概要
様々な実施形態を関連する図面で以下で説明し例示する。特に断らない限り、実施形態および/またはその様々なコンポーネントは、本明細書で説明および/または図示した構造、コンポーネント、機能、および/または変形をのうち少なくとも1つを含んでもよいがこれは要件ではない。さらに、本教示と関連して本明細書で説明および/または図示した構造、コンポーネント、機能、および/または変形を他の同様な実施形態に含めてもよいがこれは要件ではない。様々な実施形態の以下の説明は、本質的に例示的なものにすぎず、決して本発明をその応用または利用に限定しようとするものではない。さらに、以下で説明する諸実施形態により提供される利点は本質的に例示的なものであって、全ての実施形態が同じ利点または同程度の利点を提供するものではない。
開示されたシステムは、中央コンソール(例えば、基本アセンブリ)からの端末装置の管理を解決でき、暗号化されたワイヤレス通信を提供でき、適合可能なデータ・フォーマットとストリームを有することができる。より具体的には、本明細書では、製造環境におけるワイヤレス・ゲージの管理を統合し、かつ/またはゲージ・ワイヤレス信号の送信/受信に対する配線および/または複数ユーザの必要性を排除できるシステムおよび方法を開示する。幾つかの実施形態では、システムがZigBeeまたは他のワイヤレス・ネットワーク・プロトコルに基づく1つまたは複数のワイヤレス装置アダプタを含んでもよい。当該システムを、かかる装置アダプタが大型部品上の様々な位置での測定実行と関連して動作できるようにするように構成してもよい。当該装置アダプタが、マイクロ・コントローラを、IEEE802.15.4ワイヤレス通信標準でZigBeeネットワーク・プロトコルをサポートするワイヤレス・サブシステム、および長距離でデータを受理および/または拒否するためのヒューマンインタフェースに結合してゲージ測定値を処理してもよい。
例えば、開示された諸実施形態が、ゲージのネイティブ通信プロトコルと無関係に、任意のワイヤレス・ゲージからのワイヤレス測定値信号を受理するためのZigBeeベースのアダプタを含んでもよい。より具体的には、ZigBee仕様に基づくワイヤレス・アダプタが、ゲージのネイティブ・プロトコルと独立に任意のワイヤレス・ゲージからゲージ・データのビット単位変換を実施してもよい。当該ワイヤレス・アダプタを、当該ゲージ・データを暗号化するように構成してもよい。幾つかの実施形態では、当該システムにより、ファームウェアの構成がメタデータおよび/または装置の関連付けを含むことができる。
幾つかの実施形態では、当該システムが、コンピュータで実行されている中央のソフトウェア(例えば、ワイヤレス・アダプタ管理ソフトウェア・アプリケーション)を介して制御可能であってもよい。当該ソフトウェアが、基地局ID(例えば、当該コンピュータに接続されたワイヤレス・ベース・アダプタの識別番号)を読み取り、ローカル・ネットワークをスキャンし、かつ/または個々の装置構成および/またはファームウェア・バージョンを管理してもよい。幾つかの実施形態では、開示されたシステムが、基地局から離れた位置からリモートに測定値入力を受理/拒否するための能力を依然として保ちつつ、操作者が完全に移動可能でありうるようにするためのワイヤレス受理/拒否入力装置(例えば、ワイヤレス・フィードバック装置)を備えてもよい。通信された測定値を表示してもよく、幾つかの例では、製造部品に沿った様々な位置から、例えば、大型ディスプレイで参照してもよい。
ワイヤレス・アダプタ(または装置)が特にZigBee−Pro標準プロトコルを利用して、暗号化されたワイヤレス通信を認証された送信により実現してももよい。ZigBee−Pro標準プロトコルは、以前のZigBee標準と下方互換である。幾つかの実施形態では、ワイヤレス・アダプタが、顕著なメタデータ、プロセス、識別番号、および/またはゲージに関連する較正日に沿ってゲージ読取値を送信(例えば、受信確認が受信されていない場合は、再送)するように構成されたネットワーク・スタックを含んでもよい。
より具体的には、システムが、コンピュータに接続されたワイヤレス基地局装置(例えば、ワイヤレス・ベース・アダプタ)に無線接続されたゲージを管理するようにソフトウェアにより構成可能であってもよい。当該ソフトウェアが、ゲージ・ネットワークを管理するための1組のオプション(および/または機能)を有してもよい。当該オプションにより、操作者は、(a)ネットワーク・コーディネータ装置(例えば、ワイヤレス・ベース・アダプタ)をセットアップし、(b)ゲージ・ネットワークをテストし、(c)ゲージを別のゲージ・ネットワークに転送し、かつ/または(d)ゲージ・ファームウェアを更新する(例えば、ワイヤレス・ゲージ・アダプタのファームウェアを更新する)ことができる。1つのファームウェア構成では、システムが生の測定データをキャプチャし、コンピュータに接続されたワイヤレス・ベース・アダプタのみに送信してもよい。別のファームウェア構成では、システムは、関連するゲージ番号のようなメタデータを測定データに追加してもよい。別のファームウェア構成では、システムが生のRS−232メッセージを送信してもよい。別のファームウェア構成では、システムが、Mitutoyo Digimaticプロトコルのような非標準シリアル・プロトコルを処理してもよく、処理された非標準シリアル・プロトコルをコンピュータに送信してもよい。
幾つかの実施形態では、コンピュータに接続された基地局ネットワーク・コーディネータ(例えば、ワイヤレス・ベース・アダプタ)は、FTDI USBシリアル・ポート・ドライバのようなUSBシリアル・ポート・ドライバを用いてCOMポート上でゲージ・データをコンピュータに送信してもよい。128ビットAES暗号化を用いてワイヤレス・リンク上で測定データをワイヤレス・ゲージ・アダプタからワイヤレス・ベース・アダプタに安全に送信することができ、(例えば、ワイヤレス・ベース・アダプタとコンピュータの間の)有線USBリンク上で送信された(例えば、測定データを含む)ペイロードを符号化または暗号化しなくてもよい。RS−232接続で動作するように設計された装置(例えば、ゲージ)に対して、ワイヤレス・リンクが完全に透過であってもよい。非標準プロトコルを有する装置(例えば、ゲージ)に対して、(例えば、ワイヤレス・ゲージ・アダプタの最新の構成に含まれる)ファームウェアがゲージ出力を人間が読める形に処理してもよい。当該ゲージ出力は、コンピュータのCOMポートに(例えば、ワイヤレス・リンク上でワイヤレス・ゲージ・アダプタからワイヤレス・ベース・アダプタへの送信、および、有線リンク上でワイヤレス・ベース・アダプタからCOMポートへの送信を介して)到着しうるものである。
幾つかの実施形態では、システムが、ZigBeeワイヤレス・アダプタがWindows(登録商標)バージョン6.xおよびLinux(登録商標)カーネル・オペレーティング・システムのような近代的なオペレーティング・システムに対するキーボード入力として動作できるようにするように構成された、ZigBeeワイヤレス・アダプタ向けのインタフェース(例えば、追加のインタフェース)を含んでもよい。かかる能力により、システムは当該システムに既に存在する標準USBキーボード・ドライバを使用でき、追加のドライバをインストールする必要はない。当該構成でワイヤレス・アダプタに接続されたゲージおよび/または装置が、測定データ(例えば、読取値)をフォーカスされている現在のテキスト入力にタイプする有効キーボードであってもよい。COMポートに到着するデータが、データ収集向けの企業製造システムに容易に利用可能であってもよい(かつ/または提供してもよい)。ゲージ・ネットワークから来るデータが、容易に解析できるフォーマットであってもよいので、当該システムがデータ収集を任意の特定のソフトウェアに制限しなくてもよい。ターゲットのデータ収集ソフトウェア・パッケージを、シリアルRS−232COMポート(例えば、シリアルRS−232COMポート入力)を読み取り、当該データ(例えば、入力)を解析するように構成できる限り、当該ゲージ・ネットワークの測定値とメタデータを読み取ることができる。例えば、幾つかの実施形態では、当該システムが、米国バージニア州フェアファックスのInfinityQS製のProFicientのような、統計的処理制御ソフトウェア向けのデータをキャプチャできる単純なCOMデータ・インタフェースを有してもよい。
1実施形態では、無線計量アダプタ(例えば、ワイヤレス・ゲージ・アダプタ)が、米国ミネソタ州ミネトンカのDigi International社製のXBeeマイクロプロセッサ(または他のZigBeeプロトコル・マイクロプロセッサ)および回路基板を備えてもよい。当該回路基板がZigBeePro(または他のZigBeeプロトコル)無線モジュール、汎用目的入出力(IO)マイクロ・コントローラ、再充電可能電源、電源、およびスリープ機能を有してもよい。
開示されたシステムは、RS−232通信を使用するゲージから、および、異なる通信プロトコルを使用する他のゲージから、測定データを取得し無線送信してもよい。幾つかの実施形態では、開示されたシステムは、1つまたは複数のゲージから高々115200kbpsのボーレートを処理することができる。
開示されたシステム内のワイヤレス装置(またはゲージ)アダプタを、大量のバッテリ寿命を有するように構成してもよい。例えば、接続性ステータスを示すためのハードビート指示を提供するファームウェアをユーザが選択したとき、開示されたシステムは、関連するアダプタに含まれるリチウムイオン・ポリマ・バッテリ(または他の電源)の再充電が必要である前の約二週間の期間、30、000個の読取値が可能である。
幾つかの実施形態では、開示されたシステムは、例えば、低電力エンドの装置モデム・ファームウェアを有する、基地局ごとに高々10個のワイヤレス・アダプタの接続性を提供することができる。幾つかの実施形態では、ルータ・モデム・ファームウェアを当該装置にインストールしてもよいが、幾つかのケースでは、バッテリ寿命が犠牲になりうる。また、ZigBeeワイヤレス基地局の実施形態では、ZigBeeワイヤレス基地局をコンピュータにUSBインタフェースを介して接続してもよい。USBインタフェースは、どれだけ多くのUSB装置およびCOMポートをコンピュータのハードウェアおよびオペレーティング・システムが扱えるかにより決まる接続基地局の量を制限するだけであろう。幾つかの実施形態では、ワイヤレス・ゲージ・アダプタが100メートルの距離(例えば、視線)まで、関連する基地局アダプタと通信してもよく、かかる通信は、大型アルミニウム外板や翼桁のような大型の金属物体(または部品)の存在下で弾力性を有し、それにより、とりわけ航空機製造環境における測定値収集を改善することができる。
様々な実施形態の諸態様をコンピュータ方法、コンピュータシステム、またはコンピュータプログラム製品として具現化してもよい。したがって、実施形態の諸態様が、専らハードウェアの実施形態、専らソフトウェアの実施形態(ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロ−コード等を含む)、またはソフトウェアおよびハードウェアの態様を組み合わせた実施形態の形をとってもよく、それらの全てを本明細書で一般に「回路」、「モジュール」、「アダプタ」、または「システム」と称することがある。さらに、実施形態の諸態様が、コンピュータ可読プログラム・コード/命令を埋め込んだコンピュータ可読媒体(または媒体)を有するコンピュータプログラム製品の形をとってもよい。
コンピュータ可読媒体の任意の組合せを利用してもよい。コンピュータ可読媒体はコンピュータ可読信号媒体および/またはコンピュータ可読記憶媒体であることができる。コンピュータ可読記憶媒体が電気、磁気、光、電磁気、赤外線、および/または半導体システム、機器、または装置、またはこれらの任意の適切な組合せを含んでもよい。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例が、1つまたは複数の配線を有する電気接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、読取専用メモリ(ROM)、消去可能プログラム可能読取専用メモリ(EPROMまたはフラッシュ・メモリ)、光ファイバ、ポータブル・コンパクト・ディスク読取専用メモリ(CD−ROM)、光記憶装置、磁気記憶装置、および/またはこれらの任意の適切な組合せ等を含んでもよい。本開示の状況では、コンピュータ可読記憶媒体が、命令実行システム、機器、または装置により使用されるかまたはこれらと関連するプログラムを含むかまたは格納できる、任意の適切な有形の媒体を含んでもよい。
コンピュータ可読信号媒体が、コンピュータ可読プログラム・コードを埋め込んだ伝播データ信号を、例えば、ベースバンドで、または、搬送波の一部としてを含んでもよい。かかる伝播信号が様々な形態をとってもよい。当該形態には、電磁気、光、および/またはそれらの任意の適切な組合せが含まれるがこれらに限られない。コンピュータ可読信号媒体が、コンピュータ可読記憶媒体ではなく、かつ、命令実行システム、機器、または装置により使用されるかまたはこれらと関連するプログラムを通信し、伝播し、または伝送できる、任意のコンピュータ可読媒体を含んでもよい。
コンピュータ可読媒体に組み込まれたプログラム・コードを、任意の適切な媒体を用いて送信してもよい。当該媒体には、ワイヤレス、ワイヤーライン、光ファイバケーブル、RF、等、および/またはこれらの任意の適切な組合せが含まれるがこれらに限られない。
実施形態の諸態様の動作を実行するためのコンピュータプログラム・コードを、Java(登録商標)、Smalltalk、C++等のようなオブジェクト指向プログラミング言語、およびCプログラミング言語のような従来の手続型プログラミング言語を含む、1つまたはまたは任意の組合せのプログラミング言語で書いてもよい。当該プログラム・コードを、専らユーザのコンピュータで、一部を当該ユーザのコンピュータで、スタンドアロンソフトウェア・パッケージとして、一部を当該ユーザのコンピュータおよび一部をリモートコンピュータで、または専ら当該リモートコンピュータまたはサーバで実行してもよい。後者のシナリオでは、当該リモートコンピュータを、ローカルエリアネットワーク(LAN)または広域ネットワーク(WAN)を含む任意の種類のネットワークを介して当該ユーザのコンピュータに接続してもよく、および/または、(例えば、インターネット・サービス・プロバイダを用いてインターネットを介して)外部コンピュータに接続してもよい。
実施形態の諸態様を、方法、機器、システム、および/またはコンピュータプログラム製品の流れ図および/またはブロック図を参照して以下で説明する。流れ図および/またはブロック図における各ブロックおよび/またはブロックの組合せをコンピュータプログラム命令により実装してもよい。当該コンピュータプログラム命令を汎用目的コンピュータ、特殊目的コンピュータ、または他のプログラム可能データ処理機器のプロセッサに提供してマシンを生成し、当該命令が、当該コンピュータまたは他のプログラム可能データ処理機器の当該プロセッサを介して実行され、流れ図および/またはブロック図の1つまたは複数のブロックで特定された機能/動作を実装するための手段を生成するようにしてもよい。
これらのコンピュータプログラム命令を、コンピュータ、他のプログラム可能データ処理機器、および/または他の装置に機能を特定の方式で機能するように指示するコンピュータ可読媒体に格納して、当該コンピュータ可読媒体に格納された命令が、流れ図および/またはブロック図の1つまたは複数のブロックで特定された機能/動作を実装する命令を含む製品を生成するようにすることもできる。
当該コンピュータプログラム命令をコンピュータ、他のプログラム可能データ処理機器、および/または他の装置にロードして、一連の動作ステップを当該装置で実施させコンピュータ実行型のプロセスを生成して、当該コンピュータまたは他のプログラム可能機器上で実行される命令が、流れ図および/またはブロック図の1つまたは複数のブロックで特定された機能/動作を実装するためのプロセスを提供するようにすることもできる。
図面における任意の流れ図および/またはブロック図は、様々な実施形態の諸態様に従う、システム、方法、およびコンピュータプログラム製品の可能な実装のアーキテクチャ、機能、および動作を示すものである。これに関して、各ブロックがモジュール、セグメント、またはコード部分を表してもよく、特定の論理機能(複数可)を実装するための1つまたは複数の実行可能命令を含む。幾つかの実装では、ブロックに記載した機能を図面に記載した順序とは別に実施してもよいことに留意されたい。例えば、含まれる機能に応じて、連続して示した2つのブロックの機能を実際には実質的に並列に実行してもよく、または当該ブロックの機能を場合によっては逆順で実行してもよい。各ブロックおよび/またはブロックの組合せを特定の機能または動作を実施する特殊目的ハードウェアベースのシステム(または特殊目的ハードウェアおよびコンピュータ命令の組合せ)により実装してもよい。
例、コンポーネント、および代替物
以下の例で、例示的な実施形態の選択した態様ならびに関連するシステムおよび/または方法を説明する。これらの例は、例示のためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。各例が1つまたは複数の相違なる発明、および/または文脈上のまたは関連する情報、機能、および/または構造を含んでもよい。
例1:
本例では、無線計量システム100および関連する方法および動作を説明する。図1乃至8を参照。
図1に示すように、システム100が、第1のサブシステム102のような1つまたは複数のワイヤレス送信サブシステムを含んでもよい。サブシステム102が、ゲージ104a−d、無線計量アセンブリ108、および基本アセンブリ112のような1つまたは複数のゲージ104(または他の同様な装置)を含んでもよい。ゲージ104aが、米国コネチカット州フェアフィールドのGeneral Electric社製のモデルCL5のような超音波厚さゲージであってもよい。ゲージ104bがデジタル・マイクロメータであってもよい。ゲージ104cがデジタル・ノギスであってもよい。ゲージ104dがデジタル・ダイヤル・インジケータであってもよい。これらの後者3つのゲージの例は、米国イリノイ州オーロラのMitutoyo America社により販売されている。しかし、他の実施形態では、他の測定値取得および/またはデジタル・ゲージを使用してもよい。
無線計量アセンブリ108が、ゲージ・アダプタ120a−dのような1つまたは複数のゲージ・アダプタ120を含んでもよい。これらは図1に概略的に示されている。ゲージ・アダプタ120a−dの各々がワイヤレス・ネットワーク・コントローラ、入出力コントローラ、および計量記憶装置を含んでもよい。例えば、アダプタ120aが、ワイヤレス・ネットワーク・コントローラ124、入出力コントローラ128、および計量記憶装置132を含むとして示されている。無線計量アセンブリ108がさらにワイヤレス・フィードバック装置136を含んでもよい。装置136が別のワイヤレス・ネットワーク・コントローラ140およびユーザ入力装置144を含んでもよい。下記でさらに説明するように、基本アセンブリ112がワイヤレス・ベース・アダプタ148および強化ラップトップのようなコンピュータ152を含んでもよい。
一般に、ゲージ104の1つまたは複数を(例えば、人間のユーザまたは操作者により手動で)操作して、製造部品156のような1つまたは複数の部品を測定してもよい。ゲージ104が、測定値をアセンブリ108の関連するゲージ・アダプタに出力してもよい。当該ゲージ・アダプタが夫々の通信信号を生成してもよい。当該関連するゲージ・アダプタが、例えば、IEEE802.15.4ワイヤレス通信標準を有するZigBeeネットワーク・プロトコルのようなワイヤレス・ネットワーク・プロトコルに従って、当該夫々の通信信号をベース・アダプタ148を無線送信してもよい。ベース・アダプタ148が、送信された通信信号(複数可)を無線で受信し、当該通信信号(複数可)をコンピュータ152のRS−232COMポート(またはUSBキーボード・インタフェースのような他の入力ポート)に出力してもよい。コンピュータ152(および/またはベース・アダプタ148)が部品156の測定値(複数可)を当該受信された通信信号(複数可)から決定してもよい。コンピュータ152(および/またはベース・アダプタ148)を、決定された測定値(複数可)を第1の記憶装置に格納するように構成してもよい。幾つかの実施形態では、第1の記憶装置が、コンピュータ152の記憶装置(例えば、関連するハード・ドライブ)、別のサブシステムの別のコンピュータに関連付けられた記憶装置(例えば、システム100の第2のサブシステム170のコンピュータ160のハード・ドライブ。下記でさらに詳細に説明する)、および/またはコンピュータ間ネットワークに関連付けられた記憶装置(例えば、イントラネット188に関連付けられたデータベース180および/またはサーバ184。エンタープライズまたは企業のイントラネット、エクストラネット、または広域ネットワークであってもよい)であってもよい。例えば、幾つかの実施形態では、第1の記憶装置が分散記憶装置であってもよく、他の実施形態では第1の記憶装置がローカル記憶装置であってもよい。
幾つかの実施形態では、コンピュータ152が、ゲージにより出力された測定値を表す表示信号を、コンピュータ152および/または大型ディスプレイ192のようなディスプレイ(または表示装置)に出力してもよい。当該操作者(例えば、ゲージの操作者、または別の人間の操作者)がディスプレイ信号を当該ディスプレイ上で参照し、ユーザ入力をワイヤレス・フィードバック装置136にユーザ入力装置144の動作を介して入力してもよい。ワイヤレス・ネットワーク・コントローラ140がユーザ入力を表すフィードバック信号をベース・アダプタ148に無線送信してもよい。ベース・アダプタ148が当該送信されたフィードバック信号を受信し、当該送信されたフィードバック信号をコンピュータ152に出力してもよい。コンピュータ152は、受信されたフィードバック信号に少なくとも部分的に基づいて、当該関連する決定された測定値を処理してもよい。例えば、表示されたディスプレイ信号により表される測定値が受理可能(例えば、正確)であると操作者が判定した場合、操作者はフィードバック装置136を用いて受理フィードバック信号をベース・アダプタ148に送信してもよい。かかる受理フィードバック信号に基づいて、コンピュータ152が測定値を第1の記憶装置に格納してもよい。
システム100の他のコンポーネントと関連してゲージ・アダプタ120aの構造と動作に関する明細をより詳細に説明する。システム100の他のゲージ・アダプタを、ゲージ・アダプタ120aと同様にシステム100内で構造化し動作させてもよく、したがって、ゲージ・アダプタ120aに関連する説明を他のゲージ・アダプタに同様におよび/または適切に適用することができる。
特に、ワイヤレス・ネットワーク・コントローラ124を、入出力コントローラ128に動作的に接続してもよい。入出力コントローラ128を、アセンブリ108(例えば、アダプタ120a)がゲージ104aに動作的に接続されたときに、測定値信号196をゲージ104aから受信するように構成してもよい。例えば、アセンブリ108を、データ・リンクがその間に確立されるときゲージ104aに動作的に接続してもよい。特に、確立されたデータ・リンクが入出力コントローラ128およびゲージ104aの出力ポートの間の有線接続であってもよく、他の例では当該データ・リンクがワイヤレス接続を含んでもよい。測定値信号196が、部品156の部分の厚さのような、ゲージ104aにより収集および/または出力された測定値200を表してもよい。入出力コントローラ128を、(例えば、測定値信号196に少なくとも部分的に基づいて)通信信号204を生成するように構成してもよい。通信信号204が、受信した測定値200(例えば、それを表すデータ)を含んでもよい。入出力コントローラ128を、通信信号204をワイヤレス・ネットワーク・コントローラ124に出力するように構成してもよい。ワイヤレス・ネットワーク・コントローラ124を、ワイヤレス・ネットワーク・プロトコルに従って通信信号204を無線で送信するように構成してもよい。上述のように、当該ワイヤレス・ネットワーク・プロトコルが、例えば、128ビット高度暗号化標準(AES)および64ビットネットワークIDを有する、IEEE802.15.4ワイヤレス通信標準に従うZigBeeネットワーク・プロトコルであってもよい。
ワイヤレス・ベース・アダプタ148を、送信された通信信号204をワイヤレス・ネットワーク・コントローラ124から無線で受信するように構成してもよい。コンピュータ152を、通信信号204をワイヤレス・ベース・アダプタ148から受信するように構成してもよい。コンピュータ152を、受信した通信信号204から測定値200を決定するように構成してもよい。コンピュータ152を、決定した測定値200を第1の記憶装置に格納するように構成してもよい。例えば、コンピュータ152を、測定値200を含む暗号化されたメッセージを、サーバ184および/またはデータベース180にイントラネット188を介して送信するように構成してもよい。例えば、コンピュータ152を、IEEE802.11ワイヤレスWPA2−Enterprise暗号化を有するワイヤレス・データ・リンクを介してイントラネット188に接続してもよい。サーバ184および/またはデータベース180が(またはサーバ184および/またはデータベース180を使用して)、とりわけ、部品156の部品測定データおよび/または組込みのデータを格納および/または処理してもよく、これにより統計的処理制御データの収集および/または分析を可能とすることができる。
幾つかの実施形態では、記憶装置132を1つまたは複数のゲージ固有データを格納するように構成してもよく、入出力コントローラ128を、当該1つまたは複数のゲージ固有データのうち少なくとも1つを用いて通信信号204を生成するように構成してもよい。例えば、記憶装置132を、ゲージ・タイプ、ゲージに関連付けられたプロセス、ゲージの識別番号、ゲージの較正、および/または他の顕著なゲージ・メタデータのような、ゲージに関連するメタデータを格納するように構成してもよい。
幾つかの実施形態では、ゲージ104aを、複数のフォーマットのうち第1のフォーマットに従ってフォーマットされた測定値200を用いて測定値信号196を出力するように構成してもよい。当該複数のフォーマットがそれぞれ、様々な適切なゲージ、ゲージ・アダプタ、および/またはメタデータ送信構成に関連付けられた様々なフォーマットに対応してもよい。例えば、ゲージ104aに関連付けられた第1のフォーマットが非標準シリアル・プロトコルでの生の測定値出力に対応してもよい。かかる実施形態では、とりわけ、入出力コントローラ128を、当該複数のフォーマットのうち第2のフォーマットに従ってフォーマットされた測定値200を用いて通信信号204を生成するように構成してもよい。例えば、当該第2のフォーマットが、(例えば、RS−232接続で送信されるように構成された)標準化されたシリアル・プロトコル、および/または、そこに追加された上述のゲージ固有データのうち1つまたは複数を有する生の測定値200に対応してもよい。入出力コントローラ128による測定値信号196のかかる再フォーマットにより、夫々のゲージのネイティブ・プロトコルの間の差異と無関係に、システム100が測定値を様々なゲージから無線送信し、これらの測定値をコンピュータ152に入力してもよい。さらに、追加されたメタデータにより、最近較正されたゲージから測定値を特定するといった、改善された統計的処理制御および分析を可能とすることができる。下記でさらに詳細に説明するように、他の動作の中でも、ゲージ・アダプタ120aによる測定値信号のかかる再フォーマットを、そこにインストールしたファームウェアにより制御および/または実装してもよい。当該ファームウェアをシステム100により無線で更新してもよい。
測定値収集のさらなる改善をもたらすため、表示装置192(例えば、大型ディスプレイ)を、コンピュータ152に動作的に接続してもよい。上述のように、表示装置192を、コンピュータ152から受信した表示信号を表示するように構成してもよい。例えば、コンピュータ152を、ゲージ104aにより出力された測定値200を表す表示信号220を表示装置192に出力するように構成してもよい。例えば、操作者が測定値200を表すデータをアセンブリ108のリモート位置から参照できるように、表示装置192を、ディスプレイ信号220を受信し、(例えば、視覚的に)ディスプレイ信号220を表示するように構成してもよい。
かかる構成により、操作者は、コンピュータ152、ゲージ・アダプタ120a、および表示装置192のうち1つまたは複数に隣接する必要なく、部品156の周りを移動し、かつ/または測定値200を受理/拒否することができ、これにより、品質保証および/または統計的処理制御データ収集を実施するときの機敏性を高めることができる。例えば、図1に概略的に示すように、ゲージ・アダプタ120aが第1の筐体250を含んでもよい。筐体250が入出力コントローラ128、ワイヤレス・ネットワーク・コントローラ124、および記憶装置132をサポートしてもよい。やはり図1に概略的に示すように、ワイヤレス・フィードバック装置136が第2の筐体254を含んでもよい。第2の筐体254が第1の筐体250に対して物理的に独立で独立に移動可能であってもよい。第2の筐体254がユーザ入力装置144およびワイヤレス・ネットワーク・コントローラ140をサポートしてもよい。上述のように、ユーザ入力装置144を、表示装置192に表示された測定値200に関連するユーザ(例えば、操作者)により選択可能な複数の入力の1つに対応するユーザ入力を受信するように構成してもよい。ワイヤレス・ネットワーク・コントローラ140を、当該ユーザ入力を表すフィードバック信号258をコンピュータ152にワイヤレス・ベース・アダプタ148を介して無線で送信するように構成してもよい。
特に、(例えば、ユーザ入力装置144に含まれる)ワイヤレス・フィードバック装置136の複数の入力が、第2のサブシステム170のワイヤレス・フィードバック装置264の筐体に接続されるとして示されている複数のボタン262と同様に、複数のユーザ操作可能ボタンを含んでもよい。例えば、ユーザ入力装置144が受理ボタンおよび拒否ボタンを含んでもよい。幾つかの実施形態では、ワイヤレス・フィードバック装置136、264のうち1つまたは複数がHIDキーボード入力ワイヤレス装置であってもよい。例えば、ユーザ入力装置144の受理ボタンが「Y」ワイヤレス・キーボード入力(または他の適切な肯定文字または受理信号)に対応してもよく、ユーザ入力装置144の拒否ボタンが「N」ワイヤレス・キーボード入力(または他の適切な否定文字または拒否信号)に対応してもよい。したがって、ユーザ入力装置144により、ワイヤレス・フィードバック装置136は測定値(例えば、測定値200)に関連する指示を(例えば、ユーザ)から受信することができる。
例えば、当該指示をユーザ入力装置144で手動で入力してもよく、当該指示がユーザにより選択可能な(例えば、入力またはボタン262と同様な)複数の入力のうち少なくとも1つに対応してもよい。したがって、上述したの同様に、無線計量アセンブリ108(例えば、ゲージ・アダプタ120a)を、測定値信号196をゲージ104aから受信するように構成してもよい。測定値信号196が、ゲージ104aにより出力された測定値200を表してもよい。無線計量アセンブリ108(例えば、ゲージ・アダプタ120a)を、測定値信号196を表す通信信号204を無線で送信するようにさらに構成してもよい。基本アセンブリ112を、送信された通信信号204を(例えば、ベース・アダプタ148を介して)無線で受信するように構成してもよい。(例えば、受信した通信信号204に少なくとも部分的に基づいてコンピュータ152により生成された)ディスプレイ信号220が、ゲージ104aにより出力された測定値200の指示を含んでもよい。基本アセンブリ112(例えば、コンピュータ152)を、ディスプレイ信号220を表示装置192に通信するように構成してもよい。無線計量アセンブリ108(例えば、フィードバック装置136)を、入力された指示を表す(例えば、どの入力がユーザ入力装置144でユーザにより選択可能であったかを表す)フィードバック信号258を無線で送信するように構成してもよい。基本アセンブリ112(例えば、ベース・アダプタ148)を、フィードバック信号258を無線で受信するように構成してもよい。上述したのと同様に、ワイヤレス・フィードバック装置136が、ゲージ・アダプタ120aに対して物理的に独立で独立に移動可能であってもよい。かかる構成により、品質保証および/または統計的処理制御データ収集(例えば、とりわけ、部品156の測定値の収集および受理/拒否)の人間工学的効率を高めることができる。
前述したように、システム100が、第2のサブシステム170のような1つまたは複数の追加のワイヤレス・サブシステムを含んでもよい。これらの追加のサブシステムの各々が(例えば、基本アセンブリ112と同様な)基本アセンブリ、および(例えば、無線計量アセンブリ108と同様な)無線計量アセンブリを含んでもよい。例えば、第2のサブシステム170は、コンピュータ160およびワイヤレス・ベース・アダプタ274を含む基本アセンブリ270と、ワイヤレス・フィードバック装置264および複数のゲージ286a−dに接続された複数のゲージ・アダプタ282a−dを備える無線計量アセンブリ278とを含むとして図1に示されている。ゲージ286を、追加の製造部品290のような部品156および/または別の部品を測定するように動作させてもよい。
幾つかの実施形態では、システム100のゲージ・アダプタ282(例えば、関連する1つまたは複数のゲージ)のうち1つまたは複数をサブシステムの間で交換(または当該サブシステムのうち1つまたは複数に追加)してもよい。かかる実施形態では、とりわけ、システム100を、下記でさらに詳細に説明するように、1つまたは複数のゲージ・アダプタのネットワークIDを識別し特定のワイヤレス・ベース・アダプタにリンクできるように構成してもよい。
幾つかの実施形態では、他の再構成の中でも、システム100のゲージ・アダプタの1つまたは複数をゲージ間で交換してもよく、かつ/または、新たなゲージに接続してもよい。かかる実施形態では、とりわけ、関連する1つまたは複数のゲージ・アダプタのファームウェアを、下記でさらに詳細に説明するように、関連するベース・アダプタからのワイヤレス送信を介して更新してもよい。
幾つかの実施形態では、様々なサブシステムからのディスプレイ信号を(例えば、並列に)ディスプレイ192に表示してもよい。しかし、幾つかの実施形態では、当該サブシステムのうち1つまたは複数が、関連するディスプレイ信号が表示される(例えば、60”フラットパネルディスプレイ、またはユーザによる遠くからの測定値の視覚的検証に適した他の比較的大型なディスプレイのような)専用ディスプレイを有してもよい。
幾つかの実施形態では、専用ディスプレイが装置136のような関連するワイヤレス・フィードバック装置から分離してもよく、図1の表示装置192から分離してもよい。しかし、幾つかの実施形態では、当該ディスプレイのうち1つまたは複数を、1つまたは複数の関連付けられたワイヤレス・フィードバック装置に含めてもよい。例えば、ディスプレイ192が比較的小さくてもよく、筐体254に接続してもよい。さらに、幾つかの実施形態では、無線計量アセンブリのうち1つまたは複数が複数の関連するゲージ・アダプタでインデックス付けした複数のワイヤレス・フィードバック装置を含んでもよく、統合機能を有する共通の筐体に含めてもよい。
システム100の例示的な態様をさらに詳細に説明する。特に、図2は例示的なゲージ・アダプタ120のさらに詳細なブロック図を示す。例えば、入出力コントローラ128がハードウェア割込みデータ・バッファ304を有するアプリケーション・マイクロ・コントローラ300、RAM測定値バッファ308、測定データをフォーマットするためのCPU(またはプロセッサ)312、および無線プロセッサ・インタフェース316を含んでもよい。ワイヤレス・ネットワーク・コントローラ124が、無線プロセッサ特殊用途向け集積回路(ASIC)320、モデムASIC324、およびアンテナ326を含んでもよい。無線プロセッサASIC320が、マイクロ・コントローラ・インタフェース328、符号化/復号化デジタル・ワイヤレス・パケット(またはフレーム)のためのプロセッサ332、データ・バッファ336、およびモデム・インタフェース340を含んでもよい。モデムASIC324が無線プロセッサ・インタフェース344、変調器/復調器ユニット348、およびアンテナ・インタフェース352を含んでもよい。ゲージ・アダプタ120aがさらに(再充電可能)電源356、電源スイッチ360、およびライト364を含んでもよい。
例えば、電源スイッチ360がOFF状態からON状態に操作されたとき、電源356を、マイクロ・コントローラ300、無線プロセッサASIC320、モデムASIC324、記憶装置132、およびライト364のようなゲージ・アダプタ102の回路に電力を供給するように構成してもよい。電源356を、例えば、ゲージ・アダプタ120のUSBポートを介して再充電するように構成してもよい。
マイクロ・コントローラ300のバッファ304を(例えば、適切なインタフェースを介して)ゲージ104のゲージ・データ出力368に接続してもよい。無線プロセッサ・インタフェース316をマイクロ・コントローラ・インタフェース328に接続してもよい。モデム・インタフェース340を無線プロセッサ・インタフェース344に接続してもよい。アンテナ・インタフェース352をアンテナ326に接続してもよい。ライト364を、マイクロ・コントローラ300に接続してもよく、ゲージ・アダプタ120のネットワークIDを示す視覚的信号を、例えば、そのように要求されたときに、ユーザに放出するように制御してもよい。これについては下記でさらに詳細に説明する。
図3はワイヤレス・ベース・アダプタ148のさらに詳細なブロック図を示す。例えば、アダプタ148がアプリケーション・マイクロ・コントローラ400、無線プロセッサASIC404、モデムASIC408、アンテナ412、USB変換集積回路(IC)416、およびUSB人間のインタフェース装置(HID)キーボード変換器(またはマイクロ・コントローラ)420に対するI2Cを含んでもよい。マイクロ・コントローラ400が、汎用非同期送受信回路(UART)424、RAM測定値バッファ428、測定データをフォーマットするためのCPU432、および無線プロセッサ・インタフェース436を備えてもよい。アダプタ148が、ローカル・ネットワークに含まれたネットワーク識別情報またはゲージのゲージ識別情報を格納するためのような、ローカル記憶装置438を有してもよい。
ゲージ・アダプタ120の無線プロセッサASIC320と同様に、無線プロセッサASIC404がマイクロ・コントローラ・インタフェース440、符号化/復号化デジタル・ワイヤレス・パケット(またはフレーム)向けプロセッサ444、データ・バッファ448、およびモデム・インタフェース452を含んでもよい。ゲージ・アダプタ120aのモデムASIC324と同様に、モデムASIC408が無線プロセッサ・インタフェース456、変調器/復調器ユニット460、およびアンテナ・インタフェース464を含んでもよい。USB変換IC416が別のUART468およびUSB信号変換ユニット472を含んでもよい。
図3に示すように、アンテナ412をアンテナ・インタフェース464に接続してもよい。無線プロセッサ・インタフェース456をモデム・インタフェース452に接続してもよい。マイクロ・コントローラ・インタフェース440を無線プロセッサ・インタフェース436に接続してもよい。マイクロ・コントローラ400のUART424をUSB変換IC416のUART468および変換器420に接続してもよい。USB信号変換ユニット472をコンピュータ152のUSBポート476(例えば、第1のUSBポート)に接続してもよい。同様に、変換器420をコンピュータ152のUSBポート476(例えば、第2のUSBポート)に接続してもよい。USBポート476を、例えば入出力バスを介して、例えばワイヤレス・アダプタ管理システムを実行および/または操作するためにコンピュータ152の1つまたは複数のシステム・コンポーネント480に接続してもよい。
図4は、1実施形態により(および/またはそれと関連して)実施される例示的な動作を示す流れ図であり、プログラムの完全なプロセスまたは全てのステップについては記載していないかもしれない。特に、図4は、一般的に500で示した方法の複数のステップを示す。当該ステップを、システム100と関連して実施してもよい。例えば、システム100の諸態様を後述の方法のステップの実施において利用してもよい。適切な場合は、各ステップを実行する際に使用できる前述のコンポーネントおよびシステムを参照してもよい。これらの参照は例示のためであって、当該方法の任意の特定のステップを実行する可能な方法を限定する意図はない。
示したように、方法500が、人間の操作者がゲージ測定値を、例えば、ゲージ104aでトリガするステップ504を含んでもよい。例えば、当該ゲージ測定値が前述の測定値200に対応してもよい。ステップ504で、ハードウェア割込みデータ・バッファ304(図2を参照)が、測定値200(または測定値信号196)を出力368から受信してもよい。
方法500がさらに、ゲージ・アダプタが測定メッセージ(例えば、通信信号204)をベース・アダプタ(例えば、ベース・アダプタ148)に無線で送信するステップ508を含んでもよい。例えば、ステップ508で測定値200および/または測定値信号196(例えば、計量記憶装置132からのゲージ固有データ)をRAM測定値バッファ308に格納してもよい。CPU312が、測定値200および/または測定値信号196(および/またはゲージ固有データ)をフォーマットして、通信信号204を生成してもよい。通信信号204を無線プロセッサ・インタフェース316からマイクロ・コントローラ・インタフェース328へ送信してもよい。プロセッサ332が通信信号204を1つまたは複数のデジタル・ワイヤレス・パケット(またはフレーム)に符号化してもよく、1つまたは複数のデジタル・ワイヤレス・パケット(またはフレーム)をデータ・バッファ336にロードして、モデム・インタフェース340から無線プロセッサ・インタフェース344に渡してもよい。ユニット348が、通信信号204(例えば、1つまたは複数のデジタル・フレーム)を、例えばZigBeeネットワーク・プロトコルのようなワイヤレス・ネットワーク・プロトコルに従って変調してもよい。アンテナ・インタフェース352が、変調された通信信号204をアンテナ326に出力してもよい。アンテナ326が、変調された通信信号204をベース・アダプタ148に無線送信してもよい。
方法500がさらに、ベース・アダプタ148が通信信号204のような測定メッセージをコンピュータ152に出力するステップ512を含んでもよい。例えば、ステップ512で、アンテナ412(図3を参照)が変調された通信信号204を受信し、変調された通信信号204をユニット460にインタフェース464を介して送信してもよい。ユニット460が、変調された通信信号204を復調してもよい。変調された通信信号204をデータ・バッファ448にインタフェース456、452を介してロードしてもよい。プロセッサ444が、符号化された通信信号240の1つまたは複数のデジタル・ワイヤレス・パケット(またはフレーム)を復号化してもよい。復号化された通信信号204をCPU432にインタフェース440、436を介して渡してもよい。CPUが、復号化された通信信号204に含まれる測定データ(例えば、測定値200)をフォーマットして、フォーマットされた通信信号204を生成してもよい。フォーマットされた通信信号204をバッファ428に格納し、UART424を介してコンピュータ152に出力してもよい。例えば、UART424が、フォーマットされた通信信号240を、コンピュータ152のUSB476にIC416(例えば、UART468およびUSB信号変換ユニット472)および変換器420のうち1つまたは複数を介して出力してもよい。IC416がコンピュータ152に対する「仮想」COMポートを形成してもよい。変換器420が、(例えば、変換器420に含まれる)別のマイクロ・コントローラへのI2Cインタフェースであってもよい。当該別のマイクロ・コントローラは、USB HIDキーボード入力へのデータ変換を実施してもよい。かかる構成により、ベース・アダプタ148が、送信データ(例えば、測定メッセージを含むフォーマットされた通信信号204)をワイヤレス・アダプタ管理ソフトウェアに従来のCOMポートを介して送信できるだけでなく、入力データ(例えば、測定値200のような測定値)を(例えば、ゲージ・アダプタ120a−dおよびゲージ104a−dを含む)ゲージ・ネットワークからスプレッド・シート、テキスト・ドキュメント、またはテキスト入力ボックスにキーボードと同様な形式で送信できるようにしてもよい。
図4に示すように、方法500がさらに、コンピュータ152が測定メッセージを表す情報を人間の操作者に表示するステップ516を含んでもよい。例えば、ステップ516で、コンピュータ152のコンポーネント480が、フォーマットされた通信信号204に少なくとも部分的に基づいてディスプレイ信号220(図1を参照)を生成し、ディスプレイ信号をディスプレイ192に出力してもよい。ディスプレイ192はディスプレイ信号220を表示してもよく、それにより、測定メッセージを表す情報を人間の操作者に表示する。例えば、ディスプレイ192上の信号220の表示が、ディスプレイ192上の測定値200の視覚的表現を生成するステップを含んでもよい。人間の操作者は当該視覚的表現を、ストリンガの反対側のような遠方から参照することができる。
方法500がさらに、人間の操作者が、ワイヤレス・フィードバック装置136(図1を参照)のようなリモート入力装置を用いて受理/拒否入力をコンピュータ152に無線で送信するステップ520を含んでもよい。例えば、ステップ520で、人間の操作者が測定値200をディスプレイ192で参照し、フィードバック信号258をネットワーク・コントローラ140からベース・アダプタ148に送信するようにユーザ入力装置144を操作してもよい。
方法500がさらに、測定メッセージを受理できるかどうかを判定するステップ524を含んでもよい。例えば、ステップ524で、ベース・アダプタ148がフィードバック信号258をコンピュータ152に送信してもよい。フィードバック信号258に少なくとも部分的に基づいて、コンピュータ152が当該測定メッセージ(例えば、測定値200および/または対応する通信信号204)が受理可能であるかどうかを判定してもよい。特に、フィードバック信号258が受理入力に対応する場合、コンピュータ152が、当該測定メッセージが受理可能であるであると判定してもよい。しかし、フィードバック信号258が拒否入力に対応する場合、コンピュータ152が当該測定メッセージを受理できないと判定してもよい。当該測定メッセージが受理可能であると判定された場合、方法500は、当該測定メッセージを例えば第1の記憶装置に格納するステップ528に進んでもよい。しかし、当該測定メッセージを受理できないと判定された場合、方法500は当該測定メッセージを格納しないステップ532に進んでもよい。例えば、ステップ532で当該測定メッセージを無視してもよく、かつ/または、別のゲージ測定をトリガするように(例えば、ディスプレイ192上のメッセージを介して)人間の操作者に指示してもよい。
図5は、1実施形態により(および/またはそれと関連して)実施される例示的な動作を示す流れ図であり、プログラムの完全なプロセスまたは全てのステップについては記載していないかもしれない。特に、図5は、一般的に600で示したゲージ測定値を通信するための方法の複数のステップを示す。当該ステップを、システム100と関連して実施してもよい。例えば、システム100の諸態様を後述の方法のステップで利用してもよい。適切な場合は、各ステップを実行する際に使用できる前述のコンポーネントおよびシステムを参照してもよい。これらの参照は例示のためであって、当該方法の任意の特定のステップを実行する可能な方法を限定する意図はない。
示したように、方法600が、ゲージにより出力された測定値(例えば、測定値200)を表す測定値信号(例えば、測定値信号196)をゲージ(例えば、ゲージ104a)から受信するステップ604を含んでもよい。例えば、ステップ604で、入出力コントローラ128が、測定値信号196をゲージ104aから受信してもよい。幾つかの実施形態では、ゲージが、複数のフォーマットのうち第1のフォーマットに従ってフォーマットされた測定値を有する測定値信号を出力してもよい。例えば、ゲージ104aが、第1のフォーマットに従ってフォーマットされた測定値200を有する測定値信号196を出力してもよい。測定値200においては、所定の幾つかのビットが、生の状態の測定値200に対応する測定値信号196においてゲージ104aにより出力される。他の実施形態では、第1のフォーマットに従ってフォーマットされた測定値200が、測定値200およびそれに続く測定値信号196内のキャリッジ・リターン(または他のインジケータ)に対応してもよい。
方法600がさらに、受信した測定値を含む通信信号(例えば、通信信号204)を生成するステップ608を含んでもよい。例えば、ステップ608で、入出力コントローラ128が通信信号204を生成してもよい。幾つかの実施形態では、方法600がさらに、本明細書で説明したゲージ・タイプ、ID、および/または他のゲージ固有のメタデータのようなゲージ固有情報を記憶装置(例えば、記憶装置132)に格納するステップを含んでもよい。かかる実施形態では、ステップ608が、(例えば、装置132に格納された)ゲージ固有情報を有する通信信号204を生成するステップを含んでもよい。例えば、通信信号204をゲージ固有情報で生成するステップが、当該ゲージ固有情報を受信した測定値に追加するステップを含んでもよい。
幾つかの実施形態では、方法600がさらに(および/またはステップ608が)複数のフォーマットのうち第2のフォーマットに従ってフォーマットされた測定値を有する通信信号を生成するステップを含んでもよい。例えば、当該第2のフォーマットが、測定値200に追記されかつ/または通信信号204に含まれているゲージ固有情報に対応してもよい。幾つかの実施形態では、当該第2のフォーマットが標準化されたシリアル・プロトコルに対応して(および/または従って)もよい。例えば、入出力コントローラ144を、測定値信号196のビット単位変換を実施して、測定値200を標準化されたシリアル・プロトコルに再フォーマットするように構成してもよい。
方法600がさらに、ワイヤレス・プロトコルに従って通信信号を無線で送信するステップ612を含んでもよい。例えば、ステップ612で、ゲージ・アダプタ120aのネットワーク・コントローラ124が、IEEE802.15.4ワイヤレス通信標準を有するZigBeeネットワーク・プロトコルに従って、通信信号204を無線送信してもよい。
方法600がさらに、送信された通信信号を無線で受信するステップ616を含んでもよい。例えば、ステップ616で、ベース・アダプタ148のモデムASIC408がアンテナ412を介して通信信号204を受信してもよい
方法600がさらに、受信された通信信号から測定値を決定するステップ620を含んでもよい。例えば、ステップ620で、通信信号204を、モデムASIC408、無線プロセッサ404、およびマイクロ・コントローラ400により処理し、UART424を介してコンピュータ152に出力してもよい。コンピュータ152のシステム・コンポーネント480が測定値200を受信した通信信号204から決定してもよい。
方法600がさらに、前述の第1の記憶装置のような第1の記憶装置にステップ620の決定された測定値を格納するステップ624を含んでもよい。幾つかの実施形態では、当該決定された測定値を、ユーザにより受理された場合にのみ、第1の記憶装置に格納してもよい。例えば、方法600がさらに、ボタン262のような1つまたは複数の入力に対応するユーザ入力を受信するステップを含んでもよい。当該複数の入力がユーザにより選択可能であってもよく、ステップ604でゲージにより出力された測定値に関連してもよい。より具体的には、方法600がさらに、コンピュータ152により表示装置192にディスプレイ信号220を出力するステップを含んでもよい。前述のように、ディスプレイ信号220がゲージ104aにより出力された測定値200を表してもよい。例えば、上述のユーザ入力を受信するステップが、装置136のようなワイヤレス・フィードバック装置上で、表示装置192に表示された測定値200に関連するユーザにより選択可能な複数の入力の1つに対応するユーザ入力を受信するステップを含んでもよい。かかる実施形態では、とりわけ、方法600がさらに、ワイヤレス・フィードバック装置により、信号258のようなフィードバック信号を無線で送信するステップと、受信されたフィードバック信号に少なくとも部分的に基づいて、決定された測定値を処理するステップとを含んでもよい。例えば、ユーザが測定値200を拒否したことを当該フィードバック信号が示す場合、コンピュータ152は測定値200を削除するかまたは無視してもよい。
幾つかの実施形態では、ステップ604、608、612を無線計量アセンブリ(例えば、アセンブリ108)により実施してもよい。例えば、無線計量アセンブリ108が、(例えば、ネットワーク・コントローラ124および入出力コントローラ128のうち1つまたは複数に含まれる)ファームウェアおよび第2の記憶装置(例えば、計量記憶装置132)を含んでもよい。かかる実施形態では、方法600がさらに、第2の記憶装置に無線計量アセンブリ108のファームウェアに対する第1の構成を格納するステップと、第1の記憶装置(例えば、データベース180および/またはコンピュータ152に関連付けられた別の記憶装置)で無線計量アセンブリ108のファームウェアに対する第2の構成を読み取るステップとを含んでもよい。方法600がさらに、無線計量アセンブリ108のファームウェアに対する第2の構成を無線計量アセンブリ108に無線で送信するステップと、無線計量アセンブリ108により、無線計量アセンブリ108のファームウェアに対する第2の構成を受信するステップとを含んでもよい。方法600がさらに、第2の記憶装置(例えば、記憶装置132)で、無線計量アセンブリ108のファームウェアに対する第1の構成を無線計量アセンブリ108のファームウェアに対する受信された第2の構成で置き換えるステップを含んでもよい。ファームウェアのかかる再構成により、システム100の関連するゲージからのデータ収集を改善することができ、ゲージ固有情報またはデータを1つまたは複数の関連する通信信号に含めることができ、かつ/または、収集した測定値(および/または関連するプロセス)を統計分析することができる。
例えば、図1に戻ると、無線計量アセンブリ108(例えば、ゲージ・アダプタ120a)が構成可能なファームウェアを含んでもよい。第1の記憶装置が、とりわけ、無線計量アセンブリ108(例えば、ゲージ・アダプタ120a)のファームウェアに対する第2の構成を格納してもよい。コンピュータ152を、無線計量アセンブリ108(例えば、ゲージ・アダプタ120a)のファームウェアに関する第2の構成を読み取るように構成してもよい。コンピュータ152を、無線計量アセンブリ108(例えば、ゲージ・アダプタ120a)のファームウェアに関する第2の構成を、ベース・アダプタ148を介してアセンブリ108(例えば、ゲージ・アダプタ120a)に無線で送信するように構成してもよい。アセンブリ108(例えば、ゲージ・アダプタ120a)を、当該ファームウェアの既存の第1の構成を当該ファームウェアに対する受信された第2の構成で置き換えるように構成してもよい。更新されたファームウェア構成のかかるワイヤレス送信により、アセンブリ108の1つまたは複数のゲージ・アダプタをより効率的に再構成することができる。当該ゲージ・アダプタにより、例えば、ゲージ・アダプタをより容易に接続でき、ゲージ・アダプタが異なるゲージからの測定値を無線送信でき、かつ/またはゲージ・アダプタをサブシステム間で交換することができる。
例えば、前述のように、ゲージ104aが複数のフォーマットのうち第1のフォーマットに従ってフォーマットされた測定値200を用いて測定値信号196を出力してもよい。第1の記憶装置が、当該複数のフォーマットごとに無線計量アセンブリ108(例えば、ゲージ・アダプタ120a)に対するファームウェアのバージョンを格納してもよい。コンピュータ152を、当該第1のフォーマットがゲージ(例えば、ゲージ104a)に対して適切であるという指示をユーザから受信するように構成してもよい。例えば、コンピュータ152で実行されているワイヤレス・アダプタ管理ソフトウェア・アプリケーションを、ユーザが当該指示をそれに入力できるように構成してもよい。コンピュータ152を、当該第1のフォーマットに対するアセンブリ108(例えば、ゲージ・アダプタ120a)のファームウェアのバージョンを読み取るように構成してもよい。コンピュータ152を、(例えば、当該第1のフォーマットに対する)ファームウェアの読み取ったバージョンをアセンブリ108(例えば、ゲージ・アダプタ120a)に無線で送信するように構成してもよい。アセンブリ108(例えば、ゲージ・アダプタ120a)を、送信されたファームウェアをインストールして、例えば、ゲージ・アダプタ120aが当該第1のフォーマットの測定値200を有する受信された測定値信号196を当該第2のフォーマットの測定値200を有する通信信号204に変換できるようにに構成してもよい。
上述のように、ゲージ104aが、複数のフォーマットのうち第1のフォーマットに従ってフォーマットされた測定値200を有する測定値信号196を出力してもよい。したがって、方法600のステップ604、608、612(図5を参照)がファームウェアを有する無線計量アセンブリ108(例えば、ゲージ・アダプタ120a)により実施される場合、方法600がさらに、当該複数のフォーマットごとに無線計量アセンブリのファームウェアのバージョンを第1の記憶装置(例えば、データベース180、コンピュータ152の記憶装置および/またはコンピュータ160の記憶装置)に格納するステップを含んでもよい。方法600がさらに、当該第1のフォーマットがゲージ104aに適切であるという指示をユーザから受信するステップを含んでもよい。例えば、ユーザは、コンピュータ152で実行されているワイヤレス・アダプタ管理ソフトウェア・アプリケーションに当該指示を入力してもよい。幾つかの実施形態では、方法600がさらに、第1のフォーマットに従ってフォーマットされた測定値を(例えば、ゲージ・アダプタ104aにより)処理するのを提供するファームウェアのバージョンを決定するステップを含んでもよい。例えば、当該決定ステップをユーザおよびコンピュータ152のうち1つまたは複数により実施してもよい。
方法600がさらに、(例えば、コンピュータ152により)ファームウェアの決定されたバージョンを第1の記憶装置から読み取るステップを含んでもよい。方法600がさらに、当該ファームウェアの読み取ったバージョンを無線計量アセンブリ(例えば、ゲージ・アダプタ120a)にベース・アダプタ148を介して無線で送信するステップを含んでもよい。方法600がさらに、無線計量アセンブリ108により(例えば、ゲージ・アダプタ120aのネットワーク・コントローラ124により)当該ファームウェアの送信されたバージョンを受信するステップを含んでもよい。方法600がさらに当該ファームウェアの受信されたバージョンを無線計量アセンブリにインストールするステップを含んでもよい。例えば、方法600が、ゲージ・アダプタ120aがネットワーク・コントローラ124により受信されたファームウェアのバージョンをインストールし、それにより、ゲージ・アダプタ120aが測定値200を処理し、(例えば、第2のフォーマットに従ってフォーマットされた測定値200を含む)対応する通信信号204を基本アセンブリ112に送信できるようにするステップを含んでもよい。
より具体的には、図6および7は、無線計量アセンブリ108の1実施形態の夫々の詳細な動作700、800を示し、図8はベース・アダプタ148の1実施形態の詳細な動作900を示す。
図6に示すように、動作700が割込みのステップ704、バッファ流入データのステップ708、読取準備完了決定のステップ712、読取りフラグ設定のステップ716、および復帰のステップ720を含んでもよい。例えば、ステップ704で、ゲージ・アダプタ120aの電源スイッチ360がON状態にあってもよく、人間の操作者が部品156の測定をゲージ104aでトリガしてもよい。その結果、測定値200が測定値信号196においてゲージ104aにより出力される。かかる割込み(またはゲージ104aおよび/または人間の操作者によりゲージ・アダプタ120aに提供された他の信号)がゲージ・アダプタ120aをスリープ・モードから起動してもよい。ステップ704はステップ708に進んでもよい。ステップ708で、流入データ(例えば、測定値信号196)が計量記憶装置132および/またはRAM測定値バッファ308のような記憶装置にバッファされる。ステップ708はステップ712に進んでもよい。ステップ712で、ゲージ・アダプタ120aが、完全な読取りの準備ができているかどうかを判定してもよい。例えば、ステップ712で、入出力コントローラ128が、測定値信号196が完全に受信されかつ/またはCPU312により適切にフォーマットされたかどうかを判定してもよい。完全読取りの準備ができていないと判定された場合、動作700はステップ708に戻り、流入データのバッファリングを継続してもよい。しかし、完全な読取りの準備ができていると判定された場合、動作700はステップ716に進んでもよい。ステップ716で読取りフラグを設定してもよい。例えば、当該読取りフラグをネットワーク・コントローラ124および入出力コントローラ128の何れかで設定してもよい。当該読取りフラグが設定されると、動作はステップ720に進んでもよい。ステップ720で、ゲージ・アダプタ120aのスリープ機能により、例えば、後続の割込みステップ704が実施されるまで、コントローラ124、128のうち1つまたは複数をスリープ状態に移行/復帰させてもよい。
図7に示すように、動作800が、開始ステップ804、初期化ステップ808、ネットワーク識別(ID)要求決定ステップ812、レポートポートネットワークIDステップ816、読取りフラグ設定決定ステップ820、スリープ無線ステップ824、スリープCPUステップ828、負荷読込みメッセージステップ832、クリア読取りフラグステップ836、送信メッセージステップ840、応答ステータス送信待機ステップ844、および割込みステップ848(例えば、これらが動作700のうち1つまたは複数に対応してもよい)を含んでもよい。
より具体的には、ステップ804で、人間の操作者が、スイッチ360をOFF状態からON状態に操作することによって、ゲージ・アダプタ120aに電源を入れてもよい。結果として、動作800は例えばステップ808に進んでもよい。ステップ808で、ゲージ・アダプタ120aを初期化してもよい。初期化されると、動作800はステップ812に進んでもよい。ステップ812で、ゲージ・アダプタ120aが、ゲージ・アダプタ120aのネットワークIDが要求されているかどうかを判定してもよい。例えば、人間の操作者が、スイッチ360をON状態に保つことによってゲージ・アダプタ120aのネットワークIDを要求してもよい。ゲージ・アダプタ120aのネットワークIDが要求されているとステップ812で判定された場合、動作800はステップ816に進んでもよい。ステップ816で、ゲージ・アダプタ120aが、ゲージ・アダプタ120aのネットワークIDを、例えば、ライト364(または他の適切なインジケータ)から光信号(例えば、所定の点灯シーケンス)を放出することにより報告してもよい。当該光信号がゲージ・アダプタ120aのネットワークIDを人間の操作者に示してもよい。人間の操作者がゲージ・アダプタ120aのネットワークIDを、例えば、コンピュータ152で実行されているワイヤレス・アダプタ管理ソフトウェア・アプリケーションに入力してもよく、それにより上述のようにベース・アダプタ148によるゲージ・アダプタ120の識別および/またはその間のデータのワイヤレス通信が可能となる。
ゲージ・アダプタ120aがそのネットワークIDを報告し、かつ/または、ステップ812でゲージ・アダプタ120aのネットワークIDが現在要求されていないと判定されると、動作800はステップ820に進んでもよい。ステップ820で、ゲージ・アダプタ120a(例えば、マイクロ・コントローラ300およびASIC320、324のうち1つまたは複数)が、例えば、動作700のステップ716で、読取りフラグが設定されているかどうかを判定してもよい。当該読取りフラグが(例えば、現在)設定されていないと判定された場合、動作800はステップ824に進み、ステップ828に進んでもよい。ステップ824でASIC320、324のうち1つまたは複数がスリープ・モードに入ってもよく、ステップ828でCPU312がスリープ・モードに入ってもよい。しかし、当該読取りフラグが設定されている(例えば、現在設定されている)と判定された場合、動作800はステップ832に進んでもよい。ステップ832で、マイクロ・コントローラ300および/または無線プロセッサASIC320が測定値信号196を通信信号204のようなメッセージにロードしてもよい。当該測定値信号を当該メッセージにロードした後(またはロードする間)、動作832はステップ836に進んでもよい。ステップ836で、ステップ716で設定された読取りフラグをクリアしてもよい。動作800はステップ840に進んでもよい。ステップ840で、当該メッセージを送信(例えば、ベース・アダプタ148に無線送信)してもよい。例えば、ステップ840で、ユニット348が、通信信号204を変調し、変調された通信信号204をベース・アダプタ148にアンテナ326を介して無線送信してもよい。
動作800はステップ844に進んでもよい。ステップ844で、ゲージ・アダプタ120aが応答ステータスの送信を待機してもよい。例えば、ステップ844で、ゲージ・アダプタ120aが、通信信号204の受信に成功したことを示す送信応答ステータスをゲージ・アダプタ120aがベース・アダプタ148から受信するまで、スリープ・モードに入らなくてもよい。幾つかの実施形態では、ゲージ・アダプタ120aを、例えば、ゲージ・アダプタ120aが送信応答ステータスをベース・アダプタ148から所定時間(例えば、3秒)内に受信しない場合に、通信信号204を再送するように構成してもよい。ゲージ・アダプタ120aが送信応答ステータスを受信すると、動作800はステップ824、828に進んでもよい。ステップ824、828で、ゲージ・アダプタ120aのスリープ機能を、例えば、(例えばステップ848で)後続の割込みまで、ゲージ・アダプタ120aの関連するコンポーネントを夫々のスリープ・モードに遷移するように構成してもよい。上述のように、ステップ848がステップ704、708、712、716、720のような、動作700のうち1つまたは複数を含んでもよい。示したように、ステップ848で割込み(および/または動作700の他のステップ)が実施されると、動作800は例えば、後続のベース・アダプタ148へのワイヤレス送信のために、ステップ820に戻ってもよい。
幾つかの実施形態では、ワイヤレス・フィードバック装置136、264の何れかを、動作700、800のうち1つまたは複数と同様な1つまたは複数の動作を実施するように構成してもよい。例えば、装置136が、例えばユーザがユーザ入力装置144の複数の入力のうち1つまたは複数を選択し、それによりネットワーク・コントローラ140を同様な割込みステップで起動するまで、ネットワーク・コントローラ140をスリープ・モードで動作させるように構成されたスリープ機能を備えてもよい。さらに、ネットワーク・コントローラ140は、ステップ840と同様なステップでフィードバック信号258を送信し、例えば、ステップ824と同様なステップでスリープ・モードに戻ってもよい。
図8に示すように、ベース・アダプタ148の動作900が開始ステップ904、初期化ステップ908、ゲージ・ネットワークID要求決定ステップ912、要求ゲージ・ネットワークIDステップ916、ネットワークID受信判定ステップ920、メッセージ受信決定ステップ924、および出力ステップ928を含んでもよい。
より具体的には、ステップ904でベース・アダプタ148に、例えば、関連する電源スイッチの動作により、および/または、コンピュータ152とのUSB接続を介して、電源を入れてもよい。電源が入れられると、動作900はステップ908に進んでもよい。ステップ908でベース・アダプタ148を初期化してもよい。ベース・アダプタ148が初期化されると、動作900はステップ912に進んでもよい。ステップ912で、ベース・アダプタ148が、ゲージ・ネットワークID(例えば、ゲージ・アダプタ120aおよび/または別のゲージ・アダプタのネットワークID)がコンピュータ152で実行されているワイヤレス・アダプタ管理ソフトウェア・アプリケーションのような管理者により要求されているかどうかを判定してもよい。例えば、コンピュータ152を操作している人間の操作者(または別のユーザ)が、特定のゲージ・アダプタ(および/または関連するゲージ・タイプ)のネットワークIDの要求を当該ソフトウェア・アプリケーションに入力してもよい。
ゲージ・ネットワークIDが要求されたと判定された場合、動作900はステップ916に進んでもよい。幾つかの実施形態では、ステップ916で、ベース・アダプタ148が、ゲージ・ネットワークID要求をゲージ・アダプタ120aに送信してもよい。ゲージ・アダプタ120aが、そのネットワークIDをベース・アダプタ916に送信し戻してもよい。しかし、他の実施形態では、ステップ916が、人間の操作者がゲージ・アダプタ120aのネットワークIDを直接、例えば、上述のように電源スイッチ360を押さえておくことによって要求するステップを含んでもよい。ステップ916はステップ920に進んでもよい。ステップ920で、(例えば、ベース・アダプタ148により、および/または、人間の操作者がゲージ・アダプタ120aのネットワークIDを当該ソフトウェア・アプリケーションに入力することにより)ゲージ・アダプタ120aのネットワークIDが受信されたかどうかを判定してもよい。ステップ920で当該ネットワークIDが受信されなかったと判定された場合、動作900はステップ916に戻ってもよい。しかし、ステップ920でネットワークIDが受信されたと判定された場合、動作900はステップ924に進んでもよい。同様に、ステップ912で、ゲージ・ネットワークIDが要求されなかったと判定された場合、ステップ912はステップ924に進んでもよい。
ステップ924で、ベース・アダプタ148が、新たなメッセージ(例えば、通信信号204)がベース・アダプタ148によりゲージ104aから受信されているかどうか、例えば、動作800のステップ840のように、ワイヤレス送信を介してゲージ・アダプタ120aから受信されているかどうかを判定してもよい。示したように、新たなメッセージが受信されていないと判定された場合、ステップ924を繰り返してもよい。しかし、新たなメッセージが受信されていると判定された場合、動作900はステップ928に進んでもよい。ステップ928で、ベース・アダプタ148が当該メッセージ(例えば、UART424を介した通信信号204)を、USBポート476のようなコンピュータ152のデータポートに出力してもよい。示したように、動作900は、後に無線計量アセンブリ108からメッセージを受信するためにステップ924に戻ってもよい。
例2:
図9に示すように、本例では、本発明の諸態様に従うデータ処理システム1000を説明する。本例では、データ処理システム1000は、図1に示す夫々のサブシステム102、170のコンピュータ152、160、および/またはシステム100の他のコンポーネントのうち1つまたは複数の態様を実装するのに適した例示的なデータ処理システムである。より具体的には、幾つかの例では、データ処理システムの実施形態である装置(例えば、スマートフォン、タブレット、パーソナルコンピュータ、ワークステーション、および/または硬化ラップトップ)が、上述のワイヤレス・アダプタ管理ソフトウェアを格納および/または実行してもよく、受理された測定値を無線計量アセンブリ108からデータベース180および/またはサーバ184に転送するような他の機能を実施してもよい。
この例示的な例では、データ処理システム1000は通信フレームワーク1002を備える。通信フレームワーク1002は、プロセッサ・ユニット1004、メモリ1006、永続記憶1008、通信ユニット1010、入出力(I/O)ユニット1012、およびディスプレイ1014の間の通信を提供する。メモリ1006、永続記憶1008、通信ユニット1010、入出力(I/O)ユニット1012、およびディスプレイ1014は、プロセッサ・ユニット1004により通信フレームワーク1002を介してアクセス可能なリソースの例である。
プロセッサ・ユニット1004は、メモリ1006にロードできる命令を実行する役割を果たす。プロセッサ・ユニット1004が、特定の実装に応じて、幾つかのプロセッサ、マルチプロセッサコア、または他の幾つかの種類のプロセッサであってもよい。さらに、プロセッサ・ユニット1004を、メインプロセッサがセカンダリプロセッサとともに単一のチップ上に存在する幾つかの不均一プロセッサシステムを用いて実装してもよい。別の例示的な例として、プロセッサ・ユニット1004が、同種の複数のプロセッサを含む対称マルチプロセッサシステムであってもよい。
メモリ1006および永続記憶1008は記憶装置1016の例である。記憶装置は、例えば、限定ではなく、データ、機能的形態のプログラム・コード、および他の適切な情報のような情報を一時的または永続的の何れかで格納できる任意のハードウェアである。
これらの例では記憶装置1016をコンピュータ可読記憶装置と称してもよい。メモリ1006は、これらの例では、例えば、ランダム・アクセス・メモリまたは任意の他の適切な揮発性または不揮発性記憶装置であってもよい。永続記憶1008は、特定の実装に応じて様々な形態をとってもよい。
例えば、永続記憶1008が1つまたは複数のコンポーネントまたは装置を含んでもよい。例えば、永続記憶1008がハード・ドライブ、フラッシュ・メモリ、再書き込み可能光ディスク、再書き込み可能磁気テープ、または上記の何らかの組合せであってもよい。永続記憶1008により使用される媒体が取外し可能であってもよい。例えば、取外し可能ハード・ドライブを永続記憶1008に使用してもよい。
通信ユニット1010は、これらの例では、他のデータ処理システムまたは装置に通信を提供する。これらの例では、通信ユニット1010はネットワーク・インタフェース・カードである。通信ユニット1010は、物理および無線通信リンクの何れかまたは両方を用いた通信を提供してもよい。
入出力(I/O)ユニット1012により、データ処理システム1000に接続できる他の装置とのデータ入出力が可能となる。例えば、入出力(I/O)ユニット1012は、キーボード、マウス、および/または他の何らかの適切な入力装置を通じてユーザ入力のための接続を提供してもよい。さらに、入出力(I/O)ユニット1012が出力をプリンタに送信してもよい。ディスプレイ1014は情報をユーザに表示するための機構を提供する。
オペレーティング・システム、アプリケーション、および/またはプログラムのための命令を記憶装置1016に配置してもよい。記憶装置1016は、通信フレームワーク1002を通じてプロセッサ・ユニット1004と通信する。これらの例示的な例では、当該命令は永続記憶1008上の機能的形態である。これらの命令を、プロセッサ・ユニット1004による実行のためにメモリ1006にロードしてもよい。異なる実施形態のプロセスをコンピュータ実行型の命令を用いてプロセッサ・ユニット1004により実施してもよい。当該命令をメモリ1006のようなメモリ内に配置してもよい。
これらの命令を、プロセッサ・ユニット1004内のプロセッサにより読み取り、実行できる、プログラム命令、プログラム・コード、コンピュータ利用可能プログラム・コード、またはコンピュータ可読プログラム・コードと称してもよい。異なる実施形態におけるプログラム・コードを、メモリ1006または永続記憶1008のような異なる物理またはコンピュータ可読記憶媒体で具現化してもよい。
プログラム・コード1018は、選択的に取外し可能であるコンピュータ可読媒体1020上の機能的形態に配置され、プロセッサ・ユニット1004により実行するためにデータ処理システム1000にロードまたは転送してもよい。プログラム・コード1018およびコンピュータ可読媒体1020がこれらの例におけるコンピュータプログラム製品1022を形成する。1例では、コンピュータ可読媒体1020がコンピュータ可読記憶媒体1024またはコンピュータ可読信号媒体1026であってもよい。
コンピュータ可読記憶媒体1024が、永続記憶1008の一部であるハード・ドライブのような記憶装置に転送するための永続記憶1008の一部であるドライブまたは他の装置に挿入または配置される、例えば、光ディスクまたは磁気ディスクを含んでもよい。コンピュータ可読記憶媒体1024はまた、データ処理システム1000に接続された、ハード・ドライブの、サムドライブ、またはフラッシュ・メモリのような永続記憶の形をとってもよい。幾つかの事例では、コンピュータ可読記憶媒体1024がデータ処理システム1000から取外し可能でなくともよい。
これらの例では、コンピュータ可読記憶媒体1024は、プログラム・コード1018を伝播または送信する媒体ではなく、プログラム・コード1018を格納するために使用される物理または有形の記憶装置である。コンピュータ可読記憶媒体1024はコンピュータ可読有形記憶装置またはコンピュータ可読物理記憶装置とも称される。換言すれば、コンピュータ可読記憶媒体1024は、人が触ることのできる媒体である。
あるいは、プログラム・コード1018を、コンピュータ可読信号媒体1026を用いてデータ処理システム1000に伝送してもよい。コンピュータ可読信号媒体1026が、例えば、プログラム・コード1018を含む伝播データ信号であってもよい。例えば、コンピュータ可読信号媒体1026が電磁気信号、光信号、および/または任意の他の適切な種類の信号であってもよい。これらの信号を、ワイヤレス通信リンク、光ファイバケーブル、同軸ケーブル、有線、および/または任意の他の適切な種類の通信リンクのような通信リンク上で送信してもよい。換言すれば、当該通信リンクおよび/または接続が、当該例示的な例において物理的または無線であってもよい。
幾つかの例示的な実施形態では、プログラム・コード1018を、データ処理システム1000内で使用するために、ネットワーク上でコンピュータ可読信号媒体1026を通じて別の装置またはデータ処理システムから永続記憶1008にダウンロードしてもよい。例えば、サーバデータ処理システム内のコンピュータ可読記憶媒体に格納されたプログラム・コードを、ネットワーク上でサーバからデータ処理システム1000にダウンロードしてもよい。プログラム・コード1018を提供するデータ処理システムがサーバコンピュータ、クライアントコンピュータ、またはプログラム・コード1018を格納し送信できる何らかの他の装置であってもよい。
データ処理システム1000に対して図示した様々なコンポーネントは、異なる実施形態を実装できる方式に対する構造的限定を提供することを意味するものではない。当該異なる例示的な実施形態を、データ処理システム1000に対して示したものに加えておよび/またはそれの代わりとしての、コンポーネントを含むデータ処理システムで実装してもよい。図9に示す他のコンポーネントを、示した例示的な例から変形することができる。当該異なる実施形態を、プログラム・コードを実行できる任意のハードウェア装置またはシステムを用いて実装してもよい。1例として、データ処理システム1000が無機コンポーネントと統合した有機コンポーネントを含んでもよく、かつ/または、人間を除く有機コンポーネントから専ら構成してもよい。例えば、記憶装置を有機半導体から構成してもよい。
別の例示的な例では、プロセッサ・ユニット1004が、特定の利用のために製造または構成された回路を有するハードウェア・ユニットの形をとってもよい。この種のハードウェアは、動作を、当該動作を実施するように構成されたプログラム・コードを記憶装置からメモリにロードする必要なしに実施してもよい。
例えば、プロセッサ・ユニット1004がハードウェア・ユニットの形をとるとき、プロセッサ・ユニット1004が回路システム、特殊用途向け集積回路(ASIC)、プログラム可能論理装置、または幾つかの動作を実施するするように構成された他の幾つかの適切な種類のハードウェアであってもよい。プログラム可能論理装置では、当該装置は、当該幾つかの動作を実施するように構成される。当該装置を後の時点で再構成するか、または、幾つかの動作を実施するように永続的に構成してもよい。プログラム可能論理装置の例には、例えば、プログラム可能論理アレイ、フィールドプログラム可能論理アレイ、フィールドプログラム可能ゲートアレイ、および他の適切なハードウェア装置が含まれる。この種の実装では、当該異なる実施形態に関するプロセスがハードウェア・ユニットで実装されるので、プログラム・コード1018を省略してもよい。
さらに別の例示的な例では、プロセッサ・ユニット1004を、コンピュータおよびハードウェア・ユニット内のプロセッサの組合せを用いて実装してもよい。プロセッサ・ユニット1004が、プログラム・コード1018を実行するように構成された幾つかのハードウェア・ユニットおよび幾つかのプロセッサを有してもよい。この説明した例では、当該プロセスの幾つかを幾つかのハードウェア・ユニットで実装してもよく、他のプロセスを幾つかのプロセッサで実装してもよい。
別の例では、バスシステムを使用して、通信フレームワーク1002を実装してもよく、システムバスまたは入出力バスのような1つまたは複数のバスから構成してもよい。勿論、当該バスシステムを、当該バスシステムに取り付けた異なるコンポーネントまたは装置の間でのデータ転送を提供する任意の適切な種類のアーキテクチャを用いて実装してもよい。
さらに、通信ユニット1010がデータを送信し、データを受信し、または、データの送信と受信の両方を行う幾つかの装置を含んでもよい。通信ユニット1010が、例えば、モデムまたはネットワーク・アダプタ、2つのネットワーク・アダプタ、またはそれらの何らかの組合せであってもよい。さらに、メモリが、通信フレームワーク1002に存在しうるインタフェースおよびメモリコントローラハブ内に見出されるような、例えば、メモリ1006、またはキャッシュであってもよい
本明細書で説明した流れ図およびブロック図は、様々な例示的な実施形態に従う、システム、方法、およびコンピュータプログラム製品の可能な実装のアーキテクチャ、機能、および動作を示す。これに関して、流れ図またはブロック図の各ブロックがモジュール、セグメント、またはコード部分を表してもよく、特定の論理機能または機能を実装するための1つまたは複数の実行可能命令を含む。幾つかの代替的な実装では、ブロックに記載した機能を図面に記載した順序とは別に実施してもよいことに留意されたい。例えば、含まれる機能に応じて、連続して示した2つのブロックの機能を実質的に並列に実行してもよく、または当該ブロックの機能を場合によっては逆順で実行してもよい。
例3:
本節は、限定ではなく一連のパラグラフとして提供される諸実施形態の追加の態様および特徴を説明する。これらの一部または全部を明確さおよび効率のため英数字で指定してもよい。これらのパラグラフの各々を、1つまたは複数の他のパラグラフおよび/または本願の別の個所の開示と、任意の適切な方式で組み合わせることができる。以下のパラグラフの一部は明示的に他のパラグラフを参照しさらに当該他のパラグラフを限定し、限定ではなく適切な組合せの幾つかの例を提供する。
A1:ゲージ測定値を通信する方法であって、当該ゲージにより出力された測定値を表す測定値信号をゲージから受信するステップと、当該受信した測定値を含む通信信号を生成するステップと、ワイヤレス・ネットワーク・プロトコルに従って当該通信信号を無線で送信するステップとを含む、方法。
A2:当該通信信号を無線で送信するステップは、IEEE802.15.4ワイヤレス通信標準を有するZigBeeネットワーク・プロトコルに従って当該通信信号を無線で送信するステップを含む、パラグラフA1に記載の方法。
A3:ゲージ固有情報を記憶装置に格納するステップをさらに含み、通信信号を生成するステップは当該ゲージ固有情報で当該通信信号を生成するステップを含む、パラグラフA1に記載の方法。
A4:当該ゲージは、複数のフォーマットのうち第1のフォーマットに従ってフォーマットされた測定値を有する測定値信号を出力し、当該方法は、当該複数のフォーマットのうち第2のフォーマットに従ってフォーマットされた測定値を有する通信信号を生成するステップをさらに含む、パラグラフA1に記載の方法。
A5:当該ゲージにより出力された測定値に関連するユーザにより選択可能な複数の入力のうち1つに対応するユーザ入力を受信するステップと、当該ユーザ入力を表すフィードバック信号を無線で送信するステップとをさらに含む、パラグラフA1に記載の方法。
A6:当該送信された通信信号を無線で受信するステップと、当該測定値を当該受信された通信信号から決定するステップと、当該決定された測定値を第1の記憶装置に格納するステップとをさらに含む、パラグラフA1に記載の方法。
A7:ゲージから測定値信号を受信するステップと、通信信号を生成するステップと、当該通信信号を無線で送信するステップとはファームウェアと第2の記憶装置とを有する無線計量アセンブリにより実施され、当該方法は、無線計量アセンブリのファームウェアに対する第1の構成を第2の記憶装置に格納するステップと、第1の記憶装置で無線計量アセンブリのファームウェアに対する第2の構成を読み取るステップと、無線計量アセンブリのファームウェアに対する第2の構成を無線計量アセンブリに無線で送信するステップと、無線計量アセンブリにより無線計量アセンブリのファームウェアに対する第2の構成を受信するステップと、第2の記憶装置上で、無線計量アセンブリのファームウェアに対する第1の構成を無線計量アセンブリのファームウェアに対する当該受信された第2の構成で置き換えるステップとをさらに含む、パラグラフA6に記載の方法。
A8:当該ゲージは、複数のフォーマットのうち第1のフォーマットに従ってフォーマットされた測定値を有する測定値信号を出力し、測定値信号を当該ゲージから受信するステップと、通信信号を生成するステップと、当該通信信号を無線で送信するステップとは、ファームウェアを有する無線計量アセンブリにより実施され、当該方法は、当該複数のフォーマットごとに無線計量アセンブリのファームウェアのバージョンを第1の記憶装置に格納するステップと、当該第1のフォーマットが当該ゲージに対して適切であるという指示をユーザから受信するステップと、当該第1のフォーマットに従ってフォーマットされた測定値の処理を提供するファームウェアのバージョンを決定するステップと、当該ファームウェアの当該決定されたバージョンを第1の記憶装置から読み取るステップと、当該ファームウェアの読み取ったバージョンを無線計量アセンブリに無線で送信するステップと、無線計量アセンブリによって、当該ファームウェアの送信されたバージョンを受信するステップと、当該ファームウェアの受信されたバージョンを無線計量アセンブリにインストールするステップとをさらに含む、パラグラフA6に記載の方法。
A9:当該ゲージにより出力された測定値を表す表示信号をコンピュータにより表示装置に出力するステップと、当該ゲージに対しておよび当該コンピュータに対して物理的かつ動作的に独立し独立に移動可能なワイヤレス・フィードバック装置上で、当該表示装置に表示された測定値に関連するユーザにより選択可能な複数の入力の1つに対応するユーザ入力を受信するステップと、当該ワイヤレス・フィードバック装置により、当該ユーザ入力を表すフィードバック信号を無線で送信するステップと、当該送信されたフィードバック信号を受信するステップと、当該受信されたフィードバック信号に少なくとも部分的に基づいて当該決定された測定値を処理するステップとをさらに含む、パラグラフA6に記載の方法。
B1:入出力コントローラと当該入出力コントローラに動作的に接続された第1のワイヤレス・ネットワーク・コントローラとを備えた無線計量アセンブリであって、当該入出力コントローラは、無線計量アセンブリが当該ゲージに動作的に接続されたとき、当該ゲージにより出力された測定値を表す測定値信号をゲージから受信し、当該受信した測定値を含む通信信号を生成するように構成され、第1のワイヤレス・ネットワーク・コントローラは、ワイヤレス・ネットワーク・プロトコルに従って当該通信信号を無線で送信するように構成された、無線計量アセンブリ。
B2:当該ワイヤレス・ネットワーク・プロトコルは、IEEE802.15.4ワイヤレス通信標準に従うZigBeeネットワーク・プロトコルである、パラグラフB1に記載の無線計量アセンブリ。
B3:1つまたは複数のゲージ固有データを格納するように構成された計量記憶装置をさらに備え、当該入出力コントローラは、当該1つまたは複数のゲージ固有データの少なくとも1つを用いて当該通信信号を生成するように構成された、パラグラフB1に記載の無線計量アセンブリ。
B4:当該ゲージは、複数のフォーマットのうち第1のフォーマットに従ってフォーマットされた測定値を有する測定値信号を出力し、当該入出力コントローラは、当該複数のフォーマットのうち第2のフォーマットに従ってフォーマットされた測定値を用いて当該通信信号を生成するように構成される、パラグラフB1に記載の無線計量アセンブリ。
B5:無線計量アセンブリは、当該ゲージにより出力された測定値に関連するユーザにより選択可能な複数の入力のうち1つに対応するユーザ入力を受信し、当該ユーザ入力を表すフィードバック信号を無線で送信するように構成される、パラグラフB1に記載の無線計量アセンブリ。
B6:パラグラフB1に記載の無線計量アセンブリと、記憶装置と、送信された通信信号を無線で受信するように構成されたワイヤレス・ベース・アダプタと、当該通信信号を当該ワイヤレス・ベース・アダプタから受信し、当該測定値を当該通信信号から決定し、当該決定された測定値を当該記憶装置に格納するように構成されたコンピュータとを備える、無線計量システム。
B7:当該無線計量アセンブリは構成可能なファームウェアを備え、当該記憶装置はまた当該無線計量アセンブリのファームウェアに対する第1の構成を格納し、当該コンピュータは、当該無線計量アセンブリのファームウェアに対する第1の構成を読み取り、当該無線計量アセンブリのファームウェアに対する第1の構成を当該無線計量アセンブリに当該ワイヤレス・ベース・アダプタを介して無線で送信するように構成され、当該無線計量アセンブリは、既存の第2のファームウェア構成を当該ファームウェアに対する当該受信された第1の構成で置き換えるように構成された、パラグラフB6に記載の無線計量システム。
B8:当該ゲージは、複数のフォーマットのうち第1のフォーマットに従ってフォーマットされた測定値を有する測定値信号を出力し、当該無線計量アセンブリはファームウェアを備え、当該記憶装置はまた当該複数のフォーマットごとに当該無線計量アセンブリのファームウェアのバージョンを格納し、当該コンピュータは、当該第1のフォーマットが当該ゲージに対して適切であるという指示をユーザから受信し、当該第1のフォーマットに対する当該無線計量アセンブリのファームウェアのバージョンを読み取り、当該ファームウェアの読み取ったバージョンを当該無線計量アセンブリに当該ワイヤレス・ベース・アダプタを介して無線で送信するように構成され、当該無線計量アセンブリは、当該無線計量アセンブリの当該送信されたファームウェアをインストールするように構成された、パラグラフB6に記載の無線計量システム。
B9:当該コンピュータに動作的に接続され、当該コンピュータから受信した表示信号を表示するように構成された表示装置をさらに備え、当該コンピュータは、当該ゲージにより出力された測定値を表す表示信号を当該表示装置に出力するように構成され、当該無線計量アセンブリは、当該入出力コントローラおよび第1のワイヤレス・ネットワーク・コントローラをサポートする第1の筐体を含むゲージ・アダプタを備え、当該無線計量アセンブリはさらに、第1の筐体に対して物理的に独立し独立に移動可能な第2の筐体を含むワイヤレス・フィードバック装置と、第2の筐体によりサポートされるユーザ入力装置と、第2の筐体によりサポートされる第2のワイヤレス・ネットワーク・コントローラとを備え、当該ユーザ入力装置は、当該表示装置に表示された測定値に関連するユーザにより選択可能な複数の入力の1つに対応するユーザ入力を受信するように構成され、第2のワイヤレス・ネットワーク・コントローラは、当該ユーザ入力を表すフィードバック信号を当該コンピュータに当該ワイヤレス・ベース・アダプタを介して無線で送信するように構成された、パラグラフB6に記載の無線計量システム。
C1:測定値に関連する指示を受信するように構成された少なくとも1つ入力装置を有する無線計量アセンブリと、表示信号を表示するように構成された表示装置と、送信された通信信号を無線で受信し、当該ゲージにより出力された測定値の指示を含む表示信号を当該表示装置に通信し、フィードバック信号を無線で受信するように構成された基本アセンブリとを備えた無線計量システムであって、当該指示は手動で当該入力装置で入力され、ユーザが選択可能な複数の入力のうち少なくとも1つに対応し、当該無線計量アセンブリは、当該無線計量アセンブリが当該ゲージに動作的に接続されたとき、当該ゲージにより出力された測定値を表す測定値信号をゲージから受信し、当該測定値信号を表す通信信号を無線送信し、当該入力された指示を表すフィードバック信号を無線で送信するように構成された、無線計量システム。
C2:当該無線計量アセンブリは、ゲージ・アダプタと、当該ゲージ・アダプタに対して物理的に独立し独立に移動可能なワイヤレス・フィードバック装置とを備え、当該ゲージ・アダプタは、当該ゲージ・アダプタが当該ゲージに動作的に接続されたとき、当該測定値信号を当該ゲージから受信し、当該入力装置を含む当該ワイヤレス・フィードバック装置に当該通信信号を無線で送信するように構成され、当該表示装置に表示された測定値に関連するユーザにより選択可能な複数の入力の1つに対応するユーザ入力を受信し、当該ユーザ入力を表すフィードバック信号を当該基本アセンブリに無線で送信するように構成される、パラグラフC1に記載の無線計量システム。
利点、特徴、利益
本明細書で説明した様々な実施形態は、ゲージ測定値を収集するための既存の解決策に対して幾つかの利点を提供する。例えば、本明細書で説明した例示的な実施形態により、ゲージのネイティブ・プロトコル(例えば、出力フォーマット)と無関係に、ゲージ測定値を無線で安全に送信することができる。さらに、他の利点のうち、本明細書で説明した例示的な実施形態により、無線送信されたゲージ測定値をリモートに受理または拒否することができる。本明細書で説明した例示的な実施形態はまた、基地局からゲージ・アダプタおよび関連するゲージへのワイヤレス通信も提供する。当該通信を使用して、ゲージ・アダプタファームウェアを更新するかまたはゲージ・アダプタを再構成してもよい。しかし、本明細書で説明した実施形態の全てが同一の利点または同程度の利点をもたらすわけではない。
結論
以上の開示は、独立な利用を有する複数の相違なる発明を包含できる。これらの発明の各々はその好適な形態(複数可)で開示されているが、多数の様々な変形が可能なので、本明細書で開示され説明したその具体的な実施形態は限定的な意味としては考えられない。本発明(複数可)の主題は、本明細書で開示した様々な要素、特徴、機能、および/または性質の全ての新規かつ非自明な組合せおよび副次的組合せを含む。添付の諸請求項は特に、新規かつ非自明とみなされる組合せおよび副次的組合せを含む。特徴、機能、要素、および/または性質の他の組合せおよび副次的組合せで具現化した発明(複数可)も、本願または関連する出願の優先権を主張する出願において権利主張されうる。かかる諸請求項は、異なる発明に関するものであろうと同一発明に関するものであろうと、元の請求項より広い、狭い、等しい、または異なる範囲であろうと、本開示の発明(複数可)の主題に含まれるとみなされる。