JP6666151B2 - 嗜好品抽出機 - Google Patents

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Description

本発明は、コーヒー等の嗜好品を抽出するための嗜好品抽出機に関するものである。
コーヒー等の嗜好品を抽出するために種々の抽出機が知られている。特に、手軽にコーヒーを抽出可能な抽出機が市場で要求されている。
例えば、下記非特許文献1では、飲料容器であるコップの上に着脱自在に載置されるドリッパーからなる簡易なコーヒー抽出機を開示している。この抽出機は、ドリッパーにペーパフィルターをセットして1人分のコーヒー粉末を入れる。その後、電気ポットなどで準備したお湯を注ぐことで、コップに1人分のコーヒーを抽出することができる。
また、下記非特許文献2では、コップの上に載置されるキャップにペーパフィルターをセットする。このキャップの上に筒状のチャンバーを置き、チャンバーの上からコーヒー粉末をチャンバー内に入れる。その後、チャンバー内にお湯を注ぎ、プランジャーをチャンバーに差し込みゆっくりと圧力を掛けることで、コップ内に抽出されたコーヒーが注ぎ込まれる。
"ワンカップ カフェオールHARIOネットショップ"、平成27年10月16日、インターネット<URL:http://ameblo.jp/hiromtsukamoto/entry-11490685453.html> "エアロプレスコーヒーメーカー"、平成27年10月16日、小川珈琲、インターネット<URL:http://www.oc-ogawa.co.jp/products/tools/aeropress/>
上記の先行技術はいずれもペーパフィルターをセットし、コーヒー粉末を自分で入れる構成になっている。いずれも簡易な構成ではあるが、使用済みのコーヒー粉末の処理が煩雑である。また、非特許文献2の構成は、チャンバーにも使用済みコーヒー粉末が付着する可能性があり、やはり後処理が煩雑である。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その課題は、簡易にコーヒー等の嗜好品を抽出できる抽出機でありながら、使用後の洗浄等の処理が簡単な嗜好品抽出機を提供することである。
上記課題を解決するため本発明に係る嗜好品抽出機は、
抽出すべき嗜好品が収容された飲料用抽出フィルターが着脱自在に載置されるホルダーと、
このホルダーの下部に着脱自在に取り付けられ、飲料用抽出フィルターから抽出された飲料が収容される飲料容器と、
前記ホルダーの上部に着脱自在に取り付けられ、飲料用抽出フィルターに供給すべき液体を収容可能な本体と、を備えたことを特徴とするものである。
かかる構成による嗜好品抽出機の作用・効果は以下の通りである。まず、飲料用抽出フィルターが着脱自在に載置されるホルダーを備えている。飲料用抽出フィルターは完成されたユニットであり、嗜好品の粉末等が外部に出てくることはなく、嗜好品抽出後は飲料用抽出フィルターをそのまま廃棄すればよい。ホルダーの下にはコップとして使用可能な飲料容器が設けられ、抽出された嗜好品は飲料容器内に収容される。また、ホルダーの上部には本体が着脱自在に取り付けられ、この本体を介して飲料用抽出フィルターに液体(湯など)を供給することができる。この構成によれば、ホルダーや本体に嗜好品が付着するような問題はなく、洗浄も容易である。従って、簡易にコーヒー等の嗜好品を抽出できる抽出機でありながら、使用後の洗浄等の処理が簡単な嗜好品抽出機を提供することができる。
本発明において、前記本体は筒体のシリンダーとして機能し、本体内を上下方向に摺動可能なポンプを備えたことが好ましい。
かかる構成によれば、シリンダーとして機能する本体内に液体を収容し、上からポンプで押すことで液体が飲料用抽出フィルター内に供給される。ポンプを摺動させるのは手動でもよいし電動でもよい。手動にすれば、構成が簡素化するので好ましい。
本発明において、前記ホルダーの底部にスリットが形成されたパッキン部材が取り付けられ、前記スリットは、抽出圧力が作用したときに開くように設定されていることが好ましい。
本体に液体を収容したときに、抽出動作を行う前に、その液体が自重により飲料用抽出フィルターに入り込み、飲料用抽出フィルターの底部から嗜好品が抽出されてしまうことがあり、そのまま飲料容器の方向へ滴下することがある。従って、飲料容器をセットしていない時に、予期しない熱いお湯が自然落下して火傷をする可能性もある。かかる危険性を回避するため、ホルダーの底部にスリットが形成されたパッキンを取り付けておき、抽出圧力が作用したときに初めてスリットを介して嗜好品が落下するようにする。これにより、不要な液漏れや火傷の危険性を回避することができる。
本発明において、前記ポンプは円筒形に形成されたポンプ本体と、このポンプ本体の下部に設けられたパッキンを備え、このパッキンは前記円筒形の外径より大きな圧接部と、この圧接部から徐々に小径になるテーパ部を備えていることが好ましい。
ポンプを使用して手動で抽出するとき抽出時の負荷を軽減することが好ましい。そこでポンプ本体の下部にパッキンを設け、このパッキンで内部を密封可能にする。パッキンはテーパ状になっており全域が本体の内壁に圧接するのではなく、圧接部のみが圧接するようなテーパ部を備えている。このような構成によれば、手動でポンプを上下摺動させるときにポンプを上下方向に垂直な軸線周りに回転することができ、ポンプを本体に挿入したり抜くときの負荷を軽減することができる。
本発明に係る前記ポンプは、前記飲料用抽出フィルターを少なくとも1つ収容可能な収容空間を備えていることが好ましい。
ポンプに係る収容空間を設けることで、飲料用抽出フィルターを収容させることができ、外出で持ち出すときなどに便利である。
本発明に係る前記本体下部には、飲料用抽出フィルターに形成された液体通過領域に圧接する密閉パッキンと、その中央部に形成された液体通過孔が形成されていることが好ましい。
例えば、飲料用抽出フィルターの中には、蓋部分の中央のみ(液体通過領域)から液体を注入させるような構成がある。かかる場合、蓋部分の中央以外に液体が流れないようにする必要がある。そこで液体通過領域に圧接する密閉パッキンを設け、その中央部に液体通過孔を設けることで、液体通過領域を密封し確実に液体を飲料用抽出フィルターに抽入することができる。
本発明において、前記本体の上部に設けられ、本体内に収容された液体に圧力を作用させることで、飲料用抽出フィルターに液体を供給することが可能なエアポンプを備えたことが好ましい。
本体内の液体を飲料用抽出フィルターに供給する方法として、エアポンプを本体上部に設けてもよい。本体に液体を収容し、上部に設けられたエアポンプから液体に向けてエア圧力を供給することで、液体を飲料用抽出フィルターに供給することができる。エアポンプを用いることで常に一定の濃さの飲料を抽出することができる。
本発明において、前記本体は液体タンクであり、この液体タンク内の液体を吸引して飲料用抽出フィルターへ供給する液体ポンプを備えたことが好ましい。
かかる構成によれば、液体ポンプを用いることで常に一定の濃さの飲料を抽出することができる。
第1実施形態に係るコーヒー抽出機の外観斜視図を示す図 コーヒー抽出機を構成する部材を示す外観斜視図 コーヒー抽出機の縦断面図を示す図 ホルダーを上方から見た斜視図 ホルダーの構造を示す断面図 本体下部の拡大断面図 コーヒー抽出フィルターの構成を示す断面図 コーヒー抽出フィルターの構成を示す分解斜視図 コーヒーを抽出するときの動作を示す図 コーヒーを抽出するときの動作を示す図 コーヒーを抽出するときの動作を示す図 コーヒーを抽出するときの動作を示す図 第1実施形態の変形例を示す断面図 第2実施形態に係るコーヒー抽出機の構成を示す断面図 第3実施形態に係るコーヒー抽出機の構成を示す断面図 第3実施形態に係るコーヒー抽出機の構成を示す断面図
本発明に係る嗜好品抽出機の好適な実施形態を図面を用いて説明する。ここでは嗜好品の例としてコーヒーを挙げて説明するが、本発明として嗜好品はコーヒーに限定されず、紅茶、緑茶等の種々の嗜好品の場合にも適用できるものである。
<第1実施形態>
第1実施形態に係るコーヒー抽出機(嗜好品抽出機の一例)について説明する。図1は、コーヒー抽出機の外観斜視図を示す。このコーヒー抽出機は主に4つの部材により構成される。図2は、各部材を単独で示す外観斜視図である。コーヒー抽出機は、ホルダー1と、このホルダー1の下部に着脱自在に取り付けられるコップ2(飲料容器に相当)と、ホルダー1の上部に着脱自在に取り付けられる本体3と、本体3の中に摺動可能に挿入されるポンプ4により構成される。
図3は、コーヒー抽出機の縦断面図を示す図である。コップ2は、上部20と下部21を有し、上部20の方が少し径が大きい。ただし、コップ2の形状は種々変更可能である。コップ2の上部20の上端面にホルダー1が載置される。
図4は、ホルダー1を上方から見た斜視図である。図5は、ホルダー1の構造を示す断面図であり、(a)はパッキン14を組み込んだ状態(b)はパッキン14を組み込む前の状態を示す。ホルダー1は、コップ2内に挿入される筒状の挿入部10と、挿入部10の上部側面から突出するフランジ部11を備える。フランジ部11がコップ2の上端面に載置されることで、ホルダー1をコップ2の上に載置することができる。フランジ部11の上部に筒状の本体支持部12が設けられ、雌ねじ12aが形成されている。以上のように、ホルダー1は、コップ2に対して着脱自在に設置される。本実施形態では、単にホルダー1を載置するだけであるが、係止機構やロック機構を設けて結合する構成を採用してもよい。
また、ホルダー1の挿入部10の中にフィルター収容部13が形成されており、後述の飲料用抽出フィルターが収容される。フィルター収容部13は下方に突出したお椀状に形成されている。フィルター収容部13の底部には、パッキン支持部13aが形成される。
パッキン支持部13aには、シリコン製のパッキン14が圧入および固定される。パッキン14は円板状であり、円形の平板部14aと、平板部14aの周囲に設けられた圧入部14bと、平板部14aの中央に形成された直線状のスリット14cを備えている。なおスリット14cの形状は直線でなくてもよく、適宜変更が可能である。このスリット14cは、通常は閉じているが所定以上の圧力が作用すると開くことができるように、形状、厚み、材質が設定されている。パッキン14は、パッキン支持部13aに形成されたリング状の溝に圧入部14bを圧入することで、ホルダー1に対して固定することができる。コーヒーが接触する部材であるから、パッキン14はコーヒー等の嗜好品に対して影響を与えない素材が選択される。また、同じ意味で、接着剤等を使用せずに、圧入によりパッキン支持部13aに結合される。
本体3は、ホルダー1の上部に着脱自在に取り付けられる。本体3は、筒状のシリンダーとして形成され、その下部の外表面に雄ねじ30が形成される。この雄ねじ30は、ホルダー1に形成された雌ねじ12aと螺合可能であり、これにより、両者を結合することができる。なお、ネジ以外に結合方式を用いてもよい。
図6は、本体3の下部の拡大断面図である。本体3の底部中央には、液体排出口31が設けられている。液体排出口31はコーヒー抽出フィルターの方向に向いた突出した形状を有している。またこの液体排出口31の周囲に密閉パッキン32が設けられている。密閉パッキン32は、シリコン等の弾性体により形成される。密閉パッキン32は、中央部に液体通過孔32aが形成され、その周囲に同芯状に第1リング突起32b、第2リング突起32cが形成される。これらの第1・第2リング突起32b,32cは、後述のコーヒー抽出フィルター5の表面に圧接することができる。これにより、コーヒー注出時に湯が周囲に漏れることを防止している。
ポンプ4は、本体3の中に挿入されて上下方向に摺動可能である。ポンプ4は、円筒形に形成されたポンプ本体40と、ポンプ本体40の下部に取り付けられるパッキン41と、ポンプ本体40の上部に取り付けられる蓋体42により構成される。ポンプ本体40の下部には、係合溝40aと底部40bが一体形成されている。この係合溝40aにパッキン41が取り付けられている。パッキン41は、内径方向に突出した係合突起41aを有し、この係合突起41aが係合溝40aに係合することで、パッキン41がポンプ40の下部に取り付けられる。係合突起41aの下方に凹部41bが形成され、この凹部41bに底部40bが嵌合する。
パッキン41は、下方または下方の近傍に圧接部41cを有しており、この圧接部41cが本体3の内壁に圧接する。圧接部41cの上方に行くほど小径になるようにテーパ部41dが形成されている。ポンプ本体40の外壁面は、本体3の内壁面に対してわずかに隙間が生じるような寸法設定になっている。
蓋部42は、ほぼ平板状であるが、その裏面の外周に沿って係合溝42aが形成される。ポンプ本体40の上端面には係合突起40eが形成され、蓋体42の係合溝42aが嵌合することで、蓋体42とポンプ本体40が結合する。蓋体42は、ポンプ4に対して着脱自在に構成することができる。また、ポンプ4の内部には収容空間Sが形成される。
<コーヒー抽出フィルターの構成>
つぎに、コーヒー抽出フィルター(飲料用抽出フィルターの一例に相当)の構成を図7、図8により説明する。なお、抽出フィルターは、本実施形態の構成に限定されるものではない。抽出フィルター5は、コーヒー粉末(嗜好品に相当)が収容されるフィルター部50と、このフィルター部50の上部に取り付けられる平板状の蓋部51とから構成される。
蓋部51は、フィルター部50側に位置し、透水性を有していない第1シート部材52と、この第1シート部材52の上に積層され、透水性を有する第2シート部材53と、の二層構造により構成される。フィルター部50は、不織布により形成され、好ましくは、スパンボンド不織布により形成される。フィルター部50の上部には空間部Mが形成される。この空間部Mにより、湯で膨張したコーヒー粉末と湯が滞留接触し、十分な抽出を行うことができる。
第1シート部材52は、一層もしくは多層の樹脂フィルムにより形成される。第2シート部材53は、スパンボンド不織布等の不織布により形成される。フィルター部50には、フランジ50aが形成され、このフランジ50aにて蓋部51と接着される。
また、第1シート部材52と第2シート部材53も、周縁部A(図8の斜線部参照)および孔部52a(液体通過領域に相当)の周囲Cで接着されている。周囲C(接着領域)の形状は、所定の幅を有するリング状に形成される。周囲Cの内径は、孔部52aの外径よりも大きくなるように設定される。周縁部Aの内側と周囲Cの外側の空間Bと、周囲Cの内側の空間Dは接着されていない。従って、必要最小限の接着により第1シート部材52と第2シート部材53を接着することができる。
第1シート部材52の中央には舌片状の孔部52aが形成される。かかる孔部52aは、製造工程において、第1シート部材52にカットラインCLを入れることで形成することができる。カットラインCLを入れるのではなく、打ち抜きにより孔部52aを形成してもよいが、その場合、小さな廃棄片が発生し、異物混入のトラブルを引き起こす原因となる。そこで、上記カットラインCLを形成することで、廃棄片の発生を防止し、上記トラブルの発生を未然に防止することができる。孔部52aの大きさは、直径3mm相当である。
また、第1シート状部材52と第2シート状部材53には、それぞれ手で持ちやすくするためのつまみ部52c,53aが一体形成される。ただし、つまみ部52c,53aは必ずしも必要ない。
カットラインCLについては、本実施形態ではC字状(所定形状に相当)としているが、V字状等の適宜の形状を採用することができる。
第1シート部材52の素材については、例えば、CPP(無延伸ポリプロピレン)フィルム(厚さ50μm)の一層構造、PE(ポリエチレン)/PP(ポリプロピレン)/PEフィルムの三層構造(トータル厚さ50μm)、PP/PP/PPフィルムの三層構造(トータル厚さ50μm)等により形成することができる。抽出液の品質、接着性、強度等を考慮して適切な素材を選択することができる。
フィルター部50を構成する素材としては、例えば、旭化成せんい株式会社製のスパンボンドY25200を用いることができる。第2シート部材53を構成する素材としては、例えば、大紀商事株式会社製のオキロンCEW−30を使用することができる。
<コーヒー抽出動作>
つぎに、第1実施形態に係るコーヒー抽出機を用いてコーヒーを抽出するときの動作を図9A〜Dにより説明する。
図9Aは、本体3をホルダー1の上部から取り外して、ホルダー1のフィルター収容部13にコーヒー抽出フィルター5をセットした状態を示す。次いで、ホルダー1の上部に本体3を取り付ける。本体3の上部は開口しており、ここから本体内に湯Wを注ぐ(図9B)。注がれた湯Wは、コーヒー抽出フィルター5内に自然落下していくが、抽出されたコーヒーがコップ2にまで落下することはない。フィルター収容部13の下部にはパッキン14が設けられており、自然落下の力ではパッキン14のスリット14cを通過することができない。
つぎに、本体3の上部からポンプ4を挿入する(図9C)。ポンプ4を挿入したときに、湯Wの上に空気層Aiが形成され、ポンプ4の下部に取り付けられたパッキン41の底面が、空気層Aiを押していくので、その下にある湯が液体排出口31、液体通過孔32aを介して抽出フィルター5に供給される。これにより、湯がコーヒー抽出フィルター5の内部に入り込み、コーヒーが抽出される。湯は抽出フィルター5の上面の中央部のみから供給され、周囲に漏れることはない。また密閉パッキン32が抽出フィルター5の上面に圧接するので、周囲に湯が漏れていくことがない。
ポンプ4は手動で押圧していくが、押圧する力によりコーヒー抽出フィルター5から抽出されたコーヒーは、パッキン14のスリット14cを開放させ、コーヒーがコップ2内に滴下していく。図9Dは、ポンプ4を一番下まで押圧した状態を示す。抽出し終わったら、ポンプ4を上方に移動させて本体3から脱出させる。
ポンプ4の下部に取り付けられたパッキン41の圧接部41cとテーパ部41dの構成により、ポンプ4を上下動させるときは、ポンプ4を垂直軸まわりに回転させながらの上下動が可能である。ポンプ4のポンプ本体40と本体3の内壁面は密着していない。従って、手動操作するときの負荷を軽減することができる。また、パッキン41の底面により空気層Aiを保持したままその下の湯を押圧していくことになるが、パッキン41の圧接部41cが本体3の内壁に密着しており、湯が漏れてしまうことはない。さらに、ポンプ4を下方に摺動するときの速度により、濃さの異なるコーヒーを抽出することができる。
なお、湯を全部供給した後は、空気層Aiのみを供給することになる。最後に空気を押しこむことで、抽出フィルター5に残った残水も押し出されて液だれもなくなり、品質の良いコーヒーを抽出できる。また。抽出フィルター5も乾いた状態になり、最後の一滴まで抽出することができ、廃棄するときも乾いているので捨てやすい。
<第1実施形態の変形例>
図10は、第1実施形態の変形例を示す断面図である。ポンプ4の内部には収容空間Sが形成されており、2つのコーヒー抽出フィルター5を収容することができる。コーヒーを飲みたいときに、抽出フィルター5をすぐに準備できるので便利である。また、アウトドアで利用する場合にも、スペースを有効活用しながらコーヒー抽出フィルター5を持ち運ぶことができる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態に係るコーヒー抽出機を図11により説明する。なおコップ2の図示は省略している。第1実施形態は、手動によるポンプにより湯を送り込む構成であった。第2実施形態ではエアポンプ6を使用する。エアポンプ6は、ポンプ駆動部60と電池61を備えている。本体3の上部にはネジ結合部33が設けられ、エアポンプ6は着脱自在に本体3の上に取り付けることができる。
エアポンプ6の下面中央にはエア吹き出し口62が設けられており、ここからエアが噴出する。このエアにより本体3内に収容された湯の表面に圧力をかけることで、湯をコーヒー抽出フィルター5に送り込むことができる。エアポンプ6の外表面の適宜の箇所にスイッチを設け、このスイッチを操作することでエアポンプ6が作動する。作動時間は予め設定された時間作動するようにしてもよいし、手動でストップできるように構成してもよい。エアポンプ6の上面にはエア排出口63が設けられている。
かかる構成によれば、小型のエアポンプ6を用いてコーヒーの抽出を行うことができる。電池も単三電池で十分であり、コーヒー抽出機の小型化に寄与することができる。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態に係るコーヒー抽出機を図12、図13により説明する。どちらも縦断面図であるが切断する方向が互いに90゜異なる。なおコップ2の図示は省略している。本体3は湯タンク(液体タンク)として機能し、上面開口部からお湯を注ぐことができる。
本体3の下部側面に液体ポンプ7が設けられている。液体ポンプ7は、ポンプ駆動部70と駆動源としての電池71を備えている。電池71としては、例えば、単三電池を1つまたは2つ用いることができる。本体3の底部は中央に行くほど低くなるようなテーパ面が形成されている。中央底部には吸引流路72と排出流路73が設けられており、流路形成部材74として一体化されている。吸引流路72は吸引パイプ72aを介して液体ポンプ7に接続され、排出流路73は排出パイプ73aを介して液体ポンプ7に接続される。
流路形成部材74の下方には、排出口形成部材34が設けられている。排出口形成部材34は、本体3と一体結合されており、本体3の一部として機能する。なお本体3は液体ポンプ7とも一体結合されている。排出口形成部材34には、密閉パッキン32が設けられているが、これは第1・第2実施形態と同じ構造を用いることができる。排出口形成部材34は、ホルダー1の上部にネジ結合により結合することができる。この結合態様は他の実施形態と同じである。これにより、本体3をホルダー1に対して着脱自在に取り付けることができる。
コーヒー注出を行うときは、まず、本体3に湯をいれる。他の実施形態とは異なり、この段階で湯が自然落下でコーヒー抽出フィルターの方向に向かうことはない。次に、液体ポンプ7を作動させる。不図示のスイッチを操作することで、液体ポンプ7を駆動することができる。これにより、湯を吸引流路72を介して吸引し、排出流路73から排出し、抽出フィルター5に湯を供給する。これにより、コーヒーを抽出することができる。
かかる構成によれば、小型の液体ポンプ7を用いてコーヒーの抽出を行うことができる。電池も単三電池で十分であり、コーヒー抽出機の小型化に寄与することができる。
S 収容空間
1 ホルダー
10 挿入部
11 フランジ部
12 本体支持部
13 フィルター収容部
14 パッキン
14c スリット
2 コップ
3 本体
4 蓋体
5 コーヒー抽出フィルター
6 エアポンプ
7 液体ポンプ
31 液体排出口
32 密閉パッキン
40 ポンプ駆動部
41c 圧着部
41d テーパ部
42 蓋部

Claims (8)

  1. 抽出すべき嗜好品が収容された飲料用抽出フィルターが着脱自在に載置されるホルダーと、
    このホルダーの下部に着脱自在に取り付けられ、飲料用抽出フィルターから抽出された飲料が収容される飲料容器と、
    前記ホルダーの上部に着脱自在に取り付けられ、飲料用抽出フィルターに供給すべき液体を収容可能な本体と、
    を備え、
    前記本体の下部には、飲料用抽出フィルターに形成された液体通過領域に圧接する密閉パッキンと、その中央部に形成された液体通過孔とを備え、
    前記密閉パッキンは前記本体の下部から突出していることを特徴とする嗜好品抽出機。
  2. 前記本体は筒体のシリンダーとして機能し、本体内を上下方向に摺動可能なポンプを備えたことを特徴とする請求項1に記載の嗜好品抽出機。
  3. 前記ホルダーの底部にスリットが形成されたパッキン部材が取り付けられ、前記スリットは、抽出圧力が作用したときに開くように設定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の嗜好品抽出機。
  4. 前記ポンプは円筒形に形成されたポンプ本体と、このポンプ本体の下部に設けられたパッキンを備え、このパッキンは前記円筒形の外径より大きな圧接部と、この圧接部から徐々に小径になるテーパ部を備えていることを特徴とする請求項2に記載の嗜好品抽出機。
  5. 前記ポンプは、前記飲料用抽出フィルターを少なくとも1つ収容可能な収容空間を備えていることを特徴とする請求項2又は4に記載の嗜好品抽出機。
  6. 前記液体通過孔の周囲に同芯状に第1リング突起と第2リング突起が形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の嗜好品抽出機。
  7. 前記本体の上部に設けられ、本体内に収容された液体に圧力を作用させることで、飲料用抽出フィルターに液体を供給することが可能なエアポンプを備えたことを特徴とする請求項1に記載の嗜好品抽出機。
  8. 前記本体は液体タンクであり、この液体タンク内の液体を吸引して飲料用抽出フィルターへ供給する液体ポンプを備えたことを特徴とする請求項1に記載の嗜好品抽出機。
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