JP6668880B2 - 印刷装置 - Google Patents

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JP6668880B2
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Description

本発明は、沈降成分を有するインクを印刷に用いる印刷装置に関する。
顔料インクは顔料が粒子として溶媒中に分散している。従って、顔料インクを収容した
インクパックを長期間放置した場合には、インクパック内で顔料が沈降することがある。
顔料が沈降すると、インクパックに収容された顔料インクには、上側の顔料濃度が薄く下
側の顔料濃度が濃くなるという濃度ムラが起こる。ここで、濃度ムラが発生している顔料
インクがインクパックから印刷ヘッドに供給されると、印刷結果に意図しない濃淡が現れ
て、印刷品質が低下する場合がある。
特許文献1には、沈降成分を有するインクを印刷に用いる印刷装置が記載されている。
同文献では、沈降成分の沈降を抑制するために、インクパック内にマグネットボールを挿
入している。また、インクパックを印刷装置にセットする前に、マグネット攪拌機にイン
クパックを載せている。インクパックがマグネット攪拌機に載せられると、マグネットボ
ールがインクパック内で移動して、インクを撹拌する。
特開2004−203056号公報
ここで、インクパックを印刷装置にセットする際にインクパック内のインクを撹拌した
だけでは、インクパック内のインクに濃度ムラが発生することを長期間に渡って抑制する
ことは難しい。
本発明の課題は、このような点に鑑みて、インクパック内のインクに濃度ムラが発生す
ることを長期間に渡って抑制できる印刷装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の印刷装置は、インクジェットヘッドと、前記イ
ンクジェットヘッドに供給するインクを収容する可撓性のインクパックと、前記インクジ
ェットヘッドによる印刷位置に供給される印刷媒体を収容する印刷媒体収容容器と、前記
印刷媒体収容容器が着脱可能に装着される装着部と、前記装着部に着脱される前記印刷媒
体収容容器の移動に伴って前記インクパックを押圧する撹拌機構と、を有することを特徴
とする。
本発明によれば、印刷装置はインクパックを押圧する撹拌機構を備える。ここで、可撓
性のインクパックが押圧されれば、インクがインクパック内で移動する。従って、インク
はインクパック内で撹拌される。よって、インクが沈降成分を有する顔料インクなどの場
合には、インクパック内のインクに濃度ムラが発生することを抑制できる。また、撹拌機
構は、装着部に着脱される印刷媒体収容容器の移動に伴ってインクパックを押圧する。す
なわち、撹拌機構は、印刷媒体を印刷媒体収容容器に補充するためなどに印刷媒体収容容
器が装着部に抜き差しされる毎に、インクパックを押圧して、インクを撹拌する。これに
より、インクパック内のインクが定期的に撹拌されるので、インクパック内のインクに濃
度ムラが発生することを長期間に渡って抑制できる。
本発明において、前記撹拌機構は、前記インクパックを押圧する押圧部材と、前記印刷
媒体収容容器の着脱方向への移動に伴って前記押圧部材を当該着脱方向に移動させるリン
ク機構と、を備えるものとすることができる。このようにすれば、押圧部材がインクパッ
クを押圧する位置が移動するので、インクパック内のインクが良く撹拌される。
本発明において、前記リンク機構は、前記押圧部材を支持する支持部材と、前記支持部
材を前記着脱方向に移動可能に支持する案内部材と、前記印刷媒体収容容器が前記装着部
に挿入されていないときに前記支持部材を所定位置に付勢する付勢部材と、を有し、前記
印刷媒体収容容器は、当該印刷媒体収容容器が前記装着部内で前記印刷媒体の前記印刷位
置への供給が可能となる装着位置に向かう方向に移動しているときに前記支持部材に当接
して、前記付勢部材の付勢力に抗して、前記支持部材を移動させるものとすることができ
る。このようにすれば、印刷媒体収容容器が装着位置に向かう際には、印刷媒体収容容器
によって支持部材(押圧部材)を移動させることができる。また、印刷媒体収容容器が装
着位置から離間する際には、付勢部材の付勢力によって、支持部材(押圧部材)を移動さ
せることができる。
本発明において、前記撹拌機構は、前記印刷媒体収容容器が前記装着位置に位置したと
きに、前記押圧部材を前記インクパックから離間させる第1離間機構を備えることが望ま
しい。このようにすれば、印刷媒体収容容器が装着位置に配置されて印刷媒体が印刷位置
に供給可能となったときに、押圧部材がインクパックを押圧しない。従って、印刷時など
に、押圧部材がインクパックを押圧する圧力によって、インクパックからインクジェット
ヘッドに供給されるインクの圧力が変動することを防止できる。また、このようにすれば
、印刷媒体収容容器が装着位置に配置されたときに押圧部材とインクパックとが干渉しな
くなるので、インクパックを交換することが容易となる。
本発明において、前記撹拌機構は、前記印刷媒体収容容器が、前記装着部から外部に引
き出されたときに、前記押圧部材を前記インクパックから離間させる第2離間機構を備え
ることが望ましい。このようにすれば、印刷媒体収容容器が装着部から取り外されたとき
に、押圧部材とインクパックとが干渉しなくなる。従って、印刷媒体収容容器が装着部か
ら取り外されたときに、インクパックを交換することが容易となる。
本発明において、前記撹拌機構は、前記インクパックを押圧可能な押圧部材と、前記印
刷媒体収容容器の着脱方向への移動に伴って、前記インクパックを押圧する第1位置と前
記インクパックから離間する第2位置との間で前記押圧部材を移動させる第2リンク機構
と、を備えるものとすることができる。このようにすれば、押圧部材の移動によってイン
クパックを変形させることができるので、インクパック内のインクが良く撹拌される。
この場合において、前記撹拌機構は、前記押圧部材を前記第1位置に向かう方向に付勢
する付勢部材を備えるものとすることができる。このようにすれば、押圧部材によってイ
ンクパックを確実に変形させることができる。
本発明において、前記押圧部材は、ローラーであることが望ましい。このようにすれば
、押圧部材がインクパックを押圧したときに、押圧部材がインクパックを傷つけることを
防止或いは抑制できる。
本発明において、前記インクは、顔料インクとすることができる。インクパックに顔料
インクを収容している場合には、インクパック内で顔料が沈降して、インクに濃度ムラが
発生することがある。かかる問題に対して、撹拌機構によってインクパック内のインクが
定期的に撹拌されれば、濃度ムラが発生することを抑制できる。
本発明を適用したプリンターとインクカートリッジの説明図である。 図1のプリンターの内部構造の説明図である。 カートリッジ装着部、インクカートリッジおよび撹拌機構の平面図である。 撹拌動作の説明図である。 実施例2のプリンターの説明図である。
以下に、図面を参照して、本発明の実施の形態であるプリンターを説明する。
(実施例1)
図1(a)は本発明を適用したプリンターの外観図であり、図1(b)はプリンターに
装着されるインクカートリッジの概略説明図である。図2は図1のプリンターの内部構造
の説明図である。本例のプリンター(印刷装置)1は、印刷ヘッド2としてインクジェッ
トヘッドを搭載するインクジェットプリンターである。図1に示すように、プリンター1
は直方体形状のケース3を備える。ケース3の前面3aには、インクカートリッジ装着口
5、カセット装着口6、および排紙口7が下方から上方にこの順番に設けられている。排
紙口7とカセット装着口6との間には排紙トレイ8が取り付けられている。排紙トレイ8
はケース3の前面3aから前方に突出する。以下では、互いに直交する方向を前後方向X
、幅方向Yおよび上下方向Zとしてプリンター1を説明する。前後方向Xにおける前方X
1は、インクカートリッジ装着口5、カセット装着口6、および排紙口7が開口している
側であり、後方X2は、その反対側である。
ケース3内において印刷ヘッド2は排紙口7の後方X2に位置する。図2に示すように
、ケース3の内部には、インクカートリッジ11を着脱可能に装着するカートリッジ装着
部12、用紙カセット(印刷媒体収容容器)13を着脱可能に装着するカセット装着部(
装着部)14が設けられている。インクカートリッジ装着口5はカートリッジ装着部12
の開口である。カートリッジ装着部12には、インクカートリッジ装着口5を介してイン
クカートリッジ11が前方X1から挿入される。カセット装着口6はカセット装着部14
の開口である。カセット装着部14には、カセット装着口6を介して用紙カセット13が
前方X1から挿入される。
また、ケース3の内部には、カセット装着部14の後端部分から印刷ヘッド2による印
刷位置Aを経由して排紙口7に至る用紙搬送経路15が設けられている。用紙搬送経路1
5は、カセット装着部14の後端部分から上方に向かって前方X1に湾曲する湾曲経路部
分16と、湾曲経路部分16の上端から排紙口7に向かって前方X1に水平に延びる水平
経路部分17を備える。印刷位置Aは水平経路部分17の途中に設けられている。印刷位
置Aは印刷ヘッド2と対向配置されたプラテン18によって規定される。
カセット装着部14の後端部分には用紙カセット13内の印刷用紙を湾曲経路部分16
(用紙搬送経路15)に送り出す用紙供給機構21が設けられている。用紙供給機構21
は供給ローラー22と、供給ローラー22の駆動源となる供給モーター23を備える。ま
た、水平経路部分17には、用紙供給機構21によって用紙搬送経路15に送り出された
印刷用紙を前方X1に搬送する搬送機構24が設けられている。搬送機構24はプラテン
18の後方X2に配置された搬送ローラー対25と、搬送ローラー対25の駆動源となる
搬送モーター26を備える。
図1(b)に示すように、インクカートリッジ11は、矩形箱型のトレイ31と、トレ
イ31に収納された複数本のインクパック32を備える。本例では4本のインクパック3
2がトレイ31に収納されている。トレイ31は、矩形の底板33と、底板33の各辺の
外周縁から底板33と直交する方向に立ち上がる4枚の側板34を備える。4枚の側板3
4は、2枚の側板34が前後方向Xで互いに対向する。また、残りの2枚の側板34が幅
方向Yで互いに対向する。前後方向Xの後端に位置する1枚の側板34には4つの開口部
35が設けられている。4つの開口部35は幅方向Yに配列されている。
各インクパック32は、上下方向Zから見た場合に長方形の収容袋37と、収容袋37
の後端縁に取り付けられた供給部38を備える。各インクパック32には、それぞれ色彩
の異なるインク40が貯留されている。インク40は顔料インクであり、顔料が粒子とし
て溶媒中に分散している。収容袋37は、可撓性であり、ポリエチレンテレフタレート、
ナイロン、ポリエチレンなどからなる複数枚のフィルムを積層した多層構造のフィルムで
ある。また、収容袋37は、多層構造のフィルムの中層にアルミニウム製のフィルムを配
したものである。
4本のインクパック32はトレイ31の底板33に載置される。4本のインクパック3
2は、その長手方向を前後方向Xに向け、供給部38を後方X2に向けた姿勢で幅方向Y
に配列される。また、各インクパック32は、それぞれの供給部38がトレイ31の各開
口部35に保持された状態でトレイ31にセットされる。
ここで、カートリッジ装着部12にはインク導入針41が設置されている。インク導入
針41は印刷ヘッド2に連通するインク流路42の上流端に取り付けられている。インク
カートリッジ11がカートリッジ装着部12に装着されると、インク導入針41はトレイ
31の開口部35に保持されたインクパック32の供給部38に挿入される。これにより
、インクパック32は、インク導入針41およびインク流路42を介して印刷ヘッド2に
連通する。従って、インクパック32内のインク40は印刷ヘッド2に供給可能となる。
用紙カセット13は箱型のトレイ31を備える。トレイ31には単票の印刷用紙45が
積層された状態で収納される。用紙カセット13がカセット装着部14に装着されると、
用紙カセット13に収納された印刷用紙45が印刷ヘッド2による印刷位置Aに供給可能
となる。すなわち、図2に示すように、用紙カセット13がカセット装着部14内におけ
る装着位置13Aに配置されると、用紙供給機構21の供給ローラー22が用紙カセット
13内の印刷用紙45に当接する。従って、供給モーター23の駆動によって供給ローラ
ー22が駆動されると、用紙カセット13内の印刷用紙45が用紙搬送経路15に供給さ
れる。
図2に示すように、インクカートリッジ11および用紙カセット13がプリンター1に
セットされた状態で外部の機器からプリンター1に印刷データが供給されると、プリンタ
ー1は、供給モーター23および搬送モーター26を駆動して、用紙カセット13内の印
刷用紙45を用紙搬送経路15に沿って1枚ずつ搬送する。また、プリンター1は、印刷
ヘッド2を駆動して印刷位置Aを通過する印刷用紙45にインク40を吐出する。これに
より、プリンター1は印刷用紙45に印刷データを印刷する。そして、印刷が施された印
刷用紙45は排紙口7を介して排紙トレイ8に排出される。
ここで、プリンター1は、カートリッジ装着部12に装着されたインクカートリッジ1
1の各インクパック32内のインク40を撹拌する撹拌機構51を備える。
(撹拌機構)
次に、図2乃至図4を参照して撹拌機構51を説明する。図3はカートリッジ装着部1
2、インクカートリッジ11および撹拌機構51を上方から見た場合の平面図である。撹
拌機構51は、カセット装着部14に着脱される用紙カセット13の移動に伴って各イン
クパック32を押圧する。
図2に示すように、撹拌機構51はカートリッジ装着部12に装着されたインクカート
リッジ11の上方に位置する。図3に示すように、撹拌機構51は、各インクパック32
を押圧する4つのローラー(押圧部材)52と、用紙カセット13の着脱方向への移動に
伴って4つのローラー52を着脱方向に移動させるリンク機構53とを備える。用紙カセ
ット13の着脱方向は前後方向Xである。
リンク機構53は、ローラー52を支持する支持部材55と、支持部材55を着脱方向
に移動可能に支持する一対のレール(案内部材)56と、用紙カセット13がカセット装
着部14に挿入されていないときに支持部材55を所定位置に付勢する付勢部材57とを
有する。
図2に示すように、支持部材55は、幅方向Yに延びる軸部58と、支軸から下方に延
びる4本の腕部59を備える。図3に示すように、4本の腕部59は幅方で等間隔に設け
られている。各腕部59は軸部58から下方に延びる第1腕部分59aと第1腕部分59
aの下端から前方X1に延びる第2腕部分59bを備える。第2腕部分59bの先端部分
にはローラー52が回転可能に取り付けられている。一対のレール56は、幅方向Yにお
けるインクカートリッジ11を間に挟んだ両側で前後方向Xに延びる。一対のレール56
は支持部材55の軸部58の幅方向Yの両端部分を下方から支持する。支持部材55が一
対のレール56に支持された状態では、各腕部59および各腕部59に取り付けられたロ
ーラー52は、各インクパック32の上方に位置する。ここで、図2に示すように、軸部
58はカセット装着部14に挿入された用紙カセット13(用紙カセット13の後面)に
当接可能である。
支持部材55は軸部58の軸線回りに回転可能な状態で一対のレール56に支持されて
いる。従って、支持部材55は、各ローラー52を、当該ローラー52の自重によって当
該ローラー52が各インクパック32を下方に押圧する状態で支持する。付勢部材57は
、支持部材55をローラー52がケース3内の前端部分に位置する前方位置55A(図4
参照)に付勢する。付勢部材57はコイルバネである。なお、支持部材55は、ローラー
52が下方(インクパック32に当接する方向)に向かう回転方向に支持部材55を付勢
する第2の付勢部材を備えてもよい。
ここで、図2に示すように、撹拌機構51は、用紙カセット13がカセット装着部14
内で印刷用紙45の印刷位置Aへの供給が可能となる装着位置13Aに配置されたときに
、ローラー52をインクパック32から離間させる第1離間機構61を備える。第1離間
機構61は、ケース3内に設けられた当接部であり、用紙カセット13が装着位置13A
に配置されたときに、用紙カセット13とともに後方X2に移動してきた支持部材55に
後方X2から当接して、支持部材55を軸部58回りに回転させる。これにより、ローラ
ー52を上方に移動させて、インクパック32から離間させる。なお、第1離間機構61
は、インクカートリッジ11の側に設けられていてもよい。すなわち、インクカートリッ
ジ11の後端部分に各インクパック32の供給部を38上方から被う板部材を取り付けて
、この板部材を支持部材55に後方X2から当接する当接部(第1離間機構61)とする
こともできる。
また、撹拌機構51は、用紙カセット13が、カセット装着部14から外部に引き出さ
れたときに、ローラー52をインクパック32から離間させる第2離間機構62を備える
。第1離間機構61は、ケース3内に設けられたローラー52の載置部であり、用紙カセ
ット13がカセット装着部14から外部に引き出されて支持部材55が前方位置55Aに
配置される際に、ローラー52が乗り上げて、支持部材55を軸部58回りに回転させる
。これにより、ローラー52が上方に移動して、インクパック32から離間する。
(撹拌動作)
次に、図4および図2を参照して撹拌機構51によるインクパック32内のインク40
の撹拌動作を説明する。まず、プリンター1のカートリッジ装着部12にはインクカート
リッジ11が装着されているものとする。
図4(a)に示すように、用紙カセット13が前方X1からカセット装着口6を介して
カセット装着部14に挿入されと、用紙カセット13(用紙カセット13の後面)は前方
X1から軸部58に当接する。従って、図4(b)に示すように、用紙カセット13がカ
セット装着部14内を装着位置13Aに向かう方向(後方X2)に移動すると、用紙カセ
ット13が支持部材55(ローラー52)を後方X2に移動させる。よって、ローラー5
2は、その自重によってインクパック32を押圧しながら、押圧する位置を後方X2に向
かって変化させる。
また、用紙カセット13は、装着時に、付勢部材57の付勢力に抗して支持部材55を
後方X2に移動させる。従って、用紙カセット13をカセット装着部14から取り外す際
には、支持部材55は、付勢部材57の付勢力によって、前方位置55Aに戻る。支持部
材55(ローラー52)が前方X1に移動する際には、ローラー52は、その自重によっ
てインクパック32を押圧しながら、押圧する位置を前方X1に向かって変化させる。
ここで、ローラー52によって可撓性のインクパック32が押圧されれば、インク40
はインクパック32内で移動する。従って、インク40はインクパック32内で撹拌され
る。よって、インクパック32内のインク40(顔料インク)に濃度ムラが発生すること
を抑制できる。
また、撹拌機構51は、カセット装着部14に着脱される用紙カセット13の移動に伴
ってインクパック32を押圧する。すなわち、撹拌機構51は、印刷用紙45を補充する
ためなどに用紙カセット13がカセット装着部14から取り外される毎に、インクパック
32を押圧して、インク40を撹拌する。これにより、インクパック32内のインク40
が定期的に撹拌されるので、インクパック32内のインク40に濃度ムラが発生すること
を長期間に渡って抑制できる。
また、本例では、用紙カセット13が装着位置13Aに配置されたときに、ローラー5
2がインクパック32から離間する。このようにすれば、印刷用紙45が印刷位置Aに供
給されるときに、ローラー52がインクパック32を押圧しない。従って、ローラー52
がインクパック32を押圧する圧力によって、インクパック32から印刷ヘッド2に供給
されるインク40の圧力が変動することを防止できる。また、このようにすれば、用紙カ
セット13が装着位置13Aに配置されたときにローラー52とインクパック32とが干
渉しなくなるので、インクカートリッジ11をカートリッジ装着部12から引き抜くこと
が容易となる。すなわち、インクカートリッジ11の交換が容易となる。
さらに、本例では、用紙カセット13がカセット装着部14から外部に引き出されたと
きに、ローラー52がインクパック32から離間して、ローラー52とインクパック32
とが干渉しなくなる。従って、用紙カセット13がカセット装着部14から取り外された
ときに、インクカートリッジ11をカートリッジ装着部12から引き抜くことが容易とな
る。すなわち、インクカートリッジ11の交換が容易となる。
また、本例では、ローラー52がインクパック32を押圧するので、インクパック32
の表面を傷つけることを防止或いは抑制できる。
(実施例2)
次に、本発明を適用した実施例2のプリンターを説明する。本例のプリンター1Aは撹
拌機構51Aを除き、上記のプリンター1と同様の構成を備える。従って、同一の構成に
は同一の符号を付してその説明を省略する。
撹拌機構51Aは、インクパック32を押圧可能なローラー71と、用紙カセット13
の着脱方向(前後方向X)への移動に伴って、インクパック32を押圧する第1位置71
Aとインクパック32から離間する第2位置71Bとの間でローラー71を移動させるリ
ンク機構72を備える。
リンク機構72は、ローラー71を支持する支持部材73と、支持部材73を回動可能
に支持する一対の支持部74と、支持部材73を付勢する付勢部材75を備える。
支持部材73は、幅方向Yに延びる軸部77と、軸部77から前方X1に延びる4本の
腕部78と、軸部77から後方X2に延びる係止部79と、軸部77から上方に延びる当
接部80を備える。4本の腕部78および係止部79は幅方向Yで等間隔に設けられてい
る。腕部78と係止部79は、幅方向Yの同じ位置に設けられている。一対の支持部74
は、ケース3において幅方向Yでインクカートリッジ11を間に挟む両側に設けられてい
る。一対の支持部74は、軸部77の両端部分を軸部77の軸線回りに回転可能に支持す
る。ローラー71は腕部78の先端に回転可能に取り付けられている。
各腕部78および各腕部78に取り付けられたローラー71は、プリンター1の場合と
同様に、各インクパック32の上方に位置する(図3参照)。ここで、付勢部材75は、
コイルバネであり、係止部79が上方に移動する回転方向に支持部材73を付勢する。従
って、ローラー71は付勢部材75によって下方に付勢されて各インクパック32を押圧
可能である。
ここで、図5(a)に示すように、用紙カセット13が装着位置13Aに配置されると
、用紙カセット13は支持部材73の当接部80に当接して、支持部材73を軸部77の
軸線回りに回転させる。これにより、支持部材73は、腕部78は前方X1に水平に延び
、ローラー71が各インクパック32から上方に離間する第2位置71Bに配置された姿
勢となる。ローラー71が第2位置71Bに配置されると、付勢部材75は付勢力を蓄積
する。本例では、コイルバネが伸びて、その付勢力を蓄積する。
その後、印刷用紙45の補充のためなどに用紙カセット13がカセット装着部14から
引き出されると、図5(b)に示すように、用紙カセット13と当接部80との当接が解
除される。用紙カセット13と当接部80との当接が解除されると、支持部材73は付勢
部材75の付勢力およびローラー71の自重によって軸部77の軸線回りをローラー71
が下方に向かう方向に回転する。これにより、ローラー71は第1位置71Aに至り、各
インクパック32を上方から押圧する。
本例では、ローラー71の押圧によってインクパック32を変形させることができるの
で、インクパック32内のインク40が撹拌される。また、撹拌機構51Aは、ローラー
71をインクパック32に向かって付勢する付勢部材75を備えるので、ローラー71が
下方に移動したときに、インクパック32を確実に変形させることができる。
(その他の実施の形態)
上記の例では、撹拌機構51、51Aにおいてインクパック32を押圧するのは4本の
ローラー52、71であるが、ローラー52、71は、例えば、4本のローラーを一体化
した一本のローラー71でもよい。
また、上記の例では、撹拌機構51、51Aにおいてインクパック32を押圧する部材
はローラー52、71であるが、例えば、円柱形状の部材とすることもできる。
また、上記の例では、一つのトレイ31に複数のインクパック32が載置されているが
、インクカートリッジは、各インクパック32が独立したトレイ31に載置されている形
態のものとすることもできる。すなわち、インクカートリッジは、一つのトレイ31と当
該トレイに載置された一つのインクパック32から構成されており、このようなインクカ
ートリッジを各色のインク毎に備えるものとしてもよい。
また、上記の例では、カートリッジ装着部12はカセット装着部14の下方に設けられ
ているが、カートリッジ装着部12がカセット装着部14の側方に設けられている場合に
も、本発明を適用できる。この場合には、撹拌機構51、51Aをカートリッジ装着部1
2の側方に配置し、カセット装着部14に挿入される用紙カセット13の移動に伴って撹
拌機構51、51Aの各ローラー52、71が側方からインクパック32を押圧するもの
とする。
1・1A…プリンター(印刷装置)、2…印刷ヘッド(インクジェットヘッド)、3…ケ
ース、5…インクカートリッジ装着口、6…カセット装着口、7…排紙口、8…排紙トレ
イ、11…インクカートリッジ、12…カートリッジ装着部、13…用紙カセット(印刷
媒体収容容器)、13A…装着位置、14…カセット装着部(装着部)、15…用紙搬送
経路、16…湾曲経路部分、17…水平経路部分、18…プラテン、21…用紙供給機構
、22…供給ローラー、23…供給モーター、24…搬送機構、25…搬送ローラー対、
26…搬送モーター、31…トレイ、32…インクパック、33…底板、34…側板、3
5…開口部、37…収容袋、38…供給部、39…ホルダー、40…インク、41…イン
ク導入針、42…インク流路、45…印刷用紙(印刷媒体)、51・51A…撹拌機構、
52…ローラー、53…リンク機構、55…支持部材、55A…前方位置(所定位置)、
56…レール(案内部材)、57…付勢部材、58…軸部、59…腕部、59a…第1腕
部分、59b…第2腕部分、61…第1離間機構、62…第2離間機構、71…ローラー
、71A…第1位置、71B…第2位置、72…リンク機構、73…支持部材、74…支
持部、75…付勢部材、77…軸部、78…腕部、79…係止部、80…当接部、A…印
刷位置、X…前後方向、X1…前方、X2…後方、Y…幅方向、Z…上下方向。

Claims (9)

  1. インクジェットヘッドと、
    前記インクジェットヘッドに供給するインクを収容する可撓性のインクパックと、
    前記インクジェットヘッドによる印刷位置に供給される印刷媒体を収容する印刷媒体収
    容容器と、
    前記印刷媒体収容容器が着脱可能に装着される装着部と、
    前記装着部に着脱される前記印刷媒体収容容器の移動に伴って前記インクパックを押圧
    する撹拌機構と、を有することを特徴とする印刷装置。
  2. 請求項1において、
    前記撹拌機構は、前記インクパックを押圧する押圧部材と、前記印刷媒体収容容器の着
    脱方向への移動に伴って前記押圧部材を当該着脱方向に移動させるリンク機構と、を備え
    ることを特徴とする印刷装置。
  3. 請求項2において、
    前記リンク機構は、前記押圧部材を支持する支持部材と、前記支持部材を前記着脱方向
    に移動可能に支持する案内部材と、前記印刷媒体収容容器が前記装着部に挿入されていな
    いときに前記支持部材を所定位置に付勢する付勢部材と、を有し、
    前記印刷媒体収容容器は、当該印刷媒体収容容器が前記装着部内で前記印刷媒体の前記
    印刷位置への供給が可能となる装着位置に向かう方向に移動しているときに前記支持部材
    に当接して、前記付勢部材の付勢力に抗して、前記支持部材を移動させることを特徴とす
    る印刷装置。
  4. 請求項3において、
    前記撹拌機構は、前記印刷媒体収容容器が前記装着位置に位置したときに、前記押圧部
    材を前記インクパックから離間させる第1離間機構を備えることを特徴とする印刷装置。
  5. 請求項3または4において、
    前記撹拌機構は、前記印刷媒体収容容器が、前記装着部から外部に引き出されたときに
    、前記押圧部材を前記インクパックから離間させる第2離間機構を備えることを特徴とす
    る印刷装置。
  6. 請求項1において、
    前記撹拌機構は、前記インクパックを押圧可能な押圧部材と、前記印刷媒体収容容器の
    着脱方向への移動に伴って、前記インクパックを押圧する第1位置と前記インクパックか
    ら離間する第2位置との間で前記押圧部材を移動させるリンク機構と、を備えることを特
    徴とする印刷装置。
  7. 請求項6において、
    前記撹拌機構は、前記押圧部材を前記第1位置に向かう方向に付勢する付勢部材を備え
    ることを特徴とする印刷装置。
  8. 請求項2または6において、
    前記押圧部材は、ローラーであることを特徴とする印刷装置。
  9. 請求項1ないし8のうちのいずれか一項において、
    前記インクは、顔料インクであることを特徴とする印刷装置。
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