JP6665746B2 - 電池システム - Google Patents

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Description

本発明は、電池システムに関する。
低炭素化社会の実現のため、風力・太陽光などの自然エネルギーの有効利用が望まれている。しかし、これら自然エネルギーは発電量の変動が大きく、出力が不安定である。そこで、自然エネルギーを利用した発電量を一時的に鉛蓄電池やリチウムイオン電池等の二次電池に蓄電する電池システムの開発が進められている。
電池システムは、複数の二次電池を直並列接続して構成される。また、二次電池である鉛蓄電池やリチウムイオン電池は、高電圧充電の防止や過放電による性能低下の防止など、二次電池の適切な使いこなしが必要となる。この為、電池システムには、二次電池の、電圧、電流、温度等の電池状態を計測する機能を備えることが必要不可欠である。
また、各電池監視装置は電池システム監視装置に接続され、電池システム監視装置は、各電池監視装置が計測した電池の状態を用いて各二次電池の充電状態(SOC:State of Charge)や電池劣化状態(SOH:State of Health)を演算する。SOHは、例えば電池システムの運転中に計測した二次電池のインピーダンスを基に算出される。電池システム監視装置は、上位のシステムコントローラなどに演算結果を通知する。上位のシステムコントローラは通知された演算結果を基に電池システムの使用可否やインバータへの電力入出力指示などを行う。
特許文献1には、不良セルを検出するために、二次電池に交流信号を印加し、その応答を計測することでインピーダンスを求める蓄電池の良否判定装置が開示されている。
特開平08−088941号公報
特許文献1に開示された蓄電池の良否判定装置では、不良セルの有無を判定することができる。しかしながら、不良セルの交換等を行うためには、不良セルの位置を特定する必要がある。
小規模な電池システムであれば、例えば異常が生じた二次電池を測定している電池監視装置の認定やその二次電池の設置場所をなどの情報を、手動で入力可能である。しかしながら、平準化しようとする自然エネルギーの発電量の増大に対応するためには、二次電池の本数を増やす必要がある。それに伴い電池監視装置の数も増える。そのため、メガワットクラスの電池システムでは二次電池及び電池監視装置の数が膨大になり、各電池監視装置がどの二次電池を監視しているかという対応情報の設定にかかる作業量が膨大となる。
そこで、本発明は、二次電池と電池監視装置の対応付けが自動的に可能な電池システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る電池システムは、複数の二次電池と、複数の二次電池をそれぞれ監視する複数の電池監視装置と、交流信号印加部と、電池システム全体を監視する電池システム監視装置と、を備え、電池監視装置は、二次電池の電圧を計測する電圧計測部と、計測した電圧の振幅を電池システム監視装置に送信する通信部と、を備え、電池システム監視装置は、電池監視装置から受信した交流信号印加時の電圧の振幅に基づき二次電池と電池監視装置を対応付ける演算部と、演算部の演算結果を記憶する記憶部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、二次電池と電池監視装置の対応付けが自動的に可能な電池システムを提供できる。
電池システム、インバータ、負荷及び上位システムコントローラの構成図である。 第1実施形態における電池システムの構成図である。 直列接続された電池群における回路構成図である。 第1実施形態における電池監視装置の接続順を判定するための手順を示す図である。 図3において電池監視装置102Bより交流信号を印加した場合の電圧振幅計測結果である。 図3において電池監視装置102Aより交流信号を印加した場合の電圧振幅計測結果である。 図2に記載した電池システムのリレー、二次電池、電池監視装置部分の構成拡大図である。 第1実施形態における電池監視装置の接続順を判定するための手順を示す図である。 図7において、交流信号を印加した場合の電圧振幅計測結果である。 あるリレーに接続されているのがどの電池監視装置か判定するための手順である。 電池システム、インバータ、負荷及び上位システムコントローラの構成図である。 第2実施形態における電池システムの構成図である。 第2実施形態における電池監視装置の接続順を判定するための手順を示す図である。 第3実施形態における各リレーにどの直列が接続されているか判定するための手順を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
<第1実施形態>
第1実施形態に係る電池システム、インバータ、負荷及び上位システムコントローラの構成図を示す。電池システム100は、インバータ110および上位コントローラ113に接続されている。インバータ110には負荷111が接続されている。
電池システムは、二次電池101と、1つまたは複数の二次電池101に取り付けられた電池監視装置(セルコントローラともいう)102と、電池システム監視装置(バッテリーコントローラともいう)112、両者を結ぶ通信回路205、リレー(継電器ともいう)106A、106Bを備える。
第1実施形態に係る電池システムの構成図を図2に示す。電池監視装置102は、交流信号を二次電池101に印加するための交流信号印加部201と、電池電圧を計測するための電圧計測部202、計測結果の送信や電池システム監視装置112からの命令を受信する通信部203を備える。
電圧計測部202は電池の充電率(SOC)の推定、二次電池の過充電又は過放電等の判断に用いる電池電圧の計測や、インピーダンス計測に必要な電圧計測と交流波形の振幅計測等を必要に応じて行う。
交流信号印加部201が印加する信号の波形はインピーダンス計測の観点からは正弦波が望ましいが、電池の特性によっては矩形波等の他の波形でも良い。また、印加部基準電圧に対し正負両方向に変化する波形でも、正方向または負方向にのみ変化する波形でもよい。交流信号印加部201は、信号に含まれる直流成分を遮断し、交流信号のみ通過させるためにキャパシタを介して信号を印加する構成が望ましい。
通信部203を介した電池監視装置102との通信は、CPU(Central Processing Unit)やFPGA(field−programmable gate array)等が処理を行う。電池システムの生産台数が多い場合は、特定用途向け集積回路(ASIC)を適用してもよい。
電池システム監視装置112は、電池監視装置102と通信するための通信部211と、各リレー106A及び106Bの開閉を個別に制御するリレー制御部(継電器制御部ともいう)212、電池監視装置102から送信された交流信号印加時の電圧の振幅に基づき、電池監視装置と二次電池とを対応付ける演算部213、演算部213の演算結果を記憶する記憶部214を備える。演算部は、計測した振幅の大きさ順に電池監視装置の位置を並び変える並び替え部216と、最も小さな振幅又は最も大きな振幅を計測した電池監視装置102を選択する選択部215と、選択部215の結果に基づき電池の識別情報と電池監視装置との対応を判定する判定部217を備える。記憶部は、例えば、二次電池101の識別情報と電池監視装置102とを対応付ける電池監視装置−電池対応データベースである。
二次電池101の識別情報とは、例えば電池システム100における位置情報が挙げられる。この位置情報は、電気的な位置の情報又は、物理的な位置の情報でもよい。電気的な位置の情報とは、例えば何並列目の何直列目に位置するかというものである。物理的な位置の情報とは、空間のどこに設置されている電池か分かるような情報であり、例えば建屋X部屋Y電池盤ZのA段目右からB番目というものである。また、二次電池101の識別情報は、各二次電池101に与えられた、いわゆるIDでもよい。
また、電池監視装置102は、GPS(Global Positioning System)等の空間位置認識装置を備えていても良い。空間位置認識装置を備えることにより、物理的な位置情報を取得することができる。
詳細は後述するが、第1実施形態において電気的な位置情報は直接推定することができる。記憶部214に物理的な位置情報やIDを格納する場合は電気的な位置情報をこれらに変換する識別情報変換部を用いる。
次に、図3〜図6を用いて、ある直列接続された電池群における電池監視装置102の並び順を決定する構成及び手順を説明する。
図3は、ある4直列の二次電池101A〜101Dと、この二次電池に接続された電池監視装置102A〜102Dの回路構成を示す図である。図4は、この回路構成において電池監視装置の並び順を判定するための手順の一例を示すフローチャートである。
まず、リレー制御部212を用いて全リレーをOffにする(手順401)。その後、任意の電池監視装置を1台選び、通信部211を用いてその装置の交流信号印加部より電池101に交流信号を印加する(手順402)。この例では電池監視装置102Bより印加したものとする。そして、各電池監視装置は交流信号の振幅を計測し(手順403)、電池システム監視装置112に振幅を送信する(手順404)。このとき、全リレーが手順401にてOffとなっているため、全電池監視装置102のうち信号振幅の計測に成功したものだけが102Bと直列接続された電池であると判定できる。
二次電池101は図3に示すように必ず内部インピーダンス301を有するため、各電池監視装置において計測される信号振幅は電池監視装置102Bから遠いものほど小さくなる。例として、二次電池101A、101B、101C、101Dの内部インピーダンスそれぞれをZA、ZB、ZC、ZDとし、ZA>2ZB=2ZC=2ZDだった場合の振幅計測結果を図5に示す。この例では電池101Aの内部インピーダンスが他の2倍よりも大きいため、Aでの電圧振幅が最小となり、D<C<Bの順に大きくなっている。電池振幅が最小となる二次電池は、直列接続された電池群の端部に位置する。
並び替え部は、振幅を計測した電池監視装置を振幅の大きさ順に並び変える。選択部215は、並び替え部が並び変えた結果に基づき最小の電池振幅を観測した電池監視装置を抽出する。判定部217は、選択部が抽出した電池監視装置が直列接続された電池群の端部に位置する電池101Aと対応していると判定できる。
次に電池システム監視装置112は、直列接続された電池群の端部(に位置すると電池に対応する電池監視装置102Aより交流信号を出力させる(手順405)。各電池監視装置は交流信号の振幅を計測し(手順406)、電池システム監視装置に振幅を送信する(手順407)。図6に振幅計測結果を示す。前述したように信号源(交流信号を印加した交流信号印加部)、すなわち直列接続された電池群の端部から離れるほど信号振幅が小さくなるため、並び替え部214により、振幅を計測した電池監視装置を、信号振幅の大きさ順に並び替えた結果が電池装置102Aに対応する二次電池からの距離となる(手順408)。すなわち、振幅が大きいほど電池監視装置102Aに対応する二次電池に近く、小さいほど電池監視装置102Aに対応する二次電池から遠い。
電池システム監視装置112は、手順409で、直列接続された電池群において、どの電池が端部に位置する電池であるかを記憶部214に格納する。
以上より、電池システム100において、ある二次電池監視装置に対応する二次電池と直列接続している二次電池が、その直列接続された電池群においてどのような順番で並んでいるかを自動で判定することが可能となる。また、二次電池と電池監視装置の対応付けが可能となる。
上記手順より電池監視装置102Aに対応する電池101A、電池監視装置102Dに対応する電池101Dが直列接続された電池群の端部に位置する電池であると判定できる。しかし、これらが図2におけるリレー106A側なのか、反対の106B側なのかが未確定である。これを確定するための構成について図7〜図9を用いて説明する。
本説明では例として図7に示す3並列構成を用いる。本構成では、各直列接続された二次電池はリレー106A1〜106A3と、リレー106B1〜106B3に挟まれている。このような構成にすることで、不具合の生じた電池又は電池監視装置と直列接続された電池群をシステムから切り離したり、交換作業したりすることが可能となる。
図8は、具体的な判定手順である。まず、リレー106A1〜106A3と、リレー106B1〜106B3のどちらか一方をOnにし、他方をOffにする。本実施形態では、リレー106A1〜106A3のみをOnにし、リレー106B1〜106B3をOffにする(手順421)。次に、任意の直列の端部に位置する二次電池に対応する電池監視装置から交流信号を印加する(手順422)。この例では電池監視装置102D1から印加したものとする。各電池監視装置は交流信号の振幅を計測し(手順423)、電池システム監視装置に振幅を送信し、電池システム監視装置に振幅の計測データ集約する(手順424)。このとき、印加した信号はリレー106A1〜106A3を通じて他の直列にも伝播し、信号を印加した直列以外ではリレー106Aに近いものほど振幅が大きくなっている。なお、本実施形態において、信号を印加した直列(102A1〜102D1)では、リレー106A1から離れた102D1から信号を印加しているため、リレーAに近いものほど振幅が小さくなっている。
手順425では、手順422で選んだ電池監視装置に対応する電池とは反対の端部に位置する電池に対応する電池監視装置から交流信号を印加する。この例では102Aから印加することになる。そして手順426にて計測し、手順427にて電池システム監視装置に集約する。このとき、交流信号はリレー106A1に近い電池監視装置102A1から印加しているため、信号を印加した直列(102A1〜D1)でもリレー106A1に近いほど振幅が大きくなっている。
手順428では、手順424での結果と手順427での結果を比較し、各電池監視装置での交流信号の振幅計測結果において交流信号のより振幅が大きいほうを選択する。この例では、信号が他の直列に接続している電池に伝播するまでに、より多くの電池の内部インピーダンスを経由している手順424の結果は使用せずに、手順427の結果を選択する。
手順429では、手順428で選択された手順427の結果に基づき、選択部215により振幅が最小だった二次電池に対応する電池監視装置102Dを抽出する。選択部215は、図9のように電池監視装置102Dが、各直列においてOffにしたリレー側の端部に位置する二次電池101Dと対応していると判定する。本実施例では、リレー106B1〜106B3をOffにしたので、102Dは、リレーB側の端部であると判定できる。なお、選択部は、これを用いて振幅が最大であった電池監視装置102Aが、各直列においてOnにしたリレー側の端部の二次電池101Aと対応していると判定してもよい。
以上の手順により、各直列においていずれの端部がリレー106A側またはB側か判定可能となる。電池システム監視装置112は、この結果を記憶部214に格納する。
次に、各リレーと各直列の対応を判定し、各直列が何並列目に存在するか識別する構成について図10〜11を用いて説明する。
図10は、あるリレーに対応する直列を識別する手順である。以下、説明のためリレー106A1に対応する直列を識別するものとする。
リレー106A1〜106AXのうち、いずれか一つのリレーをOff、その他のリレーをOnにする。リレー106B1〜リレー106BXはOffとする(手順441)。リレー106AX、リレー106BXは、それぞれX番目のリレーである。本実施形態においては、3並列の電池システムを用いているため、X=3となる。本実施形態では、リレー106A1〜106A3のうちリレー106A2〜A3をOn、識別対象であるリレー106A1及びリレーB1〜B3をOffとする。手順442では、任意の電池監視装置を1台選び、これより交流信号を出力する。この例では電池監視装置102A1より出力したとする。手順443では、各電池監視装置が交流信号の振幅を計測し、手順444で電池システム監視装置に各電池監視装置が計測した交流信号の振幅情報を集約する。手順445では信号を計測できなかった直列が1本だけだったか確認する。もし信号を計測できなかった直列が1本ならば、手順451に進み、計測できなかった直列がリレー106A1に接続されたものだと判定する。一方、信号を計測できなかった直列が複数ある場合は、信号源がリレー106A1により切断されていると判定し、手順446にてリレー106A1〜106AXのうちの他のリレーを代わりにOffとする。この例では、電池監視装置102A1が印加した信号が、リレー106A1がOffとなっていることで遮断され、手順445において複数の直列において信号計測に失敗するため、手順446へと進む。
手順446では、リレー106A2をOffとし、106A1はOnとする。そして手順447で電池監視装置102A1より交流信号を印加し、手順448で各電池監視装置により交流信号の振幅を計測し、手順449で各電池監視装置は電池システム監視装置に計測した計測した交流信号の振幅情報を送信する。今回はリレー106A1が閉じているため信号が計測できないのはリレー106A2に接続している電池監視装置102A2〜D2の1列のみであり、手順450で信号計測できなかった列数が1であるため、手順451へと進む。
手順451では、現在Offとなっているリレーが、信号計測に失敗した直列に対応していると判定し、電池監視装置−電池対応データベースである記憶部214に判定結果を格納する。
なお、手順450でも複数の直列において信号計測に失敗した場合は、リレーもしくは電池監視装置が故障していると判定する。このように、本手順により電池システム100の故障判定も可能となる。
以上の手順により、あるリレー106Aに対しどの直列の電池101及び電池監視装置102が接続されているか自動で認識し、記憶部214に結果を格納することが可能となる。そして、この手順を全てのリレー106Aに対し実行することで、各リレー106Aにどの電池101及び電池監視装置102が接続されているか認識できる。前述した図4及び図8の手順も実行することで、電池システム100は自動で全ての電池101及び電池監視装置102がどの直列の何番目に接続されているのか認識することができ、どの電池監視装置102がどの電池101に対応しているのかを設定する作業を簡略化可能となる。
<第2実施形態>
図11は第2実施形態における電池システムの構成図である。第1実施形態は、各電池監視装置102が交流信号印加部201を有する例を示したが、第2実施形態では、交流信号印加部201を電池監視装置の外に設置する。
以下、図12を使用して詳細を説明する。
図12は第2に実施形態における電池システムの構成図である。交流信号印加部201は電池システム監視装置112と通信線205経由で直接接続される。電池システム監視装置112からの開始信号に従い交流信号を二次電池101に対し印加する。そして、電池監視装置502はこの開始信号を合図に電圧計測部202を用いて信号の振幅計測を行う。各電子監視装置502の通信部203は、交流信号の振幅を電池システム監視装置112に送信する。
この構成では、第1実施形態における図4及び図8の手順の代わりに、図13に示す手順にて、ある直列に含まれる電池監視装置502の位置、すなわち電池監視装置がどの電池に対応しているかを判定する。リレー制御部212を用いてリレーを全てOffにする(手順601)。その後、交流信号印加部201より交流信号を出力する(手順602)。各電池監視装置は交流信号の振幅を計測し(手順603)、電池システム監視装置に計測した交流信号の振幅を送信し、電池システム監視装置に交流信号の振幅情報を集約する(手順604)。電池システム監視装置の演算部は、交流信号を振幅順に並び変え(手順605)、振幅の大きさから電池監視装置の位置を特定する(手順606)。
本実施形態では、交流信号印加部201がリレー106Aに隣接して接続してあるため、交流信号の印加はかならず電池直列の端部からとなる。そのため、直列接続された電池群の端部の電池を確定するために必要だった手順403−405が不要となる。更に、交流信号の印加部がリレー106Aに隣接しており、どの端部がリレー106Aに接続されているか識別可能である。そのため、図8で行っていた、直列接続された電池群の端部に位置していると特定された電池について、リレーA側、リレーB側のどちらの端部であるかを確定する手順も不要となる。したがって、ある直列に含まれる電池監視装置502の位置を判定する手順が簡略化され、判定に必要な時間が短縮される。
<第3実施形態>
第1実施形態、第2実施形態では、ある直列の二次電池102がどのリレー106Aに接続されているか判断するために、リレー106Aを一個ずつOffにする手順をとっていた。しかし、これでは数千並列以上もあるような電池システムでは時間がかかってしまう。本実施形態では、電池が8並列された電池システムを例に、判断時間を短縮する実施の形態について説明する。
第1実施形態に記載された電池システムを用いる場合は、図4に記載された手順で直列における端部の二次電池を特定する。なお、第2実施形態に記載された電池システムの場合は、端部を確定する手順は不要である。
本実施形態に係る電池システムは、リレー制御部212が、リレーをグループ分けした後、グループごとにリレーの開閉を制御することを特徴とする。
図10に示した手順を1回実施し、あるリレー106Aに接続された直列を一つ確定する。この例では、リレー106A1に電池監視装置102A1〜D1が接続されていることが確定したとする。そして、リレー制御部212は、図14に示すステップ1にて全リレーを半分にグループ分けする。ここではリレー番号1〜8のうち1〜4をグループG1に、5〜8をグループG2に分けたとする。そして、リレー106A1を含むグループ(G1)のリレーをOnに、他方(G2)のリレーをOffにする。電池監視装置102A1より交流信号を印加し、各電池監視装置にて信号の有無を計測する。交流信号を印加している電池監視装置102A1が接続されているリレー106A1はOnとなっているため、この信号はリレーがOnとなっている全ての電池監視装置102で計測され、またOffとなっている全ての電池監視装置102では計測されない。これより、電池監視装置102をグループG1に接続されているものとグループG2に接続されているものに分けることができる。
次に、ステップ2にてグループG1及びG2に含まれるリレーをさらに半分ずつにグループ分けする。ここではグループG1をG1_1とG1_2に、グループG2をG2_1とG2_2にそれぞれ分けている。そして、ステップ1と同様に各グループに属するリレーをOnまたはOffにし、各電池監視装置がどのグループに属するか分ける。なお、この時ステップ1と同様に電池監視装置102A1が属するグループのリレーがOnとなるようにする。
以上のステップを、いずれのグループにもリレー106A及び電池監視装置102が各1台しか含まれなくなるまで繰り返すことで、どのリレーにどの電池監視装置が接続しているか判定することが可能となる。実施例1、2では、例えば8並列構成ではリレーと電池監視装置の接続判定を行うためにリレーの開閉を8回行う必要があった。しかし本実施例では最初の1回と、各ステップ(3ステップ)で行われた3回の計4回で済む。必要なステップ数はlog(n−1)+1(nは電池の並列数)であるため、本実施例によるリレーの開閉回数の減少はnが大きいほど顕著となり、例えば1024並列では実施例1,2の1024回に対し、11回となる。
このように、本構成を実施することにより、リレーの開閉回数を削減することが可能となり、電池システム100のどの並列に電池監視装置102が位置するか、電池監視装置がどの二次電池に対応しているか判定する手順が簡略化され、判定に必要な時間が短縮される。
なお、実施例1〜3では交流信号を電池に印加し、各電池におけるその振幅を計測し振幅順に並び替えているが、信号の位相遅れといった信号源からの距離に応じて変化する他の特性を用いて実施することも可能である。
100…電池システム、101…二次電池、102…電池監視装置、106A…リレー、106B…リレー、108…電流センサ、110…インバータ、111…負荷、112…電システム監視装置、113…上位システムコントローラ、201…交流信号印加部、202…電圧計測部、203…通信部、205…通信線、211…通信部、212…リレー制御部、213…演算部、214…記憶部、215…選択部、216…並び替え部、217…判定部

Claims (8)

  1. 複数の二次電池と、前記複数の二次電池をそれぞれ監視する複数の電池監視装置と、交流信号印加部と、電池システム全体を監視する電池システム監視装置と、を備える電池システムであって、
    前記電池監視装置は、前記二次電池の電圧を計測する電圧計測部と、計測した電圧の振幅を前記電池システム監視装置に送信する通信部と、を備え、
    前記電池システム監視装置は、前記電池監視装置から受信した交流信号印加時の電圧の振幅に基づき前記二次電池と前記電池監視装置とを対応付ける演算部と、前記演算部の演算結果を記憶する記憶部と、を備え
    前記演算部は、
    交流信号印加時の電圧の振幅の大きさ順に複数の前記電池監視装置を並び変える並び替え部と、
    前記並び替え部により並べ替えられた電池監視装置について、最も小さな振幅を計測した電池監視装置又は最も大きな振幅を計測した電池監視装置を選択する選択部と、を備えることを特徴とする電池システム。
  2. 請求項1に記載の電池システムであって、
    前記記憶部は、前記演算部により得られた前記電池監視装置と前記二次電池の識別情報とを対応付けて記憶することを特徴とする電池システム。
  3. 請求項1又は2に記載の電池システムであって、
    前記二次電池が直列接続したものを、継電器を介して並列接続していることを特徴とする電池システム。
  4. 請求項に記載の電池システムであって、
    前記電池システム監視装置は、前記継電器の開閉を制御する継電器制御部を備えることを特徴とする電池システム。
  5. 請求項又はに記載の電池システムであって、
    前記交流信号印加部は、1直列あたりに1台備えることを特徴とする電池システム。
  6. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の電池システムであって、
    前記電池監視装置は空間位置認識装置を備えることを特徴とする電池システム。
  7. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の電池システムであって、
    前記電池監視装置内に前記交流信号印加部を備えることを特徴とする電池システム。
  8. 請求項に記載の電池システムであって、
    前記継電器制御部は、前記継電器をグループ分けした後、前記グループごとに前記継電器の開閉を制御することを特徴とする電池システム。
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