JP6662948B2 - 付属駆動装置(accessory drive)を含む薬物送達デバイスの駆動機構 - Google Patents

付属駆動装置(accessory drive)を含む薬物送達デバイスの駆動機構 Download PDF

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Description

本発明は、カートリッジから所定用量の薬剤を投薬および/または注射する薬物送達デバイスの駆動機構に関する。薬物送達デバイスは、一般に、手動操作可能であり、薬剤の用量を個別に設定および/または投薬することができる。
使用者操作型の薬物送達デバイスは、それ自体、当技術分野において知られている。それらは通常、正式な医療の訓練を受けていない人、すなわち患者が、正確な所定の用量の、ヘパリンまたはインスリンなどの薬剤を投与する必要がある状況で適用することができる。特に、そうしたデバイスには、薬剤を短期または長期にわたって規則的にまたは不規則に投与する用途がある。
これらの要求に対処するために、そうしたデバイスはいくつかの要件を満たさなければならない。第一に、デバイスは構造的に頑丈でなければならず、しかしその取扱いの点で、またその操作および必要な用量または薬剤の送達についての使用者の理解において、使いやすくなければならない。用量の設定は、簡単かつ明瞭でなければならない。デバイスが再使用可能ではなく使い捨てである場合、デバイスは、製造に費用がかからず廃棄しやすいものにすべきである。
いくつかの機械的に実装される薬物送達デバイス、たとえばペン型注射器は、用量の設定のために軸方向近位方向に変位される用量設定部材を特徴とする用量投与(dosing)または用量設定装置(arrangement)を含む。それぞれの用量を投薬するためには、近位方向に延びる用量設定部材を、たとえばカートリッジのピストンを遠位方向に前進させるように遠位方向に手動で押し下げなければならないことがある。この場合、使用者は、比較的大きな投薬力を及ぼさなければならず、それは身体に障害のある人または患者に負担となる恐れがある。
手で操作するまたは純粋に機械的に操作する薬物送達デバイスの他に、少なくとも用量の設定、用量の選択および適切な用量の薬剤の投与が、電子回路、たとえばコントローラ、マイクロプロセッサおよび/または同様のものによって制御される電気機械的な薬物送達デバイスも存在する。そうした電子的または電気機械的なデバイスは、高い用量投与精度を提供し、またデバイスによって投薬された用量の長期の監視を支援することができる。したがって、用量投与および投薬の方式をデバイスに記憶させ、用量投薬の履歴を後で読み出せるようにすることも可能である。
しかしながら、電子的または電気機械的なデバイスの場合、用量の設定および投薬は、すべて機械的に実装されるデバイスに比べてあまり直感的でないことがある。特に、機械的に実装されるデバイスの場合、使用者はある注射力を加えなければならず、それによって力のフィードバックを得る。患者に電気機械的なデバイスを導入し、すべて機械的なデバイスを替えることによって、患者または使用者は、不慣れなまたは不便な操作方式に直面する可能性がある。したがって、誤用および最適に及ばない治療のある種の危険性が生じる恐れがある。また、使用者がそうした電気機械的なデバイスを受け入れる可能性は、かなり低い。
電子的または電気機械的な薬物送達デバイスの場合、用量設定だけでなく用量投薬手順も電気的に実施される。さらに、典型的には使用者に用量サイズを視覚的に示すディスプ
レイの形態の用量インジケータも、すべて電子的に実装され得る。しかし、薬物送達デバイスまたはその電子要素の1つが故障した場合、用量がデバイスの使用者に誤って示されるまたは不完全に示されるというある種の危険がある恐れがある。その場合、示されたまたは図解された用量サイズが、薬物送達デバイスによって実際に設定または投薬された用量サイズと合致しないことが起こり得る。
したがって、本発明の目的は、薬物送達デバイス特にペン型注射器のための改善された駆動機構を提供することである。駆動機構は、機械的に動作可能でなければならず、また、用量投薬の間、使用者に直接的で直観的に分かりやすいフィードバックを提供しなければならない。駆動機構は、さらに、用量の注射または用量の投薬のために使用者によって及ぼされる必要がある投薬力の大幅な低減を伴わなければならない。この点において、駆動機構は、用量を設定するためにも投薬するためにもさらに簡単で直観的に分かりやすい取扱いを提供しなければならない。さらに、本発明は、そうした改善された駆動機構を含む薬物送達デバイスに関する。
第1の態様において、薬物送達デバイスの駆動機構が提供される。駆動機構は、薬剤の用量の設定ならびに投薬のために動作することができる。駆動機構は、軸方向に延びる細長いハウジングを含む。駆動機構は、カートリッジのピストンに動作可能に係合するピストンロッドをさらに含む。カートリッジは、駆動機構によっておよび/または薬物送達デバイスによって投薬予定の薬剤をそれぞれ含む。
典型的には、カートリッジは、カートリッジの本体またはバレルの近位シールとして働く、カートリッジ内に軸方向に摺動可能に配置されるピストンを含む。駆動機構は、特に、注射針などのような穿孔要素によって貫入されるカートリッジの遠位に位置するセプタムを介して所望用量の薬剤を排出するために、カートリッジのピストンに遠位方向の推力を加えるまたは及ぼすように動作することができる。
駆動機構は、用量を設定および投薬するために手動でハウジングに対して軸方向に変位可能な用量投与装置をさらに含む。用量投与装置によって、デバイスによって投薬予定の用量サイズが、用量設定手順の間に使用者によって個別に設定され得るようになる。その後の工程および所定用量の設定の後に、使用者は、用量投与装置、特に用量投与装置に連結され得るまたは用量投与装置内に実装され得る用量投薬部材に手で遠位方向の注射力を加えることによって、注射手順をトリガするまたは実施することができる。
この場合、用量投与装置は、可変の用量サイズの設定を可能にし支援することができる。あるいは、用量投与装置は、使用者によって修正されない固定用量を投薬するように構成されてもよい。
駆動機構は、用量投与装置の手動操作による用量投薬のための変位を支援するように、駆動機構のピストンロッドに動作可能に係合される付属または補助の駆動装置をさらに含むことができる。付属駆動装置によって、投薬手順が支援され得るようになる。付属駆動装置は、典型的には、追加の力またはトルクをもたらし、それによって手動により動作され得る用量投薬動作が支援され得る。その結果、使用者がもたらし及ぼさなければならない最低限の投薬力が大幅に減少され得る。したがって、駆動機構およびそれぞれの薬物送達デバイスの全体的な取扱いが向上され容易にされ得る。
付属または補助の駆動装置は、特に、駆動機構の投薬動作を排他的に支援するように適
用される。用量設定の間、付属駆動装置は、事実上、動作不能であってよい。さらに、付属駆動装置は、駆動機構の投薬手順を排他的に支援するが完全には制御しないように動作することができる。このように、用量投与装置とピストンロッドとの間の機械的な相互作用は、すべて機械的に実装される駆動機構に比べて、実質的に変更されないままであってよい。
典型的には、用量投与装置は、用量設定の間ならびに用量投薬の間、ハウジングに対して軸方向に変位させられる。用量投与装置とピストンロッドは、動作可能に機械的に係合された状態にあるので、用量設定および/または用量投薬についての用量投与装置の全体的な取扱いは、使用者または患者がすでに慣れている可能性があるすべて機械的に実装される駆動機構の一般的な取扱いと非常に似ていてもよい。
さらに、用量投与装置とピストンロッドの機械的な動作可能な係合によって、駆動機構は、実際に設定されたおよび/または投薬された用量サイズについてのすべての機械的表示および制御を提供する。付属駆動装置の動力がなくなった場合、または付属駆動装置もしくはその構成要素が正常に動かなくなった場合でも、駆動機構は十分に機能し続ける。その場合、付属駆動装置の誤作動は、駆動機構、したがって薬物送達デバイスの操作の快適さにしか影響を及ぼさない。
他の実施形態では、付属駆動装置は動力作動式である。この場合、付属駆動装置は電気的に駆動される。したがって、付属駆動装置は、電池、たとえば充電式電池に電気接続されるDCモータを含むことができる。典型的には、付属駆動装置は、用量投薬手順の間、要求に応じて選択的に動作することができる。付属駆動装置は、投薬手順の開始時に起動され、投薬手順の終了まで起動されたままになる。
付属駆動装置は、典型的には、一定のまたは可変の大きさの所定トルクをもたらし、それが駆動機構の少なくとも1つの機能構成要素に伝えられ、補助的なトルクまたは駆動力がそのピストンロッドに伝えられる。付属駆動装置とピストンロッドの相互連結は、恒久的か一時的かのどちらかであってよい。さらに、付属駆動装置とピストンロッドの相互連結は、用量投薬の間、付属駆動装置とピストンロッドを連結させるように動作可能なクラッチまたはクラッチ機構を含むことができる。
付属駆動装置とピストンロッドの相互連結は、付属駆動装置と回転可能に支持されるピストンロッドとの直接的な機械的相互作用を含むことができる。しかし、ピストンロッドがハウジングに回転可能にロックされ用量投薬のときにハウジングに対して摺動自在に変位される場合、付属駆動装置は、駆動機構の他の機能構成要素、たとえばピストンロッドを遠位方向にしたがって用量投薬方向に押しやるためにピストンロッドに直接的か間接的かのどちらかで係合される駆動スリーブまたは同様のものに、機械的に係合され得る。
さらなる一実施形態では、用量投与装置は、用量設定部材と、用量表示部材と、用量投薬部材とを含む。したがって、用量投与装置は、用量の設定および/または投薬のためにハウジングに対して軸方向に変位可能に支持されるユニットを表しておりそれに相当する。典型的な実施形態では、用量表示部材は、その上に印刷された様々な用量サイズを示す数を有するスリーブを含む。用量表示部材は、用量設定手順の間、ハウジングに対して近位方向に変位することができ、それによって一連の用量を示す数がその外周に示される。
典型的には、そうした数は、ハウジングの用量表示窓内に表示される。さらに、ハウジングは、その近位端に、駆動機構によって実際に設定された用量サイズを視覚化するインジケータを含むことが考えられ得る。
用量表示部材は、たとえばその近位端に、用量設定部材を含むことができる。用量設定部材は、典型的には、用量設定のときの用量投与装置全体のねじ様の変位の間における用量設定部材および相互連結された用量表示部材の明確な把持および回転を提供する、用量ダイヤルグリップを含む。用量投与装置は、その近位端面に、用量投薬部材をさらに含むことができる。
用量投薬部材は、典型的には、用量設定手順の間、前もって設定された用量の投薬のために、遠位方向に押し下げられる用量ボタンを含む。この場合、用量投薬部材は、用量投薬手順の間、使用者の親指によって及ぼされる遠位方向の推力を受けて伝える、推力受け構造をさらに含むことができる。
用量設定モードから用量投薬モードにデバイスを切り換えるために、用量投薬部材または用量投与装置全体が、駆動機構のクラッチ機構を起動または停止状態にするように、軸方向、典型的には遠位方向に変位可能に支援され得る。クラッチ機構を起動または停止状態にすることによって、駆動機構は投薬モードと用量設定モードとの間で切り換えられ得る。
さらなる一実施形態では、前もって設定された用量の投薬のための用量投薬手順の間、付属駆動装置は、用量設定部材または用量表示部材に動作可能に係合することができる。この文脈において、2つ以上の構成要素間の動作可能な係合とは、前記構成要素間においてトルクまたは力作用を伝える機械的係合に関連する。
付属駆動装置が用量設定部材か用量表示部材かのどちらかに機械的に直接連結される場合、付属駆動装置によってもたらされる投薬力は、用量設定部材または用量表示部材を介してピストンロッドに伝えられることになる。
そうでない場合は、付属駆動装置は、ピストンロッドに直接的に連結または係合され得る。その場合、付属駆動装置によって支援される投薬手順の間、用量設定部材および/または用量表示部材の戻り運動は、ピストンロッドによっておよび/または用量設定部材の使用者により支援される変位によって調整され誘導され得る。
他の実施形態では、用量投与装置は、用量設定のために、ハウジングに対して近位方向に軸方向に変位可能である。それに応じて、用量投与装置、したがって用量表示部材、用量設定部材ならびに用量投薬部材は、用量の投薬のために遠位方向に変位され得る。このように、デバイスは、投薬手順の終わりに初期構成に戻ることができる。
他の実施形態では、用量表示部材は、用量投薬手順の間、ピストンロッドに動作可能に、したがって機械的に係合される。そうした一実施形態では、付属駆動装置は、用量表示部材に作用し、したがって、用量表示部材に動作可能に直接係合され得る。この実施形態では、用量投薬手順の間、付属駆動装置が起動されることによって、用量表示部材およびピストンロッドの組み合わせたかたちで支援される変位が引き起こされる。その場合、付属駆動装置によってもたらされるトルクまたは力は、用量表示部材を介してピストンロッドに伝えられ得る。
このように、用量測定および用量表示は、すべて機械的に実装され得る。その場合、駆動機構のソフトウェアまたは電子ハードウェアの障害または誤作動は、用量測定および用量表示に実質的な影響を与えない。その結果、駆動機構の障害についての安全性が向上され得る。さらなる利点としては、駆動機構のそれぞれのソフトウェアおよび電子ハードウェアは、より簡単で費用効果が高くなるように設計され実装され得る。
他の実施形態では、用量投薬部材は、用量投薬の間、ピストンロッドに動作可能に、したがって機械的に係合される。このように、手動で加えられ遠位方向に及ぼされる投薬力は、ピストンロッドに直接伝えられ、ピストンロッドを遠位方向に押しやることができる。用量投薬部材とピストンロッドの組み合わせられた同時の変位は、付属駆動装置によって支援され得る。投薬手順の間、ピストンロッドを遠位かつ用量投薬方向に押しやるには、付属駆動装置が用量投薬部材に動作可能または機械的に係合されれば十分である。それに応じて、付属駆動装置によってもたらされるトルクまたは力が用量投薬部材を介してピストンロッドに伝えられ得る。
他の実施形態では、付属駆動装置は、付属駆動装置を選択的に起動および/または停止状態にするためのスイッチに連結される。スイッチは、用量投薬手順の開始時および/または終了時に本質的にまたは自動的にそれぞれ起動されるまたは停止状態にされ得る。スイッチは、特に、付属駆動装置を始動および停止させるように動作可能であってよい。
さらなる一実施形態では、スイッチは、用量投薬部材に動作可能に係合される。特に、スイッチは、用量投薬部材と一体であってよい。このように、用量投薬のために用量投薬部材を押し下げることによって、スイッチが本質的に同時に押し下げられ、それによって付属駆動装置が同時に起動され得るようになる。
さらなる一実施形態では、スイッチは、用量投薬部材と用量設定部材との間の接触面に位置する。スイッチは、すべて機械的に実装され、投薬部材に固定される第1の部分を含むことができ、さらに、用量設定部材に固定される第2の部分を含むことができる。この実施形態では、用量投薬部材は、少なくとも用量投薬のときに、用量設定部材に対して変位可能である。その場合、用量設定部材に対して用量投薬部材が相対的に変位されることによって、スイッチの第1の部分と第2の部分の電気接続またはその切断がそれぞれ引き起こされ得る。
他の実施形態によれば、スイッチは、復元力に抗して作動可能である。典型的には、スイッチは、ばね要素などのような復元要素の作用に抗して動作することができる。したがって、スイッチの押し下げは、ばねの作用に抗して行われ、したがってスイッチの解放によって、ばねの作用を受けてスイッチが自動的にその初期位置に移行される。
さらなる一実施形態では、駆動機構は、駆動装置の使用者によって加えられるまたは及ぼされる投薬力に応じて付属駆動装置の動力を調節する制御装置を含む。この場合、スイッチは、用量投薬の間、遠位方向に駆動機構上に作用する投薬力のサイズまたは大きさを量的に決定するように動作可能である。外部から加えられる力の大きさを測定または決定することによって、それに応じて付属駆動装置の動力が修正され得る。
使用者が比較的大きな投薬力を用量投薬部材に加えた場合、用量投薬手順の間の付属駆動装置の支援は比較的小さくなり得る。この場合、電気的エネルギーは、ある程度まで節約され得る。使用者によってもたらされる作動力が比較的小さい別の事象では、付属駆動装置によってもたらされるトルクまたは力は、それに応じて増加され得る。
実際、付属駆動装置によってもたらされる動力および力またはトルクは、使用者によって及ぼされる用量投薬部材に実際存在する投薬力に個別に適用され得る。用量投薬の間に付属駆動装置によってもたらされる動力、力またはトルクの大きさは、使用者によって加えられる力と付属駆動装置によってもたらされる力またはトルクの合計が、少なくとも、ピストンロッドを遠位方向に押しやるまたは前進させるのに必要な所定の閾力を上回るように、調節され得る。
他の態様において、本発明は、さらに、薬物送達デバイス、特にペン型注射器に関する。薬物送達デバイスは、上述したような駆動機構を含み、さらに、薬剤が少なくとも部分的に充填され近位方向においてピストンによって封止されているカートリッジを含む。ピストンは、薬剤の用量を排出し投薬するように、駆動機構のピストンロッドによって遠位方向に変位される。
本明細書で使用する用語「薬物」または「薬剤」は、少なくとも1つの薬学的に活性な化合物を含む医薬製剤を意味し、
ここで、一実施形態において、薬学的に活性な化合物は、最大1500Daまでの分子量を有し、および/または、ペプチド、タンパク質、多糖類、ワクチン、DNA、RNA、酵素、抗体もしくはそのフラグメント、ホルモンもしくはオリゴヌクレオチド、または上述の薬学的に活性な化合物の混合物であり、
ここで、さらなる実施形態において、薬学的に活性な化合物は、糖尿病、または糖尿病性網膜症などの糖尿病関連の合併症、深部静脈血栓塞栓症または肺血栓塞栓症などの血栓塞栓症、急性冠症候群(ACS)、狭心症、心筋梗塞、がん、黄斑変性症、炎症、枯草熱、アテローム性動脈硬化症および/または関節リウマチの処置および/または予防に有用であり、
ここで、さらなる実施形態において、薬学的に活性な化合物は、糖尿病または糖尿病性網膜症などの糖尿病に関連する合併症の処置および/または予防のための少なくとも1つのペプチドを含み、
ここで、さらなる実施形態において、薬学的に活性な化合物は、少なくとも1つのヒトインスリンもしくはヒトインスリン類似体もしくは誘導体、グルカゴン様ペプチド(GLP−1)もしくはその類似体もしくは誘導体、またはエキセンジン−3もしくはエキセンジン−4もしくはエキセンジン−3もしくはエキセンジン−4の類似体もしくは誘導体を含む。
インスリン類似体は、たとえば、Gly(A21),Arg(B31),Arg(B32)ヒトインスリン;Lys(B3),Glu(B29)ヒトインスリン;Lys(B28),Pro(B29)ヒトインスリン;Asp(B28)ヒトインスリン;B28位におけるプロリンがAsp、Lys、Leu、Val、またはAlaで置き換えられており、B29位において、LysがProで置き換えられていてもよいヒトインスリン;Ala(B26)ヒトインスリン;Des(B28−B30)ヒトインスリン;Des(B27)ヒトインスリン、およびDes(B30)ヒトインスリンである。
インスリン誘導体は、たとえば、B29−N−ミリストイル−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−パルミトイル−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−ミリストイルヒトインスリン;B29−N−パルミトイルヒトインスリン;B28−N−ミリストイルLysB28ProB29ヒトインスリン;B28−N−パルミトイル−LysB28ProB29ヒトインスリン;B30−N−ミリストイル−ThrB29LysB30ヒトインスリン;B30−N−パルミトイル−ThrB29LysB30ヒトインスリン;B29−N−(N−パルミトイル−γ−グルタミル)−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−(N−リトコリル−γ−グルタミル)−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−(ω−カルボキシヘプタデカノイル)−des(B30)ヒトインスリン、およびB29−N−(ω−カルボキシヘプタデカノイル)ヒトインスリンである。
エキセンジン−4は、たとえば、H−His−Gly−Glu−Gly−Thr−Phe−Thr−Ser−Asp−Leu−Ser−Lys−Gln−Met−Glu−Glu−Glu−Ala−Val−Arg−Leu−Phe−Ile−Glu−Trp−Leu−Lys−Asn−Gly−Gly−Pro−Ser−Ser−Gly−Ala−Pr
o−Pro−Pro−Ser−NH2配列のペプチドであるエキセンジン−4(1−39)を意味する。
エキセンジン−4誘導体は、たとえば、以下のリストの化合物:
H−(Lys)4−desPro36,desPro37エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)5−desPro36,desPro37エキセンジン−4(1−39)−NH2、
desPro36エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,IsoAsp28]エキセンジン−(1−39)、
desPro36[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39);または
desPro36[Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,IsoAsp28]エキセンジン−(1−39)、
desPro36[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
(ここで、基−Lys6−NH2が、エキセンジン−4誘導体のC−末端に結合していてもよい);
または、以下の配列のエキセンジン−4誘導体:
desPro36エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2(AVE0010)、
H−(Lys)6−desPro36[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2、
desAsp28Pro36,Pro37,Pro38エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−Asn−(Glu)5desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−3
9)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−desPro36[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2、
H−desAsp28Pro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−desPro36[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2、
desMet(O)14,Asp28Pro36,Pro37,Pro38エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2;
desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Asn−(Glu)5desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Lys6−desPro36[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2、
H−desAsp28,Pro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(S1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2;
または前述のいずれか1つのエキセンジン−4誘導体の薬学的に許容される塩もしくは溶
媒和化合物
から選択される。
ホルモンは、たとえば、ゴナドトロピン(フォリトロピン、ルトロピン、コリオンゴナドトロピン、メノトロピン)、ソマトロピン(ソマトロピン)、デスモプレシン、テルリプレシン、ゴナドレリン、トリプトレリン、ロイプロレリン、ブセレリン、ナファレリン、ゴセレリンなどの、Rote Liste、2008年版、50章に列挙されている脳下垂体ホルモンまたは視床下部ホルモンまたは調節性活性ペプチドおよびそれらのアンタゴニストである。
多糖類としては、たとえば、グルコサミノグリカン、ヒアルロン酸、ヘパリン、低分子量ヘパリン、もしくは超低分子量ヘパリン、またはそれらの誘導体、または上述の多糖類の硫酸化形態、たとえば、ポリ硫酸化形態、および/または、薬学的に許容されるそれらの塩がある。ポリ硫酸化低分子量ヘパリンの薬学的に許容される塩の例としては、エノキサパリンナトリウムがある。
抗体は、基本構造を共有する免疫グロブリンとしても知られている球状血漿タンパク質(約150kDa)である。これらは、アミノ酸残基に付加された糖鎖を有するので、糖タンパク質である。各抗体の基本的な機能単位は免疫グロブリン(Ig)単量体(1つのIg単位のみを含む)であり、分泌型抗体はまた、IgAなどの2つのIg単位を有する二量体、硬骨魚のIgMのような4つのIg単位を有する四量体、または哺乳動物のIgMのように5つのIg単位を有する五量体でもあり得る。
Ig単量体は、4つのポリペプチド鎖、すなわち、システイン残基間のジスルフィド結合によって結合された2つの同一の重鎖および2本の同一の軽鎖から構成される「Y」字型の分子である。それぞれの重鎖は約440アミノ酸長であり、それぞれの軽鎖は約220アミノ酸長である。重鎖および軽鎖はそれぞれ、これらの折り畳み構造を安定化させる鎖内ジスルフィド結合を含む。それぞれの鎖は、Igドメインと呼ばれる構造ドメインから構成される。これらのドメインは約70〜110個のアミノ酸を含み、そのサイズおよび機能に基づいて異なるカテゴリー(たとえば、可変すなわちV、および定常すなわちC)に分類される。これらは、2つのβシートが、保存されたシステインと他の荷電アミノ酸との間の相互作用によって一緒に保持される「サンドイッチ」形状を作り出す特徴的な免疫グロブリン折り畳み構造を有する。
α、δ、ε、γおよびμで表される5種類の哺乳類Ig重鎖が存在する。存在する重鎖の種類により抗体のアイソタイプが定義され、これらの鎖はそれぞれ、IgA、IgD、IgE、IgGおよびIgM抗体中に見出される。
異なる重鎖はサイズおよび組成が異なり、αおよびγは約450個のアミノ酸を含み、δは約500個のアミノ酸を含み、μおよびεは約550個のアミノ酸を有する。各重鎖は、2つの領域、すなわち定常領域(C)と可変領域(V)を有する。1つの種において、定常領域は、同じアイソタイプのすべての抗体で本質的に同一であるが、異なるアイソタイプの抗体では異なる。重鎖γ、α、およびδは、3つのタンデム型のIgドメインと、可撓性を加えるためのヒンジ領域とから構成される定常領域を有し、重鎖μおよびεは、4つの免疫グロブリン・ドメインから構成される定常領域を有する。重鎖の可変領域は、異なるB細胞によって産生された抗体では異なるが、単一B細胞またはB細胞クローンによって産生された抗体すべてについては同じである。各重鎖の可変領域は、約110アミノ酸長であり、単一のIgドメインから構成される。
哺乳類では、λおよびκで表される2種類の免疫グロブリン軽鎖がある。軽鎖は2つの
連続するドメイン、すなわち1つの定常ドメイン(CL)および1つの可変ドメイン(VL)を有する。軽鎖のおおよその長さは、211〜217個のアミノ酸である。各抗体は、常に同一である2本の軽鎖を有し、哺乳類の各抗体につき、軽鎖κまたはλの1つのタイプのみが存在する。
すべての抗体の一般的な構造は非常に類似しているが、所与の抗体の固有の特性は、上記で詳述したように、可変(V)領域によって決定される。より具体的には、各軽鎖(VL)について3つおよび重鎖(VH)に3つの可変ループが、抗原との結合、すなわちその抗原特異性に関与する。これらのループは、相補性決定領域(CDR)と呼ばれる。VHドメインおよびVLドメインの両方からのCDRが抗原結合部位に寄与するので、最終的な抗原特異性を決定するのは重鎖と軽鎖の組合せであり、どちらか単独ではない。
「抗体フラグメント」は、上記で定義した少なくとも1つの抗原結合フラグメントを含み、そのフラグメントが由来する完全抗体と本質的に同じ機能および特異性を示す。パパインによる限定的なタンパク質消化は、Igプロトタイプを3つのフラグメントに切断する。1つの完全なL鎖および約半分のH鎖をそれぞれが含む2つの同一のアミノ末端フラグメントが、抗原結合フラグメント(Fab)である。サイズが同等であるが、鎖間ジスルフィド結合を有する両方の重鎖の半分の位置でカルボキシル末端を含む第3のフラグメントは、結晶可能なフラグメント(Fc)である。Fcは、炭水化物、相補結合部位、およびFcR結合部位を含む。限定的なペプシン消化により、Fab片とH−H鎖間ジスルフィド結合を含むヒンジ領域の両方を含む単一のF(ab’)2フラグメントが得られる。F(ab’)2は、抗原結合に対して二価である。F(ab’)2のジスルフィド結合は、Fab’を得るために切断することができる。さらに、重鎖および軽鎖の可変領域は、縮合して単鎖可変フラグメント(scFv)を形成することもできる。
薬学的に許容される塩は、たとえば、酸付加塩および塩基性塩である。酸付加塩としては、たとえば、HClまたはHBr塩がある。塩基性塩は、たとえば、アルカリまたはアルカリ土類、たとえば、Na+、またはK+、またはCa2+から選択されるカチオン、または、アンモニウムイオンN+(R1)(R2)(R3)(R4)(式中、R1〜R4は互いに独立に:水素、場合により置換されたC1〜C6アルキル基、場合により置換されたC2〜C6アルケニル基、場合により置換されたC6〜C10アリール基、または場合により置換されたC6〜C10ヘテロアリール基を意味する)を有する塩である。薬学的に許容される塩のさらなる例は、「Remington’s Pharmaceutical Sciences」17版、Alfonso R.Gennaro(編)、Mark Publishing Company、Easton、Pa.、U.S.A.、1985およびEncyclopedia of Pharmaceutical Technologyに記載されている。
薬学的に許容される溶媒和物は、たとえば、水和物である。
本発明の精神および範囲から逸脱することなく、本発明に様々な修正および変更を加えることができることが、当業者にはさらに明らかであろう。さらに、添付の特許請求の範囲で使用されるいかなる参照記号も、本発明の範囲を限定するものと解釈すべきではないことに留意されたい。
以下において、本発明の一実施形態を図面を参照して説明する。
付属駆動装置を含む駆動機構の第1の実施形態の概略図である。 駆動機構の他の実施形態の図である。 第1の構成における用量投与装置に実装されたスイッチの図である。 第2の構成におけるスイッチの図である。 第1の構成におけるスイッチの他の実施形態の図である。 第2の構成における図5によるスイッチの図である。 導線路を含むハウジングの近位部分の図である。 第1の構成におけるスイッチの他の実施形態の図である。 図8によるスイッチの第2の構成の図である。 第1の構成におけるスイッチの他の実施形態の図である。 図10によるスイッチの他の第2の構成の図である。
図1および図2は、薬物送達デバイス10の駆動機構3と一体になった付属駆動装置26の2つの異なる実施形態を示している。図1および図2に示されるように、薬物送達デバイス10、したがって駆動機構3は、駆動機構3によって投薬予定の薬剤が充填されたカートリッジ14を収容するハウジング12を含む。カートリッジ14は、典型的には、特に本明細書では説明されない両頭注射針が貫入する穿孔可能セプタムを特徴とする、遠位に位置するシール16を含む。
カートリッジ14は、軸方向に変位可能なピストン20によって近位方向2において封止される管状形バレル18を含む。駆動機構3は、カートリッジ18のピストン20に動作可能に係合する少なくとも1本のピストンロッド22を含む。投薬手順の間、ピストン20を遠位方向1に押しやり前進させるようにピストン20に圧力または推力を及ぼすために、ピストンロッド22は、遠位方向1に前進される。このように、カートリッジ14に含まれる所定量の薬剤は、カートリッジ18の近位シール16に貫入する注射針を通って排出され得る。
駆動機構3は、電池24に電気接続される付属駆動装置26を含む。電動の付属駆動装置26は、制御装置44によって制御され得る。付属駆動装置26は、制御装置によって、駆動機構3により実施される用量投薬手順を支援するように選択的に起動または停止状態にされ得る。付属駆動装置26は、駆動部材または駆動軸28を備える。駆動部材は、図1による実施形態では、駆動機構の用量投与装置31の用量表示部材32上に位置する歯車30に動作可能に直接係合される。用量表示部材32は、その外周上に一連の数が印刷されていることを特徴とする、用量投与装置31によって実際に設定された用量サイズを示す用量表示スリーブ32を含む。
用量投与装置31は、スリーブ様用量表示部材32と、用量設定部材34とを含み、特に容量を設定する際に、使用者が用量設定部材34と用量表示部材32をねじのような動きで回転させてハウジング12に対して近位方向2に用量投与装置31を変位させることができるようにする、用量ダイヤルグリップとして実装され得る。
用量投与装置31は、その近位端に用量投薬部材36を含む。用量投薬部材36は、たとえば使用者の親指によって及ぼされる遠位方向の投薬力42を受ける用量ボタンとして実装され得る。用量投薬手順の間、用量投与装置31は、初期構成に戻ることができる。使用者によってハウジング12に対して用量投与装置31全体が起動されて対応する遠位方向に変位されると、それに伴って用量表示部材32および/または用量設定部材34のそれぞれが逆方向に回転することができる。
典型的には、駆動機構3は、図1および図2に示されるクラッチ機構38を含むクラッチ機構38によって、駆動機構3は、用量設定モードから用量投薬モードに、およびその逆に切り換えられ得るようになる。クラッチ機構38は、典型的には、用量投薬手順の開
始時に、用量ボタンまたは用量投薬部材36を遠位方向1に押し下げることによって起動される。
クラッチ38は、用量投与装置31内に実装され得る。クラッチ38は、ばね要素によってもたらされるばね力の作用に抗して、用量表示部材32に対する用量設定部材34および/または用量投薬部材36の軸方向の変位をもたらすことができる。
用量投薬部材36と用量設定部材34との間の接触面、または用量投薬部材36と用量表示部材32との間の接触面には、図3〜図11を参照してより詳細に説明されるようなスイッチ40が一体化されている。
スイッチ40は、付属駆動装置26に、特にその制御装置44に電気接続される。用量投薬手順の間のスイッチ40の起動または停止(deactivation)は、典型的には、駆動機構3の投薬動作の支援のために付属駆動装置26を起動および停止状態にする。図1に示されるように、デバイス10の使用者によってもたらされる遠位方向の投薬力42が加えられると、スイッチ40が閉じられるまたは開けられ、それによって付属駆動装置26が起動される。
付属駆動装置26によってもたらされるトルクおよび使用者によってもたらされる力42の両方の作用を受けると、用量投与装置31は、遠位方向の前進運動をピストンロッド22に加えながら、それ自体の初期構成に戻るように動作することができる。
付属駆動装置26は、駆動部材28によってもたらされるトルクが遠位方向1にピストンロッド22を動かすのに概ね十分なものとなるように、寸法設定され得る。したがって、用量の投薬には、用量投与装置31の近位端にあるスイッチ40を起動するのに十分な大きさの投薬力42を加えるだけで十分である。
典型的には、スイッチ40は、ばねによって付勢されており、したがって、用量投薬手順の間に用量投薬部材36が時期尚早に解放されると、直ちに、スイッチ40は、付属駆動装置26の停止状態と相互に関連する、初期の非付勢構成に戻る。結果として、用量投薬部材36の解放は、直ちに、付属駆動装置のそれぞれの止め具に伝えられ得る。
このように、機構3の電気および/または動力支援の付属駆動装置26によって、駆動機構3がすべて機械的に実装されているかのような外観および使用感になる。しかし、付属駆動装置26を用いることで、投薬手順のトリガまたは実施に必要な投薬力42の大きさを、効果的かつ有利に減少させることができる。
図1による実施形態では、付属駆動装置26は、たとえば駆動機構3の用量スリーブの形の用量表示部材32に直接係合される。このように、付属駆動装置26によってもたらされる機械的な動力は、用量表示部材32を介してピストンロッド22に伝えられる。この実施形態では、さらに、用量表示部材32とピストンロッド22は、用量投薬手順の間または用量投薬手順のときにも連結された状態にある。その結果、用量表示部材32の軸方向位置は、ピストンロッド22の実際の軸方向位置に厳密に相関する。用量表示部材32とピストンロッド22の相互係合により、用量表示部材32は、常に、駆動機構3によって実際に投薬される用量サイズを反映することができる。
図2による実施形態では、付属駆動装置26は、ピストンロッド22に動作可能に係合される。したがって、付属駆動装置26の駆動部材28と寸法(measure)がかみ合っている歯車30は、ピストンロッド22に直接係合されている。この場合、図1による実施形態とは対照的に、用量投薬手順の間の付属駆動装置26の起動は、用量投与装置
31の構成に何ら影響を与えることなくなされ得る。
付属駆動装置26とピストンロッド22との間のトルクまたは機械的エネルギーの伝達は、やや直接的なやり方で実装され得る。図2による実施形態の場合、用量投与装置31とピストンロッド22との間に実装されるクラッチ機構38のタイプに応じて、付属駆動装置支援のピストンロッド22の遠位方向の変位が、同時に、対応する用量投与装置31全体の遠位方向の変位に移されることも考えられる。
図3〜図11において説明され示されるようなスイッチ40は、付属駆動装置26を起動または停止状態にするための2値オン/オフ機能(binary on/off functionality)を特徴とすることができる。代替または追加の一実施形態では、スイッチ40が、ある種のロードセルとして実装される、またはデバイスの使用者によって及ぼされる力42の大きさを測定もしくは決定することができる少なくとも1つの感圧部材に基づいて実装されることも考えられる。
このように、付属駆動装置26の動力すなわち駆動力は、それに応じて調節され得る。この場合、付属駆動装置26の動力は、個別かつ即座に、用量投薬のために使用者によって加えられる力42に適用され得る。
図3の断面図は、用量設定の間またはその後の、用量投与装置31の近位端を示している。用量を設定するには、用量ダイヤルの形の用量設定部材34を回転させることになる。図3に示されるように、用量表示部材32の内周には、径方向内方に延びる2つのばね付勢接点部材50、51が設けられている。図3による構成では、接点部材50、51は、用量設定部材34の外周上に設けられている円周方向に延びる伝導性リング52に機械的に接触している。伝導性リング52によって、対向して位置する接点部材50と接点部材51との間の電気接触が確立され得る。
本実施形態では、2つの接点部材50、51が伝導性リング52に電気接触しているときは、付属駆動装置26は停止状態にある。さらに、用量設定部材34および用量投薬部材36は、一体に形成されている。したがって、用量投薬部材36は、用量ダイヤルまたは用量設定部材34の近位端面を形成している。
用量設定部材34または用量投薬部材36に遠位方向の投薬力42が加えられると、対向して配置される2つの接点部材50、51を担持する用量表示部材32に対して用量設定部材34が変位される。伝導性リング52は用量設定部材34に組み付けられているので、伝導性リング52が2つの接点部材50、51に対して軸方向に遠位方向に変位され、それによって接点部材50と接点部材51との間の電気接触が中断される。
そして、2つの接点部材50、51の電気的な接続が切断されると、制御装置44により付属駆動装置26が起動される。それと同時に、用量設定部材34と用量表示部材の相対的な軸方向変位によって、クラッチが起動または停止状態にされ、それによって、駆動機構3が用量投薬モードに機械的に切り換えられる。
用量表示部材32に対するおよび/またはハウジング12に対する用量設定部材34の遠位方向の変位は、典型的には、本明細書では明確には図示されないばねの作用に抗して行われる。外部から加えられる投薬力42が所定の閾値を下回るとすぐに、前記ばねが、用量設定部材34を図3に示されるような初期構成に戻すように働き、それによって、接点部材50と接点部材51との間で接点が閉じられる。その結果、付属駆動装置26が停止状態になる。
図5〜図7による他の実施形態では、スイッチ40は、用量設定部材34の内壁部分に位置する伝導性リング52として実装される。図5〜図7に示されるように、用量表示スリーブの形の用量表示部材32は、近位端に、径方向外方に延び直径方向に互いに対向して位置する突出部56を含む。突出部56は、スリーブ様用量表示部材32に沿って軸方向に延びる導線路46を備える。
やはりこの場合も、ばねの復元作用に抗した用量表示部材32に対する用量設定部材34の遠位方向の変位によって、接点部材50、51は、伝導性リング52から係合解除される。したがって、図3および図4による実施形態に関連してすでに述べたように、前記接続の切断に伴って、付属駆動装置26が起動され得る。
図8および図9には、他の実施形態が概略的に示されており、そこでは、円周方向に延びる伝導性リング52は、用量設定部材34の内側スリーブ部分58上に位置し配置され、その一方で、対向して位置する接点部材50、51は、用量表示部材32の近位端に組み付けられて配置されている。この場合、接点部材50、51は、伝導性リング52に機械的に係合するように径方向内方に付勢される。図8と図9を比較することによって明らかになるように、用量表示部材32に対する用量設定部材34の遠位方向の変位によって、2つの接点部材50、51間の電気接触の切断が引き起こされ、上述したのと同じまたは類似の作用が付属駆動装置26に及ぼされる。
さらに他の実施形態では、図10および図11に示されるように、伝導性リング52は、用量設定部材34または用量投薬部材36の内側に向いた壁部分上で支持され、その一方で、接点部材50、51は、用量設定部材34の内側スリーブ部分58上に位置する径方向外方に延びる突出部56によって径方向外方に付勢される。やはりこの場合も、用量設定部材34したがって径方向外方に延びる突出部56の軸方向の変位によって、接点部材50が径方向内方に変位され、それによって図11に示されるように伝導性リング52から解放され得る。
図10および図11による実施形態は、接点部材50が1つだけの場合を例示しているが、図3〜図9に関して示され説明されるように、直径方向に対向して配置される2つの接点部材50、51がある場合も同様に実装可能である。
他の実装形態では、接点部材50、51は、接点部材50、51の相互電気接続が確立されさえすれば駆動機構3の投薬モードにおける付属駆動装置26の起動が引き起こされるような異なるやり方で制御装置44および/または付属駆動装置26に連結されてもよい。したがって、その場合は、接点部材50、51の接続の切断に伴って、付属駆動装置26が停止状態にされ得る。
1 遠位方向
2 近位方向
3 駆動機構
10 薬物送達デバイス
12 ハウジング
14 カートリッジ
16 シール
18 バレル
20 ピストン
22 ピストンロッド
24 電池
26 付属駆動装置
28 駆動部材
30 歯車
31 用量投与装置
32 用量表示部材
34 用量設定部材
36 用量投薬部材
38 クラッチ
40 スイッチ
42 投薬力
44 制御装置
46 導線路
50 接点部材
51 接点部材
52 伝導性リング
56 突出部
58 内側スリーブ部分

Claims (13)

  1. 薬剤の用量を設定および投薬するための薬物送達デバイスの駆動機構であって、
    軸方向(1、2)に延びる細長いハウジング(12)と、
    薬剤を含むカートリッジ(14)のピストン(20)に動作可能に係合するピストンロッド(22)と、
    用量を設定および投薬するためにハウジング(12)に対して手動で軸方向に変位可能な用量投与装置(31)と、
    該用量投与装置(31)の手動操作による用量投薬のための変位を支援するようにピストンロッド(22)に動作可能に係合される付属駆動装置(26)と、
    を含み、
    ここで、付属駆動装置(26)は、電気的に駆動され、
    付属駆動装置(26)は、付属駆動装置(26)を選択的に起動および/または停止状態にするためのスイッチ(40)にさらに連結され、該スイッチは、用量投薬中に遠位方向で駆動機構に作用する投薬力のサイズまたは大きさを量的に決定するように作動可能であり、
    スイッチによって決定された投薬力のサイズまたは大きさに応じて付属駆動装置(26)の動力を調節する制御装置(44)をさらに含む、前記駆動機構。
  2. 用量投与装置(31)は、用量設定部材(34)と、用量表示部材(32)と、用量投薬部材(36)とを含む、請求項1に記載の駆動機構。
  3. スイッチ(40)は、用量投薬部材(36)に動作可能に係合される、または、用量投薬部材(36)に一体化される、請求項2に記載の駆動機構。
  4. スイッチ(40)は、用量投薬部材(36)と用量設定部材(34)の間の接触面および/または用量投薬部材(36)と用量表示部材(32)との間の接触面に位置する、請求項2または3に記載の駆動機構。
  5. スイッチ(40)は、復元力に抗して作動可能である、請求項1〜4のいずれか1項に
    記載の駆動機構。
  6. スイッチ(40)は、用量投薬の間、遠位方向(1)で駆動機構に作用する投薬力(42)を量的に決定するように動作可能である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の駆動機構。
  7. 付属駆動装置(26)の動力は、スイッチ(40)に適用された投薬力(42)に応じて制御装置(44)により制御または調節される、請求項1〜6のいずれか1項に記載の駆動機構。
  8. スイッチ(40)は、使用者によりスイッチ(40)に掛けられた力の大きさを測定または決定することができるロードセルまたは少なくとも1つの感圧部材を備える、請求項1〜のいずれか1項に記載の駆動機構。
  9. 付属駆動装置(26)は、用量投薬のための用量投薬手順の間、用量設定部材(34)または用量表示部材(32)に動作可能に係合可能である、請求項2〜のいずれか1項に記載の駆動機構。
  10. 用量投与装置(31)は、用量設定のために、ハウジング(12)に対して近位方向(2)に軸方向に変位可能である、請求項1〜のいずれか1項に記載の駆動機構。
  11. 用量投薬部材(36)は、用量投薬の間、ピストンロッド(22)に動作可能に係合される、請求項2〜10のいずれか1項に記載の駆動機構。
  12. 付属駆動装置(26)は、遠位方向にピストンロッド(20)を駆動するためピストンロッド(20)に伝達される力またはトルクを供給するように構成されている、請求項1〜11のいずれか1項に記載の駆動機構。
  13. 薬剤の用量を設定および投薬するための薬物送達デバイスであって、請求項1〜12のいずれか1項に記載の駆動機構と、該駆動機構(3)のピストンロッド(22)に動作可能に係合されるカートリッジとを含む、前記薬物送達デバイス。
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