリアと侵入検知エリアを範囲指定する。
手順6で設定した検知エリア内に侵入した人体を実際に検知できるか否かの検証実験を行って、設定した侵入検知設定情報の有効性を確認する。
試験方法としては、実際に作業員を監視カメラの撮像領域内で様々な行動(歩く、スキップ、走る、匍匐前進など)をさせ、撮像した監視画像内に侵入した人体が人体判定エリアを確認する。また、撮像された監視画像内で移動する人体の移動軌跡が画像内に反映されているか否かを確認する。なお、人体判定や侵入検知が失報したときは、再度上記手順2〜6を調整して侵入検知設定情報の再設定を行う。
入力装置と表示装置とを備えるコンピュータを有し、
レーザースキャンによって監視領域内の三次元形状を計測して三次元座標を含む三次元位置情報を有する前記監視領域全体の監視領域点群データを取得する点群データ取得手段を有する点群データ処理部と、前記点群データ処理部で取得した前記監視領域点群データ内で監視カメラの仮想設置位置が決定されたときの当該設置位置に対応する仮想設定高さ情報及び仮想設置角度情報から前記監視カメラで撮像したときの画角の中心位置情報を取得し、この中心位置情報と、前記監視カメラの撮像素子のインチサイズ情報、焦点距離情報及びアスペクト比情報とを含む前記監視カメラの仕様情報と、前記監視カメラの仕様情報から所定の画角演算式を用いて論理的に割り出される水平画角値とを基に、前記仮想設置位置に設置した前記監視カメラで撮像される仮想監視画像を作成する仮想監視画像作成部と、を備え、監視領域内に監視カメラを仮想的に設置したときに撮像される仮想監視画像を作成する仮想監視画像作成システムで作成された前記仮想監視画像を前記コンピュータに取り込み、前記コンピュータにおいて前記仮想監視画像内で仮想人体モデルが移動したときの人体検知判定及び侵入検知判定に必要な侵入検知設定情報を設定する情報設定システムであって、
前記コンピュータは、
前記仮想監視画像内の基準面に対して前記監視領域内の検知対象となる前記仮想人体モデルの身長情報を基にした人体判定の基準となる人体マーカーの設定処理と、
前記基準面における奥行方向の距離基準となるガイドラインの設定処理と、
前記基準面以外の地形データにおける前記ガイドラインや前記人体マーカーの追加設定処理と、
前記仮想監視画像内にある建築物の大きさに対する人体マーカーの追加設定処理と、
前記仮想監視画像内に設定する人体判定エリア及び侵入検知エリアの設定処理を、
前記表示装置の表示画面上に表示された前記仮想監視画像内で前記入力装置を介して任意に選択された点群データの三次元位置情報に基づき設定する情報設定部
を備えたことを特徴としている。
前記監視領域全体の前記監視領域点群データが一度の計測で取得できないときに、前記監視領域内を複数分割した計測領域のうち隣接する計測領域と交わる位置に結合位置合わせ部を複数設置した状態で三次元点群データを前記点群データ取得手段で取得し、
さらに、前記点群データ取得手段で取得した前記三次元点群データのうち、隣接する前記三次元点群データに含まれる前記結合位置合わせ部の位置を基準に位置合わせした状態で前記三次元点群データを結合処理する点群データ結合手段を備えたことを特徴としている。
前記仮想監視画像作成部は、前記監視領域点群データの代わりに前記3DCG処理部で作成した前記監視領域3DCGデータを用いて前記仮想監視画像を作成することを特徴としている。
前記コンピュータは、
レーザースキャンによって監視領域内の三次元形状を計測して三次元座標を含む三次元位置情報を有する前記監視領域全体の監視領域点群データを三次元コンピュータグラフィックス処理を施して前記監視領域を仮想的三次元空間内に仮想構築した3DCGデータである監視領域3DCGデータを作成するとともに、入力設定された仮想条件に基づき前記監視領域3DCGデータ内に仮想人体モデルや監視領域内の仮想環境を作成する3DCG処理部と、
前記監視領域3DCGデータ内で前記監視カメラの仮想設置位置が決定されたときの当該設置位置に対応する仮想設定高さ情報及び仮想設置角度情報から前記監視カメラで撮像したときの画角の中心位置情報を取得し、この中心位置情報と、前記監視カメラの撮像素子のインチサイズ情報、焦点距離情報及びアスペクト比情報とを含む前記監視カメラの仕様情報と、前記監視カメラの仕様情報から所定の画角演算式を用いて論理的に割り出される水平画角値とを基に、前記仮想設置位置に設置した前記監視カメラで撮像される仮想監視画像を作成する仮想監視画像作成部と、
前記仮想監視画像作成部で作成された前記仮想監視画像内の基準面に対して前記仮想人体モデルの身長情報を基にした人体判定の基準となる人体マーカーの設定処理と、前記基準面における奥行方向の距離基準となるガイドラインの設定と、前記基準面以外の地形データにおける前記ガイドラインや前記人体マーカーの追加設定と、前記仮想監視画像内にある建築物の大きさに対する人体マーカーの追加設定と、前記仮想監視画像内に設定する人体判定エリア及び侵入検知エリアの設定処理を、前記表示装置の表示画面上に表示された前記仮想監視画像内で前記入力装置を介して任意に選択された点群データの三次元位置情報に基づき設定する情報設定部と、
前記表示装置の表示画面上に前記仮想監視画像を表示させ、前記入力装置からの前記仮想人体モデルに対する動作指示情報に応じて前記仮想人体モデルを前記仮想監視画像内で移動させ、前記仮想人体モデルが前記人体判定エリア及び前記侵入検知エリア内に侵入したときに人体検知判定及び侵入検知判定が正常に機能するか否かのシミュレーション結果を取得するシミュレーション処理部と、
を備えたことを特徴としている。
本発明は、例えば図3に示すような監視対象となる監視領域E内の所定箇所を監視する監視カメラの設置条件(設置高さ、設置角度など)の設定や、撮像した監視画像で人体侵入検知が可能となるように設定される侵入検知設定情報の設定作業並びに設定した侵入検知設定情報の有効性を確認する試験を、現場に出向くことなく仮想的にシミュレーションして監視カメラ設置作業や侵入検知設定情報の設定の手間を簡素化することを目的としている。
また、本発明に係る情報設定システム200は、上述した仮想監視画像作成システム100において作成された仮想監視画像を用いて人体検知及び侵入検知が行えるように所定の侵入検知設定情報を設定する情報設定部40が、仮想監視画像作成システム100に付加される構成(図1における一点鎖線で囲まれた構成)となる。
また、本発明に係るシミュレーションシステム300では、上述した情報設定システム200で侵入検知情報が設定された仮想監視画像を利用し、設定した侵入検知設定情報の有効性の判断をする侵入検知シミュレーションを実施するシミュレーション処理部50が、情報設定システム200に付加される構成(図1における二点鎖線で囲まれた構成)となる。
次に、本発明に係る各システムを構築するために必要なハードウェア構成について説明する。
本発明では、本システムにおける点群データ処理部10の点群データ取得手段11として機能する装置として、監視領域Eの監視領域点群データを取得するレーザ光走査型三次元計測装置1(3Dスキャナー)を使用する。
また、本システムの構成要件である点群データ処理部10の点群データ結合手段12、3DCG処理部20、仮想監視画像作成部30、情報設定部40、シミュレーション処理部50として機能する装置として、例えば点群データの結合処理、監視領域点群データの3DCG処理、監視領域点群データ又は監視領域3DCGデータを基に仮想監視画像を作成する処理、仮想監視画像に対する侵入検知設定情報の設定処理、仮想監視画像を用いた人体侵入検知シミュレーション処理などの各システムが機能を実現するために必要な処理を、後述する中央処理装置2dに実行させるための各種アプリケーションソフトウェアを有する情報処理装置2を使用する。
レーザ光走査型三次元計測装置1は、監視領域E内において数十m〜数百mの範囲で方位角方向(1周360度)に向けてレーザ光を走査してその反射光をCCD(電荷結合素子)に受光し、受光した光を飛行時間方式(Time Of Flight:TOB方式)で計測して監視領域E内の形状を三次元位置情報(三次元座標値(X,Y,Z)の他、反射強度情報なども含まれる)をもつ三次元点群データにして取得する計測機器である。つまり、レーザ光走査型三次元計測装置1で計測される点群データには、前記計測装置1の位置を基準とした三次元座標値が含まれているため、取得した三次元点群データにおいて任意の点群データ(1点)の位置情報や任意の2点間を結ぶ距離情報も容易に知得することができる。
情報処理装置(コンピュータ)2は、図2に示すように、例えばPC(Personal Computer )などの各種情報を処理する機器で構成され、キーボードやマウスなどで構成されユーザが様々な操作指示を入力するために用いられる入力装置2aと、LCD(Liquid Crystal Display)やEL(Electro Luminescence)ディスプレイなど機器で構成され中央処理装置2dが各種アプリケーションソフトウェアやコンピュータプログラムを実行したときの処理結果などを表示する表示装置2bと、例えばEEPROMやフラッシュメモリなどの不揮発性メモリやDRAMやSDRAMなどの揮発性メモリを含む各種半導体メモリ、HDD(Hard Disk Drive )などで構成され装置全体を制御する基本ソフトウェア(Operating System:OS)及び本システムに必要な各種機能を実現するアプリケーションソフトウェアや情報処理装置2の各部を駆動するのに必要なコンピュータプログラムなどを記憶する記憶装置2cと、例えばCPU(Central Processing Unit )などのプロセッサで構成され上記コンピュータプログラムや各種アプリケーションソフトウェアを読み込んでプログラム処理することで情報処理装置2全体の制御処理及び各種処理に必要な演算処理を実行する中央処理装置2dと、各種ネットワークと接続して外部機器(サーバや移動端末)との間でデータ通信を行うインターフェースである通信I/F2eと、例えばフレキシブルディスク(FD)、CD、DVD(Digital Versatile Disk)、SDメモリカード(SD Memory card)、USBメモリ(Universal Serial Bus memory )などの各種記憶媒体から各種情報の読み取りや書き込みを行うためのインターフェースである外部I/F2fなどを備え、それぞれがバスBで相互に接続されている。
[3−1.構成要件について]
次に、本発明に係る仮想監視画像作成システム100の機能を実現するための各構成要件について説明する。
本実施形態の仮想監視画像作成システム100は、上述したように図1に示す実線で囲まれた処理ブロックにより実現され、点群データ処理部10と、3DCG処理部20と、仮想監視画像作成部30とを有している。
点群データ処理部10は、点群データ取得手段11と、点群データ結合手段12とを備え、レーザ光を用いた三次元形状計測により、図4に示すような監視領域E内の三次元形状に応じた三次元点群データである監視領域点群データを取得する。なお、図4に示す監視領域点群データでは、説明の便宜上、三次元点群データの密度等を簡略して模式的に表現している。
3DCG処理部20は、点群データ処理部10で作成された監視領域点群データに3DCG処理を施して監視領域Eを仮想的三次元空間内に仮想構築した監視領域3DCGデータを作成する。
仮想監視画像作成部30は、点群データ処理部10で作成された監視領域E全体の三次元点群データである監視領域点群データ、或いは3DCG処理部20で作成された監視領域点群データや監視領域3DCGデータを基に、仮想監視画像を作成するのに必要な情報である仮想監視画像作成情報(監視カメラの仕様情報(CCDセンサやCMOSセンサなどの撮像素子のインチサイズ情報(撮像面サイズ情報)、レンズとの焦点距離情報、アスペクト比情報)、監視カメラの仮想設置高さ情報及び仮想設置角度、監視カメラの水平画角を算出する画角演算式(下記数1)を用いて算出される監視カメラの水平画角、仮想監視画像における画角の中心に位置する点群データの位置情報など)を用いて監視領域E内に仮想的に設置した監視カメラで撮像される画角(論理画角)の仮想監視画像を作成する。
なお、下記の説明では、監視領域点群データを基に仮想監視画像を取得する処理内容について説明するが、3DCG処理部20で加工処理された監視領域3DCGデータを用いても同手順で仮想監視画像を作成することができる。
そして、作成された仮想監視画像は、図11に示すように実際に監視カメラを監視領域Eに設置したときに得られる実画角とほぼ同一の仮想監視画像(但し、監視カメラのレンズの歪みなどは考慮されない)となる。
次に、上述した仮想監視画像作成システム100の処理動作について説明する。
ここでは、監視対象となる監視領域Eから監視領域点群データを取得し、この監視領域点群データから所望の仮想監視画像を作成する際の処理動作例(処理動作1)と、3DCG処理部20で監視領域点群データから監視領域3DCGデータを作成して、この監視領域3DCGデータから仮想監視画像を作成する際の処理動作例(処理動作2)についてそれぞれ説明する。また、監視領域Eは一度で監視領域E全体の三次元点群データが取得できないような広大な領域とする。
処理動作1において、まず作業員が監視画領域に出向き、レーザ走査型三次元計測装置(点群データ取得手段11)を用いて監視領域Eの三次元点群データを取得する。このとき、監視領域Eが広大であるため、監視領域Eを複数の計測領域Enに分割し、隣接する計測領域Enが結合できるように計測領域En内の所定箇所に結合位置合わせ部Rとなる反射マーカーを複数設置した状態で三次元点群データを取得する。
処理動作2において、まず作業員が監視画領域に出向き、レーザ走査型三次元計測装置(点群データ取得手段11)を用いて監視領域Eの三次元点群データを取得する。このとき、監視領域Eが広大であるため、監視領域Eを複数の計測領域Enに分割し、隣接する計測領域Enが結合できるように計測領域En内の所定箇所に結合位置合わせ部Rとなる反射マーカーを複数設置した状態で三次元点群データを取得する。
[4−1.構成要件について]
次に、本発明に係る情報設定システム200について説明する。
本実施形態の情報設定システム200は、上述したように図1に示す一点鎖線で囲まれた処理ブロックにより実現される。つまり、仮想監視画像作成システム100で作成された仮想監視画像において仮想人体モデルVhによる侵入検知シミュレーションを実施するために必要な侵入検知設定情報を設定する情報設定部40を仮想監視画像作成システム100に付加した構成となる。
次に、上述した情報設定システム200の処理動作について説明する。ここでは、仮想監視画像作成システム100で作成された仮想監視画像に侵入検知設定情報を設定する方法として、ユーザが情報処理装置2を用いて設定するときの処理動作である。
次に、本発明に係るシミュレーションシステム300について説明する。
本実施形態のシミュレーションシステム300は、上述したように図1に示す二点鎖線で囲まれた処理ブロックにより実現される。つまり、情報設定システム200で侵入検知設定情報が設定された仮想監視画像内において仮想人体モデルVhを移動させて設定した侵入検知設定情報が有効に機能するか否かをシミュレートするため、情報設定システム200にシミュレーション処理部50を付加した構成となる。
次に、上述したシミュレーションシステム300の処理動作について説明する。ここでは、情報設定システム200で監視領域3DCGデータを基に侵入検知設定情報が設定された仮想監視画像を用いてユーザが情報処理装置2を所定操作して侵入検知シミュレーションをシミュレートするときの処理動作である。
2…情報処理装置(コンピュータ)
2a…入力装置
2b…表示装置
2c…記憶装置
2d…中央処理装置
2e…通信I/F
2f…外部I/F
10…点群データ処理部
11…点群データ取得手段
12…点群データ結合手段
20…3DCG処理部
30…仮想監視画像作成部
40…情報設定部
50…シミュレーション処理部
E…監視領域
En…計測領域
I…被設置物
V…仮想物体(Vh…仮想人体モデル)
Mh…人体マーカー
Mg…ガイドライン
Claims (4)
- 入力装置と表示装置とを備えるコンピュータを有し、
レーザースキャンによって監視領域内の三次元形状を計測して三次元座標を含む三次元位置情報を有する前記監視領域全体の監視領域点群データを取得する点群データ取得手段を有する点群データ処理部と、前記点群データ処理部で取得した前記監視領域点群データ内で監視カメラの仮想設置位置が決定されたときの当該設置位置に対応する仮想設定高さ情報及び仮想設置角度情報から前記監視カメラで撮像したときの画角の中心位置情報を取得し、この中心位置情報と、前記監視カメラの撮像素子のインチサイズ情報、焦点距離情報及びアスペクト比情報とを含む前記監視カメラの仕様情報と、前記監視カメラの仕様情報から所定の画角演算式を用いて論理的に割り出される水平画角値とを基に、前記仮想設置位置に設置した前記監視カメラで撮像される仮想監視画像を作成する仮想監視画像作成部と、を備え、監視領域内に監視カメラを仮想的に設置したときに撮像される仮想監視画像を作成する仮想監視画像作成システムで作成された前記仮想監視画像を前記コンピュータに取り込み、前記コンピュータにおいて前記仮想監視画像内で仮想人体モデルが移動したときの人体検知判定及び侵入検知判定に必要な侵入検知設定情報を設定する情報設定システムであって、
前記コンピュータは、
前記仮想監視画像内の基準面に対して前記監視領域内の検知対象となる前記仮想人体モデルの身長情報を基にした人体判定の基準となる人体マーカーの設定処理と、
前記基準面における奥行方向の距離基準となるガイドラインの設定処理と、
前記基準面以外の地形データにおける前記ガイドラインや前記人体マーカーの追加設定処理と、
前記仮想監視画像内にある建築物の大きさに対する人体マーカーの追加設定処理と、
前記仮想監視画像内に設定する人体判定エリア及び侵入検知エリアの設定処理を、
前記表示装置の表示画面上に表示された前記仮想監視画像内で前記入力装置を介して任意に選択された点群データの三次元位置情報に基づき設定する情報設定部を備えることを特徴とする情報設定システム。 - 前記点群データ取得手段は、前記監視領域全体の前記監視領域点群データが一度の計測で取得できないときに、前記監視領域内で複数分割された計測領域における隣接する前記計測領域と交わる位置に結合位置合わせ部を複数設定した状態で前記各計測領域の三次元点群データを取得し、
さらに前記点群データ処理部は、前記点群データ取得手段で取得した前記計測領域の三次元点群データのうち、隣接する前記三次元点群データに含まれる前記結合位置合わせ部の位置を基準に位置合わせした状態で前記三次元点群データ同士を結合処理する点群データ結合手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の情報設定システム。 - 前記点群データ処理部で取得した前記監視領域点群データを三次元コンピュータグラフィックス処理を施して前記監視領域を仮想的三次元空間内に仮想構築した3DCGデータである監視領域3DCGデータを作成する3DCG処理部を備え、
前記仮想監視画像作成部は、前記3DCG処理部で作成した前記監視領域3DCGデータを用いて前記仮想監視画像を作成することを特徴とする請求項1又は2記載の情報設定システム。 - 入力装置と表示装置を備えるコンピュータを有し、監視領域内に仮想的に設置した監視カメラで撮像される仮想監視画像を用いて仮想人体モデルによる侵入検知シミュレーションを前記コンピュータ上で行うシミュレーションシステムであって、
前記コンピュータは、
レーザースキャンによって監視領域内の三次元形状を計測して三次元座標を含む三次元位置情報を有する前記監視領域全体の監視領域点群データを三次元コンピュータグラフィックス処理を施して前記監視領域を仮想的三次元空間内に仮想構築した3DCGデータである監視領域3DCGデータを作成するとともに、入力設定された仮想条件に基づき前記監視領域3DCGデータ内に仮想人体モデルや監視領域内の仮想環境を作成する3DCG処理部と、
前記監視領域3DCGデータ内で前記監視カメラの仮想設置位置が決定されたときの当該設置位置に対応する仮想設定高さ情報及び仮想設置角度情報から前記監視カメラで撮像したときの画角の中心位置情報を取得し、この中心位置情報と、前記監視カメラの撮像素子のインチサイズ情報、焦点距離情報及びアスペクト比情報とを含む前記監視カメラの仕様情報と、前記監視カメラの仕様情報から所定の画角演算式を用いて論理的に割り出される水平画角値とを基に、前記仮想設置位置に設置した前記監視カメラで撮像される仮想監視画像を作成する仮想監視画像作成部と、
前記仮想監視画像作成部で作成された前記仮想監視画像内の基準面に対して前記仮想人体モデルの身長情報を基にした人体判定の基準となる人体マーカーの設定処理と、前記基準面における奥行方向の距離基準となるガイドラインの設定と、前記基準面以外の地形データにおける前記ガイドラインや前記人体マーカーの追加設定と、前記仮想監視画像内にある建築物の大きさに対する人体マーカーの追加設定と、前記仮想監視画像内に設定する人体判定エリア及び侵入検知エリアの設定処理を、前記表示装置の表示画面上に表示された前記仮想監視画像内で前記入力装置を介して任意に選択された点群データの三次元位置情報に基づき設定する情報設定部と、
前記表示装置の表示画面上に前記仮想監視画像を表示させ、前記入力装置からの前記仮想人体モデルに対する動作指示情報に応じて前記仮想人体モデルを前記仮想監視画像内で移動させ、前記仮想人体モデルが前記人体判定エリア及び前記侵入検知エリア内に侵入したときに人体検知判定及び侵入検知判定が正常に機能するか否かのシミュレーション結果を取得するシミュレーション処理部と、
を備えたことを特徴とするシミュレーションシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015061273A JP6671852B2 (ja) | 2015-03-24 | 2015-03-24 | 情報設定システム及びシミュレーションシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015061273A JP6671852B2 (ja) | 2015-03-24 | 2015-03-24 | 情報設定システム及びシミュレーションシステム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016181148A JP2016181148A (ja) | 2016-10-13 |
JP6671852B2 true JP6671852B2 (ja) | 2020-03-25 |
Family
ID=57132585
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015061273A Active JP6671852B2 (ja) | 2015-03-24 | 2015-03-24 | 情報設定システム及びシミュレーションシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6671852B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6733127B2 (ja) * | 2018-01-24 | 2020-07-29 | 株式会社建設システム | 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム |
KR102257846B1 (ko) * | 2018-10-16 | 2021-05-28 | 에스케이텔레콤 주식회사 | 입체 모델 생성 장치 및 그 영상 표시 방법 |
CN110995808B (zh) * | 2019-11-25 | 2024-04-02 | 国网安徽省电力有限公司建设分公司 | 基于泛在电力物联网的电网基建现场安全动态管控系统 |
WO2022044297A1 (ja) * | 2020-08-28 | 2022-03-03 | 日本電信電話株式会社 | 情報処理方法、情報処理装置及び情報処理プログラム |
JP2023102854A (ja) * | 2022-01-13 | 2023-07-26 | 住友電気工業株式会社 | 電波センサの設置支援装置、コンピュータプログラム、及び電波センサの設置位置決定方法 |
CN115222899B (zh) * | 2022-09-21 | 2023-02-21 | 湖南草根文化传媒有限公司 | 虚拟数字人生成方法、系统、计算机设备及存储介质 |
CN116962649B (zh) * | 2023-09-19 | 2024-01-09 | 安徽送变电工程有限公司 | 图像监控调整系统及线路施工模型 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5727207B2 (ja) * | 2010-12-10 | 2015-06-03 | セコム株式会社 | 画像監視装置 |
JP6082014B2 (ja) * | 2012-08-28 | 2017-02-15 | 株式会社日立製作所 | 計測システム、計測方法 |
JP6053625B2 (ja) * | 2013-07-01 | 2016-12-27 | 三菱電機株式会社 | 情報処理装置及び情報処理方法及びプログラム |
JP6126501B2 (ja) * | 2013-09-03 | 2017-05-10 | Toa株式会社 | カメラ設置シミュレータ及びそのコンピュータプログラム |
-
2015
- 2015-03-24 JP JP2015061273A patent/JP6671852B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016181148A (ja) | 2016-10-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6671852B2 (ja) | 情報設定システム及びシミュレーションシステム | |
US8412418B2 (en) | Industrial machine | |
Daneshmand et al. | 3d scanning: A comprehensive survey | |
US11915368B2 (en) | Systems and methods for modeling structures using point clouds derived from stereoscopic image pairs | |
CA2678156C (en) | Measurement apparatus, measurement method, and feature identification apparatus | |
CN111006646B (zh) | 基于无人机倾斜摄影测量技术实现施工进度监测的方法 | |
CN108476282B (zh) | 摄影辅助装置及摄影辅助方法 | |
CN110910338A (zh) | 一种三维实景视频的获取方法、装置、设备及存储介质 | |
EP3413266B1 (en) | Image processing device, image processing method, and image processing program | |
CN109191533B (zh) | 基于装配式建筑的塔吊高空施工方法 | |
JP6174968B2 (ja) | 撮像シミュレーション装置 | |
JP6779150B2 (ja) | 情報取得装置 | |
JP2019066242A (ja) | 杭頭解析システム、杭頭解析方法、及び杭頭解析プログラム | |
JP6412658B2 (ja) | 点検計画立案支援システム、方法およびプログラム | |
JP5079547B2 (ja) | カメラキャリブレーション装置およびカメラキャリブレーション方法 | |
KR20210081971A (ko) | 타워 크레인을 이용한 건축물 감리 시스템 및 그 방법 | |
JP2007243509A (ja) | 画像処理装置 | |
US20230308777A1 (en) | Image capturing device, data acquisition unit, image capturing system, and image capturing method | |
WO2022078440A1 (zh) | 一种包含运动物体的空间占用率采集判断设备及方法 | |
CN104917957A (zh) | 用于控制摄像机成像的设备及其系统 | |
US20240040247A1 (en) | Method for capturing image, method for processing image, image capturing system, and information processing system | |
WO2020153264A1 (ja) | 校正方法および校正装置 | |
JP2003075148A (ja) | デジタルスチルカメラを用いた変位計測装置 | |
JP7437930B2 (ja) | 移動体及び撮像システム | |
JP2000251059A (ja) | 地表面画像監視装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180323 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190419 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190514 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190703 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20191105 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20191122 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200218 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200304 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6671852 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |