JP6664806B2 - 測定システム、測定装置 - Google Patents

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本発明の実施形態は、無線回線の遅延プロファイルを測定する測定システム、測定装置に関する。
周波数有効利用の観点から、UHF帯の地上デジタル放送に混信を与えない条件で使用可能なTVホワイトスペース(TVWS)システムが注目されている。TVWSを利用する国際規格であるIEEE802.11afでは、通信速度を高速化するために複数チャネルの帯域を束ねて使用するチャネルアグリゲーションの機能が盛り込まれており、広帯域通信システムへの適用が期待されている。
TVWSシステムでは、送信方向が一方向の放送システムとは異なり、双方向に信号を送受信する通信システムが想定される。このような新しい通信システムを制度化するにあたっては、使用する周波数帯における伝搬特性、特に遅延プロファイル特性(遅延分散、最大遅延)を明らかにする必要がある。
放送システムにおける遅延プロファイル特性は、受信した放送信号に含まれるチャネル推定用の制御信号(スキャッタードパイロット信号、SP信号)を利用して測定することができる。しかし、TVWSシステムは、放送用として割り当てられた周波数帯のうち実際には使用されていない周波数帯を用いることから、かかる方法では遅延プロファイルを測定することができない。
特許第5478451号明細書 特許第4559316号明細書
このように、従来の遅延プロファイル特性の測定装置では、TVWSシステムのように一次業務のシステムよりも周波数利用の優先度が低いシステムを対象とした測定や、複数チャネルを束ねて広い周波数帯域を利用するシステムを対象とした測定を行うことが困難という問題がある。本発明は、かかる課題を解決するためになされたもので、既存システムの電波を利用できない場合や使用周波数帯が広い場合にも適用することのできる遅延プロファイル特性の測定装置、測定システムを提供することを目的とする。
実施形態の測定システムは、複数のチャネルが配置された対象周波数帯の遅延プロファイルを測定する測定システムであって、前記チャネルの帯域幅の範囲で複数のキャリア信号を持つ送信信号を生成する変調部、および前記送信信号の周波数を前記チャネルの帯域幅の単位で前記複数のチャネルの配置に従い前記対象周波数帯を所定のタイミングで掃引するチャネル制御部を備えた送信器と、前記送信信号を前記チャネルごとに復調して復調信号を生成する復調部、および前記復調信号に基づき複数のチャネル推定を算出し、該複数のチャネル推定を前記複数のチャネルの配置に対応させて相互に接続し前記対象周波数帯のチャネル推定を算出する信号処理部を備えた測定器とを具備している。
また、実施形態の測定装置は、複数のチャネルが配置された対象周波数帯の遅延プロファイルを測定する測定装置であって、前記チャネルの帯域幅の範囲で複数のキャリア信号を持ち、前記チャネルの単位で周波数が掃引された送信信号を、前記チャネルの単位で復調して複数のチャネル推定を算出する復調部と、前記複数のチャネル推定を前記複数のチャネルの配置に対応させて相互に接続し、前記対象周波数帯のチャネル推定を算出する信号処理部とを具備している。
本発明によれば、遅延プロファイル特性を測定する測定装置、測定システムを提供することができる。
実施形態に係る測定システムの構成を示すブロック図である。 実施形態の測定システムにおいて用いるISDB−T準拠の信号を説明する概念図である。 実施形態の測定システムにおいて用いるI信号・Q信号の様子を示す図である。 実施形態の測定システムにおいてガードバンドにキャリアを配置する様子を示す図である。 実施形態の測定システムの送信電波の周波数をチャネル単位で掃引する様子を示す図である。 実施形態の測定システムの測定概要を示す概念図である。 実施形態の測定システムにおいて受信電力を算出する信号のフレーム構成の様子を示す図である。 実施形態の測定システムの測定信号の位相解析について説明する図である。 実施形態の測定システムにおける受信チャネル信号の接続について説明する図である。 実施形態の測定システムにおける受信チャネル信号の接続について説明する図である。 実施形態の測定システムの動作を示すフローチャートである。 実施形態の測定システムにおけるパラメータの例を示す図である。 実施形態の測定システムにおけるパラメータの例を示す図である。 実施形態の測定システムにおけるI/Q分離データの例を示す図である。 実施形態の測定システムにおけるフーリエ変換後のスペクトラムの例を示す図である。 実施形態の測定システムにおける復調後のI,Qデータの例を示す図である。 実施形態の測定システムにおける信号の較正について説明する図である。 実施形態の測定システムにおける信号の較正について説明する図である。 実施形態の測定システムにおける信号の較正について説明する図である。 実施形態の測定システムにおける信号の較正について説明する図である。 得られた遅延プロファイルの例を示す図である。 得られた遅延プロファイルの例を示す図である。 ガードバンドの信号配置を変更した実施形態の変形例を示す図である。
(実施形態の構成)
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。以下に説明する実施形態は、地上デジタル放送の周波数帯におけるTVWSシステムの遅延プロファイルを測定する例である。図1に示すように、実施形態に係る測定システムは、送信器10および測定器20を備えている。
TVWSシステムは、優先順位がTVWSシステムよりも高い一次業務である放送システムに割り当てられた周波数帯のうち、実際には利用されていない周波数帯を用いて通信を行う。そのため、TVWSシステムの遅延プロファイル特性を測定するには、放送波の代わりとなる電波を発射する測定用送信器が必要である。送信器10は、かかる測定用送信器として機能する。
測定用送信器は、放送システムの周波数帯で電波を発射することから、当該放送システムに対する混信保護条件を満たすことが求められる。地上デジタル放送システムにおける隣接および隣々接チャネル間のD/UおよびI/N条件は、6MHzのチャネル帯域を前提として評価されるから、測定用送信器が送信する電波についても6MHzの帯域に収まることが望ましい。すなわち、測定用送信器たる送信器10は、既存システムの基準に準拠したチャネル帯域や電力束密度などに基づき、当該既存システムのチャネル単位の電波を送信する。
一方、TVWSシステムは、チャネルアグリゲーション機能を持つことも想定されていることから、放送システムのチャネル帯域幅よりも広帯域の遅延プロファイル特性を測定するニーズが存在する。一般に測定用送信器が放送システムの複数チャネルにわたって同時に電波を発射する場合、送信器の出力電力を広帯域に分散させることになる。これは、測定結果のダイナミックレンジの低下を招くことになる。そこで、実施形態の測定システムでは、測定用送信器たる送信器10が、放送システムに準じたチャネル単位で、複数チャネルを掃引するように送信周波数を変更する。すなわち、あるタイミングで送信する電波を常に単一チャネルのみとし、順次チャネルを変更していく。これにより、ダイナミックレンジを確保しつつ広帯域の遅延プロファイル測定が可能になる。
測定用送信器が地上デジタル放送の13セグメントのチャネル帯域単位で複数チャネルを掃引するように電波を送信する場合、チャネル間のガードバンド内の測定ができない問題が生ずる。そこで、実施形態の測定システムでは、チャネル間のカードバンドでの測定を可能にするため、通常は13セグメントから構成される送信信号に1セグメント分の信号を追加した送信信号を生成している。すなわち、通常のチャネル帯域に加えてガードバンド内にもサブキャリアを配置した送信信号を生成し、複数チャネルにわたって掃引すれば、結果的に所定の周波数帯全域の測定が可能になる。なお、一次業務たる放送波のチャネル構成がガードバンドを含んでいなければ、かかる追加信号は不要である。
測定器20は、送信器10からの電波を受信し、受信信号に基づいて遅延プロファイル特性を算出する。送信器10は、チャネル単位で複数チャネルにわたって掃引された送信信号を送信するから、測定器20は、周波数がチャネル単位で掃引された送信信号を追随して受信し、複数チャネル分の受信信号を蓄積する。ここで、測定器20が受信した複数チャネル分の信号は、チャネル単位で時間的に分断されているから、測定器20は、分断した受信信号をつなぎ合わせることで広帯域の遅延プロファイルを算出する。
(送信器10の構成)
図1に示すように、実施形態の送信器10は、基準信号生成器11、符号生成部12、変調部13、周波数変換部14、増幅部15および送信アンテナ16を備えている。
基準信号生成器11は、送信符号の生成や変調などに用いる基準信号を生成する発振器である。基準信号生成器11は、周波数精度や周波数安定度の高い発振器を用いることが望ましく、例えばルビジウム発振器などにより実現できる。基準信号生成器11は、送信器10が送信チャネルを変更するタイミング信号をも生成して変調部13に供給する。すなわち、基準信号生成器11は、送信器10のチャネル制御機能をも有している。符号生成部12は、送信信号のサブキャリア数よりも多い数のPN符号列を生成する。符号生成部12が生成する符号列は既知のものを用いる。
変調部13は、符号生成部12が生成したPN符号列をOFDM変調する。実施形態の測定システムは、地上デジタル放送の周波数帯におけるTVWSシステムの遅延プロファイルを測定するから、変調部13は、図2に示すようなISDB−T互換のサブキャリアを含む変調信号を生成する。ただし、実施形態の測定システムでは、サブキャリアすべてを遅延プロファイル測定に用いるため、変調部13は、スキャッタードパイロットサブキャリア(SPキャリア)信号だけでなくデータサブキャリア信号にも符号生成部12が生成した符号列を用いた変調を行う。すなわち、ISDB−T互換信号の全てのサブキャリアを測定用の送信信号とする。サブキャリアすべてを測定用キャリアとすることで、チャネル帯域全域にわたってキャリアを送信することと等価となり、遅延プロファイルの振幅分解能と測定可能な最大遅延時間を向上させることができる。また、シングルキャリアでチャネル帯域内を掃引する場合と比較して短時間で測定を完了することが可能となる。
変調部13は、図3に示すようにSP信号とデータ信号をIQ平面上で直交するように配置する。このとき、変調部13は、ISDB−T信号に準拠するよう、SP信号の振幅がデータ信号の振幅の4/3倍となるように信号を生成する。
図4の上段に示すように、ISDB−T信号では、一つのチャネルが13セグメント単位で構成され、隣接チャネルとの間にガードバンドGBが配置される。前述のとおり、実施形態の測定システムでは複数チャネル帯域の遅延プロファイル特性の測定を可能とするため、ガードバンドにもキャリアを配置する。すなわち、変調部13は、図4の下段に示すように、ガードバンドGBの周波数スペクトル上に1セグメント分のキャリアを配置した信号をチャネル単位の送信信号として生成する。当該チャネル単位の送信信号の周波数を複数チャネルにわたって掃引することにより、周波数の切れ目がない測定が可能となる。
図5は、変調部13が送信信号の周波数を遷移させる様子を示している。図5に示すように、変調部13は、基準信号生成部11から得たタイミング信号に基づき、ガードバンドにキャリアが追加された送信信号をチャネル単位として、Ch1、Ch2、Ch3のようにベースバンド信号の周波数をシフトさせる。すなわち、生成されるベースバンド送信信号の周波数は、所定のタイミングでチャネル単位で遷移していくことになる。変調部13が周波数(チャネル)を変更するタイミングは、基準信号生成器11によって与えられるタイミング信号により規定される。
周波数変換部14は、符号生成部12および変調部13が生成したベースバンドの送信信号を、TVWSシステムの周波数帯に周波数変換する。周波数変換部14は、ベースバンド送信信号をそのまま所定の周波数の高周波信号に変換するから、ベースバンド送信信号上のチャネル遷移がそのまま高周波信号上のチャネル遷移となる。増幅部15は、周波数変換部14が変換したRF帯の送信信号を所定の電力まで増幅し、アンテナ16を介して送信する。
(測定器20の構成)
続いて、測定器20について説明する。図1に示すように、測定器20は、受信アンテナ21、増幅部22、周波数変換部23、復調部24、信号処理部25、基準信号生成器26および記憶部27を備えている。図6に示すように、測定器20は、複数のチャネルにわたって送信された信号を受信し、I,Q分離しフーリエ変換処理を行い、遅延プロファイル特性生成を行う。すなわち、図6の上段に示すように複数チャネル分の電波を受信し、同中段に示すようにそれぞれのチャネルについて復調してサブキャリア列に変換し、同下段に示すように当該サブキャリア列をフーリエ変換して複数チャネル分の周波数帯における遅延プロファイルを得ている。
受信アンテナ21は、対象通信路を介して伝搬した送信器10の送信電波を受けて増幅部22に送る。増幅部22は、アンテナ21が受けた受信信号を所定のレベルまで増幅する高周波増幅器である。周波数変換部23は、送信器10の周波数変換部14と対応し、TVWSシステムの周波数帯からベースバンドへ受信信号の周波数を変換する。
復調部24は、ベースバンドの受信信号についてI,Q分離処理を行う。信号処理部25は、復調部24が分離処理したI信号およびQ信号に基づき、受信電力を算出するとともにフーリエ変換処理を行ってチャネル推定を生成する。算出した受信電力は、増幅部22の飽和を防ぐレベル調整などに用いられる。受信電力の算出は、図7に示すガードインターバル部(GI)とデータ部(DATA)の1フレーム分のI信号およびQ信号を用いて、数式1により計算される。
Figure 0006664806
受信電力の分解能はAD変換器の性能に依存する。実施形態の測定器20で使用したA/D変換器は16bit分解能のため、表現可能なダイナミックレンジは93dBとなる。
受信アンテナ21を介して増幅部22が増幅する受信信号は、送信器10がチャネル単位で周波数を遷移させた信号である。周波数変換部23は、かかる受信信号をそのままベースバンド信号に変換するから、復調部24は、チャネル単位で周波数がシフトした受信信号を順次受けることになる。信号処理部25は、後述する基準信号生成部26から得たタイミング信号を利用して、時系列的に連続して受けた異なる周波数の複数の受信信号を、送信器10のチャネル単位の周波数遷移数の単位で保持し、それぞれについてI,Q分離処理、フーリエ変換処理、チャネル推定処理を行う。信号処理部25によるチャネル推定は、図8に示すように、SP信号およびDATA信号それぞれの元の位相位置(I軸・Q軸)からの位相差を演算することによって求めることができる。また振幅変化も各サブキャリアの測定信号と元信号との比から求められる。
図9は、信号処理部25がチャネル単位でチャネル推定を求めた例であり、一例としてチャネル1(Ch1)、チャネル2(Ch2)およびチャネル3(Ch3)のそれぞれのチャネル推定を示している。図9に示すように、一番低い周波数帯のチャネル1における最高周波数の値と、二番目に低い周波数帯のチャネル2における最低周波数の値とは、測定時間が異なるため連続していない。同様に、チャネル2における最高周波数の値と一番高い周波数帯のチャネル3における最低周波数の値も連続していない。そこで、信号処理部25は、チャネル1の最高周波数点とチャネル2の最低周波数点(図中(a))、および、チャネル2の最高周波数点とチャネル3の最低周波数点(同(b))とがつながるよう、信号の補正を行う。
まず図中(a)の接続点について、チャネル2の最低周波数点の値がチャネル1の最高周波数点の値と一致するよう、チャネル2のチャネル推定について振幅と位相を補正する。すなわち、図10に示すように、チャネルNの最高周波数のサブキャリアのI,Q信号の位相とチャネルN+1の最低周波数のサブキャリアのI,Q信号の位相とがθ分ずれている場合、θ分の位相補正を行う。これにより、チャネル1とチャネル2のチャネル推定データそれぞれを接続することが可能になる。同様に、図中(b)の接続点について、チャネル3の最低周波数点の値がチャネル2の最高周波数点の値と一致するよう、チャネル3のチャネル推定について振幅と位相を補正する。これにより、チャネル2とチャネル3のチャネル推定データそれぞれを接続することが可能になる。
結果として、送信器10が送信した複数のチャネルすべてについてのチャネル推定を一つのチャネル推定に結合することができ、当該複数のチャネル全域についてのチャネル推定を求めることが可能になる。
基準信号生成器26は、送信器10の基準信号生成器11と対応する発振器である。基準信号生成器26は、復調部24および信号処理部25に対して動作クロック信号を供給するとともに、信号処理部25が時系列的に連続して受けた受信信号をチャネル単位で処理する基準となる基準信号(タイミング信号)を供給する。基準信号生成器26は、測定前に基準信号生成器11と同期をとる必要があるが、これはあらかじめ同期をとってもよいし、無線または有線によりリアルタイムで同期をとってもよい。
記憶部27は、信号処理部25がチャネル推定に用いる基準データや較正データを記憶する。記憶部27は、送信器10が生成する送信信号に含まれる符号列データや、送信器10および測定器20の回路系が及ぼす振幅特性・位相特性データなどを記憶し、信号処理部25に参照データとして供給する。
(実施形態の動作)
続いて、図1および図11を参照して、実施形態の測定システムの動作を説明する。測定に先立って、まず送信器10の基準信号生成器11および測定器20の基準信号生成器26を同期させる(ステップ102。以下「S102」のように称する。)。基準信号生成器11および基準信号生成器26の同期は、両者を直接ケーブルなどで接続し、基準周波数やチャネルの遷移周波数ステップなどを一致させることにより実現できる。基準信号生成器11および26の接続は、有線でも無線でもよく、同期処理は自動でも手動でも構わない。また、ステップS102以降随時行ってもよい。
次に、送信器10の増幅部15の出力端子(送信アンテナ16を接続する端部)と測定器20の増幅部22の入力端子(受信アンテナ21を接続する端部)とを有線接続し、送信器10および測定器20を動作させて受信電界強度(Received Signal Strength Indication:RSSI)の較正を行う。ここで得られた受信電界強度は、記憶部27に記憶され、復調部24や信号処理部25における処理に用いられる。
また、送信器10の増幅部15に送信アンテナ16を接続するとともに測定器20の増幅部22に受信アンテナ21を接続し、送信アンテナ16および受信アンテナ21の位置を測定器20が直接波のみを受信できる状態に配置する。かかる状態で送信器10および測定器20を動作させ、記憶部27に、各サブキャリアのI信号およびQ信号を較正用参照信号として記録する(S104)。なお、記憶部27には、送信器10および測定器20の位置情報を併せて記録してもよい。
続いて、符号生成部12は、所定のランダム符号例を生成し、変調部13は、当該ランダム符号列を変調してSP信号およびデータ信号からなるサブキャリアをチャネル単位で生成する(S106)。このとき、変調部13は、ガードバンドへ1セグメント分の信号を追加的に配置する。変調部13は、当該サブキャリア群を逆フーリエ変換してOFDM変調信号を生成する(S108)。このとき、変調部13は、基準信号生成器11から与えられる基準信号および周波数偏移ステップに基づいて、送信信号の周波数を所定のタイミングでチャネル単位で遷移させる。
その後、周波数変換部14は、ベースバンドの送信信号を所定のTVWSシステムの周波数に変換し、増幅部15は、周波数変換された送信信号を所定のレベルに電力増幅する。増幅された送信信号は、送信アンテナ16から送信電波として送信される(S110)。
送信器10が送信した送信電波は、受信アンテナ21を介して増幅部22に送られる。増幅部22は、受信信号を所定のレベルまで増幅し、周波数変換部14は増幅された受信信号をベースバンド信号に変換する(S112)。
復調部24は、ベースバンドの受信信号を復調してI信号およびQ信号に分離する(S114)。信号処理部25は、分離されたI信号およびQ信号に基づいて受信電力を算出する(S116)。
続いて、信号処理部25は、I信号およびQ信号をフーリエ変換し、周波数スペクトラムに変換する(S118)。信号処理部25は、送信器10が送信する信号を参照信号として記憶部27から読みだして比較し、各サブキャリアの比較結果からチャネル推定を行う(S120)。信号処理部25は、送信器10が送信したチャネルの数に対応する回数のチャネル推定を繰り返す。
全てのチャネル分のチャネル推定が得られると、信号処理部25は、記憶部27から校正用参照信号を読みだし、それぞれのチャネル推定について振幅値および位相値を較正する(S122)。これにより、送信器10および測定器20の回路系に起因する特性を排除することができる。
この段階で、信号処理部25はチャネルごとのチャネル推定を得ている。しかし、得られたチャネル推定は相互に非同期であるため、隣接チャネル間で信号が不連続状態となっている。信号処理部25は、得られたチャネル推定を接続して一つのチャネル推定を生成する(S124)。具体的には、一番周波数の低いチャネル内の最高周波数におけるサブキャリアのI信号およびQ信号と、隣接するチャネル内の最低周波数におけるサブキャリアのI信号およびQ信号とが接続されるよう、接続するもしくは接続されるチャネル内の各サブキャリア全体のI信号およびQ信号の振幅および位相を較正する。同様に、当該隣接するチャネル(二つ目のチャネル)内の最高周波数におけるサブキャリアのI信号およびQ信号と、さらに隣接するチャネル内の最低周波数におけるサブキャリアのI信号およびQ信号とが接続されるよう、接続するもしくは接続されるチャネル内の各サブキャリア全体のI信号およびQ信号の振幅および位相を較正する。
振幅の較正は、SP信号およびデータ信号のI信号およびQ信号の較正用参照信号を記憶部27から読み出し、その信号強度で被測定信号を除算することで実現できる。これを順次連続するチャネル間で行うことで、複数チャネルの較正処理が完了し、複数チャネルを接続した広帯域のチャネル推定を得ることができる。信号処理部25は、最終的に得られたチャネル推定に基づいて遅延プロファイルを生成する(S126)。
なお、上記した実施形態の測定システムでは、送信信号の周波数遷移をベースバンド信号上において行った上でTVWSシステムの周波数に周波数変換しているが、これには限定されない。送信信号の周波数のチャネル単位の遷移をベースバンド信号上ではなく、周波数変換後のRF信号上で行ってもよい。また、上記実施形態の測定システムは、TVWSシステムの遅延プロファイル特性を測定するものとして説明したが、これにも限定されない。既存システムの割り当てがない周波数帯であっても、便宜上チャネル配置を構成すれば、同様の効果を得ることができる。なお、送受信点の位置の記録のため、GPSなどの測位装置を送信器10および測定器20に備えてもよい。
(具体例)
以下、図12ないし図20を参照して、実施形態の測定システムの具体的動作例について説明する。
送信信号として、エリア放送と同じ混信保護条件を得るため、可能な限りエリア放送に近い信号を使用した。具体的には、図12に示すISDB−Tのセグメントパラメータを基本として、DTV放送でも使用されているMode3のパラメータと互換性を持たせた「測定モード」を採用した。遅延プロファイル測定に不要な誤り訂正などの処理は行っていない。その他、セグメントは全て同期セグメントで、サブキャリアの変調方式をBPSKとし、ガードインターバルを一般的な126μsとした。
1チャネル分の伝送信号パラメータを図13に示す。本具体例の測定モードでは1チャネル当たり14セグメントの信号帯域を使用するため、信号帯域幅は6MHzとなる。信号帯域幅が広くなる分だけサブキャリア数も増えており、サブキャリア数は6048×N(N:測定に使用する連続するチャネル数)となる。最大周波数のサブキャリアとなるCP信号は、6MHz帯域内に収めるために除去し、TMCC、AC1信号は処理を簡易にするために送信時および受信に0を乗算して、Nullキャリアとした。Nullキャリアとすることで、得られる遅延プロファイルは厳密には変化するが、その他のサブキャリア数と比較して数が少ないため、影響は軽微と考えられる。送信信号の符号列としては、送信電力の平滑化を考慮して疑似ランダム信号を使用し、SP信号にはPRBS11段、データ信号にはPRBS23段の既知の疑似ランダム信号を使用することにした。
使用したチャネルは、40−44chの連続する5チャネル分の帯域である。測定システムの動作結果として、5チャネル分のI,Q分離データを図14に、フーリエ変換後の5チャネル分のスペクトラムデータを図15に、5チャネル分のサブキャリアI,Qデータを図16に示す。また、振幅を較正した結果を図17A(較正前)および図17B(較正後)に示し、チャネル推定の位相較正結果を図18A(較正前)および図18B(較正後)に示す。
上記諸元に基づき、フェージングシミュレータ(Elektrobit社のPropsim C8)を用いて動作を検証した。送信器10のアンテナ16と測定器20のアンテナ21を外し、それぞれのアンテナ端子にフェージングシミュレータを接続した。フェージングシミュレータを動作させ、AWGNチャネルと2波モデルの2種類を設定して動作を確認した。開発したシステムは連続するチャネルの帯域を順次切替えて送受信するため、移動体の伝搬特性の測定は想定していない。そのため到来波のドップラー周波数は設定可能な最小値とし、振幅も一定値で変動しないように設定した。
AWGNチャネルに設定し、直接波のみを受信した場合の遅延プロファイル特性の測定結果を図19に示す。図19は、実施形態の5チャネルの帯域から測定した遅延プロファイルに加えて、1チャネルの帯域から測定した遅延プロファイルも併記している。図19に示すように、コヒーレントな信号の合成のためにインパルスレスポンスの時間幅が狭くなっており、時間解像度が向上していることが確認できる。
ダイナミックレンジについては、時間軸でのサイドローブが20dB低下した付近に見られることから、伝搬特性の解析に十分な値が得られている。
次に2波モデルの場合での遅延プロファイル特性の測定結果を図20に示す。2波の設定では1チャネルの帯域では分離不可能なチャネルモデルとして、0.1μsの遅延差で直接波よりも10dB減少した遅延波が到来する設定とした。図19と同様に、1チャネルの帯域で測定したレスポンスも併記している。図20に示すように、1チャネル分の帯域では分離できない2波の特性がチャネルモデル通り再現できていることが確認できる。
(変形例)
図1ないし図20に示す実施形態では、複数チャネルの連続性を確保するため、各チャネルの最高周波数側のガードバンドに1セグメント分の信号を付加しているが、これには限定されない。図21の中段に示すように、各チャネルの最低周波数側のガードバンドに1セグメント分の信号を付加してもよいし、図21の下段に示すように、各チャネルの最低周波数側および最高周波数側の両方のガードバンドに1/2セグメント分の信号を付加してもよい。特に、図21の下段に示すように各チャネルの両端に1/2セグメント分の信号を付加した場合、チャネル内の中心周波数が地上デジタル放送のチャネル中心周波数と同一にすることができる。これは、TVWSシステムのチャネル配置が一次業務の地上デジタル放送等と同じ場合に、よりシステムの実態に適合した遅延プロファイル特性を測定することが可能になる。
このように、実施形態の測定システムによれば、一つのチャネルに複数のキャリアを配置し、当該チャネルの送信電波を所定のタイミングでチャネル変更することで広帯域の測定を実現したので、単一キャリアを掃引する場合と比較して短時間で測定を完了することができる。また、TVWSシステムに適用する場合、スキャタードパイロットサブキャリアだけでなくデータサブキャリアも測定用信号として使用するので、遅延プロファイルの振幅分解能と測定可能な最大遅延時間を向上することができる。
また、ガードバンドにもキャリアを配置したOFDM変調を行うので、チャネル間の無信号域を無くすことができる。さらに、放送システム(エリア放送)と共通の技術諸元を用い、共通のチャネル配置の電波を送信するので、測定において他のシステムに与える干渉を抑えることができる。チャネル単位で複数のチャネルにわたって送信用信号を送信するので、ダイナミックレンジ低下の影響が無く、広帯域の遅延プロファイル特性を測定することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…送信器、11…基準信号生成器、12…符号生成部、13…変調部、14…周波数変換部、15…増幅部、16…送信アンテナ、20…測定器、21…受信アンテナ、22…増幅部、23…周波数変換部、24…復調部、25…信号処理部、26…基準信号生成器、27…記憶部。

Claims (6)

  1. 複数のチャネルが配置された対象周波数帯の遅延プロファイルを測定する測定システムであって、
    前記チャネルの帯域幅の範囲で複数のキャリア信号を持つ送信信号を生成する変調部、および
    前記送信信号の周波数を前記チャネルの帯域幅の単位で前記複数のチャネルの配置に従い前記対象周波数帯を所定のタイミングで掃引するチャネル制御部
    を備えた送信器と、
    前記送信信号を前記チャネルごとに復調して復調信号を生成する復調部、および
    前記復調信号に基づき複数のチャネル推定を算出し、該複数のチャネル推定を前記複数のチャネルの配置に対応させて相互に接続し前記対象周波数帯のチャネル推定を算出する信号処理部
    を備えた測定器と
    を具備した測定システム。
  2. 前記変調部は、前記送信信号としてOFDM変調信号を生成することを特徴とする請求項1記載の測定システム。
  3. 前記対象周波数帯が、使用する周波数帯が第1の無線システムと重複し該重複した周波数帯を使用する優先順位が前記第1の無線システムよりも低い第2の無線システムが利用するものであり、
    前記複数のチャネルの配置が、前記第1の無線システムが使用するチャネル配置に対応すること
    を特徴とする請求項1または2記載の測定システム。
  4. 前記変調部は、前記チャネルに隣接するガードバンドにキャリア信号を配置し、前記チャネルおよび前記隣接するガードバンドの帯域幅の範囲の送信信号を生成し、
    前記チャネル制御部は、前記送信信号の周波数を前記チャネルおよび前記ガードバンドの帯域幅の単位で前記複数のチャネル配置に沿って前記対象周波数帯を掃引し、
    前記復調部は、前記送信信号を前記チャネルおよび前記ガードバンドの帯域幅ごとに復調すること
    を特徴とする請求項1ないし3記載の測定システム。
  5. 前記送信器は、符号生成部、第1の基準信号生成部および第1の周波数変換部をさらに備え、
    前記符号生成部は、所定の疑似ランダム符号を生成し、
    前記変調部は、前記疑似ランダム符号を用いて、OFDM変調された第1の無線システムのチャネル単位のベースバンド送信信号を前記送信信号として生成し、
    前記第1の基準信号生成部は、前記ベースバンド送信信号のチャネルを所定のタイミングで制御する送信タイミング信号を生成し、
    前記チャネル制御部は、前記送信タイミング信号に基づいて前記ベースバンド送信信号を掃引し、
    前記第1の周波数変換部は、前記掃引された前記ベースバンド送信信号を、使用する周波数帯が前記第1の無線システムと重複し該重複した周波数帯を使用する優先順位が前記第1の無線システムよりも低い第2の無線システムの周波数帯のRF送信信号に変換し、
    前記測定器は、第2の基準信号生成部および第2の周波数変換部をさらに備え、
    前記第2の基準信号生成部は、前記送信タイミング信号と同期した受信タイミング信号を生成し、
    前記第2の周波数変換部は、前記RF送信信号を前記送信信号に対応するベースバンドの受信信号に周波数を変換し、
    前記復調部は、前記受信タイミング信号に基づいて、前記受信信号を前記チャネル単位のI信号およびQ信号に復調し、
    前記信号処理部は、前記チャネル単位のI信号およびQ信号に基づき前記チャネル単位のチャネル推定を生成し、生成したチャネル推定それぞれを接続したチャネル推定を用いて前記第2の無線システムが使用する周波数帯の遅延プロファイルを生成すること、
    を特徴とする請求項1記載の測定システム。
  6. 複数のチャネルが配置された対象周波数帯の遅延プロファイルを測定する測定装置であって、
    前記チャネルの帯域幅の範囲で複数のキャリア信号を持ち、前記チャネルの単位で周波数が掃引された送信信号を、前記チャネルの単位で復調して複数のチャネル推定を算出する復調部と、
    前記複数のチャネル推定を前記複数のチャネルの配置に対応させて相互に接続し、前記対象周波数帯のチャネル推定を算出する信号処理部と
    を具備した測定装置。
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