JP6670643B2 - Pet装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、PET装置に関する。
PET(Positron Emission Tomography)の利用は、医用イメージングの分野において増加している。PETイメージングにおいて、図1に示すように、放射性医薬品がイメージング対象の被検体P内に注射、吸入、または摂取により導入される。放射性医薬品の投与後、医薬品の物理的特性および生体分子特性により、医薬品が人体(すなわち、被検体P)の特定の位置に集中する。実際の医薬品の空間分布、医薬品が蓄積される領域の輝度、および投与から最終的に排出されるまでのプロセスの動態が、臨床的に重要となり得る全ての要因である。このプロセスの間、放射性医薬品に付着したポジトロン放出体が、半減期や分岐比等の同位元素の物理特性に従って、ポジトロン17を放出する。
放射性核種はポジトロン17を放出し、放出されたポジトロン17は電子16と衝突する際に、消滅事象が生じて、ポジトロン17および電子16が消滅する。ほとんどの場合、消滅事象により、略180度に離れて移動する511keVの2つのガンマ光子が生成され、これらのガンマ光子は、PETスキャナ20aのスキャナリング21aにおける一対の結晶10aによって検出される。
例えば、結晶10aは、CdTeやCdZnTe等のテルル化カドミウム系化合物半導体結晶である。この場合には、結晶10aは、1つのガンマ線光子が入射するごとに、1パルスの電気信号を出力する。すなわち、結晶10aは、入射したガンマ光子を電気信号に直接変換する直接変換型の検出器である。なお、結晶10aを、GSOやLaBr等の結晶により構成されるシンチレータとし、このシンチレータの背面に稠密に配列された複数の光電子増倍管(PMT(Photo Multiplier Tube))を用いてガンマ光子を検出してもよい。この場合には、光電子増倍管は、ガンマ光子の入射によりシンチレータで発生した光を電気信号に変換して出力する。すなわち、シンチレータとしての結晶10a及び光電子増倍管から構成される検出器は、間接変換型の検出器である。
一対の結晶10aの中心間に直線、すなわち同時計数線(Line-Of-Response:LOR)を描く、または、一対の結晶10aの対応する角を結んで形成される多面体、すなわち同時係数管(Tube-Of-Response:TOR)を描くことにより、元の崩壊位置と思われる位置を取得することができる。この検出プロセスは、相互作用が起こっている可能性のある線(または管)を識別するにすぎないが、これらの線(または管)を多数蓄積することにより、また断層撮影再構成プロセスを通して、元の分布を推定することができる。2つのシンチレーション事象の位置に加えて、(数百ピコ秒内の)正確なタイミングが分かれば、飛行時間(Time-Of-Flight:TOF)の計算により、線(または管)に沿って事象位置と思われる位置についてのさらなる情報を追加することができる。
上記の検出プロセスは、多数の消滅事象について繰り返さなければならない。各イメージング事例について分析し、イメージング処理を可能にするために必要な回数(すなわち、対を成す事象)を決定しなければならないが、数億の回数を重ねる必要があるというのが、典型的な長さ100cmのフルオロデオキシグルコース(Fluoro-Deoxyglucose:FDG)の研究での現在の運用である。この回数を蓄積するのに要する時間は、医薬品の注入投与量、ならびにPETスキャナの感度および計数能力によって決まる。
要するに、PET再構成プロセスにより、(既知の)PETシステム内に記録されたデータから患者内の(未知の)同位元素の量および位置が求められる。PET再構成プロセスにおける基本的な課題の一つは、ボクセルから放出される光子をある一対の結晶10aで検出することができる確率である、検出確率を求めることである。
多くのキャリブレーションモードおよび解析モードにおいて、PETスキャナのアイソセンタに位置する点線源が必要であり、またはPETスキャナの円柱軸に位置合わせされ、半径方向の中心に置かれた線線源が必要である。点線源または線線源等の線源の位置を決定するために、従来の方法では、長時間にわたり(数十秒から数分に及ぶ)データが収集され、画像再構成が行われる。従って、従来法では、線源の位置を収集および計算するために非常に長い時間がかかる。
特開2015−3026号公報
本発明が解決しようとする課題は、線源の位置を正確かつ迅速に決定することができるPET装置を提供することである。
実施形態のPET装置は、処理回路を備える。処理回路は、線源をスキャンすることによりリストモードデータを取得する。処理回路は、リストモードデータから複数の同時計数線を決定する。処理回路は、複数の同時計数線から交差する同時計数線の対を複数決定する。処理回路は、複数の交差する同時計数線の対の交点それぞれの座標を決定する。処理回路は、複数の交点の座標に基づいて、線源の位置を決定する。
図1は、検出プロセスの一例を説明するための図である。 図2は、PETスキャナおよび1つのLORの軸横断図を示す図である。 図3は、ヒストグラムzの生成する処理の一例を説明するための図である。 図4Aは、ヒストグラムxを示す図である。 図4Bは、ヒストグラムyを示す図である。 図4Cは、ヒストグラムzを示す図である。 図5は、PETスキャナのジオメトリの一例を示す図である。 図6は、2つのLORを示す図である。 図7は、点線源の位置を決定するためのフローチャートを示す図である。 図8は、軸方向に沿った点を示す図である。 図9は、線線源の位置を決定するためのフローチャートを示す図である。 図10は、本開示の実施形態を実装できるコンピュータシステムを示す図である。 図11は、PET装置を説明するための図である。 図12は、PET−CT装置の構成の一例を示す図である。 図13は、PET用架台及びX線CT用架台を示す図である。 図14は、PET用架台の構成を示す図である。 図15は、コンソール装置の構成を示す図である。 図16は、PET−MRI装置の構成を示す図である。
以下の説明を読み、添付の図面を検討することにより、本開示をよりよく理解できる。以下の図面は単なる例示であり、本実施形態を限定するものではない。
上述したように、多くのキャリブレーションモードおよび解析モードにおいて、PETスキャナのアイソセンタに位置する点線源が必要であり、またはPETスキャナの円柱軸に位置合わせされ、半径方向の中心に置かれた線線源が必要である。本明細書に記載の実施形態により、線源の位置を正確かつ迅速に決定することで、線源が位置合わせされているか否かをユーザーが速やかにチェックすることができる。なお、PETスキャナの円柱軸は、単に、PETスキャナの軸とも称される。
一実施形態において、点線源は、実質的にPETスキャナのアイソセンタに配置される。点線源は、単純な「目測」によりアイソセンタに配置することができ、PETスキャナのアイソセンタの数センチの範囲内に点線源を配置できる。そして、PETスキャナにより、非常に短い時間幅について対を成すリストモードデータが収集される。一実施形態において、この時間幅は1秒未満である。一実施形態において、収集時間範囲は、ミリキュリー範囲の放射能強度を持つ点線源に対して0.5秒である。
次に、対を成すリストモードデータが、スキャンから得られたリストモードデータから取得される。すなわち、線源をスキャンすることによりリストモードデータが取得される。対を成すリストモードデータは、検出された消滅事象にそれぞれ対応しているLORのリストを含む。この消滅事象は、所定の同時計数ウインドウの中で正反対の方向において2つのガンマ線がPETスキャナにより検出される事象である。上述のように、2つの検出位置(結晶位置)を結ぶ直線は、LORと呼ばれる。図2は、PETスキャナ20および1つのLOR22の軸横断図を示す図である。
スキャナリング21における結晶の位置(結晶位置)は、結晶ID番号から(PETスキャナ20の固定ジオメトリの情報を用いて)直交座標へと変換される。ここで、例えば、A1,A2,A3,・・・,ANは、点線源23からのLORを表すものとする。
A1とA2の2次元(2D)の交点が、最初に計算される。交点のx直交位置が記録され、xのヒストグラムが生成され、y位置が記録され、yのヒストグラムが生成される。
また、結晶がどのリングに対応しているかを求めるために、結晶IDが復号化される。例えば、図3において、LORはリング位置P1およびリング位置PNを有する。z位置が平均z位置として計算される。図3に示す例の場合、平均z位置は(P1+PN)/2である。(スキャナのジオメトリから分かる)リングの幅を考えると、z平均位置は、軸方向位置に変換することができる。この平均z位置は記録され、ヒストグラムzが生成される。
次に、LOR A1およびLOR A2からx交点、y交点、およびz交点が計算された後、LOR A1およびLOR A3について、続いてLOR A1およびLOR A4について、というようにA1からANまでの全てのLORの対について、同じ方法が繰り返される。ここで、Nは最後のLORである。
上記の計算の後、(A2,A3),(A2,A4),(A2,A5),・・・,(A2,AN)といった対について、交点が計算される。このため、全ての可能な対の順列が(重複なく)用いられる。例えば、A、B、C、D、およびEの5つの対を成す事象がある場合、以下の表1に示す組み合わせが可能である。
次に、一連のヒストグラムデータのそれぞれについてガウス分布の当てはめが行われ、ガウス分布の平均値又は中央値に対応する位置が点線源の位置(x,y,z)を示す。x=−10mm、y=5mm、z=3mmに位置すると計算された点線源について、x、y、zのそれぞれの位置についてのヒストグラムを、それぞれ図4A、4B、4Cに示す。当てはめられたガウス分布の平均位置が数分の1ミリメータ以内で点線源位置を示している状況を、図4A〜4Cは示す。
この結果、交点によって示される位置の分だけ寝台すなわち患者寝台を移動させることにより、線源が正確な中心に配置されるように、寝台を繰り返し移動させることができる。例えば、寝台に載置された点線源が、所定の位置、例えば、アイソセンタの位置となるように、計算された点線源の位置に基づいて寝台が移動される。
以下の実施形態は、上述の方法をより詳細に説明する。
先に述べたように、本明細書に記載の一実施形態は、PETスキャナ20のアイソセンタに放射能の点線源の中心を配置する際に用いられる方法およびアルゴリズムを説明する。多くのキャリブレーション方法で、点線源をPETスキャナのアイソセンタに置く必要があり、また他の方法では、中心に置くことは望ましいが必ずしも必要ではない。積分器閾値を設定することは、点線源をアイソセンタに置く必要があるキャリブレーションの一例である。また、性能測定には、点線源をアイソセンタに置く必要があるものもある。例えば、PETスキャナの公表されているシステム性能は、中心からずれた位置に加え、中心に空間分解能の位置を定めることが多い。
一実施形態において、方法は、ほんの少数のPETの対を成す事象を用い、点線源の大まかな位置を提供するよう設計される。
図5は、PETスキャナ20のジオメトリの一例を示す図である。図5は、PETスキャナ20の前面(患者寝台側)から見たものである。さらに図5は、プラスx軸、プラスy軸、およびプラスz軸を示し、アイソセンタ24を示す。
一実施形態において、線源を配置する前述の方法は、いかなる画像データも用いず、線源位置を推定する迅速な方法として使えるようにしたものである。一実施形態において、前述の方法は、キャリブレーションプロセスの前に実行される。一実施形態において、前述の方法は、キャリブレーションプロセスの一部として実行される。
一実施形態において、エネルギー条件を備えた、少なくとも5000のLORが収集される。1mCiの点線源がPETスキャナ20のアイソセンタ24にある場合、1秒未満相当のデータ収集で、上述の大まかな位置合わせプロセス用に十分なデータが得られる。一実施形態において、エネルギー条件を備えた、様々な数のLORを収集することができる。
図6は、2つのLORの元になる2つの事象(事象Aおよび事象B)を示す図である。図6において、事象Aは、両端がA(x1,y1)およびA´(x2,y2)にあるLORとして示され、事象Bは、両端がB(x3,y3)およびB´(x4,y4)にあるLORとして示されている。これら2つのLORの交点26は、図6に示すように、PETスキャナ20のアイソセンタ24から交差距離25のところにある。
1つの方法において、エネルギー条件を備えたリストモード事象(「処理事象(EventsToProcess)」)の数は、ユーザーによって規定される。「エネルギー条件を備えた」事象とは、ユーザーによって規定されるエネルギー値を有する事象である。
LORにおける第1の結晶についての位置(x1,y1,z1)を取得するために、以下のプロセスが実行される。
第1に、目視評価により接近させることができるのと同じくらい、PETスキャナ20のアイソセンタ24に接近して配置された点線源を用いて、リストモードデータが収集される。
第2に、処理事象数が読み出される。一実施形態において、処理事象数がユーザーによって設定される。これを省略する場合、デフォルト値は5000である。一実施形態において、読み出された事象は、やはりユーザーによって設定されたエネルギー閾値を持つことになる。エネルギー閾値は、1つのLORにおける結晶Aで検出されたガンマ線のエネルギーおよび結晶Bで検出されたガンマ線のエネルギーが両方ともエネルギー閾値よりも大きい場合に事象が記録されるような閾値として規定される。すなわち、1つのLORにおける結晶Aで検出されたガンマ線のエネルギーおよび結晶Bで検出されたガンマ線のエネルギーが両方ともエネルギー閾値よりも大きい場合に事象が記録される。エネルギー閾値がユーザーによって規定されないままであれば、デフォルト値の400keVが適用される。
第3に、第2のステップにおいて読み出された、条件を備えた事象毎に、結晶の直交座標が計算される。
次に、LORの軸方向の結晶番号を用いて、軸方向の結晶位置から結晶のz位置が計算される。その後、z位置を中心に置くため、結晶サイズの1/2が減算される。
結晶の位置(x2,y2,z2)を取得するため、LORにおける他の(第2の)結晶について上記のステップが繰り返される。LOR毎に6個の直交座標x1、y1、z1、x2、y2、およびz2がアレイに保存される。すなわち、LOR毎に2つ結晶の位置(x1,y1,z1)及び位置(x2,y2,z2)がアレイに保存される。
次に、直交座標が計算された後、2つのLOR(AおよびB)の交点が計算される。上述の方法を用いて、各LORと他の全てのLORとの間の交点の位置(x、y、z)が計算される。
交点が、半径方向の点線源画像再構成領域(Point-Source Field-Of-View:PSFOV)の既定円柱の内側にある場合、交点(x、y、z)がヒストグラム化される。PSFOVはスキャナFOVよりも狭いまたは等しい半径範囲である。初期設定として、線源を軸横断方向において中心に置く際に操作者によって生じ得る誤差よりも若干大きい推定値に、PSFOVが設定される。
次に、交点の座標に対するヒストグラム(例えば、x、y、およびzのそれぞれに対する1次元のヒストグラム)が生成され、ヒストグラムに対してガウス分布の当てはめが実行される。すなわち、ヒストグラムを、ガウス関数にフィッテングさせる。なお、ガウス分布の平均値又は中央値に対応する位置が、線源位置である。このように、ヒストグラムをガウス分布に当てはめて、ガウス分布の平均値又は中央値に対応する位置を線源位置として計算するので、線源の位置を正確に決定することができる。
一実施形態において、上述の方法は非常に高速であるため、ユーザーまたは操作者は、ほぼリアルタイムで線源位置を通知される。このため、線源が軸方向(z方向、寝台が出し入れされる方向)の位置および垂直方向(y方向、寝台が上げ下げされる方向)の位置に配置されるまで、z方向およびy方向に、寝台すなわち患者寝台を繰り返し自動的に移動させることができる。
一実施形態において、ユーザーは、y−zの中心位置合わせの後に、x方向(横方向、左右の方向)に寝台を移動させるように通知される。一実施形態において、ユーザーがこのx方向の移動を完了した後に、線源位置をチェックして、線源が規定の許容範囲内にあるか否かを判定することができる。
一実施形態において、y−zの中心位置合わせの後に、コンピュータ制御のモーター駆動システムを用いて、x方向(横方向、左右)に寝台を自動的に移動させることができる。
図7は、点線源の位置を決定する上述のプロセスの概要を示すフローチャートを示す図である。ステップ100において、点線源である線源をスキャンすることによりリストモードデータが取得される。次に、ステップ110において、取得されたリストモードデータから複数のLORが決定される。
ステップ110で決定されたLORのうち、全てのLORが実際に交差する訳ではない。このため、ステップ120において、(ステップ110で決定された全てのLORから)交差するLORの対が決定される。次に、ステップ130において、交差するLORの対の交点の座標(x,y,z)が決定される。最後に、ステップ140において、ステップ130で決定された交点の座標に基づき、点線源の位置が決定される。このように、点線源の位置を決定するプロセスでは、交点の座標についてヒストグラムが生成され、生成されたヒストグラムにガウス分布の当てはめが適用されることにより、点線源の位置が決定される。
次に、線線源の位置を決定するプロセスを詳述して、方法を説明する。なお、線線源は、PETスキャナ20の円柱軸に位置合わせされ、半径方向の中心に目測で置かれている。例えば、直線上の消滅点のそれぞれについて、LORを規定する、スキャナリング21における2つの検出点(xa,ya,za)および(xb,yb,zb)がある。数秒間データが収集され、多くのLOR(数百〜数百万)が得られる。
線線源がどのように向けられているかに関係なく、任意の消滅点について、平均z値を用いて相互作用のz位置が計算される。平均z値は、以下の式(1)により計算される。
第1に、以下の表2に示す値を用いて3つ以上のデータセットが生成される。なお、表2において、「a」はPETスキャナ20の軸方向FOVの1/4である。
第2に、点線源について上述したように、データセット毎に交点(x,y)が計算される。各データセットmに対して、直線が通過する空間内の点(xm,ym,zm)がある。例えば、データセット1に対して点は(xm1,ym1,−a)で与えられ、データセット2に対して点は(xm2,ym2,0)で与えられ、データセット3に対して点は(xm3,ym3,+a)で与えられる。
第3に、上記ステップから3つ(以上)の点を用いて、3次元の直交距離回帰分析を行ってデータ点が直線に当てはめられる。すなわち、3次元の直交回帰分析により直線の式が求められる。直線の式が求められると、直線上の任意の1つの点を選択して方向余弦を推定することにより、3軸に対する直線の傾きが求められる。なお、ここでいう3軸とは、X軸、Y軸及びZ軸を指す。
上述のプロセスの概要を簡潔に説明するために、図8に、軸方向zに沿った点nを示す。なお、nは3以上である。第1の点について、以下の式(2)に示す関係を持つ全てのLORが用いられる。
上記の場合、z1およびz2はLORのz位置であり、n1は固定値である。図8の例では、n1=−afov/4、n2=0、n3=+afov/4である。
次に、(上述の)点線源について実行した同じ方法で、前述の点nの位置(x,y)が決定される。最後に、点nを通過する直線を当てはめ、この直線の傾きを決定することにより、線線源の位置が決定される。
図9は、線線源の位置を決定する上述のプロセスの概要を示すフローチャートを示す図である。ステップ200において、線線源である線源をスキャンすることによりリストモードデータが取得される。次に、ステップ210において、取得されたリストモードデータから複数のLORが決定される。
ステップ220において、(ステップ210で決定された全てのLORから)交差するLORの対が決定される。次に、ステップ230において、交差するLORの対の交点の座標(x,y,z)が決定される。最後に、ステップ240において、交点を直線に当てはめて、この直線の傾きを決定することにより、線線源の位置が決定される。すなわち、ステップ240において、ステップ230で決定された交点の座標に基づき、線線源の位置が決定される。
ここで、上述したように、多くのキャリブレーションモードおよび解析モードにおいて、PETスキャナの円柱軸に位置合わせされ、半径方向の中心に置かれた線線源が必要である。すなわち、多くのキャリブレーションモードおよび解析モードにおいて、線線源のスキャンを行うPETスキャナのアイソセンタを通り、PETスキャナの軸に平行となるような位置に線線源を置く必要がある。そこで、本実施形態では、寝台に載置された線線源が、所定の位置、例えば、PETスキャナ20のアイソセンタ23を通り、PETスキャナ20の軸に平行となるような位置に位置するように、決定された線線源の位置に基づいて寝台が移動される。
実施形態で説明した機能/方法/プロセスのそれぞれは、1つまたは複数の処理回路(または回路機構)により実装してもよい。プロセッサが回路機構を備えるように、処理回路は、プログラムされたプロセッサ(例えば、図10のプロセッサ1203)を備える。また、処理回路は、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)等のデバイスと、列挙した機能を実行するよう配置された従来の回路構成要素とを備える。回路/回路機構は、PETスキャナ装置/システムの一部であってもよく、またはPETスキャナ装置/システムと通信する、もしくはPETスキャナ装置/システムを制御する独立型の装置/デバイス/システムであってもよい。
上記のPETスキャナ装置/システムまたは独立型の装置/デバイス/システムの様々な構成要素は、コンピュータシステムまたはプログラマブル論理を用いて実装することができる。図10は、本開示の実施形態を実装できるコンピュータシステム1201を示す図である。
コンピュータシステム1201は、磁気ハードディスク1207やリムーバブルメディアドライブ1208(例えば、フロッピー(登録商標)ディスクドライブ、読み出し専用コンパクトディスクドライブ、読み出し/書き込みコンパクトディスクドライブ、コンパクトディスクジュークボックス、テープドライブ、リムーバブル光磁気ドライブ)等、情報および命令を格納するための1つまたは複数の記憶装置を制御するためにバス1202に接続されたディスク制御部1206を備える。適切なデバイスインタフェース(例えば、小型コンピュータシステムインタフェース(Small Computer System Interface:SCSI)、統合デバイスエレクトロニクス(Integrated Device Electronics:IDE)、拡張IDE(Enhanced-IDE:E−IDE)、直接メモリアクセス(Direct Memory Access:DMA)、またはウルトラDMA)を用いて、記憶装置をコンピュータシステム1201に追加してもよい。
また、コンピュータシステム1201は、専用論理デバイス(例えば、ASIC)、または構成可能論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、およびフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))を備えてもよい。
また、コンピュータシステム1201は、コンピュータユーザーに情報を表示するための液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display:LCD)等のディスプレイ1210を制御するためにバス1202に接続されたディスプレイ制御部1209を備えてもよい。コンピュータシステムは、コンピュータユーザーと対話してプロセッサ1203に情報を提供するためのキーボード1211やポインティングデバイス1212等の入力装置を備える。ポインティングデバイス1212は、方向情報および命令選択をプロセッサ1203に通信するための、またディスプレイ1210上のカーソルの動きを制御するための、例えば、マウス、トラックボール、タッチスクリーンセンサに対する指、またはポインティングスティックを備えてもよい。
プロセッサ1203がメインメモリ1204等のメモリに含まれる1つまたは複数の命令の1つまたは複数のシーケンスを実行することを受けて、コンピュータシステム1201は、本開示の処理ステップの一部または全てを実行する。そのような命令は、ハードディスク1207やリムーバブルメディアドライブ1208等の別のコンピュータ可読媒体からメインメモリ1204に読み込まれてもよい。また、マルチプロセッシング構成の1つまたは複数のプロセッサを用いて、メインメモリ1204に含まれる命令のシーケンスを実行してもよい。他の実施形態において、ソフトウエア命令の代わりに、またはソフトウエア命令と組み合わせて、ハードワイヤード回路機構を用いてもよい。このように、実施形態は、ハードウエア回路機構とソフトウエアのいかなる特定の組み合わせにも限定されない。
上述のように、コンピュータシステム1201は、本開示の教示によってプログラムされた命令を保持するための、および本明細書で説明したデータ構造、テーブル、レコード等のデータを含むための、少なくとも1つのコンピュータ可読媒体またはメモリを備える。コンピュータ可読媒体としては、コンパクトディスク、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、テープ、光磁気ディスク、PROM(Programmable Read Only Memory)(EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、フラッシュEPROM)、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)等の任意の磁気媒体、コンパクトディスク(例えば、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory))等の任意の光媒体、パンチカード、紙テープ等の穿孔パターン付き物理媒体が挙げられる。
本開示は、コンピュータシステム1201を制御するための、本発明を実施するための1つの装置または複数の装置を駆動するための、およびコンピュータシステム1201が人間のユーザーと対話できるようにするためのソフトウエアを含み、このソフトウエアは、複数のコンピュータ可読媒体のいずれか1つまたは組み合わせに格納される。そのようなソフトウエアは、限定はされないが、デバイスドライバ、オペレーティングシステム、およびアプリケーションソフトウエアを含んでもよい。そのようなコンピュータ可読媒体は、本発明を実施するにあたり実行される処理の全てまたは(処理が分散される場合)一部を実行するための本開示のコンピュータプログラム製品をさらに含む。
本実施形態のコンピュータコードデバイスは、スクリプト、解釈可能なプログラム、ダイナミックリンクライブラリ(Dynamic Link Library:DLL)、Java(登録商標)クラス、および完全実行可能プログラムを含むが、これらに限定されない任意の解釈可能なまたは実行可能なコードメカニズムであってもよい。また、本実施形態の処理部分は、より良好な性能や信頼性やコストのために分散されてもよい。
本明細書で用いられる用語「コンピュータ可読媒体」は、実行用のプロセッサ1203への命令提供に関わるあらゆる非一時的媒体を指す。コンピュータ可読媒体は、限定はされないが、不揮発性媒体または揮発性媒体を含む多くの形態をとってもよい。不揮発性媒体としては、例えば、ハードディスク1207またはリムーバブルメディアドライブ1208等の、光ディスク、磁気ディスク、および光磁気ディスクが挙げられる。揮発性媒体としては、メインメモリ1204等のダイナミックメモリが挙げられる。一方、伝送媒体としては、バス1202を形成する配線を含む、同軸ケーブル、銅線、および光ファイバが挙げられる。また、伝送媒体は、電波データ通信および赤外線データ通信の間に生成されるもののような、音波または光波の形態をとってもよい。
実行用のプロセッサ1203への1つまたは複数の命令の1つまたは複数のシーケンスを実行する際に、様々な形態のコンピュータ可読媒体を用いてもよい。例えば、命令を、リモートのコンピュータの磁気ディスク上に最初に保持してもよい。リモートのコンピュータは、本開示の全てまたは一部を実行するための命令をダイナミックメモリにリモートで読み込み、モデムを用い電話回線を通じて命令を送信することができる。コンピュータシステム1201のローカルのモデムが、電話回線でデータを受信し、バス1202にデータを渡してもよい。バス1202はデータをメインメモリ1204まで伝達し、そこからプロセッサ1203が命令を取り出して実行する。メインメモリ1204で受信された命令は、プロセッサ1203による実行の前または後のいずれかで、記憶装置1207または1208に任意に格納されてもよい。
また、コンピュータシステム1201は、バス1202に接続された通信インタフェース1213を備える。通信インタフェース1213は、例えば、ローカルエリアネットワーク(Local Area Network:LAN)1215との、またはインターネット等の他の通信ネットワーク1216に接続されたネットワークリンク1214との双方向データ通信の接続を可能にする。例えば、通信インタフェース1213は、任意のパケット交換LANに接続するためのネットワークインタフェースカードであってもよい。他の例として、通信インタフェース1213は、総合サービスデジタル網(Integrated Services Digital Network:ISDN)カードであってもよい。また、無線リンクを実装してもよい。そのようないかなる実施様態においても、通信インタフェース1213は、種々の情報を示すデジタルデータストリームを伝達する電気信号、電磁気信号、または光信号を送受信する。
ネットワークリンク1214は、一般的に、1つまたは複数のネットワークを通じて他のデータデバイスへのデータ通信を提供する。例えば、ネットワークリンク1214は、ローカルネットワーク1215(例えば、LAN)を通じて、または通信ネットワーク1216を通じて通信サービスを提供するサービスプロバイダによって操作された機器を通じて、別のコンピュータに接続を提供してもよい。ローカルネットワーク1214および通信ネットワーク1216は、例えば、デジタルデータストリームを伝達する電気信号、電磁気信号、または光信号と、関連する物理層(例えば、CAT5ケーブル、同軸ケーブル、光ファイバ等)とを使用する。様々なネットワークを介した信号、およびネットワークリンク1214上にありコンピュータシステム1201との間でデジタルデータをやりとりする通信インタフェース1213を介した信号は、ベースバンド信号、または搬送波ベース信号に組み込まれてもよい。ベースバンド信号は、デジタルデータビットの流れを表す非変調電気パルスとしてデジタルデータを搬送し、ここで、用語「ビット」は記号を意味するよう広義に解釈されるべきであり、各記号は少なくとも1つまたは複数の情報ビットを搬送する。またデジタルデータは、導電性媒体によって伝播されるかあるいは伝播媒体を介して電磁波として送信される、振幅偏移符号化信号、位相偏移符号化信号、および/または周波数偏移符号化信号等で搬送波を変調するために使用されてもよい。したがって、デジタルデータは、「配線」通信チャネルによって非変調ベースバンドデータとして送信されてもよく、および/または、搬送波を変調することによって、ベースバンドと異なる所定の周波数帯の範囲内で送信されてもよい。コンピュータシステム1201は、ネットワーク1215および1216、ネットワークリンク1214、および通信インタフェース1213を通じて、プログラムコードを含むデータを送受信することができる。さらに、ネットワークリンク1214は、LAN1215を通じて、携帯情報端末(Personal Digital Assistant:PDA)、ラップトップコンピュータ、携帯電話等の携帯機器1217に接続を提供してもよい。
実施形態に係るコンピュータシステム1201によれば、上述したように、線源の位置を正確かつ迅速に決定することができる。
また、実施形態で説明した機能/方法/プロセスのそれぞれは、核医学イメージング装置が備える1つまたは複数の処理回路(または回路機構)により実装してもよい。そこで、このような場合について、図11を参照して説明する。なお、核医学イメージング装置としてPET装置を例に挙げて説明する。
図11は、実施形態に係るPET装置100の構成の一例を示すブロック図である。図11に示すように、実施形態に係るPET装置100は、架台装置10と、コンソール装置30とを備える。
架台装置10は、被検体P内で放出された陽電子が電子と結合して対消滅した際に放出された一対のガンマ線(対消滅ガンマ線)を、被検体Pの周囲をリング状に取り囲むように配置された検出器モジュールによって検出し、検出器モジュールの出力信号から、計数情報を生成することにより、計数情報を収集する。被検体Pには、例えば、陽電子放出核種で標識された放射性医薬品が投与されている。
図11に示すように、架台装置10は、天板11と、寝台12と、寝台駆動部13と、PETスキャナ20と、計数情報収集部15とを備える。
天板11は、被検体Pが載置されるベッドであり、寝台12の上に配置される。寝台駆動部13は、後述する寝台制御部33による制御の下、天板11を移動させる。例えば、寝台駆動部13は、天板11を移動させることで、被検体Pを架台装置10の撮影口内に移動させる。
PETスキャナ20は、複数の検出器モジュール14を備える。検出器モジュール14は、被検体P内から放出されたガンマ線を検出する。図1に示すように、検出器モジュール14は、被検体Pの周囲をリング状に取り囲むように、複数配置される。検出器モジュール14は、被検体P内から放出されたガンマ線を光に変換し、変換した光を電気信号に変換する。
計数情報収集部15は、検出器モジュール14の出力信号から計数情報を生成し、生成した計数情報を、後述するデータ記憶部34に格納する。計数情報収集部15は、例えば、プロセッサにより実現される。
例えば、計数情報収集部15は、検出器モジュール14の出力信号から計数情報を生成することにより、計数情報を収集する。この計数情報には、ガンマ線の検出位置、エネルギー値、及び検出時間が含まれる。例えば、計数情報には、シンチレータ番号(P)、エネルギー値(E)、及び検出時間(T)が含まれる。なお、図11においては図示を省略しているが、複数の検出器モジュール14は、複数のブロックに区分けされ、ブロック毎に計数情報収集部15を備える。例えば、1つの検出器モジュール14が1つのブロックである場合には、計数情報収集部15は、検出器モジュール14毎に備えられる。
コンソール装置30は、操作者によるPET装置100の操作を受け付け、PET画像の撮影を制御するとともに、架台装置10によって収集された計数情報を用いてPET画像を再構成する。図11に示すように、コンソール装置30は、入力部31と、表示部32と、寝台制御部33と、データ記憶部34と、同時計数情報生成部35と、画像再構成部36と、システム制御部37と、決定部38とを備える。なお、コンソール装置30が備える各部は、バスを介して接続される。
入力部31は、PET装置100の操作者によって各種指示や各種設定の入力に用いられるマウスやキーボード等であり、入力された各種指示や各種設定を、システム制御部37に転送する。例えば、入力部31は、撮影開始指示の入力に用いられる。表示部32は、操作者によって参照されるディスプレイ等であり、システム制御部37による制御の下、PET画像を表示したり、操作者から各種指示や各種設定を受け付けるためのGUI(Graphical User Interface)を表示したりする。寝台制御部33は、寝台駆動部13を制御する。
データ記憶部34は、PET装置100において用いられる各種データを記憶する。データ記憶部34は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(flash memory)等の半導体メモリ素子や、ハードディスク、光ディスク等によって実現される。
データ記憶部34は、各計数情報収集部15によって生成された計数情報のリストを記憶する。データ記憶部34が記憶する計数情報のリストは、同時計数情報生成部35による処理に用いられる。なお、データ記憶部34が記憶する計数情報のリストは、同時計数情報生成部35による処理に用いられた後に削除されてもよいし、所定期間記憶されていてもよい。
計数情報は、例えば、検出器モジュール14を識別するモジュールIDに、シンチレータ番号(P)、エネルギー値(E)、及び検出時間(T)が対応付けられた情報を含む。
また、データ記憶部34は、同時計数情報生成部35によって生成された同時計数情報の時系列リストを上述のリストモードデータとして記憶する。また、データ記憶部34が記憶するリストモードデータは、画像再構成部36や決定部38による処理に用いられる。なお、データ記憶部34が記憶する同時計数情報の時系列リストは、画像再構成部36や決定部38による処理に用いられた後に削除されてもよいし、所定期間記憶されていてもよい。
リストモードデータは、例えば、同時計数情報の通し番号であるコインシデンスNo.に計数情報の組(対)が対応付けられた情報を含む。なお、実施形態において、リストモードデータは、計数情報の検出時間(T)に基づき概ね時系列順に並んでいる。
また、データ記憶部34は、画像再構成部36によって再構成されたPET画像を記憶する。また、データ記憶部34が記憶するPET画像は、システム制御部37によって表示部32に表示される。
同時計数情報生成部35は、計数情報収集部15によって生成された計数情報のリストを用いて同時計数情報の時系列リストをリストモードデータとして生成する。同時計数情報生成部35は、例えば、プロセッサにより実現される。例えば、同時計数情報生成部35は、データ記憶部34に記憶された計数情報のリストから、一対のガンマ線を略同時に計数した計数情報の組(対)を、計数情報の検出時間(T)に基づいて検索する。また、同時計数情報生成部35は、検索した計数情報の組毎に同時計数情報を生成し、生成した同時計数情報を、概ね時系列順に並べながら、データ記憶部34に格納することにより、リストモードデータを生成する。
例えば、同時計数情報生成部35は、操作者によって入力された同時計数情報を生成する際の条件(同時計数情報生成条件)に基づいて、同時計数情報を生成する。同時計数情報生成条件には、時間ウィンドウ幅が指定される。例えば、同時計数情報生成部35は、時間ウィンドウ幅に基づいて、同時計数情報を生成する。
例えば、同時計数情報生成部35は、データ記憶部34を参照し、検出時間(T)の時間差が時間ウィンドウ幅以内にある計数情報の組を、検出器モジュール14間で検索する。例えば、同時計数情報生成部35は、同時計数情報生成条件を満たす組として、「P11、E11、T11」と「P22、E22、T22」との組を検索すると、この組を同時計数情報として生成し、データ記憶部34に格納する。なお、同時計数情報生成部35は、時間ウィンドウ幅とともにエネルギーウィンドウ幅を用いて同時計数情報を生成してもよい。また、同時計数情報生成部35は、架台装置10内に設けられていてもよい。
画像再構成部36は、PET画像を再構成する。例えば、画像再構成部36は、データ記憶部34に記憶されたリストモードデータを読み出し、読み出したリストモードデータを用いてPET画像を再構成する。また、画像再構成部36は、再構成したPET画像をデータ記憶部34に格納する。画像再構成部36は、例えば、プロセッサにより実現される。
システム制御部37は、架台装置10及びコンソール装置20を制御することによって、PET装置100の全体制御を行う。例えば、システム制御部37は、PET装置100における撮影を制御する。システム制御部37は、例えば、プロセッサにより実現される。
決定部38は、上述した点線源や線線源などの線源の位置を決定する各種処理を実行する。すなわち、決定部38は、線源をスキャンすることにより生成されたリストモードデータをデータ記憶部34から取得する。そして、決定部38は、取得したリストモードデータから複数の同時計数線を決定する。そして、決定部38は、決定した複数の同時計数線から交差する同時計数線の対を決定する。そして、決定部38は、決定した交差する同時計数線の対の交点の座標を決定する。そして、決定部38は、決定した交点の座標に基づいて、線源の位置を決定する。決定部38は、例えば、プロセッサにより実現される。
上記説明において用いた「プロセッサ」という文言は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、或いは、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC))、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等の回路を意味する。なお、記憶回路132にプログラムを保存する代わりに、プロセッサの回路内にプログラムを直接組み込むように構成しても構わない。この場合、プロセッサは回路内に組み込まれたプログラムを読み出し実行することで機能を実現する。
PET装置100によれば、上述した実施形態に係るコンピュータシステム1201と同様の処理を行うので、線源の位置を正確かつ迅速に決定することができる。
なお、上述した決定部38が発揮する機能を他の核医学イメージング装置、例えば、SPECT(Single Photon Emission Computed Tomography)装置、PET−CT装置、SPECT−CT装置、PET−MRI装置が発揮することもできる。例えば、PET用架台(ガントリ)とCT用架台とを備えるPET−CT装置が、上述した決定部38を備えてもよい。このようなPET−CT装置の構成について図12を参照して説明する。
図12は、PET−CT装置101の構成の一例を示す図である。図12に示すように、本実施形態に係るPET−CT装置101は、PET用架台200と、X線CT用架台300と、寝台400と、コンソール装置500とを備える。また、図12に示すように、寝台400は、被検体Pが載置される天板401を有し、コンソール装置500による制御の下、被検体PをPET−CT装置101の撮影口内に移動させる。なお、被検体Pは、PET−CT装置101に含まれない。
PET用架台200は、被検体Pの周囲にリング状に配置された検出器モジュール14を用いて、被検体Pから放出された消滅ガンマ線を検出し、検出結果に基づき計数情報を生成する。
図13は、PET用架台200及びX線CT用架台300を示す図であり、図14は、PET用架台200の構成を示す図である。図13及び図14に示すように、PET用架台200においては、PETスキャナ20内に、X軸方向に複数の検出器モジュール14が配置され、また、被検体Pの周囲に複数の検出器モジュール14がリング状に配置される。
X線CT用架台300は、被検体Pを透過したX線を検出し、検出結果に基づき投影データを生成する。例えば、X線CT用架台300は、図13に示すように、X線を照射するX線管301と、X線管301により照射されたX線を検出するX線検出器302とを有する。被検体Pの体軸を中心として回転しながら、X線管301が被検体PにX線を照射し、X線検出器302が被検体Pを透過したX線を検出する。そして、X線CT用架台300は、X線検出器302により検出されたX線に対して増幅処理やAD(Analog Digital)変換処理などを行い、投影データを生成する。
図15は、コンソール装置500の構成を示す図である。コンソール装置500は、PET用架台200により生成された計数情報を用いて同時計数情報を生成し、生成した同時計数情報の時系列リストをリストモードデータとして生成する。そして、コンソール装置500は、リストモードデータに基づきPET画像を再構成する。また、コンソール装置500は、X線CT用架台300により生成された投影データに基づきX線CT画像を再構成する。
また、コンソール装置500は、リストモードデータを用いて、点線源や線線源の位置を決定する。
例えば、図15に示すように、コンソール装置500は、入出力部510と、制御部520とを有する。また。コンソール装置500は、バッファ531と、同時計数情報記憶部532と、上述した計数情報収集部15と、上述した同時計数情報生成部35と、上述した画像再構成部36と、上述した決定部38とを有する。また、コンソール装置500は、X線投影データ記憶部541と、X線CT画像再構成部542とを有する。なお、本実施形態においては、PET画像の再構成とX線CT画像の再構成とが物理的に1台のコンソール装置において行われる場合を説明するが、PET画像の再構成とX線CT画像の再構成とが別々のコンソール装置において行われてもよい。
入出力部510は、PET−CT装置101の利用者から各種指示を受け付け、受け付けた各種指示を制御部520に送信する。また、入出力部510は、制御部520から情報を受信し、受信した情報を出力する。例えば、入出力部510は、キーボードやマウス、マイクなどの入力部や、モニタやスピーカなどの出力部(表示部とも称する)である。
制御部520は、PET用架台200及びX線CT用架台300を制御することでPET−CT装置101による撮影を制御する。また、制御部520は、コンソール装置500におけるPET画像再構成処理及びX線CT画像再構成処理を制御する。また、制御部520は、PET画像やX線CT画像などを、入出力部510のモニタ等に出力する。制御部520は、例えば、プロセッサにより実現される。
バッファ531は、計数情報収集部15により格納された計数情報を記憶する。また、同時計数情報記憶部532は、同時計数情報生成部35により格納されたリストモードデータを記憶する。バッファ531及び同時計数情報記憶部532は、例えば、RAM(Random Access Memory)やフラッシュメモリ(Flash Memory)などの半導体メモリ素子、ハードディスクや光ディスクなどである。
計数情報収集部15は、PET用架台200の検出器モジュール14の出力信号から計数情報を生成し、生成した計数情報を、バッファ531に格納する。なお、計数情報収集部15は、PET用架台200内に設置されてもよい。
同時計数情報生成部35は、計数情報収集部15により収集された計数情報を用いて同時計数情報の時系列リストをリストモードデータとして生成する。具体的には、同時計数情報生成部35は、バッファ531に記憶された計数情報から、一対の消滅ガンマ線を略同時に計数した計数情報の組を、計数情報の検出時間に基づき検索する。また、同時計数情報生成部35は、検索した計数情報の組毎に同時計数情報を生成し、生成した同時計数情報を概ね時系列順に並べながら、同時計数情報記憶部532に格納することにより、リストモードデータを生成する。
画像再構成部36は、PET画像を再構成する。具体的には、画像再構成部36は、同時計数情報記憶部532に記憶されたリストモードデータを読み出し、読み出したリストモードデータを用いて、PET画像を再構成する。
決定部38は、上述した点線源や線線源などの線源の位置を決定する各種処理を実行する。すなわち、PET−CT装置101の決定部38は、線源をスキャンすることにより生成されたリストモードデータを同時計数情報記憶部532から取得して、PET装置100の決定部38と同様の処理を行う。
X線投影データ記憶部541は、X線CT用架台300から送信された投影データを記憶する。X線CT画像再構成部542は、X線投影データ記憶部541が記憶する投影データを、例えば、FBP(Filtered Back Projection)法により逆投影処理することで、X線CT画像を再構成する。
PET−CT装置101によれば、上述した実施形態に係るコンピュータシステム1201やPET装置100と同様の処理を行うので、線源の位置を正確かつ迅速に決定することができる。
また、PET−MRI装置が、上述した決定部38を備えてもよい。このようなPET−MRI装置の構成について図16を参照して説明する。
図16は、PET−MRI装置600の構成を示す図である。図16に示すように、このPET−MRI装置600は、計数情報収集部15、同時計数情報生成部35、画像再構成部36、決定部38、寝台602、傾斜磁場コイル駆動回路604、送信部606、受信部608、MRデータ収集部609、計算機610、コンソール611、モニタ612、信号線614、シーケンスコントローラ617、及びMRI用架台620を有する。
MRI用架台620は、静磁場磁石601、傾斜磁場コイル603、送信用高周波コイル605、受信用高周波コイル607、検出器モジュール13、及び高周波シールド618を有する。
静磁場磁石601は、略円筒状のボア内に静磁場を発生させる。ここで、ボアは、静磁場磁石601や傾斜磁場コイル603などを収容する略円筒状の架台の内壁として形成される。寝台602は、被検体Pが載せられる天板602aを有する。この寝台602は、撮像時には、天板602aをボア内へ移動することで、被検体Pを静磁場内に移動する。
傾斜磁場コイル603は、被検体Pに対して、磁場強度がX,Y,Z方向に直線的に変化する傾斜磁場Gx,Gy,Gzを印加する。この傾斜磁場コイル603は、略円筒状に形成され、静磁場磁石601の内周側に配置される。傾斜磁場コイル駆動回路604は、シーケンスコントローラ617による制御のもと、傾斜磁場コイル603を駆動する。
送信用高周波コイル605は、送信部606から送信される高周波パルスに基づいて、静磁場内に置かれた被検体Pに高周波磁場を印加する。この送信用高周波コイル605は、略円筒状に形成され、傾斜磁場コイル603の内周側に配置される。送信部606は、シーケンスコントローラ617による制御のもと、送信用高周波コイル605に高周波パルスを送信する。
受信用高周波コイル607は、高周波磁場及び傾斜磁場の印加により被検体Pから発せられる磁気共鳴信号を検出する。例えば、受信用高周波コイル607は、撮像対象の部位に応じて被検体Pの表面に配置される表面コイルである。例えば、被検体Pの体部が撮像される場合には、2つの受信用高周波コイル607が被検体の上部及び下部に配置される。受信部608は、シーケンスコントローラ617による制御のもと、受信用高周波コイル607によって検出された磁気共鳴信号を受信する。そして、受信部608は、受信した磁気共鳴信号をMRデータ収集部609に送る。
MRデータ収集部609は、シーケンスコントローラ617による制御のもと、受信部608から送られた磁気共鳴信号を収集する。そして、MRデータ収集部609は、収集した磁気共鳴信号を増幅及び検波した後にA/D変換し、計算機610に送る。計算機610は、コンソール611により制御され、MRデータ収集部609から送られた磁気共鳴信号に基づいてMR画像を再構成する。そして、計算機610は、再構成したMR画像をモニタ612に表示させる。
検出器モジュール14は、被検体Pの周囲をリング状に取り囲むように、複数配置される。検出器モジュール14は、被検体P内から放出されたガンマ線を光に変換し、変換した光を電気信号に変換する。そして、検出器モジュール14は、電気信号を、信号線614を介して計数情報収集部15に送る。
計数情報収集部15は、シーケンスコントローラ617による制御のもと、同時計数情報を生成する。例えば、PET−MRI装置600の計数情報収集部15は、上述したPET−CT装置101の計数情報収集部15と同様に、検出器モジュール14の出力信号から計数情報を生成する。そして、計数情報収集部15は、バッファに、計数情報を格納する。
PET−MRI装置600の同時計数情報生成部35は、計数情報収集部15により生成された計数情報を用いて、上述したPET−CT装置101の同時計数情報生成部35と同様に、同時計数情報の時系列リストをリストモードデータとして生成する。具体的には、PET−MRI装置600の同時計数情報生成部35は、バッファに記憶された計数情報から、一対の消滅ガンマ線を略同時に計数した計数情報の組を、計数情報の検出時間に基づき検索する。また、同時計数情報生成部35は、検索した計数情報の組毎に同時計数情報を生成し、生成した同時計数情報を概ね時系列順に並べながら、バッファに格納することにより、リストモードデータを生成する。
画像再構成部36は、計数情報収集部15により生成されたリストモードデータを用いてPET画像を再構成する。この画像再構成部36によって再構成されたPET画像は、計算機610に送信されてモニタ612に表示される。
決定部38は、上述した点線源や線線源などの線源の位置を決定する各種処理を実行する。すなわち、PET−MRI装置600の決定部38は、線源をスキャンすることにより生成されたリストモードデータをバッファから取得して、PET−CT装置101の決定部38と同様の処理を行う。
シーケンスコントローラ617は、撮像時に実行される各種撮像シーケンス情報を計算機610より受け取り、上述した各部を制御する。
PET−MRI装置600によれば、上述した実施形態に係るコンピュータシステム1201、PET装置100やPET−CT装置101と同様の処理を行うので、線源の位置を正確かつ迅速に決定することができる。
以上述べた少なくとも1つの実施形態によれば、線源の位置を正確かつ迅速に決定することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
38 決定部
100 PET装置

Claims (6)

  1. 線源をスキャンすることにより生成されたリストモードデータを取得し、
    前記リストモードデータから複数の同時計数線を決定し、
    前記複数の同時計数線から交差する同時計数線の対を複数決定し、
    複数の前記交差する同時計数線の対の交点それぞれの座標を決定し、
    複数の前記交点の座標に基づいて、前記線源の位置を決定する処理回路
    を備える、PET装置。
  2. 前記処理回路は、決定した交点の座標に基づいて、寝台に載置された前記線源が所定の位置となるように、当該寝台を移動させる、請求項1に記載のPET装置。
  3. 前記処理回路は、前記交点の座標についてヒストグラムを生成し、生成した前記ヒストグラムにガウス分布の当てはめを適用することにより、前記線源として点線源の位置を決定する、請求項1又は2に記載のPET装置。
  4. 前記処理回路は、決定した交点の座標に基づいて、寝台に載置された前記点線源が、前記スキャンを行うスキャナのアイソセンタの位置となるように、当該寝台を移動させる、請求項3に記載のPET装置。
  5. 前記処理回路は、前記交差する同時計数線の対についての交点を、1つの直線に当てはめて、前記直線の傾きを決定することにより前記線源の位置として線線源の位置を決定する、請求項1又は2に記載のPET装置。
  6. 前記処理回路は、寝台に載置された前記線線源が、前記スキャンを行うスキャナのアイソセンタを通り、当該線線源をスキャンするスキャナの軸に平行となるような位置に位置するように、当該寝台を移動させる、請求項5に記載のPET装置。
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