JP6665971B2 - 金属帯のスリッタ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、金属帯のコイル体から金属帯を巻出し、狭幅に条取り切断してコイル状に巻取る、金属帯のスリッタ装置に関する。
スリッタ装置は、通常、金属帯がコイル状に巻かれた金属帯のコイル体から金属帯を巻出す巻出機と、巻出された金属帯を狭幅に条取り切断(スリット)するカッタスタンドと、切断された金属帯をコイル状に巻取る巻取機とを有している。
スリッタ装置に関わる技術として、薄肉の鋼板ストリップを巻出機から巻出し、巻き出したストリップを、一旦弛ませてからカッタスタンドに供給する技術が知られている。例えば、特許文献1には、金属帯のコイル体から金属帯を巻出す巻出機と、巻出された前記金属帯を狭幅に条取り切断するカッタスタンドと、切断された金属帯をコイル状に巻取る巻取機と、を有する金属帯のスリッタ装置であって、前記巻出機と前記カッタスタンドとの間には、前記巻出機側に、前記金属帯に一定張力を付与する張力調整ユニットを有し、前記カッタスタンド側に、入り側の前記一定張力と出側の張力とを隔てる張力分離ユニットを有する金属帯のスリッタ装置が開示されている。
国際公開第2017/057591号
特許文献1に記載のスリッタ装置を適用したところ、スリット後の金属帯における幅寸法が、許容範囲を超えて大きくなることがあった。金属帯の幅寸法が許容範囲外になると、例えば、金属帯を積層した磁心が製品規格外になり、使用不可となるなど、金属帯を用いた製品に悪影響を及ぼしてしまう。
本発明者等が幅寸法の誤差が発生する原因を探ったところ、スリット中に金属帯が波状に湾曲していることが原因であることが判った。
つまり、カッタスタンドは、複数の回転刃により金属帯を条取りするものであるが、図10に示すように、湾曲した金属帯1が回転刃5a,5bの間に搬送されてスリットされると、カッタスタンドを通過した後の金属帯は内部歪の解放によって平坦になるので、カッタスタンドの刃の間の幅よりも幅広になっていた。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、量産に適し、かつ、スリット後の金属帯における幅寸法の誤差を小さくすることが可能なスリッタ装置を提供することにある。
本発明者は、スリット中の金属帯が波状に湾曲しない方法について、検討した。
最初に行ったスリッタ装置の改良案は、図11に示すように、カッタスタンド5の金属帯の入り側に隣接し、回転刃5a,5bの手前に、金属帯を上下方向から挟むガイド機構2を設けた。このガイド機構2は、具体的には、金属帯1を平面上で搬送させる搬送台2bと金属帯1を上から抑える制振板2cを備えさせたものである。制振板2cは、支点2eを中心に回転可能な状態とし、カッタスタンド5から離れている側を、一端が固定部材2dに接続されたバネ2fの張力により図面上方に引っ張ることが可能である。これにより、制振板2cのカッタスタンド5側が搬送台2bに一定の張力で押し当てられた状態となり、金属帯1の湾曲が抑制できると、本発明者は考えた。しかしこの構造のガイド機構を設けたスリッタ装置では、金属帯の湾曲が十分に平坦化されず、金属帯1がその弾性力によって制振板2cを押し上げた結果、スリット後の金属帯は所望の幅よりも広くなることがあった。
さらなる対策として、上記装置で用いたバネ2fをさらに弾性率が高いものに変え、制振板2cの押しつける力を強めた。しかしこの場合、金属帯1が滑らなくなって搬送ができなくなったり、金属帯1が搬送中に破断するという問題が起きた。破断した場合は、その都度、金属帯の詰まりを取り除いたり、金属帯の端部をガイド機構を介してカッタスタンド5に通すセッティング作業が発生し、スリット作業が煩雑となった。
また、制振板2cと金属帯1が摺動していることから、金属帯1の表面に擦り傷が発生し、外観不良の原因となった。
このように、制振板2cの押しつける力を極力強めると、量産上で色々な問題が発生した。
そこで本発明者は、平面を有する2つのガイド部材を間隔を空けて固定して配置し、そのガイド部材の間に金属帯を搬送することにより、スリット中の金属帯が波状に湾曲することを抑制できると考え、本発明に到達した。
すなわち本発明は、金属帯がコイル状に巻かれた金属帯のコイル体から金属帯を巻出す巻出機と、前記巻出機から巻出された前記金属帯を条取り切断するカッタスタンドと、前記カッタスタンドで切断された前記金属帯をコイル状に巻取る巻取機と、を有する金属帯のスリッタ装置であって、
前記スリッタ装置は、前記カッタスタンドの前記金属帯の入り側に隣接し、平面を有するガイド部材で前記金属帯を上下方向から挟むガイド機構を備え、
前記ガイド部材の平面同士の距離tは、前記金属帯の厚みwに対し、w<t≦14×wの関係にあることを特徴とする。
前記距離tの下限は、前記金属帯の厚みwに対し、8×wであることが好ましい。
また、前記ガイド機構は、前記金属帯の側面をガイドする部材を備えない構造とすることが好ましい。
また、前記カッタスタンドは、前記金属帯の両面側のそれぞれで、同軸で回転し、前記金属帯を両面側から挟み込む構造である、複数の回転刃を備え、前記ガイド部材の少なくとも一方は、前記回転刃を挿入可能な複数の溝を備え、前記複数の回転刃が前記複数の溝に挿入されて、前記金属帯を切断するスリッタ装置の構成とすることができる。
また、前記巻出機と前記ガイド機構との間には、前記巻出機側に、前記金属帯に一定張力を付与する張力調整ユニットを有し、前記ガイド機構側に、入り側の前記一定張力と出側の張力とを隔てる張力分離ユニットを有する構成とすることができる。
また、前記金属帯として、厚みが7μm以上50μm以下のアモルファス金属帯を用いることができる。
本発明のスリッタ装置は、スリットされた金属帯の幅寸法の誤差を小さくすることができる。そのため、金属帯およびそれを用いた製品の製造において歩留が向上する。
本発明の一実施形態のガイド機構の一例を示す図である。 図1のA−A断面の模式図である。 本発明の一実施形態のガイド機構とカッタスタンドの周辺の構成を示す模式図である。 図3のB−B断面の模式図である。 本実施形態のスリッタ装置を用いたスリット後の金属帯の幅寸法を示す図である。 別の本実施形態のスリッタ装置を用いたスリット後の金属帯の幅寸法を示す図である。 距離tとスリット後の金属帯の幅の関係を示す図である。 比較用の形態のスリッタ装置を用いたスリット後の金属帯の幅寸法を示す図である。 本発明の一実施形態のスリッタ装置の構成を示す模式図である。 従来のカッタスタンドの回転刃5a間で湾曲する金属帯1の状態を説明するための図である。 参考用のガイド機構とカッタスタンドの周辺の構成を示す模式図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。図面において、類似の部品については、従来の技術を含め、複数の図面で同様の符号を用いる。なお、本発明は、この実施形態に限定されるものではない。
図9に、本発明のスリッタ装置の一実施形態を示す。図9に示すスリッタ装置10は、金属帯がコイル状に巻かれた金属帯のコイル体から金属帯1を巻出す巻出機6と、巻出された金属帯1を条取り切断するカッタスタンド5と、切断された金属帯をコイル状に巻取る巻取機8とを備える。
スリッタ装置10は、カッタスタンド5の金属帯1の入り側に隣接し、平面を有するガイド部材2a,2bにより金属帯1を上下方向から挟むガイド機構2を備える。このガイド機構2の概略図を図1に示す。カッタスタンド5とガイド機構2の間には、その他の装置は配置されない。そして、図2に図1のA−A断面の模式図を示す。この図2に示すように、このガイド部材2a,2bの間にはギャップ3が形成され、ガイド部材2a,2bの平面同士の距離t(以後、単に距離tということがある)は、金属帯1の厚みw(以後、単に厚みwということがある)に対し、w<t≦14×wの関係にある。距離tの下限は、8×wとすることがさらに好ましい。
この本発明のスリッタ装置は、スリットされた金属帯の幅寸法の誤差を小さくすることができる。そのため、金属帯およびそれを用いた製品の製造において歩留が向上する。また、本発明のスリッタ装置は、巻き取った金属帯の側面(積層面)の平坦度も改善するため外観品質出荷時の荷姿が改善し、その結果、後工程および顧客での取扱い勝手も向上するという効果を有する。
距離tは、厚みwよりも大きくなるように設定する。これにより、ガイド機構と金属帯1を円滑に摺動させられるので、金属帯の搬送を滞らせることがなくなる。一方、距離tは、厚みwの14倍以下とする必要がある。これにより、金属帯wの寸法誤差を小さくできる。詳細は実施例にて後述する。
距離tの下限は、金属帯の厚みwに対し、8×wとすることがさらに好ましい。距離tの下限値が、厚みwに対して8倍以上であると、金属帯がスムーズに搬送されて巻出しや巻取が確実に行われ、また、リボンに擦り傷が付くこともなく、さらに金属帯の湾曲を抑制できる点で好ましい。さらに好ましい距離tの下限値は10×wである。
また、距離tの上限は、厚みwに対し、12×wとすることがさらに好ましい。距離tの上限値が、厚みwに対して12倍以下だと、金属帯の幅の寸法精度をさらに高めやすい。
ガイド機構は、例えば、図1に示すように、平板状のガイド部材2a、2bを用いることができ、ガイド部材2bは、金属帯1の搬送用の台として機能し、カッタスタンド5に対して位置が固定されている。ガイド部材2aは、昇降機能(図示せず)により、ガイド部材2bに対して所望の距離tだけギャップ3を持つように垂直方向の高さを調整可能であり、金属帯1のスリットされる部位を上方から覆って制振板として機能する。
なお、ガイド部材2a,2bの平面同士が平行となるように配置されることが好ましいが、多少のずれは差し支えない。その場合、平面同士の距離tは最小部の距離とする。また、この平面同士が対向する長さ(金属帯の搬送方向の長さ)は5mm以上、さらには10mm以上、さらには50mm以上であることが好ましい。金属帯を平滑に搬送しやすくなり、金属帯の幅の寸法精度をさらに高めやすい。
また、ガイド部材2a,2bの少なくとも一方は、例えば、端部から内部に向かう平行な複数の溝を備えたものとすることができる。後述するように、この形状にすることで、同軸の複数の回転刃をカッタスタンドとして用いる場合に、複数の回転刃が複数の溝に挿入された状態とすることで、回転刃の間まで金属帯をガイドできる。
また、ガイド機構は、金属帯の側面をガイドする部材(以下、側面ガイドという)を備えない構造であることが好ましい。この理由は、側面ガイドがあると、金属帯が側面ガイドと当接した場合に、金属帯の幅方向へ応力が付与されることになり、その結果、金属帯が元から保有している皺が集まり、板厚、幅方向ともに湾曲しやすくなり、図10の状態でスリットされやすくなるので、幅寸法が規格外となりやすい。特に、金属帯が長手方向に蛇行している場合には、金属帯が側面のガイド部材によって幅方向で拘束されて金属帯の湾曲が平坦化されづらくなり、さらに幅寸法が規格外となりやすい。
側面ガイドがない構成、つまり、ガイド機構が金属帯の上下面だけをガイドする構成とすれば、金属帯が元から保有している皺を部分的に集中させづらく、板厚方向、幅方向への湾曲をさらに抑制でき、スリット後の金属帯の幅の誤差をさらに小さくしやすい。
また、図9に記載のスリッタ装置10は、その他の構成として、張力調整ユニット9と、張力分離ユニット7等を備えている。
以下に、本発明の金属帯のスリッタ装置について、さらに詳細に説明する。
(カッタスタンド5)
図3は、ガイド機構2とカッタスタンド5の位置関係を示す模式図である。カッタスタンド5は、巻出機から巻出された金属帯1を、狭幅に条取り切断するものである。
図4は、図3のB−B断面における模式図である。B−B断面は、回転刃5a,5bの中心をそれぞれ通過する断面である。なお、各部を明示するため、各部の寸法は実際のものとは異なる。
カッタスタンド5は、金属帯1の両面側のそれぞれで、同軸で回転し、金属帯1を両面側から挟み込む構造である、複数の回転刃5a、5bを備える。具体的には、回転軸5c,5dと、それに装着された回転刃5a,5bとを備える。回転刃5a,5bは、金属帯1を挟むように、上下に配されていて、それぞれの回転軸5c,5dに対して、複数の回転刃5a,5bが所定の間隔で取り付けられている。そして、回転軸5c,5dの間隔は、上下の複数の回転刃5a,5bが噛み合う間隔に調整されている。
回転軸5c,5dは、接続するモータ(図示なし)により、所定の回転数にて回転することができる。そして、回転軸5c,5dを回転することにより、複数の回転刃5a,5bは、図3の矢印方向に回転し、巻出機6から供給された金属帯1を挟み込み、切断することができる。これにより、カッタスタンド5は、金属帯1を所定の速度で送りつつ、狭幅に条取り切断することができ、かつ、切断された金属帯1を、巻取機8に供給することができる。
具体的には、図10に示す回転刃5a1,5b1と同様に、回転刃5a1と回転刃5b1がかみ合ってこの間で金属帯1をスリットし、かつ、回転刃5a2と回転刃5b2がかみ合ってこの間で金属帯1をスリットする。なお、本実施形態では、回転刃5a1と回転刃5b2の間、回転刃5a2と回転刃5b3の間には若干の隙間が形成されており、金属帯1は回転刃5a1や5a2の一端側でのみスリットされる。つまり、金属帯1は回転刃5a1の一端側から回転刃5b2の一端側までの幅でスリットされる。
本実施形態のカッタスタンドは、複数の回転刃5aが、ガイド部材2aの複数の溝4に挿入されている。図1に示すように、この溝4は、ガイド部材の一端部から平行に複数形成される。そのため、溝4の間に形成されている凸部が回転刃5aの間に挿入された状態となり、金属帯が回転刃5a,5bの断裁部の近くまでガイドされるので、金属帯の湾曲をさらに抑制でき、スリット後の金属帯の幅の誤差をさらに小さくしやすい。
(巻出機)
図9に示す巻出機6は、金属帯がコイル状に巻かれた金属帯のコイル体から金属帯1を、図の矢印方向に巻出すものである。巻出機6の回転軸は、接続する不図示のモータにより、所定の回転数にて回転することができる。これにより、巻出機1は、金属帯がコイル状に巻かれた金属帯のコイル体から金属帯1を巻出し、ガイド機構2を介してカッタスタンド5に供給することができる。
(巻取機)
図9に示す巻取機8は、カッタスタンド5に切断されたそれぞれの金属帯1を、コイル状に巻き取るものであり、複数の巻取軸を備えている。そして、それぞれの巻取軸は、接続する不図示のモータにより、図の矢印方向に所定の回転数にて回転することができる。
(張力調整ユニット,張力分離ユニット)
一般に金属帯の条取切断(スリット)において、回転刃の摩耗、破損防止のための負荷軽減、および切断面の残留応力低減のためには、回転刃への入り側の張力が弱い方が望ましい。その反面、金属帯を搬送するに際し、幅寸法不良の要因である蛇行や振動は、速度に比例し、かつ張力の平方根に反比例するため、生産性向上を図るべく増速するには巻取機の張力は極力強い方が望ましい。
そこで、本実施形態では、図9に示すように、巻出機6とガイド機構2との間には、巻出機6側に、金属帯1に一定張力を付与する張力調整ユニット9を配置し、ガイド機構2側に、入り側の一定張力と出側の張力とを隔てる張力分離ユニット7を配置した構成とすることができる。
この張力調整ユニット9及び張力分離ユニット7により、金属帯を破断しないが極力強い張力で巻出し、かつ回転刃直前まで搬送を行い、回転刃直前では破断も蛇行もしない極力弱い張力にまで減衰させて、回転刃に金属帯を挿材できる構造とすることができる。
本実施形態の張力調整ユニット9は、図9に示すように、図の上下に移動可能なロール9aを備え、これにより金属帯1に荷重を付加することができる。
この張力調整ユニット9は、いわゆる、ダンサーロールユニットと呼ばれるものであり、巻出機6と共に制御され、巻出機6からの金属帯1の張力に変動が生じた際、巻出機6の回転数を調整できるようにしている。これにより、ロール9aの上下位置が一定に保たれ、一定張力を付与した金属帯1が排出されるようにしている。
金属帯1を速く供給しても振動の発生を抑制できるので、金属帯1を高速に搬送でき、また精度よく条取り切断することに貢献できる。
張力分離ユニット7は、張力調整ユニット9に付与された入り側の一定張力と、出側の金属帯1の張力とを隔てるものであり、図9に示すように、張力分離ロール7aを備えている。張力分離ロール7aは、接続する不図示のモータにより、所定のトルクと回転数にて回転することができる。
この張力分離ユニット7は、いわゆる、ブライドルロールユニットと呼ばれるものである。張力分離ロール7aを所定の位置に移動し、自身のトルクを調整することにより、張力分離ユニット7の入り側張力にブライドルユニットの推力を加える、または減じることで出側の金属帯1の張力を入り側張力に対し増幅または減衰させることができる。これにより、例えば、張力分離ユニット7の出側の張力を、入り側の張力より小さくすれば、張力分離ユニット7からガイド機構2に供給する金属帯1を、張力調整ユニット9から供給されたときよりも小さい張力にして供給することができる。
また、金属帯1の張力を小さくできるので、回転刃2a,2bに作用する反力を小さくすることができ、回転刃2a,2bの寿命を長くすることができる。
(金属帯)
金属帯として、例えば、厚みが7μm以上50μm以下のアモルファス金属帯を用いることができる。
アモルファス金属帯は、長手方向に搬送する際、珪素鋼板等の一般圧延帯材と比較して、切断した幅精度の阻害要因となる、蛇行が発生しやすいという特徴がある。蛇行し易い理由は、アモルファス金属帯自体がキャンバーと幅方向の板厚偏差を持つためである。
本発明のスリッタ装置であれば、このような特徴をもつアモルファス金属帯であっても、スリット後の金属帯の幅の誤差を小さくすることが可能である。
なお、金属帯の厚さwは、任意の5カ所での厚みの平均値で定義される。
なお、アモルファス金属帯が湾曲する原因は、例えば、金属帯の製造時に板厚偏差や応力偏差が生ずるためである。
アモルファス金属帯は、ストリップキャストや単ロール法等のロール急冷により鋳造した合金リボンを用いることができる。厚さが7μm以上であることにより、合金リボンの機械的強度が確保され、破断が抑制される。アモルファス金属帯の厚さは、9μm以上であることが好ましい。また、厚さが50μm以下であることにより、合金リボンにおいて、安定したアモルファス状態が得られる。アモルファス金属帯の厚さは、30μm以下であることがより好ましい。
また、鋳造したアモルファス金属帯は、幅が約30mm〜1000mmのものを使用できる。幅が30mm以上であると、大容量で実用的な変圧器が得られる。さらに、幅が100mm以上であると、励磁電力を低減する必要性が増す。従って、励磁電力が低減されるアモルファス金属帯は、特に、幅100mm以上の広幅の合金リボンとして好適である。一方、アモルファス金属帯の幅が1000mm以下であると、生産性(製造適性)に優れる。
アモルファス金属帯は、含有される金属元素の中でFe(鉄)が最も多い組成であれば特に制限はない。Feの他、更に、Si(ケイ素)及びB(ホウ素)を含有することが好ましい。アモルファス金属帯は、例えば、上記の組成の合金を、融点以上に溶融し、単ロール法により、急冷凝固することで、長尺状の薄帯として得られたものを用いることができる。
例えば、アモルファス金属帯の組成としては、Fe、Si、及びBの総含有量を100原子%としたときに、Feの含有量が78原子%〜83原子%であり、Siの含有量が3原子%〜10原子%であり、Bの含有量が10原子%〜15原子%であり、残部が不純物からなるFe基アモルファス合金が挙げられる。Feの含有量が78原子%以上であると、合金リボンの飽和磁束密度がより高くなるので、合金リボンを用いて製造される磁心のサイズの増加又は重量の増加がより抑制される。Feの含有量が83原子%以下であると、合金のキュリー点の低下及び結晶化温度の低下がより抑制されるので、磁心の磁気特性の安定性がより向上する。
また、ナノ結晶化が可能なアモルファス金属帯を用いることもできる。ナノ結晶化が可能なアモルファス金属帯として、例えば、一般式:(Fe1−aMa)100−x−y−z−α−β−γCuxSiyBzM’αM”βXγ(原子%)により表される組成の合金を使用することができる。
上記組成において、MはCo及び/又はNiであり、M’はNb,Mo,Ta,Ti,Zr,Hf,V,Cr,Mn及びWからなる群から選ばれた少なくとも1種の元素、M”はA1,白金族元素,Sc,希土類元素,Zn,Sn,Reからなる群から選ばれた少なくとも1種の元素、XはC、Ge、P、Ga、Sb、In、Be、Asからなる群から選ばれた少なくとも1種の元素であり、a,x,y,z,α,β及びγはそれぞれ0≦a≦0.5,0.1≦x≦3,0≦y≦30,0≦z≦25,5≦y+z≦30、0≦α≦20,0≦β≦20及び0≦γ≦20を満たす。
次に、本実施形態のスリッタ装置の動きについて、金属帯1の移動順にしたがって説明する。
まず、巻出機6において、所定の回転数にて回転し、金属帯がコイル状に巻かれた金属帯のコイル体から金属帯1を巻出し、張力調整ユニット4に供給する。
次に、張力調整ユニット9において、ロール9aにより金属帯1に荷重をかけ、金属帯1に一定張力を付与する。その際、金属帯1の張力の変動に応じて、巻出機6の回転数を調整し、ロール9aの上下位置を一定に保って、上記一定張力を維持するようにする。そして、一定張力を付与した金属帯1を、張力分離ユニット7に供給する。
張力調整ユニット9を備えることにより、金属帯1に対して適正な一定張力を付与することができる。これにより、金属帯1の振動の振幅を小さくすることができ、金属帯1を巻出機6から高速に巻出しても、切断精度に大きく影響する振動の発生を抑制しやすくなる。
次に、張力分離ユニット7において、張力分離ロール7aのトルクと回転数を、不図示のモータにより調整し、張力分離ユニット7前後の張力を分離する。
張力分離ユニット7は、巻出機6とガイド機構2の間のガイド機構2側に配している。これにより、張力分離ユニット7とカッタスタンド5との間で金属帯1が新たに振動することを抑制できる。
次に、ガイド機構2は、水平かつ平行に設置された板状のガイド部材2a,2bにより、金属帯1をガイドする。ガイド部材2a,2bは、どちらも平面部分を有する。平面部分は、金属帯の幅よりも広い幅を持つ。この平面部分が金属帯を上下方向から挟むように、ガイド部材2a,2bが固定される。なお、側面ガイドは設置していない。
ガイド部材2a,2bは、どちらも、複数の部材が組み合わされたものでもよいし、一体のものでもよい。
ガイド部材2a,2bの平面部分の距離tは、金属帯の厚みwに対し、w<t≦14×wの範囲に設定される。この範囲とすべき理由は前記の通りである。なお、実験結果については後述する。
特に、アモルファス金属帯は、皺を持った形状のものが多く、スリットの際に湾曲して幅寸法の誤差が発生しやすくなる。上記のガイド機構を備えたスリッタ装置は、アモルファス金属帯の条取り切断に対して有効な装置となる。
次に、カッタスタンド5の複数の回転刃5a,5bにより、金属帯1を狭幅の金属帯になるよう条取り切断する。そして、条取り切断した金属帯1を、巻取機8に供給する。
最後に、巻取機8において、複数の巻取軸を、不図示のモータにより、所定の回転数にて回転し、条取り切断したそれぞれの金属帯1をコイル状に巻取る。
以上、本発明のスリッタ装置について、実施形態を用いて説明してきたが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。特許請求の範囲に記載された技術範囲において、その内容を変更することが可能である。
例えば、上記実施形態では、条取り切断する金属帯として、アモルファス金属帯を例に挙げたが、本発明の実施形態のスリッタ装置は、アモルファス金属帯以外の金属帯の条取り切断にも用いることができる。
(実施例)
以下に、上記の本発明の実施形態のスリッタ装置を用いてアモルファス金属帯の条取り切断を行った例を示す。
金属帯1として、日立金属社製のアモルファス金属帯(品名:2605SA1)を用いた。アモルファス金属帯の幅は、切断前では、170mmであった。金属帯の厚さwは25μmであった。
回転刃5a,5bを刃組みし、条取切断した後の金属帯の狙い幅を、19.970mmとした。具体的には、例えば図10の構造で言えば、回転刃5a1と回転刃5b1が接する位置から、回転刃5a2と回転刃5b2が接する位置までの幅を19.970mmとした。同様に、同じ条件で金属帯が8条にスリットされるよう、8個の回転刃5aと、9個の回転刃5bを、回転軸5c、5dに同軸に設置した。そして、図4に示すように、この回転軸5c、5dを、回転軸が水平方向かつ平行に並ぶようにして配置した。回転軸5c,5dの間隔は、上下の回転刃5a,5bが噛み合う間隔に調整した。
ガイド部材2a,2bの平面同士の距離tは0.25mmとした。この距離tは、金属帯の厚さwに対してt=10×wである。なお、ガイド部材2aは金属帯の搬送方向の長さが380mmであり、ガイド部材2bの長さが280mmであり、平面同士が対向する長さ(金属帯の搬送方向の長さ)は270mmである。ここでは、図2に示すように、金属帯の進行において、最初にガイド部材2bが存在し、その後ガイド部材2aが存在して、ガイド部材2bの途中から金属帯がガイド部材2a,2bで挟まれる構造としている。また、ガイド部材2aは、回転刃5aが挿入される溝4が形成されている。
この条件で、上記の本発明の実施形態のスリッタ装置を用いてアモルファス金属帯の条取り切断を行った。図5は、条取り切断を行った金属帯のスリット幅を、長手方向に0.1mm間隔で15点測定した結果である。得られた金属帯のスリット幅は、最少で19.979mm、最大で19.990mmであった。スリット幅の誤差は、所望の幅に対して最大でも0.020mmであり、極めて小さい値であった。
次に、ガイド部材の平面同士の距離tを0.30mmとした。この距離tは、金属帯の厚さwに対してt=12×wである。
この条件で、上記の実施形態のスリッタ装置を用いてアモルファス金属帯の条取り切断を行った。図6は、図5と同様に、条取り切断を行った金属帯のスリット幅を、長手方向に0.1mm間隔で15点測定した結果である。得られた金属帯のスリット幅は、最少で19.977mm、最大で19.992mmであった。誤差は、所望のスリット幅に対して最大でも0.022mmであり、やはり極めて小さい値であった。
また、ガイド部材の平面同士の距離tを0.25mm(t=10×w)、0.30mm(t=12×w)、0.40mm(t=16×w)、0.50(t=20×w)mmとし、8条に条取切断した後の各金属帯の幅を測定した。スリット幅は、長手方向に0.1mm間隔で15点測定したスリット幅で、最大となった値をプロットした。
その結果、距離tを0.40mm(t=16×w)、0.50(t=20×w)mmとした場合は、端部から7条目の金属帯の幅が、20.020mmを超え、所望のスリット幅に対して、0.05mm以上も広い寸法となった。
1:金属帯、2:ガイド機構、3:ギャップ、4:溝、5:カッタスタンド、6:巻出機、7:張力分離ユニット、8:巻取機、9:張力調整ユニット、10:スリッタ装置

Claims (6)

  1. 金属帯がコイル状に巻かれた金属帯のコイル体から金属帯を巻出す巻出機と、
    前記巻出機から巻出された前記金属帯を条取り切断するカッタスタンドと、
    前記カッタスタンドで切断された前記金属帯をコイル状に巻取る巻取機と、を有する金属帯のスリッタ装置であって、
    前記カッタスタンドは、前記金属帯の両面側のそれぞれで、同軸で回転し、前記金属帯を両面側から挟み込む構造である、複数の回転刃を備え、
    前記スリッタ装置は、前記カッタスタンドの前記金属帯の入り側に隣接し、平面を有するガイド部材で距離tをもって前記金属帯を上下方向から挟むガイド機構を備え、
    前記ガイド部材の少なくとも一方は、前記回転刃を挿入可能な複数の溝を備え、前記複数の回転刃が前記複数の溝に挿入され、
    前記ガイド部材の平面同士の距離tは調整可能であり、前記金属帯の厚みwに対し、w<t≦14×wの関係にあることを特徴とする金属帯のスリッタ装置。
  2. 前記距離tの下限は、前記金属帯の厚みwに対し、8×wであることを特徴とする請求項1に記載の金属帯のスリッタ装置。
  3. 前記ガイド機構は、前記金属帯の側面をガイドする部材を備えないことを特徴とする請求項1または2に記載の金属帯のスリッタ装置。
  4. 複数の溝を有するガイド部材の溝側の端部は、前記カットスタンドの回転刃の中心を超えて巻取機側にあることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の金属帯のスリッタ装置。
  5. 前記巻出機と前記ガイド機構との間には、
    前記巻出機側に、前記金属帯に一定張力を付与する張力調整ユニットを有し、
    前記ガイド機構側に、入り側の前記一定張力と出側の張力とを隔てる張力分離ユニットを有する、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の金属帯のスリッタ装置。
  6. 前記金属帯は、厚みが7μm以上50μm以下であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の金属帯のスリッタ装置。
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