JP6667200B2 - 運転訓練支援システム、運転訓練支援方法、プログラム - Google Patents

運転訓練支援システム、運転訓練支援方法、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、運転訓練支援システム、運転訓練支援方法、プログラムに関する。
運転対象の運転操作の訓練を行うことのできるシミュレーション装置が様々な運転対象を運用、訓練する場において用いられ、運転操作の技能や習熟度の向上に利用されている。関連する技術として特許文献1には訓練員の運転レベルを評価し得るようにした運転訓練シミュレータ装置の技術が開示されている。また特許文献2にはインストラクタ等が表示装置の画面を見ることにより、実際に操作訓練を行っている訓練生の操作内容およびプロセス変化を検討・評価しつつ訓練を遂行させる技術が開示されている。また特許文献3には効果的に模擬訓練および模擬体験させることのできる運転訓練支援装置の技術が開示されている。また特許文献4には関連する技術として、運転訓練による得られた知識、経験およびノウハウなどの訓練情報を手順書に関連付けて電子化する技術が開示されている。
特開昭63−8785号公報 特開平1−177585号公報 特開2014−44336号公報 特開2001−66980
上述のような運転操作の訓練を行うことのできる装置を用いて運転者の運転対象の操作技能の効率的な向上が求められている。
そこでこの発明は、上述の課題を解決することのできる運転訓練支援システム、運転訓練支援方法、プログラムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は、運転対象装置の実機を訓練者が過去に操作した結果生成された実機経験値テーブルであって、前記運転対象装置における発生事象と、その発生事象が発生した際の前記実機における運転に関する評価情報と、前記実機の操作有無と、を紐づけて保持する前記実機経験値テーブルを生成する実機経験値テーブル生成部と、前記運転対象装置のシミュレーションを前記訓練者が過去に実施した結果生成されたシミュレーション経験値テーブルであって、前記運転対象装置のシミュレーションにおける発生事象と、その発生事象が発生した際の前記シミュレーションにおける運転に関する評価情報と、を紐づけて保持する前記シミュレーション経験値テーブルを生成するシミュレーション経験値テーブル生成部と、前記訓練者の前記運転対象装置の運転操作に関する情報を取得する運転操作情報取得部と、前記実機の操作有無が操作有りを示す場合には、前記運転操作に関する情報と前記運転対象装置における所定の発生事象とに基づいて前記訓練者の前記発生事象の発生時における前記運転対象装置の運転に関する評価情報を前記実機経験値テーブルから特定し、前記実機の操作有無が操作無しを示す場合には、前記運転操作に関する情報と前記運転対象装置における所定の発生事象とに基づいて前記訓練者の前記発生事象の発生時における前記運転対象装置の運転に関する評価情報を前記シミュレーション経験値テーブルから特定する評価情報特定部と、特定した前記発生事象に応じた前記評価情報に基づいて前記訓練者の前記発生事象に対する訓練項目を複数の訓練項目の中から選択する運転項目選択部と、前記訓練項目に基づく運転訓練シミュレーション処理を実行する訓練シミュレーション処理部と、を備えることを特徴とする運転訓練支援システムである。
また本発明は、上述した運転訓練支援システムにおいて前記評価情報特定部は、前記訓練項目に基づく運転訓練シミュレーションの結果を示す前記運転操作に関する情報に基づいて、前記訓練者の運転訓練に基づく評価結果を示す評価情報を特定する。
また本発明は、上述した運転訓練支援システムにおいて、実機の運転操作の運転実績を示す運転実績情報を取得する運転実績情報取得部を備え、前記評価情報特定部は、前記運転実績情報に基づいて、前記訓練者の実機の運転操作に基づく評価結果を示す評価情報を特定する。
また本発明は、上述した運転訓練支援システムにおいて、前記評価情報の特定に基づいて、既に記憶部に記憶する評価情報を更新する評価結果更新部を備え、前記運転項目選択部は、前記記憶部の記憶する前記評価情報に基づいて前記訓練者の訓練項目を複数の訓練項目の中から選択する。
また本発明は、上述した運転訓練支援システムにおいて、前記運転項目選択部は、前記評価情報が低い評価を示す運転操作を行う訓練項目を選択する。
また本発明は、上述した運転訓練支援システムにおいて、前記運転項目選択部は、前記運転操作の経験値の低い訓練項目を選択する。
また本発明は、運転訓練支援システムのコンピュータが、運転対象装置の実機を訓練者が過去に操作した結果生成された実機経験値テーブルであって、前記運転対象装置における発生事象と、その発生事象が発生した際の前記実機における運転に関する評価情報と、前記実機の操作有無と、を紐づけて保持する前記実機経験値テーブルを生成し、前記運転対象装置のシミュレーションを前記訓練者が過去に実施した結果生成されたシミュレーション経験値テーブルであって、前記運転対象装置のシミュレーションにおける発生事象と、その発生事象が発生した際の前記シミュレーションにおける運転に関する評価情報と、を紐づけて保持する前記シミュレーション経験値テーブルを生成し、前記訓練者の前記運転対象装置の運転操作に関する情報を取得し、前記実機の操作有無が操作有りを示す場合には、前記運転操作に関する情報と前記運転対象装置における所定の発生事象とに基づいて前記訓練者の前記発生事象の発生時における前記運転対象装置の運転に関する評価情報を前記実機経験値テーブルから特定し、前記実機の操作有無が操作無しを示す場合には、前記運転操作に関する情報と前記運転対象装置における所定の発生事象とに基づいて前記訓練者の前記発生事象の発生時における前記運転対象装置の運転に関する評価情報を前記シミュレーション経験値テーブルから特定し、特定した前記発生事象に応じた前記評価情報に基づいて前記訓練者の前記発生事象に対する訓練項目を複数の訓練項目の中から選択し、前記訓練項目に基づく運転訓練シミュレーション処理を実行することを特徴とする運転訓練支援方法である。
また本発明は、運転訓練支援システムのコンピュータを、運転対象装置の実機を訓練者が過去に操作した結果生成された実機経験値テーブルであって、前記運転対象装置における発生事象と、その発生事象が発生した際の前記実機における運転に関する評価情報と、前記実機の操作有無と、を紐づけて保持する前記実機経験値テーブルを生成する実機経験値テーブル生成手段、前記運転対象装置のシミュレーションを前記訓練者が過去に実施した結果生成されたシミュレーション経験値テーブルであって、前記運転対象装置のシミュレーションにおける発生事象と、その発生事象が発生した際の前記シミュレーションにおける運転に関する評価情報と、を紐づけて保持する前記シミュレーション経験値テーブルを生成するシミュレーション経験値テーブル生成手段、前記訓練者の前記運転対象装置の運転操作に関する情報を取得する運転操作情報取得手段、前記実機の操作有無が操作有りを示す場合には、前記運転操作に関する情報と前記運転対象装置における所定の発生事象とに基づいて前記訓練者の前記発生事象の発生時における前記運転対象装置の運転に関する評価情報を前記実機経験値テーブルから特定し、前記実機の操作有無が操作無しを示す場合には、前記運転操作に関する情報と前記運転対象装置における所定の発生事象とに基づいて前記訓練者の前記発生事象の発生時における前記運転対象装置の運転に関する評価情報を前記シミュレーション経験値テーブルから特定する評価情報特定手段、特定した前記発生事象に応じた前記評価情報に基づいて前記訓練者の前記発生事象に対する訓練項目を複数の訓練項目の中から選択する運転項目選択手段、前記訓練項目に基づく運転訓練シミュレーション処理を実行する訓練シミュレーション処理手段、として機能させることを特徴とするプログラムである。
本発明によれば、運転者の運転対象の操作技能の効率的な向上を図ることができる。
本発明の一実施形態による運転訓練支援システムの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態によるデータベースの記憶する運転者テーブルを示す図である。 本発明の一実施形態によるデータベースの記憶する事象テーブルを示す図である。 本発明の一実施形態によるデータベースの記憶する実機経験値テーブルを示す図である。 本発明の一実施形態による運転訓練支援システムの処理フローを示す第一の図である。 本発明の一実施形態によるデータベースの記憶する運転項目選定テーブルを示す図である。 本発明の一実施形態による運転訓練支援システムの処理フローを示す第二の図である。 本発明の一実施形態による運転訓練支援システムの処理フローを示す第三の図である。
以下、本発明の一実施形態による運転訓練支援システムを図面を参照して説明する。
図1は同実施形態による運転訓練支援システムの構成を示すブロック図である。
この図において、符号10は運転訓練支援システムを示している。運転訓練支援システム10は例えばコンピュータのCPUがプログラムを実行することにより当該コンピュータに構成される各機能を有する。
当該機能として、運転訓練支援システム10は、運転操作情報取得部101、評価情報特定部102、運転項目選択部103、訓練シミュレーション処理部104、運転実績情報取得部105、評価結果更新部106、経験測定部109を備えている。また運転訓練支援システム10は、処理に必要な各種情報を記憶するデータベース108を備えている。
これら機能や記憶部を有する運転訓練支援システム10において、運転操作情報取得部101は、訓練者の運転操作に関する情報を取得する。
評価情報特定部102は、運転操作に関する情報に基づいて訓練者の運転レベルの評価情報を特定する。
運転項目選択部103は、評価情報に基づいて訓練者の訓練項目を複数の訓練項目の中から選択する。
訓練シミュレーション処理部104は、訓練項目に基づく運転訓練シミュレーション処理を実行する。
運転実績情報取得部105は、実機の運転操作の運転実績を示す運転実績情報を取得する。
評価結果更新部106は、評価情報の特定に基づいて、既に記憶部に記憶する評価情報を更新する。
経験測定部109は、訓練者の運転対象装置20の運転経験値(評価情報)を測定する。
そして、評価情報特定部102は、訓練項目に基づく運転訓練シミュレーションの結果を示す運転操作に関する情報に基づいて、訓練者の運転訓練に基づく評価結果を示す評価情報を特定する。
評価情報特定部102は、運転実績情報に基づいて、訓練者の実機の運転操作に基づく評価結果を示す評価情報を特定してよい。
また運転項目選択部103は、データベース108の記憶する評価情報に基づいて訓練者の訓練項目を複数の訓練項目の中から選択する。
評価情報特定部102は、決定された発生事象と、運転操作に関する情報とに基づいて、訓練者の運転レベルの評価情報を特定してよい。
また運転項目選択部103は、評価情報が低い評価を示す運転操作を行う訓練項目を選択するようにしてよい。
また運転項目選択部103は、運転操作の経験値の低い訓練項目を選択するようにしてよい。
そしてこれら各機能部を備えた運転訓練支援システム10の処理により、運転者(訓練者)の運転対象の操作技能向上と、その効率化を図ることができる。なお運転訓練支援システム10は表示装置や実機の操作と同等の操作を行うことができる模擬入力装置を備えていてもよいし、それら表示装置や模擬入力装置を備えた運転訓練シミュレータ装置と通信ネットワークを介して接続されていてよい。
図2はデータベースの記憶する運転者テーブルを示す図である。
図3はデータベースの記憶する事象テーブルを示す図である。
図4はデータベースの記憶する実機経験値テーブルを示す図である。
データベース108は運転者テーブルを記憶する。運転者テーブルは図2で示すように、運転対象装置ID、運転者ID、操作対象物ID、操作時刻を対応付けて保持する。
データベース108は事象テーブルを記憶する。事象テーブルは図3で示すように、運転対象装置ID、事象ID、発生時刻を対応付けて記憶する。
データベース108は実機経験値テーブルを記憶する。実機経験値テーブルは図4で示すように、運転者ID、運転対象装置ID、事象ID、経験値、実機経験有無を対応付けて記憶する。
図5は運転訓練支援システムの処理フローを示す第一の図である。
次に上記した各図を参照して実機経験値テーブルの事前生成の処理フローを説明する。
以降の処理の説明においては運転対象装置20(実機)がプラントであり、運転者がプラントの中央制御装置の制御盤に備わる各スイッチやレバーなどの入力部を操作したことにより運転対象装置20で検出した運転者の操作内容(運転操作情報)や運転対象装置20を構成する各機能等の挙動の情報を含む操作結果情報を運転訓練支援システム10が取得して、その操作結果情報に基づいて処理を行う場合の例を示している。
まず、予め運転対象装置20は、自装置で検出した運転者の操作内容や、その操作内容が示す操作の結果、運転対象装置20を構成する各機能等の挙動などの情報を含む操作結果情報を取得する。操作結果情報は記憶媒体に記録される。そしてシステム管理者等は、その記憶媒体に記録された操作結果情報を運転訓練支援システム10に読み込ませる。運転訓練支援システム10はメモリ等に、運転者(訓練者)の操作結果情報を記録する。なお、運転訓練支援システム10は実機である運転対象装置20と通信ネットワークにより接続されており、通信ネットワークを介して操作結果情報を取得するようにしてもよい。このような状態において運転訓練支援システム10の運転実績情報取得部105は、システム管理者等による操作に基づいてメモリに記録された運転者(訓練者)の操作結果情報を読み取る。そして運転実績情報取得部105は、その操作結果情報を解析して、運転対象装置20を操作した運転者の識別子、当該運転者が操作した操作対象物の識別子、操作時刻の情報を取得する(ステップS101)。操作対象物は例えば運転対象装置20に備わる入力装置であり、上述したスイッチやレバーであってよい。また制御対象は、例えば運転対象装置20がプラントである場合には、パイプライン上に設けられた弁や、空調設備や、他の機械装置、電気装置などであってもよい。
また運転実績情報取得部105は操作結果情報を解析して、運転対象装置20において発生した事象の情報を取得する(ステップS102)。事象の情報(以降、事象IDとする)は、例えば運転対象装置20の状態(通常状態、緊急状態などの情報)や、運転対象装置20の制御対象(操作の結果、状態が変動する対象)が液体や気体等であればその量、運転対象装置20であるプラントの出力値、また運転対象装置20において発生した警告情報、など、運転対象装置20がセンシングした情報である。
運転実績情報取得部105は、操作結果情報を解析することにより取得した運転者の識別子(以降、運転者IDと呼ぶ)、操作対象物の識別子(以降、操作対象IDと呼ぶ)、操作時刻の情報と、それらの情報を出力した運転対象装置20の識別情報(以降、運転対象装置IDと呼ぶ)を対応付けてログとしてデータベース108の運転者テーブルに登録する。
運転実績情報取得部105は、操作結果情報を解析することにより取得した事象IDと、その事象IDで示される事象が発生した時刻、その事象IDを出力した運転対象装置IDと、を対応付けてデータベース108の事象テーブルに登録する。
運転実績情報取得部105は、運転対象装置20の正常運転時や異状運転時(異状発生時)において生成された複数の操作結果情報を解析することにより取得した情報を運転者テーブルや事象テーブルに登録する。
そして定期的なタイミングで、または操作者からの処理開始指示の入力等に基づいて、経験測定部109は運転者テーブルや事象テーブルに登録された情報を取得して、運転対象装置20の運転経験値を特定する。例えば経験測定部109は、ある運転対象装置20の、ある事象に対応する、ある運転者の運転経験値を特定する。より具体的には経験測定部109は、運転者ID1001が示す運転者(以降、運転者1001とする)のIDに対応付けられて運転者テーブルに登録されている全てのデータ(運転操作情報)を読み取る(ステップS103)。また当該運転者1001のIDに対応付けられて事象テーブルに登録されている全ての事象データを読み取る(ステップS104)。そして、経験測定部109は、例えば運転者IDが運転者ID1001である場合には、その運転者について、運転対象装置ID001で示すプラントがそれぞれの事象である場合の、各事象についての運転経験値を、当該事象が発生した時刻と、その事象が発生した時刻の後において運転者1001が操作した操作対象物IDとその順番と操作時刻とからなる運転操作情報を用いて特定する(ステップS105)。
この運転経験値の算出において経験測定部109は、読み取った各データを含む運転操作情報と、教師データと比較して運転経験値を特定する。教師データとしては、事象が発生した時刻からの、正しい各操作対象物、それら操作対象物の操作の順番、操作時刻が含まれる情報である。そして、経験測定部109は、運転者1001についてデータベース108の各テーブルから読み取った事象が発生した時刻からの各操作対象物の組み合わせ、各操作対象物の操作時刻の順番、各操作対象物の操作時刻のうち最も早い時刻の事象発生時刻からの間隔、などを用いる。例えば経験測定部109は、運転操作情報に含まれる全ての操作対象物IDの組み合わせと、教師データに含まれる操作対象物IDの組み合わせとが一致する場合には、所定値の経験値を特定し、現在の運転者の経験値のうち算出対象の事象を示す事象IDに対応付けて記録されている運転経験値に加算すると決定する。
または経験測定部109は、運転操作情報に含まれる全ての操作対象物IDの組み合わせと、教師データに含まれる操作対象物IDの組み合わせとが一致するかどうかの第一判定と、それら操作対象物IDが操作された操作時刻の順序が一致するかどうかの第二判定とをそれぞれ行い、第一判定のみが一致した場合には第一経験値を特定し、第一判定と第二判定のそれぞれで一致した場合には第一経験値と第二経験値とを特定する。第一経験値や第二経験値は例えば予め定められた値である。そして、経験測定部109は特定した第一経験値、または第一経験値と第二経験値の両方を、現在の運転者の経験値のうち算出対象の事象を示す事象IDに対応付けて記録されている運転経験値に加算すると決定する。
または経験測定部109は、運転操作情報に含まれる全ての操作対象物IDの組み合わせと、教師データに含まれる操作対象物IDの組み合わせとが一致するかどうかの第一判定を行う。また経験測定部109は運転操作情報に含まれる操作対象物IDのうち最も早い操作時刻に対応して記録されている操作対象物IDの事象発生時刻を基準とした経過時間と、教師データに含まれる対応する経過時間との差が閾値以内かの第三判定とを行う。そして経験測定部109は、第一判定で一致した場合には第一経験値を特定し、第三判定で一致した場合には第三経験値を特定する。第三経験値についても予め定められた値であってよい。そして、経験測定部109は特定した第一経験値、または第三経験値の何れか一方を、または第一判定と第三判定が一致した場合にはそれら両方を、現在の運転者の運転経験値のうち算出対象の事象を示す事象IDに対応付けて記録されている運転経験値に加算すると決定する。
これら経験測定部109が運転経験値を特定する手法は他にも様々適用してよい。上記した手法はこれら手法の一例である。
評価結果更新部106は、データベース108の実機経験値テーブルにおいて運転者ID(ステップS104において読み取った運転操作情報の運転を行った運転者のID)に対応付けられて記録されている現在の運転経験値のうち、算出対象の事象を示す事象IDに対応付けて記録されている運転経験値に経験測定部109が加算すると決定した運転経験値を加算して更新する(ステップS106)。
このような経験測定部109の処理により、図4で示すような、運転者IDと複数の事象IDと各事象の経験値とが対応づけられた実機経験値テーブルが作成される。つまり経験測定部109は、各運転者について、事象ごとの経験値を特定してその情報を保持した実機経験値テーブルを、運転者が運転対象装置20に関する訓練を行う前に生成する。経験測定部109は運転対象装置20が実動作している際に、ある事象についての経験値を特定した場合には、実機経験値テーブルにおいて、運転者ID、事象ID、経験値に対応付けてさらに実機経験有無のフラグとして「有」を示すフラグを登録する。実機経験有無フラグが「無」の場合には、例えば実機経験値テーブルに訓練シミュレーションにおいて特定された訓練経験値が追加で登録される場合を想定しており、事象IDが示す事象についての実機(実際に稼働する運転対象装置20)での経験は無いことを意味する。
図6はデータベースの記憶する運転項目選定テーブルを示す図である。
図6で示すように、運転項目選定テーブルは、運転対象装置ID、事象ID、運転経験値(E)の範囲/または運転レベルの範囲、運転項目を対応付けて記憶している。運転対象装置IDが示す運転対象装置20に関して、事象IDが示す事象を模擬発生させて訓練を行う場合等には、運転訓練支援システム10は、それら情報に対応する運転経験値(E)/または運転レベルと、運転者(訓練者)の運転経験値の範囲/または運転レベルの範囲とを比較して、運転項目を決定する。
図7は運転訓練支援システムの処理フローを示す第二の図である。
次に各図を参照して訓練シミュレーションの前処理の処理フローを説明する。
運転者は運転訓練支援システム10を用いて運転対象装置20に関する運転操作の訓練を行う。なお運転訓練支援システム10には、運転対象装置(実機)20の入力装置と同等の模擬した模擬入力装置(中央制御装置の制御盤に備わる各スイッチやレバーなどの入力部に相当する装置)や表示装置が備えられているものとする。
まず運転訓練支援システム10が訓練シミュレーション前処理の処理開始の指示を受け付ける(ステップS201)。またこの時、運転訓練支援システム10は、訓練対象となる運転対象装置20の運転対象装置IDと、その運転対象装置20に関して、訓練する事象を示す事象IDとをインタフェースを介して取得する(ステップS202)。また運転訓練支援システム10は、訓練者となる運転者の運転者IDを、インタフェースを介して取得する(ステップS203)。すると運転訓練支援システム10の評価情報特定部102は、取得した運転者ID、運転対象装置ID、事象IDの組み合わせと同じ組み合わせに対応付けられて実機経験値テーブルに記録されている実機経験有無フラグを読み取る。
そして、評価情報特定部102は、実機経験有無フラグが「有」を示すかを判定する(ステップS204)。実機経験有無フラグが「有」を示す場合、評価情報特定部102は取得した運転者ID、運転対象装置IDに対応付けられて実機経験値テーブルに記録されている各事象IDと、各事象IDに対応付けられている各運転経験値を読み取る。評価情報特定部102は、その読み取った運転経験値の中から最も値の低い運転経験値を特定する(ステップS205)。評価情報特定部102は、ステップS202において取得した運転対象装置IDと、ステップS205において特定した運転経験値に対応して実機経験値テーブルに記録されている事象の事象IDとを運転項目選択部103に出力する。運転項目選択部103は、評価情報特定部102より取得した運転対象装置ID、事象IDに対応する運転項目を運転項目選定テーブルより取得する(ステップS206)。そして運転項目選択部103は、運転対象装置ID、と運転者が訓練する項目であるその運転項目を訓練シミュレーション処理部104へ出力する。これにより、訓練シミュレーション処理部104は、以降のシミュレーション処理として、取得した運転対象装置IDが示す運転対象装置20に関する、取得した運転項目のシミュレーションを行う。
上述の処理においては、実機経験値テーブルが運転経験値を記憶しており、この運転経験値が低い事象を特定して、その事象について予め運転項目選定テーブルに記録されている運転項目を、運転者が訓練する運転項目として選定する処理である。しかしながら、運転経験値の代わりに、運転レベルが用いられるようにしてもよい。この場合、実機経験値テーブルの生成過程において、運転レベルが特定されて実機経験値テーブルに登録されることとなる。運転レベルの特定手法や、運転経験値の特定手法については、それぞれどのような手法、算出方法であってもよい。運転経験値が高い場合、必ずしも運転レベルが高いとは言えない。よって運転訓練支援システム10は、運転経験値の特定手法とは異なる特定手法により運転レベルを特定するようにしてよい。具体的には運転レベルの特定は、事象発生時刻からの各操作対象物の順序が一致し、さらに各順序で操作された操作対象物の操作時刻の各間隔それぞれが、教師データと類似するほど高いレベルが与えられるなどの手法によって特定される。
評価情報特定部102は、さらに他の処理によって運転経験値等を特定するようにしてもよい。例えば、評価情報特定部102は、実機経験有無フラグが「有」を示す場合には、取得した運転者ID、運転対象装置ID、事象IDに対応付けられて実機経験値テーブルに記録されている運転経験値を読み取る。評価情報特定部102は、その読み取った運転経験値を特定し、特定した運転経験値と、その運転経験値に対応付けられて実機経験値テーブルの記憶する事象IDと、ステップS202で取得した運転対象装置IDとを運転項目選択部103に出力する。運転項目選択部103は、評価情報特定部102より取得した運転対象装置ID、事象IDに対応する運転経験値(E)が示す各範囲を運転項目選定テーブルから読み取って、評価情報特定部102から取得した運転経験値が含まれる範囲を示す事象IDを特定する。当該運転経験値が示す各範囲は運転経験のランクに相当する。運転項目選択部103は、その範囲を示す事象IDに対応する運転項目を運転項目選定テーブルより取得する。そして運転項目選択部103は、運転対象装置ID、と運転者が訓練する項目であるその運転項目を訓練シミュレーション処理部104へ出力する。これにより、訓練シミュレーション処理部104は、以降のシミュレーション処理として、取得した運転対象装置IDが示す運転対象装置20に関する、取得した運転項目のシミュレーションを行う。
図8は運転訓練支援システムの処理フローを示す第三の図である。
次に訓練シミュレーション処理について説明する。
訓練シミュレーション処理部104は運転項目選択部103から運転対象装置IDと運転項目とを取得する(ステップS301)。訓練シミュレーション処理部104はそれら運転項目選択部103から取得した運転対象装置IDと運転項目とに基づいて、その運転対象装置20に関する運転項目の訓練シミュレーション処理を行う(ステップS302)。訓練シミュレーション処理部104は、当該訓練シミュレーション処理に基づいて、運転対象装置20関する模擬動作情報を生成する。訓練シミュレーション処理部104はシミュレーション結果の模擬動作情報を用いて、表示装置や表示器などにおいてシミュレーション結果に基づく表示を行う。
運転者はシミュレーション結果に基づいて運転訓練支援システムに備わる模擬入力装置(または運転訓練支援システム10と通信ネットワークを介して接続された、表示装置や模擬入力装置を備えた運転訓練シミュレータ装置)を操作する。これにより、運転操作情報取得部101は、模擬入力装置(または運転訓練シミュレータ装置)から運転者ID、当該運転者が操作した操作対象物を示す操作対象物ID、操作時刻の情報を取得する(ステップS303)。操作対象物は、上述したように模擬入力装置(または運転訓練シミュレータ装置)におけるスイッチやレバーであってよい。また制御対象は、上述したように訓練シミュレーション処理の対象である運転対象装置20がプラントである場合には、パイプライン上に設けられた弁や、空調設備や、他の機械装置、電気装置などであってよい。以下、シミュレーション結果に基づいて運転訓練支援システムに備わる模擬入力装置を運転者が操作する場合を例に説明を進める。
運転操作情報取得部101は、訓練シミュレーション処理部104がシミュレーション処理を行っている間、当該シミュレーション結果に基づく事象の情報(事象ID)を取得する(ステップS304)。運転操作情報取得部101は、訓練シミュレーション処理部104より取得した運転者ID、操作対象物ID、操作時刻の情報、訓練シミュレーション処理の対象である運転対象装置20の運転対象装置IDを対応付けてログとしてデータベース108の運転者テーブルに登録する(ステップS305)。なおこの運転者テーブルに登録されるログの情報は、シミュレーション処理を示すフラグに対応付けて運転者テーブルに登録されるものとする。
また運転操作情報取得部101は、シミュレーション結果による事象IDと、その事象IDを取得した時刻(事象発生時刻)と、その事象IDを出力した運転対象装置IDと、をデータベース108の事象テーブルに登録する(ステップS306)。この場合も、運転操作情報取得部101は、シミュレーション処理を示すフラグに対応付けて事象テーブルに登録されるものとする。
このようにシミュレーション処理が行われている間、運転操作情報取得部101は訓練シミュレーション処理部104から情報を取得し続ける。また運転操作情報取得部101はシミュレーション処理が終了すると、訓練シミュレーション処理部104より処理終了の情報を取得する(ステップS307)。すると運転操作情報取得部101は、評価情報特定部102にシミュレーション処理による評価の特定を指示する。評価情報特定部102は、運転者テーブルや事象テーブルにシミュレーション処理のフラグと共に登録された情報を取得して、運転対象装置20のシミュレーション処理に基づく運転経験値を特定する(ステップS308)。当該運転経験値の特定処理については、上述した経験測定部109の処理と同様である。そして、評価情報特定部102の評価結果に基づいて、評価結果更新部106が、シミュレーション経験値テーブルを生成する(ステップS309)。シミュレーション経験値テーブルは、実機経験値テーブルにおいて、実機経験有無フラグが存在しない場合のデータテーブルと同等である。つまり、シミュレーション経験値テーブルは、運転者ID、運転対象装置ID、事象ID、運転経験値が対応付けられて登録される。評価情報特定部102は、経験測定部109と同様に、運転経験値に代えて、または運転経験値と共に運転レベルを特定するようにしてもよい。この場合運転レベルの情報が、シミュレーション経験値テーブルに登録されることとなる。なお既にシミュレーション経験値テーブルが生成されている場合には、評価結果更新部106は、シミュレーション経験値テーブルを更新する。
そして再度、上述の訓練シミュレーションの前処理の処理フローにおいて、評価情報特定部102は、実機経験有無フラグが「無」を示す場合には(ステップS204_No)、取得した運転者ID、運転対象装置IDに対応付けられてシミュレーション経験値テーブルに記録されている各事象IDと、各事象IDに対応付けられている運転経験値を特定する(ステップS207)。運転項目選択部103は、評価情報特定部102が読み取った運転経験値と、運転項目選定テーブルとに基づいて、上述した処理と同様に、運転者を訓練するための運転項目を特定(取得)する(ステップS206)。そして、上記図8を用いて説明したステップS301〜ステップS309と同様にシミュレーション処理が行われる。
ここで上述の実施形態においては、実機経験値テーブルと、シミュレーション経験値テーブルがそれぞれ生成される場合の例を示したが、実機経験値テーブルと、シミュレーション経験値テーブルが1つに統合されてもよい。つまり、経験測定部109が通常の運転対象装置20の稼働時において運転者が操作した結果を示す操作結果情報に基づいて実機経験値テーブルに相当する経験値テーブルを生成する。そして評価結果更新部106は、シミュレーション処理に基づいて評価情報特定部102が行った経験値の特定に基づいて、その経験値テーブルが示す運転者の経験値を更新するようにしてもよい。この場合、操作結果情報に基づいて特定した運転経験値には重み付けして加算するようにしてもよい。実際の事象を経験することは、シミュレーションによる運転操作を経験することに比べて運転経験が高まるという想定から重み付けを行う。
また上述の運転経験値の特定においては、操作結果情報に含まれる運転操作情報を用いて特定しているが、運転操作者の動作の情報を取得して、その情報を用いて運転経験値を特定してもよい。例えば、訓練の管理者が、運転者の動作を確認して、事象に気付いたかどうか、他の同時に訓練している運転者とコミュニケーションを取ったか否か、そのコミュニケーション手法の情報や、度合いの値を運転訓練支援システム10に入力する。評価情報特定部102は、その入力に基づいて取得した各情報を用いて、対応する予め定められた値を運転経験値として加算するようにしてもよい。
以上、本実施形態による運転訓練支援システムの処理について説明したが、上述の処理によれば、運転者の経験値や運転レベルなどの評価情報に基づいて、訓練時の運転項目を選定する。この時、経験値や運転レベルの低い事象に対して設定された運転項目を選択することとなるので、このような運転訓練支援システムのシミュレーション処理により、運転者は運転技能の向上を図ることができる。
なお上述の運転訓練支援システムは内部に、コンピュータシステムを有している。そして、上述した各処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
10・・・運転訓練支援システム
20・・・運転対象装置
101・・・運転操作情報取得部
102・・・評価情報特定部
103・・・運転項目選択部
104・・・訓練シミュレーション処理部
105・・・運転実績情報取得部
106・・・評価結果更新部
108・・・データベース
109・・・経験測定部

Claims (8)

  1. 運転対象装置の実機を訓練者が過去に操作した結果生成された実機経験値テーブルであって、前記運転対象装置における発生事象と、その発生事象が発生した際の前記実機における運転に関する評価情報と、前記実機の操作有無と、を紐づけて保持する前記実機経験値テーブルを生成する実機経験値テーブル生成部と、
    前記運転対象装置のシミュレーションを前記訓練者が過去に実施した結果生成されたシミュレーション経験値テーブルであって、前記運転対象装置のシミュレーションにおける発生事象と、その発生事象が発生した際の前記シミュレーションにおける運転に関する評価情報と、を紐づけて保持する前記シミュレーション経験値テーブルを生成するシミュレーション経験値テーブル生成部と、
    前記訓練者の前記運転対象装置の運転操作に関する情報を取得する運転操作情報取得部と、
    前記実機の操作有無が操作有りを示す場合には、前記運転操作に関する情報と前記運転対象装置における所定の発生事象とに基づいて前記訓練者の前記発生事象の発生時における前記運転対象装置の運転に関する評価情報を前記実機経験値テーブルから特定し、前記実機の操作有無が操作無しを示す場合には、前記運転操作に関する情報と前記運転対象装置における所定の発生事象とに基づいて前記訓練者の前記発生事象の発生時における前記運転対象装置の運転に関する評価情報を前記シミュレーション経験値テーブルから特定する評価情報特定部と、
    特定した前記発生事象に応じた前記評価情報に基づいて前記訓練者の前記発生事象に対する訓練項目を複数の訓練項目の中から選択する運転項目選択部と、
    前記訓練項目に基づく運転訓練シミュレーション処理を実行する訓練シミュレーション処理部と、
    を備えることを特徴とする運転訓練支援システム。
  2. 前記評価情報特定部は、前記訓練項目に基づく運転訓練シミュレーションの結果を示す前記運転操作に関する情報に基づいて、前記訓練者の運転訓練に基づく評価結果を示す評価情報を特定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の運転訓練支援システム。
  3. 実機の運転操作の運転実績を示す運転実績情報を取得する運転実績情報取得部を備え、
    前記評価情報特定部は、前記運転実績情報に基づいて、前記訓練者の実機の運転操作に基づく評価結果を示す評価情報を特定する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の運転訓練支援システム。
  4. 前記評価情報の特定に基づいて、既に記憶部に記憶する評価情報を更新する評価結果更新部を備え、
    前記運転項目選択部は、前記記憶部の記憶する前記評価情報に基づいて前記訓練者の訓練項目を複数の訓練項目の中から選択する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載の運転訓練支援システム。
  5. 前記運転項目選択部は、前記評価情報が低い評価を示す運転操作を行う訓練項目を選択する
    ことを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載の運転訓練支援システム。
  6. 前記運転項目選択部は、前記運転操作の経験値の低い訓練項目を選択する
    ことを特徴とする請求項1から請求項5の何れか一項に記載の運転訓練支援システム。
  7. 運転訓練支援システムのコンピュータが、
    運転対象装置の実機を訓練者が過去に操作した結果生成された実機経験値テーブルであって、前記運転対象装置における発生事象と、その発生事象が発生した際の前記実機における運転に関する評価情報と、前記実機の操作有無と、を紐づけて保持する前記実機経験値テーブルを生成し、
    前記運転対象装置のシミュレーションを前記訓練者が過去に実施した結果生成されたシミュレーション経験値テーブルであって、前記運転対象装置のシミュレーションにおける発生事象と、その発生事象が発生した際の前記シミュレーションにおける運転に関する評価情報と、を紐づけて保持する前記シミュレーション経験値テーブルを生成し、
    前記訓練者の前記運転対象装置の運転操作に関する情報を取得し、
    前記実機の操作有無が操作有りを示す場合には、前記運転操作に関する情報と前記運転対象装置における所定の発生事象とに基づいて前記訓練者の前記発生事象の発生時における前記運転対象装置の運転に関する評価情報を前記実機経験値テーブルから特定し、前記実機の操作有無が操作無しを示す場合には、前記運転操作に関する情報と前記運転対象装置における所定の発生事象とに基づいて前記訓練者の前記発生事象の発生時における前記運転対象装置の運転に関する評価情報を前記シミュレーション経験値テーブルから特定し、
    特定した前記発生事象に応じた前記評価情報に基づいて前記訓練者の前記発生事象に対する訓練項目を複数の訓練項目の中から選択し、
    前記訓練項目に基づく運転訓練シミュレーション処理を実行する
    ことを特徴とする運転訓練支援方法。
  8. 運転訓練支援システムのコンピュータを、
    運転対象装置の実機を訓練者が過去に操作した結果生成された実機経験値テーブルであって、前記運転対象装置における発生事象と、その発生事象が発生した際の前記実機における運転に関する評価情報と、前記実機の操作有無と、を紐づけて保持する前記実機経験値テーブルを生成する実機経験値テーブル生成手段、
    前記運転対象装置のシミュレーションを前記訓練者が過去に実施した結果生成されたシミュレーション経験値テーブルであって、前記運転対象装置のシミュレーションにおける発生事象と、その発生事象が発生した際の前記シミュレーションにおける運転に関する評価情報と、を紐づけて保持する前記シミュレーション経験値テーブルを生成するシミュレーション経験値テーブル生成手段、
    前記訓練者の前記運転対象装置の運転操作に関する情報を取得する運転操作情報取得手段、
    前記実機の操作有無が操作有りを示す場合には、前記運転操作に関する情報と前記運転対象装置における所定の発生事象とに基づいて前記訓練者の前記発生事象の発生時における前記運転対象装置の運転に関する評価情報を前記実機経験値テーブルから特定し、前記実機の操作有無が操作無しを示す場合には、前記運転操作に関する情報と前記運転対象装置における所定の発生事象とに基づいて前記訓練者の前記発生事象の発生時における前記運転対象装置の運転に関する評価情報を前記シミュレーション経験値テーブルから特定する評価情報特定手段、
    特定した前記発生事象に応じた前記評価情報に基づいて前記訓練者の前記発生事象に対する訓練項目を複数の訓練項目の中から選択する運転項目選択手段、
    前記訓練項目に基づく運転訓練シミュレーション処理を実行する訓練シミュレーション処理手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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