JP6669418B2 - 無人飛行体を用いた無人搬送システム - Google Patents

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Description

本発明は、無人飛行体を用いた無人搬送システムに関する。
工場や倉庫では、搬送作業において自律走行可能な無人搬送車が利用されている。この種の無人搬送車には、多種多様な無人搬送システムが利用されている。例えば、特許文献1に開示の無人搬送システムは、誘導ラインに沿って走行する無人搬送システムが利用されている。具体的には、無人搬送車が、撮像部を備えており、撮像部を使用して路面に敷設された誘導ラインを撮像し、撮像された誘導ラインの位置に基づいて、誘導ライン上を走行する。
上記誘導ラインは、路面に貼付されたテープや路面に塗布された塗料などからなり、路面とは明確に異なる色彩が着色されている。しかしながら、このような誘導ラインは、路面に敷設されていることから、汚れの付着や剥がれが発生しやすい。そのため、無人搬送車は、このような誘導ラインの汚れの付着および剥がれによって誘導ラインを認識できず、走行を停止するという問題があった。
そこで、例えば、汚れの付着や剥がれの影響を受けにくい電磁誘導による無人搬送システムがある(特許文献2参照)。この無人搬送システムによると、無人搬送車は、走行経路に沿って床に敷設されたトウパスワイヤの誘起磁界を車体に設けられたピックアップコイルによって検出し、検出された誘起磁界に基づいて、ステアリングモータを制御することにより、走行経路に沿って移動する。
しかしながら、トウパスワイヤを床に敷設することは、面倒である。また、この無人搬送システムでは、工場や倉庫内のレイアウト変更のたびに、トウパスワイヤを改めて床に敷設しなければならないという問題があった。
特開平7−210246号公報 特開平6−119036号公報
そこで、本発明が解決しようとする課題は、誘導ラインを敷設する必要がない無人搬送システムを提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係る無人搬送システムは、
自機の位置を検出する自機位置検出部と、
前記自機の飛行を制御するフライトコントロール部と、
誘導経路に沿って走行する無人搬送車のためのライン光を前記無人搬送車の上面に投射する投射部と、を備えるホバリング可能な無人飛行体と、
入射された光を電圧または電流に変換する、前記無人搬送車の上面に配置された左右一対の光センサと、
前記左右一対の光センサが変換したそれぞれの電圧または電流を比較する比較部と、
前記比較部が比較した前記電圧または前記電流の差に基づいて、前記左右一対の光センサのいずれに前記ライン光が入射されたか、または前記左右一対の光センサのいずれに前記ライン光が入射されていないかを判定するライン光入射判定部と、
前記ライン光入射判定部の判定結果に基づいて、ステアリング制御するステアリング制御部と、を備える前記無人搬送車と、
前記無人搬送車の予め定められた走行経路を記憶している走行経路記憶部と、
前記自機位置検出部によって検出された前記自機の位置に対応する前記走行経路の一部を前記誘導経路として抽出する誘導経路抽出部と、を含み、
前記投射部は、前記誘導経路抽出部が抽出した前記誘導経路を前記ライン光として投射することを特徴とする。
上記無人搬送システムは、
好ましくは、
前記無人飛行体が、
前記自機の下方を撮像する第1撮像部と、
前記投射部の投射を制御する投射制御部と、をさらに備え、
前記投射制御部が、
前記第1撮像部が撮像した下方の画像に基づいて、下方に存在する人の顔の向きを推定する顔方向推定部と、
推定された前記顔の向きに基づいて、前記投射部の投射を停止させる投射停止部と、を有する。
上記無人搬送システムは、
好ましくは、
前記投射部が投射する前記ライン光が、赤外線であり、
前記光センサが、赤外線センサである。
上記無人搬送システムは、
好ましくは、
前記無人飛行体が、
前記自機の上方を撮像する第2撮像部と、
予め撮像された前記自機の上方の画像を位置情報と関連付けて記憶している上方画像記憶部と、をさらに備え、
前記自機位置検出部が、
前記第2撮像部によって撮像された前記自機の現在の上方の画像と、前記上方画像記憶部に記憶されている前記自機の前記上方の画像とを照合する照合部と、
前記照合部が照合した結果に基づいて、前記自機の位置を特定する自機位置特定部と、を有する。
上記無人搬送システムは、
好ましくは、
前記上方画像記憶部は、天井に天井マーカが設けられた屋内において、予め撮像された前記天井マーカを含む前記天井の画像を位置情報と関連付けて記憶しており、
前記照合部は、前記第2撮像部によって撮像された前記天井の画像と、前記上方画像記憶部に記憶されている前記天井の画像とを照合する。
上記無人搬送システムは、
好ましくは、
前記天井マーカが、再帰性反射材であり、
前記無人飛行体が、
前記天井マーカに赤外線を照射する赤外線照射部をさらに備え、
前記第2撮像部が、赤外線カメラであり、前記赤外線照射部によって照射された前記天井マーカを含む前記天井の画像を撮像する。
本発明によれば、誘導ラインを敷設する必要がない無人搬送システムを提供することができる。また、無人搬送車は、左右の光センサによって変換された電圧または電流を比較し、その電圧または電流の差に基づいて、左右の光センサのうちのいずれにライン光が入射されているか、または左右の光センサのうちのいずれにライン光が入射されていないかを特定するので、天井に配置されている照明の光の影響を受けずにライン光Lを検出することができる。また、例えば、屋内に設けられた移動棚が移動するなど、屋内のレイアウトが変更されても、無人飛行体1が移動することにより、投射部は、ライン光を適切に投射することができる。
本発明に係る無人搬送システムの概要図である。 図1の天井に設けられた天井マーカを示す図である。 (a)は、図1の無人飛行体の構成を示す斜め下から見た斜視図であり、(b)は、斜め上から見た斜視図である。 図3の無人飛行体の上部ユニットの構成を示す斜視図である。 (a)は、図3の無人飛行体のジンバルおよび下部ユニットの構成を示す斜め下から見た斜視図であり、(b)は、斜め上からみた斜視図である。 図3の無人飛行体の本体が備える各構成の機能ブロック図である。 投射されたライン光と、無人搬送車とを示す上面図である。 図6の投射制御部の構成を示す図である。 図1の無人搬送車の車体が備える各構成の機能ブロック図である。 本発明に係る無人搬送システムの変形例を示す図である。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明に係る無人飛行体および無人飛行体を用いた無人搬送システムの一実施形態について説明する。前後、左右および上下の方向X、Y、Zは、添付図面に記載のとおり、無人搬送車の走行方向を基準にしている。
<無人搬送システムSの概要>
図1は、本発明に係る無人飛行体1を用いた無人搬送システムSの概要図である。この無人搬送システムSでは、無人飛行体1は、天井Cを撮像し、撮像した画像を解析することにより自機位置を検出するとともに、無人搬送車30を誘導するためのライン光Lを路面Rに向けて投射する。無人搬送車30は、無人フォークリフトであって、無人飛行体1が投射したライン光Lに沿って誘導されることにより、予め定められた走行経路を走行する。
<天井の構成>
図2に示すように、天井C全体には、無人飛行体1が自機位置を検出するために用いるための、長方形状の天井マーカ200が複数設けられている。天井マーカ200は、再帰性反射材であって、同縦列または同横列において等間隔に整列して配置されている。言い換えると、天井マーカ200は、列ごとに異なる間隔で天井Cに配置されている。例えば、図2の最下段の横列の間隔P3の長さは、すべて同じである。一方、1段目、2段目および3段目の横列の間隔P1、P2、P3の長さは、それぞれ異なっている。また、1段目、2段目および3段目間の間隔P4、P5の長さも、それぞれ異なっている。
<無人飛行体>
まず、無人飛行体1の各部の構成について簡単に説明する。図3に示すように、無人飛行体1は、本体20と、本体20の上面から地面と平行に4方に延びる4本のアーム12と、4本のアーム12のそれぞれの先端側に設けられたモータ13と、モータ13に設けられた回転翼14と、4本のアーム12の基部の上側に立設された略八角柱状の上部ユニット15と、本体20の下側に設けられたジンバル16と、ジンバル16に支持されている下部ユニット17と、本体20の周囲かつアーム12の下側に設けられた4本のスキッド18と、を備えている。
図4に示すように、上部ユニット15は、上部ユニット本体151と、赤外線カメラ152と、4つの赤外線照射部153と、を有する。赤外線カメラ152は、本発明の「第2撮像部」に相当し、上部ユニット本体151の上面の中央に上方を向いて配置されている。4つの赤外線照射部153は、それぞれ赤外線カメラ152の周囲の上下および左右に上方を向いて配置されている。赤外線照射部153は、例えば、赤外LEDでもよい。4つの赤外線照射部153は、天井Cに向けて赤外線を照射し、赤外線カメラ152は、赤外線で照射された天井マーカ200を含む天井Cの画像を撮像して天井画像を生成する。
通常、屋内の天井Cには電灯が設けられているが、天井Cに設けられた天井マーカ200には電灯の光が届きにくい。また、天井Cに設けられた天井マーカ200を撮像する場合、電灯による逆光が撮像の妨げになる。そこで、赤外線照射部153が天井Cに赤外線を照射することにより、赤外線カメラ152は、天井マーカ200を含む天井Cを適切に撮像することができる。また、天井マーカ200が再帰性反射材であることにより、天井マーカ200に照射された赤外線の入射角が大きくても、赤外線カメラ152は、適切に天井マーカ200を撮像することができる。
図5に示すように、ジンバル16は、本体20に回転可能に連結された第1の回転軸161と、第1の回転軸161に連結された円板状の回転台162と、回転台162から下方に延びる左右一対の支持柱163と、支持柱163の内側中央に回転可能に連結された左右一対の第2の回転軸164と、を有する。
下部ユニット17は、プロジェクタ171と、下カメラ172と、を有するとともに、第2の回転軸164に支持されている。プロジェクタ171は、本発明の「投射部」に相当し、下カメラ172は、本発明の「第1撮像部」に相当する。プロジェクタ171および下カメラ172は、ジンバル16によって任意の方向に向くことができる。なお、プロジェクタ171は、単なる一例であって、投射部は、例えば、レーザであってもよい。
図6に示すように、本体20は、制御部21と、自機位置検出部23と、記憶部24と、を有する。
制御部21は、フライトコントロール部211と、誘導経路抽出部212と、投射制御部213と、を有し、無人飛行体1の飛行およびプロジェクタ171によるライン光Lの投射を制御する。
記憶部24は、飛行経路記憶部241と、上方画像記憶部242と、走行経路記憶部243と、を有する。
自機位置検出部23は、GPSセンサ、ジャイロセンサ、超音波センサ、レーザセンサ、気圧センサ、コンパス、加速度センサといった各種センサ(図示しない)を有しており、無人飛行体1の位置を検出するのに利用することができる。しかしながら、GPSセンサは、屋内においてはGPS信号を適切に検出することができない。そこで、自機位置検出部23は、後で詳述するように、屋内においては、赤外線カメラ152によって撮像された天井画像と、上方画像記憶部242に記憶されている天井画像とを照合することにより、無人飛行体1の位置を検出する。
次に、フライトコントロール部211による無人飛行体1の飛行制御について説明する。フライトコントロール部211は、各モータ13の回転数を制御することにより、無人飛行体1のホバリングを可能にするとともに、無人飛行体1の飛行速度、飛行方向、飛行高度を制御する。また、フライトコントロール部211は、無人飛行体1の自律飛行時には、自機位置検出部23によって検出された無人飛行体1の位置を参照しながら、飛行経路記憶部241に記憶された飛行経路に沿って無人飛行体1を飛行させる。
次に、自機位置検出部23による自機位置検出方法について説明する。自機位置検出部23は、照合部231と、自機位置特定部232と、を有する。上方画像記憶部242には、天井C全体の天井全体画像が位置情報と関連付けて記憶されている。赤外線カメラ152は、無人飛行体1の自律飛行時には、随時、無人飛行体1の上方を撮像して上方画像を生成し、照合部231に出力する。照合部231は、入力された上方画像と、上方画像記憶部242に記憶されている天井全体画像とを照合し、天井全体画像の中のどの位置に上方画像が存在するのかを探索するテンプレートマッチングを行う。テンプレートマッチングには、例えば、SSD(「Sum of Squared Difference」)またはSAD(「Sum of Absolute Difference」)を類似度の計算手法として用いてもよい。自機位置特定部232は、照合部231のテンプレートマッチングの結果に基づいて、無人飛行体1の位置を特定する。なお、自機位置検出部23は、無人飛行体1の高度に関しては、超音波センサ、レーザセンサ等により検出する。
次に、ライン光Lを投射する方法について説明する。誘導経路抽出部212は、自機位置検出部23によって検出された無人飛行体1の位置に基づいて、路面Rに向けて投射する誘導経路を決定する。具体的には、走行経路記憶部243は、無人搬送車30の予め定められた走行経路を記憶しており、誘導経路抽出部212は、検出された無人飛行体1の位置に対応する走行経路の一部を誘導経路として抽出する。抽出された誘導経路は、プロジェクタ171に出力される。なお、誘導経路の長さは、特に限定されない。
プロジェクタ171は、入力された誘導経路をライン光Lとして路面Rに向けて投射する。無人飛行体1がフライトコントロール部211によって安定してホバリングすることができ、プロジェクタ171がジンバル16によって安定して一定の方向を向くことができるので、プロジェクタ171は、ライン光Lを適切な方向に安定して投射することができる。
図7に示すように、ライン光Lは、所定の幅に規定されながら無人搬送車30の車体31の上面に投射され、無人搬送車30が誘導される方向を指している。
次に、図8を参照しつつ、投射制御部213によるプロジェクタ171の出力の制御について説明する。屋内に存在する人Hがライン光Lを直視することは、ライン光Lの波長や強度によっては人Hの目が損傷させられる可能性があり、危険である。そこで、投射制御部213は、人Hがライン光Lを直視することを防止するために、プロジェクタ171の投射を制御する。同図に示すように、投射制御部213は、顔方向推定部2131と、投射停止部2132と、を有する。
下カメラ172は、無人飛行体1の下方を撮像して下方画像を生成し、顔方向推定部2131に出力する。
顔方向推定部2131は、下方画像に基づいて、下方に存在する人Hの顔の向きを推定する。具体的には、顔方向推定部2131は、下方画像から目、鼻、口といった人Hの顔の特徴部分を検出することにより、人Hの顔を認識するとともに、人Hの顔の向きを推定する。
投射停止部2132は、顔方向推定部2131によって人Hの顔の向きがプロジェクタ171の方向Pを向いていると推定された場合、プロジェクタ171の投射を停止させる。また、投射停止部2132は、顔方向推定部2131によって、人Hの顔の向きがプロジェクタ171の方向Pから他の方向Qに切り替わったと推定された場合には、プロジェクタ171の投射を再開させる。これにより、投射停止部2132は、人Hがライン光Lを直視することを防止することができる。
<無人搬送車>
再び図1および図9を参照して、無人搬送車30の構成について説明する。無人搬送車30は、車体31と、左右一対の光センサ32と、左右一対の前輪33と、左右一対の後輪34と、比較部35と、ライン光入射判定部36と、前輪33および後輪34のいずれか一方または両方をステアリング制御するステアリング制御部37と、左右一対のフォーク38と、左右一対のマスト39と、を備える。
図7を参照して、ライン光Lは、プロジェクタ171によって左右の光センサ32の間に収まる幅に規定されながら投射される。光センサ32は、車体31の上面に配置されており、入射された光を電圧に変換し、その受光量に応じた電圧を比較部35に出力する。光センサ32は、車体31の上面に配置されていることにより、車体31が影になりライン光Lの照射が妨げられるといった不都合を回避することができる。光センサ32の位置は、ライン光Lに照射される位置であればよく、例えば、左右のマスト39の上面にわたって覆うように設けられた上部フレームの上面でもよい。
図9を参照して、比較部35は、左右の光センサ32から出力されたそれぞれの電圧を比較し、左右の光センサ32の電圧差をライン光入射判定部36に出力する。
ライン光入射判定部36は、比較部35から入力された電圧差と所定の閾値とを比較し、左右の光センサ32のいずれにライン光Lが入射されているかを判定する。具体的には、閾値は、正側の閾値と負側の閾値とからなる。ライン光入射判定部36は、比較部35から入力された電圧差が正側であり、かつ、その電圧差が正側の閾値を超えていれば、右側の光センサ32にライン光Lが入射していると判定し、比較部35から入力された電圧差が負側であり、かつ、その電圧差が負側の閾値を下回っていれば、左側の光センサ32にライン光Lが入射していると判定する。比較部35から入力された電圧差が正側の閾値と負側の閾値との間であれば、左右の光センサ32のいずれにもライン光Lが入射されていないと判定する。
ステアリング制御部37は、ライン光入射判定部36の判定結果に基づいて、ステアリング制御する。具体的には、ステアリング制御部37は、ライン光入射判定部36によって、左右の光センサ32のいずれかにライン光Lが入射されていると判定されるとステアリング制御を開始し、左右の光センサ32のいずれにもライン光Lが入射されていないと判定されるとステアリング制御を停止する。すなわち、ステアリング制御部37は、左右の光センサ32の間にライン光Lが配置されるように、車輪33、34の操舵角をフィードバック制御する。これにより、無人搬送車30は、無人飛行体1が投射したライン光Lに沿って誘導され、予め定められた走行経路を走行することができる。
無人搬送システムSによれば、プロジェクタ171がライン光Lを投射するので、無人搬送車30を誘導するのに別途誘導ラインを敷設する必要がない。また、無人搬送システムSでは、無人搬送車30は、光センサ32が車体31の上面に配置されていることにより、色や凹凸の有無といった路面Rの状態にかかわらず、ライン光Lを検出することができる。さらに、無人搬送車30は、左右の光センサ32が出力するそれぞれの電圧を比較し、その電圧差と所定の閾値とを比較することにより、左右の光センサ32のうちのいずれにライン光Lが入射されているのかを検出するので、天井Cに配置されている照明の光の影響を受けずにライン光Lを検出することができる。また、屋内に設けられた移動棚が移動するといった屋内のレイアウトの変更に対しても、無人飛行体1が移動することにより、プロジェクタ171がライン光Lを適切な位置に投射することができる。
以上、本発明に係る無人搬送車30を誘導するシステムの実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
(1)無人飛行体1は、無人搬送車30に追従しながらライン光Lを投射してもよいし、または所定の位置からライン光Lを投射してもよい。
(2)無人飛行体1が自機位置を検出する方法は、特に限定されない。例えば、SLAM(Simultaneous Localization And Mapping)技術によって、無人飛行体1の位置を検出してもよい。
(3)自機位置検出部23が撮像部の撮像した天井画像から天井マーカ200を認識できるのであれば、赤外線照射部153は、無人飛行体1に設けられていなくてもよい。また、自機位置検出部23が撮像部の撮像した天井画像から天井マーカ200を認識することができるのであれば、撮像部は、赤外線カメラ152に限定されない。
(4)天井マーカ200には、例えば、2次元バーコードが付されており、この2次元バーコードに位置情報が含まれていてもよい。これにより、自機位置検出部23は、天井画像から天井マーカ200を認識することにより無人飛行体1の位置を直接認識することができる。
(5)無人飛行体1は、アーム12の上面にジンバルが設けられ、このジンバルに上部ユニット15が接続される構成であってもよい。これにより、赤外線カメラ152は、無人飛行体1の姿勢に関わらず、常に一定の角度で天井Cを撮像することができる。
(6)プロジェクタ171は、複数のプロジェクタから構成されていてもよい。この場合、複数のプロジェクタによって複数のライン光Lを同時に投射することにより、複数の無人搬送車30を同時に誘導してもよい。また、複数のプロジェクタによって同時に複数のライン光Lを投射することにより広範囲の誘導経路を示してもよい。
(7)誘導経路抽出部212は、無人飛行体1の位置に加えて、無人搬送車30の位置に基づいて、ライン光Lを決定してもよい。この場合、誘導経路抽出部212は、下カメラ172の撮像する画像に基づいて、無人搬送車30の位置を検出する。
(8)無人搬送車30は、例えば、有人無人兼用の搬送車またはフォークリフトであってもよい。
(9)光センサ32は、入射された光を電流に変換する方式であってもよい。この場合、比較部35は、左右の光センサ32から入力されたそれぞれの電流を比較してその電流差をライン光入射判定部36に出力し、ライン光入射判定部36は、入力された電流差を所定の閾値と比較することにより、左右の光センサ32のうちのいずれにライン光Lが入射されているのかを判定する。
(10)ステアリング制御部37は、左右の光センサ32の一方にライン光Lが入射されないときにステアリング制御するとしてもよい。この場合、プロジェクタ171は、左右の光センサ32の両方に同時にライン光Lを投射できるようライン光Lの幅を拡大してライン光Lを投射し、ライン光入射判定部36は、比較部35から入力された電圧差と所定の閾値とを比較し、左右の光センサ32のいずれにライン光Lが入射されていないかを判定し、ステアリング制御部37は、ライン光入射判定部36の判定結果に基づいて、ステアリング制御する。すなわち、無人搬送車30は、左右の光センサ32の両方にライン光Lが入射されている場合には、直進し、左右の光センサ32の一方にのみライン光Lが入射されているときには、左右いずれかに曲がる。また、この場合、無人搬送車30は、左右の光センサ32の両方にライン光Lが入射されると進行し、左右の光センサ32のいずれにもライン光Lが入射されないと、進行を停止するとしてもよい。
(11)プロジェクタ171は、ライン光Lを赤外線で投射し、光センサ32は、赤外線を電圧に変換する赤外線センサであってもよい。この場合、例えば、赤外線照射量の少ない照明(例えば、LED照明)を天井Cに設けることにより、光センサ32は、ライン光Lによる入射光のみを電圧に変換することができる。これにより、無人搬送システムSは、ライン光入射判定部36が左右の光センサ32のいずれにライン光Lが入射されているのかをより精密に判定することができる。したがって、可視光のライン光Lを出力する方式と比較して、ライン光Lの強度がより小さくてもライン光入射判定部36の判定が可能であるので、プロジェクタ171によるライン光Lの出力を比較的小さくすることができる。なお、赤外線が不可視光であるため、人Hは、赤外線のライン光Lを直視しても気付かず、目の健康を害されるおそれがある。しかしながら、無人搬送システムSは、投射制御部213によってプロジェクタ171によるライン光Lの投射を制御し、人Hがライン光Lを直視することを防止するので、人Hの目の健康を守ることができる。
(12)図10に示すように、無人飛行体1と互いに通信可能なサーバ400を備えた無人搬送システムS1でもよい。この場合、無人搬送システムS1は、無人飛行体1と、サーバ400と、無人搬送車30と、を含む。無人飛行体1は、自機位置検出部23と、プロジェクタ171とを備える。サーバ400は、走行経路記憶部401と、誘導経路抽出部402と、を備える。無人搬送車30は、左右一対の光センサ32と、左右一対の前輪33と、左右一対の後輪34と、比較部35と、ライン光入射判定部36と、ステアリング制御部37と、を備える。
無人搬送システムS1では、走行経路記憶部401が無人搬送車30の予め定められた走行経路を記憶しており、誘導経路抽出部402が通信により受信した前記無人飛行体1の位置に対応する走行経路の一部を誘導経路として抽出する。プロジェクタ171は、サーバ400から受信した誘導経路をライン光Lとして路面Rに向けて投射する。無人搬送車30は、無人搬送システムSと同様の手法で、無人飛行体1が投射したライン光Lに沿って誘導され、予め定められた走行経路を走行することができる。この無人搬送システムS1によれば、無人飛行体1は、走行経路記憶部243および誘導経路抽出部212を備える必要がない。
1 無人飛行体
12 アーム
13 モータ
14 回転翼
15 上部ユニット
151 上部ユニット本体
152 赤外線カメラ(第2撮像部)
153 赤外線照射部
16 ジンバル
161 第1の回転軸
162 回転台
163 支持柱
164 第2の回転軸
17 下部ユニット
171 プロジェクタ(投射部)
172 下カメラ(第1撮像部)
18 スキッド
20 本体
21 制御部
211 フライトコントロール部
212 誘導経路抽出部
213 投射制御部
2131 顔方向推定部
2132 投射停止部
23 自機位置検出部
231 照合部
232 自機位置特定部
24 記憶部
30 無人搬送車
31 車体
32 光センサ
33 前輪
34 後輪
35 比較部
36 ライン光入射判定部
37 ステアリング制御部
200 天井マーカ
400 サーバ
401 走行経路記憶部
402 誘導経路抽出部
S、S1 無人搬送システム
C 天井
R 路面
L ライン光

Claims (6)

  1. 自機の位置を検出する自機位置検出部と、
    前記自機の飛行を制御するフライトコントロール部と、
    誘導経路に沿って走行する無人搬送車のためのライン光を前記無人搬送車の上面に投射する投射部と、を備えるホバリング可能な無人飛行体と、
    入射された光を電圧または電流に変換する、前記無人搬送車の上面に配置された左右一対の光センサと、
    前記左右一対の光センサが変換したそれぞれの前記電圧または前記電流を比較する比較部と、
    前記比較部が比較した前記電圧または前記電流の差に基づいて、前記左右一対の光センサのいずれに前記ライン光が入射されたか、または前記左右一対の光センサのいずれに前記ライン光が入射されていないかを判定するライン光入射判定部と、
    前記ライン光入射判定部の判定結果に基づいて、ステアリング制御するステアリング制御部と、を備える前記無人搬送車と、
    前記無人搬送車の予め定められた走行経路を記憶している走行経路記憶部と、
    前記自機位置検出部によって検出された前記自機の位置に対応する前記走行経路の一部を前記誘導経路として抽出する誘導経路抽出部と、を含み、
    前記投射部は、前記誘導経路抽出部が抽出した前記誘導経路を前記ライン光として投射する
    ことを特徴とする無人搬送システム。
  2. 前記無人飛行体は、
    前記自機の下方を撮像する第1撮像部と、
    前記投射部の投射を制御する投射制御部と、をさらに備え、
    前記投射制御部は、
    前記第1撮像部が撮像した下方の画像に基づいて、下方に存在する人の顔の向きを推定する顔方向推定部と、
    推定された前記顔の向きに基づいて、前記投射部の投射を停止させる投射停止部と、を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の無人搬送システム。
  3. 前記投射部が投射する前記ライン光は、赤外線であり、
    前記光センサは、赤外線センサである
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の無人搬送システム。
  4. 前記無人飛行体は、
    前記自機の上方を撮像する第2撮像部と、
    予め撮像された前記自機の上方の画像を位置情報と関連付けて記憶している上方画像記憶部と、をさらに備え、
    前記自機位置検出部は、
    前記第2撮像部によって撮像された前記自機の現在の上方の画像と、前記上方画像記憶部に記憶されている前記自機の前記上方の画像とを照合する照合部と、
    前記照合部が照合した結果に基づいて、前記自機の位置を特定する自機位置特定部と、を有する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の無人搬送システム。
  5. 前記上方画像記憶部は、天井に天井マーカが設けられた屋内において、予め撮像された前記天井マーカを含む前記天井の画像を位置情報と関連付けて記憶しており、
    前記照合部は、前記第2撮像部によって撮像された前記天井の画像と、前記上方画像記憶部に記憶されている前記天井の画像とを照合する
    ことを特徴とする請求項4に記載の無人搬送システム。
  6. 前記天井マーカは、再帰性反射材であり、
    前記無人飛行体は、
    前記天井マーカに赤外線を照射する赤外線照射部をさらに備え、
    前記第2撮像部は、赤外線カメラであり、前記赤外線照射部によって照射された前記天井マーカを含む前記天井の画像を撮像する
    ことを特徴とする請求項5に記載の無人搬送システム。
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